JP2022055844A - コネクタ - Google Patents

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Motoyasu Ando
知夫 三田村
Tomoo Mitamura
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Abstract

【課題】組み付け性を向上できるコネクタを提供すること。【解決手段】コネクタ10は、ハウジング20と、ハウジング20に収容された第1端子としての中継端子43と、ハウジング20に収容され、中継端子43と接続される第2端子としての電線側端子60と、を備える。ハウジング20は、中継端子43と電線側端子60とを位置決めするリブ27,28を有する。【選択図】図2

Description

本開示は、コネクタに関する。
従来、平板状の端子同士をボルトで共締めすることによって接続するコネクタが知られている。例えば、特許文献1には、平板状の第1端子と第2端子とをボルトで共締めすることによって接続するコネクタが開示されている。ハウジングは、第1端子を位置決めする第1凹部と、第2端子を位置決めする第2凹部とを有するコネクタが開示されている。
特開2015-198033号公報
ところで、上述したコネクタでは、ハウジングに対する第1端子及び第2端子の組み付け性の向上が望まれており、この点においてなお改善の余地があった。
本開示の目的は、組み付け性を向上できるコネクタを提供することにある。
本開示の一態様であるコネクタは、ハウジングと、前記ハウジングに収容された第1端子と、前記ハウジングに収容され、前記第1端子と接続される第2端子と、を備え、前記ハウジングは、前記第1端子と前記第2端子とを位置決めするリブを有する。
本開示のコネクタによれば、組み付け性を向上できるという効果を奏する。
図1は、一実施形態のコネクタの斜視図である。 図2は、一実施形態のコネクタの平面図である。 図3は、中継端子及び電線側端子を示すコネクタの平面図である。 図4は、中継端子と電線側端子との締結状態を示すコネクタの断面図である。 図5は、中継端子と電線側端子との締結を示すコネクタの断面図である。 図6は、中継端子と電線側端子との締結を示すコネクタの断面図である。 図7は、中継端子と電線側端子との締結を示すコネクタの断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示のコネクタは、ハウジングと、前記ハウジングに収容された第1端子と、前記ハウジングに収容され、前記第1端子と接続される第2端子と、を備え、前記ハウジングは、前記第1端子と前記第2端子とを位置決めするリブを有する。
この構成によれば、リブによって第1端子及び第2端子の位置決めを行うことができ、コネクタの組み立て作業性を向上できる。
[2]前記第1端子は、端部から内部に向けて延びる溝部を有し、前記第1端子は、前記溝部に前記リブが挿入されて位置決めされ、前記第2端子は、前記リブの側の先端部を有し、前記第2端子は、前記先端部が前記リブに当接して位置決めされることが好ましい。
この構成によれば、リブに対して溝部を合わせることと、リブに対して先端部を当接することにより、第1端子と第2端子とを容易に位置合わせでき、コネクタの組み立て作業性を向上できる。
[3]前記第1端子は、前記第2端子とは反対側を向く第1上面を有する第1端子接続部と、前記第1端子接続部の端部から突出する第1突部を有し、前記第1突部は、前記第1端子接続部の前記第1上面の側に向けて斜めに延び、前記第1突部の先端は、前記第1上面よりも上方に位置することが好ましい。
この構成によれば、斜めに延びる第1突部により、第1端子接続部の第1上面とは反対側に第2端子を誘い込むことができ、コネクタの組み立て作業性をより向上できる。
[4]前記第2端子は、前記先端部から突出する第2突部を有し、前記第2突部は、前記第1端子に向かう第2上面を有し、前記第2突部の前記第2上面は、前記第2突部の先端に向かうにつれて前記第2突部が薄くなるように傾斜していることが好ましい。
この構成によれば、第2突部の第2上面が傾斜していることで、第1端子接続部の第1上面とは反対側に第2突部つまり第2端子を誘い込むことができ、コネクタの組み立て作業性をより向上できる。
[5]前記ハウジングは、互いに対向する一対の内側面と、前記一対の内側面の間に位置し、前記一対の内側面と平行に延びる区画壁と、を有し、前記区画壁は、前記一対の内側面との間に一対の端子収容部を形成し、前記第1端子と前記第2端子の各々は、前記一対の端子収容部にそれぞれ収容され、前記リブは、前記内側面と対向する前記区画壁の側面から、前記側面と対向する前記内側面に向かって延びる第1リブと、前記内側面から前記第1リブに向かって延びる第2リブとを含み、前記第1端子の溝部は、前記第1リブ及び前記第2リブが挿入される第1溝部及び第2溝部を含み、前記第2突部は、前記先端部から突出して前記第1リブと前記第2リブとの間に挿入されることが好ましい。
この構成によれば、ハウジングの内側面と区画壁の側面から延びる第1リブ及び第2リブによって第1端子及び第2端子を位置決めできるため、ハウジングの形状をより簡素なものとできる。
[6]前記第2端子は、電線の端部に接続されており、前記ハウジングは、前記第2端子を挿通させる端子挿通部を有し、前記第1端子の前記第1突部は、前記第1端子接続部における前記端子挿通部の側の端部から突出していることが好ましい。
この構成によれば、第2端子が接続された電線と第1端子との接続を容易に行うことができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「平行」や「直交」は、厳密に平行や直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね平行や直交の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(コネクタの概略)
図1から図4に示すコネクタ10は、互いに並列された2本の電線Wを相手側機器(図示略)に対して接続するものである。相手側機器は、例えばハイブリッド車や電気自動車等に搭載されるモータやインバータ等である。相手側機器は機器側コネクタを有している。コネクタ10は、機器側コネクタに接続される。
なお、以下の説明において、2本の電線Wの並ぶ方向をY方向、電線Wの延びる方向をX方向、X方向及びY方向と直交する方向をZ方向とする。
(コネクタの構成)
コネクタ10は、ハウジング20、コネクタ側端子40、電線側端子60、ボルト71、ナット72を有している。
(ハウジング)
ハウジング20は、例えば合成樹脂等の絶縁材料により形成されている。
ハウジング20は、本体部21、カバー部材23、端子保持部30、電線保持部34を有している。
本体部21は、概略直方体状に形成されている。本体部21は開口部22を有し、その開口部22にはカバー部材23が装着されている。本明細書において、本体部21が開口している方向、つまり開口部22の側を上側とし、開口部22とは反対側を下側とする。なお、図3、図4は、カバー部材23を取り外した状態を示している。カバー部材23は、カバー部材23に取着されたシール部材24によって、開口部22の開口部分をシール状態で閉止する。シール部材24は、本体部21の内面とカバー部材23との間をシール可能なゴム材等により形成することができる。
図2、図3に示すように、本体部21は、中央に隔壁25を有している。隔壁25は、X方向に延びるように形成されている。本体部21は、本体部21の内部に、隔壁25により区画された2つの端子収容部26a,26bを有している。
本体部21は、Y方向において、隔壁25と対向する内側面21a,21bから隔壁25に向かって突出する第1リブ27を有している。隔壁25は、内側面21aと対向する側面25aと、内側面21bと対向する側面25bを有している。本体部21は、隔壁25の両側面25a,25bから、側面25a,25bと対向する内側面21a,21bに向かって突出する第2リブ28を有している。
本体部21は、内部に2つのナット保持部29を有している。各ナット保持部29にはナット72が保持されている。ナット72は、ナット72の軸線から見た外形形状が四角形状であり、例えば金属製の角ナットである。ナット保持部29は、ナット72の軸線がZ方向となるようにナット72を保持する。このナット72の軸線は、ハウジング20の開口部22の方向を向く。ナット保持部29は、保持したナット72の上面72aがナット保持部29の上端よりもハウジング20の開口部22の側、つまり上方に位置するように、ナット72を保持する。また、ナット保持部29は、ナット72の軸線周りの回転を規制する。
端子保持部30は、本体部21から、開口部22と反対方向、つまり下方に向けて延びている。端子保持部30は、コネクタ側端子40の接続端子41を収容する。
端子保持部30は、本体部21から延びる1つの挿入部31と、挿入部31から延びる2つの端子部32とを備えている。挿入部31及び端子部32は、相手側機器の機器側コネクタに挿入される。挿入部31の外周面にはシール部材33が配設されている。シール部材33は、挿入部31が機器側コネクタに挿入された状態で、挿入部31と機器側コネクタとの間をシールする。シール部材33は、挿入部31と機器側コネクタとの間をシール可能なゴム材等により形成することができる。
電線保持部34は、本体部21からX方向に延びている。電線保持部34には、第2端子としての電線側端子60を挿通させる端子挿通部35が形成されている。端子挿通部35は、本体部21の内部とハウジング20の外部とを連通するように形成されている。電線保持部34には2つの端子挿通部35が形成され、2つの端子挿通部35の各々に、2本の電線Wの先端に取着された電線側端子60がそれぞれ挿通される。
(電線)
図2から図4に示すように、各電線Wは、例えば、導体よりなる芯線Waと、芯線Waの外周を被覆する絶縁被覆Wbとを有する。図4に示すように、絶縁被覆Wbの外周には、環状のシール部材36が装着されている。
芯線Waは、例えば、複数の金属素線を撚り合わせてなる撚り線、内部が中実構造をなす柱状の1本の金属棒からなる柱状導体や内部が中空構造をなす筒状導体などを用いることができる。芯線Waとしては、例えば、撚り線、柱状導体や筒状導体を組み合わせて用いてもよい。柱状導体としては、例えば、単芯線やバスバなどを挙げることができる。本実施形態の芯線Waは、撚り線である。芯線Waの材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。各電線Wは、自身に電磁シールド構造を有するシールド線であってもよいし、自身に電磁シールド構造を有しないノンシールド電線であってもよい。
図4に示すように、シール部材36は、端子挿通部35に配置される。シール部材36は、電線Wと端子挿通部35との間をシールする。シール部材36は、電線Wの絶縁被覆Wbとハウジング20の端子挿通部35との間をシール可能なゴム材等により形成することができる。
電線保持部34には、リテーナ37が取着される。リテーナ37は、シール部材36よりも開口部22の側に取着される。リテーナ37は、シール部材36を抜け止めする。本実施形態のリテーナ37は、電線Wを挟むように分割されている。このように分割されたリテーナ37は、電線W及びシール部材36をハウジング20に取着した後、電線保持部34に取着される。
(電線側端子)
図2から図4に示すように、電線側端子60は、電線Wの芯線Waに接続されている。
電線側端子60は、導電性を有する金属から構成される。電線側端子60は、電線接続部61、第2端子接続部62、第2突部63を有している。
電線接続部61は、電線Wの芯線Waに接続されている。電線接続部61は、例えば一対の圧着片を有し、その圧着片によって芯線Waに接続されている。なお、電線側端子60の電線接続部61と電線Wの芯線Waとが溶接等によって接続されてもよい。
第2端子接続部62は、電線接続部61から電線Wと反対方向に延びている。
第2端子接続部62は、平板状に形成されている。第2端子接続部62は、厚さ方向であるZ方向から視て、X方向に長い長方形状に形成されている。第2端子接続部62は、電線接続部61と接続される基端部62cと、電線接続部61と反対側の先端部62dとを有している。第2端子接続部62は、第2端子接続部62を厚さ方向に貫通する第2ボルト挿通孔62Xを有している。第2ボルト挿通孔62Xは、例えば、第2端子接続部62の厚さ方向から視た形状が円形状に形成されている。第2ボルト挿通孔62Xは、この第2端子接続部62とコネクタ側端子40とを接続するボルト71を挿通可能な大きさに形成されている。
端子挿通部35に挿通された電線側端子60は、第2端子接続部62の先端部62dが、ハウジング20の第1リブ27及び第2リブ28に当接する。
第2突部63は、第2端子接続部62の先端部62dから、電線接続部61とは反対側に向けて延びている。図2、図3に示すように、第2突部63は、Y方向に長い長方形状に形成されている。第2突部63の幅は、ハウジング20の第1リブ27と第2リブ28との間のY方向の間隔よりも狭く設定されている。図4に示すように、第2突部63の上面63aは、第2突部63の先端に向けて第2突部63の厚さを薄くするように傾斜している。
図2、図3に示すように、第2端子接続部62の先端部62dは、第1リブ27と第2リブ28とに当接する。そして、先端部62dから突出する第2突部63は、第1リブ27と第2リブ28との間に挿入される。
第2端子接続部62の先端部62dは、ハウジング20の第1リブ27及び第2リブ28に当接する。そして、第2端子接続部62は、第2ボルト挿通孔62Xの軸線と、ハウジング20に保持されたナット72の軸線とが一致する。言い換えると、電線側端子60の第2端子接続部62は、第1リブ27及び第2リブ28により、ハウジング20に保持されたナット72に対して位置決めされる。なお、「軸線が一致する」とは、軸線に沿った方向から視て、第2ボルト挿通孔62Xを挿通するボルト71がナット72にねじ込むことが可能である程度にずれた場合も含まれる。
(コネクタ側端子)
図3、図4に示すように、コネクタ側端子40は、接続端子41、連結導体42、第1端子としての中継端子43を有している。接続端子41は、連結導体42と接続されている。連結導体42は中継端子43と接続されている。
接続端子41は、端子保持部30に保持されている。接続端子41は、例えば雌端子であり、機器側コネクタの雄端子が接続される。図4に示すように、接続端子41は、本体部21に配置される接続部41aを有している。接続部41aは、例えば平板状に形成されている。連結導体42は接続部41aに接続されている。
中継端子43は、本体部21の端子収容部26a,26bに収容されている。中継端子43は、接続端子41よりも電線Wに向かう方向に配置されている。なお、図3において、2つの中継端子43のうちの一方の中継端子43は、電線側端子60を明示するために省略されている。
中継端子43は、第1端子接続部44、第1突部45、連結部46を有している。
第1端子接続部44は平板状に形成されている。第1端子接続部44は、厚さ方向であるZ方向から視て、X方向に長い長方形状に形成されている。第1端子接続部44は、第1端子接続部44を厚さ方向に貫通する第1ボルト挿通孔44Xを有している。第1ボルト挿通孔44Xは、例えば、第1端子接続部44の厚さ方向から視た形状が円形状に形成されている。第1ボルト挿通孔44Xは、この第1端子接続部44と電線側端子60とを接続するボルト71を挿通可能な大きさに形成されている。
第1端子接続部44は、X方向と直交するY方向において互いに反対側を向く側面44c,44dを有している。第1端子接続部44は、側面44cから第1端子接続部44の中央に向かう第1溝部44eと、側面44dから第1端子接続部44の中央に向かう第2溝部44fとを有している。X方向における第1溝部44eと第2溝部44fの幅は、X方向における第1リブ27及び第2リブ28の厚さよりも大きく設定されている。第1端子接続部44は、第1溝部44eと第2溝部44fに、第1リブ27と第2リブ28とが挿入されるように、端子収容部26a,26bに収容される。
第1突部45と連結部46とは、第1端子接続部44に対して、X方向において互いに反対側に設けられている。第1突部45は、第1端子接続部44から、電線Wを保持する電線保持部34に向けて延びるように形成されている。連結部46は、第1端子接続部44に対して、第1突部45と反対側に設けられている。
図4に示すように、第1突部45は、第1端子接続部44から本体部21の開口部22の側に向けて斜めに延びている。第1突部45の先端45aは、第1端子接続部44の上面44aよりも本体部21の開口部22の側に位置している。連結部46は、第1端子接続部44から、本体部21の開口部22に向けてZ方向に延びている。
中継端子43は、第1端子接続部44の第1溝部44eと第2溝部44fとにハウジング20の第1リブ27と第2リブ28とが挿入された状態で、ハウジング20に対して位置決めされる。この位置決めされた第1端子接続部44は、第1ボルト挿通孔44Xの軸線と、ハウジング20に保持されたナット72の軸線とが一致する。言い換えると、中継端子43の第1端子接続部44は、第1リブ27及び第2リブ28により、ハウジング20に保持されたナット72に対して位置決めされる。
ナット72には、電線側端子60の第2端子接続部62が位置決めされている。したがって、ナット72に対して、電線側端子60の第2端子接続部62と、中継端子43の第1端子接続部44とが位置決めされる。つまり、ハウジング20の第1リブ27及び第2リブ28は、電線側端子60の第2端子接続部62と、中継端子43の第1端子接続部44とを位置決めする。
連結導体42は、接続端子41と中継端子43とを連結する導電体である。連結導体42は、柔軟性を有する。連結導体42は、例えば、導電性の素線を例えば筒状に編み込んだ編組線である。
連結導体42は第1端と第2端とを有している。連結導体42の第1端は接続端子41の接続部41aに接続され、連結導体42の第2端は中継端子43の連結部46に接続されている。なお、図3において、2つの連結導体42のうちの一方の連結導体42は省略されている。
ボルト71は、中継端子43の第1ボルト挿通孔44Xと電線側端子60の第2ボルト挿通孔62Xとを貫通し、ナット72にねじ込まれている。ボルト71及びナット72は、中継端子43と電線側端子60とを締結する。
(コネクタの組み立て)
先ず、コネクタ側端子40の接続端子41と中継端子43とを連結導体42によって連結する。
図5に示すように、ハウジング20の開口部22から、コネクタ側端子40をハウジング20に収容する。このとき、コネクタ側端子40の中継端子43は、第1端子接続部44の溝部44e,44fにハウジング20のリブ27,28が挿通され、ハウジング20に対して位置決めされる。
次に、電線Wの芯線Waに接続した電線側端子60を、ハウジング20の電線保持部34に形成した端子挿通部35に挿通する。このとき、電線側端子60の先端の第2突部63が、中継端子43の第1突部45の下面45bに当接する。更に電線側端子60を挿入することにより、電線側端子60は、傾斜した第1突部45により第1端子接続部44の下面44bの側に誘導される。これにより、図6に示すように、電線側端子60は、中継端子43の第1端子接続部44とナット72との間に誘導される。そして、電線側端子60は、第2端子接続部62の先端部62dがリブ27,28に当接し、ハウジング20に対して位置決めされる。そして、ハウジング20のリブ27,28により、中継端子43と電線側端子60とが位置決めされる。
図7に示すように、このように位置決めされた中継端子43及び電線側端子60において、それぞれのボルト挿通孔44X,62Xの軸線が、ハウジング20に保持されたナット72の軸線と一致する。このため、中継端子43の第1ボルト挿通孔44Xと電線側端子60の第2ボルト挿通孔62Xとにボルト71を挿通させ、ボルト71をナット72にねじ込む。ボルト71及びナット72により、中継端子43と電線側端子60とを共締めし、中継端子43と電線側端子60とを接続する。
ボルト71とナット72にねじ込む作業は、ハウジング20の開口部22から工具を入れて行われる。そして、締結後に、カバー部材23によって開口部22がシール状態で閉止される。
(作用効果)
次に、上記のコネクタ10の作用効果を説明する。
(1)ハウジング20は、本体部21を有している。本体部21は、中央に隔壁25と、隔壁25と対向する内側面21a,21bから、隔壁25に向かって突出する第1リブ27と、隔壁25の両側面25a,25bから内側面21a,21bに向かって突出する第2リブ28とを有している。
隔壁25と両内側面21a,21bとの間には、端子収容部26a,26bが区画され、各端子収容部26a,26bには、コネクタ側端子40の中継端子43が収容される。中継端子43は、第1端子接続部44を有している。第1端子接続部44は、平板状であり、互いに反対側を向く一対の側面44c,44dから、第1端子接続部44の中央に向かう溝部44e,44fを有している。中継端子43は、溝部44e,44fにリブ27,28が挿入されることにより、ハウジング20に対して位置決めされる。
ハウジング20は、本体部21から延びる。電線保持部34を有している。電線保持部34には、電線側端子60を挿通させる端子挿通部35が形成されている。電線保持部34には端子挿通部35が形成され、端子挿通部35に電線Wの先端に取着された電線側端子60がそれぞれ挿通される。電線側端子60は、第2端子接続部62を有している。第2端子接続部62は、平板状であり、第2端子接続部62の先端部62dがハウジング20の第1リブ27及び第2リブ28に当接することにより、ハウジング20に対して位置決めされる。
このように、ハウジング20に形成されたリブ27,28により、中継端子43及び電線側端子60を位置決めできる。したがって、コネクタ10の組み立て作業性を向上できる。
(2)ハウジング20に形成されたリブ27,28により、中継端子43及び電線側端子60を位置決めできる。このため、中継端子43と電線側端子60とのそれぞれに対して位置決めのための構造を設ける場合と比べ、ハウジング20の形状をより簡素にできる。
(3)位置決めされた中継端子43及び電線側端子60は、それぞれのボルト挿通孔44X,62Xの軸線が、ハウジング20に保持されたナット72の軸線と一致する。このため、図7に示すように、中継端子43の第1ボルト挿通孔44Xと電線側端子60の第2ボルト挿通孔62Xとにボルト71を挿通させ、そのボルト71を容易にナット72にねじ込むことができる。これにより、中継端子43と電線側端子60とを容易に締結できる。
(4)中継端子43は、第1端子接続部44の端部から突出する第1突部45を有している。第1突部45は、第1端子接続部44において、電線側端子60が挿通される端子挿通部35の側の端部から突出する。第1端子接続部44は、電線側端子60の側を向く下面44bと、電線側端子60とは反対側を向く上面44aとを有している。第1突部45の先端は、第1端子接続部44の上面44aよりも上方に位置している。
電線側端子60を端子挿通部35に挿通させたとき、電線側端子60の第2突部63は、第1突部45の下面45bに当接する。第1突部45が傾斜していることにより、電線側端子60は、中継端子43とナット72との間に挿入される。つまり、電線側端子60は、第1突部45によって、第1端子接続部44の下面44bの側に誘い込むことができる。これにより、中継端子43をハウジング20の開口部22の側に移動させることなく、電線側端子60を挿通させるだけで、電線側端子60を中継端子43とナット72との間の規定位置に配置することができ、コネクタ10の組み付け作業性をより向上できる。
(5)電線側端子60の第2突部63は、第2突部63の先端ほど薄くなるように、上面63aが傾斜している。この傾斜した上面63aにより、第2突部63が第1端子接続部44から突出する第1突部45の下面45bに当接し、第2突部63を第1端子接続部44とナット72との間に誘導する。これにより、電線側端子60の第2端子接続部62を第1端子接続部44とナット72との間に容易に配置できる。したがって、コネクタ10の組み立て作業性をより向上できる。
(6)第2突部63の上面63aは、第2突部63の先端に向かうほど第2突部63が薄くなるように傾斜している。したがって、第2突部63の先端が第1端子接続部44から突出する第1突部45に当接したとき、傾斜した上面63aによって第1突部45をハウジング20の開口部22の側に移動させる。これにより、中継端子43を作業者が開口部22の側に移動させることなく、電線Wに接続した電線側端子60を挿入する操作のみで中継端子43を開口部22の側に移動させて中継端子43とナット72との間の電線側端子60の第2端子接続部62を配置することができ、コネクタ10の組み立て作業性をより向上できる。
(7)ハウジング20は、本体部21の中央に隔壁25を有している。隔壁25は、両内側面21a,21bとの間に、2つの端子収容部26a,26bを区画する。中継端子43と電線側端子60の各々は、各端子収容部26a,26bに収容される。隔壁25により、2つの中継端子43の間、2つの電線側端子60の間の絶縁を確保できる。また、隔壁25に第2リブ28を設けることで、リブ27,28を形成する部材を別途設ける場合と比べ、ハウジング20の形状をより簡素とすることができる。
(8)コネクタ10は、ハウジング20に保持されたナット72から、ハウジング20の開口部22に向けて電線側端子60とコネクタ側端子40の中継端子43とが配設され、ボルト71とナット72とによって締結されている。このため、例えばコネクタ側端子40の交換が必要となったときには、電線側端子60を移動させることなくコネクタ側端子40をハウジング20から取り外して新たなコネクタ側端子40をハウジング20に固定することができ、コネクタ10の組み立て作業性を向上できる。
(変更例)
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態において、第1リブ27と第2リブ28との何れか一方を省略してもよい。第1端子接続部44と第2端子接続部62の位置決めは、第1リブ27と第2リブ28とのいずれか一方のリブによっても行うことができる。
・電線側端子60の第2突部63の上面63aは、傾斜していなくてもよい。つまり、第2突部63の厚さが変わらないように形成されてもよい。
・上記実施形態に対し、隔壁25を2つの端子収容部26a,26bをそれぞれ区画するように複数の隔壁を設ける構成としてもよい。この場合、本体部21の一対の内側面21a,21bと対向する隔壁に第2リブ28が設けられる。
・3つ以上のコネクタ側端子40及び電線側端子60を有するコネクタとしてもよい。
・今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 コネクタ
20 ハウジング
21 本体部
21a,21b 内側面
23 カバー部材
22 開口部
24 シール部材
25 隔壁
25a,25b 側面
26a,26b 端子収容部
27 第1リブ
28 第2リブ
29 ナット保持部
30 端子保持部
31 挿入部
32 端子部
33 シール部材
34 電線保持部
35 端子挿通部
36 シール部材
37 リテーナ
40 コネクタ側端子
41 接続端子
41a 接続部
42 連結導体
43 中継端子(第1端子)
44 第1端子接続部
44a 上面(第1上面)
44b 下面
44c、44d 側面
44e,44f 溝部
44X 第1貫通孔(第1ボルト挿通孔)
45 第1突部
45a 先端
45b 下面
46 連結部
60 電線側端子(第2端子)
61 電線接続部
62 第2端子接続部
62a 上面
62b 下面
62c 基端部
62d 先端部
62X 第2貫通孔(第2ボルト挿通孔)
63 第2突部
63a 上面(第2上面)
71 ボルト
72 ナット
72a 上面
W 電線
Wa 芯線
Wb 絶縁被覆

Claims (6)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに収容された第1端子と、
    前記ハウジングに収容され、前記第1端子と接続される第2端子と、
    を備え、
    前記ハウジングは、
    前記第1端子と前記第2端子とを位置決めするリブを有する、
    コネクタ。
  2. 前記第1端子は、端部から内部に向けて延びる溝部を有し、
    前記第1端子は、前記溝部に前記リブが挿入されて位置決めされ、
    前記第2端子は、前記リブの側の先端部を有し、
    前記第2端子は、前記先端部が前記リブに当接して位置決めされる、
    請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記第1端子は、前記第2端子とは反対側を向く第1上面を有する第1端子接続部と、前記第1端子接続部の端部から突出する第1突部を有し、
    前記第1突部は、前記第1端子接続部の前記第1上面の側に向けて斜めに延び、前記第1突部の先端は、前記第1上面よりも上方に位置する、
    請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記第2端子は、前記先端部から突出する第2突部を有し
    前記第2突部は、前記第1端子に向かう第2上面を有し、
    前記第2突部の前記第2上面は、前記第2突部の先端に向かうにつれて前記第2突部が薄くなるように傾斜している、
    請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記ハウジングは、
    互いに対向する一対の内側面と、
    前記一対の内側面の間に位置し、前記一対の内側面と平行に延びる区画壁と、を有し、
    前記区画壁は、前記一対の内側面との間に一対の端子収容部を形成し、
    前記第1端子と前記第2端子の各々は、前記一対の端子収容部にそれぞれ収容され、
    前記リブは、前記内側面と対向する前記区画壁の側面から、前記側面と対向する前記内側面に向かって延びる第1リブと、前記内側面から前記第1リブに向かって延びる第2リブとを含み、
    前記第1端子の溝部は、前記第1リブ及び前記第2リブが挿入される第1溝部及び第2溝部を含み、
    前記第2突部は、前記先端部から突出して前記第1リブと前記第2リブとの間に挿入される、
    請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記第2端子は、電線の端部に接続されており、
    前記ハウジングは、前記第2端子を挿通させる端子挿通部を有し、
    前記第1端子の前記第1突部は、前記第1端子接続部における前記端子挿通部の側の端部から突出している、
    請求項3から請求項5のいずれか一項に記載のコネクタ。
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