JP2022055379A - 照明装置 - Google Patents

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良蔵 伊藤
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【課題】光の均一性を保持しながら、連続的に照度又は色を変更することができる照明装置を提供する。【解決手段】光源部12と、該光源部12からの光を均一化する第1の均一化光学系部14と、該第1の均一化光学系部14からの光をリレーするリレー光学系部16と、該リレー光学系部16からの光をさらに均一化する第2の均一化光学系部18と、該第2の均一化光学系部18からの光を照射対象面Fに照射する投影光学系部20と、を備え、該第1の均一化光学系部14よりも光源部12側に配置されて光の照度又は色を変更させる変更光学部材52、72と、該変更光学部材52,72を光路中に進退移動させる移動機構54、74と、を有し、該変更光学部材52、72の光路中への挿入量dを連続的に変化させることにより投影光学系部20から照射される光の照度又は色を連続的に変更させうる連続可変手段22が設けられた照明装置10から構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、固体撮像素子等の光学デバイスのテストや、顕微鏡、プロジェクタ、その他種々の照明光源として利用可能な照明装置に関する。
CCDやCMOS等の半導体の集積回路で設けられる固体撮像素子(イメージセンサ)は、光を電気信号に変換する特性を利用して、デジタルスチルカメラやビデオカメラ、携帯電話、自動車の先進運転支援システム等の各種センサ、その他種々の産業機器等に広く活用されている。固体撮像素子は、ウエハ完成後や製品出荷前にその光電特性が正常か否かの検査が必要であるが、固体撮像素子の検査を行うための照明光を照射する照明装置が種々開発されている(例えば、特許文献1参照)。従来の照明装置は、光源と、光源からの光を照度分布の均一な光として生成する多数のレンズやフィルタを有した照明光学系と該照明光学系を通過した照明光を検査対象の固体撮像素子に対して投影する投影光学系とを含む光学系と、を有しており、検査対象の固体撮像素子の受光面に均一な照明光を照射するようになっている。一方、種々の照明装置では、目的の条件に応じて照射する光の色や明るさ(照度)などを調整するために、色変換フィルタや減光フィルタ(NDフィルタ)等の様々な光学フィルタが利用されている。例えば、従来のNDフィルタは、所定の光学濃度で形成されて光の透過率が50%、25%、12.5%・・・等に段階的に設定されており、目的に応じた光学濃度値のものが選択されて、照明装置の光路中に配置されて照度調整が行われている。NDフィルタは、可視光領域で透過する光の色を変化させずに、かつ均一的な透過率で光量を減少させるようになっており、照度の調整にはよく利用されている。
特許第5181174号公報
上記のように固体撮像素子は様々な分野で広く活用されていることから、製品出荷前等に行われる光学テストにおいても様々な光学条件下でのテストが要求されている。例えば、光の明暗の変化すなわち照度の変更に対応して固体撮像素子が正常に機能するかどうかのテストを行う際には、照明装置の光の照度を調整するために特定の光学濃度を持つNDフィルタが利用されていた。しかしながら、従来のNDフィルタは、それぞれ所定の光学濃度で形成されて透過率が一定値に形成されていることから、NDフィルタを交換することにより光の透過率を50%、25%、12.5%・・・等の段階的にしか変更することができないため、照度を連続的に変更したり微調整したりすることは困難ないし不可能であり、正確な固体撮像素子の光学テストを行うことができなかった。また、例えば、NDフィルタと絞りの開口の大きさを変更できる可変絞りとを組み合わせることにより光の照度を連続的に変更する方法も知られている。この可変絞りを利用する方法の場合には、絞りの開口の大きさを変化させるにしたがって該絞りの開口から入射しうる光の角度も変化することとなる結果、光の均一性が変化し、特に絞りの開口を小さくした際に照度むらを生じさせて均一性が悪化してしまい、正確な固体撮像素子の光学テストを行えない問題があった。また、例えば、一枚のフィルタで直線状又は円形状に連続的に光学濃度を変化させた楔型や長方形状又は円形状の光学濃度連続可変型フィルタも知られている。しかしながら、従来の光学濃度連続可変型フィルタでは、該フィルタを直線的に移動させたり回転させたりすることにより光を透過させる位置の光学濃度を変更させて、連続的に照度を変換させることができる反面、照度変化に伴って光の色の変化も生じてしまい、正確な固体撮像素子の光学テストを行えない問題があった。さらに、光の色を補正するために色変換フィルタの利用が考えられるが、従来の色変換フィルタでは一枚ごとに色が固定されて形成されているため、非常に多数の色変換フィルタを用意する必要があり高コストで煩雑化するとともに、色の微調整が困難であり正確な光学テストを実現しえない問題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、光の均一性を保持しながら、連続的に照度又は色を変更することができる照明装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、光源部12と、該光源部12からの光を均一化する第1の均一化光学系部14と、該第1の均一化光学系部14からの光をリレーするリレー光学系部16と、該リレー光学系部16からの光をさらに均一化する第2の均一化光学系部18と、該第2の均一化光学系部18からの光を照射対象面Fに照射する投影光学系部20と、を備え、該第1の均一化光学系部14よりも光源部12側に配置されて光の照度又は色を変更させる変更光学部材52、72と、該変更光学部材52,72を光路中に進退移動させる移動機構54、74と、を有し、該変更光学部材52、72の光路中への挿入量dを連続的に変化させることにより投影光学系部20から照射される光の照度又は色を連続的に変更させうる連続可変手段22(48、50)が設けられた照明装置10から構成される。
また、変更光学部材52は、所定の透過率で光を透過する拡散板を含むこととしてもよい。
また、変更光学部材72は、所定の色温度に変換する色変換フィルタを含むこととしてもよい。
また、連続可変手段22は、並設された複数の変更光学部材52、72を有し、移動機構54、74は、複数の変更光学部材52、72をそれぞれ独立して進退移動するように設けられたこととしてもよい。
また、連続可変手段22は、照度を変更させる照度変更光学部材52と、色を変更させる色変更光学部材72と、が並設され、移動機構は、照度変更光学部材52を進退移動させる第1移動装置54と、色変更光学部材72を進退移動させる第2移動装置74と、を有することとしてもよい。
また、移動機構54、74は、変更光学部材52、72を光軸Xに対して直交する方向に直線移動させる直線往復運動装置56を有することとしてもよい。
また、第1の均一化光学系部14及び第2の均一化光学系部18は、それぞれロッドインテグレータ30、32を含むこととしてもよい。
また、第1均一化光学系部14と第2の均一化光学系部18の少なくともいずれか一方は、フライアイレンズインテグレータを含むこととしてもよい。
また、第2の均一化光学系部18と投影光学系部20との間の位置に、該第2の均一化光学系部18からの光をさらに均一化する他の均一化光学系部94が配置されたこととしてもよい。
また、変更光学部材52、72の光路中への挿入量dと、該挿入量dに対応して投影光学系部20から照射される光の照射対象面Fでの照度又は色温度と、の関係を予め記憶したデータベース82、90と、該データベース82、90を利用して該変更光学部材の挿入量を制御する制御手段80、88と、を含むこととしてもよい。
本発明の照明装置によれば、光源部と、該光源部からの光を均一化する第1の均一化光学系部と、該第1の均一化光学系部からの光をリレーするリレー光学系部と、該リレー光学系部からの光をさらに均一化する第2の均一化光学系部と、該第2の均一化光学系部からの光を照射対象面に照射する投影光学系部と、を備え、該第1の均一化光学系部よりも光源部側に配置されて光の照度又は色を変更させる変更光学部材と、該変更光学部材を光路中に進退移動させる移動機構と、を有し、該変更光学部材の光路中への挿入量を連続的に変化させることにより投影光学系部から照射される光の照度又は色を連続的に変更させうる連続可変手段が設けられたことから、照射する光の均一性を保持しながら、照度又は色を連続的に変更させることができる。
また、変更光学部材は、所定の透過率で光を透過する拡散板を含む構成とすることにより、光の色の変化をほとんど伴わずに連続的にかつ高分解能にて光の照度を変更させることができ、目的の光条件での照明を実現できる。
また、変更光学部材は、所定の色温度に変換する色変換フィルタを含む構成とすることにより、変更光学部材の光路中への挿入量を変化させて光の色温度を連続的に変化させることができる。また、例えば、光源やレンズの種類や個体差、劣化等により光の色温度が異なる場合でも色の微調整を行うことができ、目的の光条件での照明を実現できる。
また、連続可変手段は、並設された複数の変更光学部材を有し、移動機構は、複数の変更光学部材をそれぞれ独立して進退移動するように設けられた構成とすることにより、複数の変更光学部材の組み合わせにより、より正確に光の照度や色を変更することができる。
また、連続可変手段は、照度を変更させる照度変更光学部材と、色を変更させる色変更光学部材と、が並設され、移動機構は、照度変更光学部材を進退移動させる第1移動装置と、色変更光学部材を進退移動させる第2移動装置と、を有する構成とすることにより、均一性を高く保持しながら、照度の連続可変を高分解能にて実現できるとともに、分光特性分布も連続可変でかつ色温度の微調整を実現できる。
また、移動機構は、変更光学部材を光軸に対して直交する方向に直線移動させる直線往復運動装置を有する構成とすることにより、移動機構を簡単な構造で具体的に実現でき、低コストで照明装置を製造することができる。
また、第1の均一化光学系部及び第2の均一化光学系部は、それぞれロッドインテグレータを含む構成とすることにより、変更光学部材の光路中への挿入量にかかわらず光の均一性を高く保持できる照明装置の構造を具体的に実現できる。
また、第1均一化光学系部と第2の均一化光学系部の少なくともいずれか一方は、フライアイレンズインテグレータを含む構成とすることにより、変更光学部材の光路中への挿入量にかかわらず光の均一性を高く保持できる照明装置の構造を具体的に実現できる。
また、第2の均一化光学系部と投影光学系部との間の位置に、該第2の均一化光学系部からの光をさらに均一化する他の均一化光学系部が配置された構成とすることにより、均一性が高い光を生成できるとともに、均一性を良好に保持しながら連続的に照度又は色を変更することができる。
また、変更光学部材の光路中への挿入量と、該挿入量に対応して投影光学系部から照射される光の照射対象面での照度又は色温度と、の関係を予め記憶したデータベースと、該データベースを利用して該変更光学部材の挿入量を制御する制御手段と、を含む構成とすることにより、簡便かつ正確に、照度の調整又は色の調整を行うことができる。その結果、目的に応じた光学条件で正確に照射できる照明装置を実現できる。
本発明の第1の実施形態に係る照明装置の概略説明図である。 図1の照明装置のA-A線矢視図である。 図1の照明装置の連続可変手段周辺の一部拡大図である。 図1の照明装置の連続可変手段の説明図である。 図4の照明装置のB-B線断面図である。 図1の照明装置の変更光学部材の作用説明図である。 (a)は図1の照明装置の照度変更光学部材の挿入量と透過率との関係を示すグラフ、(b)は色変更光学部材の挿入量とフィルタの変換能力の関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る照明装置の概略説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る照明装置の概略説明図である。
以下添付図面を参照しつつ本発明の照明装置の実施形態について説明する。本発明に係る照明装置は、例えば、固体撮像素子であるイメージセンサ等の光学デバイスをテストための照明光や顕微鏡、プロジェクタ、その他種々の照明光に利用することができ、照度の調整又は色の調整を連続的に行うことができる照明装置である。図1ないし図7は、本発明の照明装置の第1の実施形態を示している。図1に示すように、本実施形態に係る照明装置10は、光源部12と、第1の均一化光学系部14と、リレー光学系部16と、第2の均一化光学系部18と、光を照射対象部に照射する投影光学系部20と、光の照度又は色を変更しうる連続可変手段22と、を備える。本実施形態では、照明装置10は、例えば、CCDやCMOS等の固体撮像素子であるイメージセンサの光学テストに利用される光学テスト用照明装置の態様で説明する。
光源部12は、例えば、ハロゲンランプやキセノンランプ等のランプ光源、又は発光ダイオード、もしくはその両方を組み合わせて設けられている。本実施形態では、光源部12は、例えば、横方向(図1上、右方向)に向けて光を照射し、光を均一化して照射対象面Fに向けて平行光を照射するように複数のレンズ等の光学要素を組み合わせて構成された光学系24に光を入射する。光学系24は、例えば、コレクタレンズ26と、第1の均一化光学系部14と、リレー光学系部16と、第2の均一化光学系部18と、他のリレー光学系部28と、投影光学系部20と、から構成されており、図示しない遮光性の筐体内に収容されている。コレクタレンズ26は、光源部12からの光を集めて第1の均一化光学系部14に光を入射する。なお、本実施形態では、コレクタレンズ26からの光は、後述のようにターレット部38を通って第1の均一化光学系部14に入射される。
第1の均一化光学系部14は、光源部12からの光を均一化する光均一化手段である。本実施形態では、第1の均一化光学系部14は、例えば、周知のロッドインテグレータを含む。図1に示すように、第1の均一化光学系部14は、例えば、一方に長い柱状に設けられ両端面を光の入出射面とし、かつ断面形状が四角形状や六角形状等の対向する側面が互いに平行な面となる形状に設けられた第1ロッドインテグレータ30からなる。第1ロッドインテグレータ30は、光源部12からコレクタレンズ26を介して入口面に入射された光を、ロッド側面で全反射を繰り返すことによって出口面での照度分布の均一性が高い光として出射する。すなわち、第1の均一化光学系部14は、その第1ロッドインテグレータ30の出口面での入口面物体像の均一性を向上させている。なお、第1の均一化光学系部14は、ロッドインテグレータに替えてフライアイレンズインテグレータを含む構成とすることとしてもよい。
リレー光学系部16は、第1の均一化光学系部14のからの光を第2の均一化光学系部18に結像させるように光束をリレーするリレー手段である。本実施形態では、リレー光学系部16は、1つ又は複数(例えば、2つ)のレンズを組み合わせて構成されている。リレー光学系部16は、その前側焦点位置が第1の均一化光学系部14の第1ロッドインテグレータ30の出口面に設定されるとともに、その後側焦点位置が後述の第2の均一化光学系部の第2ロッドインテグレータ32の入口面に設定されるように設けられている。これにより、第1ロッドインテグレータ30の出口面の物体像は、第2ロッドインテグレータ32の入口面に入射するときに瞳像に変換される。
第2の均一化光学系部18は、リレー光学系部16からの光をさらに均一化する第2の光均一化手段である。本実施形態では、第2の均一化光学系部18は、第1の均一化光学系部16と同様の構成のロッドインテグレータからなり、第2の均一化光学系部18は、例えば、一方に長い柱状に設けられ両端面を光の入出射面とし、かつ断面形状が四角形状や六角形状等の対向する側面が互いに平行な面となる形状に設けられた第2ロッドインテグレータ32からなる。第2ロッドインテグレータ32は、リレー光学系部16から入口面に入射された光を、ロッド側面で全反射を繰り返すことによって出口面での照度分布の均一性が高い光として出射することとなる。すなわち第2インテグレータ32の入口面では物体像の均一性はそのままであるが、出口面では物体像はさらに均一化されることとなる。すなわち、第2の均一化光学系部18は、その出口の光束は、物体像及び瞳像の両方の均一性を向上させていることとなる。これにより、第1の均一化光学系部14よりも光源部12側の位置で、物体像や瞳像の構成が変化しても、第2の均一化光学系部18の出口での均一性が変化しない光学系24となる。その結果、第1の均一化光学系部14の光の入口よりも光源部12側の位置において、光源部12からの光束の一部分に後述の変更光学部材52,72を挿入しても該変更光学部材52,72の挿入量dに関わらず、第2の均一化光学系部18の光の出口では、光の均一性には影響しないようになっている。なお、第2の均一化光学系部18は、ロッドインテグレータに替えてフライアイレンズインテグレータで構成することとしてもよい。また、例えば、第1の均一化光学系部14と第2の均一化光学系部18の両方をそれぞれフライアイレンズインテグレータで構成することとしてもよい。
他のリレー光学系部28は、第2の均一化光学系部18で均一化された光を投影光学系部20にリレーする。他のリレー光学系部28は、複数のレンズを組み合わせて構成されているとともに、光源部12からの光軸Xを下方向に折り曲げるミラー34を有しており、第2の均一化光学系部18の第2ロッドインテグレータ32の出口像を投影光学系部20に結像させる。
投影光学系部20は、鏡筒内に複数の投影レンズ系が収容されており、第2の均一化光学系部18からの均一性が高い光を外部への照射光として照射対象面Fに向けて照射する。投影光学系部20から照射された照射光の照射対象面Fに、検査対象のイメージセンサが設置されて、該イメージセンサの光電特性検査等の光学テストを行えるようになっている。なお、光学系24の構成は、上記の構成に限らず、例えば、上述の各光学系部の他に種々のレンズ、フィルタ等の光学素子を有することとしてもよい。
本実施形態では、図1、図2に示すように、光源部12からの光を集めるコレクタレンズ26と第1の均一化光学系部14との間には、第1の均一化光学系部14へ入射する光の量を調整するターレット部38が配置されている。このターレット部38は、例えば、複数の開口部420~425が設けられるとともに、該開口部に光学フィルタが設置されたターレット36からなる。具体的には、ターレット部38は、例えば、回転軸40を中心に回転する回転円盤に6個の開口部420~425が中心軸回りに等間隔で設けられている。1つの開口部420を除く5個の開口部421~425には、光学濃度が異なるNDフィルタ441~445が設置されている。5個のNDフィルタは、例えば、第1NDフィルタ441が光学濃度OD=0.3(光の透過率が50%)、第2NDフィルタ442が光学濃度OD=0.6(光の透過率が25%)、第3NDフィルタ443が光学濃度OD=0.9(光の透過率が12.5%)、第4NDフィルタ444が光学濃度OD=1.3(光の透過率が5%)、第5NDフィルタ445が光学濃度OD=1.7(光の透過率が2%)に設定されている。NDフィルタが設置されない開口部420は光学濃度OD=0(光の透過率が100%)となる。例えば、回転軸40には、ターレット36を回転させる電動モータ46が取り付けられている。電動モータ46を介してターレット36を回転軸周りに回転することで、光路中に配置されるNDフィルタ441~445を選択的に変更させて、ターレット部38を通る光の照度を段階的に変更することができる。なお、ターレットを複数個設けることとしてもよい。例えば、照度を変更できるターレットと色を変更できるターレットを並設することとしてもよい。また、ターレット部38を設置しない構成としてもよく、コレクタレンズ26からの光をそのまま第1の均一化光学系部14に入射したり、所定の径の開口を通して光を制限して第1の均一化光学系部14に入射することとしてもよい。
連続可変手段22は、第1の均一化光学系部14よりも光源部12側に配置されており、光の照度又は光の色を連続的に変化させうる連続可変手段である。本実施形態では、連続可変手段22は、図1、図3、図4、図5に示すように、例えば、光の照度を連続的に変更可能な照度連続可変手段48と、光の色を連続的に変更可能な色連続可変手段50と、を有する。照度連続可変手段48と色連続可変手段50は、互いに近接して並設されるとともに、ターレット36にも近接した位置に設置されている。なお、連続可変手段22は、照度連続可変手段48のみを有する構成、又は色連続可変手段50のみを有する構成としてもよいが、両手段を有して、光の照度と光の色の両方を連続的に可変できるようにすることにより、目的の光の照射条件を正確に実現することができる。
照度連続可変手段48は、光の照度を変化させる照度変更光学部材52と、該照度変更光学部材52を光路中に進退移動させる第1移動機構54と、を有している。照度変更光学部材52は、例えば、長方形状に形成され、所定の透過率で光を透過する拡散板を含む。拡散板は、例えば、すりガラス板、両面研磨ガラスや色ガラス、光学フィルタ等でもよく、形状も有効光束をカバーできれば長方形状に限らず、正方形状、円形状等、任意の形状でもよい。第1移動機構54は、照度変更光学部材52を光軸Xに対して直交する方向に直線移動させる直線往復運動装置56を有する。直線往復運動装置56は、例えば、ベースプレート58上に所定の間隔で対向して立設されたスタンド部60にガイドシャフト62が架設されており、該ガイドシャフト62に沿ってスライダ64が往復移動自在に取り付けられている。スライダ64の上端には、略コ字状の保持枠66が取り付けられ、該保持枠66に該照度変更光学部材52の拡散板が板面を立てて保持されている。さらに、直線往復運動装置56は、ステッピングモータ68によって軸周りに正逆回転自在なボールねじ70がスタンド部60に回転自在に軸支されているとともに、該ボールねじ70とスライダ64とが螺合されている。ステッピングモータ68の回転駆動によりボールねじ70を介してスライダ64を往復移動させることによって、照度変更光学部材52の光路中への挿入量を連続的に変化させる。前述したように、第1の均一化光学系部14とリレー光学系部16と第2の均一化光学系部18の構成により、第1の均一化光学系部14よりも光源部14側の位置で物体像や瞳像の構成が変化しても投影光学系部20から照射される光の均一性は保持される。よって、照度変更光学部材52の光路中への挿入量を変化させても光の均一性は保持される。例えば、照度変更光学部材52が挿入されていない退避状態では、ターレット36で設定されたNDフィルタの光学濃度で第1の均一化光学系部14に入射される。照度変更光学部材52の一部が光路中に挿入されると、その挿入量に応じてコレクタレンズ26からの光束の一部が照度変更光学部材52を通過して光の照度が減少されるとともに、他の部分はそのまま通過して、ターレット36を介して第1の均一化光学系部14に入射され、総合的に該挿入量に応じて光の照度が連続的に変更されることとなる。照度変更光学部材52を光路中に完全に挿入して、コレクタレンズ26からの光束の全てが照度変更光学部材52を通過すると、該照度変更光学部材52で設定される透過率に応じた光の照度でターレット36を介して第1の均一化光学系部14に入射される。すなわち、照度変更光学部材52の光路中への挿入量dを連続的に変化させることにより、光源部12からの光束の一部又は全部が照度変更光学部材52を通過することで組み合わせの光の透過率τを連続的に変化させる構成により、光の照度を連続的に変更することができる。さらに、すりガラス板等の拡散板で照度変更光学部材52が構成されているので、色温度の変化をほとんど又は全く生じさせることなく、光の照度を良好に変更することができる。なお、直線往復運動装置56は、前記した構成に限らず、例えば、クランクとスライダを用いた構造やピニオン・ラック構造、油圧シリンダを有する構造等、その他任意の構造でもよい。
本実施形態では、照度連続可変手段48による連続的な照度の変更とターレット36による段階的な照度の変更の組み合わせで光の照度を変更させる構成としていることから、ターレット36の第1~第5NDフィルタ441~445で段階的に変更される光の透過率の間を照度変更光学部材52の挿入量で連続的に変化させるために、照度変更光学部材52の光の透過率は、隣り合うNDフィルタの透過率の比率よりも低く設定されている。すなわち、ターレット36の隣り合うNDフィルタのうち光の透過率が大きい方のNDフィルタに設置した状態で、照度変更光学部材52の挿入量を変化させて光の照度を変化させる場合に、照度変更光学部材52が光束の全部を通過させるように配置させた状態では、該NDフィルタと照度変更光学部材52の組み合わせによる光の透過率τが、隣り合う光の透過率が小さい方のNDフィルタの光の透過率よりも小さくなるように設定されている。よって隣り合うNDフィルタのうち、透過率が大きい方のNDフィルタの光の透過率T1とし、透過率が小さい方のNDフィルタの光の透過率T2(T2<T1)とすると、照度変更光学部材52の透過率Tは、T≦T2/T1で設定される。例えば、光の透過率25%の第2NDフィルタ442と光の透過率12.5%の第3NDフィルタ443の間を連続的に変化させるためには、照度変更光学部材52の透過率Tは、T≦12.5/50=50とする必要がある。ターレット36の他の隣合うNDフィルタとの関係から、本実施形態では、例えば、照度変更光学部材52の光の透過率は40%に設定されている。例えば、ターレット36を第2NDフィルタ442に設定した場合には、該第2NDフィルタ442と照度変更光学部材52との組み合わせにより、光の透過率を25%~10%まで連続的に変更できることとなる。これにより、ターレット36と照度変更光学部材52との組み合わせにより、NDフィルタがない開口部420では光の透過率が100%~40%の範囲で変更でき、同様に、第1NDフィルタ441に設定した状態では透過率が50%~20%、第2NDフィルタ442に設定した状態では透過率が25%~10%、第3NDフィルタ443に設定した状態では透過率が12.5%~5%、第4NDフィルタ444に設定した状態では透過率が5%~2%、第5NDフィルタ445に設定した状態では透過率が2%~0.8%の範囲で連続的に変化させることができ、全体として100%~0.8%の範囲まで連続的に光の透過率τを変化させながら、光の照度を連続的に変更することができる。
次に図6を参照しつつ、照度変更光学部材52の挿入量dと光量の減少にかかわる光の透過率τとの関係について説明する。光路上の有効光束径(すなわちターレット36の各開口部420~425の径)を2r、照度変更光学部材52の該有効光束への挿入量をd、照度変更光学部材52が進退する状態での有効光束径内での組み合わせによる光の透過率をτとする。光の透過率τは、ターレット36の設置されたNDフィルタの透過率Ta又はNDフィルタがない開口部(Ta=100%)と、照度変更光学部材52の透過率Tと、の組み合わせで決定される。照度変更光学部材52の挿入量dにより該照度変更光学部材52を通過する光束の面積すなわち光路挿入面積Sと、照度変更光学部材52を通過しない残りの光束の面積(πr-S)とすると、それぞれの面積比と透過率との積により、該組み合わせによる光の透過率τ=Ta×{T×S/πr+(1-S/πr)}で算出される。なお、光路挿入面積Sは、扇形OBCの面積と三角形OBCの面積との関係より、角度BOC=2θ(角度AOB=θ、θはラジアン)とすると、S=rθ-(r-d)×{r-(r-d)1/2=r×arccos(1-d/r)-(r-d)×√2×rd-dとなる。照度変更光学部材52の挿入量dを測定することで、上記計算式より統合的な光の透過率τを算出することができ、照度を変更することができる。図7(a)のグラフにも示すように、本実施形態の構成では、照度変更光学部材52の挿入量dと光の透過率τとの関係は直線的(リニアリティ)な関係ではないものの、連続的に変化しているのが確認できる。なお、照度連続可変手段48は、照度変更光学部材52と第1移動機構54との構成を複数セット設けることとしてもよい。
色連続可変手段50は、光の色温度を変化させる色変更光学部材72と、該色変更光学部材72を光路中に進退移動させる第2移動機構74と、を有している。色変更光学部材72は、例えば、通過する光を所定の色温度に変換する色変換フィルタを含み、照度変更光学部材52の近接位置に並設されている。本実施形態では、色変換フィルタは、長方形状に形成されているが、それに限らず有効光束をカバーできれば、正方形状、円形状等、任意の形状でもよい。第2移動機構74は、第1移動機構54とは独立して色変更光学部材72を進退移動させる。第2移動機構74は、第1移動機構54と同じ構成の直線往復運動装置56を有し、同様にステッピングモータ68の回転駆動によってボールねじ70を介してスライダ64を往復移動させることにより、色変更光学部材72の光路中への挿入量dを連続的に変化させる。よって、色変更光学部材72の挿入量dにより該色変更光学部材72を通過する光束の面積すなわち光路挿入面積S及び面積比の算出については、照度連続可変手段48と同じとなる。前述したように、色変更光学部材72の光路中への挿入量を変化させても光の均一性は保持される。また色変更光学部材72の光路中への挿入量dを連続的に変化させることにより、コレクタレンズ26からの光束の一部又は全部が色変更光学部材72を通過することで、光の色が変更される結果、光の色を連続的に変更することができる。
本実施形態では、色変更光学部材72は、例えば、アンバー系の色変換フィルタ(LAフィルタ)やブルー系の色変換フィルタ(LBフィルタ)が利用される。色変更光学部材72の挿入による色温度の変換能力は、色変更光学部材72の挿入量dによる光路挿入面積Sと色変更光学部材72を通過する光の色温度、及び色変更光学部材72を通過しない残りの光束の面積(πr-S)と光源部12からの光の色温度、の組み合わせで算出される。例えば、光源部12からの光の色温度K0としそのミレッド値V0とし、色変換フィルタからなる色変更光学部材72の色温度変換能力のミレッド値V1(LAフィルタでは正の値、LBフィルタでは負の値)とすると、色変更光学部材72の有効光束径内への挿入量dに応じて変化する光のミレッド値Vは、色変更光学部材72を通過した光の色温度(V0+V1)と光路面積Sと色変更光学部材72を通過しない光の色温度V0とその通過面積(πr-S)との関係より、V=(V0+V1)×S/πr+V0×(1-S/πr)=V0+V1×S/πrとなる。よって、色変更光学部材72が光路中に挿入量dだけ挿入された場合の変換能力は、ミレッド値でV1×S/πrで求められる値で色温度を変化させることができる。例えば、色変更光学部材72がLA20(+20ミレッド、厚さ3mm)の色変換フィルタとした場合、色変更光学部材72の挿入量d=r/2,r,3r/2,2rでの色温度の変換能力Vはそれぞれ+4ミレッド,+10ミレッド,+16ミレッド,+20ミレッドとなる。また、図7(b)に示すように、色変更光学部材72の挿入量dと色変換能力V1との関係は直線的(リニアリティ)な関係ではないものの、連続的に変化しているのが確認できる。このように色変更光学部材72の挿入量dを測定することで、上記計算式より色連続可変手段50での色変換能力V1又は通過する光のミレッド値V、ひいては光の色温度を算出することができ、照射する光を目的の色に変更することができる。なお、色連続可変手段50は、色変更光学部材72と第2移動機構74とを複数セット並設することとしてもよい。また、連続可変手段22は、上記した個数に限らず、任意の構成としてもよい。例えば、照度又は色を変換する変更光学部材を1個又は複数個有することとしてもよい。複数の変更光学部材を有する構成では、移動機構は、複数の変更光学部材をそれぞれ独立して進退移動するとよい。また、移動機構は、直線往復するものに限らず、回転機構等により変更光学部材を光路中へ進退移動させる構成としてもよい。
上述のように本実施形態では、第1の均一化光学系部14とリレー光学系部16と第2の均一化光学系部18とで均一性の高い光を生成する構成であって、第1の均一化光学系部14よりも光源部12側の位置に連続可変手段22を有する構成としたことにより、光の均一性を良好に保持しながら、投影光学系部20から照射対象面に向けて照射する光の照度の連続的な変更を高分解能にて実現できる。この際、照度変更光学部材にすりガラス等の拡散板を用いることで、色温度をほとんど又は全く変化させずに光の照度の連続的な変更を行うことができる。さらに、光の均一性を保持しながら、分光特性分布を連続的に可変で、かつ色温度の微調整することができる。これにより、例えば、光源部12となるランプの固体差や光学系のレンズ等の固体差での色温度が微妙に異なっていたり、経時劣化により色温度が微妙に変化したりした場合でも、微調整して目的の光の色でイメージセンサの光学テスト等やその他目的に応じた条件での照明を正確に行うことができる。よって、本実施形態では、光の照度と色の完全な調整が可能となっている。
次に図8を参照しつつ本発明の照明装置の第2の実施形態について説明する。上記した第1実施形態と同一構成、同一部材には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。上記実施形態同様に、本実施形態の照明装置10-2は、光源部12と、第1の均一化光学系部14と、リレー光学系部16と、第2の均一化光学系部18と、投影光学系部20と、連続可変手段22と、を備える。本実施形態では、照射対象面Fの近傍位置には、照射された光の照度を測る照度計76の検出器78が設置されている。照度計76には、照度変更光学部材52の光路中への挿入量dを制御する照度制御手段80が接続されている。照度制御手段80には、該挿入量dと該検出器78で検出される照射対象面の照度との関係を記憶するデータベース82が設けられている。照明装置10-2を実際に使用する前に、予め照度変更光学部材52の挿入量dを変化させながら、該挿入量dでの照射対象面の照度を実際に測定し、挿入量dと照度とを関連付けしてデータベース82に記憶させておく。照明装置10-2を使用する際に、目的の照度に設定するには、照度制御手段80により該データベース82を利用して、第1移動機構54を駆動して照明変更光学部材52の挿入量dを制御することで光の照度を調整することができる。実際に測定した光の照度を利用することにより、正確な光の照度の制御や微調整を行うことができる。
さらに、照射対象面Fの近傍位置には、照射された光の各波長の強度を測る分光器84の検出器86が設置されている。分光器84には、色変更光学部材72の光路中への挿入量dを制御する色制御手段88が接続されている。色制御手段88には、該挿入量dと該検出器86で検出される照射対象面の分光特性分布(色温度)との関係を記憶するデータベース90が設けられている。照明装置10-2を実際に使用する前に、予め色変更光学部材72の挿入量dを変化させながら、該挿入量dでの照射対象面の分光特性分布を実際に測定し、挿入量dと分光特性分布とを関連付けしてデータベース90に記憶させておく。照明装置10-2を使用する際に、目的の色温度に設定するには、色制御手段88により該データベース90を利用して、第2移動機構74を駆動して色変更光学部材72の挿入量dを制御することで光の色温度を調整することができる。実際に測定した光の分光特性分布(色温度)を利用することにより、正確な光の色温度の制御や微調整を行うことができる。このような照度変更光学部材52の挿入量dと光の照度の関係や、色変更光学部材72の挿入量dと光の色温度の関係を予めデータベースに記憶させておき、使用する際には制御手段80、88で各変更光学部材の挿入量dを制御するマッピング機構92を備えることで、光の照度や色の制御を簡単かつ正確に行うことができる照明装置を提供できる。
次に図9を参照しつつ本発明の照明装置の第3の実施形態について説明する。上記した第1実施形態と同一構成、同一部材には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。上記実施形態同様に、本実施形態の照明装置10-3は、光源部12と、第1の均一化光学系部14と、リレー光学系部16と、第2の均一化光学系部18と、投影光学系部20と、連続可変手段22と、を備える。本実施形態では、第2の均一化光学系部18と投影光学系部20との間の位置に、該第2の均一化光学系部18からの光をさらに均一化する他の均一化光学系部94が配置されている。
前述のリレー光学系部16を第1のリレー光学系部とすると、第2の均一化光学系部18の後方に該第2の均一化光学系部18からの光をリレーする第2のリレー光学系部96が配置されている。他の均一化光学系部94は、例えば、第2のリレー光学系部96を介して入射される第2の均一化光学系部18からの光をさらに均一化する第3ロッドインテグレータ98と、を含む。第3ロッドインテグレータ98から出射された光は、投影光学系部20に入射される。なお、本実施形態でも他のリレー光学系部28を介して投影光学系部20に入射することとしてもよい。本実施形態では、リレー光学系部及びロッドインテグレータの組み合わせを多段的に配置することで、前記実施形態と比較してより均一性が高い光を生成して、投影光学系部20から照射することができる。なお、他の均一化光学系部94は、例えば、リレー光学系部とロッドインテグレータとの組み合わせを複数セット繰り返し設置する構成でもよい。すなわち、他の均一化光学系部94は、第2のリレー光学系部、第3ロッドインテグレータ、第3のリレー光学系部、第4のロッドインテグレータ、・・・、第(n-1)のリレー光学系部、第nロッドインテグレータ(nは3以上の整数)を有する構成としてもよい。よって、他の均一化光学系部94は、一個又は複数個のロッドインテグレータを含み、それらのロッドインテグレータをリレー光学系部で光をリレーする構成としてもよい。
以上説明した本発明の照明装置は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本発明の照明装置は、例えば、固体撮像素子であるイメージセンサ等の光学デバイスのテスト用の照明や、顕微鏡やプロジェクタ等の光学機器類の照明、その他、高い均一性の光を保持しながら照度や色を連続的に変化させる必要がある種々の照明装置として利用することができる。
10 照明装置
12 光源部
14 第1の均一化光学系部
16 リレー光学系部
18 第2の均一化光学系部
20 投影光学系部
22 連続可変手段
30 第1ロッドインテグレータ
32 第2ロッドインテグレータ
48 照度連続可変手段
50 色連続可変手段
52 照度変更光学部材
54 第1移動機構
56 直線往復運動装置
72 色変更光学部材
74 第2移動機構
80 照度制御手段
82 データベース
88 色制御手段
90 データベース
94 他の均一化光学系部
X 光軸

Claims (10)

  1. 光源部と、
    該光源部からの光を均一化する第1の均一化光学系部と、
    該第1の均一化光学系部からの光をリレーするリレー光学系部と、
    該リレー光学系部からの光をさらに均一化する第2の均一化光学系部と、
    該第2の均一化光学系部からの光を照射対象面に照射する投影光学系部と、を備え、
    該第1の均一化光学系部よりも光源部側に配置されて光の照度又は色を変更させる変更光学部材と、
    該変更光学部材を光路中に進退移動させる移動機構と、を有し、該変更光学部材の光路中への挿入量を連続的に変化させることにより投影光学系部から照射される光の照度又は色を連続的に変更させうる連続可変手段が設けられたことを特徴とする照明装置。
  2. 変更光学部材は、所定の透過率で光を透過する拡散板を含むことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 変更光学部材は、所定の色温度に変換する色変換フィルタを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の照明装置。
  4. 連続可変手段は、並設された複数の変更光学部材を有し、
    移動機構は、複数の変更光学部材をそれぞれ独立して進退移動するように設けられたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の照明装置。
  5. 連続可変手段は、照度を変更させる照度変更光学部材と、色を変更させる色変更光学部材と、が並設され、
    移動機構は、照度変更光学部材を進退移動させる第1移動装置と、色変更光学部材を進退移動させる第2移動装置と、を有することを特徴とする請求項4記載の照明装置。
  6. 移動機構は、変更光学部材を光軸に対して直交する方向に直線移動させる直線往復運動装置を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の照明装置。
  7. 第1の均一化光学系部及び第2の均一化光学系部は、それぞれロッドインテグレータを含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の照明装置。
  8. 第1均一化光学系部と第2の均一化光学系部の少なくともいずれか一方は、フライアイレンズインテグレータを含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の照明装置。
  9. 第2の均一化光学系部と投影光学系部との間の位置に、該第2の均一化光学系部からの光をさらに均一化する他の均一化光学系部が配置されたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の照明装置。
  10. 変更光学部材の光路中への挿入量と、該挿入量に対応して投影光学系部から照射される光の照射対象面での照度又は色温度と、の関係を予め記憶したデータベースと、
    該データベースを利用して該変更光学部材の挿入量を制御する制御手段と、を含むことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の照明装置。
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