JP2022039554A - 観覧施設評価システム、観覧施設評価方法、および、観覧施設評価プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態に係わる観覧施設評価システムは、評価対象となる観覧施設において、観客席からの舞台の観やすさを判定し評価するシステムである。以下に、観覧施設評価システムについて幾つかの具体的な実施形態を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態に係わる観覧施設評価システム1の一例を示すブロック図である。観覧施設評価システム1は、空間座標設定部100と、記憶部150と、施設情報入力部200と、サイトライン算出部300と、注視点算出部400と、注視点判定部500と、表示部600と、を備える。
次に、観覧施設評価システム1の動作の一例のフローチャートについて、図11に基づいて説明する。図11に示す処理手順は、観覧施設評価システム1が実行されるパーソナルコンピュータが有するプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)が実行する。CPUの一部の機能を実行する動作部の一例には、空間座標設定部100、施設情報入力部200、サイトライン算出部300、注視点算出部400、注視点判定部500、および、表示部600が挙げられる。この場合において、CPUはROM(Read Only Memory)(図示せず)に格納されたプログラムにしたがい実行する。
以上のとおり、具体的な実施形態を一つ説明したが、上述した実施形態は例示である。例えば、上述の実施形態では、観客の視点と、観客の前方の客席に着座する観客の頭頂位置とを通る直線としてサイトライン310を算出し、サイトライン310と舞台上の舞台注視線221とが交わる注視点220を算出する形態を例示した。ここではさらに、舞台のプロセニアム120bの上端に対して注視点220を算出し、判定を行う第2の実施形態にかかる観覧施設評価システム2について、第1の実施形態と異なる構成について説明する。
次に、第3の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、第1および/または第2の実施形態と同じ符号を用いる場合、第1および/または第2の実施形態と同一の構成を示し、特に説明がない限り先行する説明を参照する。以下、バルコニーの先端との判定を行う、第3の実施形態にかかる観覧施設評価システム3について、第1および/または第2の実施形態と異なる構成について説明する。
(PrH+St-Ezn)/Exn<(Bz-Ezn)/(Exn-Bx)…(4)
以上、本実施形態を説明したが、実施形態はこれらに限定されるものではなく、実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。また、さまざまな実施形態の一部または全部を組み合わせて新たな実施形態とすることも可能である。
上述の各実施形態において、前方空間座標230が、舞台先端から評価対象となる客席に着座した観客の間に位置する座標である場合を示したが、前方空間座標230は、これに限定されない。例えば、図18に示すように、前方空間座標230を、プロセニアムの上端とし、観客の視点233の座標Enとプロセニアムの上端の座標とに基づいてサイトライン310を算出することができる。舞台注視線221をホリゾントの位置とすると注視点220は、以下の式(5)により算出できる。なお、ホリゾントとは、舞台やスタジオで使われる背景用の布製の幕または壁である。舞台先端からホリゾントまでの距離をDPとし、注視点220であるホリゾント上の見切れ高さをHPとすると、(PrH-HP)/DP=(Ezn-St-PrH)/Exnの関係式が成り立つ。この関係式を展開することにより、ホリゾント上の見切れ高さHPを求めることができる。
HP=PrH-DP×(Ezn-St-PrH)/Exn …(5)
式(5)で算出されたHPに対して、ホリゾントにおける見切りの高さを判定することにより、評価対象となる客席からのサイトライン310が適切であるか否かを判定することが可能となる。
また、本実施形態に係る観覧施設評価システムを用いることで、ユーザは、振れ角iの評価を行うことが可能となる。本明細書において振れ角iとは、観客の視点から舞台上の演技の中心である演技中心点を見た場合のX軸のマイナス方向に対する角度である。すなわち、観客の視点からの演技中心点に対する向きが劇場中心軸に対して振れている水平平面上の角度となる。図19Aに各客席における振れ角iを示す。図19Aに示す例では、演技中心点を、注視点のX座標PSx=-5000(デフォルト値)、Y座標PSy=0、Z座標PSz=1500+St(デフォルト値)としている。各観客の視点の座標Enm(Ex、Ey、Ez)は、図6Dに示すn列m番の観客の客席座標242(Xnm、Ynm、Znm)、および座席角θ(X軸との振れ)に基づいて算出することができる。視点座標Eの算出に用いる数値は、CAD、BIMまたは記憶装置から得られる。なお、目の位置は観客の視点の中間値(両眼の瞳孔の中心)を想定しており、椅子の中心軸上にある。また、演技中心点の位置の座標は任意に設定することが可能である。例えば、演技中心点は、注視点に割り当てることができる。この場合、振れ角iは、注視点220の座標PSと観客の目の座標Eとで定まる線分PS-Eと、X軸と、に基づいて算出される角度である。なお、演技中心点は、舞台に位置する場合は中心軸111上に位置する場合が多いが、それ以外の場所に設定することも可能である。また、演技中心点の奥行き方向は演目によって大きく異なる。例えば、運動競技等では、通常、注視点は、フィールドまたはコートの中心となるが、野球場の場合には、ピッチャーマウンドかバッテリー間が注視点(演技中心点)となる場合もある。観覧施設では一般的に演技中心点に対して正面にある客席が好ましいとされる。したがって、振れ角iの値は、0度である場合が最も好ましく、客席ごとに振れ角iの絶対値が小さいほうが好ましいと評価される。これらが振れ角iの評価基準となり、この評価基準を用いることで、振れ角iの値を、個々の席の評価の指標に用いることができる。例えば、図19Aに示す客席C1から客席C5においては、それぞれ振れ角iが、30度、20度、0度、0度、および45度となる。すなわち、客席C3および客席C4が振れ角iにおける客席の評価が高い席となる。なお、振れ角iは、平面的な角度のみでなく演技中心点に対する俯角(垂直方向の角度)に対して算出することも可能である。
また、本実施形態に係る観覧施設評価システムを用いることで、ユーザは、ずれ角kの評価を行うことが可能となる。本明細書において、ずれ角kとは、客席の椅子の方向と、演技中心点(例えば、注視点の座標PSx=-5000、PSy=0、PSz=0)に対する方向と、の角度差である。ずれ角kは、上述の振れ角iと座席角θの差分により算出することができる。なお、ずれ角kに関する「ずれ」は、客席から舞台に向いた時に中心軸方向の「ずれ」(内旋)と、中心軸から離れる方向の「ずれ」(外旋)がある。外旋は舞台の向きから離れるだけでなく、観客席130の中心から離れるのでより好ましくないとされる。内旋は観客席130全体との一体感が高まる方向にあり、好ましい場合もある。なお、ずれ角kは0度が最も好ましく、客席ごとに絶対値が小さいほうが好ましいと評価され、個々の客席の評価の指標に用いることができる。一般的に、通常20~30度を超えると、観客は苦痛を感じるようになり、45度を超えると長時間の鑑賞は困難になるが、座席の身体拘束力が小さいベンチシートや桟敷席では快適性が改善される。例えば、図19Aに示す客席C1から客席C5においては、それぞれ、ずれ角kが、-30度、-10度、0度、0度、および45度となる。すなわち、客席C3および客席C4が、ずれ角kにおける客席の評価が高い席となる。
また、本実施形態に係る観覧施設評価システムを用いることで、ユーザは、水平舞台視界角λの評価を行うことができる。ここで、水平舞台視界角λとは、客席から舞台を見た場合の、舞台の端から端までの観客の視界の角度である。具体的には、客席から見てプロセニアムの右端(図19Aにおける上手側)の垂直線PrR-SRが示す右端座標と、客席から見た舞台上の演技中心点までの直線と、がなす角度を上手側水平舞台視界角λRとして算出する。同様に、客席から見て左端(図19Aにおける下手側)の垂直線PrL-SLが示す左端座標と、客席から見た舞台上の演技中心点までの直線と、がなす角度を下手側水平舞台視界角λLとして算出する。さらに、上手側水平舞台視界角λRと下手側水平舞台視界角λLとの合計の角度(水平舞台視界角(合計)λ=λR+λL)を算出する。すわなち、左端座標と観客の視点とを結ぶ直線である左端サイトラインおよび右端座標と観客の視点とを結ぶ直線である右端サイトラインによって定まる角度である水平舞台視界角が算出される。なお、プロセニアム(舞台額縁)の座標情報は、舞台側の座標情報から得られる。また、観客の視点座標Enm(Ex、Ey、Ez)は、上述の通り、図6Dに示すn列m番の観客の客席座標242(Xnm、Ynm、Znm)、および座席角θ(X軸との振れ)に基づいて算出することができる。観客の視点から見た水平舞台視界角λは、大きすぎると演技全体の視界に入らなくなるため観客は不快に感じ、小さすぎると舞台が小さく見えるため観客は不満を感じる。水平舞台視界角λは、適切な範囲が30度から60度とされ、個々の席の評価の指標に用いることができる。例えば、図19Aに示す客席C1から客席C5においては、客席C2から客席C5が、水平舞台視界角λが30度から60度の範囲に収まるため、範客席の評価が高い席となる。
また、本実施形態に係る観覧施設評価システムを用いることで、ユーザは、垂直舞台視界角μの評価を行うことができる。本明細書において、垂直舞台視界角μは、舞台端またはプロセニアム(またはポータル等)までの視界視野の垂直角度である。図19Bは、垂直舞台視界角μを説明するための図である。客席から見てプロセニアム(舞台額縁)の右端(上手側)の垂直線の下端点および上端点を、それぞれ右下端点SRおよび右上端点PrRとする。同様に、客席から見て左端(下手側)の垂直線の下端点および上端点を、それぞれ左下端点SLおよび左上端点PrLとする。また、中心軸上の垂直線の下端点および上端点を、それぞれ中心下端点SCおよび中心上端点PrCとする。観客の視点から、これら各下端点の下端座標および各上端点の上端座標との垂直面内の角度である、右垂直舞台視界角μr1、μr2、左垂直舞台視界角μl1、μl2、および中心線垂直舞台視界角μc1、μc2を算出する。すわなち、上端座標と観客の視点とを結ぶ直線である上端サイトラインおよび下端座標と観客の視点とを結ぶ直線である下端サイトラインによって定まる角度である垂直舞台視界角μが算出される。すなわち、垂直舞台視界角μは、μr1+μr2、μl1+μl2、または、μc1+μc2により算出することができる。この垂直舞台視界角μが示す数値は、それぞれの客席から見て、舞台先端およびプロセニアムに相当する位置を見上げるか、または見下ろす角度を示すため、個々の客席の評価の指標に用いることができる。単位にはラジアンまたは度を用い、見上げる場合を正(プラス)とし、見下ろす場合を負(マイナス)とする。なお、観客の視点から見た垂直舞台視界角μは、その合計が大きすぎると視野が大きすぎて演技全体の視界に入らなくなるため観客は不快に感じ、小さすぎると舞台が小さく見えるため観客は不満を感じる。また、個々の値において数値が大きすぎる場合は見上げることになり観客は苦痛に感じる。一方で、垂直舞台視界角μが水平か、やや見下げる場合が、観客にとって快適であり、マイナスの値が多すぎると見下げ角が大きくなり、観客にとって苦痛や高所の恐怖感につながるとされる。個々の感覚差は大きいが、通常は、垂直舞台視界角μが0~-30度であるのが好ましいとされる。
上述の、振れ角i、ずれ角k、水平舞台視界角λ、および垂直舞台視界角μは、いずれも、舞台が観えるか否かの評価と並び、観覧施設の評価において重要な指標となる。舞台やスポーツの鑑賞において、観客は座席の選定に当たっては、個人の嗜好とともに、その角度から、どのような視野の角度と大きさで、どの距離で鑑賞するかを慎重に選択し、客席の価格に見合うかどうかを判断する。図19Cは、各種角度に関する計算結果を一覧にした表示方法の一例であり、さらには、それに一定の5段階評価を加えた表示方法の一例でもある。このような方法は、建設の発注者、設計者、主催者、鑑賞者に対し、各座席における空間的な指標を理解することを支援することができる。
多数の客席がある劇場等の建築設計において、全ての客席のサイトラインを3Dモデルにより作成し、評価を数値化して評価することは、通常容易でない。小規模な施設でない限り、サイトライン設計において、身体寸法差がある観客に対し前列頭越しに各視点から舞台上の注視点へのラインを確保することは不可能に近い。そのため頭越しでは千鳥配置の設計をすることになる。その場合に斜め前方に位置する前列の頭越しに舞台上のどの範囲が可視なのか判定することが重要になる。この場合、舞台の周辺部は通常重要でなく、舞台上のアクティングエリアのさらに主要な演技中心領域が見えることが判定の基準となるため、その部分に領域を絞って見切れの判定を行うこともできる。その際は単一の視点ではなく両眼のいずれかから見えるかを検証することが現実的と考えられる。なお、演技中心領域については、後述する。
HD-2Δ=HD-2-a-α=8cm …(6)
ただし、HDは、頭の横幅の統計的平均値であり、例えば、日本人ではHDは、約16cmとなる。また、式(6)におけるaは、瞳孔間距離の統計的平均値であり、例えば、日本人では約6cmとなる。また、式(6)におけるαは、観客の首が可動であることによるマージンであり、値は約2cmである。この視線障害を除いた観客視野を前列頭間視界角と呼ぶ。
また、上述の各実施形態において、観覧施設が劇場である例を示したが、観覧施設はこれに限定されない。例えば、音楽堂、公会堂、講堂、教室、競技場、アリーナ、スタジアム等の観劇、音楽鑑賞、教育、集会、スポーツ観覧、展示、演出を目的とする施設であってもよい。また、観覧施設は、恒久的または仮設的といった施設の設置期間に関する種別を問わない。
また、上述の各実施形態において、観覧施設は、2階層のバルコニー構成である例を示したがこれに限定されず、3階以上のバルコニーを有する多層バルコニー構造の観覧施設にも適用できる。例えば、図23に示すように、3階席130dを有する観覧施設についても評価が可能となる。
また、上述の各実施形態において、1階席130aが後部に向かうにつれて上昇する例を示したがこれに限定されない。例えば、図24(a)に示すように1階席130aの前段および中段がフラットであり、後段が緩やかに上昇する形状、または図24(b)に示すように1階席130a全てがフラットの形状である観覧施設についても評価することが可能となる。この場合、例えば図24(a)のように舞台奥に進むにつれて緩やかに上方向に傾斜する舞台や、図24(b)に示すように段差を有する舞台を想定して、舞台上の注視点を設定することで観やすさの評価が可能となる。
さらに、上述の各実施形態においては、各階最後部の客席の視点の座標についても数値化が行えているため、この数値を用いて、観覧施設における最大視距離および最大俯角の評価が可能となる。ここで、最大視距離および最大俯角は、評価対象となる観覧施設における中心軸上の最後部の客席からの最大の視距離および俯角である。各観覧施設は、中心軸上の最後部の客席からの視距離および俯角が最大視距離および最大俯角より小さくなるように設計されることが望ましい。ここで、舞台先端から最後列n列目の観客の目の位置までの水平距離はExnであり、垂直距離は、Ezn-Stである。よって、最大視距離は、水平距離Exnの2乗と、垂直距離(Ezn-St)の2乗との和の平方根を求めることにより、定めることができる。同様に、最大俯角は、arctan((Ezn-St)/Exn)で定めることができる。なお、最大視距離に対する評価としては、小劇場では15m以内、中劇場では20ないし22m以内、大劇場では30mないし39m以内であることが好ましい。一方、最大俯角は25度以内であることが好ましい。上述の各実施形態において、表示部600は、判定結果に最大視距離および最大俯角を表示し、上述の適切な範囲内にあるか否かを表示させることができる。
上述の実施形態によって得られる各種の観え方に関する指標は、個々の客席について算出することができる。要素ごとの配点について、これらの複数の情報を用いて高低を定めて加重評価を行い、観客席130の総合評価を行うことが可能である。例えば、設計時に複数案を計画し、全体の評価を行うことにより案の比較検討を行うことも出来る。完成した観覧施設においては、客席ごとの値付けの基礎資料とすることも可能である。
また、上述の各実施形態においては、観客の視点から舞台やプロセニアムへのサイトラインを判定および評価するものであるが、これに限定されない。例えば、観客の視点の代わりに観客席130側の天井また客席の壁面部またはバルコニー席の先端または舞台上部に設けられた照明の投光位置を用いて判定および評価することも可能である。また、観客の視点の代わりに、映像装置のレンズを用いることが可能であり、舞台正面または斜め前方またはバルコニー先端からプロセニアムまたはホリゾント、背景幕またはその他の舞台装置への投射環境が可能か、適切か否かを検証することができる。本実施形態においては、具体的な照明装置または投影装置をシミュレーションするものではなく、あくまで簡易な検証方法として提案するものである。
図25に、舞台照明における光度角を説明するための図を示す。適切に調整された舞台照明用スポットライトから放射される光円錐は、中心が最も明るく、すなわち光円錐の中心は光度(単位:カンデラcd)が最も強くなる。そして、光円錐の中心から周辺に行くにしたがって同心円状に光度が落ちる。その光度が半分、すなわち50%になる円をビームエッジといい、その直径が光源となす角度をビーム角という。また、周辺の光度が10%まで落ちる円をフィールドエッジといい、その直径が光源となす角度をフィールド角という。ビーム角とフィールド角はともに光度特性を示す光度角である。舞台上で複数のライトにより隣接する領域を照射する際は、図25に示すように、お互いにビームエッジが接するようにライトを照らさなければならない。このようにライトを照らすことで、その領域を横切る俳優は途中で顔が暗くなるのを防ぐことができる。
プロジェクターによる映像投影は、従来からある映画等の映写に加え、今日ではプロジェクターの性能の向上と小型化、ディジタル映像作成技術の向上等を背景に、舞台美術には不可欠なものとして更なる発達を遂げつつある。しかし任意の投影目標となるスクリーン、幕類、舞台装置等に対し、どの方向からどの大きさで投影を行うことができ、どれくらいの明るさ(光度)が得られるかを検証することは意外に難しい。本実施形態においては、このような要件を解決することが求められる劇場の建築設計者、舞台美術家、または照明ディザイナに対し、情報の提供を支援することを目的とし、上述のサイトラインの手法を応用して解決を図る。
さらに、上述の各実施形態において数値化、指標化された各項目は、各客席に対するXYZの座標値、椅子の方向を設定し、それらを表計算により自動処理することで値が得られるような表計算プログラムで実現することができる。すなわち、表計算プログラムによって、平面座標データを活用した3次元的な要素が数値化、指標化できる。ここで、数値化できる各項目は、俯角、最大視距離、視点がプロセニアムより上か下か、ホリゾントにおける見切りの高さ、偏向角、ずれ角、水平舞台視界角、垂直舞台視界角までの視野の角度などである。また、プロセニアムの見通し角との関係、前列頭間視界角、演技中心領域が見えるかの判定、総合評価等についても数値化できる。
(i) 舞台と客席とを備える観覧施設に関する設計情報に基づいて、観覧施設に対応した空間座標を設定する空間座標設定部100を含む。
(ii) 空間座標における観覧施設に関する施設情報が入力される施設情報入力部200を含む。
(iii) 客席に着座した観客の視点と、観客が着座する客席より前方方向に位置し、空間座標に対応させた前方空間座標で示される点と、を通る直線であって、観客の視線であるサイトラインを、施設情報に基づいて算出するサイトライン算出部300を含む。
(iv) サイトラインと、舞台上の特定の平面である注視平面と、が交わる点である注視点を算出する注視点算出部400を含む。
(v) 注視点の空間座標と所定の評価基準とを比較し、舞台の観やすさを判定する注視点判定部500を含む。
(vi) 判定部で判定された判定結果を表示する表示部600を含む。
また、右側頭部の座標および左側頭部の座標によって定まる2つのサイトラインによって算出される角度である前列頭間視界角が適切であるか否かを判定することが好ましい。
(i) 舞台と客席とを備える観覧施設に関する設計情報に基づいて、観覧施設に対応した空間座標を設定する空間座標設定部100を含む。
(ii) 空間座標における観覧施設に関する施設情報が入力される施設情報入力部200を含む。
(iii) 客席側に位置する光源と、光源より前方方向に位置し、空間座標に対応させた前方空間座標で示される点と、を通る直線であるサイトラインを、施設情報に基づいて算出するサイトライン算出部300を含む。
(iv) サイトラインと、舞台上の特定の平面である注視平面と、が交わる点である注視点を算出する注視点算出部400を含む。
(v) 注視点の空間座標と所定の評価基準とを比較し、舞台における光源からの光の照射具合を判定する注視点判定部500を含む。
(vi) 判定部で判定された判定結果を表示する表示部600を含む。
(i) 舞台と客席とを備える観覧施設に関する設計情報に基づいて、観覧施設に対応した空間座標を設定する処理を含む。
(ii) 空間座標における観覧施設に関する施設情報が入力される処理を含む。
(iii) 客席に着座した観客の視点と、観客が着座する客席より前方方向に位置し、空間座標に対応させた前方空間座標で示される点と、を通る直線であって、観客の視線であるサイトラインを、施設情報に基づいて算出する処理を含む。
(iv) サイトラインと、舞台上の特定の平面とが交わる点である注視点を算出する処理を含む。
(v) 注視点の空間座標と所定の評価基準とを比較し、舞台の観やすさを判定する処理を含む。
(vi) 判定された判定結果を表示する処理を含むことが好ましい。
(i) 舞台と客席とを備える観覧施設に関する設計情報に基づいて、観覧施設に対応した空間座標を設定する処理を含む。
(ii) 空間座標における観覧施設に関する施設情報が入力される処理を含む。
(iii) 客席に着座した観客の視点と、観客が着座する客席より前方方向に位置し、空間座標に対応させた前方空間座標で示される点と、を通る直線であって、観客の視線であるサイトラインを、施設情報に基づいて算出する処理を含む。
(iv) サイトラインと、舞台上の特定の平面である注視平面と、が交わる点である注視点を算出する処理を含む。
(v) 注視点の空間座標と所定の評価基準とを比較し、舞台の観やすさを判定する処理を含む。
(vi) 判定された判定結果を表示する処理を含むことが好ましい。
100 空間座標設定部
200 施設情報入力部
220 注視点
230 前方空間座標
300 サイトライン算出部
310 サイトライン
400 注視点算出部
500 注視点判定部
510 プロセニアム判定部
520 バルコニー判定部
600 表示部
Claims (19)
- 舞台と客席とを備える観覧施設に関する設計情報に基づいて、前記観覧施設に対応した空間座標を設定する空間座標設定部と、
前記空間座標における前記観覧施設に関する施設情報が入力される施設情報入力部と、
前記客席に着座した観客の視点と、前記観客が着座する前記客席より前方方向に位置し、前記空間座標に対応させた前方空間座標で示される点と、を通る直線であって、前記観客の視線であるサイトラインを、前記施設情報に基づいて算出するサイトライン算出部と、
前記サイトラインと、前記舞台上の特定の平面である注視平面と、が交わる点である注視点を算出する注視点算出部と、
前記注視点の前記空間座標と所定の評価基準とを比較し、前記舞台の観やすさを判定する注視点判定部と、
前記注視点判定部で判定された判定結果を表示する表示部と、を備える観覧施設評価システム。 - 前記注視点は、前記注視平面の平面上であって、前記舞台の床面と垂直な直線上に位置する、請求項1に記載の観覧施設評価システム。
- 前記前方空間座標は、前記客席より前方に位置する前記客席に着座した前方観客の頭頂の座標である、請求項2に記載の観覧施設評価システム。
- 前記前方空間座標は、前記客席の1列前に位置する前記客席に着座した前記前方観客の頭頂の座標である、請求項3に記載の観覧施設評価システム。
- 前記前方空間座標は、前記客席の2列前に位置する前記客席に着座した前記前方観客の頭頂の座標である、請求項3に記載の観覧施設評価システム。
- 前記前方空間座標は、前記観客の視点と同じ高さである任意の座標である、請求項1または2に記載の観覧施設評価システム。
- 前記前方空間座標は、バルコニーの天井先端の座標である、請求項1または2に記載の観覧施設評価システム。
- 前記注視点は、前記注視平面の平面上であって、前記舞台の床面と平行な直線上に位置する、請求項1に記載の観覧施設評価システム。
- 前記前方空間座標は、評価対象となる前記客席の1列前に位置する前記客席に着座した前方観客の片側側頭部の座標である、請求項1または8に記載の観覧施設評価システム。
- 前記前方空間座標は、評価対象となる前記観客の視点から前記舞台の演技中心領域への視線の水平方向の左側に位置する左前方観客の右側頭部の座標、および前記視線の水平方向の右側に位置する右前方観客の左側頭部の座標であり、
前記注視点判定部は、前記右側頭部の座標および前記左側頭部の座標によって定まる2つの前記サイトラインによって算出される角度である前列頭間視界角が適切であるか否かを判定する、請求項9に記載の観覧施設評価システム。 - 前記注視点判定部は、さらに、前記サイトラインと、前記舞台上の演技の中心点である演技中心点から前記客席の方向へ延びる中心軸とによって定まる角度である振れ角が適切であるか否かを判定する、請求項1または8に記載の観覧施設評価システム。
- 前記注視点判定部は、さらに、前記客席の向く方向が、前記サイトラインに対して振れている角度であるずれ角が適切であるか否かを判定する、請求項1、8または11に記載の観覧施設評価システム。
- 前記前方空間座標は、前記舞台の左端に位置する左端座標および、前記舞台の右端に位置する右端座標であり、
前記サイトライン算出部は、前記左端座標との左端サイトライン、および前記右端座標との右端サイトラインを算出し、
前記注視点判定部は、さらに、前記左端サイトラインおよび前記右端サイトラインによって定まる角度である水平舞台視界角が適切であるか否かを判定する、請求項1、8、10または11に記載の観覧施設評価システム。 - 前記前方空間座標は、前記舞台の上端に位置する上端座標および、前記舞台の下端に位置する下端座標であり、
前記サイトライン算出部は、前記上端座標との上端サイトライン、および前記下端座標との下端サイトラインを算出し、
前記注視点判定部は、さらに、前記上端サイトラインおよび前記下端サイトラインによって定まる角度である垂直舞台視界角が適切であるか否かを判定する、請求項1または2に記載の観覧施設評価システム。 - 前記表示部は、前記注視点判定部で判定された判定結果を複数の評価方法を用いて評価し表示する、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の観覧施設評価システム。
- 舞台と客席とを備える観覧施設に関する設計情報に基づいて、前記観覧施設に対応した空間座標を設定する空間座標設定部と、
前記空間座標における前記観覧施設に関する施設情報が入力される施設情報入力部と、
前記客席側に位置する光源と、前記光源より前方方向に位置し、前記空間座標に対応させた前方空間座標で示される点と、を通る直線であるサイトラインを、前記施設情報に基づいて算出するサイトライン算出部と、
前記サイトラインと、前記舞台上の特定の平面である注視平面と、が交わる点である注視点を算出する注視点算出部と、
前記注視点の前記空間座標と所定の評価基準とを比較し、前記舞台における前記光源からの光の照射具合を判定する注視点判定部と、
前記注視点判定部で判定された判定結果を表示する表示部と、を備える観覧施設評価システム。 - コンピュータによって実行される観覧施設評価方法であって、
舞台と客席とを備える観覧施設に関する設計情報に基づいて、前記観覧施設に対応した空間座標を設定し、
前記空間座標における前記観覧施設に関する施設情報が入力され、
前記客席に着座した観客の視点と、前記観客が着座する前記客席より前方方向に位置し、前記空間座標に対応させた前方空間座標で示される点と、を通る直線であって、前記観客の視線であるサイトラインを、前記施設情報に基づいて算出し、
前記サイトラインと、前記舞台上の特定の平面である注視平面と、が交わる点である注視点を算出し、
前記注視点の前記空間座標と所定の評価基準とを比較し、前記舞台の観やすさを判定し、
判定された判定結果を表示する、観覧施設評価方法。 - 舞台と客席とを備える観覧施設に関する設計情報に基づいて、前記観覧施設に対応した空間座標を設定し、
前記空間座標における前記観覧施設に関する施設情報が入力され、
前記客席に着座した観客の視点と、前記観客が着座する前記客席より前方方向に位置し、前記空間座標に対応させた前方空間座標で示される点と、を通る直線であって、前記観客の視線であるサイトラインを、前記施設情報に基づいて算出し、
前記サイトラインと、前記舞台上の特定の平面である注視平面と、が交わる点である注視点を算出し、
前記注視点の前記空間座標と所定の評価基準とを比較し、前記舞台の観やすさを判定し、
判定された判定結果を表示する処理を、コンピュータに実行させるための観覧施設評価プログラム。 - 請求項18に記載のプログラムを記憶した、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020144650A JP6895602B1 (ja) | 2020-08-28 | 2020-08-28 | 観覧施設評価システム、観覧施設評価方法、および、観覧施設評価プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2020144650A JP6895602B1 (ja) | 2020-08-28 | 2020-08-28 | 観覧施設評価システム、観覧施設評価方法、および、観覧施設評価プログラム |
Publications (2)
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JP6895602B1 JP6895602B1 (ja) | 2021-06-30 |
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Family Applications (1)
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JP2020144650A Active JP6895602B1 (ja) | 2020-08-28 | 2020-08-28 | 観覧施設評価システム、観覧施設評価方法、および、観覧施設評価プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6895602B1 (ja) |
-
2020
- 2020-08-28 JP JP2020144650A patent/JP6895602B1/ja active Active
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
田中 茂良: "マルチメディアにおける AV空間談義", 放送技術, vol. 第52巻・第8号, JPN6021011925, 1 August 1999 (1999-08-01), JP, pages 123 - 127, ISSN: 0004478763 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP6895602B1 (ja) | 2021-06-30 |
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