JP2022052365A - 電気設備の過熱検出装置、及び、電気設備の過熱検出方法 - Google Patents
電気設備の過熱検出装置、及び、電気設備の過熱検出方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
以下に図1~7を用いて本発明の一実施形態が、詳細に説明される。実施形態1に係る過熱検出装置1は、電気設備12等について設定される監視対象領域11の監視を行う装置である。過熱検出装置1は、監視対象領域11内の少なくとも一部の領域において過熱が生じていれば、それを検出して報知する。
図1は実施形態1に係る過熱検出装置1の概略構成を示すブロック図である。過熱検出装置1は、演算部2と、赤外線アレイセンサ3と、通信部4とを備える。赤外線アレイセンサ3は、監視対象領域11をマトリクス状に区分し、各区分Gnの温度Tnを検出する装置である。ここで各区分Gnの符号nは区分のインデックスを示す。
図2は、実施形態1に係る過熱検出装置1のハードウェア構成を示す。図2においては特に、図1に示される各機能ブロックで構成される演算部2を実現するためのハードウェア構成が展開されて示されている。
図3は、赤外線アレイセンサ3を用いて過熱検出装置1が電気設備12の監視対象領域11を監視する様子を示す図である。図示されるように、実施形態1では、電気設備12がブスバー13を備えており、監視対象領域11は、ブスバー13の締結部14を含む領域に設定されている具体例が示される。すなわち、以下では、ブスバー13の締結部14がゆるみ、締結部14の抵抗が上昇していないか、あるいは、異常電流によって異常な過熱を発生させていることがないかを監視する例が示される。
過熱検出装置1は、通信部4を通じて受信する外部機器90からの指示に基づいて、閾値算出処理(閾値Kを算出するステップ)または過熱監視処理(電気設備の過熱を検知するステップ)を実行する。
図5は、実施形態1に係る過熱検出装置1が実行する閾値算出処理を示すフローチャートである。演算部2の制御部25は、通信部4を通じて、外部機器90から閾値算出処理を実行する旨の指示を受信すると、演算部2の各部を制御して、過熱検出装置1に閾値算出処理を開始させる。
図6は、温度上昇値算出処理(温度上昇値算出サブステップ)のサブルーチンを示すフローチャートである。以下に、図6のフローチャートに沿って、温度上昇値算出処理を説明する。
図7は、実施形態1に係る過熱検出装置1が実行する過熱監視処理を示すフローチャートである。演算部2の制御部25は、通信部4を通じて、外部機器90から過熱監視処理を実行する旨の指示を受信すると、演算部2の各部を制御して、過熱検出装置1に過熱監視処理を開始させる。
閾値算出処理の所定期間、すなわち学習期間を2週間とし、各区分Gnの温度上昇値ΔTnを観察したところ、その最大値である最大温度上昇値ΔTmaxは5℃であった。尤度係数Aを2、定数Bを0として、閾値Kを10℃に設定した。
実施形態1の過熱検出装置によれば、監視対象領域11の各区分Gnにおける温度上昇値ΔTnが算出される。その基準となる基準温度Taは、赤外線アレイセンサ3が検出した温度Tnのうちの下位のデータから算出されるため、監視対象領域11周囲の雰囲気温度に近い温度である。
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図8は、実施形態2に係る過熱検出装置1が実行する閾値算出処理を示すフローチャートである。演算部2の制御部25は、通信部4を通じて、外部機器90から閾値算出処理を実行する旨の指示を受信すると、演算部2の各部を制御して、過熱検出装置1に閾値算出処理を開始させる。
図9は、実施形態2に係る過熱検出装置1が実行する過熱監視処理を示すフローチャートである。演算部2の制御部25は、通信部4を通じて、外部機器90から過熱監視処理を実行する旨の指示を受信すると、演算部2の各部を制御して、過熱検出装置1に過熱監視処理を開始させる。
実施形態2に係る過熱検出装置1では、電気設備12に過熱が発生しているかを判断する閾値Knは、監視対象領域11の各区分Gn毎に定められている。そのため、実施形態2に係る過熱検出装置1では、実施形態1の場合と比較してより適切に、過熱の発生の有無を判定することができるようになる。
本発明の態様1に係る電気設備の過熱検出装置は、電気設備の監視対象領域をマトリクス状に区分して温度を検知する赤外線アレイセンサと、前記赤外線アレイセンサが検知した各区分の温度を取得する読出部と、前記各区分の前記温度から、前記各区分それぞれの温度上昇値を算出する温度上昇値算出部と、閾値を決定するための所定期間中に、前記各区分の前記温度上昇値を繰り返し取得し、その最大値に基づいて前記閾値を算出する閾値算出部と、前記電気設備の監視期間中に、前記各区分の前記温度上昇値を取得し、前記各区分の前記温度上昇値を、前記閾値と比較して前記電気設備の過熱を検知する過熱検知部と、を備える。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
2 演算部
21 読出部
22 温度上昇値算出部
23 過熱検知部
24 閾値算出部
25 制御部
3 赤外線アレイセンサ
4 通信部
5 CPU
6 不揮発性メモリ
7 制御プログラム
8 メモリ
11 監視対象領域
12 電気設備
13 ブスバー
14 締結部
15 区分
Claims (8)
- 電気設備の監視対象領域をマトリクス状に区分して温度を検知する赤外線アレイセンサと、
前記赤外線アレイセンサが検知した各区分の温度を取得する読出部と、
前記各区分の前記温度から、前記各区分それぞれの温度上昇値を算出する温度上昇値算出部と、
閾値を決定するための所定期間中に、前記各区分の前記温度上昇値を繰り返し取得し、その最大値に基づいて前記閾値を算出する閾値算出部と、
前記電気設備の監視期間中に、前記各区分の前記温度上昇値を取得し、前記各区分の前記温度上昇値を、前記閾値と比較して前記電気設備の過熱を検知する過熱検知部と、を備えることを特徴とする、電気設備の過熱検出装置。 - 電気設備の監視対象領域をマトリクス状に区分して温度を検知する赤外線アレイセンサと、
前記赤外線アレイセンサが検知した各区分の温度を取得する読出部と、
前記各区分の前記温度から、前記各区分それぞれの温度上昇値を算出する温度上昇値算出部と、
閾値を決定するための所定期間中に、前記各区分の前記温度上昇値を繰り返し取得し、前記各区分それぞれでの前記温度上昇値の最大値に基づいて、それぞれの前記閾値を算出する閾値算出部と、
前記電気設備の監視期間中に、前記各区分の前記温度上昇値を取得し、前記各区分の前記温度上昇値を、それぞれの前記閾値と比較して前記電気設備の過熱を検知する過熱検知部と、を備えることを特徴とする、電気設備の過熱検出装置。 - 前記閾値算出部は、
前記最大値に1以上の尤度係数を乗じて0以上の定数を加えた値を、前記閾値とすることを特徴とする、請求項1または2に記載の電気設備の過熱検出装置。 - 前記温度上昇値算出部は、
前記各区分の前記温度のうちの下位所定数の平均値を基準温度とし、前記各区分の温度から前記基準温度を減算した値を、前記各区分それぞれの温度上昇値とすることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の電気設備の過熱検出装置。 - 前記赤外線アレイセンサについての前記区分の数は、100以下であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の電気設備の過熱検出装置。
- 外部機器に対し、前記電気設備の過熱の発生を報知する通信部を、更に備えることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の電気設備の過熱検出装置。
- 電気設備の監視対象領域をマトリクス状に区分して温度を検知する赤外線アレイセンサが検知した各区分の温度から、前記各区分それぞれの温度上昇値を算出するサブステップを、温度上昇値算出サブステップとし、
所定期間、前記温度上昇値算出サブステップにより算出する前記各区分の前記温度上昇値を繰り返し取得し、その最大値に基づいて閾値を算出するステップと、
前記温度上昇値算出サブステップにより算出する前記各区分の前記温度上昇値を、前記閾値と比較して前記電気設備の過熱を検知するステップと、を備えることを特徴とする、電気設備の過熱検出方法。 - 電気設備の監視対象領域をマトリクス状に区分して温度を検知する赤外線アレイセンサが検知した各区分の温度から、前記各区分それぞれの温度上昇値を算出するサブステップを、温度上昇値算出サブステップとし、
所定期間、前記温度上昇値算出サブステップにより算出する前記各区分の前記温度上昇値を繰り返し取得し、前記各区分それぞれでの前記温度上昇値の最大値に基づいて、それぞれの前記閾値を算出するステップと、
前記温度上昇値算出サブステップにより算出する前記各区分の前記温度上昇値を、それぞれの前記閾値と比較して前記電気設備の過熱を検知するステップと、を備えることを特徴とする、電気設備の過熱検出方法。
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