JP2022045758A - システム、無線通信装置、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】規定の区画に存在する対象物をより精度高く検知する。【解決手段】第1の無線通信装置と、検知の対象となる対象物に搭載され前記第1の無線通信装置との間において規定の通信規格に準拠した無線信号を送受信する少なくとも一つの第2の無線通信装置と、前記第1の無線通信装置および前記第2の無線通信装置の各々と通信可能に接続されたサーバと、を備え、前記第1の無線通信装置は、送信する第1の測距用信号と前記第1の測距用信号への応答として前記第2の無線通信装置が送信する第2の測距用信号とに基づく測距を行い、前記測距の結果を前記サーバに送信し、前記サーバは、前記測距の結果に基づいて、規定の区画に前記対象物が存在するか否かを判定する、システムが提供される。【選択図】図4
Description
本発明は、システム、無線通信装置、およびプログラム
に関する。
に関する。
近年、各種の信号を用いて対象物の存在を検知する技術が開発されている。例えば、特許文献1には、赤外線などを用いて所定の駐車箇所に駐車された車両の存在を検知する自動車検知装置が開示されている。
しかし、特許文献1に開示される仕組みでは、駐車箇所に車両以外の物体が存在する場合であっても、当該物体を車両として誤検知してしまう可能性がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、規定の区画に存在する対象物をより精度高く検知することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、第1の無線通信装置と、検知の対象となる対象物に搭載され前記第1の無線通信装置との間において規定の通信規格に準拠した無線信号を送受信する少なくとも一つの第2の無線通信装置と、前記第1の無線通信装置および前記第2の無線通信装置の各々と通信可能に接続されたサーバと、を備え、前記第1の無線通信装置は、送信する第1の測距用信号と前記第1の測距用信号への応答として前記第2の無線通信装置が送信する第2の測距用信号とに基づく測距を行い、前記測距の結果を前記サーバに送信し、前記サーバは、前記測距の結果に基づいて、規定の区画に前記対象物が存在するか否かを判定する、システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、検知の対象となる対象物に搭載される他の無線通信装置との間において規定の通信規格に準拠した無線信号を送受信する無線通信部と、前記無線通信部が送信する第1の測距用信号と前記第1の測距用信号への応答として前記他の無線通信装置が送信する第2の測距用信号とに基づく測距を行う制御部と、を備え、前記測距の結果は、規定の区画に存在する前記対象物の検知に用いられる、無線通信装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、検知の対象となる対象物に搭載される他の無線通信装置との間において規定の通信規格に準拠した無線信号を送受信する無線通信機能と、前記無線通信機能により送信される第1の測距用信号と前記第1の測距用信号への応答として前記他の無線通信装置が送信する第2の測距用信号とに基づく測距を行う制御機能と、を実現させ、前記測距の結果は、規定の区画に存在する前記対象物の検知に用いられる、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、規定の区画に存在する対象物をより精度高く検知することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.実施形態>
<<1.1.システム構成例>>
まず、本実施形態に係るシステム1の構成例について述べる。図1は、本実施形態に係るシステム1の構成例を示すブロック図である。
<<1.1.システム構成例>>
まず、本実施形態に係るシステム1の構成例について述べる。図1は、本実施形態に係るシステム1の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係るシステム1は、第1の無線通信装置10、第2の無線通信装置20、およびサーバ30を備えてもよい。
(第1の無線通信装置10)
本実施形態に係る第1の無線通信装置10は、第2の無線通信装置20との間において規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を行う。
本実施形態に係る第1の無線通信装置10は、第2の無線通信装置20との間において規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を行う。
本実施形態に係る規定の通信規格には、例えば、超広帯域無線通信が挙げられる。この場合、本実施形態に係る第1の無線通信装置10は、第2の無線通信装置20との間において超広帯域の信号(以下、UWB信号、とも称する)の送受信を行ってよい。
一方、本実施形態に係る規定の通信規格は、超広帯域無線通信に限定されず、第1の無線通信装置10と第2の無線通信装置20との間における距離の推定に用いることが可能な各種の規格であってよい。
図1に示すように、本実施形態に係る第1の無線通信装置10は、制御部110および無線通信部120を備えてもよい。
(制御部110)
本実施形態に係る制御部110は、無線通信部120による無線信号の送受信を制御する。また、例えば、本実施形態に係る制御部110は、無線通信部120に第1の測距用信号を送信させ、当該第1の測距用信号への応答として第2の無線通信装置20が送信する第2の測距用信号を受信させる。
本実施形態に係る制御部110は、無線通信部120による無線信号の送受信を制御する。また、例えば、本実施形態に係る制御部110は、無線通信部120に第1の測距用信号を送信させ、当該第1の測距用信号への応答として第2の無線通信装置20が送信する第2の測距用信号を受信させる。
また、本実施形態に係る制御部110は、第1の測距用信号および第2の測距用信号に基づく測距を行う。当該測距の結果は、サーバ30による規定の区画に存在する対象物の検知に用いられる。
ここで、本実施形態に係る測距とは、第1の測距用信号および第2の測距用信号に基づいて、第1の無線通信装置10と第2の無線通信装置20との間における距離の推定値である測距値を算出する処理を指す。
以下、第1の測距用信号と第2の測距用信号とを特別に区別する必要性がない場合においては、両信号をまとめて測距用信号と記載する場合がある。
本実施形態に係る制御部110は、無線通信部120が第1の測距用信号を送信した時刻から第2の測距用信号を受信する時刻までの時間ΔT1と、第2の無線通信装置20が第1の測距用信号を受信した時刻から第2の測距用信号を送信するまでの時刻までの時間ΔT2に基づいて測距を行う。
より具体的には、制御部110は、時間ΔT1から時間ΔT2を差し引くことにより測距用信号の往復の通信に要した時間を算出することができ、また当該時間を2で割ることにより測距用信号の片道の通信に要した時間を算出することができる。さらに、(時間ΔT1-時間ΔT2)/2の値に測距用信号の速度を掛けることで、測距値を算出することが可能である。
本実施形態に係る制御部110が有する機能は、CPUなどのプロセッサにより実現される。
(無線通信部120)
本実施形態に係る無線通信部120は、制御部110による制御に従い、第2の無線通信装置20との間において規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を行う。
本実施形態に係る無線通信部120は、制御部110による制御に従い、第2の無線通信装置20との間において規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を行う。
例えば、本実施形態に係る無線通信部120は、制御部110による制御に従い、第1の測距用信号を送信し、第2の無線通信装置20が当該第1の測距用信号への応答として送信する第2の測距用信号を受信する。上述したように、本実施形態に係る規定の無線通信規格の一例としては、超広帯域無線通信が挙げられる。
また、本実施形態に係る無線通信部120は、サーバ30との間における無線通信または有線通信を行う。上記無線通信には、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)やWi-Fi(登録商標)などが用いられてもよい。
例えば、本実施形態に係る無線通信部120は、サーバ30から規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信に用いられる共有情報を受信する。
上記共有情報には、例えば、シードや暗号鍵などが挙げられる。本実施形態に係る無線通信部120は、上記のような共有情報を用いて、第2の無線通信装置20との間における第1の測距用信号および第2の測距用信号の送受信を行う。
また、本実施形態に係る無線通信部120は、制御部110が測距の結果(測距値を含む)をサーバ30に送信する。
(第2の無線通信装置20)
本実施形態に係る第2の無線通信装置20は、第1の無線通信装置10との間において規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を行う。
本実施形態に係る第2の無線通信装置20は、第1の無線通信装置10との間において規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を行う。
また、本実施形態に係る第2の無線通信装置20は、システム1において検知の対象となる対象物に搭載されることを特徴の一つとする。
本実施形態に係る対象物には、例えば、車両が挙げられる。一方、本実施形態に係る対象物は車両に限定されず、スマートフォンや、管理を行いたい各種の商品、などであってもよい。
図1に示すように、本実施形態に係る第2の無線通信装置20は、制御部210および無線通信部220を備えてもよい。
(制御部210)
本実施形態に係る制御部210は、無線通信部220による無線信号の送受信を制御する。
本実施形態に係る制御部210は、無線通信部220による無線信号の送受信を制御する。
本実施形態に係る制御部210が有する機能は、CPUなどのプロセッサにより実現される。
(無線通信部220)
本実施形態に係る無線通信部220は、制御部210による制御に従い、第1の無線通信装置10との間において規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を行う。
本実施形態に係る無線通信部220は、制御部210による制御に従い、第1の無線通信装置10との間において規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を行う。
例えば、本実施形態に係る無線通信部220は、第1の無線通信装置10が送信する第1の測距用信号を受信し、制御部210による制御に従って第1の測距用信号への応答として第2の測距用信号を送信する。
また、本実施形態に係る無線通信部220は、サーバ30との間における無線通信を行う。上記無線通信には、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)やWi-Fi(登録商標)などが用いられてもよい。
例えば、本実施形態に係る無線通信部220は、サーバ30から規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信に用いられる共有情報を受信する。
本実施形態に係る無線通信部220は、上記の共有情報を用いて、第1の無線通信装置10との間における第1の測距用信号および第2の測距用信号の送受信を行う。
(サーバ30)
本実施形態に係るサーバ30は、第1の無線通信装置10および第2の無線通信装置20の各々と通信可能に接続される情報処理装置である。
本実施形態に係るサーバ30は、第1の無線通信装置10および第2の無線通信装置20の各々と通信可能に接続される情報処理装置である。
図1に示すように、本実施形態に係るサーバ30は、制御部310および通信部320を備えてもよい。
(制御部310)
本実施形態に係る制御部310は、通信部320による情報の送受信を制御する。
本実施形態に係る制御部310は、通信部320による情報の送受信を制御する。
また、本実施形態に係る制御部310は、通信部320が受信した測距の結果に基づいて、規定の区画に対象物が存在するか否かを判定する。
本実施形態に係る規定の区画は、対象物の特性に応じて適宜設定され得る。例えば、対象物が車両である場合、規定の区画は、駐車スペースであってもよい。
本実施形態に係る制御部310が有する機能は、CPUなどのプロセッサにより実現される。本実施形態に係る制御部310による判定の詳細については別途説明する。
(通信部320)
本実施形態に係る通信部320は、第1の無線通信装置10および第2の無線通信装置20の各々との情報通信を行う。
本実施形態に係る通信部320は、第1の無線通信装置10および第2の無線通信装置20の各々との情報通信を行う。
例えば、通信部320は、第1の無線通信装置10から測距の結果を受信する。
また、例えば、通信部320は、第1の無線通信装置10および第2の無線通信装置20の各々に上述した共有情報を送信する。
以上、本実施形態に係るシステム1の構成例について述べた。なお、図1を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、本実施形態に係るシステム1の構成は係る例に限定されない。本実施形態に係るシステム1の構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
<<1.2.検知の詳細>>
次に、本実施形態に係るシステム1による対象物の検知について詳細に説明する。
次に、本実施形態に係るシステム1による対象物の検知について詳細に説明する。
上述したように、近年では、各種の信号を用いて対象物の存在を検知する技術が開発されている。上記の技術には、特許文献1に開示されるように、赤外線や超音波を用いる技術が含まれる。
しかし、対象物の検知に赤外線や超音波を用いる場合、検知範囲内に本来の目的とする対象物とは異なる物体が存在する場合であっても、当該物体が反射する赤外線や超音波に基づいて、当該物体を対象物として誤検知してしまう可能性がある。
また、特許文献1には、赤外線や超音波による車両の検知に加え、金属センサを用いる構成も開示されているが、この場合であっても、金属を含む物体を車両として誤検知してしまう可能性がある。
上記のような誤検知を防止するためには、例えば、測距の結果に基づいて対象物の検知を行うことが想定される。
図2は、測距の結果に基づく対象物の検知の一例について説明するための図である。
図2に示す一例の場合、対象物の検出には、測距用信号の送受信を行う機器90aおよび機器90bが用いられる。機器90aおよび機器90bは、例えば、規定の区画の上方(天井など)と下方(例えば、床面など)にそれぞれ配置されてもよい。
機器90aおよび90bは、測距用信号を送受信し、当該送受信の結果に基づく測距を行う。この際、図2の左側に示すように、機器90aと機器90bとの間に物体が存在しない場合には、測距用信号が直線的に機器90aと機器90bとの間を伝搬することから、得られる測距値は所定の値に近似される。
このことから、機器90aまたは機器90bのいずれかは、得られた測距値と上記所定の値とに大きな差がない場合には、規定の区間に対象物が存在しないと判定してよい。
一方、図2の中央に例示するように、機器90aと機器90bとの間に対象物25が存在する場合、測距用信号は機器90aと機器90bとの間を直線的に伝搬することができず、他の物体の反射を経て送受信される。
このため、機器90aと機器90bとの間に対象物25が存在する場合には、得られる測距値は、上記所定の値を大きく上回ることが想定される。このことから、機器90aまたは機器90bのいずれかは、得られた測距値が上記所定の値を大きく上回る場合には、規定の区画に対象物25が存在すると判定してもよい。
一方、ここで、図2の右側に示すように、機器90aと機器90bとの間に対象物25とは異なる電波遮蔽物95が存在する場合を想定する。この場合も、測距用信号は機器90aと機器90bとの間を直線的に伝搬することができず、他の物体の反射を経て送受信される。
このため、上記所定の値に基づく対象物25の検知を行う場合、機器90aまたは機器90bのいずれかは、電波遮蔽物95を対象物25として誤検知してしまう可能性がある。
本発明の技術思想は上記の点に着目して発想されたものであり、規定の区画に存在する対象物をより精度高く検知することを可能とする。
このために、本実施形態に係るシステム1では、規定の区画の周辺に固定される第1の無線通信装置10と対象物25に搭載される第2の無線通信装置20との間において測距用信号を送受し、当該測距用信号に基づく測距が実行される。
また、本実施形態に係るサーバ30の制御部310は、上記測距の結果に基づいて、規定の区画の対象物が存在するか否かを判定することを特徴の一つとする。
以下、具体的例を挙げて説明する。図3は、本実施形態に係るシステム1による測距の結果に基づく対象物25の検知について説明するための図である。なお、図3には、本実施形態に係る対象物25が車両であり、規定の区画50が駐車スペースである場合が例示されている。
図3に示す一例の場合、第1の無線通信装置10は、規定の区画50a~50cの上方に配置される。この場合、第1の無線通信装置10は、規定の区画50a~50cに駐車さ得る複数の対象物25の各々に搭載される複数の第2の無線通信装置20の各々との間において測距を行ってもよい。
例えば、第1の無線通信装置10は、規定の区画50aに駐車される対象物25aに搭載される第2の無線通信装置20aとの間において測距を実行し、当該測距の結果をサーバ30に送信する。
同様に、第1の無線通信装置10は、規定の区画50bに駐車される対象物25bに搭載される第2の無線通信装置20bとの間において測距を実行し、当該測距の結果をサーバ30に送信する。
同様に、第1の無線通信装置10は、規定の区画50cに駐車される対象物25cに搭載される第2の無線通信装置20cとの間において測距を実行し、当該測距の結果をサーバ30に送信する。
また、サーバ30は、受信した測距の結果の各々に基づいて、規定の区画50a~50cの各々に対象物25が存在するか否かを判定する。
例えば、サーバ30は、第1の無線通信装置10と第2の無線通信装置20aとの間における測距の結果に基づいて、規定の区画50aに対象物25aが存在するか否かを判定する。
この際、サーバ30の制御部310は、第1の無線通信装置10と第2の無線通信装置20aとの間における距離が規定の範囲であることが推定される場合に、規定の区画50aに対象物25aが存在すると判定してもよい。
より具体的には、制御部310は、第1の無線通信装置10と第2の無線通信装置20aとの間における測距により取得された測距値が、第1の無線通信装置10と規定の区画50aとの位置関係により定まる規定の範囲に収まる場合、規定の区画50aに対象物25aが存在すると判定してもよい。
同様に、制御部310は、第1の無線通信装置10と第2の無線通信装置20bとの間における測距により取得された測距値が、第1の無線通信装置10と規定の区画50bとの位置関係により定まる規定の範囲に収まる場合、規定の区画50bに対象物25bが存在すると判定してもよい。
同様に、制御部310は、第1の無線通信装置10と第2の無線通信装置20cとの間における測距により取得された測距値が、第1の無線通信装置10と規定の区画50cとの位置関係により定まる規定の範囲に収まる場合、規定の区画50cに対象物25cが存在すると判定してもよい。
以上、本実施形態に係るシステム1による対象物25の検知について具体例を挙げて説明した。上記のような方法によれば、他の物体を対象物25として誤検知することなく、また規定の区画に存在する対象物をより精度高く検知することが可能となる。
なお、上記では、本実施形態に係る対象物25が車両であり、規定の区画50が駐車スペースである場合を例示した。しかし、本実施形態に係る対象物25および規定の区画50は、係る例に限定されない。
例えば、本実施形態に係る規定の区画50は、陳列棚であり、対象物25は任意の商品であってもよい。この場合、陳列棚に商品が存在するか否かを監視することで、当該商品の補充管理を行うことや、当該商品の盗難を防止することなどが可能となる。
<<1.3.動作の流れ>>
次に、本実施形態に係るシステム1の動作の流れについて詳細に説明する。図4は、本実施形態に係るシステム1の動作の流れの一例を示すシーケンス図である。
次に、本実施形態に係るシステム1の動作の流れについて詳細に説明する。図4は、本実施形態に係るシステム1の動作の流れの一例を示すシーケンス図である。
図4に示す一例の場合、まずサーバ30が、第1の無線通信装置10に共有情報を送信する(S102)。
また、サーバ30は、第2の無線通信装置20に対しても共有情報を送信する(S104)。
例えば、対象物25が車両である場合、サーバ30は、駐車場に入場した対象物25に搭載される第2の無線通信装置20に対して無線通信を介して共有情報を送信してもよい。
次に、第1の無線通信装置10が、ステップS102において受信した共有情報を用いて第1の測距用信号を送信する(S106)。
次に、第2の無線通信装置20が、ステップS106において受信した第1の測距用信号への応答として、ステップS104において受信した共有情報を用いて第2の測距用信号を送信する(S108)。
次に、第1の無線通信装置10が、ステップS106において送信した第1の測距用信号、およびステップS108において受信した第2の測距用信号に基づく測距を行う(S110)。
なお、第2の無線通信装置20は、時間ΔT2に関する情報を第2の測距用信号に含めて第1の無線通信装置10に送信してもよいし、別途の信号に含めて送信してもよい。一方、予め時間ΔT2を固定時間として設定し、当該固定時間を第1の無線通信装置10と第2の無線通信装置20との間で共有することで、上記のような時間ΔT2に関する情報の送信を省略することも可能である。
次に、第1の無線通信装置10は、ステップS110において実行した測距の結果をサーバ30に送信する(S112)。
次に、サーバ30は、ステップS112において受信した測距の結果に基づいて対象物の検知を行う(S114)。
以上、本実施形態に係るシステム1の動作の流れについて一例を挙げて説明した。なお、第2の無線通信装置20が複数存在する場合においては、システム1は、ステップS104~S114における動作を第2の無線通信装置20の数だけ繰り返し実行してよい。
<2.補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書において説明した各装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。ソフトウェアを構成するプログラムは、例えば、各装置の内部又は外部に設けられる記録媒体(非一時的な媒体:non-transitory media)に予め格納される。そして、各プログラムは、例えば、コンピュータによる実行時にRAMに読み込まれ、CPUなどのプロセッサにより実行される。上記記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
10:第1の無線通信装置、110:制御部、120:無線通信部、20:第2の無線通信装置、210:制御部、220:無線通信部、30:サーバ、310:制御部、320:通信部、25:対象物、50:規定の区画
Claims (8)
- 第1の無線通信装置と、
検知の対象となる対象物に搭載され前記第1の無線通信装置との間において規定の通信規格に準拠した無線信号を送受信する少なくとも一つの第2の無線通信装置と、
前記第1の無線通信装置および前記第2の無線通信装置の各々と通信可能に接続されたサーバと、
を備え、
前記第1の無線通信装置は、送信する第1の測距用信号と前記第1の測距用信号への応答として前記第2の無線通信装置が送信する第2の測距用信号とに基づく測距を行い、前記測距の結果を前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記測距の結果に基づいて、規定の区画に前記対象物が存在するか否かを判定する、
システム。 - 前記サーバは、前記測距の結果に基づいて前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との間における距離が規定の範囲にあることが推定される場合に、前記規定の区画に前記対象物が存在すると判定する、
請求項1に記載のシステム。 - 複数の前記第2の無線通信装置、を備え、
前記第1の無線通信装置は、複数の前記第2の無線通信装置との間において前記測距を行い、
前記サーバは、複数の前記測距の結果に基づいて、複数の前記規定の区画の各々に前記対象物が存在するか否かを判定する、
請求項1または請求項2のうちいずれか一項に記載のシステム。 - 前記サーバは、規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信に用いられる共有情報を、前記第1の無線通信装置および前記第2の無線通信装置に送信し、
前記第1の無線通信装置および前記第2の無線通信装置は、前記共有情報を用いて前記第1の測距用信号および前記第2の測距用信号を送受信する、
請求項1から請求項3までのうちいずれか一項に記載のシステム。 - 前記規定の無線通信規格は、超広帯域無線通信を含む、
請求項1から請求項4までのうちいずれか一項に記載のシステム。 - 前記対象物は、車両を含む、
請求項1から請求項5までのうちいずれか一項に記載のシステム。 - 検知の対象となる対象物に搭載される他の無線通信装置との間において規定の通信規格に準拠した無線信号を送受信する無線通信部と、
前記無線通信部が送信する第1の測距用信号と前記第1の測距用信号への応答として前記他の無線通信装置が送信する第2の測距用信号とに基づく測距を行う制御部と、
を備え、
前記測距の結果は、規定の区画に存在する前記対象物の検知に用いられる、
無線通信装置。 - コンピュータに、
検知の対象となる対象物に搭載される他の無線通信装置との間において規定の通信規格に準拠した無線信号を送受信する無線通信機能と、
前記無線通信機能により送信される第1の測距用信号と前記第1の測距用信号への応答として前記他の無線通信装置が送信する第2の測距用信号とに基づく測距を行う制御機能と、
を実現させ、
前記測距の結果は、規定の区画に存在する前記対象物の検知に用いられる、
プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020151517A JP2022045758A (ja) | 2020-09-09 | 2020-09-09 | システム、無線通信装置、およびプログラム |
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