JP2022061410A - 消毒システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ウイルスや細菌に対して有効でありながら、安全性にも優れた靴底消毒技術を提供することを課題とする。【解決手段】次亜塩素酸を含む消毒液が貯留された靴底消毒マットと、消毒対象エリアの外から内に入る人の動線を2以上に分割するための可動式の仕切りと、を備え、前記仕切りにより分割された前記動線の各々に、前記靴底消毒マットが設置され、前記仕切りには、前記消毒液を前記靴底消毒マットの上部空間に向けて噴霧する噴霧手段が設けられている、消毒システム。【選択図】図2

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本発明は次亜塩素酸を使用した消毒システムに関する。
ウイルスや細菌などの病原体の感染経路としては、(i)咳やくしゃみによって感染者の口腔から病原体が空気中に飛び出し1m以上超えて人に感染させる空気感染、(ii)病原体が細かい唾液や気道分泌物につつまれて空気中に飛び出し、約1mの範囲で人に感染させる飛沫感染、(iii)皮膚や粘膜の直接的な接触、または手すりやタオルなどのような物体の表面を介しての間接的な接触により、病原体が付着することで感染する接触感染、(iv)病原体に汚染された飲食物を口にすることで感染する経口感染などが知られている。
また、感染者の口腔から飛沫として排出され地面に落ちた病原体を踏んだ靴底による汚染範囲の拡大、そして、地面から空気中に舞い上がった病原体が人の口腔や粘膜に付着することで感染する感染経路も問題視されており、その解決手段が模索されてきた。
この靴底を介した汚染範囲の拡大と地面経由の感染を防止するための手段として、消毒液を含侵した消毒マットが知られている。例えば特許文献1にはポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩(PHMB)、ジデシルジメチルアンモニウム塩(DDAC)、塩化ベンザルコニウム、界面活性剤などを含む消毒液が含侵された消毒マットが開示されている。
特開2016-030735号公報
特許文献1に記載の靴底消毒液に含まれる有効成分は人体への有害性があるという課題がある。また、界面活性剤を含む靴底消毒液は滑りやすく転倒のリスクがあるという課題があった。
また、今般、新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大が問題となっており、より有効な靴底消毒技術の開発も望まれている状況にある。
このような状況に鑑み、本発明の解決しようとする課題は、ウイルスや細菌に対して有効でありながら、安全性にも優れた靴底消毒技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明は、次亜塩素酸を含む消毒液が貯留された靴底消毒マットと、消毒対象エリアの外から内に入る人の動線を2以上に分割するための可動式の仕切りと、を備え、前記仕切りにより分割された前記動線の各々に、前記靴底消毒マットが設置され、前記仕切りには、前記消毒液を前記靴底消毒マットの上部空間に向けて噴霧する噴霧手段が設けられている、消毒システムである。
次亜塩素酸を含む消毒液は、抗ウイルス性及び抗菌性を有する。一方で他の消毒成分に比して安全性が高く、また、不安定で分解しやすい性質があるため長期間にわたり次亜塩素酸が床上に存在し続けることは無い。また、ぬめり等は一切ないため靴底消毒剤として利用しても滑ることは無く、さらに、漂白作用や腐食作用が無いため、靴底に付着した消毒液によって床を傷めることが無い。
仕切りによって動線を複数に分割することにより、人の流れの渋滞や密集が生じることを防ぐことができ、また、その仕切りに備えられた噴霧手段によって靴底消毒マットに乗った人の靴や衣服に付着したウイルスや細菌などを消毒することができ、感染防止効果に優れている。
また、仕切りは可動式であるため、本発明の消毒システムを設置する場所に応じて適宜その配置を変更することができる。
本発明の消毒システムは、ウイルスや細菌に対して有効でありながら、安全性にも優れている。
本発明の好ましい形態では、前記仕切りに、靴底消毒マットの上に乗った人の靴に向けて前記消毒液を噴霧する前記噴霧手段が設けられている。
これにより靴底のみならず靴の側面に付着したウイルスや細菌も消毒することができる。
本発明の好ましい形態では、前記噴霧手段は、前記消毒液をドライフォグ化して噴霧する。
かかる形態の本発明によれば、噴霧対象を消毒液により濡らすことなく消毒することができる。
本発明の好ましい形態では、前記噴霧手段は、前記消毒液のミストをジェットエアに乗せて噴出する。
これにより消毒対象に付着したウイルスや細菌その他粉塵を吹き飛ばしながら消毒を行うことができる。
本発明の好ましい形態では、前記噴霧手段は、その噴霧方向を角度変化させる角度可変手段を備える。
本発明の消毒システムは可動式の仕切りを備えるため、設置する場所に合わせた最適なレイアウト設計が可能である。本形態においては、設置場所に適合した最適なレイアウトにて仕切りや靴底消毒マットを設置した後、その仕切りに設けられた噴霧手段の噴霧方向を前記レイアウトにおいて最適の角度に変更することができる。
本発明の好ましい形態では、前記仕切りにより分割された隣接する2つの前記動線の両方に向けて、前記噴霧手段より前記消毒液を噴霧するよう構成されている。
かかる形態の本発明によれば、仕切りにより分割された各々の動線を通過する人に対する効率的な消毒が可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記動線の左右両側方に前記仕切りが設けられており、それぞれの仕切りに設けられた前記噴霧手段から前記動線に向けて前記消毒液を噴霧するように構成されている。
消毒対象に向けて左右両方向から消毒液を噴霧することができ、より効果的な消毒が可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記靴底消毒マットに貯留された前記消毒液の有効塩素濃度を所定濃度以上に維持する有効塩素濃度維持手段を備え、前記有効塩素濃度維持手段として、前記消毒液を前記靴底消毒マットに供給する給水手段と、前記消毒液を前記靴底消毒マットから排水する排水手段と、を含む。
上述の通り、次亜塩素酸を含む消毒液は不安定で分解しやすい性質があるため、長時間に亘り靴底消毒マットに貯留されたままであると、熱や光により有効塩素濃度が低下し、消毒活性を失ってしまう。
かかる形態の本発明の消毒システムにおいては、新しい消毒液が給水手段より供給される一方、有効塩素濃度が低下した古い消毒液が排水手段により排水されるため、靴底消毒マットに貯留されている消毒液の有効塩素濃度を正味で一定レベルに維持することが可能である。
本発明の好ましい形態では、前記靴底消毒マットが傾斜しており、前記靴底消毒マットの傾斜上方に、前記給水手段から前記靴底消毒マットへ前記消毒液を供給する給水口が設けられ、前記靴底消毒マットの傾斜下方に、前記靴底消毒マットから前記消毒液を排水するための前記排水手段の排水口が設けられている。
靴底消毒マットに設けられた傾斜によって、靴底消毒マット上で消毒液の流れが形成され、これを排水の原動力として利用することができる。
本発明の好ましい形態では、靴底の汚れを落とすための汚れ落としマット及び靴底に付着した前記消毒液を拭き取るための拭き取りマットを備え、以下の(A)、(B)、(C)の順序で、消毒対象エリアの外から内に入る人の動線に沿って、床上に設置されてなる。
(A)汚れ落としマット
(B)靴底消毒マット
(C)拭き取りマット
次亜塩素酸は有機物との接触により失活しやすい。(A)汚れ落としマットで汚れを落としてから、(B)靴底消毒マットを踏むように構成された本形態によれば、靴底消毒マットにおける消毒液の有効性を維持することができる。
また、消毒液が付着したままの靴底で歩き回ると床上が汚れるという問題が生じる。(B)靴底消毒マットを踏んだ後に(C)拭き取りマットにて靴底に付着した消毒液を拭き取るように構成された本形態によれば、消毒液によって床が汚れることを防止することができる。
本発明の好ましい形態では、以下の(a)~(c)の1又は2以上を備える。

(a)前記汚れ落としマット上に表示された、
前記動線の進行方向に向かって見たとき正常に視認できる上下の別のある文字、数字、記号若しくは描画、及び/又は、
該汚れ落としマットを踏む順序を表す文字、数字、記号若しくは描画。

(b)前記靴底消毒マット上に表示された、
前記動線の進行方向に向かって見たとき正常に視認できる上下の別のある文字、数字、記号若しくは描画、及び/又は、
該靴底消毒マットを踏む順序を表す文字、数字、記号若しくは描画。

(c)前記拭き取りマット上に表示された、
前記動線の進行方向に向かって見たとき正常に視認できる上下の別のある文字、数字、記号若しくは描画、及び/又は、
該拭き取りマットを踏む順序を表す文字、数字、記号若しくは描画。
前記(a)~(c)の1又は2以上を備える本発明の形態によれば、使用者が正しい順路、すなわち、(A)汚れ落としマット、(B)靴底消毒マット、そして(C)拭き取りマットの方向へ進むべきことを容易に理解することができる。
本発明は消毒液として次亜塩素酸を含む消毒液を使用するため、安全性に優れる。また、噴霧手段を備える仕切りを備えることによって、感染防止効果に優れている。さらに、仕切りは可動式であるため、本発明の消毒システムを設置する場所に応じて適宜その配置を変更することができる。
本発明の消毒システムは、ウイルスや細菌に対して有効でありながら、安全性と使用性にも優れている。
本発明の消毒システムの一実施形態の平面図である。図中の黒矢印は動線を表す。 本発明の消毒システムの使用形態を表す斜視図である。 汚れ落としマット、靴底消毒マット及び拭き取りマットの斜視図である。図中の黒矢印は動線を表す。 一実施形態に係る靴底消毒マットの断面図である。 一実施形態に係る靴底消毒マットを表す。(a)は斜視図、(b)は断面図である。 靴底消毒マットに消毒液を供給する給水手段と、靴底消毒マットから消毒液を排水する排水手段を備える、本発明の一実施形態の概略図である。 靴底消毒マットに消毒液を供給する給水手段と、靴底消毒マットから消毒液を排水する排水手段を備え、靴底消毒マットに傾斜が設けられた、本発明の一実施形態の概略図である。図中のθは傾斜角を表す。 (a)汚れ落としマット、靴底消毒マット及び拭き取りマットのそれぞれに、各マットの用途を表す文字表記と足跡のイラストが表示された発明の一実施形態の平面図である。(b)汚れ落としマット、靴底消毒マット及び拭き取りマットの順に進むことを示す矢印と数字が表示された発明の一実施形態の平面図である。図中の黒矢印は動線の進行方向を表す。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に本発明の一実施形態は噴霧装置6を備える。噴霧装置6は、消毒対象エリアの外から内に入る人の動線を2以上に分割する仕切りとして機能している。複数の噴霧装置6は動線に対して直行する方向に並設されており、それぞれの噴霧装置6の間隙が消毒対象エリアの外から内に入る人の動線となっている。噴霧装置6は、いわばゲートのような役割を果たし、動線を分割することにより、消毒対象エリアに入ろうとする人の流れの渋滞や密集を防止している。
なお、「消毒対象エリア」とは靴底に付着したウイルスや細菌などの持ち込みを防ぎたいエリアのことをいう。消毒対象エリアとしては具体的に、病院、学校、商業施設、イベント会場のような多人数の出入りがある施設が挙げられる。
噴霧装置6により分割された動線の各々に、汚れ落としマット1、靴底消毒マット2及び拭き取りマット3が設置されている(図1)。噴霧装置6により構成されたゲートを通過する人は、必ず汚れ落としマット1、靴底消毒マット2及び拭き取りマット3をこの順序で踏んで進まなければ、消毒対象エリア内に進入することができないように構成されている。つまり、汚れ落としマット1、靴底消毒マット2、拭き取りマット3はこの順序で、人の動線の進行方向に向かって並設されている(図1)。
図1及び図2に示すように、噴霧装置6には噴霧手段61が設けられている。噴霧手段61は噴霧装置6の側面に設けられ、側方に向けて消毒液7のミスト71を噴霧する(図2)。より具体的には、噴霧装置6の高さ方向に3つの噴霧手段61が設けられており、靴底消毒マット2の上に乗った人の靴、脚部、胴部のそれぞれに向けてミスト71を噴霧するように構成されている(図2)。
消毒液7は、噴霧手段61によりドライフォグ化されて微細な粒子からなるミスト71として噴霧される。ドライフォグを構成する微細な粒子は、物理的に強い状態であり壁にぶつかったときに変形しにくく、そのまま跳ね返る特性がある。そのため、噴霧対象の表面を濡らさない。一方で消毒効果は発揮するため、ドライフォグ化して消毒液7を噴霧する本実施形態によれば、使用性と消毒有効性を両立させることができる。
ドライフォグ化された消毒液7の粒径は、好ましくは30μm以下、より好ましくは20μm以下、より好ましくは15μm以下、さらに好ましくは10μm以下である。
消毒液7をドライフォグ化する手段は、超音波霧化器やその他特殊噴霧方式など公知の何れの方法をも採用することができる。
本実施形態の噴霧手段71は、ドライフォグ化された消毒液7のミスト7をジェットエアに乗せて噴出する。これにより、消毒対象者の靴や衣服に付着したウイルスや細菌その他粉塵を吹き飛ばしながら消毒を実行することができる。
ジェットエアに乗せてミスト7を噴出させる具体的な構成は特に限定されない。例えば送風機から送風されるジェットエア噴出口の近傍にミスト7の噴霧口を設ける構成が挙げられる。
図2に記載のように、本実施形態における噴霧装置6は、靴底消毒マット2の上に乗った人の靴に向けてミスト71を噴霧する噴霧手段61を備える。これによって、後述する靴底消毒マット2に貯留された消毒液7による靴底の消毒と、ミスト71による靴の側面の消毒を同時に行うことができる。靴の全面の消毒が可能な構成であるため、ウイルスや細菌などが靴に付着することで生じる汚染範囲の拡大を防止することができる。
靴底消毒マット2の上に乗った人の靴に向けてミスト71を噴霧する具体的な構成としては、図2に示すように、床面から好ましくは20cm以下、より好ましくは15cm以下、さらに好ましくは10cm以下の位置に噴霧手段61を備える構成が挙げられる。
また、床面から好ましくは3cm以上、より好ましくは5cm以上の位置に噴霧手段61を備えることができる。
このような範囲に噴霧手段61を設けることによって、靴への噴霧を効率的に行うことができる。
また、図2に記載のように、本実施形態においては、人の脚部、より具体的にはくるぶしから太ももの範囲に消毒液7のミスト71を噴霧できるように噴霧手段61が設けられている。
床面から好ましくは30cm~60cm、より好ましくは40cm~50cmの範囲に人の脚部にミスト7を噴霧する噴霧手段61を備えることができる。
また、図2に記載のように、本実施形態においては、人の胴部、より具体的には臀部から首下の範囲に消毒液7のミスト71を噴霧できるように噴霧手段61が設けられている。
床面から好ましくは60cm~120cm、より好ましくは70cm~100cmの範囲に人の脚部にミスト7を噴霧する噴霧手段61を備えることができる。
噴霧手段61は、その噴霧方向を角度変化させる角度可変手段を備える。後述するように噴霧装置6は可動式である。そのため、本発明の消毒システムを設置しようとする場所に応じて、噴霧装置6と靴底消毒マット2の位置を自在に変更することができ、その場所に最適な消毒システムを設計することができる。噴霧装置6と靴底消毒マット2を最適なレイアウトに設置した後に、当該レイアウトにおいて最適といえる噴霧方向にてミスト71を噴霧できるように、角度可変手段によって噴霧手段61の噴霧方向の角度を調整することができる。
角度可変手段は、少なくとも噴霧手段61の噴霧方向を上下方向において角度変化できるように構成することが好ましい。また角度可変手段は、噴霧方向を上下方向、左右方向、及びこれらの中間の方向のいずれの方向にも角度変化できるように構成してもよい。
角度可変手段の具体的な構成は限定されない。例えば噴霧手段61を構成するノズル自体の向きを可変に構成してもよいし、噴霧手段61の噴霧口の前に角度可変のルーバーを設け、当該ルーバーの角度変化によって噴霧方向を変更するように構成してもよい。
本実施形態においては、噴霧装置6により仕切られ、分割された隣接する2つの動線の両方に向けて噴霧手段61より消毒液7のミスト71が噴霧されるように構成されている(図1)。具体的には、噴霧装置6の左右両側面に噴霧手段61が設けられており、当該噴霧装置6の左右に存在する動線のそれぞれに対して消毒液7のミスト71を噴霧できるように構成されている。
このような構成をとることによって、効率的な消毒を可能にしている。
また、図1に示すように、動線の左右両側方に噴霧装置6が設けられており、噴霧装置6により形成されたゲートを通過するような形態となっている。そして、それぞれの噴霧装置6に設けられた噴霧手段61から動線に向けて消毒液7のミスト71を噴霧するように構成されている(図1)。
噴霧装置6により形成されたゲートを通過する人は、後述する靴底消毒マット2によって靴底の消毒を行いながら、左右両方向から消毒液7のミスト71の噴霧を受ける。
これにより、非常に効果的な消毒を実現することができる。
噴霧手段61は人検知手段と連動させ、靴底消毒マット2上に人が乗ったことを感知した場合に噴霧手段から消毒液7を噴霧するように構成してもよい。人検知手段としては赤外線センサーが挙げられる。また、靴底消毒マット2に設けた体重検知センサーと噴霧手段61を連動させる形態としても構わない。
噴霧装置6により分割される動線の数は限定されず、消毒対象エリアの大きさ、入場する人数、入り口の大きさなどにより調整できる。噴霧装置6によって分割される動線の数は、好ましくは2以上、より好ましくは3以上、より好ましくは4以上、さらに好ましくは5以上、さらに好ましくは6以上、さらに好ましくは7以上、さらに好ましくは8以上である。
噴霧装置6は可動式である。そのため、本発明の消毒システムを設置しようとする場所に応じて、噴霧装置6の位置を自在に変更することができ、その場所に最適な消毒システムを設計することができる。
ここでいう「可動式」とは本発明の消毒システムを設置しようとする場所の床や壁に固定されていないという意味である。
噴霧装置6の下部にキャスターを設け、容易に位置を変更できるような形態としてもよい。
本実施形態においては、動線を分割する仕切りとして噴霧装置6を採用しているが、この形態に限定されない。
例えば、動線を分割する仕切りとして柵やコーン、パーテーション、机などが挙げられる。この場合、噴霧手段61をこの仕切りに後付けすることで、本発明の消毒システムを構築することが可能である。
例えばイベント会場に本発明の消毒システムを導入する場合には、長机を仕切りとして利用し、長机の会場外側(消毒対象エリア外側)にチケット回収箱を設置し、来場者のチケットの確認と回収、それに続く靴底の消毒を促す作業を同時点で実現する構成としてもよい。
図3に示すように本実施形態の消毒システムは、汚れ落としマット1、靴底消毒マット2、拭き取りマット3を備える。
汚れ落としマット1、靴底消毒マット2、拭き取りマット3は、消毒対象エリアの外から内に入る人の動線に沿って床上に設置される。
汚れ落としマット1、靴底消毒マット2、拭き取りマット3は消毒対象エリアの出入り口に設置されることが好ましい。
図3に示す実施形態においては、汚れ落としマット1、靴底消毒マット2、拭き取りマット3は直接隣接するように床上に設けられている。
汚れ落としマット1、靴底消毒マット2、拭き取りマット3は互いに別体であってもよいし、互いに連結した一体型の構成としてもよい。
図3に示す実施形態に限られず、汚れ落としマット1、靴底消毒マット2、拭き取りマット3のそれぞれを離間して設けてもよい。離間して設ける場合、その間隔は人の歩幅よりも短くすることが好ましい。
図3には汚れ落としマット1、靴底消毒マット2、拭き取りマット3の3つの要素を全て含む実施形態を示すが、これに限定されない。靴底消毒マット2のみを備える実施形態であってもよいし、汚れ落としマット1と靴底消毒マット2のみを備える実施形態であってもよいし、また、靴底消毒マット2と拭き取りマット3のみを備える実施形態であっても良い。
汚れ落としマット1は、靴底の汚れを落とすマットである。汚れ落としマット1としては靴底の土、砂、ゴミなどを落とすことができれば、その構成は限定されない。従来、玄関先に設置する用途で用いられてきた泥落としを本発明の消毒システムにおける汚れ落としマット1として利用することもできる。具体的に、汚れ落としマット1としては、布製マットや、硬質樹脂繊維や金属繊維、金網が表面に配されたマットなどが挙げられる。
靴底消毒マット2には、次亜塩素酸を含む消毒液7が貯留されている。靴底消毒マット2の具体的な構成は特に限定されない。靴底消毒マット2を踏んだときに靴底に消毒液7が接触する構成であればよい。
図4に一実施形態における靴底消毒マット2の構成を図示する。かかる形態の靴底消毒マット2は貯留槽21と保水部材22を備える。保水部材22は貯留槽21の内部に載置されている(図4)。
保水部材22は消毒液7を保持している(図4)。保水部材22を踏んだときに、ここに保持されていた消毒液7が滲み出ることによって、靴底に消毒液7が接触し、靴底の消毒を実現する構成となっている。靴底消毒マット2から人が離れた後においては、滲み出た消毒液7は再び保水部材22に吸収される。
保水部材22としては、消毒液7の保持が可能であり、また、踏まれたときに消毒液7がにじみ出る素材であればよく、具体的には、繊維素材、スポンジ、吸水性ポリマーなどが挙げられる。
なお、貯留槽21に保水部材22を載置せず、貯留槽21に貯留された消毒液7に靴底を直接浸漬させる形態としても構わない。
また、保水部材22に消毒液7を浸み込ませたものをそのまま靴底消毒マット2としてもよい。つまり、貯留槽21を備えない形態であってもよい。
図5に靴底消毒マット2の別の一実施形態を示す。本実施形態においては、貯留槽21の天面には、複数の穴24が空いた天板23が配されている(図5(a))。そして、貯留槽21には消毒液7が貯留されている(図5(b))。
天板23上に人が乗ると、天板23が体重によりたわんで沈み込む。そして、貯留槽21の内部に貯留されていた消毒液7が、穴24から天板23の上に漏出し、靴底に接触することで消毒が実現される。
消毒後、天板23上から人が移動したあとには、天板23は元の形状に復元し、天板23上に漏出した消毒液7は再び穴24を通して貯留槽21に戻る。
本実施形態において天板23は、人の体重によってたわんで沈み込み、かつ、人が移動した後には元の形状に復元する特性を有する素材によって構成される。具体的には、金属板や硬質樹脂板などが挙げられる。
なお、天板23にバネなどの弾性材を連結し、人が乗った際の天板23の沈み込みと、人が移動した後の天板23の元の位置への復元を、前記弾性材の伸縮により実現する構成としてもよい。この場合には天板23に可撓性は必要無い。
本発明の消毒システムで使用する消毒液7は次亜塩素酸を含む消毒液であり、好ましくは次亜塩素酸水を使用する。
次亜塩素酸水は、食塩水や塩酸などを電気分解することにより得ることができる他、次亜塩素酸ナトリウム水溶液を酸によってpH調整することによっても得られる。また、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを水に溶解することによっても調製することができる。
本発明においては、有効塩素濃度が、好ましくは10ppm以上、より好ましくは50ppm以上、より好ましくは100ppm以上の次亜塩素酸水を消毒液7として使用することが好ましい。
また、有効塩素濃度が、好ましくは1000ppm以下、より好ましくは500ppm以下、さらに好ましくは200ppm以下の次亜塩素酸水を消毒液7として使用することが好ましい。
次亜塩素酸水は、不安定で分解しやすく、温度、紫外線、有機物との接触により有効塩素濃度が低下し失活してしまうという特性がある。したがって、本発明の消毒システムにおいては、靴底消毒マット2に貯留された消毒液7の有効塩素濃度を所定濃度以上に維持する有効塩素濃度維持手段を備えることが好ましい。
図6に有効塩素濃度維持手段を備える本発明の一実施形態の概略図を示す。図6に示す実施形態の消毒システムは、有効塩素濃度維持手段として、消毒液7を靴底消毒マット2に供給する給水手段を備える。また、消毒液7を靴底消毒マット2から排水する排水手段を備える。
給水手段は、消毒液7が貯留された給水タンク41と、給水タンク41から靴底消毒マット2へ消毒液7を輸送する給水パイプ42を備える(図6)。給水パイプ42は靴底消毒マット2の全幅に亘って延びている。そして、靴底消毒マット2の直上に位置する給水パイプ42には給水口421が設けられており、給水タンク41から給水パイプ42を通って輸送された消毒液7が、給水口421を通じて靴底消毒マット2に供給される構成となっている(図6)。
給水タンク41に貯留された消毒液7の液面が、給水口421よりも高い位置にあれば、ポンプのような積極的に給水を行う機構を備えずとも、サイフォンの原理により、自動的に靴底消毒マット2へ消毒液7を供給することができる。靴底消毒マット2へ供給される消毒液7の流量は、給水口421の径を調整することにより調節することができる。
なお、給水ポンプによって給水タンク41から靴底消毒マット2への消毒液7の供給を行う構成としても構わない。
次亜塩素酸水は光によって失活するため、給水タンク41は、光を通さない部材により構成されていることが好ましい。また、次亜塩素酸水は温度によっても失活するため、給水タンク41には内部に貯留された消毒液7を低温に維持するための低温維持機構を設けることが、さらに好ましい。
排水手段は、使用済みの消毒液7を貯留しておく排水タンク51と、靴底消毒マット2から排水タンク51への消毒液7の流通路である排水パイプ52を備える。また、靴底消毒マット2に貯留された消毒液7を汲み上げる排水ポンプ53を備えている(図6)。
本実施形態では、靴底消毒マット2の貯留槽21の壁面に穴が開いており、そこに排水パイプ52が挿通されている(図6)。なお、排水パイプ52を貯留槽21の上部開口から差し入れる構成としても構わない。
図7に有効塩素濃度維持手段を備える別の一実施形態を示す。図7に示す実施形態においては、靴底消毒マット2に傾斜が設けられている。
そして、靴底消毒マット2の傾斜上方に、給水パイプ42の端部(給水口)が設けられ、一方で靴底消毒マット2の傾斜下方に、排水パイプ52の端部(排水口)が設けられている(図7)。
靴底消毒マット2には傾斜が設けられているため、貯留槽21に貯留された消毒液7には、傾斜上方から傾斜下方に向かう水流が形成される。この靴底消毒マット2の傾斜により形成される水流を原動力として利用して排水パイプ52への古い消毒液7の排水を効率的に行うことができる(図7)。
靴底消毒マット2の傾斜角度は特に限定されない。靴底消毒マット2の傾斜角は、勾配率として好ましくは0.5~2%であり、より好ましくは0.7~1.5%、さらに好ましくは0.8~1.2%とすることができる。
拭き取りマット3は、靴底消毒マット2上で靴底に付着した消毒液7を拭き取るものである。靴底消毒マット2の次に拭き取りマット3を備えることによって、靴底に付着した消毒液7によって消毒対象エリアの床が汚れてしまうことを防ぐことができる。
拭き取りマット3は消毒液7を吸液することができるものであれば、その具体的構成は限定されない。布製のマットや使い捨ての紙製のマットを本発明の消毒システムにおける拭き取りマット3として利用しても良い。
図8には、マット上に表示がなされた、本発明の一実施形態を示す。
図8(a)に示す実施形態においては、動線の進行方向に向かって見たときに正常に視認できる向きで「Clean area」「Sanitizing area」「Dry area」の表示がそれぞれのマット上に付されている。また、動線の進行方向に向かってつま先を向けた足跡のイラストがそれぞれのマット上に付されている。
これらの表示がなされている本実施形態においては、利用者が、汚れ落としマット1を最初に踏み、次いで、靴底消毒マット2を踏み、最後に拭き取りマット3を踏むべきことを容易に理解することができる。また、誤ってマット上を逆順路で進んでしまうことを防ぐことができる。
図8(b)に示す実施形態においては、動線の進行方向に向かって見たときに正常に視認できる向きで数字の1~3の表示がマット上に付されている。また、動線の進行方向と順行する向きの矢印がマット上に付されている。
これらの表示がなされている本実施形態においては、利用者が、汚れ落としマット1を最初に踏み、次いで、靴底消毒マット2を踏み、最後に拭き取りマット3を踏むべきことを容易に理解することができる。また、誤ってマット上を逆順路で進んでしまうことを防ぐことができる。
図8(a)の文字表記や図8(b)の数字の表示のような、動線の進行方向に向かって見たとき正常に視認できる上下の別のある文字、数字、記号又は描画を各マット上に表示することによって、利用者に正しい順路を容易に理解させることができ、逆順路で侵入してしまうことを防ぐことができる。
また、図8(a)の足跡の描画や図8(b)の数字及び矢印の描画の表示のような、各マットを踏む順序を表す文字、数字、記号若しくは描画を各マット上に表示することによって、利用者に正しい順路を容易に理解させることができ、逆順路で侵入してしまうことを防ぐことができる。
本発明の消毒システムは上で説明したものに限らず、他の構成を備えていてもよい。
例えば、靴底消毒マット2の上部空間に消毒液7を噴霧する噴霧手段をさらに備えてもよい。より具体的には、靴底消毒マット2の上部空間に向けて側方から消毒液7を噴霧する噴霧手段をさらに備えてもよい。靴底消毒マット2の上で靴底を消毒している利用者に向けて消毒液7を噴霧して消毒することによって、利用者の服に付着したウイルスや細菌が消毒対象エリアに持ち込まれることを防ぐことができる。
また、本発明の消毒システムは、消毒対象エリアの内部空間に向けて消毒液7を噴霧する噴霧手段61をさらに備えていてもよい。これにより消毒対象エリア内に存在するウイルスや細菌を消毒し、消毒対象エリアから外部へのウイルスや細菌の持ち出しを防ぐことができる。噴霧手段61を消毒対象エリアの壁や天井に複数設置し、空間全体を消毒できる構成にすることが好ましい。噴霧手段61の具体的な構成は上述した通りである。
本発明はイベント会場など多人数が出入りする施設の消毒システムに応用することができる。
1 汚れ落としマット
2 靴底消毒マット
21 貯留槽
22 保水部材
23 天板
24 穴
3 拭き取りマット
41 給水タンク
42 給水パイプ
421 給水孔
51 排水タンク
52 排水パイプ
53 排水ポンプ
6 噴霧装置
61 噴霧手段
7 消毒液
71 ミスト

Claims (11)

  1. 次亜塩素酸を含む消毒液が貯留された靴底消毒マットと、
    消毒対象エリアの外から内に入る人の動線を2以上に分割するための可動式の仕切りと、を備え、
    前記仕切りにより分割された前記動線の各々に、前記靴底消毒マットが設置され、
    前記仕切りには、前記消毒液を前記靴底消毒マットの上部空間に向けて噴霧する噴霧手段が設けられている、消毒システム。
  2. 前記仕切りに、靴底消毒マットの上に乗った人の靴に向けて前記消毒液を噴霧する前記噴霧手段が設けられている、請求項1に記載の消毒システム。
  3. 前記噴霧手段は、前記消毒液をドライフォグ化して噴霧する、請求項1又は2に記載の消毒システム。
  4. 前記噴霧手段は、前記消毒液のミストをジェットエアに乗せて噴出する、請求項1~3の何れか一項に記載の消毒システム。
  5. 前記噴霧手段は、その噴霧方向を角度変化させる角度可変手段を備える、請求項1~4の何れか一項に記載の消毒システム。
  6. 前記仕切りにより分割された隣接する2つの前記動線の両方に向けて、前記噴霧手段より前記消毒液を噴霧するよう構成された、請求項1~5の何れか一項に記載の消毒システム。
  7. 前記動線の左右両側方に前記仕切りが設けられており、それぞれの仕切りに設けられた前記噴霧手段から前記動線に向けて前記消毒液を噴霧するように構成された、請求項1~6の何れか一項に記載の消毒システム。
  8. 前記靴底消毒マットに貯留された前記消毒液の有効塩素濃度を所定濃度以上に維持する有効塩素濃度維持手段を備え、
    前記有効塩素濃度維持手段として、
    前記消毒液を前記靴底消毒マットに供給する給水手段と、
    前記消毒液を前記靴底消毒マットから排水する排水手段と、
    を含むことを特徴とする、請求項1~7の何れか一項に記載の消毒システム。
  9. 前記靴底消毒マットが傾斜しており、
    前記靴底消毒マットの傾斜上方に、前記給水手段から前記靴底消毒マットへ前記消毒液を供給する給水口が設けられ、
    前記靴底消毒マットの傾斜下方に、前記靴底消毒マットから前記消毒液を排水するための前記排水手段の排水口が設けられていることを特徴とする、請求項8に記載の消毒システム。
  10. 靴底の汚れを落とすための汚れ落としマット及び靴底に付着した前記消毒液を拭き取るための拭き取りマットを備え、
    以下の(A)、(B)、(C)の順序で、消毒対象エリアの外から内に入る人の動線に沿って、床上に設置されてなることを特徴とする、請求項1~9の何れか一項に記載の消毒システム。
    (A)汚れ落としマット
    (B)靴底消毒マット
    (C)拭き取りマット
  11. 以下の(a)~(c)の1又は2以上を備える、請求項10に記載の消毒システム。
    (a)前記汚れ落としマット上に表示された、
    前記動線の進行方向に向かって見たとき正常に視認できる上下の別のある文字、数字、記号若しくは描画、及び/又は、
    該汚れ落としマットを踏む順序を表す文字、数字、記号若しくは描画。

    (b)前記靴底消毒マット上に表示された、
    前記動線の進行方向に向かって見たとき正常に視認できる上下の別のある文字、数字、記号若しくは描画、及び/又は、
    該靴底消毒マットを踏む順序を表す文字、数字、記号若しくは描画。

    (c)前記拭き取りマット上に表示された、
    前記動線の進行方向に向かって見たとき正常に視認できる上下の別のある文字、数字、記号若しくは描画、及び/又は、
    該拭き取りマットを踏む順序を表す文字、数字、記号若しくは描画。
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