JP2022065591A - 紫外線マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】 着用者に装着可能なマスクにおいて、着用者と周辺空気との間に設けた通気路内部に細菌又はウイルス等を一定時間付着させ、紫外線照射により呼気及び吸気共に抗菌又は不活性化することにより細菌又は感染症ウイルス等の人から人への飛沫感染を予防する、安全で安価なマスクを提供する。【解決手段】 着用者の顔面又は頭部の何れかに装着可能な装着部と、前記装着部の少なくとも呼吸器官(口及び鼻)を覆う位置に設置して着用者の呼気及び吸気と周辺空気との間で通気可能な経路を有する複数の通気路と、少なくとも前記通気路内部に照射可能な位置に設置した紫外線ランプとで構成される空気清浄装置とから成り、前記通気路内部の一部又は全部に小径粒子状の粉末材料を塗布又は充填したこと、又は、前記通気路内部の一部又は全部に紫外線照射により光触媒反応を生じる化合物を塗布したこと、及び、前記紫外線ランプを点灯することにより前記通気路を通過又は停滞する細菌又はウイルス等の異物を抗菌又は不活性化したこと。【選択図】図1

Description

本発明は、主として防疫などを目的として利用されるマスクに関する。
感染症の他者への感染又は他者からの感染を予防するためにマスクの着用が一般的であり、限定的ではあるが予防効果が認められている。一般に人顔に装着されて使用されるマスクは、微小異物に対する捕捉性を確保しつつ着用者の呼吸を妨げないようにガーゼなどの天然繊維の織布や不織布をフィルタとして構成されている。しかしながら、ウイルスや細菌といった微小異物を、前記の材質のフィルタで完全に除去することは不可能である。近年、ある一定の波長を有する紫外線を照射することによる殺菌やウイルス不活性化効果が認められており、紫外線による殺菌効果を利用した空気清浄装置、殺菌装置等が実用化されているが、紫外線照射による殺菌やウイルス不活性化には、紫外線を一定の時間照射し続けなければ効果が表れない。一方、光触媒反応を利用した抗ウイルス性を有するマスクは、特許文献1等で紹介されている。一般的に、上記の抗菌又はウイルス不活性化効果を用いた装置は、人体へ流入する空気の清浄化を目的とするものであり、感染者の呼気及び吸気共に清浄化する目的の簡易的な空気清浄装置、いわゆる装着マスク規模のものは見当たらない。
特開2011-72677号公報
着用者に装着可能なマスクにおいて、着用者と周辺空気との間に設けた通気路内部に細菌又はウイルス等を一定時間付着させ、紫外線照射により呼気及び吸気共に抗菌又は不活性化することにより細菌又は感染症ウイルス等の人から人への飛沫感染を予防する、安全で安価なマスクを提供する。
着用者の顔面又は頭部の何れかに装着可能な装着部と、前記装着部の少なくとも呼吸器官(口及び鼻)を覆う位置に設置し、着用者の呼気及び吸気と周辺空気との間で通気可能な経路を有する複数の通気路と、少なくとも前記通気路内部に照射可能な位置に設置した紫外線ランプとで構成される空気清浄装置とから成り、前記紫外線ランプを点灯することにより、前記通気路を通過又は停滞する細菌又はウイルス等の異物を抗菌又は不活性化したこと、
及び、前記通気路内部の一部又は全部に、小径粒子状の粉末材料を塗布又は充填したこと、
又は、前記通気路内部の一部又は全部に、複数の蛇行通気路を設けたこと、
又は、前記通気路内部の一部又は全部に、紫外線照射により光触媒反応を生じる化合物を塗布したこと、
及び、前記紫外線ランプが発光する波長が、少なくとも短波長紫外線(UVC)帯である200ナノメートル乃至290ナノメートルの何れかである手段を有すること、
及び、前記空気清浄装置と連結して着用者の少なくとも呼吸器官(口及び鼻)を周辺空気から遮断する密閉カバーを設置し、着用者の呼吸気と周辺空気との流入及び流出を前記通気路を経由する開口部のみに限定する手段を有するため、
着用者の呼気及び吸気共に常に前記空気清浄装置にて異物を抗菌又は不活性化し、着用者と対向者等との間における細菌又は感染症ウイルス等の浮遊異物の飛沫感染を予防することができる。
又、本発明は、前記紫外線ランプの発光経路と着用者の皮膚及び前記装着部外部との間に、少なくとも発光紫外線波長の通過光量を減少させる材料から成る遮光板を設置したため、人体に有害な紫外線を安全に使用することが可能となる。
本発明の紫外線マスクによれば、着用者に装着可能なマスクにおいて、着用者と周辺空気との間に設けた通気路内部に細菌又はウイルス等を一定時間付着させ、紫外線照射により呼気及び吸気共に抗菌又は不活性化することにより細菌又は感染症ウイルス等の人から人への飛沫感染を予防する、安全で安価なマスクを提供することが可能となる。
本発明による紫外線マスクを示す全体図 本発明による紫外線マスクの空気清浄装置の斜視図 本発明による紫外線マスクの空気清浄装置の内部を示す断面図
次に、本発明の紫外線マスクについて図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明による紫外線マスクを示す全体図である。図1において、紫外線マスク1は、着用者の顔面又は頭部の何れかに装着可能な装着部30と、紫外線ランプ20を有する空気清浄装置10で構成される。前記装着部30は、着用者の少なくとも顔面を覆う位置に透明板31を設置し、着用者の顔面又は頭部に装着可能な固定具32を有する。図1では、前記固定具32が眼鏡と同様に耳と鼻に保持される方式を示したもので、この他、頭部に固定されるものを含め、フェイスシールドと称してすでに市販されているものが適用できる。
前記空気清浄装置10は、前記装着部30に着用者の少なくとも呼吸器官(口及び鼻)を覆う位置に設置し、着用者の呼気及び吸気と周辺空気との間で通気可能な通気路12を構成する複数の通気板11と、少なくとも前記通気路12内部の空間に照射可能な位置に設置した前記紫外線ランプ20を有する。又、前記紫外線ランプ20から発光する光の人体又は外部への漏れを防止するための遮光板13を設置した。一方、前記空気清浄装置10と連結して着用者の少なくとも呼吸器官(口及び鼻)を周辺空気から遮断する密閉カバー16を設置し、着用者の呼吸気と周辺空気3との流入及び流出を、エアー経路4で示す前記通気路12を経由する開口部17のみに限定した。これにより、流出入する呼吸気が確実に空気清浄装置10を経由することになる。前記紫外線ランプ20は電源コード21により、前記紫外線マスク1内部又は外部の電源装置22に接続し駆動するものである。図1では、前記電源装置22が前記装着部30の何れかの場所に固定した場合を例示する。
図2は、本発明による紫外線マスクの空気清浄装置の斜視図を示したものであり、図2にて、前記空気清浄装置10の内部の構成を説明する。前記空気清浄装置10は、任意の間隔で並列に配置した複数の通気板A111により通気路A121を構成し、任意の間隔で並列に配置した複数の通気板B112により通気路B122を構成する。又、前記紫外線ランプ20は、前記通気路B122の近傍に位置し、前記電源装置22に接続し駆動するものである。
図3は、本発明による紫外線マスクの空気清浄装置の内部を示す断面図であり、図3にて、前記空気清浄装置10の内部の構成及び動作を詳細に説明する。前記空気清浄装置10は、着用者の呼吸器官(口及び鼻)近傍の位置に前記透明板31に固定されている。着用者の呼吸が、エアー進路4の矢印で示す如く前記通気路A121及び前記通気路B122を双方向に通過するものである。又、前記空気清浄装置10は、前記透明板31と着脱テープ等の着脱固定具33で固定することにより、着脱交換を可能にしている。又、前記空気清浄装置10と連結し、着用者の少なくとも呼吸器官(口及び鼻)を覆う位置に密閉カバー16を設置して呼吸空間2を形成し、着用者の呼吸気と周辺空気3との流入及び流出をエアー経路4で示す前記通気路B122を経由する前記開口部17のみに限定した。これにより、流出入する呼吸気が確実に空気清浄装置10を経由し、浄化されることになる。
前記通気路B122において、前記通気板B112の壁面又は前記通気路B122の空間に、微細粒子を吸着する吸着材14が塗布又は充填されている。着用者の呼吸による空気は、前記エアー進路4で示した矢印のように、前記通気路B122に流入し、前記吸着材14に吸着され長時間停滞することになる。そこで前記紫外線ランプ20を一定時間点灯し前記吸着材14に照射することにより、周辺へ流出する空気又は周辺から流入する空気を抗菌又は不活性化することができる。前記吸着材14としては、例えば植物由来のコーンスターチ等を適用し、人体への害を防いでいる。
又、前記通気板B112の形状を図示の如く蛇行させて、前記通気路B122内部の一部又は全部を複数の蛇行通気路123とした。これにより、前記蛇行通気路123を通過する空気の距離が長尺化し、異物の付着面積を増加させることにより、抗菌又は不活性化効果を増すことができる。
一方、前記通気路A121において、前記通気板A112の表面に、光触媒反応を有する化合物15、例えば酸化チタン等を予め塗布しておく。そこで前記紫外線ランプ20を一定時間点灯し前記通気板A112に照射することにより、前記光触媒化合物15より活性酸素が発生し、周辺へ流出する空気又は周辺から流入する空気を抗菌又は不活性化することができる。
以上で示した異物の抗菌又は不活性化を効果的に実施するためには、紫外線ランプの発光波長は、少なくとも短波長紫外線(UVC)帯である200ナノメートル乃至290ナノメートルの何れかを有することが望ましい。
しかしながら、前記短波長紫外線は人体に有害とされている。図3で示すように、前記空気清浄装置10と前記透明板31との間、及び着用者の顔面皮膚等との間に前記遮光板13を設置し、着用者及び外部者共に人体への照射を防ぐものである。前記遮光板13は、当該紫外線波長の透過率の低い材料、例えば、ふっ化ビニリデン樹脂(PVDF)又は四ふっ化エチレン樹脂(PTFE)等の着色ふっ素樹脂等が有効である。又、着用者の呼吸器官近傍における遮光板131は、図示の如く傾斜を設け、通気を可能としている。
以上の一連の動作により、着用者の呼気、吸気共に常に前記空気清浄装置10において浄化されるため、感染症ウイルス等の有害物の人体への侵入及び人体からの排出を予防することが可能である。
以上説明した本発明による紫外線マスクによれば、着用者に装着可能なマスクにおいて、着用者と周辺空気との間に設けた通気路内部に細菌又はウイルス等を一定時間付着させ、紫外線照射により呼気及び吸気共に抗菌又は不活性化することにより細菌又は感染症ウイルス等の人から人への飛沫感染を予防する、安全で安価なマスクを提供する。
防疫などを目的として利用されるマスクに利用することができる。
1 紫外線マスク 2 呼吸空間 3 周辺空気 4 エアー進路 10 空気清浄装置11 通気板 12 通気路 13 遮光板 14 吸着剤 15 光触媒化合物
111 通気板A 112 通気板B 121 通気路A 122 通気路B
123 蛇行通気路 131 遮光板 20 紫外線ランプ 21 電源コード
22 電源装置 30 装着部 31 透明板 32 固定具 33 着脱固定具

Claims (10)

  1. 着用者の顔面又は頭部の何れかに装着可能な「装着部」と;
    前記装着部の少なくとも呼吸器官(口及び鼻)を覆う位置に設置し着用者の呼気及び吸気と周辺空気との間で通気可能な経路を有する複数の通気路と、少なくとも前記通気路内部に照射可能な位置に設置した紫外線ランプとで構成される「空気清浄装置」と;
    から成り、
    前記紫外線ランプを点灯することにより前記通気路を通過又は停滞する細菌又はウイルス等の異物を抗菌又は不活性化したこと、
    を特徴とする紫外線マスク。
  2. 前記通気路内部の一部又は全部に、小径粒子状の粉末材料を塗布、又は充填したこと、
    を特徴とする請求項1記載の紫外線マスク。
  3. 前記小径粒子状の粉末材料がコーンスターチ等の植物由来の材料であること、
    を特徴とする請求項2記載の紫外線マスク。
  4. 前記通気路内部の一部又は全部に、複数の蛇行通気路を設けたこと、
    を特徴とする請求項1乃至3の何れか記載の紫外線マスク。
  5. 前記通気路内部の一部又は全部に、紫外線照射により光触媒反応を生じる化合物を塗布したこと、
    を特徴とする請求項1乃至4の何れか記載の紫外線マスク。
  6. 前記化合物が酸化チタンであること、
    を特徴とする請求項5記載の紫外線マスク。
  7. 前記紫外線ランプが発光する波長が、少なくとも短波長紫外線(UVC)帯である200ナノメートル乃至290ナノメートルの何れかを有すること、
    を特徴とする請求項1乃至6の何れか記載の紫外線マスク。
  8. 前記空気清浄装置と連結して着用者の少なくとも呼吸器官(口及び鼻)を周辺空気から遮断する密閉カバーを設置し、着用者の呼吸気と周辺空気との流入及び流出を前記通気路を経由する開口部のみに限定したこと、
    を特徴とする請求項1乃至7の何れか記載の紫外線マスク。
  9. 前記紫外線ランプの発光経路と着用者の皮膚及び前記装着部外部との間に、少なくとも発光紫外線波長の通過光量を減少させる材料から成る遮光板を設置したこと、
    を特徴とする請求項1乃至8の何れか記載の紫外線マスク。
  10. 前記装着部の一部に、前記紫外線ランプを点灯するための電源装置を設置したこと、
    を特徴とする請求項1乃至9の何れか記載の紫外線マスク。
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