JP2022025054A - 携帯用空気浄化機 - Google Patents

Abstract

【課題】空気排出を案内する吐出部が回転可能に設置される携帯用空気浄化機を提供する。【解決手段】空気を吸入する入口部２２を備え、フィルタ部４０とファンモジュール部７０とが内側に位置して、上下方向に空気流路を形成するハウジング部１０と、前記ハウジング部の排出口２４に位置して、空気排出方向を案内する吐出部１５０と、前記ハウジング部に連結して移動が拘束され、前記吐出部を回転可能に支持する回転支持部３００と、前記吐出部と前記回転支持部にそれぞれ設置されて、前記吐出部が設定角度内で回転するように前記吐出部の回転を案内する回転ガイド部４００と、を備える携帯用空気浄化機１である。【選択図】図２

Description

本発明は、携帯用空気浄化機に関し、より詳細には、空気を上側に排出させる吐出部が回転可能に設置される携帯用空気浄化機に関する。

〔関連技術〕
本願は、韓国特許出願第１０－２０２０－００９３９７０号（出願日：２０２０年７月２８日）及び韓国特許出願第１０－２０２０－０１７０５６７号（出願日：２０２０年１２月８日）に基づくパリ条約４条の優先権主張を伴ったものであり、本願発明は、当該韓国特許出願に開示された内容に基づくものである。参考のために、当該韓国特許出願の明細書、特許請求の範囲及び図面の内容は本願明細書の一部に包摂されるものである。

空気浄化機は、現代生活における広く使用される機器であって、ホコリ、微細ホコリ、超微細ホコリなどの物理的粒子、匂い粒子、有害ガスなどの化学物質、及び細菌、ウイルスなどの微生物体を濾して空気を浄化させる装置である。

空気浄化機は、都市化、産業化及び国際化などの影響から一般家庭においても必須不可欠な機器として位置づけている。また、微細ホコリの増加、アレルギー患者の増加、及び生活水準の向上などの影響からその需要も急激に増えつつある。

空気浄化機は、一般家庭のように１００ｍ²以上を越える環境を対象とする際には、機器のサイズが大きくなってもよい。かかる機器には、ホコリなどの物理的粒子に対応するフィルタ、ガスなどの化学物質に対応するフィルタ、及び細菌、ウイルスなどの微生物体に対応するフィルタ、とが複合的に使用されうる。つまり広い空間では、様々なフィルタを複合的に収容することのできる大きなサイズの空気浄化機が使用されうる。

しかしながら、ワンルームや車内のように狭い空間で大きなサイズの空気浄化機を使用することは、空間活用性、移動性、エネルギー消耗の側面で効率的ではない。また、頻繁に移動する使用者にとっては、大きなサイズの空気浄化機よりは、サイズの小さい、かつ、個人が携帯用として使用できる空気浄化機がより好適である。かかる背景下で、個人が携帯用として使用できる携帯用空気浄化機が開発されている。

携帯用空気浄化機は、携帯が容易であるよう小さくて軽い形態で提供される。かかる携帯用空気浄化機は、使用者が容易に携帯しながら、所望の場所で容易に使用することができるという利点がある。すなわち、携帯用空気浄化機は、家のような一カ所に長く留まるよりは、外出が頻繁であるか色んな場所を移動する生活パターンを有する使用者に適した機器である。

先行技術（特許文献１：韓国公開特許公報２０２０－００３７１８７）では、携帯用空気浄化機の後面から空気を吸入して前面に空気を吐出する。

しかし、携帯用空気浄化機は、携帯が容易であるように、製品の外形サイズが設定されていることから、空気吐出方向を調節するために回転可能な別途吐出部が備えられていない問題点がある。よって、これを改善する必要性が求められる。

本発明の背景技術は、韓国公開特許公報第２０２０－００３７１８７号（特許文献１：２０２０年４月８日付公開、発明の名称：携帯用空気浄化機）に掲示されている。

韓国公開特許公報第２０２０－００３７１８７号

本発明の目的は、空気排出を案内する吐出部が回転可能に設置される携帯用空気浄化機を提供することである。

また、本発明の目的は、吐出部が設定角度内で回転されるため、吐出部と連結された電線の損傷を防止することのできる携帯用空気浄化機を提供することである。

本発明の目的は、以上に言及した目的に制限されず、言及していない本発明の他の目的及び長所は、下記の説明によって理解することができ、本発明の実施形態によってより明らかに理解することができる。また、本発明の目的及び長所は、特許請求の範囲に示した手段及びその組み合わせによって実現できることが分かりやすい。

〔本発明の一の態様〕
本発明はその一の態様として以下のものを提案する。
〔１〕 携帯用空気浄化機であって、
空気を吸入する入口部を備え、フィルタ部とファンモジュール部とが内側に位置して、上下方向に空気流路を形成するハウジング部；
前記ハウジング部の排出口に位置して、空気排出方向を案内する吐出部；
前記ハウジング部に連結して移動が拘束され、前記吐出部を回転可能に支持する回転支持部；及び、
前記吐出部と前記回転支持部にそれぞれ設置され、前記吐出部が設定角度内で回転するように前記吐出部の回転を案内する回転ガイド部；を備える、携帯用空気浄化機。
〔２〕 前記回転支持部は、
前記吐出部の下側に位置して、前記排出口の中心から前記吐出部に向かう方向に延在するコア部材；
前記コア部材の外側に延在して、前記ハウジング部の内側に固定され、前記コア部材と共に移動が拘束されるコア支持部；及び、
下側は、前記コア部材に結合されて移動が拘束され、上側は、前記吐出部の内側に挿入されて、前記吐出部を回転可能に支持するボールジョイント；を備える、〔１〕に記載の携帯用空気浄化機。
〔３〕 前記コア部材は、外側が曲面からなり、前記コア支持部に連結された下側から前記ボールジョイントに向かう方向に向けて横断面積が徐々に減少する、〔２〕に記載の携帯用空気浄化機。
〔４〕 前記コア部材は、円錐状に設置されて、上側に向かうほど横断面積が徐々に減少する、〔２〕に記載の携帯用空気浄化機。
〔５〕 前記回転ガイド部は、
前記ボールジョイントに連結されるか、前記ボールジョイントと一体からなり、前記ボールジョイントの外側に突出するガイド突起；及び、
前記ガイド突起に向き合う前記吐出部の内側に凹状溝を備えるガイド溝部；を備え、
前記ガイド突起は、前記ガイド溝部の内側に挿入し、前記ガイド突起が前記ガイド溝部の内側に掛かって、前記吐出部の設定角度以上の回転が拘束される、〔２〕に記載の携帯用空気浄化機。
〔６〕 前記吐出部は、前記ハウジング部の排出口に位置して、空気排出方向を案内する吐出ボディ部；
前記吐出ボディ部に連結されるか、前記吐出ボディ部と一体に形成され、凹溝状の第１の曲面溝を備える第１の支持部；及び、
前記第１の支持部に結合されて、前記第１の曲面溝と連結される第２の曲面溝が内側に備えられる第２の支持部；を備え、
前記ボールジョイントは、前記第１の曲面溝と前記第２の曲面溝によって形成された内側空間に位置して、前記第１の支持部と前記第２の支持部を回転可能に支持する、〔５〕に記載の携帯用空気浄化機。
〔７〕 前記ガイド溝部は、前記ボールジョイントに向き合う前記第１の支持部と前記第２の支持部のうち少なくとも何れかに設置される、〔６〕に記載の携帯用空気浄化機。
〔８〕 前記吐出部が設定位置にあるとき、前記吐出部に掛かって、操作感を提供する位置知らせ部；を更に備え、
前記位置知らせ部は、
前記ボールジョイントの外側に向かって弾性力によって加圧が行われる移動突起を備えて、前記吐出部が設定位置にあるとき、前記ボールジョイントの外側に前記移動突起が突出する知らせ突起部；及び、
前記知らせ突起部に向き合う前記吐出部の内側に前記移動突起が挿入されて掛かる溝を形成する知らせ溝部；を備える、〔２〕に記載の携帯用空気浄化機。
〔９〕 前記知らせ突起部は、
前記ボールジョイントに備えられた装着孔部の下側に締結される第１の調節ボルト；及び、
下側は、前記第１の調節ボルトに支持され、上側は、前記移動突起を支持して、弾性力によって前記移動突起を加圧する内側弾性部材；を備える、〔８〕に記載の携帯用空気浄化機。
〔１０〕 携帯用空気浄化機であって、
空気を吸入する入口部を備え、フィルタ部とファンモジュール部とが内側に位置して、上下方向に空気流路を形成するハウジング部；
前記ハウジング部の排出口に位置して、空気排出方向を案内する吐出ボディ部；
前記吐出ボディ部に連結されるか、前記吐出ボディ部と一体に形成されて、凹溝状の第１の曲面溝を備える第１の支持部；
前記第１の支持部に結合されて、前記第１の曲面溝と連結される第２の曲面溝が内側に備えられる第２の支持部；及び、
一側は、前記ハウジング部に連結され、他側は、前記第１の曲面溝と前記第２の曲面溝に向き合う位置に設置されて、前記第１の支持部と前記第２の支持部を回転可能に支持する回転支持部；を備える、携帯用空気浄化機。
〔１１〕 前記回転支持部は、
前記第２の支持部の下側に位置して、前記排出口の中心から前記第２の支持部に向かう方向に延在するコア部材；
前記コア部材の外側に延在して、前記ハウジング部の内側に固定され、前記コア部材と共に移動が拘束されるコア支持部；及び、
下側は、前記コア部材に結合されて移動が拘束され、上側は、前記第１の曲面溝と前記第２の曲面溝の内側に位置して、前記第１の支持部と前記第２の支持部を回転可能に支持するボールジョイント；を備える、〔１０〕に記載の携帯用空気浄化機。
〔１２〕 前記第１の支持部は、凹溝状の前記第１の曲面溝が内側に備えられて、前記吐出ボディ部の中央に固定される第１の支持ボディ；及び、
前記第１の支持ボディの外側に延在して、前記第２の支持部に向き合う第１の翼部材；を備え、
前記第１の翼部材と前記第２の支持部は、締結部材の締結で固定される、〔１０〕に記載の携帯用空気浄化機。
〔１３〕 前記第２の支持部は、上下方向に連通した中空部を備えて、円周方向に設置される第２の支持ボディ；を備え、
前記中空部に向き合う前記第２の支持ボディの内側に前記第２の曲面溝が形成される、〔１０〕に記載の携帯用空気浄化機。
〔１４〕 前記回転支持部は、前記第１の曲面溝と前記第２の曲面溝によって形成された球状溝の内側に位置する球状のボールジョイントを備え、
前記ボールジョイントの外径は、前記第２の曲面溝の下端内径よりも大きく形成されて、前記第２の支持部の外側への前記ボールジョイントの離脱を防止する、〔１０〕に記載の携帯用空気浄化機。
〔１５〕 前記第１の支持部と前記ボールジョイントとの間の摩擦力と、前記第２の支持部と前記ボールジョイントとの間の摩擦力は、前記ボールジョイントを介して向き合う形状に設置される前記第１の支持部と前記第２の支持部との間の隔離距離に反比例する、〔１４〕に記載の携帯用空気浄化機。

本発明による携帯用空気浄化機は、ハウジング部の上側に位置する吐出部が回転支持部によって回転可能に設置されることを技術的特徴とする。

具体的には、回転支持部に備えられたボールジョイントに吐出部が回転可能に設置されるため、吐出部は、ボールジョイントを中心に回転可能に設置されて、空気排出方向を容易に調節することができる。

また、本発明による携帯用空気浄化機は、回転ガイド部によって吐出部の回転角度が設定角度内に限定されることを技術的特徴とする。

具体的には、ボールジョイントの外側に突出したガイド突起が吐出部の内側に形成されたガイド溝部に掛かるため、吐出部の回転が設定角度内で行われることから、吐出部に連結された電線の切れや損傷を防止することができる。

本発明の一実施形態による携帯用空気浄化機は、空気を吸入する入口部を備え、フィルタ部とファンモジュール部とが内側に位置して、上下方向に空気流路を形成するハウジング部と、前記ハウジング部の排出口に位置して、空気排出方向を案内する吐出部と、前記ハウジング部に連結して移動が拘束され、前記吐出部を回転可能に支持する回転支持部と、前記吐出部と前記回転支持部にそれぞれ設置されて、前記吐出部が設定角度内で回転するように前記吐出部の回転を案内する回転ガイド部、とを含んでいてもよい。

また、回転支持部は、前記吐出部の下側に位置して、前記排出口の中心から前記吐出部に向かう方向に延在するコア部材と、前記コア部材の外側に延在して、前記ハウジング部の内側に固定され、前記コア部材と共に移動が拘束されるコア支持部と、下側は、前記コア部材に結合されて移動が拘束され、上側は、前記吐出部の内側に挿入されて、前記吐出部を回転可能に支持するボールジョイント、とを含んでいてもよい。

また、コア部材は、外側が曲面からなり、前記コア支持部に連結された下側から前記ボールジョイントに向かう方向に向けて横断面積が徐々に減少し得る。

また、コア部材は、円錐状に設置されて、上側に向かうほど横断面積が徐々に減少し得る。

また、回転ガイド部は、前記ボールジョイントに連結されるか、前記ボールジョイントと一体からなり、前記ボールジョイントの外側に突出するガイド突起と、前記ガイド突起に向き合う前記吐出部の内側に凹状溝を備えるガイド溝部、とを含んでいてもよい。

また、ガイド突起は、前記ガイド溝部の内側に挿入し、前記ガイド突起が前記ガイド溝部の内側に掛かって、前記吐出部の設定角度以上の回転が拘束されうる。

また、吐出部は、前記ハウジング部の排出口に位置して、空気排出方向を案内する吐出ボディ部と、前記吐出ボディ部に連結されるか、前記吐出ボディ部と一体に形成されて、凹溝状の第１の曲面溝を備える第１の支持部と、前記第１の支持部に結合して、前記第１の曲面溝と連結される第２の曲面溝が内側に備えられる第２の支持部、とを含んでいてもよい。

また、ボールジョイントは、前記第１の曲面溝と前記第２の曲面溝によって形成された内側空間に位置し、前記第１の支持部と前記第２の支持部を回転可能に支持することができる。

また、ガイド溝部は、前記ボールジョイントに向き合う前記第１の支持部と前記第２の支持部のうち少なくともいずれかに設置されてもよい。

また、本発明は、吐出部が設定位置にあるとき、前記吐出部に掛かって、操作感を提供する位置知らせ部をさらに含んでいてもよい。

また、位置知らせ部は、前記ボールジョイントの外側に向かって弾性力によって加圧が行われる移動突起を備え、前記吐出部が設定位置にあるとき、前記ボールジョイントの外側に前記移動突起が突出する知らせ突起部と、知らせ突起部に向き合う前記吐出部の内側に前記移動突起が挿入されて掛かる溝を形成する知らせ溝部、とを含んでいてもよい。

また、知らせ突起部は、前記ボールジョイントに備えられた装着孔部の下側に締結する第１の調節ボルトと、下側は、前記第１の調節ボルトに支持され、上側は、前記移動突起を支持して、弾性力によって前記移動突起を加圧する内側弾性部材、とを含んでいてもよい。

また、本発明は、空気を吸入する入口部を備え、フィルタ部とファンモジュール部とが内側に位置して、上下方向に空気流路を形成するハウジング部と、前記ハウジング部の排出口に位置して、空気排出方向を案内する吐出ボディ部と、前記吐出ボディ部に連結されるか前記吐出ボディ部と一体に形成されて、凹溝状の第１の曲面溝を備える第１の支持部と、前記第１の支持部に結合して、前記第１の曲面溝と連結される第２の曲面溝とが内側に備えられる第２の支持部と、一側は、前記ハウジング部に連結され、他側は、前記第１の曲面溝と前記第２の曲面溝に向き合う位置に設置されて、前記第１の支持部と前記第２の支持部を回転可能に支持する回転支持部、とを含んでいてもよい。

また、回転支持部は、前記第２の支持部の下側に位置して、前記排出口の中心から前記第２の支持部に向かう方向に延在するコア部材と、前記コア部材の外側に延在して、前記ハウジング部の内側に固定され、前記コア部材と共に移動が拘束されるコア支持部と、下側は、前記コア部材に結合して移動が拘束され、上側は、前記第１の曲面溝と前記第２の曲面溝の内側に位置して、前記第１の支持部と前記第２の支持部を回転可能に支持するボールジョイント、とを含んでいてもよい。

また、第１の支持部は、凹溝状の前記第１の曲面溝が内側に備えられて、前記吐出ボディ部の中央に固定される第１の支持ボディと、前記第１の支持ボディの外側に延在して、前記第２の支持部に向き合う第１の翼部材、とを含んでいてもよい。

また、第１の翼部材と第２の支持部は、締結部材の締結で固定されてもよい。

また、第２の支持部は、上下方向に連通した中空部を備えて、円周方向に設置される第２の支持ボディを含んでいてもよい。

また、中空部に向き合う前記第２の支持ボディの内側に前記第２の曲面溝が形成されてもよい。

また、回転支持部は、前記第１の曲面溝と前記第２の曲面溝によって形成された球状溝の内側に位置する球状のボールジョイントを含んでいてもよい。

また、ボールジョイントの外径は、前記第２の曲面溝の下端内径よりも大きく形成されて、前記第２の支持部の外側への前記ボールジョイントの離脱を防止することができる。

また、第１の支持部と前記ボールジョイントとの間の摩擦力と、前記第２の支持部と前記ボールジョイントとの間の摩擦力は、前記ボールジョイントを介して向き合う形状に設置される前記第１の支持部と前記第２の支持部との間の隔離距離に反比例し得る。

本発明による携帯用空気浄化機は、ハウジング部の上側に位置する吐出部が回転支持部によって回転可能に設置されるため、空気排出方向を容易に調節して消費者の満足度を向上させることができる。

また、本発明によれば、回転ガイド部によって、吐出部の回転角度が設定角度内に限定されて、吐出部に連結された電線の切れや損傷を防止するため、維持補修費を節減することができる。

また、本発明によれば、ボールジョイントの外側に突出した移動突起が、吐出部に形成された知らせ溝部に掛かるため、使用者は、ボールジョイントが初期位置に到逹することを容易に認識して、使用便利性を向上させることができる。

上述した効果並びに本発明の具体的な効果は、以下の発明を実施するための具体的な事項を説明すると共に記述する。

本発明の一実施形態による携帯用空気浄化機の斜視図。 本発明の一実施形態による携帯用空気浄化機の断面図。 本発明の一実施形態による吐出部が回転ガイド部に連結された状態を示した断面図。 本発明の一実施形態による吐出部の分解斜視図。 本発明の一実施形態による回転支持部の分解斜視図。 本発明の一実施形態による吐出部と回転支持部の分解断面図。 本発明の一実施形態による回転支持部の断面図。 本発明の一実施形態による吐出部と回転支持部を示した斜視図。 本発明の一実施形態によるファンモジュール部の分解斜視図。 本発明の一実施形態によるファンモジュール部の平面図。 本発明の一実施形態によるファンモジュール部の底面図。 本発明の一実施形態によるファンモジュール部の断面図。 本発明の一実施形態によるファン部材の斜視図。 本発明の一実施形態によるファン部材の平面図。 本発明の一実施形態によるファン部材の底面図。 本発明の一実施形態によるファン部材の正面図。 本発明の一実施形態によるファン部材の断面図。 本発明の他の実施形態によるファンモジュール部を示した斜視図。 本発明の他の実施形態によるファンモジュール部を示した分解斜視図。 本発明の一実施形態によるコア支持部を示した平面図。 本発明の一実施形態によるボールジョイントが第１の支持部と第２の支持部の間に設置された状態を示した図面。

前述した目的、特徴及び長所は、添付の図面を参照して詳細に後述され、これにより、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明の技術思想を容易に実施することができる。本発明の説明において、本発明に係る公知の技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすると判断される場合には詳細な説明を省略する。以下では、添付の図面を参照して、本発明による好ましい実施形態を詳説する。図面における同じ参照符号は、同一又は類似の構成要素を示すものに使われる。

たとえ第１、第２等が様々な構成要素を述べるために使われるものの、これら構成要素は、これら用語によって制限されないことはもちろんである。これら用語は、単に一構成要素を他構成要素と区別するために使用するものであり、特に反対の記載がない限り、第一構成要素は、第二構成要素であってもよいことはもちろんである。

以下における構成要素の「上部（又は下部）」又は構成要素の「上（又は下）」に任意の構成が配置されるということは、任意の構成が上記構成要素の上面（又は下面）に接して配置されるだけでなく、上記構成要素と上記構成要素上に（又は下）に配置された任意の構成の間に他の構成が介在し得ることを意味する。

また、ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」又は「接続」すると記載されている場合、上記構成要素は、互いに直接連結されるか又は接続されてもよいが、各構成要素間に他の構成要素が「介在」するか、各構成要素が他の構成要素を介して「連結」、「結合」又は「接続」し得ると理解しなければならない。

全明細書において、特に反対の記載がない限り、各構成要素は、単数であってもよく、複数であってもよい。

本明細書に使われる単数の表現は、文脈上明らかに他に意味しない限り、複数の表現を含む。本出願における「構成される」又は「含む」等の用語は、明細書上に記載の様々な構成要素、又は複数のステップを必ずしも全て含むものと解釈してはならず、そのうち一部の構成要素又は一部のステップは、含まれなくてもよいし、又は追加の構成要素又はステップをさらに含んでいてもよいと解釈すべきである。

全明細書において、「Ａ及び／又はＢ」とするとき、これは特に反対の記載がない限り、Ａ、Ｂ又は、Ａ及びＢを意味し、「Ｃ～Ｄ」とするとき、これは特に反対の記載がない限り、Ｃ以上かつＤ以下であることを意味する。

［携帯用空気浄化機の外観］
図１は、本発明の一実施形態による携帯用空気浄化機１の斜視図であり、図２は、本発明の一実施形態による携帯用空気浄化機１の断面図である。

図１と図２に示されたように、本発明の実施形態による携帯用空気浄化機１は、略円筒状に形成されうる。かかる携帯用空気浄化機１は、ハウジング部１０と、フィルタ部４０と、ファンモジュール部７０と、吐出部１４０と、殺菌部２００と、回転支持部３００と、回転ガイド部４００と、位置知らせ部５００のうち少なくともいずれかを含んでいてもよい。

ハウジング部１０は、入口部２２を備えて、フィルタ部４０と、殺菌部２００と、ファンモジュール部７０とが内側に位置し得る。また、ハウジング部１０は、上下方向に空気流路を形成する。ハウジング部１０の内側には、円筒状の空気流路が形成されるため、上下方向に移動される空気の摩擦抵抗が減少し得る。

また、ハウジング部１０の中心を上下方向に貫通する垂直基準線に沿って入口部２２と、フィルタ部４０と、殺菌部２００と、ファンモジュール部７０と、排出口２４と、回転支持部３００の中心が上下方向に一致し得る。よって、ハウジング部１０に沿って下側から上側に移動される空気の流れが垂直方向に沿って一直線に移動されて、空気の移動経路が短縮し、これによって、空気の流路抵抗が減少して、空気浄化効率が向上する。

携帯用空気浄化機１が水平面に設置された場合、垂直基準線は、垂直線と一致する。また、ハウジング部１０は、単一部材からなってもよいが、好ましくは、複数の部材からなってもよい。

携帯用空気浄化機１は、全体として上下方向に長さが長く立てられた円柱状に形成されうる。これによって、使用者は、携帯用空気浄化機１を立てて使用するか、又は横たえて使用することができる。また、車内のように振れが発生する場所では、携帯用空気浄化機１がカップホルダーのように、下側に向かって凹溝部に装着した状態で使用されるため、その位置を安定的に維持することができる。

方向を定義する。第１のケース部２０から吐出部１４０が位置する方向を上部、第１のケース部２０から第２のケース部３０が位置する方向を下部とするとき、「第一方向」は、上下方向または軸方向を意味する。また、第一方向は、垂直方向と同様の意味と言うことができる。そして、「第二方向」は、第一方向と垂直方向であり、左右方向、水平方向又は半径方向を意味する。

［携帯用空気浄化機の全般的構造］
本実施形態の携帯用空気浄化機１は、ハウジング部１０と、フィルタ部４０と、ファンモジュール部７０と、吐出部１４０と、回転支持部３００と、回転ガイド部４００、とを含んでいてもよい。また、携帯用空気浄化機１は、位置知らせ部５００と、殺菌部２００と、バッテリー２４０、とをさらに含んでいてもよい。

ハウジング部１０は、第１のケース部２０と第２のケース部３０とを含む。第１のケース部２０と第２のケース部３０は、携帯用空気浄化機１の外観骨格を形成する。携帯用空気浄化機１の側面と底面の外観は、第１のケース部２０と第２のケース部３０によって形成される。第１のケース部２０と第２のケース部３０の内部には収容空間２１が形成される。かかる収容空間２１にはフィルタ部４０、ファンモジュール部７０、殺菌部２００、回転支持部３００、バッテリー２４０、とを含む電装部品などが収容される。第１のケース部２０と第２のケース部３０は、このように収容された部品を外部衝撃から十分保護し得る強度を有するように形成されることが好ましい。

フィルタ部４０は、第１のケース部２０の収容空間２１に設置されて、ファンモジュール部７０と入口部２２との間に配置される。すなわち、フィルタ部４０は、ファンモジュール部７０の下部に配置されて、携帯用空気浄化機１の入口部２２を通じて吸入された空気を浄化する役割を果たす。フィルタ部４０を通過して浄化された空気は、ファンモジュール部７０と吐出部１４０を通過して、携帯用空気浄化機１の上部に吐出される。

フィルタ部４０は、第１のケース部２０の内側に設置され、入口部２２の内側に流入した空気を浄化する。また、フィルタ部４０は、上下方向に延在した円柱状に形成されうる。

フィルタ部４０は、単一フィルタからなってもよく、必要に応じては、複数のフィルタが積層した状態で設置されてもよい。また、フィルタ部４０は、フィルタを固定するための別途フィルタケース（未図示）をさらに備えることができる。

フィルタケースは、第１のケース部２０の内側に固定され、フィルタケースの内側には、フィルタを収容するための挿入空間を形成することができる。

ファンモジュール部７０は、第１のケース部２０の内部の収容空間２１に収容されて、吐出部１４０とフィルタ部４０との間に配置されてもよい。より具体的には、ファンモジュール部７０は、排出口２４とフィルタ部４０との間に配置されてもよい。すなわち、ファンモジュール部７０は、フィルタ部４０の上部に位置し、ファンモジュール部７０の上部には排出口２４と、回転支持部３００と、回転ガイド部４００と、吐出部１４０とが位置する。かかるファンモジュール部７０は、入口部２２を通じてフィルタ部４０の下部に流入した空気を吸入して、第１のケース部２０の上部に空気を吐出させる役割を果たす。

吐出部１４０の回転中心は、ファンモジュール部７０の中心と上下方向に一致し得る。入口部２２を通じて流入した空気は、上側に移動され、フィルタ部４０と、ファンモジュール部７０と、吐出部１４０とを順次通過して、携帯用空気浄化機１の上側に排出される。

本実施形態では、ファンモジュール部７０が斜流ファンを含めてなるものとして例示される。かかるファンモジュール部７０は、フィルタ部４０を通過した空気を軸方向に吸入して、軸方向と半径方向の間の方向に吐出することができる。

吐出部１４０は、第１のケース部２０の上側に回転可能に設置されて、排出口２４を通じて上側に移動された空気吐出方向を案内することができる。第１のケース部２０の上部に回転支持部３００が備えられ、吐出部１４０は、回転支持部３００に回転可能に設置される。吐出部１４０の上下両側は、開口しているため、排出口２４を通じて吐出部１４０の下部に移動された空気は、吐出部１４０の上部を通じて携帯用空気浄化機１の外側に排出されうる。

殺菌部２００は、フィルタ部４０の下部に位置し、第１のケース部２０と第２のケース部３０のうち少なくともいずれかに固定されてもよい。殺菌部２００は、フィルタ部４０と設定距離で離隔して、フィルタ部４０に向かって殺菌用光線を照射する。殺菌部２００から照射される殺菌用光線は、人体に有害であるため、殺菌用光線が入口部２２を通じて携帯用空気浄化機１の外側に流出しないように、殺菌部２００の設置位置を設定する。

バッテリー２４０は、第２のケース部３０の内側に備えられた収容空間２１に設置されて、殺菌部２００の下部に配置される。バッテリー２４０は、携帯用空気浄化機１を駆動するための電源を供給することができる。

［携帯用空気浄化機の部品の配置構造］
携帯用空気浄化機１の内部に備えられた収容空間２１は、第一領域（Ａ）と第二領域（Ｂ）に分けられる。収容空間２１を上下方向に区分したとき、上部の領域が第一領域（Ａ）となり、その下部の領域が第二領域（Ｂ）となる。第一領域（Ａ）と第二領域（Ｂ）は、物理的に区画した領域ではなく、単に概念的に区分した領域であることを明らかにしておく。

本発明の一実施形態では、携帯用空気浄化機１の骨格を形成する第１のケース部２０の収容空間２１は、第一領域（Ａ）と設定され、第２のケース部３０の内部の収容空間２１は、第二領域（Ｂ）と設定される。

第一領域（Ａ）には空気の吸入、浄化、吐出に係る構成が配置される。すなわち、第一領域（Ａ）には入口部２２と、フィルタ部４０と、ファンモジュール部７０と、回転支持部３００と、吐出部１４０とが配置されるため、第一領域（Ａ）では、下側から上側に向かって空気流動が行われ、回転可能に設置された吐出部１４０によって空気排出方向が調節される。

第１のケース部２０には、空気を吸入するための通路として、複数個の入口孔２３を備えた入口部２２が設置される。第１のケース部２０の上部には、第一領域（Ａ）で浄化された空気を吐出するための通路として、排出口２４及び回転支持部３００に回転可能に設置される吐出部１４０が設置される。よって、第１のケース部２０の内側にはフィルタ部４０と、ファンモジュール部７０と、吐出部１４０とを連結する空気流路が形成される。

すなわち、第一領域（Ａ）には入口部２２と、フィルタ部４０と、ファンモジュール部７０と、吐出部１４０と、回転支持部３００と、回転知らせ部と、排出口２４とが設けられる。携帯用空気浄化機１の内部に吸入された空気が空気浄化機の内部を通過するのに必要な流路は、第一領域（Ａ）に形成される。

第二領域（Ｂ）には、空気を浄化するための空気流動と直接関連のない構成が配置される。すなわち、第二領域（Ｂ）には、ＰＣＢを含む制御部とバッテリー２４０などを設置することができる。

本実施形態によれば、ハウジング部１０は、側方向長さよりも上下方向長さが長い円筒状に形成される。そして、上部に配置された第一領域（Ａ）が下部に配置された第二領域（Ｂ）よりも上下方向長さが長く形成される。すなわち、携帯用空気浄化機１が縦方向に立てられたとき、上部の第一領域（Ａ）が下部の第二領域（Ｂ）よりもさらに広い領域を占めるようになる。

吐出部１４０が回転支持部３００に回転可能に設置されるため、携帯用空気浄化機１の上部で浄化された空気吐出方向を容易に調節することができる。よって、携帯用空気浄化機１で浄化された空気は、使用者の顔により容易に到逹することになる。

使用者の顔よりも低い位置の底面に携帯用空気浄化機１を置いて使用するとき、携帯用空気浄化機１で浄化された空気が使用者の顔に到逹する量を増加させるためには、携帯用空気浄化機１を横方向に横たえて使用するよりも、縦方向に立てて使用することが有利である。

このために、携帯用空気浄化機１を縦方向に立てたとき、携帯用空気浄化機１の上部から設定方向に回転された吐出部１４０を通じて空気吐出が行われると、携帯用空気浄化機１で浄化された空気は、使用者の顔に到逹する量がさらに増加するだろう。

［携帯用空気浄化機の部品の詳細な構成］
本発明の一実施形態による携帯用空気浄化機１は、ハウジング部１０と、フィルタ部４０と、ファンモジュール部７０と、吐出部１４０と、回転支持部３００と、回転ガイド部４００と、位置知らせ部５００のうち少なくともいずれかを含んでいてもよい。また、本発明の一実施形態による携帯用空気浄化機１は、殺菌部２００とバッテリー２４０をさらに含んでいてもよい。

［第１のケース部］
ハウジング部１０は、第１のケース部２０と第２のケース部４０を含み、第１のケース部２０は、内部に収容空間２１が形成され、下部側面には空気を吸入する入口部２２が備えられてもよい。第１のケース部２０は、円筒状からなり、上側と下側とが開口した形状に設置されうる。第１のケース部２０は、単一部品からなってもよく、必要に応じては、複数の部材からなってもよい。本発明の一実施形態による第１のケース部２０は、複数の部材からなり、各部材は、嵌め込み式で結合するか接着剤や溶接によって結合し得、ボルトのような締結部材１９５によっても連結し合わせるなど、様々な変形実施が可能である。

一方、第１のケース部２０の下部側面を通じて空気が吸入され、第１のケース部２０の上側を通じて空気が吐出される。このために、第１のケース部２０の下部周に沿って入口孔２３を備えた入口部２２が設置される。そして、第１のケース部２０の上側には、空気を吐出する排出口２４を備えることができる。

また、空気を吸入する入口部２２が第１のケース部２０の外側周に沿って設置された状態で、入口部２２と離隔した上側にフィルタ部４０が設置されるため、フィルタ部４０の全面積にわたり空気の移動が均一に行われうる。

一方、入口部２２に複数の入口孔２３が形成され、このような入口孔２３は、斜線状に傾いて設置され得、必要に応じては、中の折れた不等号状の孔を形成することもできる。また、フィルタ部４０に流入する空気の流量を増加させるために、フィルタ部４０が設置されたハウジング部１０の側面にも入口孔２３がさらに形成されうるなど、様々な変形実施が可能である。

一方、ハウジング部１０は、３個以上の複数の部材からなり得るなど、様々な形状に変形可能である。

［第２のケース部］
第２のケース部３０は、第１のケース部２０の下部に連結され、第２のケース部３０の内側には、バッテリー２４０を含む電装部品が設置される空間を形成する技術思想内で様々な変形実施が可能である。

第１のケース部２０と第２のケース部３０のうち少なくともいずれかは、円筒状ケースからなってもよい。第１のケース部２０と第２のケース部３０とも円筒状からなってもよく、第２のケース部３０のみ円筒状からなってもよい。または、必要に応じて、第１のケース部２０のみ円筒状からなってもよい。

第２のケース部３０が円筒状からなり、上下方向に延在する場合、使用者は、第２のケース部３０の外側周を手に取ることが容易であり、略円形断面の溝部を備えた車両のカップホルダーにも第２のケース部３０を据え置く動作を容易に行うことができる。

また、第１のケース部２０が円筒状からなる場合、第１のケース部２０の内側を通過して上側に移動する空気が、曲面状を成す第１のケース部２０の内側を接しながら発生する摩擦を低減して、空気の流れがより円滑に行われうる。

一方、第１のケース部２０の内側には空気流路が形成され、第２のケース部３０の内側には空気流路が形成されないため、第２のケース部３０がカップホルダーや使用者の手に取られたときも、第１のケース部２０を介する空気の吸入と排出は円滑に行われ得、使用便宜性を向上させることができる。

［フィルタ部］
フィルタ部４０は、第１のケース部２０の内側に設置され、入口部２２の内側に流入した空気を浄化する技術思想内で様々な変形実施が可能である。本発明の一実施形態によるフィルタ部４０は、円柱状に形成されうる。

第１のケース部２０が円形のパイプ状であり、第１のケース部２０の内側に設置されるフィルタ部４０も、第１のケース部２０の内側に接する円柱状であるため、第１のケース部２０の内側を通過する空気中不純物を効果的に除去することができる。

また、フィルタ部４０の横断面は、円形に形成されて、第１のケース部２０の内部で最大面積を有する形態である。また、フィルタ部４０は、シリンダー状に製作されて、フィルタ部４０を構成する生地の上端と下端とが切断されると、圧力損失が最小化されて、フィルタ部４０の性能を最大化することができる。

また、フィルタ部４０の外径は、ファンモジュール部７０に空気が吸入されるベルマウス１３２の吸入径以上に製作されるため、フィルタ部４０の体積を最大化することができる。

また、本実施形態によれば、フィルタ部４０と、ファンモジュール部７０と、吐出部１４０の配置がハウジング部１０に沿って上下方向に構成され、空気流動もこれと等しい上下方向に行われうる。すなわち、ファンモジュール部７０の動作によって行われる空気流動は、フィルタ部４０と、ファンモジュール部７０と、吐出部１４０の配置方向と等しい直線方向に行われうる。

このように、直線方向に空気流動が行われると、それだけ空気流動に対する抵抗が低くなり、空気流動がより円滑に行われるようになる。これにより、ファンモジュール部７０によって足りる量の空気吸入と、それに対応する足りる量の空気吐出が行われるため、携帯用空気浄化機１の空気浄化性能がそれだけ向上し得るようになる。

［ファンモジュール部］
ファンモジュール部７０は、フィルタ部４０と前記排出口２４との間に位置し、ファンを回転させて、排出口２４に向かう方向に空気を送風させる技術思想内で様々な変形実施が可能である。

図８は、本発明の一実施形態による吐出部と回転支持部を示した斜視図であり、図９は、本発明の一実施形態によるファンモジュール部の分解斜視図、図１０は、本発明の一実施形態によるファンモジュール部の平面図、図１１は、本発明の一実施形態によるファンモジュール部の底面図、図１２は、本発明の一実施形態によるファンモジュール部の断面図である。

図８～図１２に示されたように、円形斜流ファンモジュールであるファンモジュール部７０を適用すれば、円筒状である第１のケース部２０の内側形状と一致するか対応することから、ファンモジュール部７０の固定や締結によって第１のケース部２０の形状が大きくならなくてもよいため、製品の小型化が可能となる。また、本発明による携帯用空気浄化機１を車両に使用時、カップホルダー以内の携帯用空気浄化機１のサイズを具現することができる。

また、ファンモジュール部７０に円形斜流ファンモジュールが適用されるため、流動性能を最大化することのできる上部吐出型の小型空気清浄機を提供することができる。ファンモジュール部７０のファンタイプは、斜流ファンからなり、ファンモジュール部７０の内部構造は、斜流ファンを装着することができるように変更される。

本発明によるファン部材９０は、モータの作動によって回転される。ファン部材９０を回転させるモータの回転軸のみファン部材９０に連結され得、ファン部材９０にローターが設置されて、回転の拘束されたファンハウジング８０にステーターが設置されうる。ステーターの磁場が変わるため、ローターと共に回転されるシャフトがファン部材９０に連結されて、ローターとファン部材９０がステーターを中心に回転することができる。ファン部材９０を回転させるモータの構成は、公知の構成であるため、これによる詳説は省略する。

本発明の一実施形態によるファンモジュール部７０は、ファンハウジング８０と、ファン部材９０と、ファンベース１３０、とを含んでいてもよい。

［ファンハウジング］
ファンハウジング８０は、第１のケース部２０の内側に固定され、内側には、ファン部材９０が回転されるための空間が備えられるための技術思想内で様々な変形実施が可能である。本発明の一実施形態によるファンハウジング８０は、支持板８１と、連結支持台８２と、電線ガイド８３と、側面支持部８４と、内側案内部８５と、突出ボス８６のうち少なくともいずれかを含んでいてもよい。

支持板８１は、円板状からなり、支持板８１の中央には孔が備えられる。支持板８１の中央にモータが設置されるか、モータと連結されたシャフトが第一方向に設置されうる。かかる支持板８１は、コア部材３１０の下側に位置する。

連結支持台８２は、支持板８１の外側に延在して、側面支持部８４に連結される。本発明の一実施形態による連結支持台８２は、複数備えられて、棒状に設置されうる。支持板８１の半径方向外側に延在した連結支持台８２は、側面支持部８４に連結されてもよい。

本発明の一実施形態による連結支持台８２は、回転支持部３００のコア支持部３５０の下側に位置する。連結支持台８２が支持板８１を中心に９０度間隔で４個設置されて、連結支持台８２に向き合う上側にコア支持部３５０が設置される。

電線ガイド８３は、連結支持台８２に次々と設置され、連結支持台８２の側面に沿って電子機器の電線６００が移動されるように電線６００の下部を支持する。電線ガイド８３は、連結支持台８２の側面下部に位置する突起状であり、支持板８１に設置されたモータの電線６００がファンハウジング８０の外側に延在して設置されることを案内する。電線ガイド８３は、連結支持台８２の側面に設置されて、電線６００が配置されるための凹溝を形成することができる。よって、電線ガイド８３に設置された電線６００は、連結支持台８２の側面に位置した凹溝に配置されて、電線ガイド８３によって下部が支持されるため、電線６００の損傷を防止することができる。

側面支持部８４は、円筒形のパイプ状であり、上下側が開口した形状である。側面支持部８４の外側は、ハウジング部１０の内側に接して、側面支持部８４の内側は、連結支持台８２に連結される。

内側案内部８５は、側面支持部８４の下側から半径方向内側に向かって下向に傾いて設置される傾斜面を形成する。内側案内部８５は、側面支持部８４の内側に形成され、ファン部材９０によって、上側に送風された空気がファン部材９０の外側面を通じてファン部材９０の入口に移動する旋回風現象を防止することができる。

突出ボス８６は、側面支持部８４の下端に延在して、後述するファンベース１３０の結合突起１３４が挿入されるための溝部を備える技術思想内で様々な変形実施が可能である。本発明の一実施形態による突出ボス８６は、側面支持部８４の円周方向に沿って複数設置される。

［ファン部材］
ファン部材９０は、ファンハウジング８０の内側に回転可能に設置され、吐出部１４０に向かう方向に空気を移動させる技術思想内で様々な変形実施が可能である。

ファン部材９０として斜流ファンを使用することができるが、これは、本発明の一実施形態だけであり、他の種類のファンも本発明によるファン部材９０として使用することができる。本発明の一実施形態によるファン部材９０は、ハブ１００と、ファン翼１１０と、シュラウド１２０のうち少なくともいずれかを含んでいてもよい。

図１３は、本発明の一実施形態によるファン部材の斜視図であり、図１４は、本発明の一実施形態によるファン部材の平面図、図１５は、本発明の一実施形態によるファン部材の底面図、図１６は、本発明の一実施形態によるファン部材の正面図、図１７は、本発明の一実施形態によるファン部材の断面図である。

図１３～図１７に示されたように、ハブ１００は、ファンハウジング８０の中心に位置して、外部動力を伝達されて回転する技術思想内で様々な変形実施が可能である。

ハブ１００は、ファン部材９０の半径方向中心に配置されて、モータを構成するローター及びモータの出力軸であるシャフトと共に回転されうる。本発明の一実施形態によるハブ１００は、ハブ板部１０１と、軸結合部１０２と、内側突出部１０５と、スカート部１０７のうち少なくともいずれかを含んでいてもよい。

ハブ板部１０１は、支持板８１と平行な円板状に形成されうる。ハブ板部１０１には、軸結合部１０２を設けることができる。軸結合部１０２は、ハブ板部１０１の半径方向中央に配置されてもよい。かかる軸結合部１０２は、ハブ板部１０１の上側と下側に突出して形成されうる。

軸結合部１０２は、回転動力を伝達するシャフトの軸方向端部と結合し得る。例えば、軸結合部１０２にシャフトが挟まれる形態に軸結合部１０２とシャフトとの間の結合が行われうる。

軸結合部１０２の外側周に沿って設定間隔で第１の補強突起１０３が設置される。第１の補強突起１０３は、軸結合部１０２を中心に放射状に設置されて、軸結合部１０２の外側に帯状突起を形成する。よって、軸結合部１０２に集中する応力は、第１の補強突起１０３を介して分散されるため、軸結合部１０２の構造剛性を補強することができる。

内側突出部１０５は、ハブ板部１０１から支持板８１の設置された上部に向かって突出し得る。本発明の一実施形態による内側突出部１０５は、ハブ板部１０１の外側縁に沿って円弧方向に設置される。内側突出部１０５は、上下方向に延在したパイプ状である。

また、内側突出部１０５の内側周に沿って設定間隔で第２の補強突起１０６が設置される。第２の補強突起１０６は、内側突出部１０５の内側面に沿って第一方向に設置され、第２の補強突起１０６の下側は、軸結合部１０２に向かって延在する帯状突起を形成する。よって、内側突出部１０５に集中する応力は、第２の補強突起１０６を介して分散されるため、内側突出部１０５の構造剛性を補強することができる。必要に応じては、内側突出部１０５の内側には、モータ部のローターが固定されうる。

スカート部１０７は、ハブ板部１０１の縁から支持板８１に向かう上側に突出し得る。スカート部１０７は、ハブ板部１０１から第一方向に沿って遠くなるほど、第二方向外側に傾く傾斜面を形成することができる。スカート部１０７は、内側突出部１０５の外側に位置し、スカート部１０７の内径は、下側から上側に向かうほど徐々に増加する。

例えば、ハブ板部１０１とスカート部１０７が連結された形状は、内部に中空が形成され、一側が開放された円錐台（Ｔｒｕｎｃａｔｅｄ ｃｏｎｅ）状であってもよい。スカート部１０７は、上側が開口し、下側は、ハブ板部１０１によって塞がっている漏斗状であってもよい。

シュラウド１２０は、ファン翼１１０の端部に連結して環状に設置され、ファンベース１３０と離隔し得る技術思想内で様々な変形実施が可能である。

シュラウド１２０は、スカート部１０７の外側周に沿って設置され、シュラウド１２０とスカート部１０７は、ファン翼１１０によって連結される。また、ハブ１００の外径とシュラウド１２０の内径は、上側から下側に向かって徐々に小さくなり得る。

シュラウド１２０は、ハブ１００と半径方向に所定の間隔で離隔して、ハブ１００の半径方向外側に配置されてもよい。また、シュラウド１２０は、ファン翼１１０の半径方向長さに対応する間隔だけハブ１００と離隔し得る。そして、各々のファン翼１１０は、ハブ１００に備えられたスカート部１０７とシュラウド１２０との間を連結することができる。

シュラウド１２０は、スカート部１０７と略平行な傾斜面を形成することができる。本実施形態では、シュラウド１２０の上側に行くほど、スカート部１０７とシュラウド１２０の間隔がますます広がる形態であり、スカート部１０７とシュラウド１２０の配置が構成されるものとして例示される。

シュラウド１２０の下側に備えられた入口突起１２１は、リング状突起であり、漏斗状のシュラウド１２０の下側から第一方向に延在する。入口突起１２１が後述するベルマウス１３２の内側に位置するため、シュラウド１２０の外側に沿ってシュラウド１２０の下側に備えられた入口に流入する空気の旋回風移動を防止することができる。

ファン翼１１０は、複数備えられて、ハブ１００の外周面に沿って等間隔で離隔して配置されてもよい。ファン翼１１０は、ハブ１００を中心にハブ１００の外側に突出し、かかるファン翼１１０は、螺旋状に延在する。また、複数個のファン翼１１０は、ハブ１００の周方向に沿って所定の間隔で離隔して配置されてもよい。

本発明の一実施形態によるファン翼１１０は、軸結合部１０２の中心から螺旋状に延在する遠心方向に沿ってスカート部１０７の外側に突出し得る。また、軸結合部１０２の外側から軸結合部１０２に向かう方向を半径方向とするとき、ファン翼１１０の半径方向内側は、スカート部１０７に連結され、ファン翼１１０の半径方向外側は、後述するシュラウド１２０に連結されうる。

スカート部１０７は、ハブ１００の構成のうち、ファン翼１１０と直接連結された部分であって、ファン翼１１０を通過する空気とも直接接触する部分である。かかるスカート部１０７は、ファンモジュール部７０を通過する空気流動経路とも深く関連し得る。

シュラウド１２０とスカート部１０７との間を連結する各々のファン翼１１０は、第１端部１１１と、第２端部１１２と、第１エッジ１１３と、第２エッジ１１４、とを含んでいてもよい。

第１端部１１１は、ファン翼１１０の回転方向先端に配置されて、半径方向に延在する直線状に形成されうる。回転方向は、ファン部材９０の回転が行われる方向と定義される。

第２端部１１２は、ファン翼１１０の回転方向後端に配置されて、軸結合部１０２を中心に放射状に形成されうる。

第１エッジ１１３は、第１端部１１１の一端及び第２端部１１２の一端を連結することができる。かかる第１エッジ１１３は、シュラウド１２０の内周面に連結されうる。

第２エッジ１１４は、第１端部１１１の他端及び第２端部１１２の他端を連結することができる。かかる第２エッジ１１４は、ハブ１００の外周面に連結されうる。

すなわち、第１端部１１１の一端と第２端部１１２の一端は、シュラウド１２０の内周面と連結されうる。そして、第１端部１１１の他端と第２端部１１２の他端は、スカート部１０７の外周面と連結されうる。

第１端部１１１の一端は、第２端部１１２の一端よりもハブ板部１０１の半径方向中心に近く配置されてもよい。そして、第２端部１１２の他端は、第１端部１１１の他端よりもハブ板部１０１の半径方向中心に近く配置されてもよい。これは、第１端部１１１の一端及び他端が第２端部１１２の一端及び他端よりも回転方向前方に配置されており、スカート部１０７は、回転方向前方に行くほど、その半径が細くなる形態に形成されるからである。

本実施形態によれば、ファン翼１１０は、ハブ１００の内、スカート部１０７と連結される。ファンモジュール部７０に流入する空気の流れを上向に傾いた方向に誘導するためにスカート部１０７は、上向に傾いた方向に傾斜面を形成する。

［ファンベース］
図９に示されたように、ファンベース１３０は、ファンハウジング８０の下側に結合されて、フィルタ部４０を通過した空気がファン部材９０に流入することを案内する技術思想内で様々な変形実施が可能である。

ファンベース１３０は、フィルタ部４０とファン部材９０との間に配置されてもよい。また、ファンベース１３０の縁の形状は、フィルタ部４０の縁の形状に対応する形状に形成されうる。例えば、フィルタ部４０が円柱状であり、フィルタ部４０の縁の形状が円形であるとき、ファンベース１３０は、中空を備えた環状に設置されてもよい。

ベースプレート１３１は、フィルタ部４０とファン部材９０との間に配置されてもよい。かかるベースプレート１３１は、環状に延在する板状であり、中央には空気移動のための中空が備えられる。

ベルマウス１３２は、中空に向き合うベースプレート１３１の内側に環状に設置される。ベルマウス１３２は、シュラウド１２０の入口突起１２１の下側を囲む凹状の縦断面を備えて、円周方向に沿って延在する。

ベルマウス１３２は、ベースプレート１３１の中央に形成された中空の外周面を囲む形態に形成されうる。ベルマウス１３２は、下側に向かって凸に形成されて、上側に向かって凹状溝部を形成することができる。

ベルマウス１３２は、少なくとも一部分がシュラウド１２０の半径方向内側に挿入されうる。かかるベルマウス１３２は、ファンモジュール部７０の入口で吸入流動をガイドすることにより、ファンモジュール部７０の吸入、吐出性能が向上することに寄与することができる。

結合突起１３４は、ベースプレート１３１の上側に突出し、ファンハウジング８０に備えられた突出ボス８６の溝部に嵌め込み式で結合して、ファンハウジング８０の下側にファンベース１３０を固定させる。

結合突起１３４と突出ボス８６との間に行われる結合によって、複数個の地点で、ファンベース１３０とファンハウジング８０との間の結合が行われうる。このように、ファンベース１３０とファンハウジング８０との結合が行われると、ファンベース１３０とファンハウジング８０との間でファン部材９０が回転可能に設置されうる。

突出リブ１３３は、ベースプレート１３１から突出して、ベルマウス１３２の半径方向外側に配置されてもよい。本発明の一実施形態による突出リブ１３３は、ベルマウス１３２の半径方向外側に位置して、ベルマウス１３２の外側周を囲む環状に設置される。また、突出リブ１３３は、ベースプレート１３１と一体に形成されうる。より具体的には、ベースプレート１３１と、ベルマウス１３２と、突出リブ１３３とが一体に形成されうる。

また、突出リブ１３３は、シュラウド１２０の外側面と等しい角度で傾いて設置されてもよく、突出リブ１３３とシュラウド１２０との間の間隔は、一定に維持されうる。かかる突出リブ１３３は、傾斜面を形成する形態に突出し得る。突出リブ１３３の傾斜面は、シュラウド１２０と設定間隔で離隔して、シュラウド１２０の傾斜面と平行な傾斜面に形成されうる。

また、突出リブ１３３の傾斜面は、ファンハウジング８０に備えられた内側案内部８５の傾斜面と等しい傾斜角度を有し得る。よって、シュラウド１２０とスカート部１０７との間の空間を通じて上側に移動された空気の一部が、シュラウド１２０と突出リブ１３３との間の空間を通じてファン部材９０の入口に移動する旋回風現象を防止することができる。

［ファンモジュール部の他の例］
図１８は、本発明の他の実施形態によるファンモジュール部３７０を示した斜視図であり、図１９は、本発明の他の実施形態によるファンモジュール部３７０の分解斜視図である。

図１８と図１９に示されたように、ファンモジュール部３７０の外形が四角形からなってもよい。また、ファンモジュール部３７０の内側には円形斜流ファンモジュールが適用されるため、流動性能を最大化することのできる上部吐出型の小型空気清浄機を提供することができる。本発明の他の実施形態によるファンモジュール部３７０は、ファンハウジング３８０と、ファン部材９０と、ファンベース４３０、とを含んでいてもよい。

［ファンハウジング］
ファンハウジング３８０の外形は、四角形に縁を含む技術思想内で様々な変形実施が可能である。本発明の一実施形態によるファンハウジング３８０は、支持板３８１と、連結支持台３８２と、電線ガイド３８３と、側面支持部３８４と、内側案内部３８５と、突出ボス３８６のうち少なくともいずれかを含んでいてもよい。

支持板３８１は、円板状からなり、支持板３８１の中央には孔が備えられる。支持板３８１の中央にモータが設置されるか、モータと連結したシャフトが第一方向に設置されうる。

連結支持台３８２は、支持板３８１の外側に延在して、側面支持部３８４に連結される。本発明の一実施形態による連結支持台３８２は、複数備えられて、棒状に設置されうる。支持板３８１の半径方向外側に延在した連結支持台３８２は、側面支持部３８４に連結されうる。

電線ガイド３８３は、連結支持台３８２に次々と設置され、連結支持台３８２の側面に沿って電子機器の電線６００が移動されるように電線６００の下部を支持する。電線ガイド３８３は、連結支持台３８２の側面下部に位置する突起状であり、支持板３８１に設置されたモータの電線６００がファンハウジング３８０の外側に延在して設置されることを案内する。電線ガイド３８３が連結支持台３８２の側面に設置されて、電線６００が配置されるための凹溝を形成することができる。よって、電線ガイド３８３に設置された電線６００は、連結支持台３８２の側面に位置した凹溝に配置され、電線ガイド３８３によって下部が支持されるため、電線６００の損傷を防止することができる。

側面支持部３８４は、四角フレーム状であり、上下側が開口した形状である。側面支持部３８４の外側は、四角形の枠状であり、側面支持部３８４の内側は、空気が移動される通路を形成して、四角形又は円形の内側空間を形成する。

内側案内部３８５は、側面支持部３８４の下側から半径方向内側に向かって下向に傾いて設置される傾斜面を形成する。内側案内部３８５は、側面支持部３８４の内側に形成されて、ファン部材９０によって上側に送風された空気がファン部材９０の外側面を通じてファン部材９０の入口に移動する旋回風現象を防止することができる。

突出ボス３８６は、側面支持部３８４の下端に延在して、後述するファンベース４３０の結合突起１３４が挿入されるための溝部を備える技術思想内で様々な変形実施が可能である。本発明の一実施形態による突出ボス３８６は、側面支持部３８４の各角に設置される。

ファン部材９０は、斜流ファンを使用し、これによる説明は前述したので、詳明は省略する。

［ファンベース］
四角形のファンベース４３０は、四角形のファンハウジング３８０の下側に結合されて、フィルタ部４０を通過した空気がファン部材９０に流入することを案内する技術思想内で様々な変形実施が可能である。

ファンベース４３０の縁の形状は、ファンハウジング３８０の縁の形状に対応する形状に形成されうる。例えば、ファンハウジング３８０が四角状である場合、ファンベース４３０は、中空を備えた四角板状に設置されうる。

ベースプレート４３１は、四角形の板状であり、中央には空気の移動のための中空が備えられる。

ベルマウス４３２は、中空に向き合うベースプレート４３１の内側に環状に設置される。ベルマウス４３２は、シュラウド１２０に備えられた入口突起１２１の下側を囲む凹状の縦断面を備えて、円周方向に沿って延在する。ベルマウス４３２は、ベースプレート４３１の中央に形成された中空の外周面を囲む形態に形成されうる。ベルマウス４３２は、下側に向かって凸に形成され、上側に向かって凹状溝部を形成することができる。

結合突起４３４は、ベースプレート４３１の上側に突出し、ファンハウジング３８０に備えられた突出ボス３８６の溝部に嵌め込み式で結合して、ファンハウジング３８０の下側にファンベース４３０を固定させる。結合突起４３４と突出ボス３８６との間に行われる結合によって、複数個の地点で、ファンベース４３０とファンハウジング３８０との間の結合が行われうる。このように、ファンベース４３０とファンハウジング３８０との間の結合が行われると、ファンベース４３０とファンハウジング３８０との間でファン部材９０が回転可能に設置されうる。

［吐出部］
図３は、本発明の一実施形態による吐出部１４０が回転ガイド部４００に連結された状態を示した断面図であり、図４は、本発明の一実施形態による吐出部１４０の分解斜視図、図５は、本発明の一実施形態による回転支持部３００の分解斜視図、図６は、本発明の一実施形態による吐出部１４０と回転支持部３００の分解断面図である。

図３～図６に示されたように、吐出部１４０は、ハウジング部１０の排出口２４に位置し、回転支持部３００に回転可能に設置されて、ファンモジュール部７０を通過した空気排出方向を案内する技術思想内で様々な変形実施が可能である。本発明による吐出部１４０は、回転支持部３００に備えられた球状のボールジョイント３６０に回転可能に設置されるため、回転される動作を円滑に行うことができる。

ハウジング部１０の上側に設置された吐出部１４０は、上下方向に開口して、回転支持部３００に回転可能に連結されるため、ファンモジュール部７０を通過した空気吐出方向を調節することができる。本発明の一実施形態による吐出部１４０は、吐出ボディ部１４１と、第１の支持部１８０と、第２の支持部１９０、とを含んでいてもよい。

［吐出ボディ部］
吐出ボディ部１４１は、ハウジング部１０の排出口２４に位置して、空気排出方向を案内する。本発明の一実施形態による吐出ボディ部１４１は、第１の吐出部１５０と、第２の吐出部１６０と、コア装着部１７０、とを含んでいてもよい。

［第１の吐出部］
第１の吐出部１５０は、ボールジョイント３６０の一側（図３を基準に上側）に位置して、空気吐出を案内するベーン１５６が複数備えられる技術思想内で様々な変形実施が可能である。本発明の一実施形態による第１の吐出部１５０は、第１の吐出コア１５２と、第１の吐出ボディ１５４と、ベーン１５６、とを含んでいてもよい。

第１の吐出コア１５２は、ボールジョイント３６０の上側に位置して、円板状を含む様々な形状に形成されうる。また、第１の吐出ボディ１５４は、第１の吐出コア１５２と離隔して、第１の吐出コア１５２の外側を囲む環状に設置されうる。また、第１の吐出ボディ１５４の外側は、曲面状からなり、ハウジング部１０と離隔した状態で設置されるため、第１の吐出部１５０が回転時、ハウジング部１０と接触されることを防止することができる。

また、第１の吐出コア１５２と第１の吐出ボディ１５４は、複数のベーン１５６によって連結されるため、第１の吐出コア１５２と、第１の吐出ボディ１５４と、ベーン１５６は、共に回転が行われうる。

［第２の吐出部］
第２の吐出部１６０は、ボールジョイント３６０の他側（図３を基準に下側）に位置し、第１の吐出部１５０に連結されて、第１の吐出部１５０と共にボールジョイント３６０を中心に回転する技術思想内で様々な変形実施が可能である。本発明の一実施形態による第２の吐出部１６０は、第２の吐出コア１６１と、第２の吐出ボディ１６２と、吐出コア支持部１６３、とを含んでいてもよい。

第２の吐出コア１６１は、コア装着部１７０を介して第１の吐出コア１５２に結合される。第２の吐出コア１６１は、下側に向かって凹状溝部を形成し、第２の吐出コア１６１の内側には、ボールジョイント３６０を囲む第１の支持部１８０と第２の支持部１９０が位置する。

また、第２の吐出ボディ１６２は、第２の吐出コア１６１と離隔して、第２の吐出コア１６１の外側を囲む環状に設置される。そして、第２の吐出ボディ１６２の外側は、曲面状からなり、ハウジング部１０と離隔した状態で設置されるため、第２の吐出部１６０が回転時、ハウジング部１０と接触されることを防止することができる。

また、第２の吐出コア１６１と第２の吐出ボディ１６２は、複数の吐出コア支持部１６３によって連結されるため、第２の吐出コア１６１と、第２の吐出ボディ１６２と、吐出コア支持部１６３は、共に回転が行われうる。

［コア装着部］
第１の吐出部１５０と第２の吐出部１６０との間に設置されて、第１の吐出部１５０による操作信号を入力されるか、第１の吐出部１５０を介して携帯用空気浄化機１の動作状態を表示するコア装着部１７０が設置されうる。本発明の一実施形態によるコア装着部１７０は、第１の吐出コア１５２の下側に設置されて、第１の吐出コア１５２を介する使用者の操作信号を入力されるタッチパネル１７１と、タッチパネル１７１の下側に位置し、第１の吐出コア１５２に向かう方向に画像情報を提供して、タッチパネル１７１の操作信号を伝達されるＰＣＢを含むディスプレイ１７２と、タッチパネル１７１とディスプレイ１７２を囲み、第１の吐出部１５０に固定される固定ケース１７３、とを含む。

［第１の支持部］
第１の支持部１８０は、吐出ボディ部１４１に連結されるか前記吐出ボディ部１４１と一体に形成されて、凹溝状の第１の曲面溝１８２を備える技術思想内で様々な変形実施が可能である。第１の曲面溝１８２は、球状からなるボールジョイント３６０の上側を囲む形状に設置される。本発明の一実施形態による第１の支持部１８０は、第１の支持ボディ１８１と第１の翼部材１８３を含んでいてもよい。

第１の支持ボディ１８１は、凹溝状の第１の曲面溝１８２が内側に備えられて、吐出ボディ部１４１中央に固定される。本発明の一実施形態による第１の支持ボディ１８１は、第２の吐出部１６０の下側に結合される。第２の吐出部１６０に備えられた第２の吐出コア１６１の下側に挿入して、第２の吐出コア１６１の内側に固定される。

第１の翼部材１８３は、第１の支持ボディ１８１の外側に延在して、第２の支持部１９０に向き合う第１の翼部材１８３を含んでいてもよい。第１の翼部材１８３と第２の支持部１９０は、締結部材１９５の締結で固定され、第１の翼部材１８３と第２の支持部１９０は、間隔を隔てて結合されうる。

第１の翼部材１８３は、円弧状に沿って延在する板状からなってもよく、第１の支持ボディ１８１は、第１の翼部材１８３の中央部から上側に突出した円柱状であり、第１の支持ボディ１８１の内側には第１の曲面溝１８２が形成され、下側は、開口した形状に設置されうる。

［第２の支持部］
第２の支持部１９０は、第１の支持部１８０に結合されて、第１の曲面溝１８２と連結される第２の曲面溝１９２が内側に備えられる。第２の曲面溝１９２は、ボールジョイント３６０の球状側面と下側の一部を囲む形状に設置されうる。

本発明の一実施形態による第２の支持部１９０は、上下方向に連通した中空部１９３を備えて、円周方向に設置される第２の支持ボディ１９１を含んでいてもよい。中空部１９３に向き合う第２の支持ボディ１９１の内側には、第２の曲面溝１９２が形成されうる。

吐出部１４０の上側が水平方向に位置して、吐出部１４０を通過した空気が上側に移動される位置を吐出部１４０の初期位置と設定する。吐出部１４０が初期位置にあるとき、第２の曲面溝１９２の下端内径は、ボールジョイント３６０の最大外径よりも小さい。よって、ボールジョイント３６０の下側で結合して、第１の支持部１８０に第２の支持部１９０が固定されながら、第２の支持部１９０は、ボールジョイント３６０を囲む形状に支持するため、ボールジョイント３６０が第２の支持部１９０の外側に離脱する現象を防止することができる。

図２１は、本発明の一実施形態によるボールジョイント３６０が第１の支持部１８０と第２の支持部１９０との間に設置された状態を示した図面である。

図２１に示されたように、第１の支持部１８０とボールジョイント３６０との間の摩擦力をＦ１とし、第２の支持部１９０とボールジョイント３６０との間の摩擦力をＦ２とする。そして、第１の支持部１８０と前記第２の支持部１９０との間の隔離距離をＤとするとき、Ｆ１とＦ２は、Ｄに反比例する。

すなわち、第１の支持部１８０とボールジョイント３６０との間の摩擦力と、第２の支持部１９０とボールジョイント３６０との間の摩擦力は、ボールジョイント３６０を介して向き合う形状に設置される第１の支持部１８０と第２の支持部１９０との間の隔離距離に反比例し得る。Ｄが大きければ、Ｆ１とＦ２が小さくなり、Ｄが小さければ、Ｆ１とＦ２が大きくなる。

よって、吐出部１４０がボールジョイント３６０を中心に回転した後、回転された状態を維持しなければならないが、吐出部１４０が回転された状態を維持できなければ、締結部材１９５の締結状態を調節して、Ｄが小さくなるようにするため、Ｆ１とＦ２が大きくなる。そして、Ｆ１とＦ２が大きくなり、吐出部１４０の回転が円滑でなければ、Ｄが大きくなるほど、締結部材１９５を調節して、Ｆ１とＦ２を小さくする。

吐出部１４０の回転方向を手動調節するとき、吐出部１４０の回転が容易に行われ、回転が完了した吐出部１４０が振れる現象を防止して、吐出部１４０の動作信頼性を向上させることができる。

図６に示されたように、第１の支持部１８０には、下側に向かって凹溝状を形成する第１の曲面溝１８２が備えられ、第２の支持部１９０には、中空部１９３に向き合う第２の支持ボディ１９１の内側周に沿って凹溝状を形成する第２の曲面溝１９２が備えられる。吐出部１４０が初期位置にあるとき、第１の曲面溝１８２にボールジョイント３６０の上側が挿入し、第２の曲面溝１９２は、ボールジョイント３６０の側面と下部の一部を囲む形状に設置される。よって、第１の支持部１８０と第２の支持部１９０は、ボールジョイント３６０を中心に回転される。

そして、締結部材１９５によって第２の支持部１９０は、第１の支持部１８０に固定され、第１の支持部１８０は、吐出ボディ部１４１に固定される。よって、吐出ボディ部１４１と、第１の支持部１８０と、第２の支持部１９０は、単一モジュールを形成して、ボールジョイント３６０を中心に回転が行われうる。

［殺菌部］
図２に示されたように、殺菌部２００は、フィルタ部４０と第２のケース部３０との間に位置し、フィルタ部４０に向かって殺菌用光線を照射する技術思想内で様々な変形実施が可能である。本発明の一実施形態による殺菌部２００は、殺菌支持部２１０と、受け部２２０と、照射部２３０のうち少なくともいずれかを含んでいてもよい。

［殺菌支持部］
殺菌支持部２１０は、第１のケース部２０と第２のケース部３０との間に位置して、第１のケース部２０の下部を遮蔽する。また、殺菌支持部２１０は、照射部２３０の下側に位置し、ハウジング部１０に連結して、移動が拘束される技術思想内で様々な変形実施が可能である。

入口部２２を通じて第１のケース部２０の内側に流入した空気は、殺菌支持部２１０によって第２のケース部３０に移動することが遮られて、ファンモジュール部７０に移動される空気流量が増加し、携帯用空気浄化機１の空気浄化性能を向上させることができる。

受け部２２０は、殺菌支持部２１０中央から上側に突出して、照射部２３０の下部を支持する技術思想内で様々な変形実施が可能である。また、受け部２２０は、入口部２２の半径方向中央に位置して、受け部２２０の横断面は、円形からなり、空気との摩擦を低減させることができる。

受け部２２０は、殺菌支持部２１０中央から上側に突出する柱状であってもよい。また、受け部２２０は、円柱又は円錐状であってもよい。本発明の一実施形態による受け部２２０は、下側から上側に向かって横断面が徐々に細くなる形状であり、入口部２２の形成された第１のケース部２０中央に位置するため、空気との摩擦を最小にすることができる。

フィルタ部４０を殺菌するために設置された殺菌支持部２１０の横断面は、円形からなり、入口部２２を通じて流入した空気は、入口孔２３の傾いた形状によって螺旋状に回転し、受け部２２０の外側を回転して、フィルタ部４０が設置された上側に移動される。すなわち、殺菌部２００は、第１のケース部２０中央部に位置し、入口部２２を通じて流入した空気が殺菌部２００の外側周に回かって上側に移動するため、殺菌部２００の流路抵抗が減少する。

受け部２２０と、ファン部材９０の回転中心と、後述する回転支持部３００のコア部材３１０は、垂直方向の一直線上に位置するため、下側から上側に移動する空気流動に対する抵抗が低くなり、空気流動がより円滑に行われるため、携帯用空気浄化機１の空気浄化性能が向上する。

照射部２３０は、受け部２２０の上側に装着して、フィルタ部４０に向かう方向に殺菌用光線を照射することができる。また、照射部２３０は、入口部２２の半径方向中心を上下方向に貫通する垂直基準線上に位置し得る。よって、照射部２３０の上側にフィルタ部４０が位置する場合、比較的に少ない数の殺菌光源２３２によってフィルタ部４０の下端全面積を殺菌することができるため、生産費及び維持補修費を節減することができる。

また、照射部２３０は、入口部２２の上端よりも高いか同じ位置に設置される技術思想内で様々な変形実施が可能である。本発明の一実施形態による照射部２３０は、印刷回路基板２３１と殺菌光源２３２を含んでいてもよい。受け部２２０の上側に印刷回路基板２３１が設置され、印刷回路基板２３１の上側に殺菌光線を照射する殺菌光源２３２が設置される。殺菌光源２３２は、ＵＶＣ ＬＥＤであってもよく、その他も、フィルタ部４０にある細菌を滅菌するための技術思想内で多様な種類の殺菌装置が使用されうる。

一方、殺菌部２００の殺菌光源２３２は、入口部２２の上側に位置するため、殺菌光源２３２が入口部２２を通じて第１のケース部２０の外側に照射されることを防止することができる。

［回転支持部］
図７は、本発明の一実施形態による回転支持部３００の断面図であり、図８は、本発明の一実施形態による吐出部１４０と回転支持部３００を示した斜視図で、図２０は、本発明の一実施形態によるコア支持部３５０を示した平面図である。

図６～図８及び図２０に示されたように、回転支持部３００は、ハウジング部１０に連結して移動が拘束され、ハウジング部１０の排出口２４に位置した吐出部１４０を回転可能に支持する。回転支部の一側は、ハウジング部１０に連結し、他側は、第１の曲面溝１８２及び第２の曲面溝１９２に向き合う位置に設置される回転部が、第１の支持部１８０と第２の支持部１９０を回転可能に支持する。本発明の一実施形態による回転支持部３００は、コア部材３１０と、コア支持部３５０と、ボールジョイント３６０、とを含む。

［コア部材］
コア部材３１０は、空気吐出方向を調節する吐出部１４０の下側に位置して、排出口２４の中心から吐出部１４０に向かう方向に延在し得る。また、コア部材３１０は、第２の支持部１９０の下側に位置し、排出口２４の中心から第２の支持部１９０に向かう方向に延在して、ボールジョイント３６０を支持することができる。また、コア部材３１０は、外側が曲面からなり、コア支持部３５０に連結された下側からボールジョイント３６０に向かう方向に向けて横断面積が徐々に減少するため、下側から上側に移動される空気抵抗を最小にすることができる。

また、コア部材３１０は、円錐状に設置されて、上側に向かうほど横断面積が徐々に減少し得る。本発明の一実施形態によるコア部材３１０は、コアベース３１２と、コアボディ３１４と、コア連結部３２０、とを含んでいてもよい。

コアベース３１２は、コア部材３１０の下部を形成して、コア支持部３５０に固定される。コアベース３１２は、ハウジング部１０中央部に位置して、上下方向に延在したパイプ状である。

コアボディ３１４は、コアベース３１２の上側に延在して、上側と下側が開口した円錐状に設置されうる。

コア連結部３２０は、コアボディ３１４の内側に位置知らせ部５００が設置されるための空間及びボールジョイント３６０が連結される空間を形成する技術思想内で様々な変形実施が可能である。本発明の一実施形態によるコア連結部３２０は、ジョイント安着部３３０と内側締結支持部３４０を含んでいてもよい。

ジョイント安着部３３０は、コアボディ３１４の上側を通じてボールジョイント３６０が結合されるための空間を形成する。本発明の一実施形態によるジョイント安着部３３０は、ボールジョイント３６０に向き合うコアボディ３１４の上側にボールジョイント３６０の外側が安着する凹曲面を形成する曲面支持部３３２と、コアボディ３１４の上端にボールジョイント３６０が設置されるための孔を形成するジョイント連結孔３３４、とを含む。

内側締結支持部３４０は、コアボディ３１４の内側に延在して、ボールジョイント３６０と位置知らせ部５００の第１の調節ボルト５２０を支持する技術思想内で様々な変形実施が可能である。本発明の一実施形態による内側締結支持部３４０は、コアボディ３１４の内側に延在して、第１の調節ボルト５２０のボディが通過されるための孔を形成する第１の締結支持部３４２と、第１の締結支持部３４２の上側に位置し、ボールジョイント３６０の下側に延在した装着突起３６９の外側を囲む第２の締結支持部３４４、とを含む。

［コア支持部］
コア支持部３５０は、コア部材３１０の外側に延在して、ハウジング部１０の内側に固定され、コア部材３１０と共に移動が拘束される技術思想内で様々な変形実施が可能である。本発明の一実施形態によるコア支持部３５０は、第１のコア支持部３５２と、第２のコア支持部３５４と、連結台３５６、とを含んでいてもよい。

第１のコア支持部３５２は、コア部材３１０の下部と結合して、リング状に設置される。第１のコア支持部３５２の内側にコアベース３１２が結合して、第１のコア支持部３５２と離隔した外側にリング状の第２のコア支持部３５４が設置される。第２のコア支持部３５４は、ハウジング部１０に嵌め込み式で固定されるか、ボルトなどによって固定されるなど、様々な固定方法によって移動が拘束されうる。

また、第１のコア支持部３５２と第２のコア支持部３５４は、連結台３５６によって連結されてもよい。連結台３５６は、第１のコア支持部３５２を中心に螺旋状に設置されるか放射状に設置されうる。本発明の一実施形態による第１のコア支持部３５２は、ファンモジュール部７０から吐出する風の方向に沿って螺旋状に設置されるため、連結台３５６が空気と接触する摩擦抵抗を減少させることができる。

［ボールジョイント］
ボールジョイント３６０は、コア部材３１０に結合されて、吐出部１４０を回転可能に支持する技術思想内で様々な変形実施が可能である。ボールジョイント３６０の下側は、コア部材３１０に結合されて移動が拘束される。そして、ボールジョイント３６０の上側は、吐出部１４０の内側に挿入されて、吐出部１４０を回転可能に支持する。本発明の一実施形態によるボールジョイント３６０の上側は、第１の曲面溝１８２と第２の曲面溝１９２の内側に位置して、第１の支持部１８０と第２の支持部１９０を回転可能に支持する。

ボールジョイント３６０は、第１の曲面溝１８２と第２の曲面溝１９２によって形成された球状溝の内側に位置する球状であり、ボールジョイント３６０の外径は、第２の曲面溝１９２の下端内径よりも大きく形成されるため、第２の支持部１９０の外側へのボールジョイント３６０の離脱を防止することができる。

ボールジョイント３６０の端部は、球状であり、吐出部１４０の内側に位置して、吐出部１４０を回転可能に支持することができる。ボールジョイント３６０の上側は、球状であり、球状の上側から下側に延在した板状の装着突起３６９は、コア部材３１０の上側に位置するジョイント連結孔３３４を通じてコア部材３１０の内側に挿入して固定される。ボールジョイント３６０とコア部材３１０は、ネジ締結によって固定されるか、ピン締結方式で固定されるか、接着剤によって固定されるなど、様々な固定方法によって固定されうる。

本発明の一実施形態によるボールジョイント３６０は、ジョイントボディ３６２と装着突起３６９を含む。ジョイントボディ３６２は、球状に形成され、ジョイントボディ３６２の内側には、第１の装着孔部３６３と第２の装着孔部３６４が形成される。第１の装着孔部３６３は、回転ガイド部４００のガイド突起４１０が締結されるための溝をジョイントボディ３６２の外側に形成する。

また、第１の装着孔部３６３と離隔した第２の装着孔部３６４は、ジョイントボディ３６２を上下方向に貫通する孔を形成する。第２の装着孔部３６４は、ジョイントボディ３６２の中央に位置して、位置知らせ部５００の知らせ突起部５１０が設置されるための孔を形成する。本発明の一実施形態による第２の装着孔部３６４は、ボールジョイント３６０の上端からボールジョイント３６０の内側に向かって延在する孔を形成する小径孔部３６８と、小径孔部３６８の下側と連通して、下側に向かって孔を形成する大経孔部３６６とを含む。大経孔部３６６の内径は、小径孔部３６８の内径よりも大きい。よって、位置知らせ部５００の移動突起５１１の移動頭５１２は、大経孔部３６６の内側に位置して、移動突起５１１の移動頭５１２は、小径孔部３６８を通じてボールジョイント３６０の上側に突出し得る。

装着突起３６９は、ジョイントボディ３６２の下側に延在するパイプ状であり、装着突起３６９の内側には、位置知らせ部５００の内側弾性部材５３０が設置される。装着突起３６９は、ジョイント連結孔３３４を通じてコア部材３１０の内側に挿入されて、第２の締結支持部３４４の内側に位置する。装着突起３６９は、第２の締結支持部３４４の内側に単純挿入された状態で位置し、装着突起３６９の内側にネジ山が形成されるため、第１の調節ボルト５２０が装着突起３６９の内側に締結されてもよい。

または、装着突起３６９の外側と第２の締結支持部３４４の内側にもネジ山が形成されて、装着突起３６９が第２の締結支持部３４４に締結されてもよい。

［回転ガイド部］
回転ガイド部４００は、吐出部１４０と回転支持部３００にそれぞれ設置され、吐出部１４０が設定角度内で回転するように吐出部１４０の回転を案内する技術思想内で様々な変形実施が可能である。本発明の一実施形態による回転ガイド部４００は、ガイド突起４１０とガイド溝部４２０を含む。

ガイド突起４１０は、ボールジョイント３６０に連結されるか、ボールジョイント３６０と一体からなり、ボールジョイント３６０の外側に突出する突起状である。本発明の一実施形態によるガイド突起４１０は、ボルト状であり、ボールジョイント３６０の外側に掛かる係止頭４１１と、係止頭４１１から延在して、ボールジョイント３６０の内側に締結する締結ボディ４１２とを含んでいてもよい。締結ボディ４１２は、第１の装着孔部３６３に締結される。

ガイド溝部４２０は、ガイド突起４１０に向き合う吐出部１４０の内側に凹状溝を備える技術思想内で様々な変形実施が可能である。本発明の一実施形態によるガイド溝部４２０は、ボールジョイント３６０に向き合う第１の支持部１８０と第２の支持部１９０のうち少なくともいずれかに設置されうる。また、ガイド溝部４２０は、第１の支持部１８０と第２の支持部１９０にそれぞれ形成されうる。ガイド突起４１０の移動経路に位置する第１の支持部１８０の内側に第１溝部４２１が形成され、第２の支持部１９０の内側に第２溝部４２２が形成される。

吐出部１４０の回転角度である設定角度が３０度である場合、ジョイントボディ３６２の中心を基準に、ガイド溝部４２０の一側端部と他側端部との間の角度は、３０度である。もし吐出部１４０の回転角度が変更される場合、ジョイントボディ３６２の中心を基準に、ガイド溝部４２０の一側端部と他側端部との間の角度も変更される。よって、ガイド突起４１０は、ガイド溝部４２０の内側に挿入し、ガイド突起４１０がガイド溝部４２０の内側に掛かって、前記吐出部１４０の設定角度以上の回転が拘束されうる。

［位置知らせ部］
位置知らせ部５００は、吐出部１４０が設定位置にあるとき、吐出部１４０に掛かって、操作感を提供する技術思想内で様々な変形実施が可能である。吐出部１４０の設定位置は、吐出部１４０を通過した空気が上側に排出される初期位置と設定するものの、これに限定するものではなく、吐出部１４０の多様な回転位置を設定位置とすることもできる。

本発明の一実施形態による位置知らせ部５００は、知らせ突起部５１０と知らせ溝部５４０を含んでいてもよい。

知らせ突起部５１０は、ボールジョイント３６０の外側に向かって弾性力によって加圧が行われる移動突起５１１を備え、吐出部１４０が設定位置にあるとき、ボールジョイント３６０の外側に移動突起５１１が突出する技術思想内で様々な変形実施が可能である。本発明の一実施形態による知らせ突起部５１０は、移動突起５１１と、第１の調節ボルト５２０と、内側弾性部材５３０、とを含んでいてもよい。

移動突起５１１は、ジョイントボディ３６２に備えられた第２の装着孔部３６４に沿って上下方向に移動されうる。本発明の一実施形態による移動突起５１１は、ボルト状であり、移動頭５１２と移動ボディ５１４を含んでいてもよい。移動頭５１２は、大経孔部３６６の内側に位置して、大経孔部３６６と小径孔部３６８との間に備えられた段差に掛かって、上側移動が拘束される。移動頭５１２の上側に延在する移動ボディ５１４の上端には、凸曲面が形成される。

また、第１の調節ボルト５２０は、コア部材３１０に備えられた第１の締結支持部３４２に締結されうる。そして、ジョイントボディ３６２の内側に備えられた大経孔部３６６に第１の調節ボルト５２０が締結されうる。または、第１の調節ボルト５２０が大経孔部３６６の内側に備えられたネジ山に締結され、第１の締結支持部３４２の内側には締結されなくてもよい。

内側弾性部材５３０の下側は、第１の調節ボルト５２０に支持され、上側は、移動突起５１１を支持する。本発明の一実施形態による内側弾性部材５３０は、コイルスばねが使われて、弾性力によって移動突起５１１を加圧する。

知らせ溝部５４０は、知らせ突起部５１０に向き合う前記吐出部１４０内側に前記移動突起５１１が挿入されて掛かる溝を形成する技術思想内で様々な変形実施が可能である。本発明の一実施形態による知らせ溝部５４０は、第１の支持部１８０に形成される。第１の支持ボディ１８１の下側に凹状の知らせ溝部５４０が形成され、吐出部１４０が初期位置にあるとき、知らせ溝部５４０は、移動突起５１１に向き合う位置にある。よって、移動突起５１１が知らせ溝部５４０の内側に挿入されて、使用者に操作感を提供する。

［携帯用空気浄化機の空気流動］
第１のケース部２０の外側周に沿って外部空気を吸入する入口部２２が設置されるため、第１のケース部２０の外側にある空気が入口部２２を通じて第１のケース部２０の内側に移動されて、空気吸入流量が増加し得る。

ファンモジュール部７０の作動によって、携帯用空気浄化機１の外側空気が携帯用空気浄化機１の内部に流入する。このとき、携帯用空気浄化機１の外側空気は、傾いた形状に設置された入口孔２３を通過して、殺菌支持部２１０の外側周を回転する螺旋状の空気の流れを形成する。

第１ケース２０の内側に流入して螺旋状に回転しながら上昇する空気は、フィルタ部４０を通過し、この過程で空気中に含まれていたホコリ／微細ホコリ／超微細ホコリなどの物理的粒子、匂い粒子／有害ガスなどの化学物質、及び細菌／ウイルスなどの微生物体などが濾過される。

フィルタ部４０とファンモジュール部７０が上下方向の一直線上に配置されるため、流動損失を最小化しながら、効果的な空気の吸入とフィルタリングを行うことができる。

フィルタ部４０を通過した空気、つまり、浄化された空気は、ファンモジュール部７０の内部に流入し得る。空気流動は、ベルマウス１３２によってガイドされ得、これにより、ファンモジュール部７０への円滑な空気流入が効果的に誘導されうる。

ファンモジュール部７０の内部に流入した空気は、ファンモジュール部７０の上側に吐出される。ファンモジュール部７０の上側に吐出される空気は、斜流方向に吐出されうる。ここで、斜流方向は、上向対角線方向と定義し得る。

ファンモジュール部７０の下側中央部に吸入された空気は、ファンモジュール部７０の縁内側に沿って環状に備えられた吐出口を通じて上側に移動され、回転支持部３００のコア支持部３５０の間に形成された空間を通じて上側に移動される。すなわち、ファンモジュール部７０に斜流ファンを適用するので、ファンモジュール部７０の下部に流入した空気を上向に傾いた方向に吐出して、回転支持部３００の空気移動通路と流路方向が一致するため、流路損失を減らすことができる。

このように、ファンモジュール部７０の上側に吐出された空気、つまり、浄化された空気は、吐出部１４０内側から下側に流入して、吐出部１４０上側に吐出される。

吐出部１４０は、設定角度範囲内で回転が行われるため、吐出部１４０の設置角度によって吐出される空気の方向を調節することができる。

また、吐出部１４０内側が凹状溝部を形成するため、吐出部１４０を通じて方向転換された空気吐出抵抗の増加を減少させることができる。また、フィルタ部４０と、ファンモジュール部７０と、吐出部１４０とが上下方向の一直線上に配置されるため、空気流動損失を最小化しつつ、効果的な空気の吸入とフィルタリング及び浄化された空気吐出が行われうる。

［吐出部の回転］
吐出部１４０の第１の支持部１８０と第２の支持部１９０の内側に球状のボールジョイント３６０が位置するため、吐出部１４０は、ボールジョイント３６０を中心に回転をすることができる。回転支持部３００に備えられたボールジョイント３６０に吐出部１４０が回転可能に設置されるため、吐出部１４０は、ボールジョイント３６０を中心に回転可能に設置されて、空気排出方向を容易に調節することができる。

サーキュレーター機能を果たす吐出部１４０の回転角度が０度である場合、吐出部１４０の上側は、水平方向に設置され、吐出部１４０の第１の支持部１８０に形成された知らせ溝部５４０は、知らせ突起部５１０に向き合う。よって、内側弾性部材５３０によって加圧される移動突起５１１が知らせ溝部５４０の内側に掛かるため、使用者は、吐出部１４０が初期位置である定位置に位置されることを容易に認識することができる。

一方、吐出部１４０中央には、タッチパネル機能を果たすコア装着部１７０が設置され、コア装着部１７０に連結された電線６００がハウジング部１０の下側に連結される。よって、パネル部が別途回転を拘束することなく、３６０度回転することになれば、電線６００が切れるか損傷する可能性が高い。よって、回転ガイド部４００の設置によって、吐出部１４０の回転角度を設定角度内に調節して、電線６００の損傷を防止することができる。

すなわち、ボールジョイント３６０の外側に突出したガイド突起４１０が、吐出部１４０内側に形成されたガイド溝部４２０に掛かるため、吐出部１４０の回転が設定角度内に行われ、吐出部１４０に連結された電線６００の切れや損傷を防止することができる。

吐出部１４０が設定角度以上に回転しようとする場合、ボールジョイント３６０の外側に突出したガイド突起４１０が、ガイド溝部４２０の境界に位置する第１の支持部１８０と第２の支持部１９０にぶつかるため、吐出部１４０の回転が設定角度内で行われうる。

一方、第１の調節ボルト５２０が装着突起３６９に締結される位置を調節して、移動突起５１１の上側加圧力を調節することができる。

以上のように、本発明について例示した図面を参照して説明したが、本発明は、本明細書に開示の実施形態と図面によって限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で通常の技術者によって様々な変形が行われることは自明である。さらに、本発明の実施形態を前述しながら、本発明の構成による作用効果を明示的に記載して説明しなかったとしても、該構成によって予測可能な効果も認めなければならないことは当然である。

１：携帯用空気浄化機
１０：ハウジング部
２０：第１のケース部
２１：収容空間
２２：入口部
２３：入口孔
２４：排出口
３０：第２のケース部
４０：フィルタ部
７０、３７０：ファンモジュール部
８０、３８０：ファンハウジング
８１、３８１：支持板
８２、３８２：連結支持台
８３、３８３：電線ガイド
８４、３８４：側面支持部
８５、３８５：内側案内部
８６、３８６：突出ボス
９０：ファン部材
１００：ハブ
１０１：ハブ板部
１０２：軸結合部
１０３：第１の補強突起
１０５：内側突出部
１０６：第２の補強突起
１０７：スカート部
１１０：ファン翼
１１１：第１端部
１１２：第２端部
１１３：第１エッジ
１１４：第２エッジ
１２０：シュラウド
１２１：入口突起
１３０、４３０：ファンベース
１３１、４３１：ベースプレート
１３２、４３２：ベルマウス
１３３：突出リブ
１３４、４３４：結合突起
１４０：吐出部
１４１：吐出ボディ部
１５０：第１の吐出部
１５２：第１の吐出コア
１５４：第１の吐出ボディ
１５６：ベーン
１６０：第２の吐出部
１６１：第２の吐出コア
１６２：第２の吐出ボディ
１６３：吐出コア支持部
１７０：コア装着部
１７１：タッチパネル
１７２：ディスプレイ
１７３：固定ケース
１８０：第１の支持部
１８１：第１の支持ボディ
１８２：第１の曲面溝
１８３：第１の翼部材
１９０：第２の支持部
１９１：第２の支持ボディ
１９２：第２の曲面溝
１９３：中空部
１９５：締結部材
２００：殺菌部
２１０：殺菌支持部
２１１：支持ベース
２１２：固定縁
２２０：受け部
２２１：受け柱
２２２：受けプレート
２３０：照射部
２３１：印刷回路基板
２３２：殺菌光源
２４０：バッテリー
３００：回転支持部
３１０：コア部材
３１２：コアベース
３１４：コアボディ
３２０：コア連結部
３３０：ジョイント安着部
３３２：曲面支持部
３３４：ジョイント連結孔
３４０：内側締結部
３４２：第１の締結部
３４４：第２の締結部
３５０：コア支持部
３５２：第１のコア支持部
３５４：第２のコア支持部
３５６：連結台
３６０：ボールジョイント
３６２：ジョイントボディ
３６３：第１の装着孔部
３６４：第２の装着孔部
３６６：大経孔部
３６８：小径孔部
３６９：装着突起
４００：回転ガイド部
４１０：ガイド突起
４１１：係止頭
４１２：締結ボディ
４２０：ガイド溝部
４２１：第１溝部
４２２：第２溝部
５００：位置知らせ部
５１０：知らせ突起部
５１１：移動突起
５１２：移動頭
５１４：移動ボディ
５２０：第１の調節ボルト
５３０：内側弾性部材
５４０：知らせ溝部
６００：電線

Claims (15)

1. 携帯用空気浄化機であって、
   空気を吸入する入口部を備え、フィルタ部とファンモジュール部とが内側に位置して、上下方向に空気流路を形成するハウジング部；
   前記ハウジング部の排出口に位置して、空気排出方向を案内する吐出部；
   前記ハウジング部に連結して移動が拘束され、前記吐出部を回転可能に支持する回転支持部；及び、
   前記吐出部と前記回転支持部にそれぞれ設置され、前記吐出部が設定角度内で回転するように前記吐出部の回転を案内する回転ガイド部；を備える、携帯用空気浄化機。
2. 前記回転支持部は、
   前記吐出部の下側に位置して、前記排出口の中心から前記吐出部に向かう方向に延在するコア部材；
   前記コア部材の外側に延在して、前記ハウジング部の内側に固定され、前記コア部材と共に移動が拘束されるコア支持部；及び、
   下側は、前記コア部材に結合されて移動が拘束され、上側は、前記吐出部の内側に挿入されて、前記吐出部を回転可能に支持するボールジョイント；を備える、請求項１に記載の携帯用空気浄化機。
3. 前記コア部材は、外側が曲面からなり、前記コア支持部に連結された下側から前記ボールジョイントに向かう方向に向けて横断面積が徐々に減少する、請求項２に記載の携帯用空気浄化機。
4. 前記コア部材は、円錐状に設置されて、上側に向かうほど横断面積が徐々に減少する、請求項２に記載の携帯用空気浄化機。
5. 前記回転ガイド部は、
   前記ボールジョイントに連結されるか、前記ボールジョイントと一体からなり、前記ボールジョイントの外側に突出するガイド突起；及び、
   前記ガイド突起に向き合う前記吐出部の内側に凹状溝を備えるガイド溝部；を備え、
   前記ガイド突起は、前記ガイド溝部の内側に挿入し、前記ガイド突起が前記ガイド溝部の内側に掛かって、前記吐出部の設定角度以上の回転が拘束される、請求項２に記載の携帯用空気浄化機。
6. 前記吐出部は、前記ハウジング部の排出口に位置して、空気排出方向を案内する吐出ボディ部；
   前記吐出ボディ部に連結されるか、前記吐出ボディ部と一体に形成され、凹溝状の第１の曲面溝を備える第１の支持部；及び、
   前記第１の支持部に結合されて、前記第１の曲面溝と連結される第２の曲面溝が内側に備えられる第２の支持部；を備え、
   前記ボールジョイントは、前記第１の曲面溝と前記第２の曲面溝によって形成された内側空間に位置して、前記第１の支持部と前記第２の支持部を回転可能に支持する、請求項５に記載の携帯用空気浄化機。
7. 前記ガイド溝部は、前記ボールジョイントに向き合う前記第１の支持部と前記第２の支持部のうち少なくとも何れかに設置される、請求項６に記載の携帯用空気浄化機。
8. 前記吐出部が設定位置にあるとき、前記吐出部に掛かって、操作感を提供する位置知らせ部；を更に備え、
   前記位置知らせ部は、
   前記ボールジョイントの外側に向かって弾性力によって加圧が行われる移動突起を備えて、前記吐出部が設定位置にあるとき、前記ボールジョイントの外側に前記移動突起が突出する知らせ突起部；及び、
   前記知らせ突起部に向き合う前記吐出部の内側に前記移動突起が挿入されて掛かる溝を形成する知らせ溝部；を備える、請求項２に記載の携帯用空気浄化機。
9. 前記知らせ突起部は、
   前記ボールジョイントに備えられた装着孔部の下側に締結される第１の調節ボルト；及び、
   下側は、前記第１の調節ボルトに支持され、上側は、前記移動突起を支持して、弾性力によって前記移動突起を加圧する内側弾性部材；を備える、請求項８に記載の携帯用空気浄化機。
10. 携帯用空気浄化機であって、
    空気を吸入する入口部を備え、フィルタ部とファンモジュール部とが内側に位置して、上下方向に空気流路を形成するハウジング部；
    前記ハウジング部の排出口に位置して、空気排出方向を案内する吐出ボディ部；
    前記吐出ボディ部に連結されるか、前記吐出ボディ部と一体に形成されて、凹溝状の第１の曲面溝を備える第１の支持部；
    前記第１の支持部に結合されて、前記第１の曲面溝と連結される第２の曲面溝が内側に備えられる第２の支持部；及び、
    一側は、前記ハウジング部に連結され、他側は、前記第１の曲面溝と前記第２の曲面溝に向き合う位置に設置されて、前記第１の支持部と前記第２の支持部を回転可能に支持する回転支持部；を備える、携帯用空気浄化機。
11. 前記回転支持部は、
    前記第２の支持部の下側に位置して、前記排出口の中心から前記第２の支持部に向かう方向に延在するコア部材；
    前記コア部材の外側に延在して、前記ハウジング部の内側に固定され、前記コア部材と共に移動が拘束されるコア支持部；及び、
    下側は、前記コア部材に結合されて移動が拘束され、上側は、前記第１の曲面溝と前記第２の曲面溝の内側に位置して、前記第１の支持部と前記第２の支持部を回転可能に支持するボールジョイント；を備える、請求項１０に記載の携帯用空気浄化機。
12. 前記第１の支持部は、凹溝状の前記第１の曲面溝が内側に備えられて、前記吐出ボディ部の中央に固定される第１の支持ボディ；及び、
    前記第１の支持ボディの外側に延在して、前記第２の支持部に向き合う第１の翼部材；を備え、
    前記第１の翼部材と前記第２の支持部は、締結部材の締結で固定される、請求項１０に記載の携帯用空気浄化機。
13. 前記第２の支持部は、上下方向に連通した中空部を備えて、円周方向に設置される第２の支持ボディ；を備え、
    前記中空部に向き合う前記第２の支持ボディの内側に前記第２の曲面溝が形成される、請求項１０に記載の携帯用空気浄化機。
14. 前記回転支持部は、前記第１の曲面溝と前記第２の曲面溝によって形成された球状溝の内側に位置する球状のボールジョイントを備え、
    前記ボールジョイントの外径は、前記第２の曲面溝の下端内径よりも大きく形成されて、前記第２の支持部の外側への前記ボールジョイントの離脱を防止する、請求項１０に記載の携帯用空気浄化機。
15. 前記第１の支持部と前記ボールジョイントとの間の摩擦力と、前記第２の支持部と前記ボールジョイントとの間の摩擦力は、前記ボールジョイントを介して向き合う形状に設置される前記第１の支持部と前記第２の支持部との間の隔離距離に反比例する、請求項１４に記載の携帯用空気浄化機。
    
    
    

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