JP2022025947A - 情報提供システム、情報提供プログラム、及び情報提供方法 - Google Patents

情報提供システム、情報提供プログラム、及び情報提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の事情に合致した福利厚生情報を提供することで、福利厚生サービスの利用促進を図ることができる情報提供システム、情報提供プログラム、及び情報提供方法を提供することを目的とする。【解決手段】情報提供システム1は、提供される福利厚生サービスの複数のコンテンツの中から、福利厚生サービスを利用する利用者の属性情報に適したコンテンツをレコメンドコンテンツとして生成するレコメンドコンテンツ生成部6と、係るレコメンドコンテンツを利用者に対して提供するレコメンドコンテンツ提供部と、レコメンドコンテンツを随時更新するレコメンドコンテンツ更新部8を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、情報提供システム、情報提供プログラム、及び情報提供方法に関する。詳しくは、利用者の事情に合致した福利厚生情報を提供することで、福利厚生サービスの利用促進を図ることができる情報提供システム、情報提供プログラム、及び情報提供方法に係るものである。
従来より、企業、学校、或いは公共団体等の組織団体は、その組織団体に属する従業員等の福利厚生を充実することを目的として、ホテル、テーマパーク、映画館、或いはフィットネスクラブ等の福利厚生施設と契約し、従業員やその家族が福利厚生施設を優待価格で利用できる福利厚生サービスを運用することで、従業員等の確保、定着、勤労意欲の向上を図っている。
従来の福利厚生サービスの運用方法は、例えば利用者である従業員が福利厚生施設を利用する際は、利用者が組織団体(例えば企業)に福利厚生施設の利用を申し込み、組織団体から発行された法人会員カードまたは割引チケット等を入手したうえで福利厚生施設を利用する運用方法が行われていた。
しかしながら、前記した従来の福利厚生サービスの運用方法では、次のような問題があった。即ち、組織団体においては年間の福利厚生予算に一定の上限が設けられている。従って、各従業員が思いついた時点で勝手気ままに各施設を利用可能であると、特定の従業員が会計年度の早い時期に多くの施設を集中的に利用してしまい、年度の終了近くになると予算が不足して、他の従業員が施設を利用することができなくなる懸念がある。また、どの施設をどの程度利用するかは、各従業員の判断に任されているので、組織団体としては福利厚生サービスのための予算を正確に立案できないという問題もあった。
以上のような課題に対して、従来の福利厚生サービスの運用方法に代わって、従業員に一定額の補助金(ポイント)を支給して、従業員はその支給されたポイントの範囲内で用意された福利厚生メニューを選択・利用できる、いわゆるカフェテリアプランを導入する組織団体が増えている。このカフェテリアプランの利用に際しては、利用者は、企業が導入しているシステムの会員サイトにログインし、利用したい福利厚生メニューを選択し、選んだメニューの内容によって必要な手続きをシステム上で行い、選択したメニューの利用によって所持ポイントが消化されるというものである。
また、カフェテリアプランの普及に伴い、カフェテリアプランを実行するためのシステムの提案もされている(特許文献1)。この特許文献1によると、カフェテリア代行装置が従業者のポイントを管理し、従業者から利用申込みがあると施設へ利用の予約を行って従業者のポイントを更新し、従業者は施設を利用するとポイントに応じた自己負担分を支払い、残金がカフェテリア代行装置を介して企業に請求されるというものである。
特開2004-102761号公報
前記の通り、カフェテリアプランを導入することで、組織団体としては福利厚生費用の総額の管理が容易となるとともに、従業員への公平性を保った福利厚生サービスを実現できるというメリットがある。さらに、従業員はシステム上で準備された豊富なメニューから主体的に福利厚生サービスを選択することができるため、従業員の満足感や勤労意欲が増し、その結果、組織団体への定着率も高めることが期待される。
一方で、福利厚生サービスを利用する従業員は、年齢、家族構成、或いは趣味嗜好といった個々の事情は多種多様であり、従業員が求める福利厚生サービスも従業員毎に異なる。そのため、組織団体が導入するシステム上において、豊富に取り揃えられた福利厚生メニューから自身の事情に合ったメニューを検索するには多くの時間を要し、場合によっては検索作業が煩わしくなり、結果として福利厚生メニューが利用されないことも懸念される。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、利用者の事情に合致した福利厚生情報を提供することで、福利厚生サービスの利用促進を図ることができる情報提供システム、情報提供プログラム、及び情報提供方法を提供することを目的とするものである。
前記の目的を達成するために、本発明の情報提供システムは、提供者により提供される福利厚生サービスとしての複数のコンテンツが記憶された第1の記憶部と、前記福利厚生サービスを利用する利用者の属性情報が記憶された第2の記憶部と、前記コンテンツと前記属性情報との相関関係を解析し、前記コンテンツから利用者に適したコンテンツを抽出してレコメンドコンテンツとして生成するレコメンドコンテンツ生成部と、前記レコメンドコンテンツを利用者に対して提供するレコメンドコンテンツ提供部と、前記レコメンドコンテンツ生成部で生成された前記レコメンドコンテンツを更新するレコメンドコンテンツ更新部とを備える。
ここで、提供者により提供される福利厚生サービスとしての複数のコンテンツが記憶された第1の記憶部を備えることにより、福利厚生サービスの提供者が提供するコンテンツをシステム上に記憶させることができる。システムの利用者は、システムにアクセスすることで、第1の記憶部に記憶されているコンテンツを閲覧、選択することでコンテンツの利用手続きを行うことができる。
また、福利厚生サービスを利用する利用者の属性情報が記憶された第2の記憶部を備えることにより、例えば利用者の個人情報を第2の記憶部に記憶することができる。
また、コンテンツと属性情報との相関関係を解析するレコメンドコンテンツ生成部を備えることにより、第1の記憶部に記憶されたコンテンツと第2の記憶部に記憶された属性情報との相関関係に基づいて、利用者にとって最も適したコンテンツを解析することができる。
また、レコメンドコンテンツ生成部は、利用者に適したコンテンツを抽出してレコメンドコンテンツとして生成することで、コンテンツと属性情報の相関関係に基づいて、利用者にとって最適なコンテンツをレコメンドコンテンツとして生成することができる。
また、レコメンドコンテンツを利用者に対して提供するレコメンドコンテンツ提供部を備えることにより、レコメンドコンテンツを利用者に対して提供することができる。従って、利用者は、システム上に登録された多種多様なコンテンツから自分の好みのコンテンツを検索するという煩わしい作業をすることなく、利用者にとって最適なコンテンツを受け取ることができる。
また、レコメンドコンテンツ生成部で生成されたレコメンドコンテンツを更新するレコメンドコンテンツ更新部を備えることにより、利用者による嗜好の変化、属性情報の変化等により、現時点の利用者にとって最適なコンテンツに更新して提供することができる。
また、レコメンドコンテンツ生成部は、属性情報として、利用者の名前、性別、年齢、職業、生年月日、居住地、家族構成、趣味の群から少なくとも一つ以上を取得し、取得した属性情報とコンテンツとの相関関係を解析する場合には、より利用者の好みに即したコンテンツを抽出し、利用者に対して提供することができる。
また、レコメンドコンテンツ更新部は、レコメンドコンテンツ提供部により提供されたレコメンドコンテンツの利用者による利用状況に基づいて、レコメンドコンテンツ生成部で生成されるレコメンドコンテンツを更新する場合には、提供されたレコメンドコンテンツの利用者による利用状況に基づいて、その時点での利用者の嗜好を分析し、生成すべきレコメンドコンテンツを更新することができる。
即ち、提供されたレコメンドコンテンツの利用率が高い場合には、レコメンドコンテンツ生成部で生成されたレコメンドコンテンツが利用者の好みに合致したもの(コンテンツと属性情報の相関関係が高い)と判定することができる。一方、提供されたレコメンドコンテンツの利用率が低い場合には、レコメンドコンテンツ生成部で生成されたレコメンドコンテンツが利用者の好みに合致していない(コンテンツと属性情報の相関関係が低い)と判定することができる。そして、この判定結果に基づいて、新たなレコメンドコンテンツを更新するため、利用者の属性情報の変化に応じた最適なレコメンドコンテンツを提供することができる。
また、レコメンドコンテンツ更新部は、第1の記憶部に記憶されているコンテンツに対する利用者からのアクセス状況に基づいて、抽出するレコメンドコンテンツを更新する場合には、利用者の第1の記憶部へのアクセス状況に基づいて、その時点での利用者の嗜好を分析し、生成すべきレコメンドコンテンツを更新することができる。
また、利用者による福利厚生サービスの利用頻度をカウントするカウント部と、福利厚生サービスの利用頻度が所定以上の利用者に対するインセンティブを付与するインセンティブ付与部とを備える場合には、当該システムの利用頻度に応じたインセンティブ(例えばコンテンツ利用に際しての割引率の設定)を利用者に対して付与することができるため、システムの利用率を向上させることができる。
前記の目的を達成するために、本発明の情報提供プログラムは、提供者により提供される福利厚生サービスに関する複数のコンテンツが記憶された第1の記憶部、前記福利厚生サービスを利用する利用者の属性情報が記憶された第2の記憶部を備えるコンピュータに対して、前記コンテンツと前記属性情報との相関関係を解析するステップと、前記コンテンツから利用者に適したコンテンツを検索し、抽出されたコンテンツをレコメンドコンテンツとして生成するステップと、前記レコメンドコンテンツを利用者に対して提供するステップと、前記レコメンドコンテンツを更新するステップとを指示する。
また、本発明の情報提供方法は、提供者により提供される福利厚生サービスに関する複数のコンテンツ、及び前記福利厚生サービスを利用する利用者の属性情報の相関関係を解析する工程と、前記コンテンツから利用者に適したコンテンツを検索し、抽出されたコンテンツをレコメンドコンテンツとして生成する工程と、前記レコメンドコンテンツを利用者に対して提供する工程と、前記レコメンドコンテンツを更新する工程とを備える。
ここで、コンテンツと属性情報との相関関係を解析するステップ(工程)を備えることにより、第1の記憶部に記憶されたコンテンツと第2の記憶部に記憶された属性情報との相関関係に基づいて、利用者にとって最も適したコンテンツを解析することができる。
また、コンテンツから利用者に適したコンテンツを検索し、抽出されたコンテンツをレコメンドコンテンツとして生成するステップ(工程)を備えることにより、コンテンツと属性情報との相関関係の解析結果に基づいて、利用者にとって最適なコンテンツをレコメンドコンテンツとして生成することができる。
また、レコメンドコンテンツを利用者に対して提供するステップ(工程)を備えることにより、レコメンドコンテンツを利用者に対して提供することができる。従って、利用者は、システム上に登録された多種多様なコンテンツから自分の好みのコンテンツを検索するという煩わしい作業をすることなく、利用者にとって最適なコンテンツを受け取ることができる。
また、レコメンドコンテンツを更新するステップ(工程)を備えることにより、利用者による嗜好の変化、属性情報の変化等により、現時点の利用者にとって最適なコンテンツを作成、及び提供することができる。
本発明に係る情報提供システム、情報提供プログラム、及び情報提供方法は、利用者の事情に合致した福利厚生情報を提供することで、福利厚生サービスの利用促進を図ることができるものとなっている。
本発明の実施形態に係る情報提供システムの全体構成図である。 本発明の実施形態に係る情報提供システムのブロック図である。 レコメンドコンテンツ生成部により生成されるレコメンドコンテンツの具体例である。 利用者の端末に表示されるクーポンの一例を示す図である。 情報提供システムによる処理フローを示す図である。 レコメンドコンテンツ更新部の処理フローを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態においては、説明の便宜上、福利厚生サービスを提供する企業(以下、「サービス提供企業」という)と契約する福利厚生サービスを利用する企業(以下、「サービス利用企業」という。)は1社を前提とするが、サービス利用企業は複数社であってもよい。
[情報提供システム]
まず、本発明の実施形態に係る情報提供システム1の全体構成について図1、及び図2に基づいて説明する。本発明の実施形態に係る情報提供システム1は、第1の記憶部4、第2の記憶部5、レコメンドコンテンツ生成部6、レコメンドコンテンツ提供部7、レコメンドコンテンツ更新部8、及びインセンティブ付与部9から構成され、これらが通信用バス(符号を付さない)を通じて互いに通信可能なように接続されている。情報提供システム1には、サービス提供企業の端末2a、サービス利用企業の端末2b、及びサービス利用企業の従業員(以下、「利用者」という。)の端末2cがインターネット回線3を介して互いに通信可能なように接続されている。
ここで、必ずしも、端末2a、2b、2cと情報提供システム1はインターネット回線3を介して互いに接続されている必要はなく、いかなる通信手段により接続されていてもよい。
また、端末2a、2b、2cは、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、タブレット型端末、携帯端末等、ブラウザ機能を有する情報処理端末であれば特に限定されるものではない。
[第1の記憶部]
第1の記憶部4は、サービス提供企業により提供される福利厚生サービスとしての複数のコンテンツが記憶されている記憶部である。サービス提供企業は、端末2aを通じて利用者に対して提供する複数のコンテンツ情報を提供し、提供されたコンテンツ情報は第1の記憶部4に記憶される。
ここで、第1の記憶部4に記憶されるコンテンツとしては、例えばフィットネスジム・映画館・テーマパークといったスポーツ娯楽情報、ホテル・旅館等の宿泊情報、資格・進学等の教育情報、その他飲食情報や医療情報等のようにあらゆる分野のサービス情報が登録される。
なお、第1の記憶部4は、情報提供システム1に登録するサービス提供企業の数だけ設定してもよく、或いは一つの記憶部内にサービス提供企業毎の記憶領域を設けるようにしてもよい。
[第2の記憶部]
第2の記憶部5は、利用者に関する属性情報が記憶される記憶部である。属性情報としては、例えば利用者の名前、性別、年齢、職業、生年月日、居住地、家族構成、利用企業への入社年月日といった情報が端末2cを通じて登録される。なお、属性情報としては、以上の情報に限定されるものではなく、利用者の属性を示すあらゆる情報を属性情報として第2の記憶部5に記憶することができる。
[レコメンドコンテンツ生成部]
レコメンドコンテンツ生成部6は、第1の記憶部4に記憶されているコンテンツと第2の記憶部5に記憶されている属性情報に基づいて、コンテンツと属性情報の相関関係を解析する機能を有するとともに、解析結果に基づいて抽出されたコンテンツをレコメンドコンテンツとして生成する機能を有している。
レコメンドコンテンツ生成部6により生成されるレコメンドコンテンツとしては、利用者のライフステージに応じて、属性情報に基づく相関性の高いコンテンツが生成される。より具体的には、図3に示すように、利用者のライフステージを<独身期>、<家庭基盤構築期>、<子育て期>、<セカンドライフ期>に分類し、それぞれのライフステージに応じた最適なコンテンツが抽出されるものとなっている。以下、各ライフステージにおけるレコメンドコンテンツ生成部で生成されるレコメンドコンテンツの具体例である。
<独身期>
利用者の属性情報から、利用者が利用企業への入社間もない時期であり、独身者であると判定されると、独身期のイベントとして「転居」、「遊興」、「婚活」、「自動車購入」、「趣味」というキーワードが抽出され、係るキーワードに対して相関性の高いコンテンツが抽出される。
例えば、「転居」というキーワードに対しては、「賃貸不動産」というコンテンツが相関性の高いコンテンツと判定され、不動産情報に関するコンテンツがレコメンドコンテンツとして抽出される。このとき、属性情報として利用者の現在居住地も登録されていると、係る情報を参酌して、現在地住所を中心としたエリアに絞った不動産情報をレコメンドコンテンツとして生成することができる。
また、「自動車購入」というキーワードに対しては、「貯蓄」や「ローン」というコンテンツが相関性の高いコンテンツと判定され、自動車ローンや自動車保険といったファイナンス情報、新車ディーラーや中古車情報に関するコンテンツがレコメンドコンテンツとして抽出される。
また、属性情報の趣味が「旅行」と登録されていると、「趣味」というキーワードに対しては、「宿泊施設」というコンテンツが相関性の高いコンテンツと判定され、宿泊情報として宿泊施設の予約情報や割引情報に関するコンテンツがレコメンドコンテンツとして抽出される。
<家族基盤構築期>
利用者の属性情報から、利用者が新婚、或いは結婚適齢期であると判定されると、家族基盤構築期のイベントとして「結婚式」、「出産」、「転居」、「旅行」というキーワードが抽出され、係るキーワードに対して相関性の高いコンテンツが抽出される。
例えば、利用者の属性情報の年齢や家族構成から、利用者が結婚適齢であると判定されると、「結婚式」というキーワードが選択される。このとき、「ブライダル」や「ツアー旅行」というコンテンツが相関性の高いコンテンツと判定され、結婚式場に関する情報や海外への旅行情報に関するコンテンツがレコメンドコンテンツとして抽出される。
また、利用者の属性情報の年齢や家族構成から、利用者が新婚であると判定されると、家族基盤構築イベントとして「転居」、「出産」というキーワードが選択される。このとき、「不動産情報」、「家電」、「家具」というコンテンツが相関性の高いコンテンツと判定され、不動産情報や家具・家電情報に関するコンテンツがレコメンドコンテンツとして抽出される。
なお、不動産情報としては、前記した通り、利用者の属性情報の現在居住地を参酌して、現在地住所を中心としたエリアを絞った不動産情報をレコメンドコンテンツとして生成することができる。
<子育て期>
利用者の属性情報である家族構成から、利用者が子育て期であると判定されると、子育て期のイベントとして「住宅購入」、「子供の習い事」、「子供の受験」というキーワードが抽出され、係るキーワードに対して相関性の高いコンテンツが抽出される。
例えば、利用者の属性情報の家族構成や居住状況から、小学校入学前後の子供のいる子育て世帯であって賃貸住宅に入居中であると判定されると、「住宅購入」というキーワードが選択される。このとき、「不動産情報」や「住宅ローン」というコンテンツが相関性の高いコンテンツと判定され、不動産情報や不動産購入に際して住宅ローンに関するファイナンス情報に関するコンテンツがレコメンドコンテンツとして抽出される。
また、利用者の属性情報から、小学校入学前後の子供のいる子育て世帯であると判定されると、「習い事」というキーワードが選択される。このとき、「幼児教育」というコンテンツが相関性の高いコンテンツと判定され、各種の幼児向けの習い事教室に関するコンテンツがレコメンドコンテンツとして抽出される。
また、利用者の属性情報から、中学・高校・大学入学前後の子供のいる子育て世帯であると判定されると、「受験」というキーワードが選択される。このとき、「学習塾」というコンテンツが相関性の高いコンテンツと判定され、受験専門の学習塾に関するコンテンツがレコメンドコンテンツとして抽出される。
<セカンドライフ期>
利用者の属性情報である年齢から、利用者が還暦前後のセカンドライフ期であると判定されると、セカンドライフ期のイベントとして「再就職」、「移住」、「介護」、「相続」というキーワードが抽出され、係るキーワードに対して相関性の高いコンテンツが抽出される。
例えば、利用者の属性情報である年齢から、利用者が現在勤める企業の定年間近であると判定されると、「再就職」や「移住」というキーワードが選択される。このとき、「副業斡旋」や「不動産情報」というコンテンツが相関性の高いコンテンツと判定され、定年退職者を対象とする求人情報や、利用者が希望する移住先の不動産情報に関するコンテンツがレコメンドコンテンツとして抽出される。
また、利用者の属性情報である家族構成から、利用者の両親が高齢であると判定されると、「介護」、「相続」というキーワードが選択される。このとき、「介護施設」や「相続代行」というコンテンツが相関性の高いコンテンツと判定され、介護施設や相続代行を行う法律事務所等を紹介するコンテンツがレコメンドコンテンツとして抽出される。
ここで、必ずしも、レコメンドコンテンツ生成部6で生成されるレコメンドコンテンツとしては前記したものに限定されるわけではない。利用者により入力される属性情報や、提供企業により提供されるコンテンツ内容に応じて適宜変更することができるものとする。例えば、利用者の利用者の属性情報である生年月日に基づいて、毎年の誕生月に合わせて、コンテンツの利用に際して適用することができる割引クーポンをレコメンドコンテンツとして生成してもよい。
[レコメンドコンテンツ提供部]
レコメンドコンテンツ提供部7は、レコメンドコンテンツ生成部6で生成されたレコメンドコンテンツを利用者の端末2cに対して送信する機能を有している。レコメンドコンテンツを受信した利用者は、提供されたレコメンドコンテンツの中から気に入ったコンテンツを選択して、利用の申し込みを行うことができる。
また、図4に示すように、利用者の属性情報である生年月日の情報に基づいて、利用者の誕生月に発行される割引クーポンを利用者の端末2cに対して送信するようにしてもよい。利用者は、受け取った割引クーポンを、コンテンツの利用時にシステム上において適用することで、通常価格からの割引を受けることが可能となる。
[レコメンドコンテンツ更新部]
レコメンドコンテンツ更新部8は、レコメンドコンテンツ生成部6で生成されたレコメンドコンテンツを、所定のタイミングで更新する機能を有している。より具体的には、レコメンドコンテンツ生成部6で生成されたレコメンドコンテンツの利用者による利用状況(利用率)を確認し、利用率が高い場合には、レコメンドコンテンツ生成部6で生成されたレコメンドコンテンツと属性情報との間の相関性が高いものであると判定する。
このとき、レコメンドコンテンツ更新部8は、レコメンドコンテンツ生成部6で生成されるレコメンドコンテンツの更新を行うことなく、引き続きレコメンドコンテンツ生成部6で生成されるレコメンドコンテンツを利用者に提供する。
なお、レコメンドコンテンツの利用率とは、例えばレコメンドコンテンツ生成部6で生成されたレコメンドコンテンツ数に対する利用者の利用回数や、利用者による情報提供システム1へのログイン回数(アクセス回数)等に基づいて算出されるが、これらに限定されるものではなく、利用率としては適宜のパラメータを選択して算出することができるものとする。
一方、利用者によるレコメンドコンテンツ生成部6で生成されたレコメンドコンテンツの利用率が低い場合には、レコメンドコンテンツ生成部6で生成されたレコメンドコンテンツと属性情報との間の相関性が低いものであると判定する。このとき、レコメンドコンテンツ更新部8は、レコメンドコンテンツ生成部6で生成されたレコメンドコンテンツの更新を行う。
例えば、属性情報として「結婚」や「出産」といったキーワードに対応するレコメンドコンテンツが利用者に提供されている場合に、利用者によるレコメンドコンテンツの利用率が低いと判定されると、レコメンドコンテンツ更新部8は、利用者のライフステージが<家族基盤構築期>から<子育て期>に移行したと判定する。そして、レコメンドコンテンツ更新部8は、<子育て期>に対応するレコメンドコンテンツに更新し、更新後のレコメンドコンテンツを利用者に提供する。
ここで、必ずしも、レコメンドコンテンツ更新部8の機能として前記したものに限定されるものではない。例えば、利用者の情報提供システム1へのアクセスによるレコメンドコンテンツの検索ログを集計することで、利用者が現時点でどのようなコンテンツに興味をもっているのかを推定し、推定されたレコメンドコンテンツに更新するようにしてもよい。
このように、レコメンドコンテンツ更新部8は、利用者のライフステージが変わることによる嗜好の変化に対応して、提供するレコメンドコンテンツを更新することができるため、利用者にとって常にタイムリーな情報をレコメンドコンテンツとして提供することが可能となる。また、レコメンドコンテンツ更新部8は、レコメンドコンテンツ生成部6で生成されたレコメンドコンテンツが利用者にとって有益なものであったか否かを判定するための指標としても機能する。
[インセンティブ付与部]
利用者によるコンテンツの利用頻度に応じて、次回の利用を促進するためのインセンティブを付与するインセンティブ付与部9を設けるようにしてもよい。
インセンティブ付与部9は、カウント部10により利用者のコンテンツの累計利用回数をカウントし、所定の利用回数に応じて、次回のコンテンツの利用の際に適用することができる割引クーポン券等のインセンティブを利用者に対して付与することができる。
ここで、必ずしも、インセンティブ付与部9を設ける必要はない。但し、インセンティブ付与部9により、利用者によるコンテンツ利用の動機付けとすることができるため、情報提供システムの利用促進を図ることができる。
また、必ずしも、インセンティブ付与部9は、利用者によるコンテンツの利用回数をパラメータとしてインセンティブを付与する必要はない。例えば、累計の利用金額に応じてインセンティブを付与するようにしてもよい。
以上が本発明の実施形態に係る情報提供システム1の主要な構成であるが、例えばコンテンツを利用した利用者によるコンテンツの評価を受け付ける構成を設けたりすることもできる。なお、コンテンツの評価としては、「5」を最高評価とする5段階評価や、実際の利用した感想をコメントとして受け付ける構成としてもよい。
次に、本発明の実施形態に係る情報提供システム1による処理フローについて、図5のフロー図を用いて説明する。
<ステップ11:コンテンツの登録>
サービス提供企業は、端末2aを通じて、自社で取り扱う福利厚生サービスとしてのコンテンツを情報提供システム1へ送信する。情報提供システム1で受信したコンテンツは、第1の記憶部4に記憶される。
<ステップ12:属性情報の登録>
情報提供システム1の管理企業とサービス利用企業の間で、福利厚生サービスの利用契約が締結されると、情報提供システム1へのログインIDがサービス利用者に付与され、情報提供システム1の利用が可能となる。サービス利用者は、サービスの利用開始に際して、前記した属性情報を端末2cを通じて情報提供システム1に送信する。情報提供システム1で受信した属性情報は、第2の記憶部5に記憶される。
<ステップ13:相関性の解析>
レコメンドコンテンツ生成部6は、第1の記憶部4に記憶されたコンテンツと第2の記憶部5に記憶された属性情報に基づいて、コンテンツと属性情報の相関性を解析する。
<ステップ14:レコメンドコンテンツの生成>
レコメンドコンテンツ生成部6は、ステップ13の解析結果に基づいて、第1の記憶部4に記憶されているコンテンツのうち、サービス利用者の属性情報と相関性の高いレコメンドコンテンツを生成する。
<ステップ15:レコメンドコンテンツの提供>
ステップ14で生成されたレコメンドコンテンツは、対象となるサービス利用者に送信される。レコメンドコンテンツを受信したサービス利用者は、提供されたレコメンドコンテンツを端末2cにて閲覧することができる。
<ステップ16:レコメンドコンテンツの利用申請>
サービス利用者は、提供されたレコメンドコンテンツの中から、利用したいコンテンツがある場合には、端末2cから情報提供システム1に対して利用申請を送信する。利用申請を受信した情報提供システム1は、利用申請の内容を審査する。
利用申請の審査においては、サービス利用者がサービス利用企業の従業員であるか、サービスの利用回数の上限が設けられている場合には利用回数が所定の限度内であるか、或いはインセンティブ付与部9により付与された割引クーポンの利用の有無等が審査される。審査の結果、サービス利用者に対するコンテンツの利用を許可する場合には、サービス提供企業に対してその旨を通知し、コンテンツが提供される。
次に、レコメンドコンテンツ更新部8の処理フローについて図6に基づいて説明する。
<ステップ21:利用状況の確認>
まず、レコメンドコンテンツ更新部8は、サービス利用者による過去の操作ログ等に基づいてレコメンドコンテンツの利用状況(例えば利用率や利用回数)を確認する。
<ステップ22:利用率の判定>
レコメンドコンテンツの利用率が所定以上である場合にはレコメンドコンテンツの更新は不要であると判断し処理を終了する。一方、レコメンドコンテンツの利用率が所定未満であると判定されると、提供されるレコメンドコンテンツがサービス利用者のライフステージや嗜好にマッチングしていないものとしてステップ23に移行する。
<ステップ23:レコメンドコンテンツの更新>
ステップ23に移行すると、レコメンドコンテンツの更新を行う。レコメンドコンテンツの更新においては、サービス利用者のライフステージが変化、或いは嗜好が変化したものと想定する。このとき、現在のライフステージから次のライフステージに対応したレコメンドコンテンツに更新、或いはサービス利用者の検索ログから現在の嗜好を予想してレコメンドコンテンツの更新を行う。
なお、レコメンドコンテンツの更新を数回繰り返してもサービス利用者によるレコメンドコンテンツの利用率が上昇しない場合には、レコメンドコンテンツをリセットのうえ、サービス利用者に対して属性情報の更新を促す通知を行うようにしてもよい。
以上、本発明に係る情報提供システム、情報提供プログラム、及び情報提供方法は、利用者の事情に合致した福利厚生情報を提供することで、福利厚生サービスの利用促進を図ることができるものとなっている。
1 情報提供システム
2a、2b、2c 端末
3 インターネット回線
4 第1の記憶部
5 第2の記憶部
6 レコメンドコンテンツ生成部
7 レコメンドコンテンツ提供部
8 レコメンドコンテンツ更新部
9 インセンティブ付与部
10 カウント部

Claims (7)

  1. 提供者により提供される福利厚生サービスとしての複数のコンテンツが記憶された第1の記憶部と、
    前記福利厚生サービスを利用する利用者の属性情報が記憶された第2の記憶部と、
    前記コンテンツと前記属性情報との相関関係を解析し、前記コンテンツから利用者に適したコンテンツを抽出してレコメンドコンテンツとして生成するレコメンドコンテンツ生成部と、
    前記レコメンドコンテンツを利用者に対して提供するレコメンドコンテンツ提供部と、
    前記レコメンドコンテンツ生成部で生成された前記レコメンドコンテンツを更新するレコメンドコンテンツ更新部と、を備える
    情報提供システム。
  2. 前記レコメンドコンテンツ生成部は、
    前記属性情報として、利用者の名前、性別、年齢、職業、生年月日、居住地、家族構成、趣味の群から少なくとも一つ以上を取得し、取得した前記属性情報と前記コンテンツとの相関関係を解析する
    請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記レコメンドコンテンツ更新部は、
    前記レコメンドコンテンツ提供部により提供された前記レコメンドコンテンツの利用者による利用状況に基づいて、前記レコメンドコンテンツ生成部で生成される前記レコメンドコンテンツを更新する
    請求項1または請求項2に記載の情報提供システム。
  4. 前記レコメンドコンテンツ更新部は、
    前記第1の記憶部に記憶されている前記コンテンツに対する利用者からのアクセス状況に基づいて、抽出する前記レコメンドコンテンツを更新する
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の情報提供システム。
  5. 利用者による前記福利厚生サービスの利用頻度をカウントするカウント部と、
    前記福利厚生サービスの利用頻度が所定以上の利用者に対するインセンティブを付与するインセンティブ付与部と、をさらに備える
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の情報提供システム。
  6. 提供者により提供される福利厚生サービスに関する複数のコンテンツが記憶された第1の記憶部、前記福利厚生サービスを利用する利用者の属性情報が記憶された第2の記憶部を備えるコンピュータに対して、
    前記コンテンツと前記属性情報との相関関係を解析するステップと、
    前記コンテンツから利用者に適したコンテンツを検索し、抽出されたコンテンツをレコメンドコンテンツとして生成するステップと、
    前記レコメンドコンテンツを利用者に対して提供するステップと、
    前記レコメンドコンテンツを更新するステップと、を指示する
    情報提供プログラム。
  7. 提供者により提供される福利厚生サービスに関する複数のコンテンツ、及び前記福利厚生サービスを利用する利用者の属性情報の相関関係を解析する工程と、
    前記コンテンツから利用者に適したコンテンツを検索し、抽出されたコンテンツをレコメンドコンテンツとして生成する工程と、
    前記レコメンドコンテンツを利用者に対して提供する工程と、
    前記レコメンドコンテンツを更新する工程と、を備える
    情報提供方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023210249A1 (ja) * 2022-04-26 2023-11-02 インフィック株式会社 情報処理装置及び情報処理方法

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