JP2022045691A - 保持装置及び掃除機システム - Google Patents

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Abstract

【課題】室内の衛生性を向上する上で有利になる保持装置及び掃除機システムを提供する。【解決手段】掃除機システム1は、塵埃を吸い込む吸込口を有する掃除機2と、掃除機2の非清掃中に掃除機2の位置を保つ保持装置3とを備える。保持装置3は、吸込口が形成された掃除機2の底面に向けて紫外線を照射する紫外線照射部9を備える。保持装置3に掃除機2がセットされた状態のとき、紫外線照射部9から出射する紫外線の全量が掃除機2に照射される。【選択図】図4

Description

本開示は、保持装置及び掃除機システムに関する。
下記特許文献1に、電気掃除機及び電気掃除機システムが開示されている。この電気掃除機システムは、電気掃除機の本体と管体と吸込具が一体になるように連結した状態で電気掃除機を支持するためのスタンドを備える。
特開2019-115542号公報
清掃中に被清掃面の菌あるいはウイルスが掃除機に付着する可能性がある。次に他の場所を清掃した時に、菌あるいはウイルスが掃除機から被清掃面へ移ると、菌あるいはウイルスが室内に広まり、室内の衛生性が低下する可能性がある。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、室内の衛生性を向上する上で有利になる保持装置及び掃除機システムを提供することを目的とする。
本開示に係る保持装置は、塵埃を吸い込む吸込口を有する掃除機の非清掃中に掃除機の位置を保つ保持装置であって、吸込口が形成された掃除機の底面に向けて紫外線を照射する紫外線照射部を備えるものである。
本開示に係る掃除機システムは、塵埃を吸い込む吸込口を有する掃除機と、掃除機の非清掃中に掃除機の位置を保つ保持装置と、を備え、保持装置は、吸込口が形成された掃除機の底面に向けて紫外線を照射する紫外線照射部を有するものである。
本開示によれば、室内の衛生性を向上する上で有利になる保持装置及び掃除機システムを提供することが可能となる。
実施の形態1による掃除機システムを示す斜視図である。 図1に示す掃除機システムが備える掃除機を示す斜視図である。 実施の形態1による保持装置を示す斜視図である。 実施の形態1による掃除機システムのブロック図である。 菌あるいはウイルスの紫外線感受性と波長との関係の一例を示す図である。 実施の形態2による保持装置を説明するための側面図である。 実施の形態2による保持装置を説明するための側面図である。 実施の形態3による保持装置を説明するための側面図である。 実施の形態3による保持装置を説明するための側面図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。なお、本開示で角度に言及した場合において、和が360°となる優角と劣角とがあるときには原則として劣角の角度を指すものとし、和が180°となる鋭角と鈍角とがある場合には原則として鋭角の角度を指すものとする。以下の説明では、塵埃とその他のゴミとは、まとめて単に「塵埃」と呼ばれる。塵埃が混じった空気は、「含塵空気」と呼ばれる。塵埃が取り除かれた空気は、「清浄空気」と呼ばれる。また、以下に示す実施の形態に示した構成は、本開示の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示に記載の内容を組み合わせることも可能である。また、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による掃除機システム1を示す斜視図である。図2は、図1に示す掃除機システム1が備える掃除機2を示す斜視図である。図3は、実施の形態1による保持装置3を示す斜視図である。図4は、実施の形態1による掃除機システム1のブロック図である。
これらの図に示されるように、掃除機システム1は、掃除機2と保持装置3とを備える。掃除機2は、掃除機本体4と、吸込具5と、管体6とを備える。掃除機本体4は、吸引力を発生させる電動送風機4aと、電動送風機4aに電力を供給するバッテリ4bを内蔵する。吸込具5の底面には、被清掃面から塵埃を吸い込むための吸込口が形成されている。管体6は、吸込具5と掃除機本体4との間を接続する。吸込具5から吸い込まれた含塵空気は、管体6内の風路を通って掃除機本体4に流入する。掃除機本体4は、含塵空気から塵埃を除去して捕集する集塵部4cを有する。集塵部4cにより塵埃が取り除かれた清浄空気は、電動送風機4aを通過して外部へ排出される。
掃除機本体4と吸込具5と管体6を備えた掃除機2とは例えばスティック型の掃除機である。また、図示の例に限らず、掃除機は可撓性のあるホースを備えていてもよい。この場合、ホースは管体と掃除機本体との間を接続する。吸込具から吸い込まれた含塵空気は管体内及びホース内の風路を通って掃除機本体に進入する。掃除機本体と吸込具と管体とホースを備えた掃除機とは例えばキャニスタ型の掃除機である。また、掃除機は掃除機本体と吸込具が着脱自在なものであっても良い。また、吸込口は掃除機の底面に設けられていてもよい。
使用者が手で握る部分であるハンドル4dが掃除機本体4に設けられている。吸込具5の前後方向は、図1及び図2中の矢印で示す方向に相当する。ハンドル4dを握って掃除機2の吸込具5により床面を清掃するときに使用者にとって前となる方向が吸込具5の前方に相当し、当該使用者にとって後ろとなる方向が吸込具5の後方に相当する。管体6が掃除機本体4から取り外し可能でもよい。管体6を取り外した状態の掃除機本体4をハンディ型掃除機として使用可能でもよい。
例えば、吸込具5は吸込口体と関節を備える。関節は例えば吸込口体に対して管体6を上下方向に回転させる第一の回転軸を中心に回転する。関節は例えば吸込口体に対して管体6を左右方向に回転させる第二の回転軸を中心に回転する。このような二つの回転軸を中心に回転させることで、ハンドル4dの高さを変えても、吸込口体の姿勢は変わらない。例えば、第一の回転軸がない場合は、ハンドル4dの高さを変えると、吸込口体と被清掃面との姿勢が変わってしまう。しかし第一回転軸を中心に回転することで、吸込口体と被清掃面との姿勢が変わらない。このため、ハンドル4dの高さが変化しても被清掃面の塵埃を吸引することができる。図1及び図2中の矢印で示す前後方向は掃除機システム1または保持装置3または掃除機2の前後方向に相当するものでもある。使用者が掃除機2を用いて掃除をする際、ハンドル4dは吸込具5より後方に配置される。
保持装置3は、掃除機2の非清掃中に掃除機2の位置を保つ。すなわち、保持装置3は、非清掃状態の掃除機2をセットし、掃除機2の姿勢を保つものである。また保持装置3は掃除機2を保持または支持するものである。保持装置3により掃除機2を保持または支持することで、掃除機2の位置及び姿勢が保たれる。掃除機2は、清掃が行われる際に保持装置3から取り外される。掃除機2は、清掃が終了した後に保持装置3にセットされる。例えば、保持装置3は、居室の床面に置かれる。保持装置3は、掃除機2のバッテリ4bを充電する充電台としての機能を有する。保持装置3は、基体7と、支持部8とを備える。基体7は、保持装置3の中で最も下方に配置される。基体7は、載置部7aを有する。載置部7aとは吸込具5を置く場所である。掃除機2を保持装置3にセットすると、載置部7aの上に吸込具5が載置された状態になる。吸込具5は、その底面から突出する車輪を有していてもよい。その場合、当該車輪が載置部7aに接する。支持部8は、基体7から上方に向かって突出する。支持部8は、掃除機本体4及び管体6の少なくとも一方に接することで、掃除機2の位置を保つことができる。本実施の形態では、保持装置3に掃除機2がセットされると、管体6の長手軸が鉛直線に平行になる。本実施の形態であれば、支持部8を備えたことで、掃除機2を所定の位置に確実に保つことが可能となる。
掃除機2が保持装置3に取り付けられる際、掃除機本体4及び管体6の少なくとも一方は、支持部8に保持される。吸込具5は、保持装置3の基体7に支持される。この際、吸込具5の後端は、管体6と掃除機本体4より後方側に配置される。掃除機本体4の重心は、管体6の内部風路より前方側となる。本実施の形態では、掃除機本体4の重心は、管体6よりも掃除機本体4の前方側となる。また、吸込口は略長方形形状を呈している。吸込口は前後方向に対して垂直な方向に延びる開口である。
支持部8で管体6を支持する場合は例えば、管体6の上部を支持してもよく、管体6の下部を支持してもよい。または、掃除機本体4の下部を支持部8で支持してもよいし、掃除機本体4の上部を支持部8で支持してもよい。また、支持部8で掃除機2を支持する場合、実施の形態では掃除機本体4及び管体6の少なくとも一方の前部を支持しているが、掃除機本体4及び管体6の少なくとも一方の後部を支持してもよい。また、載置部7aは、吸込具5の前端に接することにより、吸込具5を位置決めする突出部を有している。
図3に示すように、保持装置3は、紫外線照射部9を備える。紫外線照射部9は吸込具5の底部に向けて紫外線を照射するように構成されている。紫外線照射部9は光線を照射または出射する光源を備える。光源は載置部7aの最上部よりも低い位置に設けられていてもよい。光線はメインの波長またはピークの波長が紫外線である。紫外線とは一般に10nm~400nmの波長の不可視光線の電磁波である。光線の少なくとも一部は鉛直方向上方に照射される。光源の光軸は例えば、鉛直方向に平行に配置される。光源の光軸は例えば、水平方向に平行に配置されてもよい。光源の光軸は例えば、水平方向に平行かつ前後方向に垂直に配置されてもよい。
掃除機2が保持装置3に支持された状態で、光源は掃除機2及び吸込具5の最低部より低い位置に配置される。また、掃除機2が保持装置3に支持された状態で、光源は吸込具5の前端部より後方に配置される。また、掃除機2が保持装置3に支持された状態で、光源は吸込具5の後端部より前方に配置される。また、光源は複数備えられていてもよい。その場合、例えば、前後方向に垂直な方向に一直線に複数の光源が配置されていてもよい。紫外線照射部9は、載置部7aの上面に設けられた出射面を有する。吸込具5が載置部7aに載置された状態で、吸込具5の底面が載置部7aの上面に向かい合う。この状態で、紫外線照射部9の出射面から上に向けて紫外線が出射することで、吸込具5の底面に紫外線が照射される。また、出射面は載置部7aとは異なる材料で構成されていてもよく、載置部7aの一部でなくてもよい。また、出射面は紫外線照射部9の一部であってもよい。例えば、出射面は載置面と平行に配置される。例えば出射面は載置面と同等の高さに配置される。例えば出射面は載置面と同等もしくは載置面より低い位置に配置される。例えば、載置部7aはABSあるいはPP等の汎用材で構成されていてもよい。また、出射面は紫外線透過性の高い材料で構成されていてもよい。ABSあるいはPPは紫外線透過性が低い材料である。ABSあるいはPPを光源の上方に配置した場合、紫外線が吸収されてしまい、紫外線が吸込具5に照射されにくくなる。出射面は例えば、載置部7aより紫外線透過性が高い材料で構成される。例えば、上面視にて、出射面の大部分は露出した位置に配置される。大部分とは例えば50%以上である。大部分とは例えば、80%以上である。出射面の上方かつ吸込具5との間には紫外線透過率が低い材料が間に介在していないことが望ましい。但し、出射面を載置部7aに固定するため等の理由から出射面の上部に載置部7aが配置されていてもよい。例えば、出射面の外周かつ直上に載置部7aの一部が配置されていてもよい。出射面は例えば、少なくとも光源の直上に配置される。出射面が載置部7aと同等または低い位置にあることで、出射面が吸込具5等により傷つき、透過率が低下することをより確実に防止できる。
図示の例において、載置部7aの上面は、載置部7a以外の基体7の上面よりも低い位置にある。このような例に限らず、載置部7aの上面が、載置部7a以外の基体7の上面と同じ高さの位置に形成されていてもよい。また、載置部7aの上面が、載置部7a以外の基体7の上面より高い位置に配置されていてもよい。
清掃中に被清掃面の菌あるいはウイルスが吸込具5の底面に付着する可能性がある。本実施の形態であれば、清掃後に掃除機2を保持装置3にセットすることで、紫外線照射部9から吸込具5の底面に紫外線を照射できる。紫外線の照射により、吸込具5の底面は除菌される。それゆえ、次に清掃するときに、吸込具5が清潔になっているので、菌あるいはウイルスが室内に広まることを確実に防止できる。それゆえ、室内の衛生性を向上することが可能となる。なお、本開示において「殺菌」あるいは「除菌」とは、菌あるいはウイルスの数が減ること、または、少なくとも一部の菌あるいはウイルスが不活化されることに相当する。本開示において「菌」とは、バクテリア(真正細菌)あるいはアーキア(古細菌)に相当する。
図1に示すように、保持装置3に掃除機2をセットすると、紫外線照射部9の出射面の全体が掃除機2の吸込具5により覆われる状態になる。この状態では、紫外線照射部9の出射面は、外部から視認できない。本実施の形態であれば、この状態で紫外線照射部9が紫外線を照射するので、紫外線照射部9が発生させた紫外線が人に当たることを確実に防止できる。
保持装置3が掃除機2を支持した状態では、吸込具5と載置部7aまたは吸込具5と光源は近接した位置に配置される。また、仮に紫外線が外部へ漏れた場合でも、紫外線照射部9の出力より、外部へ漏れた出力が格段に低く、安全性が高い。また、保持装置3から掃除機2が外された状態では、前後方向または左右方向から水平方向に視た際には、光源は視認されない位置に配置される。また、光源は、保持装置3から掃除機2が外された状態では、上面視にて視認可能に配置される。また、保持装置3が掃除機2を支持した状態では、上面視にて光源は視認されない。このように光源を配置することで、光線が掃除機2と保持装置3以外に照射されにくく、安全性が高い。
また、保持装置3に掃除機2が保持された状態のとき、紫外線照射部9から照射される紫外線の大部分が掃除機2に照射されてもよい。また、保持装置3に掃除機2が保持された状態のとき、光源から照射される光線の大部分が吸込具5に照射されてもよい。これにより、照度の高い紫外線が掃除機2以外のものに照射されることを抑制できる。また、保持装置3に掃除機2が保持された状態のとき光源の全体が掃除機2により覆われてもよい。これにより、紫外線のほとんどが掃除機2に照射され、人または外部へ紫外線が漏れにくく、安全性が高い。
本実施の形態であれば、保持装置3に掃除機2がセットされた状態のとき、紫外線照射部9から出射する紫外線の全量が吸込具5の底面に照射されるので、吸込具5の底面と載置部7aとの隙間から紫外線が外部へ漏れることを確実に防止できる。それゆえ、紫外線照射部9が発生させた紫外線が人に当たることを確実に防止できる。
紫外線照射部9は、紫外線光源を備える。紫外線光源は、例えば、紫外線LED(Light Emitting Diode)または紫外線ランプである。例えば、紫外線照射部9は、紫外線光源が実装された基板部を備える。紫外線照射部9は、例えば、200nm~400nmの間にピーク波長または中心波長を有する紫外線を照射することが好ましく、200nm~300nmの間にピーク波長または中心波長を有する紫外線を照射することがより好ましい。
図5は、菌あるいはウイルスの紫外線感受性と波長との関係の一例を示す図である。本開示では、200nm~285nmの間にピーク波長または中心波長を有する紫外線を紫外線照射部9から照射することがさらに好ましく、253nm~285nmの間にピーク波長または中心波長を有する紫外線を紫外線照射部9から照射することが特に望ましい。この波長帯であれば、菌あるいはウイルスの紫外線感受性が高く、DNAに直接作用するため、より高い殺菌効果が得られる。このため、菌あるいはウイルスの数を比較的短時間で減らすことができる。また、260nm~270nmの間にピーク波長または中心波長を有する紫外線を紫外線照射部9から照射することが最も望ましい。この波長帯であれば、菌あるいはウイルスの紫外線感受性がさらに高く、DNAに直接作用するため、特に高い殺菌効果が得られる。この波長帯であれば、殺菌力が特に高く、菌あるいはウイルスの数をさらに短い時間で減らすことができる。
紫外線ランプを光源に用いる場合、例えば、水銀を含むものであっても良いが、好ましくは水銀を含まない紫外線ランプが望ましい。これにより、例えば、廃棄時に環境へ与える悪影響が少ない。また、載置部7aは、紫外線照射部9から照射された紫外線が載置部7aを透過して吸込具5の底面に照射されるように構成されていてもよい。紫外線透過性を有する材料としては、例えば、石英ガラス、ポリエチレン、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、フッ素系樹脂、反射防止コーティングを施した材料などを使用できる。反射防止コーティングは例えば、ガラス材にコーティングしたものであってもよい。また反射防止コーティングは例えば、フッ素樹脂にコーティングしたものであってもよい。また、フッ素系樹脂とは例えば、PTFE/PFA/FEP/ETFE/PCTFE/PVDFなどである。
保持装置3は、紫外線照射部9を冷却する冷却手段を備えていることが望ましい。冷却手段は、紫外線照射部9の少なくとも一部を冷却すればよく、例えば紫外線光源を冷却してもよい。冷却手段により紫外線照射部9を冷却することで、長時間照射を行った場合であっても、紫外線照射部9の温度上昇が抑えられ、故障をより確実に防止できる。冷却手段は、例えば、放熱フィン及び冷却ファンの少なくとも一方を含んでもよい。保持装置3は、紫外線照射部9を冷却する空気を通す通気部を備えてもよい。当該通気部として、例えば、基体7の外郭を形成する筐体の側面に、冷却口が形成されてもよい。基体7の側面とは、上面と下面を除く部分である。当該通気部として、例えば、基体7の外郭を形成する筐体の前部または後部または上部に冷却口が形成されていてもよい。当該冷却口から外気を基体7の内部に取り込むことで、紫外線照射部9を空冷できる。冷却口は、格子状に形成されたものでもよいし、複数のスリットにより形成されたものでもよい。冷却口には、塵埃の侵入を抑制するためのフィルター部材が取り付けられていてもよい。
図4に示すように、本実施の形態における掃除機2は、掃除機制御部4eと、駆動回路4fと、受電端子4gとをさらに備える。電動送風機4aと、バッテリ4bと、駆動回路4fとは、掃除機制御部4eに対して電気的に接続されている。掃除機2の使用時には、バッテリ4bからの電力が駆動回路4fを経て電動送風機4aに供給されることで、電動送風機4aが作動する。また、このような形態に限らず、掃除機2が電源コードを有し、商用電源から掃除機2へ直接電力を供給してもよい。また、好ましくは掃除機制御部4eと駆動回路4fと受電端子4gとは、掃除機本体4に設けられる。
本実施の形態における保持装置3は、保持装置制御部3aと、給電端子3bと、電源回路3cと、寿命報知部3dと、吸込具検知部3eと、紫外線照射報知部3fと、進行度合い報知部3gとをさらに備える。紫外線照射部9と、給電端子3bと、電源回路3cと、寿命報知部3dと、吸込具検知部3eと、紫外線照射報知部3fと、進行度合い報知部3gとは、保持装置制御部3aに対して電気的に接続されている。
保持装置3に掃除機2がセットされると、給電端子3bに受電端子4gが接することで両者が電気的に導通する。この状態で、例えば商用電源のような外部電源から保持装置3へ供給される交流電力が、電源回路3cによって直流電力に変換される。この直流電力が給電端子3b及び受電端子4gを通ってバッテリ4bに供給されることでバッテリ4bが充電される。本実施の形態における給電端子3b及び電源回路3cは、充電手段に相当する。
また、このような形態に限らず、商用電源のような外部電源からプラグを掃除機本体4に接続することで、掃除機本体4を充電できるものであってもよい。保持装置3または掃除機2は充電報知部を備える。充電報知部は充電中であることを示す報知部である。充電報知部は充電時に点灯する可視光LEDなどのインジケーターランプである。充電報知部は表示の仕方を変えることで、どの程度充電できているか、またはどの程度電池残量が減っているかを視覚的に表現可能なものであってもよい。
保持装置3に掃除機2がセットされた状態で、保持装置制御部3aと、掃除機制御部4eとが、有線通信または無線通信により通信可能となるように構成されてもよい。
寿命報知部3dは、紫外線照射部9の寿命に関する情報を報知する。紫外線照射部9は、累計で例えば数千時間程度の照射が可能な寿命を有する。紫外線照射部9が寿命に達すると、寿命報知部3dがその旨を報知する。紫外線は目に見えないので、紫外線照射部9から正常に紫外線が照射されているかどうかを使用者が目視で確認することは困難である。寿命報知部3dにより紫外線照射部9の寿命を報知することで、紫外線照射部9の交換を使用者に確実に促すことができる。寿命報知部3dは、例えば、可視光LED等のインジケーターランプのような表示部を用いて視覚的に報知するものでもよいし、音発生部から発する音を用いて聴覚的に報知するものでもよい。保持装置制御部3aが紫外線照射部9の累積点灯時間を計測し、累積点灯時間が所定の寿命時間を超えた場合に、寿命報知部3dが紫外線照射部9の寿命を報知してもよい。保持装置制御部3aが紫外線照射部9への通電を指令しても紫外線照射部9が点灯しない場合に、寿命報知部3dが紫外線照射部9の寿命を報知してもよい。保持装置3は、充電時に点灯するインジケーターランプを備えていてもよい。そのインジケーターランプを寿命報知部3dとして兼用してもよい。すなわち、充電中とは異なる光り方で当該インジケーターランプを点灯させることによって紫外線照射部9の寿命を報知してもよい。なお、紫外線照射部9から照射される光には、紫外線のほかに可視光成分が含まれていてもよい。
また、寿命報知部3dは紫外線照射部9の光源が点灯していた時間の累計が所定の時間に達した場合に報知するものであってもよい。換言すると、例えば、寿命報知部3dは紫外線照射部9の光源が点灯していた時間の累計が、寿命に達する時間よりも短い所定の時間になったときに報知してもよい。これにより、光源が寿命に達する前に交換をすることが可能となる。なお、寿命とは例えば、紫外線が出射されなくなることを指してもよい。また、寿命とは光線の出力が初期の出力に対して所定の割合まで低下したときのことを指しても良い。所定の割合とは例えば、初期の出力に対して、70%あるいは50%まで低下した時のことを指す。また寿命とは光線が出射される照度が初期の照度に対して所定の割合まで低下したときのことを指しても良い。所定の割合とは例えば、初期の照度に対して、70%あるいは50%まで低下した時のことを指す。また、紫外線照射部9は保持装置3に対して着脱可能なものであってもよい。また紫外線照射部9の光源は保持装置3に対して着脱可能なものであってもよい。これらのような構成によれば、例えば、寿命を迎えた、または寿命に近づいた紫外線照射部9、または光源を新しいものに交換することができる。また、紫外線照射部9あるいはその光源を保持装置3から取り外した場合、または交換した場合には、累計時間がリセットされ、その後、紫外線照射部9が同様の基準により、寿命に達すると、寿命報知部3dがその旨を報知する。
寿命報知部3dと、後述する紫外線照射報知部3fと、後述する進行度合い報知部3gとは、表示部あるいは音発生部を共用してもよい。例えば、表示部としてのインジケーターランプの光り方の違いによって、寿命報知部3dの報知か、紫外線照射報知部3fの報知か、進行度合い報知部3gの報知かを使用者が視覚により識別可能に構成されていてもよい。あるいは、音発生部から発生させる報知音の違いによって、寿命報知部3dの報知か、紫外線照射報知部3fの報知か、進行度合い報知部3gの報知かを使用者が聴覚により識別可能に構成されていてもよい。また、寿命報知部3dは、保持装置3と掃除機2以外の機器から報知してもよい。例えばスマートフォンあるいはパソコンなどの情報端末に情報を送り、それらの情報端末から使用者に対して報知してもよい。また、掃除機システム1にはスマートフォンあるいはパソコンなどの情報端末を備えていてもよい。
図4に示す例に代えて、寿命報知部3d、紫外線照射報知部3f、進行度合い報知部3gのうちの少なくとも一つを、掃除機2に設けてもよい。
保持装置制御部3aは、掃除機2が保持装置3にセットされているかどうかを判定し、掃除機2が保持装置3にセットされているときに紫外線照射部9から紫外線を照射し、掃除機2が保持装置3にセットされていないときには紫外線照射部9による紫外線照射を禁止するように構成されていてもよい。禁止とはすなわち紫外線照射部9が紫外線を照射しないということである。すなわち、掃除機2が保持装置3に支持されていないときには紫外線照射部9による紫外線照射が実施されない。掃除機2が保持装置3にセットされることで給電端子3bが受電端子4gを介してバッテリ4bに電気的に導通すると、給電端子3bの電流あるいは電圧が変化する。また、保持装置制御部3aは、例えば、給電端子3bの電流あるいは電圧を検出することで、掃除機2が保持装置3に支持されているかどうかを判定してもよい。
保持装置3に掃除機2が支持され、保持装置3と掃除機2が電気的に導通すると、掃除機本体4の充電が開始される。また、保持装置3に掃除機2が支持され、保持装置3と掃除機2が電気的に導通すると、紫外線照射部9が紫外線照射を開始するように構成されてもよい。すなわち、保持装置制御部3aは、充電の開始と同時またはほぼ同時に紫外線照射部9による紫外線照射が開始されるように制御してもよい。また、保持装置3に掃除機2が支持され、保持装置3と掃除機2が電気的に導通すると、掃除機本体4の充電が開始され、かつ紫外線照射部9による紫外線照射が開始されるよう構成されていてもよい。また、保持装置制御部3aは、掃除機本体4の充電の開始から所定時間が経過した後に紫外線照射部9による紫外線照射を開始してもよい。紫外線照射部9による紫外線照射が自動で開始されることで、使用者の操作が不要となり、利便性が向上する。
保持装置制御部3aは、紫外線照射部9から照射される紫外線の出力すなわち放射強度を調整可能となるように構成されていてもよい。
保持装置3は、バッテリ4bの充電が終了するタイミングと、紫外線照射部9による紫外線の照射が終了するタイミングとが異なるように構成されている。保持装置制御部3aは、バッテリ4bの充電が終了するタイミングと、紫外線照射部9による紫外線の照射が終了するタイミングとを独立に制御する。例えば、紫外線照射部9により照射される時間は充電している時間より短く構成される。また、紫外線照射部9により照射が終了するタイミングは充電が終了するタイミングより早く構成されていてもよい。例えば、保持装置制御部3aは、紫外線照射部9による紫外線照射時間が所定時間に達すると、紫外線照射を終了する。これにより、紫外線照射時間が、除菌に必要な時間以上に長くなることがないので、紫外線が当たる部分の材料の劣化を抑制でき、紫外線光源の短寿命化を抑制できる。
保持装置制御部3aは、掃除機2が保持装置3から取り外されている時間を計測してもよい。掃除機2が保持装置3から取り外されている時間は、掃除機2による1回の清掃時間にほぼ等しいと考えることができる。以下の説明では、掃除機2が保持装置3から取り外されている時間を「掃除機使用時間」と称する。
保持装置制御部3aは、直近の掃除機使用時間に応じて、あるいは過去複数回の掃除機使用時間を統計的に処理した平均の掃除機使用時間に応じて、紫外線照射部9による紫外線照射時間あるいは紫外線出力を変更してもよい。例えば、保持装置制御部3aは、掃除機使用時間が比較的長い場合には、掃除機使用時間が比較的短い場合に比べて、紫外線照射時間あるいは紫外線出力を増加させてもよい。掃除機使用時間が長いほど、吸込具5への菌あるいはウイルスの付着量が増加しやすいと考えられる。このため、掃除機使用時間が長い場合に、紫外線照射時間あるいは紫外線出力を増加させることで、菌あるいはウイルスの付着量の増加に応じて、紫外線照射量を増加させることが可能となる。
また、保持装置3は電池残量を検知する電池残量検知部を備えていてもよい。電池残量とは例えば、満充電した状態に比べて、二次電池すなわちバッテリ4bの中に残っている電荷の程度である。電池残量検知部は例えば、バッテリ電圧から電池残量を推定してもよい。また、電池に流れ込む電流と電池から流れ出す電流を積算することによって推定してもよい。また、過去の温度履歴、充電サイクル数、電流値の推移、製造後期間などの情報から電池残量を推定してもよい。そして、電池残量から、充電後に運転または掃除した時間を推定し、その時間に応じて、紫外線を照射してもよい。
保持装置制御部3aは、例えば、給電端子3bの電流あるいは電圧を検出することで、バッテリ4bの蓄電残量を検出してもよい。保持装置制御部3aは、掃除機2が保持装置3に戻された時点でのバッテリ4bの蓄電残量に応じて、紫外線照射部9による紫外線照射時間あるいは紫外線出力を変更してもよい。例えば、保持装置制御部3aは、バッテリ4bの蓄電残量が比較的少ない場合には、バッテリ4bの蓄電残量が比較的多い場合に比べて、紫外線照射時間あるいは紫外線出力を増加させてもよい。掃除機2が保持装置3に戻された時点でのバッテリ4bの蓄電残量が少ない場合ほど、掃除機2が長時間使用されており、吸込具5への菌あるいはウイルスの付着量が多いと考えられる。このため、バッテリ4bの蓄電残量が少ない場合に、紫外線照射時間あるいは紫外線出力を増加させることで、菌あるいはウイルスの付着量の増加に応じて、紫外線照射量を増加させることが可能となる。
保持装置3は、紫外線照射部9による紫外線照射時間あるいは紫外線出力を使用者が調整できるように構成されていてもよい。これにより、使用される環境などに応じて、紫外線照射時間あるいは紫外線出力を、より適切な値になるように使用者が調整できる。
本実施の形態の保持装置3は、管体6が取り外された状態の掃除機本体4を支持部8により支持可能である。また、保持装置3は、吸込具5が管体6から取り外された状態の掃除機本体4及び管体6を支持部8により支持することもできる。これらの場合では、吸込具5が載置部7aに載置されず、紫外線照射部9から照射される紫外線が吸込具5によって遮られることがないので、紫外線照射部9から紫外線を照射しないようにすることが望ましい。
吸込具検知部3eは、吸込具5が載置部7aに置かれているかどうかを検知する。吸込具5が載置部7aに置かれていないことを吸込具検知部3eが検知したときには、保持装置制御部3aは、紫外線照射部9が紫外線を照射することを禁止する。これにより、吸込具5が取り付けられていない状態で掃除機本体4が保持装置3にセットされた場合に、紫外線照射部9からの紫外線照射を確実に防止できるので、紫外線が人あるいは室内の家具・調度品などに当たることを確実に防止できる。
換言すると、吸込具5が載置部7aに載置されていないと吸込具検知部3eが検知した場合には、紫外線照射部9から紫外線は照射されない。また、吸込具5が載置部7aに載置されたと吸込具検知部3eが検知した場合であっても、掃除機本体4が保持装置3に支持されていない場合には、紫外線照射部9から紫外線が照射されないことが望ましい。これにより、吸込具5でない、異物が載置部7aに配置されたときに吸込具検知部3eが異物を吸込具5であると誤検知し、紫外線を照射することを防ぐ。これにより、安全性が高まる。つまり、掃除機本体4が保持装置3に支持され、保持装置3と掃除機2が電気的に導通し、かつ吸込具検知部3eにより、吸込具5が載置部7aに載置されたことを検知した場合にのみ、紫外線照射部9から紫外線が照射されることが望ましい。これにより、安全性が高まる。
吸込具検知部3eは、例えば、距離センサあるいは近接センサを用いて、吸込具5が載置部7aに置かれているかどうかを検知するように構成されていてもよい。例えば、基体7に距離センサを設置し、距離センサが計測した距離が、所定距離以下の場合には、吸込具5が載置部7aに置かれていると吸込具検知部3eが検知することができる。また、吸込具検知部3eは、基体7に設置された近接センサによって吸込具5の有無を非接触で検知してもよい。
また、吸込具検知部3eは例えば、赤外線センサを用いて、吸込具5が載置部7aに置かれているかどうかを検知するように構成されていてもよい。また、吸込具検知部3eは例えば、重量センサを用いて掃除機2が保持装置3に支持されているかを検知するように構成されていてもよい。例えば、重量センサにより検知された重さが所定の重さより大きい、または重量センサにより検知された重さが所定の重さの範囲にある場合に掃除機2が保持装置3に支持されていると判断すればよい。
紫外線照射報知部3fは、紫外線照射部9による紫外線の照射が開始したことと、紫外線の照射中であることと、紫外線の照射が終了したことのうちの少なくとも一つを、例えば視覚的あるいは聴覚的に、使用者に報知する。紫外線は目に見えないので、紫外線照射部9からの照射光は使用者に見えづらく、紫外線照射部9の動作を使用者が認識しづらい。これに対し、紫外線照射報知部3fによれば、紫外線照射部9の動作を使用者が確実に認識することができ、使い勝手が向上する。
紫外線照射報知部3fは例えば、可視光LEDなどのインジケーターランプのような表示部を用いて視覚的に報知するものでも良い。紫外線照射報知部3fは好ましくは、紫外線照射部9による紫外線の照射が開始したことと、紫外線の照射が終了したことが使用者に分かるように報知することが望ましい。このため、紫外線照射報知部3fは、紫外線照射部9による紫外線の照射が開始したことと、紫外線の照射が終了したことの両方を報知してもよい。また、好ましくは紫外線が照射中であることを報知することが望ましい。これにより、紫外線の照射が開始されたこと、あるいは紫外線の照射が終了したことを使用者が把握することができる。また、紫外線照射報知部3fが示す紫外線が照射されている時間は、充電報知部が示す充電がされている時間より短いことが望ましい。また、紫外線照射報知部3fが示す紫外線の照射が終了するタイミングは充電報知部が示す充電が終了するタイミングより時間が短いことが望ましい。充電完了より早く紫外線照射完了または除菌あるいは殺菌が完了することで、使用者は紫外線照射完了を待つことなく、またストレスなく掃除をすることができる。
進行度合い報知部3gは、紫外線照射部9からの紫外線による吸込具5に対する除菌処理の進行度合いに関する情報を、例えば視覚的あるいは聴覚的に、使用者に報知する。菌あるいはウイルスは目に見えないので、吸込具5に対する除菌処理がどの程度進行したかが使用者に分かりづらい。これに対し、進行度合い報知部3gによれば、吸込具5に対する除菌処理がどの程度進行したかを使用者が確実に認識することができ、使い勝手が向上する。
進行度合い報知部3gは、除菌処理の進行度合いについて、多段階のうちのどの段階まで進行したかを報知するように構成されていてもよい。除菌の進み具合は、被照射部位に照射された紫外線照射量と、照射時間とに依存する。紫外線照射出力が一定である場合には、進行度合い報知部3gは、例えば、紫外線照射開始からの時間経過に応じて、除菌処理の進行度合いを段階的に表示すればよい。
進行度合い報知部3gの表示部は、充電時に点灯するインジケーターランプとは異なる場所に配置されることが望ましい。これにより、使用者が両者を誤認混同することをより確実に防止できる。
また、保持装置3はさらに人検知手段を備えていてもよい。人検知手段とは例えば、人感センサ、TDIR、熱検知、体動検知、距離センサなどである。人検知手段により、人が近くにいると判断した場合には、紫外線が照射されない、または照射を中止、または照射を禁止する構成としてもよい。例えば、人が所定の距離より近い位置にいる場合には、紫外線が照射されない、または照射を中止、または照射を禁止する構成としてもよい。これにより、人体への照射される紫外線の量が少なくなり、安全性が高まる。
本実施の形態において、掃除機2は、被清掃面から塵埃を掻き上げるための回転ブラシを備える。回転ブラシは、吸込具5の内部にあり、吸込口から見える位置に配置されている。図3に示すように、紫外線照射部9は、保持装置3に掃除機2をセットしない状態で保持装置3を上から見たときに視認可能な位置に配置されている。このように、使用者から見える位置に紫外線照射部9が配置されることで、使用者の安心感を高めることができる。保持装置3に掃除機2がセットされ、吸込具5が載置部7aに載置された状態では、紫外線照射部9の真上に回転ブラシが配置される。これにより、紫外線照射部9からの紫外線を回転ブラシに確実に照射することができるので、回転ブラシを確実に除菌することが可能となる。
回転ブラシは例えば水平方向に平行かつ、前後方向に垂直な方向に回転軸を有する。なお、回転ブラシの回転軸は水平方向に対して傾斜していてもよい。また回転ブラシは複数備えられていてもよい。なお、回転ブラシは紫外線照射部9の光源の直上に配置される。
吸込具5は、回転ブラシが配置される空間を形成するブラシ室を有する。ブラシ室の内壁面は、回転ブラシの外周面に向かい合う。ブラシ室の内壁面の少なくとも一部には、紫外線を反射するように構成された紫外線反射部材が備えられている。紫外線照射部9から上に向けて照射された紫外線の一部は、回転ブラシの下側半分程度の領域に照射される。当該紫外線の他の一部は、ブラシ室の内部を通って紫外線反射部材に当たり、紫外線反射部材で反射した後、回転ブラシの上側半分程度の領域に照射される。このように、紫外線反射部材を備えたことで、回転ブラシの全体をより確実に除菌することが可能となる。回転ブラシの回転軸に垂直な平面で紫外線反射部材を切断した断面において、紫外線反射部材は、回転ブラシの外周に沿った円弧状の断面形状を有していてもよい。これにより、反射する紫外線をより効率良く回転ブラシに照射できる。吸込具5の少なくとも一部は、例えばABS樹脂あるいはポリプロピレンのような汎用樹脂で作られていてもよい。紫外線反射部材は、当該汎用樹脂よりも紫外線を吸収しにくい部材である。紫外線反射部材は、当該汎用樹脂よりも高い紫外線反射率を有する。紫外線反射部材は、例えば、アルミニウムのような金属製でもよい。紫外線反射部材は、コーティングにより形成された反射面を有する部材でもよい。紫外線反射部材は、上記汎用樹脂よりも耐候性に優れた材質であることが好ましい。
紫外線反射部材は蒸着または塗装、あるいはアルマイト処理により形成された反射面を有する部材でもよい。すなわち紫外線反射部材は紫外線照射部9により主に照射される面とその反対側の面では反射率が異なる部材であってもよい。また、紫外線反射部材として、フッ素系の樹脂を用いてもよい。また、紫外線反射部材として、紫外線照射部9により主に照射される面は、光沢のある材質でもよいし白系の色を呈していてもよい。これにより、光沢のない材質あるいは他の色に比べて紫外線の反射率を高めることができ、より効率的に菌あるいはウイルスに対して作用することができる。
掃除機制御部4eと保持装置制御部3aのそれぞれに相当する制御装置は、以下のように構成されてもよい。制御装置の各機能は、処理回路により達成されてもよい。制御装置の処理回路は、少なくとも1つのプロセッサと少なくとも1つのメモリとを備えてもよい。処理回路が少なくとも1つのプロセッサと少なくとも1つのメモリとを備える場合、制御装置の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより達成されてもよい。ソフトウェア及びファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述されてもよい。ソフトウェア及びファームウェアの少なくとも一方は、少なくとも1つのメモリに格納されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、制御装置の各機能を達成してもよい。少なくとも1つのメモリは、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク等を含んでもよい。
制御装置の処理回路は、少なくとも1つの専用のハードウェアを備えてもよい。処理回路が少なくとも1つの専用のハードウェアを備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものでもよい。制御装置の各部の機能がそれぞれ処理回路で達成されても良い。また、制御装置の各部の機能がまとめて処理回路で達成されても良い。制御装置の各機能について、一部を専用のハードウェアで達成し、他の一部をソフトウェアまたはファームウェアで達成してもよい。処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、制御装置の各機能を達成しても良い。
本開示による保持装置は、図示の例に限定されるものではない。例えば、本開示による保持装置は、被清掃面上を自律移動するロボット掃除機のホームベースあるいは充電ドックとしての機能を有するものでもよい。また、本開示による掃除機システムは、当該ロボット掃除機と、当該保持装置とを備えたものでもよい。ロボット掃除機に紫外線照射部9からの光線を照射する場合、例えば、ロボット掃除機の底部に照射することが望ましい。
実施の形態2.
次に、図6及び図7を参照して、実施の形態2について説明するが、前述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、共通する説明を簡略化または省略する。図6及び図7は、実施の形態2による保持装置3を説明するための側面図である。
実施の形態2による保持装置3が備える基体7は、実施の形態1における載置部7aに代えて、載置部7bを有する。また、基体7は、筐体7cを有する。筐体7cは、床面Fの上に置かれている。筐体7cの上に載置部7bが配置されている。紫外線照射部9は、筐体7cの内部に配置されている。図6及び図7は、筐体7cの内部の紫外線照射部9を透視したものとして描かれている。紫外線照射部9は、載置部7bの下に位置する。
吸込具5の前後方向は、図6及び図7中の矢印で示す方向に相当する。掃除機2が保持装置3にセットされると、載置部7bの上に吸込具5が載置される。この状態で、紫外線照射部9から吸込具5の底面に向けて紫外線を照射可能である。例えば、載置部7bが開口あるいは切欠きを有し、紫外線照射部9から発せられた紫外線が当該開口あるいは切欠きを通過して吸込具5の底面に照射されるように構成してもよい。この場合、紫外線照射部9から発せられた紫外線を載置部7bが遮ることがないように開口あるいは切欠きが形成されていることが望ましい。または、載置部7bの少なくとも一部が紫外線透過性を有しており、紫外線照射部9から発せられた紫外線が載置部7bを透過して吸込具5の底面に照射されるように構成してもよい。紫外線透過性を有する材料としては、例えば、石英ガラス、ポリエチレン、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂などを使用できる。
また、図6及び図7中の矢印で示す方向は掃除機2、保持装置3、または掃除機システム1の前後方向に相当するものでもある。また、紫外線透過性を有する材料としては、例えば、フッ素系の樹脂、反射防止コーティングを施した材料を使用してもよい。また、光源の直上には紫外線透過性を有する材料を用いる。また、紫外線反射部材と紫外線透過性を有する材料には同じ材料が用いられていてもよい。また、紫外線反射部材と紫外線透過性を有する材料には厚みが異なる同じ材料が用いられていてもよい。反射防止コーティングは例えば、ガラス材にコーティングしたものであってもよい。また反射防止コーティングは例えば、フッ素樹脂にコーティングしたものであってもよい。また、フッ素系樹脂とは例えば、PTFE/PFA/FEP/ETFE/PCTFE/PVDFなどである。
載置部7bは、吸込具5の底面に向かい合う上面7dを備える。本実施の形態では、上面7dよりも低い位置に紫外線照射部9が配置されている。このため、紫外線照射部9が吸込具5に触れる可能性がない。それゆえ、紫外線照射部9に吸込具5が衝突することによって紫外線照射部9が破損することを確実に防止できる。
支持部8は、筐体7cから上方に向かって突出し、掃除機本体4及び管体6の少なくとも一方に接することで掃除機2の位置を保つ。本実施の形態において、保持装置3に掃除機2がセットされると、管体6の長手軸及び支持部8の長手軸は、鉛直線に対して斜めになる。すなわち、側面視において、管体6の長手軸は、吸込具5の後ろの方向に行くほど高い位置になるように傾斜し、支持部8の長手軸は、吸込具5の前の方向に行くほど高い位置になるように傾斜する。換言すると、側面視において、管体6は後方ほど高い位置になるよう傾斜し、支持部8は前方ほど高い位置になるよう傾斜する。このように両者が傾斜することで、支持部8が掃除機2の重さを確実に支えることができ、掃除機2の位置をより確実に保つことが可能となる。なお、支持部8の長手軸は鉛直方向に延びていてもよい。
載置部7bは、上に向かって突出する突出部7eを有する。吸込具5の前端は、突出部7eに接する。これにより、突出部7eは、載置部7b上において吸込具5を位置決めする。管体6が傾斜していることで、吸込具5は、吸込具5の前に向かう方向に管体6から押される。これに対し、突出部7eは、吸込具5が前方に移動することを阻止する。それゆえ、吸込具5の位置が保たれる。なお、吸込具5の前部が突出部7eに接するものであってもよい。また、基体7は突出部を有し、基体7から上方に向かって突出部が突出していてもよい。
図6に示す掃除機2の吸込具5のサイズは、図7に示す掃除機2の吸込具5のサイズよりも大きい。本実施の形態の保持装置3は、図6に示す掃除機2と、図7に示す掃除機2のどちらに対しても、その位置を保つことが可能である。同様にして、本実施の形態の保持装置3は、吸込具5のサイズあるいは形状、掃除機本体4のサイズあるいは形状、管体6の長さなどが異なる掃除機2に対して、その位置を保つことが可能である。このような保持装置3は、市販されている多様な掃除機2に対して利用可能であり、汎用性に優れる。
載置部7bは、筐体7cに対して、吸込具5の前後方向に移動可能になっている。このため、筐体7cに設置された紫外線照射部9に対して、載置部7bが吸込具5の前後方向に移動可能である。このようにして載置部7bを移動可能とする機構は、紫外線照射部9と吸込具5の吸込口との相対位置を調整可能な位置調整手段に相当する。換言すると、位置調整手段は、紫外線照射部9と吸込口との前後方向の相対位置を調整可能である。また、載置部7bは紫外線照射部9に対して、前後方向に移動可能に設けられていてもよい。また、載置部7bが移動した場合であっても、光源の直上の載置部7bは紫外線透過性を有する材料で構成されている。すなわち、載置部7bは前後方向にわたって紫外線透過性を有する材料で構成されている。本実施の形態であれば、上記の位置調整手段を備えたことで、以下の効果が得られる。
紫外線照射部9からの紫外線が吸込具5に当たる位置を位置調整手段が調整できるので、より適切な位置に紫外線を照射することができる。特に、載置部7bが吸込具5の前後方向に移動可能であるため、吸込具5のサイズあるいは形状が異なる個々の掃除機2に応じて、より適切な位置に紫外線が当たるように、あるいは使用者が希望する位置に紫外線が当たるように、照射位置を調整することが可能となる。これにより、吸込具5をより確実に除菌することができ、衛生性がさらに向上する。図示の例では、図6における載置部7bの位置に比べて、図7における載置部7bの位置は、吸込具5の後ろの方向へ移動した位置にある。このようにすることで、図6の掃除機2と図7の掃除機2のいずれに対しても、紫外線照射部9からの紫外線が、より適切な位置(例えば、回転ブラシの位置)に当たるようにすることが可能となる。
載置部7bの位置を変える際には、例えば、使用者は、突出部7eを手で持って載置部7bを動かすことで、載置部7bを移動させることができる。掃除機2の重量の少なくとも一部が吸込具5から載置部7bに荷重として作用することにより、載置部7bの下面が筐体7cの上面に押し付けられる。その結果、載置部7bの下面と筐体7cの上面との間の摩擦力が増大する。この摩擦力により、載置部7bが筐体7cに対して意図せずに移動することが防止される。載置部7bの下面と筐体7cの上面との少なくとも一方に、摩擦係数の高い高摩擦材が配置されていてもよい。また、載置部7bの下面と筐体7cの上面との少なくとも一方の少なくとも一部に、摩擦係数の高い高摩擦材が配置されていてもよい。高摩擦材としては、例えば、ゴムあるいはエラストマ等の軟質材が挙げられる。または、載置部7bの下面と筐体7cの上面とに、互いに噛み合う凹凸部が形成されていてもよい。そのような凹凸部を設けることで、載置部7bが筐体7cに対して意図せずに移動することをより確実に防止できる。この場合、載置部7bを筐体7cから上に持ち上げることで、凹凸部の噛み合いが解除され、載置部7bを移動させることができる。
保持装置3は、載置部7bの位置を固定可能なロック機構を備えていてもよい。ロック機構は、載置部7bの移動を阻止するロック状態と、載置部7bの移動を許容するアンロック状態とを使用者が切り替え可能に構成される。ロック機構を設けることで、載置部7bが筐体7cに対して意図せずに移動することをより確実に防止できる。
本開示において、位置調整手段の構成は、図示の例に限定されない。例えば、筐体7cに対して紫外線照射部9を吸込具5の前後方向に移動可能な機構を位置調整手段として設け、紫外線照射部9の位置を調整することで、吸込具5における紫外線照射位置を調整可能としてもよい。
実施の形態3.
次に、図8及び図9を参照して、実施の形態3について説明するが、前述した実施の形態2との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、共通する説明を簡略化または省略する。図8及び図9は、実施の形態3による保持装置3を説明するための側面図である。
実施の形態3による保持装置3が備える載置部7bの一部は、図8及び図9に示す側面視において、筐体7cの前端の位置を超えて、吸込具5の前の方向へ向かって突出している。その突出した部分の載置部7bの下面から、脚部7fが下に向かって突出している。脚部7fの下端は、床面Fに接する。
掃除機2から載置部7bに作用した荷重の一部は、脚部7fから床面Fに伝達する。その結果、脚部7fと床面Fとの間の摩擦力が増大する。本実施の形態であれば、載置部7bの下面と筐体7cの上面との間の摩擦力に加えて、脚部7fと床面Fとの間の摩擦力がさらに作用することで、載置部7bが筐体7cに対して意図せずに移動することをより確実に防止することが可能となる。床面Fに接する脚部7fの下端に、前述したような高摩擦材が配置されていてもよい。
本開示において、保持装置3は掃除機2のバッテリを充電する機能を備えていないものであってもよい。また、載置部7a,7bなどに使用される、紫外線透過性を有する材料は基体7に対して、着脱可能な構成であってもよい。紫外線透過性を有する材料は光源に対して近接した位置に配置される。このため、照度の高い光線を被ばくする。これにより、紫外線透過性を有する材料は劣化し、色差の変化、透過率の劣化、強度の低下などが発生する。このため、紫外線透過性を有する材料は交換できることが望ましい。なお、菌あるいはウイルスの数を減らす目安として、紫外線を照射する前の99%程度や99.9%程度の数を減らすことが望ましい。また、例えばインフルエンザウイルスの数を減らす目安として、99%減らす場合には殺菌効率の高いUVC光源において照射量は数mJ必要である。例えば、紫外線の照射時間は菌あるいはウイルスを減らしたい箇所(被出射面)と光源の距離、通過する材料の透過率、反射する材料の反射率などを考慮した照度と照射量の関係からあらかじめ照射時間を設定しておけばよい(照度×時間=照射量)。
なお、上述した複数の実施の形態のうち、組み合わせることが可能な二つ以上を組み合わせて実施してもよい。
1 掃除機システム、 2 掃除機、 3 保持装置、 3a 保持装置制御部、 3b 給電端子、 3c 電源回路、 3d 寿命報知部、 3e 吸込具検知部、 3f 紫外線照射報知部、 3g 進行度合い報知部、 4 掃除機本体、 4a 電動送風機、 4b バッテリ、 4c 集塵部、 4d ハンドル、 4e 掃除機制御部、 4f 駆動回路、 4g 受電端子、 5 吸込具、 6 管体、 7 基体、 7a 載置部、 7b 載置部、 7c 筐体、 7d 上面、 7e 突出部、 7f 脚部、 8 支持部、 9 紫外線照射部

Claims (18)

  1. 塵埃を吸い込む吸込口を有する掃除機の非清掃中に前記掃除機の位置を保つ保持装置であって、
    前記吸込口が形成された前記掃除機の底面に向けて紫外線を照射する紫外線照射部を備える保持装置。
  2. 前記紫外線照射部からの前記紫外線が出射する出射面を備え、
    前記保持装置に前記掃除機をセットすると、前記出射面の全体が前記掃除機により覆われる請求項1に記載の保持装置。
  3. 前記保持装置に前記掃除機がセットされた状態のとき、前記紫外線照射部から出射する前記紫外線の全量が前記掃除機に照射される請求項1または請求項2に記載の保持装置。
  4. 前記掃除機の前記底面に向かい合う上面を備え、
    前記上面よりも低い位置に前記紫外線照射部が配置されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の保持装置。
  5. 前記紫外線照射部と前記吸込口との相対位置を調整可能な位置調整手段を備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の保持装置。
  6. 前記掃除機は、前記吸込口が形成された前記底面を有する吸込具と、送風機を内蔵した掃除機本体と、前記吸込具と前記掃除機本体との間を接続する管体とを備え、
    前記吸込具が置かれる載置部を有する基体と、
    前記基体から上方に向かって突出し、前記掃除機本体及び前記管体の少なくとも一方に接する支持部と、
    を備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の保持装置。
  7. 前記載置部は、前記紫外線照射部に対して、前記吸込具の前後方向に移動可能に設けられている請求項6に記載の保持装置。
  8. 前記載置部は、前記吸込具の前端に接することにより前記吸込具を位置決めする突出部を有する請求項6または請求項7に記載の保持装置。
  9. 前記紫外線照射部を冷却する空気を通す通気部を有する請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の保持装置。
  10. 前記紫外線照射部の寿命に関する情報を報知する寿命報知部を備える請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の保持装置。
  11. 塵埃を吸い込む吸込口を有する掃除機と、
    前記掃除機の非清掃中に前記掃除機の位置を保つ保持装置と、
    を備え、
    前記保持装置は、前記吸込口が形成された前記掃除機の底面に向けて紫外線を照射する紫外線照射部を有する掃除機システム。
  12. 前記掃除機は、吸引力を発生させる送風機に電力を供給するバッテリを有し、
    前記保持装置は、前記バッテリを充電する充電手段を有し、
    前記バッテリの充電が開始されると、前記紫外線照射部による前記紫外線の照射が開始する請求項11に記載の掃除機システム。
  13. 前記バッテリの充電が終了するタイミングと、前記紫外線照射部による前記紫外線の照射が終了するタイミングとが異なる請求項12に記載の掃除機システム。
  14. 前記掃除機は、前記吸込口が形成された前記底面を有する吸込具と、送風機を内蔵した掃除機本体と、前記吸込具と前記掃除機本体との間を接続する管体とを備え、
    前記保持装置は、前記吸込具が置かれる載置部を有する基体と、前記基体から上方に向かって突出し、前記掃除機本体及び前記管体の少なくとも一方に接する支持部とを備え、
    前記吸込具が前記載置部に置かれているかどうかを検知する吸込具検知部と、
    前記吸込具が前記載置部に置かれていないときに前記紫外線照射部が前記紫外線を照射することを禁止する制御部と、
    を備える請求項11から請求項13のいずれか一項に記載の掃除機システム。
  15. 前記紫外線の照射が開始したことと、前記紫外線の照射中であることと、前記紫外線の照射が終了したことのうちの少なくとも一つを報知する紫外線照射報知部を備える請求項11から請求項14のいずれか一項に記載の掃除機システム。
  16. 前記紫外線による除菌処理の進行度合いに関する情報を表示する進行度合い報知部を備える請求項11から請求項15のいずれか一項に記載の掃除機システム。
  17. 前記掃除機は、回転ブラシを備え、
    前記紫外線照射部は、前記保持装置に前記掃除機をセットしない状態で前記保持装置を上から見たときに視認可能な位置に配置され、
    前記保持装置に前記掃除機をセットすると、前記紫外線照射部の真上に前記回転ブラシが配置される請求項11から請求項16のいずれか一項に記載の掃除機システム。
  18. 前記掃除機は、回転ブラシと、前記回転ブラシが配置されるブラシ室の内壁面の少なくとも一部に設けられた紫外線反射部材とを備える請求項11から請求項17のいずれか一項に記載の掃除機システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024018647A1 (ja) * 2022-07-21 2024-01-25 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 電気掃除機、電気掃除機用収納台および電気掃除機用付属品

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