JP2022051084A - 操作システム、及び操作方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】運転中のユーザによる携帯装置の使用を確実に判定でき、その行為を抑止できること。
【解決手段】操作システムは、携帯装置に設けられ携帯装置を使用しているユーザの画像と反対側の風景の画像を取得する画像取得手段と、画像取得手段により取得されたユーザの画像と反対側の風景の画像に基づいてユーザが携帯装置を使用している状態にあり、かつ、車両を運転している状態にあるか否かを判定するユーザ判定手段と、ユーザ判定手段によりユーザが携帯装置を使用している状態にあり、かつ、車両を運転している状態にあると判定された場合に、ユーザに対して警告を行う警告手段、ユーザによる携帯装置の使用を制限する制限手段、および、ユーザが携帯装置を使用している画像を記憶する記憶手段、のうちの少なくとも1つと、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】操作システムは、携帯装置に設けられ携帯装置を使用しているユーザの画像と反対側の風景の画像を取得する画像取得手段と、画像取得手段により取得されたユーザの画像と反対側の風景の画像に基づいてユーザが携帯装置を使用している状態にあり、かつ、車両を運転している状態にあるか否かを判定するユーザ判定手段と、ユーザ判定手段によりユーザが携帯装置を使用している状態にあり、かつ、車両を運転している状態にあると判定された場合に、ユーザに対して警告を行う警告手段、ユーザによる携帯装置の使用を制限する制限手段、および、ユーザが携帯装置を使用している画像を記憶する記憶手段、のうちの少なくとも1つと、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、携帯装置に対する操作システム、及び操作方法に関する。
車両内に固定されたカメラによりユーザを撮影し、その撮影画像に基づいて、運転中のユーザによる携帯装置の使用を判定する技術が知れている(例えば、特許文献1参照)。
上記技術を用いた場合、例えば、ユーザがカメラの撮影範囲外で携帯装置を操作している場合、運転中のユーザによる携帯装置の使用を判定することができず、その行為を容認することとなる。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、運転中のユーザによる携帯装置の使用を確実に判定でき、その行為を抑止できる操作システム、及び操作方法を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
携帯装置に設けられ、該携帯装置を使用しているユーザの画像と反対側の風景の画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段により取得されたユーザの画像と反対側の風景の画像に基づいて、該ユーザが前記携帯装置を使用している状態にあり、かつ、車両を運転している状態にあるか否かを判定するユーザ判定手段と、
前記ユーザ判定手段により、ユーザが前記携帯装置を使用している状態にあり、かつ、車両を運転している状態にあると判定された場合に、該ユーザに対して警告を行う警告手段、該ユーザによる携帯装置の使用を制限する制限手段、および、該ユーザが携帯装置を使用している画像を記憶する記憶手段、のうちの少なくとも1つと、
を備える、操作システム
である。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
携帯装置に設けられた画像取得手段により取得されたユーザの画像と反対側の風景の画像に基づいて、該ユーザが前記携帯装置を使用している状態にあり、かつ、車両を運転している状態にあるか否かを判定するステップと、
前記ユーザが前記携帯装置を使用している状態にあり、かつ、車両を運転している状態にあると判定した場合に、該ユーザに対して警告を行う、該ユーザによる携帯装置の使用を制限する、および、該ユーザが携帯装置を使用している画像を記憶する、のうちの少なくとも1つを行うステップと、
を含む、操作方法
であってもよい。
携帯装置に設けられ、該携帯装置を使用しているユーザの画像と反対側の風景の画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段により取得されたユーザの画像と反対側の風景の画像に基づいて、該ユーザが前記携帯装置を使用している状態にあり、かつ、車両を運転している状態にあるか否かを判定するユーザ判定手段と、
前記ユーザ判定手段により、ユーザが前記携帯装置を使用している状態にあり、かつ、車両を運転している状態にあると判定された場合に、該ユーザに対して警告を行う警告手段、該ユーザによる携帯装置の使用を制限する制限手段、および、該ユーザが携帯装置を使用している画像を記憶する記憶手段、のうちの少なくとも1つと、
を備える、操作システム
である。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
携帯装置に設けられた画像取得手段により取得されたユーザの画像と反対側の風景の画像に基づいて、該ユーザが前記携帯装置を使用している状態にあり、かつ、車両を運転している状態にあるか否かを判定するステップと、
前記ユーザが前記携帯装置を使用している状態にあり、かつ、車両を運転している状態にあると判定した場合に、該ユーザに対して警告を行う、該ユーザによる携帯装置の使用を制限する、および、該ユーザが携帯装置を使用している画像を記憶する、のうちの少なくとも1つを行うステップと、
を含む、操作方法
であってもよい。
本発明によれば、運転中のユーザによる携帯装置の使用を確実に判定でき、その行為を抑止できる操作システム、及び操作方法を提供することができる。
実施形態1
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態1に係る操作システムの概略的なシステム構成を示すブロック図である。本実施形態1に係る操作システム1は、運転中のユーザによる携帯装置の使用を確実に判定でき、その行為を抑止するものである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態1に係る操作システムの概略的なシステム構成を示すブロック図である。本実施形態1に係る操作システム1は、運転中のユーザによる携帯装置の使用を確実に判定でき、その行為を抑止するものである。
携帯装置2は、例えば、ユーザが携帯し、ユーザに対して、所定画像を表示部に表示する機能を有するスマートフォンや携帯電話として構成されている。表示部は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどとして構成されている。所定画像は、インターネットのWEB画像、メール画像、アプリケーションの操作画面などを含む。
携帯装置2は、例えば、車両3に対し操作信号を送信することで、車両3のドアロック及び解除(キーレスエントリー)、エンジンの始動などを行う所謂デジタルキーとしての機能を有していてもよい。携帯装置2は、車両3に無線通信回線を介して接続される。無線通信回線は、Wi-Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wideband)などを含む。
携帯装置2は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などのプロセッサ2aと、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの内部メモリ2bと、HDD(Hard Disk Drive)やSDD(Solid State Drive)などのストレージデバイス2cと、ディスプレイなどの周辺機器を接続するための入出力I/F2dと、装置外部の機器と通信を行う通信I/F2eと、を備えた通常のコンピュータのハードウェア構成を有する。
携帯装置2は、例えば、プロセッサ2aが内部メモリ2bを利用しながら、ストレージデバイス2cや内部メモリ2bなどに格納されたプログラムを実行することで、後述の各部の機能を実現することができる。
図2は、本実施形態1に係る携帯装置の概略的なシステム構成を示すブロック図である。本実施形態1に係る携帯装置2は、ユーザの画像を取得する画像取得部21と、ユーザの状態を判定するユーザ判定部22と、ユーザによる携帯装置2の使用を制限する使用制限部23と、を備えている。
画像取得部21は、画像取得手段の一具体例である。画像取得部21は、携帯装置2に設けられ、携帯装置2を使用しているユーザの画像を取得する。画像取得部21は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラなどで構成されている。
画像取得部21は、携帯装置2の表示部側に設けられ、携帯装置2を使用しているユーザを撮影する第1カメラ211と、携帯装置2の表示部と反対側に設けられ、表示部と反対側の風景を撮影する第2カメラ212と、を有している。第2カメラ212が撮影する表示部と反対側の風景とは、例えば、車内3内も含まれる。第1カメラ211は、例えば、携帯装置2の表示部近傍に設けられている。画像取得部21は、取得した画像をユーザ判定部22に送信する。
ユーザ判定部22は、ユーザ判定手段の一具体例である。ユーザ判定部22は、画像取得部21により取得されたユーザの画像に基づいて、ユーザが携帯装置2を使用している状態にあり、かつ、車両3を運転している状態にあるか否かを判定する。
ここで、ユーザが車両3を運転している状態とは、例えば、ユーザが運転席に着座した状態で、かつ、車両3が走行している状態を指す。車両3が走行している状態とは、車速が0より大きい状態を指し、例えば、車両3がクリープ現象などで5km/h程度で走行する低速状態も含むものとする。
ユーザ判定部22は、第1カメラ211により撮影されたユーザの画像と、第2カメラ212により撮影された車両3内の画像と、に基づいて、ユーザが携帯装置2を使用している状態にあり、かつ、車両3を運転している状態にあるか否かを判定してもよい。2つの第1及び第2カメラ211、212により撮影された画像を用いて、ユーザの状態を高精度に判定できる。
ユーザ判定部22は、第1カメラ211により撮影されたユーザの画像に基づいて、ユーザが携帯装置2を使用している状態にあるか否かを判定できる。第1カメラ211は、上述の如く、ユーザが注視する携帯装置2の表示部側に設けられているため、特に、ユーザの顔や上半身を捉えた画像を取得する。したがって、ユーザ判定部22は、この画像に基づいて、ユーザが携帯装置2を使用している状態を高精度に判定できる。
ユーザ判定部22は、第1カメラ211により撮影されたユーザの画像に基づいて、ユーザの視線方向が携帯装置2の表示部に向いていると判断した場合に、ユーザが携帯装置2を使用している状態にある、と判定してもよい。ユーザの視線方向により、ユーザが携帯装置2の表示部を見つつ使用していることを容易に判定できる。
ユーザ判定部22は、第2カメラ212により撮影された車両3内の画像に基づいて、ユーザが運転席に着座し車両3を走行させている状態を判定することで、ユーザが車両3を運転している状態にあるか否かを判定できる。例えば、ユーザ判定部22は、第2カメラ212により撮影された画像に、助手席、または、助手席にいる同乗者が映り込んでいる場合、ユーザが運転席に着座して助手席側に携帯装置2を向けて使用している。またハンドル、あるいは、スピード計、回転数計などの運転情報表示がほぼ真正面に映り込まれている場合、ユーザが運転席に着座して携帯装置2を正面に向けて使用していると判定できる。
さらに、ユーザ判定部22は、ユーザの画像を学習する学習器221を有していてもよい。学習器221は、ユーザが携帯装置2を使用している状態にあり、かつ、運転席から見える車両3の車内の様子に関する画像を予め機械学習する。ユーザ判定部22は、その学習済みの学習器221を用いて、画像取得部21から入力される画像を判定する。
学習器221は、例えば、RNN(Recurrent neural Network)などのニューラルネットワークで構成されている。このRNNは、中間層にLSTM(Long Short Term Memory)を有していてもよい。学習器221は、ニューラルネットワークの代わりに、SVM(Support Vector Machine)などの他の学習器で構成されてもよい。
本実施形態1において、ユーザ判定部22は、携帯装置2に設けられる構成であるが、これに限定されない。ユーザ判定部22は、例えば、車両3に設けられていてもよく、外部のサーバなどに設けられていてもよい。
ユーザ判定部22は、ユーザが携帯装置2を使用している状態にあり、かつ、車両3を運転している状態にあるか否かを判定した場合、その判定結果を示す判定信号を使用制限部23に対して送信する。
使用制限部23は、制限手段の一具体例である。使用制限部23は、通常、携帯装置2の操作をロックし携帯装置2の操作を禁止することで、その使用を制限している。一方で、使用制限部23は、携帯装置2における認証が成功した場合に限り、携帯装置2の操作ロックを解除し操作を許可することで、その使用制限を解除する。認証は、例えば、パスワード、コード、指紋認証、声紋認証、虹彩認証、静脈認証、顔認証等の生体認証、を含む。
使用制限部23は、例えば、ユーザが携帯装置2を起動あるいは携帯装置2に対し操作を行う毎に、ユーザに対し、認証を要求する。使用制限部23は、認証を要求する際、ユーザに対し、認証を行うように、音声あるいは表示画面などで要求する。使用制限部23は、認証において、携帯装置2に入力されたユーザの情報と、予め携帯装置2に登録された情報と、を照合し、両者の情報が一致したと判定した場合に、その認証が成功したと判定し、携帯装置2の操作を許可する。
なお、使用制限部23は、生体認証、パスワード、コードなどの認証を組み合わせた2段階以上の認証を行ってもよい。これにより、携帯装置2のセキュリティ性をより高めることができる。
携帯装置2における認証が失敗した場合、使用制限部23は携帯装置2の操作を禁止している。このため、ユーザが、例えば携帯装置2の画面に対してタップ、フリックなどの操作を行っても、その操作がロックされる。一方、携帯装置2における認証が成功した場合、使用制限部23は携帯装置2の操作を許可する。このため、ユーザは、例えば、携帯装置2の画面を注視して画面に対してタップ、フリックなどの操作を行うことで、携帯装置2のアプリケーション操作やファイル操作を行うことができる。
ところで、例えば、カメラが車両内などに固定されており、ユーザがカメラの撮影範囲外で携帯装置を操作している場合、運転中のユーザによる携帯装置の使用を判定することができず、その行為を容認することとなる。
これに対し、本実施形態に係る操作システム1において、画像取得部21は、携帯装置2に設けられ、携帯装置2を使用しているユーザの画像を取得する。ユーザ判定部22は、画像取得部21により取得されたユーザの画像に基づいて、ユーザが携帯装置2を使用している状態にあり、かつ、車両3を運転している状態にあるか否かを判定する。使用制限部23は、ユーザ判定部22により、ユーザが携帯装置2を使用している状態にあり、かつ、車両3を運転している状態にあると判定された場合に、ユーザによる携帯装置2の使用を制限する。
画像取得部21は携帯装置2に設けられているため、携帯装置2を使用しているユーザの画像を的確に取得する。ユーザ判定部22は、このユーザを的確に捉えた画像に基づいて、ユーザが携帯装置2を使用している状態にあり、かつ、車両3を運転している状態を確実に判定できる。使用制限部23は、ユーザ判定部22の判定結果に応じて、ユーザによる携帯装置2の使用を制限し、運転中のユーザによる携帯装置2の使用を抑止できる。
使用制限部23は、ユーザ判定部22から判定信号を受信すると、ユーザによる携帯装置2の使用を制限する。例えば、使用制限部23は、ユーザの認証が成功した場合でも、ユーザ判定部22からの判定信号に応じて、携帯装置2の操作を禁止することで、携帯装置2の使用を制限する。
使用制限部23は、ユーザ判定部22からの判定信号に応じて、携帯装置2の操作性を低下させることで、ユーザによる携帯装置2の使用を制限してもよい。携帯装置2の操作性を低下させることで、ユーザが携帯装置2を操作したいという感情を阻害し、ユーザによる携帯装置2の使用を制限することができる。
例えば、使用制限部23は、携帯装置2の表示の反応速度を低下させることで、携帯装置2の操作性を低下させてもよい。使用制限部23は、携帯装置2における画面スクロールや動画などの反応速度を低下させてもよい。
使用制限部23は、ユーザ判定部22から判定信号を受信した場合でも、携帯装置2において車両3の運転に関係するアプリケーションの使用を制限しなくてもよい。車両3の運転に関係するアプリケーションは、例えば、天候やナビゲーションに関するアプリケーションである。車両3の運転に関係するアプリケーションは、予め使用制限部23に登録されていてもよい。
一方で、使用制限部23は、ユーザ判定部22から判定信号を受信した場合、携帯装置2において、車両3の運転に関係しないアプリケーションの使用を制限する。これにより、ユーザは、運転中において、車両3の運転に関係するアプリケーションについてのみ制限を受けずに使用できるが、一方で、車両3の運転に関係するアプリケーションについて制限され使用できなくなる。
続いて、本実施形態1に係る操作方法について詳細に説明する。図3は、本実施形態1に係る操作方法のフローを示すフローチャートである。図3に示す処理フローは、例えば、所定時間毎に繰返し実行される。画像取得部21は、携帯装置2を使用しているユーザの画像と車内の画像を取得する(ステップS101)。
ユーザ判定部22は、画像取得部21により取得されたユーザの画像に基づいて、ユーザの視線が携帯装置2に向いている状態か判断を行い、携帯装置2を使用している状態にあるか否かを判定する(ステップS102)。
ユーザ判定部22は、ユーザが携帯装置2を使用している状態にあると判定した場合(ステップS102のYES)、車両3を運転している状態にあるか否かを判定する(ステップS103)。一方で、ユーザ判定部22は、ユーザが携帯装置2を使用している状態にないと判定した場合(ステップS102のNO)、本処理を終了する。
ユーザ判定部22は、車両3を運転している状態にあると判定した場合(ステップS103のYES)、使用制限部23は、ユーザによる携帯装置2の使用を制限する(ステップS104)。一方、ユーザ判定部22は、車両3を運転している状態にないと判定した場合(ステップS103のNO)、本処理を終了する。具体的に車両3を運転しているか判断は、車内の画像に基づいて、ユーザが運転席に着席しているか否か、そして無線通信回線を通じて車両3が走行しているかの情報を車両3からもらい、運転中か否かを判定する。
以上、本実施形態1に係る操作システム1において、画像取得部21は、携帯装置2に設けられ、携帯装置2を使用しているユーザの画像を取得する。ユーザ判定部22は、画像取得部21により取得されたユーザの画像に基づいて、ユーザが携帯装置2を使用している状態にあり、かつ、車両3を運転している状態にあるか否かを判定する。使用制限部23は、ユーザ判定部22により、ユーザが携帯装置2を使用している状態にあり、かつ、車両3を運転している状態にあると判定された場合に、ユーザによる携帯装置2の使用を制限する。これにより、運転中のユーザによる携帯装置2の使用を確実に判定でき、その行為を抑止できる。
実施形態2
図4は、本実施形態2に係る操作システムの概略的なシステム構成を示すブロック図である。本実施形態2に係る携帯装置20は、上記使用制限部23の代わりに、ユーザに対して警告を行う警告部24を備えている。
図4は、本実施形態2に係る操作システムの概略的なシステム構成を示すブロック図である。本実施形態2に係る携帯装置20は、上記使用制限部23の代わりに、ユーザに対して警告を行う警告部24を備えている。
警告部24は、警告手段の一具体例である。警告部24は、ユーザ判定部22により、ユーザが携帯装置20を使用している状態にあり、かつ、車両3を運転している状態にあると判定された場合に、ユーザに対して警告を行う。この警告により運転中のユーザによる携帯装置20の使用を抑止できる。
警告部24は、ユーザ判定部22から判定信号を受信すると、ユーザに対して警告を行う。警告部24は、例えば、警告音を出力する警報装置、携帯装置20の表示部に警告表示を表示させる表示装置、警告灯を点灯あるいは点滅させるライト装置、携帯装置20などを振動させる振動装置、などとして構成されている。警告部24は、車両3に設けられたスピーカ、表示装置、ライト装置などであってもよい。
本実施形態2に係る携帯装置20は、上記使用制限部23の代わりに、ユーザが携帯装置20を使用している状態の画像を記憶する記憶部25を備えていてもよい。記憶部25は記憶手段の一具体例である。
記憶部25は、ユーザ判定部22により、ユーザが携帯装置20を使用している状態にあり、かつ、車両3を運転している状態にあると判定された場合に、ユーザが携帯装置20を使用している状態の画像を記憶する。これにより、運転中のユーザによる携帯装置20の使用を抑止できる。
記憶部25は、ユーザ判定部22から判定信号を受信すると、第1カメラ211から送信されるユーザが携帯装置20を使用している状態の画像を記憶する。記憶部25は、ストレージデバイス2cであってもよく、あるいは、外部のサーバや車両3に搭載された記憶装置であってもよい。また、記憶される画像は、記憶部25の消去不可能な領域に記憶されてもよい。
さらに、記憶部25が、ユーザの画像を記憶すると同時に、ユーザに対し画像が記録されている旨を音声や表示により報知してもよい。これにより、運転中のユーザによる携帯装置20の使用行為の抑止効果をより高めることができる。
本実施形態2に係る携帯装置20は、警告部24の他に、使用制限部23、及び記憶部25のうち少なくとも1つを備える構成であってもよい。本実施形態2において、上記実施形態1と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
実施形態3
図5は、本実施形態3に係る操作システムの概略的なシステム構成を示すブロック図である。本実施形態3に係る携帯装置30は、上記実施形態1の構成に加えて、車両3及び携帯装置30のうちの少なくとも一方に生じる衝撃を検出する衝撃検出部26を更に備えている。
図5は、本実施形態3に係る操作システムの概略的なシステム構成を示すブロック図である。本実施形態3に係る携帯装置30は、上記実施形態1の構成に加えて、車両3及び携帯装置30のうちの少なくとも一方に生じる衝撃を検出する衝撃検出部26を更に備えている。
使用制限部23は、衝撃検出部26により衝撃が検出された場合に、全てのユーザに対して、携帯装置30の使用制限を行わない。
例えば、車両事故やあおり運転などの緊急事態により、衝撃検出部26が車両3に設けた加速度センサから無線通信回線を通じて情報を受け取る。そしてその情報から衝撃を検出した場合、使用制限部23は、全てのユーザに対して、携帯装置30の使用制限を行わない。これにより、車両事故やあおり運転などの緊急事態では、車両3の走行中及び停止中にかかわらず、運転者を含む全てのユーザは、携帯装置30の操作を行い、例えば、警察などに迅速に連絡を行うことができる。
例えば、衝撃検出部26により検出された加速度などの衝撃値が所定値以上である場合に、使用制限部23は、衝撃検出部26により車両3や携帯装置30の衝撃が検出されたと判定する。所定値には、予め実験的に求めた値が設定されている。
なお、本実施形態3において、上記実施形態1と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図6は、本実施形態3に係る操作制限方法のフローを示すフローチャートである。画像取得部21は、携帯装置30を使用しているユーザの画像及び車内の画像を取得する(ステップS201)。
ユーザ判定部22は、画像取得部21により取得された画像に基づいて、ユーザが携帯装置30を使用している状態にあるか否かを判定する(ステップS202)。
ユーザ判定部22は、ユーザが携帯装置30を使用している状態にあると判定した場合(ステップS202のYES)、車両3を運転している状態にあるか否かを判定する(ステップS203)。一方で、ユーザ判定部22は、ユーザが携帯装置30を使用している状態にないと判定した場合(ステップS202のNO)、本処理を終了する。
ユーザ判定部22は、車両3を運転している状態にあると判定した場合(ステップS203のYES)、衝撃検出部26により車両3の衝撃が検出されたか否かを判定する(ステップS204)。一方、ユーザ判定部22は、車両3を運転している状態にないと判定した場合(ステップS203のNO)、本処理を終了する。
使用制限部23は、衝撃検出部26により車両3の衝撃が検出されたと判定した場合(ステップS204のYES)、全てのユーザに対して、携帯装置30の使用制限を行わない(ステップS205)。一方で、使用制限部23は、衝撃検出部26により車両3の衝撃が検出されないと判定した場合(ステップS204のNO)、ユーザによる携帯装置30の使用を制限する(ステップS206)。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。例えば、上記実施形態1乃至3の構成を任意に組み合わせてもよい。
本発明は、例えば、図3又は図6に示す処理を、プロセッサにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。
プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上述した各実施形態に係る携帯装置2、20、30の構成は、プログラムにより実現するだけでなく、その一部または全部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)などの専用のハードウェアにより実現することもできる。
1 操作システム
2 携帯装置
2a プロセッサ
2b 内部メモリ
2c ストレージデバイス
2d 入出力I/F
2e 通信I/F
3 車両
4 携帯装置
20 携帯装置
21 画像取得部
22 ユーザ判定部
23 使用制限部
24 警告部
25 記憶部
26 衝撃検出部
30 携帯装置
211 第1カメラ
212 第2カメラ
221 学習器
2 携帯装置
2a プロセッサ
2b 内部メモリ
2c ストレージデバイス
2d 入出力I/F
2e 通信I/F
3 車両
4 携帯装置
20 携帯装置
21 画像取得部
22 ユーザ判定部
23 使用制限部
24 警告部
25 記憶部
26 衝撃検出部
30 携帯装置
211 第1カメラ
212 第2カメラ
221 学習器
Claims (5)
- 携帯装置に設けられ、該携帯装置を使用しているユーザの画像と反対側の風景を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段により取得されたユーザの画像と反対側の風景に基づいて、該ユーザが前記携帯装置を使用している状態にあり、かつ、車両を運転している状態にあるか否かを判定するユーザ判定手段と、
前記ユーザ判定手段により、ユーザが前記携帯装置を使用している状態にあり、かつ、車両を運転している状態にあると判定された場合に、該ユーザに対して警告を行う警告手段、該ユーザによる携帯装置の使用を制限する制限手段、および、該ユーザが携帯装置を使用している画像を記憶する記憶手段、のうちの少なくとも1つと、
を備える、操作システム。 - 請求項1記載の操作システムであって、
前記画像取得手段は、前記携帯装置の表示部側に設けられ、前記携帯装置を使用するユーザを撮影する第1カメラと、前記携帯装置の表示部と反対側に設けられ、表示部と反対側の風景を撮影する第2カメラと、を有し、
前記ユーザ判定手段は、前記第1カメラにより撮影されたユーザの画像と、前記第2カメラにより撮影された風景の画像と、に基づいて、該ユーザが前記携帯装置を使用している状態にあり、かつ、車両を運転している状態にあるか否かを判定する、
操作システム。 - 請求項1又は2記載の操作システムであって、
前記車両に生じる衝撃を検出する衝撃検出手段を更に備え、
前記制限手段は、前記衝撃検出手段により衝撃が検出された場合に、全てのユーザに対して、前記携帯装置の使用制限を行わない、
操作システム。 - 請求項1乃至3のうちのいずれか1項記載の操作システムであって、
前記ユーザ判定手段は、前記画像取得手段により取得されたユーザの画像に基づいて、該ユーザの視線方向が前記携帯装置の表示部に向いていると判断した場合に、該ユーザが前記携帯装置を使用している状態にある、と判定する、
操作システム。 - 携帯装置に設けられた画像取得手段により取得されたユーザの画像と反対側の風景に基づいて、該ユーザが前記携帯装置を使用している状態にあり、かつ、車両を運転している状態にあるか否かを判定するステップと、
前記ユーザが前記携帯装置を使用している状態にあり、かつ、車両を運転している状態にあると判定した場合に、該ユーザに対して警告を行う、該ユーザによる携帯装置の使用を制限する、および、該ユーザが携帯装置を使用している画像を記憶する、のうちの少なくとも1つを行うステップと、
を含む、操作方法。
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JP2020157355A Pending JP2022051084A (ja) | 2020-09-18 | 2020-09-18 | 操作システム、及び操作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022051084A (ja) |
-
2020
- 2020-09-18 JP JP2020157355A patent/JP2022051084A/ja active Pending
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