JP2022056873A - システムおよびプログラム等 - Google Patents

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哲也 服部
Tetsuya Hattori
勇喜 清水
Yuki Shimizu
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Abstract

Figure 2022056873000001
【課題】従来よりも優れた特性を有するシステム及びプログラムを提供する。
【解決手段】車両に搭載されるナビゲーション装置を含むシステムにおいて、分岐装置500の内部では、リアビューカメラ(400)映像信号入力端子510から入力した映像信号を表示装置向け信号出力端子520と、記録装置向け信号出力端子530とに分岐する接続線を備える。バックランプ信号入力端子560から車両のバックランプを点灯させる信号が入力されているときには、表示装置向け信号出力端子520から表示装置16向けに、リアビューカメラ映像信号入力端子から入力した映像信号を出力する一方、点灯させる信号が入力されていないときには、表示装置向け信号出力端子520から表示装置16向けに、リアビューカメラ映像信号入力端子から入力した映像信号を出力しない。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えばシステムおよびプログラム等に関する。
特許文献1には、リアビューカメラからの映像信号に映像信号が入力されている場合には、表示装置に表示させる映像を、リアビューカメラからの映像に切り替え、リアビューカメラからの映像信号に映像信号が入力されなくなったら、表示装置に表示させる映像を、リアビューカメラからの映像に切り替える前の映像に切り替える処理を行うことにより、ドライバーが、シフトポジションをバックにするだけで、リアビューカメラによって撮影された映像を表示装置に表示させることができ、車両後方の状況を、表示装置を見て確認することができる装置が示されている。
特開2011-114850号公報公報
しかしながら、従来のシステムには、様々な問題があった。
そこで、本発明は従来よりも優れた特性を有するシステム及びプログラム等を提供することを目的とする。
本発明の目的はこれに限定されず、本明細書及び図面等に開示される構成の部分から奏する効果を得ることを目的とする構成についても分割出願・補正等により権利取得する意思を有する。例えば本明細書において「~できる」「~可能である」などと記載した箇所を「~が課題である」と読み替えた課題が本明細書には開示されている。課題はそれぞれ独立したものとして記載しているものであり、各々の課題を解決するための構成についても単独で分割出願・補正等により権利取得する意思を有する。課題が明細書の記載から黙示的に把握されるものであっても、本出願人は本明細書に記載の構成の一部を補正又は分割出願にて特許請求の範囲とする意思を有する。またこれら独立の課題を組み合わせた課題を解決する構成についても開示しているものであり、権利取得する意思を有する。
(1) バックカメラの映像信号を入力するバックカメラ映像信号入力部を備え、
前記バックカメラ映像信号入力部から入力した映像信号に基づきバックカメラで撮影した映像を表示させる表示装置に対して信号を出力する表示装置向け信号出力部と、
前記バックカメラ映像信号入力部から入力した映像信号に基づきバックカメラで撮影した映像を記録させる記録装置に対して信号を出力する記録装置向け信号出力部と、
を備える装置であって、
外部から電源供給を受ける電源接続部と、
車両のバックランプの点灯を車両が制御する信号を入力するバックランプ信号入力部と、
バックカメラへ電源を供給するためのバックカメラ側の電源ラインを接続するバックカメラ電源ライン接続部と、
を備え、
前記バックランプ信号入力部から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されているときには、前記表示装置向け信号出力部から前記表示装置向けに、前記バックカメラ映像信号入力部から入力した映像信号を出力する一方、
前記バックランプ信号入力部から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されていないときには、前記表示装置向け信号出力部から前記表示装置向けに、前記バックカメラ映像信号入力部から入力した映像信号を出力しない構成であり、
前記バックランプ信号入力部から入力された信号の状態によらずに、前記バックカメラ電源ライン接続部への電源の供給を前記電源接続部に接続された外部からの電源の供給により行う機能を備えるシステムとするとよい。
このようにすれば、バックランプ信号入力部から入力された信号の状態によらずに、バックカメラ電源ライン接続部への電源の供給が電源接続部に接続された外部からの電源の供給によりなされるため、車両のシフトがバックに入っていない状態であっても、バックカメラからの映像信号を記録装置に対して出力させることができ、記録装置においてバックカメラの映像を車両のシフトがバックに入っていない状態であっても記録させることが可能となるとともに、表示装置に対してはシフトがバックに入っている状態でバックカメラの映像が出力され、シフトがバックに入っていない状態ではバックカメラの映像が出力されないため、表示装置にバック時以外にバックカメラの映像が表示されなくなり、運転中にバックカメラの映像を表示装置で見てしまうなどの脇見や注視を防止でき、安全運転に寄与する。
本システムは装置するとよい。本システムは車両に搭載される装置するとよい。本システムは、車両メーカの工場出荷後に車両に後付されるシステムとするとよい。本システムは複数の筐体に分散してその一部の構成を備えるようにしてもよいが、1の筐体内に収容すると特によい。車両としては、例えばフォークリフト等の特殊車両としてもよいが、特に四輪以上の車輪を有する車両とするとよい。
バックカメラは、主として前方以外の領域を撮影するカメラとするとよく、左右いずれかを撮影するカメラとしてもよいが、特に車両の後方を撮影するカメラとするとよい。
バックカメラ映像信号入力部は、例えば筐体に外部から引き込まれる配線としてもよいが、バックカメラ映像信号線に備えるコネクタに接続するコネクタを備えるとよい。
映像信号は、デジタルの信号としてもよいが、アナログの信号とするとよく、特にNTSC信号とするとよい。
表示装置は、単なるモニタとしてもよいが、表示手段にプログラムに基づいてコンピュータが描画する描画機能を備える装置とするとよく、特に表示手段に車両の運転者に対して必要な情報を描画する機能を備える機器とするとよく、特に地図を描画する機能を備えるナビゲーション装置とするとよい。表示装置は後述する(2)の構成とすると特によい。
記録装置向け信号出力部は、例えば筐体に外部から引き込出される配線としてもよいが、記録装置と接続する映像信号線に備えるコネクタに接続するコネクタを備えるとよい。
バックカメラで撮影した映像を記録させる記録装置としては、ドライブレコーダとすると特によい。
「外部から電源供給を受ける電源接続部」の外部としては、モバイルバッテリ側等でもよいが、特に車両のメーカからの出荷時に車両に予め備えるバッテリとするとよく、車両の始動・アクセサリ製品の車両自体の動作のために必要なバッテリ側とするとよい。
電源接続部は例えば筐体に外部から引き込まれる配線としてもよいが、外部からの電源供給線に備えるコネクタに接続するコネクタを備えるとよい。
車両のバックランプの点灯を車両が制御する信号としては、車両のパックランプへの電源ラインとすると特によい。
バックランプ信号入力部は、例えば筐体に外部から引き込まれる配線としてもよいが、バックランプ信号線に備えるコネクタに接続するコネクタを備えるとよい。
バックランプ信号入力部は、例えば筐体に外部から引き込まれる配線としてもよいが、バックランプ信号線に備えるコネクタに接続するコネクタを備えるとよい。
バックカメラ電源ライン接続部は、例えば筐体に外部から引き込まれる配線としてもよいが、パックカメラの電源ラインに接続する配線に備えるコネクタに接続するコネクタを備えるとよい。
バックカメラ映像信号入力部へ接続される配線と、バックカメラ電源ライン接続部へ接続される配線とは、同一の被覆内に備えるとよい。コネクタにより接続するときは、バックカメラ映像信号入力部へ接続される配線と、バックカメラ電源ライン接続部へ接続される配線とを接続する1つのコネクタとすると特によい。
「前記バックランプ信号入力部から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されているときには、前記表示装置向け信号出力部から前記表示装置向けに、前記バックカメラ映像信号入力部から入力した映像信号を出力する一方、前記バックランプ信号入力部から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されていないときには、前記表示装置向け信号出力部から前記表示装置向けに、前記バックカメラ映像信号入力部から入力した映像信号を出力しない構成」としては、特に電子スイッチを用いる構成とするとよい。
「前記バックランプ信号入力部から入力された信号の状態によらずに、前記バックカメラ電源ライン接続部への電源の供給を前記電源接続部に接続された外部からの電源の供給により行う」構成としては、特に、車両のバッテリから供給される電源を、ヒューズを介してバックカメラの電源ラインへ供給する構成とするとよい。
本システムは、例えば映像分岐装置として構成するとよい。例えば、バックカメラの電源をバックランプへの車両の配線から取っている既設のバックランプとバックカメラ間の既設の配線を切断し、両配線を本システムである映像分岐装置につなぐようにするとよい。そして、記録装置としてフロントカメラ等を有するドライブレコーダを用い、ドライブレコーダには、本システムから常時電源を給電するとともにバックカメラの映像信号を送る。表示装置としてカーナビを用い、カーナビには映像信号が入力されるとナビ画面を映像信号の画面に自動的に切り替える機能を有する。映像分岐装置は、車両のギヤがバックに入り車両のパックランプへの車両からの電源供給があったときにナビ側へバックカメラの映像を出力し、車両のギヤがバックに入っておらず、車両のパックランプへの車両からの電源供給がないにはナビ側へバックカメラの映像を出力しない構成とするとよい。
(2)前記表示装置は、前記表示装置向け信号出力部からの映像信号がある場合に、当該映像信号に基づく映像を表示し、前記表示装置向け信号出力部からの映像信号がない場合に、当該映像信号に基づく映像を表示させない構成のものとするとよい。
このようにすれば、記録装置においてバックカメラの映像を車両のシフトがバックに入っていない状態であっても記録させることが可能となるとともに、表示装置においては、シフトがバックに入っている状態ではバックカメラの映像が表示され、シフトがバックに入っていない状態ではバックカメラの映像が出力されない。よって、運転中にバックカメラの映像を表示装置で見てしまうなどの脇見や注視を防止でき、安全運転に寄与する。
表示装置には、本システムの前記表示装置向け信号出力部からの配線を接続するバックカメラ映像信号入力コネクタを備えるものを用いると特によい。
(3) 前記表示装置向けに前記バックランプ信号を出力する表示装置向けバックランプ信号出力部を備え、
前記バックランプ信号入力部から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されているときには、前記表示装置向けバックランプ信号出力部から前記表示装置に対して車両のバックランプの点灯をさせる信号を出力し、
前記バックランプ信号入力部から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されていないときには、前記表示装置向けバックランプ信号出力部から前記表示装置に対して車両のバックランプの点灯をさせる信号を出力しない構成としており、
前記表示装置は、前記表示装置向けバックランプ信号出力部からバックランプ信号を点灯させる信号が入力された場合に、前記映像信号に基づく映像を表示し、前記表示装置向けバックランプ信号出力部からバックランプ信号を点灯させる信号が入力されない場合に、前記映像信号に基づく映像を表示させない構成とするとよい。
このようにすれば、表示装置がバックランプ信号を入力し、バックランプ信号の状態に応じて、バックカメラの映像が表示装置の表示手段に表示されるか否かを制御できる。
表示装置向けバックランプ信号出力部は、例えば筐体から表示装置のバックランプ信号入力部側に引き出される配線としてもよいが、表示装置のバックランプ信号入力部側に接続する配線に備えるコネクタに接続するコネクタを備えるとよい。表示装置にはバックランプ信号入力部としてコネクタを備えるとよい。
(4) 前記記録装置の電源ラインを接続する記録装置電源ライン接続部を備え、
前記電源接続部に接続された外部からの電源を、 前記バックランプ信号入力部から入力された信号の状態によらずに、前記記録装置電源ライン接続部から記録装置側に供給する構成とするとよい。
このようにすれば、本システムと接続した記録装置は、バックランプ信号入力部から入力された信号の状態によらずに、記録装置側に供給されるため、記録装置側では、車両からの給電を直接受ける必要がなく、記録を行うことができる。
記録装置向け信号出力部へ接続される配線と、記録装置電源ライン接続部へ接続される配線とは、同一の被覆内に備えるとよい。コネクタにより接続するときは、記録装置向け信号出力部へ接続される配線と、記録装置電源ライン接続部へ接続される配線とを接続する1つのコネクタとすると特によい。
(5) 前記記録装置は車両の前方を撮影する前方撮影カメラと、前記前方撮影カメラで撮影した映像信号を出力する前方カメラ映像信号出力部を備え、
前記システムは、前記前方カメラ映像信号出力部から出力された前記前方撮影カメラで撮影した映像信号を入力する前方撮影カメラ映像信号入力部と、
前記前方撮影カメラ映像信号入力部から入力した映像信号を前記表示装置向け信号出力部から出力する機能を備え、
前記バックランプ信号入力部から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されているときには、前記前方撮影カメラ映像信号入力部から入力した映像信号ではなく、前記バックカメラ映像信号入力部から入力した映像信号を前記表示装置に向けて出力する一方、
前記バックランプ信号入力部から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されていないときには、前記バックカメラ映像信号入力部から入力した映像信号ではなく、前記前方撮影カメラ映像信号入力部から入力した映像信号を前記表示装置に向けて出力する構成とするとよい。
このようにすれば、ユーザは単にシフトを操作するだけで、シフトがバックでないときには前方撮影カメラの映像を表示装置に表示させることが可能となり、シフトがバックのときはバックカメラの映像を表示装置に表示させることが容易に可能となる。別途複雑な配線を行うことなく本システムにて一元的に切り替えを行う事が可能となる。
前方撮影カメラ映像信号入力部は、例えば筐体に外部から引き込まれる配線としてもよいが、前方撮影カメラの映像信号を送る信号線に備えるコネクタに接続するコネクタを備えるとよい。
例えば、表示装置としてナビを用い、ナビのバックカメラの映像信号入力に対して出力する機能を備え、バックランプの信号が入力されているときは、バックカメラの映像をナビ側に出力し、バックランプの信号が入力されていないときは、記録装置として用いるドラレコの映像をナビ側に出力する構成とするとよい。
(6) 前記記録装置には、前記前方カメラ映像信号出力部から前記前方撮影カメラで撮影した映像信号を常時出力するか、常時は出力せず前記記録装置に記録された映像の再生時に再生した映像信号を出力するかを設定する設定手段を備えるとよい。
このようにすれば、ユーザは、映像の再生時には、表示装置に再生映像が表示されるが、再生時でないときには映像が表示されなくなり、安全運転に寄与できるモードが選択できる。
映像信号を出力しない構成としては、ブラックやブルーバックの映像も出力しない構成とし、映像信号自体がない構成とすると特によい。
なお、設定手段は設けずに、単に記録装置は、前記前方カメラ映像信号出力部から前記前方撮影カメラで撮影した映像信号を常時は出力せず前記記録装置に記録された映像の再生時に再生した映像信号を出力する構成としてもよい。
例えば表示装置としてナビ、記録装置としてドライブレコーダを用い、ナビ画面に、バックのときはバックカメラ、ドライブレコーダで再生のときはドラレコの再生映像、それ以外はナビ画面を自動的に表示させるようにするとよい。
(7) 前記表示装置は、前記表示手段にプログラムに基づいてコンピュータが描画する描画機能を備え、前記描画機能によって描画した映像信号を出力する描画映像信号出力部を備え、
前記システムは、前記描画映像信号出力部から出力された前記描画機能によって描画した映像信号を入力する表示装置映像信号入力部と、
前記表示装置映像信号入力部から入力した映像信号を前記記録装置向け信号出力部から出力する機能を備え、
前記バックランプ信号入力部から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されているときには、前記表示装置映像信号入力部から入力した映像信号ではなく、前記バックカメラ映像信号入力部から入力した映像信号を前記表示装置に対して出力する機能を備える構成とするとよい。
このようにすれば、表示装置のコンピュータが表示手段にプログラムに基づいて描画した映像信号を記録装置で記録させることができるとともに、バックランプ信号入力部から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されているときには、表示装置のコンピュータが表示手段にプログラムに基づいて描画した映像ではなく、バックカメラの映像を記録させることができる。
描画映像信号出力部は、例えば表示装置の筐体から引き出される配線としてもよいが、表示装置に備えるコネクタを備えるとよい。 表示装置映像信号入力部は、例えばシステムの筐体に外部から引き込まれる配線としてもよいが、表示装置の描画映像信号出力部側からの映像信号線に備えるコネクタに接続するコネクタを備えるとよい。
例えば記録装置としてドライブレコーダを用い、ドライブレコーダにリアカメラや3カメラ目の映像入力として、前方映像に同期させてナビの画面をドライブレコーダで記録する構成とするとよい。
(8)(1)から(7)のいずれかに記載のシステムの機能をコンピュータに実現させるためのプログラムとするとよい。
上述した(1)から(8)に示した発明は、任意に組み合わせることができる。例えば、(1)に示した発明の全て又は一部の構成に、(2)以降の少なくとも1つの発明の少なくとも一部の構成を加える構成としてもよい。特に、(1)に示した発明に、(2)以降の少なくとも1つの発明の少なくとも一部の構成を加えた発明とするとよい。また、(1)から(8)に示した発明から任意の構成を抽出し、抽出された構成を組み合わせてもよい。本願の出願人は、これらの構成を含む発明について権利を取得する意思を有する。また「~の場合」「~のとき」という記載があったとしても、その場合やそのときに限られる構成として記載はしているものではない。これらはよりよい構成の例を示しているものであって、これらの場合やときでない構成についても権利取得する意思を有する。また順番を伴った記載になっている箇所もこの順番に限らない。一部の箇所を削除したり、順番を入れ替えたりした構成についても開示しているものであり、権利取得する意思を有する。
本発明によれば、従来よりも優れたシステム等を提供できる。
なお、本願の発明の効果はこれに限定されず、本明細書及び図面等に開示される構成の部分から奏する効果についても開示されており、当該効果を奏する構成についても分割出願・補正等により権利取得する意思を有する。例えば本明細書において「~できる」「~可能である」などと記載した箇所などは奏する効果を明示する記載であり、また「~できる」「~可能である」などといった記載がなくとも効果を示す部分が存在する。またこのような記載がなくとも当該構成よって把握される効果が存在する。
本発明の好適な一実施形態であるドライブレコーダの構成を示すブロック図である。 ドライブレコーダのメインユニットと各部の接続関係を示す図である。 ドライブレコーダのメインユニットの正面と背面を示す斜視図である。 メモリカードのメインユニットへの挿入方法とメインユニットの車両への取付例を示す図である。 フロントビューカメラの車両への取り付け状態を示す図である。 増設カメラの取付例とカメラの構成を示す図である。 リアビューカメラの車両への取り付け状態と撮影範囲を示す図である。 リアビューカメラへの電源供給方法等を示す図である。 リモコンの構成と車両への取付位置の例を示す図である。 カメラの映像を表示装置に対して表示する表示内容の例を示す図である。 再生時に表示装置に対して表示する表示内容の例を示す図である。 再生画面の表示例である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明を提供した一つの実施形態であり、以下の記載に基づいて本願発明の内容が限定して解釈されるものではない。
図1~図12は、本発明の好適な一実施の形態として、システムの構成を示す図である。図1は記録装置としてのドライブレコーダの機能ブロック図、図2はドライブレコーダの構成図、図3はドライブレコーダのメインユニットの外観構成図、図4はメインユニットへの記録媒体の着脱の様子とメインユニットの設置位置の例、図5はフロントビューカメラの車両への取り付け状態の例、図6は増設カメラの取付例とカメラの構成、図7はバックカメラとしてのリアビューカメラ、図8は本システムとしての分岐装置と記録装置としてのドライブレコーダ、表示装置としてのカーナビ、増設カメラの取付例とカメラの構成の構成とこれらの間の接続関係を示す図、図9はドライブレコーダのリモコンの構成と車両への取付位置、図10はリアビューカメラの映像をカーナビ画面に表示させた例、図11はドライブレコーダ再生時のカーナビ画面の表示例、図12はドライブレコーダで記録された映像を表示させる画面である。
図1及び図2に示すように、記録装置としてのドライブレコーダは、制御部10を備えたメインユニット1(以下本体とも称する)と、メインユニット1の制御部10に接続されるリモコン11・GPSユニット12・図8の分岐装置500の記録装置向け信号出力端子530へ接続する信号線を接続する接続端子である分岐装置側映像入力端子13b・増設カメラ14・フロントビューカメラ15・表示装置16・内蔵マイク17・外部マイク18・メモリカードスロット19・加速度センサ20・スピーカ21を備える。
表示装置16は本実施形態ではカーナビ(以下ナビとも称する)であり、リアビューカメラ映像入力端子と外部映像入力端子の2つの映像入力端子を備えている。外部映像入力端子へ入力された映像信号とナビ画面との切り替えは、ナビの側面に有する画面切り替えボタンのユーザの押下を検出することで、トグル動作で行う。これに対し、リアビューカメラ映像入力端子に映像信号が入力されるとコンピュータによって描画した地図等のナビ画面の表示状態であっても、外部映像入力端子へ入力された映像信号による映像の表示状態であっても、リアビューカメラ映像入力端子から入力した映像信号の画面に自動的に切り替える。リアビューカメラ映像入力端子には後述する図8の分岐装置500の表示装置向け信号出力端子520がケーブルで接続されている。後述するように、分岐装置500は、車両のギヤがバックに入り車両のパックランプへの車両からの電源供給があったときにナビ側へリアビューカメラ400の映像を出力し、車両のギヤがバックに入っておらず、車両のパックランプへの車両からの電源供給がないにはナビ側へリアビューカメラ400の映像を出力しない構成としている。このようにして、ナビの側面に有する画面切り替えボタンのユーザの押下によって、記録装置としてのドライブレコーダの再生映像等を表示させるなどドライブレコーダから出力される映像を表示する状態とナビ画面の状態を切り替えることができるとともに、ユーザは単に車両のシフトをバックに入れるだけでいずれの画面表示状態であっても分岐装置500から出力されるリアビューカメラ400の映像を見ることができ、シフトをバック以外にすることで元の画面表示状態に戻すことができる。
図2、図3(a)等に示すように、記録装置としてのドライブレコーダのメインユニット1の正面には、表示装置16であるカーナビの外部映像入力端子に接続され、表示装置16であるカーナビの外部映像入力端子に対して映像信号と音声信号とを出力する端子であるAV出力端子16bがあり、と、外部マイク18から音声信号を入力する端子であるマイク端子18bと、SDカードスロット19b(図1のメモリカードスロット19に対応)と、SDカードスロット19bへSDカード2(図4(a)参照)を挿入した際にSDカードをロックして固定するためのスライドレバー19cを備える。スライドレバー19cは、SDカード2の挿入時にSDカード2をロックするためのものであり、図4(a)に示すようにスライドレバー19cを左側へ動かしてSDカード2をSDカードスロット19bへ挿入し、スライドレバー19cから手を離すと元の位置(図4(a))にスライドレバー19cが戻りSDカード2をロックする構造となっている。
メインユニット1の背面(正面と対向する面)には、図3(b)に示すように、車両信号接続端子40bと、リモコン接続端子11bと、GPSユニット接続端子12bと、分岐装置側映像入力端子13bと、増設カメラ接続端子14bと、フロントビューカメラ接続端子15bとを備え、それぞれ制御部10へ接続されている。また、メインユニットの上面には、開口部を設け、開口部内に制御部10に接続された内蔵マイク17を有する。
これらの各端子には、図2に示すように、それぞれ対応する各コネクタが接続され、各コネクタに接続されたコード(ケーブル)を介して対応する各機器(各部)に接続される。すなわち、制御部10は、AV出力端子16bに接続されたAV出力コネクタ16aを介して表示装置16と接続され、マイク端子18bに接続されたマイクコネクタ18aを介して外部マイク18と接続される。また、制御部10は、車両信号接続端子40bに接続された車両信号接続コネクタ40aを介して車両のブレーキランプ線33、車両の左ウインカー線32、車両の右ウインカー線31、車両の車速信号線30、車両のアース線、車両のACC系電源へと接続されている。また、制御部10はリモコン接続端子11bに接続されたリモコン接続コネクタ11aを介してリモコン11と接続され、GPSユニット接続端子12bに接続されたGPSユニット接続コネクタ12aを介してGPSユニット12と接続され、分岐装置側映像入力端子13bに接続された分岐装置接続コネクタ13aを介して分岐装置の表示装置向け信号出力端子520と接続され、増設カメラ接続端子14bに接続された増設カメラ接続コネクタ14aを介して増設カメラ14と接続され、フロントビューカメラ接続端子15bと接続されたフロントビューカメラ接続コネクタ15aを介してフロントビューカメラ15と接続されている。フロントビューカメラ接続端子15bと増設カメラ接続端子14bはミニピンジャックであり、分岐装置側映像入力端子13bはRCA端子であり、両者は異なる形状の端子としている。
メインユニット1は、車両内に設置する。例えば、図4(b)に示すように、運転席近傍で、ドライバーがSDカード2を取り出しやすい位置であって、かつ、前述した各端子へ接続されたケーブルが運転操作の邪魔にならない位置に設置する。例えば、図4(b)に示すように、運転席の左前方の位置のセンターコンソールやインパネのアンダーカバーなどに両面テープを用いて底面を貼り付けて固定する。このとき、図4(b)の右側方向に、本体正面側を向け、左方向に本体背面側を向けて設置する。
フロントビューカメラ15は、車両前方を撮影するためのカメラであり、撮影した映像の映像信号としてNTSC信号を出力する。フロントビューカメラ15は、図5に示すように、車両前方を撮影する方向としてレンズが進行方向を向くように車室内のフロントガラスに両面テープで固定する。固定位置は、車室内のフロントガラスの上部からフロントガラス全体の20%以内の位置(図中符号dで示す範囲)とする。フロントビューカメラ15の電源は、制御部10から供給される。
増設カメラ14は、任意の位置に取り付けて車両周辺映像を撮影することのできるカメラであり、撮影した映像の映像信号としてNTSC信号を出力する。例えば、図6(a)に示すように、室内方向(フロントガラスから車両後方方向)を撮影する方向として向けて、車室内のフロントガラスに両面テープで固定する。増設カメラ14の電源は、制御部10から供給される。
増設カメラ14は、図6(b)に示すように、撮影した映像をそのまま出力する正像モードと、撮影した映像を左右反転して出力する鏡像モードを備え、モードの設定を行うための設定スイッチ14sを備える。増設カメラ14は、設定スイッチ14sの状態に応じて、正像モードと鏡像モードとを切り替え、対応する映像信号を出力する。例えば、車両前方方向を撮影する場合には正像モード、室内方向や車両後方方向を撮影する場合には、鏡像モードに設定するとよい。
リアビューカメラ400は、バックカメラの一例であって、車両後方を撮影するためのカメラであり、撮影した映像の映像信号としてNTSC信号を出力する。リアビューカメラ400は、例えば、図7(a)(b)に示すように、車両のバックドアの外側のナンバープレート近辺に設置する。リアビューカメラ400の撮影する画角を、図7(c)(d)に示す。図7(c)は車両上面側から車両を見た状態を示す図であり、表示装置16に表示した際の左右方向の画角を示しており、その画角は、撮影方向に対して左右60度(全体で120度)である。図7(d)は、車両側面側から車両を見た状態を示す図であり、表示装置16に表示した際の上下方向の画角を示しており、その画角は、撮影方向に対して左右43度(全体で86度)である。
リアビューカメラ400の電源の配線及びリアビューカメラ400からの映像信号の配線について図8を参照して説明する。リアビューカメラ400は、本システムの一例である分岐装置500に接続される。分岐装置500には、車両のリバースランプのプラス側配線93が接続される。すなわち、リバースランプのプラス側配線93と信号線81とがエレクトロタップ80によって接続され、信号線81及びヒューズ82を介してバックランプ信号入力端子560に接続される構成としている。車両のリバースランプのプラス側配線93はリバースランプの一端とシフトレバーのバックポジションスイッチ92の一端に接続されており、リバースランプ94の他端はバッテリのマイナス端子に、バックポジションスイッチ92の他端はバッテリのプラス端子にそれぞれ接続されている。グランド線83は、一端が車両の塗装されていない既存のビスなどに接続され、他端が図2の各部のグランドラインに接続されており、車両の塗装されていないビスは、バッテリ91のマイナス端子に接続されている。車両のバックポジションスイッチ92は、シフトレバーがバックポジションのときオンになり、シフトレバーがバックポジション以外のときオフとなる構成である。その結果、シフトレバーがバックポジションになっている間、車両のリバースランプのプラス側配線93に電流が流れ、リバースランプ94が点灯する。このとき、エレクトロタップ83から電源線81及びヒューズ82を介してバックランプ信号入力端子560に電圧信号が供給される。一方、シフトレバーがバックポジション以外の状態になっている間は、車両のリバースランプのプラス側配線93に電流は流れず、リバースランプ94は消灯するとともに、電圧信号も供給なされなくなる。
分岐装置500は、リアビューカメラ400の映像信号を入力するリアビューカメラ映像信号入力端子とリアビューカメラ400へ電源を供給するためのリアビューカメラ400側の電源ラインを接続するリアビューカメラ電源ライン接続端子とを備えたリアビューかカメラ接続端子510を備え、リアビューカメラ映像信号入力端子から入力した映像信号に基づきリアビューカメラ400で撮影した映像を表示させる表示装置に対して信号を出力する表示装置向け信号出力端子520と、リアビューカメラ映像信号入力端子から入力した映像信号に基づきリアビューカメラ400で撮影した映像を記録させる本実施形態における記録装置であるドライブレコーダのメインユニット1に対して信号を出力する記録装置向け信号出力端子530を備える装置である。
分岐装置500は、直方体状の筐体に設けた開口部には、分岐装置500の外部から電源供給を受ける電源接続端子550と、車両のバックランプの点灯を車両が制御する信号を入力するバックランプ信号入力端子560とを備える。
分岐装置500の筐体に設けた開口部にリアビューカメラ接続端子510と、表示装置向け信号出力端子520と、記録装置向け信号出力端子530を備える。筐体の内部では、リアビューカメラ映像信号入力端子から入力した映像信号を表示装置向け信号出力端子520と記録装置向け信号出力端子530側に分岐する接続線を備える。記録装置向け信号出力端子530側に分岐した接続線の一端には電子スイッチの入力端子が接続され、電子スイッチの他端側には記録装置向け信号出力端子530が接続されている。この電子スイッチは、分岐装置500の筐体の内部に設けられ、バックランプ信号入力端子560から車両のバックランプの点灯をさせる電圧信号が入力されているときには、表示装置向け信号出力端子520から表示装置16向けに、前記リアビューカメラ映像信号入力端子から入力した映像信号を出力する一方、バックランプ信号入力端子560から車両のバックランプの点灯をさせる電圧信号が入力されていないときには、表示装置向け信号出力端子520から表示装置16向けに、リアビューカメラ映像信号入力端子から入力した映像信号を出力しないように切り替える。
これに対し、リアビューカメラ電源ライン接続端子への電源の供給は、バックランプ信号入力端子560から入力された信号の状態によらずに、電源接続端子550に接続された外部からの供給された電源の電圧を変換して供給している。
こうすることで、バックランプ信号入力端子560から入力された信号の状態によらずに、リアビューカメラ電源ライン接続端子への電源の供給が電源接続端子550に接続された外部からの電源の供給によりなされるため、車両のシフトがバックに入っていない状態であっても、リアビューカメラ400からの映像信号を記録装置であるドライブレコーダのメインユニット1に対して出力させることができ、記録装置であるドライブレコーダのメインユニット1においてリアビューカメラ400の映像を車両のシフトがバックに入っていない状態であっても記録させることが可能となるとともに、表示装置に対してはシフトがバックに入っている状態でリアビューカメラ400の映像が出力され、シフトがバックに入っていない状態ではリアビューカメラ400の映像が出力されないため、表示装置にバック時以外にリアビューカメラ400の映像が表示されなくなり、運転中にリアビューカメラ400の映像を表示装置で見てしまうなどの脇見や注視を防止でき、安全運転に寄与する。
なおこの接続線の経路には映像信号を増幅する映像信号増幅回路を備えるとよい。
GPSユニット12は、ダッシュボードの前方位置に設置され、GPS信号を受信し、その受信したGPS信号から現在位置を求め、その求めた現在位置の位置情報(経度,緯度)等をNMEA形式のデータで制御部10へ送る。
リモコン11は、図9(a)に示すように、第一ボタン11p、第二ボタン11q、第三ボタン11rと、第一ランプ11x、第二ランプ12yを備える。図9(b)に3つの設置パターンを示すように、センターコンソールやインパネのアンダーカバーなどドライバーが操作しやすい位置に、両面テープを用いて裏面を貼り付けて固定する。
表示装置16は、カーナビやカーテレビなどNTSC信号を入力して表示する液晶モニタである。
加速度センサ20は、メインユニット1の内部に設けられ、制御部10と接続されている。メインユニット1の車両への固定後(例えば図4(b)のような固定後)、制御部10が、リモコン11の第一ボタン11pと第二ボタン11qの両ボタンの同時押下が2秒以上検出した場合に、初期設定を行う。この初期設定は、車両をまっすぐに前後させ、この前後させたときの加速度の発生方向を、加速度センサ20で検出し、加速度センサ20の3軸(x軸、y軸、z軸)と、車両の前後方向との対応関係を検出して、以後、加速度センサ20が、車両の前後方向をX軸、車両の左右方向をY軸、車両の上下方向をZ軸とした値を出力するようにする設定処理である。前方向をX軸の正の方向、左方向をY軸の正の方向、上方向をZ軸の正の方向とする。このような初期設定方法は、公知の方法を用いることができる。
スピーカ21は、メインユニット1の内部に設けられ、制御部10と接続されている。
制御部10は、CPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ、各種の周辺回路、インターフェース等を備えるマイコンを備え、図1に示して説明した各部にそれぞれの信号を入力または出力するインターフェースを介して接続されている。制御部10は、車両のACCがONになった場合、電源が供給され、動作を開始する。制御部10は、ROMに記録されたブートローダーによって、フラッシュメモリに記録されたOSとアプリケーションプログラムをRAM上に展開し、RAM上のOS及びアプリケーションプログラムを実行することで、これから述べる各種の処理を実行して、各種の機能を実現する。OSは、マルチタスクOSであり、各種のアプリケーションプログラムを切り替えて実行することで、並行処理を実現している。
制御部10は、電源投入後、随時、車両状態として、GPSユニット12からのNMEAデータ、加速度センサ20、ブレーキランプ線33、左ウインカー線32、右ウインカー線31の信号状態を取得して、メモリカードスロット19に装着されたメモリカード2に対して、所定の時間間隔(例えば1秒あたり30回)でこれらのデータ及び信号状態をファイルに記録していくデータ・信号状態記録処理を行なう。
また、制御部10は、複数の車両周辺映像としてフロントビューカメラ15、増設カメラ14、分岐装置500を介したリアビューカメラ400の映像を取得して、表示装置10に表示させるカメラ映像表示処理や、データ・信号状態記録処理によって記録する車両状態とこれらの車両周辺映像とを時間的に同期させて再生可能なデータとしてメモリカード2に対して記録する映像音声記録処理を行う。
制御部10は、周辺回路として、フロントビューカメラ15、増設カメラ14、分岐装置500を介したリアビューカメラ400からのNTSC信号を、それぞれ映像データとしてRAM上に取り込むビデオキャプチャ回路を備えている。また、制御部10には、周辺回路として、ビデオメモリ(VRAM)等を備え、ビデオメモリに描画された描画データを、NTSC信号として、後述する電子スイッチを介して、表示装置16へ出力する映像生成回路を備える。
制御部10は、電源投入後、随時、キャプチャした各映像データを、ビデオメモリに転送して、表示装置16へ表示させるカメラ映像表示処理を行う。
カメラ映像表示処理は、デフォルトの処理として、フロントビューカメラ15の映像を表示装置16へ出力する処理を行う。また、カメラ映像表示処理では、リモコン11の第一ボタン11pの押下が検出された場合に、ビデオメモリに転送して表示装置16に表示させる映像を、フロントビューカメラ15、増設カメラ14、分岐装置500を介したリアビューカメラ400の映像の順に切り替える処理を行う。例えば、ナビが外部映像入力端子からの映像を画面に表示する状態になっているとき、シフトポジションがバックになっていれば、図10に示すように、分岐装置500を介したリアビューカメラ400によって撮影された映像が表示装置16の表示領域16aに表示されることとなる。また、カメラ映像表示処理では、分岐装置500を介したリアビューカメラ400からの映像信号に映像信号が入力されている場合には、ビデオメモリに転送して表示装置16に表示させる映像を、分岐装置500を介したリアビューカメラ400からの映像に切り替え、分岐装置500を介したリアビューカメラ400からの映像信号に映像信号が入力されなくなったら、ビデオメモリに転送して表示装置16に表示させる映像を、分岐装置500を介したリアビューカメラ400からの映像に切り替える前の映像に切り替える処理を行う。
このようにすれば、ナビが外部映像入力端子からの映像を画面に表示する状態になっているとき、ドライバーは、シフトポジションをバックにするだけで、図10に示すように、分岐装置500を介したリアビューカメラ400によって撮影された映像が表示装置16の表示領域16aに表示されることとなり、車両後方の状況を、表示装置16を見て確認することができる。このように、ドライバーによる車両の操作状態に基づき、制御部10は、表示装置16に対して優先して出力する映像を決定して出力するため、ドライバーは、運転操作とともにリモコン11で映像を切り替える必要がなく、これから走行させる方向の映像が出力されることになり、ドライバーの意思に沿った適切な映像が適切なタイミングで表示されることとなる。
映像音声記録処理は、電源投入後、内蔵マイク17から取得した音声及び外部マイク18から取得した音声データを、フロントビューカメラ15、増設カメラ14、分岐装置500を介したリアビューカメラ400の映像のキャプチャした各映像データと併せて記録する処理である。フロントビューカメラ15の映像データ、分岐装置500を介したリアビューカメラ400の映像データ、増設カメラ14の映像データのそれぞれに対して、内蔵マイク17から取得した音声データを左チャンネル、外部マイク18から取得した音声データを右チャンネルとして、MPEG形式でエンコードして、3つのファイルに記録していく。
データ・信号状態記録処理で記録する信号状態のファイルのファイル名及び映像音声記録処理によって記録する3つのMPEGファイルのファイル名は、マイコンの周辺回路として備えるリアルタイムクロック(時計)からそれぞれの処理において各ファイルを記録開始した日時を用いて記録する。したがって、このファイル名の日時を読み出すことで、各ファイルのデータの同一日時に記録された位置を特定することができる。よって、これらのファイルを時間的な同期を取りながら再生する再生処理が可能である。なお、これらのファイルの記録の終了は、本体へのACC電源の供給が遮断された際に行う。制御部18には、ACC電源が遮断された場合に、ファイルの記録終了に必要な時間の間(5秒間)、制御部18及び接続された各部を動作させる電池を有するバックアップ電源を備えており、ACC電源の遮断が検出された際に、OSから記録処理に通知され、すべてのファイルの記録の終了処理が実行される。したがって、車両のACCONによる電源投入からACCOFFによる電源遮断の間で各記録ファイルが生成されることとなる。
制御部10は、リモコン11の第二ボタン11qの長押し(2秒以上の連続押下)が検出された場合、フロントビューカメラ15の映像及び音声について現在記録中のMPEGファイルの先頭から映像を再生する再生処理を開始する(録画しながら再生するいわゆる追いかけ再生を開始する)。再生処理の開始から一定時間(5秒間)は、図11に示すように、再生映像81に重ね合わせて、操作ヘルプ82、再生映像のカメラ情報85、再生状態84、再生映像日時83を表示する。これらの表示は、再生処理中にリモコン11のいずれかのボタンの押下が検出された場合にも、所定時間の間(3秒間)行う。
操作ヘルプ82は、リモコン11のどのボタンが押下された場合に、どのような処理がなされるのかを示すものである。図11に示すように、図9のリモコン11を時計周りに45度回転させた状態のリモコン11のボタン位置と処理内容との対応関係を示しており、図中黒色で示されるボタンを押下すると、その右側に文字で記載された処理が実行されることを示している。例えば、図11において「再生/停止/スロー」と描画された箇所の左側にあるリモコン11の模式図において黒色で示されたボタンは第二ボタン11qに対応し、この第二ボタン11qのみの押下が検出されるごとに、再生→停止→スローの順に画面表示処理(すなわち制御部10の再生処理内容)が切り替わることを示している。この現在の画面表示処理の状態は、再生状態84に「再生中」「停止中」「スロー中」のように表示する。また、現在再生している映像を記録したカメラがどのカメラかを示す情報をカメラ情報85として表示する。カメラ情報85は、フロントビューカメラ15によって記録されたファイルの映像を表示中は「CAM1」、増設カメラ14によって記録されたファイルの映像を表示中は「CAM2」、分岐装置500を介したリアビューカメラ400によって記録されたファイルの映像を表示中は「REAR」と表示する。再生映像日時83は、表示中のファイルの映像の日時を表示する領域であり、ファイル名から取得したファイル先頭の記録日時と、ファイルのフレーム情報に基づいて現在表示中のフレームの記録された日時を求めて表示するものである。
再生処理中に、第一ボタン11pのみの押下が検出された場合、再生するファイルを切り替え、現在再生中のフレームと同一日時のフレームから映像を再生する。このようにすることで、再生するファイルの切り替えがあっても、映像は時間的に連続したものが表示されることになる。その結果、再生映像日時83についても、再生するファイルの切り替えがあっても、連続して進んでいくことになる。
再生処理中に、第三ボタン11rのみの押下が検出された場合、再生処理を終了してカメラ映像表示処理を行う(再生終了)。
再生処理中に、第二ボタン11qと第三ボタン11rの同時押下が検出された場合、再生するファイル自体を現在再生中のファイルから一つ古いファイルへ切り替えていく。すなわち、ファイル名を参照して、ファイル名に含まれる日時から、現在再生中のファイルの1つ前に記録されたファイルを特定して、そのファイルの先頭から映像を再生する。現在再生中のファイルよりも古いファイルがない場合には、現在再生中のファイルを先頭から再生する。
再生処理中に、第一ボタン11pと第二ボタン11qとの同時押下が検出された場合、再生するファイル自体を現在再生中のファイルから一つ新しいファイルへ切り替えていく。すなわち、ファイル名を参照して、ファイル名に含まれる日時から、現在再生中のファイルの1つ後に記録されたファイルを特定して、そのファイルの先頭から映像を再生する。現在再生中のファイルよりも新しいファイルがない場合には、現在再生中のファイルを先頭から再生する。
このように、リモコン11の操作によって、フロントビューカメラ15、増設カメラ14、分岐装置500を介したリアビューカメラ400の映像を切り替えて、所望の現在の映像を表示装置16に表示させたり、フロントビューカメラ15、増設カメラ14、分岐装置500を介したリアビューカメラ400によって撮影されメモリカード2にすでに記録されている映像を再生させて、リモコン11の操作によって、フロントビューカメラ15、増設カメラ14、分岐装置500を介したリアビューカメラ400の再生映像を切り替えて、所望の過去の映像を表示装置16に表示させたりすることができる。このように取得した車両周辺映像のうちの少なくともいずれか1つの映像か、メモリカード2に記録された少なくともいずれか1の映像を再生した映像のみに切り替える制御を制御部10が行う。
本実施例では、制御部10は、取得した車両周辺映像のうちの少なくともいずれか1つの映像、メモリカード2に記録された少なくともいずれか1の映像を再生した映像のみに切り替える制御を制御部10が行うこととしたが、さらに制御部10は、表示装置16に対して優先して出力する映像を決定して出力する制御に関する設定項目を示す映像、メモリカード2に記録された車両状態を示す映像を表示するようにしてもよい。また表示装置16に対して優先して出力する映像を決定して出力する制御は、当該映像のみに切り替える制御としたが、さらに、当該映像に所定の映像を重ね合わせた映像に切り替える制御、当該映像を他の映像よりも大きなサイズの映像で表示する制御、当該映像を他の映像よりも表示装置16の中心部に表示させる制御の少なくともいずれか1つとしてもよい。
本実施例の処理によれば、表示装置16に対して出力している映像にかかわらず、取得した車両状態とフロントビューカメラ15、分岐装置500を介したリアビューカメラ400、増設カメラ14から取得した複数の車両周辺映像とのメモリカード2に対する記録を行う。このようにすれば、衝突時の複数の車両周辺映像を確実に記録することができる。
なお、本実施例では、ACCONからACCOFFまで、常時、映像を記録するようにしたが、常時記録は行なわず、または、常時記録を行いつつ、加速度センサ20によって、車両の衝突に相当する状態を検出した場合に、表示装置16に対して出力している映像にかかわらず、車両状態とフロントビューカメラ15、分岐装置500を介したリアビューカメラ400、増設カメラ14から取得した車両周辺映像とのメモリカード2に対する記録を行う構成としてもよい。このようにすれば、衝突時の複数の車両周辺映像を確実に記録することができる。また、衝突が検出された場合に、表示装置16に対して出力している映像を優先してメモリカード2に対して記録するようにしてもよい。このようにすれば、衝突の瞬間が記録される可能性の高い映像を確実に記録することができる。
本実施例では、車両後方を撮影するリアビューカメラ15の映像を記録することとしたが、これに限らず任意の映像を記録するようにしてもよい。また、車両の操作状態としても任意の状態を取得して記録するようにしてもよい。例えば、車両右側映像と車両左側映像を取得するサイドカメラをそれぞれ設け、制御部10は、車内LANと接続され、ドライバーによる車両の操作状態として、車内LANを流れるパケットから所定の車両速度以下(例えば10km/h以下)の状態で、右ウインカーの出されたことを検出した場合には、車両右側映像を他の映像よりも優先して出力する制御を行う一方、所定の車両速度以下(例えば10km/h以下)の状態で左ウインカーを出されたことを検出した場合には、車両左側映像を他の映像よりも優先して出力する制御を行う構成とするとよい。このようにすれば、例えば、駐車場から左右いずれかの方向に退出するときや、見通しの悪い交差点を曲がろうとするときなど、所定の車両速度以下の状態でウインカーを出した方向の車両周辺映像が表示装置16に表示されることとなる。したがって、ドライバーは、このような注意を要する状況で、表示のための特段の操作をすることなく、その方向の車両周辺映像を、表示装置16をみて確認することが容易にできる。一方、所定の車両速度を越える場合には、ウインカーを出したとしても、ウインカーを出した方向の車両周辺映像が表示装置16に表示されることはない。したがって、ドライバーが、所定の車両速度以上で走行中に車両周辺映像が表示装置16されることによって煩わしさを感じることや、意識の集中をそがれるといったことがない。また、制御部10は、複数の車両周辺映像の中から、ドライバーによる車両の操作状態に基づき、表示装置16に対して優先して出力する映像を決定した際に、再生可能なデータとしてメモリカード2に対する記録を行なう構成としてもよい。例えば、車のスピードが所定値より遅いときであって、ウインカーが出された場合に、サイドカメラの映像を室内モニタに表示させる構成とし、録画はウインカーを出したタイミングで行うようにしてもよい。
メモリカード2に記録された車両周辺映像のデータを再生する際に、再生映像を左右または上下に反転して再生する機能を備えるとよい。このようにすれば、車両周辺映像を撮影するカメラを上下反転して設置させても、正しい向きで映像を再生させることができる。また、例えば左右反転映像の映像信号を出力するリアビューカメラが撮影した映像を、左右反転させて再生させることもできる。
なお、ドライバーによる車両の操作状態と取得した車両状態と複数の車両周辺映像とを時間的に同期させて再生可能なデータとしてメモリカード2に対して記録する構成とするとよい。例えば、ドライバーによる車両の操作状態として、シフトポジションがなにであるかを記録しておくことで、バック中にぶつかった、下り坂でエンジンブレーキかけているか、停車中、ニュートラルまたはパーキングにしている(ECO運転)などがわかる。そして、表示装置16に対して優先して出力した映像を示す情報とドライバーによる車両の操作状態と前記取得した車両状態と複数の車両周辺映像と、時間的に同期させて再生可能なデータとしてメモリカード2に対して記録する処理を行うとよい。
本実施例では、ドライブレコーダの制御部10はコンピュータによるプログラムの実行によってカメラ映像表示処理を行い、出力する映像を生成する構成であるが、コンピュータによるプログラムの実行による映像の生成が可能でない状態であっても、表示装置16に対して優先して出力する映像の信号が検出された場合には当該映像を他の映像よりも優先して出力する制御を行うハードウェアを備えるとよい。すなわち、制御部10は、さらに、シフトポジションがバックになったことを検出して、分岐装置500を介したリアビューカメラ400の映像をフロントビューカメラ15の映像及び増設カメラ14の映像よりも優先して出力する制御を行うハードウェアである電子スイッチ(映像信号セレクタ)を制御部10に備えるとよい。この電子スイッチには、分岐装置500を介したリアビューカメラ400からの映像信号線と、制御部10の映像生成回路からの出力線が接続されており、電子スイッチは、分岐装置500を介したリアビューカメラ400からの映像信号に映像信号が入力されている場合には、分岐装置500を介したリアビューカメラ400からの映像信号を表示装置16へ出力し、分岐装置500を介したリアビューカメラ400からの映像信号に映像信号が入力されていない場合には、映像生成回路からの出力を表示装置16へ出力する。また、分岐装置500を介したリアビューカメラ400からの映像信号が入力されているかいないかを示す信号を、制御部18に備えるマイコンに対して出力し、前述した再生処理中に分岐装置500を介したリアビューカメラ400からの映像信号に映像信号が入力されている信号を検出した場合には、再生処理を一時停止する。図8に示して説明した構成により、シフトレバーがバックポジション以外の状態になっている間は、分岐装置500を介したリアビューカメラ400からの映像信号は、制御部10の電子スイッチへ入力されず、シフトレバーがバックポジションの状態になっている間は、分岐装置500を介したリアビューカメラ400からの映像信号が、制御部10の電子スイッチへ入力される。
このようにすれば、ナビが外部映像入力端子からの映像を表示する状態で、ドライバーは、シフトポジションをバックにするだけで、すぐに車両後方の状況を、表示装置16を見て確認することができる。このように、ドライバーによる車両の操作状態に基づき、制御部10は、表示装置16に対して優先して出力する映像を決定して出力するため、ドライバーは、運転操作とともにリモコン11で映像を切り替える必要がなく、これから走行させる方向の映像が出力されることになり、ドライバーの意思に沿った適切な映像が適切なタイミングで表示されることとなる。マイコンによるプログラムの実行により、カメラ映像表示処理を実現しているため、例えば、マイコンでOSの起動処理中であったり、マイコンの処理負荷が高い状態であったりするために、カメラ映像表示処理による映像の生成が可能でない状態である場合がある。このような状態の場合には、カメラ映像表示処理によって、ドライバーによる車両の操作状態を即座に反映させ、分岐装置500を介したリアビューカメラ400の映像を出力することが困難である。しかし、電子スイッチ(ハードウェア)によって分岐装置500を介したリアビューカメラ400からの映像の信号が検出された場合には、分岐装置500を介したリアビューカメラ400からの映像を他の映像よりも優先して出力するので、ドライバーによる車両の操作状態を即座に反映させて、表示装置16に対して分岐装置500を介したリアビューカメラ400からの映像を表示させることができる。
さらに、分岐装置500を介したリアビューカメラ400の映像のように表示装置16に対して優先して出力する映像の中に人が写っているか否かを、制御部10の分岐装置500を介したリアビューカメラ400から取得した映像データに対するパターンマッチング処理によって判定し、人に相当するパターンにマッチした場合に、スピーカ21から、警報音を発する処理を行うとよい。このようにすれば、警報音がなった際に車両を停止させるなど、回避行動を容易かつ即座に採ることができる。また、ドライバーは、特段の操作をすることなく、単に警報音が鳴った際に表示装置16を見るだけで、警報の対象物が、回避対象であるかなどを、容易に確認することができる。例えば、ウインカーを出している方向で、サイドカメラの映像に人が写っている場合、アラーム音にて知らせたり、バックポジションを出しているとき、バックカメラの映像に人が写っている場合、アラーム音にて知らせたりするとよい。
本実施例では、表示装置16に対して優先して出力する映像であるリアビュー映像の入力端子である分岐装置側映像入力端子13bはRCA端子とする一方、他の映像の映像入力端子であるフロントビューカメラ接続端子15bと増設カメラ接続端子14bはミニピンジャックとして、異なる形状としている。このようにすれば、どの映像入力端子に、優先して出力する映像のカメラ(分岐装置500を介したリアビューカメラ400)を接続すればよいのかが、容易に分かる。そして、分岐装置側映像入力端子13bとフロントビューカメラ接続端子15bと増設カメラ接続端子14bとは、メインユニット1の背面内に配置し、これらの映像入力端子を設けた面と対向する面であるメインユニット1の正面に、メモリカード2の挿入口であるメモリカードスロット19を設けている。このようにすれば、メモリカード2をメモリカードスロット19へ挿入したり、メモリカードスロット19から取り出したりする際に、映像入力端子に接続されたケーブル類が邪魔にならない。また、メモリカード2をメモリカードスロット19へ挿入したり、メモリカードスロット19から取り出したりする際に、映像入力端子に接続されたケーブル類を、引っ掛けて抜いてしまうといった問題も発生しにくくなる。
メモリカード2に記録されたデータは、メモリカード2をメモリカードスロット19から取り出して、パソコンに挿入し、パソコン上のプログラムを用いて再生することができる。パソコン上のプログラムによる処理によって、例えば、図12に示すようなビュアー画面100を表示させる。ビュアー画面100は、図12に示すように、メニューバー101、表示エリア102、表示切替ボタン103、音量つまみ104、速度表示105、ブレーキウインカー表示106、加速度表示107、緯度経度表示108、表示操作ボタン109、加速度センサーグラフ110、日付時刻表示111、地図112、プレイリスト一覧113を備える。
表示エリア102は、フロントビューカメラ映像再生エリア102a、増設カメラ映像再生エリア102b、リアビューカメラ映像再生エリア102cを備える。メモリカード2に記録されたフロントビューカメラ・増設カメラ・リアビューカメラの車両周辺映像のデータを再生する際に、再生映像を左右または上下に反転して再生する機能を備える。フロントビューカメラ映像再生エリア102a、増設カメラ映像再生エリア102b、リアビューカメラ映像再生エリア102cを右クリックすると、左右反転、上下反転、左右上下反転、反転なしの順で再生映像を切り替える。
また、前述した、表示装置16に対して優先して出力した映像を示す情報に基づき、再生中の複数の車両周辺映像の中から、表示装置16に対して優先して出力した映像を示す所定の表示を行う構成とするとよい。このようにすれば、表示装置16にどの映像が表示されていたのか、後で、パソコン等の再生装置で再生した際に容易に把握することができる。例えば、リアビューカメラからの映像が入力された開始日時と終了日時を記録おき、
その日時の映像を再生している間は、リアビューカメラ映像再生エリア102cの外枠部分をハイライト表示するようにする。
なお、ビュアー画面100は、パソコン上で表示する画面としたが、例えば、車内に設置するナビゲーション装置等の画面に出力したり、表示装置16に出力したりする構成してもよい。
以上、本発明を、実施例を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に記載の例を任意の組み合わせで組み合わせたり、多様な変更または改良を加えたりしてもよい。また、特許請求の範囲、背景技術、発明が解決しようとする課題、課題を解決するための手段の記載内容を適宜各実施形態に当てはめ、当業者の技術常識を適用して実施の形態とすることができる。
本システムは本実施形態のように装置するとよい。本システムは実施形態のように、車両に搭載される装置するとよい。本システムは、車両メーカの工場出荷後に車両に後付されるシステムとするとよい。本システムは複数の筐体に分散してその一部の構成を備えるようにしてもよいが、1の筐体内に収容すると特によい。車両としては、例えばフォークリフト等の特殊車両としてもよいが、特に四輪以上の車輪を有する車両とするとよい。
リアビューカメラ400は、主として前方以外の領域を撮影するカメラとするとよく、左右いずれかを撮影するカメラとしてもよいが、特に車両の後方を撮影するカメラとするとよい。
リアビューカメラ映像信号入力端子510は、例えば筐体に外部から引き込まれる配線を接続する基板等に設けた端子としてもよいが、リアビューカメラ400映像信号線に備えるコネクタに接続するコネクタを筐体の開口部に備えるとよい。以下の説明における各端子についても同様に構成するとよい。
映像信号は、デジタルの信号としてもよいが、アナログの信号とするとよく、特にNTSC信号とするとよい。
表示装置16は、単なるモニタとしてもよいが、表示画面にプログラムに基づいてコンピュータが描画する描画機能を備える装置とするとよく、特に表示手段に車両の運転者に対して必要な情報を描画する機能を備える機器とするとよく、特に地図を描画する機能を備えるナビゲーション装置とするとよい。表示装置は後述する構成とすると特によい。
記録装置向け信号出力端子530は、例えば筐体に外部から引き出される配線を接続する基板等に設けた端子としてもよいが、記録装置であるドライブレコーダのメインユニット1と接続する映像信号線に備えるコネクタに接続するコネクタを筐体の開口部に備えるとよい。
リアビューカメラ400で撮影した映像を記録させる記録装置としては、本実施形態のようにドライブレコーダとすると特によい。
「外部から電源供給を受ける電源接続端子550」の外部としては、本実施形態のように車両のメーカからの出荷時に車両に予め備えるバッテリ91とするとよく、車両の始動・アクセサリ製品の車両自体の動作のために必要なバッテリ側とするとよいが、モバイルバッテリ側等としてもよい。
電源接続端子550は、例えば筐体に外部から引き込まれる配線を接続する基板等に設けた端子としてもよいが、外部からの電源供給線に備えるコネクタに接続するコネクタを筐体の開口部に備えるとよい。
車両のバックランプの点灯を車両が制御する信号としては、車両のパックランプへの電源ラインとすると特によい。
バックランプ信号入力端子560は、例えば筐体に外部から引き込まれる配線を接続する基板等に設けた端子としてもよいが、バックランプ信号線に備えるコネクタに接続するコネクタを筐体の開口部に備えるとよい。
リアビューカメラ電源ライン接続端子は、例えば筐体に外部から引き込まれる配線を接続する基板等に設けた端子としてもよいが、パックカメラの電源ラインに接続する配線に備えるコネクタを筐体の開口部に備えるとよい。
リアビューカメラ映像信号入力端子へ接続される配線と、リアビューカメラ電源ライン接続部へ接続される配線とは、同一の被覆内に備えるとよい。コネクタにより接続するときは、リアビューカメラ映像信号入力端子へ接続される配線と、リアビューカメラ電源ライン接続部へ接続される配線とを接続する1つのコネクタとすると特によい。
バックランプ信号入力端子560から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されているときには、表示装置向け信号出力端子520から表示装置16向けに、リアビューカメラ映像信号入力端子510から入力した映像信号を出力する一方、バックランプ信号入力端子560から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されていないときには、表示装置向け信号出力端子520から前記表示装置向けに、リアビューカメラ映像信号入力端子から入力した映像信号を出力しない構成としては、特に電子スイッチを用いる構成とするとよい。
バックランプ信号入力端子560から入力された信号の状態によらずに、リアビューカメラ電源ライン接続端子への電源の供給を電源接続端子550に接続された外部からの電源の供給により行う構成としては、特に、車両のバッテリ91から供給される電源を、ヒューズを介してリアビューカメラ400の電源ラインへ供給する構成とするとよい。
本システムは、本実施形態のように分岐装置として構成するとよく、映像分岐装置として構成するとよい。例えば、リアビューカメラ400の電源をバックランプへの車両の配線から取っている既設のバックランプとリアビューカメラ400間の既設の配線を切断し、両配線を本システムである映像分岐装置につなぐようにしてもよい。そして、記録装置としてフロントカメラ等を有するドライブレコーダを用い、ドライブレコーダには、本分岐装置500から常時電源を給電するとともにリアビューカメラ400の映像信号を送るとよい。表示装置16としてカーナビを用い、カーナビには映像信号が入力されるとナビ画面を映像信号の画面に自動的に切り替える機能を有するとよい。映像分岐装置は、車両のギヤがバックに入り車両のパックランプへの車両からの電源供給があったときにナビ側へリアビューカメラ400の映像を出力し、車両のギヤがバックに入っておらず、車両のパックランプへの車両からの電源供給がないにはナビ側へリアビューカメラ400の映像を出力しない構成とするとよい。
表示装置16は、表示装置向け信号出力端子520からの映像信号がある場合に、当該映像信号に基づく映像を表示し、表示装置向け信号出力端子520からの映像信号がない場合に、当該映像信号に基づく映像を表示させない構成のものとしている。
そのため、記録装置であるドライブレコーダにおいてリアビューカメラ400の映像を車両のシフトがバックに入っていない状態であっても記録させることが可能となるとともに、表示装置においては、シフトがバックに入っている状態ではリアビューカメラ400の映像が表示され、シフトがバックに入っていない状態ではリアビューカメラ400の映像が出力されない。よって、運転中にリアビューカメラ400の映像を表示装置で見てしまうなどの脇見や注視を防止でき、安全運転に寄与する。
表示装置16には、本分岐装置500の表示装置向け信号出力端子520からの配線を接続するリアビューカメラ映像信号入力コネクタを備えるものを用いると特によい。
なお、分岐装置500には、表示装置16向けにバックランプ信号を出力する表示装置16向けバックランプ信号出力端子を備え、前記バックランプ信号入力端子560から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されているときには、前記表示装置向けバックランプ信号出力端子から前記表示装置に対して車両のバックランプの点灯をさせる信号を出力し、バックランプ信号入力端子560から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されていないときには、表示装置向けバックランプ信号出力端子から前記表示装置に対して車両のバックランプの点灯をさせる信号を出力しない構成とし、表示装置16は、表示装置向けバックランプ信号出力端子からバックランプ信号を点灯させる信号が入力された場合に、前記映像信号に基づく映像を表示し、表示装置向けバックランプ信号出力端子からバックランプ信号を点灯させる信号が入力されない場合に、前記映像信号に基づく映像を表示させない構成としてもよい。
このようにすれば、表示装置16がバックランプ信号を入力し、バックランプ信号の状態に応じて、リアビューカメラ400の映像が表示装置16の表示手段に表示されるか否かを制御できる。
表示装置向けバックランプ信号出力端子は、例えば筐体から表示装置のバックランプ信号入力端子560側に引き出される配線を接続する基板上の端子としてもよいが、表示装置のバックランプ信号入力端子560側に接続する配線に備えるコネクタに接続するコネクタを分岐装置500の筐体の開口部に備えるとよい。表示装置にはバックランプ信号入力端子560としてコネクタを備えるとよい。
また、記録装置の電源ラインを接続する記録装置電源ライン接続部を備え、本実施形態のように、電源接続端子550に接続された外部からの電源を、バックランプ信号入力端子560から入力された信号の状態によらずに、記録装置電源ライン接続端子から記録装置であるドライブレコーダのメインユニット1側に供給する構成とするとよい。このようにすれば、本分岐装置500と接続した記録装置であるドライブレコーダのメインユニット1は、バックランプ信号入力端子560から入力された信号の状態によらずに、記録装置であるドライブレコーダのメインユニット1側に供給されるため、ドライブレコーダ側では、車両からの給電を直接受ける必要がなく、記録を行うことができる。
記録装置向け信号出力端子530へ接続される配線と、記録装置電源ライン接続端子へ接続される配線とは、同一の被覆内に備えるとよい。コネクタにより接続するときは、記録装置向け信号出力端子530へ接続される配線と、記録装置電源ライン接続端子へ接続される配線とを接続する1つのコネクタとすると特によい。
記録装置であるドライブレコーダのメインユニット1に車両の前方を撮影する前方撮影カメラと、前方撮影カメラで撮影した映像信号を出力する前方カメラ映像信号出力端子を備え、分岐装置500は、前方カメラ映像信号出力端子から出力された前方撮影カメラで撮影した映像信号を入力する前方撮影カメラ映像信号入力端子と、前記前方撮影カメラ映像信号入力端子から入力した映像信号を前記表示装置向け信号出力端子520から出力する機能を備え、バックランプ信号入力端子560から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されているときには、前記前方撮影カメラ映像信号入力端子から入力した映像信号ではなく、前記リアビューカメラ映像信号入力端子510から入力した映像信号を前記表示装置に向けて出力する一方、バックランプ信号入力端子560から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されていないときには、前記リアビューカメラ映像信号入力端子510から入力した映像信号ではなく、前記前方撮影カメラ映像信号入力端子から入力した映像信号を前記表示装置に向けて出力する構成としてもよい。
このようにすれば、ユーザは単にシフトを操作するだけで、シフトがバックでないときには前方撮影カメラの映像を表示装置に表示させることが可能となり、シフトがバックのときはリアビューカメラ400の映像を表示装置に表示させることが容易に可能となる。別途複雑な配線を行うことなく本分岐装置500にて一元的に切り替えを行う事が可能となる。
前方撮影カメラ映像信号入力端子は、例えば筐体に外部から引き込まれる配線としてもよいが、前方撮影カメラの映像信号を送る信号線に備えるコネクタに接続するコネクタを備えるとよい。
例えば、表示装置16としてナビを用い、ナビのリアビューカメラ映像入力端子に対して出力する機能を備え、バックランプの信号が入力されているときは、リアビューカメラ400の映像をナビ側に出力し、バックランプの信号が入力されていないときは、記録装置として用いるドラレコの映像をナビ側に出力する構成としてもよい。
記録装置としてのドライブレコーダには、前方カメラ映像信号出力端子から前方撮影カメラで撮影した映像信号を常時出力するか、常時は出力せず前記記録装置に記録された映像の再生時に再生した映像信号を出力するかを設定する設定機能を備えるとよい。このようにすれば、ユーザは、映像の再生時には、表示装置に再生映像が表示されるが、再生時でないときには映像が表示されなくなり、安全運転に寄与できるモードが選択できる。
映像信号を出力しない構成としては、ブラックやブルーバックの映像も出力しない構成とし、映像信号自体がない構成とすると特によい。
なお、設定機能は設けずに、単に記録装置は、前方カメラ映像信号出力端子から前方撮影カメラで撮影した映像信号を常時は出力せず記録装置に記録された映像の再生時に再生した映像信号を出力する構成としてもよい。例えば表示装置としてナビ、記録装置としてドライブレコーダを用い、ナビ画面に、バックのときはリアビューカメラ400、ドライブレコーダで再生のときはドラレコの再生映像、それ以外はナビ画面を自動的に表示させるようにするとよい。
表示装置16は、例えばカーナビの地図表示機能のように、表示画面にプログラムに基づいてコンピュータが描画する描画機能を備え、描画機能によって描画した映像信号を出力する描画映像信号出力端子を備え、前記分岐装置500は、前記描画映像信号出力端子から出力された前記描画機能によって描画した映像信号を入力する表示装置映像信号入力端子と、前記表示装置映像信号入力端子から入力した映像信号を前記記録装置向け信号出力端子530から出力する機能を備え、前記バックランプ信号入力端子560から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されているときには、前記表示装置映像信号入力端子から入力した映像信号ではなく、前記リアビューカメラ映像信号入力端子510から入力した映像信号を前記表示装置に対して出力する機能を備える構成とするとよい。
このようにすれば、表示装置のコンピュータが表示画面にプログラムに基づいて描画した映像信号を記録装置で記録させることができるとともに、バックランプ信号入力端子560から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されているときには、表示装置のコンピュータが表示画面にプログラムに基づいて描画した映像ではなく、リアビューカメラ400の映像を記録させることができる。
描画映像信号出力端子は、例えば表示装置の筐体から引き出される配線としてもよいが、表示装置に備えるコネクタを備えるとよい。表示装置映像信号入力端子は、例えば表示装置の筐体に外部から引き込まれる配線を接続する基板上の端子等としてもよいが、表示装置の描画映像信号出力端子側からの映像信号線に備えるコネクタに接続するコネクタを表示装置の筐体の開口部に備えるとよい。
例えば記録装置としてドライブレコーダを用い、ドライブレコーダにリアカメラや3カメラ目の映像入力として、前方映像に同期させてナビの画面をドライブレコーダで記録する構成とするとよい。分岐装置500の機能の映像の切り替えは、バックランプ信号入力端子560の電圧状態によって切り替える映像セレクタ等の電子スイッチ機能を有するチップを用いてもよいし、マイコン等を用いてバックランプ信号入力端子560の電圧状態を監視して切り替えるように、マイコンのコンピュータに実現させるためのプログラムとして構成としてもよい。
なお、本発明の範囲は、明細書に明示的に説明された構成や限定されるものではなく、本明細書に開示される本発明の様々な側面の組み合わせをも、その範囲に含むものである。本発明のうち、特許を受けようとする構成を、添付の特許請求の範囲に特定したが、現在の処は特許請求の範囲に特定されていない構成であっても、本明細書に開示される構成を、将来的に特許請求の範囲とする意思を有する。
本願発明は上述した実施の形態に記載の構成に限定されない。上述した各実施の形態や変形例の構成要素は任意に選択して組み合わせて構成するとよい。また各実施の形態や変形例の任意の構成要素と、発明を解決するための手段に記載の任意の構成要素又は発明を解決するための手段に記載の任意の構成要素を具体化した構成要素とは任意に組み合わせて構成するとよい。これらについても本願の補正又は分割出願等において権利取得する意思を有する。「~の場合」「~のとき」という記載があったとしてもその場合やそのときに限られる構成として記載はしているものではない。これらの場合やときでない構成についても開示しているものであり、権利取得する意思を有する。また順番を伴った記載になっている箇所もこの順番に限らない。一部の箇所を削除したり、順番を入れ替えた構成についても開示しているものであり、権利取得する意思を有する。
また、意匠登録出願への変更により、全体意匠又は部分意匠について権利取得する意思を有する。図面は本装置の全体を実線で描画しているが、全体意匠のみならず当該装置の一部の部分に対して請求する部分意匠も包含した図面である。例えば当該装置の一部の部材を部分意匠とすることはもちろんのこと、部材と関係なく当該装置の一部の部分を部分意匠として包含した図面である。当該装置の一部の部分としては、装置の一部の部材としても良いし、その部材の部分としても良い。全体意匠はもちろんのこと、図面の実線部分のうち任意の部分を破線部分とした部分意匠を、権利化する意思を有する。また、装置の筐体の内部のモジュール・部材・部品等についても、図面に表示されているものは、いずれも独立して取引の対象となるものであって、同様に、意匠登録出願への変更を行って権利化を行う意思を有するものである。
2 メモリカード
10 制御部
11 リモコン
12 GPSユニット
14 増設カメラ
15 フロントビューカメラ
16 表示装置
17 内蔵マイク
18 外部マイク
19 メモリカードスロット
20 加速度センサ
21 スピーカ
400 リアビューカメラ
500 分岐装置
510 リアビューカメラ接続端子
520 表示装置向け信号出力端子
530 記録装置向け信号出力端子
550 電源接続端子
560 バックランプ信号入力端子

Claims (7)

  1. バックカメラの映像信号を入力するバックカメラ映像信号入力部を備え、
    前記バックカメラ映像信号入力部から入力した映像信号に基づきバックカメラで撮影した映像を表示させる表示装置に対して信号を出力する表示装置向け信号出力部と、
    前記バックカメラ映像信号入力部から入力した映像信号に基づきバックカメラで撮影した映像を記録させる記録装置に対して信号を出力する記録装置向け信号出力部と、
    を備える装置であって、
    外部から電源供給を受ける電源接続部と、
    車両のバックランプの点灯を車両が制御する信号を入力するバックランプ信号入力部と、
    バックカメラへ電源を供給するためのバックカメラ側の電源ラインを接続するバックカメラ電源ライン接続部と、
    を備え、
    前記バックランプ信号入力部から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されているときには、前記表示装置向け信号出力部から前記表示装置向けに、前記バックカメラ映像信号入力部から入力した映像信号を出力する一方、
    前記バックランプ信号入力部から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されていないときには、前記表示装置向け信号出力部から前記表示装置向けに、前記バックカメラ映像信号入力部から入力した映像信号を出力しない構成であり、
    前記バックランプ信号入力部から入力された信号の状態によらずに、前記バックカメラ電源ライン接続部への電源の供給を前記電源接続部に接続された外部からの電源の供給により行う機能を備えること
    を特徴とするシステム。
  2. 前記表示装置は、前記表示装置向け信号出力部からの映像信号がある場合に、当該映像信号に基づく映像を表示し、前記表示装置向け信号出力部からの映像信号がない場合に、当該映像信号に基づく映像を表示させない構成であること
    を特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記表示装置向けに前記バックランプ信号を出力する表示装置向けバックランプ信号出力部を備え、
    前記バックランプ信号入力部から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されているときには、前記表示装置向けバックランプ信号出力部から前記表示装置に対して車両のバックランプの点灯をさせる信号を出力し、
    前記バックランプ信号入力部から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されていないときには、前記表示装置向けバックランプ信号出力部から前記表示装置に対して車両のバックランプの点灯をさせる信号を出力しない構成としており、
    前記表示装置は、前記表示装置向けバックランプ信号出力部からバックランプ信号を点灯させる信号が入力された場合に、前記映像信号に基づく映像を表示し、前記表示装置向けバックランプ信号出力部からバックランプ信号を点灯させる信号が入力されない場合に、前記映像信号に基づく映像を表示させない構成であること
    を特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記記録装置の電源ラインを接続する記録装置電源ライン接続部を備え、
    前記電源接続部に接続された外部からの電源を、 前記バックランプ信号入力部から入力された信号の状態によらずに、前記記録装置電源ライン接続部から記録装置側に供給すること
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のシステム。
  5. 前記記録装置は車両の前方を撮影する前方撮影カメラと、前記前方撮影カメラで撮影した映像信号を出力する前方カメラ映像信号出力部を備え、
    前記システムは、前記前方カメラ映像信号出力部から出力された前記前方撮影カメラで撮影した映像信号を入力する前方撮影カメラ映像信号入力部と、
    前記前方撮影カメラ映像信号入力部から入力した映像信号を前記表示装置向け信号出力部から出力する機能を備え、
    前記バックランプ信号入力部から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されているときには、前記前方撮影カメラ映像信号入力部から入力した映像信号ではなく、前記バックカメラ映像信号入力部から入力した映像信号を前記表示装置に向けて出力する一方、
    前記バックランプ信号入力部から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されていないときには、前記バックカメラ映像信号入力部から入力した映像信号ではなく、前記前方撮影カメラ映像信号入力部から入力した映像信号を前記表示装置に向けて出力すること
    を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のシステム。
  6. 前記記録装置には、前記前方カメラ映像信号出力部から前記前方撮影カメラで撮影した映像信号を常時出力するか、常時は出力せず前記記録装置に記録された映像の再生時に再生した映像信号を出力するかを設定する設定手段を備えたこと
    を特徴とする請求項5に記載のシステム。
  7. 前記表示装置は、前記表示手段にプログラムに基づいてコンピュータが描画する描画機能を備え、前記描画機能によって描画した映像信号を出力する描画映像信号出力部を備え、
    前記システムは、前記描画映像信号出力部から出力された前記描画機能によって描画した映像信号を入力する表示装置映像信号入力部と、
    前記表示装置映像信号入力部から入力した映像信号を前記記録装置向け信号出力部から出力する機能を備え、
    前記バックランプ信号入力部から車両のバックランプの点灯をさせる信号が入力されているときには、前記表示装置映像信号入力部から入力した映像信号ではなく、前記バックカメラ映像信号入力部から入力した映像信号を前記表示装置に対して出力する機能を備えること
    を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のシステム。

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