JP2022029111A - 微細藻類由来の新規な抽出物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 アクアポリン3産生促進作用等を有する素材を提供すること。【解決手段】 本発明は、レプトリングビア由来の抽出物、又は当該レプトリングビア由来の抽出物を、含有する組成物を提供することができる。前記前記レプトリングビアが、Leptolyngbya tenuisであってもよい。前記抽出物が、極性溶媒抽出物であってもよい。前記極性溶媒が、少なくとも水を含む溶媒であってもよい。前記抽出物が、少なくとも多糖体を含有してもよい。前記組成物が、アクアポリン3産生促進用組成物、メラニン生成抑制用組成物、又は、ヒアルロン酸産生促進用組成物であってもよい。前記組成物が、化粧料、又は皮膚外用剤であってもよい。【選択図】なし
Description
本発明は、微細藻類由来の新規な抽出物、アクアポリン3産生促進用組成物、メラニン生成抑制用組成物、ヒアルロン酸産生促進用組成物等に関する。
アクアポリン(aquaporin:以下AQPと略すことがある)は、膜6回貫通蛋白質で、細胞内の水分量を調節する水チャネルとして機能する重要な蛋白質である。そして、哺乳類において、13種類のアクアポリン(AQP0~AQP12)が存在していることが知られている。このうち、AQP3は、皮膚、腎臓、消化管、気道等の上皮細胞に発現している。AQP3は皮膚でも重要な働きをしており、AQP3欠損マウスでは、例えば、角層の水分量の減少、肌の弾力の低下、角層の生合成の低下、創傷の治癒力の低下等が認められている(非特許文献1)。このように、AQP3の産生を促進させることで、肌の水分量及び弾力性の維持や改善等、肌荒れ等に対する創傷の治癒力の向上や改善等が期待できる。
鈴木 雅一,田中 滋康著、"アクアポリンの構造,機能,およびその多様性-脊椎動物を中心として"、生化学 第86巻第1号,pp.41-53(2014)
上述のように、AQP3の産生を促進させる素材を提供することで肌トラブルの改善が期待できるが、アクアポリン3産生促進作用を有する素材に関する知見は少ない。
そこで、本発明の主な課題は、アクアポリン3産生促進作用を有する素材を提供することにある。
そこで、本発明の主な課題は、アクアポリン3産生促進作用を有する素材を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく、幅広い素材から鋭意検討を行った結果、アクアポリン3産生促進作用を有する新規な素材として、レプトリングビア属の微細藻類由来の抽出物を全く偶然にも見出し、本発明を完成させた。さらに、当該新規なレプトリングビア由来の抽出物は、アクアポリン3産生促進作用以外に、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用といった肌の状態に影響を与える生理活性作用を有するため、特に肌トラブルの改善が期待できることも見出した。
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
本発明は、レプトリングビア由来の抽出物を提供するものである。
本発明は、レプトリングビア由来の抽出物の製造方法を提供するものである。
前記レプトリングビアが、Leptolyngbya tenuisであってもよい。
前記レプトリングビアが、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で通気培養して得られたレプトリングビアの藻体であってもよい。
前記抽出物が、レプトリングビア藻体由来の極性溶媒抽出物であってもよい。
前記極性溶媒が、少なくとも水を含む溶媒であってもよい。
前記抽出物が、少なくとも多糖体を含有してもよい。
前記組成物が、アクアポリン3産生促進用組成物、メラニン生成抑制用組成物、又は、ヒアルロン酸産生促進用組成物であってもよい。
前記組成物が、化粧料、又は皮膚外用剤であってもよい。
本発明は、レプトリングビア由来の抽出物の製造方法を提供するものである。
前記レプトリングビアが、Leptolyngbya tenuisであってもよい。
前記レプトリングビアが、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で通気培養して得られたレプトリングビアの藻体であってもよい。
前記抽出物が、レプトリングビア藻体由来の極性溶媒抽出物であってもよい。
前記極性溶媒が、少なくとも水を含む溶媒であってもよい。
前記抽出物が、少なくとも多糖体を含有してもよい。
前記組成物が、アクアポリン3産生促進用組成物、メラニン生成抑制用組成物、又は、ヒアルロン酸産生促進用組成物であってもよい。
前記組成物が、化粧料、又は皮膚外用剤であってもよい。
本発明は、アクアポリン3産生促進作用を有する素材を提供できる。なお、ここに記載された効果は、必ずしも限定されるものではなく、本明細書中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
<1.微細藻類由来の新規な抽出物>
ここで、微細藻類は、湖、沼、川、海等の水域で生育するものが多く、植物と同様に光合成によって大気中の二酸化炭素を固定化し酸素を産生する。現在、海水や淡水中に数十万種という膨大な種類の微細藻類が存在すると推定されており、今後、未知の微細藻類のさらなる活用や既知の微細藻類の新たな用途開発が期待されている。
例えば、膨大な種類の微細藻類のなかから、二酸化炭素及び光合成に基づき細胞内に脂質を効率よく高品質に蓄積する微細藻類を探索し、微細藻類の細胞内に蓄積される脂質を二酸化炭素の排出量を増加させないクリーンなバイオ燃料として利用する試みが行われている。また、微細藻類の一種である、スピルリナ、クロレラ、ユーグレナは、タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル等を豊富に含む栄養価が高く安全性に優れた微細藻類を食品や飼料として利用されている。さらに、微細藻類の一種であるヘマトコッカスが産生するアスタキサンチンは、機能性食品や化粧品・医薬品の有効成分として利用されている。
一方で、膨大な種類の微細藻類が存在することで、目的用途に最適な微細藻類又はその生産物質、さらにこれらの培養条件及び製造条件を見出すことは、多大な試行錯誤が必要となり、労力、時間、コスト等が必要となる実情も存在する。
しかしながら、本発明者らは、有益な新規素材について鋭意検討を行った結果、藍藻類に分類されるレプトリングビア属(Leptolyngbya)に属する微細藻類(以下、「レプトリングビア」ともいう)から抽出された抽出物が、アクアポリン3産生促進作用等を有することを見出し、当該レプトリングビア由来の抽出物は新規な素材であった。
すなわち、本発明は、新規な素材として、レプトリングビア由来の抽出物を提供することができる。
すなわち、本発明は、新規な素材として、レプトリングビア由来の抽出物を提供することができる。
<1-1.藍藻類>
本発明で使用されるLeptolyngbya属に属する微細藻類(レプトリングビア)は、藍色植物門、藍藻綱、シネココックス目(Synechococcales)に分類される糸状体の微細藻類である。当該レプトリングビアとして、同じ藍藻類に分類されるフォルミジウム属(Phormidium)の微細藻類(以下、「フォルミジウム」ともいう)を使用してもよいが、レプトリングビアの方が、得られる抽出物の生産性及び生理活性作用が優れている観点から、好適である。当該フォルミジウム(Phormidium属の微細藻類)は、藍色植物門、藍藻綱、ユレモ目(Oscillatoriales)に分類される糸状体の微細藻類である。さらに、海産の藍藻類が、好適である。
本発明において抽出原料として藍藻類の藻体を使用することが好ましく、当該藍藻類として、レプトリングビア及び/又はフォルミジウムを使用してもよい。当該抽出原料として、より好ましくは、藻体を含む培養物であり、当該培養物は、藻体を培養して得られる培養物が好ましい。藍藻類は、後述の培養方法にて藻体数を容易に増やすことができるという利点がある。このため、藍藻類を用いることで、抽出原料を大量に生産でき、抽出原料を容易に確保できる観点からも、優れている。
本発明で使用されるLeptolyngbya属に属する微細藻類(レプトリングビア)は、藍色植物門、藍藻綱、シネココックス目(Synechococcales)に分類される糸状体の微細藻類である。当該レプトリングビアとして、同じ藍藻類に分類されるフォルミジウム属(Phormidium)の微細藻類(以下、「フォルミジウム」ともいう)を使用してもよいが、レプトリングビアの方が、得られる抽出物の生産性及び生理活性作用が優れている観点から、好適である。当該フォルミジウム(Phormidium属の微細藻類)は、藍色植物門、藍藻綱、ユレモ目(Oscillatoriales)に分類される糸状体の微細藻類である。さらに、海産の藍藻類が、好適である。
本発明において抽出原料として藍藻類の藻体を使用することが好ましく、当該藍藻類として、レプトリングビア及び/又はフォルミジウムを使用してもよい。当該抽出原料として、より好ましくは、藻体を含む培養物であり、当該培養物は、藻体を培養して得られる培養物が好ましい。藍藻類は、後述の培養方法にて藻体数を容易に増やすことができるという利点がある。このため、藍藻類を用いることで、抽出原料を大量に生産でき、抽出原料を容易に確保できる観点からも、優れている。
レプトリングビアのなかでも、Leptolyngbya tenuisが、得られる抽出物の生産性及び生理活性作用が優れている観点から、より好ましい。なお、フォルミジウム属に属する微細藻類の1種であるPhormidium tenueは現在はLeptolyngbya tenuisに転属されているため、本明細書では、レプトリングピアには、Phormidium tenueが含まれうる。
好適なレプトリングビアとして、例えば、Leptolyngbya tenuis NBRC 102735(NBRC番号:NBRC 102735)藻株、Leptolyngbya tenuis BDU 46241(KX452367)藻株、Phormidium tenue BDU 92362 (KU958134)藻株等が挙げられ、これらからなる群から選択される1種又は2種以上を使用することができる。なお、BLAST検索にて、Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株、Leptolyngbya tenuis BDU 46241(KX452367)藻株、及びPhormidium tenue BDU 92362 (KU958134)藻株は、高い相同性を示し、これらはNBRCより入手が可能である。例えば、
このなかで、Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株が、得られる抽出物の生産性及び生理活性作用が優れている観点から、より好ましく使用でき、当該藻株は、NBRC NO.:NBRC 102735で、Scientific Name of this Strain:Leptolyngbya tenuis (Gomont) Anagnostidis & Komarek (class:Cyanophyceae)として入手可能である(https://www.nite.go.jp/nbrc/catalogue/NBRCCatalogueDetailServlet?ID=NBRC&CAT=00102735:公開2020/07/30、印刷日2020年7月30日)。
好適なレプトリングビアとして、例えば、Leptolyngbya tenuis NBRC 102735(NBRC番号:NBRC 102735)藻株、Leptolyngbya tenuis BDU 46241(KX452367)藻株、Phormidium tenue BDU 92362 (KU958134)藻株等が挙げられ、これらからなる群から選択される1種又は2種以上を使用することができる。なお、BLAST検索にて、Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株、Leptolyngbya tenuis BDU 46241(KX452367)藻株、及びPhormidium tenue BDU 92362 (KU958134)藻株は、高い相同性を示し、これらはNBRCより入手が可能である。例えば、
このなかで、Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株が、得られる抽出物の生産性及び生理活性作用が優れている観点から、より好ましく使用でき、当該藻株は、NBRC NO.:NBRC 102735で、Scientific Name of this Strain:Leptolyngbya tenuis (Gomont) Anagnostidis & Komarek (class:Cyanophyceae)として入手可能である(https://www.nite.go.jp/nbrc/catalogue/NBRCCatalogueDetailServlet?ID=NBRC&CAT=00102735:公開2020/07/30、印刷日2020年7月30日)。
「NBRC」を付した藻株は、独立行政法人製品評価技術基盤機構バイオテクノロジーリサーチセンター(NBRC:〒151-0066 東京都渋谷区西原2-49-10)の「NBRC Culture カタログ検索」において公開され、当該NBRCより入手可能である。
また、本発明で使用される藻株は、市販の製品に含まれる藻株、微生物保存機関でカルチャー・コレクション(例えば、NBRC(NITE Biological Resource Center) Culture Collection、ATCC(American Type Culture Collection)等)として保存されている藻株、ブダペスト条約に基づく国際寄託機関(例えば、NITE (National Institute of Technology and Evaluation)等)で受託株として保存されている藻株、将来見出される藻株等のなかから、本発明の効果(例えば、アクアポリン3産生促進作用等)を奏する成分を産生する藻株を選択することができる。
本発明において、上述した藻株と実質的に同質の藻株であることが好ましい。実質的に同質の藻株とは、その18SrRNA遺伝子の塩基配列(配列番号1)が、好適には99%以上(より好適には99.5%以上、さらに好適には100%)一致し、かつ好ましくは上述した藻株と同一の藻類学的性質(形態観察等)を有する。さらに本発明の藻株は、本発明の目的の達成(例えば、アクアポリン3産生促進作用等の成分の産生能)が損なわれない限り、上述した藻株又はそれと実質的に同質の藻株から、変異処理、遺伝子組換え、自然変異株の選択等によって育種された藻株であってもよい。
本発明において、上述した藻株と実質的に同質の藻株であることが好ましい。実質的に同質の藻株とは、その18SrRNA遺伝子の塩基配列(配列番号1)が、好適には99%以上(より好適には99.5%以上、さらに好適には100%)一致し、かつ好ましくは上述した藻株と同一の藻類学的性質(形態観察等)を有する。さらに本発明の藻株は、本発明の目的の達成(例えば、アクアポリン3産生促進作用等の成分の産生能)が損なわれない限り、上述した藻株又はそれと実質的に同質の藻株から、変異処理、遺伝子組換え、自然変異株の選択等によって育種された藻株であってもよい。
<1-2.藍藻類由来の抽出物>
本発明における藍藻類由来の抽出物は、種々の生理活性作用を有する。当該抽出物は、レプトリングビア由来の抽出物及び/又はフォルミジウム由来の抽出物が、得られる抽出物の生産性及び生理活性作用が優れている観点から、好ましく、また、当該抽出物は、新規な素材であるので、好ましい。このうち、レプトリングビア由来の抽出物の方が、得られる抽出物の生産性及び生理活性作用が優れている観点から、好適である。
より具体的には、藍藻類由来の抽出物(好適にはレプトリングビア由来の抽出物)は、アクアポリン3産生促進作用、メラニン生成抑制作用、又はヒアルロン酸産生促進作用の少なくともいずれか1つを有することが、肌トラブル改善等の観点から、好適である。このような皮膚生理活性作用を有することから、化粧料又は皮膚外用剤の有効成分としても好ましく利用できる。
藍藻類由来の抽出物の形態は特に限定されず、液状、固形状、粉末状、顆粒状、ペースト状などを挙げることができる。
本発明における藍藻類由来の抽出物は、種々の生理活性作用を有する。当該抽出物は、レプトリングビア由来の抽出物及び/又はフォルミジウム由来の抽出物が、得られる抽出物の生産性及び生理活性作用が優れている観点から、好ましく、また、当該抽出物は、新規な素材であるので、好ましい。このうち、レプトリングビア由来の抽出物の方が、得られる抽出物の生産性及び生理活性作用が優れている観点から、好適である。
より具体的には、藍藻類由来の抽出物(好適にはレプトリングビア由来の抽出物)は、アクアポリン3産生促進作用、メラニン生成抑制作用、又はヒアルロン酸産生促進作用の少なくともいずれか1つを有することが、肌トラブル改善等の観点から、好適である。このような皮膚生理活性作用を有することから、化粧料又は皮膚外用剤の有効成分としても好ましく利用できる。
藍藻類由来の抽出物の形態は特に限定されず、液状、固形状、粉末状、顆粒状、ペースト状などを挙げることができる。
藍藻類由来の抽出物は、溶媒抽出物であることが好適である。当該溶媒及び抽出方法の詳細は、後述するが、より好適には極性溶媒抽出物であり、当該極性溶媒抽出物のうち、少なくとも水を含む水系溶媒抽出物であることが好適であり、より好適は水抽出物である。
藍藻類由来の抽出物は、抽出前に藻体を粉砕等の破壊により得られた藻体破壊物から、溶媒で抽出して得られた抽出物(藻体破壊物からの抽出物)が、有効成分の回収率向上の観点から、より好適である。
藍藻類由来の抽出物は、熱水抽出物であることがより好適であり、熱水温度は、好ましくは40~120℃、より好ましくは90~100℃である。
藍藻類由来の抽出物は、抽出前に藻体を粉砕等の破壊により得られた藻体破壊物から、溶媒で抽出して得られた抽出物(藻体破壊物からの抽出物)が、有効成分の回収率向上の観点から、より好適である。
藍藻類由来の抽出物は、熱水抽出物であることがより好適であり、熱水温度は、好ましくは40~120℃、より好ましくは90~100℃である。
藍藻類由来の抽出物は、高分子量分画と低分子量分画とを含んでもよく、当該高分子量分画に、多糖体が含まれることがより好適である。より好適なレプトリングビア由来の抽出物は、レプトリングビアが産生したレプトリングビア由来の多糖体であってもよい。
藍藻類由来の抽出物は、多糖体を含有するものが好適である。当該藍藻類由来の多糖体は、その構造の一部に、タンパク質、ペプチド、アミノ酸、核酸、脂質等から選択される1種又は2種以上が結合していてもよい。
藍藻類由来の多糖体は、藍藻類由来の抽出物中に、好ましくは10質量%以上、より好ましくは15質量%以上、さらに好ましくは20質量%以上であり、その上限値は特に限定されないが、80質量%以下、70質量%以下、又は60質量%以下等が挙げられる。当該多糖体の含有量は、後述する〔実施例〕に記載の面積百分率(%)によって算出することができる。
藍藻類由来の抽出物中の多糖体の割合は、限外ろ過膜、ゲルろ過クロマトグラフィー等の公知の多糖体分離精製方法により調整することができる。
藍藻類由来の抽出物は、多糖体を含有するものが好適である。当該藍藻類由来の多糖体は、その構造の一部に、タンパク質、ペプチド、アミノ酸、核酸、脂質等から選択される1種又は2種以上が結合していてもよい。
藍藻類由来の多糖体は、藍藻類由来の抽出物中に、好ましくは10質量%以上、より好ましくは15質量%以上、さらに好ましくは20質量%以上であり、その上限値は特に限定されないが、80質量%以下、70質量%以下、又は60質量%以下等が挙げられる。当該多糖体の含有量は、後述する〔実施例〕に記載の面積百分率(%)によって算出することができる。
藍藻類由来の抽出物中の多糖体の割合は、限外ろ過膜、ゲルろ過クロマトグラフィー等の公知の多糖体分離精製方法により調整することができる。
藍藻類由来の多糖体の重量平均分子量は、好ましくは10の4乗~10の8乗オーダーであり、より好ましくは10の4乗~10の7乗オーダーであり、より具体的には、好適には0.1~100.0×105、より好適には0.1~10.0×105、より好適には1.0~10.0×105である。
藍藻類由来の多糖体の多分散度(Mw/Mn)は、好ましくは0.1~10、より好ましくは0.5~5、さらに好ましくは1.0~2.0である。
当該重量平均分子量及び多分散度(Mw/Mn)は、後述する〔実施例〕に記載の<GPC測定条件>に従ってGPC分析により求めることができる。
藍藻類由来の多糖体の多分散度(Mw/Mn)は、好ましくは0.1~10、より好ましくは0.5~5、さらに好ましくは1.0~2.0である。
当該重量平均分子量及び多分散度(Mw/Mn)は、後述する〔実施例〕に記載の<GPC測定条件>に従ってGPC分析により求めることができる。
<1-3.藍藻類由来の抽出物の抽出方法>
本発明の藍藻類由来の抽出物(好適には、レプトリングビア由来の抽出物)は、後述する抽出方法にて得ることができるが、これに限定されない。
抽出原料として用いる、藍藻類は、上記<1-1.藍藻類>のとおりであり、より好適には、レプトリングビア藻体であり、さらに好適にはLeptolyngbya tenuis藻株であり、よりさらに好適にはLeptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株である。
本発明の藍藻類由来の抽出物(好適には、レプトリングビア由来の抽出物)は、後述する抽出方法にて得ることができるが、これに限定されない。
抽出原料として用いる、藍藻類は、上記<1-1.藍藻類>のとおりであり、より好適には、レプトリングビア藻体であり、さらに好適にはLeptolyngbya tenuis藻株であり、よりさらに好適にはLeptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株である。
藍藻類由来の抽出物は、藍藻類を極性溶媒で抽出して得ることが好適である。抽出原料として使用される藍藻類は、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で通気培養して得られた藻体又は藻体を含む培養物であることが好適である。
藍藻類由来の抽出物として、藍藻類の藻体の抽出処理によって得られる抽出液、当該抽出液の希釈又は濃縮液、当該抽出液の乾燥物、及び、当該抽出液から精製により単離された化合物等が挙げられるが、これらに限定されない。
藍藻類由来の抽出物として、藍藻類の藻体の抽出処理によって得られる抽出液、当該抽出液の希釈又は濃縮液、当該抽出液の乾燥物、及び、当該抽出液から精製により単離された化合物等が挙げられるが、これらに限定されない。
<1-3-1.藍藻類の培養方法>
抽出原料として使用する藍藻類は、後述する培養方法にて培養した培養物を使用することができるが、これに限定されない。また、抽出原料として使用する藻体は、後述する培養方法にて培養した培養物を使用することができるが、これに限定されない。
藍藻類の培養方法としては、藍藻類が増殖できる公知の培養方法を採用することができ、特に制限はない。例えば、レプトリングビア及び/又はフォルミジウムの培養方法としては、レプトリングビア属及び/又はフォルミジウム属の微細藻類が増殖できる公知の培養方法を採用することができ、特に制限はない。例えば、液体培地を用いて、光照射下、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で培養する方法等が挙げれるが、これに限定されない。
本発明の培養に使用される藍藻類の藻体は、前培養によってある程度増殖されたものを使用することが効率的である。この場合、前培養された藍藻類の藻体を含む培養物を、本培養の培地に添加して使用することが好適である。当該前培養とは、藍藻類の藻体を大量に生産するための本培養の前段階の培養である。また、当該前培養は、種培養から行ってもよい。
抽出原料として使用する藍藻類は、後述する培養方法にて培養した培養物を使用することができるが、これに限定されない。また、抽出原料として使用する藻体は、後述する培養方法にて培養した培養物を使用することができるが、これに限定されない。
藍藻類の培養方法としては、藍藻類が増殖できる公知の培養方法を採用することができ、特に制限はない。例えば、レプトリングビア及び/又はフォルミジウムの培養方法としては、レプトリングビア属及び/又はフォルミジウム属の微細藻類が増殖できる公知の培養方法を採用することができ、特に制限はない。例えば、液体培地を用いて、光照射下、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で培養する方法等が挙げれるが、これに限定されない。
本発明の培養に使用される藍藻類の藻体は、前培養によってある程度増殖されたものを使用することが効率的である。この場合、前培養された藍藻類の藻体を含む培養物を、本培養の培地に添加して使用することが好適である。当該前培養とは、藍藻類の藻体を大量に生産するための本培養の前段階の培養である。また、当該前培養は、種培養から行ってもよい。
藍藻類の藻体を含む培養液に対して照射する光の照度としては、1,000~10,000Lux程度とすることが好ましい。これにより、培養液中の藻体に対し、光が供給される。光源としては、白色蛍光灯、LED、高圧ナトリウムランプ、太陽光等が使用できるが、これらに限定されない。
培養は静置培養であってもよいし、通気、振とう、撹拌機等の撹拌方法により、連続的又は間欠的に、培養液を撹拌する撹拌培養であってもよく、これら撹拌方法から選択される1種又は2種以上であってもよい。このような撹拌方法により、二酸化炭素を藻体に効率よく供給するとともに培養液中に藻体を分散させ、個々の藻体に対し効率よく光を照射することができる。
このような撹拌方法で培養する場合は、通気培養が好ましく、具体的には、藻体を含む培養液に二酸化炭素を含む気体(好適には空気(二酸化炭素濃度約0.039%)又は二酸化炭素濃度を調整した空気)を通気し、通気培養を行うのが好ましい。二酸化炭素濃度としては、例えば0.01~10%(v/v)が挙げられ、より好適には0.03~5%である。通気量としては0.1~2vvm(volume per volume per minute)程度とするとよい。
培養は静置培養であってもよいし、通気、振とう、撹拌機等の撹拌方法により、連続的又は間欠的に、培養液を撹拌する撹拌培養であってもよく、これら撹拌方法から選択される1種又は2種以上であってもよい。このような撹拌方法により、二酸化炭素を藻体に効率よく供給するとともに培養液中に藻体を分散させ、個々の藻体に対し効率よく光を照射することができる。
このような撹拌方法で培養する場合は、通気培養が好ましく、具体的には、藻体を含む培養液に二酸化炭素を含む気体(好適には空気(二酸化炭素濃度約0.039%)又は二酸化炭素濃度を調整した空気)を通気し、通気培養を行うのが好ましい。二酸化炭素濃度としては、例えば0.01~10%(v/v)が挙げられ、より好適には0.03~5%である。通気量としては0.1~2vvm(volume per volume per minute)程度とするとよい。
培養に用いられる培地としては、藍藻類(好適にはレプトリングビア)が良好に生育できる培地を採用することができ、特に制限はないが、公知の培地であってもよい。当該培地として、例えば、窒素源、リン源、ミネラル類、ビタミン類を添加した海水又は人工海水が使用できる。必要に応じてさらに炭素源を添加したものでもよい。より具体的には、ESM培地、f/2培地、IMR培地、ダイゴIMK培地、K培地、MKM培地、MNK培地等が挙げられ、これらから選択される1種又は2種以上を用いて液体培地を得ることができる。当該液体培地のpHは6~9が好ましい。
培養温度としては、藍藻類(好適にはレプトリングビア)が良好に生育できる温度であることが好ましく、特に制限はないが、通常15~35℃程度で行うことができる。培養期間としては、藍藻類(好適にはレプトリングビア)の生育が定常となる期間とすることが好ましく、通常3~50日間程度行うとよく、好ましくは5~20日程度である。
また培養は、種培養と本培養とに分けて行ってもよい。種培養と本培養の培養条件は、同一でも異なっていてもよい。
このような方法で培養することにより、多糖体を含む藍藻類(好適にはレプトリングビア)を増殖させることができ、当該多糖体を含む藍藻類(好適にはレプトリングビア)を本発明で抽出原料として使用することができる。これにより、多糖体を含む藍藻類(好適にはレプトリングビア)を増殖させた培養液を、培養物として、得ることができる。さらに、本発明で使用する藍藻類(好適にはレプトリングビア)は、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で通気培養して得られた、多糖体を含む藍藻類(好適にはレプトリングビア)であることが、回収量の観点から、好適である。
また培養は、種培養と本培養とに分けて行ってもよい。種培養と本培養の培養条件は、同一でも異なっていてもよい。
このような方法で培養することにより、多糖体を含む藍藻類(好適にはレプトリングビア)を増殖させることができ、当該多糖体を含む藍藻類(好適にはレプトリングビア)を本発明で抽出原料として使用することができる。これにより、多糖体を含む藍藻類(好適にはレプトリングビア)を増殖させた培養液を、培養物として、得ることができる。さらに、本発明で使用する藍藻類(好適にはレプトリングビア)は、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で通気培養して得られた、多糖体を含む藍藻類(好適にはレプトリングビア)であることが、回収量の観点から、好適である。
<1-3-2.抽出方法>
<1-3-2-1.前処理>
本発明における藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物の製造方法について述べる。
まず、前述の培養方法により得られた藍藻類(好適にはレプトリングビア)の藻体を含む培養液から、遠心分離や濾過等の手法により藍藻類の藻体を回収することができる。回収した藻体は、そのまま抽出や各種用途に使用することができるが、適当な媒体を用いて洗浄したものを使用してもよいし、凍結乾燥、加熱乾燥等により乾燥したものを使用してもよい。
回収した藻体を、さらに抽出を効率化する目的で粉砕等の破砕又は溶解等にて、藻体の細胞壁及び/又は細胞膜を破壊して藻体破壊物を得、当該藻体破壊物を、抽出原料として、使用してもよい。
藻体の破壊の方法としては、ミル、ミキサー、ホモジナイザー、フレンチプレス、超音波粉砕機、乾燥機等による物理的処理(破砕等);酸、アルカリ、塩、界面活性剤、有機溶剤、酵素(セルラーゼ等)等による化学的処理(溶解等)等が挙げられ、これらから選択される1種又は2種以上の組み合わせを使用できる。
<1-3-2-1.前処理>
本発明における藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物の製造方法について述べる。
まず、前述の培養方法により得られた藍藻類(好適にはレプトリングビア)の藻体を含む培養液から、遠心分離や濾過等の手法により藍藻類の藻体を回収することができる。回収した藻体は、そのまま抽出や各種用途に使用することができるが、適当な媒体を用いて洗浄したものを使用してもよいし、凍結乾燥、加熱乾燥等により乾燥したものを使用してもよい。
回収した藻体を、さらに抽出を効率化する目的で粉砕等の破砕又は溶解等にて、藻体の細胞壁及び/又は細胞膜を破壊して藻体破壊物を得、当該藻体破壊物を、抽出原料として、使用してもよい。
藻体の破壊の方法としては、ミル、ミキサー、ホモジナイザー、フレンチプレス、超音波粉砕機、乾燥機等による物理的処理(破砕等);酸、アルカリ、塩、界面活性剤、有機溶剤、酵素(セルラーゼ等)等による化学的処理(溶解等)等が挙げられ、これらから選択される1種又は2種以上の組み合わせを使用できる。
<1-3-2-2.抽出溶媒>
抽出に使用される極性溶媒としては、水、及び/又は、親水性溶媒を使用することができる。親水性溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の低級アルコール類;グリセリン、エチレングリコールモノエチルエーテル,プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール等の多価アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の低級ケトン類;酢酸エチル、酢酸イソプロピル等の低級エステル類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等の低級エーテル類等が例示される。これらは単独で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。
抽出に使用される極性溶媒としては、水、及び/又は、親水性溶媒を使用することができる。親水性溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の低級アルコール類;グリセリン、エチレングリコールモノエチルエーテル,プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール等の多価アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の低級ケトン類;酢酸エチル、酢酸イソプロピル等の低級エステル類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等の低級エーテル類等が例示される。これらは単独で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。
抽出の極性溶媒として、少なくとも水を含む溶媒がより好ましく、具体的には、水、又は、水と親水性溶媒との混液が好ましい。水と親水性溶媒との混液の場合、当該溶媒中に、水が、好ましくは70質量%以上、より好ましくは80質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上、より好ましくは95質量%以上、より好ましくは99質量%以上含まれることが好適である。
前記親水性溶媒としては、炭素数1~4の親水性溶媒が好適であり、炭素数1~4のアルコール類(具体的には、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、1,3-ブチレングリコール)、及びアセトンからなる群から選択される1種又は2種以上が好ましく、この親水性溶媒のなかで、エタノール、及び/又は、1,3-ブチレングリコールが好ましい。
さらに、抽出の極性溶媒のうち、本発明の効果を十分に発揮させる観点から、水が最も好ましい。
前記親水性溶媒としては、炭素数1~4の親水性溶媒が好適であり、炭素数1~4のアルコール類(具体的には、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、1,3-ブチレングリコール)、及びアセトンからなる群から選択される1種又は2種以上が好ましく、この親水性溶媒のなかで、エタノール、及び/又は、1,3-ブチレングリコールが好ましい。
さらに、抽出の極性溶媒のうち、本発明の効果を十分に発揮させる観点から、水が最も好ましい。
<1-3-2-3.抽出条件>
抽出における藻体と極性溶媒との比率は、特に限定されるものではないが、乾燥した藻体1質量部に対して極性溶媒を2~300質量部、好ましくは5~150質量部使用するとよい。抽出は藻体と極性溶媒を撹拌等により混合して行うとよい。
抽出における藻体と極性溶媒との比率は、特に限定されるものではないが、乾燥した藻体1質量部に対して極性溶媒を2~300質量部、好ましくは5~150質量部使用するとよい。抽出は藻体と極性溶媒を撹拌等により混合して行うとよい。
抽出温度は、特に限定されず、室温抽出、加熱抽出等を適宜採用することができる。
抽出温度として、好適な下限値として、好ましくは4℃以上、より好ましくは20℃以上、さらに好ましくは60℃以上、より好ましくは70℃以上、より好ましくは80℃以上、より好ましくは90℃以上、より好ましくは95℃以上であり、好適な上限値として、好ましくは130℃以下、より好ましくは121℃以下、さらに好ましくは110℃以下、より好ましくは100℃以下である。また、抽出温度は、加圧して100℃以上にしてもよい。当該好適な範囲として、室温(約10~30℃)から溶媒の沸点以下の範囲(例えば、水の沸点は100℃、エタノールの沸点は79℃)にするとよく、温度が高い方がより効率的であり、80~100℃が、抽出効率及び本発明の効果の観点から好適である。
抽出温度として、好適な下限値として、好ましくは4℃以上、より好ましくは20℃以上、さらに好ましくは60℃以上、より好ましくは70℃以上、より好ましくは80℃以上、より好ましくは90℃以上、より好ましくは95℃以上であり、好適な上限値として、好ましくは130℃以下、より好ましくは121℃以下、さらに好ましくは110℃以下、より好ましくは100℃以下である。また、抽出温度は、加圧して100℃以上にしてもよい。当該好適な範囲として、室温(約10~30℃)から溶媒の沸点以下の範囲(例えば、水の沸点は100℃、エタノールの沸点は79℃)にするとよく、温度が高い方がより効率的であり、80~100℃が、抽出効率及び本発明の効果の観点から好適である。
抽出時間は、特に限定されず、例えば、0.5時間~1週間程度の範囲で行うことができ、より好適には2時間~1週間であり、抽出温度等によって適宜変えることが好ましいが、加熱抽出の場合には、0.5~4時間が好ましく、1~3時間がより好ましい。
抽出後は、遠心分離や濾過等の手法により、抽出後の藻体残渣を除去することにより抽出液を得ることができる。
得られた抽出液はさらに濃縮、限外ろ過膜や凍結乾燥等によって溶媒を除去することにより、固形物として本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物を得ることができる。使用する極性溶媒が生理学的にヒトへの使用が許容されるものである場合は、抽出液をそのまま本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物として使用することも可能である。
得られた抽出液はさらに濃縮、限外ろ過膜や凍結乾燥等によって溶媒を除去することにより、固形物として本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物を得ることができる。使用する極性溶媒が生理学的にヒトへの使用が許容されるものである場合は、抽出液をそのまま本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物として使用することも可能である。
<1-4.本発明の組成物及び用途>
本発明の組成物は、本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物を少なくとも含有する組成物であり、より好適にはレプトリングビア由来の抽出物を含有する組成物である。当該レプトリングビア及び/又はフォルミジウム由来の抽出物は、新規な素材である。また、本発明の組成物は、本発明の効果を損なわない範囲内で、抽出後の藻体破壊物(抽出後の藻体残渣ともいう)を含有させてもよい。当該藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物及び抽出後の藻体破壊物を含む組成物は、藻体を破壊し、抽出した後、破壊物を一部又は全部除去せずに得ることができる。
本発明の組成物は、本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物を少なくとも含有する組成物であり、より好適にはレプトリングビア由来の抽出物を含有する組成物である。当該レプトリングビア及び/又はフォルミジウム由来の抽出物は、新規な素材である。また、本発明の組成物は、本発明の効果を損なわない範囲内で、抽出後の藻体破壊物(抽出後の藻体残渣ともいう)を含有させてもよい。当該藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物及び抽出後の藻体破壊物を含む組成物は、藻体を破壊し、抽出した後、破壊物を一部又は全部除去せずに得ることができる。
本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物、当該抽出物を含有する本発明の組成物は、例えば、化粧料、皮膚外用剤、医薬部外品、飲食品、飼料等として、使用することができるが、これらに特に限定されない。このうち、化粧料、及び皮膚外用剤が、本発明の抽出物が、後述のような肌に関する優れた生理活性作用を有する観点から、好適である。また、本発明の組成物の用途として、例えば、保湿用、美白用、シワ改善用等が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物は、後述する実施例で示されるように、アクアポリン3産生促進作用、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用等の優れた生理活性作用を有するものである。
すなわち、本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物であれば、アクアポリン3産生促進作用を有する素材を提供する目的を達成することができる。そして、藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物は、アクアポリン3産生促進作用を有するので、角層の水分量維持作用、肌の弾力性向上又は維持作用、角層改善作用、創傷治癒力向上作用、保湿作用等を有する。
また、本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物であれば、メラニン生成抑制作用を有する素材を提供する目的を達成することができる。そして、藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物は、メラニン生成抑制作用を有するので、シミ・ソバカス抑制作用、色素沈着抑制作用、黒化抑制作用、美白作用等を有する。
また、本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物であれば、ヒアルロン酸産生促進作用を有する素材を提供する目的を達成することができる。そして、藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物は、ヒアルロン酸産生促進作用を有するので、皮膚の乾燥抑制作用、肌の弾力性向上又は抑制作用、シワの予防又は改善作用、肌の老化防止作用等を有する。
すなわち、本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物であれば、アクアポリン3産生促進作用を有する素材を提供する目的を達成することができる。そして、藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物は、アクアポリン3産生促進作用を有するので、角層の水分量維持作用、肌の弾力性向上又は維持作用、角層改善作用、創傷治癒力向上作用、保湿作用等を有する。
また、本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物であれば、メラニン生成抑制作用を有する素材を提供する目的を達成することができる。そして、藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物は、メラニン生成抑制作用を有するので、シミ・ソバカス抑制作用、色素沈着抑制作用、黒化抑制作用、美白作用等を有する。
また、本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物であれば、ヒアルロン酸産生促進作用を有する素材を提供する目的を達成することができる。そして、藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物は、ヒアルロン酸産生促進作用を有するので、皮膚の乾燥抑制作用、肌の弾力性向上又は抑制作用、シワの予防又は改善作用、肌の老化防止作用等を有する。
本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物は、当該生理活性作用を発揮するため、肌疾患又は肌トラブルの症状に対する予防、改善又は治療の方法に使用することができる。
肌疾患又は肌トラブルの症状として、特に限定されないが、例えば、アクアポリン3産生能低下、メラニン生成、ヒアルロン酸産生能低下等によって発生する疾患及び症状等が挙げられ、これらからなる群から1種又は2種以上を選択することができる。
肌疾患又は肌トラブルの症状として、特に限定されないが、例えば、アクアポリン3産生能低下、メラニン生成、ヒアルロン酸産生能低下等によって発生する疾患及び症状等が挙げられ、これらからなる群から1種又は2種以上を選択することができる。
アクアポリン3産生能低下、表皮角化細胞中のアクアポリン3の遺伝子発現量低下等による疾患及び症状として、例えば、角層の水分量の減少、肌の弾力の低下、角層の生合成の低下、創傷の治癒力の低下等が挙げられ、これらからなる群から1種又は2種以上を選択することができる。
メラニン生成、色素細胞中のメラニン量増加等による疾患及び症状として、例えば、肌のシミ、ソバカス、色素沈着、黒化等が挙げられ、これらからなる群から1種又は2種以上を選択することができる。
ヒアルロン酸産生能低下、表皮細胞中のヒアルロン酸量低下等による疾患及び症状として、皮膚の乾燥、肌の弾力の低下、真皮に達するシワの発生、肌の老化等が挙げられ、これらからなる群から1種又は2種以上を選択することができる。
メラニン生成、色素細胞中のメラニン量増加等による疾患及び症状として、例えば、肌のシミ、ソバカス、色素沈着、黒化等が挙げられ、これらからなる群から1種又は2種以上を選択することができる。
ヒアルロン酸産生能低下、表皮細胞中のヒアルロン酸量低下等による疾患及び症状として、皮膚の乾燥、肌の弾力の低下、真皮に達するシワの発生、肌の老化等が挙げられ、これらからなる群から1種又は2種以上を選択することができる。
本発明において、「予防」とは、適用対象における症状若しくは疾患の発症の防止若しくは発症の遅延、又は適用対象における症状若しくは疾患の発症の危険性を低下させること等をいう。本技術において、「改善」とは、適用対象における疾患、症状又は状態の好転又は維持;悪化の防止又は遅延;進行の逆転、防止又は遅延をいう。
本発明は、治療的な使用であっても、非治療的な使用であってもよい。「非治療目的」とは、医療行為を含まない概念、すなわち人間を手術、治療又は診断する方法を含まない概念、より具体的には医師又は医師の指示を受けた者が人間に対して手術、治療又は診断を実施する方法を含まない概念である。
本発明は、治療的な使用であっても、非治療的な使用であってもよい。「非治療目的」とは、医療行為を含まない概念、すなわち人間を手術、治療又は診断する方法を含まない概念、より具体的には医師又は医師の指示を受けた者が人間に対して手術、治療又は診断を実施する方法を含まない概念である。
したがって、本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物は、上述した生理活性作用等を期待して組成物に含有させることができ、当該組成物を上述した本発明の方法に使用してもよい。
本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物は、アクアポリン3産生促進用組成物、メラニン生成抑制用組成物、及びヒアルロン酸産生促進用組成物等に含有させることがより好適である。
本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物は、アクアポリン3産生促進用組成物、メラニン生成抑制用組成物、及びヒアルロン酸産生促進用組成物等に含有させることがより好適である。
また、本発明は、上述した生理活性作用(例えば、アクアポリン3産生促進、メラニン生成抑制、ヒアルロン酸産生促進等)の目的のため又はこのために用いる、本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物又はその使用を提供することができる。
また、本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物は、上述した生理活性作用を有する或いは上述した使用目的の各種組成物又は各種製剤等の製造のために使用することができる。
また、本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物又は当該抽出物含有の組成物は、アクアポリン3産生促進剤、メラニン生成抑制剤、及びヒアルロン酸産生促進剤等として又は当該剤に使用することができる。当該剤を、化粧料、皮膚外用剤、医薬部外品、飲食品、飼料等の原料として使用してもよく、これら製品に添加してもよい。
また、本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物は、上述した生理活性作用を有する或いは上述した使用目的の各種組成物又は各種製剤等の製造のために使用することができる。
また、本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物又は当該抽出物含有の組成物は、アクアポリン3産生促進剤、メラニン生成抑制剤、及びヒアルロン酸産生促進剤等として又は当該剤に使用することができる。当該剤を、化粧料、皮膚外用剤、医薬部外品、飲食品、飼料等の原料として使用してもよく、これら製品に添加してもよい。
また、本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物は、そのままの状態で適用対象に使用してもよいが、一般的な基剤、例えば、水、ゲル、多価アルコール、ワセリン、パラフィン、植物油、シリコーン油等に溶解、分散又は混合して適用対象に使用してもよい。
本発明の適用対象は、ヒト、及び非ヒト動物(例えば、ペット、家畜等)等に適用することができる。このうち、ヒト及びペットが好ましく、より好ましくはヒトである。
本発明の適用対象は、ヒト、及び非ヒト動物(例えば、ペット、家畜等)等に適用することができる。このうち、ヒト及びペットが好ましく、より好ましくはヒトである。
また、藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物を含有する本発明の組成物は、公知の製造方法を利用して製造することができる。また、本発明の組成物は、本発明の抽出物の他に、必要に応じて各種添加剤等の任意成分を併用することができる。
前記任意成分として、化粧料、皮膚外用剤、医薬品、飲食品、又は飼料等において許容される成分を適宜配合することができ、例えば、賦形剤、着色剤、増粘剤、結合剤、崩壊剤、分散剤、安定化剤、ゲル化剤、酸化防止剤、界面活性剤、保存剤、保湿剤、pH調整剤等から選択される1種又は2種以上を適宜使用してもよく、これにより所望の剤型を得ることができる。
本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物の配合量は特に制限はなく、組成物全量中、当該抽出物を、乾燥物換算で、好適な下限値として、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上、さらに好ましくは0.1質量%以上配合してもよく、また、好適な上限値として特に限定されず例えば、99質量%以下、90質量%以下、30質量%以下、10質量%以下、5質量%以下、1質量%以下等で配合してもよく、当該好適な数値範囲として、より好ましくは0.001~99質量%、さらに好ましくは0.01~90質量%、よりさらに好ましくは0.1~90質量%程度配合するとよい。
本発明の生体への使用方法としては、経口投与、注射による投与、経皮投与等の投与、経口摂取、皮膚への塗布等が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物の使用量又は投与量としては、本発明の効果が得られる量であればよく、特に制限はなく、当該組成物の剤型、適用部位、年齢、性別等に応じて適宜調整するとよい。
本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物の使用量又は投与量としては、本発明の効果が得られる量であればよく、特に制限はなく、当該組成物の剤型、適用部位、年齢、性別等に応じて適宜調整するとよい。
<1-4-1.医薬品、医薬部外品>
本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物は、上述した優れた生理活性作用を有するため、医薬品、及び医薬部外品の有効成分としても好ましく利用することができる。或いは、本発明の抽出物を、所望の効果を発揮させる有効成分として、医薬品の一成分として配合して投与してもよい。医薬品、及び医薬部外品の場合は、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、液剤、懸濁剤等の経口剤;外皮用剤、貼付剤、点眼剤、点鼻剤、口腔剤、坐剤等の外用剤;点滴剤、注射剤等の非経口剤に配合することできる。
医薬品又は医薬部外品に対する本発明の抽出物の配合量として、特に制限はなく、組成物全量中、乾燥物換算で、例えば0.01~99質量%が好ましく、より好ましくは0.1~90質量%程度配合するとよい。
本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物は、上述した優れた生理活性作用を有するため、医薬品、及び医薬部外品の有効成分としても好ましく利用することができる。或いは、本発明の抽出物を、所望の効果を発揮させる有効成分として、医薬品の一成分として配合して投与してもよい。医薬品、及び医薬部外品の場合は、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、液剤、懸濁剤等の経口剤;外皮用剤、貼付剤、点眼剤、点鼻剤、口腔剤、坐剤等の外用剤;点滴剤、注射剤等の非経口剤に配合することできる。
医薬品又は医薬部外品に対する本発明の抽出物の配合量として、特に制限はなく、組成物全量中、乾燥物換算で、例えば0.01~99質量%が好ましく、より好ましくは0.1~90質量%程度配合するとよい。
<1-4-2.化粧料、皮膚外用剤>
本発明の抽出物は、上述した優れた生理活性作用を有するため、化粧料、及び皮膚外用剤の有効成分としても好ましく利用することができる。化粧料又は皮膚外用剤に対する本発明の抽出物の配合量としては、本発明の効果を損なわない範囲であれば特に制限はなく、組成物全量中、乾燥物換算で、通常、0.01~50質量%が好ましく、より好ましくは0.05~20質量%、さらに好ましくは0.05~5質量%である。
本発明の抽出物は、上述した優れた生理活性作用を有するため、化粧料、及び皮膚外用剤の有効成分としても好ましく利用することができる。化粧料又は皮膚外用剤に対する本発明の抽出物の配合量としては、本発明の効果を損なわない範囲であれば特に制限はなく、組成物全量中、乾燥物換算で、通常、0.01~50質量%が好ましく、より好ましくは0.05~20質量%、さらに好ましくは0.05~5質量%である。
本発明の化粧料及び皮膚外用剤には、必要に応じて水及び通常化粧料に配合される添加成分、例えば油性基剤、保湿剤・感触向上剤、界面活性剤、高分子・増粘・ゲル化剤、酸化防止剤、還元剤、酸化剤、抗酸化剤、美白剤、ビタミン類及びその誘導体類、植物・動物・微生物エキス類、紫外線吸収剤、抗菌・防腐剤、キレート剤、pH調整剤・酸・アルカリ、溶剤・噴射剤類、鎮痒剤、角質剥離・溶解剤、制汗剤、清涼剤、収れん剤、酵素類、核酸類、消炎剤・抗炎症剤、育毛用薬剤・血行促進剤・刺激剤、ホルモン類、抗シワ・抗老化剤、刺激緩和剤、冷感剤、温感剤、粉体類、色素・着色剤・染料・顔料、香料等を本発明の効果を損なわない程度で含有していてもよい。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
油性基剤としては、セタノール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、ラウリルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、ホホバアルコール、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール、ダイマージオール等の高級アルコール類;ベンジルアルコール等のアラルキルアルコール及び誘導体;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、12-ヒドロキシステアリン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、エルカ酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、イソヘキサデカン酸、アンテイソヘンイコサン酸、長鎖分岐脂肪酸、長鎖α-ヒドロキシ脂肪酸、ダイマー酸、水素添加ダイマー酸等の高級脂肪酸類及びそのアルミニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、カリウム、ナトリウム塩等の金属石けん類、及びアミド等の含窒素誘導体類;流動パラフィン(ミネラルオイル)、重質流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、α-オレフィンオリゴマー、ポリイソブテン、水添ポリイソブテン、ポリブテン、スクワラン、オリーブ由来スクワラン、スクワレン、ワセリン、固形パラフィン等の炭化水素類;キャンデリラワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、木ろう、みつろう、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタム、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー等のワックス類;ヤシ油、パーム油、パーム核油、サフラワー油、オリーブ油、ヒマシ油、アボカド油、ゴマ油、茶油、月見草油、小麦胚芽油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、ククイナッツ油、ローズヒップ油、メドウフォーム油、パーシック油、ティートリー油、ハッカ油、トウモロコシ油、ナタネ油、ヒマワリ油、小麦胚芽油、アマニ油、綿実油、大豆油、落花生油、コメヌカ油、カカオ脂、シア脂、水素添加ヤシ油、水素添加ヒマシ油、ホホバ油、水素添加ホホバ油等の植物油脂類;牛脂、乳脂、馬脂、卵黄油、ミンク油、タートル油等の動物性油脂類;鯨ロウ、ラノリン、オレンジラッフィー油等の動物性ロウ類;液状ラノリン、還元ラノリン、吸着精製ラノリン、酢酸ラノリン、酢酸液状ラノリン、ヒドロキシラノリン、ポリオキシエチレンラノリン、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリン脂肪酸、ラノリンアルコール、酢酸ラノリンアルコール、酢酸(セチル・ラノリル)エステル等のラノリン類;レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、スフィンゴミエリン等のスフィンゴリン脂質、ホスファチジン酸、環状リゾホスファチジン酸またはその塩、リゾレシチン等のリン脂質類;水素添加大豆リン脂質、部分水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質、部分水素添加卵黄リン脂質等のリン脂質誘導体類;コレステロール、ジヒドロコレステロール、ラノステロール、ジヒドロラノステロール、フィトステロール、コール酸等のステロール類;サポゲニン類;サポニン類;酢酸コレステリル、ノナン酸コレステリル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、N-ラウロイルサルコシンイソプロピル等のアシルサルコシンアルキルエステル、12-ヒドロキシステアリン酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、ヒマワリ種子油脂肪酸フィトステリル、イソステアリン酸フィトステリル、軟質ラノリン脂肪酸コレステリル、硬質ラノリン脂肪酸コレステリル、長鎖分岐脂肪酸コレステリル、長鎖α-ヒドロキシ脂肪酸コレステリル等のステロールエステル類;リン脂質・コレステロール複合体、リン脂質・フィトステロール複合体等の脂質複合体;ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸ヘキシルデシル、イソステアリン酸オクチルドデシル、パリミチン酸セチル、パルミチン酸オクチルドデシル、オクタン酸セチル、オクタン酸ヘキシルデシル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸オクチル、イソノナン酸イソトリデシル、ネオペンタン酸イソデシル、ネオペンタン酸イソトリデシル、ネオペンタン酸イソステアリル、ネオデカン酸オクチルドデシル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、リシノレイン酸オクチルドデシル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル、炭酸ジカプリリル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、エルカ酸オクチルドデシル、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、オレイン酸エチル、アボカド油脂肪酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸メチルヘプチル、ミリスチン酸メチルヘプチル、パルミチン酸メチルヘプチル、イソステアリン酸メチルヘプチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジブチルオクチル、アジピン酸ジイソブチル、コハク酸ジオクチル、クエン酸トリエチル等のモノアルコールカルボン酸エステル類;乳酸セチル、モノイソステアリン酸水添ヒマシ油、γ-エルカラクトン、リンゴ酸ジイソステアリル等のオキシ酸エステル類;トリオクタン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリル、水添ロジントリグリセリド(水素添加エステルガム)、ロジントリグリセリド(エステルガム)、ベヘン酸エイコサン二酸グリセリル、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸2-ブチル-2-エチル-1,3-プロパンジオール、ジオレイン酸プロピレングリコール、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、水素添加ロジンペンタエリスリチル、トリエチルヘキサン酸ジトリメチロールプロパン、(イソステアリン酸/セバシン酸)ジトリメチロールプロパン、トリエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ポリグリセリル、ノナイソステアリン酸ポリグリセリル-10、デカ(エルカ酸/イソステアリン酸/リシノレイン酸)ポリグリセリル-8、(ヘキシルデカン酸/セバシン酸)ジグリセリルオリゴエステル、ジステアリン酸グリコール(ジステアリン酸エチレングリコール)、ジネオペンタン酸3-メチル-1,5-ペンタンジオール、ジネオペンタン酸2,4-ジエチル-1,5-ペンタンジオール等の多価アルコール脂肪酸エステル類;ジカプリリルエーテル等のアルキルエーテル類;ダイマージリノール酸ジイソプロピル、ダイマージリノール酸ジイソステアリル、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物、ダイマージリノール酸硬化ヒマシ油、ヒドロキシアルキルダイマージリノレイルエーテル等のダイマー酸若しくはダイマージオールの誘導体;ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(コカミドMEA)、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(コカミドDEA)、ラウリン酸モノエタノールアミド(ラウラミドMEA)、ラウリン酸ジエタノールアミド(ラウラミドDEA)、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド(ラウラミドMIPA)、パルミチン酸モノエタノールアミド(パルミタミドMEA)、パルミチン酸ジエタノールアミド(パルミタミドDEA)、ヤシ油脂肪酸メチルエタノールアミド(コカミドメチルMEA)等の脂肪酸アルカノールアミド類;ジメチコン(ジメチルポリシロキサン)、高重合ジメチコン(高重合ジメチルポリシロキサン)、シクロメチコン(環状ジメチルシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン)、フェニルトリメチコン、ジフェニルジメチコン、フェニルジメチコン、(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマー、ジメチコノール、ジメチコノールクロスポリマー、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、アミノプロピルジメチコン及びアモジメチコン等のアミノ変性シリコーン、カチオン変性シリコーン、ジメチコンコポリオール等のポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン、糖変性シリコーン、カルボン酸変性シリコーン、リン酸変性シリコーン、硫酸変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、アルキルエーテル変性シリコーン、アミノ酸変性シリコーン、ペプチド変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、カチオン変性及びポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性及びポリエーテル変性シリコーン、アルキル変性及びポリエーテル変性シリコーン、アミドアルキル変性シリコーン、アミノグリコール変性シリコーン、アミノフェニル変性シリコーン、ポリシロキサン・オキシアルキレン共重合体等のシリコーン類;パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類が、好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
保湿剤・感触向上剤としては、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、3-メチル-1,3-ブタンジオール、1,3-プロパンジオール、2-メチル-1,3-プロパンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ヘキシレングリコール、ジグリセリン、ポリグリセリン、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール・プロピレングリコール共重合体等のポリオール類及びその重合体;ジエチレングリコールモノエチルエーテル(エトキシジグリコール)、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル等のグリコールアルキルエーテル類;(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10、テトラデカン二酸ポリグリセリル-10、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール等の水溶性エステル類;ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、マンニトール、マルチトール等の糖アルコール類;グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノース、トレオース、キシロース、アラビノース、フコース、リボース、デオキシリボース、マルトース、トレハロース、ラクトース、ラフィノース、グルコン酸、グルクロン酸、シクロデキストリン類(α-、β-、γ-シクロデキストリン、及び、マルトシル化、ヒドロキシアルキル化等の修飾シクロデキストリン)、β-グルカン、キチン、キトサン、ヘパリン及び誘導体、ペクチン、アラビノガラクタン、デキストリン、デキストラン、グリコーゲン、エチルグルコシド、メタクリル酸グルコシルエチル重合物若しくは共重合物等の糖類及びその誘導体類;ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム;コンドロイチン硫酸ナトリウム;ムコイチン硫酸、カロニン硫酸、ケラト硫酸、デルマタン硫酸;シロキクラゲ抽出物、シロキクラゲ多糖体;イヌリン、レバン等のフルクタン類;フコイダン;チューベロース多糖体、天然由来多糖体;クエン酸、酒石酸、乳酸等の有機酸及びその塩;尿素;2-ピロリドン-5-カルボン酸及びそのナトリウム等の塩;ベタイン(トリメチルグリシン)、プロリン、ヒドロキシプロリン、アルギニン、リジン、セリン、グリシン、アラニン、フェニルアラニン、チロシン、β-アラニン、スレオニン、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、シスチン、メチオニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、トリプトファン、ヒスチジン、タウリン、γ-アミノ酪酸、γ-アミノ-β-ヒドロキシ酪酸、カルニチン、カルノシン、クレアチン等のアミノ酸類及びその塩;コラーゲン、魚由来コラーゲン、アテロコラーゲン、ゼラチン、エラスチン、コラーゲン分解ペプチド、加水分解コラーゲン、塩化ヒドロキシプロピルアンモニウム加水分解コラーゲン、エラスチン分解ペプチド、ケラチン分解ペプチド、加水分解ケラチン、コンキオリン分解ペプチド、加水分解コンキオリン、シルク蛋白分解ペプチド、加水分解シルク、ラウロイル加水分解シルクナトリウム、大豆蛋白分解ペプチド、小麦蛋白分解ペプチド、加水分解小麦蛋白、カゼイン分解ペプチド、アシル化ペプチド等の蛋白ペプチド類及びその誘導体;パルミトイルオリゴペプチド、パルミトイルペンタペプチド、パルミトイルテトラペプチド等のアシル化ペプチド類;シリル化ペプチド類;乳酸菌培養液、酵母抽出液、卵殻膜タンパク、牛顎下腺ムチン、ヒポタウリン、ゴマリグナン配糖体、グルタチオン、アルブミン、乳清;塩化コリン、ホスホリルコリン;胎盤抽出液、エアラスチン、コラーゲン、アロエ抽出物、ハマメリス水、ヘチマ水、カモミラエキス、カンゾウエキス、コンフリーエキス、シルクエキス、イザヨイバラエキス、セイヨウノコギリソウエキス、ユーカリエキス、メリロートエキス等の動物・植物抽出成分、天然型セラミド(タイプ1、2、3、4、5、6)、ヒドロキシセラミド、疑似セラミド、スフィンゴ糖脂質、セラミド及び糖セラミド含有エキス等のセラミド類が好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
界面活性剤としては、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、高分子界面活性剤等が好ましいものとして挙げられる。界面活性剤のHLBには特に制限はなく、1程度の低いものから20程度の高いものまで使用でき、HLB低いものと高いものを組み合わせることも好ましい。界面活性剤として好ましいものを例示すると、陰イオン性界面活性剤では、ラウリン酸カリウム、ミリスチン酸カリウム等の脂肪酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム等のアルキル硫酸エステル塩;ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸トリエタノールアミン等のポリオキシエチレンアルキル硫酸塩;ココイルメチルタウリンナトリウム、ココイルメチルタウリンカリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシントリエタノールアミン、ラウロイルグルタミン酸メチルアラニンナトリウム等のアシルN-メチルアミノ酸塩;ココイルグルタミン酸ナトリウム、ココイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、ステアロイルグルタミン酸ナトリウム、パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、ココイルアラニントリエタノールアミン、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa等のアシルアミノ酸塩;ラウレス酢酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム等のコハク酸エステル塩;脂肪酸アルカノールアミドエーテルカルボン酸塩;アシル乳酸塩;ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩;脂肪酸アルカノールアミド硫酸塩;硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の脂肪酸グリセリド硫酸塩;アルキルベンゼンポリオキシエチレン硫酸塩;α-オレフィンスルホン酸ナトリウム等のオレフィンスルホン酸塩;スルホコハク酸ラウリル2ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム等のアルキルスルホコハク酸塩;スルホコハク酸ラウレス2ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のアルキルエーテルスルホコハク酸塩;テトラデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、テトラデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン等のアルキルベンゼンスルホン酸塩;アルキルナフタレンスルホン酸塩;アルカンスルホン酸塩;α-スルホ脂肪酸メチルエステル塩;アシルイセチオン酸塩;アルキルグリシジルエーテルスルホン酸塩;アルキルスルホ酢酸塩;ラウレスリン酸ナトリウム、ジラウレスリン酸ナトリウム、トリラウレスリン酸ナトリウム、モノオレスリン酸ナトリウム等のアルキルエーテルリン酸エステル塩;ラウリルリン酸カリウム等のアルキルリン酸エステル塩;カゼインナトリウム;アルキルアリールエーテルリン酸塩;脂肪酸アミドエーテルリン酸塩;ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジン酸、環状リゾホスファチジン酸またはその塩等のリン脂質類;カルボン酸変性シリコーン、リン酸変性シリコーン、硫酸変性シリコーン等のシリコーン系陰イオン性界面活性剤等;非イオン界面活性剤では、ラウレス(ポリオキシエチレンラウリルエーテル)類、セテス(ポリオキシエチレンセチルエーテル)類、ステアレス(ポリオキシエチレンステアリルエーテル)類、ベヘネス類(ポリオキシエチレンベヘニルエーテル)、イソステアレス(ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル)類、オクチルドデセス(ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル)類等の種々のポリオキシエチレン付加数のポリオキシエチレンアルキルエーテル類;ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油トリイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油マレイン酸等のヒマシ油及び硬化ヒマシ油誘導体;ポリオキシエチレンフィトステロール;ポリオキシエチレンコレステロール;ポリオキシエチレンコレスタノール;ポリオキシエチレンラノリン;ポリオキシエチレン還元ラノリン;ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン2-デシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンモノブチルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン水添ラノリン、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレングリセリンエーテル等のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレングリコール;PPG-9ジグリセリル等の(ポリ)グリセリンポリオキシプロピレングリコール;ステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、パルミチン酸グリセリル、ミリスチン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、ヤシ油脂肪酸グリセリル、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、α,α’-オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリン脂肪酸部分エステル類;ステアリン酸ポリグリセリル-2、同3、同4、同5、同6、同8、同10、ジステアリン酸ポリグリセリル-6、同10、トリステアリン酸ポリグリセリル-2、デカステアリン酸ポリグリセリル-10、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、同3、同4、同5、同6、同8、同10、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2(ジイソステアリン酸ジグリセリル)、同3、同10、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2、テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2、デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10、オレイン酸ポリグリセリル-2、同3、同4、同5、同6、同8、同10、ジオレイン酸ポリグリセリル-6、トリオレイン酸ポリグリセリル-2、デカオレイン酸ポリグリセリル-10等のポリグリセリン脂肪酸エステル;モノステアリン酸エチレングリコール等のエチレングリコールモノ脂肪酸エステル;モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル;ペンタエリスリトール部分脂肪酸エステル;ソルビトール部分脂肪酸エステル;マルチトール部分脂肪酸エステル;マルチトールエーテル;ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル;ショ糖脂肪酸エステル、メチルグルコシド脂肪酸エステル、ウンデシレン酸トレハロース等の糖誘導体部分エステル;カプリリルグルコシド等のアルキルグルコシド;アルキルポリグリコシド;マンノシルエリスリトールリピッド等の糖脂質;ラノリンアルコール;還元ラノリン;ポリオキシエチレンジステアレート、ポリチレングリコールジイソステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンジオレエート等のポリオキシエチレン脂肪酸モノ及びジエステル;ポリオキシエチレン・プロピレングリコール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレングリセリンモノステアレート、ポリオキシエチレングリセリンモノイソステアレート、ポリオキシエチレングリセリントリイソステアレート等のポリオキシエチレンモノオレエート等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンテトラオレエート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビトールモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビトールモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビトールペンタオレエート、ポリオキシエチレンソルビトールモノステアレート等のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンメチルグルコシド脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンアルキルエーテル脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビトールミツロウ等のポリオキシエチレン動植物油脂類;イソステアリルグリセリルエーテル、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等のアルキルグリセリルエーテル類;多価アルコールアルキルエーテル;ポリオキシエチレンアルキルアミン;テトラポリオキシエチレン・テトラポリオキシプロピレン-エチレンジアミン縮合物類;サポニン、ソホロリピッド等の天然系界面活性剤;ポリオキシエチレン脂肪酸アミド;ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(コカミドMEA)、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(コカミドDEA)、ラウリン酸モノエタノールアミド(ラウラミドMEA)、ラウリン酸ジエタノールアミド(ラウラミドDEA)、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド(ラウラミドMIPA)、パルミチン酸モノエタノールアミド(パルタミドMEA)、パルミチン酸ジエタノールアミド(パルタミドDEA)、ヤシ油脂肪酸メチルエタノールアミド(コカミドメチルMEA)等の脂肪酸アルカノールアミド類;ラウラミンオキシド、コカミンオキシド、ステアラミンオキシド、ベヘナミンオキシド等のアルキルジメチルアミンオキシド;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;ポリオキシエチレンアルキルメルカプタン;ジメチコンコポリオール等のポリエーテル変性シリコーン、ポリシロキサン・オキシアルキレン共重合体、ポリグリセリン変性シリコーン、糖変性シリコーン等のシリコーン系非イオン性界面活性剤等;陽イオン性界面活性剤では、ベヘントリモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリド、セトリモニウムクロリド、ラウリルトリモニウムクロリド等のアルキルトリメチルアンモニウムクロリド;ステアリルトリモニウムブロミド等のアルキルトリメチルアンモニウムブロミド;ジステアリルジモニウムクロリド、ジココジモニウムクロリド等のジアルキルジメチルアンモニウムクロリド;ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン等の脂肪酸アミドアミン及びその塩;ステアロキシプロピルジメチルアミン等のアルキルエーテルアミン及びその塩または四級塩;エチル硫酸長鎖分岐脂肪酸(12~31)アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム等の脂肪酸アミド型四級アンモニウム塩;ポリオキシエチレンアルキルアミン及びその塩または四級塩;アルキルアミン塩;脂肪酸アミドグアニジウム塩;アルキルエーテルアミンモニウム塩;アルキルトリアルキレングリコールアンモニウム塩;ベンザルコニウム塩;ベンゼトニウム塩;塩化セチルピリジニウム等のピリジニウム塩;イミダゾリニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミノプロピルジメチコン及びアモジメチコン等のアミノ変性シリコーン、カチオン変性シリコーン、カチオン変性及びポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性及びポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン系陽イオン性界面活性剤等;両性界面活性剤では、ラウリルベタイン(ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン)等のN-アルキル-N,N-ジメチルアミノ酸ベタイン;コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン等の脂肪酸アミドアルキル-N,N-ジメチルアミノ酸ベタイン;ココアンホ酢酸ナトリウム、ラウロアンホ酢酸ナトリウム等のイミダゾリン型ベタイン;アルキルジメチルタウリン等のアルキルスルホベタイン;アルキルジメチルアミノエタノール硫酸エステル等の硫酸型ベタイン;アルキルジメチルアミノエタノールリン酸エステル等のリン酸型ベ
タイン;ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、スフィンゴミエリン等のスフィンゴリン脂質、リゾレシチン、水素添加大豆リン脂質、部分水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質、部分水素添加卵黄リン脂質、水酸化レシチン等のリン脂質類;シリコーン系両性界面活性剤等;高分子界面活性剤では、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、デンプン誘導体、トラガントガム、アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体;シリコーン系各種界面活性剤が好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
タイン;ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、スフィンゴミエリン等のスフィンゴリン脂質、リゾレシチン、水素添加大豆リン脂質、部分水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質、部分水素添加卵黄リン脂質、水酸化レシチン等のリン脂質類;シリコーン系両性界面活性剤等;高分子界面活性剤では、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、デンプン誘導体、トラガントガム、アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体;シリコーン系各種界面活性剤が好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
高分子・増粘剤・ゲル化剤としては、グアーガム、ローカストビーンガム、クィーンスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、タラガム、タマリンド、ファーセレラン、カラヤガム、トロロアオイ、キャラガム、トラガントガム、ペクチン、ペクチン酸及びナトリウム塩等の塩、アルギン酸及びナトリウム塩等の塩、マンナン;コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ等のデンプン;キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸及びその塩、ザンサンガム、プルラン、ジェランガム、キチン、キトサン、寒天、カッソウエキス、コンドロイチン硫酸塩、カゼイン、コラーゲン、ゼラチン、アルブミン;メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース及びそのナトリウム等の塩、メチルヒドロキシプロピルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース及びその誘導体;可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン、メチルデンプン等のデンプン系高分子、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、オクテニルコハク酸トウモロコシデンプンアルミニウム等のデンプン誘導体;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等アルギン酸誘導体;ポリビニルピドリドン(PVP)、ポリビニルアルコール(PVA)、ビニルピドリドン・ビニルアルコール共重合体、ポリビニルメチルエーテル;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合体;(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸エチルアミンオキシド)コポリマー等の両性メタクリル酸エステル共重合体;(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマー、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP;ポリ酢酸ビニル部分けん化物、マレイン酸共重合体;ビニルピロリドン・メタクリル酸ジアルキルアミノアルキル共重合体;アクリル樹脂アルカノールアミン;ポリエステル、水分散性ポリエステル;ポリアクリルアミド;ポリアクリル酸エチル等のポリアクリル酸エステル共重合体、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸及びそのナトリウム塩等の塩、アクリル酸・メタアクリル酸エステル共重合体;アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体;ポリクオタニウム-10等のカチオン化セルロース、ポリクオタニウム-7等のジアリルジメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、ポリクオタニウム-22等のアクリル酸・ジアリルジメチルアンモニウムクロリド共重合体、ポリクオタニウム-39等のアクリル酸・ジアリルジメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、アクリル酸・カチオン化メタアクリル酸エステル共重合体、アクリル酸・カチオン化メタアクリル酸アミド共重合体、ポリクオタニウム-47等のアクリル酸・アクリル酸メチル・塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム共重合体、塩化メタクリル酸コリンエステル重合体;カチオン化オリゴ糖、カチオン化デキストラン、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド等のカチオン化多糖類;ポリエチレンイミン;カチオンポリマー;ポリクオタニウム-51等の2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンの重合体及びメタクリル酸ブチル共重合体等との共重合体;アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス、合成ラテックス等の高分子エマルジョン;ニトロセルロース;ポリウレタン類及び各種共重合体;各種シリコーン類;アクリル-シリコーングラフト共重合体等のシリコーン系各種共重合体;各種フッ素系高分子;12-ヒドロキシステアリン酸及びその塩;パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン等のデキストリン脂肪酸エステル;無水ケイ酸、煙霧状シリカ(超微粒子無水ケイ酸)、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸ナトリウムマグネシウム、金属石鹸、ジアルキルリン酸金属塩、ベントナイト、ヘクトライト、有機変性粘土鉱物、ショ糖脂肪酸エステル、フラクトオリゴ糖脂肪酸エステルが好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
酸化防止剤としては、トコフェロール(ビタミンE)、酢酸トコフェロール等のトコフェロール誘導体;BHT、BHA;没食子酸プロピル等の没食子酸誘導体;ビタミンC(アスコルビン酸)および/またはその誘導体;エリソルビン酸及びその誘導体;亜硫酸ナトリウム等の亜硫酸塩;亜硫酸水素ナトリウム等の亜硫酸水素塩;チオ硫酸ナトリウム等のチオ硫酸塩;メタ亜硫酸水素塩;チオタウリン、ヒポタウリン;チオグリセロール、チオ尿素、チオグリコール酸、システイン塩酸塩が好ましいものとして挙げられる。還元剤としては、チオグリコール酸、システイン、システアミン等が好ましいものとして挙げられる。酸化剤としては、過酸化水素水、過硫酸アンモニウム、臭素酸ナトリウム、過炭酸等が好ましいものとして挙げられる。抗酸化剤としては、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム塩及びアスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩等のアスコルビン酸リン酸エステル塩;アスコルビン酸モノステアリン酸エステル、アスコルビン酸モノパルミチン酸エステル、アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル等のアスコルビン酸脂肪酸エステル類;3-O-エチルアスコルビン酸、2-O-エチルアスコルビン酸、セチルアスコルビン酸、グリセリルアスコルビン酸、ヘキシルグリセリルアスコルビン酸等のアスコルビン酸エーテル類;アスコルビン酸-2-グルコシド等のアスコルビン酸グルコシド及びその脂肪酸エステル類;アスコルビン酸硫酸エステル、リン酸トコフェリルアスコルビル等のアスコルビン酸誘導体;レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、水素添加レチノール等のビタミンA類;トコフェロール、酢酸トコフェロール、トコトリエノール等のビタミンE類;カロテン、リコピン、アスタキサンチン、ルテイン等のカロテノイド類;フロロタンニン、クルクミン、アントシアニン、プロアントシアニン、カテキン、エラグ酸、ケルセチン、リンゴポリフェノール等のポリフェノール類;コエンザイムQ10、リポ酸、ラクトフェリン、セサミン、ヘスペリジン、プロトアントシアニジン、リグナン、クロロゲン酸、ルチン、フラーレン、白金ナノコロイド等が好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
美白剤としては、アルブチン、α-アルブチン等のヒドロキノン配糖体及びそのエステル類;アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム塩及びアスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩等のアスコルビン酸リン酸エステル塩;アスコルビン酸モノステアリン酸エステル、アスコルビン酸モノパルミチン酸エステル、アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル等のアスコルビン酸脂肪酸エステル類;3-O-エチルアスコルビン酸、2-O-エチルアスコルビン酸、セチルアスコルビン酸、グリセリルアスコルビン酸、ヘキシルグリセリルアスコルビン酸等のアスコルビン酸エーテル類;アスコルビン酸-2-グルコシド等のアスコルビン酸グルコシド及びその脂肪酸エステル類;アスコルビン酸硫酸エステル、リン酸トコフェリルアスコルビル等のアスコルビン酸誘導体;トラネキサム酸、トラネキサム酸セチル、トラネキサム酸アミド等のトラネキサム酸誘導体;グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン等のカンゾウエキス関連物質;コウジ酸、エラグ酸、フェルラ酸及びその誘導体、プラセンタエキス、グルタチオン、オリザノール、ブチルレゾルシノール、油溶性カモミラエキス、油溶性カンゾウエキス、西河柳エキス、ユキノシタエキス等植物エキスが好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
ビタミン類及びその誘導体類としては、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等のビタミンA類;チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート、ピリドキシンジパルミテート、フラビンアデニンジヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸アミド・ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、コリン類等のビタミンB群類;アスコルビン酸及びそのナトリウム等の塩等のビタミンC類;ビタミンD;α、β、γ、δ-トコフェロール等のビタミンE類;パントテン酸、ビオチン等のその他ビタミン類;アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム塩及びアスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩等のアスコルビン酸リン酸エステル塩、アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル・ステアリン酸アスコルビル・パルミチン酸アスコルビル・ジパルミチン酸アスコルビル等のアスコルビン酸脂肪酸エステル、アスコルビン酸エチルエーテル等のアスコルビン酸アルキルエーテル、アスコルビン酸-2-グルコシド等のアスコルビン酸グルコシド及びその脂肪酸エステル、リン酸トコフェリルアスコルビル等のアスコルビン酸誘導体;ニコチン酸トコフェロール、酢酸トコフェロール、リノール酸トコフェロール、フェルラ酸トコフェロール、トコフェロールリン酸エステル等のトコフェロール誘導体等のビタミン誘導体、トコトリエノール、その他各種ビタミン誘導体類が好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
植物・動物・微生物エキス類としては、アイリスエキス、アシタバエキス、アスナロエキス、アスパラガスエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アーモンドエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、インチコウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、ウワウルシエキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、エンメイソウエキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オタネニンジンエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オノニスエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、カキ葉エキス、カキョクエキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カッコンエキス、カモミラエキス、油溶性カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、カラスムギエキス、カルカデエキス、カンゾウエキス、油溶性カンゾウエキス、キウイエキス、キオウエキス、キクラゲエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、キリ葉エキス、グアノシン、グアバエキス、クジンエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、クリエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、黒米エキス、黒砂糖抽出物、黒酢エキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、ゲンノショウコエキス、紅茶エキス、酵母エキス、コウボクエキス、コーヒーエキス、ゴボウエキス、コメエキス、コメ発酵エキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サフランエキス、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンシャエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、ジャトバエキス、シャクヤクエキス、ショウキュウエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、白キクラゲエキス、スギナエキス、ステビアエキス、ステビア発酵物、西河柳エキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ソウハクヒエキス、ダイオウエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、タンポポエキス、地衣類エキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、ティートリー油、甜茶エキス、トウガラシエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、ハスエキス、パセリエキス、バーチエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ヒノキエキス、ビフィズス菌エキス、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、ブドウ種子エキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マイカイカエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モズクエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ユリエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、緑茶エキス、卵殻膜エキス、リンゴエキス、ルイボス茶エキス、レイシエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンギョウエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス、ワレモコウエキス等のエキスが好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステル、N,N-ジプロポキシパラアミノ安息香酸エチルエステル、N,N-ジエトキシパラアミノ安息香酸エチルエステル、N,N-ジメチルパラアミノ安息香酸エチルエステル、N,N-ジメチルパラアミノ安息香酸ブチルエステル、N,N-ジメチルパラアミノ安息香酸エチルエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤;ホモメンチル-N-アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸及びそのナトリウム塩、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;オクチルシンナメート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソプロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メトキシシンナメート、2-エチルヘキシルp-メトキシシンナメート(パラメトキシケイヒ酸オクチル)、2-エトキシエチル-p-メトキシシンナメート(シノキサート)、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、2-エチルヘキシルα-シアノ-β-フェニルシンナメート(オクトクリン)、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノイル-ジパラメトキシシンナメート、フェルラ酸及びその誘導体等の桂皮酸系紫外線吸収剤;2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2,2’-ジヒドロキシ-4,4’-ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン(オキシベンゾン-3)、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4’-メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-フェニルベンゾフェノン、2-エチルヘキシル-4’-フェニル-ベンゾフェノン-2-カルボキシレート、2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3-カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;3-(4’-メチルベンジリデン)-d,l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー;2-フェニル-5-メチルベンゾキサゾール;2,2’-ヒドロキシ-5-メチルフェニルベンゾトリアゾール;2-(2’-ヒドロキシ-5’-t-オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール;2-(2’-ヒドロキシ-5’-メチルフェニルベンゾトリアゾール;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;5-(3,3-ジメチル-2-ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン;4-t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン等のジベンゾイルメタン誘導体;オクチルトリアゾン;ウロカニン酸及びウロカニン酸エチル等のウロカニン酸誘導体;2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、1-(3,4-ジメトキシフェニル)-4,4-ジメチル-1,3-ペンタンジオン、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2-エチルヘキシル等のヒダントイン誘導体、フェニルベンズイミダソゾールスルホン酸、テレフタリリデンジカンフルスルホン酸、ドロメトリゾールトリシロキサン、アントラニル酸メチル、ルチン及びその誘導体、オリザノール及びその誘導体が好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
抗菌・防腐剤としては、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン等のパラベン(ヒドロキシ安息香酸エステル)類;フェノキシエタノール;1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-オクタンジオール等の1,2-アルカンジオール類;2-エチルヘキシルグリセリルエーテル(エチルヘキシルグリセリン)等のアルキルグリセリルエーテル類;サリチル酸;安息香酸ナトリウム;メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン等のイソチアゾリンオン誘導体;イミダゾリニウムウレア;デヒドロ酢酸及びその塩;フェノール類;トリクロサン等のハロゲン化ビスフェノール類、酸アミド類、四級アンモニウム塩類;トリクロロカルバニド、ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ソルビン酸、クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、ハロカルバン、ヘキサクロロフェン、ヒノキチオール;フェノール、イソプロピルフェノール、クレゾール、チモール、パラクロロフェノール、フェニルフェノール、フェニルフェノールナトリウム等のその他フェノール類;フェニルエチルアルコール、感光素類、抗菌性ゼオライト、銀イオンが好ましいものとして挙げられるが、防腐を目的とした抗菌剤又は防腐剤として用いる場合は、化粧料又は皮膚外用剤の安全性の観点から、フェノキシエタノール;1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-オクタンジオール等の1,2-アルカンジオール類;2-エチルヘキシルグリセリルエーテル等のアルキルグリセリルエーテル類を用いることが、より好ましい。
キレート剤としては、EDTA、EDTA2Na、EDTA3Na、EDTA4Na等のエデト酸塩(エチレンジアミン四酢酸塩);HEDTA3Na等のヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸塩;ペンテト酸塩(ジエチレントリアミン五酢酸塩);フィチン酸;エチドロン酸等のホスホン酸及びそのナトリウム塩等の塩類;シュウ酸ナトリウム;ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸等のポリポリアミノ酸類;ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リン酸;クエン酸ナトリウム、クエン酸、アラニン、ジヒドロキシエチルグリシン、グルコン酸、アスコルビン酸、コハク酸、酒石酸が好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
pH調整剤・酸・アルカリとしては、クエン酸、クエン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、グリコール酸、コハク酸、酢酸、酢酸ナトリウム、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、リン酸、塩酸、硫酸、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル-1,3ープロパンジオール、2-アミノ-2-ヒドロキシメチル-1,3ープロパンジオール、アルギニン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア水、炭酸グアニジン、炭酸アンモニウムが好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
溶剤・噴射剤類としては、エタノール、2-プロパノール(イソプロピルアルコール)、ブタノール、イソブチルアルコール等の低級アルコール類;プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、イソペンチルジオール等のグリコール類;ジエチレングリコールモノエチルエーテル(エトキシジグリコール)、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル類;エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のグリコールエーテルエステル類;コハク酸ジエトキシエチル、エチレングリコールジサクシネート等のグリコールエステル類;ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、炭酸プロピレン、炭酸ジアルキル、アセトン、酢酸エチル、N-メチルピロリドン;トルエン;フルオロカーボン、次世代フロン;LPG、ジメチルエーテル、炭酸ガス等の噴射剤が好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
鎮痒剤としては、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、カンファー、サブスタンス-P阻害剤等を例示することができる。角質剥離・溶解剤としては、サリチル酸、イオウ、レゾルシン、硫化セレン、ピリドキシン、グリコール酸等を例示することができる。制汗剤としては、クロルヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、酸化亜鉛、パラフェノールスルホン酸亜鉛等を例示することができる。清涼剤としては、メントール、サリチル酸メチル等を例示することができる。収れん剤としては、クエン酸、酒石酸、乳酸、硫酸アルミニウム・カリウム、タンニン酸、カフェイン等を例示することができる。酵素類としては、スーパーオキサイドディスムターゼ、カタラーゼ、塩化リゾチーム、リパーゼ、パパイン、パンクレアチン、プロテアーゼ等を例示することができる。核酸類としては、リボ核酸及びその塩、デオキシリボ核酸及びその塩、アデノシン三リン酸二ナトリウムが好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
消炎剤・抗炎症剤としては、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、グアイアズレン、アラントイン、インドメタシン、酸化亜鉛、酢酸ヒドロコーチゾン、プレドニゾン、塩酸ジフェドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン;桃葉エキス、蓬葉エキス等の植物エキスが好ましいものとして挙げられる。育毛用薬剤・血行促進剤・刺激剤としては、センブリエキス、トウガラシチンキ、ショウキョウチンキ、ショウキョウエキス、カンタリスチンキ等の植物エキス・チンキ類;カプサイシン、ノニル酸ワレニルアミド、ジンゲロン、イクタモール、タンニン酸、ボルネオール、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ-オリザノール、セファランチン、ビタミンE及びニコチン酸トコフェロール・酢酸トコフェロール等の誘導体、γ-オリザノール、ニコチン酸及びニコチン酸アミド・ニコチン酸ベンジルエステル・イノシトールヘキサニコチネート、ニコチンアルコール等の誘導体、アラントイン、感光素301、感光素401、塩化カプロニウム、ペンタデカン酸モノグリセリド、フラバノノール誘導体、スチグマステロール又はスチグマスタノール及びその配糖体、ミノキシジルが好ましいものとして挙げられる。ホルモン類としては、エストラジオール、エストロン、エチニルエストラジオール、コルチゾン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾン等が好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
抗シワ・抗老化剤としては、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム塩及びアスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩等のアスコルビン酸リン酸エステル塩;アスコルビン酸モノステアリン酸エステル、アスコルビン酸モノパルミチン酸エステル、アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル等のアスコルビン酸脂肪酸エステル類;3-O-エチルアスコルビン酸、2-O-エチルアスコルビン酸、セチルアスコルビン酸、グリセリルアスコルビン酸、ヘキシルグリセリルアスコルビン酸等のアスコルビン酸エーテル類;アスコルビン酸-2-グルコシド等のアスコルビン酸グルコシドおよびその脂肪酸エステル類;アスコルビン酸硫酸エステル、リン酸トコフェリルアスコルビル等のアスコルビン酸誘導体;レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、水素添加レチノール等のビタミンA類;ニコチン酸アミド、グルタチオン、システイン、クロセチン、セリシン、ゲラニオール、グリセリングルコシド、ラクトフェリン、プロアントシアニン、パントテン酸、パンテノール、大豆サポニン、レベラストール、イソフラボン、コエンザイムQ10、コンドロイチン硫酸、アセチルグルコサミン、グリセロフォスファチジルコリン、加水分解ヒアルロン酸、コラーゲンペプチド、コンキオリン加水分解物、アデノシン5'一リン酸、ホスファチジルイノシトール、三フッ化イソプロピルオキソプロピルアミノカルボニルピロリジンカルボニルメチルプロピルアミノカルボニルベンゾイルアミノ酢酸Na、トラネキサム酸及びその誘導体等が好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
刺激緩和剤としては、マンノシルエリスリトールリピッド、ダイマージリノール酸ジエチレングリコールオリゴマーエステル、リンゴ酸ジイソステアリル、N-アシル-L-グルタミン酸、トレハロースモノ脂肪酸エステル、脂肪酸アミドアミンオキシド、アルキルジメチルアミンオキシド、フェニルエチルグルコシド、ラウリルグルコシド、フェルラ酸グルコシド、サリシン、セドロール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等が好ましいものとして挙げられる。冷感剤としては、メントール、カンファー、乳酸メンチル、コハク酸モノメンチル、メンチルアセテート、ボルネオール、シネオール、チモール、ハッカ油、ペパーミント油およびこれらの誘導体等が好ましいものとして挙げられる。温感剤としては、バニリン及びその誘導体、ノナン酸バニリルアミド、ショウガオール、ジンゲロール、トウガラシチンキ、トウガラシエキス、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸メチル、ニコチン酸フェニル、ニコチン酸トコフェロール等のニコチン酸誘導体、カプサイシン、オランダガラシエキス、サンショウエキス、ショウキョウエキス、カンタリエキス等が好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
粉体類としては、マイカ、タルク、カオリン、セリサイト、モンモリロナイト、カオリナイト、雲母、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、ベントナイト、スメクタイト、粘土、泥、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、炭酸カルシウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、カーボンブラック、酸化チタン、微粒子及び超微粒子酸化チタン、酸化亜鉛、微粒子及び超微粒子酸化亜鉛、アルミナ、シリカ、煙霧状シリカ(超微粒子無水ケイ酸)、雲母チタン、魚鱗箔、窒化ホウ素、ホトクロミック顔料、合成フッ素金雲母、微粒子複合粉体、金、アルミニウム等の各種の大きさ・形状の無機粉体、及び、これらをハイドロジェンシリコーン、環状ハイドロジェンシリコーン等のシリコーン若しくはその他のシラン若しくはチタンカップリング剤等の各種表面処理剤で処理を行って疎水化若しくは親水化した粉体等の無機粉体;デンプン、セルロース、ナイロンパウダー、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル末、ポリスチレン末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ポリエステル末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末等、ウレタン粉末、シリコーン粉末、テフロン(登録商標)粉末等の各種の大きさ・形状の有機系粉体及び表面処理粉体、有機無機複合粉体が好ましいものとして挙げられる。無機塩類としては、食塩、並塩、岩塩、海塩、天然塩等の塩化ナトリウム含有塩類;塩化カリウム、塩化アルミニウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、にがり、塩化亜鉛、塩化アンモニウム;硫酸ナトリウム、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウム・カリウム(ミョウバン)、硫酸アルミニウム・アンモニウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅;リン酸1Na・2Na・3Na等のリン酸ナトリウム類、リン酸カリウム類、リン酸カルシウム類、リン酸マグネシウム類が好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
色素・着色剤・染料・顔料としては、褐色201号、黒色401号、紫色201号、紫色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色202号、青色203号、青色204号、青色205号、青色403号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色202号、緑色204号、緑色205号、緑色3号、緑色401号、緑色402号、赤色102号、赤色104-1号、赤色105-1号、赤色106号、赤色2号、赤色3号、赤色201号、赤色202号、赤色203号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色207号、赤色208号、赤色213号、赤色214号、赤色215号、赤色218号、赤色219号、赤色220号、赤色221号、赤色223号、赤色225号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230-1号、赤色230-2号、赤色231号、赤色232号、赤色3号、赤色401号、赤色404号、赤色405号、赤色501号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色505号、赤色506号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、橙色206号、橙色207号、橙色401号、橙色402号、橙色403号、黄色201号、黄色202-1号、黄色202-2号、黄色203号、黄色204号、黄色205号、黄色4号、黄色401号、黄色402号、黄色403-1号、黄色404号、黄色405号、黄色406号、黄色407号、黄色5号等の法定色素;Acid Red 14等のその他酸性染料;Arianor Sienna Brown、Arianor Madder Red、Arianor Steel Blue、Arianor Straw Yellow等の塩基染料;HC Yellow 2、HC Yellow 5、HC Red 3、4-hydoxypropylamino-3-nitrophenol、N,N’-bis(2-hydroxyethyl)-2-nitro-p- phenylenediamine、HC Blue 2、Basic Blue 26等のニトロ染料;分散染料;二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機白色顔料;酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料;γ-酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;黒酸化鉄、低次酸化チタン等の無機黒色系顔料;マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料;酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料;群青、紺青等の無機青色系顔料;酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料;アルミニウムパウダー、カッパーパウダー、金等の金属粉末顔料;アスタキサンチン、アリザリン等のアントラキノン類、アントシアニジン、β-カロチン、カテナール、カプサンチン、カルコン、カルサミン、クエルセチン、クロシン、クロロフィル、クルクミン、コチニール、シコニン等のナフトキノン類、ビキシン、フラボン類、ベタシアニジン、ヘナ、ヘモグロビン、リコピン、リボフラビン、ルチン等の天然色素・染料;p-フェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミン、o-,m-,若しくはp-アミノフェノール、m-フェニレンジアミン、5-アミノ-2-メチルフェノール、レゾルシン、1-ナフトール、2,6-ジアミノピリジン等及びその塩等の酸化染料中間体及びカップラー;インドリン等の自動酸化型染料;ジヒドロキシアセトンが好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
香料としては、アセチルセドレン、アミルシンナムアルデヒド、アリルアミルグリコレート、β-イオノン、イソイースーパー、イソブチルキノリン、イリス油、イロン、インドール、イランイラン油、ウンデカナール、ウンデセナール、γ-ウンデカラクトン、エストラゴール、オイゲノール、オークモス、オポポナックスレジノイド、オレンジ油、オイゲノール、オーランチオール、ガラクソリッド、カルバクロール、L-カルボン、カンファー、キャノン、キャロットシード油、クローブ油、ケイヒ酸メチル、ゲラニオール、ゲラニルニトリル、酢酸イソボルニル、酢酸ゲラニル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、酢酸スチラリル、酢酸セドリル、酢酸テレピネル、酢酸p-t-ブチルシクロヘキシル、酢酸ベチベリル、酢酸ベンジル、酢酸リナリル、サリチル酸イソペンチル、サリチル酸ベンジル、サンダルウッド油、サンタロール、シクラメンアルデヒド、シクロペンタデカノリド、ジヒドロジャスモン酸メチル、ジヒドロミルセノール、ジャスミンアブソリュート、ジャスミンラクトン、cis-ジャスモン、シトラール、シトロネノール、シトロネラール、シナモンバーク油、1,8-シネオール、シンナムアルデヒド、スチラックスレジノイド、セダーウッド油、セドレン、セドロール、セロリシード油、タイム油、ダマスコン、ダマセノン、チモール、チュベローズアブソリュート、デカナール、デカラクトン、テルピネオール、γ-テルピネン、トリプラール、ネロール、ノナナール、2,6-ノナジエノール、ノナラクトン、パチョリアルコール、バニラアブソリュート、バニリン、バジル油、パチョリ油、ヒドロキシシトロネラール、α-ピネン、ピペリトン、フェネチルアルコール、フェニルアセトアルデヒド、プチグレン油、ヘキシルシンナムアルデヒド、cis-3-ヘキセノール、ペルーバルサム、ベチバー油、ベチベロール、ペパーミント油、ペパー油、ヘリオトロピン、ベルガモット油、ベンジルベンゾエート、ボルネオール、ミルレジノイド、ムスクケトン、メチルノニルアセトアルデヒド、γ-メチルヨノン、メントール、L-メントール、L-メントン、ユーカリ油、β-ヨノン、ライム油、ラベンダー油、D-リモネン、リナロール、リラール、リリアール、レモン油、ローズアブソリュート、ローズオキシド、ローズ油、ローズマリー油、各種精油等の合成香料及び天然香料並びに各種調合香料が好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
水としては、常水、精製水の他、硬水、軟水、天然水、海洋深層水、電解アルカリイオン水、電解酸性イオン水、イオン水、クラスター水が好ましいものとして挙げられる。これらからなる群から1種又は2種以上を使用することができる。
これらの他、化粧品原料基準、化粧品種別配合成分規格、日本化粧品工業連合会成分表示名称リスト、INCI辞書(The International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)、医薬部外品原料規格、日本薬局方、医薬品添加物規格、食品添加物公定書等に記載されている成分、及び、国際特許分類IPCがA61K7及びA61K8の分類に属する日本国及び諸外国特許公報及び特許公開公報(公表公報・再公表を含む)に記載されている成分等、公知の化粧料成分、医薬品成分、食品成分等を、公知の組み合わせ及び配合比・配合量で含有させることが可能である。
本発明の化粧料及び皮膚外用剤の種類としては、例えば、毛髪化粧料、皮膚化粧料、メイクアップ化粧料、芳香化粧料、ボディ化粧料等が挙げられる。本発明の化粧料及び皮膚外用剤は、通常の方法に従って製造することができる。
本発明の化粧料の種類をさらに詳細に説明すると、毛髪化粧料としては、オイルシャンプー、クリームシャンプー、コンディショニングシャンプー、ふけ用シャンプー、ヘアカラー用シャンプー、リンス一体型シャンプー等のシャンプー;リンス、コンディショナー、トリートメント、ヘアパック、ヘアミスト、ヘアオイル等のヘアケア剤;ヘアフォーム、ヘアムース、ヘアスプレー、ヘアワックス、ヘアジェル、ヘアクリーム、ウォーターグリース、セットローション、ポマード、チック等の整髪料;カラーローション、ヘアカラートリートメント、ヘアマニキュア、酸化染毛剤等の染毛剤;ヘアトニック、ヘアリキッド、ヘアブロー、枝毛コート、パーマネントウェーブ用剤、ストレートパーマ剤、ヘアブリーチ、ヘアカラープレトリートメント、ヘアカラーアフタートリートメント、パーマプレトリートメント、パーマアフタートリートメント、育毛剤が好ましいものとして挙げられ、これらからなる群から1種又は2種以上を選択することができる。
皮膚化粧料としては、柔軟化粧水、収れん化粧水、洗浄用化粧水、多層式化粧水、リポソーム化粧水等の化粧水;エモリエントローション、モイスチャーローション、ミルキィーローション、ナリシングローション、ナリシングミルク、スキンモイスチャー、モイスャーエマルション、マッサージローション、角質スムーザー、エルボーローション、ハンドローション、ボディローション等の乳液;エモリエントクリーム、栄養クリーム、ナリシングクリーム、バニシングクリーム、モイスチャークリーム、ナイトクリーム、マッサージクリーム、クレンジングクリーム、メイクアップクリーム、ベースクリーム、プレメイクアップクリーム、サンスクリーンクリーム、サンタンクリーム、除毛クリーム、デオドラントクリーム、シェービングクリーム、角質軟化クリーム等のクリーム;保湿ジェル、美白ジェル、オールインワンジェル等のジェル;保湿エッセンス、美白エッセンス、保湿セラム、美白セラム等の美容液;サンプロテクト、サンプロテクター、UVケアミルク、サンスクリーン等の日焼け止め;ピールオフパック、粉末パック、ウォッシングパック、オイルパック、クレンジングマスク等のパック・マスク類;クレンジングフォーム、クレンジングクリーム、クレンジングミルク、クレンジングローション、クレンジングジェル、クレンジングオイル等のメイク落とし;ペースト洗顔フォーム、ジェル洗顔フォーム、泡洗顔フォーム、洗顔パウダー、化粧石鹸、透明石鹸、薬用石鹸、液状石鹸、ひげそり石鹸等の洗顔料;が好ましいものとして挙げられ、これらからなる群から1種又は2種以上を選択することができる。
メイクアップ化粧料としては、口紅、リップグロス、ファンデーション、頬紅、白粉・打粉、コンシーラー、アイライナー、マスカラ、アイシャドー、眉墨、アイブロー、ネイルエナメル、エナメルリムーバー、ネイルトリートメントが好ましいものとして挙げられ、これらからなる群から1種又は2種以上を選択することができる。
芳香化粧料としては、香水、パフューム、パルファム、オードパルファム、オードトワレ、オーデコロン、練香水、芳香パウダー、香水石鹸、ボディローション、バスオイルが好ましいものとして挙げられ、これらからなる群から1種又は2種以上を選択することができる。
ボディ化粧料としては、ボディシャンプー等のボディ洗浄料、デオドラントローション、デオドラントパウダー、デオドラントスプレー、デオドラントスティック等の防臭化粧料、脱色剤、脱毛・除毛剤、浴用剤、虫よけスプレー等のインセクトリペラーが好ましいものとして挙げられ、これらからなる群から1種又は2種以上を選択することができる。
本発明の皮膚外用剤の種類としては、軟膏、ローション、クリーム又はジェル状の外皮用剤、貼付剤、リニメント剤、液状塗布剤等が好ましいものとして挙げられる。また、歯磨き、マウスウォッシュ等の口腔内化粧料としても用いることができ、これらからなる群から1種又は2種以上を選択することができる。
本発明の化粧料又は皮膚外用剤の剤型としては、水中油(O/W)型、油中水(W/O)型、W/O/W型、O/W/O型等の乳化型化粧料、油性化粧料、固形化粧料、液状化粧料、練状化粧料、スティック状化粧料、揮発性油型化粧料、粉状化粧料、ゼリー状化粧料、ジェル状化粧料、ペースト状化粧料、乳化高分子型化粧料、シート状化粧料、ミスト状化粧料、スプレー型化粧料等の剤型が好ましいものとして挙げられ、これらからなる群から1種又は2種以上を選択することができる。
<2.藍藻類の製造方法>
以下に、本発明の第二の実施形態に係る藍藻類(好適にはレプトリングビア)の製造方法の実施形態の例を説明する。本実施形態の説明において、上述した「1.」と重複する各構成、含有量、製造方法、使用方法等の説明について適宜省略するが、当該「1.」の説明が本実施形態にも当てはまり、当該説明を適宜採用することができる。
本発明の別の側面として、藍藻類(好適にはレプトリングビア)の藻体を含む培養液を、光照射下、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で、通気培養して、多糖体を含む藍藻類(好適にはレプトリングビア)の藻体を増殖させた培養液を得、当該培養液から藍藻類(好適にはレプトリングビア)の藻体を回収する、藍藻類(好適にはレプトリングビア)の藻体の製造方法を提供することができる。当該藻体を用いることにより、本発明の抽出物の効果及び製造効率を向上させることができる。さらに、本発明の抽出物中に含まれる多糖体をより多く製造し、回収することができる。
以下に、本発明の第二の実施形態に係る藍藻類(好適にはレプトリングビア)の製造方法の実施形態の例を説明する。本実施形態の説明において、上述した「1.」と重複する各構成、含有量、製造方法、使用方法等の説明について適宜省略するが、当該「1.」の説明が本実施形態にも当てはまり、当該説明を適宜採用することができる。
本発明の別の側面として、藍藻類(好適にはレプトリングビア)の藻体を含む培養液を、光照射下、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で、通気培養して、多糖体を含む藍藻類(好適にはレプトリングビア)の藻体を増殖させた培養液を得、当該培養液から藍藻類(好適にはレプトリングビア)の藻体を回収する、藍藻類(好適にはレプトリングビア)の藻体の製造方法を提供することができる。当該藻体を用いることにより、本発明の抽出物の効果及び製造効率を向上させることができる。さらに、本発明の抽出物中に含まれる多糖体をより多く製造し、回収することができる。
<3.藍藻類由来の抽出物の製造方法>
以下に、本発明の第三の実施形態に係る藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物の製造方法の実施形態の例を説明する。本実施形態の説明において、上述した「1.」及び「2.」と重複する各構成、含有量、製造方法、使用方法等の説明について適宜省略するが、当該「1.」及び「2.」の説明が本実施形態にも当てはまり、当該説明を適宜採用することができる。
以下に、本発明の第三の実施形態に係る藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物の製造方法の実施形態の例を説明する。本実施形態の説明において、上述した「1.」及び「2.」と重複する各構成、含有量、製造方法、使用方法等の説明について適宜省略するが、当該「1.」及び「2.」の説明が本実施形態にも当てはまり、当該説明を適宜採用することができる。
本発明は、藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物の製造方法であり、
前記藍藻類(好適にはレプトリングビア)が、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で通気培養して得られた藍藻類(好適にはレプトリングビア)の藻体(好適には藻株)である、製造方法を提供することができる。
前記藍藻類(好適にはレプトリングビア)が、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で通気培養して得られた藍藻類(好適にはレプトリングビア)の藻体(好適には藻株)である、製造方法を提供することができる。
本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物の製造方法の例1として、
藍藻類の藻体から抽出する抽出工程を含む、製造方法を提供することができる。これにより、藍藻類由来の抽出物を得ることができる。
藍藻類の藻体から抽出する抽出工程を含む、製造方法を提供することができる。これにより、藍藻類由来の抽出物を得ることができる。
本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物の製造方法の例2として、
藍藻類の藻体を破壊する破壊工程を含む、製造方法を提供することができる。これにより、藍藻類の藻体の破壊物を得ることができる。当該破壊物を使用するときに、当該破壊物に含まれる藍藻類由来の抽出物が極性溶媒に溶解して、当該破壊物から溶出することで、藍藻類由来の抽出物の効果が発揮されやすくなる。
前記例1及び例2において、藍藻類の藻体を培養する培養工程、培養後に当該藻体を回収する藻体回収工程を適宜含んでもよい。
藍藻類の藻体を破壊する破壊工程を含む、製造方法を提供することができる。これにより、藍藻類の藻体の破壊物を得ることができる。当該破壊物を使用するときに、当該破壊物に含まれる藍藻類由来の抽出物が極性溶媒に溶解して、当該破壊物から溶出することで、藍藻類由来の抽出物の効果が発揮されやすくなる。
前記例1及び例2において、藍藻類の藻体を培養する培養工程、培養後に当該藻体を回収する藻体回収工程を適宜含んでもよい。
本発明の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物の製造方法の例3として、
(A)藍藻類の藻体を含む培養液を、光照射下、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で、通気培養して、多糖体を含む藍藻類の藻体を培養液に増殖させる藻体増殖工程、
(B)藍藻類の藻体が増殖された培養液から、藍藻類の藻体を回収する藻体回収工程、
(C)回収された藍藻類の藻体から極性溶媒にて抽出する抽出工程;
を含む、藍藻類由来の抽出物の製造方法を提供することができる。
(A)藍藻類の藻体を含む培養液を、光照射下、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で、通気培養して、多糖体を含む藍藻類の藻体を培養液に増殖させる藻体増殖工程、
(B)藍藻類の藻体が増殖された培養液から、藍藻類の藻体を回収する藻体回収工程、
(C)回収された藍藻類の藻体から極性溶媒にて抽出する抽出工程;
を含む、藍藻類由来の抽出物の製造方法を提供することができる。
さらに、前記(C)の抽出の前に、藍藻類の藻体を、粉砕及び/又は溶解等で破壊する藻体破壊工程を行うことが好ましい。
前記(C)の抽出の後に、藍藻類由来の抽出物を回収する抽出物回収工程を行うことが好ましい。このとき、抽出後の藍藻類の藻体破壊物を除去することが好ましいが、抽出後の藍藻類の藻体破壊物及び藍藻類由来の抽出物を回収してもよい。
前記(C)の抽出の後に、藍藻類由来の抽出物を回収する抽出物回収工程を行うことが好ましい。このとき、抽出後の藍藻類の藻体破壊物を除去することが好ましいが、抽出後の藍藻類の藻体破壊物及び藍藻類由来の抽出物を回収してもよい。
本技術は、以下の構成を採用することもできる。
〔1〕 藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物。当該抽出物は、藍藻類の藻体由来の抽出物が好適である。
〔2〕 藍藻類(好適にはレプトリングビア)の微細藻類を溶媒抽出して得られる抽出物。当該微細藻類が藻体の破砕物であることが好適である。
〔3〕 前記レプトリングビアが、Leptolyngbya tenuis、及び/又は、Phormidium tenueであり、より好適にはLeptolyngbya tenuisである、前記〔1〕又は〔2〕に記載の抽出物。
〔4〕 前記レプトリングビアが、Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株、Leptolyngbya tenuis BDU 46241(KX452367)藻株、及びPhormidium tenue BDU 92362 (KU958134)藻株からなる群から選択される1種又は2種以上であり、より好適には、Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株である、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1つに記載の抽出物。
〔5〕 前記抽出物が、極性溶媒抽出物である、前記〔1〕~〔4〕のいずれか1つに記載の抽出物。
〔6〕 前記抽出物が、少なくとも水を含む極性溶媒抽出物である、前記〔1〕~〔5〕のいずれか1つに記載の抽出物。当該水の含有量が、溶媒中60質量%以上であることが好適である。当該溶媒が、水、又は、水と親水性溶媒との混液であってもよい。
〔7〕 前記抽出物が、少なくとも多糖体を含有する、前記〔1〕~〔6〕のいずれか1つに記載の抽出物。当該抽出物が、少なくとも多糖体を含有する微細藻類破砕物の溶媒抽出物であることが好適である。当該溶媒抽出物が、少なくとも多糖体を含有する高分子量画分であることが好適である。
〔8〕 前記藍藻類(好適にはレプトリングビア)が、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で通気培養して得られた藍藻類の藻体である、前記〔1〕~〔7〕のいずれか1つに記載の抽出物。
〔1〕 藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物。当該抽出物は、藍藻類の藻体由来の抽出物が好適である。
〔2〕 藍藻類(好適にはレプトリングビア)の微細藻類を溶媒抽出して得られる抽出物。当該微細藻類が藻体の破砕物であることが好適である。
〔3〕 前記レプトリングビアが、Leptolyngbya tenuis、及び/又は、Phormidium tenueであり、より好適にはLeptolyngbya tenuisである、前記〔1〕又は〔2〕に記載の抽出物。
〔4〕 前記レプトリングビアが、Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株、Leptolyngbya tenuis BDU 46241(KX452367)藻株、及びPhormidium tenue BDU 92362 (KU958134)藻株からなる群から選択される1種又は2種以上であり、より好適には、Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株である、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1つに記載の抽出物。
〔5〕 前記抽出物が、極性溶媒抽出物である、前記〔1〕~〔4〕のいずれか1つに記載の抽出物。
〔6〕 前記抽出物が、少なくとも水を含む極性溶媒抽出物である、前記〔1〕~〔5〕のいずれか1つに記載の抽出物。当該水の含有量が、溶媒中60質量%以上であることが好適である。当該溶媒が、水、又は、水と親水性溶媒との混液であってもよい。
〔7〕 前記抽出物が、少なくとも多糖体を含有する、前記〔1〕~〔6〕のいずれか1つに記載の抽出物。当該抽出物が、少なくとも多糖体を含有する微細藻類破砕物の溶媒抽出物であることが好適である。当該溶媒抽出物が、少なくとも多糖体を含有する高分子量画分であることが好適である。
〔8〕 前記藍藻類(好適にはレプトリングビア)が、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で通気培養して得られた藍藻類の藻体である、前記〔1〕~〔7〕のいずれか1つに記載の抽出物。
〔9〕 藍藻類(好適にはレプトリングビア)の藻体を含む培養液を、光照射下、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で、通気培養して、多糖体を含む藍藻類の藻体を増殖させた培養液を得、当該培養液から藍藻類の藻体を回収する、藍藻類の製造方法。
当該藍藻類(好適にはレプトリングビア)の製造方法により得られた藍藻類から抽出された抽出物。
〔10〕 前記〔1〕~〔8〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物を製造する、藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物の製造方法。当該藍藻類が、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で通気培養して得られた藍藻類の藻体であることが好適である。
当該藍藻類(好適にはレプトリングビア)の製造方法により得られた藍藻類から抽出された抽出物。
〔10〕 前記〔1〕~〔8〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物を製造する、藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物の製造方法。当該藍藻類が、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で通気培養して得られた藍藻類の藻体であることが好適である。
〔11〕 藍藻類(好適にはレプトリングビア)を含む培養液を、光照射下、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で、通気培養して、多糖体を含む藍藻類の藻体を培養液に増殖させる工程、
藍藻類(好適にはレプトリングビア)が増殖された培養液から、多糖体を含む藍藻類の藻体を回収する工程、
回収された多糖体を含む藍藻類(好適にはレプトリングビア)の藻体から極性溶媒にて抽出された抽出物を回収する工程、を含む、藍藻類由来の抽出物の製造方法。
当該製造方法により得られた藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物。
藍藻類(好適にはレプトリングビア)が増殖された培養液から、多糖体を含む藍藻類の藻体を回収する工程、
回収された多糖体を含む藍藻類(好適にはレプトリングビア)の藻体から極性溶媒にて抽出された抽出物を回収する工程、を含む、藍藻類由来の抽出物の製造方法。
当該製造方法により得られた藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物。
〔12〕 前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物を含有する組成物。当該組成物のための当該藍藻類由来の抽出物の使用。
〔13〕 前記組成物が、アクアポリン3産生促進用組成物、メラニン生成抑制用組成物、又は、ヒアルロン酸産生促進用組成物である、前記〔12〕に記載の組成物。
〔14〕前記組成物が、化粧料、皮膚外用剤、医薬品組成物、又は飲食品組成物である、前記〔12〕又は〔13〕に記載の組成物。
〔15〕 前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物を含有する、アクアポリン3産生促進剤、メラニン生成抑制剤、又はヒアルロン酸産生促進剤。当該アクアポリン3産生促進剤、メラニン生成抑制剤、又はヒアルロン酸産生促進剤を、組成物の原料として、組成物に適用することが好適である。
〔13〕 前記組成物が、アクアポリン3産生促進用組成物、メラニン生成抑制用組成物、又は、ヒアルロン酸産生促進用組成物である、前記〔12〕に記載の組成物。
〔14〕前記組成物が、化粧料、皮膚外用剤、医薬品組成物、又は飲食品組成物である、前記〔12〕又は〔13〕に記載の組成物。
〔15〕 前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物を含有する、アクアポリン3産生促進剤、メラニン生成抑制剤、又はヒアルロン酸産生促進剤。当該アクアポリン3産生促進剤、メラニン生成抑制剤、又はヒアルロン酸産生促進剤を、組成物の原料として、組成物に適用することが好適である。
〔16〕 前記〔12〕~〔15〕のいずれか1つの組成物への前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物の使用。又は、前記〔12〕~〔15〕のいずれか1つの組成物の製造のための、前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物又はその使用。
〔17〕 化粧料及び/又は皮膚外用剤に使用するための、前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物、又はその使用。
〔18〕 アクアポリン3産生促進、メラニン生成抑制、及びヒアルロン酸産生促進から選択される1種又は2種以上に使用するための、前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物、又はその使用。
〔19〕 保湿、美白、シワから選択される1種又は2種以上の予防、改善、又は治療に使用するための、前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物、又はその使用。
〔17〕 化粧料及び/又は皮膚外用剤に使用するための、前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物、又はその使用。
〔18〕 アクアポリン3産生促進、メラニン生成抑制、及びヒアルロン酸産生促進から選択される1種又は2種以上に使用するための、前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物、又はその使用。
〔19〕 保湿、美白、シワから選択される1種又は2種以上の予防、改善、又は治療に使用するための、前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物、又はその使用。
〔20〕 前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物、又は当該抽出物を含有する組成物を使用(好適には投与又は塗布)する、保湿、美白、シワの予防、改善又は治療方法。
〔21〕 前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物、又は当該抽出物を含有する組成物を使用(好適には投与又は塗布)する、アクアポリン3産生促進方法、メラニン生成抑制方法、ヒアルロン酸産生促進方法。
〔22〕 前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物、又は当該抽出物を含有する組成物を使用(好適には投与又は塗布)する、アクアポリン3産生能低下による疾患及び症状の予防、改善、治療方法。
〔23〕 前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物、又は当該抽出物を含有する組成物を使用(好適には投与又は塗布)する、メラニン生成による疾患及び症状の予防、改善、治療方法。
〔24〕 前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物、又は当該抽出物を含有する組成物を使用(好適には投与又は塗布)する、ヒアルロン酸産生能低下による疾患及び症状の予防、改善、治療方法。
〔21〕 前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物、又は当該抽出物を含有する組成物を使用(好適には投与又は塗布)する、アクアポリン3産生促進方法、メラニン生成抑制方法、ヒアルロン酸産生促進方法。
〔22〕 前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物、又は当該抽出物を含有する組成物を使用(好適には投与又は塗布)する、アクアポリン3産生能低下による疾患及び症状の予防、改善、治療方法。
〔23〕 前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物、又は当該抽出物を含有する組成物を使用(好適には投与又は塗布)する、メラニン生成による疾患及び症状の予防、改善、治療方法。
〔24〕 前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つに記載の藍藻類(好適にはレプトリングビア)由来の抽出物、又は当該抽出物を含有する組成物を使用(好適には投与又は塗布)する、ヒアルロン酸産生能低下による疾患及び症状の予防、改善、治療方法。
以下の実施例等により、本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、これらに何ら限定されるものではない。
<実施例1レプトリングビア由来の抽出物>
<製造例1:レプトリングビア由来の抽出物の製造例1>
<培養>
レプトリングビアとして、Leptolyngbya tenuis(NBRC番号:NBRC 102735/原産国 日本国/海産微細藻類)藻株をNBRCより入手し、当該Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株(Scientific Name of this Strain: Leptolyngbya tenuis (Gomont) Anagnostidis & Komarek (class:Cyanophyceae))を使用した。
本NBRC 102735藻株は、BLAST検索を行うと、Leptolyngbya tenuis BDU 46241 (KX452367)及びPhormidium tenue BDU 92362 (KU958134)と高い相同性を示し、それぞれの相同性は99.84%及び99.61%であった。なお、Phormidium tenueは、現在Leptolyngbya tenuisに転属されている。このため、本NBRC 102735藻株は、Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株と分類した。
<製造例1:レプトリングビア由来の抽出物の製造例1>
<培養>
レプトリングビアとして、Leptolyngbya tenuis(NBRC番号:NBRC 102735/原産国 日本国/海産微細藻類)藻株をNBRCより入手し、当該Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株(Scientific Name of this Strain: Leptolyngbya tenuis (Gomont) Anagnostidis & Komarek (class:Cyanophyceae))を使用した。
本NBRC 102735藻株は、BLAST検索を行うと、Leptolyngbya tenuis BDU 46241 (KX452367)及びPhormidium tenue BDU 92362 (KU958134)と高い相同性を示し、それぞれの相同性は99.84%及び99.61%であった。なお、Phormidium tenueは、現在Leptolyngbya tenuisに転属されている。このため、本NBRC 102735藻株は、Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株と分類した。
<NBRC 102735藻株の18SrRNA遺伝子の塩基配列(配列番号1)>
TAACGCGTGAGAATCTGCCTTCAGGAGGGGGACAACAGTTGGAAACGGCTGCTAATACCCCATATGCCGAGAGGTGAAACGGTGAATTCCGCCTGGAGATGAGCTCGCGTCTGATTAGCTAGTTGGTGAGGTAAGAGCTCACCAAGGCGACGATCAGTAGCTGGTCTGAGAGGATGATCAGCCACACTGGGACTGAGACACGGCCCAGACTCCTACGGGAGGCAGCAGTGGGGAATTTTCCGCAATGGGCGAAAGCCTGACGGAGCAACGCCGCGTGAGGGAGGAAGGCCTGTGGGTTGTAAACCTCTTTTATCAGGGAAGAAGAACTGACGGTACCTGATGAATCAGCATCGGCTAACTCCGTGCCAGCAGCCGCGGTAAGACGGAGGATGCAAGCGTTATCCGGAATTATTGGGCGTAAAGCGTCCGCAGGCGGCTTTTCAAGTCTGCTGTTAAAGCCCGCAGCTCAACTGCGGATCGGCAGTGGAAACTGAGAAGCTAGAGTACGGTAGGGGTAGAGGGAATTCCCAGTGTAGCGGTGAAATGCGTAGATATTGGGAAGAACACCAGTGGCGAAGGCGCTCTACTGGGCCGTAACTGACGCTGAGGGACGAAAGCTAGGGGAGCGAAAGGGATTAGATACCCCTGTAGTCCTAGCCGTAAACGATGGATACTAGGTGTTGGCCGTATCGACCCGGTCAGTACCGTAGCTAACGCGTTAAGTATCCCGCCTGGGGAGTACGCACGCAAGTGTGAAACTCAAAGGAATTGACGGGGGCCCGCACAAGCGGTGGAGTATGTGGTTTAATTCGATGCAACGCGAAGAACCTTACCAGGGTTTGACATCCCGCGAATCTCTGAGAAATTAGAGAGTGCCTTCGGGAGCGCGGAGACAGGTGGTGCATGGCTGTCGTCAGCTCGTGTCGTGAGATGTTGGGTTAAGTCCCGCAACGAGCGCAACCCTCGTCCTTAGTTGCCATCATTAAGTTGGGCACTCTGGGGAGACTGCCGGTGACAAACCGGAGGAAGGTGGGGATGACGTCAAGTCATCATGCCCCTTACATCCTGGGCTACACACGTACTACAATGCTGTGGACAAAGGGCAGCCAGACCGCGAGGTTGAGCTAATCCCATAAACCACGGCACAGTTCAGATTGCAGGCTGCAACTCGCCTGCATGAAGGAGGAATCGCTAGTAATCGCAGGTCAGCATACTGCGGTGAATACGTTCCCGGGCCTTGTACACACCGCCCGTCACACCATGGGAGTTGGCCACGCCC
TAACGCGTGAGAATCTGCCTTCAGGAGGGGGACAACAGTTGGAAACGGCTGCTAATACCCCATATGCCGAGAGGTGAAACGGTGAATTCCGCCTGGAGATGAGCTCGCGTCTGATTAGCTAGTTGGTGAGGTAAGAGCTCACCAAGGCGACGATCAGTAGCTGGTCTGAGAGGATGATCAGCCACACTGGGACTGAGACACGGCCCAGACTCCTACGGGAGGCAGCAGTGGGGAATTTTCCGCAATGGGCGAAAGCCTGACGGAGCAACGCCGCGTGAGGGAGGAAGGCCTGTGGGTTGTAAACCTCTTTTATCAGGGAAGAAGAACTGACGGTACCTGATGAATCAGCATCGGCTAACTCCGTGCCAGCAGCCGCGGTAAGACGGAGGATGCAAGCGTTATCCGGAATTATTGGGCGTAAAGCGTCCGCAGGCGGCTTTTCAAGTCTGCTGTTAAAGCCCGCAGCTCAACTGCGGATCGGCAGTGGAAACTGAGAAGCTAGAGTACGGTAGGGGTAGAGGGAATTCCCAGTGTAGCGGTGAAATGCGTAGATATTGGGAAGAACACCAGTGGCGAAGGCGCTCTACTGGGCCGTAACTGACGCTGAGGGACGAAAGCTAGGGGAGCGAAAGGGATTAGATACCCCTGTAGTCCTAGCCGTAAACGATGGATACTAGGTGTTGGCCGTATCGACCCGGTCAGTACCGTAGCTAACGCGTTAAGTATCCCGCCTGGGGAGTACGCACGCAAGTGTGAAACTCAAAGGAATTGACGGGGGCCCGCACAAGCGGTGGAGTATGTGGTTTAATTCGATGCAACGCGAAGAACCTTACCAGGGTTTGACATCCCGCGAATCTCTGAGAAATTAGAGAGTGCCTTCGGGAGCGCGGAGACAGGTGGTGCATGGCTGTCGTCAGCTCGTGTCGTGAGATGTTGGGTTAAGTCCCGCAACGAGCGCAACCCTCGTCCTTAGTTGCCATCATTAAGTTGGGCACTCTGGGGAGACTGCCGGTGACAAACCGGAGGAAGGTGGGGATGACGTCAAGTCATCATGCCCCTTACATCCTGGGCTACACACGTACTACAATGCTGTGGACAAAGGGCAGCCAGACCGCGAGGTTGAGCTAATCCCATAAACCACGGCACAGTTCAGATTGCAGGCTGCAACTCGCCTGCATGAAGGAGGAATCGCTAGTAATCGCAGGTCAGCATACTGCGGTGAATACGTTCCCGGGCCTTGTACACACCGCCCGTCACACCATGGGAGTTGGCCACGCCC
<培養>
Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株を、表1の組成のIMK培地100mLの入った200mL三角フラスコにて、LED白色光の照射下(4000lux)、空気を通気しながら、23℃で14日間種培養し、これを種培養液とした。
さらにこの種培養液100mLを、表1の組成のIMK培地が1.5L入った2.0L三角フラスコに添加した。添加後、当該2.0L三角フラスコにて、LED白色光の照射下(4000lux)、空気を通気量0.1~2vvm程度通気しながら、23℃で14日間、本培養を行った。
Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株を、表1の組成のIMK培地100mLの入った200mL三角フラスコにて、LED白色光の照射下(4000lux)、空気を通気しながら、23℃で14日間種培養し、これを種培養液とした。
さらにこの種培養液100mLを、表1の組成のIMK培地が1.5L入った2.0L三角フラスコに添加した。添加後、当該2.0L三角フラスコにて、LED白色光の照射下(4000lux)、空気を通気量0.1~2vvm程度通気しながら、23℃で14日間、本培養を行った。
<抽出>
上記で得られた培養液を遠心分離にて藻体を回収し、藻体回収物を凍結乾燥にて乾燥させた。得られた藻体の乾燥物を乳鉢で粉砕した。粉砕後、粉砕された乾燥物1質量部に対して100質量倍の水を添加し混合した後に、当該混合溶液(懸濁液)を95~100℃で2時間の熱水抽出を行い、Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株由来の粗抽出物を得た。抽出後、藻体残渣を、遠心分離、次いで1.0μmのメンブレンフィルター濾過により粗抽出物から除去し、Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株由来の抽出液を得た。得られた抽出液は凍結乾燥により水を除去し、深緑色の固形物として、Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株由来の抽出物(実施例1のレプトリングビア抽出物)を得た。
上記で得られた培養液を遠心分離にて藻体を回収し、藻体回収物を凍結乾燥にて乾燥させた。得られた藻体の乾燥物を乳鉢で粉砕した。粉砕後、粉砕された乾燥物1質量部に対して100質量倍の水を添加し混合した後に、当該混合溶液(懸濁液)を95~100℃で2時間の熱水抽出を行い、Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株由来の粗抽出物を得た。抽出後、藻体残渣を、遠心分離、次いで1.0μmのメンブレンフィルター濾過により粗抽出物から除去し、Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株由来の抽出液を得た。得られた抽出液は凍結乾燥により水を除去し、深緑色の固形物として、Leptolyngbya tenuis NBRC 102735藻株由来の抽出物(実施例1のレプトリングビア抽出物)を得た。
<本発明の抽出物中の成分>
実施例1のレプトリングビア抽出物について、下記条件でGPC測定を実施した。そのGPC測定の結果、抽出物中に、高分子量側に1つのピークが認められ、当該ピーク保持時間は20.15分であり、低分子量側の保持時間27~35分に複数のピークが認められた。当該高分子側のピークは多糖体であることが認められ、当該多糖体が47%(チャート面積百分率)含有し、その重量平均分子量(Mw)は49万であった。また、このときの多分散度(Mw/Mn)は1.26であった(祖父江寛等、”Mw/Mnの分子量依存性”高分子化学、第19巻、第206号(1962))。この面積百分率(%)は、(GPC測定結果の高分子側の1つのピーク/GPC測定結果の全ピークの全面積)×100にて算出されたものである(島津製作所ウェブサイト、GC分析の基礎 2.分析結果、2.4定量方法、2.4.1面積百分率法:https://www.an.shimadzu.co.jp/gc/support/faq/fundamentals/quantitative_method.htm)。
実施例1のレプトリングビア抽出物について、下記条件でGPC測定を実施した。そのGPC測定の結果、抽出物中に、高分子量側に1つのピークが認められ、当該ピーク保持時間は20.15分であり、低分子量側の保持時間27~35分に複数のピークが認められた。当該高分子側のピークは多糖体であることが認められ、当該多糖体が47%(チャート面積百分率)含有し、その重量平均分子量(Mw)は49万であった。また、このときの多分散度(Mw/Mn)は1.26であった(祖父江寛等、”Mw/Mnの分子量依存性”高分子化学、第19巻、第206号(1962))。この面積百分率(%)は、(GPC測定結果の高分子側の1つのピーク/GPC測定結果の全ピークの全面積)×100にて算出されたものである(島津製作所ウェブサイト、GC分析の基礎 2.分析結果、2.4定量方法、2.4.1面積百分率法:https://www.an.shimadzu.co.jp/gc/support/faq/fundamentals/quantitative_method.htm)。
<GPC測定条件>
カラム :TSK-GEL α-2500(7.8×300mm、東ソー社製)+TSK-GEL α-3000(7.8×300mm、東ソー社製)+TSK-GEL α-6000(7.8×300mm、東ソー社製)
検出器 :RI検出器
溶媒 :0.1mol/L硝酸Na水溶液
測定温度:50℃
流速 :1.0mL/分
標準物質:プルラン(Shodex STANDARD P-82)
試料溶媒液:上記溶媒液と同じ
試料濃度:0.15w/v%(標準物質は、0.1w/v%)
注入量 :100μL
分析時間:40min
標準物質:プルラン(Shodex STANDARD P-82)+ラクトース
(Mw:342(ラクトース)、5800、12,200、23,700、48,00、100,000、180,000、380,000、853,000)
カラム :TSK-GEL α-2500(7.8×300mm、東ソー社製)+TSK-GEL α-3000(7.8×300mm、東ソー社製)+TSK-GEL α-6000(7.8×300mm、東ソー社製)
検出器 :RI検出器
溶媒 :0.1mol/L硝酸Na水溶液
測定温度:50℃
流速 :1.0mL/分
標準物質:プルラン(Shodex STANDARD P-82)
試料溶媒液:上記溶媒液と同じ
試料濃度:0.15w/v%(標準物質は、0.1w/v%)
注入量 :100μL
分析時間:40min
標準物質:プルラン(Shodex STANDARD P-82)+ラクトース
(Mw:342(ラクトース)、5800、12,200、23,700、48,00、100,000、180,000、380,000、853,000)
<試験例1:メラニン生成抑制評価>
表2に記載の濃度で実施例1のレプトリングビア抽出物を添加した培地において、正常ヒト色素細胞を72時間培養し、培地交換後、さらに72時間培養を行った。培養後、回収した細胞に10%ジメチルスルホキシドを含有した2N水酸化ナトリウム水溶液を添加し、60℃に加温し細胞溶解液とし、450nmの吸光度を測定することで色素細胞中のメラニン量を決定した。また細胞溶解液のタンパク質濃度を牛血清由来アルブミン(Thermo scientific社)を標準としてProtein Assay Dye Reagent Concentrate(BIO-RAD社)を用い測定し、タンパク質量当たりのメラニン量を算出した。コントロールとして実施例1の抽出物が無添加の培地におけるタンパク質量当たりのメラニン量を同様に定量した。結果はコントロールのタンパク質量あたりのメラニン量を100%とした相対値として表2に示した。
表2に記載の濃度で実施例1のレプトリングビア抽出物を添加した培地において、正常ヒト色素細胞を72時間培養し、培地交換後、さらに72時間培養を行った。培養後、回収した細胞に10%ジメチルスルホキシドを含有した2N水酸化ナトリウム水溶液を添加し、60℃に加温し細胞溶解液とし、450nmの吸光度を測定することで色素細胞中のメラニン量を決定した。また細胞溶解液のタンパク質濃度を牛血清由来アルブミン(Thermo scientific社)を標準としてProtein Assay Dye Reagent Concentrate(BIO-RAD社)を用い測定し、タンパク質量当たりのメラニン量を算出した。コントロールとして実施例1の抽出物が無添加の培地におけるタンパク質量当たりのメラニン量を同様に定量した。結果はコントロールのタンパク質量あたりのメラニン量を100%とした相対値として表2に示した。
表2の結果より、本発明のレプトリングビア由来の抽出物は、無添加と比較してメラニン生成を有意に抑制しており、優れたメラニン生成抑制作用があることが分かった。
<試験例2:ヒアルロン酸産生促進評価>
表3に記載の濃度で実施例1のレプトリングビア抽出物を添加した培地において、正常ヒト表皮細胞を72時間培養した後、培地上清中のヒアルロン酸量をELISA法により定量した。コントロールとして実施例1の抽出物が無添加の培地におけるヒアルロン酸量を同様に定量した。結果はコントロールのヒアルロン酸量を100%とした相対値として表3に示した。
表3に記載の濃度で実施例1のレプトリングビア抽出物を添加した培地において、正常ヒト表皮細胞を72時間培養した後、培地上清中のヒアルロン酸量をELISA法により定量した。コントロールとして実施例1の抽出物が無添加の培地におけるヒアルロン酸量を同様に定量した。結果はコントロールのヒアルロン酸量を100%とした相対値として表3に示した。
表3の結果より、本発明のレプトリングビア由来の抽出物は、無添加と比較してヒアルロン酸量が有意に増加しており、優れたヒアルロン酸産生促進作用があることが分かった。
<試験例3:アクアポリン3産生促進評価>
表4に記載の濃度で実施例1のレプトリングビア抽出物を添加した培地において、正常ヒト表皮角化細胞を24時間培養した後、細胞中のアクアポリン3の遺伝子発現量をリアルタイムPCR法により測定した。コントロールとして実施例1の抽出物が無添加の培地で培養した細胞における遺伝子発現量を同様に測定した。結果はコントロールの発現量を100%とした相対値として表4に示した。
表4に記載の濃度で実施例1のレプトリングビア抽出物を添加した培地において、正常ヒト表皮角化細胞を24時間培養した後、細胞中のアクアポリン3の遺伝子発現量をリアルタイムPCR法により測定した。コントロールとして実施例1の抽出物が無添加の培地で培養した細胞における遺伝子発現量を同様に測定した。結果はコントロールの発現量を100%とした相対値として表4に示した。
表4の結果より、本発明のレプトリングビア由来の抽出物は、無添加に比較してアクアポリン3遺伝子発現量が有意に増加しており、優れたアクアポリン3産生促進作用を有することが分かった。
<レプトリングビア由来の抽出物の生理活性>
上述のように、レプトリングビア属の微細藻類由来の抽出物には、多糖体が含まれている。多糖体が含まれていることは、抽出物をゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)及び核磁気共鳴(NMR)スペクトルにより分析することによって確認された。
上述のように、レプトリングビア属の微細藻類由来の抽出物は、さらに上記のようにアクアポリン3産生促進作用、メラニン生成抑制作用、及びヒアルロン酸産生促進作用を有しており、産業上利用に有益である知見を新たに得ることができ、さらに新規な物質であった。
上述のように、レプトリングビア属の微細藻類由来の抽出物には、多糖体が含まれている。多糖体が含まれていることは、抽出物をゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)及び核磁気共鳴(NMR)スペクトルにより分析することによって確認された。
上述のように、レプトリングビア属の微細藻類由来の抽出物は、さらに上記のようにアクアポリン3産生促進作用、メラニン生成抑制作用、及びヒアルロン酸産生促進作用を有しており、産業上利用に有益である知見を新たに得ることができ、さらに新規な物質であった。
<レプトリングビア由来の抽出物の高分子量分画>
さらに、レプトリングビア属の微細藻類由来の抽出物の生理活性作用は、主に高分子量画分が有効成分として作用して発揮されるものと考えている。このことは、以下のように限界ろ過膜によって高分子量分画及び低分子量分画に分離し、回収された高分子量分画及び低分子量分画について比較したところ、高分子量分画の方に、より強い生理活性が確認できたことによる。
さらに、レプトリングビア属の微細藻類由来の抽出物の生理活性作用は、主に高分子量画分が有効成分として作用して発揮されるものと考えている。このことは、以下のように限界ろ過膜によって高分子量分画及び低分子量分画に分離し、回収された高分子量分画及び低分子量分画について比較したところ、高分子量分画の方に、より強い生理活性が確認できたことによる。
実施例1のレプトリングビア抽出物を3万Daの限界ろ過膜を用いて高分子量分画と低分子量分画に分離し、それぞれの分画を回収した。この回収によって、3万Da以上の高分子量分画と3万Da未満の低分子量分画を得た。
また、実施例1のレプトリングビア抽出物を5万Daの限界ろ過膜を用いて、それぞれの高分子量分画と低分子量分画に分離し、回収した。この回収によって、5万Da以上の高分子量分画と5万Da未満の低分子量分画を得た。
3万Da以上の高分子量分画、及び5万Da以上の高分子量分画について、上述のGPC分析により、それぞれ、保持時間20.15分、20.15分のピークが得られ、それぞれの平均分子量は49~50万であった。
また、実施例1のレプトリングビア抽出物を5万Daの限界ろ過膜を用いて、それぞれの高分子量分画と低分子量分画に分離し、回収した。この回収によって、5万Da以上の高分子量分画と5万Da未満の低分子量分画を得た。
3万Da以上の高分子量分画、及び5万Da以上の高分子量分画について、上述のGPC分析により、それぞれ、保持時間20.15分、20.15分のピークが得られ、それぞれの平均分子量は49~50万であった。
それぞれの分画について、生理活性評価を行ったところ、3万Da以上の高分子量分画及び5万Da以上の高分子量分画に、より強い生理活性作用が示された。
メラニン生成抑制試験において、無添加を100%としたときに、メラニン生成抑制は、3万Da以上の高分子量分画(0.1%水溶液)で約50%及び5万Da以上の高分子量分画(0.1%水溶液)で約30%であり、各高分子量画分では、メラニン生成が抑制されていた。一方、3万Da未満及び5万Da未満の各低分子量分画(0.1%水溶液)では、メラニン生成が抑制されていなかった。
ヒアルロン酸産生促進試験において、無添加を100%としたときに、ヒアルロン酸産生促進は、3万Da以上の高分子量分画(0.1%水溶液)で620%であり、5万Da以上の高分子量分画(0.1%水溶液)で約750%であり、各高分子量分画では、ヒアルロン酸産生が促進されていた。一方、無添加を100%としたときに、ヒアルロン酸産生促進は、3万Da未満の低分子量分画(0.1%水溶液)では174%、5万Da未満の低分子量分画(0.1%水溶液)では208%であった。
また、アクアポリン3産生促進試験においても、3万Da以上の高分子量分画(0.1%水溶液)及び5万Da以上の高分子量分画(0.1%水溶液)でも、無添加と比較したときに、アクアポリン3産生がより促進されていた。
したがって、本発明のレプトリングビア属の微細藻類由来の抽出物は、レプトリングビア属の微細藻類が産生する高分子量画分(より好適には多糖体)を含有することを特徴とするものと考えている。
<処方例>
以下に、本発明の抽出物(乾燥物換算)を配合した化粧料の処方例(実施例2~実施例13)を記載する。なお、実施例1の抽出物とは、上記実施例1のレプトリングビア抽出物のことである。
以下に、本発明の抽出物(乾燥物換算)を配合した化粧料の処方例(実施例2~実施例13)を記載する。なお、実施例1の抽出物とは、上記実施例1のレプトリングビア抽出物のことである。
実施例2 化粧水
成 分 配合量(質量%)
----------------------------------------
A部
実施例1の抽出物 0.5
BG 4.0
イノシト-ル 0.5
グリチルリチン酸2K 0.01
Neosolue-Aqulio(日本精化) 0.5
Neosolue-Aqua(日本精化) 0.5
エタノール 3.0
フェノキシエタノール 0.2
メチルパラベン 0.15
クエン酸 0.1
クエン酸Na pHが4.5になる量
精製水 合計で100となる量
B部
キサンタンガム 0.05
BG 3.0
精製水 20.0
C部
3-O-エチルアスコルビン酸(日本精化) 1.0
ナイアシンアミド 0.5
精製水 5.0
----------------------------------------
成 分 配合量(質量%)
----------------------------------------
A部
実施例1の抽出物 0.5
BG 4.0
イノシト-ル 0.5
グリチルリチン酸2K 0.01
Neosolue-Aqulio(日本精化) 0.5
Neosolue-Aqua(日本精化) 0.5
エタノール 3.0
フェノキシエタノール 0.2
メチルパラベン 0.15
クエン酸 0.1
クエン酸Na pHが4.5になる量
精製水 合計で100となる量
B部
キサンタンガム 0.05
BG 3.0
精製水 20.0
C部
3-O-エチルアスコルビン酸(日本精化) 1.0
ナイアシンアミド 0.5
精製水 5.0
----------------------------------------
(調製方法)
B部を混合し粘性な液を調整した。A部を約80℃に加温し、均一に溶解した。A部にB部を撹拌しながらゆっくり加え、40℃まで冷却した後、C部を添加し、均一な液とした。
実施例2の化粧水は、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
B部を混合し粘性な液を調整した。A部を約80℃に加温し、均一に溶解した。A部にB部を撹拌しながらゆっくり加え、40℃まで冷却した後、C部を添加し、均一な液とした。
実施例2の化粧水は、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
実施例3 化粧水
成 分 配合量(質量%)
---------------------------------------
A部
実施例1の抽出物 0.5
ジグリセリン 3.0
加水分解ヒアルロン酸 0.01
アルギニン 0.05
Neosolue-AquaS(日本精化) 1.0
ベタイン 0.5
プルラン 0.5
カルボマー 0.05
アルギニン 0.05
フェノキシエタノール 0.2
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
B部
カルボマー 0.05
ヒドロキシエチルセルロース 0.03
ヒアルロン酸Na 0.01
精製水 10.0
---------------------------------------
成 分 配合量(質量%)
---------------------------------------
A部
実施例1の抽出物 0.5
ジグリセリン 3.0
加水分解ヒアルロン酸 0.01
アルギニン 0.05
Neosolue-AquaS(日本精化) 1.0
ベタイン 0.5
プルラン 0.5
カルボマー 0.05
アルギニン 0.05
フェノキシエタノール 0.2
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
B部
カルボマー 0.05
ヒドロキシエチルセルロース 0.03
ヒアルロン酸Na 0.01
精製水 10.0
---------------------------------------
(調製方法)
A部を約80℃に加温し、均一に混合した。B部を添加し、均一な液とした。
実施例3の化粧水は、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
A部を約80℃に加温し、均一に混合した。B部を添加し、均一な液とした。
実施例3の化粧水は、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
実施例4 化粧水
成 分 配合量(質量%)
----------------------------------------
A部
Phytopresome Cera-23(日本精化) 0.2
BG 3.0
グリセリン 1.0
B部
実施例1の抽出物 1.0
Phytopresome MEL(日本精化) 1.0
Tremoist-TP(日本精化) 0.1
Inulin-SC(日本精化) 0.5
ベタイン 1.0
フェノキシエタノール 0.2
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
----------------------------------------
成 分 配合量(質量%)
----------------------------------------
A部
Phytopresome Cera-23(日本精化) 0.2
BG 3.0
グリセリン 1.0
B部
実施例1の抽出物 1.0
Phytopresome MEL(日本精化) 1.0
Tremoist-TP(日本精化) 0.1
Inulin-SC(日本精化) 0.5
ベタイン 1.0
フェノキシエタノール 0.2
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
----------------------------------------
(調製方法)
A部、B部をそれそれ約80℃に加温し、均一に溶解、分散した。A部をB部に撹拌しながら加えてベシクル液とした。
実施例4の化粧水は、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
A部、B部をそれそれ約80℃に加温し、均一に溶解、分散した。A部をB部に撹拌しながら加えてベシクル液とした。
実施例4の化粧水は、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
実施例5 乳液
成 分 配合量(質量%)
-------------------------------------
A部
グリセリン 3.0
ジグリセリン 1.0
BG 7.0
Phytocompo-PP(日本精化) 1.0
水添リゾレシチン(日本精化) 0.1
B部
ミネラルオイル 5.0
トリエチルヘキサノイン(日本精化) 3.0
LUSPLAN DD-DA5(日本精化) 0.5
LUSPLAN PI-DA(日本精化) 0.5
Plandool-DP(日本精化) 0.5
水添ポリイソブテン 3.5
イソドデカン 1.5
セトステアリルアルコール 1.0
ホホバアルコール 1.0
C部
(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー
0.2
カルボマー 0.1
Tremoist-TP(日本精化) 0.1
精製水 20.0
D部
実施例1の抽出物 0.5
Neosolue-Aqulio(日本精化) 0.5
Neosolue-AquaS(日本精化) 0.5
ポリクオタニウム-51 1.0
アルブチン 1.0
アスコルビルグルコシド 1.0
トラネキサム酸 1.0
水酸化カリウム 0.2
ピロ亜硫酸Na 0.03
フェノキシエタノール 0.2
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
-------------------------------------
成 分 配合量(質量%)
-------------------------------------
A部
グリセリン 3.0
ジグリセリン 1.0
BG 7.0
Phytocompo-PP(日本精化) 1.0
水添リゾレシチン(日本精化) 0.1
B部
ミネラルオイル 5.0
トリエチルヘキサノイン(日本精化) 3.0
LUSPLAN DD-DA5(日本精化) 0.5
LUSPLAN PI-DA(日本精化) 0.5
Plandool-DP(日本精化) 0.5
水添ポリイソブテン 3.5
イソドデカン 1.5
セトステアリルアルコール 1.0
ホホバアルコール 1.0
C部
(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー
0.2
カルボマー 0.1
Tremoist-TP(日本精化) 0.1
精製水 20.0
D部
実施例1の抽出物 0.5
Neosolue-Aqulio(日本精化) 0.5
Neosolue-AquaS(日本精化) 0.5
ポリクオタニウム-51 1.0
アルブチン 1.0
アスコルビルグルコシド 1.0
トラネキサム酸 1.0
水酸化カリウム 0.2
ピロ亜硫酸Na 0.03
フェノキシエタノール 0.2
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
-------------------------------------
(調製方法)
A部、B部、D部をそれぞれ混合し、約70℃に加温し、均一に溶解、分散させた。C部を混合し、撹拌して粘性の液とした。A部をホモディスパーにて撹拌しながらB部を加えた後、D部を加えて乳化した。冷却し、約50℃にてC部を加え、撹拌して約40℃まで冷却した。
実施例5の乳液は、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
A部、B部、D部をそれぞれ混合し、約70℃に加温し、均一に溶解、分散させた。C部を混合し、撹拌して粘性の液とした。A部をホモディスパーにて撹拌しながらB部を加えた後、D部を加えて乳化した。冷却し、約50℃にてC部を加え、撹拌して約40℃まで冷却した。
実施例5の乳液は、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
実施例6 スキンケアクリーム
成 分 配合量(質量%)
-------------------------------------
A部
ミネラルオイル 8.0
Plandool-MAS(日本精化) 2.0
Plandool-LG1(日本精化) 1.0
Plandool-LG2(日本精化) 1.0
パラフィンワックス 3.0
シアバター 3.0
スクワラン 5.0
セタノール 1.8
水添ココグリセリル 0.8
ステアリン酸グリセリル 1.0
ベヘニルアルコール 1.5
ステアリン酸ソルビタン 1.0
セスキステアリン酸メチルグルコース 1.5
B部
キサンタンガム 0.1
ヒドロキシエチルセルロース 0.1
結晶セルロース末 0.3
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.1
精製水 20.0
C部
実施例1の抽出物 0.5
グリセリン 8.0
DPG 5.0
ソルビトール 2.0
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
-------------------------------------
成 分 配合量(質量%)
-------------------------------------
A部
ミネラルオイル 8.0
Plandool-MAS(日本精化) 2.0
Plandool-LG1(日本精化) 1.0
Plandool-LG2(日本精化) 1.0
パラフィンワックス 3.0
シアバター 3.0
スクワラン 5.0
セタノール 1.8
水添ココグリセリル 0.8
ステアリン酸グリセリル 1.0
ベヘニルアルコール 1.5
ステアリン酸ソルビタン 1.0
セスキステアリン酸メチルグルコース 1.5
B部
キサンタンガム 0.1
ヒドロキシエチルセルロース 0.1
結晶セルロース末 0.3
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.1
精製水 20.0
C部
実施例1の抽出物 0.5
グリセリン 8.0
DPG 5.0
ソルビトール 2.0
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
-------------------------------------
(調製方法)
A部、C部をそれぞれ混合し、約70℃に加温し、均一に溶解、分散させた。B部を混合し、撹拌して粘性の液とした。C部をホモミキサーにて撹拌しながらA部を加えて乳化した。冷却し約50℃にて、B部を加え、撹拌して約40℃まで冷却した。
実施例6のスキンケアクリームは、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
A部、C部をそれぞれ混合し、約70℃に加温し、均一に溶解、分散させた。B部を混合し、撹拌して粘性の液とした。C部をホモミキサーにて撹拌しながらA部を加えて乳化した。冷却し約50℃にて、B部を加え、撹拌して約40℃まで冷却した。
実施例6のスキンケアクリームは、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
実施例7 クレンジングジェル
成 分 配合量(質量%)
---------------------------------
A部
エチルヘキサン酸セチル(日本精化) 9.0
Plandool-S(日本精化) 1.0
Plandool-LG3(日本精化) 1.0
LUSPLAN DD-IS(日本精化) 8.0
ジヒドロコレス-3(日本精化) 2.0
PEG-25水添ヒマシ油 20.0
オクチルドデセス-20 15.0
グリセリン 16.0
BG 5.0
B部
実施例1の抽出物 0.5
Inulin-SC(日本精化) 0.5
フェノキシエタノール 0.5
精製水 合計で100となる量
---------------------------------
成 分 配合量(質量%)
---------------------------------
A部
エチルヘキサン酸セチル(日本精化) 9.0
Plandool-S(日本精化) 1.0
Plandool-LG3(日本精化) 1.0
LUSPLAN DD-IS(日本精化) 8.0
ジヒドロコレス-3(日本精化) 2.0
PEG-25水添ヒマシ油 20.0
オクチルドデセス-20 15.0
グリセリン 16.0
BG 5.0
B部
実施例1の抽出物 0.5
Inulin-SC(日本精化) 0.5
フェノキシエタノール 0.5
精製水 合計で100となる量
---------------------------------
(調製方法)
A部、B部をそれぞれ約80℃に加温して溶解した。混合し、約80℃に加温した。撹拌しながらA部にB部を徐々に加え、混合後40℃まで冷却した。
実施例7のクレンジングジェルは、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
A部、B部をそれぞれ約80℃に加温して溶解した。混合し、約80℃に加温した。撹拌しながらA部にB部を徐々に加え、混合後40℃まで冷却した。
実施例7のクレンジングジェルは、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
実施例8 洗顔フォーム
成 分 配合量(質量%)
---------------------------------
A部
(ヤシ脂肪酸/水添牛脂脂肪酸)グルタミン酸Na 30.0
ココイルグリシンK 5.0
Plandool-LG2(日本精化) 0.2
Plandool-LG4(日本精化) 0.2
ラウリン酸ジエタノールアミド 3.0
トコフェロール 0.1
PEG-8 5.0
PEG-32 10.0
グリセリン 14.0
プロピルパラベン 0.1
B部
実施例1の抽出物 1.0
Inulin-SC(日本精化) 0.5
メチルパラベン 0.2
ポリクオタニウム-51 1.0
結晶セルロース 0.3
ポリクオタニウム-7 0.8
精製水 合計で100となる量
---------------------------------
成 分 配合量(質量%)
---------------------------------
A部
(ヤシ脂肪酸/水添牛脂脂肪酸)グルタミン酸Na 30.0
ココイルグリシンK 5.0
Plandool-LG2(日本精化) 0.2
Plandool-LG4(日本精化) 0.2
ラウリン酸ジエタノールアミド 3.0
トコフェロール 0.1
PEG-8 5.0
PEG-32 10.0
グリセリン 14.0
プロピルパラベン 0.1
B部
実施例1の抽出物 1.0
Inulin-SC(日本精化) 0.5
メチルパラベン 0.2
ポリクオタニウム-51 1.0
結晶セルロース 0.3
ポリクオタニウム-7 0.8
精製水 合計で100となる量
---------------------------------
(調製方法)
A部を約80℃に加温して溶解した。B部を約80℃に加温する。撹拌しながらA部にB部を徐々に加え、混合後40℃まで冷却した。
実施例8の洗顔フォームは、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
A部を約80℃に加温して溶解した。B部を約80℃に加温する。撹拌しながらA部にB部を徐々に加え、混合後40℃まで冷却した。
実施例8の洗顔フォームは、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
実施例9 洗い流さないヘアトリートメント
成 分 配合量(質量%)
--------------------------------------
A部
ミネラルオイル 3.0
LUSPLAN SR-DM4(日本精化) 0.5
エタノール 40.0
グリチルレチン酸 0.02
PPG-3カプリリルエーテル 0.3
エルカラクトンDES(日本精化) 1.5
PEG/PPG-20/20ジメチコン 0.2
PEG-12ジメチコン 0.4
水添レチノール 0.1
トリスヘキシルデカン酸ピリドキシン 0.05
B部
実施例1の抽出物 1.0
トリエタノールアミン 0.1
グルコシルトレハロース 0.1
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー 0.4
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー 0.05
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/メタクリル酸
ベヘネス-25)クロスポリマー 0.1
カルボマー 0.05
メチルパラベン 0.1
フェノキシエタノール 0.2
精製水 合計で100となる量
----------------------------------------
成 分 配合量(質量%)
--------------------------------------
A部
ミネラルオイル 3.0
LUSPLAN SR-DM4(日本精化) 0.5
エタノール 40.0
グリチルレチン酸 0.02
PPG-3カプリリルエーテル 0.3
エルカラクトンDES(日本精化) 1.5
PEG/PPG-20/20ジメチコン 0.2
PEG-12ジメチコン 0.4
水添レチノール 0.1
トリスヘキシルデカン酸ピリドキシン 0.05
B部
実施例1の抽出物 1.0
トリエタノールアミン 0.1
グルコシルトレハロース 0.1
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー 0.4
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー 0.05
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/メタクリル酸
ベヘネス-25)クロスポリマー 0.1
カルボマー 0.05
メチルパラベン 0.1
フェノキシエタノール 0.2
精製水 合計で100となる量
----------------------------------------
(調製方法)
A部を約50℃に加温し、溶解させた。次にB部を均一に分散し、粘性の液とした。A部を撹拌しながらB部に加え、均一に混合した。
実施例9の洗い流さないヘアトリートメントは、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
A部を約50℃に加温し、溶解させた。次にB部を均一に分散し、粘性の液とした。A部を撹拌しながらB部に加え、均一に混合した。
実施例9の洗い流さないヘアトリートメントは、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
実施例10 シャンプー
成 分 配合量(質量%)
------------------------------------
A部
ラウロイルメチルアラニンNa(30%) 13.0
コカミドプロピルベタイン(30%) 20.0
ココイルグルタミン酸TEA(30%) 5.0
コカミドDEA 1.0
グリセリン 1.0
カプリル酸グリセリル 0.4
ウンデシレン酸グリセリル 0.1
ソルビトール 1.6
ジステアリン酸グリコール 1.5
ポリクオタニウム-7 0.3
B部
実施例1の抽出物 1.0
Neosolue-AquaS(日本精化) 1.0
Tremoist-TP(日本精化) 0.01
安息香酸Na 0.4
塩化Na 0.2
精製水 合計で100となる量
C部
センブリエキス 3.0
ポリクオタニウム-10 0.2
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.1
ポリクオタニウム-47 0.1
精製水 9.7
------------------------------------
(調製方法)
B部を約80℃に加温し均一に溶解させた。別容器にA部をとり、加温し、溶解させた。A部にB部を徐々に加え、均一に混合し、約60℃でC部を加えた。
実施例10のシャンプーは、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
成 分 配合量(質量%)
------------------------------------
A部
ラウロイルメチルアラニンNa(30%) 13.0
コカミドプロピルベタイン(30%) 20.0
ココイルグルタミン酸TEA(30%) 5.0
コカミドDEA 1.0
グリセリン 1.0
カプリル酸グリセリル 0.4
ウンデシレン酸グリセリル 0.1
ソルビトール 1.6
ジステアリン酸グリコール 1.5
ポリクオタニウム-7 0.3
B部
実施例1の抽出物 1.0
Neosolue-AquaS(日本精化) 1.0
Tremoist-TP(日本精化) 0.01
安息香酸Na 0.4
塩化Na 0.2
精製水 合計で100となる量
C部
センブリエキス 3.0
ポリクオタニウム-10 0.2
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.1
ポリクオタニウム-47 0.1
精製水 9.7
------------------------------------
(調製方法)
B部を約80℃に加温し均一に溶解させた。別容器にA部をとり、加温し、溶解させた。A部にB部を徐々に加え、均一に混合し、約60℃でC部を加えた。
実施例10のシャンプーは、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
実施例11 シャンプー
成 分 配合量(質量%)
----------------------------------
A部
PPG-3カプリリルエーテル 0.2
ラウレス硫酸アンモニウム 5.0
ラウレス硫酸Na(25%) 10.0
ラウリルヒドロキシスルタイン(30%) 10.0
ラウリン酸K 1.0
ジステアリン酸グリコール 0.5
トルエンスルホン酸 0.3
ステアロキシプロピルジメチルアミン 0.5
PPG-17 0.3
ジメチコン 0.1
PEG-9ジメチコン 0.1
アモジメチコン 0.1
セバシン酸ジエチルヘキシル(日本精化) 1.0
ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 0.4
ラノリン脂肪酸 0.3
イソデシルグリセリルエーテル 0.4
硝酸ミコナゾール 0.75
コカミドMEA 1.0
ラウレス-4 0.3
ラウレス-16 0.2
ステアレス-6 0.2
フェノキシエタノール 0.3
B部
実施例1の抽出物 0.5
リンゴ酸 0.1
メチルパラベン 0.2
リン酸 0.03
安息香酸Na 0.3
精製水 合計で100となる量
C部
ポリクオタニウム-10 0.2
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.1
精製水 6.7
----------------------------------
(調製方法)
A部を約80℃で均一に混合した。別にとっておいたB部を約60℃に加温、均一にした。A部にB部を撹拌しながら徐々に加え、均一に混合した後、約50℃まで冷却した。さらにC部を加え均一に混合した。
実施例11のシャンプーは、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
成 分 配合量(質量%)
----------------------------------
A部
PPG-3カプリリルエーテル 0.2
ラウレス硫酸アンモニウム 5.0
ラウレス硫酸Na(25%) 10.0
ラウリルヒドロキシスルタイン(30%) 10.0
ラウリン酸K 1.0
ジステアリン酸グリコール 0.5
トルエンスルホン酸 0.3
ステアロキシプロピルジメチルアミン 0.5
PPG-17 0.3
ジメチコン 0.1
PEG-9ジメチコン 0.1
アモジメチコン 0.1
セバシン酸ジエチルヘキシル(日本精化) 1.0
ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 0.4
ラノリン脂肪酸 0.3
イソデシルグリセリルエーテル 0.4
硝酸ミコナゾール 0.75
コカミドMEA 1.0
ラウレス-4 0.3
ラウレス-16 0.2
ステアレス-6 0.2
フェノキシエタノール 0.3
B部
実施例1の抽出物 0.5
リンゴ酸 0.1
メチルパラベン 0.2
リン酸 0.03
安息香酸Na 0.3
精製水 合計で100となる量
C部
ポリクオタニウム-10 0.2
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.1
精製水 6.7
----------------------------------
(調製方法)
A部を約80℃で均一に混合した。別にとっておいたB部を約60℃に加温、均一にした。A部にB部を撹拌しながら徐々に加え、均一に混合した後、約50℃まで冷却した。さらにC部を加え均一に混合した。
実施例11のシャンプーは、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
実施例12 水含有グロス
成 分 配合量(質量%)
---------------------------------
A部
オクチルドデカノール 27.0
エチルセルロース 2.5
水添ポリイソブテン 10.0
セバシン酸イソプロピル(日本精化) 3.0
LUSPLAN PI-DA(日本精化) 2.0
LUSPLAN DD-DHR(日本精化) 2.0
Plandool-G(日本精化) 0.1
Plandool-SUN(日本精化) 0.1
Plandool-ISS(日本精化) 0.1
Plandool-MAS(日本精化) 0.1
Plandool-LG2(日本精化) 0.1
Plandool-LG3(日本精化) 0.1
ジメチルシリル化シリカ 0.5
パルミチン酸デキストリン 0.1
PEG-60水添ヒマシ油 1.0
赤色202号 適量
赤色218号 適量
赤色223号 適量
橙色201号 適量
ステアリン酸ソルビタン、ヤシ脂肪酸スクロース混合物
(クローダ(株)製 ALACEL2121) 3.0
B部
実施例1の抽出物 0.2
グリセリン 7.0
Neosolue-AquaS(日本精化) 0.4
マルトース 2.0
フェノキシエタノール 0.2
精製水 合計で100となる量
---------------------------------
成 分 配合量(質量%)
---------------------------------
A部
オクチルドデカノール 27.0
エチルセルロース 2.5
水添ポリイソブテン 10.0
セバシン酸イソプロピル(日本精化) 3.0
LUSPLAN PI-DA(日本精化) 2.0
LUSPLAN DD-DHR(日本精化) 2.0
Plandool-G(日本精化) 0.1
Plandool-SUN(日本精化) 0.1
Plandool-ISS(日本精化) 0.1
Plandool-MAS(日本精化) 0.1
Plandool-LG2(日本精化) 0.1
Plandool-LG3(日本精化) 0.1
ジメチルシリル化シリカ 0.5
パルミチン酸デキストリン 0.1
PEG-60水添ヒマシ油 1.0
赤色202号 適量
赤色218号 適量
赤色223号 適量
橙色201号 適量
ステアリン酸ソルビタン、ヤシ脂肪酸スクロース混合物
(クローダ(株)製 ALACEL2121) 3.0
B部
実施例1の抽出物 0.2
グリセリン 7.0
Neosolue-AquaS(日本精化) 0.4
マルトース 2.0
フェノキシエタノール 0.2
精製水 合計で100となる量
---------------------------------
(調製方法)
A部とB部をそれぞれ加熱溶融し、均一にし、A部にB部を混合した。
実施例12の水含有グロスは、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
A部とB部をそれぞれ加熱溶融し、均一にし、A部にB部を混合した。
実施例12の水含有グロスは、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
実施例13 サンスクリーン化粧料
成 分 配合量(質量%)
----------------------------------
A部
クオタニウム-18ヘクトライト 1.0
シクロメチコン 13.7
ジフェニルジメチコン 2.0
シクロペンタシロキサン 10.0
Plandool-H(日本精化) 1.0
Plandool-G(日本精化) 0.5
Plandool-MAS(日本精化) 2.0
炭酸ジカプリリル 1.0
ジメチコンコポリオール 5.5
B部
シリコーン処理微粒子酸化チタン 3.9
シリコーン処理酸化亜鉛 2.1
C部
ステアリン酸Al 0.7
水酸化Al 0.5
イソノナン酸イソノニル 2.5
Neosolue-MP(日本精化) 1.0
Neosolue-DE(日本精化) 1.0
D部
トリメチルシロキシケイ酸 1.2
グリチルレチン酸ステアリル 0.02
セスキオレイン酸ソルビタン 2.0
トコフェロール 0.02
E部
実施例1の抽出物 0.5
塩化Na 1.0
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
---------------------------------
成 分 配合量(質量%)
----------------------------------
A部
クオタニウム-18ヘクトライト 1.0
シクロメチコン 13.7
ジフェニルジメチコン 2.0
シクロペンタシロキサン 10.0
Plandool-H(日本精化) 1.0
Plandool-G(日本精化) 0.5
Plandool-MAS(日本精化) 2.0
炭酸ジカプリリル 1.0
ジメチコンコポリオール 5.5
B部
シリコーン処理微粒子酸化チタン 3.9
シリコーン処理酸化亜鉛 2.1
C部
ステアリン酸Al 0.7
水酸化Al 0.5
イソノナン酸イソノニル 2.5
Neosolue-MP(日本精化) 1.0
Neosolue-DE(日本精化) 1.0
D部
トリメチルシロキシケイ酸 1.2
グリチルレチン酸ステアリル 0.02
セスキオレイン酸ソルビタン 2.0
トコフェロール 0.02
E部
実施例1の抽出物 0.5
塩化Na 1.0
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
---------------------------------
(調製方法)
A部を撹拌し、均一に混合し、更にB部を加えローラーミルを使用して分散させた。C部を加温融解して、A、B部の混合物に加え、更にD部を加えて約70℃にした。E部を加温し、AからD部の混合物に撹拌しながら徐々に乳化し、撹拌しながら冷却した。
実施例13のサンスクリーン化粧料は、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
A部を撹拌し、均一に混合し、更にB部を加えローラーミルを使用して分散させた。C部を加温融解して、A、B部の混合物に加え、更にD部を加えて約70℃にした。E部を加温し、AからD部の混合物に撹拌しながら徐々に乳化し、撹拌しながら冷却した。
実施例13のサンスクリーン化粧料は、本発明の抽出物を添加しているため、メラニン生成抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、及び、アクアポリン3産生促進作用が向上することを期待できる。
上記処方において、製品名で記載された成分の詳細は下記のとおりである。
〇LUSPLAN PI-DA:ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)
〇LUSPLAN DD-DHR:ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物
〇LUSPLAN DD-DA5:ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル
〇LUSPLAN DD-IS:ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル
〇LUSPLAN SR-DM4:ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル
〇Inulin-SC:イヌリン
〇Neosolue-Aqulio:シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール
〇Neosolue-Aqua:(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10、グリセリン
〇Neosolue-AquaS:(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10、グリセリン
〇Neosolue-MP:ジネオペンタン酸メチルペンタンジオール
〇Neosolue-DE:ジネオペンタン酸ジエチルペンタンジオール
〇Plandool-H:ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)
〇Plandool-S:ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)
〇Plandool-G:ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)
〇Plandool-DP:ビスジグリセリルポリアシルアジペート-2
〇Plandool-ISS:イソステアリン酸フィトステリル
〇Plandool-SUN:ヒマワリ種子油脂肪酸フィトステリル
〇Plandool-MAS:マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル
〇Plandool-LG1:ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル/ベヘニル)
〇Plandool-LG2:ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)
〇Plandool-LG3:ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル/ベヘニル)
〇Plandool-LG4:ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル/ベヘニル)
〇Phytocompo-PP:水添レシチン、フィトステロールズ
〇Phytopresome Cera-23:水添レシチン、フィトステロールズ、セラミド2、セラミド3
〇Phytopresome MEL:糖脂質、水添レシチン、BG、精製水
〇Tremoist-TP:シロキクラゲ多糖体
〇エルカラクトンDES:γ-ドコサラクトン、セバシン酸ジエチル
〇LUSPLAN PI-DA:ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)
〇LUSPLAN DD-DHR:ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物
〇LUSPLAN DD-DA5:ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル
〇LUSPLAN DD-IS:ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル
〇LUSPLAN SR-DM4:ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル
〇Inulin-SC:イヌリン
〇Neosolue-Aqulio:シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール
〇Neosolue-Aqua:(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10、グリセリン
〇Neosolue-AquaS:(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10、グリセリン
〇Neosolue-MP:ジネオペンタン酸メチルペンタンジオール
〇Neosolue-DE:ジネオペンタン酸ジエチルペンタンジオール
〇Plandool-H:ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)
〇Plandool-S:ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)
〇Plandool-G:ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)
〇Plandool-DP:ビスジグリセリルポリアシルアジペート-2
〇Plandool-ISS:イソステアリン酸フィトステリル
〇Plandool-SUN:ヒマワリ種子油脂肪酸フィトステリル
〇Plandool-MAS:マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル
〇Plandool-LG1:ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル/ベヘニル)
〇Plandool-LG2:ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)
〇Plandool-LG3:ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル/ベヘニル)
〇Plandool-LG4:ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル/ベヘニル)
〇Phytocompo-PP:水添レシチン、フィトステロールズ
〇Phytopresome Cera-23:水添レシチン、フィトステロールズ、セラミド2、セラミド3
〇Phytopresome MEL:糖脂質、水添レシチン、BG、精製水
〇Tremoist-TP:シロキクラゲ多糖体
〇エルカラクトンDES:γ-ドコサラクトン、セバシン酸ジエチル
Claims (9)
- レプトリングビア由来の抽出物。
- 前記レプトリングビアが、Leptolyngbya tenuisである、請求項1に記載の抽出物。
- 前記抽出物が、レプトリングビア藻体由来の極性溶媒抽出物である、請求項1又は2に記載の抽出物。
- 前記極性溶媒が、少なくとも水を含む溶媒である、請求項3に記載の抽出物。
- 前記抽出物が、少なくとも多糖体を含有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の抽出物。
- 請求項1~5のいずれか一項に記載のレプトリングビア由来の抽出物を含有する組成物。
- 前記組成物が、アクアポリン3産生促進用組成物、メラニン生成抑制用組成物、又は、ヒアルロン酸産生促進用組成物である、請求項6に記載の組成物。
- 前記組成物が、化粧料、又は皮膚外用剤である、請求項6又は7に記載の組成物。
- 請求項1~5のいずれか一項に記載のレプトリングビア由来の抽出物の製造方法であり、
前記レプトリングビアが、二酸化炭素を炭素源とした光合成条件で通気培養して得られたレプトリングビア藻体である、製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020132256A JP2022029111A (ja) | 2020-08-04 | 2020-08-04 | 微細藻類由来の新規な抽出物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020132256A JP2022029111A (ja) | 2020-08-04 | 2020-08-04 | 微細藻類由来の新規な抽出物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022029111A true JP2022029111A (ja) | 2022-02-17 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2020132256A Pending JP2022029111A (ja) | 2020-08-04 | 2020-08-04 | 微細藻類由来の新規な抽出物 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2022029111A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115845139A (zh) * | 2022-12-08 | 2023-03-28 | 海南宏正生物科技有限公司 | 一种促进组织修复与再生的人造皮肤及制备方法 |
-
2020
- 2020-08-04 JP JP2020132256A patent/JP2022029111A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115845139A (zh) * | 2022-12-08 | 2023-03-28 | 海南宏正生物科技有限公司 | 一种促进组织修复与再生的人造皮肤及制备方法 |
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