JP2022057505A - モータ - Google Patents

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国士 櫻田
Kunihito Sakurada
裕司 森下
Yuji Morishita
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Abstract

Figure 2022057505000001
【課題】外部から内部に異物が侵入することを抑制できるモータを提供する。
【解決手段】モータは、上下に延びる中心軸に沿って配置されるシャフト1と、シャフトに取り付けられるステータと、ステータと電気的に接続されるリード線3と、を備える。シャフトは、一方側から他方側に延びる孔部10と、孔部の少なくとも一部に配置される封止部材20と、カバー部材30と、を有する。孔部は、シャフトの一方側に開口する第1孔11と、シャフトの他方側に開口し、第1孔に繋がる第2孔12と、を有し、リード線は、第1孔の内部および第2孔の内部に配置され、カバー部材は、第1孔の開口に配置され、リード線の外面を覆い、封止部材は、カバー部材の配置位置よりも他方側の位置に配置される。
【選択図】図5

Description

本発明は、モータに関する。
従来、固定軸を備えたモータが知られている。従来では、固定軸にステータが固定される。ステータには、リード線が連結される(たとえば、特許文献1参照)。
特開平6-311702公報
従来、貫通孔を有する固定軸が用いられる。貫通孔には、リード線が挿入される。ここで、貫通孔を有する固定軸を用いる構成では、貫通孔を介して、モータの外部から内部に異物が侵入する可能性がある。
本発明は、モータの外部から内部に異物が侵入することを抑制することを目的とする。
本発明の例示的なモータは、上下に延びる中心軸に沿って配置されるシャフトと、シャフトに取り付けられるステータと、ステータと電気的に接続されるリード線と、を備える。シャフトは、一方側から他方側に延びる孔部と、孔部の少なくとも一部に配置される封止部材と、カバー部材と、を有する。孔部は、シャフトの一方側に開口する第1孔と、シャフトの他方側に開口し、第1孔に繋がる第2孔と、を有する。リード線は、第1孔の内部および第2孔の内部に配置される。カバー部材は、第1孔の開口に配置され、リード線の外面を覆う。封止部材は、カバー部材の配置位置よりも他方側の位置に配置される。
本発明の例示的なモータによれば、モータの外部から内部に異物が侵入することを抑制できる。
図1は、実施形態に係るモータの内部を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係るシャフトを一方側から見た場合の斜視図である。 図3は、実施形態に係るシャフトを他方側から見た場合の斜視図である。 図4は、実施形態に係るシャフトの部分断面図である。 図5は、実施形態に係る第1孔および第2孔を示す部分断面図である。 図6は、実施形態に係るシャフトのフランジ部を示す拡大図である。 図7は、実施形態に係るカバー部材の斜視図である。 図8は、実施形態に係るカバー部材の断面図である。 図9は、変形例に係るカバー部材を筒軸方向から見た場合の平面図である。 図10は、実施形態に係る被覆部材を示す拡大図である。 図11は、実施形態に係る第3孔の閉塞構造を示す断面図である。 図12は、変形例に係る第3孔の閉塞構造を示す断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
本明細書では、モータ100の中心軸CAに平行な方向を「軸方向」と呼び、中心軸CAと直交する方向を「径方向」と呼ぶ。また、軸方向を上下方向とし、各部の形状および位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義がモータ100の使用時の向きおよび位置関係を限定するものではない。
また、本明細書では、図4における左右方向をモータ100の左右方向として、各部の形状および位置関係を説明する。ただし、この左右方向の定義がモータ100の使用時の向きおよび位置関係を限定するものではない。以下の説明では、図4における中心軸CAに対して径方向の右側を「一方側」と呼び、図4における中心軸CAに対して径方向の左側を「他方側」と呼ぶ。
<1.モータの概要>
図1は、本実施形態に係るモータ100の内部を示す斜視図である。
本実施形態に係るモータ100は、電動バイクの後輪に一体化される。すなわち、モータ100は、インホイールモータである。モータ100は、リム101を備える。リム101には、タイヤが取り付けられる。
リム101は、軸方向に延びる筒状である。リム101は、軸方向上方および軸方向下方にそれぞれ開口を有する。リム101の軸方向上方の開口および軸方向下方の開口は、それぞれ、不図示のカバーによって覆われる。また、リム101の内周面には、不図示の複数のマグネットが配置される。複数のマグネットは、中心軸CAを中心とする周方向に並ぶ。リム101は、中心軸CAの軸周りに回転する。
なお、以下の説明では、リム101の径方向内側の領域内をモータ100の内部と定義する。また、リム101の径方向内側の領域外をモータ100の外部と定義する。
モータ100は、シャフト1と、ステータ2と、リード線3と、を備える。シャフト1は、上下に延びる中心軸CAに沿って配置される。すなわち、リム101は、シャフト1の軸周りに回転する。シャフト1については、後で詳細に説明する。
ステータ2は、シャフト1に取り付けられる。ステータ2は、リム101の径方向内側に配置される。すなわち、ステータ2は、モータ100の内部に配置される。ステータ2の外周面は、リム101の内周面に配置される複数のマグネットと径方向に対向する。ステータ2は、リム101を回転させる。
ステータ2は、不図示のステータコアと、インシュレータ201と、コイル部202と、を備える。ステータコアは、中心軸CAを中心とする環状の磁性体であり、電磁鋼板が軸方向に複数積層された積層体である。インシュレータ201は、樹脂などを用いた絶縁部材である。インシュレータ201は、ステータコアの少なくとも一部を覆う。コイル部202は、銅線であり、インシュレータ201を介してステータコアに巻き付けられる。
ステータ2は、回路基板203をさらに備える。回路基板203は、インシュレータ201に取り付けられる。回路基板203は、コイル部202に接続される。
リード線3は、ステータ2と電気的に接続される。具体的には、ステータ2には、複数本のリード線3が接続される。複数本のリード線3は、1本の線に束ねられる。そして、一部のリード線3は、回路基板203に接続され、他のリード線3は、コイル部202に接続される。すなわち、リード線3は、モータ100の内部に配置される部分を有する。
また、リード線3は、モータ100の内部から外部に引き出される。すなわち、リード線3は、モータ100の外部に配置される部分を有する。リード線3は、モータ100の外部において、不図示のPDU(Power Drive Unit)に接続される。PDUは、モータ100の駆動を制御する。また、PDUは、モータ100への電力供給を制御する。
<2.シャフト>
図2は、本実施形態に係るシャフト1を一方側から見た場合の斜視図である。図3は、本実施形態に係るシャフト1を他方側から見た場合の斜視図である。図4は、本実施形態に係るシャフト1の部分断面図である。図5は、本実施形態に係る第1孔11および第2孔12を示す部分断面図である。なお、図4および図5は、中心軸CAを含む平面でシャフト1を切断した場合でのシャフト1の断面構造を示す。図6は、本実施形態に係るシャフト1のフランジ部110を示す拡大図である。
シャフト1は、孔部10と、封止部材20と、カバー部材30と、を有する。
<2-1.孔部>
孔部10は、一方側から他方側に延びる。ここで、孔部10は、第1孔11と、第2孔12と、を有する。さらに、孔部10は、第3孔13を有する。
第1孔11は、シャフト1の一方側に開口する。第1孔11の開口は、フランジ部110に位置する。すなわち、シャフト1は、第1孔11の開口が位置するフランジ部110を有する。なお、フランジ部110は、モータ100の内部に位置する。したがって、第1孔11の開口は、モータ100の内部に位置する。
第2孔12は、シャフト1の他方側に開口する。第2孔12は、第1孔11に繋がる。すなわち、孔部10は、一方側から他方側に貫通する。リード線3は、第1孔11の内部および第2孔12の内部に配置される。
第2孔12は、シャフト1のうち、第1孔11の開口位置よりも軸方向上方の位置に開口を有する。具体的には、第2孔12の開口は、シャフト1のうち、モータ100の外部に突出する部分に位置する。すなわち、第1孔11の開口は、モータ100の内部に位置するのに対し、第2孔12の開口は、モータ100の外部に位置する。これにより、孔部10を介して、リード線3をモータ100の内部から外部に引き出すことができる。
第3孔13は、シャフト1の外周面に開口する。第3孔13は、第1孔11に繋がる。第3孔13の内径は、第1孔11および第2孔12の各内径よりも小さい。
たとえば、第3孔13は、封止部材20の構成材料である樹脂を第1孔11に注入する工程において、樹脂の注入孔となる。たとえば、第1孔11への樹脂の注入工程では、注入ノズルが第3孔13に挿入される。そして、注入ノズルから樹脂が吐出される。
また、たとえば、第3孔13は、第1孔11における樹脂の充填状態を確認するために用いられる。たとえば、第3孔13が第1孔11よりも軸方向上方に位置する場合、第1孔11に樹脂が十分に充填されると、樹脂がせりあがってきて第3孔13に達する。これにより、第3孔13にせりあがってきた樹脂を目視で確認することにより、第1孔11における樹脂の充填状態を確認できる。
<2-2.封止部材>
封止部材20の構成材料は、樹脂を含む。封止部材20には、シリコン樹脂が用いられる。なお、封止部材20の構成材料として樹脂を用いることは例示である。封止部材20の構成材料としては接着剤など幅広く採用できる。封止部材20は、孔部10の少なくとも一部に配置される。具体的には、封止部材20の少なくとも一部は、第1孔11の内部に配置される。
封止部材20は、少なくとも第1孔11の内部において、第1孔11の内周面とリード線3の外面との隙間を塞ぐ。すなわち、封止部材20は、リード線3の外面を覆う。これにより、モータ100の外部において、第2孔12の開口から孔部10に異物が侵入しても、孔部10に侵入した異物がモータ100の内部に達することを抑制できる。なお、異物は、水などの液体を含む。また、異物は、土埃などの塵を含む。
<2-3.カバー部材>
以下の説明では、カバー部材30の筒軸30Cに平行な方向を「筒軸方向」と呼ぶ。
カバー部材30は、たとえば、グロメットと呼ばれる。カバー部材30は、シャフト1よりも弾性変形する部材である。たとえば、カバー部材30は、ゴム製である。カバー部材30は、第1孔11の開口に配置される。言い換えると、カバー部材30は、第1孔11の内部のうち第1孔11の開口側に配置される。さらに言い換えると、カバー部材30の一方側の端部30aおよび他方側の端部30bは、それぞれ、第1孔11の内部に配置される。なお、カバー部材30の一方側の端部30aは、第1孔11の内部に配置されてもよいが、シャフト1の外周面から突出されてもよい。ゴムなどの弾性変形可能な部材をカバー部材30として用いることにより、第1孔11の開口にカバー部材30を配置するとき、第1孔11の内部へのカバー部材30の挿入作業が容易になる。
リード線3は、カバー部材30の内部に配置される。すなわち、カバー部材30は、リード線3の外面を覆う。
ここで、第1孔11の内部には、封止部材20が配置され、かつ、カバー部材30が配置される。具体的には、封止部材20は、カバー部材30の配置位置よりも他方側の位置に配置される。
封止部材20がカバー部材30の配置位置よりも他方側の位置に配置される構成では、封止部材20の構成材料である樹脂を第1孔11に注入するとき、まず、第1孔11の開口にカバー部材30が配置される。そして、第3孔13から第1孔11に樹脂が注入される。このとき、第1孔11に注入される樹脂の流動は、カバー部材30によって堰き止められる。
すなわち、第1孔11の開口にカバー部材30を配置することにより、封止部材20の構成材料である樹脂を第1孔11に注入するとき、第1孔11から樹脂が漏れることを抑制できる。これにより、確実に、第1孔11の内部を封止部材20で塞ぐことができる。その結果、確実に、モータ100の外部から内部に異物が侵入することを抑制できる。
カバー部材30は、一方側から他方側に延びる貫通孔31を有する筒状である。リード線3は、貫通孔31の内部に配置される。これにより、第1孔11の開口にカバー部材30を配置しても、貫通孔31を介して、第1孔11からリード線3を引き出すことができる。
<2-3-1.カバー部材の詳細構造>
図7は、本実施形態に係るカバー部材30の斜視図である。図8は、本実施形態に係るカバー部材30の断面図である。なお、図8は、筒軸30Cを含む平面でカバー部材30を切断した場合でのカバー部材30の断面構造を示す。また、図8では、カバー部材30の内部に配置されるリード線3を示す。
カバー部材30は、隙間部32を有する。隙間部32は、カバー部材30の外周面から貫通孔31に繋がり、かつ、カバー部材30の一方側の端部30aから他方側の端部30bに延びる。具体的には、カバー部材30は、筒軸30Cを中心とする周方向に間隔を隔てて対向する一対の端面32aおよび32bを有する。そして、一対の端面32aおよび32bの間の領域が隙間部32となる。これにより、隙間部32を介して、リード線3をカバー部材30の内部に配置できる。その結果、カバー部材30の内部にリード線3を配置するときの作業性が向上する。
また、カバー部材30は、内周面に凹凸を有する。具体的には、カバー部材30の内周面は、筒軸方向と直交する方向に突出する突出部33を有する。なお、突出部33は、カバー部材30の内周面に2つ設けられる。2つの突出部33は、それぞれ、筒軸方向と直交する方向に環状に突出する。突出部33の個数は特に限定されない。突出部33の個数が1つであってもよいし、突出部33の個数が2つ以上の複数であってもよい。
そして、突出部33は、リード線3の外面に接触する。ここで、カバー部材30にリード線3を挿入するときには、カバー部材30が筒軸方向と直交する径方向外側に弾性変形する。このため、カバー部材30にリード線3が挿入された後、リード線3が突出部33によって筒軸方向と直交する径方向内側に付勢された状態となる。したがって、突出部33とリード線3の外面とが密着する。これにより、確実に、貫通孔31をリード線3で塞ぐことができる。その結果、封止部材20の構成材料である樹脂を第1孔11に注入するとき、樹脂が貫通孔31を介して漏れることを抑制できる。
<2-3-2.カバー部材の変形例>
図9は、変形例に係るカバー部材30を筒軸方向から見た場合の平面図である。
変形例では、カバー部材30は、外周面から貫通孔31に繋がり、かつ、一方側の端部30aから他方側の端部30bに延びる隙間部32を有する。すなわち、カバー部材30は、一対の端面32aおよび32bを有する。しかし、変形例では、一対の端面32aおよび32bは、互いに接触する。
変形例では、封止部材20の構成材料である樹脂を第1孔11に注入するとき、樹脂が隙間部32を介して漏れることを抑制できる。ここで、カバー部材30は、ゴム製である。したがって、カバー部材30の内部にリード線3を配置するとき、容易に、一対の端面32aおよび32bの間隔を広げることができる。したがって、カバー部材30の内部にリード線3を配置するときの作業性が低下することを抑制できる。
<2-4.封止部材の配置位置>
図5に示すように、封止部材20は、第1孔11の内部において、カバー部材30と接触する。なお、封止部材20は、カバー部材30の配置位置よりも他方側に位置する。したがって、封止部材20は、カバー部材30の他方側の端部30bに接触する。
ここで、封止部材20の構成材料である樹脂を第1孔11に注入する工程において、第1孔11に樹脂が十分に充填されると、樹脂の硬化後、カバー部材30の他方側の端部30bに封止部材20が接触した状態となる。すなわち、封止部材20がカバー部材30の他方側の端部30bに接触する構成では、確実に、第1孔11を封止部材20で塞ぐことができる。
また、封止部材20は、第1孔11から第2孔12に達する。すなわち、封止部材20は、第2孔12の内部に配置される。ここで、封止部材20の構成材料である樹脂を第1孔11に注入する工程において、第1孔11に樹脂が十分に充填されると、第1孔11から樹脂が溢れ出て第2孔12に達する。その結果、樹脂の硬化後、第1孔11に加え、第2孔12の内部に封止部材20が配置された状態となる。すなわち、封止部材20が第2孔12の内部に配置される構成では、より確実に、第1孔11を封止部材20で塞ぐことができる。
<2-5.被覆部材>
図10は、本実施形態に係る被覆部材40を示す拡大図である。
シャフト1は、被覆部材40を有する。被覆部材40は、フランジ部110に配置される。被覆部材40は、シャフト1の外周面に接触し、第1孔11の開口と第3孔13の開口とを覆う。言い換えると、被覆部材40は、シャフト1の外側から、第1孔11および第3孔13を塞ぐ。これにより、モータ100の外部において、第2孔12の開口から孔部10に異物が侵入しても、孔部10に侵入した異物が第1孔11を介して漏れ出ることを抑制できる。また、孔部10に侵入した異物が第3孔13を介して漏れ出ることを抑制できる。なお、第1孔11から引き出されるリード線3は、被覆部材40を貫通する。
また、被覆部材40は、第1孔11の開口位置から第3孔13の開口位置まで連続的に延びる。すなわち、第1孔11の開口および第3孔13の開口は、単一の被覆部材40によって覆われる。
ここで、第3孔13の開口は、フランジ部110に位置する。すなわち、第1孔11の開口および第3孔13の開口は、それぞれ、フランジ部110に位置する。たとえば、第3孔13の開口の軸方向の位置は、第1孔11の開口の軸方向の位置と略同じである。さらに、第3孔13の開口は、第1孔11の開口の位置から中心軸CAを中心とする周方向に90°よりも小さい角度ずれた位置までの範囲内に位置する。これにより、被覆部材40を第1孔11の開口位置から第3孔13の開口位置まで連続的に延ばしても、被覆部材40の構成材料の使用量が増大することを抑制できる。
また、第1孔11の開口位置から第3孔13の開口位置まで被覆部材40を連続的に延ばすことにより、第1孔11の開口および第3孔13の開口を個別に覆う場合に比べて、シャフト1の外周面と被覆部材40との接触面積を大きくできる。これにより、シャフト1の外周面から被覆部材40が脱落することを抑制できる。
被覆部材40の構成材料は、樹脂を含む。被覆部材40には、シリコン樹脂が用いられる。ただし、被覆部材40の構成材料は、封止部材20の構成材料とは異なる樹脂を含む。たとえば、封止部材20の構成材料は、低粘度の樹脂である。一方で、被覆部材40の構成材料は、封止部材20の構成材料よりも粘度が高い高粘度の樹脂である。封止部材20の構成材料として低粘度の樹脂を使用する場合には、第1孔11への樹脂の注入工程において、第1孔11の内部に樹脂を確実に充填できる。被覆部材40の構成材料として高粘度の樹脂を使用する場合には、被覆部材40の構成材料をシャフト1の外周面に塗布したとき、樹脂が垂れ落ちることを抑制できる。
<2-6-1.第3孔の閉塞構造>
図11は、本実施形態に係る第3孔13の閉塞構造を示す断面図である。
封止部材20は、第1孔11から第3孔13に達する。すなわち、封止部材20は、第3孔13の内部に配置される。ここで、封止部材20の構成材料である樹脂を第1孔11に注入する工程において、第1孔11に樹脂が十分に充填されると、第1孔11から樹脂が溢れ出て第3孔13に達する。その結果、樹脂の硬化後、第1孔11に加え、第3孔13の内部に封止部材20が配置された状態となる。すなわち、封止部材20が第3孔13の内部に配置される構成では、確実に、第3孔13を塞ぐことができる。
なお、内部に封止部材20が配置された第3孔13は、さらに、被覆部材40によって覆われる。これにより、より確実に、第3孔13を塞ぐことができる。ただし、第3孔13を覆う被覆部材40を省略してもよい。
<2-6-2.第3孔の閉塞構造の変形例>
図12は、変形例に係る第3孔13の閉塞構造を示す断面図である。
変形例では、シャフト1は、閉塞部材50を有する。たとえば、閉塞部材50は、ゴム製である。閉塞部材50は、ピン部51および鍔部52を有する。
ピン部51は、円柱状である。また、ピン部51は、突起51aを有する。ピン部51の突起51aは、ピン部51の径方向外側に突出する。そして、ピン部51は、第3孔13に挿入され、第3孔13の内部に配置される。ピン部51の突起51aは、第3孔13の内周面に接触する。鍔部52は、円盤状であり、ピン部51の径方向外側に広がる。鍔部52は、シャフト1の外周面に接触する。
このように、変形例では、閉塞部材50は、第3孔13の開口に配置され、第3孔13を覆う。これにより、より確実に、第3孔13を塞ぐことができる。
また、変形例では、閉塞部材50で覆われた第3孔13は、さらに、被覆部材40によって覆われる。なお、変形例の構成において、第3孔13を覆う被覆部材40を省略してもよい。また、変形例の構成において、第3孔13の内部の少なくとも一部に封止部材20を配置してもよい。
<3.その他>
以上、本発明の実施形態について説明した。なお、本発明の範囲は上述の実施形態に限定されない。本発明は、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。また、上述の実施形態は適宜任意に組み合わせることができる。
たとえば、上述の実施形態では、電動バイクのインホイールモータに本発明を適用したが、電動アシスト自転車など、種々の用途に利用可能である。
本発明は、たとえば、電動バイクのインホイールモータなどとして利用可能である。
1 シャフト
2 ステータ
3 リード線
10 孔部
11 第1孔
12 第2孔
13 第3孔
20 封止部材
30 カバー部材
30C 筒軸
30b 端部
31 貫通孔
32 隙間部
33 突出部
40 被覆部材
50 閉塞部材
100 モータ
110 フランジ部
CA 中心軸

Claims (12)

  1. 上下に延びる中心軸に沿って配置されるシャフトと、
    前記シャフトに取り付けられるステータと、
    前記ステータと電気的に接続されるリード線と、
    を備え、
    前記シャフトは、
    一方側から他方側に延びる孔部と、
    前記孔部の少なくとも一部に配置される封止部材と、
    カバー部材と、
    を有し、
    前記孔部は、
    前記シャフトの前記一方側に開口する第1孔と、
    前記シャフトの前記他方側に開口し、前記第1孔に繋がる第2孔と、
    を有し、
    前記リード線は、前記第1孔の内部および前記第2孔の内部に配置され、
    前記カバー部材は、前記第1孔の開口に配置され、前記リード線の外面を覆い、
    前記封止部材は、前記カバー部材の配置位置よりも前記他方側の位置に配置される、モータ。
  2. 前記封止部材は、前記カバー部材の前記他方側の端部に接触する、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記カバー部材は、前記一方側から前記他方側に延びる貫通孔を有する筒状であり、
    前記カバー部材は、隙間部を有し、
    前記隙間部は、前記カバー部材の外周面から前記貫通孔に繋がり、かつ、前記カバー部材の前記一方側の端部から前記他方側の端部に延び、
    前記リード線は、前記貫通孔の内部に配置される、請求項1または2に記載のモータ。
  4. 前記カバー部材は、前記一方側から前記他方側に延びる貫通孔を有する筒状であり、
    前記カバー部材の内周面は、筒軸方向と直交する方向に突出する突出部を有し、
    前記リード線は、前記貫通孔の内部に配置され、
    前記突出部は、前記リード線の外面に接触する、請求項1または2に記載のモータ。
  5. 前記封止部材は、前記第2孔の内部に配置される、請求項1~4のいずれか1項に記載のモータ。
  6. 前記孔部は、第3孔を有し、
    前記第3孔は、前記第1孔に繋がり、前記シャフトの外周面に開口する、請求項1~5のいずれか1項に記載のモータ。
  7. 前記封止部材は、前記第3孔の内部に配置される、請求項6に記載のモータ。
  8. 前記シャフトは、閉塞部材を有し、
    前記閉塞部材は、前記第3孔の開口に配置され、前記第3孔を覆う、請求項6または7に記載のモータ。
  9. 前記シャフトは、被覆部材を有し、
    前記被覆部材は、前記シャフトの外周面に接触し、前記第1孔の開口と前記第3孔の開口とを覆う、請求項6~8のいずれか1項に記載のモータ。
  10. 前記封止部材の構成材料は、樹脂を含み、
    前記被覆部材の構成材料は、前記封止部材の構成材料とは異なる樹脂を含む、請求項9に記載のモータ。
  11. 前記シャフトは、前記第1孔の開口が位置するフランジ部を有し、
    前記第3孔の開口は、前記フランジ部に位置する、請求項6~10のいずれか1項に記載のモータ。
  12. 前記第3孔の開口は、前記第1孔の開口の位置から前記中心軸を中心とする周方向に90°よりも小さい角度ずれた位置までの範囲内に位置する、請求項6~11のいずれか1項に記載のモータ。
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