JP2022049975A - 車載機器、ソフトウェア更新方法、ソフトウェア更新プログラム、および、車両 - Google Patents

車載機器、ソフトウェア更新方法、ソフトウェア更新プログラム、および、車両 Download PDF

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Abstract

【課題】ソフトウェア更新において、効率的に車両の固有の設定値や学習値の引き継ぎができる車載機器を提供する。【解決手段】車載機器は、車載ネットワークに含まれる車載機器であって、ソフトウェアおよびソフトウェアの実行に用いる1つ以上の値を記憶する記憶部と、記憶部の、現在実行対象のソフトウェアおよび1つ以上の値を記憶している第1領域とは異なる第2領域に、車外のサーバーから取得した更新データに基づいて生成されるソフトウェアを更新ソフトウェアとして記憶させ、第2領域に、第1領域に記憶された1つ以上の値を更新ソフトウェアの実行に用いる1つ以上の値として記憶させ、更新ソフトウェアを実行対象のプログラムに変更する制御部とを備える。【選択図】図3

Description

本開示は、車両等に搭載されるネットワークシステムに含まれる車載機器等に関する。
車両には、複数のECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)と呼ばれる車載機器が通信線を介して互いに接続されて構成されたネットワークシステムが搭載されている。各車載機器は、互いにメッセージを送受信して、車両の各機能を分担して実行する。
車載機器は、典型的にはプロセッサと、RAMのような一時的な記憶部やフラッシュROMのような不揮発性の記憶部とを備えている。プロセッサが実行するソフトウェア(プログラム)は、不揮発性の記憶部に記憶される。ソフトウェアをより新しいバージョンに書き変えて更新することにより、車載機器の機能の向上、改善を図ることができる。
ソフトウェアの更新には、サーバー(センタ)から無線通信等により更新データを受信するダウンロード、ダウンロードした更新データに基づいて更新ソフトウェアを車載機器の記憶部に書き込むインストールのステップがある。インストールには、車載機器の仕様に応じて、ダウンロードした更新ソフトウェアを、記憶部の記憶領域のうち、ソフトウェア記憶用の領域として定められた1つの領域(1面)に、現在のソフトウェア(旧ソフトウェア)を上書きして書き込む上書きインストールと、ソフトウェア記憶用の領域として定められた2つの領域(2面)のうち、現在のソフトウェア(旧ソフトウェア)が記憶された領域(一面)でないほうの領域(他面)に書き込む他面インストールとがある。ソフトウェア記憶用の領域として定められた2つの領域は、例えば、同一のメモリ部品の相異なるバンク(構成単位)にそれぞれ含まれる領域であってもよいし、あるいは、標準装備のメモリ部品および拡張装備のメモリ部品のような、相異なるメモリ部品のそれぞれの領域であってもよい。
他面インストールの場合は、ソフトウェア更新のステップには、ダウンロード、インストールの各ステップに加えて、インストールした更新ソフトウェアを実行対象のソフトウェアとして有効化するアクティベートのステップがある。
ECUのソフトウェア更新に関連して、特許文献1は、特定のECUがマスタECUとして機能し、サーバーとの通信を行い、マスタECU自身や他のECUのソフトウェアの更新を行うことを開示している。
特開2011-148398号公報
車載機器は、一般に車両に固有の設定値や学習値を用いてソフトウェアを実行する。このような値は、典型的には現在実行対象のソフトウェアが記憶されている領域(第1領域とよぶ)に記憶されている。上述の他面インストールによってソフトウェアの更新を行う場合に、このような値を引き続き利用するためには、更新ソフトウェアを第1領域とは異なる第2領域に書き込む処理とは別に、このような値を第1領域から読み出して第2領域に書き込む処理を行う必要がある。この処理は、従来、例えば専用のツールを用いた作業を要し、効率が低かった。
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、ソフトウェア更新において、効率的に車両の固有の設定値や学習値の引き継ぎができる車載機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示技術の一局面は、車載ネットワークに含まれる車載機器であって、ソフトウェアおよびソフトウェアの実行に用いる1つ以上の値を記憶する記憶部と、記憶部の、現在実行対象のソフトウェアおよび1つ以上の値を記憶している第1領域とは異なる第2領域に、車外のサーバーから取得した更新データに基づいて生成されるソフトウェアを更新ソフトウェアとして記憶させ、第2領域に、第1領域に記憶された1つ以上の値を更新ソフトウェアの実行に用いる1つ以上の値として記憶させ、更新ソフトウェアを実行対象のプログラムに変更する制御部とを備える、車載機器である。
本開示技術によれば、車載機器がソフトウェア更新を行う場合に、車両の固有の設定値や学習値をコピーするので、別途書き込み等の作業をすることなく、効率的にこれらの値の引き継ぎを行うことができる。
一実施形態に係るネットワークシステムの構成図 一実施形態に係る車載機器の構成図 一実施形態に係る処理を示すシーケンス図
(実施形態)
<構成>
図1に、本実施形態に係るネットワークシステム1の構成例を示す。ネットワークシステム1は、車両に搭載される。ネットワークシステム1は、ソフトウェア更新装置50を含む。ソフトウェア更新装置(OTA(Over-The-Air)マスタ)50には、複数のバス10、20、30…が接続されている。複数の車載機器(電子制御ユニット)11、12…が、バス10に接続されている。複数の車載機器21、22…が、バス20に接続されている。複数のアクチュエータ31、32…が、バス30に接続されている。図1および以降の説明においては、バスとして、バス10、20、30を例示し、車載機器として、車載機器11、12、21、22を例示し、アクチュエータ31、32を例示するが、これらの数は限定されない。なお、バス10、20、30、あるいは、車載機器11、12、21、22には、車両や車両の周辺の状態を取得する各種センサが適宜接続されている。
ソフトウェア更新装置50は、車外に設置されたサーバー(センタ、外部装置)100と通信可能な通信部(通信モジュール)51、各種データを記憶する記憶部(ストレージ)52、制御部53を含む。
各車載機器11、12、21、22は、ネットワークを介して互いに通信を行い、車両の制御のための各種処理を行う。図2に、車載機器11の構成例を示す。車載機器11は、フラッシュROMのような不揮発性の記憶部(ストレージ)112と、記憶部112からソフトウェアを読み出して実行することで各種処理を行う制御部(プロセッサ、マイクロコントローラ)113と、他の車載機器やソフトウェア更新装置50と通信を行う通信部111とを含む。また、図示を省略するがソフトウェアの一部やデータを記憶するRAMのような一時的な記憶部を含む。車載機器12、21、22も同様に構成される。なお、ソフトウェア更新装置50も同様に記憶部52にソフトウェア更新装置50用のソフトウェア(プログラム)を記憶しており、制御部53(プロセッサ、マイクロコントローラ)がソフトウェアを読み出して実行することで、ソフトウェア更新装置50の機能を実行することができる。すなわち、各車載機器11、12、21、22およびソフトウェア更新装置50は、プロセッサあるいはマイクロコントローラ等を含むコンピューターとして実装可能である。
ソフトウェア更新装置50の制御部53は、各バス10、20、30を介して、サーバー100と各車載機器11、12、21、22との間の通信、各車載機器11、12、21、22間の通信、各車載機器11、12、21、22と各アクチュエータ31、32との間の通信の制御や中継を行う。このように、ソフトウェア更新装置50は、通信を中継する中継装置としても機能する。あるいは、ソフトウェア更新装置50は、このような中継装置の一部として設けられてもよいし、このような中継装置とは別にバス10、20、30のいずれかに接続されて設けられてもよい。
アクチュエータ31、32は、例えばブレーキ、エンジン、あるいはパワーステアリングのように車両やその一部に対して力学的な作用を発生させる車載機器であり、車載機器11、12、21、22からの指示に基づいて動作する。アクチュエータ31、32もまた、プロセッサあるいはマイクロコントローラやメモリ等から構成されるコンピューターを含んでもよい。
ソフトウェア更新装置50の制御部54は、車載機器11、12、21、22のそれぞれの記憶部が記憶しているソフトウェアを更新することができる。すなわち、ソフトウェア更新装置50は、ダウンロードする制御、インストールする制御、あるいはさらにアクティベートする制御を行う。ダウンロードは、サーバー100から送信された車載機器11、12、21、22のいずれかのソフトウェアを更新するための更新データ(配信パッケージ)を受信して記憶する処理である。ダウンロードする制御は、ダウンロード実行だけでなく、ダウンロードの実行可否判断、更新データの検証等、ダウンロードに関する一連の処理の制御を含みうる。インストールは、ダウンロードした更新データに基づいて、更新対象の車載機器の第2記憶部に更新版のソフトウェア(更新ソフトウェア)を書き込む処理である。インストールする制御は、インストール実行だけでなく、インストールの実行可否判断、更新データの転送および更新版のソフトウェアの検証等、インストールに関する一連の処理の制御を含みうる。アクティベートは、インストールした更新版のソフトウェアを実行対象のソフトウェアとして有効化するため、例えばソフトウェアの実行開始アドレスの設定値のコンフィグレーション等を行う処理である。アクティベートする制御は、アクティベート実行だけでなく、アクティベートの実行可否判断、実行結果の検証等、アクティベートに関する一連の制御を含みうる。
インストールする制御においては、更新データが更新ソフトウェア自体を含む場合、制御部53が、更新ソフトウェアを車載機器に送信することができる。また、更新データが、更新ソフトウェアの圧縮データ、差分データ、あるいは、分割データを含む場合、制御部53が、更新データの展開あるいは組付け等を行って更新ソフトウェアを生成して車載機器に送信することができる。あるいは、制御部53が、更新データを車載機器に送信し、車載機器が、更新データの展開あるいは組付け等を行って更新ソフトウェアを生成してもよい。
更新ソフトウェアを車載機器の第2記憶部に書き込むインストール自体の実行は、制御部53が行ってもよいし、制御部53の指示を受けた車載機器が行ってもよいし、更新データ(あるいは更新ソフトウェア)を受信した車載機器が、制御部53の明示の指示がなくても自律的に行ってもよい。
インストールした更新ソフトウェアを有効化するアクティベート自体の実行は、制御部53が行ってもよいし、制御部53の指示を受けた車載機器が行ってもよいし、車載機器が、制御部53の明示の指示がなくても、インストールに引き続いて自律的に行ってもよい。
なお、このようなソフトウェアの更新処理は、複数の車載機器のそれぞれに対して、連続して、あるいは並列的に行うことができる。なお、更新データは、更新ソフトウェアを生成するのに用いられるデータであり、内容や形式は限定されず、上述のように、例えば更新ソフトウェア自体、更新ソフトウェアを生成するための差分データ、あるいは、これら圧縮データまたは分割データ等を含む。また、更新データは、ソフトウェア更新対象の車載機器(ターゲット電子制御ユニット)の識別子(ECUID)や更新前のソフトウェアのバージョンの識別子(ECU Software ID)を含んでもよい。
サーバー100は、一例として、特定のセンタ等に設置されたサーバー等のコンピューター装置であり、複数の車両のそれぞれに対して、各車両の車載機器のソフトウェアを更新するためのそれぞれの更新データを送信することができる。サーバー100はソフトウェア更新装置50と通信する通信部(通信モジュール)101および通信部101を制御する制御部102を含む。制御部102の機能は、プロセッサあるいはマイクロコントローラ等によって実行される。また、サーバー100は、図示しない記憶部を備え、複数の車載機器のそれぞれのソフトウェアを更新するためのデータを外部から受け付けて記憶することができる。
<処理>
以下に、本実施形態に係るソフトウェア更新処理の例を説明する。図3に、本処理の例を示すシーケンス図を示す。本処理は、例えば車両が電源オン(イグニッションオン、パワーオン)の状態で開始される。
(ステップS101)
ソフトウェア更新装置50の制御部53は、通信部51を制御して、サーバー100に、更新ソフトウェアの有無の問い合わせを行なう。
(ステップS102)
サーバー100の通信部101が、問い合わせを受信すると、制御部102は、更新ソフトウェアが存在する場合は通信部101を制御してソフトウェア更新装置50に更新あり通知を送信する。制御部102は、例えば、ネットワークシステム1に含まれる複数の車載機器の種類や現在のソフトウェアのバージョンを表す情報に基づいて、これらの車載機器用のソフトウェアの更新バージョンである更新ソフトウェアの有無を判定することができる。このような情報は、あらかじめサーバー100が記憶していてもよいし、ソフトウェア更新装置50から問い合わせとともに受信してもよい。なお、制御部102は、更新ソフトウェアが存在しない場合は通信部101を制御してソフトウェア更新装置50に更新なし通知を送信する。
(ステップS103)
ソフトウェア更新装置50の通信部51が更新あり通知を受信すると、制御部53は、通信部51を制御して、サーバー100に更新データ要求を行う。
(ステップS104)
サーバー100の通信部101が、更新データ要求を受信すると、サーバー100の制御部102は、サーバー100に提供されている更新ソフトウェアに基づいて、車両に送信する更新データを生成する。更新データには、ソフトウェアの更新対象となる1つ以上の車載機器(ターゲット電子制御ユニット)のソフトウェアを更新するためのデータが含まれる。
(ステップS105)
サーバー100の制御部102は、通信部101を制御して、更新データを送信する。
(ステップS106)
ソフトウェア更新装置50の通信部51は、更新データを受信し、制御部53は、更新データを記憶部52に記憶させる(ダウンロード)。
(ステップS107)
ソフトウェア更新装置の制御部53は、インストールあるいはインストールおよびアクティベートの処理を開始する。ここでは、一例として、車載機器11がソフトウェアの更新対象の車載機器に含まれており、制御部53は、サーバー100から受信した更新データに含まれる、車載機器11のソフトウェアを更新するためのデータを車載機器11に送信するものとする。また、車載機器11は、上述の他面インストールタイプの車載機器であるものとする。
(ステップS108)
車載機器11の通信部111が、データを受信すると、車載機器11の制御部113は、受信したデータに基づいて、上述の他面インストールを行う。すなわち、車載機器11の制御部113は、記憶部112のうち、現在実行対象のソフトウェアが記憶されている第1領域とは異なる第2領域に、更新ソフトウェアを書き込む。この処理は、上述したように車載機器11の制御部113、ソフトウェア更新装置50の制御部53のいずれが主体となって行ってもよい。なお、第1領域、第2領域は、同一のメモリ部品の相異なるバンクであってもよく、相異なるメモリ部品の各領域であってもよい。
(ステップS109)
車載機器11の制御部113は、記憶部112の第1領域の所定の位置に記憶されている車両に固有の設定値や学習値等の値を読み出し、第2領域の所定の位置に書き込む。すなわち、設定値等を第1領域から第2領域にコピーする。設定値や学習値は、車両の特性やユーザー操作等により、設定あるいは学習された値であり、車種やユーザーの好みに応じて変化しうる車両に固有の値である。例えば、運転モード(スポーティ、エコ等)の指定や空調の設定温度等を表す値である。設定値や学習値の変更は、例えば車載機器11がソフトウェアを実行することにより行われてもよく、他の車載機器が、車載機器11に対して要求することにより行われてもよい。本ステップの処理によって、ソフトウェア更新後も、設定値や学習値を引き続き制御に利用することができる。
(ステップS110)
車載機器11の制御部113は、上述のアクティベートを行う。すなわち、車載機器11の制御部113は、実行対象のソフトウェアを第1領域に記憶されている更新前のソフトウェアから第2領域に記憶されている更新ソフトウェアに切り替え、更新ソフトウェアを有効化する。シーケンスの説明は以上である。
以上の例は、サーバー100から受信する更新データが、車載機器11のソフトウェアを更新するためのデータを含んでいる場合の例であるが、他の車載機器のソフトウェアの更新も同様に行うことができる。また、更新対象の車載機器の数は限定されず2以上の車載機器のソフトウェアの更新を行ってもよい。また、ステップS107においてソフトウェア更新装置50から車載機器に送信するデータは、上述したように、実体的には更新ソフトウェア自体でもよく、その圧縮データ、あるいは更新前のソフトウェアとの差分データ等であってもよい。
車両の電源がパワーオン(イグニッションオン、アクセサリオン等)の状態(オフ以外の状態)である場合、車載機器11や他の車載機器が動作し、第1領域に記憶されている設定値や学習値が変更される可能性がある。例えば、電源がオフ以外の状態からオフ状態に遷移したときは、ほとんどの車載機器が動作を停止するので、設定値や学習値の変更が少なく、これらの値を安定的に第2領域にコピーすることができる。したがって、上述のステップS109の処理は、車両の電源をオフ状態に遷移させてから行ってもよい。
また、ステップS106でダウンロードされ、ステップS108で車載機器11が受信したデータに、設定値や学習値が少なくとも部分的に含まれていてもよく、この場合、車載機器11の制御部113は、ステップS108で、データに含まれる設定や学習値を第2領域に書き込んでもよい。また、この場合、ステップS109では、車載機器11の制御部113では第2領域にすでに書き込まれた設定や学習値については第1領域からコピーをしない。このようにすれば、必要に応じて設定値や学習値をいったんリセットして、ダウンロードされた更新データに含まれる設定値や学習値を初期値として更新ソフトウェアを実行することができる。
<効果>
本実施形態においては、車載機器がソフトウェア更新を行う場合に、車両の固有の設定値や学習値をコピーするので、別途書き込み等の作業をすることなく、効率的にこれらの値の引き継ぎを行うことができる。
本開示技術は、車載機器、車載機器を含むネットワークシステム、車載機器が備えるコンピューターが実行する方法、プログラムおよびこれを記憶したコンピューター読み取り可能な非一時的記憶媒体、車載機器を備えた車両等として捉えることが可能である。
本開示技術は、車両等に搭載されるネットワークシステムに有用である。
1 ネットワークシステム
10、20、30 バス
11、12、21、22 車載機器
31、32 アクチュエータ
50 ソフトウェア更新装置
51 通信部
52 記憶部
53 制御部
100 サーバー
101 通信部
102 制御部
111 通信部
112 記憶部
113 制御部

Claims (9)

  1. 車載ネットワークに含まれる車載機器であって、
    ソフトウェアおよび前記ソフトウェアの実行に用いる1つ以上の値を記憶する記憶部と、
    前記記憶部の、現在実行対象の前記ソフトウェアおよび前記1つ以上の値を記憶している第1領域とは異なる第2領域に、車外のサーバーから取得した更新データに基づいて生成されるソフトウェアを更新ソフトウェアとして記憶させ、
    前記第2領域に、前記第1領域に記憶された前記1つ以上の値を前記更新ソフトウェアの実行に用いる1つ以上の値として記憶させ、
    前記更新ソフトウェアを実行対象のプログラムに変更する制御部とを備える、車載機器。
  2. 前記制御部は、前記第1領域に記憶された前記1つ以上の値を前記第2領域に記憶させる処理を、車両の電源がオフの状態において実行する、請求項1に記載の車載機器。
  3. 前記制御部は、前記更新データが、前記更新ソフトウェアの実行に用いる1つ以上の値の少なくとも一部の値を含んでいる場合、前記更新データが含んでいる値を、前記第1領域に記憶している値の代わりに前記第2領域に記憶させる、請求項1または2に記載の車載機器。
  4. 車載ネットワークに含まれ、ソフトウェアおよび前記ソフトウェアの実行に用いる1つ以上の値を記憶する記憶部を有する車載機器のコンピューターが実行するソフトウェア更新方法であって、
    前記記憶部の、現在実行対象の前記ソフトウェアおよび前記1つ以上の値を記憶している第1領域とは異なる第2領域に、車外のサーバーから取得した更新データに基づいて生成されるソフトウェアを更新ソフトウェアとして記憶させるステップと、
    前記第2領域に前記第1領域に記憶された前記1つ以上の値を前記更新ソフトウェアの実行に用いる1つ以上の値として記憶させ、前記更新ソフトウェアを実行対象のプログラムに変更するステップとを含む、ソフトウェア更新方法。
  5. 車載ネットワークに含まれ、ソフトウェアおよび前記ソフトウェアの実行に用いる1つ以上の値を記憶する記憶部を有する車載機器のコンピューターに実行させるソフトウェア更新プログラムであって、
    前記記憶部の、現在実行対象の前記ソフトウェアおよび前記1つ以上の値を記憶している第1領域とは異なる第2領域に、車外のサーバーから取得した更新データに基づいて生成されるソフトウェアを更新ソフトウェアとして記憶させるステップと、
    前記第2領域に前記第1領域に記憶された前記1つ以上の値を前記更新ソフトウェアの実行に用いる1つ以上の値として記憶させ、前記更新ソフトウェアを実行対象のプログラムに変更するステップとを含む、ソフトウェア更新プログラム。
  6. 請求項1~3のいずれかに記載の車載機器を備える車両。
  7. 車載ネットワークに含まれる電子制御ユニットであって、
    ソフトウェアおよび前記ソフトウェアの実行に用いる1つ以上の値を記憶するストレージと、
    前記ストレージの、現在実行対象の前記ソフトウェアおよび前記1つ以上の値を記憶している第1領域とは異なる第2領域に、センタから取得した更新データに基づいて更新ソフトウェアをインストールし、
    前記第2領域に、前記第1領域に記憶された前記1つ以上の値を前記更新ソフトウェアの実行に用いる1つ以上の値として記憶させ、
    前記更新ソフトウェアをアクティベートするマイクロコントローラとを備える、電子制御ユニット。
  8. 車載ネットワークに含まれ、ソフトウェアおよび前記ソフトウェアの実行に用いる1つ以上の値を記憶するストレージを有する電子制御ユニットのマイクロコントローラが実行するソフトウェア更新方法であって、
    前記ストレージの、現在実行対象の前記ソフトウェアおよび前記1つ以上の値を記憶している第1領域とは異なる第2領域に、センタから取得した更新データに基づいて更新ソフトウェアをインストールするステップと、
    前記第2領域に、前記第1領域に記憶された前記1つ以上の値を前記更新ソフトウェアの実行に用いる1つ以上の値として記憶させるステップと、
    前記更新ソフトウェアをアクティベートするステップとを含む、ソフトウェア更新方法。
  9. 車載ネットワークに含まれ、ソフトウェアおよび前記ソフトウェアの実行に用いる1つ以上の値を記憶するストレージを有する電子制御ユニットのマイクロコントローラに実行させるソフトウェア更新プログラムであって、
    前記ストレージの、現在実行対象の前記ソフトウェアおよび前記1つ以上の値を記憶している第1領域とは異なる第2領域に、センタから取得した更新データに基づいて更新ソフトウェアをインストールするステップと、
    前記第2領域に、前記第1領域に記憶された前記1つ以上の値を前記更新ソフトウェアの実行に用いる1つ以上の値として記憶させるステップと、
    前記更新ソフトウェアをアクティベートするステップとを含む、ソフトウェア更新プログラム。
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