JP2022026129A - 車両用部品の組立方法及び車両用部品の組立装置 - Google Patents

車両用部品の組立方法及び車両用部品の組立装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の種類の車両用部品を含んで構成された完成車の車両諸元の基準値に対する精度を向上させる。【解決手段】計測工程では、複数の種類の車両用部品(ボディ14、サスペンションメンバ30、右側のロアアーム32R、右側のナックル36R、左側のロアアーム32L、左側のナックル36L)の寸法をそれぞれ計測すると共に、在庫数が複数ある種類の車両用部品にあってはその種類の複数の車両用部品の寸法をそれぞれ計測する。次に、組合わせ工程では、特定の車両諸元(キャンバ角θ1、キャスタ角θ2、車輪28の車両前後の位置IL及び車輪28の車幅方向の位置IW)の基準値に近づくように、在庫数が複数ある種類の車両用部品の中から特定の車両用部品を選択して、複数の種類の車両用部品の組合わせを決定する。次に、組立工程では、組合わせ工程で組み合わせが決定された複数の種類の車両用部品を用いて、複数の種類の車両用部品を組立てる。【選択図】図11

Description

本発明は、車両用部品の組立方法及び車両用部品の組立装置に関する。
下記特許文献1には、車両を構成する部品の組み付けの良否を判定する組み付け検査方法が開示されている。この文献に記載された組み付け検査方法では、組み付ける部品の基準となるマスタ画像を予め撮影する。また、部品を実際に組み付ける際の実画像を撮影する。そして、マスタ画像と実画像との相関値に基づいて、部品の組み付けの良否を判断している。
特開2008-170331号公報
ところで、上記特許文献1に記載された組み付け検査方法は、部品の組み付け後の当該部品の組み付けの良否を判断するという観点では有用な方法ではあるが、複数の種類の車両用部品を含んで構成された完成車の車両諸元の基準値に対する精度を向上させるという点では改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、複数の種類の車両用部品を含んで構成された完成車の車両諸元の基準値に対する精度を向上させることができる車両用部品の組立方法及び車両用部品の組立装置を得ることが目的である。
請求項1記載の車両用部品の組立方法は、複数の種類の車両用部品の寸法及び特性の少なくとも一方をそれぞれ計測すると共に、在庫数が複数ある種類の前記車両用部品にあってはその種類の複数の前記車両用部品の寸法及び特性の少なくとも一方をそれぞれ計測する計測工程と、特定の車両諸元の基準値に近づくように、在庫数が複数ある種類の前記車両用部品の中から特定の前記車両用部品を選択して、複数の種類の前記車両用部品の組合わせを決定する組合わせ工程と、前記組合わせ工程で組み合わせが決定された複数の種類の前記車両用部品を用いて、複数の種類の前記車両用部品を組立てる組立工程と、を有する。
請求項1記載の車両用部品の組立方法によれば、複数の種類の車両用部品の寸法及び特性の少なくとも一方をそれぞれ計測する。また、在庫数が複数ある種類の車両用部品にあっては、その種類の複数の車両用部品の寸法及び特性の少なくとも一方をそれぞれ計測する(計測工程)。次に、特定の車両諸元の基準値に近づくように、在庫数が複数ある種類の車両用部品の中から特定の車両用部品を選択して、複数の種類の車両用部品の組合わせを決定する(組合わせ工程)。次に、組合わせ工程で組み合わせが決定された複数の種類の車両用部品を用いて、複数の種類の車両用部品を組立てる(組立工程)。ここで、請求項1記載の車両用部品の組立方法によれば、特定の車両諸元の基準値に近づくように、在庫数が複数ある種類の車両用部品の中から特定の車両用部品を選択して、複数の種類の車両用部品の組合わせを決定する。これにより、組合わせ工程において組合わせが決定された複数の種類の車両用部品を含んで構成された完成車の特定の車両諸元の基準値に対する精度を向上させることができる。
請求項2記載の車両用部品の組立方法は、請求項1に記載の車両用部品の組立方法において、前記特定の車両諸元の基準値に近づくように、前記組合わせ工程で組み合わせが決定された複数の種類の前記車両用部品の相互間の位置を決定する位置決め工程をさらに有し、前記組立工程において、前記位置決め工程で決定された相互間の位置で複数の種類の前記車両用部品を組立てる。
請求項2記載の車両用部品の組立方法によれば、組合わせ工程の後に、当該組合わせ工程で組み合わせが決定された複数の種類の車両用部品の相互間の位置を決定する(位置決め工程)。そして、位置決め工程で決定された相互間の位置で複数の種類の車両用部品を組立てる(組立工程)。これにより、位置決め工程を設けなかった場合と比べて、組合わせ工程において組合わせが決定された複数の種類の車両用部品を含んで構成された完成車の特定の車両諸元の基準値に対する精度を向上させることができる。
請求項3記載の車両用部品の組立方法は、請求項2に記載の車両用部品の組立方法において、前記位置決め工程において、ボルトと当該ボルトが挿入される挿入孔との間のクリアランスに対応する量だけ複数の種類の前記車両用部品の相互間の位置を動かせるものとして、複数の種類の前記車両用部品の相互間の位置を決定し、前記組立工程において、前記ボルトを用いて複数の種類の前記車両用部品を組立てる。
請求項3記載の車両用部品の組立方法によれば、ボルトと当該ボルトが挿入される挿入孔との間のクリアランスを考慮して、複数の種類の車両用部品を組立てる。これにより、当該クリアランスを考慮しないで組立工程を行う場合と比べて、組合わせ工程において組合わせが決定された複数の種類の車両用部品を含んで構成された完成車の特定の車両諸元の基準値に対する精度を向上させることができる。
請求項4記載の車両用部品の組立方法は、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の車両用部品の組立方法において、前記組合わせ工程において、在庫数が複数ある種類の前記車両用部品の中から納入日の古いものから優先的に特定の前記車両用部品を選択する。
請求項4記載の車両用部品の組立方法によれば、組合わせ工程において、在庫数が複数ある種類の車両用部品の中から納入日の古いものから優先的に特定の車両用部品を選択する。これにより、在庫数が複数ある種類の車両用部品の中に納入日の古い車両用部品が残り続けることを抑制することができる。
請求項5記載の車両用部品の組立方法は、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の車両用部品の組立方法において、複数の種類の前記車両用部品は、車両の足回りを構成する部品を含んでおり、前記特定の車両諸元は、キャンバ角、キャスタ角、車輪の車両前後の位置、車輪の車幅方向の位置、及び車高の少なくとも1つとなっている。
請求項5記載の車両用部品の組立方法によれば、完成車のキャンバ角、キャスタ角、車輪の車両前後の位置、車輪の車幅方向の位置、及び車高の少なくとも1つの基準値に対する精度を向上させることができる。
請求項6記載の車両用部品の組立方法は、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の車両用部品の組立方法において、複数の種類の前記車両用部品は、車両のブレーキを構成する部品を含んでおり、前記特定の車両諸元は、制動力となっている。
請求項6記載の車両用部品の組立方法によれば、完成車の制動力の基準値に対する精度を向上させることができる。
請求項7記載の車両用部品の組立装置は、複数の種類の車両用部品の寸法及び特性の少なくとも一方の計測データが記録されると共に、在庫数が複数ある種類の前記車両用部品にあってはその種類の複数の前記車両用部品の寸法及び特性の少なくとも一方の計測データがそれぞれ記録される計測データ記録部と、前記計測データ記録部に記録された計測データに基づいて、特定の車両諸元の基準値に近づくように、在庫数が複数ある種類の前記車両用部品の中から特定の前記車両用部品を選択して、複数の種類の前記車両用部品の組合わせを決定する組合わせ決定部と、を備えている。
請求項7記載の車両用部品の組立装置によれば、複数の種類の車両用部品の寸法及び特性の少なくとも一方の計測データが計測データ記録部にそれぞれ記録される。また、在庫数が複数ある種類の車両用部品にあっては、その種類の複数の車両用部品の寸法及び特性の少なくとも一方の計測データが計測データ記録部にそれぞれ記録される。次に、組合わせ決定部が、計測データ記録部に記録された計測データに基づいて、特定の車両諸元の基準値に近づくように、在庫数が複数ある種類の車両用部品の中から特定の車両用部品を選択して、複数の種類の車両用部品の組合わせを決定する。そして、組合わせ決定部で組合わせが決定された複数の種類の車両用部品を組立てることにより、当該複数の種類の車両用部品を含んで構成された完成車の特定の車両諸元の基準値に対する精度を向上させることができる。
請求項8記載の車両用部品の組立装置は、請求項7に記載の車両用部品の組立装置において、前記特定の車両諸元の基準値に近づくように、前記組合わせ決定部で組み合わせが決定された複数の種類の前記車両用部品の相互間の位置を決定する位置決め部と、前記位置決め部で決定された相互間の位置で複数の種類の前記車両用部品を支持する部品支持部と、をさらに備えている。
請求項8記載の車両用部品の組立装置によれば、位置決め部が、特定の車両諸元の基準値に近づくように、組合わせ決定部で組み合わせが決定された複数の種類の車両用部品の相互間の位置を決定する。次に、部品支持部が、位置決め部で決定された相互間の位置で複数の種類の車両用部品を支持する。そして、部品支持部に支持された状態で、複数の種類の車両用部品を組み立てることにより、当該複数の種類の車両用部品を含んで構成された完成車の特定の車両諸元の基準値に対する精度を向上させることができる。
本発明に係る車両用部品の組立方法及び車両用部品の組立装置は、複数の種類の車両用部品を含んで構成された完成車の車両諸元の基準値に対する精度を向上させることができる、という優れた効果を有する。
本実施形態の車両用部品の組立装置を模式的に示す図である。 車両を示す側面図である。 車両を示す正面図である。 車両のフロントサスペンションの一部を示す正面図である。 車両のボディと計測用のカメラを示す側面図である。 サスペンションメンバを示す平面図である。 右側のロアアームを示す平面図である。 左側のロアアームを示す平面図である。 右側のナックルを示す側面図である。 左側のナックルを示す側面図である。 車両のフロントサスペンションを構成する各部品の在庫を示す模式図である。 選択された車両のフロントサスペンションを構成する各部品を示す模式図である。 左側のロアアームがサスペンションメンバに取付けられる工程を示す模式図である。 ボールジョイントが左側のロアアームに取付けられる工程を示す模式図である。 サスペンションメンバがボディに取り付けられる工程を示す模式図である。 車両の前後のサスペンションの一部を構成するコイルスプリングを示す図である。 各コイルスプリングの在庫を示す模式図である。 選択されたコイルスプリングを示す模式図である。 キャリパアセンブリを分解して示す分解斜視図である。
図1~図15を用いて、本発明の実施形態に係る車両用部品の組立装置及び車両用部品の組立方法について説明する。
図1に示されるように、本実施形態の車両用部品の組立装置10は、データが記録されると共に記録されたデータに基づいて計算等を行う記録計算部12を備えている。なお、以下の説明においては、「車両用部品の組立装置10」を単に「組立装置10」と呼ぶ。組立装置10は、ボディ14(図2参照)の計測を行うボディ計測部16と、フロントサスペンション18(図4参照)を構成する各部品の計測を行うサスペンション部品計測部20と、を備えている。また、組立装置10は、記録計算部12によって決定された部品の選択を指示する部品選択指示部22と、部品選択指示部22を経ることにより組立作業部に搬送された複数の部品を所定の状態で支持する部品支持部24と、を備えている。この組立装置10を用いることにより、図2及び図3に示された車両26の車両諸元であるキャンバ角θ1、キャスタ角θ2、車輪28の車両前後の位置IL及び車輪28の車幅方向の位置IWの基準値に対するばらつきを小さくすることが可能となっている。
次に、フロントサスペンション18について説明し、その次に、上記の組立装置10を用いた車両用部品の組立方向としてのフロントサスペンション18の組立方法及びフロントサスペンション18のボディ14への取付方法について説明する。
図4に示されるように、フロントサスペンション18は、サスペンションメンバ30と、サスペンションメンバ30に傾動可能に取付けられた左右一対のロアアーム32と、左右一対のロアアーム32にボールジョイント34を介してそれぞれ取付けられた左右一対のナックル36と、を備えている。左右一対のナックル36には、車輪が取付けられるハブ38が回転可能に支持されている。また、フロントサスペンション18は、左右一対のナックル36とボディ14(図5参照)とをそれぞれつなぐ左右一対のコイルオーバ40を備えている。なお、図4においては、フロントサスペンション18の左側の部分のみを図示している。また、以下の説明において、前後左右上下の方向を示して説明するときは、車両26の前後左右上下の方向を示すものとし、また各図に適宜示す矢印FRは前方向、矢印UPは上方向、矢印RHは右方向、矢印LHは左方向をそれぞれ示すものとする。
図6に示されるように、サスペンションメンバ30は、左右方向に間隔をあけて配置されていると共に前後方向に延びる左右一対のサイド部30Aと、左右一対のサイド部30Aの後方側を左右方向につなぐ接続部30Bと、を備えている。左右一対のサイド部30Aの前端部は、ボディ14(図5参照)の一部を構成する図示しない左右一対のフロントサイドメンバ等にそれぞれ取付けられる前側取付部30Cとなっている。また、左右一対のサイド部30Aの後端部は、ボディ14の一部を構成する図示しない左右一対のフロントサイドメンバリヤ等にそれぞれ取付けられる後側取付部30Dとなっている。前側取付部30C及び後側取付部30Dには、図示しないボルトが挿入される挿入孔30Eがそれぞれ形成されている。この挿入孔30Eに挿入されたボルトがボディ14側に設けられた図示しないナット部に螺合されることで、サスペンションメンバ30がボディ14に取付けられるようになっている。また、左右一対のサイド部30Aにおいて接続部30Bと対応する部分には、後述する左右一対のロアアーム32が取付けられる前側ロアアーム取付部30F及び後側ロアアーム取付部30Gがそれぞれ設けられている。
図7には、右側のロアアーム32が示されており、図8には、左側のロアアーム32が示されている。これらの図に示されるように、左右一対のロアアーム32は、左右方向に対称に構成されている。なお、以下の説明において右側のロアアーム32と左側のロアアーム32とを区別して説明するときは、右側のロアアーム32を「ロアアーム32R」とし、左側のロアアーム32を「ロアアーム32L」として説明する。詳述すると、ロアアーム32は、後方側から前方側へ向かうにつれて車幅方向外側へ向けて傾斜して延びる第1アーム部32Aと、第1アーム部32Aの前端側から車幅方向外側へ向けて延びる第2アーム部32Bと、を備えている。第1アーム部32Aの前端部は、サスペンションメンバ30の前側ロアアーム取付部30Fに取付けられる前側取付部32Cとなっている。第1アーム部32Aの後端部は、サスペンションメンバ30の後側ロアアーム取付部30Gに取付けられる後側取付部32Dとなっている。前側取付部32C及び後側取付部32Dには、図示しないボルトが挿入される挿入孔32Eがそれぞれ形成されている。そして、ボルトが、前側取付部32Cの挿入孔32E及びサスペンションメンバ30の前側ロアアーム取付部30Fに挿入された状態で、当該ボルトの端部にナットが螺合される。また、後側取付部32Dの挿入孔32Eに挿通されたボルトが、サスペンションメンバ30の後側ロアアーム取付部30Gに設けられたナット部に螺合される。これにより、ロアアーム32がサスペンションメンバ30に取り付けられるようになっている。第2アーム部32Bの車幅方向外側の端部は、ボールジョイント34が取付けられるボールジョイント取付部32Fとなっている。このボールジョイント取付部32Fには、図示しないボルトが挿入される3つの挿入孔32Gが形成されている。そして、3つの挿入孔32Gのうち1つの挿入孔32Gに挿入されたボルトがボールジョイント34に設けられたナット部に螺合されると共に、3つの挿入孔32Gのうち他の2つの挿入孔32Gに挿入されたボルト(ボールジョイント34側に固定されたボルト)の端部にナットが螺合されることで、ボールジョイント34がボールジョイント取付部32Fに取付けられるようになっている。
図9には、右側のナックル36が示されており、図10には、左側のナックル36が示されている。これらの図に示されるように、ナックル36は、左右方向に対称に構成されている。なお、以下の説明において右側のナックル36と左側のナックル36とを区別して説明するときは、右側のナックル36を「ナックル36R」とし、左側のナックル36を「ナックル36L」として説明する。詳述すると、ナックル36は、図示しないハブベアリングが内部に配置される開口36Aが形成されたナックル本体部36Bと、ナックル本体部36Bから後方側へ向けて突出するタイロッドエンド連結部36Cと、を備えている。また、ナックル36は、ナックル本体部36Bの下端部から車幅方向内側へ向けて突出するボールジョイント取付部36Dと、ナックル本体部36Bの上端部から上方側かつ車幅方向内側へ向けて突出するコイルオーバ取付部36Eと、を備えている。ボールジョイント取付部36Dには、ボールジョイント34のボール部分から突出する軸部が挿入される軸部挿入孔36Fが形成されている。この軸部挿入孔36Fに挿入された軸部の端部にナットが螺合されることで、ナックル36がボールジョイント34を介してロアアーム32に取付けられるようになっている。コイルオーバ取付部36Eには、図示しない2つのボルトがそれぞれ挿入されると共に上下方向に間隔をあけて配置された2つの挿入孔36Gが形成されている。そして、2つのボルトが2つの挿入孔36G及びコイルオーバ40の下端部40Aに挿入された状態で、当該2つのボルトの端部にナットが螺合されることで、コイルオーバ40の下端部40Aがコイルオーバ取付部36Eに取付けられるようになっている。
次に、図1に示された組立装置10を用いたフロントサスペンション18の組立方法及びフロントサスペンション18のボディ14への取付方法について説明する。
図11には、フロントサスペンション18が取付けられるボディ14と、フロントサスペンション18を構成する各部品(サスペンションメンバ30、右側のロアアーム32R、右側のナックル36R、左側のロアアーム32L及び左側のナックル36L)が模式的に示されている。この図に示されるように、サスペンションメンバ30、右側のロアアーム32R、右側のナックル36R、左側のロアアーム32L及び左側のナックル36Lの在庫数は、各10個となっている。
先ず、図1、図5及び図11に示されるように、ボディ計測部16を用いてボディ14の計測を行う。なお、本実施形態では、ボディ計測部16としてカメラ42を用いてボディ14の計測を行うが、三次元測定機等の他のボディ計測部16を用いてボディ14の計測を行ってもよい。ここでは、ボディ14の各部の寸法が測定され、ボディ14においてサスペンションメンバ30やコイルオーバの上端部40Bが取付けられる部分の位置や角度等が測定される。この測定値は、自動又は手動で記録計算部12に記録される。
次に、図1、図6及び図11に示されるように、サスペンション部品計測部20を用いてサスペンションメンバ30の計測を行う。なお、サスペンション部品計測部20としてはボディ計測部16と同様にカメラ42を用いて計測を行う。ここでは、サスペンションメンバ30の各部の寸法や前側取付部30C、後側取付部30D、前側ロアアーム取付部30F及び後側ロアアーム取付部30Gの位置や角度等が測定される。また、サスペンションメンバ30の計測は、10個の在庫全てについて行う。この10個のサスペンションメンバ30の測定値は、自動又は手動で記録計算部12にそれぞれ記録される。また、10個のサスペンションメンバ30の納入日のデータについても自動又は手動で記録計算部12にそれぞれ記録される。なお、説明の都合で、10個のサスペンションメンバ30には、それぞれ識別番号A1~A10が付されているが、実際には、QRタグ等によって10個のサスペンションメンバ30を識別することが可能となっている。この点については、以下の説明における識別番号も同様である。
次に、図1、図7及び図11に示されるように、サスペンション部品計測部20を用いて右側のロアアーム32Rの計測を行う。ここでは、右側のロアアーム32Rの各部の寸法や前側取付部32C、後側取付部32D及びボールジョイント取付部32Fの位置や角度等が測定される。また、右側のロアアーム32Rの計測は、10個の在庫全てについて行う。この10個の右側のロアアーム32Rの測定値は、自動又は手動で記録計算部12にそれぞれ記録される。また、10個の右側のロアアーム32Rの納入日のデータについても自動又は手動で記録計算部12にそれぞれ記録される。なお、10個の右側のロアアーム32Rには、それぞれ識別番号B1~B10が付されている。
次に、図1、図9及び図11に示されるように、サスペンション部品計測部20を用いて右側のナックル36Rの計測を行う。ここでは、右側のナックル36Rの各部の寸法やナックル本体部36B、ボールジョイント取付部36D及びコイルオーバ取付部36Eの位置や角度等が測定される。また、右側のナックル36Rの計測は、10個の在庫全てについて行う。この10個の右側のナックル36Rの測定値は、自動又は手動で記録計算部12にそれぞれ記録される。また、10個の右側のナックル36Rの納入日のデータについても自動又は手動で記録計算部12にそれぞれ記録される。なお、10個の右側のナックル36Rには、それぞれ識別番号C1~C10が付されている。
次に、図1、図8及び図11に示されるように、サスペンション部品計測部20を用いて左側のロアアーム32Lの計測を行う。ここでは、左側のロアアーム32Lの各部の寸法や前側取付部32C、後側取付部32D及びボールジョイント取付部32Fの位置や角度等が測定される。また、左側のロアアーム32Lの計測は、10個の在庫全てについて行う。この10個の左側のロアアーム32Lの測定値は、自動又は手動で記録計算部12にそれぞれ記録される。また、10個の左側のロアアーム32Lの納入日のデータについても自動又は手動で記録計算部12にそれぞれ記録される。なお、10個の左側のロアアーム32Lには、それぞれ識別番号D1~D10が付されている。
次に、図1、図10及び図11に示されるように、サスペンション部品計測部20を用いて左側のナックル36Lの計測を行う。ここでは、左側のナックル36Lの各部の寸法やナックル本体部36B、ボールジョイント取付部36D及びコイルオーバ取付部36Eの位置や角度等が測定される。また、左側のナックル36Lの計測は、10個の在庫全てについて行う。この10個の左側のナックル36Lの測定値は、自動又は手動で記録計算部12にそれぞれ記録される。また、10個の左側のナックル36Lの納入日のデータについても自動又は手動で記録計算部12にそれぞれ記録される。なお、10個の左側のナックル36Lには、それぞれ識別番号E1~E10が付されている。
以上の工程が計測工程ではあるが、各部品の測定順序は適宜変更してもよい。
次に、図1、図2、図3及び図11に示されるように、記録計算部12が、計測工程で得られた各部品のデータに基づいて、キャンバ角θ1、キャスタ角θ2、車輪28の車両前後の位置IL及び車輪28の車幅方向の位置IWの基準値に対するズレ量が小さくなるようにボディ14、10個のサスペンションメンバ30、10個の右側のロアアーム32、10個の右側のナックル36、10個の左側のロアアーム32及び10個の左側のナックル36の中からそれぞれの部品を選択して、各部品の組合わせを決定する。
ここで、フロント右側のキャンバ角θ1の基準値に対するズレ量の絶対値をK1、フロント左側のキャンバ角θ1の基準値に対するズレ量の絶対値をK2、フロント右側のキャンバ角θ1の基準値に対するズレ量とフロント左側のキャンバ角θ1の基準値に対するズレ量との差の絶対値をK3とする。また、フロント右側のキャスタ角θ2の基準値に対するズレ量の絶対値をL1、フロント左側のキャスタ角θ2の基準値に対するズレ量の絶対値をL2、フロント右側のキャスタ角θ2の基準値に対するズレ量とフロント左側のキャスタ角θ2の基準値に対するズレ量との差の絶対値をL3とする。さらに、右側車輪28の車両前後の位置ILの基準値に対するズレ量の絶対値をM1、左側車輪28の車両前後の位置ILの基準値に対するズレ量の絶対値をM2、右側車輪28の車両前後の位置ILの基準値に対するズレ量と左側車輪28の車両前後の位置ILの基準値に対するズレ量との差の絶対値をM3とする。また、右側車輪28の車幅方向の位置IWの基準値に対するズレ量の絶対値をN1、左側車輪28の車幅方向の位置IWの基準値に対するズレ量の絶対値をN2、右側車輪28の車幅方向の位置IWの基準値に対するズレ量と左側車輪28の車幅方向の位置IWの基準値に対するズレ量との差の絶対値をN3とする。
そして、本実施形態では、K1とK2とK3との和が最小化するように、L1とL2とL3との和が最小化するように、及びM1とM2とM3とN1とN2とN3との和が最小化するように、という検索条件の下で、記録計算部12が遺伝的アルゴリズムと逐次2次計画法の双方で検索して、最適解の候補となる各部品の組合わせの候補を挙げる(最適解候補の検索)。
次に、K1とK2とK3との和が所定値以下となるように、かつ、L1とL2とL3との和が所定値以下となるように、かつ、M1とM2とM3とN1とN2とN3との和が所定値以下となるように、という検索条件の下で、記録計算部12が最適解候補の検索で挙げられたいくつかの候補から納入日が古いものを優先して選択し、各部品の組合わせを決定する。また、同条件のものが複数ある場合においては、記録計算部12が、K1とK2とK3とL1とL2とL3との和が最小値となる各部品の組合わせを決定する(最適解の選択)。
以上の工程が組合わせ工程ではあるが、組合わせ工程において各部品の組合わせを決定する検索条件については他の検索条件としてもよい。
次に、記録計算部12は、キャンバ角θ1、キャスタ角θ2、車輪28の車両前後の位置IL及び車輪28の車幅方向の位置IWがそれぞれの基準値に近づくように、上記の最適解の選択で選択された各部品の相互間の位置を計算して決定する。ここでは、記録計算部12は、ボルトと当該ボルトが挿入される挿入孔との間のクリアランスに対応する量だけ各部品の相互間の位置を動かせるものとして、各部品の相互間の位置を計算して決定する。なお、この工程は、位置決め工程である。また、この工程では、ボルトの外径が公差の最大値であると共に挿入孔の内径を公差の最小値として計算している。
次に、記録計算部12は、上記の最適解の選択で選択された各部品の識別番号を部品選択指示部22に表示すること等により、部品の選択を指示する。なお、上記の最適解の選択で選択された各部品は、図12に示されるように、ボディ14、識別番号A6のサスペンションメンバ30、識別番号B2の右側のロアアーム32R、識別番号C3の右側のナックル36R、識別番号D9の左側のロアアーム32L、識別番号E5の左側のナックル36Lとなっている。そして、部品選択指示部22に表示された情報に基づいて、上記の最適解の選択で選択された各部品が手動又は自動で組立作業部に搬送される。
次に、図1及び図13、並びに、図6及び図8に示されるように、組立作業部において、識別番号A6のサスペンションメンバ30を部品支持部24の一部を構成する図示しない固定治具に固定する。次に、図示しないボルトを識別番号D9の左側のロアアーム32Lの前側取付部32Cの挿入孔32E及び識別番号A6のサスペンションメンバ30の前側ロアアーム取付部30Fに挿入すると共に、図示しないボルトを当該ロアアーム32Lの後側取付部32Dの挿入孔32Eに挿通して当該サスペンションメンバ30の後側ロアアーム取付部30Gに設けられたナット部に螺合させる。この時、ボルトやナットの本締めは行わない。次に、識別番号D9の左側のロアアーム32Lのボールジョイント取付部32Fを部品支持部24の他部を構成する可動治具44に固定する。次に、可動治具44が固定治具に対して所定の位置へ自動で移動する。これにより、識別番号D9の左側のロアアーム32Lと識別番号A6のサスペンションメンバ30との相互間の位置が、前述の位置決め工程で決定された相互間の位置となる。そして、識別番号D9の左側のロアアーム32Lと識別番号A6のサスペンションメンバ30との相互間の位置が前述の位置決め工程で決定された相互間の位置となっている状態で、ボルト及びナットの本締めを行う。これにより、識別番号D9の左側のロアアーム32Lの識別番号A6のサスペンションメンバ30への取付けが完了する。なお、後述する工程の説明で用いる図14には、識別番号D9の左側のロアアーム32Lの前側取付部32Cの挿入孔32E及び当該ロアアーム32Lの後側取付部32Dの挿入孔32Eに挿通されたボルト46が図示されている。
次に、図1及び図14、並びに、図8に示されるように、識別番号D9の左側のロアアーム32Lのボールジョイント取付部32Fに形成された3つの挿入孔32Gのうち1つの挿入孔32Gに挿入されたボルトをボールジョイント34に設けられたナット部に螺合させると共に、3つの挿入孔32Gのうち他の2つの挿入孔32Gに挿入されたボルト(ボールジョイント34側に固定されたボルト)の端部にナットを螺合させる。この時、ボルトやナットの本締めは行わない。次に、このボールジョイント34を部品支持部24を構成する図示しないボールジョイント支持治具に固定する。次に、図示しないボールジョイント支持治具が識別番号D9の左側のロアアーム32Lに対して所定の位置へ自動で移動する。これにより、ボールジョイント34の識別番号D9の左側のロアアーム32Lに対する位置が、識別番号D9の左側のロアアーム32Lと識別番号E5の左側のナックル36Lとの相互間の位置を考慮した位置となる。この状態で、ボルト及びナットの本締めを行う。これにより、ボールジョイント34の識別番号D9の左側のロアアーム32Lのボールジョイント取付部32Fへの取付けが完了する。
次に、識別番号D9の左側のロアアーム32Lのボールジョイント取付部32Fに取付けられたボールジョイント34の軸部を識別番号E5の左側のナックル36Lのボールジョイント取付部36Dに形成された軸部挿入孔36Fに挿入して、ボールジョイント34の軸部に螺合させたナットを締付ける。これにより、識別番号E5の左側のナックル36Lのボールジョイント34を介した識別番号D9の左側のロアアーム32Lへの取付けが完了する。
次に、図4に示されるように、2つのボルト48を識別番号E5の左側のナックル36Lのコイルオーバ取付部36Eに形成された2つの挿入孔36G及びコイルオーバ40の下端部40Aに挿入する。そして、2つのボルト48の端部に螺合されたナットを締付ける。これにより、コイルオーバ40の下端部40Aの識別番号E5の左側のナックル36Lのコイルオーバ取付部36Eへの取付けが完了する。なお、前述の各部品の取り付けと同様に、コイルオーバ40が識別番号E5の左側のナックル36Lに対して所定の位置に配置された状態で、2つのボルト48の端部に螺合されたナットが締付けられるようになっている。
また、識別番号B2の右側のロアアーム32Rの識別番号A6のサスペンションメンバ30への取付け、ボールジョイント34の識別番号B2の右側のロアアーム32Rへの取付け、識別番号C3の右側のナックル36Rのボールジョイント34を介した識別番号B2の右側のロアアーム32Rへの取付け、コイルオーバ40の下端部40Aの識別番号C3の右側のナックル36Rのコイルオーバ取付部36Eへの取付けについても上記と同様の手順で行う。
以上の工程を経てフロントサスペンション18が組み立てられる。
次に、図1及び図15に示されるように、部品支持部24を構成するフロントサスペンション支持部50を自動で移動させることにより、フロントサスペンション支持部50に支持されたフロントサスペンション18をボディ14に係合させる。この状態では、ボディ14とフロントサスペンション18を構成する各部品との相互間の位置が、前述の位置決め工程で決定された相互間の位置となっている。この状態で、識別番号A6のサスペンションメンバ30の前側取付部30C及び後側取付部30Dに形成された挿入孔30Eに挿入したボルトをボディ14側に設けられた図示しないナット部に螺合される。これにより、サスペンションメンバ30のボディ14への取付けが完了する。また、左右一対のコイルオーバ40の上端部40Bもボディ14に固定する。
以上のフロントサスペンション18が組み立てられる工程及びフロントサスペンション18がボディ14に取付けられる工程が組立工程である。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1~図15に示されるように、以上説明した本実施形態では、組合わせ工程において、キャンバ角θ1、キャスタ角θ2、車輪28の車両前後の位置IL及び車輪28の車幅方向の位置IWの基準値に対するズレ量が小さくなるようにボディ14、10個のサスペンションメンバ30、10個の右側のロアアーム32、10個の右側のナックル36、10個の左側のロアアーム32及び10個の左側のナックル36の中からそれぞれの部品を選択して、各部品の組合わせを決定する。完成車のキャンバ角θ1、キャスタ角θ2、車輪28の車両前後の位置IL及び車輪28の車幅方向の位置IWの基準値に対する精度を向上させることができる。
これに加えて、本実施形態では、位置決め工程において、部品相互間の位置が決定される。そして、組立工程において、部品相互間の位置決めがなされた状態でボルト及びナットが締め付けられる。これにより、完成車のキャンバ角θ1、キャスタ角θ2、車輪28の車両前後の位置IL及び車輪28の車幅方向の位置IWの基準値に対する精度をより一層向上させることができる。
また、本実施形態では、組合わせ工程において、在庫数が複数ある種類の各部品の中から納入日の古いものから優先的に選択する。これにより、在庫数が複数ある種類の各部品の中に納入日の古い部品が残り続けることを抑制することができる。
なお、リヤサスペンション52(図15参照)についてもフロントサスペンション18と同様の工程を経て組み立てられると共にボディ14へ取付けられる。
(車両の車高を考慮した計測工程及び組合わせ工程)
次に、図2及び図3に示されるように、車両26の車高H(地上高)を考慮した計測工程及び組合わせ工程について説明する。
図16には、車両のフロントサスペンション18(図4参照)の一部を構成する2つのコイルスプリング54と、車両のリヤサスペンション52(図15参照)の一部を構成する2つのコイルスプリング56と、が示されている。なお、2つのコイルスプリング54のうち一方のコイルスプリング54は、右側の前輪の動きに応じて伸縮され、2つのコイルスプリング54のうち他方のコイルスプリング54は、右側の前輪の動きに応じて伸縮される。また、以下の説明において右側のコイルスプリング54と左側のコイルスプリング54とを区別して説明するときは、右側のコイルスプリング54を「コイルスプリング54R」とし、左側のコイルスプリング54を「コイルスプリング54L」として説明する。2つのコイルスプリング56のうち一方のコイルスプリング56は、右側の後輪の動きに応じて伸縮され、2つのコイルスプリング56のうち他方のコイルスプリング56は、右側の後輪の動きに応じて伸縮される。また、以下の説明において右側のコイルスプリング56と左側のコイルスプリング56とを区別して説明するときは、右側のコイルスプリング56を「コイルスプリング56R」とし、左側のコイルスプリング56を「コイルスプリング56L」として説明する。
図17には、右側のコイルスプリング54R、左側のコイルスプリング54L、右側のコイルスプリング56R及び左側のコイルスプリング56Lが模式的に示されている。この図に示されるように、右側のコイルスプリング54R、左側のコイルスプリング54L、右側のコイルスプリング56R及び左側のコイルスプリング56Lの在庫数は、各10個となっている。
先ず、図1及び図17に示されるように、サスペンション部品計測部20を用いて右側のコイルスプリング54Rの自由長、セット荷重及びばね定数の測定を行う。なお、サスペンション部品計測部20としてはバネ試験機を用いて計測を行う。また、右側のコイルスプリング54Rの計測は、10個の在庫全てについて行う。この10個の右側のコイルスプリング54Rの測定値は、自動又は手動で記録計算部12にそれぞれ記録される。また、10個の右側のコイルスプリング54Rの納入日のデータについても自動又は手動で記録計算部12にそれぞれ記録される。なお、説明の都合で、10個の右側のコイルスプリング54Rには、それぞれ識別番号F1~F10が付されている。
次に、サスペンション部品計測部20を用いて左側のコイルスプリング54Lの自由長、セット荷重及びばね定数の測定を行う。また、左側のコイルスプリング54Lの計測は、10個の在庫全てについて行う。この10個の左側のコイルスプリング54Lの測定値は、自動又は手動で記録計算部12にそれぞれ記録される。また、10個の左側のコイルスプリング54Lの納入日のデータについても自動又は手動で記録計算部12にそれぞれ記録される。なお、説明の都合で、10個の左側のコイルスプリング54Lには、それぞれ識別番号G1~G10が付されている。
次に、サスペンション部品計測部20を用いて右側のコイルスプリング56Rの自由長、セット荷重及びばね定数の測定を行う。また、右側のコイルスプリング56Rの計測は、10個の在庫全てについて行う。この10個の右側のコイルスプリング56Rの測定値は、自動又は手動で記録計算部12にそれぞれ記録される。また、10個の右側のコイルスプリング56Rの納入日のデータについても自動又は手動で記録計算部12にそれぞれ記録される。なお、説明の都合で、10個の右側のコイルスプリング56Rには、それぞれ識別番号H1~H10が付されている。
次に、サスペンション部品計測部20を用いて左側のコイルスプリング56Lの自由長、セット荷重及びばね定数の測定を行う。また、左側のコイルスプリング56Lの計測は、10個の在庫全てについて行う。この10個の左側のコイルスプリング56Lの測定値は、自動又は手動で記録計算部12にそれぞれ記録される。また、10個の左側のコイルスプリング56Lの納入日のデータについても自動又は手動で記録計算部12にそれぞれ記録される。なお、説明の都合で、10個の左側のコイルスプリング56Lには、それぞれ識別番号J1~J10が付されている。
以上の工程が計測工程ではあるが、各部品の測定順序は適宜変更してもよい。
次に、記録計算部12が、計測工程で得られた各部品のデータに基づいて、車両の各車輪と対応する位置における車高Hの基準値に対するズレ量(以下「車高ズレ量」と呼ぶ)が小さくなるように10個の右側のコイルスプリング54R、10個の左側のコイルスプリング54L、10個の右側のコイルスプリング56R及び10個の左側のコイルスプリング56Lの中からそれぞれの部品を選択して、各部品の組合わせを決定する。
具体的には、先ず、記録計算部12は、10個の右側のコイルスプリング54R、10個の左側のコイルスプリング54L、10個の右側のコイルスプリング56R及び10個の左側のコイルスプリング56Lの各部品の全ての組合わせについて各々の車高ズレ量を計算する(総当たり計算)。
次に、記録計算部12は、上記の総当たり計算の結果に基づいて、以下の(1)~(6)の総和が所定の範囲内となる各部品の組合わせを決定する(第1組合わせ決定工程)。
(1)右前方側の車輪と対応する位置における車高ズレ量
(2)左前方側の車輪と対応する位置における車高ズレ量
(3)右後方側の車輪と対応する位置における車高ズレ量
(4)左後方側の車輪と対応する位置における車高ズレ量、
(5)車両右側の車高ズレ量である(1)及び(3)と車両左側の車高ズレ量である(2)及び(4)との差
(6)車両前側の車高ズレ量である(1)及び(2)と車両後側の車高ズレ量である(3)及び(4)との差
次に、記録計算部12は、第1組合わせ決定工程において決定された各部品の組合わせの中から、上記の(3)と(4)との差が所定の範囲内となる組合わせを決定する(第2組合わせ決定工程)。
次に、記録計算部12は、第2組合わせ決定工程において決定された各部品の組合わせの中から、最も古い納入日の部品を有する組合わせを決定する(第3組合わせ決定工程)。最も古い納入日の部品を有する組合わせが複数ある場合においては、第3組合わせ決定工程において決定された各部品の組合わせの中から、上記の(1)と(2)との差が最小となる組み合わせを決定する(最終組合わせ決定工程)。
以上の工程が組合わせ工程ではあるが、組合わせ工程において各部品の組合わせを決定する検索条件については他の検索条件としてもよい。
上記の工程を経て選択された各部品は、図17に示されるように、識別番号F6の右側のコイルスプリング54R、識別番号G2の左側のコイルスプリング54L、識別番号H3の右側のコイルスプリング56R及び識別番号J9の左側のコイルスプリング56Lである。これらの部品を用いてフロントサスペンション18及びリヤサスペンション52を組立てることにより、車両の各車輪と対応する位置における車高ズレ量を小さくすることができる。
なお、以上説明した車両用部品の組立装置及び車両用部品の組立方法は、車両のサスペンションだけではなく他の車両用部品の組立てにも適用することができる。
例えば、図19に示されたキャリパアセンブリ58の組立てに適用することができる。ここで、キャリパアセンブリ58は、一方側が開放されたシリンダ部60Aを有するキャリパ本体60と、キャリパ本体60のシリンダ部60A内に収容されるピストン62と、オイルシール64及びダストカバー66と、を備えている。また、キャリパアセンブリ58は、キャリパマウント68と、一対のブレーキパッド70と、一対のパックプレート72と、その他複数の部品74と、を備えている。
そして、計測工程において制動力への影響が大きい部品であるブレーキパッド70、キャリパ本体60及びピストン62の寸法等をそれぞれ計測する。この計測は、ブレーキパッド70、キャリパ本体60及びピストン62の在庫全てについて行う。次に、組合わせ工程において、キャリパアセンブリ58の制動力が基準値に近づくように、ブレーキパッド70、キャリパ本体60及びピストン62の在庫の中から最適な組合わせを決定する。そして、この工程で決定した各部品を用いてキャリパアセンブリ58の組立てを行うことにより、キャリパアセンブリ58の制動力を基準値に近づけることができる。
なお、以上説明した車両用部品の組立装置及び車両用部品の組立方法は、ボルト及びナットによる組立てだけではなく、溶接等による組立てにも適用できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両用部品の組立装置
12 記録計算部(計測データ記録部、組合わせ決定部、位置決め部)
14 ボディ(車両用部品)
30 サスペンションメンバ(車両用部品)
30E 挿入孔
32 ロアアーム(車両用部品)
32E 挿入孔
32G 挿入孔
36 ナックル(車両用部品)
36G 挿入孔
44 可動治具(部品支持部)
46 ボルト
48 ボルト
50 フロントサスペンション支持部(部品支持部)
60 キャリパ本体(車両用部品)
62 ピストン(車両用部品)
70 ブレーキパッド(車両用部品)

Claims (8)

  1. 複数の種類の車両用部品の寸法及び特性の少なくとも一方をそれぞれ計測すると共に、在庫数が複数ある種類の前記車両用部品にあってはその種類の複数の前記車両用部品の寸法及び特性の少なくとも一方をそれぞれ計測する計測工程と、
    特定の車両諸元の基準値に近づくように、在庫数が複数ある種類の前記車両用部品の中から特定の前記車両用部品を選択して、複数の種類の前記車両用部品の組合わせを決定する組合わせ工程と、
    前記組合わせ工程で組み合わせが決定された複数の種類の前記車両用部品を用いて、複数の種類の前記車両用部品を組立てる組立工程と、
    を有する車両用部品の組立方法。
  2. 前記特定の車両諸元の基準値に近づくように、前記組合わせ工程で組み合わせが決定された複数の種類の前記車両用部品の相互間の位置を決定する位置決め工程をさらに有し、
    前記組立工程において、前記位置決め工程で決定された相互間の位置で複数の種類の前記車両用部品を組立てる請求項1に記載の車両用部品の組立方法。
  3. 前記位置決め工程において、ボルトと当該ボルトが挿入される挿入孔との間のクリアランスに対応する量だけ複数の種類の前記車両用部品の相互間の位置を動かせるものとして、複数の種類の前記車両用部品の相互間の位置を決定し、
    前記組立工程において、前記ボルトを用いて複数の種類の前記車両用部品を組立てる請求項2に記載の車両用部品の組立方法。
  4. 前記組合わせ工程において、在庫数が複数ある種類の前記車両用部品の中から納入日の古いものから優先的に特定の前記車両用部品を選択する請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の車両用部品の組立方法。
  5. 複数の種類の前記車両用部品は、車両の足回りを構成する部品を含んでおり、
    前記特定の車両諸元は、キャンバ角、キャスタ角、車輪の車両前後の位置、車輪の車幅方向の位置、及び車高の少なくとも1つとなっている請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の車両用部品の組立方法。
  6. 複数の種類の前記車両用部品は、車両のブレーキを構成する部品を含んでおり、
    前記特定の車両諸元は、制動力となっている請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の車両用部品の組立方法。
  7. 複数の種類の車両用部品の寸法及び特性の少なくとも一方の計測データが記録されると共に、在庫数が複数ある種類の前記車両用部品にあってはその種類の複数の前記車両用部品の寸法及び特性の少なくとも一方の計測データがそれぞれ記録される計測データ記録部と、
    前記計測データ記録部に記録された計測データに基づいて、特定の車両諸元の基準値に近づくように、在庫数が複数ある種類の前記車両用部品の中から特定の前記車両用部品を選択して、複数の種類の前記車両用部品の組合わせを決定する組合わせ決定部と、
    を備えた車両用部品の組立装置。
  8. 前記特定の車両諸元の基準値に近づくように、前記組合わせ決定部で組み合わせが決定された複数の種類の前記車両用部品の相互間の位置を決定する位置決め部と、
    前記位置決め部で決定された相互間の位置で複数の種類の前記車両用部品を支持する部品支持部と、
    をさらに備えた請求項7に記載の車両用部品の組立装置。
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