JP2022069776A - 同一人物判別システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子チケット転売防止等のため、声認証によって本人認証する場合に、短時間で迅速に済ますことができる同一人物判別システムを提供する。【解決手段】チケットとしての機能を果たす複数の端末装置と、決済サーバと、クラウドサーバとが、ネットワーク網を介して接続されている同一人物判別システム(チケット処理システム)において、クラウドサーバの制御部は、ネットワークを介して端末装置から送信されたきた声情報に基づいて、端末装置登録者と端末装置使用者が同一人物であると本人確認した結果を示す声認証結果情報と声認証時刻情報とを端末装置へ送信する認証情報送信部と、声認証時刻からの経過時間を計測する声認証タイマと、計測された声認証時刻からの経過時間が、所定の制限時間以内か否かを判別するタイマ整合性検査部と、を備える。【選択図】図12

Description

本発明は、端末装置、同一人物判別システム及び方法に関し、特に、転売等の不正を防止できる同一人物判別システム及び方法に関する。
スポーツ競技、コンサート、各種興行等のイベントを開催する場合に、そのチケットがチケット販売窓口の他、電話やインターネット等を通して前売りされる。このようなチケット販売の際、使用するつもりのない購入者がチケットを買い占め、イベント会場などで、購入金額の数倍から数十倍の価格で転売して、正常なイベント活動を阻害する事態が発生している。かかる行為のため、本来の購入希望者がチケットを購入できなかったり、高額な支払いをせざるを得なくなったりするなど社会的な弊害が生じている。これは、チケットを販売するとき、購買者がどのような目的で購入するかを問わず販売するために生じる弊害である。これらの弊害を少なくするため、イベント会場の入口では、正規なチケットかを係員が目視確認して入場を許可することが行われている。
また、かかる弊害を防止する技術として、ユーザが提示するチケット用紙の券図面に印刷された2次元コードを読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた2次元コードを声紋情報に復号化し、復号化した声紋情報を取得する取得手段と、前記ユーザの音声を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された音声を声紋情報に変換し、前記取得手段により取得された声紋情報と、前記変換された声紋情報とを照合して前記ユーザが正規なユーザか否かを認証するユーザ認証手段とを備えたチケット処理装置やプログラムがある(例えば、特許文献1参照)。
他には、入場や利用などのチケット情報を記憶媒体に記憶した電子チケットの電子チケット購入時に、購入者や返却者の生体データを読取装置により読み取って、生体情報を記憶してから電子チケットを発行するようにした発行装置で電子チケットを発行し、電子チケットの返却時に、読取装置で読み取った電子チケットの返却者の生体情報と電子チケット購入者の生体情報が一致する場合に、この電子チケットの精算を行う精算手段を設けて、電子チケットの転売を防止するようにした電子チケットシステムもある(例えば、特許文献2参照)。
なお、本明細書中に特許文献1及び2の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参考として取り込むものとする。
特許第3915464号公報 特開2005-25353号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたチケット処理装置では、高額転売を防止するため、専用のチケット処理装置と2次元コード読取装置とが大量に必要となる。また、専用のチケット処理装置が必要なので、ネットワーク網を介してチケットを販売することはできない。また、一人毎に、2次元コード読み取り確認時間、声紋認証時間、及びゲートの開閉時間が必要となるので、処理速度が遅く、各行程を併行して行うことができない。しかも、同一購入希望者が、複数のチケットを購入することができ、転売行為を容認してしまうおそれがある。
また、特許文献2に記載された電子チケットシステムでは、電子チケットの購入者の生体データを読み取る読取装置を電子チケット販売時および電子チケット返却時に必要とするので、ネットワーク網を介してのチケットの販売は困難である。
転売を防止するためには、本人確認を厳重にする必要があるが、厳重にすればするほど、イベント会場への入場作業に時間が掛かり、待機行列が長くなる。このときに、本人を確認する方法として声による認証を使用する場合、静かな場所が望ましいがコンサート会場等のイベント会場は騒がしく、イベント会場で本人確認に声による認証を用いることは難しい。このとき、声による認証に失敗したときや精度を上げるときには、ガイダンスに従ってフレーズを何度か発声して、声が適切に入力された否かを確認する必要があり、静かな場所で認証に時間を掛けたい場合も多い。このため、イベント会場の受付で声による認証を行おうとする場合には、周辺の騒がしさによる認証精度の問題も相まって長蛇の待機行列が出来てしまう。すなわち、本人確認には時間をかけても確実に行いたいが、入場作業は待機行列ができないように短時間で迅速に済ませたいという相反する矛盾問題を解決する必要がある。
本発明は、上記の相反し矛盾する課題を解決するためになされたものであって、声紋による声認証と、使用前における声紋による声認証時刻から所定の制限時間以内に使用されようとしているか否かの判別とを分けて、端末装置を使用する権利の移転を防止できる同一人物判別システム及び方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の第1の観点の同一人物判別システムは、端末装置は、端末装置使用者の声を入力する声入力部と、端末装置使用者の声情報が前記声入力部から入力されたことに応答して、声情報IDを含む声データ要求信号をサーバ装置へ送信し、サーバ装置から送信された予め登録されている端末装置登録者の声情報と入力された前記端末装置使用者の声情報とを照合して、端末装置登録者と端末装置使用者が同一人物であるか否かを判別し、端末装置登録者と端末装置使用者が同一人物であると声認証し声認証情報を出力するする声認証部とを備え、サーバ装置は、前記声情報IDに対応づけて予め登録された端末装置登録者の声情報を記憶する声記憶部と、ネットワークを介して前記端末装置から送信されたきた声情報に基づいて、前記端末装置登録者と端末装置使用者が同一人物であると本人確認した結果を示す声認証結果情報と声認証時刻情報とを前記端末装置へ送信する認証情報送信部と、前記声認証時刻からの経過時間を計測する声認証タイマと、前記声認証タイマによって計測された前記声認証時刻からの経過時間が、所定の制限時間以内か否かを判別するタイマ整合性検査部とを備えていることを特徴とする。
上記の目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る同一人物判別方法は、サーバ装置の声記憶部に端末装置登録者の声を予め登録する段階と、端末装置使用者が端末装置の声入力部から声を入力する段階と、前記端末装置使用者の声を前記声入力部から入力して前記端末装置登録者の声と前記端末装置使用者の声とを照合して、端末装置登録者と端末装置使用者が同一人物であるか否かを判別し本人確認する声紋認証段階と、声紋認証した時刻からの経過時間を前記サーバ装置が計測する段階と、前記声紋認証段階で端末装置登録者と端末装置使用者が同一人物であると本人確認した結果を示す声紋認証結果情報と声認証時刻情報とを前記サーバ装置がネットワークを介して前記端末装置に送信する段階と、前記声紋声認証時刻からの経過時間が予め定められた所定の制限時間内であるか否かを判別する段階と、前記経過時間が制限時間内であると判別したとき、前記端末装置登録者と前記端末装置使用者とが同一人物とする段階とを備えたことを特徴とする。
上記の目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る同一人物判別方法は、サーバ装置に端末装置登録者の声データと使用可能日時情報とを予め登録する段階と、端末装置使用者が端末装置の声入力部から声を入力する段階と、前記端末装置が前記端末装置登録者の声データを要求する声データ要求信号を送信する段階と、サーバ装置が、声データ要求信号を受信する段階と、前記使用可能日時情報を読み出す段階と、前記声データ要求信号を受信した日時が前記使用可能日時情報の使用可能日時の範囲内にあるか否かを前記サーバ装置が判別する段階とを備えたことを特徴とする。
上記の目的を達成するため、本発明の第4の観点に係る同一人物判別方法は、サーバ装置に所定の位置情報を予め記憶しておく段階と、端末装置使用者の所在地を示す位置情報をサーバ装置に送信する段階と、サーバ装置が前記端末装置からの位置情報を受信し前記サーバ装置に記憶されている位置情報の範囲内にあるか否かを判別する段階とを備えたことを特徴とする。
上記の目的を達成するため、本発明の第5の観点に係る同一人物判別方法は、サーバ装置に端末装置登録者の声と所定の位置情報を予め記憶しておく段階と、前記サーバ装置が端末装置から位置情報を受信したとき、この位置情報が前記サーバ装置に予め記憶されている所定の位置情報範囲内にあるか否かを判別する位置情報判別段階と、端末装置が前記位置情報範囲内に存在すると判別したとき、前記端末装置の表示部に声紋認証画面を表示する段階と、装置使用者が端末装置の声入力部から声を入力し、前記端末装置登録者の声と前記端末装置使用者の声とを照合して声紋認証する声紋認証段階とを備え、前記位置情報判別結果と前記声紋認証結果とに基づいて、前記端末装置登録者と前記端末装置使用者が同一人物であると判別することを特徴とする。
本発明によれば、受付場所での受付スタッフによる端末装置使用者の本人確認には時間を掛けて行いたいが、入場作業は短時間で迅速に済ませたいという相反する矛盾問題を、端末装置登録者と端末装置使用者とが同一人物であるか否かの声認証と、端末装置使用前における声認証時刻から所定の制限時間以内に端末装置が使用されようとしているか否かの判別とを分けて、声認証の有効性を声認証タイマで担保することで、声認証に必要な静かな場所と本人確認すべき受付場所との離れた空間とを本発明によって繋ぎ、本来困難と思われていた騒がしい受付場所での声認証による同一人物か否かの本人確認を実現可能としたので、不正対策として、特に転売等の不正を防止することが出来る。
本実施形態に係るチケット処理システムのハードウェア構成を例示する図である。 端末装置の構成例を示すブロック図である。 イベント検索画面の表示例を示す図である。 チケット購入画面の表示例を示す図である。 声登録画面の表示例を示す図である。 マイチケット画面の表示例を示す図である。 チケット表示画面の表示例を示す図である。 声紋認証画面の表示例を示す図である。 端末装置の制御部の機能ブロック図である。 クラウドサーバの構成例を示すブロック図である。 クラウドサーバのデータベース構成を例示する図である。 クラウドサーバの制御部の機能ブロック図である。 チケット処理システムが実行する処理シーケンス図である。 チケット購入処理の詳細を示すフローチャートである。 チケット購入処理の続きを示すフローチャートである。 チケット購入処理の続きを示すフローチャートである。 入場前声認証処理の詳細を示すフローチャートである。 入場前声紋認証処理の続きを示すフローチャートである。 チケット使用済み登録処理の詳細を示すフローチャートである。 入場前声認証処理の変形例を示すフローチャートである。 変形例に係る入場前声認証処理の続きを示すフローチャートである。 セキュリティコード発行処理の詳細を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。まず、本実施形態に係るチケット処理システムの構成について図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係るチケット処理システムのハードウェア構成を例示する図である。チケット処理システム100は、チケットの管理を行うクラウドサーバ10を中核とする広域ネットワークシステムである。クラウドサーバ10には、図1に示すように、例えばインターネット等のネットワーク網11を介して複数台の端末装置12-1、12-2、・・・12-n(nは自然数)が接続されている。クラウドサーバ10と端末装置12-nとは、外部の決済サーバ9にネットワーク網11を介して接続されている。 端末装置12-nは、例えば通常の個人や組織が所有している一般的なスマートフォン又はタブレットコンピュータ等から構成されている。なお、端末装置12-nは、例えば携帯電話又は汎用のパーソナルコンピュータ等から構成されてもよい。
図2は、端末装置の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、端末装置12-nは、声入力部201と、タッチパネル202と、通信部203と、記憶部204と、制御部205と、を備え、これらはバスを介して接続されている。
声入力部201は、例えば汎用のマイクロフォン及びアナログ-デジタル変換回路等から構成されている。声入力部201には、発声したユーザの声が入力される。
タッチパネル202は、例えば液晶表示装置とポインティングデバイスとを組み合わせた汎用のタッチパネル等から構成されている。タッチパネル202は、各種画面を表示するとともに、ユーザによる各種操作を受け付ける。
本実施形態において、タッチパネル202には、クラウドサーバ10が運営するチケット管理サイトを利用するための会員登録を行うための会員登録画面が表示される。ユーザ(端末装置登録者)は、会員登録画面において、チケット管理サイトへログインするために必要な会員ID(Identification)、メールアドレス、及びパスワード等の会員情報を入力する等して、会員登録を行う。
会員登録後、タッチパネル202には、チケット管理サイトへログインするためのログイン画面等が表示される。ユーザは、ログイン画面において、会員ID及びパスワード等を入力する等して、チケット管理サイトへログインする。チケット管理サイトへのログイン後、タッチパネル202には、チケット管理サイトでチケットが販売されているイベントを検索するためのイベント検索画面が表示される。
図3は、イベント検索画面の表示例を示す図である。図3に示すように、イベント検索画面300には、ライブ、セミナー、及びコンベンション等のイベントのカテゴリを選択するためのタブ301、並びにイベント名、開催日時、開催場所、及び予算等の検索条件を入力するためのテキストボックス302等が表示される。その他、イベント検索画面300には、新着のイベント、人気のイベント、及び、おすすめのイベント等を示す画像が一又は複数表示されてもよい。ユーザは、参加を希望するイベントのカテゴリをタブ301で選択したり、検索条件をテキストボックス302に入力したりする等して、検索条件に一致するイベントを表示させ、その中から、参加を希望するイベントを選択する。
図2に示すタッチパネル202には、イベントの選択後、そのイベントに参加するためのチケットを購入するためのチケット購入画面400が表示される。
図4は、チケット購入画面の表示例を示す図である。図4に示すように、チケット購入画面400には、イベントの画像401、イベント名402、及びイベントの概要403、並びに「Sチケット」、「Aチケット」、及び「Bチケット」等といったチケットの席種404等が表示される。ユーザは、チケット購入画面400において、チケットの席種404及び購入枚数を選択する等して、チケットの購入を指示する。
図2に示すタッチパネル202には、チケット購入の指示後、チケットの購入者の声を登録するための声登録画面が表示される。
図5は、声登録画面の表示例を示す図である。図5に示すように、声登録画面500には、声の登録の開始を指示するための声登録開始アイコン501、声を登録するためのガイダンス502、及び「ひらけごま」等のフレーズ503等が表示される。ユーザは、声登録画面500において、声登録開始アイコン501をタップした後、ガイダンス502に従ってフレーズ503を発声して声を声入力部201に入力する等して、ユーザの声をチケットの購入者(端末装置登録者)の声として登録する。本実施形態において、声入力部201への声の入力は、三回行われる。
図2に示すタッチパネル202には、声の登録後、購入代金の決済を行うための決済画面が表示される。ユーザは、決済画面において、決済方法を選択する等して、購入代金の決済を行う。購入代金の決済後、タッチパネル202には、ユーザにチケットの購入が完了されたことを示す購入完了画面が表示される。
また、タッチパネル202には、ユーザが購入したチケットを表示するためのマイチケット画面が表示される。
図6は、マイチケット画面の表示例を示す図である。
図6に示すように、マイチケット画面600には、チケットの概要601、チケットの表示を指示するためのチケット表示アイコン602、及びチケットの使用を指示するためのチケット使用アイコン603等が表示される。
マイチケット画面において、ユーザがチケット表示アイコン602をタップした場合、タッチパネル202には、チケット表示画面が表示される。
図7は、チケット表示画面の表示例を示す図である。
声認証としての声紋認証による確認前には、図7(a)に示す未認証チケット表示画面13Aがタッチパネル202に表示される。ここで、声紋認証とは、チケットを使用するユーザ(端末装置使用者)の声と、チケットの購入者の声として登録されている端末装置登録者の声情報とを照合して、チケットの端末装置使用者がチケットの購入者(端末装置登録者)と同一人物であるか否かを検証するものである。
図7(a)に示すように、未認証チケット表示画面13Aには、イベントに登場する歌手の姿等の画像SAが表示される。また、未認証チケット表示画面13Aには、画像SA以外に、「Mintomo全国ツアー」等といったイベント名14、「Aチケット」等の席種15、チケットの購入情報を識別するための購入ID17A、及び「2016.5.5 5:05:05」等といったチケットの購入日時18A等が、画像や文字として表示される。
図6に示すマイチケット画面600において、ユーザがチケット使用アイコン603をタップした場合、タッチパネル202には、声紋認証を行うための声紋認証画面が表示される。
図8は、声紋認証画面の表示例を示す図である。
図8に示すように、声紋認証画面800には、声紋の認証の開始を指示するための声紋認証開始アイコン801、声紋を認証するためのガイダンス802、及び「ひらけごま」等といった認証する声紋のフレーズ803等が表示される。ユーザは、声紋認証開始アイコン801をタップした後、ガイダンス802に従ってフレーズ803を発声して声を声入力部201に入力する等して、声紋認証を行う。
図2に示すタッチパネル202には、端末装置の声紋認証による確認後、声紋認証による確認済みであることを示す認証済画面に続き、サーバ装置から送信された声認証結果情報に基づいて図7(b)に示す認証済チケット表示画面13Bがタッチパネル202に表示される。
図7(b)に示すように、認証済チケット表示画面13Bには、未認証チケット表示画面13Aとは異なる、イベントに登場する歌手の姿等をよりリアルに表現した画像SBが表示される。また、認証済チケット表示画面13Bには、画像SB以外に、イベント名14、席種15、声紋認証による確認済みであることを示す認証済表示16、認証情報を識別するための認証ID17B、「2016.12.12 12:12:12」等といった声紋認証による声認証日時(声認証時刻)18B等が、画像や文字として表示される。なお、認証済チケット表示画面13Bには、認証時刻からの経過時間が表示されてもよい。さらに、認証済チケット表示画面13Bには、「もぎり」のための受付確認用アイコン19が表示される。なお、一般に、「もぎり」とは、劇場・映画館などの入り口で、入場券の半分をもぎ取ることをいう。
ユーザである端末装置使用者は、イベント会場への入場直前に受付場所で受付スタッフに、認証済チケット表示画面13Bを提示する。受付スタッフは、認証済チケット表示画面13Bにおいて、イベントの歌手の画像SBや、その他の画像、イベント名14、認証ID17B、声認証日時(声認証時刻)18B等の、チケットが有効であることを示す画像が表示されているか否か等をチェックする。受付スタッフは、ユーザが提示しているチケットが異常なく正しいものであると判断した場合、チケットの有効性を確認した証拠として、「もぎり」のための受付確認用アイコン19をタップすることで、紙チケットのように、「もぎり」の処置を行う。
図2に示すタッチパネル202には、「もぎり」としての受付確認処置が行われた後、チケットが使用済みとなったことを示す使用済みチケット表示画面が表示される。
このように、タッチパネル202は、チケット購入段階等といった声紋認証による本人確認前の段階と、入場直前段階等といった声紋認証による本人確認後で、受付スタッフによる受付確認としての「もぎり」の処置前の段階と、「もぎり」という受付確認後の段階と、のいずれの処理段階であるかを、受付スタッフが比較的遠くから見ても識別できるように、画面表示を各処理段階毎に明瞭に変化させるようにしている。なお、図7に示す例の以外でも、声紋認証による確認後の段階や受付確認としての「もぎり」の処置後の段階では、イベントに登場する歌手の姿等の画像を、歌手の顔のアップ画像や、黄色や赤色等の目立つ色彩の画像等の異なる画像に変化させるようにしてもよい。これにより、受付スタッフは、声紋認証による本人確認済みか否かや、チケットが使用済みか否かについての迅速な確認を、より一層効果的に行うことができる。
端末装置の通信部203は、例えば汎用の無線通信装置等から構成されている。通信部203は、ネットワーク網11を介してクラウドサーバ10にアクセスして、クラウドサーバ10と無線通信を行う。
本実施形態において、端末装置の通信部203は、会員情報、会員認証を要求する会員認証要求信号、チケットの詳細を示すチケット情報を要求するチケット情報要求信号、チケットの購入を要求するチケット購入要求信号、声情報、チケットの購入情報を要求する購入情報要求信号、声データを要求する声データ要求信号、声紋認証の結果(以下、「認証結果」という。)を示す声紋認証結果信号、並びにもぎりしたことを示すもぎり信号すなわち受付確認信号等をネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する。また、通信部203は、購入代金の決済を要求する決済要求信号等もネットワーク網11を介して決済サーバ9に送信する。
さらに、端末装置の通信部203は、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される会員認証が拒否されたことを示す会員認証拒否信号又は許可されたことを示す会員認証許可信号、チケット情報、声の登録を要求する声登録要求信号、購入代金の支払を要求する支払要求信号、チケットの購入が拒否されたことを示す購入拒否信号又は完了したことを示す購入完了信号、声データ、認証情報、及びチケットの使用が拒否されたことを示す使用拒否信号又はチケットが使用済みとすることを示す使用済み信号等を受信する。
端末装置の記憶部204は、例えば汎用のフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等から構成されている。記憶部204には、ネットワーク網11を介してダウンロードされる本発明に係るアプリケーションプログラムが、事前にインストールされている。
端末装置の制御部205は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read OnlyMemory)、及びRAM(Random Access Memory)等から構成されている。CPUは、RAMをワークメモリとして用い、ROMに記憶されているプログラム及び記憶部204に記憶されているアプリケーションプログラムを適宜実行することによって、端末装置12-nの各種動作を制御する。
図9は、端末装置の制御部の機能ブロック図である。
本実施形態において、端末装置の制御部205は、記憶部204に記憶されている本発明に係るアプリケーションプログラムを実行することによって、図9に示すように、会員情報入力部21、会員認証要求部22、イベント検索部23、チケット購入部24、マイチケット表示部25、声紋認証部26、及びもぎり部すなわち受付確認部27として機能する。
端末装置の会員情報入力部21は、ユーザが会員登録画面で会員情報を入力した後、会員登録を指示したことに応答して、会員情報を通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する。
端末装置の会員認証要求部22は、会員登録を済ませたユーザがログイン画面で会員ID及びパスワード等を入力した後、ログインを指示したことに応答して、会員ID及びパスワード等を含む会員認証要求信号を通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する。会員認証要求部22は、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される会員認証拒否信号を通信部203で受信した場合、チケット管理サイトへのログインが拒否され、ログイン前の状態に戻る。これに対して、会員認証要求部22は、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して会員認証許可信号を通信部203で受信した場合、チケット管理サイトへログインする。
端末装置のイベント検索部23は、チケット管理サイトへのログイン後、図3に示すイベント検索画面300をタッチパネル202に表示する。イベント検索部23は、ユーザが図3に示すイベント検索画面300で参加を希望するイベントを選択したことに応答して、そのイベントに参加するためのチケットを識別するためのチケットID等を含むチケット情報要求信号を通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する。そして、イベント検索部23は、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信されるチケット情報を通信部203で受信したことに応答して、チケット情報に基づく、図4に示すチケット購入画面400をタッチパネル202に表示する。
端末装置のチケット購入部24は、ユーザが図4に示すチケット購入画面400でチケットの席種及び購入枚数を選択した後、チケットの購入を指示したことに応答して、ユーザの会員ID、チケットID、並びにチケットの席種及び購入枚数等を含むチケット購入要求信号を、通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する。
チケット購入部24は、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される声登録要求信号を通信部203で受信したことに応答して、図5に示す声登録画面500をタッチパネル202に表示する。チケット購入部24は、ユーザが図5に示す声登録画面500で声登録開始アイコン501をタップした後、声入力部201へ声が三回入力されたことに応答して、声が適切に入力された否かを確認するために、三つの声の声紋を照合して、声紋認証を行う。そして、チケット購入部24は、声が適切に入力されことを確認した場合、会員ID、入力部202へ入力された声を示す声データ、声紋認証結果、及びデータの有効性を保証するトークン等の不正検知データ等を含む声情報を、通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する。
チケット購入部24は、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される支払要求信号を通信部203で受信したことに応答して、決済画面をタッチパネル202に表示する。そして、チケット購入部24は、ユーザが決済画面で購入代金の決済を指示したことに応答して、決済要求信号を通信部203からネットワーク網11を介して決済サーバ9に送信する。
チケット購入部24は、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される購入拒否信号を通信部203で受信したことに応答して、チケットの購入が拒否されたことを示す購入拒否画面を表示して、図4に示すチケット購入画面400に戻る。これに対して、チケット購入部24は、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される購入完了信号を通信部203で受信したことに応答して、チケットの購入が完了したことを示す購入完了画面を表示して、チケット購入段階での手続きを完了する。
端末装置のマイチケット表示部25は、ユーザが図6に示すマイチケット画面600でチケット表示アイコン602をタップしたことに応答して、購入ID等を含む購入情報要求信号を、通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する。そして、マイチケット表示部25は、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される購入情報を通信部203で受信したことに応答して、購入情報に基づく、図7(a)に示す未認証チケット表示画面13Aをタッチパネル202に表示する。
端末装置の声紋認証部26は、ユーザが図8に示す声紋認証画面800で声紋認証開始アイコン801をタップした後、声入力部201へ声を入力したことに応答して、チケットID及び声情報ID等を含む声データ要求信号を、通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する。そして、声紋認証部26は、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される使用拒否信号を通信部203で受信したことに応答して、チケットの使用が拒否されたことを示す使用拒否画面を表示する。これに対して、声紋認証部26は、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される声データを、通信部203で受信したことに応答して、声入力部201へ入力された声と、通信部203で受信した声データが示す声と、の声紋を照合する声紋認証を行って、チケットとしての端末装置使用者がチケットとしての端末装置登録者(購入者)と同一人物であるか否かを判別する。
声紋認証部26は、チケットとしての端末装置使用者がチケットとしての端末装置登録者(購入者)と同一人物ではないと判別した場合、声紋認証による確認に失敗したことを示す声紋認証失敗画面をタッチパネル202に表示する。これに対して、声紋認証部26は、チケットとしての端末装置使用者がチケットとしての端末装置登録者(購入者)と同一人物であると判別した場合、声紋認証による確認済みであることを示す声紋認証済画面をタッチパネル121に表示する。そして、声紋認証部26は、購入ID及び声紋認証結果等を含む声紋認証結果信号を、通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する。
声紋認証部26は、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される声認証情報を通信部203で受信したことに応答して、声認証情報に基づく、図7(b)に示すような、「歌手がマイクを持って歌っている」画像SB、の他に、「Mintomo全国ツアー」14、「Aチケット」15、「声認証確認済み」16、「認証ID:〇〇〇〇〇〇」17B、「認証日時:2016.12.12 12:12:12」18B、これらの文字、数字の表示、及び、受付スタッフが「もぎり」すなわち受付確認としての操作を行うための受付確認用アイコン19を、認証済チケット表示画面13Bとしてをタッチパネル202に表示することによって、チケットが有効であることを表示して、チケットを使用可能な状態にする。
端末装置のもぎり部すなわち受付確認部27は、受付スタッフが図7(b)に示す認証済チケット表示画面13Bで「もぎり」すなわち受付確認として受付確認用アイコン19をタップしたことに応答して、チケットID及び購入ID等を含むもぎり信号すなわち受付確認信号を、通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する。そして、受付確認手段27は、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される使用拒否信号を通信部203で受信したことに応答して、使用拒否画面をタッチパネル202に表示する。これに対して、受付確認手段27は、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される使用済み信号を通信部203で受信したことに応答して、使用済みチケット表示画面をタッチパネル202に表示する。
このように、端末装置12-nは、イベント会場への入場直前にネットワーク網11を介してクラウドサーバ10にアクセスすることで、チケットとしての端末装置使用者がチケットとしての端末装置登録者(購入者)と同一人物であることを認証するチケット認証装置としての機能を果たすことができる。 また、端末装置12-nは、図7(b)に示す認証済チケット表示画面13Bをタッチパネル202に表示することで、ユーザが購入したチケットを発行するチケット発行装置としての機能を果たすことができる。さらに、端末装置12-nは、ユーザが受付場所で受付スタッフに、図7(b)に示す認証済チケット表示画面13Bを提示することで、チケットとしての機能を果たすことができる。そして、端末装置12-nは、受付スタッフが「もぎり」すなわち受付確認としての受付確認用アイコン19をタップしたことに応じて受付確認手段27は、受付確認信号をクラウドサーバ10に送信し、クラウドサーバ10から送信される使用済み信号を受信したことに応答して、使用済みチケット表示画面に表示するすることで、「もぎり」すなわち受付確認としての機能を果たすことができる。
図1に示す決済サーバ9は、例えば汎用のサーバコンピュータ及びデータベース等から構成されている。決済サーバ9は、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される決済要求信号を受信したことに応答して、購入代金の決済を行う。そして、決済サーバ9は、購入代金の決済が完了したことを示す決済完了信号をネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する。
クラウドサーバ10は、ネットワーク網11を介してチケットの発行及び管理を行うサービス業者側のコンピュータシステムであって、例えば汎用のサーバコンピュータ及びデータベース等から構成されている。
図10は、クラウドサーバの構成例を示すブロック図である。
図10に示すように、クラウドサーバ10は、通信部101と、記憶部102と、制御部103と、を備え、これらはバスを介して接続されている。
クラウドサーバ10の通信部101は、例えばNIC(Network Interface Card)等から構成されている。通信部101は、ネットワーク網11を介して端末装置12-nと無線通信を行う。
本実施形態において、通信部101は、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される会員情報、会員認証要求信号、チケット情報要求信号、チケット購入要求信号、声情報、購入情報要求信号、声データ要求信号、声紋認証失敗信号又は声紋認証済信号、並びに受付確認信号等を受信する。また、通信部101は、決済サーバ9からネットワーク網11を介して送信される決済完了信号等を受信する。
さらに、通信部101は、会員認証拒否信号又は会員認証許可信号、チケット情報、声登録要求信号、支払要求信号、購入拒否信号又は購入完了信号、声データ、声認証結果情報、声認証時刻(日時)情報、及びチケット消費処理信号等をネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。
クラウドサーバ10の記憶部102は、例えばハードディスクドライブ等から構成されている。記憶部102には、会員管理ファイル44、チケット情報ファイル45、購入情報ファイル46、認証結果管理ファイル47、及び声情報ファイル48等の各種データベース等が記憶されている。
図11は、クラウドサーバのデータベース構成を例示する図である。
クラウドサーバ10の会員管理ファイル44は、会員登録をしたユーザの会員情報等を管理するためのデータベースである。図11(a)に示すように、会員管理ファイル44には、会員情報(会員ID、メールアドレス、及びパスワード等)、最終ログイン日時(秒単位)、ログイン端末ID、及び不正検知データ等の各データが対応付けて格納されている。ここで、ログイン端末IDは、会員管理ファイル44に対応付けて登録されている会員情報を用いて、これまでにログインしたことのある端末装置を識別するためのものである。ログイン端末IDは、不正ログインを検知するためのセキュリティ対策として格納される。
クラウドサーバ10のチケット情報ファイル45は、チケット管理サイトで販売されているチケットの詳細を示すチケット情報を管理するためのデータベースである。図11(b)に示すように、チケット情報ファイル45には、チケット情報として、チケットID、チケット名称、席種、イベントの開催日時(秒単位)、チケットの使用可能日時(秒単位)、開催住所、会場名、主催者、お問合せ先、支払先、支払種別、価格、在庫数、及び声標本ID等の各データが対応付けて格納されている。ここで、チケットの使用可能日時は、声紋認証及びもぎり処理すなわち受付確認処理をできる日時を、イベントの開催日時近辺に制限するものであって、席種毎に設定される。また、支払種別は、クレジットカード、代金引換、銀行振込、及び現地決済等の支払方法を示すものである。さらに、声標本IDは、「ひらけごま」等といった登録する声紋のフレーズを管理するためのもので、チケットID毎に設定される。
クラウドサーバ10の購入情報ファイル46は、会員登録をしたユーザによるチケットの購入情報を管理するためのデータベースである。図11(c)に示すように、購入情報ファイル46には、購入情報として、購入ID、チケットID、会員ID、席種、座席情報、購入枚数、購入日時(秒単位)、声情報ID、支払種別、決済有効日時(秒単位)、決済状況フラグ、及びチケットの使用日時(秒単位)等の各データが対応付けて記憶されている。本実施形態では、クレジットカードを使用して、決済サーバ9で購入代金の支払が行われる。また、決済状況フラグは、キャンセル待ち、決済待ち、及び決済完了等の購入代金の決済状況を示すものである。例えば、支払方法が代金引換、銀行振込、及び現地決済等である場合や、クレジットカード等による決済が失敗した場合等には、決済状況フラグの値が、決裁待ちを示す値に更新される。使用日時は、チケットが使用されるまで、「未使用」とされ、使用されたときに、現在の時刻が使用日時として記憶される。
クラウドサーバ10の認証結果管理ファイル47は、認証結果を管理するためのデータベースである。図11(d)に示すように、認証結果管理ファイル47には、認証ID、購入ID、認証日時(認証時刻)、及び認証結果等の各データが対応付けて格納されている。
クラウドサーバ10の声情報ファイル48は、チケットを購入したユーザの声情報を管理するためのデータベースである。図11(e)に示すように、声情報ファイル48には、声情報ID、声データ、及び声認証結果等の各データが対応付けて格納されている。
図10に示すクラウドサーバ10の記憶部102は、声認証時刻からの経過時間を計測するための声認証タイマ49を備えている。
クラウドサーバ10の制御部103は、例えばCPU、ROM、及びRAM等から構成されている。CPUは、RAMをワークメモリとして用い、ROMに記憶されているプログラム及び記憶部102に記憶されているアプリケーションプログラムを適宜実行することによって、クラウドサーバ10の各種動作を制御する。
図12は、クラウドサーバの制御部の機能ブロック図である。
本実施形態において、制御部103は、記憶部102に記憶されているアプリケーションプログラムを実行することによって、図12に示すように、会員登録部31、会員認証部32、チケット情報送信部33、チケット発行部34、購入情報送信部35、声データ送信部36、認証情報送信部37、及びタイマ整合性検査部38として機能する。
制御部103の会員登録部31は、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される会員情報を通信部101で受信したことに応答して、会員情報に含まれる会員ID、メールアドレス、及びパスワード等の各データを対応付けて、図11(a)に示す会員管理ファイル44に格納することによって、会員登録を行う。
制御部103の会員認証部32は、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される会員認証要求信号を通信部101で受信したことに応答して、会員認証要求信号に含まれる会員ID及びパスワード等の各データが、図11(a)に示す会員管理ファイル44に対応付けて格納されているか否かによって、ユーザが正規の会員であるか否かを判別する。そして、会員認証部32は、ユーザが正規の会員ではないと判別した場合、会員認証拒否信号を通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。これに対して、会員認証部32は、ユーザが正規の会員であると判別した場合、会員認証許可信号を通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信して、端末装置12-nのチケット管理サイトへのログインを可能にする。
制御部103のチケット情報送信部33は、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信されるチケット情報要求信号を通信部101で受信したことに応答して、チケット情報要求信号に含まれるチケットIDに対応するチケット情報を、図11(b)に示すチケット情報ファイル45から検出して、通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。
制御部103のチケット発行部34は、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信されるチケット購入要求信号を通信部101で受信したことに応答して、声登録要求信号を通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。そして、チケット発行部34は、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される声情報を通信部101で受信したことに応答して、声情報に含まれる不正検知データに基づいて、声情報の有効性検査(不正検知)を行って、声情報が不正データであるか否かを判別する。
制御部103のチケット発行部34は、声情報が不正データであると判別した場合、購入拒否信号を通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。これに対して、チケット発行部34は、声情報が不正データではなく有効であると判別した場合、声情報IDを付与して、声情報ID、並びに声情報に含まれる声データ及び声認証結果等の各データを対応付けて、図11(e)に示す声情報ファイル48に格納するとともに、声情報に含まれる会員ID及び不正検知データの各データを対応付けて、図11(a)に示す会員管理ファイル44に格納することによって、声情報を登録する。
チケット発行部34は、チケット購入要求信号に含まれるチケットの購入枚数を、予め設定されている制限枚数と比較する購入枚数の制限枚数検査を行って、購入枚数が規定の制限枚数以内であるか否かを判別する。チケット発行部34は、購入枚数が規定の制限枚数を超えていると判別した場合、購入拒否信号を通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。これに対して、チケット発行部34は、購入枚数が規定の制限枚数以内であると判別した場合、購入IDを付与して、購入ID、チケット購入要求信号に含まれる会員ID、チケットID、席種、及び購入枚数等、並びに声情報ID等の各データを対応付けて、図11(c)に示す購入情報ファイル46に格納する。
チケット発行部34は、チケット購入要求信号に含まれるチケットIDに対応するチケットの在庫数を、図11(b)に示すチケット情報ファイル45から特定する。そして、チケット発行部34は、チケット購入要求信号に含まれる購入枚数を在庫数と比較するチケットの購入在庫検査を行って、購入枚数が在庫数以内であるか否かを判別する。
チケット発行部34は、購入枚数が在庫数を超えていると判別した場合、図11(c)に示す購入情報ファイル46に格納されている決済状況フラグの値を、キャンセル待ちを示す値に更新する。これに対して、チケット発行部34は、購入枚数が在庫数以内であると判別した場合、決済状況フラグの値を、決済待ちを示す値に更新する。そして、チケット発行部34は、決済状況フラグの値が、キャンセル待ちを示す値及び決済待ちを示す値のいずれであるかを判別する。
チケット発行部34は、決済状況フラグの値がキャンセル待ちを示す値であると判別した場合、購入在庫検査に戻る。これに対して、チケット発行部34は、決済状況フラグの値が決済待ちを示す値であると判別した場合、チケット購入要求信号に含まれるチケットIDに対応するチケットの価格を、図11(b)に示すチケット情報ファイル45から特定する。続いて、チケット発行部34は、購入枚数及び価格等から購入代金を求める。そして、チケット発行部34は、購入代金の支払を要求する支払要求信号を、通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。
チケット発行部34は、決済サーバ9からネットワーク網11を介して送信される決済完了信号を通信部101で受信したことに応答して、決済状況フラグの値を、決済完了を示す値に更新する。そして、チケット発行部34は、購入完了信号を通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。
制御部103の購入情報送信部35は、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される購入情報要求信号を通信部101で受信したことに応答して、購入情報要求信号に含まれる購入IDに対応する購入情報を、図11(c)に示す購入情報ファイル46から検出して、通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。
制御部103の声データ送信部36は、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される声データ要求信号を通信部101で受信したことに応答して、声データ要求信号に含まれるチケットIDに対応するチケットの使用可能日時を、図11(b)に示すチケット情報ファイル45から特定する。そして、声データ送信部36は、現在の時刻がチケットの使用可能日時の範囲内か否かを判別する。
声データ送信部36は、現在の時刻がチケットの使用可能日時の範囲外であると判別した場合、使用拒否信号を通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。これに対して、声データ送信部36は、現在の時刻がチケットの使用可能日時の範囲外であると判別した場合、声データ要求信号に含まれる声情報IDに対応する声データを、図11(e)に示す声情報ファイル48から検出する。そして、声データ送信部36は、声データを通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。
制御部103の認証情報送信部37は、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される認証結果信号を通信部101で受信したことに応答して、認証IDを付与して、認証ID、認証結果信号に含まれる購入ID及び認証結果等、並びに声認証時刻として現在の時刻等の各データを対応付けて、図11(d)に示す認証結果管理ファイル47に格納する。また、認証情報送信部37は、声認証タイマ49を作動して、声認証時刻からの経過時間を計測する。認証情報送信部37は、認証結果信号に含まれる購入IDに対応する購入情報を、図11(c)に示す購入情報ファイル46から検出する。そして、認証情報送信部37は、認証ID,声認証時刻、及び購入情報等を含む認証情報を、通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。
制御部103のタイマ整合性検査部38は、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される受付確認信号を通信部101で受信したことに応答して、受付確認信号に含まれるチケットIDに対応するチケットの使用可能日時を、図11(b)に示すチケット情報ファイル45から特定する。そして、タイマ整合性検査部38は、現在の時刻すなわち受付確認した時刻がチケットの使用可能日時の範囲内か否かを判別する。続いて、タイマ整合性検査部38は、受付確認時刻がチケットの使用可能日時の範囲内であると判別した場合、声認証時刻からの経過時間が、予め設定されている制限時間以内であるか否かを判別する。
タイマ整合性検査部38は、受付確認時刻がチケットの使用可能日時の範囲外であると判別した場合,又は声認証時刻からの経過時間が制限時間を超えている場合、使用拒否信号を通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。これに対して、タイマ整合性検査部38は、声認証時刻からの経過時間が制限時間以内である場合、図11(c)に示す購入情報ファイル46において、受付確認信号に含まれる購入IDに対応する使用日時に、受付スタッフが受付確認した現在の時刻を記憶することによって、チケットを使用済みに登録する。そして、タイマ整合性検査部38は、使用済み信号を通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。
次に、上記構成を備えるチケット処理システム100が実行する各種処理について図面を参照して説明する。
図13は、チケット処理システムが実行する処理シーケンス図である。
図13に示すように、チケット処理システム100は、まず、会員登録処理を実行する(ステップS1)。会員登録処理において、ユーザは、端末装置12-nのタッチパネル202に表示される会員登録画面で、会員ID、メールアドレス、及びパスワード等の会員情報を入力する。その後、ユーザが会員登録画面で会員登録を指示したことに応答して、端末装置12-nでは、会員情報入力部21が、会員情報を通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する。そして、クラウドサーバ10では、会員登録部31が、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される会員情報を通信部101で受信したことに応答して、会員情報に含まれる会員ID、メールアドレス、及びパスワード等の各データを対応付けて、図11(a)に示す会員管理ファイル44に格納することによって、会員登録を行う。
会員登録後、ユーザは、端末装置12-nのタッチパネル202に表示されるログイン画面で、会員ID及びパスワード等を入力する。その後、ユーザがログインを指示したことに応答して、端末装置12-nでは、会員認証要求部22が、会員ID及びパスワード等を含む会員認証要求信号を通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する。クラウドサーバ10では、会員認証部32が、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される会員認証要求信号を通信部101で受信したことに応答して、会員認証要求信号に含まれる会員ID及びパスワード等の各データが、図11(a)に示す会員管理ファイル44に対応付けて格納されているか否かによって、ユーザが正規の会員であるか否かを判別する。会員認証部32は、ユーザが正規の会員であると判別した場合、会員認証許可信号を通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。そして、端末装置12-nでは、会員認証要求部22が、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して会員認証許可信号を通信部203で受信したことに応答して、チケット管理サイトへログインする。
チケット管理サイトへのログイン後、ユーザは、図3に示すイベント検索画面300において、参加を希望するイベントのカテゴリをタブ301で選択したり、検索条件をテキストボックス302を入力したりする等して、検索条件に一致するイベントを表示させる。そして、ユーザが図3に示すイベント検索画面300で検索条件に一致するイベントの中から、参加を希望するイベントを選択したことに応答して、端末装置12-nでは、イベント検索部23が、そのイベントに参加するためのチケットを識別するためのチケットID等を含むチケット情報要求信号を通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する。クラウドサーバ10では、チケット情報送信部33が、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信されるチケット情報要求信号を通信部101で受信したことに応答して、チケット情報要求信号に含まれるチケットIDに対応するチケット情報を、図11(b)に示すチケット情報ファイル45から検出して、通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。そして、端末装置12-nでは、イベント検索部23が、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信されるチケット情報を通信部203で受信したことに応答して、チケット情報に基づく、図4に示すチケット購入画面400をタッチパネル202に表示する。
ユーザは、図4に示すチケット購入画面400において、チケットの席種及び購入枚数を選択する。そして、ユーザが図4に示すチケット購入画面400でチケットの購入を指示したことに応答して、チケット処理システムは、チケット購入処理を実行する(ステップS2)。
図14~図16は、チケット購入処理の詳細を示すフローチャートである。
図14に示すように、チケット購入処理を開始すると、まず、端末装置12-nでは、チケット購入部24が、ユーザの会員ID、チケットID、並びにチケットの席種及び購入枚数等を含むチケット購入要求信号を、通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する(ステップS201)。
クラウドサーバ10では、チケット発行部34が、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信されるチケット購入要求信号を通信部101で受信したことに応答して(ステップS202)、声登録要求信号を通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する(ステップS203)。
端末装置12-nでは、チケット購入部24が、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される声登録要求信号を通信部203で受信したことに応答して(ステップS204)、図5に示す声登録画面500をタッチパネル202に表示する(ステップS205)。
その後、チケット購入部24は、ユーザが図5に示す声登録画面500で声登録開始アイコン501をタップした後、ガイダンス502に従ってフレーズ503を発声して声入力部201へ声が三回入力されたことに応答して(ステップS206;Yes)、声が適切に入力された否かを確認するために、三つの声の声紋を照合して、声紋認証を行う(ステップS207)。
そして、チケット購入部24は、声が適切に入力されことを確認した場合、会員ID、入力部202へ入力された声を示す声データ、声紋認証結果、及びデータの有効性を保証するトークン等の不正検知データ等を含む声情報を、通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する(ステップS208)。
クラウドサーバ10では、チケット発行部34が、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される声情報を通信部101で受信したことに応答して(ステップS209)、声情報に含まれる不正検知データに基づいて、声情報の有効性検査(不正検知)を行って、声情報が不正データであるか否かを判別する(ステップS210)。
チケット発行部34は、声情報が不正データではなく有効であると判別した場合(ステップS210;Yes)、声情報IDを付与して、声情報ID、並びに声情報に含まれる声データ及び声紋認証結果等の各データを対応付けて、図11(e)に示す声情報ファイル48に格納するとともに、声情報に含まれる会員ID及び不正検知データの各データを対応付けて、図11(a)に示す会員管理ファイル44に格納して、声情報を登録する(ステップS211)。
続いて、チケット発行部34は、チケット購入要求信号に含まれるチケットの購入枚数を、予め設定されている制限枚数と比較する購入枚数の制限枚数検査を行って、購入枚数が規定の制限枚数以内であるか否かを判別する(図15に示すステップS212)。
チケット発行部34は、声情報が不正データであると判別した場合(ステップS210;No)、又は購入枚数が規定の制限枚数を超えていると判別した場合(ステップS212;No)、購入拒否信号を通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する(ステップS213)。
端末装置12-nは、チケット購入部24が、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される購入拒否信号を通信部203で受信したことに応答して(ステップS214)、チケットの購入が拒否されたことを示す購入拒否画面を表示してから(ステップS215)、チケット購入処理を終了する。
これに対して、チケット発行部34は、購入枚数が規定の制限枚数以内であると判別した場合(ステップS212;Yes)、購入IDを付与して、購入ID、チケット購入要求信号に含まれる会員ID、チケットID、席種、及び購入枚数等、並びに声情報ID等の各データを対応付けて、図11(c)に示す購入情報ファイル46に格納する(ステップS216)。
続いて、チケット発行部34は、チケット購入要求信号に含まれるチケットIDに対応するチケットの在庫数を、図11(b)に示すチケット情報ファイル45から特定する(ステップS217)。
そして、チケット発行部34は、チケット購入要求信号に含まれる購入枚数を在庫数と比較するチケットの購入在庫検査を行って、購入枚数が在庫数以内であるか否かを判別する(ステップS218)。
チケット発行部34は、購入枚数が在庫数を超えていると判別した場合(ステップS218;No)、図11(c)に示す購入情報ファイル46に格納されている決済状況フラグの値を、キャンセル待ちを示す値に更新する(ステップS219)。
これに対して、チケット発行部34は、購入枚数が在庫数以内であると判別した場合(ステップS218;Yes)、決済状況フラグの値を、決済待ちを示す値に更新する(ステップS220)。
そして、チケット発行部34は、決済状況フラグの値が、キャンセル待ちを示す値及び決済待ちを示す値のいずれであるかを判別する(ステップS221)。
チケット発行部34は、決済状況フラグの値がキャンセル待ちを示す値であると判別した場合(ステップS221;No)、購入在庫検査に戻る。
これに対して、チケット発行部34は、決済状況フラグの値が決済待ちを示す値であると判別した場合(ステップS221;Yes)、チケット購入要求信号に含まれるチケットIDに対応するチケットの価格を、図11(b)に示すチケット情報ファイル45から特定して、購入枚数及び価格等から購入代金を求める(ステップS222)。
そして、チケット発行部34は、購入代金の支払を要求する支払要求信号を、通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する(ステップS223)。
端末装置12-nは、チケット購入部24が、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される支払要求信号を通信部203で受信したことに応答して(ステップS224)、決済画面をタッチパネル202に表示する(図16に示すステップS225)。
そして、チケット購入部24は、ユーザが決済画面で購入代金の決済を指示したことに応答して(ステップS226;Yes)、決済要求信号を通信部203からネットワーク網11を介して決済サーバ9に送信する(ステップS227)。
決済サーバ9は、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される決済要求信号を受信したことに応答して(ステップS228)、購入代金の決済を行う(ステップS229)。
そして、決済サーバ9は、購入代金の決済が完了したことを示す決済完了信号をネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する(ステップS230)。
端末装置12-nでは、チケット発行部34が、決済サーバ9からネットワーク網11を介して送信される決済完了信号を通信部101で受信したことに応答して(ステップS231)、決済状況フラグの値を、決済完了を示す値に更新する(ステップS232)。
そして、チケット発行部34は、購入完了信号を通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する(ステップS233)。
端末装置12-nでは、チケット購入部24が、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される購入完了信号を通信部203で受信したことに応答して(ステップS234)、チケットの購入が完了したことを示す購入完了画面を表示してから(ステップS235)、チケット購入処理を終了する。
チケットの購入後、ユーザが図6に示すマイチケット画面600でチケット表示アイコン602をタップしたことに応答して、端末装置12-nでは、マイチケット表示部25が、購入ID等を含む購入情報要求信号を、通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する。クラウドサーバ10では、購入情報送信部35が、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される購入情報要求信号を通信部101で受信したことに応答して、購入情報要求信号に含まれる購入IDに対応する購入情報を、図11(c)に示す購入情報ファイル46から検出して、通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。そして、端末装置12-nでは、マイチケット表示部25が、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される購入情報を通信部203で受信したことに応答して、購入情報に基づく、図7(a)に示す未認証チケット表示画面13Aをタッチパネル202に表示する。
イベントの開催日のイベント会場への入場前に、ユーザは、図6に示すマイチケット画面600でチケット使用アイコン603をタップして、図8に示す声紋認証画面をタッチパネル202に表示させる。そして、ユーザが図8に示す声紋認証画面800で声紋認証開始アイコン801をタップした後、ガイダンス802に従ってフレーズ803を発声して声入力部201へ声を入力したことに応答して、チケット処理システム100は、入場前声紋認証処理を実行する(図13に示すステップS3)。
図17及び図18は、入場前声紋認証処理の詳細を示すフローチャートである。
図17に示すように、入場前声紋認証処理を開始すると、まず、端末装置12-nでは、声紋認証部26が、チケットID及び声情報ID等を含む声データ要求信号を、通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する(ステップS301)。
クラウドサーバ10では、声データ送信部36が、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される声データ要求信号を通信部101で受信したことに応答して(ステップS302)、声データ要求信号に含まれるチケットIDに対応するチケットの使用可能日時を、図11(b)に示すチケット情報ファイル45から特定する(ステップS303)。
そして、声データ送信部36は、現在の時刻がチケットの使用可能日時の範囲内か否かを判別する(ステップS304)。
声データ送信部36は、現在の時刻がチケットの使用可能日時の範囲外であると判別した場合(ステップS304;No)、使用拒否信号を通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する(ステップS305)。
端末装置12-nでは、声紋認証部26が、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される使用拒否信号を通信部203で受信したことに応答して(ステップS306)、チケットの使用が拒否されたことを示す使用拒否画面を表示してから(ステップS307)、入場前声認証処理を終了する。
これに対して、声データ送信部36は、現在の時刻がチケットの使用可能日時の範囲内であると判別した場合(ステップS304;Yes)、声データ要求信号に含まれる声情報IDに対応する声データを、図11(e)に示す声情報ファイル48から検出する(ステップS308)。
そして、声データ送信部36は、声データを通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する(ステップS309)。
端末装置12-nでは、声紋認証部26が、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される声データを、通信部203で受信したことに応答して(ステップS310)、声入力部201へ入力された声と、通信部203で受信した声データが示す声との声紋を照合する声紋認証を行って、チケットの使用者がチケットの購入者と同一人物であるか否かを判別する(ステップS311)。
声紋認証部26は、チケットの使用者がチケットの購入者と同一人物ではないと判別した場合(ステップS311;No)、声紋認証による確認に失敗したことを示す認証失敗画面をタッチパネル202に表示する(ステップS312)。
これに対して、声紋認証部26は、チケットの使用者がチケットの購入者と同一人物であると判別した場合(ステップS311;Yes)、声紋認証による確認済みであることを示す声紋認証済み画面をタッチパネル121に表示する(ステップS313)。
そして、声紋認証部26は、購入ID及び声紋認証結果等を含む声紋認証結果信号を、通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する(図18に示すステップS314)。
クラウドサーバ10では、認証情報送信部37が、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される声紋認証結果信号を通信部101で受信したことに応答して(ステップS315)、認証IDを付与して、認証ID、声紋認証結果信号に含まれる購入ID及び声紋認証結果等、並びに声紋認証時刻として現在の時刻等の各データを対応付けて、図11(d)に示す認証結果管理ファイル47に認証ID、購入ID、認証日時、認証結果を格納する(ステップS316)。
続いて、認証情報送信部37は、声紋認証結果信号に含まれる声紋認証結果によって、チケットとしての端末装置使用者がチケットとしての端末装置登録者(購入者)と同一人物であるか否かをクラウドサーバ10として判別する(ステップS317)。
認証情報送信部37は、チケットとしての端末装置使用者がチケットとしての端末装置登録者(購入者)と同一人物ではないと判別した場合(ステップS317;No)、そのまま入場前声認証処理を終了する。
これに対して、認証情報送信部37は、チケットとしての端末装置使用者がチケットとしての端末装置登録者(購入者)と同一人物であると判別した場合(ステップS317;Yes)、声認証タイマ49を作動して、声認証時刻からの経過時間を計測する(ステップS318)。
クラウドサーバ10では、認証情報送信部37が、声紋認証結果信号に含まれる購入IDに対応する購入情報を、図11(c)に示す購入情報ファイル46から検出する(ステップS319)。
そして、認証情報送信部37は、認証ID、声認証時刻、及び購入情報等を含む認証情報を、通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する(ステップS320)。
端末装置12-nでは、声紋認証部26が、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される認証情報を通信部203で受信したことに応答して(ステップS321)、認証情報に基づく、図7(b)に示す声認証済チケット表示画面13Bをタッチパネル202に表示することによって、チケットが有効であることを表示して、チケットを使用可能な状態にしてから(ステップS322)、入場前声認証処理を終了する。
ユーザは、イベント会場への入場直前に受付場所で受付スタッフに、タッチパネル202に表示された図7(b)に示す声認証済チケット表示画面13Bを提示する。受付スタッフは、図7(b)に示す声認証済チケット表示画面13Bにおいて、イベントの歌手の画像SBや、その他の画像、イベント名14、認証ID17B、声認証日時(声認証時刻)18B、受付確認用アイコン19等の、チケットが有効であることを示す画像が表示されているか否か等をチェックする。そして、受付スタッフが、ユーザが提示しているチケットが異常なく正しいものであると判断した場合、チケットの有効性を確認した証拠として、図7(b)に示す声認証済チケット表示画面13Bで「もぎり」としての受付確認用アイコン19をタップ操作して受付確認したことに応答して、チケット処理システム100は、チケット使用済み登録処理を実行する(ステップS4)。
図19は、チケット使用済み登録処理の詳細を示すフローチャートである。
図19に示すように、チケット使用済み登録処理を開始すると、まず、端末装置12-nでは、受付確認部27が、チケットID及び購入ID等を含む受付確認信号を、通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する(ステップS401)。
クラウドサーバ10では、タイマ整合性検査部38が、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される受付確認信号を通信部101で受信したことに応答して(ステップS402)、受付確認信号に含まれるチケットIDに対応するチケットの使用可能日時を、図11(b)に示すチケット情報ファイル45から特定する(ステップS403)。
そして、タイマ整合性検査部38は、受付確認信号を通信部101で受信した現在の時刻すなわち受付確認時刻がチケットの使用可能日時の範囲内か否かを判別する(ステップS404)。
タイマ整合性検査部38は、受付確認時刻がチケットの使用可能日時の範囲内であると判別した場合(ステップS404;Yes)、声認証時刻から受付確認時刻までの経過時間が、予め設定されている制限時間以内であるか否かを判別する(ステップS405)。
タイマ整合性検査部38は、受付スタッフによって受付確認され、受付確認信号を受信した現在の時刻すなわち受付確認時刻がチケットの使用可能日時の範囲外であると判別した場合(ステップS404;No)、又は声認証時刻からの経過時間が制限時間を超えている場合(ステップS405;No)、使用拒否信号を通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する(ステップS406)。
端末装置12-nでは、受付確認手段27が、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される使用拒否信号を通信部203で受信したことに応答して(ステップS407)、使用拒否画面をタッチパネル202に表示してから(ステップS408)、チケット使用拒否処理を終了する。
これに対して、タイマ整合性検査部38は、声認証時刻からの経過時間が制限時間以内である場合(ステップS405;Yes)、図11(c)に示す購入情報ファイル46において、受付確認信号に含まれる購入IDに対応する使用日時に現在の時刻を記憶することによって(ステップS409)、チケットを使用済みに登録する。
タイマ整合性検査部38は、使用済み信号を通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する(ステップS410)。
そして、端末装置12-nでは、受付確認手段27が、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される使用済み信号を通信部203で受信したことに応答して(ステップS411)、使用済みチケット表示画面をタッチパネル202に表示してから(ステップS412)、チケット使用済み登録処理を終了する。
この使用済みチケット表示画面がタッチパネル202に表示されると、受付スタッフは、ユーザのイベント会場への入場を許可する。
以上説明したように、本実施形態に係るチケット処理システム(同一人物判別システム)100は、チケットとしての機能を果たす端末装置12-nと、サーバ装置10と、を具備する。端末装置12-nとサーバ装置10とは、ネットワーク網11を介して接続されている。端末装置12-nは、声を入力する声入力部201と、制御部205と、を備える。サーバ装置10は、チケットの購入者(所定の権利の取得者である端末装置登録者)の声を記憶する声情報ファイル(声記憶部)48と、制御部103と、を備える。
端末装置12-nの制御部205は、チケットの使用者(所定の権利の行使者である端末装置使用者)の声が声入力部201に入力されたことに応答して、チケットの購入者の声を示す声データを要求する声データ要求信号(声要求信号)をネットワーク網11を介してサーバ装置10に送信する。サーバ装置10の制御部103は、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される声データ要求信号を受信する。制御部103は、声データ要求信号が要求するチケットの購入者としての端末装置登録者の声を声情報ファイル48から検出し、ネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。端末装置12-nの制御部205は、サーバ装置10からネットワーク網11を介して送信されるチケットの購入者すなわち端末装置登録者の声を受信(取得)する。制御部205は、チケットとしての端末装置使用者の声とチケットとしての端末装置登録者(購入者)の声との声紋を照合して端末装置使用者が端末装置登録者(購入者)と同一人物であるか否かを判別する。制御部205は、端末装置使用者が端末装置登録者(購入者)と同一人物であると判別した場合、図7(b)に示す認証済チケット表示画面13Bをタッチパネル202に表示することによって、チケットとしての端末装置の使用を可能な状態にする。
このように、本実施形態に係るチケット処理システム100によれば、端末装置登録者(チケット購入者)以外の者がチケットを使用できないようになるので、チケットの転売を防止することができる。
また、端末装置12-nは、チケットとして使用されるときに受付スタッフによってタップ操作される「もぎり」としての受付確認用アイコン19を表示するタッチパネル202をさらに備える。サーバ装置10は、チケットを使用可能な状態にする受付確認用アイコン19が操作される迄の声認証時刻からの経過時間を計測する声情報タイマ49をさらに備える。そして、端末装置12-nの制御部205は、「もぎり」のための受付確認用アイコン19が受付スタッフによってタップされ操作されたことに応答して、「もぎり」のための受付確認用アイコン19がタップされ操作されたことを示す受付確認信号をネットワーク網11を介してサーバ装置10に送信する。サーバ装置10の制御部103は、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される受付確認信号を受信したことに応答して、声情報タイマ49によって計測された経過時間が所定の制限時間内か否かを判別する。制御部103は、経過時間が所定の制限時間内であると判別した場合、チケットを使用済みとする使用済み信号をネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。端末装置12-nの制御部205は、サーバ装置10からネットワーク網11を介して送信される使用済み信号を受信したことに応答して、チケットを行使済みの状態にする。
このように、スマートフォン等の端末装置12-nは、ユーザ本人以外が操作しないという先入観があるが、本来、これは本来必須要件ではない。本実施形態に係るチケット処理システム100は、端末装置12-nをユーザ本人以外の受付スタッフが受付確認作業としてもぎり操作することで、入場のときの専用の受付装置を不要にすることができる。また、転売を防止するためには、本人確認を厳重にする必要があるが、厳重にすればするほど、イベント会場への入場作業に時間が掛かり、待機行列が長くなる。チケット処理システム100は、本人確認を並ぶ前、もしくは並んでいるときに行うことで、イベント会場への入場作業を本来の受付スタッフだけではなく、チケットの使用者であるユーザが一部行っていることになるが、その有効性を声情報タイマ49で認定することができる。すなわち、声紋認証には、静かな場所が望ましいが、コンサート会場等のイベント会場は、騒がしい。そうすると、イベント会場で本人確認に声紋認証を用いることは、この相反する命題を解決しなければならず、不可能に思える。本実施形態に係るチケット処理システム100は、声紋認証の有効性を声情報タイマ49を用いて担保することで、静かな場所と、本人確認すべき場所と、を空間的に繋き、本来不可能と思われてきた本人認証をサービスとして提供できるようになった。
また、タッチパネル202は、声紋認証によってチケットとしての端末装置使用者がチケットとしての端末登録者(購入者)と同一人物であることの確認が取れているか否か、及びチケットを使用済みであるか否かに応じて、異なる画面を表示する。これにより、受付スタッフは、チケット購入段階等といった声紋認証による確認前の段階と、入場直前段階等といった声紋認証による確認後で「もぎり」の処置前の受付確認前の段階と、受付確認としての「もぎり」の処置後の受付確認済み段階と、のいずれの処理段階であるかを、受付確認アイコンの有無を比較的遠くから見ても識別できるようになる。
さらに、端末装置12-nの制御部205は、予め定められたチケットを使用可能な期間(チケットの使用可能日時)内であることを条件に、チケットとしての端末装置使用者の声とチケットとしての端末装置登録者(購入者)の声との声紋を照合して端末装置使用者が端末装置登録者(購入者)と同一人物であるか否かを声紋認証によって判別する。
また、端末装置12-nの制御部205は、チケットの購入(取得)を要求するチケット購入要求信号(権利取得要求信号)をネットワーク網11を介してサーバ装置10に送信する。サーバ装置10の制御部103は、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信されるチケット購入要求信号を受信したことに応答して、チケット購入要求信号が要求するチケットの購入枚数(取得数)が、所定の制限数内であるか否かを判別する。そして、制御部103は、所定の制限数内であると判別した場合、チケットの購入を許可する。
さらに、本実施形態に係るチケット処理システム100は、クラウドサーバ10や端末装置12-nとしてスマートフォンやパーソナルコンピュータ等の既存の装置をハードウェアとして使用する。ソフトウェアは、アプリケーションとして本発明を実現するソフトウェアに変更するだけで、容易に実現できる。しかも、チケットの確認時間を早く、手軽に行うことができるので、イベント会場における受付業務を最小限の人数で行うことができる。また、チケット発券において、声紋を符号化する等の特殊な装置を必要としない。一人当たりのチケットの購入枚数を制限できる等の転売防止の設定が容易にできる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施形態の変形態様について、説明する。
上記の実施形態において、チケットの購入に使用される端末装置12-nと、声紋認証に使用される端末装置12-nと、は、同一のものとして説明した。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、チケットの購入に使用される端末装置12-nと、声紋認証に使用される端末装置12-nと、別のものであってもよい。すなわち、端末装置12-nは、ネットワーク網11に接続でき、ログインや声認証処理を行うことができるものであれば、いずれでもよい。
また、上記の実施形態において、端末装置12-nの内部には、本発明に係るアプリケーションプログラムがインストールされ、チケットを使用するユーザの声と、チケットの購入者の声として登録されている声と、の声紋照合は、端末装置12-nで行われるものとして説明した。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、端末装置12-nの内部には、本発明に係るアプリケーションプログラムがインストールされていなくてもよい。この場合、チケットを使用する端末装置使用者としてのユーザの声と、チケットとしての端末装置登録者(購入者)の声として登録されている声と、の声照合は、クラウドサーバ10で行えばよい。
図20及び図21は、入場前声認証処理の変形例を示すフローチャートである。
図20に示すように、入場前声認証処理を開始すると、まず、端末装置12-nでは、制御部205が、チケットID、購入ID、声情報ID、及び声入力部201へ入力された声を示す声データ等を含み、声紋認証を要求する声紋認証要求信号を、通信部203からネットワーク網11を介してクラウドサーバ10に送信する(ステップS501)。
クラウドサーバ10では、制御部103が、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信された声紋認証要求信号を通信部101で受信したことに応答して(ステップS502)、声紋認証要求信号に含まれるチケットIDに対応するチケットの使用可能日時を、図11(b)に示すチケット情報ファイル45から特定する(ステップS503)。
そして、制御部103は、現在の時刻がチケットの使用可能日時の範囲内か否かを判別する(ステップS504)。
制御部103は、現在の時刻がチケットの使用可能日時の範囲外であると判別した場合(ステップS504;No)、使用拒否信号を通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する(ステップS505)。
端末装置12-nでは、制御部205が、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される使用拒否信号を通信部203で受信したことに応答して(ステップS506)、使用拒否画面を表示してから(ステップS507)、入場前声認証処理を終了する。
これに対して、制御部103は、現在の時刻がチケットの使用可能日時の範囲内であると判別した場合(ステップS504;Yes)、声紋認証要求信号に含まれる声情報IDに対応する声データを、図11(e)に示す声情報ファイル48から検出する(ステップS508)。
そして、制御部103は、声紋認証要求信号に含まれる声データが示す声と、図11(e)に示す声情報ファイル48から検出した声データが示す声と、の声紋を照合して、チケットとしての端末装置使用者がチケットとしての端末装置登録者(購入者)と同一人物であるか否かを判別する声紋認証を行う(ステップS509)。
続いて、制御部103は、認証IDを付与して、認証ID、声紋認証要求信号に含まれる購入ID、認証結果、及び認証時刻として現在の時刻等の各データを対応付けて、図11(d)に示す認証結果管理ファイル47に格納する(ステップS510)。
そして、制御部103は、チケットとしての端末装置使用者がチケットの購入者としての端末装置登録者と同一人物ではないと判別した場合(ステップS511;No)、声紋認証による確認に失敗したことを示す認証失敗信号を、通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する(ステップS512)。
端末装置12-nでは、制御部205が、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信された認証失敗信号を通信部101で受信したことに応答して(ステップS513)、認証失敗画面をタッチパネル202に表示してから(ステップS514)、入場前声認証処理を終了する。
これに対して、制御部103は、チケットとしての端末装置使用者がチケットとしての端末装置登録者(購入者)と同一人物であると判別した場合(ステップS511;Yes)、声紋認証による確認済みであることを示す認証済信号を、通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する(図21に示すステップS515)。
端末装置12-nでは、制御部205が、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信された認証済信号を通信部101で受信したことに応答して(ステップS516)、認証済画面をタッチパネル202に表示する(ステップS517)。
また、制御部103は、声認証タイマ49を作動して、認証時刻からの経過時間を計測する(ステップS518)。
続いて、制御部103は、声紋認証要求信号に含まれる購入IDに対応する購入情報を、図11(c)に示す購入情報ファイル46から検出する(ステップS519)。
そして、制御部103は、認証ID、認証時刻、及び購入情報等を含む認証情報を、通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する(ステップS520)。
端末装置12-nでは、制御部205が、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される認証情報を通信部203で受信したことに応答して(ステップS521)、認証情報に基づく、図7(b)に示す認証済チケット表示画面13Bをタッチパネル202に表示することによって、チケットが有効であることを表示してから(ステップS522)、入場前声認証処理を終了する。
以上説明したように、変形例によるチケット処理システム(同一人物判別システム)100は、端末装置12-nと、サーバ装置10と、を具備する。端末装置12-nとサーバ装置10とは、ネットワーク網11を介して接続されている。端末装置12-nは、声を入力する声入力部201と、制御部205と、を備える。サーバ装置10は、チケットの購入者(所定の権利の取得者)の声を記憶する声情報ファイル(声記憶部)48と、制御部103と、を備える。
端末装置12-nの制御部205は、チケットとしての端末装置使用者(所定の権利の行使者)の声が声入力部201に入力されたことに応答して、声紋認証を要求する声紋認証要求信号をネットワーク網11を介してサーバ装置10に送信する。サーバ装置10の制御部103は、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信される声紋認証要求信号を受信する。制御部103は、声紋認証要求信号が要求するチケットとしての端末装置登録者(購入者)の声を声情報ファイル48から検出する。制御部103は、予め定められたチケットを使用可能な期間(使用可能日時)内であることを条件に、チケットとしての端末装置使用者の声とチケットとしての端末装置登録者(購入者)の声との声紋を照合して端末装置使用者が端末装置登録者(購入者)と同一人物であるか否かを判別する。制御部103は、端末装置使用者が端末装置登録者(購入者)と同一人物であると判別した場合、声紋認証によってチケットとしての端末装置使用者がチケットとしての端末装置登録者(購入者)と同一人物であることの確認が取れたことを示す声紋認証確認済信号をネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。端末装置12-nの制御部205は、サーバ装置10からネットワーク網11を介して送信される声紋認証確認済信号を受信したことに応答して、図7(b)に示す認証済チケット表示画面13Bをタッチパネル202に表示することによって、チケットとして端末装置を使用可能な状態にする。
このように、本実施形態に係るチケット処理システム100によっても、端末装置登録者(購入者)以外の者がチケットを使用できないようになるので、チケットの転売を防止することができる。
上記の実施形態では、ユーザが図6に示すマイチケット画面600でチケット使用アイコン603をタップした場合、図8に示す声紋認証画面800がタッチパネル202に表示されるものとして説明した。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、端末装置12-nが、イベントの開催日時から所定の範囲内の時刻に、イベント会場から所定の緯度及び経度の範囲内に進入した場合、図8に示す声紋認証画面800がタッチパネル202に自動で表示されるものであってもよい。この場合、イベント会場から所定の緯度及び経度の範囲内に進入したか否かは、端末装置12-nのGPS(Global Positioning System)機能によって判別されればよい。また、イベント会場から所定の緯度及び経度の範囲を示すデータは、図11(b)に示すチケット情報ファイル45に席種に対応付けて格納されていればよい。
また、チケット処理システム100は、所定のGPS座標に存在することを、声紋認証とGPSとを組み合わせて確認することによって、ユーザがそのGPS座標に存在することを認証することができるものであってもよい。ただし、どこかの建物等、意味のある領域にユーザが存在することを認証しようとする場合、その領域は、「ある形状」をしている。チケット処理システム100は、この「ある形状」を円や多角形として近似して、GPS座標である点が、この意味のある領域内に存在するかを計算することで、ユーザがそのGPS座標に存在することを認証する。ここで、円は、中心からの距離が「ある形状」の半径より小さいことで判定できる。
また、多角形は、「二次元多角形領域内部に点が含まれるかどうかを判定」(http://qiita.com/kkdd/items/eda0a0a2386dc0549d7c)に記載のアルゴリズムで判定できる。なお、本明細書中に「二次元多角形領域内部に点が含まれるかどうかを判定」の記載を参考として取り込むものとする。このとき、チケット処理システム100は、計算速度を速めるため、大きく区分けされた領域でまずは判定し、GPS座標である点が、その領域に存在すれば細かい計算に進むアルゴリズムを使用する。チケット処理システム100は、GPS座標を、緯度と経度との差を距離として計算する近似式を使う場合、緯度の差による誤差が大きくなることなく計算速度を維持するため、緯度毎に距離換算テーブルを生成して、そのテーブルの係数値を使って距離を計算する。これにより、チケット処理システム100は、声紋認証による本人確認と、ユーザが存在する場所と、を多角形として捉えることで、ユーザが存在する正しい場所を認証することができる。
さらに、チケット処理システム100は、他のサービスと連携することも可能である。チケット処理システム100は、他のサービスと連携する場合、「もぎり」としての受付確認用アイコン19を違うアイコンに変え、そのアイコンをタップしたときの挙動を変えればよい。アイコンを変えるときのタイプ、連携サービスのタイプ、及び連携サービスと連携するURLの値等の各データは、図11(b)に示すチケット情報ファイル45に席種に対応付けて格納されていればよい。
また、チケット処理システム100は、声紋認証に成功したときに、セキュリティコードを発行するものであってもよい。一般に、セキュリティコードの発行は、使用サービスのログイン成功を契機に、実行されることが多い。このとき、ほとんどの場合、パーソナルコンピュータ等にパスワードを保存していたり、どこかにメモしていたりすることが多く、セキュリティコードをメールで受け取ることは、発行記録が残るものの、本当の意味で安全とは言えない。そこで、チケット処理システム100は、声紋認証に成功したときに、セキュリティコードを発行することで、声紋認証による確実な本人認証後に行われる安全なセキュリティコードの発行と、二つのデバイスによる高いセキュリティレベルの二段階認証と、を両立するようにしてもよい。
上記の変形例において、チケット処理システム100は、外部の連携サービスのサーバにネットワーク網11を介して接続されている。
連携サービスのサーバは、例えば汎用のサーバコンピュータ及びデータベース等から構成されている。連携サービスのサーバは、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信される、セキュリティコードの発行を依頼するセキュリティコード発行依頼信号を受信したことに応答して、連携サービスのサイトへログインするのに必要なセキュリティコードを生成する。連携サービスのサーバは、セキュリティコードを電子メールに添付して、ネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。そして、連携サービスのサーバは、端末装置12-nからネットワーク網11を介して送信されるセキュリティコードを受信したことに応答して、端末装置12-nの連携サービスのサイトへのログインを可能にする。
チケット処理システム100において、クラウドサーバ10では、制御部103が、図18に示すステップS320の処理、又は図21に示すステップS520の処理を実行した後に、セキュリティコード発行処理を実行する。
図22は、セキュリティコード発行処理の詳細を示すフローチャートである。
図22に示すように、セキュリティコード発行処理を開始すると、まず、制御部103は、予め設定されるセキュリティコード生成モードが、セキュリティコードを自己で発行する自己発行モードであるか、セキュリティコードの発行を連携サービスに依頼する発行依頼モードであるかを判別する(ステップS601)。
制御部103は、セキュリティコード生成モードが自己発行モードである場合(ステップS601;No)、セキュリティコードを生成する(ステップS602)。
そして、制御部103は、セキュリティコードを電子メールに添付して、通信部101からネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する(ステップS603)。
これに対して、制御部103は、セキュリティコード生成モードが発行依頼モードである場合(ステップS601;Yes)、セキュリティコード発行依頼信号を、通信部101からネットワーク網11を介して、連携サービスのサーバ8に送信する(ステップS604)。
連携サービスのサーバ8は、クラウドサーバ10からネットワーク網11を介して送信されるセキュリティコード発行依頼信号を受信したことに応答して(ステップS605)、セキュリティコードを生成する(ステップS606)。
そして、連携サービスのサーバ8は、セキュリティコードを電子メールに添付して、ネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する(ステップS607)。
端末装置12-nでは、制御部205が、クラウドサーバ10又は連携サービスのサーバ8からネットワーク網11を介して送信される電子メールに添付されるセキュリティコードを受信する(ステップS608)。
そして、制御部205は、ユーザがセキュリティコードを使用して連携サービスのサイトへのログインを指示したことに応答して、セキュリティコードを通信部203からネットワーク網11を介して連携サービスのサーバ8に送信することによって、連携サービスのサイトへログインしてから(ステップS609)、セキュリティコード発行処理を終了する。
以上説明したように、本変形例に係るチケット処理システム100は、連携サービスのサイトへログインするためのセキュリティコードを生成して端末装置12-nに送信する連携サービスのサーバ8にネットワーク網111を介して接続されている。
サーバ装置10の制御部103は、声紋認証によってチケットの使用者がチケットの購入者と同一人物であることの確認が取れた場合、連携サービスのサイトへログインするためのセキュリティコードを生成して、ネットワーク網11を介して端末装置12-nに送信する。端末装置12-nの制御部205は、サーバ装置10からネットワーク網11を介して送信されるセキュリティコードを受信し、セキュリティコードを使用して連携サービスのサイトへログインするようにしてもよい。
あるいは、サーバ装置10の制御部103は、声紋認証によってチケットの使用者がチケットの購入者と同一人物であることの確認が取れた場合、セキュリティコードを生成を要求するセキュリティコード生成要求信号をネットワーク網11を介して連携サービスのサーバ8に送信する。端末装置12-nの制御部205は、連携サービスのサーバ8からネットワーク網11を介して送信されるセキュリティコードを受信し、セキュリティコードを使用して連携サービスのサイトへログインするようにしてもよい。
さらに、チケットがキャンセルされたときには、通常、キャンセル料が発生する。そこで、チケット処理システム100は、キャンセルされたチケットを他の人が買うときに、そのキャンセル料を引いた値段で買えるようにすることで、チケットの売れ残りを防ぐようにしてもよい。この場合、チケットの席種毎に、キャンセル料と割引値とを設定できるようにしておき、キャンセルテーブルにキャンセル履歴を保存することで、割引チケットがあるかどうかを判定し、割引チケットがあれば、割引チケットを優先して販売する。このデータベースは、席種ごとに設定すればよい。
また、クラウドサーバ10は、購入情報を図11(c)に示す購入情報ファイル46に保存するときに、購入できなかったユーザの会員IDも時系列に保存しておく。そして、クラウドサーバ10は、キャンセルが発生したときに、時系列が先の順に、チケットのキャンセルが発生したことを知らせる案内を発行して販売するようにしてもよい。クラウドサーバ10は、席種毎に図11(c)に示す購入情報ファイル46に設定された時間になったときや、購入権を持った予約者であるユーザが端末装置12-nでチケットを買わないことを指示するアイコンをタップしたときに、次の順番の予約者であるユーザに購入権を移して、その端末装置12-nに案内を送信する。これを繰り返し、予約者であるユーザの誰もが購入権を行使しなかったときに、一般販売されるようにしてもよい。
さらに、クラウドサーバ10は、「もぎり」の処置が行われた順に、番号を付与してもよく、こうすることで、ユーザも主催者も席順を把握できるようになる。クラウドサーバ10は、席種毎にエリアを定義しておいて、受付スタッフによる「もぎり」の受付確認処理の後に、そのエリア内で自動で番号を付与し、欠番も設定できるようにする。このデータベースは、席種毎に設定すればよい。エリアの指定は、自動ではなく、受付スタッフが「もぎり」の受付確認処置の後に、手動で選択できるユーザインタフェースを端末装置12-nに表示する方法も可能である。受付スタッフがエリアを選択すると、エリア毎に自動で番号が採番され、その番号が、ユーザと受付スタッフとに表示されればよい。
また、チケットが無効になる日時を、主催者が設定できるようにして、その無効となる日時までは、声紋認証を再度実行することで、再入場できるようにしてもよい。チケット使用後(正常な「もぎり」の処置の後)に、再度チケットを使用しようとする場合、チケットが無効と設定してある日時までは、端末装置12-nには、自動的に再入場を確認するために、図8に示す声紋認証画面800が表示されるようにすればよい。このデータベースは、席種毎に設定すればよい。
さらに、コンサート等のイベントが始まる前日や直前等に、お忘れ防止のため、主催者が通知(PUSH、メール)を発信できるようにしてもよい。この通知には、「遅刻しそうなので待っていてください。」等、主催者への連絡するための手段(URL(UniformResource Locator)リンク等)が含まれ、主催者の連絡に対して、ユーザが連絡手段を探すことなく返信できるようにすればよい。主催者は、この連絡手段に、連絡の緊急度を設定でき、ユーザは、煩わしさを解消するため、受け取る緊急度を、自由に選択・設定できるようにしてもよい。このデータベースは、席種毎に設定すればよい。
また、クラウドサーバ10は、声紋登録の際の声情報に、実際に発音した声を録音しておき、暗号化を施して、図11(e)に示す声情報ファイルに保存しておいてもよい。仮に声紋認証に失敗した場合等、主催者がユーザの本人確認したいとき等に、この録音した声を聞くことができ、「もぎり」の処置を行う受付スタッフが、ユーザの本人確認するとき等の情報とすることができる。
さらに、端末装置12-nは、声登録と声紋認証との際に、ユーザが発声するフレーズをタッチパネル202に表示する。その場合、端末装置12-n又はクラウドサーバ10は、ユーザがきちんとタッチパネル202に表示しているフレーズを発声しているかを、音声認識技術で確認することで、声紋認証の確度とシステムの保全とを行うようにしてもよい。
また、直行直帰する際、普通のログインであると他人が容易に偽装できるが、声紋認証を使うことで、本人の端末装置12-nだけで特別な装置を必要とせず、正しく本人確認できる。
さらに、今までは、サプライズプレゼントに本人だけに開けられる箱としては、鍵を渡したりしなければならないという問題があった。この問題に解決するための方法として、音声入力によるパスフェーズでの開錠や顔認証による開錠が考えられる。しかしながら、パスフェーズによる開錠は、本人の声でなくても開いてしまうので、周りに人がいる場所では役に立たない。また、顔認証による開錠は、顔認証では顔が写った瞬間に開いてしまうという新たな問題が生じる。そこで、声紋認証という本人認証と、言葉のフレーズと、の組み合わせることによって、開いて欲しいタイミングでのみ開錠可能な錠前と鍵との組み合わせを提供することができる。それのみならず、この生体認証に必要な声紋は、相手に知られずこっそりとサンプリングすることが可能であり、サプライズのために相手に知られずに鍵を生成することもできる。
また、今までは、出席を取る際に不正に代返をするという問題があった。この問題に解決するため方法として、電子カードによる本人確認や顔認証による本人確認が考えられる。しかしながら、電子カードによる本人確認は、電子カードを他人に渡すことで不正することができてしまう。顔認証による本人確認には、2D/3Dプリンタによる顔画像の複製で誤認識させることができるという新たな問題が生じる。そこで、マイク以外の特別なデバイスを必要としない声紋認証による比較的実現が容易な本人確認によって、安価でスムーズな本人認証を行うことができる。また、この音声を学校や職場で発音することによる挨拶運動の促進と形式化による学校・職場等の環境を明るくすることもできる。
また、上記の実施形態において、制御部103及び制御部205のCPUが実行するプログラムは、予めROM、記憶部102及び記憶部204等に記憶されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上述の処理を実行させるためのプログラムを、既存の汎用コンピュータに適用することで、上記の実施形態に係るクラウドサーバ10及び端末装置12-nとして機能させてもよい。
このようなプログラムの提供方法は任意であり、例えばコンピュータが読取可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)-ROM、DVD(Digital Versatile Disc)-ROM等)に格納して配布してもよいし、インターネット等のネットワーク上のストレージにプログラムを格納しておき、これをダウンロードさせることにより提供してもよい。
さらに、上記の処理をOS(Operating System)とアプリケーションプログラムとの分担、又はOSとアプリケーションプログラムとの協働によって実行する場合には、アプリケーションプログラムのみを記録媒体やストレージに格納してもよい。また、搬送波にプログラムを重畳し、ネットワークを介して配信することも可能である。例えば、ネットワーク上の掲示板(BBS:Bulletin Board System)に上記プログラムを掲示し、ネットワークを介してプログラムを配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上記の処理を実行できるように構成してもよい。
なお、本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明の一実施例を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
本出願は、2016年12月6日に出願された日本国特許出願2016-249997に基づく。本明細書中に日本国特許出願2016-249997の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。
8 連携サービスのサーバ
9 決済サーバ
10 クラウドサーバ
11 ネットワーク網
12-n 端末装置
13A 未認証チケット表示画面
13B 認証済チケット表示画面
14 イベント名
15 席種
16 認証済表示
17A 購入ID
17B 認証ID
18A 購入日時
18B 認証日時
19 「もぎり」の受付確認用アイコン
21 会員情報入力部
22 会員認証要求部
23 イベント検索部
24 チケット購入部
25 マイチケット表示部
26 声紋認証部
27 もぎり部(受付確認部)
31 会員登録部
32 会員認証部
33 チケット情報送信部
34 チケット発行部
35 購入情報送信部
36 声データ送信部
37 認証情報送信部
38 タイマ整合性検査部
44 会員管理ファイル
45 チケット情報ファイル
46 購入情報ファイル
47 認証結果管理ファイル
48 声情報ファイル
49 声認証タイマ
100 チケット処理システム
101 通信部
102 記憶部
103 制御部
201 声入力部
202 タッチパネル
203 通信部
204 記憶部
205 制御部
300 イベント検索画面
301 タブ
302 テキストボックス
400 チケット購入画面
401 イベントの画像
402 イベント名
403 イベントの概要
404 席種
500 声登録画面
501 声登録開始アイコン
502 ガイダンス
503 フレーズ
600 マイチケット画面
601 チケットの概要
602 チケット表示アイコン
603 チケット使用アイコン
800 声紋認証画面
801 声紋認証開始アイコン
802 ガイダンス
803 フレーズ

Claims (5)

  1. 端末装置(12-n)は、端末装置使用者の声を入力する声入力部(201)と、端末装置使用者の声情報が前記声入力部から入力されたことに応答して、声情報IDを含む声データ要求信号をサーバ装置へ送信し、サーバ装置から送信された予め登録されている端末装置登録者の声情報と入力された前記端末装置使用者の声情報とを照合して、端末装置登録者と端末装置使用者が同一人物であるか否かを判別し、端末装置登録者と端末装置使用者が同一人物であると声認証し声認証情報を出力するする声認証部(26)とを備え、サーバ装置(10)は、前記声情報IDに対応づけて予め登録された端末装置登録者の声情報を記憶する声記憶部(48)と、ネットワークを介して前記端末装置から送信されたきた声情報に基づいて、前記端末装置登録者と端末装置使用者が同一人物であると本人確認した結果を示す声認証結果情報と声認証時刻情報とを前記端末装置へ送信する認証情報送信部(37)と、前記声認証時刻からの経過時間を計測する声認証タイマ(49)と、前記声認証タイマによって計測された前記声認証時刻からの経過時間が、所定の制限時間以内か否かを判別するタイマ整合性検査部(38)とを備えていることを特徴とする同一人物判別システム。
  2. サーバ装置の声記憶部(48)に端末装置登録者の声を予め登録する段階(S2)と、端末装置使用者が端末装置の声入力部から声を入力する段階(S3)と、前記端末装置使用者の声を前記声入力部から入力して前記端末装置登録者の声と前記端末装置使用者の声とを照合して、端末装置登録者と端末装置使用者が同一人物であるか否かを判別し本人確認する声紋認証段階(S311)と、声紋認証した時刻からの経過時間を前記サーバ装置が計測する段階(S318)と、前記声紋認証段階で端末装置登録者と端末装置使用者が同一人物であると本人確認した結果を示す声紋認証結果情報と声認証時刻情報とを前記サーバ装置がネットワークを介して前記端末装置に送信する段階(S320)と、前記声紋声認証時刻からの経過時間が予め定められた所定の制限時間内であるか否かを判別する段階と、前記経過時間が制限時間内であると判別したとき、前記端末装置登録者と前記端末装置使用者とが同一人物とする段階(S405)とを備えた同一人物判別方法。
  3. サーバ装置に端末装置登録者の声データと使用可能日時情報とを予め登録する段階(S2)と、端末装置使用者が端末装置の声入力部から声を入力する段階(S3)と、前記端末装置が前記端末装置登録者の声データを要求する声データ要求信号を送信する段階(S301)と、サーバ装置が、声データ要求信号を受信する段階(S302)と、前記使用可能日時情報を読み出す段階(S303)と、前記声データ要求信号を受信した日時が前記使用可能日時情報の使用可能日時の範囲内にあるか否かを前記サーバ装置が判別する段階(S304)とを備えたことを特徴とする請求項2記載の同一人物判別方法。
  4. サーバ装置に所定の位置情報を予め記憶しておく段階と、端末装置使用者の所在地を示す位置情報をサーバ装置に送信する段階と、サーバ装置が前記端末装置からの位置情報を受信し前記サーバ装置に記憶されている位置情報の範囲内にあるか否かを判別する段階とを備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の同一人物判別方法。
  5. サーバ装置に端末装置登録者の声と所定の位置情報を予め記憶しておく段階と、前記サーバ装置が端末装置から位置情報を受信したとき、この位置情報が前記サーバ装置に予め記憶されている所定の位置情報範囲内にあるか否かを判別する位置情報判別段階と、端末装置が前記位置情報範囲内に存在すると判別したとき、前記端末装置の表示部に声紋認証画面を表示する段階と、端末装置使用者が端末装置の声入力部から声を入力し、前記端末装置登録者の声と前記端末装置使用者の声とを照合して声紋認証する声紋認証段階とを備え、前記位置情報判別結果と前記声紋認証結果とに基づいて、前記端末装置登録者と前記端末装置使用者が同一人物であると判別することを特徴とする請求項4記載の同一人物判別方法。
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