JP7013285B2 - ヒートパイプ、ロータおよび回転電機 - Google Patents

ヒートパイプ、ロータおよび回転電機 Download PDF

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Description

本発明は、ヒートパイプ、ロータおよび回転電機に関するものである。
従来、ハイブリッド自動車や電気自動車の動力源として回転電機が使用されている。回転電機では、コイルに電流が供給されることでステータコアに磁界が形成され、ロータの永久磁石とステータコアとの間に磁気的な吸引力や反発力が生じる。これにより、ロータがステータに対して回転する。
ところで、永久磁石は、渦電流による発熱やコイルからの受熱等により温度が上昇することが知られている。永久磁石は、温度が所定の温度よりも高くなった場合、磁力低下を引き起こすことがある。したがって、永久磁石を冷却するための技術が種々提案されている。
例えば特許文献1には、ロータの内部からモータの反出力側に亘って設けられた熱循環装置(ヒートパイプ)と、モータの反出力側に設けられ、熱循環装置により伝達された熱を放熱するための放熱手段とを備えたモータ冷却構造が記載されている。特許文献1に記載の技術によれば、ロータ内部に設けられた熱循環装置および放熱手段の作用によってロータ部分において発生した熱が直接受熱されて効果的にロータの温度上昇を抑制することができるとされている。
また特許文献2には、軟磁性複合材料を含むステータコアと、ステータコアの極に形成された巻線と、ステータコア内に埋め込まれたヒートパイプとを備えた伝動装置が記載されている。特許文献2に記載の技術によれば、ステータコアの中心またはステータコアと巻線の間のリセス状境界層にヒートパイプを設置することにより、ステータコアおよび励磁巻線を所望する温度に維持できるとされている。
特開2007-124805号公報 特表2008-511271号公報
しかしながら、上述した特許文献1および特許文献2に記載の技術にあっては、毛細管現象を作動原理とするヒートパイプを用いるため、ヒートパイプに強い遠心力がかかる場合に効果的に冷却ができないおそれがある。したがって、従来技術にあっては、強い遠心力が働く環境において効果的に冷却を行うことができるヒートパイプ、ロータおよび回転電機の提供という点で課題があった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みたものであって、強い遠心力が働く環境において効果的に冷却を行うことができるヒートパイプ、ロータおよび回転電機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明に係るヒートパイプ(例えば、第1実施形態におけるヒートパイプ6)は、回転体(例えば、第1実施形態におけるロータ4)の中心軸周りに配置されるヒートパイプであって、内部空間に設けられ、蒸発と凝縮とにより熱を移動させる作動液(例えば、第1実施形態における作動液S1)と、前記中心軸に対して平行となるように延在し、前記回転体が有する発熱体から熱を受けて加熱される被加熱部(例えば、第1実施形態における被加熱部62)と、前記被加熱部の長手方向における一方側に配置されて冷却される被冷却部(例えば、第1実施形態における被冷却部61)と、前記被加熱部と前記被冷却部とにわたって設けられ、前記作動液が存在する第1空間(例えば、第1実施形態における第1空間65)と、作動液蒸気(例えば、第1実施形態における作動液蒸気S2)が存在する第2空間(例えば、第1実施形態における第2空間66)と、に前記内部空間を分割する気液分離可能な膜体(例えば、第1実施形態における膜体63)と、を有し、前記被冷却部は、前記長手方向における前記一方側から他方側に向かって、前記回転体の前記中心軸から遠ざかるように傾斜しており、前記膜体は、前記一方側から前記他方側に向かって、前記回転体の前記中心軸から遠ざかるように傾斜しており、前記第1空間は、前記膜体により、前記一方側から前記他方側に向かって、前記被冷却部の容積が漸次小さくなるとともに、前記被加熱部の容積が漸次大きくなり、前記第2空間は、傾斜して配置された前記膜体により、前記一方側から前記他方側に向かって、前記被冷却部の容積が漸次大きくなるとともに、前記被加熱部の容積が漸次小さくなることを特徴としている。
また、請求項に記載の発明に係るロータ(例えば、第1実施形態におけるロータ4)は、ロータコア(例えば、第1実施形態におけるロータコア41)と、前記ロータコアの中心軸の軸方向に沿って配置されている磁石(例えば、第1実施形態における磁石43)と、前記ロータコアの前記中心軸周りに配置されるヒートパイプ(例えば、第2実施形態におけるヒートパイプ6)と、を有し、前記ヒートパイプは、内部空間に設けられ、蒸発と凝縮とにより熱を移動させる作動液(例えば、第1実施形態における作動液S1)と、前記中心軸に対して平行となるように延在し、前記磁石から熱を受けて加熱される被加熱部(例えば、第1実施形態における被加熱部62)と、前記被加熱部の長手方向における一方側に配置されて冷却される被冷却部(例えば、第1実施形態における被冷却部61)と、前記被加熱部と前記被冷却部とにわたって設けられ、前記作動液が存在する第1空間(例えば、第1実施形態における第1空間65)と、作動液蒸気(例えば、第1実施形態における作動液蒸気S2)が存在する第2空間(例えば、第1実施形態における第2空間66)と、に前記内部空間を分割する気液分離可能な膜体(例えば、第1実施形態における膜体63)と、を有し、前記被冷却部は、前記長手方向における前記一方側から他方側に向かって、前記ロータコアの前記中心軸から遠ざかるように傾斜しており、前記膜体は、前記一方側から前記他方側に向かって、前記ロータコアの前記中心軸から遠ざかるように傾斜しており、前記第1空間は、前記膜体により、前記一方側から前記他方側に向かって、前記被冷却部の容積が漸次小さくなるとともに、前記被加熱部の容積が漸次大きくなり、前記第2空間は、傾斜して配置された前記膜体により、前記一方側から前記他方側に向かって、前記被冷却部の容積が漸次大きくなるとともに、前記被加熱部の容積が漸次小さくなることを特徴としている。
また、請求項に記載の発明に係るロータは、前記被加熱部は、前記ロータの内部に配置され、前記被冷却部は、前記ロータの外部に配置され、前記被加熱部は、前記磁石に接していることを特徴としている。
また、請求項に記載の発明に係る回転電機(例えば、第1実施形態における回転電機1)は、上述のロータを備えたことを特徴としている。
本発明の請求項1に記載のヒートパイプによれば、回転体の中心軸に対して平行となるように延在する被加熱部と、被加熱部の長手方向における一方側に配置される被冷却部と、を備え、被冷却部は、長手方向における一方側から他方側に向かって、回転体の中心軸から遠ざかるように傾斜しているので、ヒートパイプの内部空間における被加熱部で蒸発した作動液蒸気は、圧力差により被冷却部へ移動した後、被冷却部で冷却されて液体(すなわち作動液)に戻り、遠心力により被冷却部の壁面を伝搬して移動し、被加熱部に供給される。これにより、作動液は、従来技術と比較して効果的に発熱体を冷却することができる。したがって、本発明によれば、強い遠心力が働く環境において効果的に冷却を行うことができるヒートパイプを提供することができる。
被加熱部と被冷却部とにわたって設けられ、作動液が存在する第1空間と、作動液蒸気が存在する第2空間と、に内部空間を分割する気液分離可能な膜体は、一方側から他方側に向かって、回転体の中心軸から遠ざかるように傾斜しているので、被加熱部における第1空間で蒸発した作動液蒸気は、膜体を通過して第1空間から第2空間へ移動し、圧力差により被冷却部へ移動した後、被冷却部における第1空間で冷却されて液体(すなわち作動液)に戻り、遠心力により第1空間における膜体表面を伝搬して移動し、被加熱部に供給される。これにより、作動液は、従来技術と比較して効果的に発熱体を冷却することができる。したがって、本発明によれば、強い遠心力が働く環境において効果的に冷却を行うことができるヒートパイプを提供することができる。
本発明の請求項に記載のロータによれば、ロータコアの中心軸の軸方向に沿って配置されている磁石と、ロータコアの中心軸周りに配置されるヒートパイプとを備え、ヒートパイプは、ロータコアの中心軸に対して平行となるように延在する被加熱部と、被加熱部の長手方向における一方側に配置される被冷却部と、を備え、被冷却部は、長手方向における一方側から他方側に向かって、ロータコアの中心軸から遠ざかるように傾斜しているので、被加熱部で蒸発した作動液蒸気は、圧力差により被冷却部へ移動した後、被冷却部で冷却されて液体(すなわち作動液)に戻り、遠心力により被冷却部の壁面を伝搬して移動し、被加熱部に供給される。さらに、磁石で発生した熱の少なくとも一部は被加熱部に吸熱される。これにより、作動液は、従来技術と比較して効果的に磁石を冷却することができる。したがって、本発明によれば、強い遠心力が働くロータの回転中において効果的に冷却を行うことができるロータを提供することができる。
ロータコアの中心軸の軸方向に沿って配置されている磁石と、ロータコアの中心軸周りに配置されるヒートパイプとを備え、ヒートパイプは、被加熱部と被冷却部とにわたって設けられた膜体を有し、膜体は、一方側から他方側に向かって、回転体の中心軸から遠ざかるように傾斜しているので、被加熱部における第1空間で蒸発した作動液蒸気は、膜体を通過して第1空間から第2空間へ移動し、圧力差により被冷却部へ移動した後、被冷却部における第1空間で冷却されて液体(すなわち作動液)に戻り、遠心力により第1空間における膜体表面を伝搬して移動し、被加熱部に供給される。さらに、磁石で発生した熱の少なくとも一部は被加熱部に吸熱される。これにより、作動液は、従来技術と比較して効果的に磁石を冷却することができる。したがって、本発明によれば、強い遠心力が働くロータの回転中において効果的に冷却を行うことができるロータを提供することができる。
本発明の請求項に記載のロータによれば、被加熱部は磁石に接し、また、被加熱部はロータの内部に配置され、被冷却部はロータの外部に配置されるので、被加熱部は磁石を直接冷却し、被冷却部は、ロータの内部よりも低温なロータの外部に晒されて被加熱部で受熱した熱をより効果的に放熱する。これにより、ヒートパイプは、磁石の熱を直接受熱することができ、従来技術と比較して効果的に磁石を冷却することができる。
特に、冷媒液による冷却手段を有する回転電機に本発明のロータを適用すれば、被冷却部は冷媒液によっても冷却されるので、より高性能な冷却構造を有するロータを提供することができる。
本発明の請求項に記載の回転電機によれば、従来技術と比較して効果的に冷却できるロータを備えた、高い冷却性能を有する回転電機を提供できる。
第1実施形態に係る回転電機の概略構成を示す断面図である。 ロータの冷却構造を示す回転電機の部分断面図である。 ロータの冷却構造を示す回転電機の図2のIII-III線に沿う断面図である。 第1実施形態に係るヒートパイプの基本構成を示す断面図である。 第2実施形態に係るヒートパイプの基本構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る回転電機の概略構成を示す断面図である。
図1に示す回転電機1は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車のような車両に搭載される走行用モータである。ただし、本実施形態の構成は、上記例に限られず、車両に搭載される発電用モータ等のその他の用途のモータにも適用可能である。また、本実施形態の構成は、車両に搭載される以外の回転電機であって、発電機を含むいわゆる回転電機全般に適用可能である。
回転電機1は、ケース2と、ステータ3と、ロータ4と、出力シャフト5とを備える。
ケース2は、ステータ3、ロータ4および出力シャフト5を収容している。ケース2の内部には、冷媒(不図示)が収容されている。上述したステータ3は、ケース2の内部において、一部が冷媒に浸漬された状態で配置されている。なお、冷媒としては、トランスミッションの潤滑や動力伝達等に用いられる作動油である、ATF(Automatic Transmission Fluid)等が好適に用いられている。
なお、以下の説明では、ロータ4の回転中心となる中心軸Cに沿う方向を軸方向といい、中心軸Cに直交する方向を径方向といい、中心軸C周りの方向を周方向という場合がある。
ステータ3は、ステータコア31と、ステータコア31に装着されたコイル32とを有し、ロータ4に対して回転磁界を作用させる。
ステータコア31は、中心軸Cと同軸に配置された筒状である。ステータコア31は、ケース2の内周面に固定されている。ステータコア31は、電磁鋼板が軸方向に積層されて構成されている。なお、ステータコア31は、いわゆる圧粉コアであってもよい。
コイル32は、ステータコア31に装着されている。コイル32は、周方向に関して所定の位相差をもって配置されたU相コイル、V相コイルおよびW相コイルを有している。コイル32は、ステータコア31のスロット(不図示)に挿通された挿通部32aと、ステータコア31から軸方向に突出したコイルエンド部32bとを有している。ステータコア31には、コイル32に電流が流れることで磁界が発生する。
出力シャフト5は、ケース2に回転可能に支持されている。出力シャフト5は、ロータ4に接続されて、ロータ4の回転を駆動力として出力する。
ロータ4は、ステータ3に対して径方向の内側に、間隔をあけて配置されている。ロータ4は、出力シャフト5に固定され、中心軸C周りに出力シャフト5と一体で回転可能に構成されている。
図2は、ロータの冷却構造を示す回転電機の部分断面図である。
出力シャフト5は、外周面上から径方向外側に向かって突き出たボス部53と、出力シャフト5の外周面上に圧入等により固定されたカラー55とを備える。なお、ボス部53は、カラー55と同様、圧入等により固定された別の部品であってもよい。
ロータ4は、ロータコア41と、磁石43と、一対の端面板(第1端面板45および第2端面板46)と、ヒートパイプ6とを備える。
ロータコア41は、環状に形成されている。ロータコア41は、複数枚の電磁鋼板が軸方向に沿って積層されることにより形成されている。ロータコア41は、中心にロータコア貫通孔49が形成されている。ロータコア貫通孔49には、出力シャフト5が例えば圧入等により固定されている。
図3は、ロータの冷却構造を示す回転電機の図2のIII-III線に沿う断面図である。
図3に示すように、ロータコア41の外周部分には、磁石43を配置するための磁石保持孔42が形成されている。磁石保持孔42は、軸方向と平行に、ロータコア41を軸方向に貫通している。磁石保持孔42は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。各磁石保持孔42の内部には、磁石43が挿入されている。
磁石保持孔42よりも径方向の内側には、後述するヒートパイプ6を配置するためのヒートパイプ保持孔47が形成されている。ヒートパイプ保持孔47は、軸方向と平行に、ロータコア41を軸方向に貫通している。ヒートパイプ保持孔47は、磁石保持孔42よりも径方向の内側で、磁石保持孔42と隣り合って延在している。ヒートパイプ保持孔47は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。
磁石43は、希土類磁石である。希土類磁石としては、例えばネオジム磁石やサマリウムコバルト磁石、プラセオジム磁石等が挙げられる。磁石43は軸方向から見て矩形状に形成されている。磁石43は、磁石保持孔42に挿入されることにより、軸方向に沿って一様に複数配置されている。
磁石43には、磁石43の磁束と、ステータ3のコイル32に流れるトルク電流とによりマグネットトルクが発生する。このとき、磁石は、渦電流による発熱やコイルからの受熱等により温度が上昇する。磁石は、所定の温度を超えると減磁を引き起こすおそれがある。したがって、減磁を防ぐためには、磁石43を冷却する必要がある。なお、磁石43は、本願請求項の「発熱体」に相当する。
図2に示すように、第1端面板45は、ロータコア41に対して軸方向の一方側に配置されている。第1端面板45は、出力シャフト5に圧入固定された状態で、ロータコア41における少なくとも磁石保持孔42を軸方向の一方側から覆っている。第1端面板45には、第1端面板45を軸方向に貫通する貫通孔48が形成されている。貫通孔48は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。各貫通孔48の内部には、後述するヒートパイプ6が各々挿入されている。
第2端面板46は、ロータコア41に対して軸方向の他方側に配置されている。第2端面板46は、出力シャフト5に圧入固定された状態で、ロータコア41における少なくとも磁石保持孔42を軸方向の他方側から覆っている。
図4は、本発明のヒートパイプの基本構成を示す断面図である。
ヒートパイプ6は、例えば銅等の熱伝導率の良好な金属により、中空の角柱状に形成されている。ヒートパイプ6は、被加熱部62と、被冷却部61と、膜体63と、第1空間65と、第2空間66とを備える。
被加熱部62は、直線状に延在する。被加熱部62は、中空となっている。被加熱部62は、長手方向と直交する断面形状が矩形状となっている。
被冷却部61は、被加熱部62の長手方向における一方側に配置される。被冷却部61は、直線状に延在する。被冷却部61は、被加熱部62よりも短い。被冷却部61は、被加熱部62に対して傾斜した状態で接続されている。被冷却部61は、中空となっており、被加熱部62と連通している。被冷却部61は、長手方向と直交する断面形状が矩形状となっている。被加熱部62と被冷却部61との接続部分は鈍角に屈曲された屈曲部69となっている。
膜体63は、被加熱部62と被冷却部61とにわたって設けられ、作動液S1が存在する第1空間65と、作動液蒸気S2が存在する第2空間66と、に内部空間を分割している。膜体63は、一方側から他方側に向かって、被冷却部61と同じ方向に傾斜している。
膜体63は、気体が通過可能、かつ液体が通過不能となっている気液分離可能な機能を有する多孔質構造のシートまたはフィルムが望ましい。膜体63は、例えば高密度ポリエチレン不織布、超高分子量ポリエチレン多孔質フィルムまたは延伸フッ素樹脂膜等であるが、上述した以外の他の材料であってもよい。
作動液S1は、冷却対象となる発熱体に対応して種々採用される。例えば、本実施形態においては、冷却対象は磁石43である。本実施形態において、磁石43の温度範囲は常温から180℃付近である。したがって、本実施形態のヒートパイプ6の作動液S1は、常温から180℃付近において沸点を有する液体であり、例えば水が望ましい。
膜体63は、例えばヒートパイプ6の両端かしめ時に、位相を180°反転してかしめることにより、傾斜した膜体63が形成される。ただし、この方法のみに限られず、上述した以外の方法で形成されていてもよい。
第1空間65と第2空間66とは、膜体63によって仕切られている。被冷却部61および被加熱部62は、各々その内部に第1空間65と第2空間66とを有している。
第1空間65は、膜体63によって分割された内部空間であり、内部に作動液S1を有している。第1空間65は、傾斜して配置された膜体63により、一方側から他方側に向かって、被冷却部61における容積が漸次小さくなるとともに、被加熱部62における容積が漸次大きくなっている。
第2空間66は、膜体63によって分割された内部空間であり、内部に作動液蒸気S2を有している。第2空間66は、傾斜して配置された膜体63により、一方側から他方側に向かって、被冷却部61の容積が漸次大きくなるとともに、被加熱部62の容積が漸次小さくなる。
図2および図3に示すように、上述のように構成されたヒートパイプ6は、ロータコア41に取り付けられる。具体的には、ヒートパイプ6は、ロータコア41に形成されたヒートパイプ保持孔47および第1端面板45に形成された貫通孔48の内部に挿入されている。ヒートパイプ6は、径方向において磁石43よりも内側に配置され、ロータコア41の軸方向に沿って延在している。ヒートパイプ6は、周方向に間隔をあけて複数配置されている。
ヒートパイプ6の軸方向の他方側端部は、第2端面板46の軸方向内側の面に当接している。また、ヒートパイプ6の屈曲部69は、第1端面板45の軸方向外側の面より外側に配置される。
被冷却部61は、第1端面板45の軸方向外側の面よりも外側に露出している。被冷却部61は、一方側から他方側に向かって、ロータコア41の中心軸Cから遠ざかるように傾斜している。このとき、被冷却部61と同じ方向に傾斜する膜体63(図4参照)も、一方側から他方側に向かって、ロータコア41の中心軸から遠ざかるように傾斜して配置される。第1空間65は、膜体63によって分割された内部空間のうち、径方向の内側に存在している。第2空間66は、膜体63によって分割された内部空間のうち、径方向の外側に存在している。
ヒートパイプ6は、周方向に間隔をあけて複数設けられた磁石43と互いに接して配置されている。具体的には、ヒートパイプ6の側面のうち径方向の外側に面する側面(以下、「発熱体対向面62a」という。)は、磁石43の側面のうち径方向の内側に面する側面(以下、「内向面43a」という。)と接している。
また、内向面43aに平行な投影面において、磁石43の内向面43aは、ヒートパイプ6の発熱体対向面62aと、少なくとも一部が重なっている。なお、本実施形態におけるヒートパイプ6の断面形状は矩形状となっているが、例えば円形状等の他の形状であってもよい。
次に、上述した回転電機1の作用について説明する。
被加熱部62は、ロータ4の内部の発熱体である磁石43より発生した熱を受熱する。被加熱部62で受熱された熱は、ヒートパイプ6の内部を伝熱して被冷却部61へ移動する。被冷却部61は、ロータ4の内部よりも低温なロータ4の外部に晒されることで冷却され、被加熱部62で受熱した熱をロータ4の外部に放熱する。
このとき、磁石43で発生した熱の一部は被加熱部62に受熱される。したがって、ヒートパイプ6は、被加熱部62と被冷却部61における熱交換によって、磁石43を冷却する。
上記作用について、ヒートパイプ6の内部における作動液S1の流れに基づき、さらに詳細に説明する。
ロータ4が回転すると、第1空間65の内部に存在する作動液S1は、遠心力により、第1空間65における膜体表面63aを伝搬して被加熱部62へ移動する(図4における矢印F1参照)。被加熱部62は、磁石43等で発生した外部の熱を受熱し、被加熱部62内に存在する作動液S1に熱を伝熱する。第1空間65の内部で蒸発した作動液S1は、作動液蒸気S2となり、膜体63を通過して第1空間65から第2空間66へ移動する。作動液蒸気S2は、圧力差により被冷却部61へ移動(図4における矢印F2参照)した後、被冷却部61における第1空間65で冷却されて液体(すなわち作動液S1)に戻る。作動液S1は、遠心力により再び第1空間65における膜体表面63aを伝搬して移動し、被加熱部62に供給される。
すなわち、第2空間66において、加熱されて気化した作動液蒸気S2は圧力差により被加熱部62から被冷却部61へ移動し、第1空間65において、冷却された作動液S1は遠心力により被冷却部61から被加熱部62の方向へ移動する。
上述したように、ヒートパイプ6の内部において作動液S1の蒸発と凝縮のサイクルを繰り返すことにより、被加熱部62と被冷却部61の間で効果的に熱交換が行われ、磁石43の熱が放熱される。
したがって、ヒートパイプ6は、遠心力が働くロータ4の回転中において、作動液S1の循環によって磁石43を冷却する。
本実施形態の回転電機1によれば、ロータ4の中心軸に対して平行となるように延在するヒートパイプ6の被加熱部62と、被加熱部62の長手方向における一方側に配置される被冷却部61と、を備え、被冷却部61は、長手方向における一方側から他方側に向かって、中心軸から遠ざかるように傾斜しているので、ヒートパイプ6の内部空間において被加熱部62で蒸発した作動液蒸気S2は、圧力差により被冷却部61へ移動した後、被冷却部61で冷却されて液体(すなわち作動液S1)に戻り、遠心力により被冷却部61の壁面を伝搬して移動し、被加熱部62に供給される。これにより、作動液S1は磁石43を冷却することができる。
したがって、本実施形態によれば、強い遠心力が働くロータ4の回転中において従来技術と比較して効果的に冷却を行うことができる。
本実施形態では、被加熱部62はロータ4の内部に収容され、被冷却部61はロータ4の内部よりも低温なロータ4の外部に晒されているので、被冷却部61はロータ4の回転に伴い積極的に冷却される。
この構成によれば、ヒートパイプ6をロータ4および出力シャフト5の内部に配置する場合に比べて、熱交換の効率化を図ることができる。
特に、冷媒液による冷却手段を有する回転電機に本発明のロータを適用すれば、被冷却部61は冷媒液によっても冷却されるため、より高性能な冷却構造を有するロータを提供することができる。
また、本実施形態では、ヒートパイプ6と磁石43は互いに接しているので、ヒートパイプ6は、より直接的に磁石43の熱を受熱し、磁石43を冷却する。
この構成によれば、ヒートパイプ6を磁石43と離れた位置に配置する場合に比べて、熱交換の効率化を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態における膜体63(図4参照)を省略したヒートパイプ6を用いる点で上述した実施形態と相違している。
図5は、本発明の実施形態2に係るヒートパイプの基本構成を示す断面図である。以下の説明において、上述した第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して適宜説明を省略する。また、図5に記載された以外の構成に係る符号については、適宜図1から図3を参照されたい。
ヒートパイプ6は、ロータ4の中心軸に対して平行となるように延在する被加熱部62と、被加熱部62の長手方向における一方側に配置される被冷却部61と、を備え、被冷却部61は、長手方向における一方側から他方側に向かって、中心軸Cから遠ざかるように傾斜している。
ヒートパイプ6の内部には、作動液S1と作動液蒸気S2とが存在している。
この構成によれば、ロータ4が回転すると、作動液S1は被冷却部61の内部表面を伝搬して被加熱部62へ移動する。被加熱部62において蒸発した作動液蒸気S2は、圧力差により被冷却部61へ移動し、冷却されて液体(すなわち作動液S1)に戻った後、再び遠心力により被冷却部61の内部表面を伝搬して被加熱部62へ移動する。
したがって、ヒートパイプ6は、遠心力が働くロータ4の回転中において、作動液S1の循環によって磁石43を冷却する。
本実施形態では、上述した第1実施形態と同様の作用効果を奏することに加え、膜体63を形成する必要がないので、部品点数の削減や構成の簡素化を図ることができる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
上述の実施形態では、ロータ4の内部に磁石43を埋め込んだ、いわゆるIPMロータを例に説明をしたが、本発明の適用はIPMロータには限定されない。したがって、回転電機1は、ロータの表面に磁石を貼り合わせたSPMモータであってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 回転電機
4 ロータ(回転体)
6 ヒートパイプ
41 ロータコア
43 磁石
61 被冷却部
62 被加熱部
63 膜体
65 第1空間
66 第2空間
S1 作動液
S2 作動液蒸気

Claims (4)

  1. 回転体の中心軸周りに配置されるヒートパイプであって、
    内部空間に設けられ、蒸発と凝縮とにより熱を移動させる作動液と、
    前記中心軸に対して平行となるように延在し、前記回転体が有する発熱体から熱を受けて加熱される被加熱部と、
    前記被加熱部の長手方向における一方側に配置されて冷却される被冷却部と、
    前記被加熱部と前記被冷却部とにわたって設けられ、前記作動液が存在する第1空間と、作動液蒸気が存在する第2空間と、に前記内部空間を分割する気液分離可能な膜体と、
    を有し、
    前記被冷却部は、前記長手方向における前記一方側から他方側に向かって、前記回転体の前記中心軸から遠ざかるように傾斜しており、
    前記膜体は、前記一方側から前記他方側に向かって、前記回転体の前記中心軸から遠ざかるように傾斜しており、
    前記第1空間は、前記膜体により、前記一方側から前記他方側に向かって、前記被冷却部の容積が漸次小さくなるとともに、前記被加熱部の容積が漸次大きくなり、
    前記第2空間は、傾斜して配置された前記膜体により、前記一方側から前記他方側に向かって、前記被冷却部の容積が漸次大きくなるとともに、前記被加熱部の容積が漸次小さくなることを特徴とするヒートパイプ。
  2. ロータコアと、
    前記ロータコアの中心軸の軸方向に沿って配置されている磁石と、
    前記ロータコアの前記中心軸周りに配置されるヒートパイプと、
    を有し、
    前記ヒートパイプは、
    内部空間に設けられ、蒸発と凝縮とにより熱を移動させる作動液と、
    前記中心軸に対して平行となるように延在し、前記磁石から熱を受けて加熱される被加熱部と、
    前記被加熱部の長手方向における一方側に配置されて冷却される被冷却部と、
    前記被加熱部と前記被冷却部とにわたって設けられ、前記作動液が存在する第1空間と、作動液蒸気が存在する第2空間と、に前記内部空間を分割する気液分離可能な膜体と、
    を有し、
    前記被冷却部は、前記長手方向における前記一方側から他方側に向かって、前記ロータコアの前記中心軸から遠ざかるように傾斜しており、
    前記膜体は、前記一方側から前記他方側に向かって、前記ロータコアの前記中心軸から遠ざかるように傾斜しており、
    前記第1空間は、前記膜体により、前記一方側から前記他方側に向かって、前記被冷却部の容積が漸次小さくなるとともに、前記被加熱部の容積が漸次大きくなり、
    前記第2空間は、傾斜して配置された前記膜体により、前記一方側から前記他方側に向かって、前記被冷却部の容積が漸次大きくなるとともに、前記被加熱部の容積が漸次小さくなることを特徴とするロータ。
  3. 前記被加熱部は、前記ロータの内部に配置され、
    前記被冷却部は、前記ロータの外部に配置され、
    前記被加熱部は、前記磁石に接していることを特徴とする請求項に記載のロータ。
  4. 請求項2または請求項に記載のロータを備えた回転電機。
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