JP2022038750A - 判定装置 - Google Patents

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哲也 福田
Tetsuya Fukuda
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【課題】郵便物の仕分け作業において道順組立作業が適切に行われているか否かを判定し、判定結果を作業者に報知することが可能な判定装置を提供する。【解決手段】郵便物の仕分けにおける道順組立作業が適切か否かを判定する判定装置であって、複数の配達先の配達順序の情報を含む配達原簿を記憶する記憶部と、一群の住所毎に行われる道順組立作業の各々において、作業領域に配された当該一群の住所に対応する複数の郵便物の画像を取得する画像取得部と、画像取得部により取得された画像を解析し、複数の郵便物の配列と複数の郵便物の各々に記載された宛先の情報とを含む郵便物情報を画像から抽出する画像解析部と、配達原簿と画像解析部が抽出した郵便物情報とに基づいて、複数の郵便物について行われた道順組立作業が適切か否かを判定する適否判定部と、判定部の判定結果を報知する報知部と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、郵便物の仕分け作業における道順組立作業が適切に行われているかどうかを判定する判定装置に関する。
郵便配達業務において、配達区域内の郵便物を効率よく配達するため、配達前に道順組立作業を行っている。道順組立作業は、例えば以下のような手順で行われる。(1)複数ある郵便物を同一方面の宛先毎にまとめる。(2)同一方面の宛先毎にまとめた郵便物をもとに、1件単位の郵便物を実際の配達ルート順に並べ替える。
こうした作業は、郵便物を仕分けるための仕分け棚を用いて手作業で行われている(例えば、特許文献1)。仕分け棚では、個々の間口と手順(1)でまとめられる宛先の同一方面の単位とが対応付けられており、作業者は対象となる郵便物をそれぞれ対応する間口に収納する。また、手順(2)の作業用に、各間口に対して配達ルート順を記した並び順一覧表(以下、配達原簿と称する)が用意されている。作業者は、収納した郵便物を間口毎に取り出し、配達原簿を参照して並び替えた後、その間口に戻す。そして、一連の作業を全ての間口について順次行うことにより、道順組立作業が完了する。
近年では、書状区分機と呼ばれる機械を用いて郵便番号や番地を読み取り、類似した棚に自動的に分類させることも行われている。しかし、機械に対応しきれない大型郵便物の取り込みを行う作業や、機械の読み取りエラーによる誤分類がないかを確認する作業等が必要になる場合があるため、手作業での分類は現在でも行われている。
このような作業者による手作業での動作を支援する支援システムとして、棚を用いた組立作業を支援する生産ナビゲーションシステムが提案されている(例えば、特許文献2)。この生産ナビゲーションシステムは、(1)棚に取り付けたカメラで画像を取得して解析し、棚の個々の間口の通過を検出するセンサの役割を実現する仕組み、及び(2)検知した情報に従って、棚や作業台へのプロジェクタ表示及びモニタ表示により作業者にガイドを指示する仕組みを有している。このため、これらの仕組みを各間口の取り出しの検出及び対応する配達原簿の表示に応用することにより、上記の生産ナビゲーションシステムを郵便配達業務の道順組立作業支援の目的に使用することが可能である。
特開2005-288240号公報 特開2018-45669号公報
従来の配達道順組立システムでは、作業者によって並び替えられた郵便物の順序が配達原簿通りの順序であるのか否かを判定することができず、配達員が効率的な配達順での郵便物の配達を行うことが出来ない場合があるという問題点があった。また、ある区分口に該当地区以外の郵便物が紛れ込んだ場合に、そのことを検出することができないという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、郵便物の仕分け作業において道順組立作業が適切に行われているか否かを判定し、判定結果を作業者に報知することが可能な判定装置を提供することを目的とする。
本発明に係る判定装置は、郵便物の仕分けにおける道順組立作業が適切か否かを判定する判定装置であって、複数の配達先の配達順序の情報を含む配達原簿を記憶する記憶部と、一群の住所毎に行われる前記道順組立作業の各々において、作業領域に配された当該一群の住所に対応する複数の郵便物の画像を取得する画像取得部と、前記画像取得部により取得された画像を解析し、前記複数の郵便物の配列と前記複数の郵便物の各々に記載された宛先の情報とを含む郵便物情報を前記画像から抽出する画像解析部と、前記配達原簿と前記画像解析部が抽出した前記郵便物情報とに基づいて、前記複数の郵便物について行われた前記道順組立作業が適切か否かを判定する適否判定部と、前記判定部の判定結果を報知する報知部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、郵便物の仕分け作業における郵便物の配置の誤りを検出し、作業者に報知することが可能となる。
本発明の実施例に係る郵便仕分システムにおける仕分け棚及びその周辺の構成を模式的に示す図である。 作業台への郵便物の展開の様子を模式的に示す図である。 本実施例の情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本実施例における配達原簿の一部を示す図である。 本実施例の道順組立判定処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。 本実施例の並替判定処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。 本実施例における住所比較のアルゴリズムを模式的に示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施例における説明及び添付図面においては、実質的に同一又は等価な部分には同一の参照符号を付している。
図1は、本実施例の道順組立判定システム100における仕分け棚及びその周辺の構成を模式的に示す図である。
道順組立判定システム100は、情報処理装置10、仕分け棚20、作業台21、カメラ30a、カメラ30b、プロジェクタ40、ミラー50、ディスプレイ60及びディスプレイ載置台61を含む。
情報処理装置10は、作業者による郵便物の仕分け作業のうち、同一方面の宛先毎に郵便物を分類する作業、及び予め定められた配達ルートの順序と同じ順番となるように郵便物を並び替える作業(以下、これらを総称して道順組立作業と称する)が適切に行われているか否かを判定する判定装置である。情報処理装置10は、例えばCPU(Central Processing Unit)を有するコンピュータから構成されている。
仕分け棚20は、仕分けされた郵便物を収納する棚である。仕分け棚20は郵便物を収納するための複数の区分口を有する。複数の区分口の各々は、複数の配達先を同一方面の住所毎に複数に区分けした配達先住所群(以下の説明では、一群の住所とも称する)に対応して設けられている。すなわち、1つの区分口には、同一方面の配達先住所群の郵便物が収納される。また、同一方面の配達先住所群の郵便物は、作業者による道順組立作業を経て、配達ルートの順序に応じた順序で重ねられ、区分口に収納される。
作業台21は、作業者が郵便物の道順組立作業を行う際に、複数の郵便物を並べて載置し、配列するために用いる台である。本実施例では、作業台21は、仕分け棚20と一体に形成されている。
図2は、作業台への郵便物の展開の様子を模式的に示す図である。作業者は、区分口に収納されている郵便物を取り出し、配達原簿に記載されている順番に沿って作業台21に並べる。これにより、例えば図に示すように住所A、住所B、住所C、住所D、住所E、住所Fをそれぞれ宛先とする郵便物が左から順に並べられる。
作業台21には、配達原簿表示ボタン22が設けられている。作業者が配達原簿表示ボタン22を押下すると、情報処理装置10は、一群の住所についての配達原簿をディスプレイ60に表示させる。作業者は、ディスプレイ60に表示された配達原簿を参照して、道順組立作業を実行する。
また、配達原簿表示ボタン22は、1つの配達先住所群についての道順組立作業が完了したことを情報処理装置10に通知する完了通知ボタンとしての性質を有する。すなわち、作業者はディスプレイ60に表示された一群の住所についての配達原簿に基づいて道順組立作業を行い、情報処理装置10が実行する判定処理の結果、当該道順組立作業に誤りがないと判定された場合に、配達原簿表示ボタン22を再び押下する。これにより、新たな一群の住所についての配達原簿がディスプレイ60に表示され、これに応じて作業者の道順組立作業及び情報処理装置10の判定処理が新たに実行される。
カメラ30a及び30bは、道順組立作業の作業領域である作業台21の机上を撮影するために設けられた撮像部である。カメラ30a及び30bは、仕分け棚20の前面上部において左右対称の位置に設けられ、上方の位置から作業台21を撮影する。これにより、道順組立作業において作業台21に並べられた郵便物の画像が撮影される。
プロジェクタ40は、情報処理装置10が実行する判定処理において郵便物の配列に誤りがあると判定された場合に、作業者に判定結果を報知するために設けられた投影装置である。例えば、プロジェクタ40は、ミラー50に向けて赤い光を投射し、ミラー50で反射した光によって作業台21を照らすことにより、作業者への判定結果の報知を行う。
ミラー50は、プロジェクタ40が投射した光を反射させる反射ミラーである。ミラー50は反射した光によって作業台21を照らすことが可能な位置及び角度に配置されている。
ディスプレイ60は、情報処理装置10の制御に応じて画像を表示する表示部である。本実施例では、作業者が道順組立作業において参照する配達原簿や作業者へのメッセージ等が表示される。
図3は、情報処理装置10の構成を示すブロック図である。情報処理装置10は、画像取得部11、画像解析部12、情報比較部13、ボタン押下判定部14、表示制御部15及び記憶部16を含む。これらの機能ブロックは、CPUが所定のプログラムを実行することにより形成される。
画像取得部11は、カメラ30a及び30bを制御して撮影を実行させ、作業台21を映した画像を取得する。本実施例では、作業者が仕分棚20の1つの区分口から取り出した複数の郵便物を作業台21に展開し、各々の宛先(住所及び宛名)が見える状態で作業台21に並べる。画像取得部11は、道順組立作業の作業領域である作業台21に複数の郵便物が並べて配置された画像を取得する。
画像解析部12は、画像取得部11によって取得された画像に対して画像解析を行う。本実施例では、画像解析部12は、画像取得部11によって取得された画像から、当該画像に含まれる複数の郵便物の配列と各々の郵便物に記載された宛先の情報とを含む郵便物情報を抽出する。
情報比較部13は、画像解析部12が画像から抽出した郵便物情報と記憶部16から読みだした配達原簿とを比較し、作業者による道順組立作業が適切か否か(すなわち、誤りが含まれていないか)の判定を行う。具体的には、情報比較部13は、大きく分けて2つの判定処理を行う。
まず、第1の判定処理として、情報比較部13は、1つの区分口から取り出されて作業台21に配された複数の郵便物について、各々に記載された宛先の住所が、当該区分口に対応する一群の住所(すなわち、配達原簿に記載されている配達先住所群の住所)に含まれているか否かを判定する。一群の住所に含まれていない宛先が記載された郵便物があった場合、情報比較部13は、道順組立作業に誤りがあると判定する。
また、第2の判定処理として、情報比較部13は、作業台21に配列された複数の郵便物の並び順序が、一群の住所についての配達順序(すなわち、配達原簿に記載されている配達先の配達順序)に沿った順序となっているか否かを判定する。郵便物が配達原簿の配達順序に沿って並べられていない場合、情報比較部13は、道順組立作業に誤りがあると判定する。
または、情報比較部13は、画像から抽出された郵便物情報と記憶部16から読み出された配達原簿とに基づいて、郵便物の配列における誤り箇所を特定する。例えば、第1の判定処理では、一群の住所に含まれていない宛先が記載された郵便物の位置を特定する。また、第2の判定処理では、配達順序と異なる配列部分の郵便物を特定する。
ボタン押下判定部14は、配達原簿表示ボタン22が押下されたか否かを判定する。ボタン押下判定部14は、例えば配達原簿表示ボタン22と電気的に接続されており、配達原簿表示ボタン22からの電気信号を受信したか否かに基づいて、配達原簿表示ボタン22が押下されたか否かを判定する。なお、上記の通り、配達原簿表示ボタン22は完了通知ボタンとしての性質を有するため、ボタン押下判定部14の判定により、一群の住所についての道順組立作業が誤りなく完了したか否かが判定される。
表示制御部15は、情報比較部13による判定結果を作業者に報知するための表示制御を行う。例えば、表示制御部15は、第1の判定処理において、配達原簿の一群の住所にふくまれない宛先が記載された郵便物が含まれていると判定された場合、その旨を報知するメッセージをディスプレイ60に表示させるとともに、作業台上の当該郵便物の宛先の位置を赤く照らすようにプロジェクタ40を制御する。また、第2の判定処理において、郵便物の配列が配達原簿上の配達順序と異なっていると判定された場合、表示制御部15は、ディスプレイ60に表示された配達原簿の該当箇所を赤く表示させるとともに、配達順序と異なる配列がなされている郵便物の位置を赤く照らすようにプロジェクタ40を制御する。
記憶部16は、複数の配達先の住所とその配達順序の情報とを含む配達原簿を記憶する。配達原簿では、仕分け棚20の区分口の各々に対応する同一方面の配達先住所群毎に、複数の配達先の情報が区分けして記載されている。なお、配達原簿上の配達順序は、郵便物の実際の配達ルートに沿って構成されている。
図4は、配達原簿の一部を模式的に示す図である。例えば、1丁目12番地3号の住所と1丁目12番地4号の住所とが同一方面の配達先住所として配達原簿に記載されている。また、各々の住所の欄には例えば当該住所に居住者の氏名が、配達先の宛名情報として住所に紐づけられて記載されている。
次に、本実施例の道順組立判定システム100において情報処理装置10が実行する判定処理の動作について、図5及び図6のフローチャートを参照して説明する。なお、情報処理装置10による判定処理の動作は、作業者の手作業による道順組立作業に引き続いて実行される。
仕分け棚20の各区分口には、事前の分配作業により、同一方面の宛先毎にまとめた複数の郵便物が収納されている。作業者は、郵便物が格納されている区分口の1つから、収納されている郵便物を全て取り出し、各々の宛先の住所が見えるように作業台21の机上に展開(すなわち、並べて配置)する。例えば、本実施例では、作業者はまず、仕分け棚20の左上端の区分口(すなわち、一番左側の列の最上段の区分口)を対象として、郵便物の取り出し及び作業台21への展開を行う。郵便物を作業台21の机上に展開した後、作業者は配達原簿表示ボタン22を押下する。
図5は、本実施例の情報処理装置10が実行する判定処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。
情報処理装置10は、まず、処理対象の配達先住所群に対応する区分口を示す“k”の値をk=1にセットする(STEP101)。
ボタン押下判定部14は、配達原簿表示ボタン22が押下されたか否かを判定する(STEP102)。
配達原簿表示ボタン22が押下されたと判定すると(STEP102:YES)、表示制御部15は、処理対象の配達先住所群についての配達原簿をディスプレイ60に表示させる(STEP103)。
画像取得部11は、カメラ30a及び30bを制御して作業台21を撮影させ、作業台21に展開された複数の郵便物を含む画像を取得する(STEP104)。
画像解析部12は、画像取得部11が取得した画像を解析し、郵便物情報を抽出する(STEP105)。
情報比較部13は、画像解析部12により抽出された郵便物情報と配達原簿とを比較し、各郵便物に記載された宛先の郵便番号が、対応する配達先住所群の配達原簿に存在するか否かを判定する(STEP106)。
宛先の郵便番号が配達原簿に記載されていないと判定された場合(STEP106:NO)、表示制御部15は、現在実行中の道順組立作業の対象に含まれない宛先(すなわち、処理対象の配達先住所群に含まれない住所)が記載された郵便物が含まれている旨のメッセージをディスプレイ60に警告として表示させる。また、表示制御部15は、プロジェクタ40を制御して、当該郵便物の宛先欄を赤く照らすことにより、原簿上の配達先住所に含まれない郵便物の位置を作業者に報知する(STEP107)。
一方、各郵便物に記載された宛先の郵便番号が、現在実行中の道順組立作業に対応する配達原簿に存在すると判定すると(STEP106:YES)、STEP108の並び順判定処理に移行する。
図6は、情報処理装置10が実行する並び順判定処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。
表示制御部15は、記憶部16から配達原簿を読み出してディスプレイ60に表示させるとともに、郵便物の並び替え作業の実行を指示するメッセージを表示させる(STEP201)。作業者は、作業台21の机上に展開された郵便物がディスプレイ60に表示された配達原簿の配達順序に応じた並び順となるように、郵便物の並び替えを行う。
画像取得部11は、カメラ30a及び30bを制御して作業台21を撮影させ、作業台21に配列された郵便物の画像を取得する。画像解析部12は、画像取得部11が取得した画像を解析し、郵便物情報を抽出する(STEP202)。ここでは、例えば複数の郵便物のうちの1つの郵便物を判定対象(以下、対象郵便物と称する)とし、当該郵便物についての郵便物情報を抽出する。
情報処理装置10は、判定対象となる原簿上の住所の位置を示す“j”の値をj=1にセットする(STEP203)。
情報比較部13は、記憶部16に記憶されている配達原簿のうち、一群の住所におけるj番目の住所の情報を読み込む(STEP204)。
情報比較部13は、画像解析部12が抽出した郵便物情報の住所(すなわち、画像に含まれる郵便物の宛先の住所)と配達原簿のj番目の住所とが一致するか否かを判定する(STEP205)。
画像中の郵便物の宛先の住所と配達原簿のj番目の住所とが一致すると判定すると(STEP205:YES)、対象郵便物についての処理を終了する。なお、本実施例の並び順判定処理では、対象郵便物を変えつつ一連の処理を繰り返し実行することにより、画像中の複数の郵便物の並び順を判定する。このため、情報処理装置10は、1つの対象郵便物についての処理が完了する度に、画像中の対象郵便物の位置及び配達原簿上の住所位置の情報を保持し、記憶部16に記憶させる。
STEP205で画像中の郵便物の住所と配達原簿のj番目の住所とが一致しないと判定すると(STEP205:NO)、情報比較部13は、同一の配達住所群についての配達順序の最後に位置する住所であるm番目の住所まで(すなわち、j=mまで)比較が終了したか否かを判定する(STEP207)。
m番目の住所まで比較が終了していないと判定すると(STEP207:NO)、jの値を+1だけインクリメントし、STEP204の処理に戻る(STEP208)。
一方、m番目の住所まで比較が終了したと判定すると(STEP207:YES)、表示制御部15は、郵便物の並び順が誤っている旨のメッセージをディスプレイ60に警告として表示させる。また、ディスプレイ60に表示されている配達原簿の住所のうち、1つ前の判定処理で保持された原簿上の住所(すなわち、現在判定を行っている対象郵便物の1つ前の対象郵便物について保持された原簿上の住所)の次の住所の位置を、ディスプレイ上で赤く表示させる。さらに、表示制御部15は、プロジェクタ40を制御して対象郵便物を赤く照らすことにより、どの郵便物の並び順が誤っているのかを作業者に通知する(STEP209)。
情報比較部13は、比較対象とする原簿上の住所位置を初期位置に設定する(STEP210)。表示制御部15は、STEP201に戻って郵便物の並び替え実行するように指示するメッセージを表示させ、作業者に郵便物の並び替え作業を実行させる。
図7は、本実施例における住所比較のアルゴリズムを模式的に示す図である。図中の矢印は、郵便物に記載されている宛先の住所と配達原簿に記載されている住所との比較を示している。細い矢印は、比較を行ったものの住所が一致しなかった場合を示している。太い矢印は、比較の結果、住所が一致した場合を示している。本実施例では、左から順に住所の比較を行い、一致しなかった場合には配達原簿の住所を1つ右にずらし、再度比較を行っている。
再び図5を参照すると、STEP108の並べ替え判定処理の実行後、情報処理装置10は、“k”の値を+1だけインクリメントする(STEP109)。
情報比較部13は、仕分け棚20の複数の区分口のうちの最後に位置するn番目の区分口まで(すなわち、k=nまで)処理が終了したか否かを判定する(STEP110)。
k=nまで処理が終了していないと判定すると(STEP110:NO)、STEP102に戻って一連の処理を再び実行する。その際、作業者は、次の区分口から郵便物を取り出して作業台21に展開し、配達原簿表示ボタン22を押下する。これにより、STEP102~110までの処理が次の区分口について再び実行される。一方、k=nまで処理が終了したと判定すると(STEP110:YES)、情報処理装置10は、道順組立判定処理を終了する。
以上のように、本実施例の道順組立判定システムでは、判定装置である情報処理装置10が、仕分け棚20の区分口の各々に格納されていた郵便物の宛先の住所と、その区分口に対応する配達先住所群の配達原簿上の住所とを比較する。これにより、仕分け棚20の区分口の各々に収納されている郵便物が配達原簿通りの郵便物であるか否かを判定し、判定結果を作業者に報知することができる。
また、情報処理装置10は、作業台21に配列された郵便物が配達原簿に示される配達順序に沿った並び順となっているか否かを判定する。これにより、作業者による道順組立作業に誤りがある場合に、その誤りを検出して作業者に報知することが可能となる。
したがって、本実施例の判定装置によれば、郵便物の仕分けにおける道順組立作業(すなわち、配達原簿に基づいて郵便物を同一方面の宛先毎に分類し、配達順序に沿って郵便物の並び順を組み立てる作業)を効率的に行うことが可能となる。また、本実施例の判定処理を行うことにより、配達ルートから外れた郵便物が混在しなくなるため、配達員は効率よく配達を行うことが可能となる。
なお、本発明の実施形態は、上記実施例に記載したものに限られない。例えば、上記実施例では、情報処理装置10が、機能ブロックとして画像取得部11、画像解析部12、情報比較部13、ボタン押下判定部14、表示制御部15及び記憶部16を有する場合を例として説明した。しかし、情報処理装置10の構成はこれに限定されず、同様の機能を実現可能に構成されていればよい。
また、道順組立判定システムにおけるカメラ等の配置位置は、図1で示したものに限られない。すなわち、カメラは、作業台に並べられた郵便物を撮影することが可能に配置されていればよく、その個数も上記実施例のものに限定されない。また、プロジェクタ、ミラー、ディスプレイ等の配置も上記実施例で示したものに限定されない。
また、上記実施例では、配達原簿表示ボタン22が押下された場合に1つの住所群についての道順組立作業及びその判定処理が完了したと判定し、次の住所群についての道順組立作業及びその判定処理に移行する場合を例として説明した。しかし、1つの住所群についての道順組立作業及びその判定処理が完了したか否かの判定方法はこれに限られない。例えば、画像取得部11が所定の時間間隔で定期的に作業台21の画像を取得し、取得された画像を画像解析部12が解析し、郵便物が何も配置されていない状態の作業台21の画像が得られた場合に、1つの住所群についての道順組立作業及びその判定処理が完了したと判定するように構成してもよい。
100 道順組立判定システム
10 情報処理装置
11 画像取得部
12 画像解析部
13 情報比較部
14 ボタン押下判定部
15 表示制御部
16 記憶部
20 仕分け棚
21 作業台
22 配達原簿表示ボタン
30a カメラ
30b カメラ
40 プロジェクタ
50 ミラー
60 ディスプレイ

Claims (7)

  1. 郵便物の仕分けにおける道順組立作業が適切か否かを判定する判定装置であって、
    複数の配達先の配達順序の情報を含む配達原簿を記憶する記憶部と、
    一群の住所毎に行われる前記道順組立作業の各々において、作業領域に配された当該一群の住所に対応する複数の郵便物の画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部により取得された画像を解析し、前記複数の郵便物の配列と前記複数の郵便物の各々に記載された宛先の情報とを含む郵便物情報を前記画像から抽出する画像解析部と、
    前記配達原簿と前記画像解析部が抽出した前記郵便物情報とに基づいて、前記複数の郵便物について行われた前記道順組立作業が適切か否かを判定する適否判定部と、
    前記判定部の判定結果を報知する報知部と、
    を有することを特徴とする判定装置。
  2. 前記判定部は、前記複数の郵便物の各々に記載された宛先が前記一群の住所に含まれるか否かを判定し、
    前記報知部は、前記一群の住所に含まれない宛先が記載された郵便物があった際に、前記道順組立作業が適切でないことを報知することを特徴とする請求項1に記載の判定装置。
  3. 前記判定部は、前記複数の郵便物が前記配達順序に沿って前記作業台に並べられているか否かを判定し、
    前記報知部は、前記複数の郵便物が前記配達順序に沿って並べられていないと判定された場合、前記道順組立作業が適切でないことを報知することを特徴とする請求項1又は2に記載の判定装置。
  4. 前記報知部は、前記前記一群の住所に含まれない宛先が記載された郵便物に光を照射することにより、前記道順組立作業が適切でないことを報知することを特徴とする請求項2に記載の判定装置。
  5. 前記画像解析部は、前記複数の郵便物が前記配達順序に沿って並べられていないと判定された場合、前記複数の郵便物の配列のうち前記配達順序と異なる並び順となっている箇所を特定し、
    前記報知部は、前記配達順序と異なる並び順となっている箇所に光を照射することにより、前記道順組立作業が適切でないことを報知することを特徴とする請求項3に記載の判定装置。
  6. 一の道順組立作業が完了したか否かを判定する完了判定部を有し、
    前記画像取得部は、前記一の道順組立作業が完了したと判定された場合、作業領域に配された当該一群の住所に対応する複数の郵便物の画像を新たに取得し、
    前記画像解析部は、前記画像取得部により新たに取得された前記画像から郵便物情報を新たに抽出し、
    前記判定部は、前記配達原簿と前記画像解析部により新たに抽出された前記郵便物情報とに基づいて、前記一の道順組立作業の後に行われた他の道順組立作業の適否を新たに判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の判定装置。
  7. 前記完了判定部は、所定のボタンが押下されたこと検出したか否かに基づいて、前記一の道順組立作業が完了したか否かを判定することを特徴とする請求項6に記載の判定装置。
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