JP2022029925A - 情報システム、情報処理装置、承認端末、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、当該承認に対応するトークンに関する処理を行えなかった。【解決手段】トークンに関する処理の依頼を識別する依頼識別子を有する依頼情報を依頼端末から受信する依頼受信部と、2以上の各承認装置から送信された承認情報を受信する承認受信部と、依頼受信部が受信した依頼情報が有する依頼識別子を用いて依頼特定情報を取得し、当該依頼特定情報に対応する承認情報であり、承認受信部が受信した承認情報が予め決められた条件を満たすか否かを判断する承認判断部と、承認判断部が予め決められた条件を満たすと判断した場合に、依頼識別子に対応する処理であり、トークンに関するトークン処理を行うトークン処理部とを具備する、情報処理装置により、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、当該承認に対応するトークンに関する処理を行える。【選択図】図3

Description

本発明は、ブロックチェーンにおいて、トークンに関する処理を行う情報システム等に関するものである。
従来、トークンの取引を、円滑かつ効率的に行なうためのトークン取引支援システムがあった(例えば、特許文献1参照)。
当該トークン取引支援システムにおいて、取引支援サーバの制御部は、アクセスしたユーザ端末からユーザ認証情報を取得して、ユーザ認証を行ない、ユーザ認証を完了した場合、ユーザが保有するすべてのウォレットを特定し、各ウォレットにおける各仮想通貨及び各トークンの残高情報を取得し、各取引所サーバから、各仮想通貨及び各トークンの取引価格情報を取得し、ユーザ端末に、残高情報及び取引価格情報を出力する、といったシステムである。
特開2020-53082号公報
しかしながら、従来技術においては、ブロックチェーンにおけるトークンに関する処理について、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、当該承認に対応するトークンに関する処理を行うことができなかった。
そのため、例えば、ユーザが鍵情報を紛失した場合のリカバリー処理等の特定の処理について、適切なリカバリーが行えなかった。
本第一の発明の情報システムは、トークンに関する処理の依頼を識別する依頼識別子を有する依頼情報を送信する依頼端末と、依頼に対する承認を示す承認情報を送信する2以上の承認装置と、情報処理装置とを具備する情報システムであり、依頼端末は、依頼情報を受け付ける端末受付部と、依頼情報を情報処理装置に送信する端末送信部とを具備し、承認装置は、秘密鍵が格納される第一承認格納部と、承認する対象の依頼を特定する依頼特定情報が格納される第二承認格納部と、依頼に対する承認の指示である承認指示を受け付ける承認受付部と、承認受付部が承認指示を受け付けた後に、秘密鍵を用いて依頼特定情報を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する承認取得部と、承認情報を情報処理装置に送信する承認送信部とを具備し、情報処理装置は、依頼端末から送信された依頼情報を受信する依頼受信部と、2以上の各承認装置から送信された承認情報を受信する承認受信部と、依頼受信部が受信した依頼情報が有する依頼識別子を用いて依頼特定情報を取得し、依頼特定情報に対応する承認情報であり、承認受信部が受信した承認情報が予め決められた条件を満たすか否かを判断する承認判断部と、承認判断部が予め決められた条件を満たすと判断した場合に、依頼識別子に対応する処理であり、トークンに関するトークン処理を行うトークン処理部とを具備する、情報システムである。
かかる構成により、ブロックチェーンにおけるトークンに関する処理について、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、当該承認に対応するトークンに関する処理を行える。
また、本第二の発明の情報システムは、第一の発明に対して、承認装置は、第一端末と第二端末とを具備し、第一端末は、秘密鍵が格納される第一承認格納部と、秘密鍵を第二端末に送信する第一送信部とを具備し、第二端末は、承認する対象の依頼を特定する依頼特定情報が格納される第二承認格納部と、依頼に対する承認の指示である承認指示を受け付ける承認受付部と、秘密鍵を第一端末から受信する第二受信部と、秘密鍵を用いて依頼特定情報を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する承認取得部と、情報処理装置に承認情報を送信する承認送信部とを具備する情報システムである。
かかる構成により、ブロックチェーンにおけるトークンに関する処理について、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、当該承認に対応するトークンに関する処理を行える。
また、本第三の発明の情報システムは、第一の発明に対して、承認装置は、第一端末と第二端末とを具備し、第一端末は、秘密鍵が格納される第一承認格納部と、第二端末から依頼特定情報を受信する第一受信部と、秘密鍵を用いて依頼特定情報を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する承認取得部と、情報処理装置に承認情報を送信する承認送信部とを具備し、第二端末は、承認する対象の依頼を特定する依頼特定情報が格納される第二承認格納部と、依頼に対する承認の指示である承認指示を受け付ける承認受付部と、承認受付部が承認指示を受け付けた後に、依頼特定情報を第一端末に送信する第二送信部とを具備する情報システムである。
かかる構成により、ブロックチェーンにおけるトークンに関する処理について、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、当該承認に対応するトークンに関する処理を行える。
また、本第四の発明の情報システムは、第一から第三いずれか1つの発明に対して、情報処理装置は、依頼受信部が依頼情報を受信した後に、依頼情報が有する依頼識別子により識別される依頼に対応する承認を行うか否かを問い合わせる問合情報を2以上の承認装置に送信する問合送信部をさらに具備し、承認受信部は、問合送信部による問合情報の送信の後に、承認情報を受信し、承認装置は、問合情報を受信する問合受信部をさらに具備し、依頼特定情報は、問合情報に対応する情報である、情報システムである。
かかる構成により、ブロックチェーンにおけるトークンに関する処理について、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、当該承認に対応するトークンに関する処理を行える。
また、本第五の発明の情報システムは、第一から第三いずれか1つの発明に対して、情報処理装置と依頼端末との間の通信、および情報処理装置と2以上の各承認装置との間の通信は、閉域網を用いた通信である情報システムである。
かかる構成により、ブロックチェーンにおけるトークンに関する処理について、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、当該承認に対応するトークンに関する処理をより安全に行える。
また、本第六の発明の情報システムは、第一から第五いずれか1つの発明に対して、トークン処理部は、トークンを利用するために必要な鍵情報を紛失した場合の対するリカバリー処理を行う情報システムである。
かかる構成により、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、鍵を紛失したユーザに対するリカバリー処理が適切に行える。
また、本第七の発明の情報システムは、第六の発明に対して、リカバリー処理は、鍵情報に対応するトークンの保有者であるユーザを識別するユーザ識別子を他のユーザ識別子に変更する処理である情報システムである。
かかる構成により、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、鍵を紛失したユーザのトークンの他のユーザへの移転の処理が適切に行える。
また、本第八の発明の情報システムは、第一から第七いずれか1つの発明に対して、情報処理装置は、予め決められた条件、およびトークン処理の内容について記載されているスマートコントラクト情報が格納されるスマートコントラクト格納部をさらに具備し、承認判断部は、承認受信部が受信した承認情報が、スマートコントラクト情報に記載されている予め決められた条件を満たすか否かを判断し、トークン処理部は、スマートコントラクト情報に記載されているトークン処理の内容に基づいて、トークン処理を行う、情報システムである。
かかる構成により、ブロックチェーンにおけるトークンに関する処理について、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、当該承認に対応するトークンに関する処理を行える。
また、本第九の発明の情報システムは、第一から第八いずれか1つの発明に対して、情報処理装置には、承認期間に関する期間情報が格納されており、承認判断部は、期間情報に対応する承認情報が、予め決められた条件を満たすか否かを判断する、情報システムである。
かかる構成により、ブロックチェーンにおけるトークンに関する処理について、予め決められた期間内の承認が条件を満たす場合に、当該承認に対応するトークンに関する処理を行える。
また、本第十の発明の情報処理装置は、トークンに関する処理の依頼を識別する依頼識別子を有する依頼情報を依頼端末から受信する依頼受信部と、2以上の各承認装置から送信された承認情報を受信する承認受信部と、依頼受信部が受信した依頼情報が有する依頼識別子を用いて依頼特定情報を取得し、依頼特定情報に対応する承認情報であり、承認受信部が受信した承認情報が予め決められた条件を満たすか否かを判断する承認判断部と、承認判断部が予め決められた条件を満たすと判断した場合に、依頼識別子に対応する処理であり、トークンに関するトークン処理を行うトークン処理部とを具備する情報処理装置である。
かかる構成により、ブロックチェーンにおけるトークンに関する処理について、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、当該承認に対応するトークンに関する処理を行える。
また、本第十一の発明の承認端末は、トークンに関する処理の依頼であり、承認する対象の依頼を特定する依頼特定情報が格納される第二承認格納部と、依頼に対する承認の指示である承認指示を受け付ける承認受付部と、秘密鍵を第一端末から受信する第二受信部と、秘密鍵を用いて依頼特定情報を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する承認取得部と、情報処理装置に承認情報を送信する承認送信部とを具備する承認端末である。
かかる構成により、ブロックチェーンにおけるトークンに関する処理について、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、当該承認に対応するトークンに関する処理を行える。
また、本第十二の発明の承認端末は、秘密鍵が格納される第一承認格納部と、トークンに関する処理の依頼であり、承認する対象の依頼を特定する依頼特定情報を第二端末から受信する第一受信部と、秘密鍵を用いて依頼特定情報を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する承認取得部と、情報処理装置に承認情報を送信する承認送信部とを具備する承認端末である。
かかる構成により、ブロックチェーンにおけるトークンに関する処理について、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、当該承認に対応するトークンに関する処理を行える。
本発明による情報システムによれば、ブロックチェーンにおけるトークンに関する処理について、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、当該承認に対応するトークンに関する処理を行える。
実施の形態1における情報システムAの概念図 同情報システムAのブロック図 同情報システムAを構成する情報処理装置3のブロック図 同第二端末22の動作例について説明するフローチャート 同情報処理装置3の動作例について説明するフローチャート 同依頼情報管理表を示す図 同情報システムAの動作概要を説明する図 実施の形態2における情報システムBの概念図 同情報システムBのブロック図 同第一端末41の動作例について説明するフローチャート 同第二端末42の動作例について説明するフローチャート 上記実施の形態におけるコンピュータシステムの概観図 同コンピュータシステムのブロック図
以下、情報システム等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、ブロックチェーンにおいて、依頼端末からの依頼に対する承認情報を受信し、当該受信した2以上の承認情報が予め決められた条件を満たすと判断した場合に、当該依頼に対応する処理を実行する情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。なお、承認情報は、2以上の各承認装置から秘密鍵によって署名された情報である。
また、本実施の形態において、承認装置は、秘密鍵が格納される第一端末、および秘密鍵を受信し、承認情報を送信する第二端末を有する。つまり、本実施の形態において、承認装置は、物理的に分離された2つの装置を有する。また、承認装置と情報処理装置との間の通信は、閉域網を用いた通信であることは好適である。また、閉域網は、例えば、LTE閉域網、VPNである。また、依頼に対応する処理は、鍵を紛失したユーザに対するリカバリー処理であることは好適である。また、リカバリー処理は、例えば、別ユーザへのトークンの移転のための処理である。さらに、情報処理装置は、スマートコントラクトに従って動作を行うことは好適である。
また、本実施の形態において、依頼端末から送信された依頼情報を受信した後、当該依頼情報に対する承認を求める問合情報を1以上の第二端末に送信し、当該1以上の各第二端末から承認情報を受信し、当該承認情報が予め決められた条件を満たすと判断した場合に、依頼に対応する処理を実行する情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、承認期間に関する情報が管理されており、承認期間内において受信された承認情報を用いて、予め決められた条件を満たすか否かを判断する情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、1または2以上の依頼端末1、1または2以上の承認装置2、および情報処理装置3を備える。また、承認装置2は、第一端末21、および第二端末22を備える。
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。また、図3は、情報システムAを構成する情報処理装置3のブロック図である。
情報システムAを構成する依頼端末1は、端末格納部11、端末受付部12、端末処理部13、端末送信部14、端末受信部15、および端末出力部16を備える。
第一端末21は、第一承認格納部211、第一処理部212、第一送信部213を備える。
第二端末22は、第二承認格納部221、承認受付部222、第二受信部223、第二処理部224、および承認送信部225を備える。第二受信部223は、問合受信部2231を備える。第二処理部224は、承認取得部2241を備える。
情報処理装置3は、格納部31、受信部32、処理部33、および送信部34を備える。格納部31は、スマートコントラクト格納部311を備える。受信部32は、依頼受信部321、承認受信部322を備える。処理部33は、承認判断部331、およびトークン処理部332を備える。送信部34は、問合送信部341を備える。
依頼端末1を構成する端末格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述する依頼情報である。
端末受付部12は、各種の情報や指示を受け付ける。各種の情報や指示とは、例えば、依頼情報、送信指示である。
依頼情報とは、トークンに関する処理の依頼に関する情報である。依頼情報は、例えば、依頼識別子を有する。依頼識別子とは、トークンに関する処理の依頼を識別する情報である。依頼識別子は、例えば、ID、または依頼内容を示す文字列等である。依頼情報は、例えば、第一ユーザ識別子と第二ユーザ識別子とを含む。第一ユーザ識別子は、トークンの所有者である第一ユーザを識別する情報である。第二ユーザ識別子は、第一ユーザとは異なるユーザである第二ユーザを識別する情報である。第一ユーザ識別子と第二ユーザ識別子とは、例えば、ユーザID、電話番号、メールアドレス等である。第一ユーザ識別子と第二ユーザ識別子とは異なる情報である。
送信指示とは、依頼情報を情報処理装置3に送信する指示である。送信指示は、通常、依頼情報を有する。なお、依頼情報の受け付けにより、依頼情報が送信されても良い。
ここでの受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
依頼情報の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
端末処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、端末受付部12が受け付けた情報や指示を、送信する情報や指示の構造にする処理である。各種の処理とは、例えば、端末受信部15が受信した情報を出力するデータ構造にする処理である。
端末送信部14は、端末処理部13が構成した依頼情報を情報処理装置3に送信する。端末処理部13が構成した依頼情報は、端末受付部12が受け付けた依頼情報である、と言っても良い。
端末受信部15は、情報処理装置3から情報を受信する。かかる情報は、例えば、依頼情報が受け付けられた旨の情報、依頼情報の送信結果である。依頼情報の送信結果は、例えば、依頼情報に対応する依頼が承認されたか否かである。依頼情報の送信結果は、例えば、承認された場合の結果に関する情報である。承認された場合の結果に関する情報とは、例えば、トークンの所有者が変更された旨の情報、トークンの変更された所有者に関する情報である。
端末出力部16は、各種の情報を出力する。各種の情報は、端末処理部13が構成した情報である。各種の情報は、例えば、依頼情報、依頼情報が受け付けられた旨の情報、依頼情報の送信結果等である。
ここで出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
承認装置2は、第一端末21と第二端末22とを具備する。なお、承認装置2は、第一端末21と第二端末22との機能を有する一体の装置でも良い。かかる場合、第一端末21と第二端末22との間の通信は行われない。
第一端末21を構成する第一承認格納部211には、秘密鍵が格納される。秘密鍵が格納されるまでの過程は問わない。
第一処理部212は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、第一承認格納部211の秘密鍵を読み出す処理である。
第一送信部213は、第一処理部212が読み出した秘密鍵を第二端末22に送信する。第一送信部213は、自律的に秘密鍵を第二端末22に送信しても良いし、第二端末22からの指示の受信に応じて秘密鍵を第二端末22に送信しても良い。自律的に秘密鍵を第二端末22に送信する場合の頻度、時間的間隔等は問わない。
第二端末22を構成する第二承認格納部221には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、承認者識別子、依頼特定情報、秘密鍵である。承認者識別子は、承認装置2を使用するユーザを識別する情報である。承認者識別子は、承認者を識別する情報である、と言っても良い。承認者識別子は、ユーザ識別子の一例である、と考えても良い。
第二承認格納部221における依頼特定情報等の格納は、一時的な格納でも良い。第二承認格納部221の依頼特定情報は、通常、情報処理装置3から送信された情報である。ただし、第二承認格納部221の依頼特定情報は、承認受付部222が受け付けた情報でも良い。依頼特定情報を取得するルートは問わない。
依頼特定情報は、承認する対象の依頼を特定する情報である。ここでの依頼は、トークンに関する処理の依頼である。承認する対象とは、トークンに関する処理、またはトークンである。また、依頼特定情報は、例えば、後述する問合情報に対応する情報である。依頼特定情報は、依頼識別子でも良いし、依頼識別子に対応する情報でも良いし、依頼情報でも良い。
第二承認格納部221における秘密鍵は、第一端末21から受信された情報である。
承認受付部222は、承認指示等を受け付ける。承認指示等とは、例えば、承認指示、問合指示である。
承認指示とは、依頼に対して承認することを示す指示である。ここでの依頼は、トークンに関する処理の依頼である。依頼に対する承認の指示は、依頼特定情報に対する承認の指示と同じである、と考えても良い。承認指示は、例えば、依頼識別子、または依頼特定情報を有する。
問合指示とは、承認が必要な依頼が情報処理装置3に存在するか否かを問い合わせる指示である。問合指示は、通常、承認者を識別するユーザ識別子を有する。
承認指示等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。承認受付部222は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
第二受信部223は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、秘密鍵、問合情報である。
第二受信部223は、秘密鍵を第一端末21から受信する。かかる受信は、例えば、近距離無線通信による受信である。近距離無線通信は、例えば、Bluetooth(登録商標)、NFC等であるが、通信手段は問わない。
第二受信部223は、承認指示の受け付けに応じて、秘密鍵を受信しても良い。常時または定期的または連続的に、秘密鍵を受信していても良い。
問合受信部2231は、問合情報を受信する。問合受信部2231は、情報処理装置3から問合情報を受信する。問合情報とは、依頼情報が有する依頼識別子により識別される依頼に対応する承認を行うか否かを問い合わせるための情報である。問合情報は、通常、依頼識別子または依頼特定情報を有する。
なお、第二受信部223と問合受信部2231との通信手段は、各々、異なっていても良い。例えば、第二受信部223の通信は近距離無線通信により、問合受信部2231は閉域網またはインターネットによる通信でも良い。
第二処理部224は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、承認取得部2241が行う処理である。各種の処理とは、例えば、承認受付部222が受け付けた指示等を送信するデータ構造にする処理である。各種の処理とは、例えば、問合受信部2231が受信した情報を出力するデータ構造にする処理である。各種の処理とは、例えば、第二承認格納部221に格納されているユーザ識別子を読み出し、当該ユーザ識別子を含む問合指示を構成する処理である。
承認取得部2241は、承認受付部222が承認指示を受け付けた後に、受信された秘密鍵を用いて依頼特定情報を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する。署名とは、いわゆるデジタル署名である。署名は、秘密鍵を用いて、依頼特定情報を含む情報を暗号化し、承認情報を取得する処理である。なお、署名の処理は、公知技術であるので、ここでの説明は省略する。
また、承認指示を受け付けた後とは、承認受付部222が承認指示を受け付けたことに応じて、という意味に解しても良い。つまり、承認取得部2241は、承認指示の受け付けに応じて、承認情報を構成しても良い。
依頼特定情報を含む情報は、通常、承認者識別子を有するが、依頼特定情報だけでも良い。
承認送信部225は、承認取得部2241が取得した承認情報を情報処理装置3に送信する。承認送信部225は、問合指示を情報処理装置3に送信しても良い。なお、送信される承認情報は、通常、暗号化されている。
第二出力部226は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、依頼特定情報である。
ここで出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
情報処理装置3を構成する格納部31には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述するスマートコントラクト情報、鍵情報、依頼情報、期間情報、ユーザ毎のポイント、トークン、端末識別子である。
鍵情報は、承認情報を復号化するための鍵の情報である。鍵情報は、通常、秘密鍵である。格納部31の鍵情報は、依頼情報に対応付いても良いし、一つでも良い。鍵情報は、スマートコントラクト情報の中に含まれていても良い。
期間情報とは、承認期間に関する情報である。期間情報は、依頼情報に対応付いていても良いし、一つでも良い。期間情報は、例えば、スマートコントラクト情報の中に存在する。
ユーザ毎のポイントとは、承認者であるユーザが承認した場合のポイントである。つまり、ユーザ毎のポイントが使用される場合は、通常、承認に対してユーザ毎の重み付けがある場合である。
スマートコントラクト格納部311には、スマートコントラクト情報が格納される。スマートコントラクト情報とは、スマートコントラクトのプログラムが記載された情報である。スマートコントラクト情報は、通常、スマートコントラクトのプログラムが記載されたファイルである。スマートコントラクト情報は、例えば、予め決められた条件、およびトークン処理の内容について記載されている。予め決められた条件とは、承認に関する条件である。予め決められた条件とは、依頼に対する承認が認められるための条件である。予め決められた条件は、例えば、依頼に対する承認の強さに関する条件である。予め決められた条件は、例えば、依頼に対する承認が認められるための最低の承認数を示す情報、依頼に対する承認が認められるための承認数の割合を特定する情報、依頼に対する承認が認められるための最低の承認ポイントを示す情報である。なお、承認ポイントは、例えば、各承認者に対応付けて格納されているポイントの合計である。スマートコントラクト情報は、例えば、オーナーを特定するオーナー識別子に対応付いている。オーナーは、スマートコントラクト情報を変更できる権限を有する者である。オーナー識別子は、ID、氏名等、問わない。オーナー識別子に対応付いていることは、オーナー識別子を含むことでも良く、スマートコントラクト情報のデータ構造は問わない。
ここでのトークンとは、ブロックチェーンにおけるトークンである。トークンは、いわゆる仮想通貨である。トークンは、通常、ユーザ識別子に対応付いている。ユーザ識別子は、対応付いているトークンの所有者を識別する情報である。なお、情報処理装置3は、トークンを管理しても良いし、管理しなくても良い。
端末識別子は、承認装置2を識別する情報である。端末識別子は、第二端末22を識別する情報である、と言っても良い。端末識別子は、承認者を識別する情報でも良い。ここで、承認者は、承認者の候補を含んでも良い。
受信部32は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、依頼情報、承認情報、問合指示である。
依頼受信部321は、依頼端末1から送信された依頼情報を受信する。依頼情報は、トークンに関する処理の依頼を識別する依頼識別子を有する。
なお、依頼受信部321が依頼情報を受信したことに応じて、問合送信部341が問合情報を2以上の承認装置2に送信しても良い。また、かかる場合、問合情報を送信する先の2以上の各承認装置2の装置識別子は、例えば、格納部31に格納されている。また、問合情報を送信する先の2以上の各承認装置2の装置識別子は、例えば、受信された依頼情報に含まれる。承認装置2の装置識別子は、承認装置2と通信するための情報であれば良く、例えば、承認装置2のID、IPアドレス、メールアドレス等である。
承認受信部322は、2以上の各承認装置2から送信された承認情報を受信する。承認受信部322が2以上の各承認装置2から承認情報を受信するタイミングは問わない。なお、承認装置2からの送信とは、実施の形態1では、第二端末22からの送信である。また、承認装置2からの送信とは、実施の形態2では、第一端末41からの送信である。
承認受信部322は、例えば、問合送信部341による問合情報の送信の後に、承認情報を受信する。ここで、送信の後に承認情報を受信することは、問合送信部341による問合情報の送信に応じて承認情報を受信することでも良い。
処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、承認判断部331、トークン処理部332が行う処理である。
処理部33は、例えば、受信された承認情報を、受信された日時または送信された日時と対にして、格納部31に蓄積する。処理部33は、例えば、承認情報が受信された場合に、図示しない時計から日時を取得し、当該日時を承認情報に対応付けて、格納部31に蓄積する。処理部33は、例えば、承認情報が受信された場合に、当該承認情報と対に受信された日時(依頼端末1から送信された日時を示す情報)と承認情報とを対にして、格納部31に蓄積する。
処理部33は、例えば、問合指示の受信に応じて、問合情報を構成する。つまり、処理部33は、例えば、問合指示が有する承認者識別子に対応する依頼を識別する依頼識別子を取得し、当該依頼識別子を有する問合情報を構成する。また、処理部33は、例えば、問合指示が有する承認者識別子で識別される承認者が未承認の依頼を識別する依頼識別子を取得し、当該依頼識別子を有する問合情報を構成する。
承認判断部331は、依頼情報に対する依頼を承認するか否かを、承認受信部322が受信した承認情報を用いて判断する。
承認判断部331は、例えば、依頼受信部321が受信した依頼情報が有する依頼識別子を用いて依頼特定情報を取得し、当該依頼特定情報に対応する承認情報であり、承認受信部322が受信した承認情報が予め決められた条件を満たすか否かを判断する。承認受信部322が受信した承認情報は、通常、2以上であるが、一つである場合もあり得る。また、依頼特定情報に対応する承認情報とは、依頼識別子に対応する承認情報でも良いことは言うまでもない。
なお、予め決められた条件は、例えば、依頼に対する承認が認められるための最低の承認数を示す情報、依頼に対する承認が認められるための承認数の割合を特定する情報、依頼に対する承認が認められるための最低の承認ポイントを示す情報である。
承認判断部331は、例えば、承認受信部322が受信した1または2以上の承認情報が、スマートコントラクト情報に記載されている予め決められた条件を満たすか否かを判断する。
承認判断部331は、例えば、期間情報に対応する承認情報が、予め決められた条件を満たすか否かを判断する。なお、かかる場合、受信された承認情報は、受信された日時または送信された日時と対にして、格納部31に蓄積される。
承認判断部331は、通常、格納部31に格納されている鍵情報(通常、秘密鍵)を用いて、承認情報を復号化し、復号化した情報から依頼特定情報を取得する。そして、承認判断部331は、例えば、依頼特定情報に対応する依頼識別子に対する変数「承認数」を1、インクリメントする。なお、復号化した情報が依頼特定情報であっても良い。また、依頼特定情報は、依頼識別子のみでも良く、依頼識別子以外の情報を含んでも良い。なお、変数「承認数」の初期値は「0」である。
「承認情報が予め決められた条件を満たすか否か」とは、例えば、「格納している鍵を用いて、2以上の各承認情報から取得した2以上の依頼特定情報が予め決められた条件を満たすか否か」である。
トークン処理部332は、承認判断部331が予め決められた条件を満たすと判断した場合に、依頼識別子に対応するトークン処理を行う。トークン処理は、トークンに関する処理である。
トークン処理は、ブロックチェーン技術を用いて、発生したトランザクションをブロックチェーンプラットフォームにブロードキャストする処理であることは好適である。
トークン処理は、例えば、リカバリー処理である。リカバリー処理とは、通常、トークンの取引きにおける処理は含まれない。リカバリー処理とは、例えば、トークン移転処理、鍵情報通知処理、鍵情報変更処理、オーナー変更処理、トークンロック処理、ロック解除処理、手数料変更処理である。
トークン移転処理とは、鍵情報を紛失したユーザのトークンの他のユーザへの移転の処理である。トークン移転処理は、例えば、鍵情報に対応するトークンの保有者であるユーザを識別するユーザ識別子を他のユーザ識別子に変更する処理である。トークン移転処理は、例えば、トークンに対応付けられているユーザ識別子を、別のユーザ識別子に書き換える処理である。また、トークン移転処理は、例えば、図示しないトークンの管理装置に、特定のトークンに対応付けられているユーザ識別子を、別のユーザ識別子に書き換えることを指示する処理である。
鍵情報通知処理は、例えば、特定のトークンに対応する鍵情報であり、トークンを使用する場合に必要な鍵情報を、ユーザに通知する処理である。なお、通知のための処理は、鍵情報の通信手段を用いた送信、鍵情報を印刷した郵便物の印刷等である。また、鍵情報は、通常、トークンまたはユーザ識別子に対応付けて、格納部31または図示しない外部の装置に格納されている。
鍵情報変更処理は、例えば、特定のトークンに対応する鍵情報を新たな鍵情報に書き換え、かつ当該新たな鍵情報をユーザに通知する処理である。
オーナー変更処理は、スマートコントラクト情報に対応して管理されているオーナー識別子を変更する処理である。
トークンロック処理は、トークンの移転、削除等のトークンに対する処理を実行することができないようにする処理である。トークンロック処理は、例えば、ロックがかかっていることを示すフラグを当該トークンに対応付けて蓄積する処理である。トークンロック処理は、例えば、トークンに対する処理権限における「書き込み」の権限を削除する処理である。
ロック解除処理は、トークンロック処理によりロックがかかったトークンのロックを解除するための処理である。ロック解除処理は、例えば、ロックがかかっていることを示すフラグを削除する処理、ロックがかかっていないことを示すフラグを付加する処理、トークンに対する処理権限における「書き込み」の権限を付加する処理等である。
手数料変更処理は、トークンに対する処理の手数料を特定する手数料情報を変更する処理である。手数料情報は、トークンに対応付いていても良いし、ユーザに対応付いていても良い。手数料情報は、例えば、「X%」「100円」等である。
トークン処理部332は、上述したように、トークンを利用するために必要な鍵情報を紛失した場合の対するリカバリー処理を行うことは好適である。
トークン処理部332は、例えば、スマートコントラクト情報に記載されているトークン処理の内容に基づいて、トークン処理を行う。
送信部34は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、依頼情報を受け付けた旨の情報、承認情報を受け付けた旨の情報、問合情報である。
問合送信部341は、依頼受信部321が依頼情報を受信した後に、依頼情報が有する依頼識別子により識別される依頼に対応する承認を行うか否かを問い合わせる問合情報を2以上の承認装置2に送信する。問合送信部341は、格納部31に格納されている端末識別子で識別される承認装置2に問合情報を送信する。なお、承認装置2への送信は、ここでは、第二端末22への送信である。
問合送信部341は、問合指示の受信に応じて、問合情報を送信しても良い。なお、問合情報は、処理部33が構成した情報である。問合情報は、依頼識別子を有する。
端末格納部11、第一承認格納部211、第二承認格納部221、格納部31、およびスマートコントラクト格納部311は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
端末格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が端末格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が端末格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が端末格納部11等で記憶されるようになってもよい。
端末受付部12、および承認受付部222は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末処理部13、第一処理部212、第二処理部224、承認取得部2241、処理部33、承認判断部331、およびトークン処理部332は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。端末処理部13の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
端末送信部14、第一送信部213、承認送信部225、送信部34、および問合送信部341は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
端末受信部15、第二受信部223、問合受信部2231、受信部32、依頼受信部321、および承認受信部322は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
端末出力部16は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部16は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システムAの動作例について説明する。まず、依頼端末1の動作例について説明する。
依頼端末1の端末受付部12は、ユーザから依頼情報を受け付ける。次に、端末処理部13は、端末受付部12が受け付けた依頼情報を、送信するデータ構造の依頼情報にする。端末送信部14は、端末処理部13が構成した依頼情報を情報処理装置3に送信する。
また、依頼情報の送信に応じて、端末受信部15は、情報処理装置3から依頼情報が受け付けられた旨の情報を受信する。端末処理部13は、端末受信部15が受信した情報を、出力する構造のデータにする。端末出力部16は、依頼情報が受け付けられた旨の情報を出力する。
次に、第一端末21の動作例について説明する。第一端末21の第一処理部212は、第一承認格納部211の秘密鍵を読み出す。次に、第一送信部213は、第一処理部212が読み出した秘密鍵を第二端末22に送信する。
次に、図4のフローチャートを用いて、第二端末22の動作例について説明する。
(ステップS401)承認受付部222は、問合指示を受け付けたか否かを判断する。問合指示を受け付けた場合はステップS402に行き、問合指示を受け付けなかった場合はステップS406に行く。
(ステップS402)第二処理部224は、第二承認格納部221に格納されている承認者識別子を読み出す。また、第二処理部224は、当該承認者識別子を含む問合指示を構成する。承認送信部225は、当該問合指示を情報処理装置3に送信する。
(ステップS403)問合受信部2231は、問合指示の送信に応じて、問合情報を受信したか否かを判断する。問合情報を受信した場合はステップS404に行き、問合情報を受信しなかった場合はステップS403に戻る。
(ステップS404)第二処理部224は、ステップS403で受信された問合情報に含まれる依頼特定情報を取得する。そして、第二処理部224は、当該依頼特定情報を、少なくとも第二承認格納部221に一時蓄積する。
(ステップS405)第二出力部226は、ステップS404で取得された依頼特定情報を出力する。ステップS401に戻る。
(ステップS406)第二受信部223は、秘密鍵を第一端末21から受信したか否かを判断する。秘密鍵を受信した場合はステップS407に行き、受信しなかった場合はステップS408に行く。
(ステップS407)第二処理部224は、ステップS406で受信された秘密鍵を第二承認格納部221に一時蓄積する。ステップS401に戻る。
(ステップS408)承認受付部222は、承認者が入力した承認指示を受け付けたか否かを判断する。承認指示を受け付けた場合はステップS409に行き、承認指示を受け付けなかった場合はステップS401に戻る。なお、承認者は、通常、出力された依頼特定情報をチェックした後、承認指示を入力する。
(ステップS409)承認取得部2241は、第二承認格納部221から秘密鍵、および承認者識別子を取得する。また、承認取得部2241は、出力されている依頼特定情報が有する依頼識別子を取得する。
(ステップS410)承認取得部2241は、ステップS409で取得された秘密鍵を用いて、依頼識別子または依頼特定情報、および承認者識別子を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する。
(ステップS411)承認送信部225は、ステップS410で取得された承認情報を情報処理装置3に送信する。ステップS401に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、情報処理装置3からプッシュ型の通信により、問合情報を受信しても良い。
また、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、図5のフローチャートを用いて、情報処理装置3の動作例について説明する。
(ステップS501)依頼受信部321は、依頼端末1から送信された依頼情報を受信したか否かを判断する。依頼情報を受信した場合はステップS502に行き、依頼情報を受信しなかった場合はステップS505に行く。
(ステップS502)処理部33は、依頼識別子を取得する。なお、依頼識別子の取得方法は問わない。処理部33は、例えば、ステップS501で受信された依頼情報から依頼識別子を取得する。処理部33は、例えば、ユニークな依頼識別子を生成する。なお、依頼識別子を生成するアルゴリズムは問わない。依頼識別子を生成するアルゴリズムは、例えば、最新の依頼識別子に「1」を加算する処理である。
また、ステップS501で受信された依頼情報が有する依頼識別子と、ステップS502で取得する依頼識別子とが異なる情報でも良い。また、ステップS501で受信された依頼情報は、依頼識別子を有さなくても良い。
(ステップS503)処理部33は、ステップS501で受信された依頼情報を用いて、依頼特定情報を構成する。依頼特定情報は、ステップS502で取得した依頼識別子を有することは好適である。また、依頼特定情報は、依頼識別子に対応付いていても良い。
(ステップS504)処理部33は、ステップS503で構成した依頼特定情報を、格納部31に蓄積する。ステップS501に戻る。
(ステップS505)受信部32は、第二端末22から問合指示を受信したか否かを判断する。問合指示を受信した場合はステップS506に行き、問合指示を受信しなかった場合はステップS508に行く。
(ステップS506)処理部33は、ステップS505で受信した問合指示に対応する依頼特定情報を格納部31から取得する。そして、処理部33は、当該依頼特定情報を有する問合情報を構成する。
なお、問合指示に対応する依頼特定情報とは、例えば、問合指示が有する承認者識別子に対応する依頼特定情報である。また、問合指示に対応する依頼特定情報とは、例えば、格納部31に格納されている1または2以上の依頼特定情報である。
(ステップS507)送信部34は、ステップS506で取得された問合情報を、問合指示を送信した第二端末22に送信する。ステップS501に戻る。
(ステップS508)承認受信部322は、承認情報を受信したか否かを判断する。承認情報を受信した場合はステップS509に行き、承認情報を受信しなかった場合はステップS510に行く。なお、承認情報は、第二端末22のユーザである承認者を識別する承認者識別子に対応付いていることは好適である。
(ステップS509)処理部33は、ステップS508で受信された承認情報を格納部31に蓄積する。ステップS501に戻る。
なお、処理部33は、通常、承認者識別子に対応付けて承認情報を格納部31に蓄積する。処理部33は、通常、依頼情報に対応付けて承認情報を格納部31に蓄積する。
また、ここで、処理部33は、鍵情報を用いて、ステップS508で受信された承認情報を復号化し、復号化した承認情報を取得し、格納部31に蓄積しても良い。
(ステップS510)承認判断部331は、承認判断を行うか否かを判断する。承認判断を行う場合はステップS511に行き、承認判断を行わない場合はステップS501に戻る。なお、承認判断部331は、例えば、承認情報を受信する毎に、承認判断を行うと判断する。また、承認判断部331は、例えば、依頼情報を受信してから、予め決められた期間が経過した時に承認判断を行うと判断する。また、承認判断部331は、例えば、依頼情報を受信してから、期間情報が示す期間が経過した時に承認判断を行うと判断する。また、承認判断部331は、例えば、定期的に承認判断を行うと判断する。
(ステップS511)承認判断部331は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS512)承認判断部331は、承認の対象となる依頼情報に対して、i番目の承認情報が格納部31に格納されているか否かを判断する。i番目の承認情報が格納されている場合にはステップS513に行き、i番目の承認情報が格納されていない場合にはステップS517に行く。
(ステップS513)承認判断部331は、スマートコントラクト格納部331のスマートコントラクト情報に含まれる秘密鍵を用いて、格納部31に格納されているi番目の承認情報を復号化し、復号化された承認情報を取得する。
(ステップS514)承認判断部331は、ステップS513で取得された承認情報が正当な情報であるか否かを判断する。正当な情報であればステップS515に行き、不当な情報であればステップS516に行く。
(ステップS515)承認判断部331は、変数「承認数」に1を加える。なお、変数「承認数」の初期値は、「0」である。
(ステップS516)承認判断部331は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS512に戻る。
(ステップS517)承認判断部331は、変数「承認数」の値が予め決められた条件を満たすか否かを判断する。予め決められた条件を満たす場合はステップS518に行き、予め決められた条件を満たさない場合はステップS501に戻る。なお、予め決められた条件は、例えば、変数「承認数」の値が閾値以上または閾値より多いこと、「変数「承認数」の値/承認者全員の数」(承認者の割合)が閾値以上または閾値より多いことである。承認者全員の数は、例えば、格納部31に格納さえている。
(ステップS518)トークン処理部332は、依頼情報に対応するトークン処理を行う。ステップS501に戻る。
なお、図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作について説明する。情報システムAの概念図は図1である。本具体例において、依頼端末1と情報処理装置3との間の通信、承認装置2と情報処理装置3との間の通信は、LTE閉域網を用いた通信である、とする。また、本具体例において、トークン処理は、トークン移転処理である、とする。
今、格納部31には、図6に示す依頼情報管理表が格納されている、とする。依頼情報管理表は、依頼を管理する表である。依頼情報管理表は、依頼特定情報を管理する表である、とも言える。
依頼情報管理表は、「ID」「依頼識別子」「ユーザ識別子」「他ユーザ識別子」「日時情報」「承認情報」「承認可否」「フラグ」を有するレコードが格納される。「ID」は、レコードを識別する情報である。「依頼識別子」は依頼を識別する情報であり、「R」と数値とが結合した文字列である。「ユーザ識別子」は、トークンを移転させる元のユーザの識別子である。つまり、「ユーザ識別子」は、移転前のトークンの保有者のユーザの識別子である。「他ユーザ識別子」は、トークンを移転させる先のユーザの識別子である。つまり、「他ユーザ識別子」は、移転後のトークンの保有者のユーザの識別子である。「日時情報」は、ここでは、依頼情報が受信された日である。「承認情報」は、依頼に対して承認した承認者の識別子である。「承認可否」は、承認判断部331の判断の結果(「OK」または「NG」)である。「フラグ」は、承認の判断が完了したか(値が「1」)、承認の判断が未完了か(値が「0」)を示す情報である。
また、格納部31には、期限情報「10日」が格納されている。期限情報「10日」は、依頼情報の受信から10日以内に受信した承認情報に基づいて、承認判断部331は、依頼に対して承認するか否かを判断する、ことを示す。
スマートコントラクト格納部311のスマートコントラクト情報には、予め決められた条件「3名の承認者の全員の承認が得られること」、トークン処理「依頼情報が有するユーザ識別子と対になるトークンに対して、当該ユーザ識別子を他ユーザ識別子に書き換える処理が記載されている。
なお、かかる処理の記述は、例えば、「トークン=search(ユーザ識別子) ;rewrite(トークン.ユーザ識別子,他ユーザ識別子)」である。なお、「トークン=search(ユーザ識別子)」は、ユーザ識別子と対になるトークンを検索する関数である。「rewrite(トークン.ユーザ識別子,他ユーザ識別子)」は、検索されたトークンと対になるユーザ識別子を、他ユーザ識別子に書き換える関数である。
かかる状況において、依頼端末1のユーザは、ユーザ識別子「U512」、他ユーザ識別子「U908」を有する依頼情報を依頼端末1に入力した、とする。なお、かかる依頼情報は、ユーザ識別子「U512」で識別されるユーザが保有するトークンを、他ユーザ識別子「U908」で識別されるユーザに移転する処理を行うことの依頼を示す情報である。
次に、依頼端末1の端末受付部12は、当該依頼情報を受け付ける。次に、端末処理部13は、端末受付部12が受け付けた依頼情報を、送信するデータ構造の依頼情報(例えば、「依頼 U512,U908」)にする。端末送信部14は、端末処理部13が構成した依頼情報「依頼 U512,U908」を情報処理装置3にLTE閉域網を経由して送信する。
次に、情報処理装置3の依頼受信部321は、依頼端末1から送信された依頼情報「依頼 U512,U908」を受信する。次に、処理部33は、新しい依頼識別子「R128」を取得する。なお、今まで存在する依頼識別子の数値部分の最大値が「127」であり、処理部33は、かかる「127」に「1」を加算し、「R128」を得た、とする。
次に、処理部33は、受信された依頼情報、取得した依頼識別子「R128」、およびフラグの初期値「0」等を用いて、依頼特定情報「依頼識別子=R128,ユーザ識別子=U512,他ユーザ識別子=U908,日時情報=2020/4/22,フラグ=0」を構成する。なお、処理部33は、図示しない時計から、「日時情報=2020/4/22」を取得した、とする。なお、ここで、日時情報は、日付であるが、時刻をも有しても良い。
次に、処理部33は、構成した依頼特定情報を、図6の依頼情報管理表に蓄積する。なお、かかるレコードは、「ID=128」のレコードである。また、この段階では、承認者からの承認を受け付けていないので、「承認情報」「承認可否」の属性値はNULLである。
また、承認者Aは、自分が承認すべき依頼が存在するか否かを問い合わせるために、自分の第一端末21に問合指示を入力した、とする。
すると、第一端末21の承認受付部222は、問合指示を受け付ける。次に、第二処理部224は、第二承認格納部221に格納されている承認者識別子「M01」を読み出す。また、第二処理部224は、当該承認者識別子を含む問合指示「問合 M01」を構成する。承認送信部225は、当該問合指示「問合 M01」を情報処理装置3に送信する。
次に、情報処理装置3の受信部32は、第二端末22から問合指示を受信する。そして、処理部33は、本日から期限情報「10日」を超えない日時情報と対になり、フラグ「0」(承認判断が行われていない)であり、受信した問合指示「問合 M01」が有する承認者識別子「M01」が承認情報の中に存在しない「ID=128」の依頼特定情報を図6から取得する。なお、取得した依頼特定情報は、「依頼識別子=R128,ユーザ識別子=U512,他ユーザ識別子=U908,フラグ=0」である。
次に、送信部34は、依頼特定情報は、「依頼識別子=R128,ユーザ識別子=U512,他ユーザ識別子=U908,フラグ=0」を含む問合情報を、問合指示を送信した承認者Aの第二端末22に送信する。
次に、承認者Aの第二端末22による問合指示の送信に応じて、第二端末22の問合受信部2231は、問合情報を受信する。次に、第二処理部224は、受信された問合情報に含まれる依頼特定情報を取得する。そして、第二処理部224は、当該依頼特定情報を、少なくとも第二承認格納部221に一時蓄積する。また、第二出力部226は、取得された依頼特定情報を出力する。
承認者Aは、出力された依頼特定情報を見て、当該依頼を承認するために承認指示を、第二端末22に入力した、とする。
次に、第二端末22の承認受付部222は、承認指示を受け付ける。承認取得部2241は、第二承認格納部221に格納されている秘密鍵を読み出す。なお、かかる秘密鍵は、第二受信部223が第一端末21から受信した情報である。
次に、承認取得部2241は、第二承認格納部221の承認者識別子「M01」を読み出し、当該承認者識別子「M01」と、依頼特定情報が有する「依頼識別子=R128,ユーザ識別子=U512,他ユーザ識別子=U908」とを有する情報に対して、秘密鍵を用いて署名の処理を行い、承認情報を構成する。そして、承認送信部225は、取得された承認情報を情報処理装置3に送信する。
次に、情報処理装置3の承認受信部322は、LTE閉域網を経由して、第二端末22から承認情報を受信する。
次に、処理部33は、受信された承認情報を格納部31に蓄積する。なお、ここで、処理部33は、受信された承認情報を、格納部31の秘密鍵を用いて復号化し、当該復号化した承認情報を格納部31に蓄積しても良い。また、蓄積された承認情報は、「依頼識別子=R128」に対応付いている。
以上の処理を、承認者Aのみならず、承認者識別子「M02」で識別される承認者B、承認者識別子「M03」で識別される承認者Cも行った、とする。つまり、格納部31に、承認者Aの承認情報、承認者Bの承認情報、承認者Cの承認情報が、依頼識別子「R128」に対応付けられた蓄積された、とする。
また、承認判断部331は、依頼識別子「R128」で識別される依頼に対して、承認判断を行うタイミングになった、と判断した、とする。
承認判断部331は、例えば、依頼識別子「R128」と対になる承認者Aの承認情報を、格納部の秘密鍵を用いて復号化し、「M01」を含む承認情報を取得する。また、承認判断部331は、当該承認者識別子「M01」を、依頼識別子「R128」と対になる承認情報として、図6に追記する。同様に、承認判断部331は、承認者識別子「M02」「M03」の各々を、依頼識別子「R128」と対になる承認情報として、図6に追記する。以上により、依頼識別子「R128」と対に、承認情報「M01,M02,M03」が蓄積された。
また、承認判断部331は、承認情報「M01,M02,M03」が予め決められた条件「3名の承認者の全員の承認が得られること」を満たす、と判断する。そして、承認判断部331は、依頼識別子「R128」と対にして、属性値「承認可否=OK,フラグ=1」を図6の依頼情報管理表に記録する。
次に、トークン処理部332は、依頼情報に対応するトークン処理を行う。つまり、トークン処理部332は、「トークン=search(U512) ;rewrite(トークン.U512,U908)」を実行し、U512で識別されるユーザのトークンを、U908で識別される他ユーザのトークンとなるような移転処理を行う。
また、図7を用いて、情報システムAの動作概要について説明する。図7において、依頼端末1と、第一端末21および第二端末22の1または2以上の組とは、論理的には発行体オフィスに属する。発行体オフィスとは、トークンの発光に関わる論理的なオフィスである。
また、発行体オフィスの各端末と情報処理装置3とは、LTE閉域網を経由して、通信を行う。
そして、依頼端末1から、リモート接続により、LTE閉域網を経由して、情報処理装置3に、トークンに関する処理の依頼に関する依頼情報が送信される(701)。
そして、情報処理装置3が依頼情報を受信すると、トランザクションDB(702)に、未署名トランザクション(未承認の依頼特定情報(例えば、図6の「ID=128」のレコード)が蓄積される。
次に、承認者Aが、第二端末22に問合指示を入力すると、第二端末22は、未署名トランザクションを照合するための指示を、LTE閉域網を経由して、情報処理装置3に送信する(703)。そして、未署名トランザクション(未承認の依頼特定情報)が、LTE閉域網を経由して、情報処理装置3から第二端末22に送信される。
次に、第二端末22は、未署名トランザクションを受信し、出力する。
そして、未署名トランザクションを確認した承認者Aが、第二端末22に承認指示を入力すると、第二端末22は、第一端末21から受信した秘密鍵を用いて、署名を行い、暗号化された承認情報が、LTE閉域網を経由して、第二端末22から情報処理装置3に送信される(704)。
次に、情報処理装置3は、承認者Aからの承認情報を受信し、格納している秘密鍵(705)を用いて、承認情報の復号化処理を行い、復号化された承認情報を蓄積する。
また、例えば、承認者Bも、自分の第二端末22に対して、承認者Aと同様の操作を行った場合には、情報処理装置3等は、同様に、承認者Bからの復号化された承認情報を蓄積する。
そして、一の依頼特定情報に対して、予め決められた条件を満たすほどの強い承認が得られた場合に、当該一の依頼特定情報に対応する依頼に対する承認が得られたと、情報処理装置3は判断し、一の依頼特定情報に対応するトークン処理を行う。また、情報処理装置3は、トークン処理の結果、発生するトランザクションを、ブロックチェーンプラットフォーム(706)に対して、ブロードキャストする(707)。
また、例えば、依頼端末1からトークンの発行依頼が入力された場合、かかる発行依頼が情報処理装置3に送信され、情報処理装置3がトークン発行の処理を行うとともに、かかるトークン発行の処理(トランザクション)がブロックチェーンプラットフォーム(706)に対して、ブロードキャストされる(707)。
なお、図7において、第一端末21および第二端末22は、論理的な一の組織に属するとしたが、第一端末21および第二端末22は、別組織に属する端末でも良く、分散して配置されていても良いことは言うまでもない。
以上、本実施の形態によれば、ブロックチェーンにおけるトークンに関する処理について、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、当該承認に対応するトークンに関する処理を行える。
また、本実施の形態によれば、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、鍵を紛失したユーザに対するリカバリー処理が適切に行える。
さらに、本実施の形態によれば、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、鍵を紛失したユーザのトークンの他のユーザへの移転の処理が適切に行える。
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。
また、本実施の形態における第二端末22を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、トークンに関する処理の依頼であり、承認する対象の依頼を特定する依頼特定情報が格納される第二承認格納部にアクセス可能なコンピュータを、前記依頼に対する承認の指示である承認指示を受け付ける承認受付部と、秘密鍵を第一端末から受信する第二受信部と、前記秘密鍵を用いて前記依頼特定情報を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する承認取得部と、情報処理装置に前記承認情報を送信する承認送信部として機能させるためのプログラムである。
また、本実施の形態における情報処理装置3を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、トークンに関する処理の依頼を識別する依頼識別子を有する依頼情報を依頼端末から受信する依頼受信部と、2以上の各承認装置から送信された承認情報を受信する承認受信部と、前記依頼受信部が受信した前記依頼情報が有する依頼識別子を用いて依頼特定情報を取得し、当該依頼特定情報に対応する承認情報であり、前記承認受信部が受信した前記承認情報が予め決められた条件を満たすか否かを判断する承認判断部と、前記承認判断部が前記予め決められた条件を満たすと判断した場合に、前記依頼識別子に対応する処理であり、トークンに関するトークン処理を行うトークン処理部として機能させるためのプログラムである。
(実施の形態2)
本実施の形態において、実施の形態1との差異は、情報処理装置3との通信は、第二端末ではなく、第一端末が行う点である。
図8は、本実施の形態における情報システムBの概念図である。情報システムBは、1または2以上の依頼端末1、1または2以上の承認装置4、および情報処理装置3を備える。
図9は、本実施の形態における情報システムBのブロック図である。情報システムBを構成する承認装置4は、第一端末41、および第二端末42を備える。
第一端末41は、第一承認格納部211、第一受信部411、第一処理部412、および承認送信部225を備える。第一処理部412は、承認取得部2241を備える。
第二端末42は、第二承認格納部221、承認受付部222、および第二送信部421を備える。
第一端末41を構成する第一受信部411は、第二端末42または情報処理装置3から各種の情報が指示を受信する。第一受信部411は、例えば、第二端末42から問合指示を受信する。第一受信部411は、例えば、第二端末42から依頼特定情報を受信する。依頼特定情報は、承認する対象の依頼を特定する情報である。依頼は、トークンに関する処理の依頼である。第一受信部411は、例えば、問合情報を情報処理装置3から受信する。
第一受信部411は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
第一処理部412は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、承認取得部2241が行う処理である。
第一処理部412は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。第一処理部412の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
第二端末42を構成する第二送信部421は、承認受付部222が承認指示を受け付けた後に、依頼特定情報を第一端末41に送信する。
第二送信部421は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
次に、情報システムBの動作例について説明する。まず、第一端末41の動作例について、図10のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1001)第一受信部411は、第二端末42から問合指示を受信したか否かを判断する。問合指示を受信した場合はステップS1002に行き、問合指示を受信しなかった場合はステップS1005に行く。
(ステップS1002)第一処理部412は、第一承認格納部211に格納されている承認者識別子を読み出す。また、第一処理部412は、当該承認者識別子を含む問合指示を構成する。承認送信部225は、当該問合指示を情報処理装置3に送信する。
(ステップS1003)第一受信部411は、情報処理装置3から問合情報をから受信したか否かを判断する。問合情報を受信した場合はステップS1006に行き、問合情報を受信しなかった場合はステップS1003に戻る。
(ステップS1004)承認送信部225は、ステップS1003で受信された問合情報を第二端末42に送信する。ステップS1001に戻る。
(ステップS1005)第一受信部411は、第二端末42から依頼特定情報を受信したか否かを判断する。依頼特定情報を受信した場合はステップS1006に行き、依頼特定情報を受信しなかった場合はステップS1001に戻る。
(ステップS1006)承認取得部2241は、第一承認格納部211から秘密鍵、および承認者識別子を取得する。また、承認取得部2241は、ステップS1005で受信されている依頼特定情報が有する依頼識別子を取得する。
(ステップS1007)承認取得部2241は、ステップS1006で取得された秘密鍵を用いて、依頼識別子または依頼特定情報、および承認者識別子を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する。
(ステップS1008)承認送信部225は、ステップS1007で取得された承認情報を情報処理装置3に送信する。ステップS1001に戻る。
なお、図10のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、第二端末42の動作例について、図11のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1101)承認受付部222は、問合指示を受け付けたか否かを判断する。問合指示を受け付けた場合はステップS1102に行き、問合指示を受け付けなかった場合はステップS1106に行く。
(ステップS1102)第二処理部224は、送信するデータ構造の問合指示を構成する。第二送信部421は、当該問合指示を第一端末41に送信する。
(ステップS1103)問合受信部2231は、問合指示の送信に応じて、第一端末41から問合情報を受信したか否かを判断する。問合情報を受信した場合はステップS1104に行き、問合情報を受信しなかった場合はステップS1103に戻る。
(ステップS1104)第二処理部224は、ステップS1103で受信された問合情報に含まれる依頼特定情報を取得する。そして、第二処理部224は、当該依頼特定情報を、少なくとも第二承認格納部221に一時蓄積する。
(ステップS1105)第二出力部226は、ステップS1104で取得された依頼特定情報を出力する。ステップS1101に戻る。
(ステップS1106)承認受付部222は、承認指示を受け付けたか否かを判断する。承認指示を受け付けた場合はステップS1107に行き、承認指示を受け付けなかった場合はステップS1101に戻る。
(ステップS1107)第二端末42は、ステップS1106における承認指示の受け付けに応じて、依頼特定情報を構成する。
(ステップS1108)第二送信部421は、ステップS1107で構成された依頼特定情報を第一端末41に送信する。ステップS1101に戻る。
なお、図11のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以上、本実施の形態によれば、ブロックチェーンにおけるトークンに関する処理について、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、当該承認に対応するトークンに関する処理を行える。
また、本実施の形態によれば、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、鍵を紛失したユーザに対するリカバリー処理が適切に行える。
さらに、本実施の形態によれば、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、鍵を紛失したユーザのトークンの他のユーザへの移転の処理が適切に行える。
なお、本実施の形態における第一端末41を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、秘密鍵が格納される第一承認格納部にアクセス可能なコンピュータを、トークンに関する処理の依頼であり、承認する対象の依頼を特定する依頼特定情報を第二端末から受信する第一受信部と、前記秘密鍵を用いて前記依頼特定情報を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する承認取得部と、情報処理装置に前記承認情報を送信する承認送信部として機能させるためのプログラムである。
また、図12は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報システム等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図12は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図13は、システム300のブロック図である。
図12において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図13において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報システム等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報システム等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる情報システムは、ブロックチェーンにおけるトークンに関する処理について、予め決められた条件を満たす承認が行われた場合に、当該承認に対応するトークンに関する処理を行えるという効果を有し、ブロックチェーンにおけるサーバ装置等として有用である。
1 依頼端末
2、4 承認装置
3 情報処理装置
11 端末格納部
12 端末受付部
13 端末処理部
14 端末送信部
15 端末受信部
16 端末出力部
21、41 第一端末
22、42 第二端末
31 格納部
32 受信部
33 処理部
34 送信部
211 第一承認格納部
212、412 第一処理部
213 第一送信部
221 第二承認格納部
222 承認受付部
223 第二受信部
224 第二処理部
225 承認送信部
226 第二出力部
311 スマートコントラクト格納部
321 依頼受信部
322 承認受信部
331 承認判断部
332 トークン処理部
341 問合送信部
411 第一受信部
421 第二送信部
2231 問合受信部
2241 承認取得部

Claims (18)

  1. トークンに関する処理の依頼を識別する依頼識別子を有する依頼情報を送信する依頼端末と、前記依頼に対する承認を示す承認情報を送信する2以上の承認装置と、情報処理装置とを具備する情報システムであり、
    前記依頼端末は、
    依頼情報を受け付ける端末受付部と、
    前記依頼情報を前記情報処理装置に送信する端末送信部とを具備し、
    前記承認装置は、
    秘密鍵が格納される第一承認格納部と、
    承認する対象の依頼を特定する依頼特定情報が格納される第二承認格納部と、
    前記依頼に対する承認の指示である承認指示を受け付ける承認受付部と、
    前記承認受付部が前記承認指示を受け付けた後に、前記秘密鍵を用いて前記依頼特定情報を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する承認取得部と、
    前記承認情報を前記情報処理装置に送信する承認送信部とを具備し、
    前記情報処理装置は、
    前記依頼端末から送信された前記依頼情報を受信する依頼受信部と、
    前記2以上の各承認装置から送信された前記承認情報を受信する承認受信部と、
    前記依頼受信部が受信した依頼情報が有する依頼識別子を用いて依頼特定情報を取得し、当該依頼特定情報に対応する承認情報であり、前記承認受信部が受信した前記承認情報が予め決められた条件を満たすか否かを判断する承認判断部と、
    前記承認判断部が前記予め決められた条件を満たすと判断した場合に、前記依頼識別子に対応する処理であり、トークンに関するトークン処理を行うトークン処理部とを具備する、情報システム。
  2. 前記承認装置は、第一端末と第二端末とを具備し、
    前記第一端末は、
    秘密鍵が格納される第一承認格納部と、
    前記秘密鍵を前記第二端末に送信する第一送信部とを具備し、
    前記第二端末は、
    承認する対象の依頼を特定する依頼特定情報が格納される第二承認格納部と、
    前記依頼に対する承認の指示である承認指示を受け付ける承認受付部と、
    前記秘密鍵を前記第一端末から受信する第二受信部と、
    前記秘密鍵を用いて前記依頼特定情報を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する承認取得部と、
    前記情報処理装置に前記承認情報を送信する承認送信部とを具備する請求項1記載の情報システム。
  3. 前記承認装置は、第一端末と第二端末とを具備し、
    前記第一端末は、
    前記秘密鍵が格納される第一承認格納部と、
    前記第二端末から前記依頼特定情報を受信する第一受信部と、
    前記秘密鍵を用いて前記依頼特定情報を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する承認取得部と、
    前記情報処理装置に前記承認情報を送信する承認送信部とを具備し、
    前記第二端末は、
    承認する対象の依頼を特定する依頼特定情報が格納される第二承認格納部と、
    前記依頼に対する承認の指示である承認指示を受け付ける承認受付部と、
    前記承認受付部が前記承認指示を受け付けた後に、前記依頼特定情報を前記第一端末に送信する第二送信部とを具備する請求項1記載の情報システム。
  4. 前記情報処理装置は、
    前記依頼受信部が前記依頼情報を受信した後に、当該依頼情報が有する依頼識別子により識別される依頼に対応する承認を行うか否かを問い合わせる問合情報を前記2以上の承認装置に送信する問合送信部をさらに具備し、
    前記承認受信部は、
    前記問合送信部による前記問合情報の送信の後に、前記承認情報を受信し、
    前記承認装置は、
    前記問合情報を受信する問合受信部をさらに具備し、
    前記依頼特定情報は、前記問合情報に対応する情報である、請求項1から請求項3いずれか一項に記載の情報システム。
  5. 前記情報処理装置と前記依頼端末との間の通信、および前記情報処理装置と前記2以上の各承認装置との間の通信は、閉域網を用いた通信である請求項1から請求項3いずれか一項に記載の情報システム。
  6. 前記トークン処理部は、
    トークンを利用するために必要な鍵情報を紛失した場合の対するリカバリー処理を行う請求項1から請求項5いずれか一項に記載の情報システム。
  7. 前記リカバリー処理は、
    前記鍵情報に対応するトークンの保有者であるユーザを識別するユーザ識別子を他のユーザ識別子に変更する処理である請求項6記載の情報システム。
  8. 前記情報処理装置は、
    前記予め決められた条件、および前記トークン処理の内容について記載されているスマートコントラクト情報が格納されるスマートコントラクト格納部をさらに具備し、
    前記承認判断部は、
    前記承認受信部が受信した前記承認情報が、前記スマートコントラクト情報に記載されている前記予め決められた条件を満たすか否かを判断し、
    前記トークン処理部は、
    前記スマートコントラクト情報に記載されている前記トークン処理の内容に基づいて、前記トークン処理を行う、請求項1から請求項7いずれか一項に記載の情報システム。
  9. 前記情報処理装置には、承認期間に関する期間情報が格納されており、
    前記承認判断部は、
    前記期間情報に対応する前記承認情報が、予め決められた条件を満たすか否かを判断する、請求項1から請求項8いずれか一項に記載の情報システム。
  10. トークンに関する処理の依頼を識別する依頼識別子を有する依頼情報を依頼端末から受信する依頼受信部と、
    2以上の各承認装置から送信された承認情報を受信する承認受信部と、
    前記依頼受信部が受信した前記依頼情報が有する依頼識別子を用いて依頼特定情報を取得し、当該依頼特定情報に対応する承認情報であり、前記承認受信部が受信した前記承認情報が予め決められた条件を満たすか否かを判断する承認判断部と、
    前記承認判断部が前記予め決められた条件を満たすと判断した場合に、前記依頼識別子に対応する処理であり、トークンに関するトークン処理を行うトークン処理部とを具備する情報処理装置。
  11. トークンに関する処理の依頼であり、承認する対象の依頼を特定する依頼特定情報が格納される第二承認格納部と、
    前記依頼に対する承認の指示である承認指示を受け付ける承認受付部と、
    秘密鍵を第一端末から受信する第二受信部と、
    前記秘密鍵を用いて前記依頼特定情報を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する承認取得部と、
    情報処理装置に前記承認情報を送信する承認送信部とを具備する承認端末。
  12. 秘密鍵が格納される第一承認格納部と、
    トークンに関する処理の依頼であり、承認する対象の依頼を特定する依頼特定情報を第二端末から受信する第一受信部と、
    前記秘密鍵を用いて前記依頼特定情報を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する承認取得部と、
    情報処理装置に前記承認情報を送信する承認送信部とを具備する承認端末。
  13. 依頼受信部と、承認受信部と、承認判断部と、トークン処理部とにより実現される情報処理方法であって、
    前記依頼受信部が、トークンに関する処理の依頼を識別する依頼識別子を有する依頼情報を依頼端末から受信する依頼受信ステップと、
    前記承認受信部が、2以上の各承認装置から送信された承認情報を受信する承認受信ステップと、
    前記承認判断部が、前記依頼受信ステップで受信された前記依頼情報が有する依頼識別子を用いて依頼特定情報を取得し、当該依頼特定情報に対応する承認情報であり、前記承認受信部が受信した前記承認情報が予め決められた条件を満たすか否かを判断する承認判断ステップと、
    前記トークン処理部が、前記承認判断部が前記予め決められた条件を満たすと判断した場合に、前記依頼識別子に対応する処理であり、トークンに関するトークン処理を行うトークン処理ステップとを具備する情報処理方法。
  14. トークンに関する処理の依頼であり、承認する対象の依頼を特定する依頼特定情報が格納される第二承認格納部と、承認受付部と、第二受信部と、承認取得部と、承認送信部とにより実現される情報処理方法であって、
    前記承認受付部が、前記依頼に対する承認の指示である承認指示を受け付ける承認受付ステップと、
    前記第二受信部が、秘密鍵を第一端末から受信する第二受信ステップと、
    前記承認取得が、前記秘密鍵を用いて前記依頼特定情報を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する承認取得ステップと、
    前記承認送信部が、情報処理装置に前記承認情報を送信する承認送信ステップとを具備する情報処理方法。
  15. 秘密鍵が格納される第一承認格納部と、第一受信部と、承認取得部と、承認送信部とにより実現される情報処理方法であって、
    前記第一受信部が、トークンに関する処理の依頼であり、承認する対象の依頼を特定する依頼特定情報を第二端末から受信する第一受信ステップと、
    前記承認取得部が、前記秘密鍵を用いて前記依頼特定情報を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する承認取得ステップと、
    前記承認送信部が、情報処理装置に前記承認情報を送信する承認送信ステップとを具備する情報処理方法。
  16. コンピュータを、
    トークンに関する処理の依頼を識別する依頼識別子を有する依頼情報を依頼端末から受信する依頼受信部と、
    2以上の各承認装置から送信された承認情報を受信する承認受信部と、
    前記依頼受信部が受信した前記依頼情報が有する依頼識別子を用いて依頼特定情報を取得し、当該依頼特定情報に対応する承認情報であり、前記承認受信部が受信した前記承認情報が予め決められた条件を満たすか否かを判断する承認判断部と、
    前記承認判断部が前記予め決められた条件を満たすと判断した場合に、前記依頼識別子に対応する処理であり、トークンに関するトークン処理を行うトークン処理部として機能させるためのプログラム。
  17. トークンに関する処理の依頼であり、承認する対象の依頼を特定する依頼特定情報が格納される第二承認格納部にアクセス可能なコンピュータを、
    前記依頼に対する承認の指示である承認指示を受け付ける承認受付部と、
    秘密鍵を第一端末から受信する第二受信部と、
    前記秘密鍵を用いて前記依頼特定情報を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する承認取得部と、
    情報処理装置に前記承認情報を送信する承認送信部として機能させるためのプログラム。
  18. 秘密鍵が格納される第一承認格納部にアクセス可能なコンピュータを、
    トークンに関する処理の依頼であり、承認する対象の依頼を特定する依頼特定情報を第二端末から受信する第一受信部と、
    前記秘密鍵を用いて前記依頼特定情報を含む情報に対して署名を行い、承認情報を構成する承認取得部と、
    情報処理装置に前記承認情報を送信する承認送信部として機能させるためのプログラム。
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