JP2022047765A - 制御装置、および電動アクチュエータ - Google Patents

制御装置、および電動アクチュエータ Download PDF

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圭 佐藤
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Abstract

Figure 2022047765000001
【課題】出力シャフトの回転角度を検出する回転センサが故障した場合でも、出力シャフトの回転角度の制御精度の低下を抑制できる制御装置、およびその制御装置を備えた電動アクチュエータを提供する。
【解決手段】モータ部とモータ部の回転を出力シャフトに伝える伝達機構部とモータ部の回転を検出する第1回転センサと出力シャフトの回転を検出する第2回転センサとを備える電動アクチュエータに設けられ、出力シャフトの回転角度に基づきモータ部を制御する制御装置であって、第2回転センサの検出結果に基づき出力シャフトの回転角度を算出する回転角度計算部と、出力シャフトの回転角度に関する情報を記憶する記憶部と、を備える。回転角度計算部は、第2回転センサが故障した場合、第1回転センサの検出結果と、第2回転センサが故障する前に記憶部に記憶された出力シャフトの回転角度に関する情報と、に基づき出力シャフトの回転角度を算出する。
【選択図】図5

Description

本発明は、制御装置、および電動アクチュエータに関する。
モータ部と、モータ部の回転を出力シャフトに伝える伝達機構部と、を備える電動アクチュエータが知られている。例えば、特許文献1には、そのような電動アクチュエータとして、車両の自動変速機のシフトを切り替えるシフトバイワイヤシステムの駆動部として適用される回転式アクチュエータが記載されている。
特開2013-247798号公報
上記のような電動アクチュエータにおいては、出力シャフトの回転角度を検出可能な回転センサの検出結果に基づいてモータ部が制御され、出力シャフトの回転角度が制御される場合がある。しかし、この場合、出力シャフトの回転角度を検出可能な回転センサが故障した場合には、出力シャフトの回転角度の制御精度が低下する虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みて、出力シャフトの回転角度を検出可能な回転センサが故障した場合であっても、出力シャフトの回転角度の制御精度が低下することを抑制できる制御装置、およびそのような制御装置を備えた電動アクチュエータを提供することを目的の一つとする。
本発明の制御装置の一つの態様は、モータ部と前記モータ部の回転を出力シャフトに伝える伝達機構部と前記モータ部の回転を検出可能な第1回転センサと前記出力シャフトの回転を検出可能な第2回転センサとを備える電動アクチュエータに設けられ、前記出力シャフトの回転角度に基づいて前記モータ部を制御する制御装置であって、前記第2回転センサの検出結果に基づいて前記出力シャフトの回転角度を算出可能な回転角度計算部と、前記出力シャフトの回転角度に関する情報を記憶可能な記憶部と、を備える。前記回転角度計算部は、前記第2回転センサが故障した場合、前記第1回転センサの検出結果と、前記第2回転センサが故障するよりも前に前記記憶部に記憶された前記出力シャフトの回転角度に関する情報と、に基づいて、前記出力シャフトの回転角度を算出する。
本発明の電動アクチュエータの一つの態様は、モータ部と、前記モータ部の回転を出力シャフトに伝える伝達機構部と、前記モータ部の回転を検出可能な第1回転センサと、前記出力シャフトの回転を検出可能な第2回転センサと、上記の制御装置と、を備える。
本発明の一つの態様によれば、電動アクチュエータにおいて、出力シャフトの回転角度を検出可能な回転センサが故障した場合であっても、出力シャフトの回転角度の制御精度が低下することを抑制できる。
図1は、本実施形態の電動アクチュエータが搭載されるアクチュエータ装置を示す図であって、ロックギヤがアンロック状態である場合を示す図である。 図2は、本実施形態の電動アクチュエータが搭載されるアクチュエータ装置を示す図であって、ロックギヤがロック状態である場合を示す図である。 図3は、本実施形態の電動アクチュエータが搭載されるアクチュエータ装置の一部を上側から見た図である。 図4は、本実施形態の電動アクチュエータの機能構成を示すブロック図である。 図5は、本実施形態の電動アクチュエータの制御手順の一例を示すフローチャートである。
各図においてZ軸方向は、正の側を上側とし、負の側を下側とする上下方向である。各図に適宜示す仮想軸である中心軸Jの軸方向は、例えば、Z軸方向、すなわち上下方向と平行である。以下の説明においては、中心軸Jの軸方向と平行な方向を単に「軸方向Z」と呼ぶ。また、特に断りのない限り、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼ぶ。また、上側から見て中心軸Jを中心として反時計回りに回転する方向を「第1回転方向θ1」と呼び、上側から見て中心軸Jを中心として時計回りに回転する方向を「第2回転方向θ2」と呼ぶ。
また、各図においてX軸方向は、Z軸方向と直交する方向であり、Y軸方向は、X軸方向およびZ軸方向の両方と直交する方向である。X軸方向と平行な方向を「前後方向X」と呼び、Y軸方向と平行な方向を「左右方向Y」と呼ぶ。前後方向Xにおいては、X軸方向の正の側(+X側)を前側とし、X軸方向の負の側(-X側)を後側とする。左右方向Yにおいては、Y軸方向の正の側(+Y側)を左側とし、Y軸方向の負の側(-Y側)を右側とする。
なお、上下方向、前後方向、左右方向、上側、下側、前側、後側、左側、および右側とは、単に各部の相対位置関係を説明するための名称であり、実際の配置関係等は、これらの名称で示される配置関係等以外の配置関係等であってもよい。
図1および図2に示すように、本実施形態の電動アクチュエータ10は、アクチュエータ装置1に搭載される。アクチュエータ装置1は、例えば、車両に設けられ、運転者のシフト操作に基づいて駆動されるシフト・バイ・ワイヤ方式のアクチュエータ装置である。アクチュエータ装置1は、運転者のシフト操作に基づいてマニュアルバルブ72を移動させ、油路ボディ80内の油圧回路を切り換える。これにより、アクチュエータ装置1は、車両のギヤを、例えば、パーキング、リバース、ニュートラル、ドライブの間で切り換え可能である。
また、アクチュエータ装置1は、運転者のシフト操作に基づいてロックギヤGをロック状態とアンロック状態との間で切り換える。アクチュエータ装置1は、車両のギヤがパーキングである場合に、ロックギヤGをロック状態とし、車両のギヤがパーキング以外の場合に、ロックギヤGをアンロック状態とする。ロックギヤGは、車軸に連結されたギヤである。ロックギヤGは、外周面に複数の歯部Gaを有し、左右方向Yに延びる回転軸Gj回りに回転する。
アクチュエータ装置1は、電動アクチュエータ10と、出力シャフト60と、油路ボディ80と、アーム操作部61と、バルブ操作部62と、ロックアーム71と、マニュアルバルブ72と、を備える。出力シャフト60は、例えば、中心軸Jを中心として軸方向Zに延びる円柱状である。出力シャフト60は、電動アクチュエータ10によって中心軸J回りに回転させられる。
油路ボディ80は、複数の油路で構成される油圧回路を内部に有する。図3に示すように、油路ボディ80は、左右方向Yに窪む挿入穴81を有する。図示は省略するが、挿入穴81は、油路ボディ80内の油路と繋がっている。挿入穴81内には、マニュアルバルブ72が左右方向Yに移動可能に配置されている。マニュアルバルブ72は、例えば、左右方向Yに延びる棒状である。マニュアルバルブ72が左右方向Yに移動することで、油路ボディ80内の油路同士の接続が変化し、油圧回路が切り換えられる。
図1および図2に示すように、アーム操作部61は、連結部61aと、ロッド61bと、支持部61cと、フランジ部61eと、コイルバネ61fと、を有する。連結部61aは、出力シャフト60に固定されている。連結部61aは、例えば、出力シャフト60から径方向外側に突出している。ロッド61bは、前後方向Xに沿って移動可能に配置されている。ロッド61bは、例えば、後側の端部が連結部61aに連結されている。
支持部61cは、前後方向Xに延びる軸を中心とする円錐台状である。支持部61cの外径は、前側から後側に向かうに従って大きくなっている。支持部61cは、支持部61cを前後方向Xに貫通する貫通孔61dを有する。貫通孔61dには、ロッド61bの前側の端部が通されている。支持部61cは、ロッド61bに対して前後方向Xに移動可能である。支持部61cとロッド61bとは、例えば、同心に配置されている。フランジ部61eは、支持部61cよりも後側において、ロッド61bに固定されている。
コイルバネ61fは、前後方向Xに延びている。コイルバネ61fは、支持部61cとフランジ部61eとの前後方向Xの間に配置されている。コイルバネ61fの内側にはロッド61bが通されている。コイルバネ61fの後端は、フランジ部61eに接触している。コイルバネ61fの前端は、支持部61cに接触している。コイルバネ61fは、支持部61cがロッド61bに対して前後方向Xに相対移動することで伸縮し、支持部61cに対して前後方向Xの弾性力を加える。
バルブ操作部62は、例えば、出力シャフト60の下端部に固定されている。図3に示すように、バルブ操作部62は、例えば、出力シャフト60から径方向外側に突出している。バルブ操作部62の先端部は、マニュアルバルブ72と連結されている。
アーム操作部61およびバルブ操作部62は、電動アクチュエータ10によって駆動される。具体的には、電動アクチュエータ10によって出力シャフト60が中心軸J回りに回転させられると、出力シャフト60の回転に伴って、連結部61aおよびバルブ操作部62も中心軸J回りに回転する。ロッド61bは、連結部61aが中心軸J回りに回転することで、前後方向Xに移動する。ロッド61bは、例えば、連結部61aが第1回転方向θ1に回転することで、後側に移動する。ロッド61bは、例えば、連結部61aが第2回転方向θ2に回転することで、前側に移動する。ロッド61bの前後方向Xの移動に伴って、支持部61c、フランジ部61e、およびコイルバネ61fも前後方向Xに移動する。
電動アクチュエータ10は、運転者のシフト操作に基づいてバルブ操作部62の位置をパーキング位置PPと非パーキング位置との間で切り換え可能である。非パーキング位置は、パーキング位置PP以外の位置であり、本実施形態では、図3に示すように、ドライブ位置DPと、ニュートラル位置NPと、リバース位置RPと、を含む。すなわち、本実施形態では、電動アクチュエータ10は、運転者のシフト操作に基づいてバルブ操作部62の位置を、ドライブ位置DPと、ニュートラル位置NPと、リバース位置RPと、パーキング位置PPとの間で切り換える。本実施形態において、パーキング位置PPは、ロックギヤGがロック状態となるロック位置であり、非パーキング位置は、ロックギヤGがアンロック状態となる非ロック位置である。
ドライブ位置DPは、車両のギヤがドライブである場合のバルブ操作部62の位置である。ニュートラル位置NPは、車両のギヤがニュートラルである場合のバルブ操作部62の位置である。リバース位置RPは、車両のギヤがリバースである場合のバルブ操作部62の位置である。パーキング位置PPは、車両のギヤがパーキングである場合のバルブ操作部62の位置である。図1は、例えば、バルブ操作部62が非パーキング位置のうちリバース位置RPにある場合を示している。図2は、例えば、バルブ操作部62がパーキング位置PPにある場合を示している。
図3に示すように、パーキング位置PPにおいてバルブ操作部62は、上側から見て前後方向Xに対して第2回転方向θ2側に傾く仮想線LPに沿って配置される。図示は省略するが、リバース位置RPにおいてバルブ操作部62は、上側から見て前後方向Xに延びる仮想線LRに沿って配置される。ニュートラル位置NPにおいてバルブ操作部62は、上側から見て前後方向Xに対して第1回転方向θ1側に傾く仮想線LNに沿って配置される。ドライブ位置DPにおいてバルブ操作部62は、上側から見て前後方向Xに対して仮想線LNよりも第1回転方向θ1側に傾く仮想線LDに沿って配置される。
バルブ操作部62における先端部の左右方向Yの位置は、例えば、パーキング位置PP、リバース位置RP、ニュートラル位置NP、ドライブ位置DPの順に、左側から右側になる。バルブ操作部62における先端部の左右方向Yの位置が変化するとともに、バルブ操作部62における先端部が連結されたマニュアルバルブ72の左右方向Yの位置が変化する。つまり、マニュアルバルブ72の左右方向Yの位置は、パーキング位置PP、リバース位置RP、ニュートラル位置NP、ドライブ位置DPの順に、左側から右側になる。このようにして、バルブ操作部62は、マニュアルバルブ72を移動させる。
図1および図2に示すように、ロックアーム71は、例えば、アーム操作部61の前側に配置されている。ロックアーム71は、回転軸71dを中心として回転可能に配置されている。回転軸71dは、左右方向Yに延びる軸である。ロックアーム71は、第1部分71aと、第2部分71bと、を有する。第1部分71aは、回転軸71dから後側に延びている。第1部分71aの後端は、支持部61cの外周面に接触している。第2部分71bは、回転軸71dから上側に向かって前側に僅かに傾いて延びている。第2部分71bは、上端部に前側に突出する噛合部71cを有する。
ロックアーム71は、ロッド61bおよび支持部61cの前後方向Xへの移動に伴って、回転軸71d回りに回転する。例えば、出力シャフト60が図1に示す状態から第2回転方向θ2に回転すると、ロッド61bおよび支持部61cが前側に移動する。支持部61cの外径は、前側から後側に向かうに従って大きくなるため、支持部61cが前側に移動すると、支持部61cに接触する第1部分71aが上側に持ち上げられ、ロックアーム71が回転軸71dを中心として左側から見て反時計回りに回転する。これにより、噛合部71cがロックギヤGに近づき、図2に示すように、歯部Ga同士の間に噛み合う。
このとき、歯部Gaの位置によっては、噛合部71cが歯部Gaに接触し、ロックアーム71は、噛合部71cが歯部Ga同士の間に噛み合う位置まで回転できない場合がある。このような場合であっても、本実施形態では、支持部61cがロッド61bに対して前後方向Xに移動可能であるため、ロッド61bはパーキング位置PPに移動しつつ、支持部61cがパーキング位置PPよりも後側に位置する状態を許容できる。これにより、出力シャフト60の回転が阻害されることを抑制でき、電動アクチュエータ10に負荷が掛かることを抑制できる。
また、ロッド61bがパーキング位置PPに位置し、支持部61cがパーキング位置PPよりも後側に位置する状態では、コイルバネ61fが圧縮変形した状態となる。そのため、コイルバネ61fによって支持部61cに前向きの弾性力が加えられる。これにより、支持部61cを介して、コイルバネ61fからロックアーム71に、回転軸71dを中心として左側から見て反時計回りに回転する向きの回転モーメントが加えられる。したがって、ロックギヤGが回転して歯部Gaの位置がずれると、ロックアーム71が回転して、噛合部71cが歯部Ga同士の間に噛み合う。
一方、例えば、出力シャフト60が図2に示す状態から第1回転方向θ1に回転すると、ロッド61bおよび支持部61cが後側に移動する。支持部61cが後側に移動すると、支持部61cによって持ち上げられていた第1部分71aが自重で、あるいはロックギヤGから力を受けて下側に移動し、ロックアーム71が回転軸71dを中心として左側から見て時計回りに回転する。これにより、噛合部71cがロックギヤGから離れ、図1に示すように、歯部Ga同士の間から外れる。
図4に示すように、電動アクチュエータ10は、モータ部20と、伝達機構部30と、第1回転センサ51と、第2回転センサ52と、制御装置40と、を備える。伝達機構部30は、モータ部20の回転を出力シャフト60に伝える。伝達機構部30には、例えば、モータ部20における図示しないロータのシャフトが連結されている。本実施形態において伝達機構部30は、減速機である。
なお、本明細書においてモータ部20の回転とは、モータ部20における図示しないロータの回転である。また、本明細書において、モータ部20の回転角度とは、モータ部20における図示しないロータの回転角度であり、モータ部20の回転角速度とは、モータ部20における図示しないロータの回転角速度である。
第1回転センサ51は、モータ部20の回転を検出可能なセンサである。より詳細には、第1回転センサ51は、例えば、モータ部20における図示しないシャフトの回転を検出可能である。第1回転センサ51は、所定の間隔でモータ部20の回転を検出する。第1回転センサ51は、例えば、磁気センサである。第1回転センサ51は、例えば、ホールICなどのホール素子である。
第2回転センサ52は、出力シャフト60の回転を検出可能なセンサである。第2回転センサ52は、所定の間隔で出力シャフト60の回転を検出する。第2回転センサ52が出力シャフト60の回転を検出する間隔は、例えば、第1回転センサ51がモータ部20の回転を検出する間隔よりも大きい。第2回転センサ52は、例えば、磁気センサである。第2回転センサ52は、例えば、ホールICなどのホール素子である。
制御装置40は、電動アクチュエータ10に設けられ、出力シャフト60の回転角度に基づいてモータ部20を制御する制御装置である。本実施形態において制御装置40は、車両に搭載され、車両のシフト操作に基づいてモータ部20を制御する。制御装置40は、回転角度指令部41と、回転角度制御部42と、回転角速度制御部43と、電流制御部44と、インバータ部45と、電流検出部46と、回転角速度計算部47と、回転角度計算部48と、故障検出部49と、記憶部50と、を備える。なお、図4において機能ブロックで示される制御装置40の各部は、制御装置40が各部の機能を有しているならば、制御装置40においてどのように構成されていてもよい。
回転角度指令部41には、移動指令CSが入力される。移動指令CSは、車両のシフト操作が行われることで、電動アクチュエータ10に送られる信号である。移動指令CSは、例えば、車両のエンジンコントロールユニットから送られる。移動指令CSには、車両のギヤをいずれのギヤに切り替えるについての情報が含まれている。回転角度指令部41は、移動指令CSに基づいて、目標角度指令41aを回転角度制御部42に出力する。目標角度指令41aは、出力シャフト60の目標回転角度を含む。
回転角度制御部42は、入力された目標角度指令41aに基づいて、角速度指令42aを回転角速度制御部43に出力する。回転角速度制御部43は、入力された角速度指令42aに基づいて、電流指令43aを電流制御部44に出力する。電流制御部44は、電流指令43aに基づいてインバータ部45に信号を送る。インバータ部45には、電動アクチュエータ10の外部から電流が供給される。インバータ部45は、電流指令43aからの信号に基づいて、外部から供給された電流の周波数を変換する。インバータ部45は、周波数を変換した電流をモータ部20に供給する。電流検出部46は、インバータ部45からモータ部20に出力される電流を検出する。電流検出部46の検出結果は、電流制御部44に入力される。
回転角速度計算部47には、第1回転センサ51からの信号が入力される。回転角速度計算部47は、第1回転センサ51の検出結果に基づいてモータ部20の回転角速度を算出可能である。回転角速度計算部47は、第1タイミングにおいて検出された第1回転センサ51の検出結果と第1タイミングの次の第2タイミングにおいて検出された第1回転センサ51の検出結果との差分に基づいて、モータ部20の回転角速度を算出する。このようにして算出されたモータ部20の回転角速度を用いることで、モータ部20の回転を好適に制御できる。回転角速度計算部47において算出されたモータ部20の回転角速度は、回転角速度制御部43に入力される。
回転角度計算部48には、第2回転センサ52からの信号が入力される。回転角度計算部48は、第2回転センサ52の検出結果に基づいて出力シャフト60の回転角度を算出可能である。回転角度計算部48において算出された出力シャフト60の回転角度は、回転角度制御部42に入力される。本実施形態において回転角度計算部48には、第1回転センサ51からの信号も入力される。本実施形態において回転角度計算部48は、第1回転センサ51の検出結果に基づいてモータ部20の回転角度を算出可能である。
故障検出部49には、第2回転センサ52からの信号が入力される。故障検出部49は、第2回転センサ52の検出結果に基づいて第2回転センサ52が故障したか否かを検出可能である。故障検出部49は、例えば、第2回転センサ52からエラー信号が入力された場合、および第2回転センサ52から入力された信号の値が不正な場合などに第2回転センサ52が故障していると判断する。第2回転センサ52から入力された信号の値が不正な場合とは、例えば、第2回転センサ52から入力された信号の値が、第2回転センサ52から前回入力された信号の値に対して所定値以上離れているような場合を含む。故障検出部49の検出結果は、回転角度計算部48に入力される。
記憶部50は、出力シャフト60の回転角度に関する情報を記憶可能である。出力シャフト60の回転角度に関する情報は、例えば、出力シャフト60の回転角度、および出力シャフト60の回転角度に応じた第2回転センサ52の検出結果などを含む。本実施形態において、記憶部50には、回転角度計算部48において算出された出力シャフト60の回転角度が記憶される。
本実施形態において記憶部50は、揮発性メモリ50aと、不揮発性メモリ50bと、を有する。揮発性メモリ50aには、例えば、回転角度計算部48によって出力シャフト60の回転角度が算出される度に、出力シャフト60の回転角度が書き込まれる。つまり、本実施形態において制御装置40は、第2回転センサ52によって出力シャフト60の回転が検出される度に、現在の出力シャフト60の回転角度に関する情報を揮発性メモリ50aに書き込む。揮発性メモリ50aに記憶された出力シャフト60の回転角度は、例えば、次に出力シャフト60の回転角度が書き込まれた際に上書きされる。
不揮発性メモリ50bには、例えば、電動アクチュエータ10の電源がOFFされる際に、回転角度計算部48によって算出された出力シャフト60の回転角度が書き込まれる。つまり、本実施形態において制御装置40は、電動アクチュエータ10の電源がOFFにされる際に、現在の出力シャフト60の回転角度に関する情報を不揮発性メモリ50bに書き込む。不揮発性メモリ50bに記憶された出力シャフト60の回転角度は、例えば、次に出力シャフト60の回転角度が書き込まれた際に上書きされる。
電動アクチュエータ10の電源がOFFされる際とは、電動アクチュエータ10が処理を終了した後に正常に電動アクチュエータ10の電源がOFFされる際と、事故などにより電動アクチュエータ10への外部からの電力供給が意図せず遮断されて電動アクチュエータ10の電源がOFFされる際と、を含む。事故などにより電動アクチュエータ10への外部からの電力供給が意図せず遮断された場合には、例えば、電動アクチュエータ10に搭載された図示しないコンデンサに蓄えられた電力が電動アクチュエータ10に供給される。これにより、電動アクチュエータ10の電源が突然OFFになることを抑制でき、電動アクチュエータ10の電源を正常時と同様に緩やかに電圧を降下させつつOFFにすることができる。このような場合、不揮発性メモリ50bへの書き込みは、図示しないコンデンサに蓄えられた電力を利用して行われる。
制御装置40は、例えば、図5に示すフローチャートに沿ってモータ部20の制御を行う。電動アクチュエータ10の電源がONにされると制御装置40は、第2回転センサ52が正常に動作しているか否かを判断する(ステップS1)。本実施形態において制御装置40は、故障検出部49によって第2回転センサ52が故障しているか否かを判断し、第2回転センサ52が正常に動作しているか否かを判断する。制御装置40は、故障検出部49によって第2回転センサ52が故障していないと判断された場合、第2回転センサ52が正常に動作していると判断する。一方、制御装置40は、故障検出部49によって第2回転センサ52が故障していると判断された場合、第2回転センサ52が正常に動作していないと判断する。
第2回転センサ52が正常に動作していると判断した場合(ステップS1:YES)、制御装置40は、第2回転センサ52の検出結果に基づいて、出力シャフト60の初期回転角度を取得する(ステップS2a)。具体的に制御装置40は、回転角度計算部48によって、出力シャフト60の初期回転角度を取得する。
一方、第2回転センサ52が正常に動作していないと判断した場合(ステップS1:NO)、制御装置40は、前回電源がOFFにされた際に、不揮発性メモリ50bに保存された出力シャフト60の回転角度を読み出して、出力シャフト60の初期回転角度を取得する(ステップS2b)。
なお、例えば、電動アクチュエータ10の電源が初めてONにされる場合において第2回転センサ52が正常に動作していないと判断した場合には、制御装置40は、予め不揮発性メモリ50bに保存されていた出力シャフト60の回転角度を読み出して、出力シャフト60の初期回転角度を取得する。
出力シャフト60の初期回転角度を取得した後、制御装置40は、モータ部20の制御を開始する(ステップS3)。モータ部20の制御を開始した後、制御装置40は、再び第2回転センサ52が正常に動作しているか否かを判断する(ステップS4)。ステップS4における判断は、例えば、ステップS1における判断と同様にできる。
第2回転センサ52が正常に動作していると判断した場合(ステップS4:YES)、制御装置40は、回転角度計算部48において、第2回転センサ52の検出結果に基づいて、出力シャフト60の回転角度を算出し、モータ部20を制御する(ステップS5a)。
一方、第2回転センサ52が正常に動作していないと判断した場合(ステップS4:NO)、制御装置40は、回転角度計算部48において、第1回転センサ51の検出結果と、記憶部50に記憶された出力シャフト60の回転角度と、に基づいて、出力シャフト60の回転角度を算出し、モータ部20を制御する(ステップS5b)。つまり、回転角度計算部48は、第2回転センサ52が故障した場合、第1回転センサ51の検出結果と、第2回転センサ52が故障するよりも前に記憶部50に記憶された出力シャフト60の回転角度に関する情報と、に基づいて、出力シャフト60の回転角度を算出する。
本実施形態において回転角度計算部48は、第2回転センサ52が故障した場合、第2回転センサ52が故障する前に最後に記憶部50に記憶された出力シャフト60の回転角度と、モータ部20の回転角度と、減速機である伝達機構部30の減速比と、に基づいて、出力シャフト60の回転角度を算出する。回転角度計算部48は、例えば、第2回転センサ52が故障する前に最後に記憶部50に記憶された出力シャフト60の回転角度に対して、当該記憶された出力シャフト60の回転角度が記憶部50に記憶された時点から現在までに回転したモータ部20の回転角度を減速比で割った値を足し合わせることで、現在の出力シャフト60の回転角度を算出する。
なお、ステップS1において第2回転センサ52が正常に動作していないと判断していた場合、制御装置40は、ステップS4において、故障検出部49の検出結果などによらず、第2回転センサ52が正常に動作していないと判断してもよい。
本実施形態では、モータ部20の制御中において制御装置40は、回転角度計算部48によって算出された出力シャフト60の回転角度を揮発性メモリ50aに書き込む(ステップS6)。制御装置40は、出力シャフト60の回転角度が目標回転角度に到達したか否かを判断する(ステップS7)。ステップS6およびステップS7は、例えば、第2回転センサ52が故障しているか否かによらず、モータ部20を制御している最中において、回転角度計算部48において出力シャフト60の回転角度が算出される度に行われる。
出力シャフト60の回転角度が目標回転角度に到達していないと判断した場合(ステップS7:NO)、制御装置40は、ステップS4からステップS6までを繰り返し、モータ部20の制御を継続する。一方、出力シャフト60の回転角度が目標回転角度に到達したと判断した場合(ステップS7:YES)、制御装置40は、モータ部20の制御を停止する(ステップS8)。モータ部20の制御を停止した後において、制御装置40は、電動アクチュエータ10の電源がOFFにされる際に、現在の出力シャフト60の回転角度を不揮発性メモリ50bに書き込む(ステップS9)。なお、ステップS9は、例えば、第2回転センサ52が故障しているか否かによらず、電動アクチュエータ10の電源がOFFにされる度に行われる。その後、電動アクチュエータ10の電源がOFFにされる。
例えば、モータ部20と伝達機構部30との連結にはガタがあり、モータ部20の回転と出力シャフト60の回転との間にはズレが生じる場合がある。そのため、例えば、第1回転センサ51に基づいて検出されたモータ部20の回転角度のみから出力シャフト60の回転角度を算出する場合、算出される出力シャフト60の回転角度は、実際の出力シャフト60の回転角度に対して大きくずれる虞がある。
これに対して、本実施形態によれば、回転角度計算部48は、第2回転センサ52が故障した場合、第1回転センサ51の検出結果と、第2回転センサ52が故障するよりも前に記憶部50に記憶された出力シャフト60の回転角度に関する情報と、に基づいて、出力シャフト60の回転角度を算出する。そのため、第1回転センサ51の検出結果のみから出力シャフト60の回転角度を算出する場合に比べて、出力シャフト60の回転角度を精度よく算出できる。つまり、故障する前の第2回転センサ52の検出結果に基づいて精度よく得られた出力シャフト60の回転角度に関する情報を用いることで、第1回転センサ51の検出結果に基づいて算出される出力シャフト60の回転角度の精度を向上させることができる。したがって、出力シャフト60の回転角度を検出可能な第2回転センサ52が故障した場合であっても、出力シャフト60の回転角度の制御精度が低下することを抑制できる。そのため、第2回転センサ52が故障した場合であっても、制御装置40は、車両のシフト操作に基づいて好適にモータ部20を制御できる。これにより、第2回転センサ52が故障した場合であっても、電動アクチュエータ10によって、車両のギヤを、パーキング、リバース、ニュートラル、ドライブの間で好適に切り換えることができる。
具体的に本実施形態では、回転角度計算部48は、第2回転センサ52が故障した場合、第2回転センサ52が故障する前に最後に記憶部50に記憶された出力シャフト60の回転角度と、モータ部20の回転角度と、減速機である伝達機構部30の減速比と、に基づいて、出力シャフト60の回転角度を算出する。そのため、例えば、モータ部20の回転角度を伝達機構部30の減速比で割って得られる角度を、第2回転センサ52が故障する前に最後に記憶部50に記憶された出力シャフト60の回転角度に足し合わせるなどすることで、好適に出力シャフト60の回転角度を算出できる。
また、本実施形態によれば、記憶部50は、不揮発性メモリ50bを有する。そのため、電動アクチュエータ10の電源がOFFにされて電動アクチュエータ10に電力が供給されていない状態でも、不揮発性メモリ50bに、出力シャフト60の回転角度に関する情報を保存しておくことができる。これにより、例えば、電動アクチュエータ10の電源がOFFとなっている間に第2回転センサ52が故障した場合であっても、電動アクチュエータ10の電源がONにされた直後から、第2回転センサ52が故障する前に不揮発性メモリ50bに保存された出力シャフト60の回転角度に関する情報に基づいて、出力シャフト60の回転角度を算出できる。したがって、電動アクチュエータ10の電源がOFFとなっている間に第2回転センサ52が故障した場合であっても、電動アクチュエータ10の電源がONにされた直後から、出力シャフト60の回転角度を精度よく算出できる。具体的には、例えば、制御装置40は、上述したステップS2bのように、モータ部20を制御し始める際の出力シャフト60の初期回転角度を不揮発性メモリ50bから精度よく取得することができる。
ここで、一般的に、不揮発性メモリ50bは、揮発性メモリ50aに比べて情報を書き込める回数が少ない。そのため、例えば、モータ部20を制御している最中に第2回転センサ52に基づいて所定の間隔で算出される出力シャフト60の回転角度を不揮発性メモリ50bにその都度書き込んでいると、書き込みができる上限回数をすぐに超えてしまい、不揮発性メモリ50bに情報を書き込めなくなる虞がある。
これに対して、本実施形態によれば、記憶部50は、不揮発性メモリ50bとは別に、揮発性メモリ50aも有する。そのため、モータ部20を制御している最中に取得される出力シャフト60の回転角度に関する情報を揮発性メモリ50aに書き込むことで、不揮発性メモリ50bの書き込み回数が上限を超えることを抑制できる。また、モータ部20を制御している最中において揮発性メモリ50aに出力シャフト60の回転角度に関する情報を記憶させておくことができるため、モータ部20を制御している最中に第2回転センサ52が故障した場合であっても、揮発性メモリ50aに保存された情報を参照することで、上述したように出力シャフト60の回転角度を精度よく算出することができる。
本実施形態によれば、制御装置40は、第2回転センサ52によって出力シャフト60の回転が検出される度に、現在の出力シャフト60の回転角度に関する情報を揮発性メモリ50aに書き込み、かつ、電動アクチュエータ10の電源がOFFにされる際に、現在の出力シャフト60の回転角度に関する情報を不揮発性メモリ50bに書き込む。このように揮発性メモリ50aと不揮発性メモリ50bとを使い分けることで、電動アクチュエータ10の電源をONにした際に第2回転センサ52が故障していた場合であっても、モータ部20を制御している最中に第2回転センサ52が故障した場合であっても、各メモリに保存された情報を適宜参照することで、出力シャフト60の回転角度を精度よく算出できる。したがって、出力シャフト60の回転角度の制御精度が低下することをより好適に抑制できる。
本発明は上述の実施形態に限られず、本発明の技術的思想の範囲内において、他の構成および他の方法を採用することもできる。制御装置は、揮発性メモリと不揮発性メモリとに対して、どのように出力シャフトの回転角度に関する情報を書き込んでもよい。記憶部は、揮発性メモリのみを有していてもよいし、不揮発性メモリのみを有していてもよい。記憶部は、複数の揮発性メモリを有してもよいし、複数の不揮発性メモリを有してもよい。記憶部には、出力シャフトの回転角度に関する情報が上書きされずに蓄積されていってもよいし、出力シャフトの回転角度に関する情報が所定の個数蓄積された後に、古い情報から順に上書きされていってもよい。
回転角度計算部は、第2回転センサが故障した場合、記憶部に記憶された出力シャフトの回転角度に関する情報のうち出力シャフトの回転角度以外の情報に基づいて、出力シャフトの回転角度を算出してもよい。回転角度計算部は、第2回転センサが故障した場合、記憶部に記憶された第2回転センサの検出結果に基づいて、出力シャフトの回転角度を算出してもよい。
第2回転センサが故障した場合に回転角度計算部が用いる記憶部に記憶された出力シャフトの回転角度に関する情報は、第2回転センサが故障するよりも前に記憶された情報であれば、特に限定されない。例えば、回転角度計算部は、第2回転センサが故障した場合、第2回転センサが故障する前に最後に記憶部に記憶された出力シャフトの回転角度と、当該最後に記憶された情報の1つ前に記憶された出力シャフトの回転角度と、を用いて出力シャフトの回転角度を算出してもよい。
伝達機構部は、モータ部の回転を出力シャフトに伝えることができるならば、どのような構造であってもよい。伝達機構部は、増速機であってもよいし、モータ部の回転を変速しない機構であってもよい。
第1回転センサは、モータ部の回転を検出可能であれば、どのようなセンサであってもよい。第2回転センサは、出力シャフトの回転を検出可能であれば、どのようなセンサであってもよい。第1回転センサおよび第2回転センサは、磁気抵抗素子であってもよいし、光学式のセンサであってもよい。第1回転センサは、複数設けられてもよい。第2回転センサは、複数設けられてもよい。
本発明が適用される制御装置および電動アクチュエータの用途は、特に限定されない。制御装置および電動アクチュエータは、車両に搭載される機器のうち、運転者のシフト操作に基づいて駆動されるシフト・バイ・ワイヤ方式のアクチュエータ装置以外の機器に搭載されてもよい。制御装置および電動アクチュエータは、車両以外の機器に搭載されてもよい。以上に本明細書において説明した各構成および各方法は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
10…電動アクチュエータ、20…モータ部、30…伝達機構部、40…制御装置、47…回転角速度計算部、48…回転角度計算部、50…記憶部、50a…揮発性メモリ、50b…不揮発性メモリ、51…第1回転センサ、52…第2回転センサ、60…出力シャフト

Claims (7)

  1. モータ部と前記モータ部の回転を出力シャフトに伝える伝達機構部と前記モータ部の回転を検出可能な第1回転センサと前記出力シャフトの回転を検出可能な第2回転センサとを備える電動アクチュエータに設けられ、前記出力シャフトの回転角度に基づいて前記モータ部を制御する制御装置であって、
    前記第2回転センサの検出結果に基づいて前記出力シャフトの回転角度を算出可能な回転角度計算部と、
    前記出力シャフトの回転角度に関する情報を記憶可能な記憶部と、
    を備え、
    前記回転角度計算部は、前記第2回転センサが故障した場合、前記第1回転センサの検出結果と、前記第2回転センサが故障するよりも前に前記記憶部に記憶された前記出力シャフトの回転角度に関する情報と、に基づいて、前記出力シャフトの回転角度を算出する、制御装置。
  2. 前記記憶部は、
    揮発性メモリと、
    不揮発性メモリと、
    を有する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記第2回転センサによって前記出力シャフトの回転が検出される度に、現在の前記出力シャフトの回転角度に関する情報を前記揮発性メモリに書き込み、かつ、
    前記電動アクチュエータの電源がOFFにされる際に、現在の前記出力シャフトの回転角度に関する情報を前記不揮発性メモリに書き込む、請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記伝達機構部は、減速機であり、
    前記記憶部には、前記回転角度計算部において算出された前記出力シャフトの回転角度が記憶され、
    前記回転角度計算部は、
    前記第1回転センサの検出結果に基づいて前記モータ部の回転角度を算出可能であり、かつ、
    前記第2回転センサが故障した場合、前記第2回転センサが故障する前に最後に前記記憶部に記憶された前記出力シャフトの回転角度と、前記モータ部の回転角度と、前記減速機の減速比と、に基づいて、前記出力シャフトの回転角度を算出する、請求項1から3のいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 前記第1回転センサの検出結果に基づいて前記モータ部の回転角速度を算出可能な回転角速度計算部をさらに備え、
    前記第1回転センサは、所定の間隔で前記モータ部の回転を検出し、
    前記回転角速度計算部は、第1タイミングにおいて検出された前記第1回転センサの検出結果と前記第1タイミングの次の第2タイミングにおいて検出された前記第1回転センサの検出結果との差分に基づいて、前記モータ部の回転角速度を算出する、請求項1から4のいずれか一項に記載の制御装置。
  6. 車両に搭載され、前記車両のシフト操作に基づいて前記モータ部を制御する、請求項1から5のいずれか一項に記載の制御装置。
  7. モータ部と、
    前記モータ部の回転を出力シャフトに伝える伝達機構部と、
    前記モータ部の回転を検出可能な第1回転センサと、
    前記出力シャフトの回転を検出可能な第2回転センサと、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の制御装置と、
    を備える、電動アクチュエータ。
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