JP2022056363A - 薬剤払出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】規制体の位置が正しいか否かを確認することができ、規制体の位置を正しい位置に調整することができる薬剤払出装置を提供する。【解決手段】薬剤供給部12,22は、薬剤を搬送する薬剤搬送経路34aと、薬剤搬送経路の寸法を規制する規制体35,37と、薬剤の寸法に応じて規制体の位置を手動で調整するための調整部36,38とを備える。薬剤と、規制体の規制位置とを紐付けして記憶する記憶手段101cと、調剤データに指定された薬剤に対応する規制体の規制位置を記憶手段から読み出して表示する設定位置表示手段とを備える。記憶手段から読み出した規制位置と、設定位置検出手段83,84が検出した設定位置とに基づいて、規制体が正しい位置にあるか否かを判断し、正しい位置にない場合にその旨を報知するか、薬剤の払い出しを行わない。【選択図】図11
Description
本発明は処方箋等の調剤データに基づいて薬剤を払い出す薬剤払出装置に関する。
従来、特許文献1に記載のように、特定の薬剤を収容する複数の通常型薬剤カセットと、非特定の薬剤を収容する複数のユニバーサル型薬剤カセットとを備え、入力された薬剤データに基づいて通常型薬剤カセット又はユニバーサル型薬剤カセットから薬剤を払い出す薬剤払出装置が知られている。
ユニバーサル型薬剤カセットは、薬剤収容部に収容された薬剤を第1回転体の回転によって第2回転体に移載し、第2回転体上の薬剤を第2回転体の回転によって第2回転体上を搬送して薬剤排出口から排出するように構成されている。ユニバーサル型薬剤カセットの第2回転体上には、第2回転体上を搬送される薬剤の高さを規制する高さ規制体と、薬剤の幅を規制する幅規制体が備えられ、払い出す薬剤の高さと幅に応じて、高さ規制体と幅規制体の位置を自動で調整するようになっている。
薬剤搬送経路の幅を狭める規制部材をリンク機構を介して手動で調整する薬剤フィーダが特許文献2に記載されている。手動調整の場合、規制部材の位置が正しく調整できていないと、薬剤が排出されないか、同時に複数薬剤が排出されて1錠ずつ排出できないという問題があった。
本発明は従来の問題点に鑑みてなされたもので、規制体の位置を手動で調整する薬剤払出装置において、規制体の位置が正しいか否かを確認することができ、規制体の位置を正しい位置に調整することができる薬剤払出装置を提供することを課題とする。
(1)前記課題を解決するための手段として、本発明は、
調剤データに基づいて複数の薬剤供給部から薬剤を払い出す薬剤払出装置であって、
前記薬剤供給部は、
薬剤を搬送する薬剤搬送経路と、
前記薬剤搬送経路の寸法を規制する規制体と、
薬剤の寸法に応じて前記規制体の位置を手動で調整するための調整部とを備えた薬剤払出装置において、
前記薬剤と、前記規制体の規制位置とを紐付けして記憶する記憶手段と、
前記調剤データに指定された薬剤に対応する前記規制体の規制位置を前記記憶手段から読み出して表示する設定位置表示手段とを備えることを特徴とする。
調剤データに基づいて複数の薬剤供給部から薬剤を払い出す薬剤払出装置であって、
前記薬剤供給部は、
薬剤を搬送する薬剤搬送経路と、
前記薬剤搬送経路の寸法を規制する規制体と、
薬剤の寸法に応じて前記規制体の位置を手動で調整するための調整部とを備えた薬剤払出装置において、
前記薬剤と、前記規制体の規制位置とを紐付けして記憶する記憶手段と、
前記調剤データに指定された薬剤に対応する前記規制体の規制位置を前記記憶手段から読み出して表示する設定位置表示手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、調剤データに指定された薬剤に対応する規制体の規制位置が記憶手段から読み出されて表示されるので、ユーザは表示通りに調整部を操作して規制体を正しい位置に設定することができる。
(2)前記薬剤払出装置において、
前記規制体の設定位置を検出する設定位置検出手段と、
前記記憶手段から読み出した前記調剤データに指定された薬剤に対応する前記規制体の規制位置と、前記設定位置検出手段が検出した前記規制体の設定位置とに基づいて、前記規制体が正しい位置にあるか否かを判断する判断手段と、
前記規制体が正しい位置にない場合にその旨を報知するか、前記薬剤供給部から薬剤の払い出しを行わない制御手段と、
を備えることが好ましい。
前記規制体の設定位置を検出する設定位置検出手段と、
前記記憶手段から読み出した前記調剤データに指定された薬剤に対応する前記規制体の規制位置と、前記設定位置検出手段が検出した前記規制体の設定位置とに基づいて、前記規制体が正しい位置にあるか否かを判断する判断手段と、
前記規制体が正しい位置にない場合にその旨を報知するか、前記薬剤供給部から薬剤の払い出しを行わない制御手段と、
を備えることが好ましい。
本発明では、設定位置表示手段の指示に従って調整部を設定するときに間違えても、記憶手段から読み出した調剤データに指定された薬剤に対応する規制体の規制位置と、設定位置検出手段が検出した規制体の設定位置とに基づいて、規制体が正しい位置にあるか否かが判断手段により判断されるので、規制体の規制位置が間違ったまま、薬剤の払い出しが行われることがない。
規制体が正しい位置にない場合、その旨が報知されるか、払い出しが行われないので、ユーザは、規制体の設定位置が間違えていることを確認することができ、調整部を再操作して規制体を正しい規制位置に設定し直すことができる。
規制体が正しい位置にない場合、その旨が報知されるか、払い出しが行われないので、ユーザは、規制体の設定位置が間違えていることを確認することができ、調整部を再操作して規制体を正しい規制位置に設定し直すことができる。
(3)前記薬剤払出装置において、
前記薬剤供給部の前記規制体の規制位置を調整するようユーザに指示する調整指示手段と、
前記規制体の調整位置を検出する調整位置検出手段と、
薬剤の薬種を入力する入力指示手段と、
前記入力指示手段により入力された薬種の薬剤と、前記調整位置検出手段で検出した前記規制体の調整位置とを紐付けして前記記憶手段に登録する登録手段とを備えることが好ましい。
本発明では、調剤データに指定された薬剤が記憶手段に記憶されていない場合、調整指示手段の指示により規制体を調整した後、薬剤の薬種を入力すると、登録手段により、入力した薬種の薬剤と、規制体の調整位置とを紐付けして記憶手段に新たに登録又は再登録することができる。
前記薬剤供給部の前記規制体の規制位置を調整するようユーザに指示する調整指示手段と、
前記規制体の調整位置を検出する調整位置検出手段と、
薬剤の薬種を入力する入力指示手段と、
前記入力指示手段により入力された薬種の薬剤と、前記調整位置検出手段で検出した前記規制体の調整位置とを紐付けして前記記憶手段に登録する登録手段とを備えることが好ましい。
本発明では、調剤データに指定された薬剤が記憶手段に記憶されていない場合、調整指示手段の指示により規制体を調整した後、薬剤の薬種を入力すると、登録手段により、入力した薬種の薬剤と、規制体の調整位置とを紐付けして記憶手段に新たに登録又は再登録することができる。
(4)前記薬剤払出装置において、
前記規制体の初期位置を検出する初期位置検出手段と、
前記初期位置検出手段で検出された前記規制体の初期位置が所定値以下でない場合に、前記規制体の位置を前記所定値以下に戻すようユーザに指示する戻し指示手段を備えることが好ましい。
本発明では、戻し指示手段により規制体の初期位置が所定値以下に戻すよう指示されると、ユーザは、調整部により規制体の位置を所定値以下にする。これにより、薬剤が規制体をすり抜けて薬剤供給部から落下したり、分包されるのを回避することができる。
前記規制体の初期位置を検出する初期位置検出手段と、
前記初期位置検出手段で検出された前記規制体の初期位置が所定値以下でない場合に、前記規制体の位置を前記所定値以下に戻すようユーザに指示する戻し指示手段を備えることが好ましい。
本発明では、戻し指示手段により規制体の初期位置が所定値以下に戻すよう指示されると、ユーザは、調整部により規制体の位置を所定値以下にする。これにより、薬剤が規制体をすり抜けて薬剤供給部から落下したり、分包されるのを回避することができる。
(5)前記薬剤払出装置において、
前記調整部は、前記規制体と螺合して前記規制体を移動させる軸部と、前記軸部に取り付けられた大径部と小径部とを備えることが好ましい。
本発明では、調整部の大径部を摘まんで回すと、軸部が大きく回転し、規制体の位置を粗く調整することができる。また、調整部の小径部を摘まんで回すと、軸部が少し回転し、規制体の位置を細かく調整することができる。
前記調整部は、前記規制体と螺合して前記規制体を移動させる軸部と、前記軸部に取り付けられた大径部と小径部とを備えることが好ましい。
本発明では、調整部の大径部を摘まんで回すと、軸部が大きく回転し、規制体の位置を粗く調整することができる。また、調整部の小径部を摘まんで回すと、軸部が少し回転し、規制体の位置を細かく調整することができる。
(6)前記薬剤払出装置において、
前記軸部と前記大径部又は前記小径部との間にトルクリミッタを備えることが好ましい。
本発明では、規制体が限界位置に達したときに調整部をさらに回しても、トルクリミッタにより回転力は軸部に伝達されないので、規制体又はそれらの軸部の損傷や変形により軸部が回らなくなるのを防止することができる。
前記軸部と前記大径部又は前記小径部との間にトルクリミッタを備えることが好ましい。
本発明では、規制体が限界位置に達したときに調整部をさらに回しても、トルクリミッタにより回転力は軸部に伝達されないので、規制体又はそれらの軸部の損傷や変形により軸部が回らなくなるのを防止することができる。
(7)前記薬剤払出装置において、
前記トルクリミッタが作動しても前記軸部を下部から回転操作することで、前記規制体を移動可能であることが好ましい。
本発明では、規制体が限界位置に達し、調整部をさらに回したとき、トルクリミッタが作動して軸部が固まって戻らなくなっても、軸部を外部から回転操作することで、軸部を反対に回して回転できるようにすることができる。
前記トルクリミッタが作動しても前記軸部を下部から回転操作することで、前記規制体を移動可能であることが好ましい。
本発明では、規制体が限界位置に達し、調整部をさらに回したとき、トルクリミッタが作動して軸部が固まって戻らなくなっても、軸部を外部から回転操作することで、軸部を反対に回して回転できるようにすることができる。
(8)前記薬剤払出装置において、
前記薬剤供給部に表示部を備え、
前記設定位置表示手段は、前記規制体の規制位置を前記表示部に表示することが好ましい。
本発明では、薬剤供給部の表示部に規制体の設定すべき規制位置が表示されるので、薬剤供給部を薬剤払出装置から外して薬品倉庫や薬品棚に持ってゆき、そこで、規制体の設定すべき規制位置を確認して、規制体の規制位置を設定することができる。
前記薬剤供給部に表示部を備え、
前記設定位置表示手段は、前記規制体の規制位置を前記表示部に表示することが好ましい。
本発明では、薬剤供給部の表示部に規制体の設定すべき規制位置が表示されるので、薬剤供給部を薬剤払出装置から外して薬品倉庫や薬品棚に持ってゆき、そこで、規制体の設定すべき規制位置を確認して、規制体の規制位置を設定することができる。
本発明によれば、調剤データに指定された薬剤に対応する規制体の規制位置が記憶手段から読み出されて表示され、薬剤供給部の規制体の規制位置が表示されるので、ユーザは表示通りに調整部を操作して規制体を正しい位置に設定することができる。
また、本発明によれば、設定位置表示手段の表示に従って調整部を設定するときに間違えても、記憶手段から読み出した調剤データに指定された薬剤に対応する規制体の規制位置と、設定位置検出手段が検出した規制体の設定位置とに基づいて、規制体が正しい位置にあるか否かが判断手段により判断されるので、規制体の規制位置が間違ったまま、薬剤の払い出しが行われることがない。
規制体が正しい位置にない場合、制御手段によりその旨が報知されるか、払い出しが行われないので、ユーザは、規制体の設定位置が間違えていることを確認することができ、調整部を再操作して規制体を正しい規制位置に設定し直すことができる。
規制体が正しい位置にない場合、制御手段によりその旨が報知されるか、払い出しが行われないので、ユーザは、規制体の設定位置が間違えていることを確認することができ、調整部を再操作して規制体を正しい規制位置に設定し直すことができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態である薬剤払出装置1を示す。薬剤払出装置1は、第1薬剤供給部2と、第2薬剤供給部3と、手撒薬剤供給部4と、包装部5と、制御装置6とを備えている。薬剤払出装置1は、処方箋等の調剤データに基づいて、第1薬剤供給部2、第2薬剤供給部3、手撒薬剤供給部4から薬剤を供給し、包装部5で包装して払い出す装置である。
第1薬剤供給部2は、装置本体7の上部の正面に設けられ、上下及び左右に所定間隔で多段の棚状に配置された複数のモーターベース11と、各モーターベース11に着脱可能な複数の通常型の薬剤カセット12とを備えている。第1薬剤供給部2の薬剤カセット12には、各薬剤カセット12毎に使用頻度の高い錠剤やカプセル剤等の特定の薬剤を収容して使用する。モーターベース11には駆動モータ13が設けられ、薬剤カセット12には駆動モータ13によって回転するロータ14が設けられている。ロータ14の回転により、薬剤カセット12に収容された薬剤がモーターベース11を通って包装部5に供給される。モーターベース11と薬剤カセット12の構造は、従来公知であるためその説明を省略する。
第2薬剤供給部3は、装置本体7の下部の上面に設けられ、前後及び左右に所定間隔で2段の階段状に配置された複数のモーターベース21と、各モーターベース21に着脱可能な複数のユニバーサル型の薬剤カセット22とを備えている。第2薬剤供給部3の薬剤カセット22には、第1薬剤供給部2の薬剤カセット12に収容されていない使用頻度の低い非特定の薬剤を収容して使用する。
第2薬剤供給部3の薬剤カセット22は、収容する薬剤が特定されていないため、収容する薬剤に応じて後述する薬剤搬送経路34aの高さと幅の規制位置を調整する高さ調整摘み部36や幅調整摘み部38が外部から操作可能に設けられている。この点については、後に詳述する。
第2薬剤供給部3は階段状に配置されているが、階段状でなくても、前列と後列が同じ高さであってもよいし、2段に重ねて配置されていてもよい。第2薬剤供給部3が階段状に配置されていると、各薬剤カセット22の上方の空間は空いていて遮るものがない。このため、薬剤カセット22をモーターベース21に装着したまま、薬剤カセット22の高さ調整摘み部36や幅調整摘み部38を操作したり、蓋体39を開放して薬剤を投入することができる。また、第2薬剤供給部3は後列が前列より高くなっているので、後列の薬剤カセット22の前面に設けた電子ペーパや磁気カード等の表示パネル53や、後列の薬剤カセット22の前面に記載されたカセット識別番号をユーザが見ることができる。なお、第2薬剤供給部3のモーターベース21と薬剤カセット22の構造は、後に詳述する。
手撒薬剤供給部4は、第2薬剤供給部3の下方に引き出し可能に設けられ、マス目状の収容部に半錠や使用頻度の低い薬剤を手撒きし、1マス毎に包装部5に供給して包装するものであり、その構造は従来公知であるので説明を省略する。
包装部5は、手撒薬剤供給部4の下方に設けられ、第1薬剤供給部2、第2薬剤供給部3、手撒薬剤供給部4から供給された薬剤をロール紙に1包ずつ包装して排出するもので、その構造は従来公知であるので説明を省略する。
次に、第2薬剤供給部3についてさらに説明する。
第2薬剤供給部3のモーターベース21は、図2に示すように、後方の基部23と、前方の装着台24とを有している。基部23には、薬剤カセット22の第1回転体33を駆動する第1駆動モータ25、第2回転体34を駆動する第2駆動モータ26が設けられている。第1駆動モータ25の連結部25aは、基部23から前方に露出し、第2駆動モータ26の駆動ギア26aも基部23から前方に露出している。また、基部23には、薬剤カセット22から排出される薬剤が通過する薬剤排出経路27が貫通して形成されている。薬剤排出経路27には、薬剤排出経路27を通過する薬剤を検出する発光器28aと受光器28bからなる薬剤検出センサ28が設けられている。基部23には、後述する薬剤カセット22の蓋体39の後縁に設けられた磁石46と対向するように、磁気センサ29が設けられている。さらに、基部23には、薬剤カセット22に電力を供給する給電部30が設けられている。装着台24には、薬剤カセット22の着脱時に薬剤カセット22の係合部64が係合するガイド24a、24bが設けられている。
第2薬剤供給部3の薬剤カセット22は、図3,4に示すように、カセット本体31に、周壁構成体32、第1回転体33、第2回転体34を配置するとともに、高さ規制体35とその高さ規制摘み部36、幅規制体37とその幅規制摘み部38を設けたものである。
カセット本体31は、蓋体39、カセット上カバー40、カセット胴部41、カセット底部42、カセット下カバー43を備えている。
蓋体39は、カセット上カバー40の左端にヒンジ39aにより開閉可能に取り付けられている。蓋体39には、後述する高さ調整摘み部36、幅調整摘み部38が露出する2つの丸孔44a、44bと、後述する幅規制体37の移動量を示す目盛48aと指示部82が露出する角孔45が形成されている。また、蓋体39の後部側の縁には、モーターベース21の磁気センサ29により検出される磁石46が設けられている。
カセット上カバー40は、カセット胴部41の上端に設けられ、中央に、周壁構成体32、第1回転体33、第2回転体34を臨む開口40aが形成されている。また、カセット上カバー40には、後述する高さ調整摘み部36、幅調整摘み部38が露出する2つの丸孔40b、40cが形成されている。さらに、カセット上カバー40には、後述する幅規制体37の指示部82が移動可能に嵌る窓孔47aと目盛48bが形成されている。
カセット胴部41は、図5に示すように、中央に周壁構成体32、第1回転体33、第2回転体34を臨む開口41aが形成されている。カセット胴部41には、カセット胴部41の開口41aと連通し、第2回転体34上を搬送される薬剤を排出する薬剤排出口49が形成されている。開口41aの内周縁には、正面側から上面を時計の文字盤として見たときに約11時から約4時までの範囲に、第2回転体34の薬剤搬送経路の外周壁50が形成されている。外周壁50の一端には、第2回転体34の内周縁から薬剤排出口49まで排出ガイド51が取り付けられている。開口41aの下縁には、第2回転体34の従動ギア66が露出する切り欠き52が形成されている。
カセット胴部41の正面には、充電型の電子ペーパからなる表示パネル53が設けられている。表示パネル53は、薬剤カセット22がモーターベース21に装着されたときに給電部30から給電受け部61を介して給電される図示しない充電部により電力を供給され、薬剤カセット22に収容される薬剤の名称や数量、高さ規制体35や幅規制体37の位置等の情報の書き込み、書き換え、消去が可能になっている。カセット胴部41の正面右側には、後述する高さ規制体35の指示部72が移動可能に嵌る窓孔47bと目盛48bが形成されている。
カセット底部42は、図5(b)に示すように、カセット胴部41の下端にカセット胴部41を覆うように取り付けられている。カセット底部42には、周壁構成体32と第1回転体33を収容する凹部42aが形成されている。凹部42aの下面には、第1回転体33の軸部54と中間軸部55がそれぞれブラケット56、57により取り付けられている。軸部54には、傘歯車からなる従動ギア54aと、係合部54bとが形成されている(図6(a)参照)。中間軸部55の一端には、第1駆動モータ25の連結部25aに連結可能な連結部55aが形成され、他端には第1回転体33の軸部54の従動ギヤ54aに螺合する中間ギア55bが設けられている。カセット底部42の凹部42aの背面側には、第2回転体34の従動ギア66が露出する切り欠き58が形成されている。
カセット下カバー43は、図4(b)に示すように、カセット胴部41及びカセット底部42の下方に取り付けられている。カセット下カバー43の背面側には、第1回転体33の中間軸部55の連結部55aが露出する孔59と、第2回転体34の従動ギア66が露出する切り欠き60とが形成されている。また、カセット下カバー43の背面側には、モーターベース21の給電部30と係合する給電受け部61が取り付けられている。カセット下カバー43の下面には、モーターベース21のガイド24a、24bに係合するガイド43a、43bが形成されている。
周壁構成体32は、図6に示すように、上端と下端が開口した円筒形状を有している。周壁構成体32の上端には、第2回転体34の環状のガイド突起67が嵌合する環状のガイド溝62が形成されている。周壁構成体32の下端の略半部分は第1回転体33の傾斜に合わせて傾斜している。周壁構成体32は、第1回転体33とともに、薬剤を収容する薬剤収容部32aを構成している。
第1回転体33は、円板状で、上面に中央部から外周部に向かって延びる複数の突条63が形成されている。第1回転体33の下面の中央部には、カセット底部42に設けられた軸部54の係合部54bに係合する係合部64が形成されている。第1回転体33は、周壁構成体32の下端から挿入され、外周の下部が周壁構成体32の下端の傾斜部分に沿い、これに対向する上部が周壁構成体32の上端より突出するように、周壁構成体32の中心軸に対して傾斜している。
第2回転体34は、径方向に所定の幅を有する円環状で、上面は薬剤を搬送する薬剤搬送経路34aを形成している。第2回転体34の内周縁部には、上方に向かって突出する環状口部65が形成されている。第2回転体34の下面には、モーターベース21の駆動ギア26aに噛み合う従動ギア66と、該従動ギア66より内側に周壁構成体32のガイド溝62に係合する環状のガイド突起67とが形成されている。第2回転体34の回転軸は、周壁構成体32の中心軸と同軸で鉛直方向にあるが、鉛直に対して傾斜していてもよい。第2回転体34が傾斜している場合は、第2回転体34の上面に半径方向に延びる複数の溝を周方向に等間隔に設けて、錠剤が転がりにくくすることが好ましい。
周壁構成体32と第1回転体33はカセット底部42の凹部42aに収容されている。第1回転体33は、下面の係合部64がカセット底部42に設けられた軸部54の係合部54bに係合することで、モーターベース21の第1駆動モータ25の駆動により、中間軸部55を介して回転するようになっている。第2回転体34は、ガイド突起67が周壁構成体32のガイド溝62に嵌合するように周壁構成体32の上端に載置され、従動ギア66が、モーターベース21の駆動ギア26aに噛み合うことで、第2駆動モータ26の駆動により回転するようになっている。
高さ規制体35及び幅規制体37は、図7に示すように、第2回転体34の薬剤搬送経路34aの上方に設けられている。高さ規制体35は、幅規制体37よりも、第2回転体34の回転方向すなわち薬剤の搬送方向の上流側に設けられている。幅規制体37は、高さ規制体35よりも第2回転体34の回転方向すなわち薬剤の搬送方向の下流側に設けられている。
高さ規制体35は、図8に示すように、軸部68によって移動可能に支持され、基部69と、高さ規制部70とを備えている。
軸部68は、第2回転体34の回転軸と平行に配置され、カセット上カバー40とカセット胴部41に回転可能に支持されている。軸部68の外面には、雄ねじ68aが形成されている。軸部68の上端は、ドライバー溝68bが設けられ、外部から操作可能になっている。
基部69は、第2回転体34の外周縁より外側に位置し、軸部68の雄ねじ68aが螺合している。基部69には、高さ規制体35の上下方向の移動をガイドするとともに高さ規制体35の回転を防止するガイド71と、高さ規制体35の高さ位置を示す指示部72とが設けられている。指示部72は、図5(a)に示すように、カセット胴部41の窓孔47bを通して外部から視認できるとともに、カセット胴部41に設けた目盛48bにより位置を確認できるようになっている。
高さ規制部70は、図9に示すように、第2回転体34の薬剤搬送経路34aの上方に位置する高さ規制面70aと、第2回転体34の外周縁に沿うガイド面70bとを有している。高さ規制部70の上面には、高さ規制部70の上面とカセット上カバー40との間の隙間を塞ぐ2つの隙間防止片73が、高さ規制部70の上面から起き上がる方向に付勢されて設けられている。
高さ規制体35には、高さ規制部70の高さを手動で調整する高さ調整部としてダイヤル式の高さ調整摘み部36が設けられている。高さ調整部としては、ダイヤル式に限らず、スライド式やレバー式でもよい。高さ調整摘み部36は、図9に示すように、摘み上部74と、摘み下部75と、ばね76とを有している。摘み上部74は、大径部74aと小径部74bからなり、高さ規制体35の軸部68の上端部に上下に移動不能に、かつ、空回り可能に取り付けられている。摘み上部74の下面には係合部74cが形成されている。摘み下部75は、摘み上部74の大径部74aと同じ径を有し、摘み上部74の下方で、高さ規制体35の軸部54に上下に移動可能に、かつ、一体回転可能に取り付けられている。摘み下部75の上面には、摘み上部74の係合部74cと係合する被係合部75aが形成されている。ばね76は、摘み下部75を摘まみ上部74に向かって付勢し、摘み下部75の被係合部75aと摘み上部74の係合部74cとの係合を維持するように構成されている。
高さ調整摘み36を手動で回すと、摘み上部74に加わる回転力が摘み下部75から軸部68に伝わり、軸部68が回転することにより、高さ規制体35が上下に移動する。これにより、第2回転体34の薬剤搬送経路34aから高さ規制体35の高さ規制面70aまでの高さHを調整することができる。第2回転体34の薬剤搬送経路34aから高さ規制体35の高さ規制面70aまでの高さHは、薬剤が1つだけ通過可能な高さに調整する。薬剤が山状に積み重なって搬送される場合、2層以上の薬剤は高さ規制体35から第1回転体33に落下し、下の1層だけが高さ規制体35を通過する。
高さ調整摘み部36における摘み上部74の係合部74c、摘み下部75の非係合部75a、及びばね76はトルクリミッタを構成している。すなわち、高さ調整摘み部36を手動で回して、高さ規制体35が上下の限界まで移動したとき、摘み上部74に作用するトルクが増加すると、摘み下部75が摘み上部74に対して下方に移動し、摘み上部74の係合部74cと摘み下部75の非係合部75aとの係合が解除される。このため、高さ規制体35をさらに回しても、トルクリミッタにより回転力は軸部68に伝達されないので、基部69又は高さ規制部70の損傷や変形により軸部68が回らなくなるのを防止することができる。高さ規制体35が限界位置に達したときに、高さ規制体35の位置を戻そうとして摘み上部74を逆転させたときに、トルクリミッタにより摘み上部74が空回りする事態となっても、摘み下部75を直接指で摘まんで逆転させることで、軸部68が逆転して高さ規制体35の位置を戻すことができる。
幅規制体37は、図10に示すように、第1軸部77と第2軸部78により移動可能に支持され、基部79と、幅規制部80とを備えている。
第1軸部77は、第2回転体34の回転軸と直交して配置され、カセット上カバー40とカセット胴部41の間に回転可能に支持されている。第1軸部77の外面に雄ねじ77aが形成されるとともに、第1ウォームギア81aが設けられている。
第2軸部78は、第2回転体34の回転軸と平行に配置され、カセット上カバー40とカセット胴部41の間に回転可能に支持されている。第2軸部78には第1ウォームギア81aと噛み合う第2ウォームギア81bが設けられている。第2軸部78の上端は、ドライバー溝が設けられ、外部から操作可能になっている。
基部79は、第2回転体34の外周縁より外側に位置し、第1軸部77の雄ねじ77aが螺合している。
幅規制部80は、第2回転体34の薬剤搬送経路34aの上方に位置し、薬剤搬送経路34aに垂直な湾曲した幅規制面80aと、該幅規制面80aより薬剤の搬送方向後方に位置する直線状の第1ガイド面80bと、幅規制面80aより薬剤の搬送方向前方に位置する第2ガイド面80cとを有している。幅規制部80の上面には、幅規制体の位置を示す指示部82が設けられている。指示部82は、図3に示すように、カセット上カバー40の窓孔47aを通して外部から視認できるとともに、カセット上カバー40に設けた目盛48aにより位置を確認できるようになっている。
幅規制体37の第2軸部78には、高さ規制体35と同様に、幅規制体37の位置を手動で調整する幅調整部としてダイヤル式の幅調整摘み部38が設けられている。幅調整部としては、ダイヤル式に限らず、スライド式やレバー式でもよい。幅調整摘み部38の構成は、高さ規制体35の高さ調整摘み部36の構成と同様であるので、対応する部分には同一符号を附して説明を省略する。
幅調整摘み部38を手動で回すと、摘み上部74に加わる回転力が摘み下部75から第2軸部78に伝わり、さらに第2軸部78のウォームギア81bから第1軸部77のウォームギア81aに伝わって、第1軸部77が回転することにより、幅規制体37が水平方向に移動する。これにより、第2回転体34の薬剤搬送経路34aの内周縁から幅規制体37の幅規制面80aまでの径方向の幅Wを調整することができる。第2回転体37の薬剤搬送経路34aの内周縁から幅規制体37の幅規制面80aまでの径方向の幅Wは、薬剤が1つだけ移動可能な幅に調整する。高さ規制体35を通過してきた複数の薬剤が幅規制体37を通過することで、1列に整列する。特に薬剤が楕円の場合、薬剤の長手方向が搬送方向に直交する方向に向いた薬剤は幅規制体37から第1回転体33に落下するので、幅規制体37を通過した薬剤は、薬剤の長手方向が搬送方向に向いた状態で整列する。
幅調整摘み部38における摘み上部74、摘み下部75及びばね76はトルクリミッタを構成している。このトルクリミッタの作用は、前述した高さ調整摘み部36と同様であるため、説明を省略する。
図8に示すように、高さ規制体35の軸部54には、エンコーダ83が設けられている。このエンコーダ83は、軸部68の回転量を検出し、この回転量から高さ規制面70aの位置、すなわち、第2回転体34の薬剤搬送経路34aからの高さHを割り出し、後述する制御装置6の中央演算処理部100に送信されるようになっている。エンコーダ83は、薬剤カセット22がモーターベース21に装着されているときに、モーターベース21の給電部30から給電され作動する。エンコーダ83の代わりに、モーターベース21に高さ規制体35の高さ規制面70aの位置を測定する測距センサを設けてもよい。
同様に、図10(b)に示すように、幅規制体37の第2軸部78にも、エンコーダ84が設けられている。このエンコーダ84は、第2軸部78の回転量を検出し、この回転量から幅規制面80aの位置、すなわち、第2回転体34の内周縁からの幅Wを割り出し、後述する制御装置6の中央演算処理部100に送信されるようになっている。エンコーダ84は、薬剤カセット22がモーターベース21に装着されているときに、モーターベース21の給電部から給電され作動する。エンコーダ84の代わりに、モーターベース21に幅規制体37の幅規制面80aの位置を測定する測距センサを設けてもよい。
図11は、薬剤は薬剤払出装置1の制御装置6の構成を示す。
制御装置6は、装置本体7に収容され、前に引き出し可能に設けられている。制御装置66は、中央演算処理部100と、記憶部101と、キーボード、タッチパネル、マウス等の入力部102と、液晶ディスプレイ等のディスプレイ部103とを備えている。
中央演算処理部100は、第1薬剤供給部2の駆動モータ13、第2薬剤供給部3の第1駆動モータ25、第2駆動モータ26を駆動又は停止する制御を行い、各薬剤カセット12,22から薬剤を排出するととともに、必要なときに手撒薬剤供給部4の手撒装置を制御して、包装部5の図示しない包装装置を制御し、第1薬剤供給部2、第2薬剤供給部3、手撒薬剤供給部4から供給される薬剤を1包ずつ包装して払い出す。
中央演算処理部100は、本発明の、ユーザへの設定位置表示手段、規制位置が正しいか否かの判断手段、制御手段、入力指示手段、登録手段、戻し指示手段を構成する。
記憶部101は、第1薬剤供給部2の各薬剤カセット12に収容されている薬剤に関する情報を薬剤カセット12の識別番号と紐づけして記憶する第1薬剤管理テーブル101aと、第2薬剤供給部3の各薬剤カセット22で払い出すことが決定されている薬剤があればその薬剤名、各薬剤カセット22で払い出すことが決定されている薬剤がなければ未使用であることを薬剤カセット22の識別番号と紐づけして記憶する第2薬剤管理テーブル101bと、各種薬剤の形状やサイズ、第2薬剤供給部3の各薬剤カセット22で排出するときの高さ規制体35及び幅規制体37の規制位置を記憶する薬剤マスタテーブル101cとを備えている。薬剤マスタテーブル101cで記憶する規制位置は、高さや幅の実数値でもよいし、目盛の合わせるべき数値でもよい。
次に、図12に示す制御フローに基づいて、前述した構成を有する薬剤払出装置1、特に第2薬剤供給部3の動作について説明する。
ステップ101で、中央演算処理部100は、薬剤払出装置1で払い出す調剤データを受け付けているか否かを確認する。調剤データは、処方箋等で示される薬種、数量、包装数等で、ユーザが入力部102で直接入力してもよいし、薬剤払出装置1の図示しない上位制御装置から受信してもよい。
ステップ102で、中央演算処理部100は、薬剤払出装置1の第1薬剤供給部2、第2薬剤供給部3の薬剤カセット12,22のうち、調剤データに示された薬剤を払い出すことができる薬剤カセット12,22を決定する。
中央演算処理部100は、記憶部101の第1薬剤管理テーブル101aを参照して、調剤データに示された薬剤が収容されている薬剤カセット12が第1薬剤供給部2にあるか否かを確認する。調剤データに示された薬剤が収容されている薬剤カセット12があれば、その薬剤カセット12を使用可能な薬剤カセット12として決定する。調剤データに示された薬剤が収容されている薬剤カセット12がなければ、記憶部101の第2薬剤管理テーブル101bを参照して、第2薬剤供給部3に未使用の薬剤カセット22があるか否かを確認する。未使用の薬剤カセット22があれば、その薬剤カセット22を使用可能な薬剤カセットとして決定する。
例えば、現在1つ前の調剤データの薬剤A,B,Cのうち、薬剤Aが第1薬剤供給部2の薬剤カセット12から払い出され、薬剤Bと薬剤Cが第2薬剤供給部3のNo.3とNo.4の薬剤カセットから払い出され、第2薬剤供給部3のNo.1とNo.2は未使用であるとする。この場合、第2薬剤管理テーブル101bには、表1のような第2薬剤供給部3の各薬剤カセット22の状態を記憶している。
今回新たに受け付けた調剤データに薬剤X,Y,Zが含まれ、第1薬剤供給部2には薬剤Xと薬剤Yが収容されている薬剤カセット12があるが、薬剤Zが収容されている薬剤カセット12が無い場合、第2薬剤供給部3の未使用のNo.1とNo.2の薬剤カセット22のうち、No.1の薬剤カセット22を薬剤Zを払い出す薬剤カセット22として決定する。未使用のNo.1とNo.2の薬剤カセット22のうちどれを使用するかはユーザが決定してもよい。
ステップ103で、中央演算処理部100は、決定した薬剤カセット22の幅規制体37の規制幅Wの初期位置をエンコーダ84からの信号に基づいて検出し、ステップ104で幅規制体37の規制幅Wの初期位置が所定値以下であるか否かを判断し、所定値を越えていれば、ステップ105で、ディスプレイ部103に図13(a)に示すような表示を行い、ユーザに規制幅Wを所定位置以下に戻す指示を行う。これにより、ユーザは、幅調整摘み部38を回して幅規制体37を移動し、規制幅Wを所定値以下にする。
規制幅Wが所定値を超えていると、薬剤カセット22をモーターベース21から取り外して薬剤カセット22に薬剤を投入するときに、薬剤が幅規制体37と排出ガイド51の間をすり抜けて落下したり、あるいは薬剤を充填した薬剤カセット22をモーターベース21に装着するときに、幅規制体37と排出ガイド51の間を薬剤がすり抜けて分包紙の中に入ってしまうという問題が生じる。そこで、薬剤を払い出す薬剤カセット22が決定した時点で、規制幅Wを所定位置以下に戻すことで、薬剤のすり抜けを防止することができる。
なお、ステップ103-105では、決定した薬剤カセット22の幅規制体37の規制幅Wが所定値以下であるか否かを判断しているが、未使用の薬剤カセット22のうち、幅規制体37の規制幅Wが所定値以下の薬剤カセット22を選択することで、処理時間を短縮することができる。
ステップ104で幅規制体37が規制する規制幅Wが所定値以下であれば、ステップ106で、ディスプレイ部103に図13(b)に示すような表示を行い、薬剤を投入する旨の指示を行う。ユーザは、表示された薬剤カセット22をモーターベース21から取り外して、指定の薬剤を投入した後、薬剤カセット22をモーターベース21に戻す。薬剤カセット22が戻されると、ステップ107で、中央演算処理部100は、記憶部101の薬剤マスタテーブル101cを参照して調剤データの薬剤に関する薬剤情報があるか否かを判断する。
薬剤情報があれば、ステップ108で、中央演算処理部100は、記憶部101の薬剤マスタテーブル101cを参照して、第2薬剤供給部3の薬剤カセット22で払い出す薬剤に対応する高さ規制体35と幅規制体37の規制位置を読み出す。
ステップ109で、中央演算処理部100は、図13(c)に示すように、薬剤マスタテーブル101cから読み出した高さ規制体35と幅規制体37の規制位置と、第2薬剤供給部3の薬剤カセット22の識別番号をディスプレイ部103に表示して、ステップ102で決定された第2薬剤供給部3の薬剤カセット22の高さ調整摘み部36と幅調整摘み部38を調整するようユーザに指示する。なお、ディスプレイ部103には、分包のスタートボタンと、高さ規制体35と幅規制体37の規制位置の再登録ボタンとが表示される。
図13のディスプレイ部103の表示を見たユーザは、第2薬剤供給部3の指定された薬剤カセット22の高さ調整摘み部36と幅調整摘み部38を回して、各指示部72、82を目盛48a、48bの指定された数値に合わせる。これにより、第2薬剤供給部3の指定された薬剤カセット22の高さ規制体35、幅規制体37の位置は指定された規制位置に調整される。
高さ調整摘み部36と幅調整摘み部38による高さ規制体35と幅規制体37の規制位置の調整は、薬剤カセット22をモーターベース21から取り外して薬品倉庫や薬品棚、調剤棚等の薬剤払出装置1から離れた場所で行ってもよい。このため、高さ規制体35と幅規制体37の位置は、薬剤カセット22の電子ペーパ等からなる表示パネル53にも表示することが好ましい。規制位置の調整後、ユーザは、規制位置の再登録が必要であれば、ディスプレイ部103に表示された再登録ボタンを押し、再登録が必要でなければ、分包スタートボタンを押す。
ステップ110で再登録ボタンが押されず、ステップ111で分包スタートボタンが押されたと判断すると、ステップ112で、中央演算処理部100は、エンコーダ83で検出された高さ規制体35の軸部54の回転量と、エンコーダ84で検出された幅規制体37の第2軸部78の回転量とから、高さ規制体35と幅規制体37の設定位置を検出する。
ステップ113で、中央演算処理部100は、検出された高さ規制体35と幅規制体37の設定位置と、薬剤マスタテーブル101cから読み出した高さ規制体35と幅規制体37の規制位置とに基づいて、調整した高さ規制体35と幅規制体37が正しい位置にあるか否かを判断する。設定位置が規制位置と一致していれば、調整した高さ規制体35と幅規制体37が正しい位置にあり、設定位置が規制位置と異なれば、調整した高さ規制体35と幅規制体37が正しい位置にないと判断する。
設定した高さ規制体35と幅規制体37が正しい位置でなければ、ステップ114でブザー音とともにディスプレイ部103にその旨、すなわち規制位置が正しくないことを示すエラーを表示し、ステップ109に戻って、薬剤マスタテーブル101cから読み出した高さ規制体35と幅規制体37の規制位置と、第2薬剤供給部3の薬剤カセット22の識別番号をディスプレイ部103に表示し、第2薬剤供給部3の薬剤カセット22の高さ調整摘み部36と幅調整摘み部38を再度調整するようユーザに指示する。
設定した高さ規制体35と幅規制体37が正しい位置であれば、ステップ115で、中央演算処理部100は、第1薬剤供給部2と第2薬剤供給部3の薬剤カセット11,22を作動し、薬剤の払い出し動作を行う。
なお、モーターベース21に設けられた磁気センサ29が薬剤カセット22の蓋体39に設けられた磁石46を検出しなければ、蓋体39が開放されているので、蓋体39が閉じられるまで薬剤の払い出しは行わないようにすることで、薬剤の払い出し中に薬剤が薬剤カセット22から飛び出すのを防止することができる。
第2薬剤供給部3の薬剤カセット22の周壁構成体32と第2回転体34とで構成される薬剤収容部32aに収容された薬剤は、第1回転体33の回転により、第1回転体33から第2回転体34に移載され、第2回転体34の回転により、第2回転体34の薬剤搬送経路34aを搬送される。第2回転体34の薬剤搬送経路34aを搬送される薬剤は、調整された高さ規制体35を通過することで1層の薬剤だけが通過し、調整された幅規制体37を通過することで、1列になって搬送され、薬剤排出口49から排出される。薬剤排出口49から排出される薬剤は、薬剤検出センサ28により検出されて、所定数の薬剤が包装部5に供給される。包装部5では、第1薬剤供給部2、第2薬剤供給部3から供給される所定の薬剤を1包ずつ包装して払い出される。
なお、ステップ107で、記憶部101の薬剤マスタテーブル101cに調剤データの薬剤に関する薬剤情報がないと判断した場合、ステップ116で、中央演算処理部100は、ディスプレイ部103に図13(d)に示すような表示を行い、高さ調整摘み部36と幅調整摘み部38により高さ規制体35と幅規制体37の位置を調整するよう指示する。これは、調剤データに新薬が含まれているような場合、記憶部101の薬剤マスタテーブル101cに調剤データの薬剤に関する薬剤情報がないので、新薬に対応する規制位置情報を得られない。そこで、ユーザは、新薬の高さ、幅を測定してこれらに対応する高さ規制体35と幅規制体37の規制位置を求めて高さ調整摘み部36と幅調整摘み部38の目盛48a、48bを規制位置に合わせるか、新薬を実際に薬剤カセット22の第2回転体34に乗せ、新薬が高さ規制体35と幅規制体37を通過するまで高さ調整摘み部36と幅調整摘み部38を操作して、高さ規制体35と幅規制体37を調整する。
中央演算処理部100は、ステップ117で、エンコーダ83,84の回転量に基づいて、調整された高さ規制体35と幅規制体37の調整位置を検出する。ユーザは、高さ規制体35と幅規制体37を調整した後、ディスプレイ部103に表示されている登録ボタンを押す。
ステップ118では、中央演算処理部100は、ディスプレイ部103に表示した登録ボタンがオンされたか否かを判断する。登録ボタンがオンされたのであれば、ステップ119で、ディスプレイ部103に図13(e)に示すような表示を行い、薬種を入力するよう指示する。ステップ120で、薬種が入力されたか否か判断し、薬種が入力されると、ステップ121で、入力された薬種の薬剤と、高さ規制体35と幅規制体37の調整位置を記憶部101の薬剤マスタテーブル101cに記憶する。
次に、ステップ122で、中央演算処理部100は、分包スタートボタンが押されたと判断すると、ステップ115に移行し、中央演算処理部100は、第1薬剤供給部2と第2薬剤供給部3の薬剤カセット11,22を作動し、薬剤の払い出し操作を行う。
なお、ステップ118で登録ボタンがオンされない場合も考えられるが、この場合、ステップ122に移行し、分包スタートボタンが押されると、ステップ115で薬剤の払い出しを行う。
また、ステップ107で薬剤情報があっても、ステップ110で再登録ボタンがオンされることも考えられる、この場合、ステップ116~122の登録フローを実行する。
次に、図14に示す制御フローに基づいて、薬剤包装後に第2薬剤供給部3に残っている残薬の回収動作について説明する。
薬剤包装後に第2薬剤供給部3に薬剤が残っていると、次に包装する薬剤を投入したときに、前の薬剤が混入するので、第2薬剤供給部3に残っている薬剤は回収する必要がある。薬剤包装後に第2薬剤供給部3に薬剤が残るのは、包装前に、第2薬剤供給部3に処方を越える数量の薬剤を投入することが主な原因である。
第2薬剤供給部3は、前述したように、階段状に配置されて、各薬剤カセット22の上方の空間は空いていて遮るものがないため、第2薬剤供給部3の薬剤カセット22を取り外さなくても、ユーザは残薬を確認することができる。薬剤カセット22の蓋体39が透明であれば、薬剤カセット22を上から覗くだけでよい。また、薬剤カセット22の蓋体39が透明でなければ、蓋体39を開けるだけで、当該薬剤カセット22に薬剤が残っているかどうかを確認することができる。
ステップ201で、ディスプレイ部103に図15に示す表示を行うことによって、第2薬剤供給部3に残薬があるか否かの確認をユーザに促す。ディスプレイ部103には、残薬無しの場合に押す「残薬無し」ボタンと、残薬有りの場合にカセット番号を入力するカセット番号入力部とが表示される。ユーザは、第2薬剤供給部3に残薬があるか否かを目視で確認し、残薬が無ければ、「残薬無し」のボタンを押し、残薬が有れば、カセット番号入力部に残薬の有る薬剤カセット22の番号を入力する。
ステップ202で「残薬無し」のボタンが押されると、残薬回収動作を終了する。ステップ202で「残薬無し」のボタンが押されなければ、ステップ203で薬剤カセット22の番号が入力されるまで待機する。
ステップ203で薬剤カセット22の番号が入力されると、ステップ204で、入力された番号の薬剤カセット22を駆動する。ステップ205で、薬剤検出センサ28により薬剤を検出すると、ステップ206でタイマーをセットし、ステップ207で錠剤をカウントして、ステップ205に戻り、これを繰り返す。ステップ205で、錠剤を検出しない場合、ステップ208で、セットしたタイマーの時間が一定時間経過していなければ、ステップ205に戻る。ステップ208で、セットしたタイマーの時間が一定時間経過すれば、薬剤が一定時間以上検出できないので、残薬が回収されと判断し、ステップ209で、錠剤カセット22を停止して、残薬回収動作を終了する。
払い出された残薬は、包装部5で分包紙に包装される。図16は、服用時期ごとに薬剤が2錠ずつ分包された分包紙の後ろに続く回収包に、残薬が3錠包装されている。残薬が多い場合は、回収包が複数形成される。回収包には、回収した残薬の製造番号と、使用期限が印字されている。残薬の製造番号と使用期限は、第2薬剤供給部3に薬剤を投入する前に、当該薬剤の元瓶のバーコードを図示しないバーコードリーダにより読み取らせることで、制御装置の記憶部100の第2薬剤管理テーブル101bに記憶されている。
ユーザは、回収包を分包紙から切り離して、薬剤払出装置1の近傍に設けられた回収容器に収容する。回収包内の薬剤は、再利用される。
前記実施形態では、薬剤払出装置1の包装部5は、払い出された薬剤を分包紙に包装しているが、分包紙ではなくブリスターパックに包装することもできる。ブリスターパックに包装する薬剤払出装置は、国際公開WO2018/207868号に記載されているので、詳細な説明は省略する。ブリスターパックに包装する薬剤払出装置の場合、第2薬剤供給部の残薬は、ブリスターパックに包装して回収することができる。
本発明は、以上の実施形態に限るものではなく、発明の要旨の範囲内で変更や修正を行うことができる。
1 薬剤払出装置
2 第1薬剤供給部
3 第2薬剤供給部
6 制御装置
11 モーターベース
12 薬剤カセット
21 モーターベース
22 薬剤カセット
32 周壁構成体
32a 薬剤収容部
33 第1回転体
34 第2回転体
34a 薬剤搬送経路
35 高さ規制体
36 高さ調整摘み部(調整部)
37 幅規制体
38 幅調整摘み部(調整部)
68 軸部
53 表示パネル(表示部)
70 高さ規制部
74 摘み上部(トルクリミッタ)
74a 大径部
74b 小径部
74c 係合部
75 摘み下部(トルクリミッタ)
75a 被係合部
76 ばね(トルクリミッタ)
77 第1軸部
78 第2軸部
80 幅規制部
83 エンコーダ(検出手段)
84 エンコーダ(検出手段)
100 中央演算処理部(設定位置表示手段、判断手段、制御手段、入力指示手段、登録手段、戻し指示手段)
101 記憶部
101c 薬剤マスタテーブル
102 入力部
103 ディスプレイ部
2 第1薬剤供給部
3 第2薬剤供給部
6 制御装置
11 モーターベース
12 薬剤カセット
21 モーターベース
22 薬剤カセット
32 周壁構成体
32a 薬剤収容部
33 第1回転体
34 第2回転体
34a 薬剤搬送経路
35 高さ規制体
36 高さ調整摘み部(調整部)
37 幅規制体
38 幅調整摘み部(調整部)
68 軸部
53 表示パネル(表示部)
70 高さ規制部
74 摘み上部(トルクリミッタ)
74a 大径部
74b 小径部
74c 係合部
75 摘み下部(トルクリミッタ)
75a 被係合部
76 ばね(トルクリミッタ)
77 第1軸部
78 第2軸部
80 幅規制部
83 エンコーダ(検出手段)
84 エンコーダ(検出手段)
100 中央演算処理部(設定位置表示手段、判断手段、制御手段、入力指示手段、登録手段、戻し指示手段)
101 記憶部
101c 薬剤マスタテーブル
102 入力部
103 ディスプレイ部
Claims (8)
- 調剤データに基づいて複数の薬剤供給部から薬剤を払い出す薬剤払出装置であって、
前記薬剤供給部は、
薬剤を搬送する薬剤搬送経路と、
前記薬剤搬送経路の寸法を規制する規制体と、
薬剤の寸法に応じて前記規制体の位置を手動で調整するための調整部とを備えた薬剤払出装置において、
前記薬剤と、前記規制体の規制位置とを紐付けして記憶する記憶手段と、
前記調剤データに指定された薬剤に対応する前記規制体の規制位置を前記記憶手段から読み出して表示する設定位置表示手段とを備えることを特徴とする薬剤払出装置。 - 前記規制体の設定位置を検出する設定位置検出手段と、
前記記憶手段から読み出した前記調剤データに指定された薬剤に対応する前記規制体の規制位置と、前記設定位置検出手段が検出した前記規制体の設定位置とに基づいて、前記規制体が正しい位置にあるか否かを判断する判断手段と、
前記規制体が正しい位置にない場合にその旨を報知するか、前記薬剤供給部から薬剤の払い出しを行わない制御手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の薬剤払出装置。 - 前記薬剤供給部の前記規制体の規制位置を調整するようユーザに指示する調整指示手段と、
前記規制体の調整位置を検出する調整位置検出手段と、
薬剤の薬種を入力する入力指示手段と、
前記入力指示手段により入力された薬種の薬剤と、前記調整位置検出手段で検出した前記規制体の調整位置とを紐付けして前記記憶手段に登録する登録手段とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤払出装置。 - 前記規制体の初期位置を検出する初期位置検出手段と、
前記初期位置検出手段で検出された前記規制体の初期位置が所定値以下でない場合に、前記規制体の位置を前記所定値以下に戻すようユーザに指示する戻し指示手段を備える請求項1から3のいずれかに記載の薬剤払出装置。 - 前記調整部は、前記規制体と螺合して前記規制体を移動させる軸部と、前記軸部に取り付けられた大径部と小径部とを備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の薬剤払出装置。
- 前記軸部と前記大径部又は前記小径部との間にトルクリミッタを備えることを特徴とする請求項5に記載の薬剤払出装置。
- 前記トルクリミッタが作動しても前記軸部を下部から回転操作することで、前記規制体を移動可能であることを特徴とする請求項6に記載の薬剤払出装置。
- 前記薬剤供給部に表示部を備え、
前記設定位置表示手段は、前記規制体の規制位置を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の薬剤払出装置。
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JP2020163412 | 2020-09-29 |
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-
2021
- 2021-08-17 JP JP2021133033A patent/JP2022056363A/ja active Pending
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