JP2022063682A - タッチ入力装置、タッチ入力方法、及びタッチ入力プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチパネルにおける線切れの発生を適切に評価することが可能なタッチ入力装置、タッチ入力方法、及びタッチ入力プログラムを提供する。【解決手段】タッチ入力装置は、タッチパネルに対するユーザーのタッチ操作のタッチ位置を検出する位置検出部と、ユーザーがタッチ開始位置からタッチ終了位置までタッチ状態で継続的に移動させる移動操作を行った場合に前記タッチ開始位置から前記タッチ終了位置までの間で線が途切れた状態となる線切れを判定する線切れ判定部と、前記タッチパネルにおいて前記線切れが発生する頻度を表す線切れ発生頻度を算出する算出処理部と、前記算出処理部により算出される前記線切れ発生頻度に基づいて、前記タッチ操作に対応する評価に対して所定の補正処理を実行する補正処理部と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、タッチ入力装置、タッチ入力方法、及びタッチ入力プログラムに関する。
従来、タッチパネルに対してユーザーがタッチ開始位置からタッチ終了位置まで指をタッチ状態で継続的に移動させる移動操作を行った場合に、タッチ開始位置からタッチ終了位置まで連続的な線(一本の線)として検出されず、タッチ開始位置からタッチ終了位置までの間で途切れ、複数の線及び点として検出してしまう、所謂線切れが生じることが知られている。
特許文献1には、継続指示操作(移動操作)が途切れた場合であっても、所与の復帰許容時間内に復帰操作がなされた場合には、その途切れを当該継続指示操作の終了とはみなさず、復帰許容時間内での継続指示操作の復帰操作がなされない場合に、途切れを当該継続指示操作の終了と認定することにより、タッチ操作の途切れ(線切れ)の問題を解消する技術が開示されている。
ここで、前記線切れが発生する要因として、タッチパネルの表面の滑り易さ、タッチパネルの使用環境(季節、温湿度など)、ユーザーの属性(指の乾燥状態など)など、様々な要因が考えられる。このため、前記線切れが発生する頻度は、タッチパネルの使用状況により変化する。従来の技術では、タッチパネルの使用状況が考慮されていないため、前記線切れの発生を適切に評価することが困難である。
本発明の目的は、タッチパネルにおける線切れの発生を適切に評価することが可能なタッチ入力装置、タッチ入力方法、及びタッチ入力プログラムを提供することにある。
本発明の一の態様に係るタッチ入力装置は、タッチパネルに対するユーザーのタッチ操作のタッチ位置を検出する位置検出部と、ユーザーがタッチ開始位置からタッチ終了位置までタッチ状態で継続的に移動させる移動操作を行った場合に前記タッチ開始位置から前記タッチ終了位置までの間で線が途切れた状態となる線切れを判定する線切れ判定部と、前記タッチパネルにおいて前記線切れが発生する頻度を表す線切れ発生頻度を算出する算出処理部と、前記算出処理部により算出される前記線切れ発生頻度に基づいて、前記タッチ操作に対応する評価に対して所定の補正処理を実行する補正処理部と、を備える。
本発明の他の態様に係るタッチ入力方法は、一又は複数のプロセッサーが、タッチパネルに対するユーザーのタッチ操作のタッチ位置を検出する位置検出ステップと、ユーザーがタッチ開始位置からタッチ終了位置までタッチ状態で継続的に移動させる移動操作を行った場合に前記タッチ開始位置から前記タッチ終了位置までの間で線が途切れた状態となる線切れを判定する線切れ判定ステップと、前記タッチパネルにおいて前記線切れが発生する頻度を表す線切れ発生頻度を算出する算出ステップと、前記算出ステップにより算出される前記線切れ発生頻度に基づいて、前記タッチ操作に対応する評価に対して所定の補正処理を実行する補正ステップと、を実行する方法である。
本発明の他の態様に係るタッチ入力プログラムは、タッチパネルに対するユーザーのタッチ操作のタッチ位置を検出する位置検出ステップと、ユーザーがタッチ開始位置からタッチ終了位置までタッチ状態で継続的に移動させる移動操作を行った場合に前記タッチ開始位置から前記タッチ終了位置までの間で線が途切れた状態となる線切れを判定する線切れ判定ステップと、前記タッチパネルにおいて前記線切れが発生する頻度を表す線切れ発生頻度を算出する算出ステップと、前記算出ステップにより算出される前記線切れ発生頻度に基づいて、前記タッチ操作に対応する評価に対して所定の補正処理を実行する補正ステップと、を一又は複数のプロセッサーに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、タッチパネルにおける線切れの発生を適切に評価することが可能である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るタッチ入力装置1は、制御部11と、記憶部12と、タッチパネルディスプレイ13とを備えている。
例えばユーザーは、タッチ入力装置1において所定のアプリケーションを実行させて、表示部132に表示される操作画面に対してタッチ操作を行なう。前記アプリケーションは、例えばゲームのアプリケーションである。ユーザーは、タッチ入力装置1においてゲームを行い、タッチ入力装置1は、前記ゲームにおける前記ユーザーのタッチ操作に対する評価を行う。前記ゲームが、例えばゲーム開始時刻から終了時刻までの操作時間(所要時間)を競うゲームである場合、タッチ入力装置1は、前記操作時間を評価値として算出する。また、前記ゲームが、例えばユーザーのタッチ操作の正解又は不正解の数を競うゲームである場合、タッチ入力装置1は、前記正解又は不正解の数を評価値として算出する。前記アプリケーションは、ゲームに限定されない。
タッチパネルディスプレイ13は、タッチパネル131と、表示部132とを備えている。表示部132は、画像を表示するディスプレイであり、例えば液晶ディスプレイである。
タッチパネル131は、タッチパネル131に対するユーザーのタッチ操作を受け付ける。タッチパネル131は、静電容量方式のタッチパネルであってもよいし、感圧式のタッチパネルであってもよい。すなわち、タッチパネル131は、ユーザーのタッチ入力を受け付けることが可能な装置であればよい。タッチパネル131は、表示部132の前面に配置されてもよいし、表示部132に内蔵されてもよい。また、タッチパネル131及び表示部132は、互いに離れた場所に配置され、互いに通信可能に構成されてもよい。以下では、タッチパネル131が表示部132の前面に配置され、タッチパネル131及び表示部132が一体に形成された一体型のタッチパネルディスプレイ13を例に挙げて説明する。
例えば図2に示すように、ユーザーは、タッチパネル131に対して指によりタッチ操作を行う。例えば、ユーザーは、タッチパネル131に対してタッチ開始位置Tsからタッチ終了位置Teまで指をタッチ状態で継続的に矢印方向に移動させる移動操作を行う。前記タッチ操作が線を描画する操作モードである場合、図2に示すように、前記移動操作に応じた手書き線L1が表示部132に表示される。
記憶部12は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部である。具体的には、記憶部12には、機種別線切れ情報D1、ユーザー別線切れ情報D2、環境別線切れ情報D3、評価情報D4などのデータが記憶される。
図3は、機種別線切れ情報D1の一例を示す図である。機種別線切れ情報D1は、タッチ入力装置1の機種ごとの、前記線切れが発生する頻度(以下、線切れ発生頻度という。)を表す情報である。機種別線切れ情報D1には、機種名、入力回数、線切れ発生回数、線切れ発生頻度の情報が含まれる。前記機種名は、タッチ入力装置1又はタッチパネルディスプレイ13の機種名である。
前記入力回数は、予め設定された線(手書き線L1)の入力回数を示す情報である。前記入力回数は、予め設定されてもよい。例えばユーザーは、機種ごとに、タッチパネル131に対して図2に示す手書き線L1を10回ずつ入力する。手書き線L1のタッチ開始位置Ts及びタッチ終了位置Teは、予め設定されてもよい。例えば、制御部11は、タッチ開始位置Ts及びタッチ終了位置Teを表示させて、ユーザーにタッチ開始位置Tsからタッチ終了位置Teまで指をタッチ状態で継続的に矢印方向に移動させる移動操作(入力操作)を促す。
前記線切れ発生回数は、前記入力回数のうち線切れが発生した回数を示す情報である。制御部11は、後述のように、タッチ開始位置Tsからタッチ終了位置Teまでのタッチ操作により検出されるタッチ位置に基づいて、線切れが発生したか否かを判定する。
前記線切れ発生頻度は、タッチ開始位置Tsからタッチ終了位置Teまでの入力操作(手書き線L1)において線切れが発生した頻度を示す情報である。前記線切れ発生頻度は、例えば前記入力回数に対する前記線切れ発生回数の割合である。例えば、機種M1では、入力回数10回のうち線切れ発生回数が1回であるため、線切れ発生頻度は0.1となる。機種M2では、入力回数10回のうち線切れ発生回数が3回であるため、線切れ発生頻度は0.3となる。機種M3では、入力回数10回のうち線切れ発生回数が2回であるため、線切れ発生頻度は0.2となる。図3に示す例によれば、機種M3は機種M1よりも線切れが発生し易く、機種M2は機種M3よりも線切れが発生し易いと言える。なお、機種別線切れ情報D1の前記線切れ発生頻度は、タッチ入力を行うユーザーによる影響を排除するために、同一のユーザーによるタッチ入力に基づいて算出されることが望ましい。
図4は、ユーザー別線切れ情報D2の一例を示す図である。ユーザー別線切れ情報D2は、タッチ入力装置1を使用するユーザーごとの線切れ発生頻度を表す情報である。ユーザー別線切れ情報D2には、ユーザー名、入力回数、線切れ発生回数、線切れ発生頻度の情報が含まれる。前記ユーザー名は、タッチ入力装置1を使用するユーザーを識別する識別情報(例えば名前、ユーザーIDなど)である。前記入力回数、前記線切れ発生回数、及び前記線切れ発生頻度は、機種別線切れ情報D1の前記入力回数、前記線切れ発生回数、及び前記線切れ発生頻度と同一である。なお、ユーザー別線切れ情報D2の前記入力回数は、機種別線切れ情報D1の前記入力回数と異なる回数が設定されてもよい。例えば、同じユーザーであっても前記入力操作の状態(タッチ入力の強さなど)の影響により線切れが発生したりしなかったりすることが考えられるため、ユーザー別線切れ情報D2の前記入力回数は、機種別線切れ情報D1の前記入力回数よりも多い回数が設定される。
ユーザーAでは、入力回数20回のうち線切れ発生回数が2回であるため、線切れ発生頻度は0.1となる。ユーザーBでは、入力回数20回のうち線切れ発生回数が1回であるため、線切れ発生頻度は0.05となる。ユーザーCでは、入力回数20回のうち線切れ発生回数が4回であるため、線切れ発生頻度は0.2となる。図4に示す例によれば、ユーザーAはユーザーBよりも線切れが発生し易く、ユーザーCはユーザーAよりも線切れが発生し易いと言える。
図5は、環境別線切れ情報D3の一例を示す図である。環境別線切れ情報D3は、タッチ入力装置1の使用環境ごとの線切れ発生頻度を表す情報である。環境別線切れ情報D3には、使用環境、入力回数、線切れ発生回数、線切れ発生頻度の情報が含まれる。前記使用環境は、タッチ入力装置1の使用環境を示す情報であり、例えば湿度、温度(気温)など、タッチ入力の検出に影響を及ぼす環境情報である。前記入力回数、前記線切れ発生回数、及び前記線切れ発生頻度は、機種別線切れ情報D1の前記入力回数、前記線切れ発生回数、及び前記線切れ発生頻度と同一である。なお、環境別線切れ情報D3の前記入力回数は、機種別線切れ情報D1の前記入力回数と同一の回数が設定されるが、機種別線切れ情報D1の前記入力回数と異なる回数が設定されてもよい。
使用環境K1では、入力回数10回のうち線切れ発生回数が2回であるため、線切れ発生頻度は0.2となる。使用環境K2では、入力回数10回のうち線切れ発生回数が3回であるため、線切れ発生頻度は0.3となる。使用環境K3では、入力回数10回のうち線切れ発生回数が1回であるため、線切れ発生頻度は0.1となる。図5に示す例によれば、使用環境K1は使用環境K3よりも線切れが発生し易く、使用環境K2は使用環境K1よりも線切れが発生し易いと言える。なお、環境別線切れ情報D3の前記線切れ発生頻度は、タッチ入力を行うユーザーによる影響を排除するために、同一のユーザーによるタッチ入力に基づいて算出されることが望ましい。
機種別線切れ情報D1、ユーザー別線切れ情報D2、及び環境別線切れ情報D3は、例えばユーザーがタッチ入力装置1においてゲームを実行する前に記憶部12に予め登録(初期設定登録)される。例えば、機種別線切れ情報D1は、タッチ入力装置1が製造された時点で記憶部12に登録される。また例えば、ユーザー別線切れ情報D2は、ユーザーがタッチ入力装置1を最初に使用する時点で記憶部12に登録される。記憶部12には、タッチ入力装置1を使用する一又は複数のユーザーのユーザー情報(ユーザー名、ユーザーID、パスワードなど)が登録されてもよい。この場合、ユーザー登録された各ユーザーに対応する線切れ発生頻度がユーザー別線切れ情報D2に登録される。また例えば、環境別線切れ情報D3は、ユーザーがタッチ入力装置1においてゲームを行う時点(直前)で記憶部12に登録される。
図6は、評価情報D4の一例を示す図である。評価情報D4は、ユーザーがアプリケーション(ゲーム)を実行するごとに算出される評価を表す情報である。評価情報D4には、ゲーム、機種名、ユーザー名、使用環境、線切れ発生頻度、評価値、補正後評価値の情報が含まれる。前記ゲームは、ゲームの識別情報であり、ユーザーがプレイするゲームの名称、レベルなどの情報である。前記機種名は、前記ゲームを実行する機種(タッチ入力装置1又はタッチパネルディスプレイ13)の名称である。前記ユーザー名は、前記ゲームをプレイするユーザーの識別情報である。前記使用環境は、前記ゲームを実行するタッチ入力装置1の使用環境を示す情報である。前記線切れ発生頻度は、機種別線切れ情報D1、ユーザー別線切れ情報D2、及び環境別線切れ情報D3のそれぞれの前記線切れ発生頻度に基づいて設定される線切れ発生頻度である。例えば、機種別線切れ情報D1、ユーザー別線切れ情報D2、及び環境別線切れ情報D3のそれぞれの前記線切れ発生頻度のうち最も値が大きい線切れ発生頻度が、評価情報D4に登録される。なお、評価情報D4の前記線切れ発生頻度は、機種別線切れ情報D1、ユーザー別線切れ情報D2、及び環境別線切れ情報D3のそれぞれの前記線切れ発生頻度の平均値であってもよい。また、評価情報D4の前記線切れ発生頻度は、機種別線切れ情報D1、ユーザー別線切れ情報D2、及び環境別線切れ情報D3のそれぞれの前記線切れ発生頻度のいずれかであってもよい。
前記評価値は、前記アプリケーションにおけるユーザーのタッチ操作に対する評価を表す情報である。前記アプリケーションが、例えばゲーム開始時刻から終了時刻までの操作時間を競うゲームである場合、前記評価値には前記操作時間が登録される。制御部11は、前記操作時間を算出して評価情報D4に登録する。
前記補正後評価値は、前記評価値を補正した補正後の評価値を表す情報である。制御部11は、前記線切れ発生頻度に基づいて前記評価値を補正し、補正した評価値を前記補正後評価値として評価情報D4に登録する。図6に示す例では、評価情報D4が機種名、ユーザー名、及び使用環境を含んでいるが、他の実施形態として、評価情報D4は、機種名、ユーザー名、及び使用環境のうちいずれか1つ又は2つを含んでもよい。
また、記憶部12には、制御部11に後述の線切れ算出処理(図7参照)を実行させるための線切れ算出プログラム、評価補正処理(図8参照)を実行させるための評価補正プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記線切れ算出プログラム及び前記評価補正プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録され、タッチ入力装置1が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部12に記憶される。なお、前記線切れ算出プログラム及び前記評価補正プログラムは、クラウドサーバーから配信されて記憶部12に記憶されてもよい。
制御部11は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部11は、前記ROM又は記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することによりタッチ入力装置1を制御する。
具体的に、制御部11は、図1に示すように、位置検出部111、線切れ判定部112、算出処理部113、評価処理部114、及び補正処理部115などの各種の処理部を含む。なお、制御部11は、前記CPUで前記線切れ算出プログラム及び前記評価補正プログラムに従った各種の処理を実行することによって、位置検出部111、線切れ判定部112、算出処理部113、評価処理部114、及び補正処理部115として機能する。また、制御部11に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記線切れ算出プログラム及び前記評価補正プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
位置検出部111は、タッチパネル131に対するユーザーのタッチ操作のタッチ位置を検出する。具体的には、位置検出部111は、タッチパネル131(表示部132の表示面)においてユーザーの指によって入力(指定)された位置座標を検出する。例えば、位置検出部111は、指とタッチパネル131との間の静電容量の変化を検出することにより前記位置座標を検出する。
位置検出部111は、機種別線切れ情報D1、ユーザー別線切れ情報D2、及び環境別線切れ情報D3を登録する際(初期設定登録)のユーザーのタッチ操作のタッチ位置を検出する。また、位置検出部111は、所定のアプリケーション(例えばゲーム)が実行された場合のユーザーのタッチ操作のタッチ位置を検出する。前記アプリケーションは、記憶部12に予め記憶されていてもよいし、クラウドサーバーに記憶されてもよい。例えば前記アプリケーションがゲームである場合、制御部11は、ユーザーの操作に基づいてゲームを実行する。
線切れ判定部112は、ユーザーのタッチ操作(前記移動操作)における線切れの有無を判定する。具体的には、線切れ判定部112は、ユーザーがタッチ開始位置Tsからタッチ終了位置Teまでタッチ状態で継続的に移動させる移動操作を行った場合にタッチ開始位置Tsからタッチ終了位置Teまでの間で線が途切れた状態となる線切れを判定する。例えば、線切れ判定部112は、複数の前記タッチ位置の時間間隔が所定時間以内である場合、複数の前記タッチ位置の距離が所定距離以内である場合、及び、複数の前記タッチ位置の強度が所定強度以内である場合の少なくともいずれかの場合に、前記線切れが発生したと判定する。
例えば、線切れ判定部112は、連続する2点のタッチ位置の時間間隔(2点のタッチ位置の検出時刻の間隔)が所定時間以内である場合には前記線切れと判定し、当該時間間隔が所定時間を超える場合には前記線切れではなく個別のタッチ入力と判定する。
また例えば、線切れ判定部112は、連続する2点のタッチ位置の距離(2点のタッチ位置座標の間隔)が所定距離以内である場合には前記線切れと判定し、当該距離が所定距離を超える場合には前記線切れではなく個別のタッチ入力と判定する。
また例えば、線切れ判定部112は、連続する2点のタッチ位置の入力強度差(2点のタッチ位置の検出圧力の差)が所定強度以内である場合には前記線切れと判定し、当該入力強度差が所定強度を超える場合には前記線切れではなく個別のタッチ入力と判定する。
機種別線切れ情報D1、ユーザー別線切れ情報D2、及び環境別線切れ情報D3を登録(初期設定登録)する場合には、ユーザーは予め設定された回数(設定回数)だけ前記タッチ操作を行い、線切れ判定部112は、前記設定回数の各タッチ操作に対して線切れの有無を判定する。例えば、線切れ判定部112は、機種ごとにユーザーによる前記タッチ操作に対する線切れの有無を判定する。また例えば、線切れ判定部112は、ユーザーごとに当該ユーザーによる前記タッチ操作に対する線切れの有無を判定する。また例えば、線切れ判定部112は、使用環境ごとにユーザーによる前記タッチ操作に対する線切れの有無を判定する。
また、線切れ判定部112は、ユーザーがゲームにおいてタッチ操作を行う場合において当該タッチ操作の線切れの有無を判定する。制御部11は、ゲームにおいてタッチ操作の線切れの発生を検出した場合には、当該タッチ操作の再操作をユーザーに促したり、当該タッチ操作を不正解と判定したりする。
算出処理部113は、タッチパネル131において前記線切れが発生する頻度を表す線切れ発生頻度を算出する。算出処理部113は、前記初期設定登録において線切れ発生頻度を算出して記憶部12に記憶する。具体的には、算出処理部113は、タッチパネル131の機種、タッチパネル131を使用するユーザー、及びタッチパネル131の使用環境の少なくともいずれかに対応する前記線切れ発生頻度を算出する。
例えば、算出処理部113は、タッチパネル131の機種ごとの前記線切れ発生頻度を算出して機種別線切れ情報D1に登録する(図3参照)。また例えば、算出処理部113は、ユーザーごとの前記線切れ発生頻度を算出してユーザー別線切れ情報D2に登録する(図4参照)。また例えば、算出処理部113は、使用環境ごとの前記線切れ発生頻度を算出して環境別線切れ情報D3に登録する(図5参照)。前記線切れ発生頻度は、ユーザーが所定のアプリケーション(例えばゲーム)を実行する前に予め記憶部12に登録される。
また、算出処理部113は、ゲームを実行するユーザーに対応する前記線切れ発生頻度を算出して評価情報D4に登録する(図6参照)。例えば、算出処理部113は、ゲームを実行するユーザーに関連付けられた前記線切れ発生頻度(図4参照)と、ゲームを実行する機種(タッチパネル131)に関連付けられた前記線切れ発生頻度(図3参照)と、ゲームを実行するタッチパネル131の使用環境に関連付けられた前記線切れ発生頻度(図5参照)とに基づいて当該ユーザーに対応する線切れ発生頻度を算出して、評価情報D4に登録する(図6参照)。
このように、算出処理部113は、過去(初期設定登録時)に検出された前記線切れの発生回数に基づいて前記線切れ発生頻度を算出する(図3~図6参照)。また、算出処理部113は、過去のタッチ操作の回数に対する前記線切れの発生回数の割合を、前記線切れ発生頻度として算出する。
評価処理部114は、前記アプリケーションにおけるユーザーのタッチ操作に対する評価を行う。前記アプリケーションが、例えばゲーム開始時刻から終了時刻までの操作時間を競うゲームである場合、評価処理部114は、前記操作時間を評価値として算出する。また、前記アプリケーションが、例えばユーザーのタッチ操作の正解又は不正解の数を競うゲームである場合、評価処理部114は、前記正解又は不正解の数を評価値として算出する。すなわち、前記評価値は、前記タッチ操作における少なくともタッチ操作の回数又はタッチ操作の操作時間に基づき算出されるものである。ここで例えば、タッチ操作の回数又はタッチ操作の操作時間に基づいてスコアを算出するゲームの場合、1回のタッチ操作が線切れにより途切れて2回のタッチ操作と判定されるとタッチ操作の回数が増加する。1回のタッチ操作にもかかわらず線切れにより2回のタッチ操作(エラー)と判定されると、タッチ操作をやり直す必要が生じるため操作時間が増加して前記評価値が低くなる。
また、前記アプリケーションが、例えばユーザーのタッチ操作の精度を競うゲームである場合、評価処理部114は、一致精度を評価値として算出する。すなわち、前記評価値は、前記タッチ操作に対する前記タッチ操作の一致精度に基づき算出されるものである。ここで例えば、タッチ操作の精度に基づいてスコアを算出するゲームの場合、一致精度が高いタッチ操作にもかかわらず線切れにより一致精度が低いタッチ操作と判定されると前記評価値が低くなる。
このように、評価処理部114は、タッチ操作における線切れが多い程、低い評価値を算出する。評価処理部114は、ゲームが終了するごとに前記評価値を算出して評価情報D4(図6参照)に登録する。
補正処理部115は、算出処理部113により算出される前記線切れ発生頻度に基づいて、前記タッチ操作に対応する評価に対して所定の補正処理を実行する。具体的には、補正処理部115は、タッチパネル131に対する前記タッチ操作に基づいて算出される前記評価値を前記線切れ発生頻度により補正する。
例えば、図6に示す例では、ユーザーAがゲームG1を実行して前記評価値(操作時間)が「270秒」であった場合において、ユーザーAに対応する前記線切れ発生頻度が「0.2」に設定されていた場合に、補正処理部115は、前記評価値「270秒」を前記線切れ発生頻度「0.2」に基づき「216秒」に補正する。ここでは、補正処理部115は、前記評価値「270秒」に前記線切れ発生頻度「0.2」に応じた時間を減算(270-270×0.2)して「216秒」を算出する。なお、補正処理部115による前記評価値の補正方法はこれに限定されない。また、補正処理部115は、前記線切れ発生頻度が大きい程、評価が高くなるように補正する。ここでは、前記操作時間が短い程評価が高いゲームであるため、補正処理部115は、前記線切れ発生頻度が大きい程、前記操作時間が短くなるように補正する。補正処理部115は、補正した前記操作時間(補正後評価値)を評価情報D4(図6参照)に登録する。
また、補正処理部115は、補正した前記補正後評価値を表示部132に表示させる。以上のように、制御部11は、機種、ユーザー、及び使用環境の少なくともいずれかの要素に起因する線切れの影響を排除してタッチ操作の評価を行う。これにより、ユーザーのタッチ操作を適切に評価することが可能になる。
[線切れ算出処理]
以下、図7を参照しつつ、タッチ入力装置1の制御部11によって実行される線切れ算出処理について説明する。制御部11は、初期設定登録において線切れ算出処理を実行する。
以下、図7を参照しつつ、タッチ入力装置1の制御部11によって実行される線切れ算出処理について説明する。制御部11は、初期設定登録において線切れ算出処理を実行する。
なお、本発明は、前記線切れ算出処理に含まれる一又は複数のステップを実行する線切れ算出方法の発明として捉えることができ、ここで説明する当該線切れ算出処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。なお、前記線切れ算出処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部11が前記線切れ算出処理における各ステップを実行する場合を例に挙げて説明するが、複数のプロセッサーが当該線切れ算出処理における各ステップを分散して実行する線切れ算出方法も他の実施形態として考えられる。線切れ算出方法は、本発明のタッチ入力方法の一例である。
先ずステップS11において、制御部11は、タッチパネル131に対するユーザーの前記タッチ操作(タッチ入力)を検出したか否かを判定し、前記タッチ操作を検出した場合(S11:Yes)に、処理はステップS12に移行する。制御部11は、前記タッチ操作を検出するまで待機する(S11:No)。また、制御部11は、タッチパネル131(表示部132の表示面)においてユーザーの指によって入力(指定)された位置座標を検出する。ステップS11は、本発明の位置検出ステップの一例である。
ステップS12において、制御部11は、ユーザーのタッチ操作(前記移動操作)における線切れの有無を判定する。具体的には、制御部11は、ユーザーがタッチ開始位置Tsからタッチ終了位置Teまでタッチ状態で継続的に移動させる移動操作を行った場合(図2参照)にタッチ開始位置Tsからタッチ終了位置Teまでの間で線が途切れた状態となる線切れを判定する。ステップS12は、本発明の線切れ判定ステップの一例である。
次にステップS13において、制御部11は、前記タッチ操作の回数が設定回数(入力回数)に到達したか否かを判定する。前記タッチ操作の回数が設定回数に到達した場合(S13:Yes)、処理はステップS14に移行する。一方、前記タッチ操作の回数が設定回数に到達していない場合(S13:No)、処理はステップS11に戻る。制御部11は、前記タッチ操作の回数が前記設定回数に到達するまで、ステップS11、S12の処理を繰り返す。例えば、制御部11は、機種ごとの前記線切れ発生頻度を算出する場合には、ステップS11、S12の処理を10回(設定回数)繰り返す(図3参照)。
ステップS14において、制御部11は、線切れ発生頻度を算出する。制御部11は、タッチパネル131の機種、タッチパネル131を使用するユーザー、及びタッチパネル131の使用環境の少なくともいずれかに対応する前記線切れ発生頻度を算出する。ステップS14は、本発明の算出ステップの一例である。
制御部11は、上述の線切れ算出処理を実行して、前記線切れ発生頻度を記憶部12に記憶する。例えば、制御部11は、機種別線切れ情報D1(図3参照)、ユーザー別線切れ情報D2(図4参照)、及び環境別線切れ情報D3(図5参照)の少なくともいずれかに前記線切れ発生頻度を登録する。
[評価補正処理]
以下、図8を参照しつつ、タッチ入力装置1の制御部11によって実行される評価補正処理について説明する。制御部11は、初期設定登録後、所定のアプリケーションを実行する場合に評価補正処理を実行する。
以下、図8を参照しつつ、タッチ入力装置1の制御部11によって実行される評価補正処理について説明する。制御部11は、初期設定登録後、所定のアプリケーションを実行する場合に評価補正処理を実行する。
なお、本発明は、前記評価補正処理に含まれる一又は複数のステップを実行する評価補正方法の発明として捉えることができ、ここで説明する当該評価補正処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。なお、前記評価補正処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部11が前記評価補正処理における各ステップを実行する場合を例に挙げて説明するが、複数のプロセッサーが当該評価補正処理における各ステップを分散して実行する評価補正方法も他の実施形態として考えられる。評価補正方法は、本発明のタッチ入力方法の一例である。
先ずステップS21において、制御部11は、所定のアプリケーション(例えばゲーム)を開始する。制御部11は、ゲームを行うユーザーのログイン情報(ユーザー名、ユーザーIDなど)を取得してもよい。
次にステップS22において、制御部11は、タッチパネル131に対するユーザーの前記タッチ操作(タッチ入力)を検出したか否かを判定し、前記タッチ操作を検出した場合(S22:Yes)に、処理はステップS23に移行する。制御部11は、前記タッチ操作を検出するまで待機する(S22:No)。また、制御部11は、タッチパネル131(表示部132の表示面)においてユーザーの指によって入力(指定)された位置座標を検出する。ステップS22は、本発明の位置検出ステップの一例である。
ステップS23において、制御部11は、ゲームが終了したか否かを判定する。ゲームが終了した場合(S23:Yes)、処理はステップS24に移行する。ゲームが終了していない場合(S23:No)、処理はステップS22に戻る。制御部11は、ゲームが終了するまで、ステップS22の処理を繰り返す。すなわ、前記ゲームは、ユーザーのタッチ操作に応じて進行する。
ステップS24では、制御部11は、前記ゲームにおけるユーザーのタッチ操作に対する評価を行う。例えば、制御部11は、ゲーム開始時刻から終了時刻までの操作時間を評価値として算出する。
次にステップS25において、制御部11は、ゲームを行うユーザーに対応する線切れ発生頻度を取得する。例えば、制御部11は、タッチパネル131の機種に対応する前記線切れ発生頻度(図3参照)、タッチパネル131を使用するユーザーに対応する前記線切れ発生頻度(図4参照)、及びタッチパネル131の使用環境に対応する前記線切れ発生頻度(図5参照)のいずれかを取得する。また例えば、制御部11は、タッチパネル131の機種に対応する前記線切れ発生頻度、タッチパネル131を使用するユーザーに対応する前記線切れ発生頻度、及びタッチパネル131の使用環境に対応する前記線切れ発生頻度に基づいて算出される線切れ発生頻度(図6参照)を取得してもよい。また、制御部11は、ゲームを開始する際に取得したログイン情報のユーザーに対応する前記線切れ発生頻度を取得してもよい。
次にステップS26において、制御部11は、取得した前記線切れ発生頻度に基づいて、前記評価値を補正する。例えば、制御部11は、タッチパネル131の機種に対応する前記線切れ発生頻度に基づいて前記評価値を補正する。また例えば、制御部11は、タッチパネル131を使用するユーザーに対応する前記線切れ発生頻度に基づいて前記評価値を補正する。また例えば、制御部11は、タッチパネル131の使用環境に対応する前記線切れ発生頻度に基づいて前記評価値を補正する。また例えば、制御部11は、タッチパネル131の機種、タッチパネル131を使用するユーザー、及びタッチパネル131の使用環境に基づく前記線切れ発生頻度に基づいて前記評価値を補正する。制御部11は、補正した補正後評価値を表示部132に表示させる。ステップS26は、本発明の補正ステップの一例である。制御部11は、ゲームが終了するごとに評価値を算出する処理、算出した評価値を補正する処理を実行する。
以上説明したように、本実施形態に係るタッチ入力装置1は、タッチパネル131に対するユーザーのタッチ操作のタッチ位置を検出し、ユーザーがタッチ開始位置からタッチ終了位置までタッチ状態で継続的に移動させる移動操作を行った場合に前記タッチ開始位置から前記タッチ終了位置までの間で線が途切れた状態となる線切れを判定し、タッチパネル131において前記線切れが発生する頻度を表す線切れ発生頻度を算出する。また、タッチ入力装置1は、算出した前記線切れ発生頻度に基づいて、前記タッチ操作に対応する評価に対して所定の補正処理を実行する。上記の構成によれば、タッチパネル131の機種、タッチパネル131を使用するユーザー、タッチパネル131の使用環境などのタッチパネルの使用状況を考慮して前記線切れの発生頻度を算出することができる。このため、タッチパネル131における線切れの発生を適切に評価することが可能になる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されない。本発明の他の実施形態として、補正処理部115は、前記タッチ操作に対して予め設定された基準線切れ発生頻度と、算出処理部113により算出される前記線切れ発生頻度とに基づいて、前記評価値を補正してもよい。例えば、ゲームにおいて、正解となるタッチ操作が、線切れを発生し易いタッチ操作となる場合がある。このように、前記線切れ発生頻度は、ゲームにおける操作内容の影響を受ける場合がある。すなわち、ゲームには、前記線切れが発生し易いゲームと、前記線切れが発生し難いゲームとが存在する。そこで、制御部11は、前記線切れが発生し易いゲームに対応するタッチ操作に対して基準線切れ発生頻度を高く設定し、前記線切れが発生し難いゲームに対応するタッチ操作に対して基準線切れ発生頻度を低く設定する。そして、補正処理部115は、前記ゲームに対応する前記タッチ操作に対して予め設定された前記基準線切れ発生頻度が高い程、評価が高くなるように前記評価値を補正する。このように、制御部11は、ゲームに対応するタッチ操作の操作内容に起因する線切れの影響を排除してタッチ操作の評価を行う。これにより、ユーザーのタッチ操作を適切に評価することが可能になる。
上述の各実施形態では、補正処理部115は、タッチパネル131に対する前記タッチ操作に基づいて算出される評価値を、算出処理部113により算出される前記線切れ発生頻度により補正している。本発明の他の実施形態として、補正処理部115は、算出処理部113により算出される前記線切れ発生頻度に基づいて、所定のアプリケーション(例えばゲーム)を実行する場合の線切れ判定部112による判定処理の閾値を補正してもよい。前記閾値は、複数の前記タッチ位置の時間間隔に対応する前記所定時間、複数の前記タッチ位置の距離に対応する前記所定距離、及び、複数の前記タッチ位置の強度差に対応する前記所定強度の少なくともいずれかである。すなわち、補正処理部115は、算出処理部113により算出される前記線切れ発生頻度に基づいて、前記所定時間、前記所定距離、及び前記所定強度の少なくともいずれかを補正する。
例えば、補正処理部115は、前記線切れ発生頻度が大きい程、ゲームにおいて、線切れが発生したと判定するための前記所定時間が長くなるように補正する。また例えば、補正処理部115は、前記線切れ発生頻度が大きい程、ゲームにおいて、線切れが発生したと判定するための前記所定距離が長くなるように補正する。また例えば、補正処理部115は、前記線切れ発生頻度が大きい程、ゲームにおいて、線切れが発生したと判定するための前記所定強度が大きくなるように補正する。このように、補正処理部115は、前記線切れ発生頻度が大きい程、ゲームにおいて線切れが発生したと判定され難いように前記閾値を補正する。これにより、タッチ操作の線切れが判定され難くなるため、線切れの影響による評価値の低下を防ぐことができる。よって、ユーザーのタッチ操作を適切に評価することが可能になる。
1 :タッチ入力装置
11 :制御部
12 :記憶部
13 :タッチパネルディスプレイ
111 :位置検出部
112 :線切れ判定部
113 :算出処理部
114 :評価処理部
115 :補正処理部
131 :タッチパネル
132 :表示部
11 :制御部
12 :記憶部
13 :タッチパネルディスプレイ
111 :位置検出部
112 :線切れ判定部
113 :算出処理部
114 :評価処理部
115 :補正処理部
131 :タッチパネル
132 :表示部
Claims (12)
- タッチパネルに対するユーザーのタッチ操作のタッチ位置を検出する位置検出部と、
ユーザーがタッチ開始位置からタッチ終了位置までタッチ状態で継続的に移動させる移動操作を行った場合に前記タッチ開始位置から前記タッチ終了位置までの間で線が途切れた状態となる線切れを判定する線切れ判定部と、
前記タッチパネルにおいて前記線切れが発生する頻度を表す線切れ発生頻度を算出する算出処理部と、
前記算出処理部により算出される前記線切れ発生頻度に基づいて、前記タッチ操作に対応する評価に対して所定の補正処理を実行する補正処理部と、
を備えるタッチ入力装置。 - 前記算出処理部は、前記タッチパネルの機種、前記タッチパネルを使用するユーザー、及び前記タッチパネルの使用環境の少なくともいずれかに対応する前記線切れ発生頻度を算出する、
請求項1に記載のタッチ入力装置。 - 前記算出処理部は、過去に検出された前記線切れの発生回数に基づいて前記線切れ発生頻度を算出する、
請求項1又は請求項2に記載のタッチ入力装置。 - 前記算出処理部は、過去の前記移動操作の回数に対する前記線切れの発生回数の割合を、前記線切れ発生頻度として算出する、
請求項3に記載のタッチ入力装置。 - 前記補正処理部は、前記タッチパネルに対する前記タッチ操作に基づいて算出される評価値を、前記算出処理部により算出される前記線切れ発生頻度により補正する、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のタッチ入力装置。 - 前記評価値は、前記タッチ操作における少なくともタッチ操作の回数又はタッチ操作の操作時間に基づき算出されるものである、
請求項5に記載のタッチ入力装置。 - 前記評価値は、所定のタッチ操作に対する前記タッチ操作の一致精度に基づき算出されるものである、
請求項5に記載のタッチ入力装置。 - 前記補正処理部は、前記タッチ操作に対して予め設定された基準線切れ発生頻度と、前記算出処理部により算出される前記線切れ発生頻度とに基づいて、前記評価値を補正する、
請求項5から請求項7のいずれか1項に記載のタッチ入力装置。 - 前記線切れ判定部は、複数の前記タッチ位置の時間間隔が所定時間以内である場合、複数の前記タッチ位置の距離が所定距離以内である場合、及び、複数の前記タッチ位置の入力強度差が所定強度以内である場合の少なくともいずれかの場合に、前記線切れが発生したと判定する、
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のタッチ入力装置。 - 前記補正処理部は、前記算出処理部により算出される前記線切れ発生頻度に基づいて、前記所定時間、前記所定距離、及び前記所定強度の少なくともいずれかを補正する、
請求項9に記載のタッチ入力装置。 - 一又は複数のプロセッサーが、
タッチパネルに対するユーザーのタッチ操作のタッチ位置を検出する位置検出ステップと、
ユーザーがタッチ開始位置からタッチ終了位置までタッチ状態で継続的に移動させる移動操作を行った場合に前記タッチ開始位置から前記タッチ終了位置までの間で線が途切れた状態となる線切れを判定する線切れ判定ステップと、
前記タッチパネルにおいて前記線切れが発生する頻度を表す線切れ発生頻度を算出する算出ステップと、
前記算出ステップにより算出される前記線切れ発生頻度に基づいて、前記タッチ操作に対応する評価に対して所定の補正処理を実行する補正ステップと、
を実行するタッチ入力方法。 - タッチパネルに対するユーザーのタッチ操作のタッチ位置を検出する位置検出ステップと、
ユーザーがタッチ開始位置からタッチ終了位置までタッチ状態で継続的に移動させる移動操作を行った場合に前記タッチ開始位置から前記タッチ終了位置までの間で線が途切れた状態となる線切れを判定する線切れ判定ステップと、
前記タッチパネルにおいて前記線切れが発生する頻度を表す線切れ発生頻度を算出する算出ステップと、
前記算出ステップにより算出される前記線切れ発生頻度に基づいて、前記タッチ操作に対応する評価に対して所定の補正処理を実行する補正ステップと、
を一又は複数のプロセッサーに実行させるためのタッチ入力プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020172056A JP2022063682A (ja) | 2020-10-12 | 2020-10-12 | タッチ入力装置、タッチ入力方法、及びタッチ入力プログラム |
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Publications (1)
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ID=81213178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2022063682A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN116700521A (zh) * | 2023-06-02 | 2023-09-05 | 深圳联安通达科技有限公司 | 基于嵌入式操作系统的触摸屏自适应触摸检测方法 |
-
2020
- 2020-10-12 JP JP2020172056A patent/JP2022063682A/ja active Pending
Cited By (2)
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CN116700521A (zh) * | 2023-06-02 | 2023-09-05 | 深圳联安通达科技有限公司 | 基于嵌入式操作系统的触摸屏自适应触摸检测方法 |
CN116700521B (zh) * | 2023-06-02 | 2024-02-13 | 深圳联安通达科技有限公司 | 基于嵌入式操作系统的触摸屏自适应触摸检测方法 |
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