JP2022059484A - モータ制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータにその径方向の内側及び外側からバランス良く弱め界磁制御を受けさせることで、逆起電圧の軽減を実現できるとともに、ロータの磁石において不可逆減磁の発生を抑制できるモータ制御方法を提供する。【解決手段】モータ制御方法は、磁石52が取り付けられたロータ5と、ロータ5の径方向の第1位置である外側に配置された第1ステータ10と、ロータ5の径方向の第2位置である内側に配置された第2ステータ20とを備えるモータ1を制御するためのモータ制御方法であって、第1ステータ10に対して、通電駆動制御を行うことと、第2ステータ20に対して、弱め界磁制御のみを行うことと、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、モータ制御方法に関する。
従来、モータのロータが高速回転するときに発生する逆起電圧を減少するために、モータのステータに対して弱め界磁制御を行うことが採用されている。
例えば、特許文献1には、永久磁石同期モータの回転を駆動輪に伝達する一方、モータは所定回転速度以上で弱め界磁制御される電動車両において、弱め界磁制御が効き始めるモータの回転速度を、車両の走行負荷の減少に対して高速側へ変化させる電動車両の制御装置が開示されている。
特開平6-133408号公報
ところで、一般的なモータは、1つのロータと、1つのロータの径方向の一方側(例えば、外側)に配置された1つのステータを有する。このように配置されたステータに対して弱め界磁制御を行うと、ロータの径方向の外側のみに、ロータ側の磁界をキャンセルするための逆磁界が発生する。一方、その逆磁界がロータに作用すると、ロータに取り付けられた永久磁石に渦電流が発生する。渦電流によって、永久磁石が発熱して高温になる。その結果、永久磁石に不可逆減磁が発生する可能性が高くなる。
本発明はこのような事情に鑑みて発明されたものであり、本発明の目的は、ロータにその径方向の内側及び外側からバランス良く弱め界磁制御を受けさせることで、逆起電圧の軽減を実現できるとともに、ロータの磁石において不可逆減磁の発生を抑制できるモータ制御方法を提供することである。
本発明の一態様に係るモータ制御方法は、磁石が取り付けられたロータと、ロータの径方向の第1位置に配置された第1ステータと、ロータの径方向の第2位置に配置された第2ステータとを備えるモータを制御するためのモータ制御方法であって、第1ステータに対して、通電駆動制御を行うことと、第2ステータに対して、弱め界磁制御のみを行うことと、を含む。
上記態様のモータ制御方法は、第1ステータに対して通電駆動制御を行うとともに、第2ステータに対して弱め界磁制御のみを行うことで、ロータにロータの径方向の外側及び内側からバランス良く弱め界磁制御を受けさせている。
具体的には、第1ステータに対して通電駆動制御を行うと、第1ステータによるロータに作用する第1磁界が発生する。それとともに、第1ステータに対して通電駆動制御を行うと、第2ステータによるロータに作用する第2磁界が発生する。こうして、ロータは、その径方向の外側及び内側から磁界作用を受ける状態になる。また、第1磁界及び第2磁界は、ロータにおいて、逆起電圧が起きるときにロータ側の磁界をキャンセルできる磁界を合成している。その結果、ロータにその径方向の一方側のみから弱め界磁制御を受けさせる制御方法に比べて、上記態様のモータ制御方法は、ロータにバランス良く弱め界磁制御を受けさせることできる。
また、この場合、上記態様のロータは、その径方向の両側から界磁制御を受けている。このため、ロータにその径方向の一方側のみから弱め界磁制御を受けさせる制御方法に比べて、上記態様のモータ制御方法は、ロータに対する弱め界磁制御の効率を向上させることができる。
また、上記態様のモータ制御方法は、ロータにバランス良く弱め界磁制御を受けさせている状態で、第1磁界と第2磁界とによって構成された合成磁界の作用によって、ロータの高速回転による逆起電圧の軽減を実現している。
また、上記態様の制御方法は、ロータにバランス良く弱め界磁制御を受けさせているため、ロータの磁石に渦電流が発生することを抑制できる。よって、上記態様のモータ制御方法によれば、渦電流による磁石の発熱問題を解消することができ、磁石において不可逆減磁の発生を抑制することが可能になる。その結果、磁石の耐久性を向上させて、不可逆減磁が発生した磁石の交換等に係るコストの軽減や不可逆減磁を抑制するための工夫を不要にすることができる。
また、上記態様のモータ制御方法は磁石の発熱問題を解消したため、発熱による影響に耐えられる保磁力の高い高グレードの磁石を採用する必要がなくなる。言い換えれば、上記態様に係る磁石は、保磁力の低い低グレードの磁石を採用することができる。よって、磁石の製造コストの軽減を実現できる。
本発明によれば、ロータにその径方向の内側及び外側からバランス良く弱め界磁制御を受けさせることで、逆起電圧の軽減を実現できるとともに、ロータの磁石において不可逆減磁の発生を抑制できるモータ制御方法を提供することが可能になる。
本実施形態に係るモータの構成を示す断面模式図である。 比較例に係るモータの構成を示す断面模式図である。
以下に本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面の記載において同一又は類似の構成要素は同一又は類似の符号で表している。図面は例示であり、各部の寸法や形状は模式的なものであり、本発明の技術的範囲を当該実施の形態に限定して解するべきではない。
[本実施形態]
<モータ1>
まず、図1を参照しつつ、本実施形態に係るモータ1の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るモータ1の構成を示す断面模式図である。なお、図1は、モータ1の一部の構成を表示している。
本実施形態に係るモータ1は、例えば、電気自動車やハイブリッド車両の走行駆動源又は発電機として使用される回転電機の一例である。また、以下の説明では、図1に示されたモータ1の状態を「組立状態」と呼ぶことがある。
モータ1は、ロータ5と、第1ステータ10と、第2ステータ20と、ハウジング30とを備える。また、モータ1は、ロータ5、第1ステータ10及び第2ステータ20のそれぞれをハウジング30に取り付けるための、回転支持構成6及び固定部材等の取付構成を備える。さらに、モータ1は、図示されていない、モータ1の動作を制御するための制御部を備える。
ここで、ロータ5、第1ステータ10及び第2ステータ20とも、円環状をなしている。組立状態において、ロータ5、第1ステータ10及び第2ステータ20は、ハウジング30の内部に同軸に配置されている。具体的には、第1ステータ10は、ロータ5の径方向の外側に配置されている。第2ステータ20は、ロータ5の径方向の内側に配置されている。なお、ロータ5の径方向の「外側」及び「内側」のそれぞれは、ロータ5の径方向の「第1位置」の一例及び「第2位置」の一例である。
(ロータ5)
ロータ5は、シャフトレス構造を有するロータの一例である。組立状態において、ロータ5は、回転支持構成6によってハウジング30に取り付けられている。回転支持構成6は、ロータ5を固定する支持部(例えば、ギアシャフト)61と、支持部61を回転可能に支持するベアリング62と、支持部61を回転可能に支持するベアリング63とを有する。こうして、ロータ5は、支持部61に固定された上で、ベアリング62及びベアリング63を介して、ハウジング30に対して回転可能に取り付けられている。
また、ロータ5は、ロータコア51と、ロータコア51に取り付けられた複数の磁石52と、ロータコア51に形成された孔部53とを有する。
ロータコア51は、例えば、複数の電磁鋼板が積層されて構成された円環状の構成である。複数の磁石52は、ロータコア51に形成された磁石孔(図示せず)に固定されている。また、複数の磁石52は、軸方向にてロータコア51を貫通するように、かつ径方向にてロータコア51の周縁側において等間隔に設けられている。
孔部53は、第2ステータ20を配置するための孔である。また、孔部53は、ロータ5の径方向の内側の中央に形成されている。孔部53の直径は、第2ステータ20の外径よりも大きい。また、孔部53は、軸方向にて、ロータコア51を貫通していない。こうして、孔部53によって、第2ステータ20は、ロータ5の内側においてロータ5と干渉せずに配置されることができる。
(第1ステータ10)
第1ステータ10は、ロータ5の外側に配置されるステータの一例である。組立状態において、第1ステータ10は、ロータ5をその周囲から囲むように、図示されていないボルト等の固定部材によってハウジング30に固定されている。
また、第1ステータ10は、第1ステータコア11と、第1ステータコア11に巻回された第1コイル(図示せず)とを備える。
第1ステータコア11は、例えば、複数の電磁鋼板が積層されて構成された円環状の構成である。第1ステータコア11の内径は、ロータコア51の外径よりも大きい。こうして、組立状態において、第1ステータ10は、ロータ5の周囲においてロータ5に対して所定のギャップを隔て配置されることができる。
第1コイルは、第1ステータコア11の内周面に形成された第1ティース(図示せず)及び第1スロット(図示せず)に装着されている。また、第1コイルは、モータ1の制御部に接続されている。
こうして、制御部が第1コイルに所定の電流を供給すると、第1ステータ10に、その内側にあるロータ5に流れる第1磁束が発生する。よって、第1ステータ10の内側に第1磁界が発生する。
(第2ステータ20)
第2ステータ20は、ロータ5の内側に配置されるステータの一例である。また、第2ステータ20は、弱め界磁専用のステータである。図1に示すように、第2ステータ20の大きさは、第1ステータ10の大きさよりも小さい。組立状態において、第2ステータ20は、ロータ5の孔部53の内部に位置するように、ボルト等の固定部材によってハウジング30に固定されている。
また、第2ステータ20は、第2ステータコア21と、第2ステータコア21に巻回された第2コイル(図示せず)とを備える。
第2ステータコア21は、例えば、複数の電磁鋼板が積層されて構成された円環状の構成である。第2ステータコア21の外径は、ロータコア51の孔部53の内径よりも小さい。こうして、組立状態において、第2ステータ20は、ロータ5の内側にて、ロータ5の孔部53の内周面に対して所定のギャップを隔て配置されることができる。
第2コイルは、第2ステータコア21の内周面に形成された第2ティース(図示せず)及び第2スロット(図示せず)に装着されている。また、第2コイルは、モータ1の制御部に接続されている。
こうして、制御部が第2コイルに所定の電流を供給すると、第2ステータ20に、その外側にあるロータ5に流れる第2磁束が発生する。よって、第2ステータ20の外側に第2磁界が発生する。
(ハウジング30)
ハウジング30は、ロータ5、第1ステータ10及び第2ステータ20を収容かつ支持するための構成の一例である。ハウジング30は、箱状部材である。また、ハウジング30は、円筒状の周壁部と、ハウジング30の内部に形成されたリブとを有する。組立状態において、例えば、第1ステータ10は、ハウジング30の周壁部に固定されており、ロータ5を回転可能に支持する回転支持構成6及び第1ステータ10は、ハウジング30のリブに固定されている。
(制御部)
制御部は、モータ1の動作、すなわち、ロータ5、第1ステータ10及び第2ステータ20のそれぞれの動作を制御するための構成の一例である。制御部は、第1ステータ10及び第2ステータ20に電流を供給し、第1ステータ10及び第2ステータ20に磁束を発生させることによって、ロータ5を回転させる。
具体的には、制御部が第1ステータ10の第1コイルに通電すると、第1ステータ10に第1磁束が発生し、また、第1磁束と、ロータコア51に取り付けられた磁石52との間に、磁気的な第1吸引力及び第1反発力が発生する。同様に、制御部が第2ステータ20の第2コイルに通電すると、第2ステータ20の外側に第2磁束が発生し、また、第2磁束と、ロータコア51に取り付けられた磁石52との間に、磁気的な第2吸引力及び第2反発力が発生する。その結果、第1吸引力及び第1反発力と、第2吸引力及び第2反発力との作用によって、ロータ5が回転し始める。言い換えれば、ロータ5は、第1ステータ10及び第2ステータ20のそれぞれに生じる磁界の作用によって、回転されている。
また、制御部は、ロータ5が高速回転するとき、所定のモータ制御方法に基づいて、第1ステータ10及び第2ステータ20のそれぞれに生じるロータ5に流れる磁束量を調整することで、ロータ5の回転状態を調整することができる。
<モータ制御方法>
次に、本実施形態に係るモータ制御方法について説明する。本実施形態に係るモータ制御方法は、ロータ5の高速回転によって生じる逆起電圧を軽減するためのモータ制御方法の一例である。
具体的には、モータ制御方法は、第1ステータ10に対して、通電駆動制御を行うことと、第2ステータ20に対して、弱め界磁制御のみを行うこととを含む。ここで、第1ステータ10に対する通電駆動制御と、第2ステータ20に対する弱め界磁制御とは、同時に実施されている。
また、第1ステータ10に対する通電駆動制御は、必要に応じて、一般的な通電による界磁制御であってもよく、第2ステータ20と同様の弱め界磁制御であってもよい。すなわち、第1ステータ10に対する通電駆動制御は、ロータ5の回転状態に応じて切り替えられることができる。
<モータ制御方法の効果>
続いて、図1及び図2を参照し、比較例に係るモータ2の制御方法と比較しながら、本実施形態に係るモータ制御方法の効果について説明する。図2は、比較例に係るモータ2の構成を示す断面模式図である。
(比較例)
ここで、本実施形態に係るモータ制御方法の効果を説明する前に、まず、比較例に係るモータ2の構成、制御方法及び制御方法の効果について説明する。なお、以下の説明では、比較例の本実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点に係る内容を説明する。
図2に示すように、比較例に係るモータ2は、モータ2の外側に配置されたステータ40のみを有するものである。言い換えれば、モータ2は、本実施形態に係る第2ステータ20のようなモータ2の径方向の内側に配置されたステータを有しない。モータ2のロータ7は、回転支持構成8によってハウジング30に対して回転可能に取り付けられている。
比較例に係るモータ2の制御方法は、ロータ7の高速回転によって生じる逆起電圧を軽減するために、ステータ40に対して弱め界磁制御を行うことを含む。こうして、比較例に係るモータ2の制御方法は、ロータ7の径方向の外側のみに、ロータ7側の磁界をキャンセルするための逆磁界を発生させている。
比較例に係るモータ2の制御方法によれば、逆起電圧を軽減することができる。しかしながら、比較例では、ロータ7にその径方向の外側のみから弱め界磁制御を受けさせているため、比較例に係るロータ7の磁石72に渦電流が生じ、発熱して高温となる可能性がある。その結果、比較例に係る磁石72に不可逆減磁が発生する可能性がある。発熱による影響に耐えられるために、比較例に係る磁石72は、保磁力の高い高グレードの磁石を採用する必要がある。
(本実施形態)
比較例に係るモータ2の制御方法に対して、本実施形態に係るモータ制御方法は、第1ステータ10に対して通電駆動制御を行うとともに、第2ステータ20に対して弱め界磁制御のみを行うことで、ロータ5にロータ5の径方向の外側及び内側からバランス良く弱め界磁制御を受けさせている。
具体的には、第1ステータ10に対して通電駆動制御を行うと、第1ステータ10によるロータ5に作用する第1磁界が発生する。それとともに、第2ステータ20に対して通電駆動制御を行うと、第2ステータ20によるロータ5に作用する第2磁界が発生する。また、第1磁界の方向と第2磁界の方向とは逆である。こうして、ロータ5は、その径方向の外側及び内側から磁界作用を受ける状態になる。
ここで、第1磁界は、通電駆動制御によって生じるものであり、第2磁界は、弱め界磁制御によって生じるものである。また、第1磁界を生じる第1ステータ10の大きさは、第2磁界を生じる第2ステータ20の大きさよりも大きい。これらのことから、第1磁界は、第2磁界よりも強い。よって、第1磁界及び第2磁界がロータ5において合成されると、第1磁界の一部は、第2磁界によってキャンセルされる。言い換えれば、第1磁界及び第2磁界は、ロータ5において、逆起電圧が起きるときにロータ5側の磁界をキャンセルできる磁界を合成している。
その結果、比較例に係るロータ7にその径方向の外側のみから弱め界磁制御を受けさせる制御方法に比べて、本実施形態に係るモータ制御方法は、ロータ5にバランス良く弱め界磁制御を受けさせることできる。また、この場合、本実施形態に係るロータ5は、その径方向の両側から界磁制御を受けている。このため、比較例に係る制御方法に比べて、本実施形態に係るモータ制御方法は、ロータ5に対する弱め界磁制御の効率を向上させることができる。
また、本実施形態に係るモータ制御方法は、ロータ5にバランス良く弱め界磁制御を受けさせている状態で、第1磁界と第2磁界とによって構成された合成磁界の作用によって、ロータ5の高速回転による逆起電圧の軽減を実現している。
また、本実施形態に係るモータ制御方法は、ロータ5にバランス良く弱め界磁制御を受けさせているため、ロータ5の磁石52に渦電流が発生することを抑制できる。よって、本実施形態に係るモータ制御方法によれば、渦電流による磁石52の発熱問題を解消することができ、磁石において不可逆減磁の発生を抑制することが可能になる。その結果、磁石52の耐久性を向上させて、不可逆減磁が発生した磁石の交換等に係るコストの軽減や不可逆減磁を抑制するための工夫を不要にすることができる。
また、本実施形態に係る磁石52の発熱問題が解消されたため、本実施形態に係る磁石52は、比較例に係る磁石72のように、発熱による影響に耐えられる保磁力の高い高グレードの磁石を採用する必要がなくなる。言い換えれば、本実施形態に係る磁石52は、比較例に係る磁石72に比べて、保磁力の低い低グレードの磁石を採用することができる。よって、本実施形態に係る磁石52の製造コストの軽減を実現できる。
以上のとおり、本実施形態に係るモータ制御方法は、ロータ5にその内側及び外側からバランス良く弱め界磁制御を受けさせることで、逆起電圧の軽減を可能にしているとともに、ロータ5の磁石52において不可逆減磁の発生を抑制している。
なお、本実施形態に係るロータ5は、シャフトレス構造を有するものとして説明したが、それに限らない。ロータ5は、シャフトを有するものであってもよい。
また、本実施形態では、第2ステータ20は、第1ステータ10よりも小さいものとして説明したが、それに限らない。例えば、両者は同じ大きさを有するものであってもよい。また、第2ステータ20は、第1ステータ10よりも大きいものであってもよい。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…モータ、5…ロータ、10…第1ステータ、11…第1ステータコア、20…第2ステータ、21…第2ステータコア、30…ハウジング、51…ロータコア

Claims (1)

  1. 磁石が取り付けられたロータと、前記ロータの径方向の第1位置に配置された第1ステータと、前記ロータの前記径方向の第2位置に配置された第2ステータとを備えるモータを制御するためのモータ制御方法であって、
    前記第1ステータに対して、通電駆動制御を行うことと、
    前記第2ステータに対して、弱め界磁制御のみを行うことと、を含む、
    モータ制御方法。
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