JP2022057371A - 依頼プログラム、依頼装置及び依頼方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】支払期限が経過した場合の各種送金のユーザビリティを改善する。【解決手段】本願に係る依頼プログラムは、提供手順と、請求書の支払期限が経過した場合は、請求書の発行者に対して請求書の再発行を依頼する依頼手順とをコンピュータに実行させる。提供手順は、請求書の請求内容を示す請求情報に基づいて、予め設定された支払期間の間利用者がこの請求書の支払いを行うことを可能にするコンテンツを、この利用者に提供する。依頼手順は、請求書の支払期限が経過した場合は、請求書の発行者に対して請求書の再発行を依頼する。【選択図】図9

Description

本発明は、依頼プログラム、依頼装置及び依頼方法に関する。
従来、インターネット等の各種ネットワークを介して、料金の支払いを行う技術が提案されている。このような技術の一例として、口座振替に関する情報を取得すると、取得した情報に沿った口座振替を実行させるための口座振替データを生成し、銀行システムに送信する技術が提案されている。
特開2016-126720号公報
しかしながら、上述した技術では、支払期限が経過した場合の口座振替といった各種送金のユーザビリティを改善する余地がある。
例えば、上述した従来技術では、会員のうち口座振替が行われなかった利用者について、再度の口座振替を実行させるための情報として、再口座振込依頼のためのユーザインターフェースを生成しているに過ぎない。このため、たとえ利用者が再口座振込依頼のためのユーザインターフェースを介して再口座振込を依頼したとしても、送金元となる利用者が意図しなかったタイミングで再口座振替が行われてしまう恐れがある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、支払期限が経過した場合の各種送金のユーザビリティを改善することを目的とする。
本願に係る依頼プログラムは、請求書の請求内容を示す請求情報に基づいて、予め設定された支払期間の間利用者が当該請求書の支払いを行うことを可能にするコンテンツを、当該利用者に提供する提供手順と、前記請求書の支払期限が経過した場合は、前記請求書の発行者に対して請求書の再発行を依頼する依頼手順とをコンピュータに実行させる。
実施形態の一態様によれば、支払期限が経過した場合の各種送金のユーザビリティを改善することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る決済処理の一例を示す図である。 図2は、電子決済アプリにより表示されるコンテンツの一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る第2アプリケーションの構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示す図である。 図6は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る請求情報データベースの一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る決済処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施形態に係る第2アプリケーションのもう1つの構成例を示す図である。 図10は、電子決済アプリにより表示されるコンテンツのもう1つの例を示す図である。 図11は、実施形態に係る依頼処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図12は、端末装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に本願に係る依頼プログラム、依頼装置及び依頼方法を実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る依頼プログラム、依頼装置及び依頼方法が限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略さ
れる。
〔1.実施形態〕
まず、図1および図2を用いて、本実施形態の依頼プログラム等により実現される決済処理を説明する。次に、図3、図4、図5、図6、図7および図8を用いて、決済処理を行う端末装置について詳細に説明する。そして、図9、図10および図11を用いて、本実施形態の依頼プログラムにより実現される依頼処理について説明する。図1は、実施形態に係る決済処理の一例を示す図である。なお、図1では、実施形態に係る依頼プログラムによる決済処理は、図1に示す端末装置100によって行われる。つまり、端末装置100は、実施形態に係る依頼プログラムによる制御に従って、実施形態に係る決済処理を実行する。
図1に示すように、実施形態に係る決済システム1は、決済サーバ10と、端末装置100と、事業者サーバ200を含む。決済サーバ10、端末装置100及び事業者サーバ200は、ネットワークN(例えば、図2参照)を介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、図1に示した決済システム1には、複数台の決済サーバ10、複数台の端末装置100及び複数台の事業者サーバ200が含まれていてもよい。
図1に示す決済サーバ10は、端末装置100を用いる電子決済に関する電子決済サービスを提供し、各種の決済を行う情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステムにより実現される。例えば、決済サーバ10は、取引対象の提供者(事業者)や取引対象が提供される利用者の口座を管理しており、利用者からの決済要求に従って、口座間における電子マネーの送金等を行うことで、各種決済を実現する。なお、電子マネーとは、例えば、各種企業が独自に用いるポイントや通貨等であってもよく、日本円やドル等の国家により提供される貨幣を電子的に取引可能としたものであってもよい。
図1に示す端末装置100は、利用者によって利用される情報処理装置である。端末装置100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、端末装置100は、決済サーバ10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1に示す例では、端末装置100がスマートフォンである場合を示す。
図1に示す事業者サーバ200は、各事業者が利用する情報処理装置であり、例えば、サーバやクラウドシステム等により実現される。例えば、事業者サーバ200は、各事業者が提供するサービスに関する情報として、利用者のサービスの利用に応じた料金の請求に関する請求情報を管理する。
ここで、端末装置100が実行する決済処理に先立ち、端末装置100を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗に配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗を識別する店舗識別情報を示す2次元コードを用いて、利用者Uが端末装置100を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意の利用者Uが任意の端末装置100を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報は、QRコード(登録商標)のみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
例えば、利用者Uが店舗にて各種の商品やサービスといった決済対象の利用や購入に伴う決済を行う場合、利用者Uは、端末装置100に予めインストールされた決済用のアプリケーションを起動する。そして、利用者Uは、アプリケーションを介して、店舗に設置された店舗識別情報を撮影する。このような場合、端末装置100は、決済対象の価格を入力するための画面を表示し、利用者U或いは店舗の店員から決済額の入力を受付ける。そして、端末装置100は、利用者Uを識別する利用者情報と、店舗識別情報(若しくは、店舗識別情報が示す情報、すなわち、店舗を示す情報)と、決済額とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。
このような場合、決済サーバ10は、利用者情報が示す利用者Uの口座から、店舗識別情報が示す店舗の口座へと、決済額が示す額の電子マネーを移行させる。そして、決済サーバ10は、決済が完了した旨の通知を端末装置100へと送信する。このような場合、端末装置100は、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる決済が行われた旨を通知する。
なお、端末装置100を用いた決済は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、端末装置100を用いた決済は、店舗に設置された店舗端末を用いたものであってもよい。例えば、端末装置100は、利用者Uを識別するための利用者識別情報を画面上に表示させる。このような場合、店舗に設置された店舗端末は、端末装置100に表示された利用者識別情報を読み取り、利用者識別情報と、決済額と、店舗を識別する情報とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。このような場合、決済サーバ10は、利用者識別情報が示す利用者Uの口座から、店舗の口座へと、決済額が示す額の電子マネーを移行させ、店舗の店舗端末あるいは端末装置100に対し、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力させることで、決済が行われた旨を通知してもよい。
また、端末装置100を用いた決済は、利用者Uが予め電子マネーをチャージした口座から店舗の口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、利用者Uが予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。このような場合、例えば、決済サーバ10は、店舗の口座に対して決済額の電子マネーを送金するとともに、利用者Uのクレジットカードの運用会社に対し、決済額を請求してもよい。
また、端末装置100を用いた決済は、利用者Uの口座から店舗の口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、利用者Uの口座から、所定の取引対象を提供する提供者(事業者)の口座へと電子マネーを移行させる決済であってもよい。このような場合、利用者Uは、事業者が利用者Uに対して送付した支払帳票(例えば、コンビニ収納代行サービスにおいて用いられる振込票)に含まれるバーコードを、端末装置100が備える撮影装置(カメラ)で読み取る。そして、端末装置100は、読み取ったバーコードが示す支払先や支払額を画面に表示し、利用者Uから当該支払先に対する送金を承認する旨の操作を受け付けた場合、利用者識別情報と、支払額と、支払先を識別する情報とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。このような場合、決済サーバ10は、利用者Uの口座から、支払先の口座へと、支払額が示す額の電子マネーを移行させる。
ここで、従来、各種ネットワークを介して料金の支払いを行う技術として、口座振替に関する情報を取得した際に口座振替を実行させるための口座振替データを生成し、銀行システムに送信する技術が知られている。しかしながら、このような技術を用いて送金を行う場合、送金元となる利用者が意図しなかったタイミングで口座振替が行われてしまう恐れがあり、ユーザビリティが良いとはいえない場合がある。
そこで、端末装置100は、実施形態に係る決済処理を実行する。以下、図1を用いて、端末装置100が実行する決済処理について説明する。なお、以下の説明では、端末装置100が利用者Uにより利用される例を示す。また、以下の説明では、端末装置100を利用者Uと同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者Uを端末装置100と読み替えることもできる。
また、以下の説明では、決済システム1は、利用者に水道や電気、ガスなどを供給するサービス(公益事業)を行う事業者により管理される事業者サーバ201及び202(以下、「事業者サーバ200」と総称する場合がある)を有するものとする。なお、決済システム1には、任意の数の端末装置100及び事業者サーバ200が含まれてよい。
まず、事業者サーバ200は、各利用者のサービスの利用に応じた料金の請求に関する請求情報を決済サーバ10に送信する(ステップS1)。例えば、事業者サーバ200は、水道や電気、ガスなどの利用に応じて各利用者に課金する料金を決定し、決定した料金の請求に関する請求情報を決済サーバ10に送信する。具体的な例を挙げると、事業者サーバ200は、料金を課金した利用者(請求先)を示す情報や、利用者に料金を請求する事業者(請求元)を示す情報、課金額(請求額)、請求の対象となる取引対象、支払期日などを含む請求情報を決済サーバ10に送信する。
続いて、決済サーバ10は、請求情報を端末装置100に配信する(ステップS2)。例えば、決済サーバ10は、利用者Uに対応する請求情報と共に、当該請求情報に対応するコンテンツであって、当該請求情報に対応する請求額の支払いを利用者Uが行うためのコンテンツである支払コンテンツを端末装置100に配信する。具体的な例を挙げると、決済サーバ10は、端末装置100に予めインストールされた電子決済用のアプリケーション(決済サーバ10が提供するアプリケーション)上で表示される請求情報及び支払コンテンツを端末装置100に配信する。
続いて、端末装置100は、新たな請求情報が配信された旨を通知する(ステップS3)。例えば、端末装置100は、予めインストールされた電子決済用のアプリケーション(決済サーバ10が提供するアプリケーション。以下、「電子決済アプリ」と記載する場合がある)が起動された際、当該アプリケーション上で新たな請求情報が配信された旨を通知する。また、例えば、端末装置100は、新たな請求情報が配信された旨のプッシュ通知を表示する。
続いて、利用者Uは、支払対象となる請求情報を選択し、当該請求情報に対応する支払いを行うための操作を行う(ステップS4)。例えば、利用者Uは、支払いを行うための操作として、電子決済アプリにより端末装置100に表示される支払コンテンツに対する選択操作を行う。
続いて、端末装置100は、支払対象となる請求情報を決済サーバ10に通知する(ステップS5)。例えば、端末装置100は、利用者Uが選択操作を行った支払コンテンツと共に配信された請求情報を決済サーバ10に通知する。
ここで、図2を用いて、実施形態に係る決済処理において電子決済アプリにより端末装置100に表示される各種コンテンツについて説明する。図2は、電子決済アプリにより表示されるコンテンツの一例を示す図である。
図2に示すように、端末装置100は、電子決済アプリが起動された際、初期表示としてコンテンツC1を表示する。例えば、端末装置100は、上述した電子決済に関する各種コンテンツを表示する。ここで、ボタンB1に対する選択操作を受け付けた場合、端末装置100は、事業者からの各種料金の請求に関するコンテンツC2を表示する。
図2の例において、端末装置100は、決済サーバ10から配信された請求情報に対応する請求のうち、請求額が未払いであるものが存在する旨を通知する通知コンテンツNC1を含むコンテンツC2を表示する。例えば、コンテンツC2の下部(文字列「請求書を読み取る」が表示された領域)に対する選択操作を受け付けた場合、端末装置100は、上述した支払帳票を用いた決済に関する処理を行う。また、通知コンテンツNC1に対する選択操作を受け付けた場合、端末装置100は、請求情報に対応する請求に対する支払内容に関するコンテンツC3を表示する。
図2の例において、端末装置100は、決済サーバ10から配信された請求情報に対応する請求に対して、利用者Uが電子決済を用いて行った支払いの履歴を示す情報と、新たな請求情報が配信された旨を通知する通知コンテンツNC2とを含むコンテンツC3を表示する。ここで、通知コンテンツNC2に対する選択操作を受け付けた場合、端末装置100は、通知コンテンツNC2に対応する請求情報を示すコンテンツC4を表示する。
図2の例において、端末装置100は、請求情報と、支払コンテンツPC1とを含むコンテンツC4を表示する。ここで、支払コンテンツPC1に対する選択操作を受け付けた場合、端末装置100は、コンテンツC4が示す請求情報を決済サーバ10に通知する。そして、端末装置100は、請求情報が決済サーバ10に通知された旨を示すコンテンツC5を表示する。
なお、端末装置100は、コンテンツC1やコンテンツC2において、新たな請求情報が配信された旨を通知してもよい。また、端末装置100は、配信された請求情報に対応するプッシュ通知をログイン用の画面上に配置して表示してもよい。そして、端末装置100は、プッシュ通知に対する利用者の選択操作を受け付けることにより、コンテンツC4を表示する。
図1に戻り、説明を続ける。決済サーバ10は、通知された請求情報に従って、口座間の送金を行う(ステップS6)。例えば、決済サーバ10は、利用者Uの口座から、通知された請求情報に対応する請求元の口座へと、請求額分の電子マネーの送金を行う。
以上のように、実施形態に係る端末装置100は、請求情報と共に支払コンテンツの配信を受け付け、支払コンテンツに対する選択操作を受け付けた場合に、当該請求情報を決済サーバ10に通知(言い換えると、請求額の送金要求を通知)する。これにより、実施形態に係る端末装置100は、請求情報が配信された後、利用者が対応する支払いコンテンツに対する選択操作を行ったタイミング、言い換えると、利用者の任意のタイミングで、請求情報が示す請求に対する支払い(送金)を行うことができる。すなわち、実施形態に係る端末装置100は、各種送金のユーザビリティを改善することができる。
また、従来、事業者が作成した請求書(支払帳票)を電子化したデータ(所謂、電子請求書)を利用者に配信する技術が知られている。しかしながら、電子請求書を用いて利用者が支払いを行う場合、電子請求書に含まれるコードを利用者の端末装置に表示し、収納代行サービスを提供する店舗に設置された端末により当該コードを読み取る必要があり、ユーザビリティが良いとはいえない場合がある。これに対し、実施形態に係る端末装置100は、請求情報と共に配信された支払コンテンツに対する選択操作を受け付けることのみによって、当該請求情報が示す請求に対する支払いを行うことができるため、各種送金のユーザビリティを改善することができる。
〔2.端末装置の構成〕
次に、上述した決済処理を実現するための端末装置100について図3を用いて説明する。図3は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。図2に示すように、端末装置100は、通信部110と、記憶部120と、カメラ130と、タッチパネル140と、制御部150とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、電子決済用のアプリケーションを配信する決済サーバ10や、事業者サーバ200等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部120は、カメラ130により撮影された画像を記憶する。
(カメラ130について)
カメラ130は、画像(動画或いは静止画)を撮像するための撮像装置である。カメラ130は、例えば、CCD(Charged-coupled devices)センサやCMOS(Complementary metal-oxide-semiconductor)センサ等の撮像素子により構成される。
(タッチパネル140について)
タッチパネル140は、液晶ディスプレイ等により実現され、各種情報を表示し、利用者の指や専用ペンで利用者から各種操作を受け付ける入力装置である。
(制御部150について)
制御部150は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、端末装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部150は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
ここで、制御部150は、複数のアプリケーションを実行することにより、端末装置100に関する各種機能を実現することとなる。例えば、図3に示す例において、制御部150は、第1アプリケーション151や第2アプリケーション152を実行している。なお、制御部150は、図3に示すアプリケーション以外にも、任意の機能を発揮するための任意の数のアプリケーションを実行して良い。
第1アプリケーション151は、端末装置100のOS(Operating System)となるアプリケーションである。第2アプリケーション152は、上述した決済処理を端末装置100に実行させる。以下、図4を用いて、第2アプリケーション152が有する機能構成の一例ついて説明する。図4は、実施形態に係る第2アプリケーションの構成例を示す図である。図4に示すように、実施形態に係る第2アプリケーション152は、受付部1521と、通知部1522と、提供部1523と、決済処理部1524と、表示制御部1525とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(受付部1521について)
受付部1521は、請求情報と、支払を示す支払コンテンツとを受け付ける。例えば、図1の例において、受付部1521は、利用者Uに対応する請求情報と共に、当該請求情報に対応するコンテンツであって、当該請求情報に対応する請求額の支払いを利用者Uが行うためのコンテンツである支払コンテンツを決済サーバ10から受け付ける。
(通知部1522について)
通知部1522は、請求情報が受け付けられた場合は、当該請求情報を受け付けた旨を通知する。例えば、図1の例において、通知部1522は、電子決済アプリが起動された際、当該アプリケーション上で新たな請求情報が配信された旨を通知する。具体的な例を挙げると、図2の例において、通知部1522は、コンテンツC1~C3のいずれかにおいて、新たな請求情報が配信された旨を通知する。また、例えば、端末装置100は、配信された請求情報に対応するプッシュ通知をログイン用の画面上に配置して通知する。
(提供部1523について)
提供部1523は、利用者に対する請求の内容を示す請求情報を受け付けた場合は、当該請求情報を利用者に提供する。例えば、図1の例において、提供部1523は、電子決済アプリ上で利用者Uに請求情報を提供する。
また、提供部1523は、利用者が通知を選択した場合は、請求情報を提供してもよい。例えば、図2の例において、提供部1523は、新たな請求情報が配信された旨を通知する通知コンテンツNC2に対する選択操作を受け付けた場合、通知コンテンツNC2に対応する請求情報を示すコンテンツC4を表示する。
また、提供部1523は、請求情報と共に、支払いを示す支払コンテンツを利用者に提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部1523は、利用者Uに対応する請求情報と共に、当該請求情報に対応するコンテンツであって、当該請求情報に対応する請求額の支払いを利用者Uが行うためのコンテンツである支払コンテンツ(図2の例における支払コンテンツPC1)を提供する。
ここで、決済サーバ10から請求情報を受け付けた際に請求情報を提供するだけでなく、各事業者からの請求に関連する各種の情報を利用者に提供することにより、利便性を向上させたいといった要望が考えられる。したがって、提供部1523は、複数の請求情報を利用者に提供してもよい。例えば、提供部1523は、決済サーバ10から新たに配信された複数の請求情報や、配信済みの請求情報であって、対応する請求額の支払いが行われていない請求情報などを利用者に提供する。具体的な例を挙げると、提供部1523は、図2に示すコンテンツC3において、さらに、複数の請求情報のそれぞれに対応する複数の通知コンテンツを提供(表示)する。
また、提供部1523は、利用者が支払いを行った請求の内容を示す請求情報の履歴をさらに提供してもよい。例えば、図2の例において、提供部1523は、決済サーバ10から配信された請求情報に対応する請求に対して、利用者Uが電子決済を用いて行った支払いの履歴を示す情報を含むコンテンツC3を提供する。
また、提供部1523は、請求情報として、請求額を示す情報を提供してもよい。例えば、図2の例において、提供部1523は、通知コンテンツNC2に対する選択操作を受け付けた場合、通知コンテンツNC2に対応する請求額を含むコンテンツC4を提供する。
また、提供部1523は、請求情報として、請求元を示す情報を提供してもよい。例えば、図2の例において、提供部1523は、通知コンテンツNC2に対する選択操作を受け付けた場合、さらに、通知コンテンツNC2に対応する請求元を示す情報を含むコンテンツC4を提供する。
また、提供部1523は、請求情報として、請求の対象となる取引対象を示す情報を提供してもよい。例えば、図2の例において、提供部1523は、通知コンテンツNC2に対する選択操作を受け付けた場合、さらに、通知コンテンツNC2に対応する取引対象(例えば、水道や電気、ガスなど)を示す情報を含むコンテンツC4を提供する。
また、提供部1523は、公共料金の支払いに関する請求情報を受け付けた場合は、当該請求情報を利用者に提供してもよい。例えば、提供部1523は、利用者Uに水道や電気、ガスなどを供給するサービス(公益事業)を行う事業者が利用者に課金する公共料金の支払いに関する請求情報を提供する。
また、提供部1523は、請求の対象となる取引対象を示す対象情報を複数表示し、利用者が選択した対象情報と対応する取引対象に関する請求情報を表示してもよい。例えば、図2の例において、提供部1523は、取引対象「電気」を示す対象情報「AAAでんき」や、取引対象「ガス」に対応する「AAAガス」などを提供する。そして、利用者Uが対象情報「AAAでんき」を選択した場合、取引対象「電気」に関して決済サーバ10から配信された請求情報や、当該請求情報に対応する通知、支払コンテンツ、取引対象「電気」に対応する請求に対して利用者Uが電子決済を用いて行った支払いの履歴を示す情報などを含むコンテンツ(以下、「対象コンテンツ」と記載する場合がある)を提供する。
また、提供部1523は、請求額を示す情報、請求元を示す情報、請求の対象となる取引対象を示す情報の少なくともいずれか1つを含む請求情報を提供してもよい。なお、提供部1523は、上記の処理を複数組み合わせ、請求情報を提供してもよい。例えば、提供部1523は、請求額を示す情報と請求元を示す情報とを請求情報として提供してもよい。
ここで、請求が発生した場合に自動的に決済処理を実行することで、利用者の利便性を向上させたいといった要望が考えられる。したがって、提供部1523は、利用者が選択した対象情報と対応する取引対象に関する請求情報とともに、当該対象情報と対応する取引対象に関する請求を自動的に行う旨を示す自動コンテンツを提供してもよい。例えば、提供部1523は、取引対象に関する請求額の支払いを自動的に行う旨を指示するための自動コンテンツを、対象コンテンツに含めて利用者に提供する。
(決済処理部1524について)
決済処理部1524は、利用者が支払いを行うための操作を行った場合は、請求情報が示す内容の請求に対する支払を行うための決済処理を実行する。例えば、決済処理部1524は、利用者が支払いを行うための操作を行った場合は、決済サーバ10が提供する電子決済サービスを用いた決済処理を実行する。
また、決済処理部1524は、利用者が支払コンテンツを選択した場合は、当該支払コンテンツとともに提供された請求情報が示す内容の請求に対する支払を行うための決済処理を実行してもよい。例えば、決済処理部1524は、利用者が選択した支払コンテンツとともに提供された請求情報が示す内容の請求に対する支払(決済処理)を、決済サーバ10が提供する電子決済サービスを用いて実行する。
また、決済処理部1524は、利用者がいずれかの請求情報を選択した後で操作を行った場合は、選択された請求情報が示す内容の請求に対する支払を行うための決済処理を実行してもよい。例えば、提供部1523により提供された複数の請求情報のいずれかを選択した後で利用者が支払いを行うための操作を行った場合、決済処理部1524は、選択された請求情報が示す内容の請求に対する支払を行うための決済処理を、決済サーバ10が提供する電子決済サービスを用いて実行する。
また、決済処理部1524は、公共料金の支払いを行うための決済処理を実行してもよい。例えば、決済処理部1524は、利用者に水道や電気、ガスなどを供給するサービス(公益事業)を行う事業者が利用者に課金した公共料金の支払いを行うための決済処理を実行する。
また、決済処理部1524は、口座間の送金を実現する外部のサーバ装置に対し、請求情報が示す請求の内容を通知してもよい。例えば、図1の例において、決済処理部1524は、利用者Uが選択操作を行った支払コンテンツと共に配信された請求情報を決済サーバ10に通知する。
また、決済処理部1524は、利用者が自動コンテンツを選択した場合は、利用者が選択した対象情報と対応する取引対象に関する請求が発生した際に自動的に支払を行うための決済処理を実行してもよい。例えば、取引対象「電気」に対応する対象コンテンツに含まれる自動コンテンツが利用者に選択された場合、決済処理部1524は、決済サーバ10から取引対象「電気」に関する請求情報が配信された際に、当該請求情報が示す支払期日までに自動的に請求額の支払いを行うための決済処理を実行する。具体的な例を挙げると、決済処理部1524は、決済サーバ10から取引対象「電気」に関する請求情報が配信された後から支払期日までに利用者が支払いを行うための操作を行った場合、当該操作に応じて決済処理を実行し、支払期日までに利用者が支払いを行うための操作を行わなかった場合、自動的に支払いを行うための決済処理を実行する。
なお、決済処理部1524は、事業者が利用者に対して送付した支払帳票を用いた決済処理を実行してもよい。例えば、カメラ130は、利用者の操作に応じて、電子決済アプリを介して支払帳票に含まれるバーコードを読み取る。そして、決済処理部1524は、読み取ったバーコードが示す請求元や請求額などに基づく決済処理を実行する。
なお、決済処理部1524は、店舗における電子決済を用いた決済処理を実行してもよい。例えば、決済処理部1524は、利用者を識別する利用者情報と、カメラ130が撮影した店舗識別情報を示す情報と、利用者或いは店舗の店員から端末装置100に入力された決済額とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。
(表示制御部1525について)
表示制御部1525は、利用者の操作や、決済処理部1524が実行した決済処理などに応じて端末装置の画面(タッチパネル140)の表示を制御する。
なお、表示制御部1525は、利用者が支払帳票を用いた決済を行う場合、利用者の操作に応じてバーコードを撮影するための画面や、決済処理が実行されたことを示す画面を表示させてもよい。また、表示制御部1525は、利用者が店舗における電子決済を用いた決済を行う場合、利用者の操作に応じて電子決済に関する画面の表示を制御してもよい。例えば、表示制御部1525は、店舗を識別する店舗識別情報の画像を撮影するための画面や、利用者U或いは店舗の店員から決済額の入力を受け付けるための画面、決済情報が決済サーバ10へ送信されたことを示す画面などを表示させる。
〔3.決済サーバの構成〕
次に、図5を用いて、決済サーバ10の構成について説明する。図5は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示す図である。図5に示すように、決済サーバ10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や、事業者サーバ200等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図2に示すように、記憶部30は、口座データベース31と、請求情報データベース32とを有する。
(口座データベース31について)
口座データベース31は、利用者や事業者の口座に関する各種の情報を記憶する。ここで、図6を用いて、口座データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図6は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。図6の例において、口座データベース31は、「口座ID」、「所有者情報」、「口座残高」といった項目を有する。
「口座ID」は、口座を識別するための識別情報を示す。「所有者情報」は、口座を所有する所有者(利用者や事業者)に関する情報を示し、例えば、所有者を識別するための識別情報(識別子)が格納される。「口座残高」は、利用者や事業者が所有する口座の残高を示す。
すなわち、図6では、口座ID「AID#1」によって識別される口座の所有者の情報が「利用者#1」であり、口座残高が「7800」である例を示す。
(請求情報データベース32について)
請求情報データベース32は、事業者サーバ200から送信される請求情報を記憶する。ここで、図7を用いて、請求情報データベース32が記憶する情報の一例を説明する。図7は、実施形態に係る請求情報データベースの一例を示す図である。図7の例において、請求情報データベース32は、「請求情報ID」、「事業者情報」、「利用者情報」、「請求対象」、「請求額」といった項目を有する。
「請求情報ID」は、請求情報を識別するための識別情報を示す。「事業者情報」は、請求元である事業者に関する情報を示し、例えば、事業者を識別するための識別情報が格納される。「利用者情報」は、請求先である利用者に関する情報を示し、例えば、利用者を識別するための識別情報が格納される。「請求対象」は、請求の対象となる取引対象を示す。「請求額」は、請求先に請求する金額を示す。
すなわち、図7では、請求情報ID「AID#1」によって識別される請求情報に、事業者情報「事業者#1」、利用者情報「利用者#1」、請求対象「水道」、請求額「5200」などといった情報が含まれる例を示す。
(制御部40について)
制御部40は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、決済サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図5に示すように、受付部41と、提供部42と、決済処理部43とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(受付部41について)
受付部41は、請求情報を受け付ける。例えば、図1の例において、受付部41は、料金を課金した利用者を示す情報や、利用者に料金を請求する事業者を示す情報、課金額、請求の対象となる取引対象などを含む請求情報を事業者サーバ200から受け付ける。
また、受付部41は、支払対象となる請求情報の通知を受け付けてもよい。例えば、図1の例において、受付部41は、利用者Uが選択操作を行った支払コンテンツに対応する請求情報の通知を受け付ける。
(提供部42について)
提供部42は、請求情報を配信(提供)する。例えば、図1の例において、提供部42は、利用者Uに対応する請求情報と共に、当該請求情報に対応するコンテンツであって、当該請求情報に対応する請求額の支払いを利用者Uが行うためのコンテンツである支払コンテンツを端末装置100に配信する。
(決済処理部43について)
決済処理部43は、受付部41が受け付けた通知に対応する請求情報に従い、決済処理を実行する。例えば、図1の例において、決済処理部43は、利用者Uの口座から、通知された請求情報に対応する請求元の口座へと、請求額分の電子マネーの送金を行う。
〔4.決済処理のフロー〕
図8を用いて、実施形態に係る端末装置100の決済処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る決済処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、端末装置100は、請求情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。請求情報を受け付けていない場合(ステップS101;No)、端末装置100は、請求情報を受け付けるまで待機する。一方、請求情報を受け付けた場合(ステップS101;Yes)、端末装置100は、新たな請求情報が受け付けられた旨を利用者に通知する(ステップS102)。
続いて、端末装置100は、利用者が請求情報を選択して支払いを行うための操作を行ったか否か判定する(ステップS103)。操作が行われていない場合(ステップS103;No)、端末装置100は、操作が行われるまで待機する。一方、操作が行われた場合(ステップS103;Yes)、端末装置100は、選択された請求情報が示す内容の請求に対する支払いを行うための決済処理を実行し(ステップS104)。処理を終了する。
〔5.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
〔5-1.支払不可となった請求書〕
この節では、上述の実施形態で利用者が支払いを行わなかった場合に端末装置100によって行われる処理について説明する。利用者が支払いを行わず、その結果、請求書(支払帳票)が支払不可となった場合に、端末装置100は、請求書の再発行を依頼するための依頼処理を行ってもよい。他の実施形態では、上述の決済処理の場合と同様に、端末装置100は、依頼プログラムによる制御に従って、依頼処理を実行することができる。
〔5-1-1.第2アプリケーションのもう1つの構成例〕
図9は、実施形態に係る第2アプリケーションのもう1つの構成例を示す図である。上述の実施形態の場合と同様に、第2アプリケーション152は、受付部1521と、通知部1522と、提供部1523と、決済処理部1524と、表示制御部1525とを有する。ここでは、重複する説明は、省略される。もう1つの構成例では、第2アプリケーション152は、依頼部1526と、第1通知部1527と、第2通知部1528とを有する。
(依頼部1526について)
依頼部1526は、請求書の再発行を依頼するための処理を実行する。請求書の支払期限が経過した場合は、依頼部1526は、請求書の発行者に対して請求書の再発行を依頼する。請求書の発行者は、例えば、上述の事業者である。
例えば、依頼部1526は、決済サーバ10を介して、事業者サーバ200に請求書の再発行を依頼する。この場合、依頼部1526は、請求書の再発行のリクエストを、決済サーバ10に送信する。あるいは、依頼部1526は、事業者サーバ200に請求書の再発行を直接依頼してもよい。例えば、依頼部1526は、事業者サーバ200に、ネットワークNを介して、請求書の再発行のリクエストを送信してもよい。
依頼部1526は、依頼に対する応答として、発行者(例えば、事業者)からネットワークNを介して、再発行された新たな請求書の請求内容を示す新たな請求情報を受け付ける。例えば、決済サーバ10が、請求書の再発行のリクエストに応じて、事業者サーバ200から、新たな請求情報を取得する。そして、決済サーバ10は、新たな請求情報を端末装置100に配信する。あるいは、依頼部1526が事業者サーバ200に請求書の再発行のリクエストを直接送信した場合に、依頼部1526は、リクエストに対する応答として、事業者サーバ200から、新たな請求情報を直接受け付けてもよい。
なお、上述の受付部1521の場合と同様に、依頼部1526は、新たな請求情報とともに、新たな請求情報に対応する支払コンテンツを受け付けてもよい。
新たな請求情報に関しては、上述の通知部1522は、新たな請求情報が受け付けられた旨を通知することができる。また、上述の提供部1523は、新たな請求情報を利用者に提供することができる。例えば、図1の例において、提供部1523は、電子決済アプリ上で利用者Uに、この新たな請求情報を提供することができる。
図10は、電子決済アプリにより表示されるコンテンツのもう1つの例を示す図である。図10の例では、請求書の支払期限が経過しているものとする。この例では、依頼部1526が、図2を参照して上述した、事業者からの各種料金の請求に関するコンテンツC2を、利用者が請求書は支払不可であることを認識できる態様で表示する。請求書の支払期限が経過した場合に、依頼部1526は、請求書の支払期限が到来して請求書が支払不可である状態を表示する。
支払不可となった請求書の表示に関しては、例えば、依頼部1526は、提供部1523によって提供されたコンテンツC2に含まれる通知コンテンツを、図2を参照して上述した通知コンテンツNC1から通知コンテンツNC3に変更する。図2を参照して上述したように、通知コンテンツNC1は、請求額が未払いであるものが存在する旨を通知するものである。一方、図10の通知コンテンツNC3は、請求書が支払不可となった旨を通知するものである。図10に示されるように、依頼部1526は、コンテンツNC3をグレーで表示してもよい。
一例として、依頼部1526は、請求書の再発行を依頼するための再発行コンテンツを表示し、この再発行コンテンツを介して請求書の再発行を依頼するための操作が行われた場合に、発行者(例えば、事業者)に対して請求書の再発行を依頼する。図10の例では、依頼部1526が通知コンテンツNC3に対する選択操作を受け付けた場合に、依頼部1526は、請求書の再発行を依頼するための通知コンテンツNC4を表示する。利用者は、電子決済アプリから請求書の再請求を依頼することができる。
例えば、依頼部1526は、提供部1523によって提供されたコンテンツC3に含まれる通知コンテンツを、図2を参照して上述した通知コンテンツNC2から通知コンテンツNC4に変更する。図2を参照して上述したように、通知コンテンツNC2は、新たな請求情報が配信された旨を通知するものである。一方、図10の通知コンテンツNC4は、支払い期限が過ぎている旨を通知し、かつ請求書の再請求の依頼をするよう利用者に求めるものである。例えば、利用者が通知コンテンツNC3をタップした場合に、依頼部1526は、請求書が支払不可であることを示す注意書きを含む通知コンテンツNC4を表示する。
依頼部1526が通知コンテンツNC4に対する選択操作を受け付けた場合に、依頼部1526は、依頼ボタンを表示してもよい。利用者が依頼ボタンをタップした場合に、依頼部1526は、発行者(例えば、事業者)に、請求書を再発行するための通知を届けてもよい。
依頼部1526は、通知コンテンツNC3や再発行コンテンツ(例えば、通知コンテンツNC4、依頼ボタン)等の再発行に関するコンテンツを受け付けることができる。例えば、依頼部1526は、請求書の支払期限の経過に応じて、再発行に関するコンテンツを、決済サーバ10から受動的に受け付けてもよい。また、例えば、依頼部1526は、請求書の支払期限の経過に応じて、再発行に関するコンテンツを、決済サーバ10に能動的に要求し、再発行に関するコンテンツを受け付けてもよい。あるいは、再発行に関するコンテンツは、請求情報に対応するコンテンツ(例えば、通知コンテンツNC1や通知コンテンツNC2を含むコンテンツ)とともに決済サーバ10から配信されていてもよい。この場合、受付部1521が、再発行に関するコンテンツを受け付けてもよい。依頼部1526は、このような手法を採用することで、再発行に関するコンテンツを、決済サーバ10から取得することができる。
別の例として、依頼部1526は、発行者が請求書の支払いが支払期限までに行われていないことを確認できるように、支払期限が経過したことを発行者に通知することで、発行者に対して請求書の再発行を依頼してもよい。この例では、依頼部1526は、支払期限が経過したことを事業者に自動で通知する。請求書の支払いが支払期限までに行われなかったことを確認した後に、事業者サーバ200は、再発行された請求書を、電子決済アプリとして実装される第2アプリケーション152に再度送信する。
さらに別の例として、第2アプリケーション152からのアクションが特にない場合に、事業者が、請求書の支払いが支払期限までに行われなかったことを確認し、その後、事業者サーバ200が、第2アプリケーション152に再発行された請求書を再度送信してもよい。この例では、請求書の支払いが支払期限までに行われなかった場合に、依頼部1526は、事業者から新たな請求情報を自動的に受信することによって、新たな請求情報を取得することができる。
なお、請求書の支払いを支払期限までに行うよう利用者に促すために、通知部1522や提供部1523が、支払期限を最初から表示してもよい。例えば、通知部1522は、支払期限とともに、請求情報が受け付けられた旨を通知してもよく、提供部1523は、支払期限とともに、請求情報を提供してもよい。
(第1通知部1527について)
第1通知部1527は、支払期限と現在時刻とを比較し、比較結果が所定の条件を満たす場合に、支払期限が迫っていること示す情報を、利用者に通知する。例えば、第1通知部1527は、電子決済アプリの右上隅に位置する通知センタ(例えば、ベルマークのアイコン)にお知らせを通知することによって、電子決済アプリのアイコンに未読バッジを付けてもよい。第1通知部1527は、このような未読バッジを利用することによって、請求書が期限間近であることを利用者に認識させてもよい。
利用者がプッシュ通知をONに設定している場合に、請求書が期限間近であることを示すプッシュ通知を介して、支払期限が迫っていることを利用者に通知してもよい。プッシュ通知は、決済サーバ10や事業者サーバ200から、第2アプリケーション152に配信されてもよい。
第1通知部1527は、支払期限が迫っていること示す情報を、ショートメッセージサービス(SMS)によって利用者に通知してもよい。例えば、利用者がプッシュ通知をOFFに設定している場合に、第1通知部1527は、支払期限が迫っていることをSMSによって利用者に通知してもよい。
(第2通知部1528について)
第2通知部1528は、依頼部1526によって受け付けられた新たな請求情報を、ショートメッセージサービス(SMS)によって利用者に通知する。請求書の再発行の際に、第2アプリケーション152は、SMSによる請求通知を、オプションとして事業者に提供してもよい。利用者がプッシュ通知をOFFに設定している場合に、請求通知は、プッシュ通知によって届けられない。しかしながら、SMSでは、請求通知は、利用者に基本的に届けられる。このため、第2通知部1528は、請求通知を利用者により確実に認識させることができる。
(提供部1523について)
請求書の再発行を依頼するための処理が依頼部1526によって実行される前に、図4を参照して上述した提供部1523は、利用者が請求書の支払いを行うことを可能にするコンテンツを提供する。提供部1523は、請求書の請求内容を示す請求情報に基づいて、予め設定された支払期間の間利用者がこの請求書の支払いを行うことを可能にするコンテンツを、この利用者に提供する。予め設定された支払期間は、例えば、請求書の発行日から支払期限までの期間である。
例えば、図2を参照して上述したように、提供部1523は、受付部1521によって受け付けられた請求情報に基づいて、予め設定された支払期間の間利用者がこの請求書の支払いを行うことを可能にするコンテンツとして、コンテンツC1、コンテンツC2、コンテンツC3、コンテンツC4等のコンテンツを提供する。このようなコンテンツは、請求情報や支払コンテンツ(例えば、支払コンテンツPC1)を含み得る。また、このようなコンテンツは、支払コンテンツに利用者を導くコンテンツとして、通知コンテンツ(例えば、通知コンテンツNC1、通知コンテンツNC2)を含み得る。すなわち、利用者は、このようなコンテンツに含まれる各種GUI(Graphical User Interface)コンポーネントを使って、請求書の支払いを最終的に行うためのコンテンツ(例えば、コンテンツC4)に進むことができる。
〔5-1-2.依頼処理のフロー〕
図11は、実施形態に係る依頼処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図11に示されるように、はじめに、端末装置100の通知部1522は、請求書の請求内容を示す請求情報が受け付けられたことを利用者に通知する(ステップS201)。請求情報は、利用者が請求書の支払いを行うことを可能にするコンテンツに関連付けられている。
次いで、端末装置100の依頼部1526は、利用者が、利用者が請求書の支払いを行うことを可能にするコンテンツを介して、支払期限までに支払いを行うための操作を行ったかを判定する(ステップS202)。利用者が、利用者が請求書の支払いを行うことを可能にするコンテンツを介して、支払期限までに支払いを行うための操作を行ったと判定された場合に(ステップS202:Yes)、依頼処理は終了する。
利用者が、利用者が請求書の支払いを行うことを可能にするコンテンツを介して、支払期限までに支払いを行うための操作を行わなかったと判定された場合に(ステップS202:No)、依頼部1526は、支払期限が過ぎていることを利用者に通知する(ステップS203)。一例では、請求書の支払いが支払期限までに行われなかった場合に、依頼部1526は、支払期限が過ぎていることを示す情報とともに、請求書を再発行するための再発行コンテンツを表示する。
次いで、依頼部1526は、請求書の再発行のリクエストを送信する(ステップS204)。一例では、再発行コンテンツを介して再発行操作が行われた場合に、依頼部1526は、請求書の再発行のリクエストを、決済サーバ10に送信する。この場合、決済サーバ10は、リクエストに応じて、事業者サーバ200から、新たな請求情報を取得し、新たな請求情報を、端末装置100に配信する。
次いで、依頼部1526は、新たな請求情報を受け付ける(ステップS205)。一例では、依頼部1526は、リクエストに対応する応答として、新たな請求情報を決済サーバ10から受け付ける。
次いで、端末装置100の通知部1522は、新たな請求情報が受け付けられたことを利用者に通知する(ステップS206)。その後、端末装置100は、図8を参照して上述したステップS103やステップS104を実行することができる。
上述のように、他の実施形態では、端末装置100は、請求書の支払期限の経過に応じて、新たな請求情報を事業者から取得することができる。そして、端末装置100は、新たな請求情報に基づいて、利用者が請求書の支払いを行うことを可能にするコンテンツ(例えば、電子マネーの送金が可能なアプリ内コンテンツ)を提供することができる。
これにより、端末装置100は、請求書の再発行および支払いのサービスをワンストップで提供することができる。例えば、請求書を再発行するための申請用紙が利用者の郵便ポストに送られてこないため、利用者は、電子決済アプリの中で、請求書の再発行を済ませることができる。また、端末装置100は、事業者のコンテンツ(例えば、ウェブページ)から請求書の再発行を手動で申請することを不要にすることもできる。
請求情報は、決済サーバ10を介して、事業者(例えば、水道、電力、ガス等の企業)から電子決済アプリに送られてくる。利用者が電子決済アプリで支払うボタンをタップした場合に、電子マネーによる決済が行われる。この点に関し、例えば、利用者が請求書の支払いを行うクレジットカードで行い場合には、利用者が支払いを行うための行動を取るタイミングではなく、予め決められたタイミング(例えば、毎月15日)で法定通貨による決済が行われる。例えば、クレジットカードによる決済は、金融機関のシステム(例えば、勘定系システム)によって、予め決められたタイミングに行われる。
実施形態に係る電子決済アプリは、利用者が支払うボタンをタップしたタイミングで電子マネーによる決済を行うことを可能にするため、一般的なクレジットカードとは異なり、お財布的な機能を利用者に提供することができる。すなわち、利用者は、電子決済アプリというお財布の口を開けるタイミングを決めることができる。利用者は、都合の良いタイミングで、再発行された請求書の支払を行うことができる。このため、請求書の再発行および支払いをより便利にすることができる。
〔5-1-3.事業者ごとのサービス停止のポリシー〕
依頼部1526は、事業者ごとのサービス停止のポリシーに従って、請求書を再発行するための処理を実行してもよい。サービスは、請求書の支払期限の経過に応じて、停止される場合がある。サービス停止のポリシーは、一般的に、事業者ごとに異なる。例えば、ある事業者は、利用者が請求書の支払いを3か月分滞納した場合に、利用者へのサービスの提供を停止するかもしれない。
そこで、請求書の再発行に関しては、依頼部1526は、事業者ごとのサービス停止のポリシーに基づいて、各種コンテンツの表示等の処理を実行する。例えば、依頼部1526は、請求書の再発行を依頼するための再発行コンテンツとして、再発行ボタンを含むコンテンツを表示する。依頼部1526は、事業者ごとのサービス停止のポリシーに基づいて、再発行ボタンを、事業者ごとにカスタマイズしてもよい。例えば、利用者が請求書の支払いを3か月分滞納した場合に、依頼部1526は、再発行ボタンを無効にしてもよい。そして、依頼部1526は、利用者を相談窓口に誘導するためのコンテンツ(例えば、相談窓口の電話番号を含むウィンドウ)を表示してもよい。
〔5-2.請求情報が示す内容について〕
上述の実施形態において、請求情報が示す請求の内容が、水道や電気、ガスなどの利用に応じて利用者に課金される公共料金の支払いに関するものである例を示したが、請求情報はこのような例に限定されず、支払期日が設定された料金の支払いや、所定期間ごとに利用者に課金される料金の支払いに関するものであってもよい。例えば、請求情報が示す請求の内容は、ショッピングサービスにおいて購入した商品の代金や、各種サービス(例えば、サブスクリプションサービス)において発生する料金、家賃、受講料などであってもよい。
〔5-3.自動コンテンツの提供について〕
上述の実施形態において、提供部1523が、利用者が選択した対象情報と対応する対象コンテンツにおいて自動コンテンツを提供する例を示したが、提供部1523の機能はこのような例に限定されない。例えば、決済処理部1524が支払帳票を用いた決済処理を実行した場合、提供部1523は、当該決済処理が実行されたことを示す画面において自動コンテンツを提供してもよい。具体的な例を挙げると、決済処理部1524が支払帳票を用いた取引対象「電気」に関する決済処理を実行した場合、提供部1523は、取引対象「電気」に関する請求額の支払いを自動的に行う旨を指示するための自動コンテンツを、当該決済処理が実行されたことを示す画面において提供する。
〔5-4.処理態様について〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔6.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る端末装置100は、提供部1523と、依頼部1526とを有する。
実施形態に係る端末装置100において、提供部1523は、請求書の請求内容を示す請求情報に基づいて、予め設定された支払期間の間利用者がこの請求書の支払いを行うことを可能にするコンテンツを、この利用者に提供する。また、実施形態に係る端末装置100において、依頼部1526は、請求書の支払期限が経過した場合は、請求書の発行者に対して請求書の再発行を依頼する。
また、実施形態に係る端末装置100において、依頼部1526は、請求書の再発行を依頼するための再発行コンテンツを表示し、この再発行コンテンツを介して請求書の再発行を依頼するための操作が行われた場合に、発行者に対して請求書の再発行を依頼する。
また、実施形態に係る端末装置100において、依頼部1526は、請求書が支払不可であることを示す情報とともに、再発行コンテンツを表示する。
また、実施形態に係る端末装置100において、依頼部1526は、発行者が請求書の支払いが支払期限までに行われていないことを確認できるように、支払期限が経過したことを発行者に通知することで、発行者に対して請求書の再発行を依頼する。
また、実施形態に係る端末装置100は、ネットワークを介して発行者から請求情報を受け付ける受付部1521を有する。
また、実施形態に係る端末装置100は、支払期限と現在時刻とを比較し、比較結果が所定の条件を満たす場合に、支払期限が迫っていること示す情報を、利用者に通知する第1通知部1527を有する。
また、実施形態に係る端末装置100において、第1通知部1527は、前記支払期限が迫っていること示す情報を、ショートメッセージサービス(SMS)によって前記利用者に通知する。
また、実施形態に係る端末装置100において、依頼部1526は、依頼に対する応答として、発行者からネットワークを介して、再発行された新たな請求書の請求内容を示す新たな請求情報を受け付ける。
また、実施形態に係る端末装置100は、受け付けられた新たな請求情報を、ショートメッセージサービス(SMS)によって利用者に通知する第2通知部1528を有する。
上述した各処理により、端末装置100は、支払期限が経過した場合の各種送金のユーザビリティを改善することができる。
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る端末装置100は、例えば、図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、端末装置100を例に挙げて説明する。図12は、端末装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、ROM1200、RAM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1200又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1200は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1300を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1300上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が端末装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1300上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部150の機能を実現する。また、HDD1400には、端末装置100の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔8.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した端末装置100は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。
10 決済サーバ
20 通信部
30 記憶部
31 口座データベース
32 請求情報データベース
40 制御部
41 受付部
42 提供部
43 決済処理部
100 端末装置
110 通信部
120 記憶部
130 カメラ
140 タッチパネル
150 制御部
151 第1アプリケーション
152 第2アプリケーション
1521 受付部
1522 通知部
1523 提供部
1524 決済処理部
1525 表示制御部
1526 依頼部
1527 第1通知部
1528 第2通知部
本願に係る依頼プログラムは、請求書の請求内容を示す請求情報に基づいて、予め設定された支払期間の間利用者が当該請求書の支払いを行うことを可能にするコンテンツを、当該利用者に提供する提供手順と、前記請求書の支払期限が経過した場合は、前記請求書の発行者が前記請求書の支払いが前記支払期限までに行われていないことを確認できるように、前記支払期限が経過したことを前記発行者に通知することで、前記発行者に対して請求書の再発行を依頼する依頼手順とをコンピュータに実行させる。

Claims (11)

  1. 請求書の請求内容を示す請求情報に基づいて、予め設定された支払期間の間利用者が当該請求書の支払いを行うことを可能にするコンテンツを、当該利用者に提供する提供手順と、
    前記請求書の支払期限が経過した場合は、前記請求書の発行者に対して請求書の再発行を依頼する依頼手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする依頼プログラム。
  2. 前記依頼手順は、請求書の再発行を依頼するための再発行コンテンツを表示し、当該再発行コンテンツを介して請求書の再発行を依頼するための操作が行われた場合に、前記発行者に対して請求書の再発行を依頼する
    ことを特徴とする請求項1に記載の依頼プログラム。
  3. 前記依頼手順は、前記請求書が支払不可であることを示す情報とともに、前記再発行コンテンツを表示する
    ことを特徴とする請求項2に記載の依頼プログラム。
  4. 前記依頼手順は、前記発行者が前記請求書の支払いが前記支払期限までに行われていないことを確認できるように、前記支払期限が経過したことを前記発行者に通知することで、前記発行者に対して請求書の再発行を依頼する
    ことを特徴とする請求項1~3のうちいずれか1つに記載の依頼プログラム。
  5. ネットワークを介して前記発行者から前記請求情報を受け付ける受付手順
    をさらに前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1~3のうちいずれか1つに記載の依頼プログラム。
  6. 前記支払期限と現在時刻とを比較し、比較結果が所定の条件を満たす場合に、前記支払期限が迫っていること示す情報を、前記利用者に通知する第1通知手順
    をさらに前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1~5のうちいずれか1つに記載の依頼プログラム。
  7. 前記第1通知手順は、前記支払期限が迫っていること示す情報を、ショートメッセージサービス(SMS)によって前記利用者に通知する
    ことを特徴とする請求項6に記載の依頼プログラム。
  8. 前記依頼手順は、前記依頼に対する応答として、前記発行者からネットワークを介して、再発行された新たな請求書の請求内容を示す新たな請求情報を受け付ける
    ことを特徴とする請求項1~7のうちいずれか1つに記載の依頼プログラム。
  9. 受け付けられた前記新たな請求情報を、ショートメッセージサービス(SMS)によって前記利用者に通知する第2通知手順
    をさらに前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項8に記載の依頼プログラム。
  10. 請求書の請求内容を示す請求情報に基づいて、予め設定された支払期間の間利用者が当該請求書の支払いを行うことを可能にするコンテンツを、当該利用者に提供する提供部と、
    前記請求書の支払期限が経過した場合は、前記請求書の発行者に対して請求書の再発行を依頼する依頼部と
    を備えることを特徴とする依頼装置。
  11. コンピュータが実行する依頼方法であって、
    請求書の請求内容を示す請求情報に基づいて、予め設定された支払期間の間利用者が当該請求書の支払いを行うことを可能にするコンテンツを、当該利用者に提供する提供工程と、
    前記請求書の支払期限が経過した場合は、前記請求書の発行者に対して請求書の再発行を依頼する依頼工程と
    を含むことを特徴とする依頼方法。
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