JP2022032287A - タイミング検出回路、半導体装置及びメモリシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 タイミング検出の性能を向上させることができる半導体装置を提供する。【解決手段】 実施形態のタイミング検出回路は、縦続接続された複数の遅延素子が行列状に配置されて構成された遅延回路と、奇数行を複数の組に分け、当該各組用として各列にそれぞれ設けられる複数の奇数行用カラム線と、偶数行を複数の組に分け、当該各組用として各列にそれぞれ設けられる複数の偶数行用カラム線と、前記複数の奇数行用カラム線のレベルに対する論理演算を行って第1演算結果を第2ラッチに出力する第1論理演算回路と、前記複数の偶数行用カラム線のレベルに対する論理演算を行って第2演算結果を第3ラッチに出力する第2論理演算回路と、前記第1演算結果が与えられ、前記第2クロックに基づいて、前記複数の奇数行用カラム線及び前記複数の偶数行用カラム線の充電を制御する制御回路と、を具備する。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、タイミング検出回路、半導体装置及びメモリシステムに関する。
従来、各種電子機器において、DLL(ディレイロックループ)が採用されている。DLLは、位相同期を実現するものであり、例えば、電子機器のクロック発生や高速インタフェースのデータ転送時等の位相同期等に利用される。DLLは、遅延制御回路に入力された入力信号と遅延制御回路の出力信号との位相差を検出して遅延制御回路にフィードバックすることで、位相同期を可能にする。
このようなDLLとして、遅延素子を行列状に並べ、行列状の複数の遅延素子に対して行毎の位相検出器及び列毎の位相検出器を共用化して用い、TDC(Time to Digital Converter)を利用した高速Lock DLLが採用されることがある。
このようなDLLにおいては、タイミング検出の分解能を向上させると共に検出速度を高速化するという要求がある。
本実施形態は、タイミング検出の性能を向上させることができるタイミング検出回路、半導体装置及びメモリシステムを提供することを目的とする。
実施形態のタイミング検出回路は、入力クロックの第1のエッジに同期した第1クロックと、前記入力クロックの第2のエッジに同期した第2クロックとを発生するクロック発生回路と、縦続接続された複数の遅延素子が行列状に配置されて構成された遅延回路であって、入力端から入力された前記第1クロックが縦続接続された前記遅延素子を順次伝達される遅延回路と、前記第2クロックに基づいて、前記第1クロックが前記遅延回路のいずれの行を通過したかを検出して検出結果を示す第1のコードを出力する複数の第1ラッチと、奇数行を複数の組に分け、当該各組用として各列にそれぞれ設けられる複数の奇数行用カラム線であって、前記奇数行の各組に属する前記遅延素子のうち前記第1クロックが通過したカラムの前記遅延素子によって放電される奇数行用カラム線と、偶数行を複数の組に分け、当該各組用として各列にそれぞれ設けられる複数の偶数行用カラム線であって、前記偶数行の各組に属する前記遅延素子のうち前記第1クロックが通過したカラムの前記遅延素子によって放電される偶数行用カラム線と、前記複数の奇数行用カラム線のレベルに対する論理演算を行って第1演算結果を出力する第1論理演算回路と、前記複数の偶数行用カラム線のレベルに対する論理演算を行って第2演算結果を出力する第2論理演算回路と、前記第1演算結果が与えられ、前記第2クロックに基づいて、前記第1クロックが奇数行における前記遅延回路のいずれの列の前記遅延素子を通過したかを検出する複数の第2ラッチと、前記第2演算結果が与えられ、前記第2クロックに基づいて、前記第1クロックが偶数行における前記遅延回路のいずれの列の前記遅延素子を通過したかを検出する複数の第3ラッチと、前記第1のコードに基づいて前記第2ラッチの出力又は前記第3ラッチの出力の一方を選択して第2のコードを出力する複数のセレクタと、前記複数の奇数行用カラム線及び前記複数の偶数行用カラム線の充電を制御する制御回路と、を具備する。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施の形態に係る半導体装置を含むメモリシステムを示すブロック図である。また、図2は本実施の形態の半導体装置を構成するタイミング検出回路を示す回路図である。
本実施の形態は、遅延素子を行列状に並べて、1行の複数の遅延素子に対して1つのローラッチを共用化して用いると共に1列の複数の遅延素子に対してカラムラッチを共用化して用いる構成としたタイミング検出回路において、列線(カラム線)を複数に分割することにより、タイミング検出の分解能を向上させることを可能にするものである。
本実施の形態は、不揮発性の半導体記憶装置であるNANDフラッシュメモリとメモリコントローラとの間のインタフェース回路(NANDインタフェース回路)に適用する例を説明するが、各種インタフェース回路に適用可能であり、また、インタフェース回路に限らず、クロック発生回路、クロック再生回路、通信回路等の各種電子機器に適用可能である。なお、 インタフェース回路は、NANDフラッシュメモリやメモリコントローラとは別のインタフェースチップに設けられてもよい。
例えば、本実施の形態のタイミング検出回路は、クロックの立ち上がり及び立ち下がりのタイミングを検出することができ、検出結果をDLLを構成するレプリカディレイに与えることで、入力クロックに同期した出力クロックを発生させることも可能である。また、例えば、本実施の形態は、クロックの立ち上がり及び立ち下がりのタイミングの検出結果を用いて、デューティ比を調整するデューティサイクルコレクタにも用いることができる。あるいは、本実施の形態は、温度変化によるクロックの周期の変化を検出する回路としても利用可能である。
図1のメモリシステムにおいて、ホスト1とメモリコントローラ2とは、所定のインタフェースを介して接続される。例えば、このインタフェースとしては、eMMC(embedded Multi Media Card)のパラレルインタフェース、PCIe(Peripheral Component Interconnect-Express)のシリアル拡張インタフェース、M-PHYの高速シリアルインタフェース等の各種インタフェースが採用される。なお、ホスト1及びメモリコントローラ2には、これらの各種インタフェースを採用したインタフェース回路が内蔵されている。
メモリコントローラ2とNAND型フラッシュメモリ4とは、NANDインタフェース回路3を介して接続される。NANDI/F回路3は、例えば、トグル・ダブルデータレート(ToggleDDR)等の高速データ転送モードやオープンNANDフラッシュインタフェース(ONFI)等の各種インタフェースを採用しており、メモリコントローラ2とNAND型フラッシュメモリ4との間でデータの転送を行う。
ホスト1は、メモリコントローラ2に対して、書き込みや読み出しのリクエストを発生する。メモリコントローラ2は、ホストからのリクエストに従ってNAND型フラッシュメモリ4へのデータの書き込み及びNAND型フラッシュメモリ4からのデータの読み出しを制御する。
メモリコントローラ2とNAND型フラッシュメモリ4とは、NANDI/F回路3を介して、例えば、データを含む各信号の送受信を行うための信号DQ<7:0>、データストローブ信号DQS、/DQS、チップイネーブル信号CE、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、ライトイネーブル信号/WE、リードイネーブル信号RE、/RE、及びライトプロテクト信号WP等の各種信号の伝送を行う。
NANDI/F回路3は、DLL回路3aを有している。DLL回路3aは、タイミング検出回路3bを有しており、タイミング検出回路3bは、入力クロックの立ち上がりや立ち下がりエッジのタイミングを検出する。DLL回路3aは、タイミング検出回路3bによるタイミング検出結果に基づいて、メモリコントローラ2からの各種クロックに同期し、例えばデューティ比が50%の各種クロックを発生することができる。
なお、NANDI/F回路3を省略し、メモリコントローラ2及びNAND型フラッシュメモリ4に、NANDI/F回路3と同様の機能を有するインタフェース回路を内蔵してもよい。本実施の形態は、NANDI/F回路3に適用されるだけでなく、ホスト1,メモリコントローラ2,NAND型フラッシュメモリ4に内蔵される各種インタフェース回路に適用してもよい。
(タイミング検出回路の構成)
図2はタイミング検出回路3bの具体的な構成の一例を示している。また、図3は比較例を示す回路図である。なお、図2及び図3において同一の構成要素には同一符号を付し、同一構成については重複する説明を省略するものとする。
図2はタイミング検出回路3bの具体的な構成の一例を示している。また、図3は比較例を示す回路図である。なお、図2及び図3において同一の構成要素には同一符号を付し、同一構成については重複する説明を省略するものとする。
図2及び図3において、タイミング検出回路3bには、タイミング検出回路3bの全体を制御する制御回路11が設けられている。制御回路11は、CPU(Central Processing Unit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等を用いたプロセッサによって構成されていてもよく、図示しないメモリに記憶されたプログラムに従って動作して各部を制御するものであってもよいし、ハードウェアの電子回路で機能の一部又は全部を実現するものであってもよい。
入力クロックCLKは、クロック発生回路12に入力される。クロック発生回路12は、入力クロックCLKのエッジでクロックDLYINを発生し、次の入力クロックCLKのエッジでクロックDETCLKを発生する。クロック発生回路12からのクロックDLYINは、太線にて示す遅延線に出力される。
遅延回路としての遅延線は、複数の遅延素子D11,D12,…,D1n,D2n,D2n-1,…,D22,D21,D31,D32,…(以下、これらを区別する必要がない場合には遅延素子Dという)が縦続接続されて構成され、遅延線がつづら折りに折り返されることで、各遅延素子Dが行列状に配置される。
各遅延素子Dについては、遅延線の各行(以下、ロー(ROW)ともいう)を表す添え字(1,2,3,…,m)と各列(以下、カラム(COLUMN)ともいう)を表す添え字(1,2,3,…,n)によって、いずれの行のいずれの列に属するかを示すものとする。例えば、図2及び図3の下から2行目で左から3列目の遅延素子は、添え字23を付してD23と表す。図2及び図3では後述する伝搬検出回路Bについても、2桁の添え字によって、伝搬検出回路Bが属する行列の位置を示す。なお、図2及び図3では遅延線は4行目まで示しているが、必要に応じて遅延線は適宜の行数に設定される。
図2及び図3では、第1から第nカラムのn本のカラムを有する例を示している。なお、図2及び図3では、同一カラムに属する遅延素子Dは、図面上は奇数行と偶数行とで垂直方向に1段ずれた位置に示してある。また、行方向及び列方向のいずれも、添え字の奇数偶数に応じて奇数行、偶数行、奇数列、偶数列というものとする。
遅延線が折り返す部分の奇数行の各遅延素子D1n,D3n…とこれらの各遅延素子に隣接する偶数行の遅延素子D2n,D4n,…との各接続点は、ロー線R1,R3,…にそれぞれ接続される。同様に、遅延線が折り返す部分の偶数行の遅延素子D21,D41,…とこれらの各遅延素子に隣接する奇数行の遅延素子D31,D51,…との各接続点は、ロー線R2,R4,…にそれぞれ接続される。
図2及び図3では、各ロー線R1,R2,…(以下、これらを区別する必要がない場合にはロー線Rという)は、それぞれ、ローラッチDR1,DR2,…(以下、これらを区別する必要がない場合にはローラッチDRという)のデータ端Dに接続される。第1ラッチとしてのローラッチDRには、クロック発生回路12からクロックDETCLKが与えられており、ローラッチDRは、クロックDETCLKがハイレベル(以下、“H”という)になると、それぞれのデータ端Dに接続されたロー線Rのレベルを出力端Qから出力する。ローラッチDRの出力は第1のコードであるローコードとして制御回路11に供給されると共に、セレクタ制御回路13に供給される。
図3において、各カラムには、奇数行用のカラム線LO1,LO2,…,LOn(以下、これらを区別する必要がない場合にはカラム線LOという)と偶数行用のカラム線LE1,LE2,…,LEn(以下、これらを区別する必要がない場合にはカラム線LEという)とが設けられている。
奇数行の各遅延素子D11,D12,…,D31,D32,…は、それぞれ、インバータ及びスイッチにより構成される伝搬検出回路B11,B12,…,B31,B32,…を介してカラム線LO1,LO2,…に接続される。なお、同一カラムの伝搬検出回路B11,B12,…,B31,B32,…は、同一のカラム線LO1,LO2,…に共通接続される。
同様に、偶数行の各遅延素子D21,D22,…,D41,D42,…は、それぞれ、インバータ及びスイッチにより構成される伝搬検出回路B21,B22,…,B41,B42,…を介してカラム線LE1,LE2,…に接続される。なお、同一カラムの伝搬検出回路B21,B22,…,B41,B42,…は、同一のカラム線LO1,LO2,…に共通接続される。
図3では、各カラム線LO1,LO2,…は、それぞれ、カラムラッチDCO1,DCO2,…(以下、これらを区別する必要がない場合にはカラムラッチDCOという)のデータ端Dに接続される。また、各カラム線LE1,LE2,…は、それぞれ、カラムラッチDCE1,DCE2,…(以下、これらを区別する必要がない場合にはカラムラッチDCEという)のデータ端Dに接続される。カラムラッチDCO,DCEには、クロック発生回路12からクロックDETCLKが与えられている。カラムラッチDCOは、クロックDETCLKが“H”になると、それぞれのデータ端Dに接続されたカラム線LOのレベルを反転させて出力端Qから出力する。また、カラムラッチDCEは、クロックDETCLKが“H”になると、それぞれのデータ端Dに接続されたカラム線LEのレベルを反転させて出力端Qから出力する。
図2及び図3において、カラムラッチDCO1,DCO2,…,DCOnの出力は、セレクタS1,S2,…,Snに供給され、カラムラッチDCE1,DCE2,…,DCEnの出力は、セレクタSn,Sn-2,…,S1に供給される。
セレクタS1,S2,…,Snにより構成されるセレクタ群Sは、セレクタ制御回路13に制御されて、カラムラッチDCO又はDCEの出力を選択して第2のコードであるカラムコードとして制御回路11に出力する。セレクタ制御回路13は、ローラッチDRの出力によってクロックDLYINが奇数行の遅延素子Dまで伝達されたか偶数行の遅延素子Dまで伝達されたかを判定し、奇数行の遅延素子Dまで伝達されている場合には、セレクタS1,S2,…にカラムラッチDCOの出力を選択させ、偶数行の遅延素子Dまで伝達されている場合には、セレクタS1,S2,…にカラムラッチDCEの出力を選択させる。
制御回路11は、伝搬検出回路B11,B12,…(以下、これらを区別する必要がない場合には、伝搬検出回路Bという)のスイッチを制御すると共に、カラム線LO,LEの充電を制御することにより、ローコード及びカラムコードによって、入力クロックCLKのクロック周期で発生するエッジタイミングを検出するようになっている。なお、制御回路11は、この検出結果をDLL回路3aの図示しないレプリカディレイに与えることで、DLL回路3aから入力クロックCLKに同期したクロックを発生させるようになっている。
(比較例における検出)
図4は図3の比較例における動作を示すタイミングチャートである。
図4は図3の比較例における動作を示すタイミングチャートである。
図3の比較例においては、タイミング検出に先だって、制御回路11は、1行目及び2行目の伝搬検出回路Bの各スイッチをオンにする。また、制御回路11は、カラム線LO,LEを“H”に充電する(図4参照)。初期状態では、遅延素子Dの出力端はローレベル(以下、“L”という)である。1行目及び2行目の遅延素子Dの“L”出力は、各伝搬検出回路Bのインバータによって“H”に反転される。即ち、初期状態では、カラム線LO,LEは“H”のままであり、カラムラッチDCO,DCEの入力は“L”のままである。
この状態で、クロック発生回路12は、入力クロックCLKの立ち上がりエッジを検出すると、“H”のクロックDLYINを遅延線に出力する。クロックDLYINは遅延線に伝達されて各遅延素子Dを通過する。クロックDLYINが遅延素子Dを通過することにより、その遅延素子Dの出力は“H”となり、その遅延素子Dに接続された伝搬検出回路Bのインバータ出力が“L”となって、カラム線LO,LEは“H”から“L”に変化する。
例えば、クロックDLYINが遅延素子D14を通過した時点では、カラム線LO1~LO4は“L”であり、カラム線LO5~LOn及びカラム線LE1~LEnは“H”のままである。また、例えば、クロックDLYINが遅延素子D24を通過した時点では、カラム線LEn~LE4は“H”から“L”に変化しており、カラム線LE3~LE1は“H”のままである。
即ち、奇数行については1カラム目からクロックDLYINが遅延素子Dを通過したカラムまでのカラム線LOが“H”から“L”に変化し、偶数行についてはnカラム目からクロックDLYINが遅延素子Dを通過したカラムまでのカラム線LEが“H”から“L”に変化する。また、クロックDLYINが1行目の最後の遅延素子D1nを通過すると、ロー線R1が“H”となり、クロックDLYINが2行目の最後の遅延素子D21を通過すると、ロー線R2が“H”となる。即ち、クロックDLYINが1行の遅延素子Dを通過する毎に、各ロー線R1,R2,…が順次“H”となる。
クロック発生回路12は、クロックDLYINを発生させた次の入力クロックCLKの立ち上がりエッジを検出すると、“H”のクロックDETCLKを発生する。クロックDETCLKは、カラムラッチDCO,DCE及びローラッチDRに供給される。カラムラッチDCO,DCE及びローラッチDRは、“H”のクロックDETCLKが入力されると、データ端Dのレベルを取り込んで出力する。
例えば、1行目の遅延素子D14までクロックDLYINが通過した時点でクロックDETCLKが発生すると、カラムラッチDCO1~DCO4の出力が“H”となり、他のカラムラッチDCO5~DCOn及びカラムラッチDCEの出力は“L”のままとなる。また、この場合には、ローラッチDRの出力は全て“L”であり、セレクタ制御回路13は、カラムラッチDCOの出力をセレクタ群Sの各セレクタS1~Snに選択させる。こうして、この場合には、クロックDLYINの発生からクロックDETCLKの発生までにクロックDLYINが4個の遅延素子Dを通過する時間が経過したことを示すカラムコード及びローコードが制御回路11に与えられる。
また、例えば、第2行の遅延素子D24をクロックDLYINが通過した時点でクロックDETCLKが発生すると、カラムラッチDCEn~DCE4の出力が“H”となり、カラムラッチDCE3~DCE1の出力は“L”のままとなる。また、この場合には、ローラッチDR1の出力は“H”で他のローラッチDRの出力は“L”である。セレクタ制御回路13は、ローラッチDRの出力に基づいて、カラムラッチDCEの出力をセレクタ群Sの各セレクタS1~Snに選択させる。こうして、この場合には、クロックDLYINの発生からクロックDETCLKの発生までにクロックDLYINが2n-3個の遅延素子Dを通過する時間が経過したことを示すカラムコード及びローコードが制御回路11に与えられる。
ところで、図2及び図3のタイミング検出は、カラム線LO,LEが放電して“L”に変化することを検出することによって、クロックDLYINが何カラム目の遅延素子Dに到達したかを検出する手法を採用している。カラム線LO,LEは、クロックDLYINが遅延素子Dを通過することによって“H”から“L”に変化する。従って、クロックDLYINが各行の全ての遅延素子Dを通過することによってカラム線LO,LEが放電した後、次の行におけるクロックDLYINの通過を検出するために、カラム線LO,LEを“H”に再充電しておく必要がある。放電したカラム線LO,LEの再充電に要する期間(以下、リカバリ期間という)として十分な期間を確保するために、図3の比較例では、奇数行と偶数行とで異なるカラム線LO,LEを用いてタイミング検出を行う。
即ち、図4に示すように、制御回路11は、クロックDETCLKが1行目の遅延素子D1nを通過してロー線R1が“H”になると、“L”となったカラム線LOを“H”に再充電し、クロックDETCLKが2行目の遅延素子D21を通過してロー線R2が“H”になると、“L”となったカラム線LEを“H”に再充電する。以後同様に、制御回路11は、クロックDLYINが奇数行の全遅延素子Dを通過する毎に、カラム線LOを“H”に再充電し、偶数行の全遅延素子Dを通過する毎に、カラム線LEを“H”に再充電する。即ち、図3の比較例では、リカバリ期間として、クロックDLYINが約2行分の遅延素子Dを通過する時間が確保される。
なお、制御回路11は、クロックDETCLKが1行目の遅延素子D1nを通過すると、1行目の伝搬検出回路Bのスイッチをオフにすると共に、3行目の伝搬検出回路Bのスイッチをオンにする。また、制御回路11は、クロックDETCLKが2行目の遅延素子D21を通過すると、2行目の伝搬検出回路Bのスイッチをオフにすると共に、4行目の伝搬検出回路Bのスイッチをオンにする。以後同様に、制御回路11は、クロックDLYINがm行目の全遅延素子Dを通過する毎に、当該m行目の伝搬検出回路Bのスイッチをオフにすると共に、m+2行目の伝搬検出回路Bのスイッチをオンにする。
(比較例の課題)
ところで、比較例では、クロック周期をデジタルコードに変換する際の分解能を高めることが困難であるという問題点がある。図3のタイミング検出回路は、遅延素子Dの1段分の遅延時間により分解能が規定される。従って、分解能を向上させようとする場合、遅延素子Dの遅延時間を短縮する必要がある。遅延素子Dの遅延時間を短縮した場合、クロックDLYINが1行の遅延素子Dを通過する時間、即ち、カラム線LO,カラム線LEの放電時間が短縮される。つまり、図3の比較例では、カラム線LO,LEの放電期間に、カラム線LE,LOが充電されることから(図4参照)、リカバリ期間として確保可能な時間が短縮されてしまう。
ところで、比較例では、クロック周期をデジタルコードに変換する際の分解能を高めることが困難であるという問題点がある。図3のタイミング検出回路は、遅延素子Dの1段分の遅延時間により分解能が規定される。従って、分解能を向上させようとする場合、遅延素子Dの遅延時間を短縮する必要がある。遅延素子Dの遅延時間を短縮した場合、クロックDLYINが1行の遅延素子Dを通過する時間、即ち、カラム線LO,カラム線LEの放電時間が短縮される。つまり、図3の比較例では、カラム線LO,LEの放電期間に、カラム線LE,LOが充電されることから(図4参照)、リカバリ期間として確保可能な時間が短縮されてしまう。
図5は横軸に時間をとり、縦軸にカラム線LO1,LO2,…の電圧、又はカラム線LEn,LEn-1,…の電圧をとって、比較例におけるリカバリ期間を説明するための波形図である。図5の例は遅延素子Dの1段分の遅延時間を比較的短くした場合の例を示している。図5の例では、遅延素子Dの遅延時間が短縮されていることから、リカバリ期間が短縮されてしまい、カラム線LO及びカラム線LEの充電が完了する前に、放電が開始されるカラムが存在することを示している。十分な電圧に充電される前にカラム線LO,LEの放電が開始される結果、クロックDLYIN通過後の比較的早いタイミングで“L”となるカラム線LO,LEが発生し、タイミング検出の精度が悪化する。
なお、この問題を回避するために、行方向の段数を短くしてカラム線LO,LEの負荷容量を削減することで充電時間を短縮する方法が考えられるが、この場合には、タイミング検出可能な最長周期が制限されてしまう。また、カラム方向の段数を多くすることにより、確保可能なリカバリ期間を長くする方法も考えられるが、この場合にはカラムラッチDCO,DCEの数が増加するという欠点がある。
(構成)
そこで、本実施の形態においては、カラム線を複数に分割することにより、上記問題点を解決する。
そこで、本実施の形態においては、カラム線を複数に分割することにより、上記問題点を解決する。
図2において、遅延線及び遅延素子Dの構成、各遅延素子Dの出力端に接続された伝搬検出回路Bの構成は図3の比較例と同様である。また、図2において、制御回路11、クロック発生回路12、セレクタ制御回路13、ローラッチDR、カラムラッチDCO,DCE、セレクタ群Sの構成も図3の比較例と同様である。
本実施の形態においては、図2に示すように、各カラム線を2つに分割すると共に、第1論理演算回路としてのNAND回路NO1,NO2,…,NOn(以下、これらを区別する必要がない場合にはNAND回路NOという)、第2論理演算回路としてのNAND回路NE1,NE2,…,NEn(以下、これらを区別する必要がない場合にはNAND回路NEという)を追加した点が図3の比較例と異なる。
即ち、本実施の形態では、奇数行を複数(図2では2つ)の組に分割し、各組に対応するカラム線を組数だけ各列に配置すると共に、偶数行を複数(図2では2つ)の組に分割し、各組に対応するカラム線を組数だけ各列に配置する。
例えば、図2では、図3の奇数行に対応したカラム線LOを2つの組に分割して、(4m+1)(mは0以上の整数)行の組に対応するカラム線LOa1,LOa2,…,LOan(以下、これらを区別する必要かない場合にはカラム線LOaという)と(4m+3)行の組に対応するカラム線LOc1,LOc2,…,LOcn(以下、これらを区別する必要かない場合にはカラム線LOcという)とを採用する。
また、図2では、図3の偶数行に対応したカラム線LEを2つの組に分割して、(4m+2)行の組に対応するカラム線LEb1,LEb2,…,LEbn(以下、これらを区別する必要かない場合にはカラム線LEbという)と(4m+4)行の組に対応するカラム線LEd1,LEd2,…,LEdn(以下、これらを区別する必要かない場合にはカラム線LEdという)とを採用する。
カラム線LOaは、(4m+1)行の伝搬検出回路Bに接続されると共に、NAND回路NOの一方入力端に接続され、カラム線LOcは、(4m+3)行の伝搬検出回路Bに接続されると共に、NAND回路NOの他方入力端に接続される。
カラム線LEbは、(4m+2)行の伝搬検出回路Bに接続されると共に、NAND回路NEの一方入力端に接続され、カラム線LEdは、(4m+4)行の伝搬検出回路Bに接続されると共に、NAND回路NEの他方入力端に接続される。
NAND回路NO1,NO2,…NOnは、それぞれ2入力のNAND演算を行って、演算結果を第2ラッチとしてのカラムラッチDCO1,DCO2,…,DCOnのデータ端Dに与える。また、NAND回路NE1,NE2,…NVnは、それぞれ2入力のNAND演算を行って、演算結果を第3ラッチとしてのカラムラッチDCE1,DCE2,…,DCEnのデータ端Dに与える。
このように、NAND回路NOにより、(4m+1)行用のカラム線LOaと(4m+3)行のカラム線LOcのレベルを検出して検出結果をカラムラッチDCOに与え、NAND回路NEにより、(4m+2)行用のカラム線LEbと(4m+4)行のカラム線LEdのレベルを検出して検出結果をカラムラッチDCEに与える構成にしていることから、図3の比較例に対してカラム線を分割した場合においても、比較例と同数のカラムラッチDCO,DCEによってタイミング検出を可能にしている。
(作用)
次に、このように構成された実施の形態の動作について、図6及び図7を参照して説明する。図6は本実施の形態における動作を示すタイミングチャートである。また、図7は横軸に時間をとり、縦軸に各カラム線LOaの電圧、各カラム線LEbの電圧、各カラム線LOcの電圧、各カラム線LEdの電圧をとって、実施の形態におけるリカバリ期間の動作を説明するための波形図である。
次に、このように構成された実施の形態の動作について、図6及び図7を参照して説明する。図6は本実施の形態における動作を示すタイミングチャートである。また、図7は横軸に時間をとり、縦軸に各カラム線LOaの電圧、各カラム線LEbの電圧、各カラム線LOcの電圧、各カラム線LEdの電圧をとって、実施の形態におけるリカバリ期間の動作を説明するための波形図である。
制御回路11は、入力クロックCLKのクロック発生回路12への入力前の初期状態において、1行目から4行目までの伝搬検出回路Bの各スイッチをオンにする。また、制御回路11は、カラム線LOa,LOc,LEb,LEdを“H”に充電する(図6参照)。この初期状態では、遅延素子Dの出力端は“L”である。1行目から4行目の各遅延素子Dの“L”出力は、各伝搬検出回路Bのインバータによって“H”に反転される。即ち、初期状態では、カラム線LOa,LOc,LEb,LEdは“H”のままである。従って、初期状態では、NAND回路NO,NEの全入力は“H”であり、カラムラッチDCO,DCEのデータ端Dには“L”が印加されている。
制御回路11は、クロック発生回路12に入力クロックCLKを与える。クロック発生回路12は、入力クロックCLKの立ち上がりエッジを検出すると、“H”のクロックDLYINを遅延線に出力する。クロックDLYINは遅延線に伝達されて各遅延素子Dを通過する。クロックDLYINが遅延素子Dを通過することにより、その遅延素子Dの出力は“H”となり、その遅延素子Dに接続された伝搬検出回路Bのインバータ出力が“L”となって、カラム線LOa,LOc,LEb,LEdを“H”から“L”に変化させる。
例えば、クロックDLYINが遅延素子D14を通過した時点では、カラム線LOa1~LOa4は“H”から“L”に変化しており、カラム線LOa5~LOan及びカラム線LEb,LOc,LEdは“H”のままである。従って、この時点では、NAND回路NO1~NO4の出力は“H”であり、NAND回路NO5~NOnの出力は“L”である。また、例えば、クロックDLYINが遅延素子D24を通過した時点では、カラム線LEbn~LEb4は“H”から“L”に変化し、カラム線LEb3~LEb1は“H”のままである。従って、この時点では、NAND回路NEn~NE4の出力は“H”であり、NAND回路NE3~NE1の出力は“L”である。
また、クロックDLYINが1行目の最後の遅延素子D1nを通過すると、ロー線R1が“H”となり、クロックDLYINが2行目の最後の遅延素子D21を通過すると、ロー線R2が“H”となる。即ち、クロックDLYINが1行の遅延素子Dを通過する毎に、各ロー線R1,R2,…が順次“H”となる。
制御回路11は、このロー線Rの変化に基づいて、クロックDLYINが通過した後のカラム線を“L”から“H”に再充電する(図示省略)。即ち、クロックDLYINが遅延素子D1nを通過するとロー線R1が“H”となり、このロー線R1の変化に基づいて、制御回路11は、全カラム線LOaを“L”から“H”に再充電する。同様に、クロックDLYINの通過によってロー線R2,R3,…が“H”となる毎に、制御回路11は、カラム線LEb,LOc,LEdを順次再充電する。
例えば、クロックDLYINが遅延素子D34を通過した時点では、カラム線LOc1~LOc4は“H”から“L”に変化しており、カラム線LOc5~LOcnは“H”のままである。従って、この時点では、NAND回路NO1~NO4の出力は“H”であり、NAND回路NO5~NOnの出力は“L”である。また、例えば、クロックDLYINが遅延素子D44を通過した時点では、カラム線LEdn~LEd4は“H”から“L”に変化し、カラム線LEd3~LEd1は“H”のままである。従って、この時点では、NAND回路NEn~NE4の出力は“H”であり、NAND回路NE3~NE1の出力は“L”である。
クロックDLYINが1行目から4行目の遅延線を通過し、5行目の遅延素子Dに到達すると、クロックDLYINの遅延素子Dの通過に応じてカラム線LOa1,LOa2,…が順次“H”から“L”に変化し、クロックDLYINが6行目の遅延素子Dに到達すると、クロックDLYINの遅延素子Dの通過に応じてカラム線LEbn,LEbn-1,…が順次“H”から“L”に変化する。以後同様の動作が行われる。
即ち、(4m+1)奇数行については1カラム目からクロックDLYINが遅延素子Dを通過したカラムまでのカラム線LOaが“H”から“L”に変化し、(4m+3)奇数行については1カラム目からクロックDLYINが遅延素子Dを通過したカラムまでのカラム線LOcが“H”から“L”に変化し、(4m+2)偶数行についてはnカラム目からクロックDLYINが遅延素子Dを通過したカラムまでのカラム線LEbが“H”から“L”に変化し、(4m+4)偶数行についてはnカラム目からクロックDLYINが遅延素子Dを通過したカラムまでのカラム線LEdが“H”から“L”に変化する。
クロック発生回路12は、クロックDLYINを発生させた次の入力クロックCLKの立ち上がりエッジを検出すると、“H”のクロックDETCLKを発生する。クロックDETCLKは、カラムラッチDCO,DCE及びローラッチDRに供給される。カラムラッチDCO,DCE及びローラッチDRは、“H”のクロックDETCLKが入力されると、データ端Dのレベルを取り込んで出力する。
例えば、1行目の遅延素子D14までクロックDLYINが通過した時点でクロックDETCLKが発生すると、カラムラッチDCOはNAND回路NOの出力を取り込んで出力し、カラムラッチDCEはNAND回路NEの出力を取り込んで出力する。この時点では、奇数行のローラッチDR1の出力は“L”であり、セレクタ制御回路13は、各セレクタS1,S2,…に、NO1,NO2,…の出力を選択させる。従って、セレクタ群Sからは、セレクタS1~S4の出力が“H”でセレクタS5~Snの出力が“L”となるカラムコードが出力される。制御回路11は、ローラッチDR及びセレクタ群Sの出力により、クロックDLYINの発生からクロックDETCLKの発生までにクロックDLYINが4個の遅延素子Dを通過する時間が経過したことを示すカラムコード及びローコードを取得する。
例えば、2行目の遅延素子D24をクロックDLYINが通過した時点でクロックDETCLKが発生するものとする。この時点では、奇数行のローラッチDR1の出力が“H”であり、セレクタ制御回路13は、各セレクタS1,S2,…に、NE1,NE2,…の出力を選択させる。従って、セレクタ群Sからは、セレクタSn~S4の出力が“H”でセレクタS3~S1の出力が“L”となるカラムコードが出力される。制御回路11は、ローラッチDR及びセレクタ群Sの出力により、クロックDLYINの発生からクロックDETCLKの発生までにクロックDLYINが(2n-3)個の遅延素子Dを通過する時間が経過したことを示すカラムコード及びローコードを取得する。
以後、同様の動作によって、制御回路11は、クロックDLYINの発生からクロックDETCLKの発生までにクロックDLYINが通過した遅延素子Dの数に応じたカラムコード及びローコードをタイミング検出結果として取得する。
本実施の形態においても、図3の比較例と同様に、カラム線LOa,LEb,LOc,LEdが放電して“H”から“L”に変化することを検出することによって、クロックDLYINが何カラム目の遅延素子Dに到達したかを検出する手法を採用している。
本実施の形態においても、図3の比較例と同様に、nカラムに対してそれぞれn個のカラムラッチDCO,DCEを用いていることから、図7に示すように、クロックDLYINが約2行分の遅延素子Dを通過している期間をリカバリ期間として、各カラム線LOa,LEb,LOc,LEdの再充電を行う必要がある。この場合において、本実施の形態においては、クロックDLYINが約2行分の遅延素子Dを通過するリカバリ期間には、NAND回路NO,NEが入力端が“H”であると判定可能なレベルまで各カラム線LOa,LEb,LOc,LEdが充電されていればよい。
本実施の形態においては、各カラム線LOa,LEb,LOc,LEdは、クロックDLYINが4行分の遅延素子Dを通過する毎に1回放電するのみであり、クロックDLYINが各行の全遅延素子Dを通過した後、約3行分の遅延素子Dを通過する期間までに、再充電を完了させればよい。即ち、再充電を完了させるための時間的な余裕として、図3の比較例の2倍の時間を確保することが可能となる。この結果、本実施の形態においては、行方向及び列方向の段数を変更することなく、比較例に対して遅延素子Dの遅延時間を短縮した場合でも、確実な動作が可能であり、タイミング検出の分解能を向上させることができる。
また、本実施の形態においては、カラム線LO,カラム線LEにそれぞれ接続される遅延素子Dの個数が、図3の比較例に対して半分になっていることから、カラム線LO,LEの寄生容量が削減される。これにより、タイミング検出の高速化も達成されるという効果がある。
なお、本実施の形態においては、カラム線を2つの組に分割する例を説明したが、分割数を大きくすることにより、再充電を完了させるための時間的な余裕を増大させることが可能であり、一層の高精度化及び高速化に寄与できる。
このように、本実施の形態においては、カラム線を複数の組に分割し、分割した各カラム線のレベルをNAND回路によってカラムラッチに供給する構成としていることから、各カラム線の充電周期を長くすることが可能であり、遅延素子の遅延時間を短縮した場合でも、タイミング検出可能な最長周期を短縮することなく、また、カラムラッチの個数を増加させることなく、タイミング検出の分解能を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
図8は第2の実施の形態を示す回路図である。図8において図3と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態は、カラムコードとしてグレイコードを採用することにより、タイミングの検出速度を高速化するものである。
図8は第2の実施の形態を示す回路図である。図8において図3と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態は、カラムコードとしてグレイコードを採用することにより、タイミングの検出速度を高速化するものである。
図3の比較例においては、出力するロー及びカラムコードが確定するまでに長時間を要するという問題点もあった。カラムコードを出力するためには、ローコードが確定した後、その結果を用いてセレクタ制御回路13がセレクタ群Sを制御する必要がある。しかし、ローラッチDRは、クロックDETCLK入力によってローコードを出力するまでに、最大で1nsほどの時間を要する。ローラッチDRからローコードが出力されるまでは、セレクタS1,S2,…によるカラムコードの取込みは待機する必要がある。この待機時間に加えて、カラムラッチDCO,DCEのメタステーブルを考慮して、後段の回路は更に長い待機時間が必要となる。結果的に、トータルの待機時間は、約2~3nsに及ぶ。この待機時間は、高速な同期を必要とする半導体製品にとっては無視できない量の遅延であり、可能な限り短縮することが望ましい。
図8に示すように、本実施の形態においては、カラムラッチDCO,DCEとセレクタ群Sの各セレクタS1,S2,…,Snとの接続関係が図3の比較例と異なる。DCO1,DCO2,…,DCOnの出力端Qからの出力は、それぞれセレクタS1,S2,…,Snの一方入力端に供給される。また、DCE1,DCE2,…,DCEnの出力端Qからの出力は、反転された後、それぞれセレクタS1,S2,…,Snの他方入力端に供給される。
図9は本実施の形態のタイミング検出回路を用いて入力クロックCLKの周期を検出し、その周期に対して任意の比率の遅延を発生させることで、入力クロックCLKに同期し、所定の逓倍数の出力を発生するDLL回路の一例を示すブロック図である。
タイミング検出回路21は、図8のタイミング検出回路と同一構成のタイミング検出回路である。タイミング検出回路21は、入力クロックCLKの立ち上がりエッジの間隔(入力クロックCLKの周期)を検出する。タイミング検出回路21は、ローコード及びカラムコードからなるタイミング検出結果を周期の情報としてデコード回路22に出力する。デコード回路22は、ローコード及びカラムコードを、周期を直接示すタイムコードにデコードして遅延量計算回路23に出力する。
遅延量計算回路23は、入力されたタイムコードによる周期を任意の倍率の周期に変換し、変換後の周期を示すタイムコードをエンコード回路24に出力する。エンコード回路24は、タイムコードをローコード及びカラムコードにエンコードしてレプリカディレイ25に出力する。なお、このローコード及びカラムコードは、デコード回路22のデコード処理に対応したものであり、デコード回路22が生成したタイムコードをデコード回路22に入力されたローコード及びカラムコードに逆変換する処理である。従って、遅延量計算回路23における周期の変換倍率が1の場合には、エンコード回路24の出力はデコード回路22の入力と同じデータとなる。
レプリカディレイ25は、タイミング検出回路21の遅延線と同様の構成の遅延線を有する遅延回路25aを有する。即ち、遅延回路25aは、図8と同一の行列状に配置された遅延素子Dを有している。レプリカディレイ25は、入力されたローコード及びカラムコードを遅延回路25aにセットすることにより、入力クロックINをローコード及びカラムコードに応じた段数の遅延素子Dを通過させて出力クロックOUTとして出力するように構成される。
この構成により、図9のDLL回路は、タイミング検出回路21によって検出された周期を遅延量計算回路23において設定した倍率の周期に変換し、入力クロックINをこの周期の出力クロックOUTに変換して出力する。入力クロックINとして入力クロックCLKを採用することにより、図9のDLL回路により、入力クロックCLKを任意の倍数で逓倍した出力クロックOUTを得ることができる。
次に、このように構成された実施の形態の作用について図10及び図11を参照して説明する。図10及び図11はローコード及びカラムコードを示す説明図である。
図10は図3の比較例におけるローコード及びカラムコードを示している。図10は遅延素子Dを24行、16列に配置して構成した遅延線を採用した場合の例を示している。
例えば、図3において、クロックDLYINが1行1列の遅延素子Dを通過した時点でクロックDETCLKが発生するものとすると、カラムラッチDCO1の出力は論理値“1”となり、他のカラムラッチDCO2~DCOn及びカラムラッチDCE1~DCEnの出力は論理値“0”となる。従って、ローラッチDR1~DR24からのローコードは全て論理値“0”となり、セレクタ群SからのカラムコードはセレクタS1のみが論理値“1”で他のセレクタS2~Snは論理値“0”となる。
クロックDETCLKが発生するまでに、クロックDLYINが通過する遅延素子Dが増える毎に、“1”を出力するセレクタ群Sのセレクタが順次増加し、セレクタ群Sからのカラムコードは図10に示すように変化する。また、クロックDLYINが遅延素子D1n,D21,D3n,D41,…を通過する毎に、ローラッチDR1~DR24の出力は順次“1”となり、ローコードは図10に示すように変化する。
図10の例では奇数行と偶数行との切換り時において、ローラッチDRの出力が“0”から“1”に切換る前に、セレクタ群Sがローコードを出力すると、カラムコード及びローコードによって与えられるタイミング検出結果は、遅延線の1行分だけ短い時間を示すものとなる。上述したように、ローラッチDRの出力の遅延を考慮すると、正確なタイミング検出結果を出力するためには、上述した1nsの待機時間後にセレクタ群Sからローコードを出力する必要があり、タイミングの検出速度が低くなる。
図11は本実施の形態におけるローコード及びカラムコードを示している。
本実施の形態においては、セレクタ群Sは、上述したローラッチDRによる待機時間を無視してローコードを出力する。この場合において、奇数行については、遅延線の各行の端部のカラムを除く各カラム位置の遅延素子DをクロックDLYINが通過する場合には、カラムコード及びローコードの出力動作は、図3の比較例と同様である。
即ち、奇数行においては、クロックDETCLKが発生するまでに、クロックDLYINが通過する遅延素子Dが増える毎に、“1”を出力するセレクタ群Sのセレクタが順次増加し、セレクタ群Sからのカラムコードは、図11に示すように1ビットずつ変化する。
一方、偶数行においては、セレクタ群Sは、カラムラッチDCEの出力の反転信号を出力する。クロックDLYINがD2n,D4n,…を通過する前においては、セレクタSn~S1の出力は全て“1”であり、クロックDLYINが各カラムの大きい列番号から小さい列番号に向かって遅延素子Dを通過する毎に、セレクタSn,Sn-1,…,S1の順に出力が順次“1”から“0”に変化する。こうして、クロックDLYINが偶数行を伝達される期間には、カラムコードは、図11に示すように1ビットずつ変化する。
なお、図11の段数は、クロックDLYINが通過する遅延素子Dの数(以下、遅延段数という)に対応する。クロック発生回路12からのクロックの周期は、小数点以下の数字を含む連続値である。これに対し、タイミング検出回路21によるタイミングの検出結果は遅延段数として得られることになり、検出されるクロック周期は1段分の遅延量の整数倍の値に丸め込まれる。例えば、実際の周期が4.3764段分であったとしても、検出される周期は4段分となる。この場合、実際の周期との最大誤差は理想的には±0.5段分であり、タイミング検出回路21の出力は、±0.5段分の量子化誤差を含むことになる。
本実施の形態においては、ローコードが出力されるまでの待機時間を無視してカラムコードを決定した場合でも、量子化誤差±0.5段分の精度を維持するために、グレイコードを採用すると共に、ローラッチDR1,DR2,…の出力の変化タイミングにおける遅延段数を同数に設定する。
即ち、本実施の形態においては、ローラッチDR1,DR2,…の出力がそれぞれ“1”となる前後の期間、即ち、クロックDLYINが各行の最後の遅延素子Dを通過し次の行の最初の遅延素子Dを通過する前の期間には、ローラッチDR1,DR2,…の出力が“0”の場合と“1”の場合のいずれの場合にも、遅延段数は同数に設定される。
例えば、クロックDLYINが遅延素子D1nを通過した直後において、ローラッチDR1の出力が“0”の場合の遅延段数は16であり、この後、ローラッチDR1の出力が“1”に変化した場合も遅延段数は16である。次に、クロックDLYINが2行目の最初の遅延素子D2nを通過すると、セレクタSnの出力は“0”に変化して、遅延段数は17となる。
また、例えば、クロックDLYINが遅延素子D21を通過した直後において、ローラッチDR2の出力が“0”の場合の遅延段数は32であり、この後、ローラッチDR2の出力が“1”に変化した場合も遅延段数は32である。次に、クロックDLYINが3行目の最初の遅延素子D31を通過すると、セレクタS1の出力は“1”に変化して、遅延段数は33となる。
図3に対応した図10では、グレイコードを採用していないことから、ローラッチDRの出力が“0”から“1”に遷移するまでの待機時間を待たずにカラムコードを決定した場合、最大で16段分の誤差が発生する。これに対し、本実施の形態では、グレイコードを採用していることから、誤差を最小にすることができ、更に、ローラッチDRの出力の遷移前後で遅延段数を同数に設定していることから、ローラッチDRの出力が“0”から“1”に遷移するまでの待機時間を待たずにカラムコードを決定した場合でも、量子化誤差を±0.5段分の精度に維持することが可能である。
図11の右欄は、各遅延段数に対応したタイムコードの一例を示している。デコード回路22は、図11の左欄のローコード及びカラムコードから右欄のタイムコードへの変換を行い、エンコード回路24は、図11の右欄のタイムコードから左欄のローコード及びカラムコードへの変換を行う。各タイムコードは、遅延段数に1対1に対応しており、デコード回路22、エンコード回路24において、相互変換が可能である。
こうして、タイミング検出回路21は、待機時間を待つことなく、高速にローコード及びカラムコードを決定する。この場合でも、デコード回路22は、±0.5段分の量子化誤差のみでタイムコードを生成することができる。これにより、レプリカディレイ25は、出力クロックOUTを高速に発生することができる。
このように本実施の形態においては、ローコード及びカラムコードとしてグレイコードを採用すると共に、ローラッチの出力の遷移前後において、遅延段数を同数に設定していることから、ローラッチの出力が遷移するまでの待機時間を経過する前にカラムコードを出力した場合でも、量子化誤差を最小にすることができる。この結果、待機時間前のカラムコードの出力が可能であり、タイミング検出の高速化を図ることができる。
(第3の実施の形態)
図12は第3の実施の形態を示す回路図である。図12において図2又は図8と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図12は第3の実施の形態を示す回路図である。図12において図2又は図8と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
本実施の形態においては、カラムラッチDCO,DCEとセレクタ群Sの各セレクタS1,S2,…,Snとの接続関係が図2と異なり、図8と同様の接続を行うと共に、第2の実施の形態と同様のグレイコードによるローコード及びカラムコードを採用する。
即ち、本実施の形態においては、ローラッチDR及カラムラッチDCO,DCEから出力が得られるまでの動作は、図2の第1の実施の形態と同様であり、それ以後のセレクタ制御回路13の制御に基づくセレクタ群Sの動作及びセレクタ群Sの各セレクタから出力されるカラムコードについては、図8の第2の実施の形態と同様である。また、本実施の形態においても、ローコード及びカラムコードと遅延段数との関係についても、図11と同様である。
従って、本実施の形態においては、第1の実施の形態と同様に、各カラム線の充電周期を長くすることが可能であり、遅延素子の遅延時間を短縮した場合でも、タイミング検出可能な最長周期を短縮することなく、また、カラムラッチの個数を増加させることなく、タイミング検出の分解能を向上させることができ、第2の実施の形態と同様に、量子化誤差を最小にしながらタイミング検出の高速化を図ることができる。
このように本実施の形態においては、第1の実施の形態における効果と第2の実施の形態における効果の両方の効果が得られる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1 ホスト、2 メモリコントローラ、3 NANDI/F回路、3a DLL回路、3b タイミング検出回路、11 制御回路、12 クロック発生回路、13 セレクタ制御回路、21 タイミング検出回路、22 デコード回路、23 遅延量計算回路、24 エンコード回路、25 レプリカディレイ、25a 遅延回路、4 NAND型フラッシュメモリ、B 伝搬検出回路、D 遅延素子、DCE,DCO カラムラッチ、DR ローラッチ、LE,LO カラム線、NE,NO NAND回路、S セレクタ群
Claims (7)
- 入力クロックの第1のエッジに同期した第1クロックと、前記入力クロックの第2のエッジに同期した第2クロックとを発生するクロック発生回路と、
縦続接続された複数の遅延素子が行列状に配置されて構成された遅延回路であって、入力端から入力された前記第1クロックが縦続接続された前記遅延素子を順次伝達される遅延回路と、
前記第2クロックに基づいて、前記第1クロックが前記遅延回路のいずれの行を通過したかを検出して検出結果を示す第1のコードを出力する複数の第1ラッチと、
奇数行を複数の組に分け、当該各組用として各列にそれぞれ設けられる複数の奇数行用カラム線であって、前記奇数行の各組に属する前記遅延素子のうち前記第1クロックが通過したカラムの前記遅延素子によって放電される奇数行用カラム線と、
偶数行を複数の組に分け、当該各組用として各列にそれぞれ設けられる複数の偶数行用カラム線であって、前記偶数行の各組に属する前記遅延素子のうち前記第1クロックが通過したカラムの前記遅延素子によって放電される偶数行用カラム線と、
前記複数の奇数行用カラム線のレベルに対する論理演算を行って第1演算結果を出力する第1論理演算回路と、
前記複数の偶数行用カラム線のレベルに対する論理演算を行って第2演算結果を出力する第2論理演算回路と、
前記第1演算結果が与えられ、前記第2クロックに基づいて、前記第1クロックが奇数行における前記遅延回路のいずれの列の前記遅延素子を通過したかを検出する複数の第2ラッチと、
前記第2演算結果が与えられ、前記第2クロックに基づいて、前記第1クロックが偶数行における前記遅延回路のいずれの列の前記遅延素子を通過したかを検出する複数の第3ラッチと、
前記第1のコードに基づいて前記第2ラッチの出力又は前記第3ラッチの出力の一方を選択して第2のコードを出力する複数のセレクタと、
前記複数の奇数行用カラム線及び前記複数の偶数行用カラム線の充電を制御する制御回路と、
を具備するタイミング検出回路。 - 前記制御回路は、前記第1クロックが1行の前記遅延素子を通過する時間と前記奇数行用カラム線の前記組数とに基づく周期で前記奇数行用カラム線を充電し、前記第1クロックが1行の前記遅延素子を通過する時間と前記偶数行用カラム線の前記組数とに基づく周期で前記奇数行用カラム線を充電する
請求項1に記載のタイミング検出回路。 - 入力クロックの第1のエッジに同期した第1クロックと、前記入力クロックの第2のエッジに同期した第2クロックとを発生するクロック発生回路と、
縦続接続された複数の遅延素子が行列状に配置されて構成された遅延回路であって、入力端から入力された前記第1クロックが縦続接続された前記遅延素子を順次伝達される遅延回路と、
前記第2クロックに基づいて、前記第1クロックが前記遅延回路のいずれの行を通過したかを検出して検出結果を示す第1のコードを出力する複数の第1ラッチと、
各列にそれぞれ設けられる複数の奇数行用カラム線であって、奇数行に属する前記遅延素子のうち前記第1クロックが通過したカラムの前記遅延素子によって放電される奇数行用カラム線と、
各列にそれぞれ設けられる複数の偶数行用カラム線であって、偶数行に属する前記遅延素子のうち前記第1クロックが通過したカラムの前記遅延素子によって放電される偶数行用カラム線と、
前記第2クロックに基づいて、前記奇数行用カラム線のレベルを取り込むことで、前記第1クロックが奇数行における前記遅延回路のいずれの列の前記遅延素子を通過したかを検出する複数の第2ラッチと、
前記第2クロックに基づいて、前記偶数行用カラム線のレベルを取り込むことで、前記第1クロックが偶数行における前記遅延回路のいずれの列の前記遅延素子を通過したかを検出する複数の第3ラッチと、
前記複数の奇数行用カラム線及び前記複数の偶数行用カラム線の充電を制御する制御回路と、
前記第1のコードに基づいて前記第2ラッチの出力又は前記第3ラッチの出力の一方を選択し、前記第1のクロックが前記遅延素子を通過する毎に1ビットのみ変化する第2のコードを出力する複数のセレクタと、
を具備するタイミング検出回路。 - 前記第1のコード及び第2のコードに基づいて、前記第1クロックが通過した前記遅延素子の段数に応じたタイムコードを発生するデコード回路を更に有し、
前記デコード回路は、前記第1のコードの変化前後において、同一のタイムコードを発生する
請求項3に記載のタイミング検出回路。 - 入力クロックの第1のエッジに同期した第1クロックと、前記入力クロックの第2のエッジに同期した第2クロックとを発生するクロック発生回路と、
縦続接続された複数の遅延素子が行列状に配置されて構成された遅延回路であって、入力端から入力された前記第1クロックが縦続接続された前記遅延素子を順次伝達される遅延回路と、
前記第2クロックに基づいて、前記第1クロックが前記遅延回路のいずれの行を通過したかを検出して検出結果を示す第1のコードを出力する複数の第1ラッチと、
奇数行を複数の組に分け、当該各組用として各列にそれぞれ設けられる複数の奇数行用カラム線であって、前記奇数行の各組に属する前記遅延素子のうち前記第1クロックが通過したカラムの前記遅延素子によって放電される奇数行用カラム線と、
偶数行を複数の組に分け、当該各組用として各列にそれぞれ設けられる複数の偶数行用カラム線であって、前記偶数行の各組に属する前記遅延素子のうち前記第1クロックが通過したカラムの前記遅延素子によって放電される偶数行用カラム線と、
前記複数の奇数行用カラム線のレベルに対する論理演算を行って第1演算結果を出力する第1論理演算回路と、
前記複数の偶数行用カラム線のレベルに対する論理演算を行って第2演算結果を出力する第2論理演算回路と、
前記第1演算結果が与えられ、前記第2クロックに基づいて、前記第1クロックが奇数行における前記遅延回路のいずれの列の前記遅延素子を通過したかを検出する複数の第2ラッチと、
前記第2演算結果が与えられ、前記第2クロックに基づいて、前記第1クロックが偶数行における前記遅延回路のいずれの列の前記遅延素子を通過したかを検出する複数の第3ラッチと、
前記複数の奇数行用カラム線及び前記複数の偶数行用カラム線の充電を制御する制御回路と、
前記第1のコードに基づいて前記第2ラッチの出力又は前記第3ラッチの出力の一方を選択し、前記第1のクロックが前記遅延素子を通過する毎に1ビットのみ変化する第2のコードを出力する複数のセレクタと、
を具備するタイミング検出回路。 - 請求項1、3又は5のいずれか1つに記載のタイミング検出回路と、
前記第1のコード及び第2のコードに基づいて、前記第1クロックが通過した前記遅延素子の段数に応じたタイムコードを発生するデコード回路と、
前記タイムコードに基づく遅延量を求めて当該遅延量に対応するタイムコードを出力する遅延量計算回路と、
前記遅延量計算回路が出力したタイムコードを第1のコード及び第2のコードに変換するエンコード回路と、
前記エンコード回路の出力に基づいて、前記入力クロックを前記遅延量に対応した周期のクロックに変換して出力するレプリカディレイと、
を具備する半導体装置。 - メモリと、
前記メモリを制御するコントローラと、
請求項1、3又は5のいずれか1つに記載のタイミング検出回路を備え、前記メモリと前記コントローラとの間の通信を制御するインタフェース回路と、
を具備するメモリシステム。
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