JP2022032189A - 物品管理装置 - Google Patents

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博之 堀口
Hiroyuki Horiguchi
邦明 公賀
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Abstract

【課題】無線通信可能な領域を容易に変更することが可能な物品管理装置を提供する。【解決手段】物品管理装置は、複数のRFIDタグと、複数の前記RFIDタグを取り付け可能な取付面を有する取付部材と、前記取付面に沿って配置されたケーブル型アンテナと、を備え、前記取付面に垂直な方向から見た正面視において、前記ケーブル型アンテナは、前記取付面に取り付けられた複数の前記RFIDタグと重なる。【選択図】図1

Description

本発明は、物品管理装置に関する。
特許文献1には、複数のRFIDタグを取り付け可能な取付部材(背面板)と、RFIDタグとの間で無線通信を行うアンテナと、を備えた物品管理装置が開示されている。この物品管理装置によれば、無線通信によってRFIDタグの識別情報を読み取ったり、RFIDタグに情報を書き込んだりすることで、RFIDタグに取り付けられた対象物を管理することができる。
特開2012-67467号公報
取付部材の形状や大きさが変更された場合、アンテナによって通信可能な領域を取付部材に合わせて変更しなければ、複数のRFIDタグとの間で適切に無線通信を行うことが難しくなる。特許文献1におけるアンテナは平板状であるため、アンテナの通信可能な領域を変更するためには、アンテナ自体の形状や大きさを変更する必要が生じる。その結果、設計に手間がかかったり、RFIDタグとの間の無線通信が不安定になったりする場合があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされ、無線通信可能な領域を容易に変更することが可能な物品管理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る物品管理装置は、複数のRFIDタグと、複数の前記RFIDタグを取り付け可能な取付面を有する取付部材と、前記取付面に沿って配置されたケーブル型アンテナと、を備え、前記取付面に垂直な方向から見た正面視において、前記ケーブル型アンテナは、前記取付面に取り付けられた複数の前記RFIDタグと重なる。
上記態様によれば、ケーブル型アンテナが通信可能な領域は、ケーブル型アンテナの長さや取付部材に対する配置を変更することで容易に変更可能であり、ケーブル型アンテナ自体の構造を変更する必要はない。したがって、無線通信可能な領域を容易に変更可能な物品管理装置を提供することができる。
ここで、複数の前記RFIDタグはそれぞれアンテナ部およびインピーダンス整合部を有し、前記正面視において、複数の前記アンテナ部と前記ケーブル型アンテナとが重なってもよい。
この場合、各RFIDタグとケーブル型アンテナとの間でより安定して無線通信を行うことができる。
また、前記ケーブル型アンテナは、内部導体と、前記内部導体を覆う絶縁体と、前記絶縁体を覆う外部導体と、を有し、前記ケーブル型アンテナの端部に、前記外部導体が設けられていない領域があってもよい。
この場合、外部導体が設けられた領域では内部導体および外部導体がそれぞれ発する磁界が互いに相殺される。一方、外部導体が設けられていない領域では、磁界のバランスが崩れ、微弱な電流がケーブル型アンテナの表面に生じる。この微弱な電流がケーブル型アンテナの表面上を長手方向に伝搬することで、ケーブル型アンテナと複数のRFIDタグとの間で無線通信を行うことが可能となる。そして、このようなケーブル型アンテナを用いることで、より安定してRFIDタグとの間で無線通信を行うことができる。
また、前記ケーブル型アンテナは、複数の前記RFIDタグとの間の間隔が3cm以下となるように配置されてもよい。
この場合、RSSI値を-70dBm以上として、各RFIDタグとケーブル型アンテナとの間でより安定した無線通信が可能となる。
また、上記態様の物品管理装置が、並べて配置された複数の前記ケーブル型アンテナを備えてもよい。
この場合、ダイバーシチ効果によって、より安定した無線通信が可能となる。
また、複数の前記RFIDタグはそれぞれアンテナ部およびインピーダンス整合部を有し、前記アンテナ部が前記インピーダンス整合部から延びている方向と、前記RFIDタグおよび前記ケーブル型アンテナが対向する方向と、が一致していてもよい。
この場合、ケーブル型アンテナから放射される電磁波のうち、強度の高い成分を送受信することで、より安定した無線通信が可能となる。
また、上記態様の物品管理装置は、前記取付部材に対して回動可能に連結され、複数のRFIDタグを取り付け可能な第2取付面を有する第2取付部材をさらに備えてもよい。
この場合、取付部材の扉として第2取付部材を兼用しつつ、管理可能なRFIDタグの数を増やすことができる。
本発明の上記態様によれば、無線通信可能な領域を容易に変更することが可能な物品管理装置を提供することができる。
第1実施形態に係る物品管理装置の正面図である。 図1のケーブル型アンテナの構造を説明する図である。 スロット方式のケーブル型アンテナの構造を説明する図である。 図1のRFIDタグの構造を説明する図である。 RFIDタグのインピーダンス整合部とケーブル型アンテナとがZ方向において対向した状態を示す図である。 RFIDタグのアンテナ部とケーブル型アンテナとがZ方向において対向した状態を示す図である。 RFIDタグとケーブル型アンテナとがZ方向において対向していない状態を示す図である。 間隔を空けて配置された2本のケーブル型アンテナがRFIDタグのアンテナ部とZ方向において対向した状態を示す図である。 互いに接するように配置された2本のケーブル型アンテナがRFIDタグのアンテナ部とZ方向において対向した状態を示す図である。 図5Aに対応したRSSI測定結果を示す図である。 図5Bに対応したRSSI測定結果を示す図である。 図5Cに対応したRSSI測定結果を示す図である。 図5Dに対応したRSSI測定結果を示す図である。 図5Eに対応したRSSI測定結果を示す図である。 ダイポールアンテナを用いてEx成分の強度を測定する図である。 ダイポールアンテナを用いてEz成分の強度を測定する図である。 ダイポールアンテナを用いてEy成分の強度を測定する図である。 容量結合方式のケーブル型アンテナのEx,Ey,Ez成分の強度を測定した結果を示す図である。 スロット方式のケーブル型アンテナのEx,Ey,Ez成分の強度を測定した結果を示す図である。 容量結合方式のケーブル型アンテナにおいて外部導体が設けられていない領域の長さが無線通信性能に与える影響を説明する図である。 第2実施形態に係る物品管理装置の正面図である。
(第1実施形態)
以下、本実施形態の物品管理装置について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、物品管理装置1は、ケーブル型アンテナ10と、取付部材20と、複数のRFIDタグ30と、を備えている。取付部材20は、例えば金属製または樹脂製であり、複数のRFIDタグ30を取り付け可能な取付面21を有している。取付部材20は、背板26、上壁22、下壁23、および一対の側壁24を有する。本実施形態の取付面21は、背板26のオモテ面(RFIDタグ30が取り付けられる側の面)である。上壁22、下壁23、および一対の側壁24は、矩形状の取付面21の四辺から、それぞれが取付面21の垂直方向に延びている。すなわち、取付部材20は開口を有する箱型であり、ケーブル型アンテナ10は、取付面21に沿って、モール、クランプ、クリップ等のケーブル固定具(不図示)により取付部材20の内部に配置されている。
ケーブル型アンテナ10は、背板26のオモテ面側に配置されてもよいし、背板26の内部に埋設されてもよいし、背板26のウラ面側に配置されてもよい。これらの場合も、取付面21から離れないようにケーブル型アンテナ10が配置されていれば、「取付面21に沿って」ケーブル型アンテナ10が配置されることに含まれる。ケーブル型アンテナ10が背板26のウラ面側あるいは内部に配置されても、例えば背板26が樹脂製であれば、背板26を透過する電磁波によりケーブル型アンテナ10とRFIDタグ30との間で無線通信を行うことが可能である。
図1では、下壁23に形成された孔を通して、ケーブル型アンテナ10が、取付部材20の外側から内側へと挿通されている。ただし、他の経路により、ケーブル型アンテナ10が取付部材20の外側から内側へと挿通されてもよい。
取付面21には、複数のフック25が設けられている。例えば、RFIDタグ30に連結されたリングRをフック25に引っ掛けることで、RFIDタグ30を取付部材20に取り付けることができる。
なお、リングRを用いず、例えばRFIDタグ30に形成された孔やフック形状を用いて、RFIDタグ30を取付部材20に取り付けてもよい。あるいは、取付面21に複数のポケットを設けて、各ポケットにRFIDタグ30を挿入することで、RFIDタグ30を取付部材20に取り付けてもよい。
各RFIDタグ30には、管理される対象物品Kとしての鍵が取り付けられている。なお、対象物品Kは鍵でなくてもよい。
(方向定義)
本実施形態では、取付面21に垂直な方向から見ることを正面視という。図1は、物品管理装置1を正面視した図(正面図)である。
また、ケーブル型アンテナ10の長手方向をX方向という。X方向に直交する一方向をY方向といい、X方向およびY方向の双方に直交する方向をZ方向という(図5A等参照)。
図1に示すように、物品管理装置1内で、ケーブル型アンテナ10は湾曲して配置されている。このため、取付部材20に対してX方向は一定ではない。例えば、ケーブル型アンテナ10が側壁24に沿って直線状に延びている部分では、X方向は側壁24に平行な方向である。また、ケーブル型アンテナ10が上壁22あるいは下壁23と平行に延びている部分では、X方向は上壁22、下壁23と平行な方向である。
図1に示すように、ケーブル型アンテナ10は、正面視において各RFIDタグ30と交差するように配置されている。
図2に示すように、ケーブル型アンテナ10は、内部導体11と、絶縁体12と、外部導体13と、を有する。外部導体13の周囲に、不図示のシース(ゴム、樹脂など)が設けられてもよい。絶縁体12は内部導体11を覆い、外部導体13は絶縁体12を覆っている。
内部導体11は、銅などの金属により形成されており、X方向に沿って延びている。内部導体11は、複数の導体の細線を撚り合わせることで形成された撚線であってもよい。
絶縁体12としては、発泡ポリエチレンなどの絶縁性を有する樹脂が用いられる。外部導体13は、例えば、金属(銅等)のテープを絶縁体12に巻き付けることで形成される。このため、外部導体13の内径は、絶縁体12の外径と略同じ、あるいは、絶縁体12の外径よりわずかに大きくなる。絶縁体12と外部導体13との間に、空気の層があってもよい。外部導体13は、金属テープに限らず、金属編組によって構成してもよい。または、金属テープと金属編組との組み合わせにより外部導体13を構成してもよい。
図1、図2に示すように、ケーブル型アンテナ10は、外部導体13が設けられていない領域Aを有する。領域Aは、ケーブル型アンテナ10のうち、取付部材20内に位置する第1の端部に設けられている。領域Aでは、ケーブル型アンテナ10の全周にわたって外部導体13が除去され、絶縁体12または内部導体11が露出している。領域Aにおいて、内部導体11および外部導体13が容量結合しているということもできる。領域Aにおいては、露出した内部導体11が外的な応力によって変形しないよう、内部導体11が保護カバーで覆われていてもよい。保護カバーとしては、電磁透過性の樹脂(例えばアクリル樹脂)で形成された保護カバーを用いることができる。図1に示すように、ケーブル型アンテナ10の第2の端部(領域Aとは反対側の端部)には、発振器2が接続されている。発振器2は、ケーブル型アンテナ10に高周波電流を供給する。発振器2は、取付部材20の外部に配置されてもよいし、内部に配置されてもよい。図1においては、発振器2とケーブル型アンテナ10とが直接接続されているが、発振器2とケーブル型アンテナ10とが信号伝送用の同軸ケーブルを介して接続されていてもよい。
発振器2は、内部導体11および外部導体13それぞれに電気的に接続される。内部導体11および外部導体13には、長手方向(X方向)において互いに逆向きの電流が流れる。発振器2、内部導体11、および外部導体13が、ひとつの電流の経路を構成する。領域A以外の部分では、内部導体11および外部導体13がそれぞれ発する磁界が互いに相殺される。一方、領域Aでは外部導体13が設けられていないことで、磁界のバランスが崩れ、微弱な電流がケーブル型アンテナ10の表面に生じる。この微弱な電流がケーブル型アンテナ10の表面上(外部導体13の表面上)を長手方向に伝搬することで、ケーブル型アンテナ10と複数のRFIDタグ30との間で無線通信を行うことが可能となる。
なお、図1、図2に示す容量結合方式のケーブル型アンテナ10に代えて、図3に示すようなスロット方式のケーブル型アンテナ10Aを用いてもよい。ケーブル型アンテナ10Aは、いわゆる漏洩同軸ケーブルであり、外部導体13に複数の孔(スロット13a)が形成されている。複数のスロット13aは、長手方向に間隔を空けて形成されている。スロット方式のケーブル型アンテナ10Aは、外部導体13が全周にわたって除去された領域を有さない。図3では、スロット13aの形状は長方形状であるが、スロット13aの形状は適宜変更してもよい。
内部導体11は、外部の信号源に電気的に接続され、信号源から供給される高周波信号を伝搬させる。高周波信号の伝搬に伴い、内部導体11から電磁波が放射される。長手方向において、外部導体13にスロット13aが形成されていない部位では、外部導体13によって遮蔽されるため電磁波がケーブル型アンテナ10の外部に漏洩しない。一方、スロット13aが形成された部位では、スロット13aを通して電磁波がケーブル型アンテナ10Aの外部に漏洩する。この漏洩した電磁波により無線通信を行うことができる。
RFIDタグ30は、電源を有さない、いわゆるパッシブ型であってもよい。ケーブル型アンテナ10、10Aは、例えばUHF帯(例えば920MHz程度)の高周波信号を用いて、パッシブ型のRFIDタグ30との間で無線通信を行うことができる。
図4に示すように、RFIDタグ30は、タグ本体31と、インピーダンス整合部32と、2つのアンテナ部33と、を有する。
タグ本体31は、インピーダンス整合部32、アンテナ部33、および対象物品Kを保持するための部材である。タグ本体31は、例えばプラスチックの板や、絶縁体により形成された基板であってもよい。タグ本体31には、第1孔31aおよび第2孔31bが形成されている。例えば、第1孔31aを用いてRFIDタグ30をフック25あるいはリングRに係止し、第2孔31bを用いて対象物品KをRFIDタグ30に係止してもよい。
インピーダンス整合部32は、チップ32aと、整合回路32bと、を有している。チップ32aには、対象物品Kを識別するための識別情報が書き込まれている。識別情報に加えて、管理情報(例えば取出日時、返却日時など)がチップ32aに書き込み可能となっていてもよい。整合回路32bは、アンテナ部33が送受信した電磁波に基づいてチップ32aに読み書きするためのインピーダンス整合を行う。図4では、整合回路32bがチップ32aの外側に配置されている。ただし、整合回路32bはチップ32aの内部に組み込まれていてもよい。アンテナ部33は、ケーブル型アンテナ10との間で電磁波の送受信を行う。
本実施形態のRFIDタグ30は、2つのアンテナ部33の間にインピーダンス整合部32が配置されている。より詳しくは、2つのアンテナ部33がインピーダンス整合部32から直線状に延出し、かつ、一方のアンテナ部33は他方のアンテナ部33に対して逆方向にインピーダンス整合部32から延出している。各アンテナ部33は、蛇行したアンテナ回路33aと、矩形状のパッド33bと、を含む。アンテナ回路33aはパッド33bと整合回路32bとの間に位置している。ただし、アンテナ部33の数および形状は適宜変更してもよい。
次に、RFIDタグ30およびケーブル型アンテナ10の位置関係と、無線通信の特性と、の関係を説明する。
図5A~図5Eに示すように、ケーブル型アンテナ10とRFIDタグ30との位置関係を異ならせた5つの条件において、RFIDタグ30をケーブル型アンテナ10に対して長手方向(X方向)に移動させながら、RSSI(Received Signal Strength Indication)を測定した。以下の説明では、2つのアンテナ部33がインピーダンス整合部32から延びる方向をY方向とする。
なお、ケーブル型アンテナ10に対するRFIDタグ30のY方向およびZ方向における位置を一定としたまま、RFIDタグ30をX方向に移動させるために、RFIDタグ30を保持する棒状の保持部材40を用いた。図5A~図5Eの各条件では、全長1mのケーブル型アンテナ10を、湾曲させず平面上に一直線に延ばして配置した。図5A~図5Eにおいてケーブル型アンテナ10を配置した平面は、図1に示す物品管理装置1の取付面21を模している。ケーブル型アンテナ10とRFIDタグ30との間の間隔は3cmとした。ケーブル型アンテナ10に入力する電力は30dBmとした。
図5Aの条件では、インピーダンス整合部32がケーブル型アンテナ10に対してZ方向において対向するように、RFIDタグ30を保持部材40で保持した。
図5Bの条件では、アンテナ部33がケーブル型アンテナ10に対してZ方向において対向するように、RFIDタグ30を保持部材40で保持した。
図5Cの条件では、RFIDタグ30がケーブル型アンテナ10に対してZ方向において対向しないように、RFIDタグ30を保持部材40で保持した。
図5Dの条件では、Y方向において2cm離隔して配置された2本のケーブル型アンテナ10が、アンテナ部33に対してZ方向において対向するように、RFIDタグ30を保持部材40で保持した。
図5Eの条件では、2本のケーブル型アンテナ10をY方向において互いに接するように配置し、2本のケーブル型アンテナ10がZ方向においてアンテナ部33に対向するように、RFIDタグ30を保持部材40で保持した。
図6A~図6Eは、図5A~図5Eの各条件におけるRSSI測定結果を示している。例えば図6Aは図5Aの条件に対応し、図6Bは図5Bの条件に対応している。図6A~図6Eのグラフにおいて、横軸はRFIDタグ30のX方向における位置であり、縦軸はRSSI(単位はdBm)である。図6D、図6Eに示す「ケーブル1」「ケーブル2」は、図5D、図5Eの条件における2本のケーブル型アンテナ10にそれぞれ対応する。
図6A~図6Eに示すように、いずれの条件においても、RSSIが-70dBmより大きくなった。本願発明者らが検討したところ、RSSIが-70dBmより大きければ、ケーブル型アンテナ10とRFIDタグ30との間で無線通信を行うことは可能である。すなわち、図5A~図5Eのいずれの条件においても無線通信を行うことが可能である。
特に、ケーブル型アンテナ10が配置された平面(物品管理装置1における取付面21)に直交する方向(すなわちZ方向)から見て、ケーブル型アンテナ10とアンテナ部33とが重なるように配置された図5Bの条件(図6B参照)では、RSSIの値がケーブル型アンテナ10の全長にわたって大きい。すなわち、ケーブル型アンテナ10の全長にわたってより安定した無線通信を行うことが可能であることが確認された。
また、複数のケーブル型アンテナ10を用いた図5D、図5Eの条件では、ダイバーシチ効果によって、より安定した無線通信を行うことが可能であることが確認された。
一方、図6Cに示すように、RFIDタグ30がケーブル型アンテナ10に対してZ方向において対向しない条件(図5C参照)では、他の条件と比較して無線通信の状態が不安定となり、RSSIの値が測定できない場合も生じた。これにより、RFIDタグ30がケーブル型アンテナ10に対してZ方向において対向する構成(すなわち、正面視においてケーブル型アンテナ10がRFIDタグ30と重なる構成)の優位性が確認された。
次に、ケーブル型アンテナ10に対するRFIDタグ30の姿勢が無線通信性能に及ぼす影響について説明する。
図7A~図7Cに示すように、全長1.5mのケーブル型アンテナ10を平面P上に一直線に配置し、ケーブル型アンテナ10に0dBmの電力を入力した。周波数は920MHzとし、外部導体13が設けられていない領域Aの長手方向(X方向)における長さは、波長λの1/4倍(約82mm)とした。1/2波長のダイポールアンテナ100を用いて、ケーブル型アンテナ10から受信したX成分、Y成分、Z成分の電力を測定した。ダイポールアンテナ100とケーブル型アンテナ10との間の間隔は100mmとした。
ダイポールアンテナ100は、支持部101および2つのアンテナ部102を有する。ダイポールアンテナ100の2つのアンテナ部102は、RFIDタグ30における2つのアンテナ部33に対応する。図7Aの配置はX成分の電力(Ex成分)、図7Bの配置はZ成分の電力(Ez成分)、図7Cの配置はY成分の電力(Ey成分)をそれぞれ測定可能である。図7A~図7Cにおいて、ダイポールアンテナ100を、ケーブル型アンテナ10の長手方向(X方向)に沿って移動させた。
図8Aのグラフは、上記のように測定したEx成分、Ey成分、Ez成分の大きさを示している。図8Aにおいて、横軸はX方向の位置であり、縦軸はダイポールアンテナ100により受信された電力の大きさである。図8Aに示すように、Ez成分の大きさが、Ey成分およびEx成分よりも大きい結果となった。これは、図7Bに示す配置が、図7A、図7Cに示す配置よりも、ケーブル型アンテナ10との無線通信を行う上で有利であることを示す。この結果をRFIDタグ30に応用すると、アンテナ部33がインピーダンス整合部32から延びている方向と、RFIDタグ30およびケーブル型アンテナ10が対向する方向と、が一致していることが好ましい。
図8Bには、容量結合方式のケーブル型アンテナ10に代えて、スロット方式のケーブル型アンテナ10A(図3参照)を用いて、Ex成分、Ey成分、Ez成分を測定した結果を示す。ケーブル型アンテナ10Aを用いた点以外の条件は、図8Aに示すデータを取得した条件と同様である。図8Bに示すように、ケーブル型アンテナ10Aを用いた場合も、Ez成分が大きくなる。したがって、スロット方式のケーブル型アンテナ10Aを用いた場合も、アンテナ部33がインピーダンス整合部32から延びている方向と、RFIDタグ30およびケーブル型アンテナ10が対向する方向と、を一致させてもよい。また、図8Bでは、Ex成分も大きくなっている。したがって、スロット方式のケーブル型アンテナ10Aを用いた場合、アンテナ部33がインピーダンス整合部32から延びている方向と、ケーブル型アンテナ10Aの長手方向と、を一致させてもよい。
次に、容量結合方式のケーブル型アンテナ10において、外部導体13が設けられていない領域Aの長手方向における長さが、無線通信性能に及ぼす影響を確認した結果を説明する。図8Cに示す「1/4λ」のグラフは、図8Aに示す「Ez成分」のグラフと同じである。図8Cの「1/5λ」「1/3λ」のグラフは、長手方向(X方向)における領域Aの長さを、それぞれ1/5λ(約65mm)、1/3λ(109mm)としてEz成分を測定した結果である。
図8Cに示すように、領域Aの長さが1/4λの場合に最もEz成分の受信電力が大きくなった。しかしながら、領域Aの長さが1/3λ、1/5λの場合も、1/4λとほぼ同様の受信電力が得られることが判った。以上の結果から、外部導体13が設けられていない領域Aの長さは、1/5λ~1/3λの範囲内とすることで、良好な無線通信性能を得ることができる。
次に、物品管理装置1を用いてRFIDタグ30の読取実験を行った結果を説明する。図1に示すような物品管理装置1を用意した。物品管理装置1は、30個のフック25を有しており、30個のRFIDタグ30を取り付け可能となっている。各フック25の位置に対応させて、1~30までの番号を付し、各RFIDタグ30から返信されるRSSIを測定した。表1において「鍵番号」は、図1の各フック25の番号1~30に対応する。ケーブル型アンテナ10は、正面視において、30個のRFIDタグ30と交差するように配置されている。
Figure 2022032189000002
表1に示すように、物品管理装置1では30個のRFIDタグ30を全て読み取り可能であり、RSSIの平均値は-36dBmであった。このように、物品管理装置1によって、各RFIDタグ30との間で安定して無線通信を行うことが可能であった。
以上説明したように、本実施形態の物品管理装置1は、複数のRFIDタグ30と、複数のRFIDタグ30を取り付け可能な取付面21を有する取付部材20と、取付面21に沿って配置されたケーブル型アンテナ10と、を備える。そして、取付面21に垂直な方向から見た正面視において、ケーブル型アンテナ10は、取付面21に取り付けられた複数のRFIDタグ30と重なる。ケーブル型アンテナ10が通信可能な領域は、ケーブル型アンテナ10の長さや取付部材20に対する配置を変更することで容易に変更可能であり、ケーブル型アンテナ10自体の構造を変更する必要はない。したがって、本実施形態によれば、無線通信可能な領域を容易に変更可能な物品管理装置1を提供することができる。
また、複数のRFIDタグ30はそれぞれアンテナ部33およびインピーダンス整合部32を有し、正面視において、複数のアンテナ部33とケーブル型アンテナ10とが重なってもよい。この場合、図5B、図6Bにおいて示した通り、RFIDタグ30とケーブル型アンテナ10との間でより安定して無線通信を行うことができる。
また、ケーブル型アンテナ10は、内部導体11と、内部導体11を覆う絶縁体12と、絶縁体12を覆う外部導体13と、を有し、ケーブル型アンテナ10の端部に、外部導体13が設けられていない領域Aがあってもよい。この場合、外部導体13が設けられた部分では内部導体11および外部導体13がそれぞれ発する磁界が互いに相殺される。一方、外部導体13が設けられていない領域Aでは、磁界のバランスが崩れ、微弱な電流がケーブル型アンテナ10の表面に生じる。この微弱な電流がケーブル型アンテナ10の表面上を長手方向に伝搬することで、ケーブル型アンテナ10と複数のRFIDタグ30との間で無線通信を行うことが可能となる。そして、このようなケーブル型アンテナ10を用いることで、より安定してRFIDタグ30との間で無線通信を行うことができる。
また、ケーブル型アンテナ10は、複数のRFIDタグ30との間の間隔が3cm以下となるように配置されてもよい。この場合、図5A~図5Eおよび図6A~図6Eにおいて示した通り、RSSI値を-70dBm以上として、より安定した無線通信が可能となる。
また、物品管理装置1は、並べて配置された複数のケーブル型アンテナ10を備えてもよい。この場合、図5D、図5E、図6D、図6Eにおいて示した通り、ダイバーシチ効果によって、より安定した無線通信が可能となる。
また、アンテナ部33がインピーダンス整合部32から延びている方向と、RFIDタグ30およびケーブル型アンテナ10が対向する方向と、が一致してもよい。この場合、図7B、図8A図8Bに示した通り、ケーブル型アンテナ10、10Aから放射される電磁波のうち、強度の高いEz成分を送受信することで、より安定した無線通信が可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図9に示すように、本実施形態の物品管理装置1Aは、第2取付部材20Aをさらに備えている。
取付部材20と第2取付部材20Aとは蝶番50により回動可能に連結されている。第2取付部材20Aは、扉板26Aを有している。第2取付部材20Aは、扉板26Aが取付部材20の開口部を閉じた姿勢と前記開口部を開いた姿勢との間で回動可能に構成されている。すなわち、第2取付部材20Aが取付部材20の開口部を開閉する扉を兼ねている。第2取付部材20Aの構成は、取付部材20と同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、第2取付部材20Aは図1の取付部材20のような箱型でなく、単なる板状でもよい。蝶番50以外の構造により、第2取付部材20Aを取付部材20に連結してもよい。
第2取付部材20Aは、複数のRFIDタグ30を取り付け可能な第2取付面21Aを有している。第2取付面21Aは、扉板26Aの内側の面(第2取付部材20Aが閉じられた状態において、取付部材20の取付面21と対向する面)である。第2取付面21Aに沿って、第2のケーブル型アンテナ10が配置されている。第2のケーブル型アンテナ10は、扉板26Aの内側に配置されてもよいし、扉板26Aの内部に埋設されてもよい。第2のケーブル型アンテナ10が扉板26Aの内部に埋設された場合も、扉板26Aが例えば樹脂製であれば、扉板26Aを透過する電磁波によって第2のケーブル型アンテナ10とRFIDタグ30との間で無線通信を行うことができる。なお、取付部材20の取付面21に沿って配置されたケーブル型アンテナ10の一部を、第2取付面21Aに沿って配置することも可能である。すなわち、1つのケーブル型アンテナ10を、取付面21および第2取付面21Aに沿って配置してもよい。
図9に示すように、第2取付面21Aに垂直な方向から見て、第2のケーブル型アンテナ10は、第2取付面21Aに取り付けられた複数のRFIDタグ30と重なっている。これにより、第1実施形態で説明した通り、第2のケーブル型アンテナ10とRFIDタグ30との間で安定して無線通信を行うことができる。
さらに、本実施形態によれば、取付部材20の扉として第2取付部材20Aを兼用しつつ、管理可能なRFIDタグ30の数を増やすことができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態の取付部材20は箱型であったが、取付部材20は箱型でなくてもよい。具体的には、取付部材20は上壁22、下壁23、および一対の側壁24の一部または全部を有していなくてもよい。あるいは、取付部材20の開口部を開閉する扉が、例えば一対の側壁24に対して回動可能に設けられてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
例えば、図3に示すようなスロット方式のケーブル型アンテナ10Aを、第2実施形態における第2のケーブル型アンテナとして用いてもよい。
1、1A…物品管理装置 10、10A…ケーブル型アンテナ 11…内部導体 12…絶縁体 13…外部導体 20…取付部材 20A…第2取付部材 21…取付面 21A…第2取付面 30…RFIDタグ 32…インピーダンス整合部 33…アンテナ部 A…領域

Claims (7)

  1. 複数のRFIDタグと、
    複数の前記RFIDタグを取り付け可能な取付面を有する取付部材と、
    前記取付面に沿って配置されたケーブル型アンテナと、を備え、
    前記取付面に垂直な方向から見た正面視において、前記ケーブル型アンテナは、前記取付面に取り付けられた複数の前記RFIDタグと重なる、物品管理装置。
  2. 複数の前記RFIDタグはそれぞれアンテナ部およびインピーダンス整合部を有し、
    前記正面視において、複数の前記アンテナ部と前記ケーブル型アンテナとが重なる、請求項1に記載の物品管理装置。
  3. 前記ケーブル型アンテナは、内部導体と、前記内部導体を覆う絶縁体と、前記絶縁体を覆う外部導体と、を有し、
    前記ケーブル型アンテナの端部に、前記外部導体が設けられていない領域がある、請求項1または2に記載の物品管理装置。
  4. 前記ケーブル型アンテナは、複数の前記RFIDタグとの間の間隔が3cm以下となるように配置されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の物品管理装置。
  5. 並べて配置された複数の前記ケーブル型アンテナを備える、請求項1から4のいずれか1項に記載の物品管理装置。
  6. 複数の前記RFIDタグはそれぞれアンテナ部およびインピーダンス整合部を有し、
    前記アンテナ部が前記インピーダンス整合部から延びている方向と、前記RFIDタグおよび前記ケーブル型アンテナが対向する方向と、が一致している、請求項1から5のいずれか1項に記載の物品管理装置。
  7. 前記取付部材に対して回動可能に連結され、複数のRFIDタグを取り付け可能な第2取付面を有する第2取付部材をさらに備える、請求項1から6のいずれか1項に記載の物品管理装置。
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