JP2022028530A - パワートレーン試験装置 - Google Patents

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浩昭 住友
Hiroaki Sumitomo
健一郎 河原
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Abstract

【課題】観測される固有周波数等が車両の周波数等と乖離を抑制でき、ドライバビリティの評価や低周波振動評価等の駆動系捩じり振動に起因する各種車両の振動現象を再現できるパワートレーン試験装置を得る。【解決手段】本パワートレーン試験装置10では、P/I制御器18の積分制御器22に既知のタイヤモデルのばね定数が入力され、比例制御器20の積分制御器22に既知のタイヤモデルのダンパ係数が入力される。このため、ドライバビリティの評価や低周波振動評価等の駆動系捩じり振動に起因する各種車両の振動現象を再現できる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両のドライバビリティ評価、低周波振動評価等の駆動系捩じり振動に起因する振動現象の周波数、減衰特性等を試験するパワートレーン試験装置に関する。
下記特許文献1に開示されたパワートレーン試験装置では、動力計速度制御をH∞制御器やμ設計法を用いてタイヤモデルからの回転数指令に動力計の実回転数を近づけている。しかしながら、このパワートレーン試験装置では、回転数指令値に基づく回転の回転数が実回転数に一致することがなく、観測される固有周波数等、車両で観測される周波数等と異なる。
特開2010-019711号公報
本発明は、上記事実を考慮して、観測される固有周波数等が車両の周波数等と乖離を抑制でき、ドライバビリティの評価や低周波振動評価等の駆動系捩じり振動に起因する各種車両の振動現象を再現できるパワートレーン試験装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のパワートレーン試験装置は、動力計へのトルク指令値が入力されて動力計回転指令値が演算される演算部と、駆動系の実機の諸元が入力されて回転指令値が演算される演算部と、既知のタイヤモデルのばね定数とダンパ係数が入力される入力部と、前記入力部に入力された前記ばね定数が積分制御器に入力され、前記ダンパ係数が比例制御器に入力されるP/I制御器を有し、前記回転指令値に基づいてトルク指令値を出力する制御部と、を備えている。
請求項1に記載のパワートレーン試験装置では、演算部に車両・タイヤ諸元が入力される。この演算部では、回転指令値が演算される。一方、入力部に既知のタイヤモデルのばね定数とダンパ係数が入力される。入力部に入力されたばね定数は、制御部のP/I制御器の積分制御器に入力され、入力部に入力されたダンパ係数は、P/I制御器の比例制御器に入力される。さらに、制御部には、上記の回転指令値が入力され、P/I制御器の比例制御器及び積分制御器からの出力に基づいてトルク指令値が出力される。
ここで、入力部には、既知のタイヤモデルのばね定数とダンパ係数とが一定の定数として入力される。このため、回転数指令値と実回転数とが一致しなくても、車両と同等の特性を表現できる。これによって、ドライバビリティ評価、低周波振動評価等の駆動系捩じり振動に起因する振動現象を、周波数、減衰特性共に再現できる。
以上、説明したように、本発明に係るパワートレーン試験装置では、ドライバビリティの評価や低周波振動評価等の駆動系捩じり振動に起因する各種車両の振動現象を再現できる。
本発明の一実施の形態に係るパワートレーン試験装置のブロック図である。 本発明の一実施の形態に係るパワートレーン試験装置のモデル図である。 時間に対するDSトルクの波形である。 入力をエンジントルク、出力をドライブシャフトトルクとした際の伝達関数の波形である。
次に、図1から図4を用いて本発明の各実施の形態について説明する。
図1に示されるように、本パワートレーン試験装置10は、実機12を備えている。実機12は、エンジン等によって構成されており、実機12からの出力は、エンジンの軸慣性IEGと、トルクコンバータのばね定数κDPと、タイヤとデファレンシャルギヤとの間のばね係数κAXLEと、によるばねモデルにエンジントルクTEが入力された際の値に基づいている。実機12は、動力計26に接続されている。演算部14は、ダイナモ装置を含んで構成されており、図2に示されるように、ダイナモ装置の慣性IDynoは、車両のタイヤの慣性と同等とされている。
また、演算部14には、制御部16のP/I制御器18が接続されている。P/I制御器18は、比例制御器20と積分制御器22とを備えている。比例制御器20は、操作量を制御量と目標値の偏差の一次関数として制御する。これに対して、積分制御器22は、入力値(操作量)に対しても周囲の環境などによって出力値を変えなければならない場合、すなわち、残留偏差が存在する場合、残留偏差の時間積分に比例して入力値(操作量)を変化させる動作をする。比例制御器20及び積分制御器22は、動力計26へ接続されており、演算部14からの出力が比例制御器20及び積分制御器22に入力される。
一方、本パワートレーン試験装置10は、入力部24を備えている。入力部24には、タイヤモデルのばね定数κTIRE(図2参照)とダンパ係数δTIRE(図2参照)とが入力される。これらのタイヤモデルのばね定数κTIREとダンパ係数δTIREとは、予め、他のタイヤ試験等で得られ、蓄積された値とされている。入力部24は、制御部16のP/I制御器18に接続されており、入力部24に入力されたタイヤモデルのばね定数κTIREは、演算部14を介してP/I制御器18の比例制御器20に入力される。これに対して、入力部24から出力されたタイヤモデルのダンパ係数δTIREは、P/I制御器18の積分制御器22に入力される。また、P/I制御器18の積分制御器22は、別途、演算部14に接続されており、タイヤ諸元のデータが演算部14から積分制御器22に入力される。
これらのP/I制御器18の比例制御器20及び積分制御器22での演算結果は、トルク指令値として出力される。P/I制御器18から出力されたトルク指令値は、動力計26に入力されると共に、演算部14にフィードバックされ、演算部14から出力される回転指令値に供される。動力計26は、動力計回転計測部28へ電気的に接続されており、動力計回転計測部28では、動力計26の実回転数を計測し、動力計回転計測部28から出力されたデータは、入力部24の回転指令値とタイヤモデルのばね定数κTIRE及びダンパ係数δTIREとの補正に用いられる。
図2に示されるηTIREは、タイヤモデルにおいてばね定数κTIRE及びダンパ係数δTIRE、タイヤの慣性に変わるダイナモ装置の慣性IDynoを除した部分に相当する。
次に、本パワートレーン試験装置10を用いて時速約30kmからアクセル100パーセントで加速した際のショック波形を示す。
先ず、既知の一般のタイヤモデルからばね定数κTIRE=35000Nm/radと、ダンパ係数δTIRE=35Nm/(rad/s)とが得られ、これらのばね定数κTIRE=35000Nm/radと、ダンパ係数δTIRE=35Nm/(rad/s)とが入力部24に入力される。
入力部24に入力されたばね定数κTIRE=35000Nm/radと、ダンパ係数δTIRE=35Nm/(rad/s)とは、演算部14を介してP/I制御器18の比例制御器20及び積分制御器22にそれぞれ入力される。これによって得られたP/I制御器18の比例制御器20での演算結果であるP値と、P/I制御器18の積分制御器22での演算結果であるI値とが得られ、トルク指令値としてP/I制御器18から出力される。
P/I制御器18から出力されたトルク指令値は、動力計26に入力されると共に、演算部14へフィードバックされる。動力計回転計測部28では、動力計26の実回転数を計測される。
このようにして、得られた取得波形(図3参照)では、本実施の形態を適用した実線波形は、これまでの従来手法を適用した点線波形に比べて実車の振動特性(一点鎖線の波形)に周波数、減衰共によく再現する。また、同様に、図4(A)、(B)での入力をエンジントルク、出力をドライブシャフトトルクで示す実車と本実施の形態との車両伝達特性のグラフに示されるように、車両のドライバビリティの評価で必要な20Hz以下の周波数帯で実車(実線)をよく再現している。
また、タイヤモデルのばね定数κTIRE及びダンパ係数δTIREとは、既知の一般のタイヤモデルを適用している。このため、モデルに対して軸のトルクの計測値を利用する従来の手法に比べて、応答性の低下を抑制でき、むだな時間が生じることを抑制できる。これにより、フレーム系車両に代表される大型車であっても、P/I制御器18でのゲインを確保できる。さらに、トルク指令値に計測値を用いないことから、ノイズ対策も不要である。
10 パワートレーン試験装置
12 実機
14 演算部
16 制御部
18 P/I制御器
20 比例制御器
22 積分制御器
24 入力部

Claims (1)

  1. 車両の諸元が入力されて回転指令値が演算される演算部と、
    既知のタイヤモデルのばね定数とダンパ係数が入力される入力部と、
    前記入力部に入力された前記ばね定数が比例制御器に入力され、前記ダンパ係数が積分制御器に入力されるP/I制御器を有し、前記回転指令値に基づいてトルク指令値を出力する制御部と、
    を備えるパワートレーン試験装置。
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