JP2022054002A - 環境経営に取り組む企業活動評価システム、その方法、および、そのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】環境経営に取り組む企業活動評価にかかる新規な技術を提供することが可能な環境経営に取り組む企業活動評価システム、その方法及びそのプログラムを提供する。【解決手段】企業活動評価システムにおいて、サーバ1は、受付部と、記憶部と、評価部と、を有する。受付部は、勘定科目、品目及びび品名を示す企業活動情報の入力を受け付ける。記憶部は、勘定科目、品目及び品名と対応する原単位情報を格納する。評価部は、企業活動情報に基づき経済コストを決定、企業活動情報及び原単位情報に基づき環境コストを決定する環境経営に取り組む。【選択図】図2

Description

本発明は、環境経営に取り組む企業活動評価システム、その方法、および、そのプログラムに関する発明である。
持続可能な開発目標(SDGs)、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)、ライフサイクルアセスメント(LCA)は、技術開発や社会受容性を踏まえつつ、環境・エネルギー産業の健全な発展とライフスタイルデザインの創出により温暖化などの地球規模での課題の解決に向けての取り組む上で、有用な指標または手法である。
しかしながら、非特許文献1によれば、中小企業において、SDGsを認知していない中小企業の割合は過去に84.2%を占めていた。そのため、企業の大多数を占める中小企業のSDGs認知度を高めるような施策は、SDGs達成を図る上で重要であり、環境経営に取り組みを推進する機会となる。「環境経営」とは、ESG(Environment,Social,Governance)に対する社会要請に応じた経営を指す。
また、非特許文献1によれば、中小企業は、SDGsに取り組む際の課題として、「SDGsそのものについて社会的な認知度が高まっていない」、「資金の不足」、「マンパワーの不足」および「何から取り組んでいいかわからない」といった点を列挙している。そのため、中小企業におけるSDGs達成への取り組みは、資金やマンパワーが不足する状況下において、何から取り組むべきかを示す明確な行動指針とともになされるべきである。
このような事情を鑑みて、経済面でのコストと連動した上記取り組みを具体的に支援するような企業活動評価が、中小企業のSDGs認知度の向上と、中小企業における上記取り組みの促進と、を図る上で効果的である、と把握することができる。
従来、SDGsに限らず、所定の環境目標や成長目標の下、経済面でのコスト削減やCO排出量削減のためのソリューションが提供されてきた。しかしながら、一部のソリューションは、経済面でのコスト削減または温室効果ガス(GHG)排出量削減を最適化するに留まり、上記取り組みを好適に支援するに至っていない。また、しかしながら、一部のソリューションは、経済面でのコスト削減やCO排出量削減を業績などのマクロな情報に基づき最適化するに留まり、上記取り組みを好適に支援するに至っていない。
特許文献1記載の発明は、製品、部品の環境影響度を記憶する記憶手段と、製造場所での各工程における環境影響度を記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段の部品情報と前記記憶手段の工程情報との組による製品情報から製品の環境影響度を求めるライフサイクル環境評価システムにおいて、前記工程情報は、前記各工程における電力などのエネルギー使用量の原単位を有し、前記製品情報の部品情報と工程情報に基づき製品の環境影響度の評価指標を計算すると共に、各工程における前記エネルギー使用量に基づき製品のエネルギー使用量を計算するLCA/エネルギー評価手段を設けることを特徴とするライフサイクル環境評価システムに関する発明である。
特許文献1記載の発明は、製造行為と連動してSDGsに準ずる指標について可視化する、という点で上記取り組みを促進し得る発明である。しかしながら、特許文献1記載の発明は、経済面でのコストを露わに示す所定の項目と連動して上記取り組みを具体的に支援するような企業活動評価を実現する、という観点において改善の余地がある。
特許文献2記載の発明は、企業活動の評価方法であって、業績の目標値及びKAITEKI指標の目標値に対する実績値の入力を受け、前記業績の実績値と前記KAITEKI指標の実績値の組み合わせで示されるYK値の実績値の到達度に応じて前記YK値の目標値に対する評価値を求め、前記企業業績の目標値と、前記企業業績の目標値に対する実績値と、前記KAITEKI指標の目標値と、前記KAITEKI指標の目標値に対する実績値とに基づいて所定期間後の業績の予測値、KAITEKI指標の予測値又はYK値の予測値を求める企業活動の評価方法についての発明である。
特許文献2記載の発明は、企業業績の実績値を入力する上記実績値の1つとしているため、定量化された経済的指標と連動して上記取り組みの度合い(上記KAITEKI指標と関連。)を評価することができる発明である。また、特許文献2記載の発明は、上記YK値の目標値と所定時間後のYK値の実績値との乖離が小さくなるように、所定時間後の業績の目標値と上記KAITEKI指標の目標値のそれぞれを変更する発明である。よって、当該発明は、経済面でのコストと連動した上記取り組みを支援する類の発明である、と把握することができる。
しかしながら、特許文献2記載の発明は、上述の「何から取り組んでいいかわからない」という中小企業側が有する上記取り組みにかかる障害を取り除き上記取り組みを好適に支援するような企業活動評価を実現する、という観点において改善の余地がある。
特許文献3記載の発明は、輸送管理支援システムに関する発明であって、輸送走行距離管理DB、物流実績計算部、物流SS部、LCA計算部及び排出物質SS部を備え、輸送走行距離管理DBは、物流情報を格納する。物流実績計算部は、物流情報に基づき、物流実績情報を算出する。物流SS部は、物流費削減施策情報の物流費の第1削減率を算出し出力する。また、排出物質削減施策情報の物流費の第3削減率を算出し出力する。LCA計算部は、物流情報に基づき、排出物質排出実績情報を算出する。排出物質SS部は、排出物質削減施策情報の排出物質排出量の第2削減率を算出し出力する。物流費削減施策情報の排出物質排出量の第4削減率を算出し出力することを特徴としている。よって、当該発明は、物流にかかる経費を削減する施策と排出物質の排出量を削減する施策の効果を容易に算出し、更に両者相互の影響を容易に算出する、と把握することができる。
しかしながら、特許文献3記載の発明は、予め、物流にかかる経費(経済コストに相当)の削減と排出物質の排出量(環境コストに相当)という、限定的な範囲の中で両者相互の影響を算出することを目的としているに留まっている。そのため、物流を含む種々の科目・品目・品名の中から「何から取り組んでいいかわからない」という上記障害を取り除き支援するような企業活動評価を実現する、という観点において改善の余地がある。
特開2005-031743号公報 特開2012-138060号公報 特許2004-302451号公報
経済産業省 関東経済産業局 一般財団法人日本立地センター,"中小企業のSDGs認知度・実態等調査結果(WEBアンケート調査)",平成30年12月
上記事情を鑑みて、本発明は、環境経営に取り組む企業活動評価にかかる新規な技術を提供することを、解決すべき課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、企業活動評価システムであって、受付部と、記憶部と、評価部と、を有し、前記受付部は、勘定科目、品目および品名を示す企業活動情報の入力を受け付け、前記記憶部は、前記勘定科目、品目および品名と対応する原単位情報を格納し、前記評価部は、前記企業活動情報に基づき経済コストを決定し、前記評価部は、前記企業活動情報および原単位情報に基づき環境コストを決定する。
本発明の好ましい形態では、分析部をさらに有し、前記分析部は、前記経済コストおよび環境コストに基づき、投資対象または削減対象である前記品目を前記企業活動情報の中から決定する。
本発明の好ましい形態では、前記受付部は、経営方針情報の入力をさらに受け付け、前記分析部は、前記経営方針情報にさらに基づき、前記投資対象または削減対象を決定する。
本発明の好ましい形態では、前記分析部は、経済コスト分析部を有し、前記経済コスト分析部は、品名または品目のリストを削減候補として決定しその経済コスト削減額を集計し、削減候補である品名または品目において代替品リストを作成する。
本発明の好ましい形態では、前記分析部は、環境コスト分析部をさらに有し、前記環境コスト分析部は、品名または品目のリストを削減候補として決定しその環境コスト削減額を集計し、削減候補である品名または品目において代替品リストを作成する。
本発明の好ましい形態では、前記分析部は、前記企業活動情報に基づき前記経済コストおよび環境コストの経時変化を決定し、前記経時変化にさらに基づき前記投資対象または削減対象を決定する。
本発明の好ましい形態では、前記環境コストは、GHG排出量である。
上記課題を解決するため、本発明は、企業活動評価方法であって、受付工程と、記憶工程と、評価工程と、をコンピュータに実行させ、前記受付工程は、勘定科目、品目および品名を示す企業活動情報の入力を受け付け、前記記憶工程は、前記勘定科目、品目または品目と対応する原単位情報を格納し、前記評価工程は、前記企業活動情報に基づき経済コストを決定し、前記評価工程は、前記企業活動情報および原単位情報に基づき環境コストを決定する。
上記課題を解決するため、本発明は、企業活動評価プログラムであって、コンピュータを、受付部、記憶部および評価部として機能させ、前記受付部は、勘定科目、品目および品名を示す企業活動情報の入力を受け付け、前記記憶部は、前記勘定科目、品目および品名と対応する原単位を示す原単位情報を格納し、前記評価部は、前記企業活動情報に基づき経済コストを決定し、前記評価部は、前記企業活動情報および原単位情報に基づき環境コストを決定する。
本発明は、企業活動評価にかかる新規な技術を提供することができる。
また、本発明は、経済面でのコストを露わに示す所定の項目と連動して上記取り組みを具体的に支援するような企業活動評価を実現することができる。
また、本発明は、中小企業によるSDGs達成など環境経営への取り組みを、何から取り組むべきかを示す明確な行動指針とともに支援することができる。
また、本発明は、経済的なコストの削減とGHG排出量削減などの環境負荷の低減と、の最適解を提示することで、削減候補の見える化を実現することができる。これにより、本発明は、環境経営に向けた施策(活動)の支援を実現することができる。
本発明の実施形態1にかかるハードウェア構成図を示す。 本発明の実施形態1にかかる機能ブロック図を示す。 本発明の実施形態1にかかる機能ブロック図を示す。 本発明の実施形態1にかかる各Tableの概要図を示す。 本発明の実施形態1にかかるTable間のデータコピーフローを示す。 本発明の実施形態1にかかるTable間のデータコピーフローを示す。 本発明の実施形態1にかかる経済コスト削減フローを示す。 本発明の実施形態1にかかる経済コスト削減フローを示す。 本発明の実施形態1にかかる集計手順フローを示す。 本発明の実施形態1にかかる集計手順フローを示す。 本発明の実施形態1にかかる環境コスト削減フローを示す。 本発明の実施形態1にかかる環境コスト削減フローを示す。 本発明の実施形態1にかかる最適化フローを示す。 本発明の実施形態1にかかる最適化フローを示す。 本発明の実施形態1にかかる最適化フローを示す。 本発明の実施形態1にかかるデモンストレーションの一例を示す。 本発明の実施形態1にかかるデモンストレーションの一例を示す。 本発明の実施形態2にかかるハードウェア構成図を示す。 本発明の実施形態2にかかる機能ブロック図を示す。 本発明の実施形態3にかかる機能ブロック図を示す。
〈実施形態1〉
本明細書は、本発明の実施形態1にかかる構成や作用効果等について、図面を交えて、以下に説明する。本発明は、実施形態1の構成に限定されず、様々な構成を採用し得る。また、本発明は、各実施形態のそれぞれにおける構成の一部を、互いに採用してよい。
本発明の実施形態1にかかる企業活動評価システム、企業活動評価方法、企業活動評価プログラムおよび企業活動評価プログラム媒体のそれぞれは、同様の作用効果を奏する。企業活動評価システムなどの各部と、企業活動評価方法の各工程と、は同様の作用効果を奏する。
企業活動評価システム、企業活動評価方法、企業活動評価プログラムおよび企業活動評価プログラム媒体における各部および各工程の作用は、後述のプロセッサが発揮する。
企業活動評価プログラム媒体は、企業活動評価プログラムが記録または格納された光ディスクやフラッシュメモリ等の非一過性の可読可能な記録媒体である。
本発明の実施形態1にかかる企業活動評価システムは、サーバ1であり、クライアント0との情報の入出力について、ネットワークを介して行う。
〈ハードウェア構成〉
図1に例示されるように、コンピュータであるサーバ1は、演算装置101、主記憶装置102、補助記憶装置103、入力装置104、出力装置105、通信装置106およびバスインタフェースを有し、各部および各工程の作用発揮に用いられる。なお、サーバ1は、入力装置104および/または出力装置105を有さない構成をとってもよい。
サーバ1のハードウェア構成の少なくとも一部は、SoCまたはSiPの態様をとってよい。また、サーバ1は、画像処理や機械学習などの所定の処理に特化したカスタマイズド・プロセッサをさらに有してよい。
演算装置101は、命令セットを実行可能なCPUなどのプロセッサを有する。
主記憶装置102は、命令セットを記憶可能なRAMなどの揮発性メモリを有する。
補助記憶装置103は、OS、アプリケーションプログラムおよび企業活動評価プログラムなどを記録可能な、HDDやSSDなどの不揮発性の記録媒体を有する。
入力装置104は、キーボードなどの入力処理が可能な入力デバイスを有する。
出力装置105は、ディスプレイなどの表示処理が可能な表示デバイスを有する。
通信装置106は、ネットワークに物理的に接続するためのインタフェースを有する。
サーバ1は、単一のサーバにより構成されてよく、複数のサーバにより構成されるようなサーバ群の態様をとってよい。サーバ群は、例として、フロントエンドサーバ、バックエンドサーバおよびデータベースサーバにより構成される。
図1に例示されるように、コンピュータであるクライアント0は、演算装置001、主記憶装置002、補助記憶装置003、入力装置004、出力装置005、通信装置006およびバスインタフェースを有し、各部および各工程の作用発揮に用いられる。
演算装置001は、命令セットを実行可能なCPUなどのプロセッサを有する。
主記憶装置002は、命令セットを記憶可能なRAMなどの揮発性メモリを有する。
補助記憶装置003は、OS、アプリケーションプログラムおよび企業活動評価プログラムなどを記録可能な、HDDやSSDなどの不揮発性の記録媒体を有する。
入力装置004は、キーボードなどの入力処理が可能な入力デバイスを有する。
出力装置005は、ディスプレイなどの表示処理が可能な表示デバイスを有する。
通信装置006は、ネットワークに物理的に接続するためのインタフェースを有する。
〈システム構成〉
図2に例示されるように、実施形態1にかかる企業活動評価システムでは、サーバ1は、受付部11(受付工程に相当)と、記憶部12(記憶工程に相当)と、評価部13(評価工程に相当)と、を有する。
また、サーバ1は、分析部14(分析工程に相当)と、出力部15(出力工程に相当)と、をさらに有してよい。
図3に例示されるように、実施形態1にかかる企業活動評価システムでは、受付部11は、入力受付部111および入力整形部112を有する。評価部13は、経済コスト評価部131および環境コスト評価部132を有する。分析部14は、経済コスト分析部141、環境コスト分析部142および最適解分析部143を有する。
受付部11は、勘定科目、品名または品目を示す企業活動情報の入力を受け付ける。ここで、入力受付部111は、例として、クライアント0から当該入力を受け付ける。
また、入力受付部111は、クライアント0から入力された企業活動情報をクライアントデータとして受け付けてよい。
また、入力受付部111は、企業活動情報を、APIを介し入力を受け付けてよい。
また、入力整形部112は、クライアントデータに対して、企業活動にかかる補足情報を示すようなヒアリングデータをマージしてよい。
また、入力整形部112は、企業活動情報またはクライアントデータについて、所定のデータフォーマットへの変換/整形を行ってよい。
なお、入力整形部112により、マージ/変換/整形などされたデータは、User-Tableに出力される。
本明細書中の説明における「変換/整形」は、例として、用語統一用の変換表に基づくようなルールベースの変換/整形を指す。また、「変換/整形」は、例として、機械学習モデルなどの統計モデルに基づくような推論ベースの変換/整形を指してもよい。
企業活動情報は、例として、帳票データであり、経理データであり、予算管理データであり、人事データであり、購買データである。
なお、企業活動情報は、企業活動を示すものであればその種別に制限はない。
また、企業活動情報は、勘定科目(以下、科目とも記す)、品名または品目に加えて、その科目、品名または品目と対応する金額、数量または重量を示してよい。ここで、科目は、既知または慣用の会計ソフトなどで扱われるような名称やコードであってよい。
また、企業活動情報は、科目、品名または品目に加えて、直接費および間接費の何れかや変動費および固定費の何れかを示す分析用(共通)データを示してよい。
また、企業活動情報は、科目、品名または品目に加えて、その科目、品名または品目と対応する作業や工程の種別を特定可能なプロセスデータを示してよい。
また、企業活動情報は、科目、品名または品目に加えて、Scopeの種別や区分などを示すカテゴリー付加データを示してよい。
また、企業活動情報は、科目、品名または品目に加えて、始点、中継および終点の何れかを示す動線フローデータを示してよい。
なお、企業活動情報は、例として、品目がグリーン購入法に適合するものかどうかなど、所定の分類に合致するかどうかを示す情報を含んでよい。
なお、企業活動情報は、科目、品名または品目において、直接/間接費用または変動/固定費用において、分析などの処理における優先順位が設定されていてよい。ここでの「優先順位」とは、分析などにおける重要度に相当する。
記憶部12は、勘定科目、品名または品目と対応する原単位情報を格納する。
また、記憶部12は、図4に例示されるような、Table1~12、および、原単位情報に相当するTable-LCAを含む各種Tableを格納するデータベースとして機能する。なお、Table1~12の少なくとも一部は適宜、統合されてよい。
Table1は、表1に例示されるような、システム共通入力データに相当する。
また、Table1は、受付部11により入力が受け付けられ所定のデータフォーマットへ変換/整形が行われた企業活動情報に相当する。
Table1の品目は、クライアント毎にカスタマイズされる変換テーブルである。
Table1におけるプロセス(工程名)は、部署と工程との紐付けの用に供され、大工程/中工程/小工程にかかる番号や内容を示し、上述のプロセスデータと対応する。
Table1のカテゴリー付加は、Table-LCAに基づく検索結果を示し、上述のカテゴリー付加データと対応する。
Table1は、クライアントデータすべてを記憶してよい。
各Tableにおいて、動線フローデータは、始点/中継/終点のそれぞれにおいて、モノまたは人と対応する。動線フローデータがモノを示す場合、動線フローデータは、例として、モノの製造元/販売店/卸元/購入先/納入場所などの物品詳細を示し得る。動線フローデータが人を示す場合、動線フローデータは、人のテレワーク可否/目的/同行人数/総移動距離などの行動詳細を示し得る。また、動線フローデータが人を示す場合、動線フローデータは、通勤/出張/外出などの行動種別を示し得る。なお、動線フローデータにおける中継は、単一であってよく、複数であってよく、その数量に制限はない。
Figure 2022054002000002
Table2は、表2に例示されるような、経済コスト分析用入力フォーマットに相当し、経済コスト削減分析用データに相当する付随データ(例として付随1~10)を含み、経済コスト削減に必要な項目を定義するためのデータに相当する。
なお、ここでのCat.Noは、Scopeの区分を示すものである。
各Tableにおいて、付随データは、単一であってよく、複数であってよく、その種数に制限はない。付随データが示す「付随」は、例として、日付であり、部署名であり、検索wordの結果も含む。
Figure 2022054002000003
Table3は、表3に例示されるような、環境コスト分析用入力フォーマットに相当し、環境コスト削減に必要な項目を定義するためのデータに相当する。
また、Table3は、Table1の科目、品名または品目の内、Table-LCAの項目と一致するデータを示し、当該データおよびTable-LCAに基づき決定された環境コストを示す。
各Tableにおける代替候補は、LCA-G名、原単位、環境コスト、代替原単位、代替環境コストおよび環境コスト集計結果の少なくとも1つを含む。
なお、Table3における代替候補は、例として、LCA-G名、原単位、環境コスト、代替原単位および代替環境コストにおいてinパラメータの態様をとり、環境コスト集計結果においてoutパラメータの態様をとる。
Figure 2022054002000004
Table4は、表4に例示されるような、Table1における科目、品名または品目の内、所定の経済コスト削減目標の達成に必要な科目、品名または品目を示すデータに相当し、Table4は、経済コスト削減にかかるデモンストレーションやプレゼンテーションを好適に実現するためのデータに相当する。
Figure 2022054002000005
Table5は、表5に例示されるような、Table1における科目、品名または品目の内、所定の環境コスト削減目標の達成に必要な科目、品名または品目を示すデータに相当し、環境コスト削減にかかるデモンストレーションやプレゼンテーションを好適に実現するためのデータに相当する。
Figure 2022054002000006
Table6は、表6に例示されるような、経済コスト分析フォーマットに相当し、経済コスト評価部131による経済コストにかかる分析処理の都度、更新されてよい。
また、Table6は、分析結果一時保存(一時保存された分析結果)に相当するSub-Table6-n(n=1,2・・・)と対応する。Sub-Table6-n(SubT6-n)は、経済コスト削減額についてoutパラメータの態様をとる。
なお、各Tableにおけるコスト削減額は、経済コスト削減額に相当する。
Figure 2022054002000007
Table7は、表7に例示されるような、環境コスト分析フォーマットに相当し、環境コスト評価部132による環境コストにかかる分析処理の都度、更新されてよい。
また、Table7は、分析結果一時保存(一時保存された分析結果)に相当するSub-Table7-n(n=1,2・・・)と対応する。Sub-Table7-n(SubT7-n)は、環境コスト集計結果についてoutパラメータの態様をとる。
Figure 2022054002000008
Table8は、表8に例示されるような、経済コストにかかる分析処理が完了したTable6と同様のデータに相当し、経済コストにかかる分析処理が完了したTable6に応じてTable-LCAに基づき環境コストが決定されたデータを付加したデータに相当する。
また、Table8は、分析結果一時保存(一時保存された分析結果)に相当するSub-Table8-n(n=1,2・・・)(SubT8-n)と対応する。
なお、Table8は、環境コスト集計結果についてinパラメータの態様をとる。
Figure 2022054002000009
Table9は、表9に例示されるような、環境コストにかかる分析処理が完了したTable7と同様のデータに相当し、環境コストにかかる分析処理が完了したTable7に応じて経済コストが決定されたデータを付加したデータに相当する。
また、Table9は、分析結果一時保存(一時保存された分析結果)に相当するSub-Table9-n(n=1,2・・・)(SubT9-n)と対応する。
なお、Table9は、環境コスト集計結果についてinパラメータの態様をとる。
Figure 2022054002000010
Table10は、表10に例示されるような、経済コスト分析と環境コスト分析において、代替処理やプロセス改善処理などの経済コスト削減と環境コスト削減を補助するデータに相当する。
Figure 2022054002000011
Table11は、表11に例示されるような、Table8およびTable9に基づき最適解分析部143により決定された最適解を示すデータに相当する。
また、Table11は、分析結果一時保存(一時保存された分析結果)に相当するSub-Table11-n(n=1,2・・・)(SubT11-n)と対応する。
なお、Table11は、環境コスト集計結果についてinパラメータの態様をとる。
Figure 2022054002000012
Table12は、Table11を示すデータに相当し、最適解にかかるデモンストレーションやプレゼンテーションを好適に実現するためのデータに相当する。
また、Table12は、他システムへのエクスポートデータの態様をとってよい。
Table-LCAは、表12に例示されるような、勘定科目、品名または品目毎に、LCA-G名(LCAグループ名に相当)、原単位および環境コストを示す。なお、Table-LCAは、科目、品名または品目とLCA-G名との対応表を示してよい。
また、Table-LCAは、科目、品名または品目毎に、代替G名、代替原単位、代替環境コストを、さらに示してよい。なお、ここでの「代替G名」などは、その勘定科目、品名または品目を代替可能な別の勘定科目、品名または品目と対応するLCA-G名、原単位および環境コストなどと対応する。
なお、LCA-G名は、科目および品名を組み合わせた形で示される。
Figure 2022054002000013
本明細書中の説明における「経済コスト」とは、経済指標に基づく。
経済コストは、購入費用などの経済学上の費用全般に基づいてよい。
本明細書中の説明における「環境コスト」とは、環境負荷の指標に基づく。
環境コストは、例として、企業などの事業者が投入するエネルギーなどのインプット量に基づいてよい。当該インプット量は、例として、総エネルギー投入量、総物質導入量および水資源投入量などの既知または慣用の指標に相当する。
また、環境コストは、例として、企業などの事業者がその目的である生産活動などを実現する上で排出する温室効果ガスなどのアウトプット量に基づいてよい。
また、環境コストは、例として、CO排出量、CH排出量、NO排出量、HFCs排出量、PFCs排出量およびSF排出量などのGHG排出量に基づいてよい。
なお、環境コストを示す排出量は、国際的に採択・締約される条約などにおいてその環境付加が言及されるような物質の排出量であれば、その種別に制限はない。
なお、環境コストは、物質の排出量に代えて、物質の移動量に基づいてよい。
また、環境コストは、例として、カーボンフットプリントに基づいてよい。
また、環境コストは、例として、エコロジカル・フットプリント(EF)に基づいてよく、グローバルヘクタールに基づいてよく、ウッドマイレージに基づいてよい。
記憶部12は、図5に例示される手順を経て、User-TableのデータをTable1にコピーする。ここで、図4中のテーブルX、テーブルYおよびテーブルZは、それぞれ、Table1、User-Tableおよび(Y内)用語変換である。
記憶部12は、所定のTableで示される、科目、品目および品名と対応する企業活動情報について、ユーザの意思入力に応じて、そのバウンダリを変更可能である。ここで、バウンダリとは、科目・品目・品名について、環境コストの決定に用いられるか否かを示す境界に相当する。記憶部12は、環境コスト決定に寄与しない科目・品目・品名について、User-Tableに反映しないなどしてよい。
また、記憶部12は、企業活動情報にかかる各品名などについて、複数パターンのバウンダリを対応付けて、ユーザの意思入力に応じて適宜、切り替えてよい。ここで、複数パターンのバウンダリとは、各品名にかかる、複数パターンの科目であってよく、複数パターンの品目であってよく、異なる品名であってよい。
経済コスト評価部131は、企業活動情報に基づき経済コストを決定する。
また、経済コスト評価部131は、Table1に基づきTable2を決定する。
また、経済コスト評価部131は、経済コストの削減に必要な項目を参照Tableとして定義し、コスト削減分析用データとして付随n(n=1,2・・・)を決定してよい。
また、評価部13は、図6に例示される手順を経て、Table1のデータをTable2にコピーする。ここで、図6中のテーブルX、テーブルYおよびテーブルZは、それぞれ、Table2、Table1およびTable-LCAである。
また、環境コスト評価部132は、企業活動情報および原単位情報に基づき環境コストを決定する。
また、環境コスト評価部132は、Table1およびTable-LCAに基づきTable3を決定する。このとき、環境コスト評価部132は、Table3において、Table1の科目、品名または品目のリストに一致する動線フローデータを決定してよい。
また、環境コスト評価部132は、図6に例示される手順を経て、Table1のデータをTable3にコピーする。ここで、図6中のテーブルX、テーブルYおよびテーブルZは、それぞれ、Table3、Table1およびTable-LCAである。
また、経済コスト評価部131は、Table2に示される企業活動情報について、ユーザにより選択可能なデモ用分析科目にかかる経済コストの集計を行い、デモ用分析科目の係数および当該集計結果の乗算を行い、Table4に出力する。
また、経済コスト評価部131は、デモ用分析科目にかかる経済コストを示す図表データを作成する。なお、当該係数は、経済コストにかかる削減の目標設定に相当する。
また、環境コスト評価部132は、Table3に示される企業活動情報について、ユーザにより選択可能なデモ用分析科目にかかる環境コストの集計を行い、デモ用分析科目の係数および当該集計結果の乗算を行い、Table5に出力する。
また、環境コスト評価部132は、デモ用分析科目にかかる環境コストを示す図表データを作成する。なお、当該係数は、環境コストにかかる削減の目標設定に相当する。
分析部14は、経済コストおよび環境コストに基づき、投資対象または削減対象である品名を企業活動情報の中から決定する。
また、分析部14は、ルールベースで投資対象または削減対象である品名を決定する。
経済コスト分析部141は、図7に例示されるように、品名または品目のリストを削減候補として決定しその経済コスト削減額を集計し(ステップs6-1)、削減候補である品名または品目において代替品リストを作成し(ステップs6-2)、プロセス改善による分析を行い(ステップs6-3)、経済コストが削減された企業活動情報を出力する(ステップs6-4)。
経済コスト分析部141は、集中購買または比較購買による分析を行う。具体的には、分析部14は、削減候補と把握することができる科目、品名または品目のリストとその経済コスト削減額を集計し出力する。
また、経済コスト分析部141は、代替品による分析を行う。具体的には、削減候補と把握することができる科目、品名または品目において、その経済コストの低減が見込まれる代替品リストを作成する。
また、分析部14は、プロセス改善による分析を行う。なお、プロセス改善とは、上述のプロセスの代替や削除による改善を指す。
ここで、分析部14は、Sub-Table6-nへの企業活動情報の入出力を行う。
また、経済コスト分析部141は、経済コストが削減された企業活動情報をTable8に出力する。
ここで、分析部14は、Table8に示される企業活動情報と対応する環境コストを、Table-LCAに基づき決定しTable8に出力する。
また、経済コスト分析部141は、図8に例示されるような手順を経て、経済コストが削減された企業活動情報をTable8に出力する。なお、図8中の削減候補には、優先順位が設定されてよい。
また、経済コスト分析部141は、ステップs605において、現状の環境コストが多い順に科目、品目、品名毎に集計を行う。このとき、集計の手法に制限はない。
また、経済コスト分析部141は、ステップs606において、集中購買または比較購買による分析として、削減候補の絞り込みを開始する。このとき、絞り込みの手法に制限はない。
また、経済コスト分析部141は、ステップs609において、購買政策として、集計手順1に沿った品名および係数のSubT6-1への追記を行う。
また、経済コスト分析部141は、ステップs610において、管理改善として、集計手順2に沿った品名および係数のSubT6-1への追記を行う。
また、経済コスト分析部141は、ステップs611において、目標基準への未到達を再集計の条件として、再集計が必要か否かの判定を行う。ここで、目標基準とは、例として、数量削減目標であり、経営方針情報に含まれ得る情報が示すものである。
また、経済コスト分析部141は、ステップs620において、プロセス改善として、削減候補の絞り込みを行う。このとき、絞り込みの手法に制限はない。
本明細書中の説明における「集計手順1」とは、図9に例示されるような、科目や品目毎にその係数とともに定義された金額が大きい順に集計を行うような手順を指す。
本明細書中の説明における「集計手順2」とは、図10に例示されるような、科目や品目毎にその係数とともに定義された妥当性が高い順に集計を行うような手順を指す。ここでの妥当性とは、例として、発注品仕様、発注時期および発注数量の妥当性である。
なお、本明細書では、集計手順1および2を総合して単に集計手順と記す。
集計手順において、品名は、L1~L5からなる金額ランクに基づき分類される。
また、集計手順において、品目は、その基準金額(基準n金額、n=1,2・・・)が設定される。基準金額は、SubT6-1-1の態様で格納される。
また、集計手順において、品名の金額は、価格交渉の係数(Ka)、集中購買の係数(Kb、Kba、Kbb)、および、比較購買の係数(Kc)の少なくとも1つが乗算された形で補正され得る。
また、集計手順において、発注先対象品の金額は、運用変更の係数(Kd、Kda、Kdb)、および/または、仕様見直の係数(Ke)が乗算された形で補正され得る。
なお、ここでの金額は、集計手順における額面の比較において適宜、用いられ得る。
環境コスト分析部142は、図11に例示されるように、科目、品名または品目のリストを削減候補として決定しその環境コスト削減額を集計し(ステップs9-1)、削減候補である品名または品目において代替品リストを作成し(ステップs9-2)、プロセス改善による分析を行い(ステップs9-3)、環境コストが削減された企業活動情報を出力する(ステップs9-4)。
また、環境コスト分析部142は、数量削減検討による分析を行う。具体的には、分析部14は、削減候補と把握することができる科目、品名または品目のリストとその環境コストを集計する。ここでの削減候補と把握することができる科目、品名または品目とは、例として、電力/水/ガスなどのエネルギー、輸送費、廃棄、消耗品である。
また、環境コスト分析部142は、代替品による分析を行う。具体的には、削減候補と把握することができる科目、品名または品目において、例として、グリーン調達適合品のリストを作成する。
また、環境コスト分析部142は、プロセス改善による分析を行う。ここでのプロセス改善とは、経済コスト分析部141によるプロセス改善において、経済コストに代えて環境コストが設定されたものである。
ここで、環境コスト分析部142は、Sub-Table7-nへの企業活動情報の入出力を行う。
また、環境コスト分析部142は、経済コストが削減された企業活動情報をTable9に出力し、その環境コストをTable-LCAに基づき決定しTable9に出力する。
また、環境コスト分析部142は、図12に例示されるような手順を経て、環境コストが削減された企業活動情報をTable9に出力する。なお、図12中の削減候補には、優先順位が設定されてよい。
また、環境コスト分析部142は、ステップs905において、数量削減検討による分析として、削減候補の絞り込みを開始する。このとき、絞り込みの手法に制限はない。
また、環境コスト分析部142は、ステップs908において、代替品として、グリーン購入法に適合する物品や環境コストが小さい物品を検索する。このとき、検索の手法に制限はない。
また、分析部14は、ステップs911において、集中購買候補として、品目の購入品(品名)をまとめ、SubT7-2に出力する。
最適解分析部143は、経済コストの削減分析結果に相当するTable8、および、環境コストの削減分析結果に相当するTable9に基づき、経済コストおよび環境コストの双方を削減できるような施策に相当する最適解を決定しTable11に出力する。
また、最適解分析部143は、図5に例示される手順を経て、Table8およびTable9のデータをTable11にコピーする。ここで、図5中のテーブルX、テーブルYおよびテーブルZは、それぞれ、Table11、Table8およびTable9である。
また、最適解分析部143は、最適解をクライアントレポート用にTable12に出力し、最適解における削減候補リストを出力し、最適解に基づく経済コストおよび環境コストの削減効果を定量的に示す図表データを出力してよい。
また、最適解分析部143は、図5に例示される手順を経て、Table11のデータをTable12にコピーする。ここで、図5中のテーブルX、テーブルYおよびテーブルZは、それぞれ、Table12、Table11およびUser-Tableである。
また、最適解分析部143は、図13に例示されるような手順で最適解を決定する。
ここで、最適解分析部143は、経済コスト分析部141により経済コストが削減された企業活動情報における経済コストの削減額と、環境コスト分析部142により環境コストが削減された企業活動情報における環境コストと、に基づき、企業活動情報に含まれる1以上の品名のそれぞれについて投資または削減の優先度143Aを決定する。
また、ここで、最適解分析部143は、経済コスト分析部141により経済コストが削減された企業活動情報における環境コストと、環境コスト分析部142により環境コストが削減された企業活動情報における経済コストの削減額と、に基づき、企業活動情報に含まれる1以上の品名のそれぞれについて投資または削減の優先度143Bを決定する。
最適解分析部143は、優先度143Aおよび143Bに基づき、投資または削減の対象である品名を決定する。換言すると、経済コスト分析部141により経済コストが削減された企業活動情報における経済コストの削減額と、環境コスト分析部142により環境コストが削減された企業活動情報における環境コストと、経済コスト分析部141により経済コストが削減された企業活動情報における環境コストと、環境コスト分析部142により環境コストが削減された企業活動情報における経済コストの削減額と、に基づき、投資または削減の対象である品名を決定し、出力する。このとき、最適解分析部143は、例として、経済コストの削減額と環境コストの削減額がともに最大化するよう、投資または削減の対象である品名を決定する。
また、最適解分析部143は、図14に例示されるような手順を経て、最適解を決定する。ここで、図14中のX、Y、WおよびZは、それぞれ、Table8におけるコスト削減額、Table9における環境コスト、Table8における環境コスト、Table9におけるコスト削減額に相当する。
また、分析部14は、企業活動情報に基づき経済コストおよび環境コストの経時変化を決定し、その経時変化にさらに基づき投資対象または削減対象を決定する。
また、最適解分析部143は、図15に例示されるような手順を経て、最適解を決定する。
ここで、図15中の基準1は、例として、環境コストにかかる削減目標を達成できる範囲と対応する基準に相当する。
また、最適解分析部143は、基準1に代えて、時間軸で判断するような基準に基づき最適解を決定してよい。ここでの「時間軸で判断する」とは、物品などの購入時期、稼働開始時期、減価償却に依存して経済コストおよび環境コストの削減効果が出る時期が異なることを鑑みて、目標年度の削減比率(SBT)などの複数年の累計で判断できるような指標に基づき判断することに相当する。
ここで、最適解分析部143は、経済コスト増大量や環境コスト増大量の大小を予め定義した上で採用/不採用の判定を行う。当該大小は、所定の経済コストまたは環境コストである。
また、分析部14は、ルールベースに代えて推論ベースで、投資対象または削減対象である品名を決定してよい。
ここで、分析部14は、機械学習モデルなどの統計モデルに基づき、投資対象または削減対象である品名を決定してよい。当該機械学習モデルは、例として、本発明の一実施形態にかかる企業活動情報や各Tableに含まれ得る情報の少なくとも一部を入力値とし、投資対象または削減対象である品名を出力値とするような機械学習モデルに相当し、学習済モデルであってよい。
なお、受付部11は、ルールベースに代えて推論ベースで、クライアント0から入力された企業活動情報に基づき、所定のデータフォーマットへの変換/整形、および、User-Tableへの出力を行ってよい。
ここで、受付部11は、機械学習モデルなどの統計モデルに基づき、User-Tableを決定してよい。このとき、受付部11は、企業活動情報に対するヒアリングデータのマージや補完に相当する処理を、推論ベースで行ってよい。
入力受付部111は、経営方針情報の入力をさらに受け付ける。
このとき、分析部14は、経営方針情報にさらに基づき、投資対象または削減対象を決定する。ここで、経営方針情報は、上記基準1や上記大小などを含み得る。
出力部15は、デモ用または表示用の各種情報/各種Tableに基づき、表示処理を行う。当該表示処理は、クライアント0およびサーバ1が協調して実現してよい。
また、出力部15は、表示処理に代えて、各種情報/各種Tableとして、エクスポートデータを出力してよい。このとき、出力部15は、APIを介して、例としてクライアント0に対する、当該エクスポートデータの配信を行ってよい。
図16に例示されるように、出力部15は、Table4に基づき経済コストの分析結果を、例としてグラフの態様で表示処理する。
図17に例示されるように、出力部15は、Table5に基づき環境コストの分析結果を、例としてグラフの態様で表示処理する。
〈実施形態2〉
本明細書は、本発明の実施形態2にかかる構成や作用効果等について、図面を交えて、以下に説明する。実施形態1と共通する構成については、同様の符号を付する。
〈ハードウェア構成〉
図18に例示されるように、コンピュータであるクライアント0は、演算装置001、主記憶装置002、補助記憶装置003、入力装置004、出力装置005、通信装置006およびバスインタフェースを有し、各部および各工程の作用発揮に用いられる。
〈システム構成〉
図19に例示されるように、実施形態2にかかる企業活動評価システムでは、クライアント0が、受付部11と、記憶部12と、評価部13と、を有する。
また、クライアント0は、分析部14と、出力部15と、をさらに有してよい。
実施形態2にかかるクライアント0は、サーバ1から企業活動評価プログラムを適宜、ダウンロードしてインストールされてなる構成であってよい。
〈実施形態3〉
本明細書は、本発明の実施形態3にかかる構成や作用効果等について、図面を交えて、以下に説明する。実施形態1や2と共通する構成については、同様の符号を付する。
〈システム構成〉
図20に例示されるように、実施形態3にかかる企業活動評価システムでは、複数のノード2のそれぞれが、受付部11と、記憶部12と、評価部13と、を有する。
ノード2は、分析部14と、出力部15と、をさらに有してよい。
また、ノード2は、クライアント0またはサーバ1と同様のハードウェア構成をとる。
実施形態3にかかる企業活動評価システムでは、複数のノード2が協調/分散して、企業活動評価システムにかかる各部/各工程の作用効果を発揮する。
本発明の一実施形態では、企業活動評価プログラムは、既知または慣用の会計ソフトウェアや外部サービスなどの一機能やオプションとして組み込まれる構成であってよい。
本発明によれば、バックキャスティングによる戦略策定を駆使して、SDGsの達成と、中小企業の経営支援と、を有機的に両立させ実現することができる。
0 :クライアント
001 :演算装置
002 :主記憶装置
003 :補助記憶装置
004 :入力装置
005 :出力装置
006 :通信装置
1 :サーバ
11 :受付部
12 :記憶部
13 :評価部
14 :分析部
15 :出力部
101 :演算装置
102 :主記憶装置
103 :補助記憶装置
104 :入力装置
105 :出力装置
106 :通信装置
2 :ノード

また、最適解分析部143は、図14に例示されるような手順を経て、最適解を決定する。ここで、図14中のX、Y、WおよびZは、それぞれ、Table8におけるコスト削減額、Table8における環境コスト、Table9における環境コスト、Table9におけるコスト削減額に相当する。

Claims (9)

  1. 環境経営に取り組む企業活動評価システムであって、
    受付部と、記憶部と、評価部と、を有し、
    前記受付部は、勘定科目、品目および品名を示す企業活動情報の入力を受け付け、
    前記記憶部は、前記勘定科目、品目および品名と対応する原単位情報を格納し、
    前記評価部は、前記企業活動情報に基づき経済コストを決定し、
    前記評価部は、前記企業活動情報および原単位情報に基づき環境コストを決定する
    環境経営に取り組む企業活動評価システム。
  2. 分析部をさらに有し、
    前記分析部は、前記経済コストおよび環境コストに基づき投資対象または削減対象である前記品目を前記企業活動情報の中から決定する請求項1記載の企業活動評価システム。
  3. 前記分析部は、経済コスト分析部を有し、
    前記経済コスト分析部は、品名または品目のリストを削減候補として決定しその経済コスト削減額を集計し、削減候補である品名または品目において代替品リストを作成する
    請求項2記載の企業活動評価システム。
  4. 前記分析部は、環境コスト分析部をさらに有し、
    前記環境コスト分析部は、品名または品目のリストを削減候補として決定しその環境コスト削減額を集計し、削減候補である品名または品目において代替品リストを作成する
    請求項2または請求項3記載の企業活動評価システム。
  5. 前記分析部は、前記企業活動情報に基づき前記経済コストおよび環境コストの経時変化を決定し、前記経時変化にさらに基づき前記投資対象または削減対象を決定する
    請求項2~4の何れか一項記載の企業活動評価システム。
  6. 前記受付部は、経営方針情報の入力をさらに受け付け、
    前記分析部は、前記経営方針情報にさらに基づき、前記投資対象または削減対象を決定する請求項2~5の何れか一項記載の企業活動評価システム。
  7. 前記環境コストは、GHG排出量である請求項1~6の何れか一項記載の企業活動評価システム。
  8. 環境経営に取り組む企業活動評価方法であって、
    受付工程と、記憶工程と、評価工程と、をコンピュータに実行させ、
    前記受付工程は、勘定科目、品目および品名を示す企業活動情報の入力を受け付け、
    前記記憶工程は、前記勘定科目、品目および品名と対応する原単位情報を格納し、
    前記評価工程は、前記企業活動情報に基づき経済コストを決定し、
    前記評価工程は、前記企業活動情報および原単位情報に基づき環境コストを決定する
    環境経営に取り組む企業活動評価方法。
  9. 環境経営に取り組む企業活動評価プログラムであって、
    コンピュータを、受付部、記憶部および評価部として機能させ、
    前記受付部は、勘定科目、品目および品名を示す企業活動情報の入力を受け付け、
    前記記憶部は、前記勘定科目、品目および品名と対応する原単位情報を格納し、
    前記評価部は、前記企業活動情報に基づき経済コストを決定し、
    前記評価部は、前記企業活動情報および原単位情報に基づき環境コストを決定する
    環境経営に取り組む企業活動評価プログラム。
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