JP2022036799A - シート供給装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート供給装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022036799A
JP2022036799A JP2020141180A JP2020141180A JP2022036799A JP 2022036799 A JP2022036799 A JP 2022036799A JP 2020141180 A JP2020141180 A JP 2020141180A JP 2020141180 A JP2020141180 A JP 2020141180A JP 2022036799 A JP2022036799 A JP 2022036799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
sheet
gear
supply
calling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020141180A
Other languages
English (en)
Inventor
隆久 成清
Takahisa Narisei
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2020141180A priority Critical patent/JP2022036799A/ja
Publication of JP2022036799A publication Critical patent/JP2022036799A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

Figure 2022036799000001
【課題】簡単な構成でありながら、呼込ローラと供給ローラとの間でのシートの撓みに伴う該シートへのダメージやジャム等の不都合の発生を効果的に防止することができるシート供給装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】シートを呼び込む呼込ローラと、呼込ローラにて呼び込まれたシートを供給する供給ローラとを備え、呼込ローラと供給ローラとが駆動伝達機構により連結されたシート供給装置は、駆動伝達機構による呼込ローラと供給ローラとの連結を解除する連結解除部材を備えている。連結解除部材は、呼込ローラと供給ローラとの連結の解除を作動させるための連結解除作動部を有し、連結解除作動部は、呼込ローラと供給ローラとの間に設けられている。
【選択図】図4B

Description

本発明は、シート供給装置及びそれを備えた複写機、複合機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
シートを呼び込む呼込ローラ(ピックアップローラ)と、呼込ローラにて呼び込まれたシートを供給する供給ローラ(給紙ローラ)とを備えたシート供給装置は、通常、呼込ローラと供給ローラとが駆動伝達機構により連結されており、供給ローラが回転駆動され、供給ローラの回転駆動力が駆動伝達機構を介して呼込ローラに伝達されるようになっている。
このようなシート供給装置では、例えば、積載される複数のシート(原稿又は記録用紙)を供給するにあたり、呼込ローラにより最上位のシートを該呼込ローラの回転と共に回転する供給ローラ及び該供給ローラと対向する分離部材(分離ローラ又は分離パッド)に向けて呼び込む(ピックアップする)。次に、呼び込んだシートを該シートが1枚になるように分離部材にて分離しつつ(捌きつつ)供給ローラにて供給する。このとき、呼込ローラと供給ローラとの間においてシートが撓むことがあり、シートへのダメージやシート詰まり(ジャム)等の不都合を招く。このことは、供給ローラにシートが噛み込んでいる状態では常に供給ローラの回転駆動を継続し、シートの搬送方向において供給ローラの下流側に設けられた搬送ローラ(例えばレジストローラ)の搬送を手助けする制御を行うことがある場合、特に顕著となる。
例えば、供給ローラをシートの後端が抜けきるまで該シートの搬送を継続すると、呼込ローラがどうしても次のシートも若干量搬送してしまい、そうすると、シートが供給ローラと分離部材とのニップ部で噛み込んで停止してしまうようになり、その状態でシート収容装置(給紙カセット)が引き抜かれると給紙ローラと分離部材とのニップ部に噛み込んでいるシートがダメージを受ける。また、シートを給紙ローラと分離部材とのニップ部に噛み込んだまま長時間放置するとシートの先端がニップ部と非ニップ部との間でうねり、ジャムの原因になる。
この点に関し、特許文献1には、検出センサによりシートの撓みが検出されたときに呼込ローラの回転を停止させることが開示されている。
特開2001-72268号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、検出センサや、呼込ローラの回転を停止させる制御構成を追加する必要があり、構成が複雑化する。
そこで、本発明は、簡単な構成でありながら、呼込ローラと供給ローラとの間でのシートの撓みに伴う該シートへのダメージやジャム等の不都合の発生を効果的に防止することができるシート供給装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るシート供給装置は、シートを呼び込む呼込ローラと、前記呼込ローラにて呼び込まれた前記シートを供給する供給ローラとを備え、前記呼込ローラと前記供給ローラとが駆動伝達機構により連結されたシート供給装置であって、前記駆動伝達機構による前記呼込ローラと前記供給ローラとの連結を解除する連結解除部材を備え、前記連結解除部材は、前記呼込ローラと前記供給ローラとの連結の解除を作動させるための連結解除作動部を有し、前記連結解除作動部は、前記呼込ローラと前記供給ローラとの間を通過する前記シートに対向するように設けられていることを特徴とする。
本発明によると、簡単な構成でありながら、呼込ローラと供給ローラとの間でのシートの撓みに伴う該シートへのダメージやジャム等の不都合の発生を効果的に防止することが可能となる。
本実施の形態に係るシート供給装置を備えた画像形成装置を正面から視た概略断面図である。 第1実施形態に係るシート供給装置におけるシート供給部を正面側の斜め上方から視た斜視図である。 図2Aに示すシート供給部を背面側の斜め上方から視た斜視図である。 図2Aに示すシート供給部の平面図である。 第1実施形態に係るシート供給部において中間ギヤが第2ギヤから第1ギヤへ回転駆動力を伝達している様子を示す正面図である。 第1実施形態に係るシート供給部の背面図である。 第1実施形態に係るシート供給部においてシートにより連結解除作動部が作動して中間ギヤが第2ギヤから第1ギヤへの回転駆動力の伝達を解除している様子を示す正面図である。 第2実施形態に係るシート供給部において中間ギヤが第2ギヤから第1ギヤへ回転駆動力を伝達している様子を示す正面図である。 第2実施形態に係るシート供給部においてシートにより連結解除作動部が作動して中間ギヤが第2ギヤから第1ギヤへの回転駆動力の伝達を解除している様子を示す正面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[画像形成装置]
図1は、本実施の形態に係るシート供給装置400を備えた画像形成装置100を正面から視た概略断面図である。図において、符号Xは幅方向を、符号Yは左右方向を、符号Zは上下方向(鉛直方向)をそれぞれ表している。
本実施の形態に係る画像形成装置100は、記録用紙等のシートPに対して多色及び単色の画像を形成するカラー画像形成装置である。画像形成装置100は、画像読取装置200により読み取られた画像データ、又は、外部から伝達された画像データに応じて、画像形成処理を行う。なお、画像形成装置100は、モノクロ画像形成装置であってもよい。
画像形成装置100は、原稿送り装置300と、画像形成装置本体110とを備えている。画像形成装置本体110には、画像形成部102と用紙搬送系103とが設けられている。
画像形成部102は、露光ユニット1、現像ユニット2、静電潜像担持体として作用する感光体ドラム3、クリーニング部4、帯電装置5、1次転写装置6及び定着ユニット7を備えている。また、用紙搬送系103は、シート収容装置810(給紙カセット)におけるシート載置トレイ81(給紙トレイ)、手差しシート載置トレイ82(手差し給紙トレイ)、排出ローラ31及び排出トレイ14を備えている。シート載置トレイ81及び手差しシート載置トレイ82は、シートPを載置する。
画像形成装置本体110の上部には、原稿Gの画像を読み取るための画像読取装置200が設けられている。画像読取装置200は、原稿Gが載置される原稿載置台221(具体的には原稿載置ガラス)と、原稿読取板222(具体的には原稿読取ガラス)とを備えている。また、原稿載置台221及び原稿読取板222の上側にはシート送り装置300が設けられている。画像形成装置100では、画像読取装置200で読み取られた原稿Gの画像は、画像データとして画像形成装置本体110に送られ、シートP上に画像が記録される。
画像形成装置本体110にはシート搬送路W1(用紙搬送路)が設けられている。シート載置トレイ81又は手差しシート載置トレイ82は、シートPをシート搬送路W1に供給する。シート搬送路W1は、シートPを2次転写装置10における転写ローラ10a及び定着ユニット7を経て排出トレイ14に導く。定着ユニット7は、シートP上に形成されたトナー像をシートPに加熱定着する。シート搬送路W1の近傍には、呼込ローラ(ピックアップローラ)411、供給ローラ412、搬送ローラ12a、レジストローラ13、転写ローラ10a、定着ユニット7における定着ローラ71及び加圧ローラ72、排出ローラ31が配設されている。
画像形成装置100では、画像形成を行うにあたり、帯電装置5にて一様に帯電した感光体ドラム3の表面が露光ユニット1にて画像データ(画像情報)に応じてレーザー露光され、感光体ドラム3上に静電潜像がそれぞれ形成される。感光体ドラム3上に形成された静電潜像は現像ユニット2にて現像されてトナー像にそれぞれ顕像化される。感光体ドラム3上のトナー像は1次転写装置6において駆動ローラ6a及び従動ローラ6bに張架された中間転写ベルト6c上に転写される。所定の回転方向Eに回転される中間転写ベルト6c上のトナー像は、2次転写装置10まで搬送される。シート載置トレイ81又は手差しシート載置トレイ82にて供給されたシートPは搬送ローラ12aを経てレジストローラ13まで搬送される。次に、シートPはレジストローラ13によりシートPと感光体ドラム3上のトナー像とを整合するタイミングで転写ローラ10aに搬送される。感光体ドラム3上のトナーは転写ローラ10aによりシートP上に転写される。その後、シートPは定着ユニット7における定着ローラ71及び加圧ローラ72に通過し、排出ローラ31を経て排出トレイ14上に排出される。シートPの表面だけでなく、裏面に画像形成を行う場合は、シートPは排出ローラ31から反転シート搬送路W2(反転用紙搬送路)へ逆方向に搬送される。シートPは反転搬送ローラ12b~12bを経てシートPの表裏を反転してレジストローラ13へ再度導かれる。そして、シートPは、表面と同様にして、裏面にトナー像が形成されて定着された後、排出トレイ14へ向けて排出される。
(シート供給装置)
次に、図1に示すシート供給装置400(400A,400B)(給紙装置)について、図2Aから図4Bを参照しながら以下に説明する。
(第1実施形態)
図2Aは、第1実施形態に係るシート供給装置400(400A)におけるシート供給部410(410A)を正面側の斜め上方から視た斜視図である。図2Bは、図2Aに示すシート供給部410(410A)を背面側の斜め上方から視た斜視図である。図2Cは、図2Aに示すシート供給部410(410A)の平面図である。図3Aは、第1実施形態に係るシート供給部410(410A)において中間ギヤ415cが第2ギヤ415bから第1ギヤ415aへ回転駆動力を伝達している様子を示す正面図である。図3Bは、第1実施形態に係るシート供給部410(410A)の背面図である。図3Cは、第1実施形態に係るシート供給部410(410A)においてシートPにより連結解除作動部421が作動して中間ギヤ415cが第2ギヤ415bから第1ギヤ415aへの回転駆動力の伝達を解除している様子を示す正面図である。
シート供給装置400(400A)は、呼込ローラ411と、供給ローラ412とを備えている。
呼込ローラ411は、シート載置トレイ81上に載置されたシートPのうち最上位のシートPを呼び込む。供給ローラ412は、呼込ローラ411にて呼び込まれたシートPを供給する。呼込ローラ411と供給ローラ412とは駆動伝達機構415により連結(駆動連結)されている。供給ローラ412は、図示しない回転駆動部(具体的にはステッピングモータ)から供給される回転駆動力が図示しない駆動ギヤを介して伝達される。
[駆動伝達機構]
駆動伝達機構415は、供給ローラ412に伝達された回転駆動力を呼込ローラ411に伝達する。この例では、駆動伝達機構415は、図2Aから図2Cに示すように、呼込ローラ用の第1ギヤ415aと、供給ローラ用の第2ギヤ415bと、中間ギヤ又は中間ギヤ列(この例では中間ギヤ415c)とを備えている。
第1ギヤ415aは、呼込ローラ411の回転軸411aと同軸上に固定されている。第2ギヤ415bは、供給ローラ412の回転軸412aと同軸上に固定されている。中間ギヤ又は中間ギヤ列(この例では中間ギヤ415c)は、第2ギヤ415bから第1ギヤ415aに回転駆動力を伝達する。中間ギヤ又は中間ギヤ列(この例では中間ギヤ415c)は、第1ギヤ415a及び第2ギヤ415bと噛み合う。
[連結解除部材]
シート供給装置400(400A)は、連結解除部材420を備えている。連結解除部材420は、駆動伝達機構415による呼込ローラ411と供給ローラ412との連結を解除する。
連結解除部材420は、呼込ローラ411の回転軸411a又は供給ローラ412の回転軸412a(この例では供給ローラ412の回転軸412a)に回動自在に支持されている。回動部材420a(連結解除部材本体)には回転軸411a又は回転軸412aに平行な回転軸422が固定されている。中間ギヤ415cは、一方のギヤ(この例では第2ギヤ415b)に噛み合わされた状態で回動部材420aの回転軸422の第3回転軸線α3回りに回転自在に支持されている。中間ギヤ415cは、回動部材420aの回動により第1ギヤ415aから離間した後、第1ギヤ415aと係合するときには、自重で第1ギヤ415aに当接し、供給ローラ412の回転に伴って第1ギヤ415aに噛み合わされる。
[呼込ローラ]
呼込ローラ411の回転軸411aは、供給ローラ412の回転軸412aに第2回転軸線α2回りに回動自在に支持された第1保持部材410a(図2C参照)に第1回転軸線α1回りに回転自在に支持されている。
[供給ローラ]
供給ローラ412は、回転駆動されることによりシートPを供給する。供給ローラ412と回転軸412aとの間にはワンウェイクラッチ412bが設けられている。ワンウェイクラッチ412bは、回転軸412aの供給回転方向R1への回転に対して供給ローラ412と回転軸412aとを連結して回転軸412aの供給回転方向R1への回転に伴って供給ローラ412を供給回転方向R1に回転させる。一方、ワンウェイクラッチ412bは、回転軸412aの回転の停止時において供給ローラ412の供給回転方向R1への回転軸412aに対する回転を許容する。
[分離部材]
シート供給装置400(400A)は、分離部材413をさらに備えている。分離部材413は、供給ローラ412と対向する。分離部材413は、図示を省略した押圧部により供給ローラ412に向けて押圧されている。これにより、供給ローラ412と分離部材413との間にニップ部N(図2A参照)が形成される。
分離部材413は、供給ローラ412と共に分離搬送部414を構成している。分離搬送部414は、呼込ローラ411にて呼び込んだシートPを1枚ずつ分離搬送する。分離部材413は、分離ローラ又は分離パッドで構成することができ、この例では、分離ローラとされている。分離部材413(分離ローラ)は、トルクリミッタ413bを介して回転軸413aに設けられている。回転軸413aは、シート供給装置400(400A)の本体に設けられた第2保持部材(図示省略)に固定されている。トルクリミッタ413bは、回転軸413aに対して、供給ローラ412の供給回転方向R1への回転に伴う分離部材413の逆回転方向R2への従動回転を許容する。一方、トルクリミッタ413bは、供給ローラ412と分離部材413との間で所定の圧力以上(具体的には供給ローラ412と分離部材413との間で2枚以上のシートPが通過する程度の圧力)の負荷がかかると、分離部材413が回転軸413aに連結される。すなわち、トルクリミッタ413bは、回転軸413aが供給回転方向R1に回転しても分離部材413を回転させない。これにより、シートPの重送を有効に防止することができる。
これにより、シート供給部410(410A)は、積載されるシートP~Pのうち最上位のシートPを搬送方向Hに供給することができる。
(連結解除作動部)
連結解除部材420は、呼込ローラ411と供給ローラ412との連結の解除を作動させるための連結解除作動部421(図2B、図3Aから図3C参照)を有している。そして、連結解除作動部421は、呼込ローラ411と供給ローラ412との間を通過するシートPに対向するように設けられている。図3Aから図3Cに示すように、連結解除作動部421は、回動部材420aに対して下方に突出するように設けられている。連結解除作動部421は、回動部材420aに一体的に形成されている。
本実施の形態によれば、連結解除部材420における連結解除作動部421が呼込ローラ411と供給ローラ412との間を通過するシートPに対向するように設けられているので、検出センサや、呼込ローラ411の回転を停止させる制御構成を追加する必要がなく、構造が簡単である。しかも、呼込ローラ411と供給ローラ412との間においてシートPが撓んだときに(図3C参照)、撓んだシートPが連結解除作動部421に当接し、連結解除作動部421を作動させる(押し上げる)ことができる。そうすると、呼込ローラ411と供給ローラ412との連結を解除することができる。これにより、呼込ローラ411の駆動が解除され、シートPの撓みをなくすことができる。従って、例えば、シート収容装置810が引き抜かれたときでのシートPへのダメージや、シートの先端のうねりによるジャムの発生といった不都合を効果的に防止することができる。
本実施の形態において、連結解除部材420は、中間ギヤ又は中間ギヤ列の何れか1つの中間ギヤ(この例では415c)と、該中間ギヤ415cの相手側の少なくとも一方のギヤ(この例では第1ギヤ415a)との連結を解除する。
こうすることで、連結解除部材420により中間ギヤ又は中間ギヤ列の何れか1つの中間ギヤ(この例では415c)と、該中間ギヤ415cの相手側の少なくとも一方のギヤ(この例では第1ギヤ415a)との連結を解除することができる。このように、中間ギヤ又は中間ギヤ列の何れか1つの中間ギヤ(この例では415c)と、該中間ギヤ415cの相手側の少なくとも一方のギヤ(この例では第1ギヤ415a)との連結を解除するという簡単な構成で、呼込ローラ411と供給ローラ412との連結を容易に解除することができる。
本実施の形態において、連結解除部材420は、回動部材420a(回動アーム)を備えている。回動部材420aは、呼込ローラ411と供給ローラ412との間で送られるシートPとは反対側で呼込ローラ411又は供給ローラ412の回転軸線回り(この例では供給ローラ412の第2回転軸線α2回り)に回動自在とされている。中間ギヤ415cは、回動部材420aに回転軸線(第3回転軸線α3)回りに回転自在に支持されている。
こうすることで、中間ギヤ又は中間ギヤ列の何れか1つの中間ギヤ(この例では415c)の相手側の少なくとも一方のギヤ(この例では第1ギヤ415a)との係合を回動部材420aにより簡単に外すことができ、従って、呼込ローラ411と供給ローラ412との連結を簡単に解除することができる。
本実施の形態において、連結解除作動部421は、回動部材420aに設けられている。
こうすることで、呼込ローラ411と供給ローラ412との間においてシートPが撓んだときに、撓んだシートPが回動部材420aの連結解除作動部421に当接し、回動部材420aを作動させる(押し上げる)ことができる。これにより、中間ギヤ又は中間ギヤ列の何れか1つの中間ギヤ(この例では415c)の相手側の少なくとも一方のギヤ(この例では第1ギヤ415a)との係合を回動部材420aにより確実に外すことができる。
また、連結解除作動部421の最下端部421aは、供給ローラ412に伝達された回転駆動力が駆動伝達機構415により呼込ローラ411に伝達される状態において(図3A、図3B参照)、シートPの搬送方向Hにおける回動部材420aの回動支点側とは反対側(この例では呼込ローラ411側)に位置している。これにより、撓んだシートPが連結解除作動部421に当接する際に、回動部材420aの回動支点側に位置している場合よりも小さい力で連結解除作動部421を押し上げることができる。
(第2実施形態)
中間ギヤ415cの回転軸線(第3回転軸線α3)と該中間ギヤ415cの相手側の一方のギヤ(第1ギヤ415a)の回転軸線(第1回転軸線α1)とを通る第1仮想直線β1(図3A参照)と、中間ギヤ415cの回転軸線(第3回転軸線α3)と該中間ギヤ415cの相手側の他方のギヤ(第2ギヤ415b)の回転軸線(第2回転軸線α2)とを通る第2仮想直線β2(図3A参照)とのなす角度θ(図3A参照)は、連結解除性の観点からは、小さい方が好ましい。すなわち、第1仮想直線β1と第2仮想直線β2とのなす角度θが110度よりも大きいと、中間ギヤ又は中間ギヤ列の何れか1つの中間ギヤ(例えば415c)の相手側の少なくとも一方のギヤ(例えば第1ギヤ415a)との係合を回動部材420aにより外し難い場合があり、そうすると、呼込ローラ411と供給ローラ412との連結を解除することが困難になる。
また、第1仮想直線β1と第2仮想直線β2とのなす角度が70度よりも小さいと、呼込ローラ411と供給ローラ412との間隔が狭くなり過ぎたり、或いは/さらに、中間ギヤ又は中間ギヤ列の何れか1つの中間ギヤ(例えば415c)の径が大きくなり過ぎたりする場合があり、そうすると、シート供給部410の大型化、ひいてはシート供給装置400全体の大型化を招く。
この点、第2実施形態に係るシート供給装置400(400B)におけるシート供給部410(410B)において、第1仮想直線β1と第2仮想直線β2とのなす角度θは、70度~110度(この例では90度程度)である。
図4Aは、第2実施形態に係るシート供給部410(410B)において中間ギヤ415cが第2ギヤ415bから第1ギヤ415aへ回転駆動力を伝達している様子を示す正面図である。図4Bは、第2実施形態に係るシート供給部410(410B)においてシートPにより連結解除作動部421が作動して中間ギヤ415cが第2ギヤ415bから第1ギヤ415aへの回転駆動力の伝達を解除している様子を示す正面図である。
第2実施形態に係るシート供給装置400(400B)において、シート供給部410(410B)は、第1実施形態に係るシート供給装置400(400A)におけるシート供給部410(410A)において第1仮想直線β1と第2仮想直線β2とのなす角度θを小さくした以外は、第1実施形態に係るシート供給部410(410A)と同様であり、同様の構成を有する部材には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図4A及び図4Bに示すように、第2実施形態に係るシート供給部410(410B)において、第1仮想直線β1と第2仮想直線β2とのなす角度θが70度~110度であることで、中間ギヤ又は中間ギヤ列の何れか1つの中間ギヤ(この例では415c)の相手側の少なくとも一方のギヤ(この例では第1ギヤ415a)との係合を回動部材420aにより外し易くすることができ、従って、呼込ローラ411と供給ローラ412との連結を解除し易くすることができる。しかも、呼込ローラ411と供給ローラ412との間隔が狭くなり過ぎたり、中間ギヤ又は中間ギヤ列の何れか1つの中間ギヤ(この例では415c)の径が大きくなり過ぎたりすることを回避でき、従って、シート供給部410の大型化、ひいてはシート供給装置400全体の大型化を抑制することができる。
(第3実施形態)
連結解除作動部421の最下端部421aは、供給ローラ412に伝達された回転駆動力が駆動伝達機構415により呼込ローラ411に伝達される状態において、供給ローラ412の最下端部(供給ローラ412と分離部材413とのニップ部Nの周方向における中央)を通る呼込ローラ411の下側における仮想接線β3よりも上側に位置している。これにより、シートPが呼込ローラ411と供給ローラ412との間に通過する際に連結解除作動部421に邪魔されることを抑制することができる。
(第4実施形態)
また、連結解除作動部421は、供給ローラ412に伝達された回転駆動力が駆動伝達機構415により呼込ローラ411に伝達される状態において、シートPの搬送方向Hにおいて最下端部421aよりも上流側で凸に湾曲した湾曲部421b(図3A参照)を有している。これにより、シートPが連結解除作動部421に当接しても湾曲部421bによりシートPを下方にガイドすることができ、これにより、呼込ローラ411と供給ローラ412との間に円滑に通過させることができる。
(その他の実施の形態)
第1実施形態から第4実施形態では、連結解除部材420を呼込ローラ411の回転軸411a又は供給ローラ412の回転軸412a(この例では供給ローラ412の回転軸412a)に回動自在に支持するようにしたが、第1保持部材410aにおける回転軸411a又は回転軸412aとは他の箇所に回動自在に支持するようになってもよい。
本実施の形態のシート供給装置400は、シート載置トレイ81を備えたものとしたが、手差しシート載置トレイ82を備えたものとしてもよい。また、本実施の形態では、シートPとして記録用紙を供給する構成に適用したが、原稿Gを供給する構成に適用してもよい。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、係る実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
100 画像形成装置
400 シート供給装置
410 シート供給部
411 呼込ローラ
412 供給ローラ
413 分離部材
414 分離搬送部
415 駆動伝達機構
415a 第1ギヤ
415b 第2ギヤ
415c 中間ギヤ
420 連結解除部材
420a 回動部材
421 連結解除作動部
421a 最下端部
421b 湾曲部
81 シート載置トレイ
810 シート収容装置
82 シート載置トレイ
H 搬送方向
N ニップ部
P シート
α1 第1回転軸線
α2 第2回転軸線
α3 第3回転軸線
β1 第1仮想直線
β2 第2仮想直線
β3 仮想接線
θ 角度

Claims (8)

  1. シートを呼び込む呼込ローラと、前記呼込ローラにて呼び込まれた前記シートを供給する供給ローラとを備え、前記呼込ローラと前記供給ローラとが駆動伝達機構により連結されたシート供給装置であって、
    前記駆動伝達機構による前記呼込ローラと前記供給ローラとの連結を解除する連結解除部材を備え、
    前記連結解除部材は、前記呼込ローラと前記供給ローラとの連結の解除を作動させるための連結解除作動部を有し、
    前記連結解除作動部は、前記呼込ローラと前記供給ローラとの間を通過する前記シートに対向するように設けられていることを特徴とするシート供給装置。
  2. 請求項1に記載のシート供給装置であって、
    前記駆動伝達機構は、前記呼込ローラに設けられた第1ギヤと、前記供給ローラに設けられた第2ギヤと、前記第2ギヤから前記第1ギヤに回転駆動力を伝達する中間ギヤとを備え、
    前記連結解除部材は、前記中間ギヤと、該中間ギヤの相手側の少なくとも一方のギヤとの連結を解除することを特徴とするシート供給装置。
  3. 請求項2に記載のシート供給装置であって、
    前記連結解除部材は、前記呼込ローラ又は前記供給ローラの回転軸線回りに回動自在とされた回動部材を備え、
    前記中間ギヤは、前記回動部材に回転軸線回りに回転自在に支持されていることを特徴とするシート供給装置。
  4. 請求項3に記載のシート供給装置であって、
    前記連結解除作動部は、前記回動部材に設けられていることを特徴とするシート供給装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載のシート供給装置であって、
    前記連結解除作動部の最下端部は、前記供給ローラに伝達された回転駆動力が前記駆動伝達機構により前記呼込ローラに伝達される状態において、前記シートの搬送方向における前記回動部材の回動支点側とは反対側に位置していることを特徴とするシート供給装置。
  6. 請求項3から請求項5までの何れか1つに記載のシート供給装置であって、
    前記中間ギヤの回転軸線と該中間ギヤの相手側の一方のギヤの回転軸線とを通る第1仮想直線と、前記中間ギヤの回転軸線と該中間ギヤの相手側の他方のギヤの回転軸線とを通る第2仮想直線とのなす角度が70度~110度であることを特徴とするシート供給装置。
  7. 請求項1から請求項6までの何れか1つに記載のシート供給装置であって、
    前記連結解除作動部の最下端部は、前記供給ローラに伝達された回転駆動力が前記駆動伝達機構により前記呼込ローラに伝達される状態において、前記供給ローラの最下端部を通る前記呼込ローラの下側における仮想接線よりも上側に位置していることを特徴とするシート供給装置。
  8. 請求項1から請求項7までの何れか1つに記載のシート供給装置であって、
    前記連結解除作動部は、前記供給ローラに伝達された回転駆動力が前記駆動伝達機構により前記呼込ローラに伝達される状態において、前記シートの搬送方向において最下端部よりも上流側で凸に湾曲した湾曲部を有していることを特徴とするシート供給装置。
JP2020141180A 2020-08-24 2020-08-24 シート供給装置及びそれを備えた画像形成装置 Pending JP2022036799A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020141180A JP2022036799A (ja) 2020-08-24 2020-08-24 シート供給装置及びそれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020141180A JP2022036799A (ja) 2020-08-24 2020-08-24 シート供給装置及びそれを備えた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022036799A true JP2022036799A (ja) 2022-03-08

Family

ID=80493831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020141180A Pending JP2022036799A (ja) 2020-08-24 2020-08-24 シート供給装置及びそれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022036799A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4598730B2 (ja) シート搬送装置
JP4801606B2 (ja) シート搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP2013107753A (ja) 給紙装置および画像形成装置
JP5545544B2 (ja) 駆動装置、定着装置、及び画像形成装置
US8254824B2 (en) Recording medium conveying device and image forming apparatus
US8611808B2 (en) Conveyor and image forming apparatus including conveyor
JP2014101178A (ja) 給紙装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置
JP3483418B2 (ja) ジャム処理機構及び画像形成装置
JP2022036799A (ja) シート供給装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5588922B2 (ja) 搬送機構およびそれを備えた画像形成装置
JP4246086B2 (ja) スプリングクラッチ装置
JP2008100824A (ja) 給紙機構及びそれを備えた画像形成装置
JP6269630B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP4851352B2 (ja) シート搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP2014196198A (ja) 搬送機構およびそれを備えた画像形成装置
JP2015083506A (ja) 画像形成装置
JP6045324B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP5251937B2 (ja) シート搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP3564043B2 (ja) シート給送装置及び画像処理装置
JP2023030973A (ja) シート供給装置及びそれを備えた画像形成装置
JP3764674B2 (ja) 給紙装置
JP2003002462A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2023041271A (ja) シート供給装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5991582B2 (ja) シート分離装置、シート給送装置、及び、画像形成装置
JP2006016176A (ja) 給紙装置