JP2022063914A - 土耕栽培システム - Google Patents
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Abstract
【課題】効率良く栽培することができると共に、様々な植物の生育に対応することができる土耕栽培システムを提供する。【解決手段】植物栽培用土層2が充填された植物栽培用容器1と、植物栽培用容器1の上方に設けられた第1照明装置11a、第2照明装置11bと、を有し、第1照明装置11a、第2照明装置11bは、光源として3色のLED光源を備え、LED光源は、異なる波長に変更可能である。そして、植物栽培用土層2は、枯草菌が含まれた培養土からなる。【選択図】図1
Description
本発明は、土耕栽培システムに関する。
従来より、植物の栽培は畑で行う土耕栽培が一般的である。しかしながら、最近では、効率良く栽培する方法として、水耕栽培も行われるようになってきている。このような水耕栽培としては、植物を生育する栽培棚を上下方向に所定の離間距離で多段に配置すると共に、各水耕容器の上方部側に照明装置を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記のような水耕栽培は、効率良く栽培することができるものの、特定の植物しか生育させることができず、もって、様々な植物の生育に対応することができないという問題があった。
そこで本発明は、上記問題に鑑み、効率良く栽培することができると共に、様々な植物の生育に対応することができる土耕栽培システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するための手段は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1に係る土耕栽培システムは、植物栽培用土層(例えば、図1に示す植物栽培用土層2)が充填された植物栽培用容器(例えば、図1に示す植物栽培用容器1)と、
前記植物栽培用容器(例えば、図1に示す植物栽培用容器1)の上方に設けられた照明装置(例えば、図2に示す第1照明装置11a、第2照明装置11b)と、を有し、
前記照明装置(例えば、図2に示す第1照明装置11a、第2照明装置11b)は、光源として3色のLED光源(例えば、図2に示すLED光源L)を備え、
前記LED光源(例えば、図2に示すLED光源L)は、異なる波長に変更可能であることを特徴としている。
前記植物栽培用容器(例えば、図1に示す植物栽培用容器1)の上方に設けられた照明装置(例えば、図2に示す第1照明装置11a、第2照明装置11b)と、を有し、
前記照明装置(例えば、図2に示す第1照明装置11a、第2照明装置11b)は、光源として3色のLED光源(例えば、図2に示すLED光源L)を備え、
前記LED光源(例えば、図2に示すLED光源L)は、異なる波長に変更可能であることを特徴としている。
また、請求項2に係る土耕栽培システムは、上記請求項1に記載の土耕栽培システムにおいて、前記植物栽培用土層(例えば、図1に示す植物栽培用土層2)は、枯草菌が含まれた培養土からなることを特徴としている。
そして、請求項3に係る土耕栽培システムは、上記請求項1又は2に記載の土耕栽培システムにおいて、前記照明装置(例えば、図2に示す第1照明装置11a、第2照明装置11b)は、光源として、自然光を取り込むことができる光ファイバー(例えば、図2に示す光ファイバーHb)をさらに備えてなることを特徴としている。
さらに、請求項4に係る土耕栽培システムは、上記請求項1~3の何れか1項に記載の土耕栽培システムにおいて、前記植物栽培用土層(例えば、図1に示す植物栽培用土層2)内に設けられた配管(例えば、図1に示す循環用パイプ4a)と、
前記植物栽培用土層(例えば、図1に示す植物栽培用土層2)の温度を管理する温度センサ(例えば、図1に示す温度センサ3)と、をさらに有し、
前記温度センサ(例えば、図1に示す温度センサ3)に基づいて、所定の温度に達した液体を、前記配管(例えば、図1に示す循環用パイプ4a)に流入させてなることを特徴としている。
前記植物栽培用土層(例えば、図1に示す植物栽培用土層2)の温度を管理する温度センサ(例えば、図1に示す温度センサ3)と、をさらに有し、
前記温度センサ(例えば、図1に示す温度センサ3)に基づいて、所定の温度に達した液体を、前記配管(例えば、図1に示す循環用パイプ4a)に流入させてなることを特徴としている。
またさらに、請求項5に係る土耕栽培システムは、上記請求項1~4の何れか1項に記載の土耕栽培システムにおいて、前記植物栽培用土層(例えば、図1に示す植物栽培用土層2)に所定の養分を溶かした液体を散布する散布手段(例えば、図1に示す散布用パイプ9)と、
前記散布手段(例えば、図1に示す散布用パイプ9)にて散布された液体を排出する排出手段(例えば、図1に示す排出パイプ10a、図1に示す排水用ポンプP3)と、
前記排出手段(例えば、図1に示す排出パイプ10a、図1に示す排水用ポンプP3)にて排出された液体に前記所定の養分を溶かし、前記散布手段(例えば、図1に示す散布用パイプ9)に供給する供給手段(例えば、図1に示す給水用ポンプP2、図1に示す案内パイプ8a)と、をさらに有してなることを特徴としている。
前記散布手段(例えば、図1に示す散布用パイプ9)にて散布された液体を排出する排出手段(例えば、図1に示す排出パイプ10a、図1に示す排水用ポンプP3)と、
前記排出手段(例えば、図1に示す排出パイプ10a、図1に示す排水用ポンプP3)にて排出された液体に前記所定の養分を溶かし、前記散布手段(例えば、図1に示す散布用パイプ9)に供給する供給手段(例えば、図1に示す給水用ポンプP2、図1に示す案内パイプ8a)と、をさらに有してなることを特徴としている。
一方、請求項6に係る土耕栽培システムは、上記請求項1~5の何れか1項に記載の土耕栽培システムにおいて、前記照明装置(例えば、図2に示す第1照明装置11a、第2照明装置11b)を任意の高さ位置に固定することができる高さ固定手段(例えば、図1に示す左固定枠12a、右固定枠12b、第1取付具12a1、第2取付具12b1)をさらに有してなることを特徴としている。
また、請求項7に係る土耕栽培システムは、上記請求項1~6の何れか1項に記載の土耕栽培システムにおいて、前記照明装置(例えば、図2に示す第1照明装置11a、第2照明装置11b)を傾斜させて固定することができる傾斜固定手段(例えば、図1に示す左固定枠12a、右固定枠12b、第1取付具12a1、第2取付具12b1)をさらに有してなることを特徴としている。
さらに、請求項8に係る土耕栽培システムは、上記請求項1~7の何れか1項に記載の土耕栽培システムにおいて、前記植物栽培用容器(例えば、図1に示す植物栽培用容器1)が設置された建物(例えば、図1に示す建物T)内の二酸化炭素の濃度を計測する二酸化炭素センサ(例えば、図1に示す二酸化炭素センサ13)をさらに有してなることを特徴としている。
そしてさらに、請求項9に係る土耕栽培システムは、上記請求項1~8の何れか1項に記載の土耕栽培システムにおいて、前記植物栽培用容器(例えば、図1に示す植物栽培用容器1)が設置された建物(例えば、図1に示す建物T)内の湿度を計測する湿度センサ(例えば、図1に示す温湿度センサ14)をさらに有してなることを特徴としている。
次に、本発明の効果について、図面の参照符号を付して説明する。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1に係る発明によれば、植物栽培用土層(例えば、図1に示す植物栽培用土層2)が充填された植物栽培用容器(例えば、図1に示す植物栽培用容器1)の上方に、異なる波長に変更可能なLED光源(例えば、図2に示すLED光源L)を設けることにより、効率良く栽培植物の苗を栽培することができると共に、様々な植物の生育に対応することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、植物栽培用土層(例えば、図1に示す植物栽培用土層2)は、枯草菌が含まれた培養土からなるから、入れ替え作業が不要となり、もって、作業効率が向上することとなる。
そして、請求項3に係る発明によれば、照明装置(例えば、図2に示す第1照明装置11a、第2照明装置11b)は、光源として、自然光を取り込むことができる光ファイバー(例えば、図2に示す光ファイバーHb)を備えているから、自然光が届かない建物内であっても、自然光を、栽培植物の苗に照射することが可能となる。また、日中、光ファイバー(例えば、図2に示す光ファイバーHb)を用いて、自然光を栽培植物の苗に照射しておけば、日中、LED光源(例えば、図2に示すLED光源L)を消灯しておくことができるため、省エネ効果を発揮することができる。
さらに、請求項4に係る発明によれば、温度センサ(例えば、図1に示す温度センサ3)に基づいて、所定の温度に達した液体を、植物栽培用土層(例えば、図1に示す植物栽培用土層2)内に設けられた配管(例えば、図1に示す循環用パイプ4a)に流入させるようにしているから、植物栽培用土層(例えば、図1に示す植物栽培用土層2)の温度を、栽培植物の苗の生育に適した温度に保つことが可能となる。
またさらに、請求項5に係る発明によれば、散布手段(例えば、図1に示す散布用パイプ9)にて散布された液体を排出手段(例えば、図1に示す排出パイプ10a、図1に示す排水用ポンプP3)にて排出し、排出された液体に所定の養分を溶かし、供給手段(例えば、図1に示す給水用ポンプP2、図1に示す案内パイプ8a)にて散布手段(例えば、図1に示す散布用パイプ9)に供給するようにしている。しかして、このように、排出した液体を再利用するようにすれば、廃棄物を減少させることができる。
一方、請求項6に係る発明によれば、高さ固定手段(例えば、図1に示す左固定枠12a、右固定枠12b、第1取付具12a1、第2取付具12b1)にて、照明装置(例えば、図2に示す第1照明装置11a、第2照明装置11b)を任意の高さ位置に固定することができる。これにより、栽培植物の苗に十分な光を照射することが可能となる。
また、請求項7に係る発明によれば、傾斜固定手段(例えば、図1に示す左固定枠12a、右固定枠12b、第1取付具12a1、第2取付具12b1)にて、照明装置(例えば、図2に示す第1照明装置11a、第2照明装置11b)を傾斜させて固定することができる。これにより、光を斜め方向から傾斜させた方が、生育の良い栽培植物の苗にも、対応することが可能となる。また、植物は光を求めて、光がある方向に生育することが知られているから、栽培植物の苗に光を斜め方向から照射し、栽培植物の苗を収穫し易い形にすることも可能となる。
さらに、請求項8に係る発明によれば、二酸化炭素センサ(例えば、図1に示す二酸化炭素センサ13)にて、植物栽培用容器(例えば、図1に示す植物栽培用容器1)が設置された建物(例えば、図1に示す建物T)内の二酸化炭素の濃度を計測するようにしている。これにより、栽培植物の苗がどの程度光合成したのかを確認することができ、もって、栽培植物の苗がどのように成長しているのかを確認することができる。
そしてさらに、請求項9に係る発明によれば、湿度センサ(例えば、図1に示す温湿度センサ14)にて、植物栽培用容器(例えば、図1に示す植物栽培用容器1)が設置された建物(例えば、図1に示す建物T)内の湿度を計測するようにしている。これにより、建物(例えば、図1に示す建物T)内の湿度を、栽培植物の苗の生育に適した湿度に保つことが可能となる。
以下、本発明に係る土耕栽培システムの一実施形態を、図面を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の方向を示す場合は、図示正面から見た場合の上下左右をいうものとする。
土耕栽培システムは、図1に示すように、ビニールハウスや、工場、オフィスビル、空き家などの建物T内に設置されている植物栽培用容器1を有している。この植物栽培用容器1は、図1に示すように、上面1aが開放されたすり鉢状に形成されており、この植物栽培用容器1内には、植物栽培用土層2が充填されている。
植物栽培用土層2は、枯草菌が含まれた培養土からなるものである。枯草菌は、芽胞を形成し、様々なストレスに対して耐性を有することから、土壌や植物など環境中のあらゆる場所に普遍的に存在する。より詳しくは、枯草菌は、臭いをとったり、発酵させたり、生ごみを分解したり、土壌改良したり、水の中のコケ・水垢の分解をしたり、等の働きをすることができるものである。さらに、枯草菌は、病原性のない極めて安全性の高い菌で、菌体中央付近に楕円形の芽胞を有し、生存に不適な環境になると、体中に芽胞を作り、強い抵抗力を示すものである。例えば、100℃で数十分の加熱に耐えると言われている。そのため、栽培終了後、枯草菌が含まれた培養土を加熱すれば、枯草菌以外の菌は60℃~70℃で死滅してしまうため、枯草菌が含まれた培養土を入れ替えなくとも、70℃以上で加熱し、その後、追肥するようにすることができる。それゆえ、植物栽培用土層2として、枯草菌が含まれた培養土を使用すれば、入れ替え作業が不要となり、もって、作業効率が向上することとなる。
かくして、上記のような植物栽培用土層2には、図1に示すように、適当間隔置きに、栽培植物の苗Nが植え付けられている。
一方、図1に示すように、上記のような植物栽培用土層2内には、植物栽培用土層2の温度を管理する温度センサ3が複数(図示では、2個)埋設されている。
また、図1に示すように、上記のような植物栽培用土層2内には、矩形状の循環用パイプ4aが複数(図示では、2個)敷設されており、これら循環用パイプ4aは、図1に示すように、連結パイプ4bによって連結されている。そして、この連結パイプ4bは、図1に示すように、温水用バルブ5を介して、案内パイプ5aと連結されている。そして、この案内パイプ5aは、温水用ポンプP1を介して、温水タンク6に接続されている。この温水タンク6には、液体(例えば、水)が貯留できるようになっており、この液体(例えば、水)は、図1に示す温水タンク6に内蔵されているヒータ6aによって、温められるようになっている。なお、この温水タンク6には、図1に示すように、貯留されている液体(例えば、水)の温度を計測する熱電対6bが設けられており、さらに、貯留されている液体(例えば、水)の水量を計測するレベルセンサ6cが設けられている。
しかして、ヒータ6aによって温められた液体(例えば、水)は、温水用ポンプP1によって、案内パイプ5a内に案内される。そして、温水用バルブ5が開放されると、案内パイプ5a内に案内された液体(例えば、水)は、連結パイプ4bに流入し、もって、循環用パイプ4a内に流入することとなる。これにより、流入された液体(例えば、水)が、循環用パイプ4a内を循環することとなるから、これによって、植物栽培用土層2が温められることとなる。なお、循環用パイプ4a内を循環している液体(例えば、水)がオーバーフローした際に、温水タンク6内に排出されるように、図1に示すように、循環用パイプ4aには、オーバーフロー管4cが接続されている。すなわち、循環用パイプ4a内に流入された液体(例えば、水)は、外部に排出されないため、何れ循環用パイプ4a内の液体(例えば、水)は、オーバーフローすることとなる。そのため、循環用パイプ4aにオーバーフロー管4cが接続されていれば、そのオーバーフローした液体(例えば、水)が、温水タンク6内に排出されることとなる。そして、温水タンク6内に排出された液体(例えば、水)は、ヒータ6aによって温められ、再び、循環用パイプ4a内に流入することとなる。しかして、このように液体(例えば、水)を再利用するようにすれば、廃棄物を減少させることができる。
一方、図1に示すように、温水タンク6とは別に、給水タンク7が設けられている。この給水タンク7は、植物栽培用土層2に散布するための所定の養分を溶かした水が貯留できるようになっている。そして、この給水タンク7には、給水用ポンプP2を介して、案内パイプ8aが接続されており、この案内パイプ8aには、散布用バルブ8を介して散布用パイプ9が接続されている。なお、散布用パイプ9には、微小な孔(図示せず)が複数設けられている。
しかして、給水タンク7に貯留されている所定の養分を溶かした水は、給水用ポンプP2によって、案内パイプ8a内に案内される。そして、散布用バルブ8が開放されると、案内パイプ8a内に案内された所定の養分を溶かした水は、散布用パイプ9内に流入することとなる。これにより、散布用パイプ9内に設けられた微小な孔(図示せず)から、所定の養分を溶かした水が、植物栽培用土層2の上方から散布されることとなる。なお、給水タンク7には、図1に示すように、所定の養分を水に溶かすための攪拌用モータ7aが設けられ、さらに、所定の養分を溶かした水の水量を計測するレベルセンサ7bが設けられている。
一方、図1に示すように、植物栽培用容器1の下面1b中央部分には、散布用パイプ9によって散布された所定の養分を溶かした水を排出するための排出パイプ10aが接続されている。この排出パイプ10aは、排水用ポンプP3を介して、給水タンク7に接続されている。これにより、散布用パイプ9によって散布された所定の養分を溶かした水は、排出パイプ10aを通って、排水用ポンプP3によって、給水タンク7に排出されることとなる。なお、給水タンク7に排出された所定の養分を溶かした水は、新たに所定の養分が溶かされて、散布用パイプ9によって、植物栽培用土層2の上方から散布されることとなる。
しかして、このように、排出した水を再利用するようにすれば、廃棄物を減少させることができる。
他方、図1に示すように、栽培植物の苗Nの上方には、図示左側に、矩形状の第1照明装置11aが設けられ、図示右側に、矩形状の第2照明装置11bが設けられている。この第1照明装置11a及び第2照明装置11bは、図2に示すように、矩形状の支持枠Wを有しており、中間部分には、複数の光ファイバー部Hが、支持枠Wの長手方向に沿って、並設されている。この光ファイバー部Hは、図2に示すように、矩形状の収納枠Haと、この収納枠Ha内に収納されている複数の光ファイバーHbと、で構成されている。そして、光ファイバーHbは、自然光を建物T内に導入することができる。しかして、このようにすれば、自然光が届かない建物T内であっても、自然光を、栽培植物の苗Nに照射することが可能となる。
一方、図2に示すように、支持枠Wには、複数の光ファイバー部Hの上下方向に亘って、複数のLED光源Lが、所定間隔置きに配置されている。このLED光源Lは、図2に示すように、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3色で構成されている。そのため、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3色の波長はそれぞれ異なる事が知られているから、LED光源Lは、点灯させる色を変化させることにより、異なる波長に変更することが可能となる。しかして、このようなLED光源Lを設けるようにすれば、LED光を、栽培植物の苗Nに照射することが可能となる。
かくして、このように、複数の光ファイバー部Hと、複数のLED光源Lを設けるようにすれば、日中は、複数の光ファイバー部Hを用いて、自然光を栽培植物の苗Nに照射し、夜間は、複数のLED光源Lを用いて、LED光を栽培植物の苗Nに照射することが可能となる。それゆえ、24時間絶えず、栽培植物の苗Nに光を照射することが可能となる。また、日中、複数の光ファイバー部Hを用いて、自然光を栽培植物の苗Nに照射しておけば、日中、複数のLED光源Lを消灯しておくことができるため、省エネ効果を発揮することができる。
ところで、上記のように構成される第1照明装置11aは、図1に示すように、ボルトやピン等の第1取付具12a1を介して、鉛直方向に延びる縦長矩形状でコ字状の左固定枠12a内に取り付け固定されている。なお、図示はしていないが、この左固定枠12aには、第1取付具12a1が挿入できる孔が所定間隔置きに設けられている。そして、第1照明装置11aの支持枠Wにも、第1取付具12a1が挿入できる孔Wa(図2参照)が設けられている。
また、上記のように構成される第2照明装置11bは、図1に示すように、ボルトやピン等の第2取付具12b1を介して、鉛直方向に延びる縦長矩形状でコ字状の右固定枠12b内に取り付け固定されている。なお、図示はしていないが、この右固定枠12bには、第2取付具12b1が挿入できる孔が所定間隔置きに設けられている。そして、第2照明装置11bの支持枠Wにも、第2取付具12b1が挿入できる孔Wa(図2参照)が設けられている。
ところで、第1照明装置11aは、左固定枠12aに設けられている孔(図示せず)内に、第1取付具12a1を挿入することにより、左固定枠12aの任意の高さ位置に固定できるようになっている。また、第2照明装置11bも、右固定枠12bに設けられている孔(図示せず)内に、第2取付具12b1を挿入することにより、右固定枠12bの任意の高さ位置に固定できるようになっている。
しかして、このように、第1照明装置11a及び第2照明装置11bを任意の高さ位置に固定できるようにすれば、栽培植物の苗Nの成長に合わせて、作業員等が手動で、第1照明装置11a及び第2照明装置11bの位置を変更することができる事となる。これにより、栽培植物の苗Nに十分な光を照射することが可能となる。
また、第1照明装置11aは、左固定枠12a内に取り付け固定する際、上方向又は下方向に傾けて(傾斜させて)、第1取付具12a1を介して、左固定枠12a内に取り付け固定することができる。さらに、第2照明装置11bも、右固定枠12b内に取り付け固定する際、上方向又は下方向に傾けて(傾斜させて)、第2取付具12b1を介して、右固定枠12b内に取り付け固定することができる。
しかして、このように、第1照明装置11a及び第2照明装置11bを上方向又は下方向に傾けて(傾斜させて)固定できるようにすれば、光を斜め方向から照射させた方が、生育の良い栽培植物の苗Nにも、対応することが可能となる。また、植物は光を求めて、光がある方向に生育することが知られているから、栽培植物の苗Nに光を斜め方向から照射し、栽培植物の苗Nを収穫し易い形にすることも可能となる。
他方、図1に示すように、建物T内には、散布用パイプ9の上部側に、二酸化炭素センサ13が配置されている。この二酸化炭素センサ13は、建物T内の二酸化炭素の濃度を検出することができるようになっている。しかして、このように、二酸化炭素センサ13を用いて、建物T内の二酸化炭素の濃度を検出するようにすれば、栽培植物の苗Nがどの程度光合成したのかを確認することができ、もって、栽培植物の苗Nがどのように成長しているのかを確認することができる。
一方、図1に示すように、建物T内には、第2照明装置11bの上部側に温湿度センサ14が配置されている。この温湿度センサ14は、主として、建物T内の湿度を検出することができるようになっている。しかして、このように、温湿度センサ14を用いて、建物T内の湿度を検出するようにすれば、建物T内の湿度を栽培植物の苗Nの生育に最適な湿度に保つことが可能となる。そのため、検出した湿度が最適な湿度でない場合は、建物T内の換気ができるように、図1に示すように、建物T内の右上部側に、換気ファン15が設けられている。なお、温湿度センサ14は、建物T内の温度も検出することができるものの、植物栽培用土層2の温度を管理する温度センサ3にて温度を管理しているため、こちらの温度が優先されるようになっている。
かくして、このように構成される土耕栽培システムは、図3に示すような制御装置20を用いて制御されることとなる。
制御装置20は、図3に示すように、判断部21を有している。この判断部21は、操作盤30と情報のやり取りを行うことができるようになっている。この操作盤30は、図3に示すように、操作部30aと、記憶部30bと、表示部30cと、出力部30dと、で構成されている。操作部30aは、タッチパネル等を用いて、所定のデータを操作盤30に入力することができるものである、また、記憶部30bは、温度の閾値、湿度の閾値、散布時間、第1照明装置11a及び第2照明装置11bの点灯パターン等を記憶することができるものである。そして、表示部30cは、LCD(Liquid Crystal Display)等からなるもので、所定の画像等を表示することができるものである。さらに、出力部30dは、判断部21に指示を行うデータ等を出力することができるものである。なお、記憶部30bに記載されている温度の閾値、湿度の閾値、散布時間、第1照明装置11a及び第2照明装置11bの点灯パターンは、生育させる栽培植物の苗Nを予め実験にて生育させておき、事前にデータ取りすることで決められているものである。
一方、判断部21は、図3に示すように、温湿度センサ14にて検出されたデータを受信することができる。これを受けて、判断部21は、操作盤30の記憶部30bに記憶されている湿度の閾値を超えていれば、第5インバータ27を介して、換気ファン15を作動させるようにする。これにより、換気ファン15が作動し、図1に示す建物T内の換気ができることとなる。しかして、このようにすれば、建物T内の湿度を、栽培植物の苗Nの生育に適した湿度に保つことが可能となる。なお、判断部21にて受信したデータは、操作盤30の表示部30cに表示されることとなる。
一方、判断部21は、図3に示すように、温度センサ3にて検出されたデータを受信することができる。これを受けて、判断部21は、操作盤30の記憶部30bに記憶されている温度の閾値を下回っていれば、植物栽培用土層2の温度を上げるべく、以下のような処理を行う。なお、判断部21にて受信したデータは、操作盤30の表示部30cに表示されることとなる。
まず、判断部21は、ヒータ6aを作動させ、温水タンク6に貯留されている液体(例えば、水)を温める。そして、判断部21は、貯留されている液体(例えば、水)の温度を計測する熱電対6b(図1参照)にて計測されたデータを受信し、所定の温度に達すると、ヒータ6aの作動を停止する。
次いで、判断部21は、図3に示す第1インバータ23を介して、温水用ポンプP1を作動させると共に、温水用バルブ5を開放する。これにより、ヒータ6aによって温められた液体(例えば、水)は、温水用ポンプP1によって、図1に示す案内パイプ5a内に案内される。そして、温水用バルブ5が開放されると、案内パイプ5a内に案内された液体(例えば、水)は、連結パイプ4bに流入し、もって、循環用パイプ4a内に流入することとなる。これにより、流入された液体(例えば、水)が、循環用パイプ4a内を循環することとなるから、これによって、植物栽培用土層2の温度が向上することとなる。なお、植物栽培用土層2の温度が、操作盤30の記憶部30bに記憶されている温度を上回れば、判断部21は、温水用ポンプP1の動作を停止すると共に、温水用バルブ5を閉止する。しかして、このようにすれば、植物栽培用土層2の温度を、栽培植物の苗Nの生育に適した温度に保つことが可能となる。
一方、栽培終了後、植物栽培用土層2を加熱するにあたっては、上記と同様、ヒータ6aを作動させ、温水タンク6に貯留されている液体(例えば、水)を温め、温水用ポンプP1を作動させると共に、温水用バルブ5を開放するようにすれば良い。これにより、植物栽培用土層2を加熱することが可能となる。なお、栽培終了後、植物栽培用土層2を加熱する際の指示は、作業員等が、操作盤30の操作部30aを用いて、判断部21に指示するようにすれば良い。
しかして、このように、液体(例えば、水)を循環させるだけで、植物栽培用土層2の温度を向上させることができるため、水道水を用いることも可能である。
他方、判断部21は、図3に示すように、二酸化炭素センサ13にて検出されたデータを受信することができる。なお、判断部21にて受信したデータは、操作盤30の表示部30cに表示されることとなる。
一方、操作盤30の記憶部30bには、散布時間が記憶されていることから、記憶された散布時間に達すると、操作盤30より、出力部30dを介して、判断部21に指示される。これを受けて、判断部21は、図3に示す第4インバータ26を介して、攪拌用モータ7aを作動させる。これにより、給水タンク7に貯留されている水に所定の養分が溶かされることとなる。次いで、判断部21は、図3に示す第2インバータ24を介して給水用ポンプP2を作動させると共に、散布用バルブ8を開放する。これにより、所定の養分を溶かした水が、給水用ポンプP2によって、案内パイプ8a内に案内される。そして、散布用バルブ8が開放されると、案内パイプ8a内に案内された所定の養分を溶かした水は、散布用パイプ9内に流入することとなる。これにより、散布用パイプ9内に設けられた微小な孔(図示せず)から、所定の養分を溶かした水が、植物栽培用土層2の上方から散布されることとなる。なお、所定時間に達すると、判断部21は、給水用ポンプP2の動作を停止し、散布用バルブ8を閉止することとなる。
次いで、判断部21は、図3に示す排水用ポンプP3を作動させ、排出パイプ10aを通って排出された散布用パイプ9によって散布された所定の養分を溶かした水を、給水タンク7に排出させる。なお、所定時間に達すると、判断部21は、排水用ポンプP3の動作を停止することとなる。
一方、操作盤30の記憶部30bには、第1照明装置11a及び第2照明装置11bの点灯パターンが記憶されていることから、操作盤30より、出力部30dを介して、第1照明装置11a及び第2照明装置11bの点灯パターンが判断部21に出力される。これを受けて、判断部21は、第1照明装置11a及び第2照明装置11bのLED光源Lの点灯又は消灯を行うこととなる。この際、LED光源Lは、3色で構成されていることから、赤を点灯、又は、青を点灯等、生育させる栽培植物の苗Nに適した波長を備えた光を点灯することが可能となる。しかして、このように、生育させる栽培植物の苗Nに適した波長を備えた光を点灯させることにより、様々な植物の生育に対応することが可能となる。なお、判断部21は、第1照明装置11a及び第2照明装置11bの点灯パターンに基づいて、第1照明装置11a及び第2照明装置11bを夜間に点灯させ、日中は消灯させるようにすることも可能である。また、判断部21は、第1照明装置11a及び第2照明装置11bの点灯パターンに基づいて、LED光源Lの光量を変更することも可能である。
ところで、制御装置20は、図3に示すように、電力を供給する電源部22を有している。この電源部22は、停電等が発生しても電力を供給すると共に、電力を蓄電することができるバッテリ部22aと、バッテリ部22aに電力を供給する太陽電池制御部22bと、で構成されている。この太陽電池制御部22bは、図3に示すように、太陽電池パネル31と接続されており、太陽電池パネル31にて発電した電力を受電できるようになっている。そして、太陽電池制御部22bは、その受電した電力をバッテリ部22aに供給できるようになっている。
かくして、上記のように構成される土耕栽培システムは、制御装置20を用いて上記のように制御されることとなるから、栽培植物の苗Nの生育の自動管理が可能となる。
しかして、以上説明した本実施形態によれば、植物栽培用土層2が充填された植物栽培用容器1の上方に、異なる波長に変更可能なLED光源Lを設けているから、効率良く栽培植物の苗Nを栽培することができると共に、様々な植物の生育に対応することができる。
なお、本実施形態において示した内容等はあくまで一例であり、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、本実施形態においては、第1照明装置11a及び第2照明装置11bの形状として、矩形状を例示したが、それに限らず、円形状や楕円状等、どのような形状でも良い。
また、本実施形態において、第1照明装置11a及び第2照明装置11bを任意の高さ位置に固定、又は、上方向又は下方向に傾けて(傾斜させて)固定するにあたり、左固定枠12a及び右固定枠12bに、第1取付具12a1及び第2取付具12b1を介して取り付け固定する例を示したが、それに限らず、第1照明装置11a及び第2照明装置11bを任意の高さ位置に固定、又は、上方向又は下方向に傾けて(傾斜させて)固定できれば、どのような方法でも良い。
1 植物栽培用容器
2 植物栽培用土層
3 温度センサ
4a 循環用パイプ(配管)
8a 案内パイプ(供給手段)
9 散布用パイプ(散布手段)
10a 排出パイプ(排出手段)
11a 第1照明装置(照明装置)
11b 第2照明装置(照明装置)
12a 左固定枠(高さ固定手段、傾斜固定手段)
12a1 第1取付具(高さ固定手段、傾斜固定手段)
12b 右固定枠(高さ固定手段、傾斜固定手段)
12b1 第2取付具(高さ固定手段、傾斜固定手段)
13 二酸化炭素センサ
14 温湿度センサ(湿度センサ)
T 建物
L LED光源
Hb 光ファイバー
P2 給水用ポンプ(供給手段)
P3 排水用ポンプ(排出手段)
2 植物栽培用土層
3 温度センサ
4a 循環用パイプ(配管)
8a 案内パイプ(供給手段)
9 散布用パイプ(散布手段)
10a 排出パイプ(排出手段)
11a 第1照明装置(照明装置)
11b 第2照明装置(照明装置)
12a 左固定枠(高さ固定手段、傾斜固定手段)
12a1 第1取付具(高さ固定手段、傾斜固定手段)
12b 右固定枠(高さ固定手段、傾斜固定手段)
12b1 第2取付具(高さ固定手段、傾斜固定手段)
13 二酸化炭素センサ
14 温湿度センサ(湿度センサ)
T 建物
L LED光源
Hb 光ファイバー
P2 給水用ポンプ(供給手段)
P3 排水用ポンプ(排出手段)
Claims (9)
- 植物栽培用土層が充填された植物栽培用容器と、
前記植物栽培用容器の上方に設けられた照明装置と、を有し、
前記照明装置は、光源として3色のLED光源を備え、
前記LED光源は、異なる波長に変更可能である土耕栽培システム。 - 前記植物栽培用土層は、枯草菌が含まれた培養土からなる請求項1に記載の土耕栽培システム。
- 前記照明装置は、光源として、自然光を取り込むことができる光ファイバーをさらに備えてなる請求項1又は2に記載の土耕栽培システム。
- 前記植物栽培用土層内に設けられた配管と、
前記植物栽培用土層の温度を管理する温度センサと、をさらに有し、
前記温度センサに基づいて、所定の温度に達した液体を、前記配管に流入させてなる請求項1~3の何れか1項に記載の土耕栽培システム。 - 前記植物栽培用土層に所定の養分を溶かした液体を散布する散布手段と、
前記散布手段にて散布された液体を排出する排出手段と、
前記排出手段にて排出された液体に前記所定の養分を溶かし、前記散布手段に供給する供給手段と、をさらに有してなる請求項1~4の何れか1項に記載の土耕栽培システム。 - 前記照明装置を任意の高さ位置に固定することができる高さ固定手段をさらに有してなる請求項1~5の何れか1項に記載の土耕栽培システム。
- 前記照明装置を傾斜させて固定することができる傾斜固定手段をさらに有してなる請求項1~6の何れか1項に記載の土耕栽培システム。
- 前記植物栽培用容器が設置された建物内の二酸化炭素の濃度を計測する二酸化炭素センサをさらに有してなる請求項1~7の何れか1項に記載の土耕栽培システム。
- 前記植物栽培用容器が設置された建物内の湿度を計測する湿度センサをさらに有してなる請求項1~8の何れか1項に記載の土耕栽培システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020172316A JP2022063914A (ja) | 2020-10-13 | 2020-10-13 | 土耕栽培システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020172316A JP2022063914A (ja) | 2020-10-13 | 2020-10-13 | 土耕栽培システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022063914A true JP2022063914A (ja) | 2022-04-25 |
Family
ID=81378785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020172316A Pending JP2022063914A (ja) | 2020-10-13 | 2020-10-13 | 土耕栽培システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022063914A (ja) |
-
2020
- 2020-10-13 JP JP2020172316A patent/JP2022063914A/ja active Pending
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