JP2022037647A - 高速シリアル伝送回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】外乱を受けて元の信号が正しく復元できないと判定した場合に適切な対応をとる。【解決手段】クロックエンベデッド方式の高速シリアル伝送信号に埋め込まれている元のフレームクロック、元の同期信号および元の画素信号を、クロック生成回路により周波数と位相が決定されるサンプリングクロックでサンプリングしてそれぞれ復元する信号復元回路と、ノイズで乱された各画素信号を検出するノイズ検出回路と、前の走査ラインの対応する位置の画素信号を参照データとして格納する参照データメモリと、ノイズで乱された画素信号を参照データと比較し、両者の差が予め定められた閾値以内か否かを判定する比較回路とを備え、その差が閾値を超えると判定された場合、信号復元回路は対象の画素信号に代えて参照データから元の画素信号を復元する高速シリアル伝送回路。【選択図】図2
Description
この発明は、並列信号をクロックエンベデッド方式の高速シリアル伝送信号に変換した高速シリアル伝送信号を受信して元の並列信号を復元する、クロックデータリカバリ(CDR、あるいはクロックリカバリ回路ともいう)およびデシリアライザを有する高速シリアル伝送回路に関する。
近年は、高速データ伝送のためにシリアライザ(Serializer)とデシリアライザ(De-serializer)を用いたSerDesと呼ばれる方式の高速シリアル伝送回路が知られている。SerDesは、大容量のデータ(信号)を送受するコンピュータ、表示装置あるいは画像処理装置などで多用されている。高速データ伝送におけるクロックとデータのスキューの問題を解決するために、シリアライザは単にデータをパラレル(並列)-シリアル(直列)変換するのではなく、データとクロックとを一体化してシリアル伝送する。
デシリアライザは、シリアル伝送されたデータ(信号)から並列データ(信号)とクロックを復元(リカバリ)する。以下、この明細書において、高速シリアル伝送回路は、データとシリアルクロックとを一体化してシリアル伝送するクロックエンベデッド方式のSerDesの回路を意味するものとする。また、その高速シリアル伝送回路を介して送られる信号を高速シリアル伝送信号と呼ぶ。
SerDesが実行する並列/直列変換には種々の方式があり、代表的な方式として8B10B SerDesと呼ばれるシリアルコーディング方式が知られている。8B10B SerDesは、8ビット単位で伝送すべきデータ(信号)に対して、10ビットの2種類のコード(RD-およびRD+)を割り当て、それらのコード(Dコード、あるいはデータコード)を直列データ(信号)に変換して伝送する方式である。10ビットコードは、伝送時のDCバランス、即ち、1の送信数と0の送信数を同数に近づけることを考慮して定められている。
各Dコードは、1の送信数と0の送信数が等しいかまたは何れか一方が4つで他方が6つとなるように予め定められている。また、各Dコードは受信側がそのデータ・ストリームに同期できるように複数のエッジ(0から1または1から0へのレベル遷移)が存在するように定められている。しかも、0または1の連続(ランレングス)が最大でも5つ以下となるように定められている。8B10B SerDesでは、Dコードの他に通常のデータ伝送に出現しない特殊なパターンとしてKコードが定められている。Kコードは、Dコードと同様にDCバランスおよびランレングスを考慮して定められており、受信側のコード位置合わせに用いるマーカー等に使用される。
SerDesの並列/直列変換の方式としては、上述の8B10B SerDesの他にも、9B10B、18B20B、256B257Bや01クロック埋め込み型等、種々の方式が知られている。
SerDesの並列/直列変換の方式としては、上述の8B10B SerDesの他にも、9B10B、18B20B、256B257Bや01クロック埋め込み型等、種々の方式が知られている。
高速シリアル伝送信号では、高いノイズ耐性を有するLVDS(Low Voltage Differential Signaling、低電圧差動信号)方式の回路構成が採用されるが、より高いノイズ耐性を実現するために種々の手法が提案されている。
提案されている種々の手法は、高速差動信号にノイズが混入している際、内部クロック信号の発振周波数を固定することでクロックデータリカバリ回路の同期外れを抑制する技術を含む(例えば、特許文献1参照)。
また、クロックリカバリ回路において、ロックが外れた場合に、短時間でリカバリする技術を含む(例えば、特許文献2参照)。
さらに、シリアルの高速転送でエラーを検知した場合、送信側へエラーを通知し、データを再送することでエラーをリカバリする技術を含む(例えば、特許文献3参照)。
また、識別符号を周期的に検出可能な間、送信データが有効であると判断し、周期的に検出不可能になった場合、データは無効であると判断し、その時のデータを破棄し、欠落したデータの前後のデータを用いて当該欠落したデータを補間する技術を含む(例えば、特許文献4参照)。
提案されている種々の手法は、高速差動信号にノイズが混入している際、内部クロック信号の発振周波数を固定することでクロックデータリカバリ回路の同期外れを抑制する技術を含む(例えば、特許文献1参照)。
また、クロックリカバリ回路において、ロックが外れた場合に、短時間でリカバリする技術を含む(例えば、特許文献2参照)。
さらに、シリアルの高速転送でエラーを検知した場合、送信側へエラーを通知し、データを再送することでエラーをリカバリする技術を含む(例えば、特許文献3参照)。
また、識別符号を周期的に検出可能な間、送信データが有効であると判断し、周期的に検出不可能になった場合、データは無効であると判断し、その時のデータを破棄し、欠落したデータの前後のデータを用いて当該欠落したデータを補間する技術を含む(例えば、特許文献4参照)。
静電気等に起因してクロックリカバリ回路の入力信号に過剰なノイズが混入する場合や、静電気等に起因した電源電圧の変動によって、入力信号のジッタが増加した場合に、受信側のクロックリカバリ回路が生成するサンプリングクロックが、送信側のシリアルクロックに対して同期外れとなる可能性がある。即ち、受信された高速シリアル伝送信号の乱れがあると、受信側でシリアルクロックおよびデータ(信号)を正しく復元できない場合がある。
ここで、シリアルクロックは、送信側が高速シリアル伝送信号を伝送する際にタイミングの基準として用いるクロックである。クロックリカバリ回路は、高速シリアル伝送信号に埋め込まれたシリアルクロックをサンプリングクロックとして復元する。
デシリアライザは復元されたサンプリングクロックを用いて高速シリアル伝送信号をサンプリングして元の並列デジタル信号を復元する。
ここで、シリアルクロックは、送信側が高速シリアル伝送信号を伝送する際にタイミングの基準として用いるクロックである。クロックリカバリ回路は、高速シリアル伝送信号に埋め込まれたシリアルクロックをサンプリングクロックとして復元する。
デシリアライザは復元されたサンプリングクロックを用いて高速シリアル伝送信号をサンプリングして元の並列デジタル信号を復元する。
外乱ノイズの混入やジッタの増加は予測することが難しい。しかし、それらの影響による同期外れの発生を検出することは不可能でない。同期外れを検出して適切に対応をとることができれば外乱ノイズ等の影響を最小限に抑えることができるので、そのような機能を備える高速シリアル伝送回路が望まれている。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、外乱を受けて元の信号が正しく復元できないと判定した場合に適切な対応をとることで、外乱ノイズ等の影響を最小限に抑えることができる高速シリアル伝送回路を提供するものである。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、外乱を受けて元の信号が正しく復元できないと判定した場合に適切な対応をとることで、外乱ノイズ等の影響を最小限に抑えることができる高速シリアル伝送回路を提供するものである。
この発明は、クロックエンベデッド方式の高速シリアル伝送信号としてそれぞれ受信する走査ラインの同期信号および各走査ラインの画素信号をサンプリングするサンプリングクロックの周波数を事前のトレーニングにより決定し位相を前記同期信号および画素信号のレベルの遷移により決定するクロック生成回路と、生成されたサンプリングクロックで前記同期信号および前記画素信号をサンプリングして元のフレームクロック、元の同期信号および元の画素信号をそれぞれ復元する信号復元回路と、ノイズで乱された画素信号を検出するノイズ検出回路と、復元すべき各画素信号につきそれより前の走査ラインの対応する位置の画素信号を参照データとして格納する参照データメモリと、ノイズで乱された画素信号を参照データと比較し、両者の差が予め定められた閾値以内か否かを判定する比較回路とを備え、その差が前記閾値を超えると判定された場合、前記信号復元回路は、対象の画素信号を用いる復元に代えて前記参照データを用いて元の画素信号を復元する高速シリアル伝送回路を提供する。
この発明による高速シリアル伝送回路は、ノイズで乱された各画素信号を検出するノイズ検出回路と、前の走査ラインの対応する位置の画素信号を参照データとして格納する参照データメモリと、ノイズで乱された画素信号を参照データと比較し、両者の差が予め定められた閾値以内か否かを判定する比較回路とを備え、その差が閾値を超えると判定された場合、信号復元回路は対象の画素信号に代えて参照データから元の画素信号を復元するので、外乱を受けて元の信号が正しく復元できないと判定した場合に、信号復元回路が対象の画素信号に代えて参照データから元の画素信号を復元することによって外乱ノイズ等の影響を最小限に抑えることができる。
高速シリアル伝送回路、即ち、クロックエンベデッド方式のSerDesの回路は、例えばDCバランスやランレングス等を考慮した所定の変換規則を適用して、並列信号を符号化された直列並列信号に変換(並列-直列変換)する。ノイズ検出回路は、その変換規則では通常の伝送に用いられないビット列が受信された場合、変換された直列信号が外乱ノイズ等の影響を受けて乱れたと判定することが可能である。
高速シリアル伝送回路、即ち、クロックエンベデッド方式のSerDesの回路は、例えばDCバランスやランレングス等を考慮した所定の変換規則を適用して、並列信号を符号化された直列並列信号に変換(並列-直列変換)する。ノイズ検出回路は、その変換規則では通常の伝送に用いられないビット列が受信された場合、変換された直列信号が外乱ノイズ等の影響を受けて乱れたと判定することが可能である。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
(実施の形態1)
図1は、この実施形態において高速シリアル伝送回路が適用されるスキャナの構成を示すブロック図である。スキャナは複合機の一部を構成してもよい。図1に示すように、スキャナ100は、スキャン制御ユニット11および画像制御ユニット21を含む。
(実施の形態1)
図1は、この実施形態において高速シリアル伝送回路が適用されるスキャナの構成を示すブロック図である。スキャナは複合機の一部を構成してもよい。図1に示すように、スキャナ100は、スキャン制御ユニット11および画像制御ユニット21を含む。
スキャン制御ユニット11は、原稿の画像を読み取るイメージセンサ13、アナログフロントエンド15およびトランスミッタ17を含む。イメージセンサ13は、例えばCCDやCMOSイメージング素子等を用いたラインセンサである。アナログフロントエンド15は、イメージセンサ13が出力するアナログ信号をデジタル信号に変換する。トランスミッタ17は、アナログフロントエンド15が出力する並列デジタル信号を高速シリアル伝送信号に変換して送信する。トランスミッタ17は、並列デジタル信号を高速シリアル伝送信号に変換するシリアライザ19を含む。
画像制御ユニット21は、レシーバ23、画像処理回路29および画像メモリ31を含む。レシーバ23は、スキャン制御ユニット11が送信する高速シリアル伝送信号を受信して、元の並列デジタル信号を復元する。元の並列デジタル信号とは、トランスミッタ17に入力されたものと同じ信号である。クロックリカバリ回路25は、シリアライザ19が高速シリアル伝送信号に埋め込んだ送信側のシリアルクロックに対応するサンプリングクロックを復元する。さらに、元の並列デジタル信号のタイミング情報を提供するフレームクロックを復元する。デシリアライザ27は、クロックリカバリ回路25が復元したサンプリングクロックを用いて高速シリアル伝送信号をサンプリングし、復元されたフレームクロックに同期した元の並列デジタル信号を復元する。
画像処理回路29は、復元された画像信号(画像データ)に対する処理を行う。例えば、シェーディング補正、色変換、読取領域の切り出し、領域分離、エッジ強調等の処理である。
画像メモリ31は、画像処理回路29が出力する画像データを格納する。
この実施形態における高速シリアル伝送信号は、イメージセンサ13が原稿画像を走査して読み取る画像信号である。
画像メモリ31は、画像処理回路29が出力する画像データを格納する。
この実施形態における高速シリアル伝送信号は、イメージセンサ13が原稿画像を走査して読み取る画像信号である。
図2は、この実施形態においてシリアライザ19の入力およびデシリアライザ27の出力である画像信号の波形例を示す説明図である。図2に示すように、シリアライザ19の入力信号は、各走査ラインの開始の基準を示す同期信号(SYNC)と、その走査ライン上の複数の画像データ(DATA)、各画像データのタイミングに同期するフレームクロック(TXCLK)を含む。なお、図2において、個々の画像データは図示を省略し、走査ラインの識別子のみを記している。
デシリアライザ27の出力信号は、復元されたフレームクロック(RXCLK)、復元された同期信号(SYNC_R)および復元された画像データ(DATA_R)を含む。
デシリアライザ27の出力信号は、復元されたフレームクロック(RXCLK)、復元された同期信号(SYNC_R)および復元された画像データ(DATA_R)を含む。
図2において、t1からt2の期間を鎖線で示しているが、それは、t1からt2の期間に伝送される高速シリアル伝送信号がノイズで乱されたことを模式的に示している。TXCLK、SYNC、DATAはいずれもシリアライザ19の入力波形としているところ、シリアライザ19の入力波形がノイズで乱れる訳ではない。シリアライザ19で変換され伝送される高速シリアル伝送信号がノイズで乱されることを示している。
それに対応する期間t1’からt2’の期間、デシリアライザ27の出力信号RXCLK、SYNC_RおよびDATA_Rは、1つ前の走査ラインの信号に基づいて復元されることを示している。そのように波形を復元する構成について、以下に詳しく述べる。なお、タイミングとしては、時刻t1’は時刻t1に対して遅延があり、時刻t2’も時刻t2に対して同様の遅延がある。
それに対応する期間t1’からt2’の期間、デシリアライザ27の出力信号RXCLK、SYNC_RおよびDATA_Rは、1つ前の走査ラインの信号に基づいて復元されることを示している。そのように波形を復元する構成について、以下に詳しく述べる。なお、タイミングとしては、時刻t1’は時刻t1に対して遅延があり、時刻t2’も時刻t2に対して同様の遅延がある。
図3Aは、図1のトランスミッタ17およびレシーバ23のより詳細な構成を示すブロック図である。図3Bは、図3Aに対応する信号の態様を示す説明図である。
図3Aおよび図3Bに示すように、トランスミッタ17は、シリアライザ19に入力される並列デジタル信号(SYNC、DATAを構成するBitA~H)に送信側の高速シリアル伝送信号生成に係るタイミング情報を提供するシリアルクロックを重畳し、一対のLVDSデータ線上に載せて伝送する。
図3Aおよび図3Bに示すように、トランスミッタ17は、シリアライザ19に入力される並列デジタル信号(SYNC、DATAを構成するBitA~H)に送信側の高速シリアル伝送信号生成に係るタイミング情報を提供するシリアルクロックを重畳し、一対のLVDSデータ線上に載せて伝送する。
図4は、この実施形態においてシリアライザが高速シリアル伝送信号への変換に適用する8B10B SerDesの変換規則の一部を示す説明図である。図4に示すように、8B10B SerDesでは、並列デジタル信号を8ビット単位で、10ビットの2種類のコード(RD-およびRD+)の何れかに変換する。RD-とRD+とは、互いに相補(0と1が反対)のコードであって、それぞれがDCバランスを考慮して定められている。RD-とRD+とをほぼ均等に送信することでよりDCバランスのとれた送信が実現される。また、各10ビットコードは欄レングスが5以下となるように定められているので、コード中に少なくとも1つの遷移を有する。
図4に示す8B10B SerDesの変換規則によれば、例えば、並列信号の00hは、1001110100または0110001011の何れかのシリアルビット列に変換されて伝送される。また、例えば並列信号の0Fhは、0101110100または1010001011の何れかのシリアルビット列に変換されて伝送される。
シリアライザ19は、並列デジタル信号として入力される画素信号を8B10B SerDesの変換規則に従ってシリアルビット列に変換し伝送する。また、シリアライザ19は、同期信号を特定のKコードに変換して伝送する。
図4に示す8B10B SerDesの変換規則によれば、例えば、並列信号の00hは、1001110100または0110001011の何れかのシリアルビット列に変換されて伝送される。また、例えば並列信号の0Fhは、0101110100または1010001011の何れかのシリアルビット列に変換されて伝送される。
シリアライザ19は、並列デジタル信号として入力される画素信号を8B10B SerDesの変換規則に従ってシリアルビット列に変換し伝送する。また、シリアライザ19は、同期信号を特定のKコードに変換して伝送する。
レシーバ23のクロックリカバリ回路25は、最初に行なわれるトレーニングの手順において、トレーニングパターンを受信して送信側のシリアルクロックとほぼ同じ周波数のサンプリングクロックを生成する。また、その後に受信する高速シリアル伝送信号のデータ遷移のタイミングを基準にサンプリングクロックの位相を調整する。
クロックリカバリ回路25が生成したサンプリングクロック(CLK1)およびフレームクロック(RXCLK)は、デシリアライザ27へ入力される。デシリアライザ27は、サンプリングクロック(CLK1)を用いて高速シリアル伝送信号をサンプリングして直列-並列変換し、復元されたフレームクロック(RXCLK)のタイミングを基準に並列デジタル信号を復元する。
クロックリカバリ回路25が生成したサンプリングクロック(CLK1)およびフレームクロック(RXCLK)は、デシリアライザ27へ入力される。デシリアライザ27は、サンプリングクロック(CLK1)を用いて高速シリアル伝送信号をサンプリングして直列-並列変換し、復元されたフレームクロック(RXCLK)のタイミングを基準に並列デジタル信号を復元する。
図5は、図3Aに示すクロックリカバリ回路の詳細を示すブロック図である。クロックリカバリ回路25の周波数検出回路41は、最初に行なわれるトレーニングの手順で送信側のシリアルクロックの周波数を検出し、ほぼ同じ周波数のクロックを生成してクロック生成回路43の多相PLL回路45および位相調整回路49に提供する。クロック生成回路43の多相PLL回路45は、提供されたクロックに位相ロックし、同一周波数で異なる位相の複数のクロック(多相クロック)を生成して位相調整回路49へ提供する。
エッジ検出回路47は、受信された高速シリアル伝送信号(DATAIN)のエッジ(0から1または1から0へのレベル遷移)を検出して、位相調整回路49へ提供する。
エッジ検出回路47は、受信された高速シリアル伝送信号(DATAIN)のエッジ(0から1または1から0へのレベル遷移)を検出して、位相調整回路49へ提供する。
位相調整回路49は、エッジ検出回路47から提供される情報に基づいて、多相クロックのうち最適な位相のクロックを選択し、サンプリングクロック(CLK1)およびフレームクロック(RXCLK)を復元されたクロックとして出力する。また、後述するノイズ検出回路51から、受信された高速シリアル伝送信号がノイズで乱されたとの情報を受けると、CLK1の位相選択を停止する。位相調整回路49は、位相選択を停止した状態で周波数検出回路41から解除の指示を受けると、位相選択を再開する。
周波数検出回路41は、図6Bについて後述するように、受信可能性のあるビット列のパターンが所定の数だけ続いた場合に、位相選択の停止を解除すべき指示を位相調整回路49に提供する。
なお、位相選択を停止している間も、CLK1は停止前の位相を維持して出力する。即ち、受信された高速シリアル伝送信号(DATAIN)のレベル遷移に基づく位相選択は行わないが、CLK1の出力は停止させずに継続する。
なお、位相選択を停止している間も、CLK1は停止前の位相を維持して出力する。即ち、受信された高速シリアル伝送信号(DATAIN)のレベル遷移に基づく位相選択は行わないが、CLK1の出力は停止させずに継続する。
ノイズ検出回路51は、受信された高速シリアル伝送信号(DATAIN)がノイズで乱された状態か否かを検出し、ノイズで乱された状態であると判定したらNOISE_DT信号をアサートする。
図6Aは、ノイズ検出回路51がDATAINのレベル遷移に基づきNOISE_DT信号をアサートする例を示す説明図である。
図6Aは、ノイズ検出回路51がDATAINのレベル遷移に基づきNOISE_DT信号をアサートする例を示す説明図である。
この実施形態で、ノイズ検出回路51は、8B10B SerDesの変換規則に基づいて受信された高速シリアル伝送信号(DATAIN)がノイズで乱された状態か否かを判定する。8B10B SerDesは、データにシリアルクロックを埋め込むために8ビットデータを冗長な10ビットコードに変換している。10ビットコードのすべてのパターンがデータ伝送に用いられる訳でない。そこで、ノイズ検出回路51は、通常の伝送であり得ないビット列が受信された場合、受信された高速シリアル伝送信号はノイズで乱されたものであると判定する。具体的には、ランレングスが5以下という規則に基づいて、同じレベルのビット列が5つを超えて続いたら、その期間に受信されたビット列の期間、NOISE_DT信号をアサートする。
NOISE_DT信号のアサートに応答して、位相調整回路49はCLK1の位相選択を停止する。
NOISE_DT信号のアサートに応答して、位相調整回路49はCLK1の位相選択を停止する。
図6Bは、周波数検出回路41の指示に基づいて位相調整回路49が停止している位相選択を再開する様子を示す説明図である。図6Bは、図4に示すように受信可能性のある10ビットコードが所定の個数(図6Bの場合は2個)続いて受信された場合、周波数検出回路41は、停止している位相選択を解除すべき指示を位相調整回路49に提供する。周波数検出回路41からの指示に応答して、位相調整回路49は停止している位相選択を再開する。
図7は、図3Aに示すデシリアライザ27の詳細を示すブロック図である。図7に示すように、デシリアライザ27は、直並列変換回路61、入力データ制御回路63および出力データ制御回路67を含む。
図7は、図3Aに示すデシリアライザ27の詳細を示すブロック図である。図7に示すように、デシリアライザ27は、直並列変換回路61、入力データ制御回路63および出力データ制御回路67を含む。
直並列変換回路61は、クロックリカバリ回路25からのCLK1を用いて、受信した高速シリアル伝送信号(DATAIN)をサンプリングし、走査ラインの転送開始を示すSYNC_CK1と並列デジタル信号としての画素信号DATA_CK1を生成する。さらに、クロックリカバリ回路25からのNOISE_DT信号を、並列デジタル信号の各DATA_CK1についてノイズ検出有無を示すNFLG_CK1に変換して出力する。
直並列変換回路61の後に配置される入力データ制御回路63は、バッファメモリ65を含む。入力データ制御回路63は、直並列変換回路61からのSYNC_CK1をトリガに、CLK1を用いて並列デジタル信号に変換された各画素信号DATA_CK1およびNFLG_CK1をサンプリングし、バッファメモリ65へ格納する。バッファメモリ65へある程度のデータが書き込まれると、入力データ制御回路63は、バッファメモリ65に格納された同期信号SYNC_RCK、並列画素信号DATA_RCKおよびNFLG_RCKの信号(データ)を後段の出力データ制御回路67へ転送する。
ここで、直並列変換回路61の動作および入力データ制御回路63への転送はサンプリングクロックであるCLK1をタイミングの基準としている。一方、入力データ制御回路63から出力データ制御回路67への並列デジタル信号の転送および出力データ制御回路67の動作は、復元されたフレームクロック(RXCLK)をタイミングの基準としている。
出力データ制御回路67の比較回路69は、NFLG_RCK信号がネゲート状態(ゼロ)の並列画素信号DATA_RCKは正常なデータと判断し、DATA_RCKを画素信号(DATA)として外部へ出力する。一方、NFLG_RCKがアサートされた状態(1)のDATA_RCKはノイズで乱されたデータの可能性があると判断する。その場合、比較回路69は、対象の画素信号DATA_RCKと参照データメモリ71に格納されている前の走査ラインの対応する位置の画素信号である参照データ(REF_DATA)と比較する。画素値の差が予め定めた閾値の範囲内であれば、正常と判断し、DATA_RCKを画素信号(DATA)として外部へ出力する。一方、画素値の差が閾値の範囲を超える場合は、対象の画素信号DATA_RCKがノイズで乱されたデータと判断し、DATA_RCKに代えてREF_DATAを外部へ出力する。
図8は、この実施形態において比較回路69が行う信号処理を波形として示す説明図である。ある画素信号のDATA_RCKを比較対象画素として示している。比較対象画素は、順次移動していく。比較対象画素に対応するNFLG_RCK信号がアサートされている場合、比較回路69は、比較対象画素の画素値(Data(n))と、前の走査ラインの対応する位置の画素RFE_DATAの画素値(Ref(n))とを比較する。両者の差が閾値以内であれば比較対象画素の画素値(Data(n))を画素信号(DATA)として外部へ出力する。一方、画素値の差が閾値の範囲を超える場合は、参照データの画素値(Ref(n))を画素信号(DATA)として外部へ出力する。
上述の処理は、参照データメモリ71に前の走査ラインの対応する位置の画素値が格納されていることを前提としている。それは即ち、比較処理に要する走査ラインのサイクルだけ、DATA_RCKに対してDATAの出力が遅延することを意味する。そして、その遅延に相当する分、SYNC_RCKに対してSYNCを遅延させる必要がある。遅延同期回路73は、それを実現する回路である。
図7に示す回路で、比較回路69は固定の閾値を適用して比較を行うものとしているが、変形例として、閾値を外部から設定できるように構成してもよい。
図7に示す回路で、比較回路69は固定の閾値を適用して比較を行うものとしているが、変形例として、閾値を外部から設定できるように構成してもよい。
図9は、図7の変形例として閾値IMG_RANGEを外部から設定可能とする構成を示すブロック図である。
図9では、閾値の調整を可能にするためにIMG_RANGE信号を追加している。IMG_RANGE信号は、例えば1バイトのデータに対応する信号である。例えば、IMG_RANGEが5の場合、DATA_RCKとREF_DATAの差が±5以内であれば、比較回路はDATA_RCKが正常と判断してDATA_RCKの画素値を画素信号(DATA)として外部へ出力する。例えば、高速シリアル伝送回路が置かれる場所の電磁環境に応じて閾値を設定すればよい。あるいは、伝送される画像の特性に応じて閾値を設定すればよい。
図9では、閾値の調整を可能にするためにIMG_RANGE信号を追加している。IMG_RANGE信号は、例えば1バイトのデータに対応する信号である。例えば、IMG_RANGEが5の場合、DATA_RCKとREF_DATAの差が±5以内であれば、比較回路はDATA_RCKが正常と判断してDATA_RCKの画素値を画素信号(DATA)として外部へ出力する。例えば、高速シリアル伝送回路が置かれる場所の電磁環境に応じて閾値を設定すればよい。あるいは、伝送される画像の特性に応じて閾値を設定すればよい。
別の変形例として、参照データとして直前の走査ラインの対応する位置の画素値を参照するのではなく、複数の画素の画素値に基づくものであってもよい。例えば、対象の走査ラインより前の複数の走査ラインの対応する位置に基づいてもよい。また、例えば対象の走査ラインの前の走査ラインの対応する位置およびそれに近接する複数の画素に基づいてもよい。図10は、前の走査ラインの対応する位置およびそれに隣接する左右の画素を参照データとする構成を示す説明図である。
複数の画素データを参照データとする場合は、それらの各参照データから算出される値と対象の画素信号の画素値を比較する。図10の場合は、直前の走査ラインの対応する位置の画素値Ref(n)および同じ走査ライン上の左右の画素Ref(n-1)およびRef(n+1)の平均値Avg(n)を算出し、対象の画素信号Data(n)と比較する。
参照データの範囲をより広げてもよい。例えば、対象の画素信号より前の複数の走査ラインのそれぞれ対応する位置の画素と、各走査ライン上でそれらの画素に近接する画素を参照データとしてもよい。
複数の画素データを参照データとする場合は、それらの各参照データから算出される値と対象の画素信号の画素値を比較する。図10の場合は、直前の走査ラインの対応する位置の画素値Ref(n)および同じ走査ライン上の左右の画素Ref(n-1)およびRef(n+1)の平均値Avg(n)を算出し、対象の画素信号Data(n)と比較する。
参照データの範囲をより広げてもよい。例えば、対象の画素信号より前の複数の走査ラインのそれぞれ対応する位置の画素と、各走査ライン上でそれらの画素に近接する画素を参照データとしてもよい。
(実施の形態2)
この実施の形態では、実施の形態におけるサンプリングクロックのCLK1に加え、第2のサンプリングクロックであるCLK2を用いて高速シリアル伝送信号のサンプリングを行う。
CLK1は、実施の形態と同様に、同期信号および画素信号のレベルの遷移に基づいてクロックリカバリ回路25の位相調整回路49が位相を決定する。
それに対してCLK2は、画素信号を用いずに同期信号のレベルの遷移のみに基づいて位相調整回路49が位相を決定する。
この実施の形態では、実施の形態におけるサンプリングクロックのCLK1に加え、第2のサンプリングクロックであるCLK2を用いて高速シリアル伝送信号のサンプリングを行う。
CLK1は、実施の形態と同様に、同期信号および画素信号のレベルの遷移に基づいてクロックリカバリ回路25の位相調整回路49が位相を決定する。
それに対してCLK2は、画素信号を用いずに同期信号のレベルの遷移のみに基づいて位相調整回路49が位相を決定する。
図11は、実施の形態1の図5に対応しこの実施の形態におけるクロックリカバリ回路25の構成を示すブロック図である。図12は、実施の形態1の図7に対応しこの実施の形態におけるデシリアライザ27の構成を示すブロック図である。図13は、この実施の形態におけるCLK1とCLK2の位相の違いを示す説明図である。
図12に示すように、入力データ制御回路63は、実施の形態1と同様にクロックリカバリ回路25が生成したCLK1で高速シリアル伝送信号をサンプリングして復元した画素信号(DATA1_RCK)を生成する。入力データ制御回路63は、そのための直並列変換回路61aおよびバッファメモリ65aを備える。それと共に、CLK2で高速シリアル伝送信号をサンプリングして復元した画素信号(DATA2_RCK)を生成する。入力データ制御回路63は、そのための直並列変換回路61bおよびバッファメモリ65bを備える。
図12に示すように、入力データ制御回路63は、実施の形態1と同様にクロックリカバリ回路25が生成したCLK1で高速シリアル伝送信号をサンプリングして復元した画素信号(DATA1_RCK)を生成する。入力データ制御回路63は、そのための直並列変換回路61aおよびバッファメモリ65aを備える。それと共に、CLK2で高速シリアル伝送信号をサンプリングして復元した画素信号(DATA2_RCK)を生成する。入力データ制御回路63は、そのための直並列変換回路61bおよびバッファメモリ65bを備える。
出力データ制御回路67は、ノイズで乱された画素信号でなければ実施の形態1と同様にCLK1でサンプリングされたDATA1_RCKを対象の画素信号(DATA)として外部へ出力する。一方、ノイズで乱された画素信号の場合、比較回路69は、CLK2でサンプリングされたDATA2_RCKを参照データREF_DATAと比較する。両者の差が閾値以内であればDATA2_RCKを対象の画素信号(DATA)として外部へ出力する。なお、両者の画素値の差が閾値の範囲を超える場合は、対象の画素信号DATA1_RCKがノイズで乱されたデータと判断し、実施の形態1と同様にDATA1_RCKに代えて前の走査ラインの対応する位置の画素信号であるREF_DATAを外部へ出力する。
これは、ノイズで乱された画素信号のレベル遷移が本来のタイミングからずれている可能性を考慮したものである。図13に示すように、CLK1は、各同期信号および各画素信号のレベルの遷移を用いて位相を決定する。従って、レベルが1のBit_cのレベルからレベルが0のBit_dへ画素信号のレベルが遷移する画素信号がノイズで乱されたことによりレベル遷移のタイミングが遅れたとエッジ検出回路47が誤って判定した場合、少なくとも次のレベル遷移まで誤った位相でサンプリングがなされることになる。サンプリングのタイミングがずれると、誤ったデータが復元されてしまう可能性がある。
一方、CLK2は、位相の決定に画素信号のレベル遷移を用いないので、図13に示すようにノイズで乱された画素信号があってもサンプリングの位相がずれることがない。従って、ノイズの影響を受けるとしてもノイズで乱されたビットのみに留まる。
図13に示すような状況では、ノイズで乱された画素信号をCLK2でサンプリングすることによって、CLK1でサンプリングする場合に比べてノイズの影響をより抑制することができる。
図13に示すような状況では、ノイズで乱された画素信号をCLK2でサンプリングすることによって、CLK1でサンプリングする場合に比べてノイズの影響をより抑制することができる。
もっとも、同期信号がノイズで乱れる可能性があり、その場合はCLK2も影響を受ける。しかし、この実施形態においてシリアライザ19は同期信号に特定のKコードを割り当てるので、ノイズで同期信号が乱れた場合は位相がずれるだけでなく同期信号として認識されない可能性が高い。同期信号の間隔は決まっているので、例えば所定期間内に同期信号が認識されない場合は走査ラインをすべて前の走査ラインのデータに置き換えるといった図示しないノイズ対策回路を設けることによって対応してもよい。
図14は、図12に示すデシリアライザ27の変形例を示すブロック図である。図12と異なるのは、比較回路69の閾値をIMG_THRESH信号により設定可能な構成としていることである。なお、IMG_THRESH信号を画素値が高い側と低い側で個別に用意することも考えられる。
(実施の形態3)
実施の形態1における比較回路69に代えて、この実施の形態では、入力データ制御回路63が各走査ラインの有効期間中(有効な画素信号の期間)にNFLG_CK1がアサートされる期間をカウントする。そのカウント数が所定の値未満の場合、出力データ制御回路67は、受信された画素信号から復元された各並列デジタル信号DATA_RCKをその走査ラインの各画素信号(DATA)として外部へ出力する。一方、前記カウント数が所定の値以上の場合、出力データ制御回路67は、その走査ラインの各画素信号を前の走査ラインの各画素信号に置き換えて各画素信号(DATA)として外部へ出力する。
この実施形態によれば、走査ライン単位で各画素信号がノイズで乱されたか否かを判定する。判定は、各走査ラインにおいてNFLG_CK1がアサートされる期間のカウント数である。
実施の形態1における比較回路69に代えて、この実施の形態では、入力データ制御回路63が各走査ラインの有効期間中(有効な画素信号の期間)にNFLG_CK1がアサートされる期間をカウントする。そのカウント数が所定の値未満の場合、出力データ制御回路67は、受信された画素信号から復元された各並列デジタル信号DATA_RCKをその走査ラインの各画素信号(DATA)として外部へ出力する。一方、前記カウント数が所定の値以上の場合、出力データ制御回路67は、その走査ラインの各画素信号を前の走査ラインの各画素信号に置き換えて各画素信号(DATA)として外部へ出力する。
この実施形態によれば、走査ライン単位で各画素信号がノイズで乱されたか否かを判定する。判定は、各走査ラインにおいてNFLG_CK1がアサートされる期間のカウント数である。
図15は、この実施形態によるデシリアライザ27の構成を示すブロック図である。図15において、入力データ制御回路63は、1ラインの画素信号をバッファメモリ65に格納する。また、その走査ラインの有効期間中(有効な画素信号の期間)にNFLG_CK1がアサートされる期間が前記所定の値未満か否かを判定する。バッファメモリ65に格納された1ラインの画素信号を出力データ制御回路67へ転送する際に、入力データ制御回路63はNFLG_CK1に係るカウント値が前記所定値以上であればNFLG_RCKをアサートする。前記カウント値が前記所定値未満であればNFLG_RCKをネゲートする。
出力データ制御回路67は、NFLG_RCKがネゲートされていればDATA_RCKをDATAとして出力し、NFLG_RCKがアサートされていればREF_DATAをDATAとして出力するセレクタを備えている。
図16は、図15に示すデシリアライザ27の変形例を示すブロック図である。図16に示す変形例は、NFLG_CK1に係るカウント値に基づきNFLG_RCKをアサートするかネゲートするかの基準となる前記所定値が設定可能な構成を示している。図16において、入力データ制御回路63に入力されるNCOUNT信号は、前記所定値を設定する信号である。前記所定値は、NCOUNT信号に対応する値に設定される。
以上に述べたように、
(i)この発明による高速シリアル伝送回路は、クロックエンベデッド方式の高速シリアル伝送信号としてそれぞれ受信する走査ラインの同期信号および各走査ラインの画素信号をサンプリングするサンプリングクロックの周波数を事前のトレーニングにより決定し位相を前記同期信号および画素信号のレベルの遷移により決定するクロック生成回路と、生成されたサンプリングクロックで前記同期信号および前記画素信号をサンプリングして元のフレームクロック、元の同期信号および元の画素信号をそれぞれ復元する信号復元回路と、ノイズで乱された画素信号を検出するノイズ検出回路と、復元すべき各画素信号につきそれより前の走査ラインの対応する位置の画素信号を参照データとして格納する参照データメモリと、ノイズで乱された画素信号を参照データと比較し、両者の差が予め定められた閾値以内か否かを判定する比較回路とを備え、その差が前記閾値を超えると判定された場合、前記信号復元回路は、対象の画素信号を用いる復元に代えて前記参照データを用いて元の画素信号を復元することを特徴とする。
(i)この発明による高速シリアル伝送回路は、クロックエンベデッド方式の高速シリアル伝送信号としてそれぞれ受信する走査ラインの同期信号および各走査ラインの画素信号をサンプリングするサンプリングクロックの周波数を事前のトレーニングにより決定し位相を前記同期信号および画素信号のレベルの遷移により決定するクロック生成回路と、生成されたサンプリングクロックで前記同期信号および前記画素信号をサンプリングして元のフレームクロック、元の同期信号および元の画素信号をそれぞれ復元する信号復元回路と、ノイズで乱された画素信号を検出するノイズ検出回路と、復元すべき各画素信号につきそれより前の走査ラインの対応する位置の画素信号を参照データとして格納する参照データメモリと、ノイズで乱された画素信号を参照データと比較し、両者の差が予め定められた閾値以内か否かを判定する比較回路とを備え、その差が前記閾値を超えると判定された場合、前記信号復元回路は、対象の画素信号を用いる復元に代えて前記参照データを用いて元の画素信号を復元することを特徴とする。
この発明において、同期信号および画素信号は、いずれも走査された画像の信号として受信される高速シリアル伝送信号の内容を示している。走査された画像の信号は、複数の走査ラインから構成され、各走査ラインは少なくとも開始を表す同期信号とそれに続く複数の画素信号から構成される。好ましくは、各画素信号は画像を構成する各画素の画素値(濃度)に対応しており、カラー画像の場合はRGBの各画素に対応する画素値を表す。その具体的な態様は、例えば、イメージセンサからのアナログ信号をアナログフロントエンド(AFE)でデジタル信号へ変換した後、AFEから送信される画素信号である。
クロック生成回路は、所定のトレーニングパターンを受信し、受信したトレーニングパターンに基づいてその後にそれぞれ受信する走査ラインの同期信号および各走査ラインの画素信号に適用すべきサンプリングクロックの周波数を決定する。また、各同期信号および各画素信号のレベル遷移を基準に前記サンプリングクロックの位相を決定する。トレーニングパターンは、高速シリアル伝送信号の伝送前に送信側(シリアライザ)の高速シリアル伝送信号のタイミング基準となるシリアルクロックを受信側(デシリアライザ)でサンプリングクロックとして復元できるようにクロック周波数を伝える手順において伝送される。
高速シリアル伝送信号は、トレーニングパターンが表す周波数でデータのビット列が伝送されるシリアル信号であって、各ビットは0および1に対応する2値のレベルで表される。上術の実施形態で、高速シリアル伝送信号は、一対のLVDSデータ線上で伝送される。
高速シリアル伝送信号は、トレーニングパターンが表す周波数でデータのビット列が伝送されるシリアル信号であって、各ビットは0および1に対応する2値のレベルで表される。上術の実施形態で、高速シリアル伝送信号は、一対のLVDSデータ線上で伝送される。
さらにまた、サンプリングクロックは、高速シリアル伝送信号として伝送されるデータの各ビットを受信側でサンプリングするタイミングを決めるクロックであって、クロック生成回路で生成される。送信側のシリアライザが高速シリアル伝送信号を生成する際のタイミング基準に用いたシリアルクロックに対応するクロックである。サンプリングクロックは、高速シリアル伝送信号がパラレル-シリアル変換される前の、元の並列信号のフレームクロックよりも当然ながら高速のクロックである。サンプリングクロックは元の並列信号のフレームクロックと相関があるので、クロック生成回路が元の並列信号のフレームクロックを復元してもよい。
高速シリアル伝送信号を正しくサンプリングするには、サンプリングクロックの周波数だけでなく位相が重要である。クロック生成回路は、高速シリアル伝送信号が0から1のレベルへあるいは1から0のレベルへ遷移するタイミングを基準にしてサンプリングクロックの位相を決定する。
上述の実施形態におけるクロックリカバリ回路は、この発明におけるクロック生成回路に相当する。
上述の実施形態におけるクロックリカバリ回路は、この発明におけるクロック生成回路に相当する。
また、信号復元回路は、復元されたフレームクロックをタイミングの基準にして元の並列信号を復元する。上述の実施形態におけるデシリアライザは、この発明における信号復元回路に相当する。
ノイズ検出回路は、受信した画素信号が高速シリアル伝送信号として定められたデータビット列以外のビット列が受信された場合に、画素信号がノイズで乱されたものとして検出する。上述の実施形態においては、8B10B SerDesとして送受される10ビットコードが8B10B SerDesで定められているDCバランスやランレングスに係る規則に適合しないビット列を受信した場合に、画素信号がノイズで乱されたものとして検出している。
ノイズ検出回路は、受信した画素信号が高速シリアル伝送信号として定められたデータビット列以外のビット列が受信された場合に、画素信号がノイズで乱されたものとして検出する。上述の実施形態においては、8B10B SerDesとして送受される10ビットコードが8B10B SerDesで定められているDCバランスやランレングスに係る規則に適合しないビット列を受信した場合に、画素信号がノイズで乱されたものとして検出している。
また、参照データは、対象の画素信号の前の走査ライン上で対応する位置にある画素の画素信号の値(データ)である。前の走査ラインは、直前の走査ラインであってもよいが、直前の走査ラインを含む複数の走査ラインであってもよい。さらに、参照データは、前の走査ライン上で対応する位置の画素だけでなく、前の走査ライン上でその画素に隣接する複数個の画素のデータであってもよい。参照データメモリは、参照データを格納するメモリである。その具体的な態様は、例えば、対象の画素信号を含む走査ラインよりも前の所定数の走査ラインの画素信号を格納するラインバッファである。
さらにまた、比較回路は、対象の画素信号の値と参照データの値の大きさを比較するものである。参照データが複数の画素信号を対象とする場合は、それら複数の画素信号から算出される値、例えば平均値や加重平均の値と比較するものである。
閾値は、対象の画素信号の値が、参照データの値と大きく異なる場合にその画素信号を採用せず参照データを採用して復元を行うかを決める境界値である。これは、画像を構成する画素が十分微細であって、近接した位置の画素とは画素値が大きく変化せず所定の範囲に収まるということを前提に、ノイズで乱れた画素信号を近接した画素値で代替する処理である。
閾値は、対象の画素信号の値が、参照データの値と大きく異なる場合にその画素信号を採用せず参照データを採用して復元を行うかを決める境界値である。これは、画像を構成する画素が十分微細であって、近接した位置の画素とは画素値が大きく変化せず所定の範囲に収まるということを前提に、ノイズで乱れた画素信号を近接した画素値で代替する処理である。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(ii)前記比較回路は、前記閾値の設定および変更を受け付けてもよい。
このようにすれば、固定の閾値ではなく状況に応じた閾値を適用できる。例えば、高速シリアル伝送回路が置かれる場所の電磁環境に応じた閾値を設定できる。あるいは、伝送される画像の特性に応じた閾値を設定できる。
(ii)前記比較回路は、前記閾値の設定および変更を受け付けてもよい。
このようにすれば、固定の閾値ではなく状況に応じた閾値を適用できる。例えば、高速シリアル伝送回路が置かれる場所の電磁環境に応じた閾値を設定できる。あるいは、伝送される画像の特性に応じた閾値を設定できる。
(iii)前記参照データメモリは、前の複数の走査ラインの画素信号または前の走査ライン上で隣り合う複数の画素信号の少なくとも何れかである複数の画素信号を対応する参照データとして格納し、前記比較回路は、それらの対応する参照データから算出される値を対象の画素信号と比較してもよい。
このようにすれば、一つの画素信号でなく複数の画素信号に基づいて比較を行うことができるので、周囲の複数の画素に基づいて参照データを決定し、比較および代替を行うことができる。即ち、一つの画素信号を参照データとする態様に比べて領域的により平均化された画素信号を参照データとして採用できる。
このようにすれば、一つの画素信号でなく複数の画素信号に基づいて比較を行うことができるので、周囲の複数の画素に基づいて参照データを決定し、比較および代替を行うことができる。即ち、一つの画素信号を参照データとする態様に比べて領域的により平均化された画素信号を参照データとして採用できる。
(iv)前記画素信号のレベル遷移を位相決定の基準とせず、前記同期信号のレベル遷移のみを位相決定の基準として第2サンプリングクロックを生成する第2クロック生成回路をさらに備え、前記信号復元回路は、前記ノイズ検出回路がノイズで乱されたものとした画素信号から元の画素信号を復元する際に、前記サンプリングクロックに代えて前記第2クロックを用いてサンプリングされた画素信号を用いて前記参照データとの比較を行い、両者の差が前記閾値以内であると前記比較回路が判定した場合、前記第2クロックを用いてサンプリングされた画素信号から元の画素信号を復元であってもよい。
高速シリアル伝送信号にシリアルクロックが埋め込まれているので、高速シリアル伝送信号がノイズで乱されるとシリアルクロックの復元、即ちサンプリングクロックの生成にも影響がおよぶ可能性がある。この態様にすれば、画素信号を除外し同期信号のレベル遷移のみを位相決定の基準とした第2サンプリングクロックを用いて画素信号をサンプリングするので、ノイズで乱された画素信号のサンプリングにおいてサンプリングクロックの乱れの影響を抑制できる。
高速シリアル伝送信号にシリアルクロックが埋め込まれているので、高速シリアル伝送信号がノイズで乱されるとシリアルクロックの復元、即ちサンプリングクロックの生成にも影響がおよぶ可能性がある。この態様にすれば、画素信号を除外し同期信号のレベル遷移のみを位相決定の基準とした第2サンプリングクロックを用いて画素信号をサンプリングするので、ノイズで乱された画素信号のサンプリングにおいてサンプリングクロックの乱れの影響を抑制できる。
(v)前記比較回路は、前記閾値の設定および変更を受け付けてもよい。
このようにすれば、固定の閾値ではなく状況に応じた閾値を適用できる。例えば、高速シリアル伝送回路が置かれる場所の電磁環境に応じた閾値を設定できる。あるいは、伝送される画像の特性に応じた閾値を設定できる。画像処理の技術を用いて閾値を適応的に変化させることも可能である。
このようにすれば、固定の閾値ではなく状況に応じた閾値を適用できる。例えば、高速シリアル伝送回路が置かれる場所の電磁環境に応じた閾値を設定できる。あるいは、伝送される画像の特性に応じた閾値を設定できる。画像処理の技術を用いて閾値を適応的に変化させることも可能である。
(vi)同じ走査ライン上の画素信号に対して前記ノイズ検出回路がノイズで乱されたものであると判定した回数を数えるノイズカウンタをさらに備え、前記比較回路によりその差が前記閾値を超えると判定された回数が所定の回数を超える場合に限り、前記信号復元回路は対象の画素信号を用いた復元に代えて前記対応する参照データを用いて元の画素信号を復元してもよい。
この態様によれば、ノイズで乱された画像信号の発生頻度をカウントし、発生頻度が所定回数以下であれば受信した画素信号のデータを用いて復元がなされる。
この態様によれば、ノイズで乱された画像信号の発生頻度をカウントし、発生頻度が所定回数以下であれば受信した画素信号のデータを用いて復元がなされる。
(vii)前記比較回路は、前記閾値の設定および変更を受け付けてもよい。
このようにすれば、固定の閾値ではなく状況に応じた閾値を適用できる。例えば、高速シリアル伝送回路が置かれる場所の電磁環境に応じた閾値を設定できる。あるいは、伝送される画像の特性に応じた閾値を設定できる。画像処理の技術を用いて閾値を適応的に変化させることも可能である。
このようにすれば、固定の閾値ではなく状況に応じた閾値を適用できる。例えば、高速シリアル伝送回路が置かれる場所の電磁環境に応じた閾値を設定できる。あるいは、伝送される画像の特性に応じた閾値を設定できる。画像処理の技術を用いて閾値を適応的に変化させることも可能である。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
11:スキャン制御ユニット、 13:イメージセンサ、 15:アナログフロントエンド、 17:トランスミッタ、 19:シリアライザ、 21:画像制御ユニット、 23:レシーバ、 25:クロックリカバリ回路、 27:デシリアライザ、 29:画像処理回路、 31:画像メモリ、 41:周波数検出回路、 43:クロック生成回路、 45:多相PLL回路、 47:エッジ検出回路、 49:位相調整回路、 51:ノイズ検出回路、 61,61a,61b:直並列変換回路、 63:入力データ制御回路、 65,65a,65b:バッファメモリ、 67:出力データ制御回路、 69:比較回路、 71:参照データメモリ、 73:遅延同期回路
100:スキャナ
100:スキャナ
Claims (7)
- クロックエンベデッド方式の高速シリアル伝送信号としてそれぞれ受信する走査ラインの同期信号および各走査ラインの画素信号をサンプリングするサンプリングクロックの周波数を事前のトレーニングにより決定し位相を前記同期信号および画素信号のレベルの遷移により決定するクロック生成回路と、
生成されたサンプリングクロックで前記同期信号および前記画素信号をサンプリングして元のフレームクロック、元の同期信号および元の画素信号をそれぞれ復元する信号復元回路と、
ノイズで乱された画素信号を検出するノイズ検出回路と、
復元すべき各画素信号につきそれより前の走査ラインの対応する位置の画素信号を参照データとして格納する参照データメモリと、
ノイズで乱された画素信号を参照データと比較し、両者の差が予め定められた閾値以内か否かを判定する比較回路とを備え、
その差が前記閾値を超えると判定された場合、前記信号復元回路は、対象の画素信号を用いる復元に代えて前記参照データを用いて元の画素信号を復元する高速シリアル伝送回路。 - 前記比較回路は、前記閾値の設定および変更を受け付ける請求項1に記載の高速シリアル伝送回路。
- 前記参照データメモリは、前の複数の走査ラインの画素信号または前の走査ライン上で隣り合う複数の画素信号の少なくとも何れかである複数の画素信号を対応する参照データとして格納し、
前記比較回路は、それらの対応する参照データから算出される値を対象の画素信号と比較する請求項1に記載の高速シリアル伝送回路。 - 前記画素信号のレベル遷移を位相決定の基準とせず、前記同期信号のレベル遷移のみを位相決定の基準として第2サンプリングクロックを生成する第2クロック生成回路をさらに備え、
前記信号復元回路は、前記ノイズ検出回路がノイズで乱されたものとした画素信号から元の画素信号を復元する際に、前記サンプリングクロックに代えて前記第2クロックを用いてサンプリングされた画素信号を用いて前記参照データとの比較を行い、両者の差が前記閾値以内であると前記比較回路が判定した場合、前記第2クロックを用いてサンプリングされた画素信号から元の画素信号を復元する請求項1に記載の高速シリアル伝送回路。 - 前記比較回路は、前記閾値の設定および変更を受け付ける請求項4に記載の高速シリアル伝送回路。
- 同じ走査ライン上の画素信号に対して前記ノイズ検出回路がノイズで乱されたものであると判定した回数を数えるノイズカウンタをさらに備え、
前記比較回路によりその差が前記閾値を超えると判定された回数が所定の回数を超える場合に限り、前記信号復元回路は対象の画素信号を用いた復元に代えて前記対応する参照データを用いて元の画素信号を復元する請求項1に記載の高速シリアル伝送回路。 - 前記比較回路は、前記閾値の設定および変更を受け付ける請求項6に記載の高速シリアル伝送回路。
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