JP2022044851A - 有限伸育性ダイズの栽培地における雑草防除方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】有限伸育性ダイズの栽培地において優れた作物選択性を示しつつ雑草を有効に防除すること。【解決手段】トリフルジモキサジンを有限伸育性ダイズの栽培地に処理する。【選択図】なし

Description

本発明は有限伸育性ダイズの栽培地において雑草を防除する方法に関する。
従来ダイズの栽培地において雑草を防除する方法としてトリフルジモキサジンを処理する方法が知られている(特許文献1)。また、ダイズには有限伸育性ダイズ、無限伸育性ダイズ、半有限伸育性ダイズなどの種類があることが知られている(非特許文献1)。しかし、トリフルジモキサジンを処理することにより、とりわけ優れた作物選択性をもって雑草を防除できることは知られていない。
国際公開第2010/145992号
Crop Science 12 (1972), 235-239.
本発明は、有限伸育性ダイズの栽培地における雑草を防除する作物選択性に優れた方法を提供することを課題とする。
発明者は、トリフルジモキサジンを有限伸育性ダイズの栽培地に処理することによって、優れた作物選択性を示しつつ雑草を有効に防除できることを見出した。
本発明は、以下の[1]ないし[2]を含む。
[1] トリフルジモキサジンを有限伸育性ダイズの栽培地に処理する工程を含む、有限伸育性ダイズの栽培地における雑草の防除方法。
[2] 有限伸育性ダイズの栽培地の土壌にトリフルジモキサジンを処理する[1]に記載の方法。
本発明の方法により、有限伸育性ダイズの栽培地において、有限伸育性ダイズに重篤な薬害を生ずることなく雑草を防除することができる。
本発明の有限伸育性ダイズの栽培地における雑草防除方法(以下、本発明方法と記すことがある)は、有限伸育性ダイズの栽培地において、トリフルジモキサジンを処理する工程を含む。
トリフルジモキサジンは、クロロフィル生合成系に関与する酵素であるプロトポルフィリノーゲンオキシダーゼを阻害することで除草活性を示す化合物であり公知の方法により製造することができる。
本発明方法における有限伸育性ダイズは、伸育性に関する遺伝子座(Dt1)において、dt1/dt1の遺伝子型を示す品種群である。当遺伝子座において、Dt1/dt1およびDt1/Dt1の遺伝子型を示す品種は、もう1つの伸育性に関する遺伝子座(Dt2)の状態により、無限伸育性ダイズや半有限伸育性ダイズとなる。
本発明方法において、有限伸育性ダイズは一般に作付けされるものであれば、有限伸育性ダイズ内のバリエーションは特に限定されない。例えば早生~晩生の様々な成熟群の品種の有限伸育性ダイズを使用できる。また有限伸育性ダイズの収穫物が供与される様々な用途によっても限定されない。例えば、採種用、観賞用、緑肥用、サイレージ用、子実用などいずれの用途の有限伸育性ダイズも使用できる。子実用であれば食用、搾油用、飼料用、製粉用などいずれの用途の有限伸育性ダイズも使用できる。
有限伸育性ダイズの品種の例としては、トヨムスメ、サチユタカ、福成、丹波黒、エンレイ、Hobbit87、Asgrow AG53X6、Credenz CZ5225LLなどが挙げられる。有限伸育性ダイズでないダイズとしては、Williams 82、Harosoy、黒千石、ツルセンゴク、ツルマメ、Asgrow AG4934、Credenz CZ4590RYなどが挙げられる。
有限伸育性ダイズは、自然交配で作出しうる植物、突然変異により発生しうる植物、F1ハイブリッド植物、トランスジェニック植物(遺伝子組換え植物とも言う)であってもよい。これらの植物は、一般に、除草剤に対する耐性の付与、害虫に対する毒性物質の蓄積、病害に対する感性抑制、収量ポテンシャルの増加、生物的及び非生物的ストレス因子に対する抵抗性の向上、物質の蓄積、保存性や加工性の向上等の特性を有する。
F1ハイブリッド植物とは、2つの異なった系統の品種を交配して得られる一代雑種であり、一般に、両親のどちらよりも優れた形質を持つ雑種強勢の特性を有す植物である。トランスジェニック植物とは、微生物等の他の生物などから外来遺伝子を導入し、自然環境下においては交雑育種、突然変異誘発または自然組換えによっては容易に取得することが出来ないような特性を有する植物である。
上記の植物を作出するための技術としては、例えば、従来型の品種改良技術;遺伝子組換え技術;ゲノム育種技術;新育種技術(new breeding techniques);ゲノム編集技術が挙げられる。従来型の品種改良技術とは、すなわち突然変異や交配により望ましい性質を有する植物を得る技術である。遺伝子組換え技術とは、ある生物(例えば、微生物)から目的とする遺伝子(DNA)を取り出し、別のターゲット生物のゲノムに導入することで、その生物に新しい性質を付与する技術、および植物に存在する特定の遺伝子をサイレントすることによって、新しいまたは改良された特性を付与するアンチセンス技術またはRNA干渉技術である。ゲノム育種技術とは、ゲノム情報を用いて育種を効率化するための技術であり、DNAマーカー(ゲノムマーカーまたは遺伝子マーカーとも呼ぶ)育種技術及びゲノミックセレクションを含む。例えば、DNAマーカー育種は、特定の有用形質遺伝子のゲノム上の存在位置の目印となるDNA配列であるDNAマーカーを用いて、多数の交配後代から目的の有用形質遺伝子を持つ後代を選抜する方法である。交配後代を幼植物の時にDNAマーカーを用いて解析することで、育種に要する時間を効果的に短縮することができる特徴を持つ。
また、ゲノミックセレクションは、事前に入手した表現型とゲノム情報から予測式を作成し、予測式とゲノム情報から表現型の評価を行わずに特性を予測する手法であり、育種の効率化に寄与しうる技術である。新育種技術(new breeding techniques)とは、分子生物学的な手法を組み合わせた品種改良(育種)技術の総称である。例えば、シスジェネシス/イントラジェネシス、オリゴヌクレオチド指向型突然変異導入、RNA依存性DNAメチル化、ゲノム編集、GM台木または穂木への接ぎ木、逆育種、アグロインフィルトレーション、種子生産技術(Seed Production Technology, SPT)などの技術がある。ゲノム編集技術とは、配列特異的に遺伝情報を変換する技術であり、塩基配列の欠失、アミノ酸配列の置換、外来遺伝子の導入等が可能である。例えば、そのツールとして、配列特異的なDNA切断が可能なジンクフィンガーヌクレアーゼ(Zinc-Finger、ZFN)、ターレン(TALEN)、クリスパー・キャスナイン(CRISPR/Cas9)、クリスパー・シーピーエフ1(CRISPER/Cpf1)、メガヌクレアーゼ(Meganuclease)や、前述のツールを改変して作成されたCAS9ニッカーゼやTarget-AID等の配列特異的なゲノム修飾技術がある。
前記した植物としては、例えば、国際アグリバイオ事業団(INTERNATINAL SERVICE for the ACQUISITION of AGRI-BIOTECH APPLICATIONS, ISAAA)の電子情報サイト中(http://www.isaaa.org/)の遺伝子組換え作物の登録データベース(GM APPROVAL DATABASE)に収載された植物があげられる。より具体的には、除草剤耐性植物、害虫耐性植物、病害耐性植物、生産物(例えば、デンプン、アミノ酸、脂肪酸など)の品質(例えば、特定成分の含有量増減あるいは組成の変化)改変植物、稔性形質改変植物、非生物的ストレス耐性植物、又は、生長や収量に関する形質の改変植物がある。
除草剤耐性を付与された植物の例を以下に挙げる。
除草剤に対する耐性は、薬剤とその標的との親和性を低下させる、薬剤を不活性化する酵素の発現による薬剤の速やかな代謝(分解・修飾など)あるいは薬剤の植物体への取り込み又は植物体中での移行の阻害などにより得られる。
遺伝子組換え技術により除草剤耐性を付与された植物には、イソキサフルトール、メソトリオン等の4-ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(以後HPPDと略する)阻害剤、イマゼタピルを含むイミダゾリノン系除草剤およびチフェンスルフロンメチルを含むスルホニルウレア系除草剤等のアセト乳酸合成酵素(以後ALSと略する)阻害剤、グリホサート等の5-エノールピルビルシキミ酸-3-リン酸シンターゼ(以後EPSPSと略する)阻害剤、グルホシネート等のグルタミン合成酵素阻害剤、2,4-D等のオーキシン型除草剤、ブロモキシニルを含むオキシニル系除草剤、フルミオキサジン等のプロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ(以降PPOと略す)阻害剤に対する耐性が遺伝子組換え技術により付与された植物も含まれる。
本発明方法において、トリフルジモキサジンは、通常、固体担体、液体担体等の担体と混合され、さらに必要に応じて界面活性剤等の製剤用補助剤が添加されて製剤化されて用いられる。製剤化されるときの好ましい製剤型は水溶性液剤(soluble liquid)、水溶性粒剤(soluble granule)、水性液体懸濁剤(aqueous suspension concentrate)、油性液体懸濁剤、水和性粉剤、顆粒水和剤、粒剤、水性エマルション、油性エマルション、および乳剤である。より好ましい製剤型は水性液体懸濁剤である。トリフルジモキサジンを単独の有効成分とする製剤を単独で用いてもよいし、他の除草剤を有効成分とする製剤と混用してもよい。また、トリフルジモキサジンと他の除草剤を有効成分として含有する製剤を用いてもよい。さらに、トリフルジモキサジンと他の除草剤を有効成分として含有する製剤と、当該製剤に含有される除草剤とは異なる除草剤を有効成分として含有する製剤とを混用(タンクミックス)してもよい。製剤における有効成分(トリフルジモキサジンまたはトリフルジモキサジンと他の除草剤の合計)の含有量は、通常0.01~90重量%、好ましくは1~80重量%の範囲である。
本発明において、「有限伸育性ダイズの栽培地」は有限伸育性ダイズを栽培している場所、および有限伸育性ダイズを栽培する場所を含む。
本発明方法において、「有限伸育性ダイズの栽培地に処理する」とは有限伸育性ダイズの栽培地に生育する雑草への処理及び有限伸育性ダイズの栽培地の土壌への処理を含み、通常トリフルジモキサジンを含有する製剤を水と混合して調製した散布液を用いて行われる。散布液量は特に限定されないものの通常、有限伸育性ダイズの栽培地1ヘクタールあたり10~1000L、好ましくは100~500L、より好ましくは140~300Lである。
本発明方法におけるトリフルジモキサジンの施用量は、好ましくは栽培地1ヘクタールあたり5~100g、より好ましくはヘクタールあたり10~50g、特に好ましくはヘクタールあたり25gである。具体的な施用量として、ヘクタールあたり7g、8g、12g、15g、18g、20g、30g、40g、60g、80gなどが挙げられる。これらの施用量は「およそ」で表現することもできる。「およそ」とはプラスマイナス10%を示し、例えば「ヘクタールあたりおよそ10g」とは「ヘクタールあたり9~11g」を意味する。
本発明方法を実施する時間帯は特に限定されないが、通常午前5時-午後9時の範囲であり、本発明方法を実施する場所における地表レベルでの光量子束度は通常10~2500マイクロモル/m2/秒である。
本発明方法を実施する際の散布圧は特に限定されないが、通常30~120PSI、好ましくは40~80PSIである。ここで散布圧とはノズルへの導入前の設定である。
本発明方法に使用されるノズルは、フラットファンノズルであってもよいし、ドリフト軽減ノズルであってもよい。フラットファンノズルとしては、Teejet社のTeejet110シリーズ、XR Teejet110シリーズなどがある。これらのノズルを使用した場合、散布圧は、一般的には30~120PSIで、ノズルから吐出される液滴の体積中位径が通常430ミクロン未満である。ドリフト軽減ノズルとは、フラットファンノズルと比較してドリフトが軽減されるノズルであり、エアインダクション(air induction)ノズルまたはプレオリフィス(pre-orifice)ノズルと呼ばれているノズルである。ドリフト軽減ノズルから吐出される液滴の体積中位径は通常430ミクロン以上である。
本発明方法において、有限伸育性ダイズの種子は、通常の方法で栽培地に播種される。本発明方法は、播種前に実施してもよく、播種と同時、および/または播種後に実施してもよい。すなわち、本発明方法の実施回数としては、有限伸育性ダイズの栽培中に1~3回が挙げられる。1回の場合は、播種前に1回、播種と同時に1回、または播種後に1回処理することができる。2回の場合は、播種前を除く2回、播種と同時を除く2回、または播種後を除く2回処理することができる。3回の場合は、播種前、播種と同時、および播種後にそれぞれ1回ずつ処理することができる。
播種前に本発明方法を実施する場合は、通常播種50日前~播種直前、好ましくは播種30日前~播種直前、より好ましくは播種20日前~播種直前、さらに好ましくは播種10日前~播種直前に実施する。
播種後に本発明方法を実施する場合は、通常播種直後~開花前、より好ましくは、播種直後~出芽前の間と、有限伸育性ダイズの本葉1~6葉期の間である。
また、播種と同時に本発明方法を実施する場合とは、播種機と散布機が一体化している場合である。
本発明方法においては、有限伸育性ダイズの種子を殺虫剤化合物、殺線虫剤化合物、殺菌剤化合物および植物生長調節剤化合物から成る群から選ばれる1以上の化合物で処理してもよい。種子処理に使用される化合物としては、たとえば、ネオニコチノイド系化合物、ジアミド系化合物、カーバメート系化合物、有機リン系化合物、生物系殺線虫剤化合物、その他の殺虫剤化合物および殺線虫剤化合物、ストロビルリン系化合物、メタラキシル系化合物、SDHI化合物、その他の殺菌剤化合物および植物生長調整剤化合物が挙げられる。
本発明方法の防除対象の雑草種としては、例えば次のものが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
広葉雑草:シロザ(Chenopodium album)、ホウキギ(Kochia scoparia)、アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、ホナガアオゲイトウ(Amaranthus hybridus)、オオホナガアオゲイトウ(Amaranthus palmeri)、ウォーターヘンプ(Amaranthus tuberculatus = Amaranthus rudis = Amaranthus tamariscinus)、アマランサス クイテンシス(Amaranthus quitensis)、ショウジョウソウ(Euphorbia heterophylla)、アレチノギク(Conyza bonariensis)、オオアレチノギク(Conyza smatrensis)、ヒメムカシヨモギ(Conyza canadensis)、ブタクサ(Ambrosia artemisiifolia)、クワモドキ(Ambrosia trifida)
イネ科雑草(Poaceae):イヌビエ(Echinochloa crus-galli)、コヒメビエ(Echinochloa colona)、エノコログサ(Setaria viridis)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)、ラージクラブグラス(Digitaria sanguinalis)、ジャマイカンクラブグラス(Digitaria horizontalis)、ススキメヒシバ(Digitaria insularis)、オヒシバ(Eleusine indica)、セイバンモロコシ(Sorghum halepense)、ネズミムギ(Lolium multiflorum)、ホソムギ(Lolium perenne)、ボウムギ(Lolium rigidum)
本発明方法において、トリフルジモキサジンは、1種以上の他の除草剤と併用することができる。ここで併用とは、混用(タンクミックス)、混合(プレミックス)、および順次処理を含み、順次処理の場合処理する順番は特に限定されない。
トリフルジモキサジンと併用し得る除草剤としては、グリホサートカリウム塩、グリホサートジメチルアミン塩、グリホサートモノエタノールアミン塩、グリホサートイソプロピルアンモニウム塩、ピロキサスルホン、メソトリオン、イソキサフルトール、メトリブジン、ジカンバジグリコールアミン塩、ジカンバビプロアミン塩、ジカンバテトラブチルアンモニウム塩、ジカンバテトラブチルホスホニウム塩、グルホシネートアンモニウム塩、イマゼタピルアンモニウム塩、ジメテナミドP、ペンディメタリン、サフルフェナシルが好ましい。より好ましくはサフルフェナシルである。
上記の除草剤をトリフルジモキサジンと併用する場合、トリフルジモキサジンと他の除草剤との重量比は、通常、1:0.1~1:500の範囲であり、好ましくは、1:0.5~1:100、より好ましくは、1:1~1:10である。具体的な重量比として、1:0.2、1:0.4、1:0.6、1:0.8、1:1.5、1:2、1:2.5、1:3、1:4、1:7、1:15、1:20、1:25、1:30、1:40、1:50、1:80、1:150、1:200、1:250、1:300、1:400を挙げることができる。以上の重量比はおよそと表現することもできる。およそとはプラスマイナス10%を意味し、たとえば「およそ1:2」とは1:1.8~1:2.2である。
本発明における有限伸育性ダイズの栽培では、一般的な農作物栽培における植物栄養学的管理を行うことができる。施肥体系はPrecision Agricultureに基づくものであってもよいし、慣行の均一なものでもよい。また、窒素固定細菌や菌根菌を種子処理で接種することもできる。
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
まず、以下の実施例で示す除草効力および作物に対する薬害の評価基準を示す。
[除草効力および作物に対する薬害]
除草効力の評価は、調査時の供試雑草の出芽または生育の状態が無処理のそれと比較して全くないか、ほとんど違いがないものを「0」とし、供試植物が完全枯死または出芽若しくは生育が完全に抑制されているものを「100」として、0~100に区分する。
作物に対する薬害の評価は、薬害がほとんど認められない場合は「無害」、軽度の薬害が認められる場合は「小」、中程度の薬害が認められる場合は「中」、強度の薬害が認められる場合は「大」で示される。
実施例1
ポットに土壌を詰め、有限伸育性ダイズ、無限伸育性ダイズ、半有限伸育性ダイズ、オオホナガアオゲイトウ、ウォーターヘンプ、ホウキギ、ブタクサ、およびヒメムカシヨモギを播種する。2日後にトリフルジモキサジンの散布液(トリフルジモキサジンの製剤(トリフルジモキサジンを500g/L含む水性液体懸濁剤)を水で希釈して調製)をヘクタール当たり200Lの液量で、トリフルジモキサジンの施用量がヘクタール当たり25または50g/haとなるように散布機で上方から均一に処理する。処理の21日後に各種ダイズへの薬害と雑草への効果を調査する。すべての雑草への高い効果が確認される。また、有限伸育性ダイズに対する薬害が、無限伸育性ダイズ、半有限伸育性ダイズに対する薬害より軽度であることが確認される。
実施例2
ポットに土壌を詰め、オオホナガアオゲイトウ、ウォーターヘンプ、ホウキギ、ブタクサ、およびヒメムカシヨモギを播種する。同日、トリフルジモキサジンの散布液(トリフルジモキサジンの製剤(トリフルジモキサジンを500g/L含む水性液体懸濁剤)を水で希釈して調製)をヘクタール当たり200Lの液量で、トリフルジモキサジンの施用量がヘクタール当たり25または50gとなるように散布機で上方から均一に処理する。翌日、有限伸育性ダイズ、無限伸育性ダイズおよび半有限伸育性ダイズを播種する。ダイズの播種の21日後に各種ダイズへの薬害と雑草への効果を調査する。すべての雑草への高い効果が確認される。また、有限伸育性ダイズに対する薬害が、無限伸育性ダイズ、半有限伸育性ダイズに対する薬害より軽度であることが確認される。
本発明の方法により、有限伸育性ダイズの栽培地において優れた作物選択性を示しつつ雑草を有効に防除することができる。

Claims (2)

  1. トリフルジモキサジンを有限伸育性ダイズの栽培地に処理する工程を含む、有限伸育性ダイズの栽培地における雑草の防除方法。
  2. 有限伸育性ダイズの栽培地の土壌にトリフルジモキサジンを処理する請求項1に記載の方法。
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