JP2022025933A - 太陽電池ストリング - Google Patents

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Abstract

【課題】シングリング接続される太陽電池セル同士の物理的な接続性を向上させた太陽電池ストリングを提供することを課題とする。【解決手段】本発明は、シングリング接続される複数の太陽電池セルと、太陽電池セル同士を接続する接続部材と、を備え、隣り合う太陽電池セルの一方は、受光面に受光面側集電電極を有し、他方の太陽電池セルは、裏面に裏面側集電電極を有し、受光面側集電電極は、多孔質の第一電極膜と、非被覆領域が複数形成されるように第一電極膜に重ねられる第二電極膜とを有し、裏面側集電電極は、多孔質の第三電極膜と、非被覆領域が複数形成されるように第三電極膜に重ねられる第四電極膜とを有し、第二電極膜と第四電極膜とが互いに接し且つ接続部材が非被覆領域を通じて第一電極膜と第三電極膜とに接した状態で受光面側集電電極と裏面側集電電極との間に位置している、ことを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、シングリング接続された複数の太陽電池セルを備える太陽電池ストリングに関する。
従来から、短冊状である複数の太陽電池セルを、例えば、屋根板を葺くように、隣接する太陽電池セルの長辺が互いに重なるように並べ、重なった太陽電池セルの端部同士を接続した太陽電池ストリングを備えたソーラーモジュールが知られている(特許文献1)。この太陽電池ストリングでは、太陽電池セルを重ねて配置し、隣り合う太陽電池セル間の隙間を無くすことで太陽電池ストリング内での太陽電池セルの充填率を向上させ、これにより、モジュール効率を高めている。
特表2017-517145号公報
ところで、上述のように太陽電池セルを重ねて配置する太陽電池ストリング、即ち、複数の太陽電池セルがシングリング接続(shingling connection)された太陽電池ストリングでは、隣り合う太陽電池セルは、一の太陽電池セルの裏面に位置する電極と他の太陽電池セルの受光面に位置する電極とを、例えば、導電性材料を用いて接続される。この接続部に外力がかかると、電極間の導通不良が発生するおそれがあった。
そこで、本発明は、シングリング接続される太陽電池セル同士の物理的な接続性を向上させた太陽電池ストリングを提供することを課題とする。
本発明の太陽電池ストリングは、
端部同士がオーバーラップするようにシングリング接続される複数の太陽電池セルと、
前記複数の太陽電池セルのうちの隣り合う太陽電池セルの前記端部同士を接続する接続部材と、を備え、
前記隣り合う太陽電池セルのうちの一方の太陽電池セルは、一方の主面である受光面における前記隣り合う太陽電池セルのうちの他方の太陽電池セルとオーバーラップする領域に受光面側集電電極を有し、
前記他方の太陽電池セルは、他方の主面である裏面における前記一方の太陽電池セルとオーバーラップする領域に裏面側集電電極を有し、
前記受光面側集電電極と前記裏面側集電電極とは、前記接続部材を介して対向し、
前記受光面側集電電極は、少なくとも接続部材側の面である表面が多孔質である第一電極膜と、前記第一電極膜の前記表面が覆われない非被覆領域が複数形成されるように該第一電極膜の前記表面に重ねられる第二電極膜と、を有し、
前記裏面側集電電極は、少なくとも接続部材側の面である表面が多孔質である第三電極膜と、前記第三電極膜の前記表面が覆われない非被覆領域が複数形成されるように該第三電極膜の前記表面に重ねられる第四電極膜と、を有し、
前記接続部材は、前記非被覆領域を通じて前記第一電極膜と前記第三電極膜とのそれぞれに接した状態で前記受光面側集電電極と前記裏面側集電電極との間に位置している。
このように、少なくとも表面が多孔質の第一電極膜と第三電極膜とのそれぞれに接続部材が接することでの各接触部位での接触面積の増大やアンカー効果等によって第一電極膜と接続部材との間及び第三電極膜と接続部材との間の接続強度がそれぞれ十分に確保され、これにより、受光面側集電電極と裏面側集電電極との物理的な接続性、即ち、端部同士を重ねた状態で隣り合う太陽電池セル同士の物理的な接続性が向上する。
また、前記太陽電池ストリングでは、
前記受光面側集電電極と前記裏面側集電電極との間において、前記第二電極膜と前記第四電極膜とが互いに接していることが好ましい。
かかる構成によれば、受光面側集電電極と裏面側集電電極との間の導通性がより向上する。
以上より、本発明によれば、シングリング接続される太陽電池セル同士の物理的な接続性を向上させた太陽電池ストリングを提供することができる。
図1は、本実施形態に係る太陽電池ストリングの分解斜視図である。 図2(a)は、前記太陽電池ストリングが備える太陽電池セルを受光面側から見た図であり、図2(b)は、前記太陽電池セルを裏面側から見た図である。 図3は、図2(a)のIII-III位置における断面図である。 図4は、前記太陽電池セル同士の接続状態を説明するための断面図である。 図5は、前記太陽電池セルが有するバスバー電極の製造方法を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1~図5を参照しつつ説明する。尚、以下の説明における「太陽電池セル」とは、「太陽電池ストリング」を構成する個々の板状部分を指す名称である。また、図面は本実施形態の構成を略示したものであって設計図面とは異なる。このため、図中の寸法関係は必ずしも正しくない点がある。
本実施形態に係る太陽電池ストリングは、図1~図4に示すように、端部同士がオーバーラップするようにシングリング接続される複数の太陽電池セル1と、複数の太陽電池セル1のうちの隣り合う太陽電池セル1の前記オーバーラップしている端部同士を接続する接続部材6と、を備える。尚、シングリング接続とは、太陽電池セル1の端部に配置された電極412、422同士を重ねた状態で隣り合う太陽電池セル1同士を接続することである。
複数の太陽電池セル1のそれぞれは、板状の光電変換部2と、光電変換部2の主面201、202に配置された集電電極4と、光電変換部2に積層される透明導電層3と、透明導電層3に積層される無機層7と、を備える。本実施形態の太陽電池セル1は、矩形の板状であり、光電変換部2の各主面201、202のそれぞれに透明導電層3と無機層7とが積層されている。尚、以下の説明では、太陽電池セル1の短辺方向を直交座標系のX軸方向とし、太陽電池セル1の長辺方向を直交座標系のY軸方向とし、太陽電池セル1の厚さ方向を直交座標系のZ軸方向とする。
光電変換部2は、Z軸方向と直交する方向に広がる導電型結晶シリコン基板21(以下、「シリコン基板21」とも称する。)と、シリコン基板21のZ軸方向の両側に配置される導電型シリコン系薄膜22、23と、を有する(図3参照)。本実施形態の光電変換部2は、シリコン基板21と導電型シリコン系薄膜22、23との間に配置される真性シリコン系薄膜24、25も有する。即ち、本実施形態の光電変換部2では、シリコン基板21の一方の主面(図3におけるシリコン基板21の上面:第一主面)211に、真性シリコン系薄膜24と導電型シリコン系薄膜22とが順に積層され、シリコン基板21の他方の主面(図3におけるシリコン基板21の下面:第二主面)212に、真性シリコン系薄膜25と導電型シリコン系薄膜23とが順に積層されている。
本実施形態のシリコン基板21は、n型単結晶シリコン基板である。また、シリコン基板21の第一主面211側に配置される第一導電型シリコン系薄膜22は、p型の導電型シリコン系薄膜であり、シリコン基板21の第二主面212側に配置される第二導電型シリコン系薄膜23は、n型の導電型シリコン系薄膜である。これら第一導電型シリコン系薄膜22及び第二導電型シリコン系薄膜23の膜厚は、それぞれ2nm以上20nm以下である。
透明導電層3は、光電変換部2の一方の主面(図3における光電変換部2の上面:受光面)201側に配置される第一透明導電層31と、光電変換部2の他方の主面(図3における光電変換部2の下面:裏面)202側に配置される第二透明導電層32と、を含む。透明導電層3の材料は、例えば、ITO(酸化インジウム錫)等の導電性金属酸化物である。透明導電層3の膜厚は、例えば、20nm以上120nm以下である。
集電電極4は、透明導電層3上に設けられた所謂パターン電極であり、光電変換部2の受光面に設けられる第一集電電極41と、裏面202に設けられる第二集電電極42と、を有する。集電電極4の厚みは、例えば、10μm以上30μm以下である。
第一集電電極41は、複数の第一フィンガー電極411と、各第一フィンガー電極411が接続される第一バスバー電極412と、を有する。
複数の第一フィンガー電極411のそれぞれは、X軸方向に延び、これら複数の第一フィンガー電極411は、Y軸方向に間隔をあけて配置されている。本実施形態の第一フィンガー電極411は、Y軸方向に等間隔に配置されている。
第一バスバー電極412は、各第一フィンガー電極411と交差する方向に延びている。具体的に、第一バスバー電極412は、光電変換部2のX軸方向の端部において、各第一フィンガー電極411と直交する方向に延びている。本実施形態の第一バスバー電極412は、光電変換部2の受光面201のうちの隣り合う太陽電池セル1とオーバーラップした領域である第一領域201αにおいてY軸方向に延びている(図2(a)及び図4参照)。この第一バスバー電極412には、各第一フィンガー電極411のX軸方向の端部が接続されている。
詳しくは、第一バスバー電極412は、少なくとも接続部材6側の面である表面4121aが多孔質である第一電極膜4121と、第一電極膜4121の表面4121aが覆われない非被覆領域4122aが複数形成されるように第一電極膜4121の表面4121aに重ねられる第二電極膜4122と、を有する。
第一電極膜4121は、導電性粒子、熱硬化性樹脂、溶剤を含む導電性ペーストが焼成されることによって形成されたものであり、少なくとも表面4121aに多数の孔を有する。尚、本実施形態においては、体積抵抗率が10Ω・cm以下であれば導電性であると定義する。また、導電性粒子としては、例えば銀、銅、アルミニウム、ニッケル、錫、ビスマス、亜鉛、ガリウム、カーボン及びこれらの混合物等が用いられ、熱硬化性樹脂としては、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、アクリル系樹脂等が用いられる。
本実施形態の第一電極膜4121は、スクリーン印刷された銀ペーストが焼成されることによって形成された多孔質の電極膜である。この第一電極膜4121の厚みは、例えば、2μm以上20μm以下である。
第二電極膜4122は、第一電極膜4121上にめっき法によって積層されためっき層である。この第二電極膜4122は、第一電極膜4121上に形成された多数の粒状の金属(めっき法により形成された金属の粒)が数珠つなぎとなることで形成されており、粒状の金属間に形成された多数の隙間(非被覆領域)4122aを有している。これにより、第一バスバー電極412をZ軸方向から見たときに、第二電極膜4122の非被覆領域4122aを通じて第一電極膜4121の表面4121aが露出している。本実施形態の第二電極膜4122は、前記のように粒状の金属が数珠つなぎになることで形成されている。このため、第二電極膜4122の導電性は、銀ペーストが焼成されることで形成された第一電極膜4121の導電性より高い。
この第二電極膜4122は、例えば、銅、ニッケル、錫、アルミニウム、クロム、銀、等によって形成されるが、これらに限定されず、めっき法によって電極膜を形成可能な材料であればよい。
以上のような第一電極膜4121と、第一電極膜4121上に積層された第二電極膜4122と、によって構成される第一バスバー電極412は、透明導電層3上に以下のようにして形成される。
先ず、電極形成用の銀ペーストが透明導電層3上の第一バスバー電極412の配置が予定されている領域に塗布される(図5(a)参照)。このとき、塗布された銀ペースト(銀ペースト層)4121’の厚みは、例えば、10μmである。この銀ペースト層4121’が含む銀(Ag)粒子の粒径は、例えば、1~5μmである。ここで、粒子の粒径とは、電子顕微鏡で観察される粒子を球状で近似した場合の平均直径である。
この銀ペースト層4121’が積層された領域を含む太陽電池セル1の主面の略全面にわたり、無機層7が形成される(図5(b)参照)。この無機層7の厚みは、例えば、100nmである。また、この無機層7は、後述のめっき法でめっきする際に、非めっき領域である太陽電池セル1の主面のマスク層としても機能するものであり、絶縁性を有する。無機層7は、PVD、CVD、蒸着法等の種々の方法で形成できる。本実施形態の無機層7の材料は、例えば、SiOx(酸化ケイ素)であり、例えば、PECVDにより形成される。
このように無機層7が形成された後、焼成される。この焼成によって、銀ペースト層4121’に含まれていた溶剤が揮発すると共に樹脂成分が凝縮し、これにより、銀ペースト層4121’の体積が減少すると共に多数の孔が形成され、多孔質の第一電極膜4121が形成される(図5(c)参照)。この第一電極膜4121では、焼成によって銀ペースト層4121’の体積が減少すると共に多数の孔が形成されることで銀ペースト層4121’上に形成されていた無機層7が破壊されて第一電極膜4121(焼成後の銀ペースト)の表面4121aが露出した状態となっている。
次に、第一電極膜4121上にめっき法で電極膜を形成することで、多数の粒状の金属が数珠つなぎとなっている第二電極膜4122が形成され、これにより、第一バスバー電極412が形成される。より具体的に説明すると、上述の焼成によって形成された孔では、第一電極膜4121が大きく露出しているため、めっきプロセスの初期において、そこを起点としてめっきのシード部が生じる。さらに、シード部がめっきプロセスを経てドーム状のめっき電極へとさらに成長する。そして、近傍のドーム状のめっき電極が接触し融合することにより、多数の粒状の金属が数珠つなぎとなっている第二電極膜4122となる。ここで、めっき法で得られる電極膜では、ち密な金属が連結していることにより電気伝導性が高い一方で、表面がなめらかであるため、接着性の観点からはアンカー効果が得られ難い。
第二集電電極42は、第一集電電極41と同じ構成を有し、各構成421、422は、X軸方向の位置が逆になるように配置されている(図2(a)及び図2(b)参照)。具体的に、第二集電電極42は、複数の第二フィンガー電極421と、各第二フィンガー電極421に接続される第二バスバー電極422と、を有する。
複数の第二フィンガー電極421のそれぞれは、X軸方向に延びている。これら複数の第二フィンガー電極421は、Y軸方向に間隔をあけて配置されている。
第二バスバー電極422は、各第二フィンガー電極421と交差する方向に延びている。具体的に、第二バスバー電極422は、光電変換部2のX軸方向の端部において、各第二フィンガー電極421と直交する方向に延びている。本実施形態の第二バスバー電極422は、光電変換部2の裏面202のうちの隣り合う太陽電池セル1とオーバーラップした領域である第二領域202αにおいてY軸方向に延びている(図2(b)及び図4参照)。この第二バスバー電極422には、各第二フィンガー電極421のX軸方向の端部が接続されている。
詳しくは、第二バスバー電極422は、少なくとも接続部材6側の面である表面4221aが多孔質である第三電極膜4221と、第三電極膜4221の表面4221aが覆われない非被覆領域4222aが複数形成されるように第三電極膜4221の表面4221aに重ねられる第四電極膜4222と、を有する。
この第三電極膜4221は、第一バスバー電極412の第一電極膜4121と同じ構成であり、第四電極膜4222は、第一バスバー電極412の第二電極膜4122と同じ構成である。また、第二バスバー電極422は、第一バスバー電極412と同様にして形成される。
以上のように構成される太陽電池セル1は、隣り合う太陽電池セル1とX軸方向の端部をオーバーラップさせている。具体的には、太陽電池ストリング100において、隣り合う太陽電池セル1a、1bのうち一方の太陽電池セル1aの第一バスバー電極412の少なくとも一部と、他方の太陽電池セル1bの第二バスバー電極422の少なくとも一部とが重なった状態で接続部材6を介して接続される。本実施形態の太陽電池ストリング100では、Z軸方向から見て、一方の太陽電池セル1aの第一バスバー電極412の全部と、他方の太陽電池セル1bの第二バスバー電極422の全部とが接続部材6を介して重なった状態で該接続部材6によって接続されている。
接続部材6は、隣り合う太陽電池セル1a、1b同士をシングリング接続する際に、バスバー電極412、422間に位置し、これらバスバー電極412、422同士を接続する(図4参照)。詳しくは、接続部材6は、隣り合う太陽電池セル1a、1bのうちの一方の太陽電池セル1aの受光面201側の第一バスバー電極412と他方の太陽電池セル1bの裏面側の第二バスバー電極422とを接続する。より詳しくは、接続部材6は、非被覆領域4122a、4222aを通じて第一電極膜4121と第三電極膜4221との各表面4121a、4221aに接した状態で第一バスバー電極412と第二バスバー電極422との間に位置している。このとき、接続部材6は、互いに接する第二電極膜4122と第四電極膜4222との隙間を満たすように第一バスバー電極412と第二バスバー電極422との間に位置している。この接続部材6は、導電性を有し、隣り合う太陽電池セル1a、1bのバスバー電極412、422同士を導通させる。具体的に、接続部材6は、金属微粒子が混合されたことにより導電性を有する熱硬化性樹脂や金属ペーストであり、本実施形態の接続部材6は、銀ペーストである。
以上の太陽電池ストリング100によれば、第二電極膜4122と第四電極膜4222とが接しているため、第一バスバー電極412と第二バスバー電極422との間の導通性が十分に確保される。しかも、少なくとも表面4121a、4221aが多孔質の第一電極膜4121と第三電極膜4221とのそれぞれに接続部材6が接することでの各接触部位での接触面積の増大やアンカー効果等によって第一電極膜4121と接続部材6との間及び第三電極膜4221と接続部材6との間の接続強度がそれぞれ十分に確保される。これにより、第一バスバー電極412と第二バスバー電極422との物理的な接続性、即ち、端部同士を重ねた状態で隣り合う太陽電池セル1a、1b同士の物理的な接続性が向上する。
尚、本発明の太陽電池ストリングは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
上記実施形態の太陽電池ストリング100では、太陽電池セル1の各接続部において、第一バスバー電極412が第一電極膜4121と第二電極膜4122とを有し、且つ、第二バスバー電極422が第三電極膜4221と第四電極膜4222とを有しているが、この構成に限定されない。太陽電池ストリング100における太陽電池セル1同士の複数の接続部のうちの少なくとも一つの接続部において、隣り合う太陽電池セル1a、1bのうちの一方の太陽電池セル1aの第一バスバー電極412が第一電極膜4121と第二電極膜4122とを有し、且つ、この第一バスバー電極412と接続部材6を介して対向する他方の太陽電池セル1bの第二バスバー電極422が第三電極膜4221と第四電極膜4222とを有していればよい。
上記実施形態の太陽電池ストリング100では、第一バスバー電極412の全部と第二バスバー電極422の全部とが接続部材6を介して接続されていたが、この構成に限定されない。第一バスバー電極412の少なくとも一部と第二バスバー電極422の少なくとも一部とが接続部材6を介して接続されていればよい。
1、1a、1b…太陽電池セル、2…光電変換部、201…受光面(一方の主面)、201α…第一領域、202…裏面(他方の主面)、202α…第二領域、21…シリコン基板、211…第一主面、212…第二主面、22…第一導電型シリコン系薄膜(導電型シリコン系薄膜)、23…第二導電型シリコン系薄膜(導電型シリコン系薄膜)、24、25…真性シリコン系薄膜、3…透明導電層、31…第一透明導電層、32…第二透明導電層、4…集電電極、41…第一集電電極、411…第一フィンガー電極、412…第一バスバー電極(受光面側集電電極)、4121…第一電極膜、4121’…銀ペースト層、4121a…表面、4122…第二電極膜、4122a…非被覆領域、42…第二集電電極、421…第二フィンガー電極、422…第二バスバー電極(裏面側集電電極)、4221…第三電極膜、4221a…表面、4222…第四電極膜、4222a…非被覆領域、6…接続部材、7…無機層、100…太陽電池ストリング

Claims (2)

  1. 端部同士がオーバーラップするようにシングリング接続される複数の太陽電池セルと、
    前記複数の太陽電池セルのうちの隣り合う太陽電池セルの前記端部同士を接続する接続部材と、を備え、
    前記隣り合う太陽電池セルのうちの一方の太陽電池セルは、一方の主面である受光面における前記隣り合う太陽電池セルのうちの他方の太陽電池セルとオーバーラップする領域に受光面側集電電極を有し、
    前記他方の太陽電池セルは、他方の主面である裏面における前記一方の太陽電池セルとオーバーラップする領域に裏面側集電電極を有し、
    前記受光面側集電電極と前記裏面側集電電極とは、前記接続部材を介して対向し、
    前記受光面側集電電極は、少なくとも接続部材側の面である表面が多孔質である第一電極膜と、前記第一電極膜の前記表面が覆われない非被覆領域が複数形成されるように該第一電極膜の前記表面に重ねられる第二電極膜と、を有し、
    前記裏面側集電電極は、少なくとも接続部材側の面である表面が多孔質である第三電極膜と、前記第三電極膜の前記表面が覆われない非被覆領域が複数形成されるように該第三電極膜の前記表面に重ねられる第四電極膜と、を有し、
    前記接続部材は、前記非被覆領域を通じて前記第一電極膜と前記第三電極膜とのそれぞれに接した状態で前記受光面側集電電極と前記裏面側集電電極との間に位置している、太陽電池ストリング。
  2. 前記受光面側集電電極と前記裏面側集電電極との間において、前記第二電極膜と前記第四電極膜とは、互いに接している、請求項1に記載の太陽電池ストリング。
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WO2023182352A1 (ja) * 2022-03-23 2023-09-28 株式会社カネカ 太陽電池セルストリングの製造方法、及び太陽電池セルストリング

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