JP2022059853A - 液体吐出装置 - Google Patents

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JP2022059853A JP2020167716A JP2020167716A JP2022059853A JP 2022059853 A JP2022059853 A JP 2022059853A JP 2020167716 A JP2020167716 A JP 2020167716A JP 2020167716 A JP2020167716 A JP 2020167716A JP 2022059853 A JP2022059853 A JP 2022059853A
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拓人 田中
Takuto Tanaka
正樹 下村
Masaki Shimomura
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Abstract

【課題】記録ヘッドの位置決め部材とキャプホルダの位置決め部材とが顕著に擦れ、著しい摩耗が生じる虞がある。【解決手段】液体吐出装置はヘッドユニットとキャップユニットと、を備え、ヘッドユニット及びキャップユニットのいずれか一方がユニット移動方向に移動することでキャップが液体吐出面と対向する。ヘッドユニット及びキャップユニットの一方に、ユニット移動方向に開口する受け入れ部が設けられ、他方に、前記受け入れ部に入り込む突部が設けられている。ヘッドユニット及びキャップユニットのうちユニット移動方向に移動可能なユニットは、前記ユニット移動方向と交差する交差方向に移動可能であるとともに、前記交差方向のうちの一方向である第1押圧方向と、前記第1押圧方向とは反対の第2押圧方向とに押圧される。【選択図】図15

Description

本発明は、媒体に対し液体を吐出する液体吐出ヘッドを備えた液体吐出装置に関する。
液体吐出装置の一例としてインクジェット記録装置があり、インクジェット記録装置ではインク吐出ヘッドのインク吐出面をキャップで保護する構成が採用されている。特許文献1にはその様なインクジェット記録装置の一例が示されており、特許文献1記載のインクジェット記録装置においてキャップは水平方向に移動可能なキャップホルダに設けられている。記録ヘッドの長手方向両端部には位置決め部材が設けられており、特許文献1の図21に示される様に記録ヘッドの降下とともに記録ヘッドの位置決め部材がキャップホルダ側の位置決め部材に入り込むことで、キャップと記録ヘッドとの相対位置が定まる様に構成されている。
特開2019-014148号公報
特許文献1記載のインクジェット記録装置では、キャップホルダはばねによって水平方向のうちの一方向に押圧されており、特許文献1ではこれをキャップホルダの「左寄せ」と称している。以下ではこの様な構造を便宜上「片寄せ構造」と称する。特許文献1記載のインクジェット記録装置では、記録ヘッドの位置決め部材がキャップホルダの位置決め部材に入り込んだ状態において、上記ばねの押圧力によって記録ヘッドとキャップとの相対位置が保たれる。
この様な片寄せ構造では、記録ヘッドの位置決め部材とキャップホルダの位置決め部材との相対位置を最初から精密に位置決めしてしまうと、以下の様な問題が生じる。即ち、記録ヘッドの位置決め部材が、上記ばねの押圧力が作用しない方向に位置ずれしてしまう場合があり、この場合記録ヘッドの位置決め部材がキャップホルダの位置決め部材に入り込んでも上記ばねの押圧力が作用しない。その結果、記録ヘッドとキャップとの相対位置が定まらず、両者の間にがたつきが生じる。
従って片寄せ構造では、記録ヘッドの位置決め部材とキャップホルダの位置決め部材との相対位置を、予め上記ばねの押圧力が確実に作用する様に余裕をもって大きくずらしておく必要がある。そして記録ヘッドの位置決め部材がキャップホルダの位置決め部材に入り込む際に、記録ヘッドの位置決め部材が上記ばねの押圧力に抗してキャップホルダを大きく動かす様にする。これにより、記録ヘッドの位置決め部材がキャップホルダの位置決め部材に入り込んだ際に、上記ばねの押圧力が確実に作用することとなる。
しかしこの様に構成すると、記録ヘッドの位置決め部材とキャプホルダの位置決め部材とが顕著に擦れ、著しい摩耗が生じる虞がある。この様な摩耗は、記録ヘッドとキャップとの相対位置にずれを生じさせてしまう虞がある。
上記課題を解決する為の、本発明の液体吐出装置は、媒体に対し液体を吐出する液体吐出ヘッドを備えるヘッドユニットと、前記液体吐出ヘッドの液体吐出面を覆うキャップを有するキャップユニットと、を備え、前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットのいずれか一方がユニット移動方向に移動することで前記キャップが前記液体吐出面と対向し、前記ユニット移動方向及び前記ユニット移動方向と交差する交差方向における前記ヘッドユニットと前記キャップユニットとの相対位置を決める位置決め手段を備え、前記位置決め手段は、前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットの一方に設けられ、前記ユニット移動方向に開口する受け入れ部と、前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットの他方に設けられ、前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットのいずれか一方が前記ユニット移動方向に移動して前記キャップが前記液体吐出面と対向する際に前記受け入れ部に入り込む突部と、を備え、前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットのうち前記ユニット移動方向に移動可能なユニットは、前記交差方向に移動可能であるとともに、前記交差方向のうちの一方向である第1押圧方向と、前記第1押圧方向とは反対の第2押圧方向とに押圧されることを特徴とする。
プリンターの媒体搬送経路を示す図。 ヘッドユニットがインク吐出位置にある際の他のユニットの位置を示す図。 ヘッドユニットがキャップ位置にある際の他のユニットの位置を示す図。 ヘッドユニットがワイピング位置にある際の他のユニットの位置を示す図。 プリンターを背面から見た斜視図。 モーションユニットの斜視図。 フレームアセンブリの斜視図。 キャップユニットを装着した状態のキャップキャリッジの斜視図。 キャップユニットの斜視図。 キャップユニットを取り外した状態のキャップキャリッジの斜視図。 ベースフレームの-Y方向端部の斜視図。 ベースフレームの+Y方向端部の斜視図。 ヘッドユニットの斜視図。 第1板ばねと第2板ばねによりユニットフレームを押圧する方向を示す図。 第1位置決めピンが受け入れ部に入り込む様子を示す図。 第1位置決めピンが受け入れ部に入り込む様子を示す図。 他の実施形態において第1位置決めピンが受け入れ部に入り込む様子を示す図。
以下、本発明を概略的に説明する。
第1の態様に係る液体吐出装置は、媒体に対し液体を吐出する液体吐出ヘッドを備えるヘッドユニットと、前記液体吐出ヘッドの液体吐出面を覆うキャップを有するキャップユニットと、を備え、前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットのいずれか一方がユニット移動方向に移動することで前記キャップが前記液体吐出面と対向し、前記ユニット移動方向及び前記ユニット移動方向と交差する交差方向における、前記ヘッドユニットと前記キャップユニットとの相対位置を決める位置決め手段を備え、前記位置決め手段は、前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットの一方に設けられ、前記ユニット移動方向に開口する受け入れ部と、前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットの他方に設けられ、前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットのいずれか一方が前記ユニット移動方向に移動して前記キャップが前記液体吐出面と対向する際に前記受け入れ部に入り込む突部と、を備え、前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットのうち前記ユニット移動方向に移動可能なユニットは、前記交差方向に移動可能であるとともに、前記交差方向のうちの一方向である第1押圧方向と、前記第1押圧方向とは反対の第2押圧方向とに押圧されることを特徴とする。
本態様によれば、前記受け入れ部に前記突部が入り込むことにより、前記ヘッドユニットと前記キャップユニットとの、前記ユニット移動方向及び前記ユニット移動方向と交差する交差方向の相対位置が決まる構成において、前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットのうち前記ユニット移動可能なユニットが、前記交差方向に移動可能であるとともに、前記交差方向のうちの一方向である第1押圧方向とその反対の第2押圧方向の双方向に押圧される。従って前記突部と前記受け入れ部との前記交差方向における相対位置が、前記第1押圧方向と前記第2押圧方向のいずれの方向にずれていても、前記突部が前記受け入れ部に受け入れられた際には両者ががたつくことなく位置が定まる。
これにより、前記突部と前記受け入れ部との相対位置を、上述した片寄せ構造のように余裕をもって大きくずらしておく必要がなく、前記突部と前記受け入れ部との間の摩耗を抑制でき、ひいては前記ヘッドユニットと前記キャップユニットとの相対位置ずれを抑制することができる。
第2の態様は、第1の態様において、前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットのうち前記キャップユニットが前記ユニット移動方向に移動し、前記ユニット移動方向は、前記液体吐出面に沿った方向であり、前記キャップユニットは、前記ユニット移動方向に移動するキャップキャリッジに設けられるとともに前記キャップキャリッジに対し前記交差方向に移動可能に設けられ、前記キャップキャリッジが前記ユニット移動方向のうちの一方向である第1移動方向に移動することで前記キャップが前記液体吐出面と対向することを特徴とする。
本態様によれば、前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットのうち前記キャップユニットが前記ユニット移動方向に移動する構成であるので、媒体に対する前記ヘッドユニットの位置ずれが生じ難く、良好な印刷品質を維持できる。
第3の態様は、第2の態様において、前記キャップキャリッジに設けられ、前記キャップユニットを前記第1押圧方向に押圧する第1押圧部と、前記キャップキャリッジに設けられ、前記キャップユニットを前記第2押圧方向に押圧する第2押圧部と、前記キャップキャリッジに設けられ、前記キャップユニットを前記第1移動方向に押圧する第3押圧部と、を備え、前記受け入れ部に前記突部が入り込んだ状態において、前記第3押圧部の押圧力により、前記受け入れ部と前記突部とが前記ユニット移動方向に圧接することを特徴とする。
本態様によれば、前記受け入れ部に前記突部が入り込んだ状態において、前記第3押圧部の押圧力により、前記受け入れ部と前記突部とが前記ユニット移動方向に圧接するので、前記ヘッドユニットと前記キャップユニットとの前記ユニット移動方向の相対位置が安定する。
第4の態様は、第3の態様において、前記第3押圧部は、前記キャップユニットと接する部位が、前記キャップユニットの前記交差方向への移動に伴い従動回転可能なローラーで構成されることを特徴とする。
本態様によれば、前記第3押圧部は、前記キャップユニットと接する部位が、前記キャップユニットの前記交差方向への移動に伴い従動回転可能なローラーで構成されるので、前記第3押圧部が前記キャップユニットを押圧した状態においても前記キャップユニットが前記交差方向に円滑に移動することができる。
第5の態様は、第3のまたは第4の態様において、前記第1移動方向は、鉛直上方の成分を含み、鉛直方向及び水平方向と交差する方向であることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1移動方向が、鉛直上方の成分を含み、鉛直方向及び水平方向と交差する方向である構成において、上述した第3のまたは第4の態様の作用効果が得られる。
第6の態様は、第3から第5の態様のいずれかにおいて、前記キャップユニットは、前記キャップで受けた液体を外部に排出する為のチューブを備え、前記チューブには、前記キャップキャリッジに設けられた被接続部と接続する接続部が設けられ、前記被接続部は、前記キャップキャリッジに装着された前記キャップユニットに対し前記第1移動方向に位置し、前記キャップユニットが前記キャップキャリッジに装着されるとともに前記接続部が前記被接続部に接続された状態で、前記チューブが前記キャップユニットと前記被接続部との間で湾曲し、前記チューブの湾曲に伴う弾性によって前記キャップユニットが前記第1移動方向とは反対の第2移動方向に押圧されることを特徴とする。
本態様によれば、前記チューブの湾曲に伴う弾性によって前記キャップユニットが前記第2移動方向に押圧されるので、前記位置決め手段により前記ヘッドユニットと前記キャップユニットとの相対位置が決められていない状態での、前記キャップユニットの前記ユニット移動方向における位置が、前記第3押圧部と前記チューブとによって定まる。これにより、前記位置決め手段により前記ヘッドユニットと前記キャップユニットとの相対位置が決められていない状態での、前記キャップユニットの前記ユニット移動方向における位置を規制する専用の構成が不要となり、装置のコストアップを抑制できる。
第7の態様は、第2から第6の態様のいずれかにおいて、前記第1押圧部及び前記第2押圧部は、前記キャップユニットを接地する接地部材を兼ねることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1押圧部及び前記第2押圧部は、前記キャップユニットを接地する接地部材を兼ねるので、装置のコストアップを抑制できる。加えて前記キャップユニットをループ回路に含めることができ、前記キャップユニットからのノイズの放射を抑制することができる。
第8の態様は、第7の態様において、前記第1押圧部及び前記第2押圧部は、板ばねにより構成されることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1押圧部及び前記第2押圧部は、板ばねにより構成されるので、接地と押圧を兼ねる前記第1押圧部及び前記第2押圧部を、構造簡単にして低コストに構成できる。
以下、本発明を具体的に説明する。
以下では記録用紙に代表される媒体に対し、液体の一例であるインクを吐出することで記録を行うインクジェットプリンター1を、液体吐出装置の一例として説明する。以下においてインクジェットプリンター1は、プリンター1と略称する。
尚、各図において示すX-Y-Z座標系は直交座標系であって、Y軸方向が媒体の搬送方向と交差する幅方向であり、また装置奥行き方向である。Y軸方向のうち矢印の向く方向である+Y方向は装置前面から装置背面に向かう方向であり、+Y方向とは反対の-Y方向は装置背面から装置前面に向かう方向である。
またX軸方向は装置幅方向であり、プリンター1の操作者から見て矢印の向く方向である+X方向が左側、その反対の-X方向が右側となる。Z軸方向は鉛直方向即ち装置高さ方向であり、矢印の向く方向である+Z方向が上方向、その反対の-Z方向が下方向となる。
またG軸方向は後述するラインヘッド101のインク吐出面102に対する法線方向であって、矢印の向く方向である+G方向は後述するヘッドユニット100が搬送ベルト13から離間する方向であり、その反対の-G方向はヘッドユニット100が搬送ベルト13に近接する方向である。
またF軸方向はインク吐出面102に平行な方向であって、インク吐出面102と対向する位置における媒体搬送方向であり、矢印の向く方向である+F方向が搬送方向下流となり、その反対の-F方向が搬送方向上流となる。尚、以下では媒体が送られていく方向を「下流」と言い、またその反対方向を「上流」と言う場合がある。
またF軸方向は後述するキャップユニット90及びキャップキャリッジ60の移動方向であるユニット移動方向の一例であり、+F方向が第1移動方向、-F方向が第2移動方向となる。またY軸方向はユニット移動方向であるF軸方向と交差する交差方向となる。
また、一部の図面では便宜上、X-Y-Z座標系に代えてF-G-Y座標系を示している。
図1において媒体搬送経路は破線で示されている。プリンター1において媒体は、破線で示す媒体搬送経路を通って搬送される。
プリンター1は、装置本体2の下部に、鉛直方向に沿って複数の媒体カセットを備えている。本実施形態では、最も上の第1媒体カセット3から下方向に向かって順に、第2媒体カセット4、第3媒体カセット5、第4媒体カセット6、のこれら媒体カセットを備えている。符号Pは、各媒体カセットに収容される媒体を示している。
各媒体カセットに対しては、収容された媒体を送り出すピックローラーが設けられている。このピックローラーは、符号21、22、23、24で示されている。
また各媒体カセットに対しては、送り出された媒体を斜め上方向に給送する給送ローラー対が設けられている。この給送ローラー対は、符号25、26、27、28で示されている。また第2媒体カセット4、第3媒体カセット5、及び第4媒体カセット6に対しては、媒体を上方向に搬送する搬送ローラー対が設けられている。この搬送ローラー対は、符号16、17、18で示されている。
尚、以下では「ローラー対」とは、特に説明しない限り不図示のモーターによって駆動される駆動ローラーと、この駆動ローラーに接して従動回転する従動ローラーとで構成されるものとする。
各媒体カセットから送り出された媒体は搬送ローラー対29に達し、搬送ローラー対29から送り力を受けて+X方向成分と+Z方向成分を含む斜め上方向に送られる。搬送ローラー対29から下流の媒体搬送経路は、上に凸となる様に湾曲しており、媒体はこの湾曲経路部分を通って搬送ローラー対30に到達する。搬送ローラー対30から送り力を受ける媒体は+X方向に送られ、下に凸となる様に湾曲した湾曲経路を通って搬送ローラー対31に達する。
搬送ローラー対31から送り力を受ける媒体は、液体吐出ヘッドの一例であるラインヘッド101と、搬送ベルト13との間、つまりラインヘッド101と対向する位置に送られる。ラインヘッド101は、媒体の面に液体の一例であるインクを吐出して記録を実行する。ラインヘッド101は、インクを吐出するノズル(不図示)が媒体幅方向の全域をカバーする様に構成されたインク吐出ヘッドであり、媒体幅方向への移動を伴わないで媒体幅全域に記録が可能なインク吐出ヘッドとして構成されている。
符号10はインクを収容するインク収容部である。ラインヘッド101から吐出されるインクは、インク収容部10から、図示を省略するチューブを介してラインヘッド101へと供給される。インク収容部10は、X軸方向に沿って配置される複数のインクタンクによって構成される。
搬送ベルト13は、プーリー14及びプーリー15に掛け回される無端ベルトであって、プーリー14及びプーリー15のうち少なくとも一方が不図示のモーターにより駆動されることで回転する。媒体は、搬送ベルト13のベルト面に吸着されつつラインヘッド101と対向する位置を搬送される。搬送ベルト13に対する媒体の吸着は、エアー吸引方式や静電吸着方式などの公知の吸着方式を採用できる。
ここでラインヘッド101と対向する位置を通る媒体搬送経路は、水平方向及び鉛直方向の双方に対して交差しており、斜め上方向に媒体を搬送する構成である。この斜め上向きの搬送方向は、図1において-X方向成分と+Z方向成分とを含む方向であり、このような構成により、プリンター1の水平方向寸法を抑制できる。
尚本実施形態では、ラインヘッド101と対向する位置を通る媒体搬送経路は水平方向に対して50°~70°の範囲の傾斜角に設定され、より具体的には60°の傾斜角に設定されている。
ラインヘッド101により第1面に記録が行われた媒体は、搬送ベルト13の下流に位置する搬送ローラー対32により、更に斜め上方向に送られる。
搬送ローラー対32の下流にはフラップ41が設けられており、このフラップ41によって媒体の搬送方向が切り換えられる。媒体をそのまま排出する場合は、媒体の搬送経路はフラップ41によって上方の搬送ローラー対37に向かう様に切り換えられる。搬送ローラー対37の下流には更にフラップ42が設けられ、このフラップ42によって排出位置A1からの排出、及び更に鉛直上方に位置する搬送ローラー対38への搬送のいずれかに搬送経路が切り換えられる。媒体は搬送ローラー対38に向けて送られた場合、排出位置A2から排出される。
排出位置A1から排出された媒体は、+X方向成分と+Z方向成分とを含む斜め上方向に傾斜する排出トレイ8によって受けられる。排出位置A2から排出された媒体は、不図示のオプショントレイによって受けられる。
媒体の第1面に加えて更に第2面に記録を行う場合、媒体は、フラップ41によって-X方向成分と+Z方向成分とを含む斜め上方向に送られ、分岐位置K1を通り、分岐位置K1から上方のスイッチバック経路に送られる。このスイッチバック経路には搬送ローラー対39が設けられており、スイッチバック経路に入った媒体は、搬送ローラー対39によって上方向に搬送され、そして媒体の後端が分岐位置K1を通過したら、搬送ローラー対39の回転方向が切り換えられ、これにより媒体は下方向に搬送される。
搬送ローラー対39によって下方向に搬送された媒体は搬送ローラー対33、及び搬送ローラー対34から送り力を受けて搬送ローラー対30に到達し、搬送ローラー対30によって再びラインヘッド101と対向する位置に送られる。
再びラインヘッド101と対向する位置に送られた媒体は、既に記録が行われた第1面に対し反対側の第2面がラインヘッド101と対向する。これにより、媒体の第2面に対しラインヘッド101による記録が可能となる。第2面に記録が行われた媒体は、上述した排出位置A1または排出位置A2から排出される。
続いて図2、図3、図4を参照してヘッドユニット100、キャップキャリッジ60、及びワイパーキャリッジ110の動作について説明する。
ヘッドユニット100はラインヘッド101を含むユニットであって、ヘッド移動モーター117(図6参照)の動力を受けてG軸方向に移動可能に設けられている。尚、ヘッド移動モーター117の動力は、不図示のラックピニオン機構を介してヘッドユニット100に伝達される。勿論、ヘッドユニット100を移動させる機構はラックピニオン機構に限らず、ベルト駆動機構やリードスクリュー機構等であっても良い。
キャップキャリッジ60はラインヘッド101を覆うキャップ91と、キャップ91を有するキャップユニット90とを含むユニットであって、不図示のモーターの動力を受けてF軸方向に移動可能に設けられている。尚、不図示のモーターの動力は、不図示のラックピニオン機構を介してキャップキャリッジ60に伝達される。勿論、キャップキャリッジ60を移動させる機構はラックピニオン機構に限らず、ベルト駆動機構やリードスクリュー機構等であっても良い。
ワイパーキャリッジ110はラインヘッド101のインク吐出面102をワイピングするワイパー112が設けられるユニットであって、ワイパー移動モーター116(図6参照)の動力を受けてY軸方向に移動可能に設けられている。尚、ワイパー移動モーター116の動力は、不図示のベルト駆動機構を介してワイパーキャリッジ110に伝達される。勿論、ワイパーキャリッジ110を移動させる機構はベルト駆動機構に限らず、ラックピニオン機構やリードスクリュー機構等であっても良い。
以上により、ヘッドユニット100、キャップキャリッジ60、及びワイパーキャリッジ110は、互いに直交する方向に移動可能に設けられている。
図2はラインヘッド101により媒体に記録を行う際の各ユニットの位置を示している。以下ではこの状態でのヘッドユニット100の位置をインク吐出位置と称する。ヘッドユニット100がインク吐出位置にある場合、キャップキャリッジ60は図2に示す様にヘッドユニット100に対し-F方向に退避した位置にあり、ワイパーキャリッジ110は+Y方向に設定されたホームポジションに位置している。尚、図6はワイパーキャリッジ110がホームポジションに位置する状態を示している。
図3はキャップ91によりインク吐出面102をキャップする際の各ユニットの位置を示している。尚、図3では図の煩雑化を避けるためワイパーキャリッジ110は図示を省略しているが、この状態では図2と同様にワイパーキャリッジ110は+Y方向に設定されたホームポジションに位置している。
以下では図3に示すヘッドユニット100の位置をキャップ位置と称する。ヘッドユニット100が図2のインク吐出位置から図3のキャップ位置に移動する場合、ヘッドユニット100は図2のインク吐出位置から、図3のキャップ位置よりも更に+G方向の位置まで移動する。このときのヘッドユニット100の位置をキャップ待機位置と称する。ヘッドユニット100がキャップ待機位置にある状態でキャップキャリッジ60が+F方向に移動し、これによりインク吐出面102とキャップ91とが対向する。その後、ヘッドユニット100が僅かに-G方向に移動して図3に示すキャップ位置となり、インク吐出面102がキャップ91によってキャップされた状態となる。
以降、キャップ91がインク吐出面102と対向する状態を、プリンター1の第1状態と称する場合がある。第1状態は、キャップ91がインク吐出面102と接する状態に限らず、キャップ91がインク吐出面102から離間する状態も含まれる。また図2に示す様にキャップ91がインク吐出面102からF軸方向に離間する状態を、以降においてプリンター1の第2状態と称する場合がある。
尚、第1状態は、後述する位置決め手段95によりヘッドユニット100とキャップユニット90との相対位置が決められた状態であり、第2状態は、後述する位置決め手段95によりヘッドユニット100とキャップユニット90との相対位置が決められていない状態である。
尚、ラインヘッド101がフラッシング動作を行う場合、ヘッドユニット100は図3に示す状態から僅かに+G方向に位置し、インク吐出面102とキャップ91とが僅かに離間した状態とされる。この時のヘッドユニット100の位置をフラッシング位置と称する。フラッシング位置は、キャップ位置とキャップ待機位置との間にある。
図4はワイパー112によりインク吐出面102をワイピングする際の各ユニットの位置を示している。以下ではこの状態でのヘッドユニット100の位置をワイピング位置と称する。ヘッドユニット100がワイピング位置にある場合、キャップキャリッジ60は図2に示す様にヘッドユニット100に対し-F方向に退避した位置にある。
ヘッドユニット100が図2のインク吐出位置から図4のワイピング位置に移動する場合、つまりインク吐出面102をワイピングする場合、ヘッドユニット100は図2のインク吐出位置から、図4のワイピング位置よりも更に+G方向の位置まで移動する。このときのヘッドユニット100の位置をワイピング待機位置と称する。ヘッドユニット100がワイピング待機位置にある状態でワイパーキャリッジ110が+Y方向のホームポジションから-Y方向の端部位置まで移動する。その後、ヘッドユニット100が僅かに-G方向に移動して図4に示すワイピング位置となり、この状態でワイパーキャリッジ110が+Y方向に向かって移動することで、ワイパー112によりインク吐出面102がワイピングされる。
以下、図5以降を参照して特にキャップキャリッジ60について詳細に説明する。
図5に示す様に装置本体2は、-Y方向の端部にフレーム43Aを備え、+Y方向の端部にフレーム43Bを備えている。フレーム43Aとフレーム43Bは金属材料で形成されている。そしてフレーム43Aとフレーム43Bに対してモーションユニット45が固定されている。モーションユニット45は、ヘッドユニット100、キャップキャリッジ60、及びワイパーキャリッジ110を含むユニットである。
モーションユニット45は、図6、図7に示す様に前フレーム47と、前フレーム47に対して+Y方向に位置する後フレーム48とを備えている。前フレーム47及び後フレーム48はX-Z平面に沿ったフレーム面を成している。前フレーム47及び後フレーム48は金属板材により形成されている。
前フレーム47と後フレーム48は、Y軸方向に延びる第1接続フレーム50、第2接続フレーム51、及び第3接続フレーム52によって接続されている。第1接続フレーム50、第2接続フレーム51、及び第3接続フレーム52は、金属板材の折り曲げ加工により形成されている。
本実施形態において第1接続フレーム50、第2接続フレーム51、及び第3接続フレーム52は、前フレーム47及び後フレーム48に対して溶接によって接合される。前フレーム47及び後フレーム48に対して第1接続フレーム50、第2接続フレーム51、及び第3接続フレーム52が固定されることで図7に示す様にフレームアセンブリ46が構成される。尚、以下では便宜上、前フレーム47及び後フレーム48との間を「内側」と称し、前フレーム47に対し-Y方向或いは後フレーム48に対し+Y方向を「外側」と称する場合がある。
第1接続フレーム50、第2接続フレーム51、及び第3接続フレーム52は、図2~図4に示す様に断面の一部または全部が方形となる様に折り曲げ加工されており、これによりフレームアセンブリ46即ちモーションユニット45は全体の剛性向上が図られている。
尚、図2~図4に示す様に第1接続フレーム50は、方形を成す部位から-G方向に延びた後に+F方向に延び、再度-G方向に延びる様に折り曲げられることで第3ガイド部45cが一体に形成された状態となっている。第3ガイド部45cは、ワイパーキャリッジ110をY軸方向にガイドする。また第2接続フレーム51には、第2接続フレーム51から+G方向に延び、次いで-F方向に折り曲げられた形状を成す第4ガイド部45dが併設されている。第4ガイド部45dは他のフレームと同様に金属板材の折り曲げによって形成されており、第3ガイド部45cとともにワイパーキャリッジ110をY軸方向にガイドする。尚、図7では第4ガイド部45dの図示は省略されている。
第3ガイド部45cは、図7に示す様に後フレーム48の外側にまで延設されている。即ち第1接続フレーム50の本体部は前フレーム47と後フレーム48との間で延設されるが、第3ガイド部45cのみが後フレーム48の外側にまで延設されている。これによりワイパーキャリッジ110が、後フレーム48の外側にまで移動することができる。尚、第4ガイド部45dも第3ガイド部45cと同様に図6に示す様に後フレーム48の外側にまで延設される。
また後フレーム48には図6及び図7に示す様に開口部48aが形成されている。開口部48aは、ワイパーキャリッジ110をY軸方向から見た場合のワイパーキャリッジ110の外形に沿った形状を成しており、且つ、ワイパーキャリッジ110の外形よりも大きくなる様に形成されている。これによりワイパーキャリッジ110は、開口部48aを通って後フレーム48の内側と外側との間を移動することができる。
前フレーム47及び後フレーム48の内側には、G軸方向に沿って第1ガイド部45aが設けられている。図6及び図7では、前フレーム47に設けられた第1ガイド部45aが現れており、後フレーム48に設けられた第1ガイド部45aは見えない。第1ガイド部45aは、ヘッドユニット100をG軸方向にガイドする。
また前フレーム47及び後フレーム48の内側には、図7に示す様にF軸方向に沿って第2ガイド部45bが設けられている。図7では、前フレーム47に設けられた第2ガイド部45bが現れており、後フレーム48に設けられた第2ガイド部45bは見えない。第2ガイド部45bは、キャップキャリッジ60をF軸方向にガイドする。
続いてキャップキャリッジ60の構成について詳説する。
図8において、キャップキャリッジ60はキャップユニット90を着脱可能に備えている。キャップキャリッジ60は図10に示す様にベースフレーム61により基体が構成される。ベースフレーム61は+F方向と+G方向に開口する形状を成している。ベースフレーム61には、ベースフレーム61と同様に+F方向と+G方向に開口する形状を成す支持フレーム62が設けられている。ベースフレーム61と支持フレーム62は金属材料により形成されている。
ベースフレーム61と支持フレーム62に対し-Y方向端部には第1サイドフレーム63が立設され、+Y方向端部には第2サイドフレーム64が立設されている。第1サイドフレーム63の-G方向の面、即ち底面にはF軸方向に沿ってラック部63bが形成され、第2サイドフレーム64の-G方向の面、即ち底面にはF軸方向に沿ってラック部64bが形成されている。ラック部63b、64bには不図示のピニオン歯車が噛み合い、キャップキャリッジ60をF軸方向に駆動するラックピニオン機構を構成する。
第1サイドフレーム63において+Y方向の側面には、+Y方向に突出するとともにF軸方向に沿って延びる様に第1ガイド部63aが形成されている。第2サイドフレーム64において-Y方向の側面には、-Y方向に突出するとともにF軸方向に沿って延びる様に第2ガイド部64aが形成されている。
第1サイドフレーム63と第2サイドフレーム64は、樹脂材料により形成される。
キャップユニット90は、図9に示す様にユニットフレーム92により基体が構成される。ユニットフレーム92は金属板材により形成され、即ち導体として構成されている。ユニットフレーム92には、Y軸方向に沿ってキャップ91a、91b、91c、91d、91eが設けられる。本明細書においてこれら複数のキャップを特に区別しない場合には、キャップ91と称する。
ユニットフレーム92に対し-Y方向端部には第1被ガイド部93が設けられ、+Y方向端部には第2被ガイド部94が設けられている。第1被ガイド部93と第2被ガイド部94は、樹脂材料により形成される。
第1被ガイド部93において-Y方向の側面には、-Y方向に開口するとともにF軸方向に沿って延びる第1被ガイド溝93aが設けられている。第2被ガイド部94において+Y方向の側面には、+Y方向に開口するとともにF軸方向に沿って延びる第2被ガイド溝94aが設けられている。
キャップユニット90は、キャップキャリッジ60に対し、第2移動方向である-F方向に向けて装着され、またキャップキャリッジ60から第1移動方向である+F方向に向けて取り外される。キャップユニット90がキャップキャリッジ60に装着される際、図8に示す様に第1被ガイド溝93aに第1ガイド部63aが入り込み、また、第2被ガイド溝94aに第2ガイド部64aが入り込む。これにより第1被ガイド部93が第1サイドフレーム63によりF軸方向に案内され、また、第2被ガイド部94が第2サイドフレーム64によりF軸方向に案内される。即ちキャップユニット90がキャップキャリッジ60においてF軸方向に変位可能に設けられる。
またキャップユニット90がキャップキャリッジ60に装着された状態では、第1被ガイド溝93aと第1ガイド部63aとの間、及び第2被ガイド溝94aと第2ガイド部64aとの間には、Y軸方向に隙間が生じる様に構成されている。即ちキャップユニット90がキャップキャリッジ60においてY軸方向に変位可能に設けられる。
キャップキャリッジ60のベースフレーム61において、-Y方向端部には図11に示す様に第1押圧部としての第1板ばね85が固定ねじ87によって固定されている。またベースフレーム61において+Y方向端部には図12に示す様に第2押圧部としての第2板ばね86が固定ねじ88によって固定されている。第1板ばね85、第2板ばね86、固定ねじ87、88、のこれらは金属材料で形成され、即ち導体として構成されている。
図11に示す様に第1板ばね85には、固定ねじ87によって固定される部位である固定部位85bと、固定部位から+G方向に立ち上がり、F軸方向に延びる押圧部位85aとが形成されている。押圧部位85aは、図14に示す様に+Y方向に膨らむ形状を成している。押圧部位85aは、ユニットフレーム92の-Y方向端部において-G方向に折り曲げられた第1側板部92a(図9も参照)に対し-Y方向から押し当たり、第1側板部92aを矢印Faで示す押圧方向(+Y方向)に押圧する。押圧方向Faは、第1押圧方向の一例である。
同様に、図12に示す様に第2板ばね86には、固定ねじ88によって固定される部位である固定部位86bと、固定部位から+G方向に立ち上がり、F軸方向に延びる押圧部位86aとが形成されている。押圧部位86aは、図14に示す様に-Y方向に膨らむ形状を成している。押圧部位86aは、ユニットフレーム92の+Y方向端部において-G方向に折り曲げられた第2側板部92bに対し+Y方向から押し当たり、第2側板部92bを矢印Fbで示す押圧方向(-Y方向)に押圧する。押圧方向Fbは、第2押圧方向の一例である。
以上により、キャップ91がインク吐出面102から離間した第2状態(図2参照)ででは、キャップユニット90のY軸方向の位置が、第1板ばね85による押圧方向Faの押圧と第2板ばね86による押圧方向Fbの押圧とで定まることとなる。以降、この状態をキャップユニット90が中立状態にあると称する場合がある。キャップユニット90が中立状態にあるとき、多くの場合はキャップユニット90の+Y方向への変位可能量と+Y方向への変位可能量は等しく、或いは等しくない場合であっても差異は僅かとなる。
尚、図10に示す様に第1サイドフレーム63において-Y方向の側面には、F軸方向に沿って延びる第1導通板74が設けられており、第1板ばね85は、不図示の接触部位によって第1導通板74と電気的な導通が確保されている。図示は省略するが、第2サイドフレーム64において+Y方向の側面にも第1導通板74と同様な導通板が設けられており、この導通板と第2板ばね86との電気的な導通が確保されている。
第1導通板74には、図8に示す様に第1接触ばね76が接している。第1接触ばね76は板ばねであって、前フレーム47に固定され、第1導通板74に対して弾性的に接触している。これによりキャップキャリッジ60のF軸方向における位置に拘わらず常に第1接触ばね76が第1導通板74に接触する。第1接触ばね76は導体で形成されており、これにより第1板ばね85と第1接触ばね76との電気的な導通が常に確保される。
また第2サイドフレーム64の側においても同様に第2接触ばね78(図12も参照)が設けられている。第2接触ばね78は板ばねであって、後フレーム48に固定され、第2サイドフレーム64に設けられた不図示の導通板に対して弾性的に接触している。これによりキャップキャリッジ60のF軸方向における位置に拘わらず常に第2接触ばね78が第2サイドフレーム64に設けられた不図示の導通板に接触する。第2接触ばね78は導体で形成されており、これにより第2板ばね86と第2接触ばね78との電気的な導通が常に確保される。
以上の構成により、前フレーム47、第1接触ばね76、第1板ばね85、ユニットフレーム92、第2板ばね86、第2接触ばね78、及び後フレーム48のこれら全てが、電気的に導通している状態となっている。そしてモーションユニット45は、不図示の接地回路によって接地されており、これによりキャップユニット90がアンテナとなってノイズを放射することが抑制されている。
以上により第1板ばね85と第2板ばね86は、キャップユニット90を接地する接地部材を兼ねることとなる。
次に、図11に示す様にベースフレーム61の-Y方向端部には、第1ホルダー65が+F方向に突出する様に設けられている。第1ホルダー65には第1スライダ66がF軸方向に沿ってスライド可能となる様に挿入されており、第1スライダ66の+F方向先端には第1従動ローラー67が設けられている。第1ホルダー65の内部には押圧部材の一例である第1ばね68が設けられている。第1ばね68は圧縮コイルばねであり、第1スライダ66を+F方向に押圧する。
同様に、図12に示す様にベースフレーム61の+Y方向端部には、第2ホルダー70が+F方向に突出する様に設けられている。第2ホルダー70には第2スライダ71がF軸方向に沿ってスライド可能となる様に挿入されており、第2スライダ71の+F方向先端には第2従動ローラー72が設けられている。第2ホルダー70の内部には押圧部材の一例である第2ばね73が設けられている。第2ばね73は圧縮コイルばねであり、第2スライダ71を+F方向に押圧する。
第1従動ローラー67及び第2従動ローラー72の回転軸線はG軸方向に平行となっている。
キャップユニット90がキャップキャリッジ60に装着されると、第3押圧部としての第1従動ローラー67及び第2従動ローラー72は、キャップユニット90を第1移動方向である+F方向に押圧することとなる。
次にキャップユニット90には図9に示す様にチューブ97a、97b、97c、97d、97eが設けられている。以下ではこれら複数のチューブを区別しない場合、チューブ97と総称する。
チューブ97aは、キャップ91aに排出されたインクを外部に排出する為のチューブである。以下同様に、チューブ97bはキャップ91bに対応するチューブであり、チューブ97cはキャップ91cに対応するチューブであり、チューブ97dはキャップ91dに対応するチューブであり、チューブ97eはキャップ91eに対応するチューブである。各チューブの一端は対応するキャップに接続され、他端が接続部96に接続されている。
接続部96は、キャップキャリッジ60に設けられた被接続部81(図8、図10参照)に接続可能に構成されており、被接続部81に接続された状態が2つのねじ83によって保持される。図10において符号81a、81b、81c、81d、81eは、それぞれチューブ97a、97b、97c、97d、97eに対応するインク流入部である。
キャップキャリッジ60に対しキャップユニット90が装着された状態では、キャップユニット90に対し第1移動方向である+F方向に被接続部81が位置する。そして接続部96が被接続部81に接続されると、チューブ97は図8に示す様に+G方向に凸となる様に湾曲する。
以上によりキャップユニット90はキャップキャリッジ60に装着された状態で、第1従動ローラー67及び第2従動ローラー72から+F方向の押圧力を受けるとともに、チューブ97から-F方向に若干の押圧力を受ける。その結果、キャップ91がインク吐出面102からF軸方向に離間した第2状態での、キャップキャリッジ60に対するキャップユニット90のF軸方向の位置が定まる。
次に、図13に示す様にラインヘッド101を備えるヘッドユニット100は、-G方向即ち底部に、-G方向に突出する突部としての第1位置決めピン105及び第2位置決めピン106を備えている。第1位置決めピン105はラインヘッド101に対し-Y方向に設けられ、第2位置決めピン106はラインヘッド101に対し+Y方向に設けられる。
一方、図8、図9に示す様にキャップユニット90を構成する第1被ガイド部93には、受け入れ部93bが形成されている。受け入れ部93bは+F方向に開口する様な凹面で形成されている。また、キャップユニット90を構成する第2被ガイド部94には、当接部94bが形成されている。当接部94bは、G-Y平面に平行な平坦面で形成されている。
プリンター1が図2に示した第2状態から、キャップキャリッジ60即ちキャップユニット90が+F方向に移動して第1状態となる際、第1位置決めピン105に対し受け入れ部93bが当接し、換言すれば第1位置決めピン105と受け入れ部93bとの相対的な関係では受け入れ部93bに第1位置決めピン105が入り込む。また、第2位置決めピン106に対して当接部94bが当接する。
上述の様に受け入れ部93bは+F方向に開口する凹面で形成されているので、第1位置決めピン105が受け入れ部93bに対して相対的に入り込むことで、F軸方向及びY軸方向における、第1位置決めピン105と受け入れ部93bとの相対位置が定まることとなる。また、当接部94bが第2位置決めピン106に当接することで、F軸方向における第2位置決めピン106と当接部94bとの相対位置が定まることとなる。
以上により、ヘッドユニット100とキャップユニット90の、F軸方向及びY軸方向の相対位置が決まることとなる。
尚、本実施形態では当接部94bを平坦面としているが、受け入れ部93bと同様に第2位置決めピン106を受け入れる凹面で形成しても良い。
また、第3押圧部としての第1従動ローラー67及び第2従動ローラー72により、キャップユニット90は+F方向の押圧力を受ける為、受け入れ部93bは第1位置決めピン105に対し-F方向から圧接し、当接部94bは第2位置決めピン106に対し-F方向から圧接する。このことにより、F軸方向におけるキャップユニット90の位置が安定することとなる。
図15の上の図は、受け入れ部93bが第1位置決めピン105に対してやや-Y方向にずれた状態で+F方向に移動してきた状態を示している。受け入れ部93b即ちキャップユニット90は中立状態で+Y方向と-Y方向のいずれにも移動が許容されているので、図15の上の図で示す様に受け入れ部93bが第1位置決めピン105に対してやや-Y方向にずれていても、受け入れ部93b即ちキャップユニット90が+Y方向に移動することで、図15の下の図で示す様に受け入れ部93b内に第1位置決めピン105が適切に受け入れられた状態となる。
また図16の上の図は、受け入れ部93bが第1位置決めピン105に対してやや+Y方向にずれた状態で+F方向に移動してきた状態を示している。受け入れ部93b即ちキャップユニット90は中立状態で+Y方向と-Y方向のいずれにも移動が許容されているので、図16の上の図で示す様に受け入れ部93bが第1位置決めピン105に対してやや+Y方向にずれていても、受け入れ部93b即ちキャップユニット90が-Y方向に移動することで、図16の下の図で示す様に受け入れ部93b内に第1位置決めピン105が適切に受け入れられた状態となる。
受け入れ部93b内に第1位置決めピン105が受け入れられた状態となることで、ヘッドユニット100とキャップユニット90とのF軸方向及びY軸方向の相対位置が定まる。即ち受け入れ部93bと第1位置決めピン105は、ヘッドユニット100とキャップユニット90のF軸方向及びY軸方向の相対位置を決める位置決め手段95を構成する。
以上説明したプリンター1の構成を纏めると以下の様になる。プリンター1は、媒体に対しインクを吐出するラインヘッド101を備えるヘッドユニット100と、ラインヘッド101のインク吐出面102を覆うキャップ91を有するキャップユニット90と、を備えている。上記実施形態ではキャップユニット90がユニット移動方向であるF軸方向に移動する様に設けられている。
キャップ91がラインヘッド101と対向した状態での、ヘッドユニット100とキャップユニット90とのF軸方向及びY軸方向の相対位置を決める位置決め手段95は、キャップユニット90に設けられ、+F方向に開口する受け入れ部93bと、ヘッドユニット100に設けられ、キャップ91がラインヘッド101と対向する際に受け入れ部93bに入り込む第1位置決めピン105とを備えている。そして受け入れ部93bに第1位置決めピン105が入り込むことにより、ヘッドユニット100とキャップユニット90との相対位置が決まる構成である。
キャップユニット90はY軸方向に移動可能に設けられるとともに、第1板ばね85により+Y方向に押圧され、また、第2板ばね86により-Y方向に押圧される。即ち第1位置決めピン105が受け入れ部93bに入り込んでいない状態でのキャップユニット90のY軸方向の位置が、第1板ばね85による押圧と第2板ばね86による押圧とで定まる構成である。
従って第1位置決めピン105と受け入れ部93bとのY軸方向における相対位置が、+Y方向と-Y方向のいずれの方向にずれても、図15の下の図及び図16の下の図で示す様に第1位置決めピン105が受け入れ部93bに受け入れられ、両者ががたつくことなく位置が定まる。
これにより、第1位置決めピン105と受け入れ部93bとの相対位置を、上述した片寄せ構造のように余裕をもって大きくずらしておく必要がなく、第1位置決めピン105と受け入れ部93bとの間の摩耗を抑制でき、ひいてはヘッドユニット100とキャップユニット90との相対位置ずれを抑制することができる。
尚、第1位置決めピン105と受け入れ部93bとの設計上のY軸方向の相対位置は、受け入れ部93bの凹面の中心と第1位置決めピン105の中心とが一致することが好適である。
また上記実施形態では、キャップユニット90がF軸方向に移動し、F軸方向はインク吐出面102に沿った方向である。キャップユニット90は、F軸方向に移動するキャップキャリッジ60に設けられるとともにキャップキャリッジ60に対しY軸方向に移動可能に設けられる。キャップキャリッジ60がF軸方向のうちの一方向である+F方向に移動することで第2状態から第1状態に切り換わる。
この様にヘッドユニット100及びキャップユニット90のうちキャップユニット90が移動する構成であるので、媒体に対するヘッドユニット100の位置ずれが生じ難く、良好な印刷品質を維持できる。
またキャップキャリッジ60には、第1押圧部としての第1板ばね85と第2押圧部としての第2板ばね86とに加え、キャップユニット90を+F方向に押圧する第3押圧部としての第1従動ローラー67及び第2従動ローラー72が設けられている。そして第1従動ローラー67及び第2従動ローラー72の押圧力により、受け入れ部93bと第1位置決めピン105とがF軸方向に圧接する。これによりF軸方向における、受け入れ部93bと第1位置決めピン105との相対位置、即ちキャップユニット90とヘッドユニット100との相対位置が安定する。
またキャップユニット90を+F方向に押圧する第3押圧部は、第1従動ローラー67及び第2従動ローラー72で構成されている。第1従動ローラー67及び第2従動ローラー72の回転軸線はG軸方向に平行となっており、キャップユニット90のY軸方向への移動に伴い従動回転することができる。従って第1従動ローラー67及び第2従動ローラー72がキャップユニット90を+F方向に押圧した状態においても、キャップユニット90がY軸方向に円滑に移動することができる。
また本実施形態において第1移動方向である+F方向は、鉛直上方の成分を含み、鉛直方向及び水平方向と交差する方向である。
またキャップユニット90は、キャップ91で受けたインクを外部に排出する為のチューブ97を備え、チューブ97には、キャップキャリッジ60に設けられた被接続部81と接続する接続部96が設けられている。被接続部81は、キャップキャリッジ60に装着されたキャップユニット90に対し+F方向に位置し、キャップユニット90がキャップキャリッジ60に装着されるとともに接続部96が被接続部81に接続された状態で、チューブ97がキャップユニット90と被接続部81との間で湾曲し、チューブ97の湾曲に伴う弾性によってキャップユニット90が-F方向に押圧される構成である。これにより第2状態における、キャップユニット90のF軸方向における位置が、第1従動ローラー67及び第2従動ローラー72と、チューブ97とによって定まる。その結果、第2状態における、キャップユニット90のF軸方向における位置を規制する専用の構成が不要となり、装置のコストアップを抑制できる。
また第1板ばね85と第2板ばね86は、キャップユニット90を接地する接地部材を兼ねるので、装置のコストアップを抑制できる。加えてキャップユニット90をループ回路に含めることができ、キャップユニット90からのノイズの放射を抑制することができる。
また第1押圧部及び第2押圧部はそれぞれ第1板ばね85と第2板ばね86で構成されるので、接地と押圧を兼ねる第1押圧部及び第2押圧部を、構造簡単にして低コストに構成できる。
尚、上述した実施形態では、ヘッドユニット100に第1位置決めピン105が設けられる構成であり、受け入れ部93bがキャップユニット90に設けられている。しかしながら、キャップユニット90に第1位置決めピン105が設けられ、ヘッドユニット100に受け入れ部93bが設けられる構成とすることもできる。
また、上述した実施形態では、キャップユニット90がヘッドユニット100に対し移動することで第1位置決めピン105が受け入れ部93bに入り込む構成であり、即ちキャップユニット90がユニット移動方向に移動する構成であり、受け入れ部93bがキャップユニット90に設けられている。しかしながら図17に示す様に、第1位置決めピンがG軸方向に移動することで受け入れ部に入り込む構成とすることもできる。
より詳しくは、図17において符号108は第1位置決めピンであり、符号109は受け入れ部である。第1位置決めピン108はヘッドユニット100に設けられており、受け入れ部109はキャップユニット90に設けられている。そしてヘッドユニット100がG軸方向即ちユニット移動方向に移動することで、受け入れ部109に第1位置決めピン108が入り込み、ユニット移動方向であるG軸方向と、G軸方向と交差する方向であるY軸方向におけるヘッドユニット100とキャップユニット90との相対位置が決まる構成である。
図17の上の図で示す様にY軸方向において第1位置決めピン108が受け入れ部109からずれていても、図17の下の図で示す様に第1位置決めピン108が受け入れ部109に適切に入り込むことができる。
本発明は上記において説明した各実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
1…インクジェットプリンター、2…装置本体、3…第1媒体カセット、4…第2媒体カセット、5…第3媒体カセット、6…第4媒体カセット、8…排出トレイ、10…インク収容部、11…廃液収容部、13…搬送ベルト、14、15…プーリー、21、22、23、24…ピックローラー、25、26、27、28…給送ローラー対、29、30、31、32、33、34、37、38、39…搬送ローラー対、41、42…フラップ、43A、43B…フレーム、45…モーションユニット、45a…第1ガイド部、45b…第2ガイド部、45c…第3ガイド部、45d…第4ガイド部、46…フレームアセンブリ、47…前フレーム、48…後フレーム、48a…開口部、50…第1接続フレーム、51…第2接続フレーム、52…第3接続フレーム、60…キャップキャリッジ、61…ベースフレーム、62…支持フレーム、63…第1サイドフレーム、63a…第1ガイド部、63b…ラック部、64…第2サイドフレーム、64a…第2ガイド部、64b…ラック部、65…第1ホルダー、66…第1スライダ、67…第1従動ローラー、68…第1ばね、70…第2ホルダー、71…第2スライダ、72…第2従動ローラー、73…第2ばね、74…第1導通板、76…第1接触ばね、78…第2接触ばね、81…被接続部、81a、81b、81c、81d、81e…インク流入部、83…ねじ、85…第1板ばね、86…第2板ばね、87、88…固定ねじ、90…キャップユニット、91、91a、91b、91c、91d、91e…キャップ、92…ユニットフレーム、92a…第1側板部、92b…第2側板部、93…第1被ガイド部、93a…第1被ガイド溝、93b…受け入れ部、94…第2被ガイド部、94a…第2被ガイド溝、94b…当接部、95…位置決め手段、96…接続部、97、97a、97b、97c、97d、97e…チューブ、100…ヘッドユニット、101…ラインヘッド、102…インク吐出面、105…第1位置決めピン、106…第2位置決めピン、108…第1位置決めピン、109…受け入れ部、110…ワイパーキャリッジ、112…ワイパー、116…ワイパー移動モーター、117…ヘッド移動モーター

Claims (8)

  1. 媒体に対し液体を吐出する液体吐出ヘッドを備えるヘッドユニットと、
    前記液体吐出ヘッドの液体吐出面を覆うキャップを有するキャップユニットと、を備え、
    前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットのいずれか一方がユニット移動方向に移動することで前記キャップが前記液体吐出面と対向し、
    前記ユニット移動方向及び前記ユニット移動方向と交差する交差方向における、前記ヘッドユニットと前記キャップユニットとの相対位置を決める位置決め手段を備え、
    前記位置決め手段は、前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットの一方に設けられ、前記ユニット移動方向に開口する受け入れ部と、
    前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットの他方に設けられ、前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットのいずれか一方が前記ユニット移動方向に移動して前記キャップが前記液体吐出面と対向する際に前記受け入れ部に入り込む突部と、を備え、
    前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットのうち前記ユニット移動方向に移動可能なユニットは、前記交差方向に移動可能であるとともに、前記交差方向のうちの一方向である第1押圧方向と、前記第1押圧方向とは反対の第2押圧方向とに押圧される、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置において、前記ヘッドユニット及び前記キャップユニットのうち前記キャップユニットが前記ユニット移動方向に移動し、
    前記ユニット移動方向は、前記液体吐出面に沿った方向であり、
    前記キャップユニットは、前記ユニット移動方向に移動するキャップキャリッジに設けられるとともに前記キャップキャリッジに対し前記交差方向に移動可能に設けられ、
    前記キャップキャリッジが前記ユニット移動方向のうちの一方向である第1移動方向に移動することで前記キャップが前記液体吐出面と対向する、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項2に記載の液体吐出装置において、前記キャップキャリッジに設けられ、前記キャップユニットを前記第1押圧方向に押圧する第1押圧部と、
    前記キャップキャリッジに設けられ、前記キャップユニットを前記第2押圧方向に押圧する第2押圧部と、
    前記キャップキャリッジに設けられ、前記キャップユニットを前記第1移動方向に押圧する第3押圧部と、を備え、
    前記受け入れ部に前記突部が入り込んだ状態において、前記第3押圧部の押圧力により、前記受け入れ部と前記突部とが前記ユニット移動方向に圧接する、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項3に記載の液体吐出装置において、前記第3押圧部は、前記キャップユニットと接する部位が、前記キャップユニットの前記交差方向への移動に伴い従動回転可能なローラーで構成される、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の液体吐出装置において、前記第1移動方向は、鉛直上方の成分を含み、鉛直方向及び水平方向と交差する方向である、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、前記キャップユニットは、前記キャップで受けた液体を外部に排出する為のチューブを備え、
    前記チューブには、前記キャップキャリッジに設けられた被接続部と接続する接続部が設けられ、
    前記被接続部は、前記キャップキャリッジに装着された前記キャップユニットに対し前記第1移動方向に位置し、
    前記キャップユニットが前記キャップキャリッジに装着されるとともに前記接続部が前記被接続部に接続された状態で、前記チューブが前記キャップユニットと前記被接続部との間で湾曲し、前記チューブの湾曲に伴う弾性によって前記キャップユニットが前記第1移動方向とは反対の第2移動方向に押圧される、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  7. 請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、前記第1押圧部及び前記第2押圧部は、前記キャップユニットを接地する接地部材を兼ねる、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  8. 請求項7に記載の液体吐出装置において、前記第1押圧部及び前記第2押圧部は、板ばねにより構成される、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
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