JP2022035815A - 補助輪取付装置および補助輪付き自転車 - Google Patents

補助輪取付装置および補助輪付き自転車 Download PDF

Info

Publication number
JP2022035815A
JP2022035815A JP2020140378A JP2020140378A JP2022035815A JP 2022035815 A JP2022035815 A JP 2022035815A JP 2020140378 A JP2020140378 A JP 2020140378A JP 2020140378 A JP2020140378 A JP 2020140378A JP 2022035815 A JP2022035815 A JP 2022035815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting plate
wheel hub
rear wheel
training wheels
stay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020140378A
Other languages
English (en)
Inventor
勝義 池田
Katsuyoshi Ikeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gic Co Ltd
Original Assignee
Gic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gic Co Ltd filed Critical Gic Co Ltd
Priority to JP2020140378A priority Critical patent/JP2022035815A/ja
Publication of JP2022035815A publication Critical patent/JP2022035815A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)

Abstract

【課題】ネジ止め箇所が1箇所で部品点数も少なくて済み、取付板の傾動や変形を抑制することができる補助輪取付装置を提供する。【解決手段】ステー21の下端部に車輪が軸支される補助輪と、車体後部の後づめ部9の外側面上に位置させる取付板4と、後輪ハブ軸101に螺合される締付部材7とを含む。取付板4は後輪ハブ軸101の径に対応する径の貫通孔41が設けられた基板部40を有し、基板部40の内側の面に後づめ部の溝部に係合する回止め部5、外側の面の両側位置にリブ部6が一体形成される。補助輪は、ステー21の上端部に取付板4の基板部40の外側の面上のリブ部6,6間に支持され締付部材7により押さえ付けられる取付板部24を有し、取付板部24には後輪ハブ軸101が挿通される貫通孔25が設けられる。【選択図】図10

Description

特許法第30条第2項適用申請有り (その1)販売日 2020年5月1日 販売した場所 ジック株式会社 心斎橋店(大阪府大阪市中央区南船場2丁目7-6 セレニテ心斎橋グランデ1F) ジック株式会社 自由が丘店(東京都世田谷区奥沢5丁目38-8) 日本トイザらス株式会社 全店舗 (その2)販売日 2020年5月1日 ウェブサイトのアドレス 自社ホームページ: http://www.gic-bike.com/ アマゾン: https://www.amazon.co.jp/ref=nav_logo トイザらスオンラインストア: https://www.toysrus.co.jp/ (その3)ウェブサイトの掲載日 2020年6月4日 ウェブサイトのアドレス https://www.facebook.com/permalink.php?id=1182506378579537&story_fbid=1593115140851990 (その4)ウェブサイトの掲載日 2020年6月5日 ウェブサイトのアドレス @PRESS:https://www.atpress.ne.jp/news/214848 毎日新聞:https://mainichi.jp/articles/20200605/pls/00m/020/115000c Exciteニュース:https://www.excite.co.jp/news/article/Atpress_214848/ (その5)ウェブサイトの掲載日 2020年8月7日 ウェブサイトのアドレス http://www.gic-bike.com/information/2020.html
この発明は、自転車の後輪ハブ軸に補助輪を取り付けるための補助輪取付装置と、その補助輪取付装置により補助輪が取り付けられた補助輪付き自転車とに関する。
補助輪付き自転車は、図11に示すように、車体フレーム100の後部位置の後輪ハブ軸101に補助輪110を取り付けたものが一般的である(例えば、特許文献1参照)。補助輪110は、ステー112の下端に車輪111が回動自由に軸支されたものである。
車体フレーム100の後部には後づめ部9が設けられている。後づめ部9は、後端部が開放された前後に長い溝部90を有する。この溝部90を後輪ハブ軸101が内側より外側へ貫通し、後づめ部9の外側方へ突き出ている。
後づめ部9の外側面には補助輪取付用の取付板120が配設される。取付板120は、後づめ部9の下端縁に下方より係合する左右一対の係合片125を備え、板面の上下位置には第1、第2の各貫通孔121,122が設けられている。第1の貫通孔121には後輪ハブ軸101が貫通し、後輪ハブ軸101にワッシャ123を介してナット124を装着することで、取付板120が後づめ部9の外側面上で後輪ハブ軸101に固定される。
補助輪110のステー112の上端部には、取付板120の内側の面に重ねられる取付板部113が形成されている。取付板部113には取付孔114が形成されており、取付板部113の内側の面の取付孔114の位置に固定ナット115が固着されている。取付板部113を取付板120の内側の面に重ねた状態で、ワッシャ116を中間に介在させてボルト117を取付板120の第2の貫通孔122とステー112の取付孔114とに一連に挿通し、固定ナット115にボルト117をねじ込むことにより、補助輪110を取付板120に固定する。
特開2001-206264号公報
特許文献1に記載の補助輪付き自転車では、後輪ハブ軸101に補助輪110を取り付けるのに、取付板120の上下2箇所でネジ止めするため、ナット124とボルト117が必要であり、部品点数が多くなる。
また、走行中に補助輪110に前後方向(図中、矢印Pで示す方向)に過大な力が作用したとき、後輪ハブ軸101を中心とした前後方向のモーメントが増し、取付板120に応力が集中する。この応力を受けて取付板120の係合片125が変形したり損傷したりすると、取付板120が後部ハブ軸101を中心として傾動する。また、応力を受けて取付板120自体が変形するおそれもあり、このため、補助輪110が前後、上下に位置ずれし、安定走行が妨げられるという問題がある。
この発明は、上記の問題に着目してなされたもので、ネジ止め箇所が1箇所で部品点数も少なくて済み、取付板の傾動や変形を抑制することができる補助輪取付装置と、その補助輪取付装置により補助輪が取り付けられた補助輪付き自転車を提供することを目的とする。
この発明による補助輪取付装置は、車体フレームの後部に位置する後づめ部の溝部を貫通する後輪ハブ軸に補助輪を取り付けるためのものであって、ステーの下端部に車輪が回動自由に軸支されている補助輪と、後づめ部の外側面上に位置させる取付板と、後輪ハブ軸に螺合される締付部材とを含む。取付板は、後輪ハブ軸の径に対応する径を有し後輪ハブ軸が挿通される貫通孔が設けられた基板部を有し、基板部の内側の面に溝部分に係合する回止め部、外側の面の両側位置にリブ部が一体形成されている。補助輪は、ステーの上端部に取付板の基板部の外側の面上のリブ部間に支持され前記締付部材により押さえ付けられる取付板部を有し、取付板部には後輪ハブ軸が挿通される貫通孔が設けられる。
後輪ハブ軸に補助輪を取り付けるには、取付板の基板部の貫通孔に後輪ハブ軸を挿通し、基板部の回止め部を後づめ部の溝部に係合させて、後づめ部の外側面上に取付板を位置させる。次に、取付板の貫通孔より突き出た後輪ハブ軸を、補助輪のステーの取付板部に設けられた貫通孔に挿通し、ステーの取付板部を取付板の基板部の外側の面上のリブ部間に定位させる。その後に、後部ハブ軸に締付部材を螺合させてステーの取付板部を押さえ付けることにより、後輪ハブ軸に取付板および取付板の外側の面に補助輪のステーを一体に固定する。
この発明の好ましい実施態様においては、補助輪のステーは、取付板部を有する本体部と、車輪が軸支された脚部と、本体部に対して脚部を屈曲自在に連結する連結部とを含む。連結部は、本体部に対して脚部が鈍角をなす伸長状態と、本体部に対して脚部が鋭角をなす折り畳み状態とにそれぞれ保持する機構を備える。
この実施態様によると、自転車に乗るときは、ステーを伸長状態に設定し、自転車に乗らないときは、必要に応じて、ステーを折り畳み状態に設定する。ステーを折り畳むことで、自転車の収納スペースが狭くて済む。
また、乗車する者(例えば子供)の走行技能が向上したとき、補助輪を折り畳めば、補助輪を車体から取り外すことなく乗車を継続できる。
さらに、ステーは伸長状態または折り畳み状態が保持されるので、走行中に不意にステーが伸長状態から折り畳み状態へ、または折り畳み状態から伸長状態へ、切り換わるおそれがなく、安全かつ安定した走行が可能である。
好ましい実施態様においては、補助輪の取付板部に設けられる貫通孔は、後輪ハブ軸の直径に対応する幅と後輪ハブ軸の直径より長い長さとを有する上下に長い長孔である。
この実施態様によると、後輪ハブ軸を挿通させる貫通孔の位置に応じて、地面に対する車輪の高さが変わり、乗車する者の走行技能に適合させることができる。
さらに好ましい実施態様においては、回止め部は、基板部の貫通孔を挟む両側位置に突設される一対の突片よりなり、各突片は、後づめ部の溝部の溝幅に対応する幅を有している。
この実施態様によると、回止め部を構成する一対の突片が後部ハブ軸を挟む位置で後づめ部の溝部に係合するので、取付板が傾動するのが確実に阻止され、回止め効果が高められる。また、突片は、基板部を切り起こすことにより形成することが可能であり、突片の製作が容易であり、取付板の製作コストが抑えられる。なお、突片は、基板部の板面に短軸状または板状のものを接着またはネジ固定することにより形成することもできる。
この発明による補助輪付き自転車は、上記した補助輪取付装置によって後輪ハブ軸に取り付けられた補助輪を有するものである。
上記した構成の補助輪付き自転車において、後輪ハブ軸に取付板を介して補助輪のステーが固定されたとき、取付板の基板部に設けられた回止め部が後づめ部の溝部に係合するので、取付板が傾動するのが阻止される。また、補助輪のステーの取付板部が取付板の外側の面上のリブ部間に支持されるので、取付板に対してステーが傾動するのが阻止される。
走行中に補助輪に過大な力が作用したとき、後輪ハブ軸を中心とした前後方向のモーメントが増して取付板に応力が集中するおそれがあるが、取付板はリブ部により補強されているので、取付板の変形が防止される。また、後づめ部に対する取付板の傾動は回止め部により、取付板に対するステーの傾動はリブ部により、それぞれ阻止されるので、走行中に補助輪が位置ずれするおそれがなく、安定走行が妨げられない。
この発明によれば、後輪ハブ軸に補助輪を取り付けるのにネジ止め箇所が1箇所で済み、部品点数を少なくできる。また、補助輪を後部ハブ軸に取り付けたとき、回止め部により取付板の傾動を、リブ部により補助輪のステーの傾動および取付板の変形を、それぞれ阻止することができ、安定走行が妨げられるおそれがない。
補助輪付き自転車の外観を示す側面図である。 後輪ハブ軸に補助輪が取り付けられた状態を示し、(A)は伸長状態の補助輪の背面図、(B)は折り畳み状態の補助輪の背面図である。 補助輪の構成と状態を示し、(A)は補助輪の伸長状態を示す正面図、(B)は補助輪の折り畳み状態を示す正面図である。 伸長状態の補助輪の外観を示す斜視図である。 車体フレームの後部の後づめ部を示す側面図である。 後づめ部上に取付板を組み付けた状態を示す側面図である。 図6の平面図である。 取付板の構成を示し、(A)は外側の面を示す図、(B)は内側の面を示す図である。 取付板上に補助輪のステーを組み付けた状態を示す側面図である。 後輪ハブ軸に取付板を介して補助輪のステーを固定した状態を示す水平方向の断面図である。 従来の補助輪取付装置の分解斜視図である。
図1は、この発明の一実施形態である子供用の自転車1の外観を示す。なお、この発明は子供用の自転車に限らず、大人用の自転車にも実施できる。
図示の自転車1は、車体フレーム100の前端部に前輪102、後端部に後輪103を備え、後輪103の両側へそれぞれ補助輪2が延出している。車体フレーム100は、左右一対のチェンステー105およびバックホーク106を有し、車体フレーム100の後部、すなわち、チェンステー105の後端とバックホーク106の後端との接続部分に後づめ部9が形成されている。
後づめ部9は、図5に示すように、後端部が開放された前後に長い溝部90を有する。この溝部90を後輪ハブ軸101が内側より外側へ貫通し、後づめ部9の外側方へ突き出ている。後輪ハブ軸101は、外周面にねじが切られており、後づめ部9より突出する後輪ハブ軸101にナット104がネジ込まれることにより、後づめ部9が後輪ハブ軸101に固定される。なお、後づめ部9は、図示していない反対側にも存在し、その反対側の後づめ部の溝部より後輪ハブ軸が同様に突き出ている。
両側の後輪ハブ軸101には、図2(A)(B)に示すように、補助輪取付装置10により補助輪2がそれぞれ取り付けられている。補助輪2は、図2(A)に示す伸長状態と、図2(B)に示す折り畳み状態との2つの状態に設定することが可能な構成のものである。なお、以下の説明では、図2(A)(B)の一方の補助輪取付装置10の構成のみを説明するが、他方の補助輪取付装置10も同様の構成であり、ここでは説明を省略する。
補助輪取付装置10は、図3および図4に示す構成の補助輪2と、図6~図8に示す構成の取付板4と、図10に示される締付部材7とを含んでいる。締付部材7は、後輪ハブ軸101の外周面のネジに螺合されるもので、ナットを用いて構成されている。
補助輪2は、図3および図4に示されるように、車輪20とステー21とで構成されるものである。車輪20は例えば合成樹脂製であり、ステー21の下端面にボルト20aにより回動自由に軸支されている。なお、補助輪2は、図3(A)の使用状態において上下に延びるものであるから、以下の説明では、ステー21は、車輪20が設けられる側を「下」、その反対側の車体に取り付けられる側を「上」と表現する。
ステー21は、鉄板などの金属板材を加工して形成されており、上端部に帯板状の取付板部24を備える。取付板部24は、後述する取付板4の基板部40の外側の面上に支持されるとともに、締付部材7により押さえ付けられるものである。取付板部24には、後輪ハブ軸101の直径に対応する幅と後輪ハブ軸101の直径より長い長さとを有する上下に長い長孔よりなる貫通孔25が設けられている。
ステー21は、取付板部24を有する本体部22と、車輪20が軸支された脚部23と、本体部22に対して脚部23を屈曲可能に連結する連結部3とを含む。連結部3は、本体部22に対して脚部23が鈍角(例えば120度)をなす伸長状態(図2(A)および図3(A)に示す状態)と、本体部22に対して脚部23が鋭角(例えば30度)をなす折り畳み状態(図2(B)および図3(B)に示す状態)とにそれぞれ保持する機構を備えたもので、その構成の詳細は後述する。
本体部22は、取付板部24の両側縁沿いに延びる側板部26a,26aと、各側板部26aに連続する支持板部26b,26bとを有する。取付板部24の下方には、矩形状の嵌合孔24aが開口し、嵌合孔24aの上側の開口縁には斜めの当たり板24bが形成されている。
脚部23は、上板部27と両側の対向する側板部28,28とを有し、上端部には本体部22の嵌合孔24aに嵌合することが可能な四角筒状の嵌合部29が形成されている。
連結部3は、本体部22の対向する支持板部26b,26bに形成された円形孔(図示せず)と、脚部23の対向する側板部28,28に形成された長孔33とを含む。本体部22の支持板部26b,26bの内側に脚部23の側板部28の上端部を重ねた状態で連結ボルト30を図示しない円形孔および長孔33に一連に通し、連結ボルト30の先端にナット31を止着している。
連結ボルト30が長孔33の一端、すなわち、図3(A)(B)で示す第1の端位置と反対側の第2の端位置に位置するとき、連結ボルト30を中心として脚部23の回動が可能な状態であり、連結部3を図3(A)の伸長状態から図3(B)の折り畳み状態へ、図3(B)の折り畳み状態から図3(A)の伸長状態へ、それぞれ移行させることができる。
脚部23の内部、すなわち、上板部27と側板部28,28とで囲まれる部分には圧縮バネ32が配備されている。圧縮バネ32の一端は連結ボルト30に支持され、他端は脚部23の上板部27に形成された切り起こし部34に支持されている。図3(A)(B)は、圧縮バネ32が収縮した状態を示し、このとき、連結ボルト30は図3(A)(B)に示す長孔33の一端(第1の端位置)に位置している。
図3(A)の伸長状態では、圧縮バネ32の引っ張り力を受けて、脚部23の嵌合部29が本体部22の嵌合孔24aに嵌合し、ステー21は伸長状態に保持される。乗車する者が走行技能に劣るような場合、乗車時、ステー21を図3(A)の伸長状態に設定する。
図3(B)の折り畳み状態では、圧縮バネ32の引っ張り力を受けて、脚部23の上板部27の中間部の上面が本体部22の当たり板24bの先端に、上板部27の先端部の上面が本体部22の下端部に、それぞれ係止され、ステー21は折り畳み状態に保持される。自転車に乗らないとき(例えば収納時)、ステー21を図3(B)の折り畳み状態に設定するが、この折り畳み状態でも自転車に乗ることができる。
ステー21は、図3(A)(B)のいずれの状態においても、各状態が保持されるので、走行中、不意にステー21が伸長状態から折り畳み状態へ、または折り畳み状態から伸長状態へ、切り換わるおそれがなく、安全かつ安定した走行が可能である。
図6~図8に示す補助輪取付用の取付板4は、厚手の鉄板に曲げ加工などを施して形成されたもので、中央部に円形の貫通孔41が設けられた横長矩形状の基板部40を有し、基板部40の内側の面に後づめ部9の溝部90に係合する回止め部5、外側の面の両側位置にリブ部6,6が一体形成されている。
なお、ここで、「内側の面」とは、取付板4を取り付けた状態で後づめ部9と対向する面を指しており、したがって「外側の面」は、内側の面と反対側の面を指す。
貫通孔41は、後輪ハブ軸101の径に対応する径、具体的には、後輪ハブ軸101の挿通が可能な径であって、後輪ハブ軸101との間にわずかな隙間が生じる程度の径に形成されている。なお、貫通孔41は、円形であるの望ましいが、必ずしも円形である必要はなく、正方形状、正六角形状などであってもよい。
両側の各リブ部6は、鉄板の両側縁部を一定の幅だけ同方向へ略直角に折り曲げることにより形成されている。リブ部6,6間の間隔は、補助輪2のステー21の取付板部24の幅にほぼ一致させてあり、これにより基板部40の外側の面上のリブ部6,6間にステー21の取付板部24が上下に摺動自由に支持される。リブ部6は、取付板4の強度を高めるとともに、補助輪2が傾かないようにステー21を支持する機能を有する。
回止め部5は、内面の側へ突出する一対の突片51,51よりなる。各突片51は、基板部40の貫通孔41を挟む両側位置に突設される。この実施例の各突片51は、基板部40の貫通孔41を挟む両側部分を内面の側へ切り起こすことにより形成されている。切り起こし幅は、後づめ部9の溝部90中に突片51が緊密に嵌るように溝部90の溝幅にほぼ一致させてある。
次に、上記した構成の補助輪取付装置10により後輪ハブ軸101に補助輪2を取り付けるには、図6および図7に示すように、取付板4の基板部40の貫通孔41に後輪ハブ軸101を挿通し、回止め部5を構成する突片51,51を後づめ部9の溝部90に挿入して緊密に係合させ、後づめ部9の外側面上に取付板4を位置させる。
次に、取付板4の貫通孔41より突き出た後輪ハブ軸101を、図9に示すように、補助輪2のステー21の取付板部24に設けられた貫通孔25に挿通し、ステー21の取付板部24を取付板4の基板部40の外側の面上のリブ部6,6間に定位させる。この場合に、車輪20を地面に対してどの高さに位置させるかによって、取付板4の基板部40の外側の面上に沿ってステー21の取付板部24を上下方向に摺動させることにより、取付板部24の貫通孔25のどの位置に後輪ハブ軸101を貫通させるかを決定する。
その後に、図10に示すように、ステー21の取付板部24より突出した後部ハブ軸101の先端部にワッシャ71を中間に介在させて締付部材7を螺合させて締め付け、ステー21の取付板部24を押さえ付けることにより、後輪ハブ軸101に取付板4および取付板4の外側の面に補助輪2のステー21を一体に固定する。なお、図示していないが、後輪ハブ軸101の先端に合成樹脂製のキャップをネジ止めして締付部材7を露出させないようにしてもよい。
上記した構成の補助輪付き自転車1において、後輪ハブ軸101に取付板4を介して補助輪2のステー21が固定されたとき、取付板4の基板部40に設けられた回止め部5の各突片51,51が後づめ部9の溝部90に入り込んで係合するので、取付板4が傾動するのが阻止される。また、補助輪2のステー21の取付板部24が取付板4の外側の面上のリブ部6,6間に支持されるので、取付板4に対してステー21が傾動するのが阻止される。
走行中に補助輪2に過大な力が作用したとき、後輪ハブ軸101を中心とした前後方向のモーメントが増して取付板4に応力が集中するおそれがある。しかし、取付板4はリブ部6により補強されているので、取付板4の変形が防止される。また、後づめ部9に対する取付板4の傾動は回止め部5により、取付板4に対するステー21の傾動はリブ部6により、それぞれ阻止されるので、走行中に補助輪2が位置ずれするおそれがなく、安定走行が妨げられるおそれはない。
1 自転車
2 補助輪
3 連結部
4 取付板
5 回止め部
6 リブ部
7 締付部材
9 後づめ部
10 補助輪取付装置
20 車輪
21 ステー
22 本体部
23 脚部
24 取付板部
25 貫通孔
40 基板部
41 貫通孔
90 溝部
100 車体フレーム
101 後輪ハブ軸

Claims (5)

  1. 車体フレームの後部に位置する後づめ部の溝部を貫通する後輪ハブ軸に補助輪を取り付けるための補助輪取付装置であって、
    ステーの下端部に車輪が回動自由に軸支されている補助輪と、前記後づめ部の外側面上に位置させる取付板と、前記後輪ハブ軸に螺合される締付部材とを含み、
    前記取付板は、前記後輪ハブ軸の径に対応する径を有し後輪ハブ軸が挿通される貫通孔が設けられた基板部を有し、前記基板部の内側の面に前記溝部に係合する回止め部、外側の面の両側位置にリブ部が一体形成され、
    前記補助輪は、前記ステーの上端部に前記取付板の基板部の外側の面上のリブ部間に支持され前記締付部材により押さえ付けられる取付板部を有し、前記取付板部には前記後輪ハブ軸が挿通される貫通孔が設けられてなる補助輪取付装置。
  2. 前記補助輪のステーは、前記取付板部を有する本体部と、車輪が軸支される脚部と、前記本体部に対して前記脚部を屈曲可能に連結する連結部とを含み、前記連結部は、前記本体部に対して前記脚部が鈍角をなす伸長状態と、前記本体部に対して前記脚部が鋭角をなす折り畳み状態とにそれぞれ保持する機構を備える請求項1に記載の補助輪取付装置。
  3. 前記補助輪の取付板部に設けられる貫通孔は、後輪ハブ軸の直径に対応する幅と後輪ハブ軸の直径より長い長さとを有する上下に長い長孔である請求項1に記載の補助輪取付装置。
  4. 前記回止め部は、前記基板部の貫通孔を挟む両側位置に突設される一対の突片を含み、各突片は、前記後づめ部の溝部の溝幅に対応する幅を有する請求項1に記載の補助輪取付装置。
  5. 請求項1~4のいずれかに記載の補助輪取付装置によって前記後輪ハブ軸に取り付けられた補助輪を有する補助輪付き自転車。
JP2020140378A 2020-08-21 2020-08-21 補助輪取付装置および補助輪付き自転車 Pending JP2022035815A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020140378A JP2022035815A (ja) 2020-08-21 2020-08-21 補助輪取付装置および補助輪付き自転車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020140378A JP2022035815A (ja) 2020-08-21 2020-08-21 補助輪取付装置および補助輪付き自転車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022035815A true JP2022035815A (ja) 2022-03-04

Family

ID=80443605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020140378A Pending JP2022035815A (ja) 2020-08-21 2020-08-21 補助輪取付装置および補助輪付き自転車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022035815A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6554302B1 (en) Tricycle operated by torsion thereof
US6467781B2 (en) Tricycle
US3807761A (en) Safety mounting for quick-release hubs
US5383676A (en) Centering apparatus for front wheel of three wheeled vehicle
CA2893889A1 (en) Snow bike front suspension system
US5370441A (en) Baby chair for wheeled cycles
US8801008B2 (en) Three wheeled scooter with rear skate truck and fixed front wheel
US3653679A (en) Bicycle attachment and combination
US20120061931A1 (en) Fender brake assemblies for scooters
US3391582A (en) Removable handlebar
JP2022035815A (ja) 補助輪取付装置および補助輪付き自転車
JP2014091436A (ja) 自転車用補助輪及び自転車用補助輪取付装置
US20200239094A1 (en) Bicycle kickstand installation adapter and double leg stand comprising same
US5293786A (en) Kickstand for bicycles
JP4902322B2 (ja) 自転車のハンドルロック装置
EP2090503A1 (en) Auxiliary device of motorcycle footrest
US10124846B1 (en) Motor dolly
JP4723349B2 (ja) 補助操作杆付幼児用乗物の連結構造及びこれを用いた補助操作杆付幼児用乗物
JP2008207748A (ja) キャスタ及びキャスタ付き物品
US9932064B1 (en) Power steering system
JP2010064704A (ja) 手押し車のブレーキ機構
KR20160103472A (ko) 조향수단을 구비하는 킥스쿠터
JP6080748B2 (ja) 子供乗せ装置の取付構造および二輪車
US8789641B1 (en) Suspension for a scooter
KR200413657Y1 (ko) 자전거의 보조바퀴브라켓 장착구조

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20200914

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240613