JP2022034309A - 回転電機 - Google Patents

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悠也 熊坂
Yuya Kumasaka
宏 金原
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Abstract

【課題】ステータ内部を効率よく冷却することが可能な回転電機を提供する。【解決手段】実施形態に係る回転電機1は、複数のティース13が突設されたステータコア11と、ティース13間のスロット14に挿入され、ステータコア11に巻装されるステータコイル15とを含むステータ10と、ステータコア11とギャップGを介して回転可能に設けられたロータ20と、ステータコア11とステータコイル15との間に設けられた多孔質部16と、ステータコア11の両端面から外側にそれぞれ突出するコイルエンド部17を覆い、液密状に閉塞した2つの空間Sを形成するカバー部材18と、2つの空間Sに所定の圧力差をもって収容され、一方の空間から多孔質部16を介して他方の空間へと流れる冷却液Cと、スロット14と、ギャップGに面するティース13の先端部との間をシールするシール部材19とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機に関し、特に回転電機のステータの冷却構造に関する。
回転電機のステータでは、巻線でのジュール熱による発熱、ステータコアでの鉄損による発熱が生じるため、放熱する必要がある。特許文献1には、ステータの軸方向両側に突出するコイルエンド部をカバー部材で覆い、カバー部材の内部に冷却液を液密状に収容する冷却液室を設けて、ステータコイルの上端及び下端を冷却する回転電機が開示されている。
特許文献1では、ステータコイルを冷却する冷却液がスロットの径方向開口部からロータ側へ漏れ出るのを抑制するため、ステータコアの両端面にはシール部材が冷却液室に面してそれぞれ配置されている。シール部材にはステータコアのスロットの軸方向開口部のうち少なくとも径方向内側が閉じた形状であるコイル挿通穴が形成されており、冷却液室とスロット内部との間がセグメント導体の脚部周囲にあるコイル挿通穴の開口縁部によってシールされている。
特開2012-090434号公報
ステータの冷却方法としては、上述したコイルエンドを油冷する方法の他、ケース側に熱を逃がすことが考えられるが、コイルエンド部やステータコアの表面を冷却するのみであり、ステータ内部の冷却は熱伝導による間接冷却である。このように、いずれも発熱源であるステータ内部を直接冷やすことができず、効率よく冷却することができないという問題がある。特に、電磁鋼板の積層構造からなるステータコアでは、軸方向の熱伝導は電磁鋼板の積層方向であるため、熱伝導性が悪い。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ステータ内部を効率よく冷却することが可能な回転電機を提供することである。
本発明の一態様に係る回転電機は、複数のティースが周方向に互いに間隔を置いて突設された筒状のステータコアと、前記ティース間に形成されたスロットに挿入され、前記ステータコアに巻装されるステータコイルとを含むステータと、前記ステータ内において、前記ステータコアと所定のギャップを介して、回転可能に設けられたロータと、前記ステータコアと前記ステータコイルとの間に設けられた多孔質部と、前記ステータコアの両端面から外側にそれぞれ突出するコイルエンド部を覆い、液密状に閉塞した2つの空間を形成するカバー部材と、2つの前記空間に所定の圧力差をもって収容され、一方の空間から前記多孔質部を介して他方の空間へと流れる冷却液と、前記スロットと、前記ギャップに面する前記ティースの先端部との間をシールするシール部材とを備えるものである。
本発明によれば、ステータ内部を効率よく冷却することが可能な回転電機を提供することができる。
実施の形態に係る回転電機の軸方向に沿った断面図である。 実施の形態に係る回転電機の一部を軸方向から見た図である。 図1のステータの斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図における同等の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。ここでは、ロータの回転軸方向及び筒状のステータの中心軸方向を単に軸方向という。また、この軸方向に直交する方向を径方向といい、上記中心軸上にある点を中心にその直交平面上に描かれる円の円周に沿う方向を周方向という。
図1は、実施の形態に係る回転電機1の軸方向に沿った断面図である。図2は、実施の形態に係る回転電機の一部を軸方向から見た図である。図3は、図1のステータ10の斜視図である。なお、説明のため、図3ではカバー部材18の図示を省略している。回転電機1は、例えば三相交流モータであり、ステータ10、ロータ20を備える。
ステータ10は、ステータコア11、ステータコイル15、カバー部材18を含む。ステータコア11は、例えば、電磁鋼板をリング状に打ち抜き加工されたものを複数枚積層した円筒状の部材である。図2に示すように、ステータコア11は、ヨーク12、ティース13、スロット14を含む。周方向に沿って伸びる円環状のヨーク12からは、複数のティース13が形成されている。ティース13は、周方向に互いに間隔をおいて配列されるとともに、ロータ20の外周面に向けて径方向内側へ向かって突設されている。また、ティース13は、ステータコア11と同じ軸方向長さで軸方向に延伸するように形成されている。隣接するティース13間には、それぞれスロット14が形成されている。
ステータコイル15は、スロット14に挿入され、1つ又は複数のティース13の周囲に巻装されている。ステータコイル15は、例えば絶縁被覆された銅線によって形成される。ステータコイル15は、ステータコア11のスロット14内に位置する軸方向部分とステータコア11の軸方向両端面から外側にそれぞれ突出するコイルエンド部17とを有する。
図3に示すように、コイルエンド部17は、軸方向から見ると略環状をなしている。図1を参照すると、ステータコア11の両端面から外側に突出する2つのコイルエンド部17は、それぞれカバー部材18により覆われている。カバー部材18は、液密状に閉塞した2つの空間Sa、Sbを形成する。軸方向両側にそれぞれ設けられる2つのカバー部材18は同じ構成を有する。
カバー部材18は、断面がコ字状の部材であって、略環状のコイルエンド部17の全周を覆うように環状に形成されている。カバー部材18は、例えば、絶縁性及び非磁性の特性を有する樹脂材料によって形成される。2つの空間Sa、Sbには、図示しない供給口から供給される冷却液Cが収容されている。冷却液Cの供給口及び排出口は、両側のカバー部材18にそれぞれ形成される。冷却液Cとしては、冷却油や、冷却水等が用いられ得る。
ステータ10の冷却によって昇温した冷却液Cは、図示しない排出口を介して外部に排出され、クーラ等で放熱して降温した後にオイルポンプ等によって再び空間Sa、Sbに循環供給される。
ステータコア11の外周部には、ボルト挿通部30が径方向外側に膨出して形成されている。ボルト挿通部30は複数形成され、周方向に均等に配置されている。ボルト挿通部30の内部には、ボルト挿通穴が軸方向に貫通して形成されている。一方、カバー部材18の外周部には、上記ステータコア11のボルト挿通部30に対応する形状のタブ33が形成されている。タブ33には貫通穴が形成されている。
図1に示す例では、ボルト31が、上側のカバー部材18のタブ33の貫通穴、ボルト挿通部30のボルト挿通穴、下側のカバー部材18のタブ33の貫通穴に軸方向一方側(上側)から挿通され、軸方向他方側(下側)においてナット32を螺合して締め付けることによりステータコア11とカバー部材18とが締結される。
ステータ10内には、ロータ20が回転可能に設けられている。ロータ20は、円柱状のロータコア21と、ロータコア21の中心に貫通して固定されるロータシャフト22を含む。ロータコア21の外周面とステータコア11の内周面との間には、ギャップGが径方向に均等な幅で周方向全周にわたって形成されている。すなわち、各ティース13の先端部(径方向内側端部)は、ロータ20の外周面とギャップGを空けて径方向に対向配置されている。
図2に示すように、ロータコア21の外周部近傍の内部には、複数の永久磁石23が周方向に等間隔で埋設されている。図2に示す例では、一対のV字状に形成された磁石挿入孔内にそれぞれ一対の永久磁石23が挿入され、磁極が構成されているが、永久磁石23の配置はこれに限定されない。
図2に示すように、スロット14内において、ステータコア11とステータコイル15との間には、多孔質部16が設けられている。図1においては、多孔質部16が配置される領域を一点鎖線で示している。多孔質部16は、ステータコア11とステータコイル15との電気的絶縁を図るスロット紙の代わりに設けられる。また、多孔質部16は、スロット14においてステータコイル15を固定する機能をする。
多孔質部16としては、例えば、シート状の絶縁基材と、絶縁基材の両面に形成された発泡接着層とを含むものが用いられる。この場合、一方側の発泡接着層がステータコイル15に向かい合い、他方側の発泡接着層がスロット14の内周面に向かい合う。絶縁基材としては、耐熱性と絶縁性を有する樹脂材料をシート状に成形したものを用いることができる。樹脂材料としては、ポリフェニレンスルファイド(PPS)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、エポキシ樹脂等が用いられる。
発泡接着層は、加熱によって膨張して硬化する熱硬化性樹脂からなり、それ自体が接着性を有する。発泡接着層は、加熱による膨張で厚さが初期状態の数倍に厚くなり、多孔質化する。樹脂材料としては、エポキシ系の発泡樹脂材料を用いることができる。ステータコア11を加熱処理することにより、発砲接着層が膨張して、ステータコア11とステータコイル15との間が多孔質部16で充填される。また、多孔質部16がスロット14の内壁面及びステータコイル15に押し付けられることで、ステータコイル15が多孔質部16を介してステータコア11に固定される。
なお、多孔質部16として、シート状の絶縁基材の一方の表面に発泡層を、他方の表面に接着層を積層して形成された三層構造のものを用いてもよい。この場合、発泡層がステータコア11側に、接着層がステータコイル15側に向けられる。
図3に示すように、両側のカバー部材18にそれぞれ形成された供給口から、各空間Sa、Sbに供給された冷却液Cは、2つの空間Sa、Sbに所定の圧力差を持って収容される。図1に示す例では、上側の空間Saに収容される冷却液Cの圧力は、下側の空間Sbに収容される冷却液Cの圧力よりも高い。したがって、図1に示したように、下側の空間Sbへの冷却液Cの流入量は、上側の空間Saへの流入量よりも少なくなる。
このため、図1、3中白抜き矢印で示されるように、一方の空間Saに収容された冷却液Cは、多孔質部16を介して、他方の空間Sbへと流れる。そして、図3に一点鎖線で示すように、冷却液Cは各空間Sa、Sb内を循環し、各排出口から排出される。このため、図1に示したように、下側の空間Sbからの冷却液Cの流出量は、上側の空間Saからの流入量よりも多くなる。
このように、実施の形態によれば、冷却液Cは、コイルエンド部17の軸方向外面および径方向内外面に接触するだけでなく、スロット14内に侵入し、ステータコア11内部及びステータコイル15の軸方向部分を直接冷却することができる。これによりステータ10を効率よく冷却することができ、ステータコイル15の絶縁性能の維持及び向上を図るとともに、ステータコイル15に流すモータ電流の電流密度を高くしてモータ出力を有効に増加させることができる。
また、図2に示すように、周方向に隣接するティース13の先端部間には、シール部材19が設けられている。シール部材19は、スロット14と、ギャップGに面するティース13の先端部との間をシールする。シール部材19は、例えば、例えば樹脂等の絶縁材料により構成することができる。これにより、スロット14内に侵入した冷却液Cがステータ10とロータ20との間のギャップGに流出することを防止することができる。これにより、スロット14内に流れる冷却液Cが減少して冷却性能が低下するのを、防止することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、軸方向両側のコイルエンド部17の形状及び大きさに応じて、上記2つのカバー部材18の形状及び大きさを異ならせてもよい。この場合、スロット14内に配置された多孔質部16を冷却液Cが通るように、軸方向両側の空間Sa、Sbそれぞれへの冷却液Cの流入量を調整すればよい。
また、多孔質部16として、接着剤を浸み込ませた多孔質絶縁基材からなるものを用いてもよい。さらに、多孔質絶縁基材からなる多孔質部16にワニスを含浸させて硬化させ、ステータコイル15をスロット14内に固定してもよい。
1 回転電機
10 ステータ
11 ステータコア
12 ヨーク
13 ティース
14 スロット
15 ステータコイル
16 多孔質部
17 コイルエンド部
18 カバー部材
19 シール部材
20 ロータ
21 ロータコア
22 ロータシャフト
23 永久磁石
30 ボルト挿通部
31 ボルト
32 ナット
33 タブ
Sa、Sb 空間
G ギャップ
C 冷却液

Claims (1)

  1. 複数のティースが周方向に互いに間隔を置いて突設された筒状のステータコアと、前記ティース間に形成されたスロットに挿入され、前記ステータコアに巻装されるステータコイルとを含むステータと、
    前記ステータコアと所定のギャップを介して回転可能に設けられたロータと、
    前記ステータコアと前記ステータコイルとの間に設けられた多孔質部と、
    前記ステータコアの両端面から外側にそれぞれ突出するコイルエンド部を覆い、液密状に閉塞した2つの空間を形成するカバー部材と、
    2つの空間に所定の圧力差をもって収容され、一方の空間から前記多孔質部を介して他方の空間へと流れる冷却液と、
    前記スロットと、前記ギャップに面する前記ティースの先端部との間をシールするシール部材と、
    を備える、
    回転電機。
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