JP2022062310A - 居室内作業管理システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022062310000001
【課題】ルームメイク等の居室内作業が必要な居室における居室内作業の進行状況をリアルタイムで正確に把握することができる居室内作業管理システムを提供する。
【解決手段】各居室に設置される居室内装置3と、居室内装置3と接続される管理装置5と、作業員が携帯する携帯端末4と、を備え、携帯端末4は、管理装置5に対して居室内作業の開始の情報または居室内作業の完了の情報を送信できる通信機能を有し、管理装置5側は、居室内装置3から当該居室の在・不在情報を受信可能となっており、該居室における在・不在情報と、携帯端末4から受信した該居室における作業の開始または作業の完了の情報とを、合わせて確認できる確認手段を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、居室内のルームメイク等の作業の実施状況を管理する居室内作業管理システムに関する。
居室を利用客に一定期間貸し出す宿泊業界や居室のレンタル業界において、利用客の不在時において従業員が居室に一時的に入室する機会がある。例えば、ホテルや旅館等の宿泊施設においては、利用者の不在時にリネン担当者が居室内に入室し、居室内作業として、ベッドメイキングや清掃、備品の補充等を行う、所謂ルームメイクを行っている。その他、居室内作業として、追加ベッドや調度品等の什器の搬出入等の作業がある。
従来、ホテルや旅館等の宿泊施設では、宿泊者がチェックアウトまたは外出した不在状態の居室をリネン担当者がフロントから確認し、当該居室のルームメイクを行うのが一般的であるが、例えばチェックアウト時刻等の特定の時間帯にリネン担当者の作業が集中する虞がある一方で、宿泊者のチェックアウト待ちのためリネン担当者が待機状態になる事もあり、複数のリネン担当者を十分に活かし切れず、作業効率が悪いという問題があった。
そこで、居室のチェックアウト情報に基づき、各清掃員に対してルームメイクを行うべき居室を報知することで、作業効率を向上させる試みがある。例えば、居室のルームメイク指示をリネン担当者に報知する手段として、特許文献1に示される居室管理システムが知られている。居室管理システムは、フロント用制御器と、フロント用制御器と通信可能なリネン用制御器とを備え、フロントにてチェックアウトが確認されるとフロント用制御器からリネン用制御器に向けてルームメイク指示が発せられ、リネン担当者にルームメイクを必要とする居室を認識させることができるとともに、リネン用制御器からフロント用制御器に対して作業完了報告を行えるようになっている。
実開平5-92860号(第2頁、第1図)
宿泊施設では、必要最小限のリネン担当者によってルームメイク作業を行うため、ルームメイクが完了した居室、ルームメイクが完了していない居室をリアルタイムに把握し、ルームメイクの指示を効率よく行う必要がある。また、部屋の回転率を高めるため、または利用客へのサービスのため、ルームメイクが終わった居室には、速やかに利用客を案内したいという思想がある。しかしながら、特許文献1のような技術にあっては、フロント側としては、ルームメイク指示を与えたリネン担当者から作業完了報告を受けられる機能を有するものの、ルームメイク指示を受けたリネン担当者が居室内で実際にルームメイク作業を開始しているのか否かを把握することはできず、また作業完了はルームメイクの完了を指すだけの情報であるため、ルームメイクが完了した後に、リネン担当者が居室の外に移動しているのか否かを把握することはできない。つまり、フロント等のルームメイク作業の統括を行う側としては、リネン担当者の所在を含めたルームメイク作業の進捗状況をリアルタイムに把握することができない。そのため、ルームメイクの指示を高い効率で行うことができないことに加え、利用客とリネン担当者が居室で鉢合わせを回避するために作業完了の情報を受けてから居室に利用者を速やかに案内することができないといった問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ルームメイク等の居室内作業が必要な居室における居室内作業の進行状況をリアルタイムで正確に把握することができる居室内作業管理システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の居室内作業管理システムは、
各居室に設置される居室内装置と、前記居室内装置と接続される管理装置と、作業員が携帯する携帯端末と、を備え、
前記携帯端末は、前記管理装置に対して居室内作業の開始の情報または居室内作業の完了の情報を送信できる通信機能を有し、
前記管理装置側は、前記居室内装置から当該居室の在・不在情報を受信可能となっており、該居室における在・不在情報と、前記携帯端末から受信した該居室における作業の開始または作業の完了の情報とを、合わせて確認できる確認手段を有することを特徴としている。
この特徴によれば、管理装置側は、居室内装置からの在・不在情報によりリネン担当者等の作業者が在室していることが判明している状態において、携帯端末から作業開始の情報を取得している場合には、当該居室内においてルームメイク等の居室内作業が実際に進行していると判断できる。また、居室内装置からの在・不在情報によりリネン担当者が在室していないことが判明している状態において、携帯端末から作業完了の情報を取得している場合には、当該居室内における作業が実際に完了していると判断できる。つまり、管理装置側の情報を扱う統括者は、居室内が必要な居室における居室内作業の進行状況をリアルタイムで正確に把握することができるため、当該居室への利用客の案内が可能か否かの判断を正確に行うことができることに加え、居室内作業が必要な居室の各作業者の割り振りの修正などを適宜正確に行うことができる。
前記居室内装置は、光学センサにより前記居室の在・不在情報を取得することを特徴としている。
この特徴によれば、実際の人の動作を検知することで、居室内の在・不在情報を正確に取得することができる。
前記携帯端末は、前記居室内装置と通信することで、当該居室内装置が設置される居室の識別情報を取得することができ、当該識別情報を前記居室内作業の開始の情報または前記居室内作業の完了の情報とともに前記管理装置に対して送信することを特徴としている。
この特徴によれば、携帯端末を携帯するリネン担当者は、居室情報を意識することなく、迅速に居室内作業に移ることができることに加え、居室内作業の開始の情報または居室内作業の完了の情報を誤った居室情報とともに管理装置に送信することがない。
前記管理装置は、前記居室内装置からの在情報の取得から前記携帯端末からの居室内作業の開始情報の取得までの経過時間を、前記携帯端末に対応付けて管理することを特徴としている。
この特徴によれば、入室後速やかに居室内作業を開始したか否かを確認することで、勤務態度等の人為的な問題等を速やかに見出すことができ、居室内作業の効率化を図ることができる。
前記管理装置は、前記携帯端末からの居室内作業の完了情報の取得から前記居室内装置からの不在情報の取得までの経過時間を、前記携帯端末に対応付けて管理することを特徴としている。
この特徴によれば、居室内作業を完了してから速やかに退室したか否かを確認することで、勤務態度等の人為的な問題等を速やかに見出すことができ、居室内作業の効率化を図ることができる。
前記管理装置は、前記居室内装置からの在・不在情報により居室内作業が割り振られた居室が不在状態から在状態に変化した場合、当該居室の居室内作業が割り振られた前記携帯端末に対して、当該居室の識別情報の表示を消去させる処理を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、携帯端末では、居室内作業を割り振られていた居室の外にて、当該居室が不在状態から在状態に変化したことを速やかに確認することができるため、当該居室の利用客との鉢合わせを防止することができ、利用者に不快感を与えることがない。
本発明の実施例1におけるルームメイク作業管理システムが設置される宿泊施設内を示す概略図である。 実施例1におけるルームメイク作業管理システムの構成図である。 実施例1におけるリネン室内端末に表示される管理画面を示す図である。 居室内装置を示すブロック図である。 居室内における各センサの配置を示す概略図である。 利用者が退出した際の居室の在・不在状態の判定を示すタイミングチャートである。 (a)は実施例1における携帯端末を示す平面図であり、(b)は同じくブロック図である。 (a)はリネン担当者の入室をドアセンサが検知する様子を示し、(b)はリネン担当者が居室の識別情報を受信する様子を示すイメージ図である。 (a)はリネン担当者がルームメイク作業開始ボタンまたはルームメイク作業完了ボタンを押下する様子を示し、(b)はリネン担当者の退室をドアセンサが検知する様子を示すイメージ図である。 リネン室内端末に表示される評価画面を示す図である。 実施例2におけるリネン室内端末に表示される管理画面を示す図である。 実施例2における携帯端末を示す平面図である。
本発明に係る居室内作業管理システムを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
図1に示されるように、本発明の実施例1における居室内作業管理システムとしてのルームメイク作業管理システムは、ホテル等の宿泊施設にて利用されるものである。実施例における地下1階、地上10階建てからなるホテルは、宿泊の受付やチェックアウトを行う地下1階のフロントF1と、地上1階~10階部分の各階毎に10部屋の居室を備え、地上1階の居室101~120,…,10階の1001~1020の計200室の居室を備えている。また、地上部分の各階には、居室の予備の備品等が収納されベッドメイキングや居室内の清掃を行う作業者としてのリネン担当者と、複数のリネン担当者への居室内作業としてルームメイク作業の割り振り等を行う統括者が待機可能なリネン室R1~R10がそれぞれ設置されている。
図2に示されるように、ルームメイク作業管理システム1は、ローカルサーバ2と、各居室101~1020にそれぞれ設置される居室内装置3、リネン室R1~R10にそれぞれ設置されるリネン室内端末18、リネン担当者が使用するワゴンに設置されるタブレット19、各リネン担当者が携帯する携帯端末4、とをから主に構成されている。
ローカルサーバ2は、リネン室内端末18(確認手段)及びタブレット19(確認手段)とローカルエリアネットワークにより接続されて管理装置5を構成している。
ローカルサーバ2は、ここでは図示しない利用客管理システムに接続されている。利用客管理システムでは、利用客のチェックイン情報、滞在中であるステイ情報、チェックアウト情報が、利用客が利用する居室を特定する識別情報(ここでは居室番号101~1020)に対応付けられており、ローカルサーバ2はこれら基本情報を受信可能になっているとともに、これら基本情報をリネン室内端末18及びタブレット19で共有できるようになっている。
また、ローカルサーバ2は各居室内装置3とローカルエリアネットワークにより接続されており、居室内装置3から後に詳述する各居室の在・不在情報と、ルームメイクの要・不要情報とを受信可能になっている。後に詳述するが、居室の在・不在情報は各センサの検知情報とタイマ17の計時に基づき居室内装置3で判定され、ルームメイクの要・不要情報は利用客の操作によって居室内装置3が得ることができる。
リネン室内端末18は、リネン室に在室するルームメイクの統括者によって操作される端末であり、本実施例では、リネン室に備え付けられるタッチパネル操作可能なディスプレイを備えたコンピュータである。リネン室内端末18は、図3に示されるような管理画面20(確認手段)を表示可能になっている。管理画面20には、利用客管理システムから受信した利用客の滞在中であるステイ情報及びチェックアウト情報と、居室内装置3から受信した在・不在情報及びルームメイクの要・不要情報と、が反映され、各居室の状況とルームメイクを行うべき居室の情報とを一覧で確認することができる。
管理画面20について説明すると、居室番号が表示される識別情報表示21の下には、ステイまたはチェックアウトが表示されるステータス表示22があり、ステータス表示22の下には、在または不在が表示される居室情報表示23がある。また、居室情報表示23の下には、ルームメイク作業の進捗状況を示す進捗表示24がある。
ステータス表示22には、連泊の状態であれば「ステイ」の表示、チェックアウトが完了していれば「チェックアウト」の表示がなされる。そして、チェックアウトされていれば、識別情報表示21が着色(ドットにて表示)されて、ルームメイク作業を行う必要があるということが確認できるようになっている。また、ステータス表示22が「ステイ」で、かつ居室内装置3からルームメイクが要である情報を受信している場合には、識別情報表示21が着色され(ドット)、ルームメイクが不要である情報を受信している場合には、識別情報表示21が着色されず、ルームメイク作業を行う必要がないということがひと目で確認できるようになっている。
居室情報表示23には、居室内装置3から受信した在・不在情報に基づき、「在」または「不在」が表示されるようになっている。この表示は、居室内装置3から受信した在・不在情報により逐次更新されるようになっている。
進捗表示24には、後述する携帯端末4とタブレット19から受信する操作情報に基づき、「ルームメイク中」、「完了」、「チェック待ち」のいずれかが表示されるようになっている。
リネン室に在室する統括者は、リネン室内端末18の管理画面20を閲覧し、識別情報表示21が着色されてルームメイク作業を行うべき居室を確認するとともに、ルームメイクの作業効率を考慮して、各リネン担当者に対して、それぞれルームメイクを行う居室の割振を適宜決定する。詳しくは、管理画面20の進捗表示24の下には、割振表示25が表示されており、プルダウン表示を用いて当該居室のルームメイク作業を担当させるリネン担当者(ここではA~C)から適宜選択できるようになっている。
管理画面20にて表示される情報は、全てのリネン室内端末18に共有され、それぞれのリネン室内端末18から編集が可能になっている。また、これら管理画面20にて表示される情報のうち、少なくとも識別情報表示21、居室情報表示23、進捗表示24、割振表示25は、全てのタブレット19に共有され、それぞれ確認することができるようになっている。
統括者は、リネン室内端末18を用いてルームメイク作業が完了した居室の点検を行い、管理画面20により居室の点検が完了したことを入力する操作を行うことができる。詳しくは、ルームメイクが完了した居室の識別情報表示21を選択した後、チェックボタン26を選択することで、当該識別情報表示21に対応する居室のルームメイク作業の点検の完了を管理画面20を構成する管理情報に反映させることができる。この反映された管理情報についても、ローカルサーバ2を介して全てのリネン室内端末18及び全てのタブレット19に共有されるようになっている。なお、ここでは図示しないが、管理画面20はタブレット19でも同様に表示することができ、統括者は、タブレット19に表示された管理画面20からも居室の点検が完了したことを入力する操作を行うことができる。
また、管理画面20では携帯端末4に呼び出しを行うことができる機能を備えている。詳しくは、携帯端末4を選択するボタン34と、少なくとも1つのボタン34が選択された状態で操作可能されるコールボタン35とを備えており、コールボタン35の操作によりローカルネットワークと、後述するアドホックネットワークを介して携帯端末4に呼び出し情報が送信されるようになっている。
タブレット19は、各リネン担当者が利用する各ワゴンに設置されており、リネン担当者は管理画面20を参照することで、自身に割り振られたルームメイク作業を行う居室を確認することができる。また、図では詳述しないが、タブレット19は、統括者や別のリネン担当者に共有したい共有情報、例えば室内設備の機器の故障や不備などを文章として入力できる機能を有し、入力された共有情報は、ローカルサーバ2を介して全てのリネン室内端末18及び全てのタブレット19に共有されるようになっている。
次いで、居室内装置3について説明する。図4に示されるように、居室内装置3は、制御ユニット11に、居室内に配置された各装置が接続されて構成されている。制御ユニット11は、分電ユニット12と、居室内の空調に接続される空調ユニット13と、居室内に配置されたセンサに接続されるセンサユニット14と、これら分電ユニット12、空調ユニット13、センサユニット14が接続される処理部15と、を具備している。また、処理部15には、ルームメイクの要・不要を操作する操作部16と、タイマ17と、居室1001の外に信号を発信する送信部27と、赤外線通信モジュール28と、が接続されている。
分電ユニット12を構成する各端子には、居室内に配置された照明や冷蔵庫等の電化製品が接続されている。空調ユニット13を構成する端子b1,c1には室内空調機と空調機コントローラとがそれぞれ接続されている。
センサユニット14の端子d1~d3には、人感センサ30~32が接続され、端子d4にはドアセンサ33が接続されている。処理部15は、端子d1~d4を介して人感センサ30~32、ドアセンサ33と接続され、各センサからの検知情報を受信できるようになっている。
図1に戻り、制御ユニット11は、同じ階の他の居室に配設されている制御ユニット11とここでは図示しない同じ階に設置された通信モジュールとにより、無線マルチホップ方式のアドホックネットワークを構成している。各階に設置された通信モジュールはローカルエリアネットワークを通じてローカルサーバ2と接続されている。処理部15は、送信部27を介して無線通信(ここではLPWA規格)により、アドホックネットワークとローカルエリアネットワークを利用してローカルサーバ2と各種情報を含んだ通信のやり取りが可能になっている。このように、本実施例では、無線マルチホップ方式を採用していることから、各居室1001~1020毎に配設された複数の送信部27,27,…を経由させて長距離間を送信させることができるようになっており、リネン室R1から遠距離の居室1020においても、近傍の居室1019,1018等の送信部27,27,…を介しながら各種情報をローカルサーバ2に送ることができるようになっている。
次いで、図5に示されるホテルの居室1001の見取り図を基に、居室内の構成及び制御ユニット及び検知手段としてのセンサ類について説明する。居室1001は、カードキーにて開錠可能な開閉扉43で開閉される出入口より入退室できるようになっている。居室1001内には、ユニットバス40とベッド41,41とデスク42とが配設されている。
居室1001には、センサが複数配設されている。尚、本実施例においての各センサは居室1001内の天井面に取り付けられ、下方に存在する開閉扉43若しくは人を検知するようになっている。より詳しくは居室1001内には、内開きに回動する開閉扉43の近傍直上に取り付けられ、開閉扉43の開閉を検知可能な第1の検知手段としてのドアセンサ33と、利用者の所在を検知可能な人感機能を備えた第2の検知手段としての複数の人感センサ30,31,32と、が配設されている。ドアセンサ33と人感センサ30~32とは、いずれも赤外線からなる感知軸を鉛直下方に放射し、扉や人などの物体が感知軸を横切ることで検知する赤外線センサである。尚、超音波や可視光、若しくはレーザー光を用いるセンサとしてもよい。
人感センサ30は、居室1001内において開閉扉43とベッド41,41との間に形成されている動線上の人の所在を検知可能に配設されており、人感センサ31は、ベッド41,41近傍とベッド41,41上の人体の所在を検知可能に配設されている。また、人感センサ32は、ユニットバス内の人の所在を検知可能に配設されることから、防水加工が施されている。よって居室1001内に人が存在する場合、これら複数の人感センサ30,31,32のいずれかによって、当該人を検知できるようになっている。
次に、図6に示されるタイミングチャートに沿って、居室1001から人が退室し、居室1001が不在状態になった際の居室内装置3の処理部15が行う制御態様について説明する。後述するように処理部15は、各ドアセンサ33、人感センサ30~32による検知、及びタイマ17による計時に基づき、居室1001に人が存在すると想定した在室状態X、暫定的に不在と想定した暫定不在状態Y、または人が不在と想定した不在状態Zのいずれかに判断する。なお、図6では居室1001の利用者は1名のみであるものとする。
まず、利用客が居室から退室する場合について説明すると、t0~t1まで在室状態Xすなわち室内が在室の居室1001から、t1時点において当該利用客が退室する、すなわち開閉扉43を一時的に開状態にして室外に出て、開閉扉43を再び閉状態にすることで、ドアセンサ33が開閉扉43の開状態及び閉状態を検出し、開状態及び閉状態の検出信号が処理部15に発信される。詳しくは、図6に示されるt1において、利用客が居室1001内から開閉扉43を開状態にすることで、該センサの直下方に位置した上面を検知し、開閉扉43を検知した検知信号すなわち開状態の検知信号が処理部15に送信される。また開閉扉43がドアセンサ33の直下方から離れると、開閉扉43の閉状態の検出信号が処理部15に送信される。この開状態及び閉状態の検出信号を受信した処理部15は、居室1001の在室状態Xから暫定不在状態Yに変更するとともに、タイマ17による計時を開始する。更に、処理部15は、暫定不在状態Yと判別した在・不在情報(利用者の不在の可能性があると判別した情報)を、送信部27を介してローカルサーバ2へ向けて無線送信(以下、単に送信という)する。
ここで暫定不在状態Yにおける計時について詳述すると、処理部15は、暫定不在状態Yに変更した時t1からタイマ17で計時された所定の初期時間A(本実施例では3分間)の経過時t2までの間、人感センサ30~32からの検出信号を無視し、初期時間Aの経過時t2から、t1からタイマ17で計時された所定の在室確認時間B(本実施例では15分間)の経過時t3までの時間(本実施例では12分間)に、人感センサ30~32による人の感知の有無を待機する。すなわち処理部15は、t2からt3までの時間に、人感センサ30~32による人の感知が少なくとも1回有る場合は、t3以後を在室状態Xに変更するものであり、同じくt2からt3までの時間に、人感センサ30~32による人の感知が全く無い場合は、t3以後を不在状態Zに変更するものである。
t3に示されるように、処理部15は、タイマ17の作動後、人感センサ30~32から居室1001内における利用者の不在状態の検知信号を継続して受信し、規定時間を経過した場合、居室1001の利用状態を不在状態Zに変更し、不在状態と判別した在・不在情報(利用者の不在の可能性が高いと判別した情報)送信部27を介してローカルサーバ2へ送信する。
次に、利用客の居室への入室の場合について説明すると、不在状態Zすなわち室内が不在の居室1001に利用客が入室する、すなわち開閉扉43を一時的に開状態にし、再び閉状態となることで、ドアセンサ33が開閉扉43の開状態及び閉状態を検出し、開状態及び閉状態の検出信号が処理部15に発信される。
また、利用客が居室1001内に入室した後においては、居室内の人感センサ30~32が検知信号を処理部15に送信することで、居室1001が継続して在室状態Xであることをローカルサーバ2に送信する。
上述した実施例における在・不在情報の判定方法は、居室1001の利用者は1名のみである場合を元に説明したが、人感センサ30~32とドアセンサ33の検知情報及びタイマ17の情報を組み合わせて利用することで、居室に出入りする人が複数である場合でも、不在状態または少なくとも1人が在状態であるということを判断することもできることはいうまでもない。
ついで、携帯端末4について図7を用いて説明する。図7(a)に示されるように、携帯端末4は、薄型矩形状の筐体50の表面に露出するように、表示画面51と、ルームメイク作業開始ボタン52及びルームメイク作業完了ボタン53、インジケータ54とを具備している。
図7(b)は、携帯端末4のブロック図であり、携帯端末4は、表示画面51、ルームメイク作業開始ボタン52、ルームメイク作業完了ボタン53、インジケータ54、処理基板55、無線通信手段56、赤外線通信手段57及び、これらの電源となるバッテリー58を筐体50内に備えて構成されている。
表示画面51、ルームメイク作業開始ボタン52、ルームメイク作業完了ボタン53、インジケータ54、無線通信手段56、赤外線通信手段57は、全て処理基板55に接続されており、処理基板55は、ルームメイク作業開始ボタン52及びルームメイク作業完了ボタン53の押下の有無をそれぞれ検知できる。また、処理基板55は、ルームメイク作業開始ボタン52が押下されたことを検知すると、インジケータ54を赤色に点滅させ、ルームメイク作業開始ボタン52が押下された後にルームメイク作業完了ボタン53が押下されたことを検知すると、インジケータ54を青色に一定時間点灯させることで、リネン担当者が自分の行った操作を視覚的に確認できるようになっている。また、管理画面20からの操作による呼び出し情報を携帯端末4が受信すると、処理基板55はインジケータ54を黄色に一定時間点灯させる。
処理基板55は、赤外線通信手段57により居室内装置3と通信し、当該居室内装置3が設置される居室の識別情報(居室番号)を受信することができる。また、処理基板55は、無線通信手段56により館内のマルチホップ方式のアドホックネットワークに接続し、管理装置5と通信することができる。
次に、携帯端末4を携帯したリネン担当者が、ルームメイク作業を割り振られた居室に入室し、ルームメイク作業を完了して退出するまでの流れを図8と図9のイメージ図を用いて説明する。なお、便宜上居室1001を例にとり説明する。
まず、図8(a)に示されるように、携帯端末4を携帯したリネン担当者が居室1001に入室すると、上述したドアセンサ33により、当該居室1001に入室があったことが検知され、居室内装置3の処理部15は、この入室の検知情報をローカルサーバ2に送信する。
ローカルサーバ2は、入室の検知情報を受けると、当該居室の居室内装置3に対して、居室の識別情報と、携帯端末4に対して当該識別情報を送信させる指示を行う。識別情報を送信させる指示を受けた居室内装置3の処理部15は、入室したリネン担当者が携帯する携帯端末4に対して赤外線通信モジュール28を用いて居室情報を送信する(図8(b)参照)。赤外線通信モジュール28からの識別情報の出力は、所定時間の間、一定間隔で数回出力される。携帯端末4は赤外線通信手段57により識別情報を受信し、当該識別情報を図示しないメモリに一時的に保持する。なお、赤外線通信は、ごく短距離かつ、遮蔽物の透過能力が低いため、居室内装置3の赤外線通信モジュール28から出力された識別情報は、居室内の携帯端末4のみで受信することができる。
ローカルサーバ2では、ある居室がチェックアウトが完了した状態もしくはステイ状態かつルームメイクが要である状態であり、かつ在・不在情報が不在状態であるもの、つまり上述した管理情報に基づきルームメイクを行う必要がある居室の居室内装置3から、ドアセンサ33による入室の検知情報を受信した場合、それをリネン担当者による入室と判断する。そして、管理情報に、当該居室にリネン担当者が入室した状態であることを追加する。この情報については、上述の管理画面20にて表示されてもよい。
次いで、リネン担当者によって携帯端末4のルームメイク作業開始ボタン52が押下されると、携帯端末4の処理基板55は、無線通信手段56により館内のマルチホップ方式のアドホックネットワークに接続し、ローカルサーバ2に対して、メモリに保持された当該居室の識別情報とルームメイクの作業が開始されたことを伝える情報とを送信する(図9(a)参照)。
ローカルサーバ2では、居室の識別情報とルームメイクの作業が開始されたことを伝える情報を受信した場合、管理情報に当該居室にルームメイクの作業が開始された状態であることを追加する。この情報については、上述の管理画面20の該当する識別情報表示21に対応する進捗表示24に「ルームメイク中」の表示として即座に反映される。また、ローカルサーバ2は、居室内装置3の処理部15による在・不在情報の判定により、在室状態Xと判定された場合、管理画面20の居室情報表示23に「在」の表示として即座に反映させる。
次いで、リネン担当者がルームメイク作業を完了し、携帯端末4のルームメイク作業完了ボタン53を押下すると、携帯端末4の処理基板55は、無線通信手段56により館内のマルチホップ方式のアドホックネットワークに接続し、ローカルサーバ2に対して、メモリに保持された当該居室の識別情報とルームメイクの作業が完了したことを伝える情報とを送信する(図9(a)参照)。
ローカルサーバ2では、居室の識別情報とルームメイクの作業が完了したことを伝える情報を受信した場合、管理情報に、当該居室1001にルームメイクの作業が完了した状態であることを追加する。この情報については、上述の管理画面20の進捗表示24に「チェック待ち」の表示として即座に反映される。
最後に、図9(b)に示されるように、携帯端末4を携帯したリネン担当者が居室1001から退室すると、居室内装置3の処理部15は、上述したドアセンサ33の検知情報を受信し、在・不在情報の判定により不在状態Zと判定された場合、不在状態Zであること、すなわち居室1001からリネン担当者が退室したことをローカルサーバ2に送信する。ローカルサーバ2は、管理画面20の居室情報表示23に「不在」の表示として即座に反映させる。
以上説明したように、管理装置5側は、リネン担当者が在室していることが居室内装置3により判明している状態において、携帯端末4から作業開始の情報を取得している場合には、当該居室内においてルームメイクが実際に進行していると判断でき、リネン担当者が在室していないことが居室内装置3により判明している状態において、携帯端末4から作業完了の情報を取得している場合には、当該居室内におけるルームメイクが実際に完了していると判断できる。つまり、管理装置5側の情報を扱う統括者は、ルームメイクが必要な居室におけるルームメイク作業の進行状況をリアルタイムで正確に把握することができるため、当該居室への案内が可能か否かの判断を正確に行うことができることに加え、ルームメイクが必要な居室の各リネン担当者の割り振りの修正などを適宜正確に行うことができる
また、居室内装置3は、光学センサである人感センサ30~32及びドアセンサ33により、居室の在・不在情報を取得する構成であるため、実際の人の動作を検知することで、居室の在・不在情報を正確に判断することができる。
また、携帯端末4は、居室内装置3と通信することで、当該居室内装置3が設置される居室の識別情報を取得することができるようになっており、管理装置5に対して当該居室の識別情報とルームメイク作業の開始の情報またはルームメイク作業の完了の情報を送信する構成である。これによれば、携帯端末4を携帯するリネン担当者は、居室の識別情報を意識することなく、迅速にルームメイク作業に移ることができることに加え、ルームメイク作業の開始の情報またはルームメイク作業の完了の情報を誤った居室の識別情報とともに送信することがない。
図10は、リネン室内端末18に管理画面20に変えて表示できる評価画面60である。評価画面60には、任意の携帯端末4を選択できるボタン61と、選択された携帯端末4を携帯するリネン担当者の入退室及び、当該リネン担当者が行ったルームメイク作業の情報を表示する表示部62とを備えている。表示部62には、居室の識別情報ごとに、入室時刻、ルームメイク開始時刻、開始までの時間、ルームメイク完了時刻、ルームメイク完了時刻、ルームメイク作業時間、退室時刻、退室までの時間、がそれぞれ対応付けられて表示される。
評価画面60は、ローカルサーバ2にて作成される。ローカルサーバ2は、携帯端末4から、メモリに保持された居室の識別情報とルームメイク作業開始ボタン52が押下されたことを伝える情報を受信しており、このルームメイクの作業が開始された時刻を当該識別情報に対応付けて記録し、表示部62の「ルームメイク開始時刻」に表示させる。
また、ローカルサーバ2は、居室の識別情報ごとに居室内装置3から入室情報を受信した直近の時刻を記憶しており、携帯端末4からメモリに保持された居室の識別情報とルームメイク作業開始ボタン52が押下されたことを伝える情報を受信した場合、当該識別情報に対応する居室内装置3による在・不在情報の判定により、在室状態Xと判定された情報を受信した時刻を表示部62の「入室時刻」に表示させる。そして、在室状態Xと判定された情報を受信した時刻(入室時刻)からルームメイク開始時刻までの経過時間を表示部62の「開始までの時間」に表示させる。
ローカルサーバ2は、携帯端末4から、メモリに保持された識別情報とルームメイク作業完了ボタン53が押下されたことを伝える情報を受信しており、このルームメイクの作業が完了した時刻を当該識別情報に対応付けて記録し、表示部62の「ルームメイク完了時刻」に表示させる。そして、ルームメイク開始時刻からルームメイク開始時刻までの経過時間を表示部62の「作業時間」に表示させる。
ローカルサーバ2は、居室の識別情報ごとに、居室内装置3による在・不在情報の判定により不在状態Zと判定された情報を受信した時刻を記憶しており、携帯端末4からメモリに保持された居室の識別情報とルームメイク作業完了ボタン53が押下されたことを伝える情報を受信した場合、当該識別情報に対応する居室内装置3から不在状態Zと判定された情報を受信した時刻(退室時刻)を表示部62の「退室時刻」に表示させる。そして、ルームメイク完了時刻から退室時刻までの経過時間を表示部62の「退室までの時間」に表示させる。
このように、統括者はリネン室内端末18で閲覧できる評価画面60の各種情報によって、各携帯端末4を携帯するリネン担当者のルームメイク作業の作業効率などを評価することができる。
例えば、評価画面60の「開始までの時間」から、入室後速やかにルームメイク作業を開始できたかを評価することができる。これによれば、勤務態度等の人為的な問題等を速やかに見出すことができ、ルームメイク作業の効率化を図ることができる。また、評価画面60の「退室までの時間」からも、ルームメイク作業を完了してから速やかに退室したか否かを確認することで、勤務態度等の人為的な問題等を速やかに見出すことができ、ルームメイク作業の効率化を図ることができる。
なお、上述した利用客管理システムは、例えば、フロントにて利用されるコンピュータであり、上述の管理情報を閲覧できるようになっていてもよい。これによれば、リネン担当の統括者に限らず、フロント側でも、ルームメイク作業の進捗状況を速やかに把握することができ、ルームメイク作業の完了した居室へ新たな利用客を速やかに案内することができる。
次に、実施例2に係るルームメイク作業管理システムにつき、図11と図12を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成の説明を省略する。
図11は、本実施例における管理画面70である。本実施例においては、リネン室に在室する統括者は、リネン室内端末18の管理画面70を確認し、ルームメイクの作業効率を考慮して、各携帯端末64に対して、それぞれルームメイクを行う居室の割振を決定する。詳しくは、管理画面70の進捗表示24の下には、割振表示75が表示されており、プルダウン表示を用いて当該居室のルームメイク作業を担当させる携帯端末(ここではCP1~5)64から適宜選択できるようになっている。
ローカルサーバ2は、居室の識別情報ごとに、各居室に対して割振表示75にてルームメイク作業を割り振られた携帯端末64の特定情報(CP1~5)をそれぞれ対応付けて管理情報として記憶しており、各携帯端末64に対して、それぞれの携帯端末64に割り振られた居室の識別情報を示す割振情報を送信するようになっている。
図12に示される携帯端末64は、筐体50の表面に露出するように、表示画面51と、ルームメイク作業開始ボタン52及びルームメイク作業完了ボタン53、インジケータ54とを具備し、更に表示画面51の横に昇降ボタン65を備えている。
携帯端末64の表示画面51には、ローカルサーバ2から受信した割振情報が表示される。複数の居室のルームメイク作業が割り振られている場合には、昇降ボタン65を押下することで、複数の居室の識別情報をそれぞれ表示画面51に表示させることができる。
このように、本実施例の携帯端末64を用いることで、各リネン担当者は、タブレット19を確認せずとも、自身に割り振られたルームメイク作業を行うべき居室の識別情報を確認することができる。
また、ローカルサーバ2は、管理情報に基づき、各携帯端末64に対して割り振られた居室の識別情報を送信するようになっている。そのため、管理情報の更新、例えば既に特定の携帯端末64に対して割り振られた識別情報について、当該居室が不在状態から在状態に変化した場合には、そのタイミングにおいて当該居室のルームメイクが必要ないことになり、当該居室のルームメイク作業が割り振られた携帯端末64に対して、当該居室の識別情報が消去された新たに更新された割振情報を送信し、更新させる。これにより、携帯端末64では、担当する居室が不在状態Zから在室状態Xに変化した場合には、リアルタイムに当該居室の識別情報を表示されなくなる。つまり、居室外にて利用者が不在状態から在状態に変化したことを速やかに確認することができるため、当該居室の利用客との鉢合わせを防止することができ、利用者に不快感を与えることがない。
以上、本発明の実施例1、2を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では居室の在・不在情報を判定する構成として、人感センサ30~32及びドアセンサ33を用いているが、これに限らず、居室における開閉扉43の開閉を検知する検出手段と、利用者の存在を検知する検知手段とを兼ねるセンサを用いることで、人感センサ30~32を省略してもよい。
また、居室内に設置される人感センサは、3つに限らず居室内の利用者を検知できれば3つ未満としてもよいし、4つ以上配設させてもよい。
また、居室内装置3は、当該居室内装置3が設置される居室の識別情報(居室番号)を管理装置5から受け取る構成に限らず、フラッシュメモリ等の記憶手段を内蔵し、この記憶手段に予め当該居室内装置3が設置される居室の識別情報を記憶し、携帯端末4に直接送信可能とする構成であってもよい。
また、前記実施例において、管理装置5は、ローカルサーバ2、リネン室内端末18、タブレット19とで構成されているがこれに限らず、利用客管理システムと居室内装置3と携帯端末4とからの情報に基づき、管理情報を確認可能に更新処理および管理する機能を有していればどのような構成であってもよい。例えば、複数のリネン室内端末18のうち1台のリネン室内端末18が管理情報を確認可能に更新処理および管理する機能を有する構成とすることで、ローカルサーバ2は当該1台のリネン室内端末18と利用客管理システム、居室内装置3、携帯端末4との通信をブリッジする機能だけを有する構成としてもよい。
また、ローカルサーバ2を省略して、直接リネン室内端末18と利用客管理システムと居室内装置3と携帯端末4とが通信する構成としてもよい。更に、リネン室内端末18は複数台設置されていなくてもよい。
また、前記実施例2のように、携帯端末64で割振情報を確認できる構成を採用した場合、タブレット19を省略してもよいし、タブレット19にリネン室内端末18の機能を統合することで、リネン室内端末18を省略してもよい。
また、携帯端末4及び携帯端末64の無線通信手段56は、LPWA規格に限らず、汎用のwi-fi規格でもよく、この場合、マルチホップ方式のアドホックネットワークを用いず、館内の無線LANルータに接続される構成でもよい。
また、各リネン担当者が携帯する携帯端末4及び携帯端末64は、前記実施例のような専用端末に限らず、スマートフォンに同様の機能を有するアプリをインストールしたものであってもよい。
1 ルームメイク作業管理システム(居室内作業管理システム)
2 ローカルサーバ
3 居室内装置
4 携帯端末
5 管理装置
11 制御ユニット
14 センサユニット
15 処理部
17 タイマ
18 リネン室内端末(確認手段)
19 タブレット(確認手段)
20 管理画面(確認手段)
21 識別情報表示
22 ステータス表示
23 居室情報表示
24 進捗表示
25 割振表示
26 チェックボタン
27 送信部
28 赤外線通信モジュール
30,31,32 人感センサ
33 ドアセンサ
43 開閉扉
50 筐体
51 表示画面
52 ルームメイク作業開始ボタン
53 ルームメイク作業完了ボタン
54 インジケータ
55 処理基板
56 無線通信手段
57 赤外線通信手段
58 バッテリー
60 評価画面
62 表示部
64 携帯端末
65 昇降ボタン
70 管理画面
75 割振表示
101~1020 居室
F1 フロント
R1~R10 リネン室
A 初期時間
B 在室確認時間
X 在室状態
Y 暫定不在状態
Z 不在状態

Claims (6)

  1. 各居室に設置される居室内装置と、前記居室内装置と接続される管理装置と、作業員が携帯する携帯端末と、を備え、
    前記携帯端末は、前記管理装置に対して居室内作業の開始の情報または居室内作業の完了の情報を送信できる通信機能を有し、
    前記管理装置側は、前記居室内装置から当該居室の在・不在情報を受信可能となっており、該居室における在・不在情報と、前記携帯端末から受信した該居室における作業の開始または作業の完了の情報とを、合わせて確認できる確認手段を有することを特徴とする居室内作業管理システム。
  2. 前記居室内装置は、光学センサにより前記居室の在・不在情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の居室内作業管理システム。
  3. 前記携帯端末は、前記居室内装置と通信することで、当該居室内装置が設置される居室の識別情報を取得することができ、当該識別情報を前記居室内作業の開始の情報または前記居室内作業の完了の情報とともに前記管理装置に対して送信することを特徴とする請求項1または2に記載の居室内作業管理システム。
  4. 前記管理装置は、前記居室内装置からの在情報の取得から前記携帯端末からの居室内作業の開始情報の取得までの経過時間を、前記携帯端末に対応付けて管理することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の居室管理システム。
  5. 前記管理装置は、前記携帯端末からの居室内作業の完了情報の取得から前記居室内装置からの不在情報の取得までの経過時間を、前記携帯端末に対応付けて管理することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の居室内作業管理システム。
  6. 前記管理装置は、前記居室内装置からの在・不在情報により居室内作業が割り振られた居室が不在状態から在状態に変化した場合、当該居室の居室内作業が割り振られた前記携帯端末に対して、当該居室の識別情報の表示を消去させる処理を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の居室内作業管理システム。
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