JP2022043732A - 映像解析装置及びその制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の撮影装置を分けた複数のグループについてグループごとに順次解析処理が実行されるような場合において、解析処理を実行する装置リソースを有効利用する。
【解決手段】 複数の撮影装置から得られた画像に対し所定の解析処理を実行する映像解析装置において、複数の撮影装置から画像を取得する取得部と、複数の撮影装置を、当該撮影装置に撮影された画像に対する所定の解析処理に要する処理時間に基づき、複数のグループに分類する分類部と、複数のグループのうちの第1のグループに含まれる一又は複数の撮影装置から得られた画像に対し所定の解析処理を実行したのち、複数のグループのうちの第2のグループに含まれる一又は複数の撮影装置から得られた画像に対し所定の解析処理を実行する解析部とを有する。
【選択図】 図4
【解決手段】 複数の撮影装置から得られた画像に対し所定の解析処理を実行する映像解析装置において、複数の撮影装置から画像を取得する取得部と、複数の撮影装置を、当該撮影装置に撮影された画像に対する所定の解析処理に要する処理時間に基づき、複数のグループに分類する分類部と、複数のグループのうちの第1のグループに含まれる一又は複数の撮影装置から得られた画像に対し所定の解析処理を実行したのち、複数のグループのうちの第2のグループに含まれる一又は複数の撮影装置から得られた画像に対し所定の解析処理を実行する解析部とを有する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、撮影装置より得た画像の解析技術に関するものである。
従来、映像について、複数の解析を並行して実施する装置が知られている。
特許文献1は、解析処理を随時実行し解析処理が間に合わなかった場合には該当フレームをスキップする処理が開示されている。また、特許文献2は、タスクスケジュールに従い順次タスクを実行する処理が開示されている。
複数の撮影装置から得られた画像に対する解析処理を実行するにあたって、当該複数の撮影装置を複数のグループに分け、グループごとに順次解析処理を実行することがある。このとき、上述の特許文献に開示された従来技術では、解析処理を実行する装置のリソースを有効に活用できないことがあった。
そこで本発明は、複数の撮影装置を分けた複数のグループについてグループごとに順次解析処理が実行されるような場合において、解析処理を実行する装置リソースを有効利用する技術を提供しようとするものである。
この課題を解決するため、例えば本発明の映像解析装置は以下の構成を備える。すなわち、
複数の撮影装置から得られた画像に対し所定の解析処理を実行する映像解析装置において、
前記複数の撮影装置から画像を取得する取得手段と、
前記複数の撮影装置を、当該撮影装置に撮影された画像に対する前記所定の解析処理に要する処理時間に基づき、複数のグループに分類する分類手段と、
前記複数のグループのうちの第1のグループに含まれる一又は複数の撮影装置から得られた画像に対し前記所定の解析処理を実行したのち、前記複数のグループのうちの第2のグループに含まれる一又は複数の撮影装置から得られた画像に対し前記所定の解析処理を実行する解析手段とを有する。
複数の撮影装置から得られた画像に対し所定の解析処理を実行する映像解析装置において、
前記複数の撮影装置から画像を取得する取得手段と、
前記複数の撮影装置を、当該撮影装置に撮影された画像に対する前記所定の解析処理に要する処理時間に基づき、複数のグループに分類する分類手段と、
前記複数のグループのうちの第1のグループに含まれる一又は複数の撮影装置から得られた画像に対し前記所定の解析処理を実行したのち、前記複数のグループのうちの第2のグループに含まれる一又は複数の撮影装置から得られた画像に対し前記所定の解析処理を実行する解析手段とを有する。
本発明によれば、複数の撮影装置を分けた複数のグループについてグループごとに順次解析処理が実行されるような場合において、解析処理を実行する装置リソースを有効利用することができる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、複数の撮影装置の映像を解析する映像解析システムの全体構成を示す図である。映像解析システムは、複数の撮影装置100と、解析装置120と、解析結果記録装置130を有している。撮影装置100、解析装置120、解析結果記録装置130はネットワーク110を介して互いに接続されている。
図1は、複数の撮影装置の映像を解析する映像解析システムの全体構成を示す図である。映像解析システムは、複数の撮影装置100と、解析装置120と、解析結果記録装置130を有している。撮影装置100、解析装置120、解析結果記録装置130はネットワーク110を介して互いに接続されている。
撮影装置100は、撮影で得た映像フレームを、ネットワーク110を介して解析装置120に供給する。なお、図示では、5台の撮影装置100を示しているが、この数に特に制限はない。また、個々の撮影装置100は、それぞれを特定するための識別情報(例えば名前、ID等)が割当てられているものとする。
解析装置120は、撮影装置100それぞれより映像フレームを取得し、取得した映像フレームを所定の処理を行い、解析する。そして、解析装置120は、解析対象となった映像フレームの撮影時刻、及び、それを撮影した撮影装置の識別情報と共に、解析結果と解析処理に要した時間を表す情報を解析結果記録装置130に供給する。
解析結果記録装置130は、解析装置120から受信した情報(解析対象となった映像フレームの撮影時刻、それを撮影した撮影装置の識別情報、解析結果と解析処理に要した時間を表す情報)を、ハードディスク等の記憶装置に、システム管理者が閲覧可能とするために記録する。
図2は、撮影装置100のハードウェア構成を示す図である。撮影装置100は、CPU200と、ROM201と、RAM202と、HDD203と、通信部204と、撮影部205とを有している。CPU200は、ROM201に記憶された制御プログラムを読み出して各種処理を実行する。RAM202は、CPU200の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD203は、画像データや各種プログラム等各種情報を記憶する。HDD203は例えば、撮影装置100の機種情報や名称や設定等を記憶している。なお、後述する撮影装置100の機能や処理は、CPU200がROM201又はHDD203に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。通信部204は、CPU200の制御下にて、ネットワーク110を介した外部装置(実施形態では解析装置)との通信を行う。撮影部205は、監視領域の撮影を行う。撮影部205は、撮影方向を変えるための雲台の機構や、ズームやフォーカスや絞り等の撮影の設定を変更する機構や、映像へのマスキング処理や時刻重畳の処理機構や、輝度や色調を変更する映像処理の機構を含んでいてもよい。CPU200は、通信部204を介して外部から受信したリクエストコマンドを解析する。そして、受信したリクエストコマンドが、撮影に係るリクエストコマンドである場合、CPU200は、対応する制御コマンドに変換し、制御コマンドを撮影部205に送ることにより、撮影部205を制御する。また、受信したリクエストコマンドが設定状態等の要求リクエストである場合、CPU200はHDD203等に記録されている設定状態等の情報を取得し、これをレスポンス形式に変換し、通信部204を介して返信する。
図3は、解析装置120のハードウェア構成を示す図である。解析装置120は、CPU300と、ROM301と、RAM302と、HDD303と、通信部304と、入力部305と、表示部306とを有する。CPU300、ROM301、RAM302、HDD303及び通信部304は、それぞれCPU200、ROM201、RAM202、HDD203及び通信部204と同様である。入力部305は、キーボードやマウスを有し、ユーザによる各種操作や指示を受け付ける。表示部306は、各種情報を表示する。
図4は、解析装置120のCPU300が、解析処理に係るプログラムを実行した際のソフトウェア構成を示す図である。解析装置120は、通信制御部400と、映像管理部401と、映像解析部402と、解析結果管理部403と、解析設定管理部404とを有している。通信制御部400は、撮影装置100および解析結果記録装置130との通信を行う。映像管理部401は、後述する解析設定管理部404に記録されている事前にユーザにより指定された解析設定に基づき、各撮影装置に、設定より算出される時刻に映像フレームを取得するリクエストコマンドを生成し、通信制御部400より該当の撮影装置100に送信し、映像フレームを受信し、後述の映像解析部402に渡す。映像解析部402は、所定の解析処理として、映像管理部401より渡された映像フレームを解析して、画像に含まれている人数を推定する。解析方法は、機械学習によって得た認識モデルを用いる方法でも良いし、パターンマッチを用いた方法であっても良い。また、解析結果は、事前にユーザが設定した画像内の複数の領域を用いて、各領域の範囲内で位置する人数を累積して、領域毎の人数を解析結果としても良い。また、検出の対象は、人体だけでなく他のオブジェクトであってもよい。映像解析部402は、解析処理が完了後に、解析結果管理部403に解析対象の撮影装置の情報および解析結果および解析処理に要した時間および解析した映像フレームの解像度および解析処理の設定を送信する。解析結果管理部403は、映像解析部403より渡された撮影装置の情報および解析結果および解析処理に要した時間および解析した映像フレームの解像度および解析処理の設定を、解析結果記録装置130に登録するためのリクエストコマンドを生成し、解析結果記録装置130に送信する。また、後述する解析設定管理部404からのリクエストに基づき、指定の撮影装置の指定の解像度および解析設定における登録済みの解析処理時間を解析結果記録装置130に問い合わせるリクエストコマンドを生成し、解析処理時間を得て解析設定管理部404に渡す。解析設定管理部404は、各撮影装置100から映像を取得するための情報および設定と、取得した映像フレームを解析するための設定を記録し、それら設定情報をユーザが編集するための画面を生成する。
図5は、解析設定管理部404で管理している、解析処理の条件情報の一例を示すテーブルである。このテーブルは、例えばHDD203に格納、保持されているものである。図5の例においては、12台の撮影装置100が解析対象として登録されており、映像フレームの取得に関わるカメラを特定するためのカメラ名、取得する映像の解像度、人体として判定するサイズ(画素を単位とする)、検出する領域(撮影した映像中の人体が存在する領域で、矩形範囲の左上隅と右下隅の座標)、映像フレームを取得する間隔である周期設定、周期の開始時点から映像の取得を待機する待機時間設定を管理している。なお、実施形態では、検出する領域を、2つの座標で特定する例を示したが、例えば矩形領域の1つの頂点(例えば矩形の左上隅の座標)と矩形領域の水平及び垂直方向のサイズで表しても良い。また、検出する領域の形状は矩形ではなく、多角形であっても構わない。
ここで、図5について補足説明する。図5からわかるように、撮影装置としての“カメラ5”と“カメラ8”は撮影する画像の解像度は共に4080(水平方向画素数)×2070(垂直方向画素数)である。そして、“カメラ5”からの画像(4080×2070画素)の場合、そのうちの左上隅座標(100,100)、右下隅座標(4000,2500)を対角線の端点として持つ矩形領域が、人体判定の対象領域であることを示している。“カメラ8”の場合は、座標(500,100)-(3500,2700)で規定される矩形領域が人体判定の対象領域であることを示している。解像度の全域を人体判定領域としないのは、人が存在し得ない領域(例えば建物等)を排除するためである。図5に示すように、“カメラ5”の場合の人体サイズ(高さ)が300画素乃至500画素であるのに対し、同じ解像度の“カメラ8”の場合の人体サイズが30画素乃至80画素と小さい。この理由は、“カメラ8”が設置された位置と被写体の人が存在し得る場所からの距離が、“カメラ5”のそれよりも大きい(遠い)ことが理由である。
映像解析部402は、例えば“カメラ5”からの撮影画像(4080×2070画素)の場合は、その画像中の座標(500,100)-(3500,2700)で規定される領域が解析対象となる。そして、映像解析部402は、その解析対象領域内について人体かどうかの判定に、高さが300乃至500画素であるという条件を加えて、人数を推定することになる。かかる点に鑑みると、映像解析部402による、人数の推定処理に係る時間は、解析対象領域のサイズ(画素数)に比例し、人物のサイズに反比例することが理解できよう。本実施形態では、係る点を考慮し、複数のカメラより得た画像についての解析処理(人数推定処理)に係る負荷を分散させて、無理のない計画について補助する情報を提示する。
なお、図5において、解析装置120は、周期の開始時点で各撮影装置から映像フレームを取得し、待機時間は取得してから解析処理を介するまでの時間であっても良い。撮影装置を特定する情報は、IPアドレスなどの接続情報で合っても良い。解析に関わり、映像フレーム内の最大人体サイズと最小人体サイズの範囲を設定する人体サイズ設定、解析する対象範囲を指定する検出領域設定を管理している。検出領域の指定は多角形であっても良い。
図6は、表示部306の表示画面に表示される、解析設定管理部404による、映像フレームを取得する間隔である周期設定、および周期の開示時点から映像の取得を待機する待機時間設定のGUI(Graphical User Interface)画面である。参照符号611は周期設定の項目であり、指定された周期設定が対象として登録されている撮影装置に同じ設定が適応される。周期設定項目611の設定に合わせて、参照符号601で示す設定範囲、および、参照符号610の時間軸の長さが変化する。図においては周期設定項目611に“300秒”が設定されたことを受けて、時間軸610は0秒から300秒の目盛りとなり、設定範囲601は0秒から300秒の範囲が有効であることを示している。参照符号606、607、608、609の帯は、設定範囲601に合成表示される、解析処理が実行される期間を示す帯である。各帯は、後述する撮影装置のグループ化処理において分けられた各グループの解析処理の開始タイミングと処理期間の長さを表している。各帯の左端の位置は該当グループに属する撮影装置に対して設定された待機時間設定を示しており、幅は該当グループに属する撮影装置の後述する解析処理時間の推定処理で算出した解析処理時間を表しており、図の例においては該当グループの中で最長の解析処理時間を代表として用いている。帯の高さは該当グループに属している撮影装置に台数を示している。
ユーザが入力部305のマウスなどを操作して、帯の位置を移動することで該当するグループの待機時間を変更することができる。また、同時に実行する解析処理が、想定以上にならないように待機時間を調整することができる。帯の幅に使用する解析処理時間は、該当グループに属する撮影装置の解析処理時間の平均であっても良い。帯の幅に使用する解析処理時間は、解析結果管理部403で管理している該当撮影装置の同じ解析設定における実際の解析時間を用いても良い。帯606,607,608,609の表示は、該当グループに属する撮影装置の解析処理時間を個別に表示しても良い。吹き出し602,603,604,605は、各グループに属している撮影装置と各撮影装置の解析処理時間を示している。これらの吹き出し602、603,604,605は、通常は非表示であり、該当する帯をユーザが選択したときのみ表示されるようにしても良い。吹き出し内の撮影装置(図示の「カメラ1,2、…」)をユーザが別の吹き出しに移動することで撮影装置が属するグループ構成を変更できるようにしても良い。そして、上記のようにしてユーザが設定した内容は、図5のテーブルに反映されることになる。
図7および図8は、解析設定管理部404が行う、映像フレーム内の人数を推定する解析処理時間の計算処理の一例を示すフローチャートである。
S701にて、解析設定管理部404は、計算対象の撮影装置の解析設定に係る情報を取得する。図5の設定値の例においては解像度および人体サイズおよび検出領域である。人体サイズは、映像フレーム内における人体サイズの分布を示しており、図5の例においては映像フレームの上端が最小値であり下端が最大値となるように線型的に変化するものとしても良い。
S702にて、解析設定管理部404は、S701で収集した解析設定より解析処理における映像フレームの分割数を算出する。また、解析設定の検出領域設定に重なる分割領域のみを分割数としても良い。
S703にて、解析設定管理部404は、S702で算出した分割数と規定の時間を乗算した値を解析処理時間とする。
図8は、S702で行う解析処理における画像フレームの分割処理の一連を示すフローチャートである。なお、本実施形態において、所定の解析処理として、画像に対し設定した複数の分割領域の各々に対し、当該分割領域に含まれる人数を推定する処理が実行される。このとき、ある固定サイズSの小画像を入力とし、当該小画像に写っている人数を出力とする回帰器(学習済み認識モデル)を用いることで、撮影された画像上の分割領域における人数を推定する。回帰器を学習させるにあたって、人の位置が既知である固定サイズSの小画像を大量に用意し、該対象の小画像を学習データとして、機械学習手法に基づいて回帰器を学習しておく。このとき、人数の推定精度を向上させるため、学習データである小画像のサイズ(固定サイズS)と当該小画像に映る人のサイズとの比率が略一定であることが望ましい。そして、画像に設定された複数の分割領域の各々について、当該分割領域の画像を固定サイズSにリサイズしたものを小画像とし、該小画像を回帰器に入力することで「当該分割領域内の人の位置」を回帰器からの出力として求める。このとき図8に示すフローの処理を実行することで、画像において分割領域が設定される。
S801にて、解析設定管理部404は、S701で取得した解像度と人体サイズの分布と、本フローチャートで繰り返し決定してく決定済みの分割領域とから、後述する処理で画像内の分割領域に含まれない地点の中で想定される人体サイズが最大となる地点を決定する。
S802にて、解析設定管理部404は、S801で算出した画像の地点とその地点で想定される人体サイズとから、想定される人体サイズを推定し得る分割領域のサイズを算出し、該当地点を含む領域を作成する。分割領域のサイズと推定し得る人体サイズの関係および許容範囲は設定されても良い。領域の位置は該当地点を中心とする領域でも良いし、該当地点を領域の左下・右下・左上・右上の何れかとする領域でも良い。
S803にて、解析設定管理部404は、S701で取得した解像度の全ての地点がS802で作成した分割領域に含まれているか否かを確認する。領域に含まれていない地点がある場合(S803/No)、S801から処理を繰り返す。領域に含まれていない地点がない場合(S803/Yes)、S802で作成した分割領域の合計を分割数とする。因に、分割数が多いほど、人数の推定処理に係る時間が長くなる。
ここで、撮影装置100により撮影された画像に対する所定の解析処理に要する処理時間に基づき、複数の撮影装置100を複数のグループに分類する処理について説明する。なお、本実施形態において、複数の撮影装置100を分けた複数のグループについて、グループごとに順次所定の解析処理が実行されるものとする。例えば、複数のグループのうち第1のグループに含まれる一又は複数の撮影装置100により撮影された画像に対する所定の解析処理が実行する。そして、第1のグループに対する所定の解析処理が完了したのち、次の処理対象のグループとして複数のグループのうちの第1のグループと異なる第2のグループに対して所定の解析処理が実行される。このように、本実施形態において、複数のグループ各々について、所定の順序に従って、所定の解析処理が実行されていく。このように、複数の撮影装置を複数のグループに分けて、グループごとに順次解析処理を実行することで、解析処理に想定以上に時間がかかった場合に、いずれの撮影装置100の画像に対する解析処理に問題があったかの特定が容易となる。例えば、第1のグループに対する解析処理が完了されるまでに時間が想定以上にかかる場合、複数の撮影装置100のうち、第1グループに含まれる撮影装置100に対する解析処理の設定に問題があると、ユーザは容易に判断することが可能となる。また、解析処理を実行する装置のリソースを考慮して、本実施形態において、解析設定管理部404は、撮影装置100により撮影された画像に対する所定の解析処理に要する処理時間に基づき、複数の撮影装置100を複数のグループに分類する。ここで、所定の解析処理を実行する解析装置120のCPU300のコア数(解析処理を同時実行できる数でもある)に基づき、所定の解析処理を同時並行で実行可能な数が“2”である場合を想定する。このとき、例えば、解析処理に要する処理時間が大きい画像を撮影する撮影装置Aと、解析処理に要する処理時間が小さい画像を撮影する撮影装置Bとが同一のグループに属する場合、次のような課題が生じることがある。すなわち、解析装置120が、当該グループに対し解析処理を実行した際、撮影装置Bの画像に対する解析処理が完了されたのち、撮影装置Aの画像に対する解析処理が完了されるまでにタイムラグが生じる。これより、撮影装置Bの画像に対する解析処理が完了されてから撮影装置Aに対する解析処理が完了されるまでの間、撮影装置Bの画像に対する解析処理に割り当てられたCPU300のリソースを有効に活用できない。そこで、本実施形態において、解析設定管理部404は、複数の撮影装置110の各々に対応する処理時間に基づき、処理時間が同程度の撮影装置110が同一のグループになるよう、当該複数の撮影装置110を複数のグループに分類する。具体的には、解析設定管理部404は、解析対象として登録された撮影装置110を、前記の解析処理時間で降順に並び替え、所定の最大同時解析台数毎に分割することで撮影装置110のグループを作成する。最大同時解析台数(1グループに属する撮影装置の数)は、解析装置120のCPU300のコア数(解析処理を同時実行できる数でもある)より算出しても良い。また、グループの作成においては、解析処理時間で降順に並び替えて順番にグループ分する際に、グループに最初に登録した撮影装置の解析処理時間と追加候補の撮影装置の解析処理時間との差が所定のグループ内の許容時間差よりも大きい場合には、該当グループは最大同時解析台数に達していなくても、以降の撮影装置は新たなグループに登録しても良い。各撮影装置が割り振られたグループの情報は図5の解析設定管理部404が管理している設定に登録しても良い。図6の設定画面を構成する場合には、前記の設定に登録されているグループの情報を用いても良い。なお、本実施形態における解析装置は、複数の撮影装置110を複数に分けた複数のグループ各々について、グループごとに順次所定の解析処理を実行するが、デフォルトの解析処理の順序として、次のような順序としてもよい。すなわち、処理時間が大きい画像を撮影する撮影装置110が属するグループから順次所定の解析処理が実行されるようにしてもよい。なお、グループごとに実行される所定の解析処理の順序は、ユーザ操作に従って、変更可能である。
以上のように、本実施形態に関わる映像解析システムにおいては、断続的な解析処理の実行を設定できるとともに、映像解析システムの解析実行期間の予測を確認しながら設定が行えるため、リソースを有効的に活用するような設定をユーザが指定できるようになる。
例えば、図6のGUIにおいて、帯606、607,608,609の総長さが、解析周期より十分に短い場合は、ユーザは解析周期611の数値を小さくするように修正すればよい。この結果、ユーザは、解析装置120のリソースの許容する範囲で、人数推定処理を行う周期を短くする(頻度を上げる)設定が可能となる。なお、帯606、607,608,609の総長さ(秒)を表す数値を、図6のGUIに表示するようにしても良い。そして、帯606、607,608,609の総長さ(秒)が解析周期を超える場合は警告メッセージを表示するようにしても良い。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態に関わる映像解析システムについて説明する。
次に、第2の実施形態に関わる映像解析システムについて説明する。
解析設定管理部404で管理している解析設定においては、解析処理の並行処理をしても良い。並行処理数に1以上の値を設定した場合には、撮影装置のグループ化の処理においては、該当撮影装置は指定した分の台数として扱い、S703における解析処理時間の算出においては、算出後の処理時間を並行処理数で除算した値を解析処理時間としても良い。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態に関わる映像解析システムについて説明する。
次に、第3の実施形態に関わる映像解析システムについて説明する。
解析設定管理部404で管理している設定値に、各撮影装置のグループの情報を登録し、さらに各グループに対してユーザが優先度を指定しても良い。
映像解析部402において、あるグループの解析処理の開始時に、前のグループの解析処理が実行されている場合には、該当グループの解析を更に待機しても良い。さらに、周期の終了時点までの期間が、残りのグループ(解析処理が未実行のグループ)の解析処理時間の合計よりも短い場合には、残りのグループの中で最も優先度が低いグループの解析処理をスキップしても良い。最後のグループの解析処理が終了した時点で、次の周期の開始時点を過ぎていた場合には、グループの中でもっとも優先度が低いグループの解析を次の周期においてスキップしても良い。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100…撮影装置、110…ネットワーク、120…解析装置、130…解析結果記録部、400…通信制御部、401…映像管理部、402…映像解析部、403…解析結果管理部、404…解析設定管理部
Claims (12)
- 複数の撮影装置から得られた画像に対し所定の解析処理を実行する映像解析装置において、
前記複数の撮影装置から画像を取得する取得手段と、
前記複数の撮影装置を、当該撮影装置に撮影された画像に対する前記所定の解析処理に要する処理時間に基づき、複数のグループに分類する分類手段と、
前記複数のグループのうちの第1のグループに含まれる一又は複数の撮影装置から得られた画像に対し前記所定の解析処理を実行したのち、前記複数のグループのうちの第2のグループに含まれる一又は複数の撮影装置から得られた画像に対し前記所定の解析処理を実行する解析手段とを有することを特徴とする映像解析装置。 - 前記複数の撮影装置からの画像を取得するための周期を設定する第1の設定手段と、
前記第1の設定手段により設定された周期において、前記複数のグループの各々について前記所定の解析処理の実行が開始されるタイミングを設定する第2の設定手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の映像解析装置。 - 前記第1の設定手段により設定された周期を示す範囲の情報と、前記複数のグループ各々に対応して前記第2の設定手段により設定されたタイミングの情報とを含む表示画面を表示装置に表示させる表示制御手段を更に有することを特徴とする請求項2に記載の映像解析装置。
- 前記表示制御手段は、前記周期を示す範囲の情報と、前記複数のグループ各々に対応する前記タイミングの情報と、前記複数のグループ各々に対応する前記処理時間に関する範囲の情報と、を含む前記表示画面を前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項3に記載の映像解析装置。
- 前記表示制御手段により表示された前記処理時間に関する範囲の位置を、ユーザからの指示に従って前記周期の範囲内で移動する編集手段を更に有することを特徴とする請求項4に記載の映像解析装置。
- 前記分類手段は、前記複数の撮影装置の各々に対応する前記処理時間と、前記所定の解析処理を同時に実行可能な数とに基づき、前記複数の撮影装置を前記複数のグループに分類する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の映像解析装置。 - 前記複数の撮影装置の各々に撮影された画像に対する前記所定の解析処理に係る条件情報に基づき、前記複数の撮影装置の各々に対応する前記所定の解析処理の前記処理時間を推定する推定手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の映像解析装置。
- 前記所定の解析処理は、前記に含まれる人物の数を推定する処理であって、
前記条件情報は、各撮影装置の撮影の解像度を表す情報、画像における解析対象の領域の位置とサイズを表す情報、及び、人物の判定のための画素を単位とするサイズを表す情報が含まれることを特徴とする請求項7に記載の映像解析装置。 - 前記グループには優先度が設定されており、解析処理を実行した際に、推定された処理時間よりも長い時間を要した場合には、まだ解析処理を未実行なグループの中で、最も優先度の低いグループから解析の実行をスキップすることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の映像解析装置。
- 前記映像解析システムは、前記周期の開始のタイミングで各撮影装置より映像フレームを取得し、前記第2の設定手段で設定したタイミングで、解析処理を開始することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の映像解析装置。
- 複数の撮影装置から得られた画像に対し所定の解析処理を実行する映像解析装置の制御方法において、
前記複数の撮影装置から画像を取得する取得工程と、
前記複数の撮影装置を、当該撮影装置に撮影された画像に対する前記所定の解析処理に要する処理時間に基づき、複数のグループに分類する分類工程と、
前記複数のグループのうちの第1のグループに含まれる一又は複数の撮影装置から得られた画像に対し前記所定の解析処理を実行したのち、前記複数のグループのうちの第2のグループに含まれる一又は複数の撮影装置から得られた画像に対し前記所定の解析処理を実行する解析工程とを有することを特徴とする映像解析装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の映像解析装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020149179A JP2022043732A (ja) | 2020-09-04 | 2020-09-04 | 映像解析装置及びその制御方法及びプログラム |
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JP2022043732A true JP2022043732A (ja) | 2022-03-16 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN118509710A (zh) * | 2024-07-16 | 2024-08-16 | 杭州海康威视数字技术股份有限公司 | 一种巡检设备、方法 |
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2020
- 2020-09-04 JP JP2020149179A patent/JP2022043732A/ja active Pending
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