JP2022066824A - ドア制御装置 - Google Patents

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翔 吉川
Sho Yoshikawa
裕己 河野
Hiromi Kono
繁則 新田
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Abstract

【課題】ドアを自動で開ける際の安全性の向上を可能にしたドア制御装置を提供する。【解決手段】取得部38は、ドア19の解錠操作を検出した場合、電子キー1及び操作対象2の位置関係を判定する位置判定システム6から、位置判定の判定結果を取得する。設定部39は、取得部38で取得した位置判定結果に基づき、ドア19の開き角度を設定する。これにより、ドア19は、電子キー1及び操作対象2の位置関係に基づく開き角度によって自動で開作動される。【選択図】図1

Description

本発明は、ドアの作動を制御するドア制御装置に関する。
従来、車両においてドアを自動で開作動させるドア制御装置が周知である(特許文献1等参照)。特許文献1は、撮像カメラで車両周囲を撮像し、撮影画像から人の接近又は接触を検出すると、ドアを自動で開作動させる。
特開2002-180744号公報
しかし、車両の周囲に障害物がある場合、ドアを自動で開作動させた際に、ドアが障害物に接触してしまう可能性があった。また、自動で開作動されたドアがユーザに接触してしまう可能性もあった。
前記問題点を解決するドア制御装置は、電子キーの操作対象に設けられた通信部と前記電子キーとの通信を介した前記電子キーの認証を通じて、ヒンジ式のドアの開作動を制御する構成であって、前記電子キー及び前記操作対象の位置関係を判定する位置判定システムから、位置判定の判定結果を取得する取得部と、前記取得部で取得した位置判定結果に基づき、前記ドアの開き角度を設定する設定部とを備えた。
本発明によれば、ドアを自動で開ける際の安全性を向上できる。
一実施形態のドア制御装置の構成図。 アンカーの配置例を示す模式図。 ドア制御装置の作動例を示す説明図。 ドアの開き角度の一例を示す模式図。 ドアの開き角度の一例を示す模式図。
以下、ドア制御装置の一実施形態を説明する。
図1に示すように、電子キー1の操作対象2である車両3は、電子キー1を無線通信によって認証する認証システム4を備えている。認証システム4は、電子キー1の正否を確認する電子キーシステム5と、電子キー1及び操作対象2の位置関係を判定する位置判定システム6とを含む。電子キーシステム5は、例えば、車両3からの通信を契機に認証を実行するスマートシステム、及び、電子キー1からの通信を契機に認証を実行するワイヤレスキーシステムを含む。
認証システム4は、電子キーシステム5及び位置判定システム6を用いて、操作対象2に搭載された機器7の作動を制御する。機器7は、例えば、ドア施解錠及びドア開閉を制御するドア機構8がある。なお、これ以外の機器7としては、例えば、エンジンを制御するエンジン制御装置、ステアリングロックの作動を制御するステアリングロック制御装置などがある。
車両3は、電子キーシステム5の作動を制御する照合ECU11を備えている。照合ECU11は、車両3に登録された電子キー1のID情報12がメモリ(図示略)に記憶されている。ID情報12は、例えば、電子キー1の固有のIDコード、チャレンジレスポンス認証で使用する暗号鍵を含む。照合ECU11は、車両3の通信線13を介して機器7と接続されている。
車両3は、電子キー1と無線通信する通信部15を備えている。通信部は、例えば、電子キー1に電波を送信する送信アンテナ16と、電子キー1からの電波を受信する受信アンテナ17とを含む。送信アンテナ16は、例えば、LF(Low Frequency)帯の電波を送信する。受信アンテナ17は、例えば、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を受信する。照合ECU11は、例えば、スマートシステムによる認証の場合、送信アンテナ16から電子キー1に電波を送信するとともに、電子キー1からの電波を受信アンテナ17によって受信することにより、電子キー1と認証の通信を実行する。
車両3は、機器7を作動させる際に操作される操作部18を備えている。操作部18は、例えば、ドア19に設けられた車外ドアハンドル20(図4や図5など参照)、車外ドアハンドル20に設けられたスイッチ(図示略)、運転席に設けられたエンジンスイッチ(図示略)がある。車外ドアハンドル20は、例えば、車両ドアを解錠する際にタッチ操作する。車外ドアハンドル20に設けられたスイッチは、例えば、車両ドアを施錠する際に操作するものであり、タッチスイッチやボタンなどがある。エンジンスイッチは、例えば、車内運転席に設けられ、車両電源を切り換える際に操作される。操作部18は、操作された際の操作信号を照合ECU11に出力する。
電子キー1は、電子キー1の作動を制御するキー制御部23を備えている。キー制御部23は、電子キー1に付与されたID情報24がメモリ(図示略)に記憶されている。電子キー1は、車両3からの電波を受信する受信部25と、車両3に電波を送信する送信部26とを備えている。受信部25は、LF帯の電波を受信する。送信部26は、UHF帯の電波を送信する。照合ECU11は、例えば、スマートシステムによる認証の場合、送信アンテナ16及び受信アンテナ17を介して電子キー1と通信して、電子キー1を認証する。
ドア機構8は、前述のドア19と、車載内装品の電源を管理するボディECU29と、ドア19を開作動させる際の駆動源となるドアアクチュエータ30とを備えている。ボディECU29は、通信線13に接続され、通信線13を介して照合ECU11に接続されている。照合ECU11は、電子キー1を認証して、ドアアクチュエータ30の作動に係る作動指令SaをボディECU29に出力する。ボディECU29は、入力した作動指令Saを基に、ドアアクチュエータ30を制御する。
位置判定システム6は、UWB(Ultra Wide Band)の電波(以降、UWB電波S1と記す)を電子キー1及び操作対象2の間で送受信させて、電波の到来時間から、2者間の位置関係を判定する。UWB通信で2者間の位置を測定する場合、到来波の時間軸分解能が高く、また、障害物への電波の浸透性が高いことなどから、高い精度で距離を測定できる利点がある。
位置判定システム6は、位置判定の通信を電子キー1との間で実行する1又は複数のアンカー31を備えている。アンカー31は、例えば、車両3に設けられ、照合ECU11に接続されている。アンカー31は、電子キー1に対し、UWB電波S1を送受信する。また、電子キー1は、UWB電波S1を送受信する通信モジュール32を備えている。キー制御部23は、通信モジュール32を介して、アンカー31とUWB電波S1の送受信を実行する。
図2に示すように、アンカー31は、車体に複数設けられてもよい。アンカー31が一例として6つ設けられる場合、アンカー31は、例えば、車体の4角と、車内の前部と、車内の後部との計6箇所に配置されることが好ましい。
図1に示す通り、位置判定システム6は、UWB通信による位置判定の処理を実行する位置判定部35を備えている。位置判定部35は、例えば、照合ECU11に設けられている。位置判定部35は、アンカー31から送信したUWB電波S1が電子キー1を経由して返信されるまでに要する時間を基に、アンカー31に対する電子キー1の位置を判定する。アンカー31が複数搭載される場合、各々のアンカー31で求めた位置を複合的に判断して、車両3に対する電子キー1の位置を求めるとよい。
照合ECU11は、位置判定で車外に位置すると判定された電子キー1との認証が成立する場合、車外スマート照合を成立とする。これにより、ドア19の施解錠操作が許可又は実行される。従って、ドア19が施錠状態のときに、ドア19の車外ドアハンドル20がタッチ操作されると、ドア19が解錠される。また、ドア19が解除状態のときに、車外ドアハンドル20の施錠用のスイッチが操作されると、ドア19が施錠される。
照合ECU11は、位置判定で車内に位置すると判定された電子キー1との認証が成立すると、車内スマート照合を成立とする。これにより、車内のエンジンスイッチによる車両電源の遷移操作が許可される。よって、例えば、ブレーキペダルを踏み込んだ状態でエンジンスイッチが操作されると、エンジンが始動する。
操作対象2(車両3)は、位置判定システム6による位置判定の結果を基にドア19の開作動を制御するドア制御装置37を備えている。本例の場合、ドア制御装置37は、電子キー1及び操作対象2の間で実行された認証に基づき、ヒンジ式のドア19の開閉を制御する。本例のドア制御装置37は、位置判定で車外に位置すると判定された電子キー1との認証が成立することを条件にドア19を自動で開けるものであって、このときのドア19の開き角度θを、操作対象2(車両3)と電子キー1との間の位置関係に応じた角度とする。
ドア制御装置37は、操作対象2及び電子キー1の位置関係を判定する位置判定システム6から、位置判定の結果を取得する取得部38を備えている。取得部38は、例えば、照合ECU11に設けられている。ところで、位置判定部35は、アンカー31から定期的にUWB電波S1を送信して、電子キー1の位置を繰り返し監視する。本例の取得部38は、例えば、車両3においてドア解錠操作、すなわち車外ドアハンドル20がタッチ操作されたとき、この操作を契機として、位置判定部35から位置判定結果を取得する。
ドア制御装置37は、取得部38で取得した位置判定結果に基づき、ドア19の開き角度θを設定する設定部39を備えている。設定部39は、例えば、照合ECU11に設けられている。設定部39は、操作対象2及び電子キー1の距離が小さくなるに連れて、ドア19の開き角度θを小さく設定する。また、設定部39は、電子キー1を所持して操作対象2に近づくユーザと接触しない角度に開き角度θを設定する。
ドア制御装置37は、操作対象2に複数のドア19が存在する場合、電子キー1に最も近いドア19を開作動させる作動制御部40を備えている。作動制御部40は、例えば、照合ECU11に設けられている。作動制御部40は、例えば、位置判定システム6の位置判定結果を基に、操作対象2の複数のドア19のうち、電子キー1に最も近いドア19を開作動させる。本例の場合、作動制御部40は、どのドア19をどの程度開けるのかの作動指令Saを、通信線13を介してボディECU29に出力して、所望のドア19を所定の開き角度θで開作動させる。
次に、本実施形態のドア制御装置37の作用について説明する。
図3に示すように、位置判定部35は、位置判定を実施するタイミングとなったとき、電子キー1及びアンカー31の間でUWB通信を実行して、電子キー1との間の位置関係を判定する。ここでは、施錠状態のドア19を解錠及び開作動するために、開作動操作のための操作部18として、例えば、車外ドアハンドル20がタッチ操作、或いは車外ドアハンドル20の解除用のスイッチが操作されたとし、この操作を契機として、UWB通信が開始されたとする。
本例の位置判定部35は、例えば、開作動操作のための操作部18が操作されたことを契機に電子キー1のID情報12、24の認証が実行された際に、アンカー31から測距用のUWB電波S1を送信して、UWB通信を実行する。なお、UWB通信は、ID情報12、24の認証の前、ID情報12,24の認証の後、ID情報12、24の認証と同時のうち、いずれのタイミングで実施されてもよい。
位置判定部35は、アンカー31からUWB電波S1を送信することにより、電子キー1にUWB電波S1を受信させる。電子キー1は、UWB電波S1を受信すると、アンカー31にUWB電波S1を返信する。アンカー31は、UWB電波S1を受信すると、UWB電波S1の送受信に係る距離情報D1を照合ECU11(位置判定部35)に出力する。距離情報D1は、例えば、UWB電波S1の送受信に要した時間情報である。位置判定部35は、アンカー31から入力した距離情報D1を基に、アンカー31に対する電子キー1の位置として、これら2者間の距離を算出する。位置判定部35は、例えば、UWB電波S1の送受信に要した時間から、電子キー1及びアンカー31の間の距離を算出する。
アンカー31が車両3に複数搭載される場合、アンカー31の各々は、電子キー1と順番にUWB通信を実行する。位置判定部35は、各々のアンカー31に対して電子キー1の位置を求め、これら位置から車両3に対する電子キー1の位置を複合的に判断する。
位置判定部35が電子キー1の位置を判定し終えると、取得部38は、位置判定結果として、電子キー1及びアンカー31の2者間の距離を位置判定部35から取得する。そして、設定部39は、この2者間の距離の値から、ドア19を自動で開作動する際の開き角度θを設定する。
図4及び図5に示すように、設定部39は、ドア19の開き角度θを、電子キー1及びアンカー31の2者間の距離に応じた値に設定する。例えば、図4に示すように、電子キー1がアンカー31から大きく離れていれば、ドア19を開くスペースが十分であるため、大きめの開き角度θ1が設定される。一方、図5に示すように、電子キー1がアンカー31の近くに位置していれば、ドア19を開くスペースがあまり存在しない可能性が高いため、小さめの開き角度θ2が設定される。
図3に示す通り、作動制御部40は、設定部39が設定したドア19の開き角度θに基づく作動指令Saを、通信線13を介してボディECU29に出力する。作動指令Saは、例えば、ドア19の開き角度θのデータと、車体の複数のドア19のうちどのドア19を開けるのかを通知する情報とを含む。なお、車体の複数のドア19のうちどのドア19を開作動させるのかは、位置判定部35による位置判定を通じて、電子キー1に最も近いドア19が選択される。なお、図4及び図5の例の場合は、車両3の運転席ドアが自動開作動される対象となっている。
ボディECU29は、作動指令Saに基づく制御信号Sbをドアアクチュエータ30に出力して、ドア19を最適角度で自動開作動させる。これにより、電子キー1及びアンカー31の間の距離に応じた最適な開き角度θでドア19を開けることが可能となるので、ドア19を自動で開ける際に、ドア19を周囲の障害物に接触させ難くすることが可能となる。
上記実施形態のドア制御装置37によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ドア制御装置37は、電子キー1の操作対象2に設けられた通信部15と電子キー1との通信を介した電子キー1の認証を通じて、ヒンジ式のドア19の開作動を制御する。取得部38は、電子キー1及び操作対象2の位置関係を判定する位置判定システム6から、位置判定の判定結果を取得する。設定部39は、取得部38で取得した位置判定結果に基づき、ドア19の開き角度θを設定する。
本例の構成によれば、ドア19を自動で開作動させる場合に、ドア19の開き角度θが、位置判定システム6によって判定された電子キー1及び操作対象2の位置関係に基づく角度に設定される。このため、例えば、電子キー1が操作対象2の近くに位置する場合、操作対象2の周囲に障害物が存在する可能性が高いが、この状況下では、自動で開作動されるドア19を小さい角度で開けることが可能となる。よって、ドア19を自動で開ける際の安全性を向上することができる。
(2)位置判定システム6は、電子キー1及び操作対象2の間にてUWB通信を行うことによって位置関係を判定する。この構成によれば、電子キー1及び操作対象2の位置関係を判定する方式としてUWB通信を用いたので、2者間の位置関係を精度よく判定することができる。
(3)設定部39は、電子キー1及び操作対象2の距離が小さくなるに連れて、ドア19の開き角度θを小さく設定する。この構成によれば、例えば、電子キー1が操作対象2に近く、自動で開作動させるドア19の開スペースが小さい場合には、ドア19を少しだけ開けるようにすることが可能となる。よって、ドア19が周囲の障害物などに接触してしまう状況を少なくするのに一層有利となる。
(4)作動制御部40は、位置判定システム6の判定結果を基に、操作対象2の複数のドア19のうち、電子キー1に最も近いドア19を開作動させる。この構成によれば、ユーザに近いドア19のみを開け、他のドア19を閉じたままにしておくことが可能となる。よって、ユーザの操作意思が高いドア19のみを選択して開けることができる。
(5)設定部39は、電子キー1を所持して操作対象2に近づくユーザと接触しない角度に開き角度θを設定する。この構成によれば、自動で開作動させるドア19を最適な角度で開けることができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・通信部15は、1つのアンテナから構成されてもよい。また、通信部15で通信される電波は、種々の周波数や通信形式のものが使用できる。
・電子キー1は、FOBキーに限定されず、例えば高機能携帯電話にキー機能をダウンロードした多機能端末、非接触通信が可能なICカードなどとしてもよい。
・位置判定システム6は、UWB通信によって位置判定を行うシステムに限定されない。例えば、GPS(Global Positioning System)を使用したシステム、アレーアンテナを使用したシステムなどを用いてもよい。
・取得部38は、解錠操作されたタイミングの位置判定結果を取得することに限らず、それよりも前に求められた位置判定結果を取得する構成でもよい。
・設定部39は、電子キー1及び操作対象2の位置関係に応じた開き角度θを設定することに限定されない。例えば、開き角度θが予め所定数(所定段)用意され、2者間の位置関係に応じた開き角度θが選択される構成でもよい。
・自動で開作動されるドア19は、車両3の全てのドア19としてもよい。
・ドア開のための操作が操作部18で行われる前に、電子キー1の認証が事前に実施され、操作部18の操作が検知されたタイミングで、電子キー1の位置を判定して、その位置に応じた開き角度θでドア19を開けてもよい。
・ドア19を自動で開けるトリガは、車外ドアハンドル20のタッチ操作に限定されず、例えば、車外ドアハンドル20に設けたスイッチの操作としてもよい。
・実施形態は、ドア19が解錠及び開作動される例を説明したが、ドア19が解錠のときにドア19を開作動させるのみの実施例も含む。
・取得部38、設定部39、及び、作動制御部40は、自身が実行する全ての処理についてソフトウェア処理を行うものに限られない。たとえば、これら処理部は、自身が実行する処理の少なくとも一部についてハードウェア処理を行う専用のハードウェア回路(たとえば特定用途向け集積回路:ASIC)を備えてもよい。すなわち、これら処理部は、[1]コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って動作する1つ以上のプロセッサ、[2]各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する1つ以上の専用のハードウェア回路、或いは[3]それらの組み合わせ、を含む回路(circuitry)として構成し得る。プロセッサは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリを含み、メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。
・取得部38、設定部39、及び、作動制御部40は、照合ECU11に設けられることに限定されず、別のECUに設けられてもよい。また、これらは、同一のECUに設けられることに限らず、複数のECUに亘って設けられてもよい。
・操作対象2は、車両3に限定されず、電子キー1と通信して電子キー1を認証し、その認証に基づいて機器7が作動されるものであればよい。
・本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
1…電子キー、2…操作対象、3…車両、6…位置判定システム、15…通信部、19…ドア、37…ドア制御装置、38…取得部、39…設定部、40…作動制御部、θ…開き角度。

Claims (5)

  1. 電子キーの操作対象に設けられた通信部と前記電子キーとの通信を介した前記電子キーの認証を通じて、ヒンジ式のドアの開作動を制御するドア制御装置であって、
    前記電子キー及び前記操作対象の位置関係を判定する位置判定システムから、位置判定の判定結果を取得する取得部と、
    前記取得部で取得した位置判定結果に基づき、前記ドアの開き角度を設定する設定部と
    を備えたドア制御装置。
  2. 前記位置判定システムは、前記電子キー及び前記操作対象の間にてUWB通信を行うことによって前記位置関係を判定する
    請求項1に記載のドア制御装置。
  3. 前記設定部は、前記電子キー及び前記操作対象の距離が小さくなるに連れて、前記ドアの開き角度を小さく設定する
    請求項1又は2に記載のドア制御装置。
  4. 前記位置判定システムの位置判定結果を基に、前記操作対象の複数の前記ドアのうち、前記電子キーに最も近い前記ドアを開作動させる作動制御部を備えた
    請求項1~3のうちいずれか一項に記載のドア制御装置。
  5. 前記設定部は、前記電子キーを所持して前記操作対象に近づくユーザと接触しない角度に前記開き角度を設定する
    請求項1~4のうちいずれか一項に記載のドア制御装置。
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