JP2022048458A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Tomonori Otsubo
慶暁 松葉
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【課題】ドライバーがより容易に認識できる画像を複数の方向について表示できる車両用表示装置を提供する。【解決手段】第1撮影部2bと第2撮影部2c、2dにより撮影された画像を第1仮想視点VP_Rを囲む投影面に投影して第1仮想視点VP_Rから第1撮影部2bの撮影方向を見た第1ビュー画像を生成するとともに、平面視で第1仮想視点VP_Rよりも第2撮影部2c、2dに近い位置に設定された第2仮想視点VP_S1、VP_S2を投影中心として投影面に投影して第2仮想視点VP_S1、VP_S2から第1撮影部2bの撮影方向と第2撮影部2c、2dの撮影方向の間の方向を見た第2ビュー画像を生成する。【選択図】図10

Description

本発明は、車両周辺の画像を表示するために車両に搭載された車両用表示装置に関するものである。
従来、ドライバーに車両の周囲の状況を知らせるための装置として、車両に搭載されたカメラで撮影した画像を車両に搭載された表示部に表示する装置が知られている。
例えば、特許文献1には、車両後端にカメラが設置された車両において、カメラにより撮影された車両後方の画像を投影面に投影するとともに視点の位置をカメラの設置位置よりもドライバーの視点に近い位置とした画像を生成して、これを車室内の表示装置に表示するものが開示されている。
また、特許文献2には、撮影方向の互いに異なる複数のカメラが互いに異なる位置に設置された車両であって、これらカメラにより撮影された画像を合成して車室内の視点から各方向を見た画像を生成し、ドライバーの要求に応じた方向の画像を、車室に設けられたディスプレイに表示する車両が開示されている。
特開2016-46747号公報 特開2019-71544号公報
特許文献1の装置のように、表示装置に表示される画像の視点の位置をドライバーの視点の位置に近づければ、当該画像をドライバーに直感的に認識させやすくなる。また、特許文献2の装置によれば、複数の方向の画像が表示されることで利便性が高められる。
しかし、特許文献1、2の構成を単に組み合わせて、設置位置および撮影方向が互いに異なる複数のカメラにより撮影された画像を所定の投影面に投影し、視点の位置を所定の位置に固定して視線方向だけを単に異ならせることで、複数の方向を見た画像を生成するという構成を採用すると、一部の視線方向の画像において歪みが大きくなってしまい、かえってドライバーが画像を直感的に認識しにくくなる。
本発明は、前記のような事情に鑑みてなされたものであり、ドライバーがより容易に認識できる画像を複数の方向について表示できる車両用表示装置の提供を目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の車両用表示装置は、車両周辺の画像を表示するために車両に搭載された車両用表示装置において、車両の後部に設置されて車両の後方を撮影する、または、車両の前部に設置されて車両の前方を撮影する、第1撮影部と、車両の側部に設置されて車両の側方を撮影する第2撮影部と、前記第1撮影部と前記第2撮影部により撮影された画像を投影面に投影して車室内の仮想視点から車両周辺を見た画像であるビュー画像を生成する画像処理部と、前記ビュー画像を表示する表示部とを備え、前記画像処理部は、前記ビュー画像として、所定の第1仮想視点を囲む投影面に投影されて当該第1仮想視点から前記第1撮影部の撮影方向を見たときに得られる第1ビュー画像と、前記第1仮想視点とは異なる第2仮想視点を囲む投影面に投影されて当該第2仮想視点から前記第1撮影部の撮影方向と前記第2撮影部の撮影方向の間の方向を見たときに得られる第2ビュー画像とを生成可能であり、前記第2仮想視点は、平面視で前記第1仮想視点よりも前記第2撮影部に近い位置に設定されている、ことを特徴とする。
この装置によれば、車室内から第1撮影部の撮影方向つまり車両後方あるいは車両前方を見た第1ビュー画像に加えて、車室内から第1撮影部の撮影方向と第2撮影部の撮影方向の間の方向つまり車両の斜め後方あるいは斜め前方を見た第2ビュー画像を表示部に表示することができる。そのため、車両の周辺の情報をより多くドライバーに提供して、ドライバーの運転を良好にアシストできる。しかも、この装置では、第2ビュー画像の仮想視点である第2仮想視点が平面視で第1ビュー画像の仮想視点である第1仮想視点よりも第2撮影部に近い位置に設定され、この第2仮想視点を囲む投影面に各撮影部により撮影された画像が投影されて、第2ビュー画像が生成される。そのため、第1仮想視点を第1ビュー画像に適した位置に設定して第1ビュー画像をドライバーが容易に認識可能な画像にしつつ、第2ビュー画像を、第2撮影部により撮影された歪みも小さい画像に近づけることができる。従って、この装置によれば、ドライバーがより容易に認識できる画像を複数の方向について表示することが可能になる。
前記構成において、好ましくは、前記第1仮想視点は、平面視で、前記第1撮影部を通り車両前後方向に延びるライン上に設定されている(請求項2)。
この構成によれば、第1ビュー画像がドライバーの視点に近い第1ビュー画像の歪みが、その視点を挟んで水平方向に対称になる。これより、第1ビュー画像をより確実にドライバーが違和感を覚えにくい画像にできる。
前記構成において、好ましくは、前記第2ビュー画像を前記表示部へ表示させるための操作が車両の乗員によって実施される操作部を備え、前記画像処理部は、前記第1ビュー画像を前記表示部に表示させる条件である所定の基本条件の成立時で、且つ、前記操作部に対して前記操作が行われていない場合に、前記第1ビュー画像を生成して当該第1ビュー画像を前記表示部に表示させ、前記基本条件の成立時で、且つ、前記操作部に対して前記操作が行われている場合に、前記第2ビュー画像を生成して当該第2ビュー画像を前記表示部に表示させる(請求項3)。
この構成によれば、車両前方あるいは車両後方の第1ビュー画像が表示部に表示される条件下で、ドライバーの要求に応じて第2ビュー画像が表示されることになり、利便性を高めることができる。
前記構成において、好ましくは、前記第1仮想視点および前記第2仮想視点の高さ位置は、互いに同じ位置であって、車両のドライバーの頭部と同じ位置に設定されている(請求項4)。
この構成によれば、第1ビュー画像と第2ビュー画像の視点の位置が高さ方向についてドライバーの視点に近い位置とされることで、これらビュー画像をドライバーにより直感的に認識させることができる。
前記構成において、好ましくは、前記第1ビュー画像は、平面状で且つ前記第1仮想視点を中心とする円状を呈する第1平面投影面と、当該第1平面投影面の円周から上方に立ち上がる第1立体投影面とで構成された投影面に投影された画像であり、前記第2ビュー画像は、平面状で且つ前記第2仮想視点を中心とする円状を呈する第2平面投影面と、当該第2平面投影面の円周から上方に立ち上がる第2立体投影面とで構成された投影面に投影された画像である(請求項5)。
この構成によれば、第1ビュー画像および第2ビュー画像の双方において、これらビュー画像の視点から平面投影面と立体投影面との境界ラインまでの距離が、前記視点回りについて一定になることで、ドライバーに対して違和感の少ない画像を表示できる。
前記構成において、好ましくは、前記第1平面投影面の半径と前記第2平面投影面の半径とは同じである(請求項6)。
この構成によれば、第1ビュー画像を見る場合と第2ビュー画像を見る場合とで、ドライバーにかかる画像の見方を変更するための負担を小さく抑えることができ、利便性が向上する。
以上のように、本発明によれば、ドライバーがより容易に認識できる画像を複数の方向について表示できる車両用表示装置を提供できる。
本発明の一実施形態にかかる車両用表示装置を備えた車両の平面図である。 前記車両における車室の前部を後方から見た斜視図である。 前記車両用表示装置の制御系統を示すブロック図である。 ビュー表示条件判定部により実施される判定の手順を示したフローチャートである。 後方ビュー表示条件の成立時の仮想視点の位置等を説明するための図であり、(a)は概略平面図、(b)は概略側面図である。 前方ビュー表示条件の成立時の仮想視点の位置等を説明するための図であり、(a)は概略平面図、(b)は概略側面図である。 前記車室の前部を側方から見た側面図である。 左後方ビュー表示条件の成立時の仮想視点の位置等を説明するための概略平面図である。 右後方ビュー表示条件の成立時の仮想視点の位置等を説明するための概略平面図である。 後方ビュー用仮想視点、左後方ビュー用仮想視点および右後方ビュー用仮想視点の位置をそれぞれ示した概略平面図である。 投影面の一例示す斜視図である。 人間の注視安定視野について説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 後方ビュー画像の一例を示す図である。 車両の運転中に画像処理部により実行される制御の一部を示すフローチャートである。 後方ビュー画像に関して、仮想視点の位置と画像との関係を説明するための平面図である。 右後方ビュー画像に関して、仮想視点の位置と画像との関係を説明するための平面図である。 右後方ビュー画像に関して、仮想視点の位置と画像との関係を説明するための平面図である。
(1)全体構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる車両用表示装置1(以下、表示装置1という)であって車両の周辺の画像を表示するための表示装置1を備えた車両の平面図であり、図2は、当該車両Vにおける車室の前部を示す斜視図であり、図3は、表示装置1の制御系統を示すブロック図である。本図に示すように、表示装置1は、車両Vの周辺を撮影する車外撮影装置2(図1、図3)と、車外撮影装置2で撮影された画像に種々の画像処理を施す画像処理部3(図3)と、画像処理部3で処理された画像を表示する車内ディスプレイ4(図2、図3)とを備えている。なお、車内ディスプレイ4は、本発明における「表示部」の一例に該当する。
以下では、適宜、車両Vの前後方向を単に前後方向といい、車両Vの前進時の進行方向を前、反対側を後という。また、この前後方向と平面視で直交する方向を左右方向といい、前を向いた状態での右を右、反対側を左という。また、前後方向および左右方向と直交する方向を上下方向といい、車両Vの接地側を下、反対側を上という。
車外撮影装置2は、車両Vの前部に設置されて車両Vの前方を撮影する前カメラ2aと、車両Vの後部に設置されて車両Vの後方を撮影する後カメラ2bと、車両Vの左側の側部に設置されて車両Vの左方を撮影する左カメラ2cと、車両Vの右側の側部に設置されて車両Vの右方を撮影する右カメラ2dとを備えている。ここで、本明細書において、「車両の前部」は、車両のうちの車室の中心よりも前側の部分をいい、「車両の後部」は、車両のうちの車室の中心よりも後側の部分をいう。また、「車両の側部」は、車両のうちの車室の中心よりも左右外側の部分をいい、「車両の右側の側部」は車両のうちの車室の中心よりも右側の部分、「車両の左側の側部」は車両のうちの車室の中心よりも左側の部分をいう。
本実施形態では、前カメラ2aは、車両Vの前端部に設置されている。具体的には、図1に示すように、前カメラ2aは、車両Vの前端に設けられたフロントフェイス部11に設置されている。前カメラ2aは、そのレンズの光軸が平面視で車両中心軸L1(車両中心を通って前後方向の延びる軸線)と一致して前後方向にまっすぐ延びて、その設置位置X1(つまり車両Vの前端の左右中央部分)からまっすぐ前方を撮影するように設置されている。前カメラ2aは、車両Vの前方の角度範囲Ra内の画像を取得し得るように構成されている。
本実施形態では、後カメラ2bは、車両Vの後端部に設置されている。具体的には、図1に示すように、後カメラ2bは、車両Vの後端の左右中央部X2に設置されている。例えば、後カメラ2bは、車両後部のバックドア12の後面の左右中央に設置されている。後カメラ2bは、そのレンズの光軸が平面視で車両中心軸L1と一致して前後方向にまっすぐ延びて、その設置位置X2(つまり車両Vの後端の左右中央部)からまっすぐ後方を撮影するように設置されている。後カメラ2bは、車両後方の角度範囲Rb内の画像を取得し得るように構成されている。
本実施形態では、左カメラ2cは、車両Vの左側の端部に設置されている。具体的には、図1に示すように、左カメラ2cは、車両Vの左側のサイドミラー13の左端部X3に設置されており、左カメラ2cは、前後方向について、前カメラ2aよりも後方且つ後カメラ2bよりも前方に設置されている。後カメラ2bは、そのレンズの光軸が平面視で左右方向(車幅方向)にまっすぐ延びて、その設置位置X3(つまり左側のサイドミラー13の左端部)からまっすぐ左方を撮影するように設置されている。左カメラ2cは、車両左方の角度範囲Rc内の画像を取得し得るように構成されている。
本実施形態では、右カメラ2dは、車両Vの右側の端部に設置されている。右カメラ2dは、前後方向について左カメラ2cと同じ位置に設置されている。具体的には、図1に示すように、右カメラ2dは、車両Vの右側のサイドミラー14の右端部X4に設置されている。右カメラ2dは、そのレンズの光軸が平面視で左右方向(車幅方向)にまっすぐ延びて、その設置位置X4(つまり左側のサイドミラー13の左端部)からまっすぐ左方を撮影するように設置されている。左カメラ2cは、車両右方の角度範囲Rd内の画像を取得し得るように構成されている。
これら前後左右の各カメラ2a~2dは、いずれも視野が広い魚眼レンズ付きカメラにより構成されている。
なお、後カメラ2bは本発明における「第1撮影部」の一例に該当する。また、左カメラ2cと右カメラ2dとは、本発明における「第2撮影部」の一例に該当する。
車内ディスプレイ4は、車室前部のインストルメントパネル20の中央部に配置されている。車内ディスプレイ4は、例えばフルカラーの液晶パネルからなり、ドライバー等の乗員による操作や車両Vの走行状態に応じて種々の画面を表示することが可能である。具体的に、車内ディスプレイ4は、車外撮影装置2(カメラ2a~2d)で撮影された画像を表示する機能に加えて、例えば車両Vの目的地までの走行経路を案内するナビゲーション画面や、車両Vに備わる各種機器の設定を行うための設定画面等を表示する機能を有している。なお、図示の車両Vは右ハンドル車であり、車内ディスプレイ4の右側にはステアリングホイール21が配置されている。
画像処理部3は、車外撮影装置2(カメラ2a~2d)で撮影された画像を加工して、加工後の画像をビュー画像として車内ディスプレイ4に表示させる。詳細は後述するが、画像処理部3は、仮想視点VPと投影面Pとを設定し、車外撮影装置2(カメラ2a~2d)で撮影された画像である撮影画像を、仮想視点VPを投影中心として投影面Pに投影することで、撮影画像を仮想視点VPから見たときの画像に変換しつつ投影面Pに投影した画像であるビュー画像を生成し、このビュー画像を車内ディスプレイ4に表示させる。
本実施形態では、画像処理部3は、図1の矢印Y2に示すように視線方向が後方とされて仮想視点VPからまっすぐ後方つまり後カメラ2bの撮影方向を見たときの画像である後方ビュー画像と、図1の矢印Y1に示すように視線方向が前方とされて仮想視点VPからまっすぐ前方つまり前カメラ2aの撮影方向を見たときの画像である前方ビュー画像を生成する。また、画像処理部3は、図1の矢印Y3に示すように視線方向が左斜め後方とされて仮想視点VPから左斜め後方、つまり、後カメラ2bの撮影方向である後方と左カメラ2cの撮影方向である左方との間の方向、を見たときの画像である左後方ビュー画像と、図1の矢印Y4に示すように視線方向が右斜め後方とされて仮想視点VPから右斜め後方、つまり、後カメラ2bの撮影方向である後方と右カメラ2dの撮影方向である右方との間の方向、を見たときの画像である右後方ビュー画像を生成する。画像処理部3は、これらのビュー画像のいずれかを条件に応じて生成し、生成したビュー画像を車内ディスプレイ4に表示させる。なお、後述するように、各ビュー画像において仮想視点VPの位置が異なることから、図1では仮想視点VPの図示は省略している。なお、後方ビュー画像は本発明の「第1ビュー画像」の一例に該当し、左後方ビュー画像は左カメラ2cを「第2撮影部」としたときの本発明の「第2ビュー画像」の一例に該当し、右後方ビュー画像は右カメラ2dを「第2撮影部」としたときの本発明の「第2ビュー画像」の一例に該当する。
本実施形態では、仮想視点VPから左65度後方を見た画像、つまり、仮想視点VPから左65度後方に延びる視線ラインL30(図7、仮想視点VPからまっすぐ左方に延びるラインを仮想視点VP回りに後方に65度傾けたライン)に沿って仮想視点VPから後方向(左方向)を見た画像が、後左方ビュー画像として生成される。また、仮想視点VPから右65度後方を見た画像、つまり、仮想視点VPから右65度後方に延びる視線ラインL40(図8、仮想視点VPからまっすぐ右方に延びるラインを仮想視点VP回りに後方に65度傾けたライン)に沿って後方向(右方向)を見た画像が、後右方ビュー画像として生成される。
図3に示すように、画像処理部3には、車速センサSN1、シフトポジションセンサSN2、前方ビュースイッチSW1、左方ビュースイッチSW2、右方ビュースイッチSW3、が電気的に接続されている。左方ビュースイッチSW2は、左カメラ2cを「第2撮影部」としたときの本発明における「操作部」の一例に該当し、右方ビュースイッチSW3は右カメラ2dを「第2撮影部」としたときの本発明における「操作部」の一例に該当する。
車速センサSN1は、車両の走行速度を検出するセンサである。
シフトポジションセンサSN2は、車両に備わる自動変速機(図示略)のシフトポジションを検出するセンサである。自動変速機は、少なくともD(ドライブ)、N(ニュートラル)、R(リバース)、P(パーキング)の4つのシフトポジションを達成可能であり、このうちのいずれのポジションが達成されているかがシフトポジションセンサSN2によって検出される。なお、Dポジションは車両Vの前進時に選択させるシフトポジション(前進レンジ)であり、Rポジションは車両Vの後退時に選択させるシフトポジション(後退レンジ)であり、N、Pの各ポジションは車両Vの非走行時に選択されるシフトポジションである。
前方ビュースイッチSW1は、シフトポジションがDポジションのとき(つまりドライバーが車両Vを前進させる操作をしているとき)にビュー画像の表示を許可するか否かを決定するためのスイッチである。前方ビュースイッチSW1は、ドライバー等の車両Vの乗員によりONとOFFとで切り替え操作される。左方ビュースイッチSW2は、左後方ビュー画像の車内ディスプレイ4への表示と非表示とを切り替えるためのスイッチである。左方ビュースイッチSW2は、ドライバー等の車両Vの乗員によりONとOFFとで切り替え操作される。右方ビュースイッチSW3は、右後方ビュー画像の車内ディスプレイ4への表示と非表示とを切り替えるためのスイッチである。右方ビュースイッチSW3は、ドライバー等の車両Vの乗員によりONとOFFとで切り替え操作される。前記の前方ビュースイッチSW1、左方ビュースイッチSW2、右方ビュースイッチSW3は、それぞれ例えばステアリングホイール21に設けることが可能である。
(2)画像処理部の詳細
画像処理部3の構成についてより詳しく説明する。画像処理部3は、図3に示すように、ビュー表示条件判定部31と、仮想視点設定部32と、投影面設定部33と、撮影画像抽出部34と、画像変換部35と、アイコン設定部36と、表示制御部37とを機能的に有している。
(ビュー表示条件判定部)
ビュー表示条件判定部31は、後方ビュー表示条件、左後方ビュー表示条件、右後方ビュー表示条件、前方ビュー表示条件のいずれが成立しているかを判定するジュールである。後方ビュー表示条件は、車内ディスプレイ4に後方ビュー画像を表示する条件である。左後方ビュー表示条件は、車内ディスプレイ4に左後方ビュー画像を表示する条件である。右後方ビュー表示条件は、車内ディスプレイ4に右後方ビュー画像を表示する条件である。前方ビュー表示条件は、車内ディスプレイ4に前方ビュー画像を表示する条件である。以下では、これら後方ビュー表示条件、左後方ビュー表示条件、右後方ビュー表示条件、前方ビュー表示条件を、まとめて、ビュー表示条件という場合がある。
ビュー表示条件判定部31は、車速センサSN1により検出された車速、シフトポジションセンサSN2により検出されたシフトポジション、各ビュースイッチSW1~3の操作状態に基づいて、前記の判定を行う。
図4のフローチャートを用いて、ビュー表示条件判定部31により実施される判定の詳細を説明する。
ビュー表示条件判定部31は、まず、車速がビュー表示速度以下であるか否かを判定する(ステップS1)。ビュー表示速度は、予め設定されてビュー表示条件判定部31に記憶されている。例えば、ビュー表示速度は時速15km/hに設定される。
ステップS1の判定がNOであって車速がビュー表示速度より大きい場合、ビュー表示条件判定部31はそのまま処理を終了する(ステップS1に戻る)、つまり、ビュー表示条件判定部31はいずれのビュー表示条件も成立していないと判定する。
一方、ステップS1の判定がYESであって車速がビュー表示速度以下である場合、ビュー表示条件判定部31は、シフトポジションがRポジションであるか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2でYESと判定されて、車速がビュー表示速度以下で、且つ、シフトポジションがRポジションである場合、ビュー表示条件判定部31は、右方ビュースイッチSW3がON状態にあるか否かを判定する(ステップS3)。右方ビュースイッチSW3の状態は、右方ビュースイッチSW3からの信号に基づいて判定される。
ステップS3でYESと判定されて、車速がビュー表示速度以下で、シフトポジションがRポジションであり、且つ、右方ビュースイッチSW3がON状態である場合、ビュー表示条件判定部31は、右後方ビュー表示条件が成立したと判定する(ステップS4)。
一方、ステップS3でNOと判定されて、車速がビュー表示速度以下で、且つ、シフトポジションがRポジションである一方、右方ビュースイッチSW3がOFF状態である場合、ビュー表示条件判定部31は、左方ビュースイッチSW2がON状態にあるか否かを判定する(ステップS5)。左方ビュースイッチSW2の状態は、左方ビュースイッチSW2からの信号に基づいて判定される。
ステップS4でYESと判定されて、車速がビュー表示速度以下で、シフトポジションがRポジションであり、且つ、左方ビュースイッチSW2がON状態である場合、ビュー表示条件判定部31は、左後方ビュー表示条件が成立したと判定する(ステップS6)。
一方、ステップS4でNOと判定されて、車速がビュー表示速度以下で、シフトポジションがRポジションであり、且つ、右方ビュースイッチSW3も左方ビュースイッチSW2もOFF状態である場合、ビュー表示条件判定部31は、後方ビュー表示条件が成立したと判定する(ステップS7)。
このように、車速がビュー表示速度以下で、且つ、シフトポジションがRポジションであるという基本条件の成立時において、右方ビュースイッチSW3と左方ビュースイッチSW2とに対して操作がなされていない場合(OFF状態である)場合、ビュー表示条件判定部31は、後方ビュー表示条件が成立したと判定する。一方、前記の基本条件の成立時において、左方ビュースイッチSW2がON操作されている場合(ON状態である)場合、ビュー表示条件判定部31は、左後方ビュー表示条件が成立したと判定する。また、前記の基本条件の成立時において、右方ビュースイッチSW3がON操作されている場合(ON状態である)場合、ビュー表示条件判定部31は、右後方ビュー表示条件が成立したと判定する。なお、左方ビュースイッチSW2と右方ビュースイッチSW3とは、双方が同時にON状態とならないように設定されている。
ステップS2に戻り、ステップS2でNOと判定されてシフトポジションがRポジションではない場合、ビュー表示条件判定部31は、シフトポジションがDポジションであり、且つ、前方ビュースイッチSW1がON状態にあるという条件が成立しているか否かを判定する(ステップS8)。前方ビュースイッチSW1の状態は、前方ビュースイッチSW1からの信号に基づいて判定される。
ステップS8でYESと判定されて、車速がビュー表示速度以下で、且つ、シフトポジションがDポジションであるとともに前方ビュースイッチSW1がON状態である場合、ビュー表示条件判定部31は、前方ビュー表示条件が成立したと判定する。一方、ステップS8でNOと判定されて、車速がビュー表示速度以下で、且つ、シフトポジションがDポジションである一方、前方ビュースイッチSW1がOFF状態の場合、ビュー表示条件判定部31はそのまま処理を終了する(ステップS1に戻る)。
(仮想視点設定部)
仮想視点設定部32は、仮想視点VPを設定するモジュールである。仮想視点設定部32は、後方ビュー表示条件の成立時、予め設定されて仮想視点設定部32に記憶されている後方ビュー用仮想視点VP_Rを仮想視点VPに設定する。仮想視点設定部32は、前方ビュー表示条件の成立時、予め設定されて仮想視点設定部32に記憶されている前方ビュー用仮想視点VP_Fを仮想視点VPに設定する。仮想視点設定部32は、左後方ビュー表示条件の成立時、予め設定されて仮想視点設定部32に記憶されている左後方ビュー用仮想視点VP_S1を仮想視点VPに設定する。仮想視点設定部32は、右後方ビュー表示条件の成立時、予め設定されて仮想視点設定部32に記憶されている右後方ビュー用仮想視点VP_S2を仮想視点VPに設定する。後方ビュー用仮想視点VP_Rは、本発明の「第1仮想視点」の一例に該当し、左後方ビュー用仮想視点VP_S1は左カメラ2cを「第2撮影部」としたときの本発明の「第2仮想視点」の一例に該当し、右後方ビュー用仮想視点VP_S2は右カメラ2dを「第2撮影部」としたときの本発明の「第2仮想視点」の一例に該当する。
(後方ビュー用仮想視点、前方ビュー用仮想視点)
図5(a)、図5(b)は、後方ビュー用仮想視点VP_Rの位置等を説明するための模式図であり、車両Vと投影面Pとを平面視および側面視で示している。図6(a)、図6(b)は、前方ビュー用仮想視点VP_Fの位置等を説明するための模式図であり、車両Vと投影面Pとを平面視および側面視で示している。
後方ビュー用仮想視点VP_Rは、図5(a)に示すように、車室Vr内の点であって前後方向について後カメラ2bの設置位置X2よりも車室Vrの中心Qr側の点に設定されている。本実施形態では、後方ビュー用仮想視点VP_Rは、平面視で車両中心軸L1上に位置して、後カメラ2bよりも前側の点に設定されている。
前記のように、後カメラ2bは、車両Vの後端で且つ平面視で車両中心軸L1上の位置に設置されている。これより、後方ビュー用仮想視点VP_Rは、平面視で、後カメラ2bの設置位置X2を通り前後方向に延びるラインL1上の点に設定されていることになる。本実施形態では、後方ビュー用仮想視点VP_Rは、図5(b)に示すように、基準点Q1と後側基準点Q10とを結ぶラインL10上で、且つ、基準点Q1から前方に所定の視点変更距離d1だけ離間する点に設定されている。視点変更距離d1は、後方ビュー用仮想視点VP_Rが車室内に収まる距離であり、例えば200mm程度とされる。
図7は、基準点Q1を説明するための図であって車室の前部を側方から見た側面図である。基準点Q1は、図5(a)に示すように平面視で車両中心軸L1に位置する点で、且つ、図7に示すように側面視でドライバーの頭部に対応する位置の点である。つまり、基準点Q1は、左右方向について車両Vの幅中心に位置し、且つ前後方向および上下方向についてドライバーの頭部(その中でも目の位置;つまりアイポイント)と同じ位置にある点である。なお、この場合におけるドライバーは、米国成人男性の50パーセンタイルのダミー人形であるAM50と同じ体格を有するものとし、また、ドライバーが着座する運転席7のシートポジションは、AM50相当のドライバーが適切な運転姿勢をとれるポジションに設定されているものとする。側面視でドライバーの頭部(中でもアイポイント)に一致するように設定された基準点Q1は、図7に示すように、運転席7のシートバック7aの上端とルーフパネル8との間の高さに位置する。
後側基準点Q10は、図5(b)に示すように、車両Vの接地面が水平な路面Rであるとしたときのこの路面R上の点であって、車両Vの後端から後方に所定距離d2だけ離間し、且つ、図5(a)に示すように、平面視で車両中心軸L1上に位置する点である。前記の所定距離d2は、車両Vが徐行しているとき(例えば、5km/程度で走行しているとき)の制動距離(ブレーキ操作がなされてから停車するまでに車両Vが進む距離)とほぼ同じにされており、例えば2mとされる。
前記のように設定されることで、図7に示すように、本実施形態では、後方ビュー用仮想視点VP_Rの高さ位置が、ドライバーの頭部の高さ位置(図7の例では頭頂部付近)と一致している。
前方ビュー用仮想視点VP_Fは、図6(a)に示すように、車室Vr内の点で且つ平面視で車両中心軸L1上に位置する点に設定されている。前記のように、前カメラ2aは、車両Vの前端で且つ平面視で車両中心軸L1上の位置に設置されており、前方ビュー用仮想視点VP_Fは、平面視で、前カメラ2aの設置位置X1を通り前後方向に延びるラインL1上の点に設定されていることになる。また、前方ビュー用仮想視点VP_Fは、前後方向について、後方ビュー用仮想視点VP_Rの位置よりも後側の位置となるように設定されている。
本実施形態では、前方ビュー用仮想視点VP_Fは、図6(b)に示すように、前記の基準点Q1と前側基準点Q20とを結ぶラインL20上で、且つ、基準点Q1から後方に前記の視点変更距離d1だけ離間する点に設定されている。
前側基準点Q20は、図6(b)に示すように、車両Vの接地面が水平な路面Rであるとしたときのこの路面R上の点であって、車両Vの前端から前方に前記の所定距離d2だけ離間し、且つ、図6(a)に示すように、平面視で車両中心軸L1上に位置する点である。
前記のように設定されることで、後方ビュー用仮想視点VP_Rと同様に、図7に示すように、前方ビュー用仮想視点VP_Fの高さ位置は、ドライバーの頭部の高さ位置(図7の例では頭頂部付近)と一致している。
(左後方ビュー用仮想視点、右後方ビュー用仮想視点)
図8は、左後方ビュー用仮想視点VP_S1の位置等を説明するための模式図であり、車両Vと投影面Pとを平面視で示している。図9は、右後方ビュー用仮想視点VP_S2の位置等を説明するための模式図であり、車両Vと投影面Pとを平面視で示している。図10は、後方ビュー用仮想視点VP_Rの位置と、左後方ビュー用仮想視点VP_S1の位置と、右後方ビュー用仮想視点VP_S2の位置をと比較して示した平面図である。
図8および図10に示すように、左後方ビュー用仮想視点VP_S1は、車室Vr内の点に設定されている。また、左後方ビュー用仮想視点VP_S1の位置は、後方ビュー用仮想視点VP_Rよりも左カメラ2cに近い位置に設定されている。つまり、左後方ビュー用仮想視点VP_S1と左カメラ2cの水平方向の離間距離d21の方が、後方ビュー用仮想視点VP_Rと左カメラ2cの水平方向の離間距離d20よりも短くなる位置に、左後方ビュー用仮想視点VP_S1は設定されている。
本実施形態では、左後方ビュー用仮想視点VP_S1は、平面視において、左カメラ2cの近傍の点であって、車両中心軸L1よりも左方に位置する点で、且つ、前後方向の位置が左カメラ2cの位置とほぼ同じとなる点に設定されている。一方、左後方ビュー用仮想視点VP_S1の高さ位置は、後方ビュー用仮想視点VP_Rの高さ位置と同じ位置に設定されており、本実施形態では、左後方ビュー用仮想視点VP_S1の高さ位置もドライバーの頭部の高さ位置と一致している。
図9および図10に示すように、右後方ビュー用仮想視点VP_S2は、車室Vr内の点に設定されている。また、右後方ビュー用仮想視点VP_S2の位置は、後方ビュー用仮想視点VP_Rよりも右カメラ2dに近い位置に設定されている。つまり、右後方ビュー用仮想視点VP_S2と右カメラ2dの水平方向の離間距離d31の方が、後方ビュー用仮想視点VP_Rと右カメラ2dの水平方向の離間距離d30よりも短くなる位置に、右後方ビュー用仮想視点VP_S2は設定されている。
本実施形態では、右後方ビュー用仮想視点VP_S2は、平面視において、右カメラ2dの近傍の点であって、車両中心軸L1よりも右方に位置する点で、且つ、前後方向の位置が右カメラ2dの位置とほぼ同じとなる点に設定されている。一方、右後方ビュー用仮想視点VP_S2の高さ位置は、後方ビュー用仮想視点VP_Rの高さ位置と同じ位置に設定されており、本実施形態では、右後方ビュー用仮想視点VP_S2の高さ位置もドライバーの頭部の高さ位置と一致している。
(投影面設定部)
投影面設定部33は、投影面Pを設定するモジュールである。
投影面Pは、図11に示すように車両Vおよび仮想視点VPを囲むお椀状を有しており、車両Vの接地面が水平な路面Rであるとしたときのこの路面Rの一部を構成する平面状の平面投影面P1と、平面投影面P1の外周から上方に立ち上がる立体投影面P2とで構成される。
平面投影面P1は、仮想視点VPを中心として車両Vを囲む円(真円)状の平面である。
後方ビュー表示条件の成立時、図5(a)、(b)に示すように、投影面設定部33は、後方ビュー用仮想視点VP_Rを中心とする円状の平面P11を平面投影面P1に設定し、この後方ビュー用仮想視点VP_Rを中心とする円の円周から上方に立ち上がる面P12を立体投影面P2に設定し、これら平面投影面P11と立体投影面P12とで構成されて後方ビュー用仮想視点VP_Rを囲む面P10を投影面Pに設定する。以下では、適宜、後方ビュー用仮想視点VP_Rを中心とする円状の平面投影面P11と、この円の円周から上方に立ち上がる立体投影面P12とで構成される投影面P10を後方ビュー用投影面P10という。この後方ビュー用投影面P10を構成する前記の平面投影面P11および前記の立体投影面P12は、それぞれ本発明における「第1平面投影面」および「第1立体投影面」の一例に該当する。
前方ビュー表示条件の成立時、図6(a)、(b)に示すように、投影面設定部33は、前方ビュー用仮想視点VP_Fを中心とする円状の平面P21を平面投影面P1に設定し、この前方ビュー用仮想視点VP_Fを中心とする円の円周から上方に立ち上がる面P22を立体投影面P2に設定し、これら平面投影面P21と立体投影面P22とで構成されて前方ビュー用仮想視点VP_Fを囲む面P20を投影面Pに設定する。以下では、適宜、前方ビュー用仮想視点VP_Fを中心とする円状の平面投影面P21と、この円の円周から上方に立ち上がる立体投影面P22とで構成される投影面P20を前方ビュー用投影面P20という。
左後方ビュー表示条件の成立時、図8に示すように、投影面設定部33は、左後方ビュー用仮想視点VP_S1を中心とする円状の平面P31を平面投影面P1に設定し、この左後方ビュー用仮想視点VP_S1を中心とする円の円周から上方に立ち上がる面P32を立体投影面P2に設定し、これら平面投影面P31と立体投影面P32とで構成されて左後方ビュー用仮想視点VP_S1を囲む面P30を投影面Pに設定する。以下では、適宜、左後方ビュー用仮想視点VP_S1を中心とする円状の平面投影面P31と、この円の円周から上方に立ち上がる立体投影面P32とで構成される投影面P30を左後方ビュー用投影面P30という。この左後方ビュー用投影面P30を構成する前記の平面投影面P31および前記の立体投影面P32は、左カメラ2cを「第2撮影部」としたときのそれぞれ本発明における「第2平面投影面」および「第2立体投影面」の一例に該当する。
右後方ビュー表示条件の成立時、図9に示すように、投影面設定部33は、右後方ビュー用仮想視点VP_S2を中心とする円状の平面P41を平面投影面P1に設定し、この右後方ビュー用仮想視点VP_S2を中心とする円の円周から上方に立ち上がる面P42を立体投影面P2に設定し、これら平面投影面P41と立体投影面P42とで構成されて右後方ビュー用仮想視点VP_S2を囲む面P40を投影面Pに設定する。以下では、適宜、右後方ビュー用仮想視点VP_S2を中心とする円状の平面投影面P41と、この円の円周から上方に立ち上がる立体投影面P42とで構成される投影面P40を右後方ビュー用投影面P40という。この右後方ビュー用投影面P40を構成する前記の平面投影面P41および前記の立体投影面P42は、右カメラ2dを「第2撮影部」としたときのそれぞれ本発明における「第2平面投影面」および「第2立体投影面」の一例に該当する。
平面投影面P1の半径は、いずれのビュー表示条件の成立時においても同じ値とされる。平面投影面P1の半径は、予め設定されて投影面設定部33に記憶されている。この半径は、いずれのビュー表示条件の成立時においても車両Vの全体が平面投影面P1内に位置するような寸法に設定されている。例えば、平面投影面P1の半径は、4~5m程度に設定される。
立体投影面P2は、平面投影面P1の円周から所定の曲率で拡径しつつ立ち上がっており、上側ほど(平面投影面P1の外周から離れるほど)直径が大きくなるように上拡がり状を呈している。立体投影面P2は、平面投影面P1と平行な面における各断面が、平面視で仮想視点VPを中心とする円状を呈するように設定される。本実施形態では、立体投影面P2は、図11の鎖線に示すように、平面投影面P1の中心を通り平面投影面P1と直交する仮想中心ラインO1を通るすべての断面が、仮想中心ラインO1上に位置し且つ平面投影面P1よりも下方(地中側)に位置する点O2を頂点とする放物線となる曲面に設定される。
(撮影画像抽出部)
撮影画像抽出部34は、カメラ2a~2dで撮影された画像である撮影画像からビュー画像に必要な最小限の画像を抽出するモジュールである。
後方ビュー画像は、仮想視点VPからまっすぐ後方をみたときの画像であって、水平方向の画角が90度で垂直方向の画角が45度の画像とされる。つまり、図5(a)、(b)に示すように、撮影画像のうち、後方ビュー用仮想視点VP_Rから水平90度、垂直45度の角度で後方に拡がる領域であって、平面視で車両中心軸L1を境に片側45度ずつの角度をもって拡がる立体扇型状の領域W1の撮影画像が加工されることで、後方ビュー画像が生成される。これより、撮影画像抽出部34は、後方ビュー表示条件の成立時、この後方ビュー用仮想視点VP_Rから後方に広がる立体扇方形状の領域W1を撮影した画像を抽出する。以下では、適宜、この後方ビュー画像に対応する立体扇方形状の領域W1を、後方ビュー領域W1という。
本実施形態では、図5(a)に示すように、後方ビュー領域W1が平面視で3つの領域W11~W13に分割されており、撮影画像抽出部34は、各領域W11~W13の画像を異なるカメラから抽出する。領域W11を第1領域、領域W12を第2領域、領域W13を第3領域とすると、撮影画像抽出部34は、第1領域W11の画像を後カメラ2bから抽出し、第2領域W12の画像を左カメラ2cから抽出し、第3領域W13の画像を右カメラ2dから抽出する。なお、第2・第3領域W12、W13のうち車両のすぐ後側にあたる領域は左右のカメラ2c、2dで撮影できない死角領域となるが、この死角領域の画像は所定の補間処理(例えば死角領域に隣接する領域の画像を引き延ばす処理)によって補われる。
前方ビュー画像は、仮想視点VPからまっすぐ前方をみたときの画像であって、水平方向の画角が90度で垂直方向の画角が45度の画像とされる。つまり、図6(a)、(b)に示すように、撮影画像のうち、仮想視点VPから水平90度、垂直45度の角度で前方に拡がる領域であって、平面視で車両中心軸L1を境に片側45度ずつの角度をもって拡がる立体扇型状の領域W2の撮影画像が加工されることで、前方ビュー画像が生成される。これより、撮影画像抽出部34は、前方ビュー表示条件の成立時、この前方ビュー用仮想視点VP_Fから前方に広がる立体扇方形状の領域W2を撮影した画像を抽出する。以下では、適宜、この前方ビュー画像に対応する立体扇方形状の領域W2を、前方ビュー領域W2という。
本実施形態では、図6(a)に示すように、前方ビュー領域W2が平面視で3つの領域W21~W23に分割されており、撮影画像抽出部34は、各領域W21~W23の画像を異なるカメラから抽出する。領域W21を第1領域、領域W22を第2領域、領域W23を第3領域とすると、撮影画像抽出部34は、第1領域W21の画像を前カメラ2aから抽出し、第2領域W22の画像を左カメラ2cから抽出し、第3領域W23の画像を右カメラ2dから抽出する。なお、第2・第3領域W22、W23のうち車両のすぐ前側にあたる領域は左右のカメラ2c、2dで撮影できない死角領域となるが、この死角領域の画像は所定の補間処理(例えば死角領域に隣接する領域の画像を引き延ばす処理)によって補われる。
左後方ビュー画像は、仮想視点VPから左斜め後方をみたときの画像であって、水平方向の画角が90度で垂直方向の画角が45度の画像とされる。つまり、撮影画像のうち、図8に示すように左後方ビュー用仮想視点VP_S1から水平90度に拡がる領域、詳細には、平面視で左後方ビュー用仮想視点VP_S1から左斜め後方に延びる視線ラインL30を境に片側45度ずつの角度をもって拡がる領域で、且つ、左後方ビュー用仮想視点VP_S1から垂直45度の角度で左斜め後方に広がる立体扇型状の領域W3の撮影画像が加工されることで、左後方ビュー画像が生成される。これより、撮影画像抽出部34は、左後方ビュー表示条件の成立時、この左後方ビュー用仮想視点VP_S1から左斜め後方に広がる立体扇方形状の領域W3を撮影した画像を抽出する。以下では、適宜、この左後方ビュー画像に対応する立体扇方形状の領域W3を、左後方ビュー領域W3という。
本実施形態では、図8に示すように左後方ビュー領域W3が平面視で2つの領域W31、W32に分割されており、撮影画像抽出部34は、各領域W31、W32の画像を異なるカメラから抽出する。領域W31を第1領域、領域W32を第2領域とすると、撮影画像抽出部34は、第1領域W31の画像を左カメラ2cから抽出し、第2領域W32の画像を後カメラ2bから抽出する。なお、第1・第2領域W31、W32のうち車両の極近傍の領域は2つのカメラ2c、2bで撮影できない死角領域となるが、この死角領域の画像は所定の補間処理(例えば死角領域に隣接する領域の画像を引き延ばす処理)によって補われる。
右後方ビュー画像は、仮想視点VPから右斜め後方をみたときの画像であって、水平方向の画角が90度で垂直方向の画角が45度の画像とされる。つまり、撮影画像のうち、図9に示すように右後方ビュー用仮想視点VP_S2から水平90度に広がる領域、詳細には、平面視で右後方ビュー用仮想視点VP_S2から左斜め後方に延びる視線ラインL40を境に片側45度ずつの角度をもって拡がる領域で、且つ、右後方ビュー用仮想視点VP_S2から垂直45度の角度で右斜め後方に拡がる立体扇型状の領域W4内の画像が加工されることで、右後方ビュー画像の生成に用いられる。これより、撮影画像抽出部34は、右後方ビュー表示条件の成立時、この左後方ビュー用仮想視点VP_S1から左斜め後方に広がる立体扇方形状の領域W4を撮影した画像を抽出する。以下では、適宜、この右後方ビュー画像に対応する立体扇方形状の領域W4を、右後方ビュー領域W4という。
本実施形態では、図9に示すように右後方ビュー領域W4が平面視で2つの領域W41、42に分割されており、撮影画像抽出部34は、各領域W41、42の画像を異なるカメラから抽出する。領域W41を第1領域、領域W42を第2領域とすると、撮影画像抽出部34は、第1領域W41の画像を右カメラ2dから抽出し、第2領域W42の画像を後カメラ2bから抽出する。なお、第1・第2領域W41、W42のうち車両Vの極近傍の領域は2つのカメラ2d、2bで撮影できない死角領域となるが、この死角領域の画像は所定の補間処理(例えば死角領域に隣接する領域の画像を引き延ばす処理)によって補われる。
前記の各ビュー画像の画角は、人間の注視安定視野に基づいている。注視安定視野とは、頭部の運動(首振り運動)が眼球運動を助けることで無理なく視認することができる範囲のことである。注視安定視野は、一般に、水平方向において左45度から右45度までの角度範囲を有するとともに、垂直方向において上30度から下40度までの角度範囲を有するとされている。すなわち、図12(a)(b)に示すように、注視安定視野の水平方向の最大角度(水平最大角度)をθ1、垂直方向の最大角度(垂直最大角度)をθ2とすると、水平最大角度θ1は90度、垂直最大角度θ2は70度であるとされている。また、注視安定視野の内側には、水平30度、垂直20度の角度範囲を有する有効視野が存在し、この有効視野内の情報であれば眼球運動だけで正確に判別できると言われている。逆に、有効視野の外側の情報は、見えてはいても十分な精度で判別することが難しく、細かな変化に気づき難い。有効視野の外側の情報を精度よく視認(注視)するには、頭部の運動(首振り)による助けが必要となる。一方で、有効視野の外側であっても注視安定視野の範囲内であれば、無理のないわずかな頭部運動を伴うだけで情報を正確に判別でき、細かな変化にも比較的迅速に対応できると考えられている。そこで、本実施形態では、前記のように、ビュー画像の画角をこの注視安定視野に対応する画角(水平90度、垂直45度)に設定している。すなわち、各ビュー画像の水平方向の画角は、注視安定視野の水平最大角度θ1と同じ90度に設定されるとともに、各ビュー画像の垂直方向の画角は、注視安定視野の垂直最大角度θ2(=70度)よりも小さい45度に設定されている。なお、ここでの設定画角は、注視安定視野(水平60~90度、垂直45~70度)の範囲内で条件に応じ変更することも可能であるが、本実施形態では水平90度、垂直45度で一定としている。
(画像変換部)
画像変換部35は、撮影画像抽出部34により抽出された画像を仮想視点VPから見たときの画像に変換しつつ投影面設定部33により設定された投影面Pに投影してビュー画像を生成する。
後方ビュー表示条件成立時、画像変換部35は、撮影画像抽出部34によって撮影画像から抽出された後方ビュー領域W1の画像を、後方ビュー用仮想視点VP_Rから見たときの画像に変換しつつ、後方ビュー用投影面P10のうちの後方ビュー領域W1に対応する部分に投影することで、後方ビュー画像を生成する。前方ビュー表示条件成立時、画像変換部35は、撮影画像抽出部34により撮影画像から抽出された前方ビュー領域W2の画像を、前方ビュー用仮想視点VP_Fから見たときの画像に変換しつつ前方ビュー用投影面P20のうちの前方ビュー領域W2に対応する部分に投影して、前方ビュー画像を生成する。左後方ビュー表示条件成立時、画像変換部35は、撮影画像抽出部34によって撮影画像から抽出された左後方ビュー領域W3の画像を、左後方ビュー用仮想視点VP_S1から見たときの画像に変換しつつ、左後方ビュー用投影面P30のうちの左後方ビュー領域W3に対応する部分に投影することで、左後方ビュー画像を生成する。右後方ビュー表示条件成立時、画像変換部35は、撮影画像抽出部34によって撮影画像から抽出された右後方ビュー領域W4の画像を、右後方ビュー用仮想視点VP_S2から見たときの画像に変換しつつ、右後方ビュー用投影面P40のうちの右後方ビュー領域W4に対応する部分に投影することで、右後方ビュー画像を生成する。
カメラ2a~2dにより撮影された画像である撮影画像を仮想視点VPから見たときの画像に変換する処理つまり画像の視点を変更する処理、および、所定の画像を投影面Pへ投影する処理としては、従来行われている処理が採用されればよい。例えば、この処理として、次のような処理が行われる。まず、撮影画像に含まれる各画素に対して、それぞれ座標が定められる。次に、仮想視点VPの位置、カメラ2a~2dの位置、投影面Pの位置から定まる演算式等に基づいて撮影画像の各画素の座標が、投影面P上で且つ仮想視点VPから見たときの座標に変換され、これにより、撮影画像が仮想視点VPから見た画像に変換されつつ投影面P上に投影される。
(アイコン設定部)
アイコン設定部36は、各ビュー画像に重畳表示される自車両アイコンGを設定するモジュールである。
後方ビュー表示条件の成立時、アイコン設定部36は、後方ビュー用仮想視点VP_Rから後方ビュー領域W1にかけての領域に存在する自車両Vの各種部品を表す後方ビュー用アイコンを自車両アイコンGとして設定する。左後方ビュー表示条件の成立時、アイコン設定部36は、左後方ビュー用仮想視点VP_S1から左後方ビュー領域W3にかけての領域に存在する自車両Vの各種部品を表す左後方ビュー用アイコンを自車両アイコンGとして設定する。右後方ビュー表示条件の成立時、アイコン設定部36は、右後方ビュー用仮想視点VP_S2から右後方ビュー領域W4にかけての領域に存在する自車両Vの各種部品を表す右後方ビュー用アイコンを自車両アイコンGとして設定する。
図13は、後方ビュー画像の一例を示した図である。図13に示すように、後方ビュー表示条件の成立に伴って生成される後方ビュー画像には、自車両アイコンGとして、左右の後輪g1、g1と、サスペンション部品g2と、各後輪g1、g1の周囲に位置するリヤフェンダーg3、g3と、リヤガラスg4と、左右のリヤランプg5とをそれぞれ透過状態で表示するグラフィック画像が含まれている。なお、図13に示した後方ビュー画像の例では、後方ビュー画像に、自車両の後方に位置する駐車車両(他車両)M1、M2の画像と、駐車スペースを確定するために路面に付された白線Tの画像とが含まれている。
前方ビュー表示条件の成立時、アイコン設定部36は、前方ビュー用仮想視点VP_Fから前方ビュー領域W2にかけての領域に存在する自車両Vの各種部品を表す前方ビュー用アイコンを自車両アイコンGとして設定する。前方ビュー表示条件の成立時には、自車両アイコンGは、車両Vの前輪や車両Vの前部の外郭部品(フロントフェンダー等)を透過状態で表示するグラフィック画像が含まれる。
各ビュー用アイコンは、予め設定されてアイコン設定部36に記憶されており、アイコン設定部36は、成立した条件に応じたビュー用アイコンを抽出してこれを自車両アイコンGに設定する。
表示制御部37は、ビュー画像に自車両アイコンGが重複された画像を、車内ディスプレイ4に表示させる処理を行うモジュールである。表示制御部37は、画像変換部35により生成されたビュー画像に対し、アイコン設定部36により設定された自車両アイコンGを重畳し、重畳後の画像を車内ディスプレイ4に表示させる。
(制御の流れ)
ビュー表示条件判定部31によっていずれのビュー表示条件が成立しているかが判定された後に、画像処理部3により行われる制御を簡単にまとめると、図14のフローチャートのようになる。
まず、画像処理部3は、仮想視点VPを設定する(ステップS11)。前記のように、後方ビュー表示条件成立時は、平面視で後カメラ2bの撮影ライン上の後カメラ2bよりも車室の中心に近い位置に設定された後方ビュー用仮想視点VP_Rが仮想視点VPに設定される。前方ビュー表示条件成立時は、平面視で車両中心軸L1上に位置し、且つ、後方ビュー用仮想視点VP_Rよりも前側に位置する前方ビュー用仮想視点VP_Fが仮想視点VPに設定される。左後方ビュー表示条件成立時は、平面視で、後方ビュー用仮想視点VP_Rよりも左カメラ2cに近い左後方ビュー用仮想視点VP_S1が仮想視点VPに設定される。右後方ビュー表示条件成立時は、平面視で、後方ビュー用仮想視点VP_Rよりも右カメラ2dに近い右後方ビュー用仮想視点VP_S2が仮想視点VPに設定される。
次に、画像処理部3は、投影面Pを設定する(ステップS12)。前記のように、投影面Pは、円状の平面からなる平面投影面P1と、平面投影面P1の円周から上方に立ち上がる立体投影面P2とによって構成された面に設定される。そして、平面投影面P1の中心が、平面視でステップS11で設定された仮想視点VPの位置と同じ点とされる。
次に、画像処理部3は、ビュー領域の撮影画像を抽出する(ステップS13)。このとき、画像処理部3は、前記のように、後方ビュー領域W1、前方ビュー領域W2、左後方ビュー領域W3、右後方ビュー領域W4のうち成立したビュー表示条件に応じたビュー領域の撮影画像を抽出する。
次に、画像処理部3は、ビュー画像を生成する(ステップS14)。ビュー画像は、ステップS13で抽出された撮影画像がステップS11で設定された仮想視点VPから見た画像に変換されつつステップS12で設定された投影面Pに投影されることで生成される。
次に、画像処理部3は、自車両アイコンGを設定する(ステップS15)。前記のように、予め設定された複数のビュー用アイコンから、成立したビュー表示条件に応じたアイコンが抽出されて、これが自車両アイコンGに設定される。
最後に、画像処理部3は、ステップS14で生成された後方ビュー画像を、ステップS16で設定された自車両アイコンGを重畳した状態で車内ディスプレイ4に表示させる(ステップS16)。
ここで、本実施形態では、右方ビュースイッチSW3と左方ビュースイッチSW2に対する操作が、後方ビュー画像が車内ディスプレイ4に表示されている状態で初めて有効とされる。これより、本実施形態では、後方ビュー画像表示条件の成立時、つまり、車速がビュー表示速度以下で、且つ、シフトポジションがRポジションであるという基本条件の成立に伴ってまず車内ディスプレイ4には後方ビュー画像が表示され、その後、右方ビュースイッチSW3あるいは左方ビュースイッチSW2のON操作に伴って、車内ディスプレイ4に表示される画像が後方ビュー画像から左後方ビュー画像あるいは右後方ビュー画像に切り替えられることになる。
(3)作用等
以上のように、本実施形態に係る車両用表示装置1では、車外撮影装置2(カメラ2a~2d)により撮影された画像に基づいて、車室内の仮想視点VPから、車両前方を見た前方ビュー画像、車両後方を見た後方ビュー画像、車両左斜め後方を見た左後方ビュー画像、右斜め後方を見た右後方ビュー画像がそれぞれ生成されて車内ディスプレイ4に表示される。これより、駐車時や発進時等において、車両周辺のより多くの情報をドライバーに提供でき、障害物との衝突を回避し得る安全な運転を行うようドライバーをアシストすることができる。特に、後方ビュー画像に加えて左後方ビュー画像および左右方ビュー画像が表示されることで、車両の後退時にドライバーの死角となりやすい領域の情報をドライバーに提供でき、より確実にドライバーをアシストできる。
また、本実施形態では、左後方ビュー用仮想視点VP_S1の位置が平面視で、後方ビュー用仮想視点VP_Rの位置よりも左カメラ2cに近い位置とされ、右後方ビュー用仮想視点VP_S2の位置が平面視で、後方ビュー用仮想視点VP_Rの位置よりも右カメラ2dに近い位置とされる。そのため、後方ビュー用仮想視点VP_Rを後方ビュー画像に適した位置に設定して後方ビュー画像をドライバーが容易に認識可能な画像にしつつ、右後方ビュー画像および左後方ビュー画像についてもそれぞれドライバーが容易に認識可能な画像にできる。
特に、本実施形態では、後方ビュー用仮想視点VP_Rの位置が、平面視で、前後方向について後カメラ2bの設置位置X2よりもドライバーのいる車室Vrの中心Qr側の位置に設定される。そのため、後方ビュー画像を確実にドライバーが容易に認識可能な画像にできる。
図15~図17を用いて具体的に説明する。図15は、後方ビュー画像に関して、仮想視点VPの位置と画像との関係を説明するための平面図である。図16および図17は、右後方ビュー画像に関して、仮想視点VPの位置と画像との関係を説明するための平面図である。
前記のように、本実施形態では、後方ビュー画像の仮想視点VP(後方ビュー用仮想視点VP_R)の位置が、前後方向について後カメラ2bの設置位置X2よりも車室Vrの中心Qr側の位置、つまり、車室Vrにいるドライバーにより近い位置に設定される。これより、車内ディスプレイ4に表示された後方ビュー画像をみたときに、ドライバーが表示されている画像の視点がどこでありこの画像をどのように見ればよいのかを考える手間を小さく抑えることができる。従って、ドライバーに対して容易に後方ビュー画像を認識させることができる。
ここで、カメラによって撮影された画像を投影面に投影する場合、仮想視点の位置をカメラの設置位置としてこれを中心とする円筒面に撮影画像を投影すれば、カメラによって撮影された画像に対して歪みのない画像を生成することができるが、仮想視点の位置をカメラの設置位置からずらすと、歪みのある画像が生成されてしまう。以下、適宜、カメラの設置位置に仮想視点を設定した円筒面上の画像であって歪みのない画像を正画像という。つまり、図15に示すように、仮想視点の位置を後カメラ2bの設置位置に設定してこれを中心とする円筒面P100に撮影画像を投影すれば、歪みのない画像が生成される。これに対して、仮想視点VPを後方ビュー用仮想視点VP_Rとしてその位置を後カメラ2bの設置位置からずれた位置に設定して投影面P20に投影すると、生成される画像に歪みが生じる。詳細には、仮想視点の位置をカメラの設置位置からずらすと、被撮影物の一部の画角が正画像における画角と異なって歪みが生じる。例えば、図15に示すように、正画像では被撮影物G10がそれぞれ互いに同じ画角θ10で表示されるのに対して、仮想視点VPを後方ビュー用仮想視点VP_Rとした画像つまり後方ビュー画像では、これら被撮影物G1の画角がθ11~θ14のように均一ではなくなり、仮想視点VPを通り前後方向に延びるラインL1から遠くなるに従って被撮影物G1の画角が大きくなる。これより、後方ビュー画像では、ラインL1に近い被撮影物G1の画角が比較的狭い角度θ11とされて、第1被撮影物G1の画像が正画像における画像に比べて押し縮められた画像になる一方、ラインL1から遠い被撮影物G1_画角が比較的広い画角θ14とされて、第2被撮影物G1_2の画像が正画像における画像に比べて引き伸ばされる。
ただし、前記のように、後方ビュー用仮想視点VP_Rは平面視で後カメラ2bの設置位置X2を通り前後方向に延びるラインL1上に配設されている。そのため、図15に示すように、正画像の画角に対する後方ビュー画像の画角のずれ方は、後方ビュー用仮想視点VP_Rを通る前記のラインL1を挟んで対称となり、後方ビュー画像では、画像の歪みがその視点を中心として水平方向に対称となる。これより、後方ビュー画像に含まれる画像の歪みに対してドライバーが違和感を覚えるのは抑制される。
一方、図16に示すように、後方ビュー用仮想視点VP_Rを仮想視点VPに設定してこれから右斜め後方を見る画像では、被撮影物G10の画角がθxのように不規則になる。そのため、後方ビュー用仮想視点VP_Rを仮想視点VPに設定してこれから右斜め後方を見る画像では、ドライバーがこれを直感的に認識するのが難しくなる。
これに対して、本実施形態では、右後方ビュー用仮想視点VP_S2を右カメラ2dの設置位置に近い位置に設定して、これを右後方ビュー画像の仮想視点VPにし、右後方ビュー用仮想視点VP_S2から右斜め後方を見た画像を右後方ビュー画像として生成する。そのため、図17に示すように、右後方ビュー画像のうち右カメラ2dにより撮影される画像の歪みを小さく抑えることができる。例えば、図16に示す例では、右後方ビュー画像の半分程度の領域において、正画像において画角θ10の被撮影物G10をθ21~θ23のように前記画角θ10とほぼ同じ画角で表示させることができ、歪みが小さく抑えられる。従って、ドライバーに対して容易に右後方ビュー画像を認識させることができる。図示は省略するが、同様に、車室内の仮想視点から左斜め後方を見る左後方ビュー画像においても、仮想視点を左カメラ2cの設置位置に近い位置に設定していることで、左後方ビュー画像のうち左カメラ2cにより撮影される画像の歪みを小さく抑えることができ、ドライバーに対して容易に左後方ビュー画像を認識させることができる。
特に、本実施形態では、後方ビュー画像が表示される後方ビュー表示条件が成立している状態で、左方ビュースイッチSW2が操作された場合、つまり、ドライバーが特に車両Vの左方を視認したいと考えているときに、左後方ビュー画像が表示される。そのため、左後方ビュー画像の仮想視点を車両Vの左方を撮影する左カメラ2cの設置位置に近づけることで、ドライバーの見たい領域の画像の歪みを効果的に小さくできる。同様に、右方ビュースイッチSW3の操作時に右後方ビュー画像の仮想視点を車両Vの右方を撮影する右カメラ2dの設置位置に近づけることで、ドライバーの見たい領域の画像の歪みを効果的に小さくできる。
また、本実施形態では、各ビュー画像の仮想視点VPの高さ位置が、いずれも、ドライバーの頭部の高さ位置と一致し、ドライバーのアイポイントに近い位置に設定されていることで、各ビュー画像がドライバーが自身の目で直接見た画像に近い画像とされる。そのため、ドライバーに各ビュー画像をより直感的につまりより容易に認識させることができる。特に、後方ビュー用仮想視点VP_Rと左後方ビュー用仮想視点VP_S1と右後方ビュー用仮想視点VP_S2の高さ位置はすべて同じとされている。そのため、後方ビュー画像と左後方ビュー画像と右後方ビュー画像との間で画像を切り替えた際に、ドライバーが画像の視点がどこであるのかを考える時間を短くでき、利便性を高めることができる。
また、本実施形態では、各ビュー画像の投影面Pが、各ビュー画像の仮想視点VPを中心とする円状の平面投影面P1と、この平面投影面P1の円周から上方に立ち上がる立体投影面P2とで構成されて、平面投影面P1と立体投影面P2との境界ラインまでの距離が、仮想視点回りについて一定とされる。そのため、各ビュー画像において、この境界ラインおよび画像の水平方向の歪みを小さく抑えて、ドライバーに対して違和感の少ない画像として提供できる。
また、本実施形態では、各ビュー画像の平面投影面P1の半径がいずれも同じ寸法とされる。そのため、ビュー画像が切り替わった際に、ドライバーにかかるビュー画像の見方を変更するための負担を小さく抑えることができ、利便性を高めることができる。
(4)変形例
前記実施形態では、後方ビュー画像が表示されている状態で左方ビュースイッチSW2あるいは右方ビュースイッチSW3がON操作されることで車内ディスプレイ4に表示される画像が後方ビュー画像から左後方ビュー画像あるいは右後方ビュー画像に切り替えられる場合を説明したが、後方ビュー画像が表示されているか否かに関わらず、前記の基本条件が成立している状態で左方ビュースイッチSW2あるいは右方ビュースイッチSW3がON操作されることに伴って車内ディスプレイ4に左後方ビュー画像あるいは右後方ビュー画像が表示されてもよい。
また、車内ディスプレイ4に表示される画像として、仮想視点VPから右斜め前方を見た右前方ビュー画像あるいは左斜め前方を見た左前方ビュー画像が生成されてもよい。そして、後方ビュー画像から右後方ビュー画像あるいは左後方ビュー画像へ切り替えられる構成代えて、あるいは、これに加えて、車内ディスプレイ4に表示される画像を、前方ビュー画像から、仮想視点VPから右斜め前方を見た右前方ビュー画像あるいは左斜め前方を見た左前方ビュー画像へ切り替えられる構成としてもよい。この場合において、左前方ビュー画像は、前記の左後方ビュー用仮想視点VP_S1と同じ点を仮想視点VPとし、前カメラ2aと左カメラ2cとにより撮影された画像を前記左後方ビュー用投影面P30と同じ投影面に投影した画像とされればよい。また、右前方ビュー画像は、前記の右後方ビュー用仮想視点VP_S2と同じ点を仮想視点VPとし、前カメラ2aと右カメラ2dとにより撮影された画像を前記右後方ビュー用投影面P40と同じ投影面に投影した画像とされればよい。
また、左後方ビュー画像あるいは右後方ビュー画像が表示される条件は前記に限らない。例えば、前記の基本条件の成立下において、左方ビュースイッチSW2あるいは右方ビュースイッチSW3の操作状況に関わらず、ステアリングホイール21の回転方向およびその回転角度に応じて左後方ビュー画像あるいは右後方ビュー画像が表示されるように構成されてもよい。
また、前記実施形態では、後方ビュー用仮想視点VP_Rを、後カメラ2bよりも車室Vrの中心Qrに近く且つ平面視で後カメラ2bを通り前後方向に延びるラインL1上に位置する点に設定した場合を説明したが、後方ビュー用仮想視点VP_Rの位置は車室Vr内であればよく前記の位置に限られない。
また、前記実施形態では、後方ビュー用仮想視点VP_R、左後方ビュー用仮想視点VP_S1および右後方ビュー用仮想視点VP_S2の高さ位置を、互いに同じ位置とした場合を説明したが、これらの位置は互いに異なっていてもよい。
また、前記実施形態では、後方ビュー用投影面P10の平面投影面P11、左後方ビュー用投影面P30の平面投影面P31および右後方ビュー用投影面P40の平面投影面P41が、いずれも、仮想視点VPを中心とする円状の平面である場合を説明したが、これら平面投影面P11、P31、P41の形状はこれに限らない。また、これら平面投影面P11、P31、P41を円状の平面とする場合においても、これら平面投影面P11、P31、P41の半径は異なっていてもよい。
また、前記実施形態では、左後方ビュー画像の視線ラインL30の角度(左後方ビュー用仮想視点VP_S1から左方にまっすぐのびるラインに対する角度)、および、右後方ビュー画像の視線ラインL40の角度(右後方ビュー用仮想視点VP_S2から左方にまっすぐのびるラインに対する角度)を75度とした場合を説明したが、これらの角度はこれに限らない。
また、各カメラ2a~2dの設置位置は前記に限らない。
また、前記実施形態では、ビュー画像を表示する装置として、車室前部のインストルメントパネル20に設けられた車内ディスプレイ4が用いられる場合を説明したが、ビュー画像を表示する装置はこれに限らない。例えば、ルームミラーの設置位置に設けられたディスプレイにビュー画像が表示される構成や、フロントウインドウに画像が投影されるいわゆるヘッドアップディスプレイにビュー画像が表示される構成が用いられてもよい。
また、前記実施形態では、立体投影面P2が平面投影面P1の外周から所定の曲率で拡径する上拡がり状とされた場合を説明したが、立体投影面P2は、平面投影面P1の外周からまっすぐ上方に立ち上がるように構成されてもよい。つまり、第1立体投影面P12は、第1平面投影面P11の円周から上方にまっすぐ立ち上がる円筒面とされてもよい。また、第2立体投影面P21は、第2平面投影面P22の外周から上方にまっすぐ立ち上がり、第2平面投影面P22と平行な面での各断面が楕円形を有するように構成されてもよい。
2b 後カメラ(第1撮影部)
2c 左カメラ(第2撮影部)
2d 右カメラ(第2撮影部)
3 画像処理部
4 車内ディスプレイ(表示部)
P 投影面
P1 平面投影面
P10 後方ビュー用投影面
P11 後方ビュー用投影面の平面投影面(第1平面投影面)
P12 後方ビュー用投影面の立体投影面(第1立体投影面)
P2 立体投影面
P30 左後方ビュー用投影面
P31 左後方ビュー用投影面の平面投影面(第2平面投影面)
P32 左後方ビュー用投影面の立体投影面(第2立体投影面)
P40 右後方ビュー用投影面
P41 右後方ビュー用投影面の平面投影面(第2平面投影面)
P42 右後方ビュー用投影面の立体投影面(第2立体投影面)
SW2 左方ビュースイッチ(操作部)
SW3 右方ビュースイッチ(操作部)
V 車両
VP 仮想視点

Claims (6)

  1. 車両周辺の画像を表示するために車両に搭載された車両用表示装置において、
    車両の後部に設置されて車両の後方を撮影する、または、車両の前部に設置されて車両の前方を撮影する、第1撮影部と、
    車両の側部に設置されて車両の側方を撮影する第2撮影部と、
    前記第1撮影部と前記第2撮影部により撮影された画像を投影面に投影して車室内の仮想視点から車両周辺を見た画像であるビュー画像を生成する画像処理部と、
    前記ビュー画像を表示する表示部とを備え、
    前記画像処理部は、前記ビュー画像として、所定の第1仮想視点を囲む投影面に投影されて当該第1仮想視点から前記第1撮影部の撮影方向を見たときに得られる第1ビュー画像と、前記第1仮想視点とは異なる第2仮想視点を囲む投影面に投影されて当該第2仮想視点から前記第1撮影部の撮影方向と前記第2撮影部の撮影方向の間の方向を見たときに得られる第2ビュー画像とを生成可能であり、
    前記第2仮想視点は、平面視で前記第1仮想視点よりも前記第2撮影部に近い位置に設定されている、ことを特徴とする車両用表示装置。
  2. 請求項1に記載の車両用表示装置において、
    前記第1仮想視点は、平面視で、前記第1撮影部を通り車両前後方向に延びるライン上に設定されている、ことを特徴とする車両用表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用表示装置において、
    前記第2ビュー画像を前記表示部へ表示させるための操作が車両の乗員によって実施される操作部を備え、
    前記画像処理部は、
    前記第1ビュー画像を前記表示部に表示させる条件である所定の基本条件の成立時で、且つ、前記操作部に対して前記操作が行われていない場合に、前記第1ビュー画像を生成して当該第1ビュー画像を前記表示部に表示させ、
    前記基本条件の成立時で、且つ、前記操作部に対して前記操作が行われている場合に、前記第2ビュー画像を生成して当該第2ビュー画像を前記表示部に表示させる、ことを特徴とする車両用表示装置。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の車両用表示装置において、
    前記第1仮想視点および前記第2仮想視点の高さ位置は、互いに同じ位置であって、車両のドライバーの頭部と同じ位置に設定されている、ことを特徴とする車両用表示装置。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の車両用表示装置において、
    前記第1ビュー画像は、平面状で且つ前記第1仮想視点を中心とする円状を呈する第1平面投影面と、当該第1平面投影面の円周から上方に立ち上がる第1立体投影面とで構成された投影面に投影された画像であり、
    前記第2ビュー画像は、平面状で且つ前記第2仮想視点を中心とする円状を呈する第2平面投影面と、当該第2平面投影面の円周から上方に立ち上がる第2立体投影面とで構成された投影面に投影された画像である、ことを特徴とする車両用表示装置。
  6. 請求項5に記載の車両用表示装置において、
    前記第1平面投影面の半径と前記第2平面投影面の半径とは同じである、ことを特徴とする車両用表示装置。
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