JP2022045804A - チャットシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】チャットの中で手軽に相手に届かないメッセージを書き込むことができ、しかも、相手に伝えたくないメッセージが誤って相手に届いてしまうことを十分に回避することができるチャットシステムを提供する。【解決手段】チャットシステムは、確定ボタンの操作に応じて、第1入力枠46内に表示される第1テキストを特定する第1テキストデータをメッセージサーバーに送信する第1登録手段と、第1入力枠に連携して表示される選択ボタンの操作に応じて画面に第1入力枠から視覚的に相違する第2入力枠55を表示し、文字入力の操作に応じて第2入力枠55内に表示される第3テキスト57を特定する第3テキストデータを一時的に保持する第2入力手段と、確定ボタン58の操作に応じて、メッセージサーバーに送信せずに、第2入力手段に保持される第3テキストデータを登録する第3登録手段とを備える。【選択図】図5
Description
本発明は、文字入力の操作に応じて画面上の入力枠内に表示される第1テキストを特定する第1テキストデータを一時的に保持する入力手段と、確定ボタンの操作に応じてチャットデータに時系列で第1テキストデータを登録しメッセージサーバーに第1テキストデータを送信する第1登録手段と、メッセージサーバーから第2テキストを特定する第2テキストデータを受信し時系列でチャットデータに受信した第2テキストデータを登録する第2登録手段と、チャットデータに基づき画面に第1テキストおよび第2テキストを表示する表示処理手段とを備えるチャットシステムに関する。
例えば特許文献1に開示されるように、チャットシステムは一般に知られる。チャットシステムでは例えば第1モバイル端末(スマートフォン端末)および第2モバイル端末(スマートフォン端末)の間でリアルタイムでメッセージがやりとりされることができる。テキストに基づき会話(チャット)は成立する。テキストに代えて絵文字やスタンプがメッセージとして用いられることもできる。テキストに加えて、画像、写真、ファイル、その他のデータが送信されることもできる。チャットでは全てのメッセージはチャットの参加者たちの間で公開される。メッセージの公開は会話の成立にあたって欠かせない。
ところで、ライティングセラピーは広く知られる。ライティングセラピーでは、怒りや悲しみその他ネガティブな感情を文字として表現することで精神的なストレスの緩和が実現されると言われる。例えば、チャットしながら、会話の途中で相手に気づかれないようにネガティブな感情をメッセージとして書き込むことができたら、精神的なストレスは軽減されるかもしれない。このとき、メッセージの書き手は、相手に伝えたくないメッセージが誤って相手に届いてしまうことを懸念するかもしれない。
本発明は、チャットの中で手軽に相手に届かないメッセージを書き込むことができ、しかも、相手に伝えたくないメッセージが誤って相手に届いてしまうことを十分に回避することができるチャットシステムを提供することを目的とする。
本発明の一形態は、文字入力の操作に応じて画面上の第1入力枠内に表示される第1テキストを特定する第1テキストデータを一時的に保持する第1入力手段と、確定ボタンの操作に応じてチャットデータに時系列で前記第1テキストデータを登録しメッセージサーバーに前記第1テキストデータを送信する第1登録手段と、前記メッセージサーバーから第2テキストを特定する第2テキストデータを受信し時系列で前記チャットデータに受信した前記第2テキストデータを登録する第2登録手段と、前記第1入力枠に連携して表示される選択ボタンの操作に応じて前記画面に前記第1入力枠から視覚的に相違する第2入力枠を表示し、文字入力の操作に応じて前記第2入力枠内に表示される第3テキストを特定する第3テキストデータを一時的に保持する第2入力手段と、確定ボタンの操作に応じて、前記メッセージサーバーに送信せずに、前記チャットデータに、前記第2入力手段に保持される前記第3テキストデータを登録する第3登録手段と、前記チャットデータに基づき前記画面に前記第1テキスト、前記第2テキストおよび前記第3テキストを表示する表示処理手段とを備えるチャットシステムに関する。
第1登録手段および第2登録手段の働きで文字入力の操作主体とメッセージサーバーに接続される他機の第1登録手段との間でチャットは実現されることができる。メッセージ(第1テキストおよび第2テキスト)は時系列でチャットデータに登録されていく。チャットデータに基づき画面にはメッセージが表示されることができる。第3登録手段は、メッセージサーバーに送信せずにチャットデータに第3テキストデータを登録する。したがって、第3テキストデータで特定される第3テキストはチャットの相手方に知られることはない。その一方で、文字入力の操作主体は画面上で第3テキストを確認することができる。こうして第3テキストデータは操作主体個人のメモやひとりごととして機能することができる。メモやひとりごとの書き込みにあたって、いちいち画面の切り替えは必要ないので、チャットの操作性は高められることができる。チャットの参加者は、気軽に自分向けにメモを書き込んだり、チャットの相手に気づかれずに内緒で怒りや悲しみその他のネガティブな感情をメッセージとして書き込んだりすることができる。
文字入力にあたって第2入力枠は第1入力枠から視覚的に相違する。操作主体は視覚的相違に基づき第1入力枠の文字入力と第2入力枠の文字入力とをそれぞれ明確に意識することができる。操作主体は、第1入力枠の使用時に、相手に伝えたくないメッセージの書き込みを回避することができる。相手に伝わらない第3テキストと思い込んで相手に伝わる第1テキストを入力する失態は防止されることができる。相手に伝えたくないメッセージが誤って相手に届いてしまうことは十分に回避されることができる。チャットの利用者は誤送信を心配せずに安心してひとりごとを書き込むことができる。
第1入力手段は同時に第2入力手段を兼ねてもよい。この場合には、例えば、色の変化などに基づき第1入力枠は視覚的に変化して第2入力枠を形成すればよい。
本発明の一形態は、文字入力の操作に応じて画面上の第1入力枠内に表示される第1テキストを特定する第1テキストデータを一時的に保持する第1入力手段と、確定ボタンの操作に応じてチャットデータに時系列で前記第1テキストデータを登録する第1登録手段と、メッセージサーバーから第2テキストを特定する第2テキストデータを受信し時系列で前記チャットデータに受信した前記第2テキストデータを登録する第2登録手段と、前記第1入力枠に連携して表示される選択ボタンの操作に応じて前記画面に前記第1入力枠から視覚的に相違する第2入力枠を表示し、文字入力の操作に応じて前記第2入力枠内に表示される第3テキストを特定する第3テキストデータを一時的に保持する第2入力手段と、確定ボタンの操作に応じて、前記チャットデータに標識付きで、前記第2入力手段に保持される前記第3テキストデータを登録する第3登録手段と、前記チャットデータに基づき前記画面に前記第1テキスト、前記第2テキストおよび前記第3テキストを表示する表示処理手段と、相手の端末に向けて前記第1テキストデータを送信し、相手の端末に到達する送信の対象から前記標識付きの前記第3テキストデータを排除する送信手段とを備えるチャットシステムに関する。
第1登録手段および第2登録手段の働きで文字入力の操作主体とメッセージサーバーに接続される他機の第1登録手段との間でチャットは実現されることができる。メッセージ(第1テキストおよび第2テキスト)は時系列でチャットデータに登録されていく。チャットデータに基づき画面にはメッセージが表示されることができる。第3登録手段は、チャットデータへの登録にあたって第3テキストデータに標識を付加する。標識付きの第3テキストデータは相手の端末に到達しない。したがって、標識付きの第3テキストデータで特定される第3テキストはチャットの相手方に知られることはない。その一方で、文字入力の操作主体は画面上で第3テキストを確認することができる。こうして標識付きの第3テキストデータは操作主体個人のメモやひとりごととして機能することができる。メモやひとりごとの書き込みにあたって、いちいち画面の切り替えは必要ないので、チャットの操作性は高められることができる。チャットの参加者は、気軽に自分向けにメモを書き込んだり、チャットの相手に気づかれずに内緒で怒りや悲しみその他のネガティブな感情をメッセージとして書き込んだりすることができる。標識は例えばフラグのオンオフ(「1」値または「0」値の選択)で実現されればよい。
文字入力にあたって第2入力枠は第1入力枠から視覚的に相違する。操作主体は視覚的相違に基づき第1入力枠の文字入力と第2入力枠の文字入力とをそれぞれ明確に意識することができる。操作主体は、第1入力枠の使用時に、相手に伝えたくないメッセージの書き込みを回避することができる。相手に伝わらない第3テキストと思い込んで相手に伝わる第1テキストを入力する失態は防止されることができる。相手に伝えたくないメッセージが誤って相手に届いてしまうことは十分に回避されることができる。チャットの利用者は誤送信を心配せずに安心してひとりごとを書き込むことができる。
ここでは、送信手段は、文字入力の操作主体に保持される端末に設置されて、当該端末からメッセージサーバーに向かって第3テキストデータの送信を禁止してもよく、あるいは、メッセージサーバーに設置されて、標識付きの第3テキストデータの転送を禁止しながら、受信した第1テキストデータおよび第2テキストデータを転送すればよい。メッセージサーバーでは標識付きの第3テキストデータは保持されてもよく破棄されてもよい。第1入力手段は同時に第2入力手段を兼ねてもよい。この場合には、例えば、色の変化などに基づき第1入力枠は視覚的に変化して第2入力枠を形成すればよい。
以上のように本発明によれば、チャットの中で手軽に相手に届かないメッセージを書き込むことができ、しかも、相手に伝えたくないメッセージが誤って相手に届いてしまうことを十分に回避することができるチャットシステムは提供される。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係るチャットシステム11の構成を概略的に示す。チャットシステム11は、インターネット12に接続されて、複数のスマートフォン端末(モバイル通信端末)13の間でチャットを確立するメッセージサーバー14を備える。メッセージサーバー14は、差出人のメッセージデータ(パケット)を受信し、メッセージデータに記述された宛て先にメッセージデータを送信する配信手段16を有する。差出人は、メッセージデータに記述される差出人の識別子(ID)で特定されることができる。同様に、宛て先は、メッセージデータに記述される宛て先の識別子(ID)で特定されることができる。メッセージデータには、テキスト(文字列)を特定するテキストデータのほか、絵文字やスタンプその他の画像を特定する画像データ、写真を特定する写真データ、ファイルを特定するファイルデータなどが含まれることができる。
ここでは、メッセージサーバー14は、配信手段16として機能する中央演算処理装置(CPU)17と、CPU17に接続されて、アプリケーションの実施にあたって一時的にプログラムやデータを保持するメモリー18と、CPU17に接続されて、プログラムやデータを格納するストレージ19とを備える。ストレージ19は例えばハードディスク駆動装置(HDD)を含む。ストレージ19には、例えば、チャット機能を担うチャット管理アプリケーションプログラムや、チャット(チャットルームまたはトークルーム)ごとにメッセージデータを記録するチャットデータ21が格納される。チャットは予め設定された参加者(ペアまたはグループ)ごとに成立する。チャットデータ21では、個々のチャットごとに、やりとりされたメッセージデータが時系列に記録される。CPU17でチャット管理アプリケーションプログラムが実行されると、CPU17の働きでチャット管理アプリケーションは動作する。こうして配信手段16は確立される。
スマートフォン端末13は、例えば、第1入力手段22、第2入力手段23、第1登録手段24、第2登録手段25、第3登録手段26および表示処理手段27として機能するプロセッサー(演算処理装置)28a、28bと、プロセッサー28a、28bに接続されて、チャットアプリケーションプログラム(モバイルアプリ)29やチャットデータ31a、31b、その他のプログラムやデータを格納するストレージ(ROMメモリー)32a、32bと、プロセッサー28a、28bに接続されて、一時的にアプリケーションプログラムやデータを保持するメモリー(RAMメモリー)33a、33bと、プロセッサー28a、28bに接続されて、画面上に画像を表示するディスプレイパネル34a、34bと、プロセッサー28a、28bに接続されて、画像ごとに画面で検出される接触の座標値を特定するタッチスクリーンパネル35a、35bとを備える。タッチスクリーンパネル35a、35bは、画面に表示される画像と、画面で検出される接触の座標値とに基づき、プロセッサー28a、28bに向けて利用者の指示やデータを入力する。プロセッサー28a、28bは通信回路36経由で通信網37に無線で接続されることができる。通信網37は、例えばゲートウエイでインターネット12に接続される携帯電話通信網であればよい。その他、プロセッサー28a、28bはWiFi(登録商標)回路38経由でWiFiルーター39に無線で接続されることができる。WiFiルーター39はインターネット12にWiFi回路38を接続する。
プロセッサー28a、28bでチャットアプリケーションプログラム29が実行されると、スマートフォン端末13でチャットアプリは動作する。チャットアプリは通信網37およびインターネット12経由でメッセージサーバー14に接続される。スマートフォン端末13のプロセッサー28a、28bとメッセージサーバー14の配信手段16との間でメッセージの経路は確立される。
図2に示されるように、チャットアプリで1つのチャット(チャットルーム)が選択されると、ディスプレイパネル34aの画面には決められた構図に従ってチャットルーム41が表示される。チャットルーム41では、ストレージ32aに格納されたチャットデータ31aに基づき、チャットの相手に向かって送信したメッセージ42a、42b、42cと、チャットの相手から受信したメッセージ43a、43bとが画面の上から下に向かって時系列で並べられる。個々のメッセージ42a、42b、42c、43a、43bごとにテキストや絵文字、スタンプは表示される。個々のメッセージ42a、42b、42c、43a、43bには、画像、写真、ファイル、その他のデータを特定するアイコンが付加されることができる。例えば、アイコンがタップされると、画像、写真、ファイル、その他のデータは画面に表示されることができる。個々のメッセージ42a、42b、42c、43a、43bには送信および受信のタイムスタンプ44が付加される。相手に向かって送信したメッセージ42a、42b、42cには例えば「既読」の文字列45が付加される。相手がチャットルームでメッセージ42a、42b、42cを表示すると、そのメッセージ42a、42b、42cに「既読」の文字列45は付加される。こうしてプロセッサー28aは表示処理手段27として機能する。
画面の下端には第1入力枠46が表示される。メッセージ42a、42b、42cの送信にあたって第1入力枠46には例えばテキスト(文字や数字)は入力される。テキストの入力にあたってタッチスクリーンパネル35aで第1入力枠46がタップされると、図3に示されるように、ディスプレイパネル34aの画面にはキーボード47が表示される。第1入力枠46の帯形状の背景46aはキーボード47の上方で文字入力の候補を含む枠48の上端に接する。第1入力枠46はチャットルーム41の下端に配置される。文字入力の操作に応じて画面上の第1入力枠46内にテキスト49は表示される。メモリー33aは、第1入力枠46内に表示されるテキスト49を特定するテキストデータを一時的に保持する。こうしてプロセッサー28aは第1入力手段22として機能する。
「確定」ボタン(アイコン)51が操作される(タップされる)と、一時的にメモリー33aに保持されたテキストデータはストレージ32a内のチャットデータ31aに時系列で登録される。図2に示されるように、チャットルーム41の画面ではテキストデータで特定されるテキスト52が追加される。プロセッサー28aはメッセージサーバー14に向けてテキストデータを送信する。テキストデータの送信にあたってプロセッサー28aはメッセージデータを生成する。メッセージデータではテキストデータに差出人のIDと宛て先のIDとが付加される。こうしてプロセッサー28aは第1登録手段24として機能する。
メッセージサーバー14からプロセッサー28aがメッセージデータを受信すると、図2に示されるように、チャットルーム41の画面にはテキスト53が追加される。テキスト53の追加にあたってプロセッサー28aはメッセージデータからテキストデータを抽出する。抽出されたテキストデータに基づきテキスト53は表示される。抽出されたテキストデータはストレージ32a内のチャットデータ31aに時系列で登録される。こうしてプロセッサー28aは第2登録手段25として機能する。
図4に示されるように、第1入力枠46の表示に連携して画面には「ひとりごと」ボタン(アイコン)54が表示される。このとき、第1入力枠46はブランクに保持される。ブランクは最初の文字の入力待ち状態を示す。「ひとりごと」ボタン54は第1入力枠46の背景46aに埋め込まれる。
「ひとりごと」ボタン54が操作される(タップされる)と、図5に示されるように、プロセッサー28aは画面に第2入力枠55を表示する。第2入力枠55は第1入力枠46から視覚的に相違する。ここでは、第2入力枠55の帯形状の背景55aは第1入力枠46のそれから色で識別される。第2入力枠55の背景55aはキーボード47の上方で文字入力の候補を含む枠48の上端に接する。第2入力枠55は第1入力枠46と同様にチャットルーム41の下端に配置される。文字入力の操作に応じて画面上の第2入力枠55内にテキスト57は表示される。メモリー33aは、第2入力枠55内に表示されるテキスト57を特定するテキストデータを一時的に保持する。こうしてプロセッサー28aは第2入力手段23として機能する。
「確定」ボタン(アイコン)58が操作される(タップされる)と、プロセッサー28aは、メッセージデータを作成せずに、ストレージ32a内のチャットデータ31aに、一時的にメモリー33aに保持されたテキストデータを時系列で登録する。メッセージデータは作成されないことから、プロセッサー28aはメッセージサーバー14に向かってテキストデータを送信しない。テキストデータの送信は禁止される。図6に示されるように、チャットルーム41の画面ではテキストデータで特定されるテキスト59が追加される。チャットルーム41の画面では例えば「既読」の文字列45に代えて「ひとりごと」の文字列61が表示される。こうしてプロセッサー28aは第3登録手段26として機能する。同様に、スマートフォン端末13bでは、プロセッサー28bは、第1入力手段22、第2入力手段23、第1登録手段24、第2登録手段25、第3登録手段26および表示処理手段27として機能する。
こうして「確定」ボタン58が操作されると、第2入力枠55は画面から隠される。第2入力枠55は視覚的に消失する。図6に示されるように、ディスプレイパネル34aの画面には第2入力枠55に代えて再び第1入力枠46が表示される。
いま、1つのスマートフォン端末13aの所有者と、1つのスマートフォン端末13bの所有者との間でチャットが成立する場面を想定する。スマートフォン端末13aのプロセッサー28aはインターネット12経由でメッセージサーバー14の配信手段16に接続される。同様に、他のスマートフォン端末13bのプロセッサー28bはインターネット12経由でメッセージサーバー14の配信手段16に接続される。スマートフォン端末13aのプロセッサー28aとスマートフォン端末13bのプロセッサー28bとは配信手段16経由で相互に接続される。
スマートフォン端末13aで第1入力枠46に第1テキストが表示されながら「確定」ボタン51が操作されると、プロセッサー28aは、時系列でストレージ32a内のチャットデータ31aに第1テキストを特定する第1テキストデータを登録する。ストレージ32a内のチャットデータ31aに基づき第1テキストはディスプレイパネル34aの画面に表示される。第1テキストデータはメッセージデータに組み込まれてメッセージサーバー14に向けて送信される。配信手段16は、メッセージデータを受信すると宛て先のスマートフォン端末13bに向けてメッセージデータを転送する。メッセージデータには配信手段16の受信日時が追記される。配信手段16はストレージ19内のチャットデータ21に時系列で第1テキストデータを登録する。
転送されたメッセージデータはスマートフォン端末13bのプロセッサー28bで受信される。プロセッサー28bはストレージ32b内のチャットデータ31bに第1テキストデータを登録する。ストレージ32b内のチャットデータ31bに基づき第1テキストはディスプレイパネル34bの画面に表示される。第1テキストの表示の完了はメッセージサーバー14の配信手段16に通知される。配信手段16はチャットデータ21内の第1テキストデータに「既読」の通知を関連づける。「既読」の通知はチャットデータ21に登録される。
「既読」の事象はスマートフォン端末13aのプロセッサー28aに通知される。プロセッサー28aは、ストレージ32a内のチャットデータ31aに登録された第1テキストデータに「既読」の事象を関連づける。ディスプレイパネル34aの画面ではストレージ32a内のチャットデータ31aに基づき第1テキストに「既読」の文字列45が表記される。
次に、スマートフォン端末13bで第1入力枠46に第2テキストが表示されながら「確定」ボタン51が操作されると、プロセッサー28bは、時系列でストレージ32b内のチャットデータ31bに第2テキストを特定する第2テキストデータを登録する。ストレージ32b内のチャットデータ31bに基づき第2テキストはディスプレイパネル34bの画面に表示される。第2テキストデータはメッセージデータに組み込まれてメッセージサーバー14に向けて送信される。配信手段16は、メッセージデータを受信すると宛て先のスマートフォン端末13aに向けてメッセージデータを転送する。メッセージデータには配信手段16の受信日時が追記される。配信手段16はストレージ19内のチャットデータ21に時系列で第1テキストデータに続き第2テキストデータを登録する。
転送されたメッセージデータはスマートフォン端末13aのプロセッサー28aで受信される。プロセッサー28aはストレージ32a内のチャットデータ31aに時系列で第2テキストデータを登録する。ストレージ32a内のチャットデータ31aに基づき第2テキストはディスプレイパネル34aの画面に表示される。第2テキストの表示の完了はメッセージサーバー14の配信手段16に通知される。配信手段16はチャットデータ21内の第2テキストデータに「既読」の通知を関連づける。「既読」の通知はチャットデータ21に登録される。
「既読」の事象はスマートフォン端末13bのプロセッサー28bに通知される。プロセッサー28bは、ストレージ32b内のチャットデータ31bに登録された第2テキストデータに「既読」の事象を関連づける。ディスプレイパネル34bの画面ではストレージ32b内のチャットデータ31bに基づき第2テキストに「既読」の文字列45が表記される。
次に、スマートフォン端末13aでブランクの第1入力枠46に連携して表示される「ひとりごと」ボタン54が操作されると、プロセッサー28aはディスプレイパネル34aの画面に第2入力枠55を表示する。第2入力枠55に第3テキストが表示されながら「確定」ボタン58が操作されると、プロセッサー28aは、メッセージサーバー14に向かって第3テキストを特定する第3テキストデータを送信せずにストレージ32a内のチャットデータ31aに時系列で第3テキストデータを登録する。ストレージ32a内のチャットデータ31aに基づき第3テキストはディスプレイパネル34aの画面に表示される。第2入力枠55から入力される第3テキストデータの送信は禁止されることから、第3テキストはチャットの相手方(スマートフォン端末13bの所有者)に知られることはない。その一方で、スマートフォン端末13aの所有者(文字入力の操作主体)はディスプレイパネル34aの画面上で第3テキストを確認することができる。こうして第3テキストデータは操作主体個人のメモやひとりごととして機能することができる。メモやひとりごとの書き込みにあたって、いちいち画面の切り替えは必要ないので、チャットの操作性は高められることができる。
同様に、スマートフォン端末13bでブランクの第1入力枠46に連携して表示される「ひとりごと」ボタン54が操作されると、プロセッサー28bはディスプレイパネル34bの画面に第2入力枠55を表示する。第2入力枠55に第3テキストが表示されながら「確定」ボタン58が操作されると、プロセッサー28bは、メッセージサーバー14に向かって第3テキストを特定する第3テキストデータを送信せずにストレージ32b内のチャットデータ31bに時系列で第3テキストデータを登録する。第2入力枠55から入力される第3テキストデータの送信は禁止されることから、第3テキストはチャットの相手方(スマートフォン端末13aの所有者)に知られることはない。その一方で、スマートフォン端末13bの所有者(文字入力の操作主体)はディスプレイパネル34bの画面上で第3テキストを確認することができる。こうしてチャットの参加者は、気軽に自分向けにメモを書き込んだり、チャットの相手に気づかれずに内緒で怒りや悲しみその他のネガティブな感情をメッセージとして書き込んだりすることができる。
本実施形態では、文字入力にあたって第2入力枠55は第1入力枠46から視覚的に相違する。操作主体は視覚的相違に基づき第1入力枠46の文字入力と第2入力枠55の文字入力とをそれぞれ明確に意識することができる。第1入力枠46と第2入力枠55との取り違いは回避されることができる。操作主体は、第1入力枠46の使用時に、相手に伝えたくないメッセージの書き込みを回避することができる。相手に伝わらない第3テキストと思い込んで相手に伝わる第1テキストを入力する失態は防止されることができる。相手に伝えたくないメッセージが誤って相手に届いてしまうことは十分に回避されることができる。チャットの利用者は誤送信を心配せずに安心してひとりごとを書き込むことができる。
例えば、第1入力枠46と第2入力枠55とで構図が一致し色違いだけで第2入力枠55が第1入力枠46から識別される場合には、第1入力手段22は同時に第2入力手段23を兼ねてもよい。この場合には、例えば、「ひとりごと」ボタン54の操作に応じて第1入力枠46の第1色から第2入力枠55の第2色に視覚的変化が引き起こされればよい。
図7に示されるように、「ひとりごと」ボタン54の表示にあたってキーボード47は隠されていてもよい。このとき、第1入力枠46はブランクに保持される。第1入力枠46はチャットルーム41の下端に配置される。「ひとりごと」ボタン54は第1入力枠46の背景46aに埋め込まれる。
図8に示されるように、第2入力枠55の表示にあたって画面の構図は変更されてもよい。ここでは、第2入力枠55の輪郭形状は第1入力枠46の輪郭形状から相違する。同時に、ディスプレイパネル34aの画面内で第2入力枠55の位置は第1入力枠46の位置から相違する。第2入力枠55はチャットルーム41の上端に配置される。チャットルーム41の下端は文字入力の候補を示す枠48に接する。
図9は本発明の第2実施形態に係るチャットシステム71の構成を概略的に示す。本実施形態に係るチャットシステム71では、スマートフォン端末13は、例えば、第1入力手段22、第2入力手段23、第1登録手段72、第2登録手段25、表示処理手段27、判別手段73および送信手段74として機能するプロセッサー(演算処理装置)75a、75bを備える。その他の構成は前述のチャットシステム11と同様である。
ここでは、図3に示されるように、「確定」ボタン(アイコン)51が操作される(タップされる)と、一時的にメモリー33aに保持されたテキストデータはストレージ32a内のチャットデータ31aに時系列で登録される。図2に示されるように、チャットルーム41の画面ではテキストデータで特定されるテキスト52が追加される。こうしてプロセッサー75aは第1登録手段72として機能する。
図4に示されるように、第1入力枠46に連携して表示される「ひとりごと」ボタン(アイコン)54が操作される(タップされる)と、図5に示されるように、プロセッサー75aは画面に第2入力枠55を表示する。第2入力枠55は前述と同様に第1入力枠46から視覚的に相違する。「確定」ボタン(アイコン)58が操作される(タップされる)と、プロセッサー75aはテキスト57を特定するテキストデータに標識を付加する。標識は例えばフラグのオンオフ(「1」値または「0」値の選択)で実現されることができる。標識付きのテキストデータはストレージ32a内のチャットデータ31aに時系列で登録される。図6に示されるように、チャットルーム41の画面ではテキストデータで特定されるテキスト59が追加される。チャットルーム41の画面では例えば「既読」の文字列45に代えて「ひとりごと」の文字列61が表示される。こうしてプロセッサー75aは判別手段73として機能する。
チャットデータ31aへの登録にあたってプロセッサー75aはテキストデータの標識を確認する。標識がなければ、プロセッサー75aはメッセージサーバー14に向けて当該テキストデータを送信する。テキストデータの送信にあたってプロセッサー75aはメッセージデータを生成する。メッセージデータではテキストデータに差出人のIDと宛て先のIDとが付加される。その一方で、標識付きのテキストデータであれば、プロセッサー75aは、相手のスマートフォン端末13bに到達する送信の対象から標識付きのテキストデータを排除する。こうしてプロセッサー75aは送信手段74として機能する。同様に、スマートフォン端末13bでは、プロセッサー75bは、前述と同様な第1入力手段22や第2入力手段23、第2登録手段25、表示処理手段27に加えて、第1登録手段72、判別手段73および送信手段74として機能する。
いま、1つのスマートフォン端末13aの所有者と、1つのスマートフォン端末13bの所有者との間でチャットが成立する場面を想定する。スマートフォン端末13aのプロセッサー75aはインターネット12経由でメッセージサーバー14の配信手段16に接続される。同様に、他のスマートフォン端末13bのプロセッサー75bはインターネット12経由でメッセージサーバー14の配信手段16に接続される。スマートフォン端末13aのプロセッサー75aとスマートフォン端末13bのプロセッサー75bとは配信手段16経由で相互に接続される。
スマートフォン端末13aで第1入力枠46に第1テキストが表示されながら「確定」ボタン51が操作されると、プロセッサー75aは、時系列でストレージ32a内のチャットデータ31aに第1テキストを特定する第1テキストデータを登録する。ストレージ32a内のチャットデータ31aに基づき第1テキストはディスプレイパネル34aの画面に表示される。第1テキストデータはメッセージデータに組み込まれてメッセージサーバー14に向けて送信される。配信手段16は、メッセージデータを受信すると宛て先のスマートフォン端末13bに向けてメッセージデータを転送する。メッセージデータには配信手段16の受信日時が追記される。配信手段16はストレージ19内のチャットデータ21に時系列で第1テキストデータを登録する。
転送されたメッセージデータはスマートフォン端末13bのプロセッサー75bで受信される。プロセッサー75bはストレージ32b内のチャットデータ31bに時系列で第1テキストデータを登録する。ストレージ32b内のチャットデータ31bに基づき第1テキストはディスプレイパネル34bの画面に表示される。第1テキストの表示の完了はメッセージサーバー14の配信手段16に通知される。配信手段16はチャットデータ21内の第1テキストデータに「既読」の通知を関連づける。「既読」の通知はチャットデータ21に登録される。
「既読」の事象はスマートフォン端末13aのプロセッサー75aに通知される。プロセッサー75aは、ストレージ32a内のチャットデータ31aに登録された第1テキストデータに「既読」の事象を関連づける。ディスプレイパネル34aの画面ではストレージ32a内のチャットデータ31aに基づき第1テキストに「既読」の文字列45が表記される。
次に、スマートフォン端末13bで第1入力枠46に第2テキストが表示されながら「確定」ボタン51が操作されると、プロセッサー75bは、時系列でストレージ32b内のチャットデータ31bに第2テキストを特定する第2テキストデータを登録する。ストレージ32b内のチャットデータ31bに基づき第2テキストはディスプレイパネル34bの画面に表示される。第2テキストデータはメッセージデータに組み込まれてメッセージサーバー14に向けて送信される。配信手段16は、メッセージデータを受信すると宛て先のスマートフォン端末13aに向けてメッセージデータを転送する。メッセージデータには配信手段16の受信日時が追記される。配信手段16はストレージ19内のチャットデータ21に時系列で第1テキストデータに続き第2テキストデータを登録する。
転送されたメッセージデータはスマートフォン端末13aのプロセッサー75aで受信される。プロセッサー75aはストレージ32a内のチャットデータ31aに時系列で第2テキストデータを登録する。ストレージ32a内のチャットデータ31aに基づき第2テキストはディスプレイパネル34aの画面に表示される。第2テキストの表示の完了はメッセージサーバー14の配信手段16に通知される。配信手段16はチャットデータ21内の第2テキストデータに「既読」の通知を関連づける。「既読」の通知はチャットデータ21に登録される。
「既読」の事象はスマートフォン端末13bのプロセッサー75bに通知される。プロセッサー75bは、ストレージ32b内のチャットデータ31bに登録された第2テキストデータに「既読」の事象を関連づける。ディスプレイパネル34bの画面ではストレージ32b内のチャットデータ31bに基づき第2テキストに「既読」の文字列45が表記される。
次に、スマートフォン端末13aで第1入力枠46に連携して表示される「ひとりごと」ボタン54が操作されると、プロセッサー75aはディスプレイパネル34aの画面に第2入力枠55を表示する。第2入力枠55に第3テキストが表示されながら「確定」ボタン58が操作されると、プロセッサー75aは、メッセージサーバー14に向かって第3テキストを特定する第3テキストデータを送信せずにストレージ32a内のチャットデータ31aに時系列で第3テキストデータを登録する。ストレージ32a内のチャットデータ31aに基づき第3テキストはディスプレイパネル34aの画面に表示される。第3テキストデータに付加された標識に基づき第3テキストデータの送信は禁止されることから、第3テキストデータは相手のスマートフォン端末13bに到達しない。第3テキストはチャットの相手方(スマートフォン端末13bの所有者)に知られることはない。その一方で、スマートフォン端末13aの所有者(文字入力の操作主体)はディスプレイパネル34aの画面上で第3テキストを確認することができる。こうして第3テキストデータは操作主体個人のメモやひとりごととして機能することができる。メモやひとりごとの書き込みにあたって、いちいち画面の切り替えは必要ないので、チャットの操作性は高められることができる。
同様に、スマートフォン端末13bで第1入力枠46に連携して表示される「ひとりごと」ボタン54が操作されると、プロセッサー75bはディスプレイパネル34aの画面に第2入力枠55を表示する。第2入力枠55に第3テキストが表示されながら「確定」ボタン58が操作されると、プロセッサー75bは、メッセージサーバー14に向かって第3テキストを特定する第3テキストデータを送信せずにストレージ32b内のチャットデータ31bに時系列で第3テキストデータを登録する。第3テキストデータに付加された標識に基づき第3テキストデータの送信は禁止されることから、第3テキストデータは相手のスマートフォン端末13aに到達しない。第3テキストはチャットの相手方(スマートフォン端末13aの所有者)に知られることはない。その一方で、スマートフォン端末13bの所有者(文字入力の操作主体)はディスプレイパネル34bの画面上で第3テキストを確認することができる。こうしてチャットの参加者は、気軽に自分向けにメモを書き込んだり、チャットの相手に気づかれずに内緒で怒りや悲しみその他のネガティブな感情をメッセージとして書き込んだりすることができる。
前述と同様に、文字入力にあたって第2入力枠55は第1入力枠46から視覚的に相違する。操作主体は視覚的相違に基づき第1入力枠46の文字入力と第2入力枠55の文字入力とをそれぞれ明確に意識することができる。第1入力枠46と第2入力枠55との取り違いは回避されることができる。操作主体は、第1入力枠46の使用時に、相手に伝えたくないメッセージの書き込みを回避することができる。相手に伝わらない第3テキストと思い込んで相手に伝わる第1テキストを入力する失態は防止されることができる。相手に伝えたくないメッセージが誤って相手に届いてしまうことは十分に回避されることができる。チャットの利用者は誤送信を心配せずに安心してひとりごとを書き込むことができる。図7に示されるように、「ひとりごと」ボタン54の表示にあたってキーボード47は隠されていてもよく、図8に示されるように、第2入力枠55の表示にあたって画面の構図は変更されてもよい。
図10は本発明の第3実施形態に係るチャットシステム81の構成を概略的に示す。本実施形態に係るチャットシステム81では、スマートフォン端末13は、例えば、第1入力手段22、第2入力手段23、第1登録手段24、第2登録手段25、表示処理手段27および判別手段82として機能するプロセッサー(演算処理装置)83a、83bを備える。メッセージサーバー14の配信手段84は、標識付きのテキストデータを含むメッセージデータの転送を禁止しながら、受信したメッセージデータを転送する。その他の構成は前述のチャットシステム11と同様である。
図4に示されるように、第1入力枠46に連携して表示される「ひとりごと」ボタン(アイコン)54が操作される(タップされる)と、図5に示されるように、プロセッサー83aは画面に第2入力枠55を表示する。第2入力枠55は前述と同様に第1入力枠46から視覚的に相違する。「確定」ボタン(アイコン)58が操作される(タップされる)と、プロセッサー83aはテキスト53を特定するテキストデータに標識を付加する。標識は例えばフラグのオンオフ(「1」値または「0」値の選択)で実現されることができる。標識付きのテキストデータはストレージ32a内のチャットデータ31aに時系列で登録される。図6に示されるように、チャットルーム41の画面ではテキストデータで特定されるテキスト59が追加される。チャットルーム41の画面では例えば「既読」の文字列45に代えて「ひとりごと」の文字列61が表示される。
プロセッサー83aはメッセージサーバー14に向けて標識付きのテキストデータを送信する。テキストデータの送信にあたってプロセッサー83aはメッセージデータを生成する。メッセージデータではテキストデータに差出人のIDと宛て先のIDとが付加される。こうしてプロセッサー83aは判別手段82として機能する。同様に、スマートフォン端末13bでは、プロセッサー83bは、前述と同様な第1入力手段22や第2入力手段23、第1登録手段24、第2登録手段25、表示処理手段27に加えて、判別手段82として機能する。
いま、1つのスマートフォン端末13aの所有者と、1つのスマートフォン端末13bの所有者との間でチャットが成立する場面を想定する。スマートフォン端末13aのプロセッサー83aはインターネット12経由でメッセージサーバー14の配信手段84に接続される。同様に、他のスマートフォン端末13bのプロセッサー83bはインターネット12経由でメッセージサーバー14の配信手段84に接続される。スマートフォン端末13aのプロセッサー83aとスマートフォン端末13bのプロセッサー83bとは配信手段84経由で相互に接続される。
スマートフォン端末13aで第1入力枠46に第1テキストが表示されながら「確定」ボタン51が操作されると、プロセッサー83aは、時系列でストレージ32a内のチャットデータ31aに第1テキストを特定する第1テキストデータを登録する。ストレージ32a内のチャットデータ31aに基づき第1テキストはディスプレイパネル34aの画面に表示される。第1テキストデータはメッセージデータに組み込まれてメッセージサーバー14に向けて送信される。
配信手段84は、受信したメッセージデータに含まれるテキストデータの標識を確認する。標識がなければ、配信手段84は宛て先のスマートフォン端末13bに向けてメッセージデータを転送する。メッセージデータには配信手段84の受信日時が追記される。配信手段84はストレージ19内のチャットデータ21に時系列で第1テキストデータを登録する。
転送されたメッセージデータはスマートフォン端末13bのプロセッサー83bで受信される。プロセッサー83bはストレージ32b内のチャットデータ31bに時系列で第1テキストデータを登録する。ストレージ32b内のチャットデータ31bに基づき第1テキストはディスプレイパネル34bの画面に表示される。第1テキストの表示の完了はメッセージサーバー14の配信手段84に通知される。配信手段84はチャットデータ21内の第1テキストデータに「既読」の通知を関連づける。「既読」の通知はチャットデータ21に登録される。
「既読」の事象はスマートフォン端末13aのプロセッサー83aに通知される。プロセッサー83aは、ストレージ32a内のチャットデータ31aに登録された第1テキストデータに「既読」の事象を関連づける。ディスプレイパネル34aの画面ではストレージ32a内のチャットデータ31aに基づき第1テキストに「既読」の文字列45が表記される。
次に、スマートフォン端末13bで第1入力枠46に第2テキストが表示されながら「確定」ボタン51が操作されると、プロセッサー83bは、時系列でストレージ32b内のチャットデータ31bに第2テキストを特定する第2テキストデータを登録する。ストレージ32b内のチャットデータ31bに基づき第2テキストはディスプレイパネル34bの画面に表示される。第2テキストデータはメッセージデータに組み込まれてメッセージサーバー14に向けて送信される。
配信手段84は、受信したメッセージデータに含まれるテキストデータの標識を確認する。標識がなければ、配信手段84は宛て先のスマートフォン端末13aに向けてメッセージデータを転送する。メッセージデータには配信手段84の受信日時が追記される。配信手段84はストレージ19内のチャットデータ21に時系列で第1テキストデータに続き第2テキストデータを登録する。
転送されたメッセージデータはスマートフォン端末13aのプロセッサー83aで受信される。プロセッサー83aはストレージ32a内のチャットデータ31aに時系列で第2テキストデータを登録する。ストレージ32a内のチャットデータ31aに基づき第2テキストはディスプレイパネル34aの画面に表示される。第2テキストの表示の完了はメッセージサーバー14の配信手段84に通知される。配信手段84はチャットデータ21内の第2テキストデータに「既読」の通知を関連づける。「既読」の通知はチャットデータ21に登録される。
「既読」の事象はスマートフォン端末13bのプロセッサー83bに通知される。プロセッサー83bは、ストレージ32b内のチャットデータ31bに登録された第2テキストデータに「既読」の事象を関連づける。ディスプレイパネル34bの画面ではストレージ32b内のチャットデータ31bに基づき第2テキストに「既読」の文字列45が表記される。
次に、スマートフォン端末13aで第1入力枠46に連携して表示される「ひとりごと」ボタン54が操作されると、プロセッサー83aはディスプレイパネル34aの画面に第2入力枠55を表示する。第2入力枠55に第3テキストが表示されながら「確定」ボタン58が操作されると、プロセッサー83aは、ストレージ32a内のチャットデータ31aに時系列で第3テキストを特定する第3テキストデータを登録する。ストレージ32a内のチャットデータ31aに基づき第3テキストはディスプレイパネル34aの画面に表示される。第3テキストデータはメッセージデータに組み込まれてメッセージサーバー14に向けて送信される。
配信手段84は、受信したメッセージデータに含まれるテキストデータの標識を確認する。標識の付加が検出されると、配信手段84は標識付きの第3テキストデータの転送を禁止する。メッセージサーバー14では標識付きの第3テキストデータを含むメッセージデータはストレージ19のチャットデータ21に記録されもよいしそのまま破棄されてもよい。第3テキストデータに付加された標識に基づき第3テキストデータの転送は禁止されることから、第3テキストデータは相手のスマートフォン端末13bに到達しない。第3テキストはチャットの相手方(スマートフォン端末13bの所有者)に知られることはない。その一方で、スマートフォン端末13aの所有者(文字入力の操作主体)はディスプレイパネル34aの画面上で第3テキストを確認することができる。こうして第3テキストデータは操作主体個人のメモやひとりごととして機能することができる。メモやひとりごとの書き込みにあたって、いちいち画面の切り替えは必要ないので、チャットの操作性は高められることができる。
同様に、スマートフォン端末13bで第1入力枠46に連携して表示される「ひとりごと」ボタン54が操作されると、プロセッサー83bはディスプレイパネル34aの画面に第2入力枠55を表示する。第2入力枠55に第3テキストが表示されながら「確定」ボタン58が操作されると、プロセッサー83bは、ストレージ32b内のチャットデータ31bに時系列で第3テキストを特定する第3テキストデータを登録する。ストレージ32b内のチャットデータ31bに基づき第3テキストはディスプレイパネル34bの画面に表示される。第3テキストデータはメッセージデータに組み込まれてメッセージサーバー14に向けて送信される。
配信手段84は、受信したメッセージデータに含まれるテキストデータの標識を確認する。標識の付加が検出されると、配信手段84は標識付きの第3テキストデータの転送を禁止する。メッセージサーバー14では標識付きの第3テキストデータを含むメッセージデータはストレージ19のチャットデータ21に記録されもよいしそのまま破棄されてもよい。第3テキストデータに付加された標識に基づき第3テキストデータの転送は禁止されることから、第3テキストデータは相手のスマートフォン端末13aに到達しない。第3テキストはチャットの相手方(スマートフォン端末13aの所有者)に知られることはない。その一方で、スマートフォン端末13bの所有者(文字入力の操作主体)はディスプレイパネル34bの画面上で第3テキストを確認することができる。こうしてチャットの参加者は、気軽に自分向けにメモを書き込んだり、チャットの相手に気づかれずに内緒で怒りや悲しみその他のネガティブな感情をメッセージとして書き込んだりすることができる。
前述と同様に、文字入力にあたって第2入力枠55は第1入力枠46から視覚的に相違する。操作主体は視覚的相違に基づき第1入力枠46の文字入力と第2入力枠55の文字入力とをそれぞれ明確に意識することができる。第1入力枠46と第2入力枠55との取り違いは回避されることができる。操作主体は、第1入力枠46の使用時に、相手に伝えたくないメッセージの書き込みを回避することができる。相手に伝わらない第3テキストと思い込んで相手に伝わる第1テキストを入力する失態は防止されることができる。相手に伝えたくないメッセージが誤って相手に届いてしまうことは十分に回避されることができる。チャットの利用者は誤送信を心配せずに安心してひとりごとを書き込むことができる。図7に示されるように、「ひとりごと」ボタン54の表示にあたってキーボード47は隠されていてもよく、図8に示されるように、第2入力枠55の表示にあたって画面の構図は変更されてもよい。
11…チャットシステム、14…メッセージサーバー、22…第1入力手段、23…第2入力手段、24…第1登録手段、25…第2登録手段、26…第3登録手段、27…表示処理手段、31a…チャットデータ、46…第1入力枠、49…第1テキスト(第1入力枠のテキスト)、49…「確定」ボタン、53…第2テキスト(受信したテキストデータのテキスト)、54…選択ボタン(「ひとりごと」ボタン)、55…第2入力枠、57…第3テキスト(第2入力枠のテキスト)、58…「確定」ボタン、71…チャットシステム、72…第1登録手段、73…判別手段、74…送信手段、81…チャットシステム、82…判別手段、84…送信手段(配信手段)。
Claims (2)
- 文字入力の操作に応じて画面上の第1入力枠内に表示される第1テキストを特定する第1テキストデータを一時的に保持する第1入力手段と、
確定ボタンの操作に応じてチャットデータに時系列で前記第1テキストデータを登録しメッセージサーバーに前記第1テキストデータを送信する第1登録手段と、
前記メッセージサーバーから第2テキストを特定する第2テキストデータを受信し時系列で前記チャットデータに受信した前記第2テキストデータを登録する第2登録手段と、
前記第1入力枠に連携して表示される選択ボタンの操作に応じて前記画面に前記第1入力枠から視覚的に相違する第2入力枠を表示し、文字入力の操作に応じて前記第2入力枠内に表示される第3テキストを特定する第3テキストデータを一時的に保持する第2入力手段と、
確定ボタンの操作に応じて、前記メッセージサーバーに送信せずに、前記チャットデータに、前記第2入力手段に保持される前記第3テキストデータを登録する第3登録手段と、
前記チャットデータに基づき前記画面に前記第1テキスト、前記第2テキストおよび前記第3テキストを表示する表示処理手段と
を備えることを特徴とするチャットシステム。 - 文字入力の操作に応じて画面上の第1入力枠内に表示される第1テキストを特定する第1テキストデータを一時的に保持する第1入力手段と、
確定ボタンの操作に応じてチャットデータに時系列で前記第1テキストデータを登録する第1登録手段と、
メッセージサーバーから第2テキストを特定する第2テキストデータを受信し時系列で前記チャットデータに受信した前記第2テキストデータを登録する第2登録手段と、
前記第1入力枠に連携して表示される選択ボタンの操作に応じて前記画面に前記第1入力枠から視覚的に相違する第2入力枠を表示し、文字入力の操作に応じて前記第2入力枠内に表示される第3テキストを特定する第3テキストデータを一時的に保持する第2入力手段と、
確定ボタンの操作に応じて、前記チャットデータに標識付きで、前記第2入力手段に保持される前記第3テキストデータを登録する第3登録手段と、
前記チャットデータに基づき前記画面に前記第1テキスト、前記第2テキストおよび前記第3テキストを表示する表示処理手段と、
相手の端末に向けて前記第1テキストデータを送信し、相手の端末に到達する送信の対象から前記標識付きの前記第3テキストデータを排除する送信手段と
を備えることを特徴とするチャットシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020151590A JP2022045804A (ja) | 2020-09-09 | 2020-09-09 | チャットシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020151590A JP2022045804A (ja) | 2020-09-09 | 2020-09-09 | チャットシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022045804A true JP2022045804A (ja) | 2022-03-22 |
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ID=80774568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020151590A Pending JP2022045804A (ja) | 2020-09-09 | 2020-09-09 | チャットシステム |
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2020
- 2020-09-09 JP JP2020151590A patent/JP2022045804A/ja active Pending
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