JP2022049921A - 図形表示プログラム、サーバ及び図形表示方法 - Google Patents

図形表示プログラム、サーバ及び図形表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】図形上のどの点に対してアニメーションが設定されているかが直感的にわかりやすいアプリケーションソフトウェアのための図形表示プログラム、サーバ及び図形表示方法を提供すること。【解決手段】図形表示プログラムは、表示装置の表示画面に設定された表示エリアに図形を表示することと、図形に対してアニメーションが設定された点、線又は面と関連付けられた第1のアニメーション処理表示エリアを表示エリアに表示することとをCPU21に実行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、図形表示プログラム、サーバ及び図形表示方法に関する。
コンピュータを使って作図された図形を表示装置の画面の作図エリアに表示するアプリケーションソフトウェアが知られている。この種のアプリケーションソフトウェアにおいて、図形の線上の動く点をアニメーションする機能を有するものもある。
GeoGebraホームページ[Online],[令和2年9月2日検索],インターネット<URL:https://www.geogbra.org>
ここで、従来のアプリケーションソフトウェアでは、図形上のどの点に対してアニメーションが設定されているかが直感的にはわかりづらい。
本発明は、図形上のどの点に対してアニメーションが設定されているかが直感的にわかりやすいアプリケーションソフトウェアのための図形表示プログラム、サーバ及び図形表示方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の図形表示プログラムは、表示装置の表示画面に設定された表示エリアに図形を表示することと、図形に対してアニメーションが設定された点、線又は面と関連付けられた第1のアニメーション処理表示エリアを表示エリアに表示することとをコンピュータに実行させる。
本発明の第2の態様のサーバは、端末と通信できるサーバであって、表示装置の表示画面に設定された表示エリアに図形を表示することと、図形に対してアニメーションが設定された点、線又は面と関連付けられたアニメーション処理表示エリアを表示エリアに表示することとをコンピュータに実行させるための図形表示プログラムを記憶するように構成されたストレージと、ストレージに記憶された図形表示プログラムを端末に送信する通信装置とを備える。
本発明の第3の態様の図形表示方法は、表示装置の表示画面に設定された表示エリアに図形を表示することと、図形に対してアニメーションが設定された点、線又は面と関連付けられたアニメーション処理表示エリアを表示エリアに表示することとを備える。
本発明によれば、図形上のどの点に対してアニメーションが設定されているかが直感的にわかりやすいアプリケーションソフトウェアのための図形表示プログラム、サーバ及び図形表示方法を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るシステムの構成の一例を示す図である。 図2は、端末のウェブブラウザ上で動作するアプリケーションによる画面表示の一例を示す図である。 図3は、システムにおけるウェブアプリケーションの実行時の処理の流れの一例を示す図である。 図4は、アイコン処理の一例の流れを示す図である。 図5は、メニュー処理の一例の流れを示す図である。 図6は、アニメーション処理の一例の流れを示す図である。 図7Aは、アニメーション処理の具体例を示す図である。 図7Bは、アニメーション処理の具体例を示す図である。 図7Cは、アニメーション処理の具体例を示す図である。 図7Dは、アニメーション処理の具体例を示す図である。 図7Eは、アニメーション処理の具体例を示す図である。 図8は、幾何付箋の三角形ABCにおける、辺AB上の点Dと辺BC上の点Eの2点に対してアニメーションが設定された場合のアニメーション付箋の例を示す図である。 図9Aは、円上の点Aに対してアニメーションが設定されたときのアニメーション付箋の例を示す図である。 図9Bは、放物線上にプロットされた点Bと点Aとの間の点Cに対してアニメーションが設定されたときのアニメーション付箋の例を示す図である。 図9Cは、多角形ABCD上の点Eに対してアニメーションが設定されたときのアニメーション付箋の例を示す図である。 図10は、1つの点に対して設定されたアニメーションに対して連動するアニメーションについて説明するための図である。
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るシステム1の構成の一例を示す図である。システム1は、サーバ10と、端末20とを含む。サーバ10と端末20とは、ネットワーク30を介して通信可能に接続される。ネットワーク30は、例えばインターネットである。なお、図1には、1台の端末20のみが示されているが、端末20の台数は1台に限定されない。すなわち、端末20は2台以上であってもよい。
サーバ10は、プロセッサ11と、ROM12と、RAM13と、ストレージ14と、通信装置15とを有している。これらの各々は、システムバス19を介して互いに接続されている。
プロセッサ11は、CPU(Central Processing Unit)等を含む集積回路であってよい。ROM12は、プロセッサ11等の動作に用いられる情報を記録している。RAM13は、プロセッサ11等の動作のための主記憶装置である。ストレージ14には、プロセッサ11で用いられるサーバ制御プログラム、各種演算を実行するための演算プログラム等の各種プログラム、パラメータ等が記憶されている。プロセッサ11は、ストレージ14に記憶されたプログラムに従ってサーバ10の動作を制御する。プロセッサ11として、CPU以外のプロセッサ、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、GPU(Graphic Processing unit)等が用いられてもよい。通信装置15は、ネットワーク30等の外部の通信ネットワークと通信するための回路を含む。
端末20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、ストレージ24と、入力装置25と、表示装置26と、通信装置27とを有している。これらの各々は、システムバス29を介して互いに接続されている。端末20は、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット端末、スマートフォン等の電子機器であってよい。また、端末20は、通信機能を備えた関数電卓等であってもよい。
CPU21は、端末20の各種動作を制御するプロセッサである。ROM22は、端末20の起動プログラム等を記録している。RAM23は、CPU21等のための主記憶装置である。ストレージ24には、CPU21で用いられる端末制御プログラム等の各種プログラム、パラメータ等が記憶されている。CPU21は、入力装置25からの入力信号や通信装置27による受信信号に応じて各種プログラムを実行することで端末20の動作を制御する。各種プログラムは、不図示のウェブサーバからネットワーク30、通信装置27を介してストレージ24にダウンロードされてもよい。通信装置27は、ネットワーク30等の外部の通信ネットワークと通信するための回路を含む。
入力装置25は、キーボード、マウス、タッチパネル等を含む。入力装置25を介したユーザ操作に応じて、そのユーザ操作の内容を示す信号がシステムバス29を介してCPU21に入力される。
表示装置26は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等である。表示装置26は、端末20に一体的に設けられていてもよいし、端末20とは別に設けられていてもよい。表示装置26には、各種の画像が表示される。
一例では、ユーザは、端末20で動作するウェブブラウザにおいてサーバ10のアドレスを指定する。このとき、サーバ10に記憶されているウェブアプリケーションのための表示画面が端末20のウェブブラウザ上に表示される。この表示画面上での入力装置25を介した操作に応じてサーバ10へのリクエストが発行される。この操作は、例えば表示画面上での図形の作図操作を含む。サーバ10は、リクエストに応じた処理を実行し、処理結果をレスポンスとして端末20に返す。端末20は、サーバ10からのレスポンスに従ってユーザの操作に応じた図形の表示等をする。このように、システム1では、端末20のウェブブラウザ上で動作するプログラムとサーバ10の演算プログラムとにより、図形の表示等のためのウェブアプリケーションとしての機能が実現される。
このようなウェブアプリケーションは、例えば、ICT(Information and Communication Technology)化が進む学校教育の現場において、数学の授業等で活用され得る。
図2は、端末20のウェブブラウザ上で動作するアプリケーションによる画面表示の一例を示す図である。
端末20の表示装置26に表示される画面26aは、上段エリア100aと、下段エリア100bとを含む。上段エリア100aは、画面26aの上側に表示される。上段エリア100aは、下段エリア100bに比べて細長いエリアである。上段エリア100aには、新規ペーパ作成アイコン100cが表示される。下段エリア100bは、画面26a中の上段エリア100aよりも下側に配置されるエリアである。以下の説明においては、下段エリア100bは、ペーパ100とも称される。ペーパ100には、種々の「付箋」が表示され得る。付箋は、ウェブアプリケーションに係る種々の情報を表示するための小さな表示エリアである。付箋は、フローティングオブジェクトであってよい。フローティングオブジェクトは、画面に表示されるオブジェクト(表示体)であって、ユーザ操作に応じて少なくとも表示位置を変更できるオブジェクトである。
図2のペーパ100には、一例として、幾何付箋(表示エリア)101と、アニメーション付箋(アニメーション処理表示エリア)102とが示されている。ペーパ100には、図形以外が描画されてもよい。例えば、ペーパ100には、数式、グラフ、数表等が描画されてもよい。この場合において、ペーパ100に、幾何付箋101とは別の数式付箋等が同時に表示されてもよい。
幾何付箋101は、ユーザの操作を受けて作図された図形を表示するための表示エリアを含む付箋である。実施形態における「図形」は、点、線、多角形、円等の幾何学で対象とされる図形である。幾何付箋101の中で、ユーザは、点をプロットしたり、線を引いたり、円を作図したり、多角形を作図したりといった各種の操作をすることができる。幾何付箋101は平面図形の表示エリアを含むものである。しかしながら、幾何付箋101の中で立体図形が作図されてもよい。
アニメーション付箋102は、幾何付箋101の中の図形に対して設定されたアニメーションと関連づけられた付箋である。例えば、図2のアニメーション付箋102は、図形ABCにおける辺AB上の点Dに対してアニメーションが設定されたことを示している。このとき、アニメーション付箋102には、図形上のどの点に対してアニメーションが設定されたかを示すための名称を表す文字102aと、そのアニメーションにおいて設定されているパラメータの値102bが表示される。例えば、図2では、文字102aとして、点Dに対してアニメーションが設定されたことを示す文字「Moving Point: D」が表示されている。パラメータの値102bは、パラメータ設定用のインターフェイスでもある。ユーザは、パラメータの値102bの値を変更できる。ここで、辺AB上の点Dに対して設定されるパラメータは、例えばアニメーションの始点、終点、移動ステップ数である。辺AB上の点Dの場合、始点は例えば点Bであり、終点は例えば点Aである。また、移動ステップ数は、始点から終点まで何ステップかけて移動するかを表す。例えば、図2では移動ステップ数Stepsは「5」に設定されている。このとき、アニメーションの実行時、点Dは、点Bから点Aまで5ステップをかけて移動する。ここで、移動ステップ数は、数値でなく、変数であってもよい。
また、アニメーション付箋102には、シークバー102cが表示されてもよい。シークバー102cは、アニメーションの実行に伴って点Dが辺AB上のどの位置まで移動したかを示している。ここで、シークバー102cにより、アニメーションの再生位置が任意の位置に指定されるように構成されてもよい。
また、アニメーション付箋102には、アニメーションアイコン102dがさらに表示されてもよい。アニメーションアイコン102dは、例えば戻しアイコン102d1、停止アイコン102d2、一時停止アイコン102d3、再生アイコン102d4、送りアイコン102d5、及び繰り返しアイコン102d6を含む。戻しアイコン102d1は、アニメーションを1ステップ前に戻す操作を受け付けるためのアイコンである。停止アイコン102d2は、アニメーションを停止する操作を受け付けるためのアイコンである。一時停止アイコン102d3は、アニメーションを一時停止する操作を受け付けるためのアイコンである。一時停止アイコン102d3は、一時停止する操作を受け付けたときには再開アイコンに変わる。再開アイコンが選択されたとき、アニメーションが再開される。再生アイコン102d4は、アニメーションを再生する操作を受け付けるためのアイコンである。送りアイコン102d5は、アニメーションを1ステップ先に送る操作を受け付けるためのアイコンである。繰り返しアイコン102d6は、アニメーションの繰り返し再生の操作を受け付けるためのアイコンである。繰り返しアイコン102d6が選択されたとき、始点から終点までのアニメーションと終点から始点までのアニメーションとが交互に繰り返して実施される。ここで、アニメーションアイコン102dは、必ずしも戻しアイコン102d1、停止アイコン102d2、一時停止アイコン102d3、再生アイコン102d4、送りアイコン102d5、及び繰り返しアイコン102d6のすべてを含んでいなくてもよい。
また、図2において、幾何付箋101の下方にはメニューアイコンバー130が示されている。メニューアイコンバー130は、付箋と同様に、フローティングオブジェクトであってよい。メニューアイコンバー130は、幾何付箋101のための各種操作のためのアイコン群である。メニューアイコンバー130に表示されるアイコンは、図2で示したものに限定されない。メニューアイコンバー130は、図2で示したアイコンをすべて含んでいなくてもよい。また、メニューアイコンバー130は、図2で示したアイコンとは別のアイコンを含んでいてもよい。
メニューアイコンバー130は、例えば、選択アイコン131と、範囲変更アイコン132と、手描きアイコン133と、点描画アイコン134と、線分描画アイコン135と、円描画アイコン136と、多角形描画アイコン137と、テキスト入力アイコン138と、削除アイコン139とを含む。選択アイコン131は、幾何付箋101内に表示されているオブジェクトを選択する操作を受け付けるためのアイコンである。範囲変更アイコン132は、幾何付箋101の表示範囲を変更する操作を受け付けるためのアイコンである。手描きアイコン133は、幾何付箋101においてユーザが自由に図形を作図する操作を受け付けるためのアイコンである。点描画アイコン134は、幾何付箋101において点をプロットする操作を受け付けるためのアイコンである。線分描画アイコン135は、幾何付箋101においてプロットされている2点を結ぶ線分を作図する操作を受け付けるためのアイコンである。円描画アイコン136は、幾何付箋101においてプロットされている点を中心とする円を作図する操作を受け付けるためのアイコンである。多角形描画アイコン137は、幾何付箋101においてプロットされている3以上の点を結ぶ多角形を作図する操作を受け付けるためのアイコンである。テキスト入力アイコン138は、ユーザによるテキスト入力の操作を受け付けるためのアイコンである。削除アイコン139は、幾何付箋101において作図されている図形の削除の操作を受け付けるためのアイコンである。
幾何付箋101、アニメーション付箋102には、それぞれ、左上にチェック欄111、112が表示される。例えば、何れかの付箋が選択されると、対応するチェック欄にチェックが表示される。図2では、幾何付箋101が選択されている。このとき、チェック欄111にチェックが表示される。チェックが表示されるだけでなく、他の表示等によって、選択中の付箋と、選択中でない付箋とが区別されてよい。視覚的な区別の方法として、選択中の付箋の外枠だけが残りの付箋よりも太く表示されたり、選択中の付箋の外枠の線種又は色が残りの付箋と異なるように表示されたり、選択中の外枠が点滅表示される等してもよい。
また、幾何付箋101とアニメーション付箋102とは、1つのグループとして関連づけられてよい。このとき、幾何付箋101とアニメーション付箋102との間には、幾何付箋101とアニメーション付箋102とが関連していることを示す紐121が表示されてよい。
ここで、紐は、同一のグループに属する付箋同士を結ぶものである。すなわち、別途に作成された幾何付箋101から作成されたアニメーション付箋102は、この別途に作成された幾何付箋101と紐で結ばれる。また、付箋同士の関係性が一目で分かるように、グループ毎に紐の色等が合わせられてもよい。
本実施形態では、システム1は、白紙のペーパ100から出発して、各種付箋を作成して所望の図形を描画することが可能である。以下、システム1における一連の処理の流れについて説明する。
図3は、システム1におけるウェブアプリケーションの実行時の処理の流れの一例を示す図である。図3の処理は、端末20からサーバ10に対してウェブアプリケーションの起動のリクエストがされた後に実行される。なお、ウェブアプリケーションの起動のリクエストに際して、ID及びパスワードの入力等のログイン処理が行われてもよい。ウェブアプリケーションの起動のリクエストを受けて、サーバ10は、初期画面のデータを含むウェブアプリケーションのプログラムを端末20に送る。これを受けて、端末20は、初期画面をウェブブラウザ上に表示する。初期画面では、ペーパ100が作成されておらず、上段エリア100aに新規ペーパ作成アイコン100cが表示されているだけの画面である。なお、図3の処理は、端末20のCPU21とサーバ10のプロセッサU11との連携によって実行される。
ステップS1において、端末20のCPU21は、新規ペーパを作成するか否かを判定する。例えば、初期画面において、ユーザによって新規ペーパ作成アイコン100cが選択されたときに、端末20のCPU21は、新規ペーパを作成すると否かを判定する。ステップS1において、新規ペーパを作成すると判定されていないときには、処理はステップS8に移行する。ステップS1において、新規ペーパを作成すると判定されたときには、処理はステップS2に移行する。
ステップS2において、CPU21は、新たにペーパ100のデータを作成する。そして、CPU21は、作成したペーパ100をウェブアプリケーションの表示画面に重ねてウェブブラウザ上に表示する。これにより、端末20のウェブブラウザ上の表示は、新たに作成されたペーパ100が表示された状態に更新される。その後、処理はステップS3に移行する。ここで、ペーパ100には、図示しない座標軸が設定されている。このため、ペーパ100に配置される各オブジェクトは、座標情報を持つ。CPU21は、必要に応じてオブジェクトの座標情報を取得する。
ステップS3において、CPU21は、幾何付箋101を作成するか否かを判定する。例えば、ペーパ100が作成済みの場合において幾何付箋101の作成のための操作がユーザによってされた場合に、CPU21は、幾何付箋101を作成すると判定する。なお、幾何付箋101の作成のための操作は、例えば、ペーパ100内の所望の位置へカーソル(不図示)を移動させてから、マウスの右クリック操作に応じて表示されるメニューから幾何付箋作成の項目を選択する操作である。ステップS3において、幾何付箋101を作成すると判定されていないときには、処理はステップS5に移行する。ステップS3において、幾何付箋101を作成すると判定されたときには、処理はステップS4に移行する。
ステップS4において、CPU21は、幾何付箋作成処理を行う。例えば、CPU21は、新たな幾何付箋101をウェブアプリケーションの表示画面に表示されているペーパ100の所定位置に重ねてウェブブラウザ上に表示する。これにより、端末20のウェブブラウザ上の表示は、ペーパ100の中に幾何付箋101が表示された状態に更新される。その後、処理はステップS6に移行する。前述したように、幾何付箋101は、フローティングオブジェクトであってよい。このとき、CPU21は、ドラッグ操作(マウスのクリックをオンしたままカーソルを移動させる操作、又は、タッチパネルの画面をタッチしたままタッチ位置を移動させる操作)等の幾何付箋101の移動操作がされたことを受けて、幾何付箋101の表示位置を変更してよい。
ステップS5において、CPU21は、幾何付箋作成処理以外のその他の処理を行う。その他の処理は、数式付箋の作成処理、グラフ付箋の作成処理といった処理を含む。これらのその他の処理の詳細については説明を省略する。その他の処理の終了後、処理はステップS8に移行する。
ステップS6において、CPU21は、アイコン処理を行う。アイコン処理の後、処理はステップS7に移行する。アイコン処理は、メニューアイコンバー130の選択に伴う各種の処理を実行する処理である。アイコン処理についての詳細は後で説明する。
ステップS7において、CPU21は、メニュー処理を行う。メニュー処理の後、処理はステップS8に移行する。メニュー処理は、メニューの選択に伴う各種の処理を実行する処理である。メニュー処理についての詳細は後で説明する。
ステップS8において、CPU21は、ウェブアプリケーションの処理を終了するか否かを判定する。例えば、ウェブブラウザを閉じる操作がされた場合には、CPU21は、処理を終了すると判定する。ステップS8において、ウェブアプリケーションの処理を終了すると判定されていないときには、処理はステップS1に戻る。ステップS8において、ウェブアプリケーションの処理を終了すると判定されたときには、CPU21は、図3の処理を終了する。
図4は、アイコン処理の一例の流れを示す図である。ステップS101において、端末20のCPU21は、選択処理を行うか否かを判定する。メニューアイコンバー130に含まれる選択アイコン131が選択されたときに、CPU21は、選択処理を行うと判定する。ステップS101において、選択処理を行うと判定されたときには、処理はステップS102に移行する。ステップS101において、選択処理を行うと判定されていないときには、処理はステップS103に移行する。
ステップS102において、CPU21は、選択処理を行う。選択処理として、CPU21は、ユーザの操作に応じてペーパ100内のオブジェクトを選択する。選択処理の後、CPU21は、図4の処理を終了させ、処理を図3のステップS7に移行させる。
ステップS103において、CPU21は、範囲変更処理を行うか否かを判定する。メニューアイコンバー130に含まれる範囲変更アイコン132が選択されたときに、CPU21は、範囲変更処理を行うと判定する。ステップS103において、範囲変更処理を行うと判定されたときには、処理はステップS104に移行する。ステップS103において、範囲変更処理を行うと判定されていないときには、処理はステップS105に移行する。
ステップS104において、CPU21は、範囲変更処理を行う。範囲変更処理として、CPU21は、幾何付箋101の中でのユーザのドラッグ操作に応じて幾何付箋101の表示範囲を移動させる。この操作により、幾何付箋101中に表示中の各付箋の表示位置をドラッグ操作に応じて移動させる。ユーザのドラッグ操作の完了後、CPU21は、図4の処理を終了させ、処理を図3のステップS7に移行させる。
ステップS105において、CPU21は、手描き処理を行うか否かを判定する。手描きアイコン133が選択されたときに、CPU21は、手描き処理を行うと判定する。ステップS105において、手描き処理を行うと判定されたときには、処理はステップS106に移行する。ステップS105において、手描き処理を行うと判定されていないときには、処理はステップS107に移行する。
ステップS106において、CPU21は、手描き処理を行う。手描き処理として、CPU21は、ユーザの操作に応じて図形を描画する。例えば幾何付箋101の中でのユーザによるポイント操作(マウスのシングルクリック操作、又は、タッチパネルの画面へのタップ操作)に応じて点を描画する。また、CPU21は、例えば幾何付箋101の中でのユーザによるドラッグ・アンド・ドロップ操作(ドラッグ操作中にマウスのクリックをオフする、又は、タッチパネルの画面へタッチを止める)に応じて線を描画する。ユーザの操作の終了後、CPU21は、図4の処理を終了させ、処理を図3のステップS7に移行させる。
ステップS107において、CPU21は、点描画処理を行うか否かを判定する。点描画アイコン134が選択されたときに、CPU21は、点描画処理を行うと判定する。ステップS107において、点描画処理を行うと判定されたときには、処理はステップS108に移行する。ステップS107において、点描画処理を行うと判定されていないときには、処理はステップS109に移行する。
ステップS108において、CPU21は、点描画処理を行う。点描画処理として、CPU21は、ユーザの操作に応じて点を描画する。例えば、幾何付箋101内の所望の位置へカーソル(不図示)を移動させてから、幾何付箋101の中でのユーザによるポイント操作に応じて点を描画する。また、CPU21は、描画した点の近くにラベルを表示させる。ラベルは、例えばA、B、C、…、といったアルファベットにより、描画された点の名称を示すものである。その後、CPU21は、図4の処理を終了させ、処理を図3のステップS7に移行させる。
ステップS109において、CPU21は、線分描画処理を行うか否かを判定する。線分描画アイコン135が選択されたときに、CPU21は、線分描画処理を行うと判定する。ステップS109において、線分描画処理を行うと判定されたときには、処理はステップS110に移行する。ステップS109において、線分描画処理を行うと判定されていないときには、処理はステップS111に移行する。
ステップS110において、CPU21は、線分描画処理を行う。線分描画処理として、CPU21は、ユーザによる幾何付箋101の中での2点の選択(2回のポイント操作)を待つ。2点の選択を受けて、CPU21は、選択された2点を結ぶ線分を描画する。なお、線分の種類として、実線、破線等からユーザによって選択されたものが採用されてよい。さらには、線分ではなく、ユーザによって選択された2点を通る直線が描画されてもよい。その後、CPU21は、図4の処理を終了させ、処理を図3のステップS7に移行させる。線分描画処理において、選択された2点の座標から、線分を表す方程式、線分の長さ等が演算されてもよい。この演算は、サーバ10で行われてよい。
ステップS111において、CPU21は、円描画処理を行うか否かを判定する。円描画アイコン136が選択されたときに、CPU21は、円描画処理を行うと判定する。ステップS111において、円描画処理を行うと判定されたときには、処理はステップS112に移行する。ステップS111において、円描画処理を行うと判定されていないときには、処理はステップS113に移行する。
ステップS112において、CPU21は、円描画処理を行う。円描画処理として、CPU21は、ユーザによる幾何付箋101の中での2点の選択(ポイント操作)を待つ。CPU21は、最初に選択された1点を中心とし、次に選択された1点と最初に選択された1点との距離を半径とする円を描画する。なお、1点のみを選択した際に、その1点を中心とし、半径を既定値とする円を描画してもよい。その場合、半径は予めユーザによって設定されてもよい。また、ドラッグ・アンド・ドロップ操作により、描画された円の拡大又は縮小がされるように構成されてもよい。すなわち、ドラッグ・アンド・ドロップ操作に含まれる、マウスのクリックオン操作、又は、タッチパネルの画面へのタッチオン操作が行われた位置を中心とし、その中心から、マウスのクリックオフ操作、又は、タッチパネルの画面へのタッチオフ操作が行われた位置までの距離を半径とする円を描画してもよい。その後、CPU21は、図4の処理を終了させ、処理を図3のステップS7に移行させる。円描画処理において、円の中心の座標と、円の半径とから作図された円を表す方程式が演算されてもよい。この演算は、サーバ10で行われてよい。
ステップS113において、CPU21は、多角形描画処理を行うか否かを判定する。多角形描画アイコン137が選択されたときに、CPU21は、多角形描画処理を行うと判定する。ステップS113において、多角形描画処理を行うと判定されたときには、処理はステップS114に移行する。ステップS113において、多角形描画処理を行うと判定されていないときには、処理はステップS115に移行する。
ステップS114において、CPU21は、多角形描画処理を行う。多角形描画処理として、CPU21は、ユーザによる幾何付箋101の中での多角形の頂点となる複数(3つ以上)の点の選択を待つ。3つ以上の点の選択後、CPU21は、選択された点のうち、最初に選択された点の選択を待つ。これを受けて、CPU21は、最初に選択された点を始点としてその他の選択された各点を頂点とする多角形を描画する。その後、CPU21は、図4の処理を終了させ、処理を図3のステップS7に移行させる。多角形描画処理において、各辺の長さ、各辺のなす角度等が演算されてもよい。この演算は、サーバ10で行われてよい。
ステップS115において、CPU21は、テキスト入力処理を行うか否かを判定する。テキスト入力アイコン138が選択されたときに、CPU21は、テキスト入力処理を行うと判定する。ステップS115において、テキスト入力処理を行うと判定されたときには、処理はステップS116に移行する。ステップS115において、テキスト入力処理を行うと判定されていないときには、処理はステップS117に移行する。
ステップS116において、CPU21は、テキスト入力処理を行う。テキスト入力処理として、CPU21は、例えば幾何付箋101の中にテキストボックスを表示させ、テキストボックスの中でのユーザのテキストの入力を待つ。テキストの入力は、入力装置25のキーボードを用いて行われてもよいし、ソフトウェアキーボード上で行われてもよい。その後、CPU21は、図4の処理を終了させ、処理を図3のステップS7に移行させる。テキストボックスは、フローティングオブジェクトであってよい。つまり、テキストボックスは、幾何付箋101の中で表示位置を変更できてもよい。また、テキストボックスは、付箋として作成されてもよい。この場合、作成されたテキストボックスであるメモ付箋と幾何付箋101とは、紐で結ばれてよい。
ステップS117において、CPU21は、削除処理を行うか否かを判定する。削除アイコン139が選択されたときに、CPU21は、削除処理を行うと判定する。ステップS117において、削除処理を行うと判定されたときには、処理はステップS118に移行する。ステップS117において、削除処理を行うと判定されていないときには、CPU21は、図4の処理を終了させ、処理を図3のステップS7に移行させる。
ステップS118において、CPU21は、削除処理を行う。削除処理として、CPU21は、ユーザによる幾何付箋101の中のオブジェクト(点、線、面又はテキスト)の選択を待つ。選択の後、CPU21は、削除の確認のダイアログを表示させる。そして、ユーザによる削除の許可に応じて、CPU21は、選択された図形又はテキストを削除する。その後、CPU21は、図4の処理を終了させ、処理を図3のステップS7に移行させる。
図5は、メニュー処理の一例の流れを示す図である。ステップS201において、端末20のCPU21は、ユーザによりメニュー操作が行われたか否かを判定する。メニュー操作は、例えばマウスの右クリック操作、表示画面の長押し操作である。ステップS201において、メニュー操作が行われたと判定されたときには、処理はステップS202に移行する。ステップS201において、メニュー操作が行われたと判定されていないときには、CPU21は、図5の処理を終了させ、処理を図3のステップS8に移行させる。
ステップS202において、CPU21は、表示画面にメニューを表示させる。その後、処理はステップS203に移行する。メニューの表示位置は、右クリックが行われた位置、タッチ位置等であってよい。メニューの項目は、例えば「アニメーション」の項目を含む。また、メニュー項目として、「回転」、「平行移動」、「拡縮」といった「アニメーション」以外の項目があってもよい。
ステップS203において、CPU21は、アニメーション処理を行うか否かを判定する。「アニメーション」の項目が選択されたときには、CPU21は、アニメーション処理を行うと判定する。ステップS203において、アニメーション処理を行うと判定されたときには、処理はステップS204に移行する。ステップS203において、アニメーション処理を行うと判定されていないときには、処理はステップS205に移行する。
ステップS204において、CPU21は、アニメーション処理を行う。その後、処理はステップS206に移行する。アニメーション処理は、図形に対してアニメーションを設定する処理である。アニメーション処理については後で詳しく説明する。
ステップS205において、CPU21は、その他の処理を行う。その後、処理はステップS206に移行する。その他の処理は、図形の回転、平行移動、拡縮といった処理である。
ステップS206において、CPU21は、メニュー処理を終了するか否かを判定する。例えば、ユーザにより、メニュー表示の終了操作がされたときには、CPU21は、メニュー処理を終了すると判定する。ステップS206において、メニュー処理を終了すると判定されていないときには、処理はステップS203に戻る。ステップS206において、メニュー処理を終了すると判定されたときには、CPU21は、図5の処理を終了させ、処理を図3のステップS8に移行させる。
図6は、アニメーション処理の一例の流れを示す図である。ステップS301において、端末20のCPU21は、アニメーション付箋102を表示させる。
ステップS302において、CPU21は、パラメータ設定操作がされたか否かを判定する。例えば、アニメーション付箋102において移動ステップ数が入力されたとき、パラメータ設定操作がされたと判定される。ステップS302において、パラメータ設定操作がされたと判定されたときには、処理はステップS303に移行する。ステップS302において、パラメータ設定操作がされたと判定されていないときには、処理はステップS304に移行する。
ステップS303において、CPU21は、パラメータ設定操作の内容に従ってアニメーションのためのパラメータを設定する。その後、処理はステップS304に移行する。
ステップS304において、CPU21は、アイコン操作がされたか否かを判定する。アニメーションアイコン102dに含まれる何れかのアイコンが選択されたときには、アイコン操作がされた判定される。ステップS304において、アイコン操作がされたと判定されたときには、処理はステップS305に移行する。ステップS304において、アイコン操作がされたと判定されていないときには、処理はステップS306に移行する。
ステップS305において、CPU21は、アイコン操作の内容に従った処理を実行する。その後、処理はステップS306に移行する。例えば、再生アイコン102d4が選択されたときには、CPU21は、アニメーションを再生する。
ステップS306において、CPU21は、アニメーション処理を終了するか否かを判定する。例えば、ペーパ100におけるアニメーション付箋102とは別の位置が選択されたときには、アニメーション処理を終了すると判定される。ステップS306において、アニメーション処理を終了すると判定されたときには、CPU21は、図6の処理を終了させ、処理を図5のステップS206に移行させる。ステップS306において、アニメーション処理を終了すると判定されていないときには、処理はステップS302に戻る。
以下、アニメーション処理について具体的に説明する。まず、ユーザにより図7Aに示す幾何付箋101が作成されたとする。幾何付箋101には、三角形ABCが作図されている。また、三角形ABCの辺AB上には点Dがプロットされている。この状態において、点Dにアニメーションを設定したいとき、ユーザは、例えばマウスを操作してカーソル141を移動させ、点Dを指定する。
その後、ユーザは、例えばマウスの右クリックによってメニュー142を表示させる。そして、ユーザは、例えば図7Bに示すように、カーソル141によって「アニメーション」の項目を選択する。これにより、点Dを含む線分ABが太線表示される。その後、アニメーション処理が実行され、図7Cに示すようにしてアニメーション付箋102が表示される。アニメーション付箋の名称102aは「点D」を表している。また、パラメータとしての移動ステップ数Stepsは初期値である。移動ステップ数Stepsの初期値は、例えば図7Bに示す「5」である。さらに、シークバー102cの始点は点Bであり、終点は点Aである。さらに、アニメーション付箋102には、アニメーションアイコン102dが表示される。
アニメーション付箋102が選択されているとき、ユーザは、パラメータである移動ステップ数Stepsの値を設定できる。例えば、図7Dでは、移動ステップ数Stepsの値が「5」から「20」に変更されている。
アニメーション付箋102が選択されているとき、ユーザは、アニメーションアイコン102dを選択してアニメーションに関する各種の処理を実行できる。例えば、図7Eでは、再生アイコン102d4が選択されている。このとき、点Dは、辺AB上を点Bから点Aまで移動する。これに伴ってシークバー102c上の点の位置も移動する。
以上説明したように実施形態では図形上の点にアニメーションが設定されたときにアニメーション付箋が作成される。アニメーション付箋には、どの点にアニメーションが設定されたかを示す点の名称が表示される。これにより、ユーザは、図形上のどの点にアニメーションが設定されているかを直感的に知ることができる。さらに、アニメーション付箋は、幾何付箋と関連付けられている。このため、ペーパ上の幾何付箋の数が多くなったとしてもペーパ内のどの図形のどの点にアニメーションが設定されているかがわかりやすい。
また、アニメーション付箋には、アニメーションのパラメータも表示される。これにより、ユーザは、どの点にアニメーションが設定されているかだけでなく、どのようなパラメータが設定されているかも知ることができる。さらに、アニメーション付箋内でパラメータが変更され得る。このように、実施形態ではアニメーションのパラメータの調整が簡易に行われ得る。
[変形例]
実施形態の変形例を説明する。前述した実施形態では、図形上の点に対してアニメーションが設定される例が示されている。これに対し、アニメーションは、図形上の線分に対して設定されてもよいし、面に対して設定されてもよい。
また、前述した実施形態ではアニメーション付箋に点の名称が表示されることでアニメーション付箋と点との関連付けが示されている。これに対し、必ずしも点の名称によって関連付けが示されていなくてもよい。例えば、点の色とアニメーション付箋の色を合わせる等の手法によってアニメーション付箋と点との関連付けが示されてもよい。
また、実施形態では図形上の1点に対してアニメーションが設定される例が示されている。これに対し、図形上の2点以上に対してアニメーションが設定されてもよい。図8は、幾何付箋101の三角形ABCにおける、辺AB上の点Dと辺BC上の点Eの2点に対してアニメーションが設定された場合のアニメーション付箋102の例を示している。同一の幾何付箋101の中の2点に対してアニメーションが設定された場合、図8に示すように、1つのアニメーション付箋102の中にそれぞれの点についての個別のアニメーション付箋がそれぞれ区別できるように作成される。個別のアニメーション付箋は色分け等して区別されてよい。個別のアニメーション付箋の色は、対応する点の色と同一にされてもよい。ここで、図8に示す点Dのアニメーション付箋と点Eのアニメーション付箋とでは独立してパラメータが設定され得る。また、点Dのアニメーション付箋と点Eのアニメーション付箋とにはそれぞれアニメーションアイコンが設けられている。したがって、点Dと点Eとで個別にアニメーションが再生され得る。ここで、図8は2点の例である。3点以上の場合も同様であり、1つのアニメーション付箋102の中にそれぞれの点についての個別のアニメーション付箋が作成される。同一の幾何付箋101の図形に対してアニメーションが設定されている限りにおいてはアニメーション付箋102と幾何付箋101との関連を表す紐は1本でよい。一方、異なる幾何付箋101の図形に対してアニメーションが設定されたときには、別途にアニメーション付箋102が作成される。
また、前述した実施形態ではユーザの設定できるアニメーションのパラメータは、移動ステップ数Stepsだけであるが、これに限らない。例えば、アニメーションの始点と終点とが変更できるように構成されていてもよい。
また、線分上以外の点にアニメーションが設定されてもよい。図9Aは、円上の点Aに対してアニメーションが設定されたときのアニメーション付箋102の例を示している。図9Aに示すように、円上の点に対してアニメーションが設定される場合、シークバー102cは、点Dの移動角度を表すように変更されてよい。移動角度であれば、1ステップ当たりのシークバー102c上の点の移動量が一定になる。ここで、円の場合の点Aの移動方向は、角度の正方向、すなわち反時計回り方向に決められていてよい。この移動方向もユーザが変更できるように構成されていてもよい。また、図9Aは、円の例である。楕円上の点上にプロットされた点Aに対してアニメーションが設定されたときのアニメーション付箋102についても図9Aと同様のアニメーション付箋102が適用され得る。
図9Bは、放物線上にプロットされた点Bと点Aとの間の点Cに対してアニメーションが設定されたときのアニメーション付箋102の例を示している。図9Bに示すように、放物線上の点に対してアニメーションが設定される場合、シークバー102cは、点Bと点Aとの間の移動位置を表すように変更されてよい。図9Bは放物線の例である。双曲線上にプロットされた点Bと点Aとの間の点Cに対してアニメーションが設定されたときのアニメーション付箋102についても図9Bのアニメーション付箋102が適用され得る。
図9Cは、多角形(四角形)ABCD上の点Eに対してアニメーションが設定されたときのアニメーション付箋102の例を示している。図9Cの例では、パラメータは、始点と終点と移動方向とを有している。例えば、図9Cでは、始点は点Aであり、終点が点Dであり、移動方向が反時計回り方向(CCW)に設定されている。このとき、シークバー102cの始点は点Aであり、終点は点Dである。そして、アニメーションが実施されたとき、点Eは、点Aから点Dに向けて反時計回り方向、すなわち、点A、点B、点C、点Dの順で移動する。
また、前述した実施形態は、1つ又は複数の独立した点のアニメーションの例である。これに対し、1つの点の動きに連動して幾何付箋101内の他の図形も移動等してもよい。例えば、図10における幾何付箋101では、点Aと点Bとがプロットされ、その後に点Aを中心とする半径ACの円C1が作図されている。さらに、点Bと円上の点Cとを結ぶ線分BC上に点Dがプロットされている。そして、点Aを中心として半径ADを有する円C2が作図されたとする。この状態において、点Dにアニメーションが設定されたとする。この場合、点Dの移動に伴い、半径の異なる円C2がアニメーションで表示されてよい。このようなアニメーション処理により、幾何付箋101内の互いに関連する複数の図形の変化がアニメーションによってわかりやすく表示され得る。
さらに、前述した実施形態では、端末20は、サーバ10からウェブアプリケーションのためのプログラムをダウンロードして図形の描画処理等を実行するように構成されている。これに対し、端末20のストレージ24にウェブアプリケーションと同等のプログラムを記憶させておくことにより、端末20が単独で前述した実施形態で説明したウェブアプリケーションの処理を実行するようにすることもできる。この場合においては、端末20は通信機能を有している必要はない。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下に、本出願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 表示装置の表示画面に設定された表示エリアに図形を表示することと、
前記図形に対してアニメーションが設定された点、線又は面と関連付けられた第1のアニメーション処理表示エリアを前記表示エリアに表示することと、
をコンピュータに実行させるための図形表示プログラム。
[2] 前記第1のアニメーション処理表示エリアに、前記アニメーションが設定された点、線又は面の名称を表示することをさらにコンピュータに実行させるための[1]に記載の図形表示プログラム。
[3] 前記第1のアニメーション処理表示エリアにさらに前記アニメーションのパラメータの設定の操作を受け付けるためのパラメータ設定インターフェイスを表示することと、
前記パラメータ設定インターフェイスを介して設定された前記パラメータに基づいて前記点、線、面に対して前記アニメーションを設定することと、
をさらにコンピュータに実行させるための[1]又は[2]に記載の図形表示プログラム。
[4] 前記パラメータは、前記アニメーションの始点、終点、前記アニメーションにおける前記点、線又は面の移動方向、前記アニメーションにおける前記点、線又は面の移動ステップ数の少なくとも何れかを含む[3]に記載の図形表示プログラム。
[5] 前記図形に対してアニメーションが設定された、前記点、線又は面と異なる点、線又は面と関連付けられた第2のアニメーション処理表示エリアを前記第1のアニメーション処理表示エリアと区別して前記表示エリアに表示することをさらに前記コンピュータに実行させるための[1]-[4]の何れか1に記載の図形表示プログラム。
[6] 端末と通信できるサーバであって、
表示装置の表示画面に設定された表示エリアに図形を表示することと、
前記図形に対してアニメーションが設定された点、線又は面と関連付けられたアニメーション処理表示エリアを前記表示エリアに表示することと、
をコンピュータに実行させるための図形表示プログラムを記憶するように構成されたストレージと、
前記ストレージに記憶された前記図形表示プログラムを前記端末に送信する通信装置と、
を具備するサーバ。
[7] 表示装置の表示画面に設定された表示エリアに図形を表示することと、
前記図形に対してアニメーションが設定された点、線又は面と関連付けられたアニメーション処理表示エリアを前記表示エリアに表示することと、
を具備する図形表示方法。
1 システム、10 サーバ、11 プロセッサ、12 ROM、13 RAM、14 ストレージ、15 通信装置、19 システムバス、20 端末、21 CPU、22 ROM、23 RAM、24 ストレージ、25 入力装置、26 表示装置、27 通信装置、29 システムバス、30 ネットワーク。

Claims (7)

  1. 表示装置の表示画面に設定された表示エリアに図形を表示することと、
    前記図形に対してアニメーションが設定された点、線又は面と関連付けられた第1のアニメーション処理表示エリアを前記表示エリアに表示することと、
    をコンピュータに実行させるための図形表示プログラム。
  2. 前記第1のアニメーション処理表示エリアに、前記アニメーションが設定された点、線又は面の名称を表示することをさらにコンピュータに実行させるための請求項1に記載の図形表示プログラム。
  3. 前記第1のアニメーション処理表示エリアにさらに前記アニメーションのパラメータの設定の操作を受け付けるためのパラメータ設定インターフェイスを表示することと、
    前記パラメータ設定インターフェイスを介して設定された前記パラメータに基づいて前記点、線、面に対して前記アニメーションを設定することと、
    をさらにコンピュータに実行させるための請求項1又は2に記載の図形表示プログラム。
  4. 前記パラメータは、前記アニメーションの始点、終点、前記アニメーションにおける前記点、線又は面の移動方向、前記アニメーションにおける前記点、線又は面の移動ステップ数の少なくとも何れかを含む請求項3に記載の図形表示プログラム。
  5. 前記図形に対してアニメーションが設定された、前記点、線又は面と異なる点、線又は面と関連付けられた第2のアニメーション処理表示エリアを前記第1のアニメーション処理表示エリアと区別して前記表示エリアに表示することをさらに前記コンピュータに実行させるための請求項1乃至4の何れか1項に記載の図形表示プログラム。
  6. 端末と通信できるサーバであって、
    表示装置の表示画面に設定された表示エリアに図形を表示することと、
    前記図形に対してアニメーションが設定された点、線又は面と関連付けられたアニメーション処理表示エリアを前記表示エリアに表示することと、
    をコンピュータに実行させるための図形表示プログラムを記憶するように構成されたストレージと、
    前記ストレージに記憶された前記図形表示プログラムを前記端末に送信する通信装置と、
    を具備するサーバ。
  7. 表示装置の表示画面に設定された表示エリアに図形を表示することと、
    前記図形に対してアニメーションが設定された点、線又は面と関連付けられたアニメーション処理表示エリアを前記表示エリアに表示することと、
    を具備する図形表示方法。
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