JP2022024709A - 計測システムおよび計測方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】第三者によるなりすまし行為を抑制する計測システムおよび計測方法を提供する。【解決手段】計測システム1において、制御部40は、対象者の状態を示す状態値を認証する認証部42と、対象者の周辺に存在する物体を検出する物体検出部44と、物体検出部44の検出結果に基づいて、認証部42によって認証される対象者の状態を示す状態値を計測する第1計測部30による計測または第1計測部30による計測の結果の利用を規制する規制部45と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、計測システムおよび計測方法に関する。
特許文献1のアルコール検査装置は、息からアルコール濃度を計測するアルコール検査部に息が吹き込まれたことをトリガーとして、被験者の認証を行う。アルコール検査装置は、アルコール検査部の計測結果および被験者の認証結果を結果表示部に表示する。
特許第4347345号公報
上述したようなアルコール検査装置においては、第三者が被験者になりすまして不正にアルコール濃度を計測することを抑制したい要請がある。
本開示は、上述した課題を解決するもので、第三者によるなりすまし行為を抑制することを目的とする。
前記目的を達成するために、本開示における計測システムは、認証部と、認証部によって認証される対象者の状態を示す状態値を計測する計測部と、対象者の周辺に存在する物体を検出する物体検出部と、物体検出部の検出結果に基づいて、計測部による計測または計測部による計測の結果の利用を規制する規制部と、を備える。
また、前記目標を達成するために、本開示における計測方法は、対象者を認証するステップと、認証された対象者の状態を示す状態値を計測するステップと、対象者の周辺に存在する物体を検出するステップと、検出された物体に基づいて、状態値の計測または計測の結果の利用を規制するステップと、を含む計測方法。
本開示の計測システムおよび計測方法によれば、第三者によるなりすまし行為を抑制することができる。
本開示の第1実施形態に係る計測システムのブロック図である。 図1に示す制御部が実行するフローチャートである。 図1に示す制御部が実行するフローチャートである。 本開示の第2実施形態に係る計測システムのブロック図である。 図4に示す制御部が実行するフローチャートである。 本開示の第3実施形態に係る計測システムのブロック図である。 図4に示す制御部が実行するフローチャートである。
<第1実施形態>
以下、本開示の第1実施形態に係る計測システムについて、図面を参照しながら説明する。計測システム1は、例えば点呼システムである。点呼システムは、バスやトラックなどの運転者(以下、対象者と記載する。)に対して業務前および業務後に行う点呼に用いられる。
計測システム1は、図1に示すように、情報取得部10、カメラ部20、第1計測部30、制御部40、および、表示部50を備えている。第1計測部30は、「計測部」の一例である。
情報取得部10は、対象者を特定する対象者情報を取得するものである。情報取得部10は、例えばカードリーダである。対象者情報が記憶されたカード(例えばIDカードや免許証)を対象者が情報取得部10に接触させることにより、情報取得部10は対象者情報を取得する。情報取得部10は、取得した対象者情報を制御部40に出力する。
カメラ部20は、対象者を撮影するものである。カメラ部20は、点呼を行うために所定の位置に位置した対象者の少なくとも顔全体を撮影するように配置されている。カメラ部20は、具体的には、対象者の顔全体、対象者の上半身および対象者の周辺を撮影する。対象者の周辺とは、対象者の周辺に第三者が存在する場合、カメラ部20が撮影した画像に第三者が含まれる範囲であり、例えば対象者からおよそ50cm離れた位置を含む範囲である。カメラ部20は、撮影した画像を制御部40に出力する。
第1計測部30は、対象者の状態を示す状態値を計測するものである。第1計測部30は、具体的には、対象者の呼気中のアルコール濃度を計測する。対象者の呼気中のアルコール濃度は、「状態値」の一例である。
第1計測部30は、例えばアルコールチェッカである。対象者が第1計測部30に配置された計測を開始するスイッチ(不図示)を操作して、第1計測部30に息を所定時間以上吹きかけることにより、第1計測部30は、対象者の呼気のアルコール濃度を計測する。第1計測部30は、計測結果を制御部40に出力する。
制御部40は、計測システム1を統括制御するコンピュータである。制御部40は、所定のプログラムを実行することにより、記憶部41、認証部42、画像取得部43、物体検出部44、規制部45、および、状態値取得部46として機能する。なお、記憶部41、認証部42、画像取得部43、物体検出部44、規制部45および、状態値取得部46は、それぞれ個別のハードウエアによって構成されていてもよい。例えば、認証部42は、制御部40の一機能部ではなく、制御部40とネットワークを介して接続された制御部40とは別のハードウエアによって構成されていてもよい。
記憶部41は、点呼が行われる前に予め撮影された対象者の顔画像を、対象者情報と対応付けて記憶するものである。また、記憶部41は、第1計測部30の外観画像をさらに記憶する。
認証部42は、対象者を認証するものである(詳細は後述する)。
画像取得部43は、カメラ部20が撮影した画像を取得するものである。カメラ部20が撮影した画像には、対象者および対象者の周辺が写っている。
物体検出部44は、対象者の周辺に存在する物体を検出するものである。物体は、対象者以外の人である第三者や、第1計測部30である。物体検出部44は、画像取得部43によって取得された画像に基づいて、対象者の周辺に存在する物体を検出する(詳細は後述する)。
規制部45は、物体検出部44の検出結果に基づいて、第1計測部30による計測を規制するものである(詳細は後述する)。
状態値取得部46は、第1計測部30の計測結果を取得するものである。また、状態値取得部46は、計測結果を表示部50に出力する。
表示部50は、認証部42の認証結果および第1計測部30の計測結果を表示するものである。表示部50は、例えばディスプレイである。なお、カメラ部20、制御部40および表示部50は、一体に設けられてもよい。この場合、カメラ部20、制御部40および表示部50は、コンピュータやタブレット端末を構成する。
次に、第1実施形態の計測システム1の動作および制御部40が実行するプログラムについて、図2および図3のフローチャートを用いて説明する。対象者が点呼を開始するために、所定の位置に立ち、例えば免許証を情報取得部10に接触させたことにより、制御部40が対象者情報を取得した状態から説明する。
物体検出部44は、図2に示すS100にて、対象者確認処理を行う。対象者確認処理は、点呼を行う者が1人であることを確認する処理である。画像取得部43は、図3に示すS200にて、カメラ部20を制御して、カメラ部20が撮影した画像(以下、単に画像と記載する場合がある。)を取得する。
続けて、物体検出部44は、S202にて、画像において顔を認識する処理を行い、認識された顔の数が1つであるか否かを判定する。認識された顔が1つである場合(S202にてYES)、物体検出部44は、S210にてOK判定をし、対象者確認処理を終了する。この場合、物体検出部44は、認識した顔を対象者の顔に設定する。
一方、画像において認識された顔の数が1つでない場合(S202にてNO)、物体検出部44は、S204にて顔の数が2つ以上であるか否かを判定する。対象者が点呼を開始したにも関わらず、対象者の顔がカメラ部20の撮影可能な範囲から外れた場合、画像において認識された顔の数がゼロとなる。この場合(S204にてNO)、物体検出部44はS206にてNG判定をして対象者確認処理を終了する。
また、対象者の周辺に対象者以外の人に相当する第三者が存在したため、画像に2人写っていた場合、画像において認識される顔は2つとなる。この場合(S204にてYES)、物体検出部44はS208にて互いに隣り合う顔の距離が第1所定距離以下であるか否かを判定する。第1所定距離は、例えば20cmである。互いに隣り合う顔の距離は、具体的には、認識された顔の画像における位置や大きさに基づいて、算出される。
互いに隣り合う顔の距離が第1所定距離以下である場合、複数の者が同時に点呼を行う、つまり、なりすましが行われる可能性がある。この場合(S208にてYES)、物体検出部44はS206にてNG判定をする。一方、互いに隣り合う顔の距離が第1所定距離より大きい場合、複数の者が同時に点呼を行うことはない、つまり、なりすましは行われないと考えられる。この場合(S208にてNO)、物体検出部44はS210にてOK判定をして、対象者確認処理を終了する。なお、認識された顔が2つ以上あった場合、物体検出部44は、画像の中心に最も近い顔を対象者の顔として検出する。
続けて、規制部45は、図2に示すS102にて、対象者確認処理の結果がOK判定であったか否かを判定する。対象者確認処理の結果がNG判定であった場合(S102にてNO)、規制部45は、プログラムを終了する、つまり、開始させないことで呼気中のアルコール濃度の計測を規制する。この場合、対象者は、点呼をはじめからやり直す。
一方、対象者確認処理の結果がOK判定であった場合(S102にてYES)、認証部42は、S104にて第1認証処理を行う。第1認証処理は、対象者を認証する処理である。第1認証処理において、認証部42は、画像に写っている対象者の顔と、記憶部41に記憶された対象者情報に対応する顔画像とを照合し、同一人物であると認められるか否かを判定する。同一人物であると認められた場合、認証部42は、対象者を認証する。一方、同一人物であると認められない場合、認証部42は、対象者を認証しない。認証部42は、第1認証処理において、対象者の顔全体を用いて認証する。
続けて、規制部45は、S106にて、認証が成功したか否かを判定する。第1認証処理にて対象者が認証されなかった場合(S106にてNO)、規制部45は、プログラムを終了する、つまり、開始させないことで呼気中のアルコール濃度の計測を規制する。この場合、表示部50には、対象者が認証されなかった旨が表示される。一方、第1認証処理にて対象者が認証された場合(S106にてYES)、S108にてアルコール濃度の計測が開始される。
状態値取得部46は、対象者に対して、第1計測部30を操作して第1計測部30に対して息を吹きかけることを促す旨を表示部50に表示させる。表示部50の表示にしたがって、対象者は第1計測部30を操作してアルコール濃度を計測する。なお、このとき、状態値取得部46は、第1計測部30を制御して、第1計測部30を対象者が息を吹きかければ計測が自動的に始まる状態にしてもよい。
さらに、物体検出部44は、S110にて上述した対象者確認処理を行う。アルコール濃度の計測中においては、第1計測部30が対象者の口元付近に位置することで、対象者の口元が第1計測部30で隠れていることが考えられる。よって、S110の対象者確認処理において、物体検出部44は、目元より上で顔の認識を行う。認識された顔が1つであった場合(S202でYES)、または、認識された顔が複数あっても互いに隣接する顔の距離が第1所定距離より大きい場合(S208でNO)、物体検出部44はOK判定する(S210)。
一方、対象者が移動して認識される顔がゼロとなった場合(S204でNO)、または、認識された顔が複数あって互いに隣接する顔の距離が第1所定距離以下である場合(S208でYES)、物体検出部44はNG判定をする(S206)。このように、制御部40は、アルコール濃度の計測中において、対象者が移動していないか、または、対象者の周辺に第三者が存在するか否かを対象者確認処理によって検出することができる。
続けて、規制部45は、S112にて対象者確認処理がOK判定であるか否かを判定する。対象者確認処理がNG判定であった場合(S112にてNO)、プログラムを終了する、つまり、中断することで呼気中のアルコール濃度の計測を規制する。一方、対象者確認処理がOK判定であった場合(S112にてYES)、認証部42は、S114にて第2認証処理を行う。
第2認証処理では、第1認証処理と異なる方法にて対象者が認証される。アルコール濃度の計測中においては上述したように対象者の口元が第1計測部30で隠れていることが考えられる。このため、認証部42は、第2認証処理において、対象者の目元を用いて対象者を認証する。
第2認証処理において、画像取得部43は、カメラ部20を制御して、カメラ部20が撮影した画像を取得する。さらに、認証部42は、対象者の顔の画像における目元の部分と、対象者情報に対応する顔画像における目元の部分とを照合し、同一人物であると認められるか否かを判定する。同一人物であると認められた場合、認証部42は、対象者を認証する。一方、同一人物であると認められない場合、認証部42は、対象者を認証しない。
さらに、規制部45は、S116にて、認証が成功したか否かを判定する。第2認証処理にて対象者が認証されなかった場合(S116にてNO)、規制部45は、プログラムを終了する、つまり、中断することで呼気中のアルコール濃度の計測を規制する。一方、第2認証処理にて対象者が認証された場合(S116にてYES)、S118にて対象者と第1計測部30との距離が第2所定距離以上であるか否かの確認が行われる。第2所定距離は、例えば5cmである。アルコール濃度の計測中においては、第1計測部30が対象者の顔の周辺に位置する。よって、物体検出部44は、具体的には、記憶部41に記憶された第1計測部30の外観画像に基づいて、第2認証処理においてカメラ部20から取得した画像から、第1計測部30を検出する。
物体検出部44は、カメラ部20から取得した画像から検出された対象者の顔を検出し、対象者の顔と第1計測部30との距離を計測する。対象者の顔と第1計測部30とが重なっている場合、計測結果はゼロである。なお、物体検出部44は、対象者の口元と、第1計測部30との距離を計測してもよい。
対象者の顔と第1計測部30との距離が第2所定距離以上である場合、対象者の代わりに第三者の息が第1計測部30に吹きかけられている可能性が考えられる。対象者の顔と第1計測部30との距離が第2所定距離以上である場合(S118にてYES)、規制部45は、プログラムを終了する、つまり、中断することでアルコール濃度の計測を規制する。なお、物体検出部44は、画像中で第1計測部30が認識できない場合においても、S118にてYESと判定する。
一方、対象者の顔と第1計測部30との距離が第2所定距離より小さい場合(S118にてNO)、状態値取得部46は、S120にてアルコール濃度の計測が終了したか否かを判定する。
状態値取得部46は、第1計測部30の計測結果を取得していない場合、S120にてNOと判定し、プログラムをS110に戻す。このように、制御部40は、アルコール濃度の計測中において、S110~S120を繰り返し実行する。すなわち、制御部40は、対象者確認処理、第2認証処理、および、対象者と第1計測部30との距離を用いて、第三者によるなりすまし行為が行われているか否かを判定する。なお、S120にてNOと判定された後、再びS120に戻ってくるまでにアルコール濃度の計測が終了し、かつ、S122またはS116における判定結果がNO、もしくは、S118における判定結果がYESとなる場合があり得る。この場合は、アルコール濃度の計測が完了しているものの、規制部45によってプログラムが終了される、つまり、得られた計測結果を利用しないことで呼気中のアルコール濃度の計測が規制される。
一方、状態値取得部46は、第1計測部30の計測結果を取得した場合、S120にてYESと判定し、S122にて、第1計測部30の計測結果を表示部50に表示させて、プログラムを終了する。
第1実施形態の計測システム1は、認証部42と、認証部42によって認証される対象者の状態を示す状態値を計測する第1計測部30と、対象者の周辺に存在する物体を検出する物体検出部44と、物体検出部44の検出結果に基づいて、第1計測部30による計測を規制する規制部45と、を備える。
これによれば、計測システム1は、第三者によるなりすまし行為を抑制することができる。
また、計測システム1は、対象者の周辺の画像を取得する画像取得部43をさらに備えている。物体検出部44は、画像取得部43によって取得された画像に基づいて、対象者の周辺に存在する物体を検出する。
これによれば、物体検出部44は、画像に基づいて、対象者の周辺に存在する物体を確実に検出することができる。
また、物体検出部44が、画像取得部43によって取得された画像に基づいて、対象者の周辺に対象者以外の人が存在することを検出し、かつ、対象者以外の人と対象者との距離が第1所定距離以下であることをさらに検出した場合、規制部45は、第1計測部30による計測を規制する。
これによれば、計測システム1は、第三者によるなりすまし行為を、画像に基づいて確実に抑制することができるとともに、第三者が対象者から離れている場合には、第1計測部30による計測を継続できる。
また、物体検出部44が、画像取得部43によって取得された画像に基づいて、対象者の周辺に存在する物体として第1計測部30を検出し、かつ、第1計測部30と対象者との距離が第2所定距離以上であることを検出した場合、規制部45は、第1計測部30による計測を規制する。
これによれば、計測システム1は、第1計測部30による計測をしている際における、第三者によるなりすまし行為を、確実に抑制することができる。
また、状態値は、対象者の呼気中のアルコール濃度である。
これによれば、計測システム1は、対象者の呼気中のアルコール濃度を計測している際における、第三者によるなりすまし行為を抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、本開示の第2実施形態に係る計測システム1について、主として上述した第1実施形態と異なる部分について説明する。
第2実施形態の計測システム1は、図4に示すように、第2計測部160および体重取得部147をさらに備えている。第2計測部160は、所定の位置に配置され、対象者の体重を計測するものである。第2計測部160は、対象者の周辺に第三者が存在する場合に対象者および第三者の体重を計測するように設けられている。第2計測部160の計測結果は制御部40に出力され、体重取得部147によって取得される。
また、第2実施形態の記憶部41は、対象者の体重を対象者情報と対応付けてさらに記憶する。記憶部41に記憶される対象者の体重は、対象者が初めての点呼を行う前に予め計測した体重、または、前回の点呼のときに計測された体重である。
次に、第2実施形態の計測システム1の動作および制御部40が実行するプログラムについて、図5のフローチャートを用いて説明する。対象者が点呼を開始するために、所定の位置に立ち、例えば免許証を情報取得部10にかざしたことにより、制御部40が対象者情報を取得した状態から説明する。
認証部42は、S300にて、画像を取得して、上述した第1認証処理を行う。制御部40は、画像において認証した顔が複数あった場合、画像の最も中央に位置する顔を対象者の顔と設定する。
続けて、規制部45は、S302にて認証が成功したか否かを判定する。第1認証処理において対象者が認証されなかった場合(S302にてNO)、規制部45は、プログラムを終了する。一方、対象者が認証された場合(S302にてYES)、体重取得部147は、S304にて第2計測部160を制御して対象者の体重を計測する。
さらに、物体検出部44は、S306にて、計測した体重が記憶された体重に対して所定値倍以上であるか否かを判定する。所定値は、計測して得られた値が、対象者一人の体重であると合理的に推認できる閾値であり、例えば1.3である。物体検出部44は、具体的には、S304にて計測した体重と、記憶部41に記憶された対象者情報に対応する体重とを比較する。
例えば、対象者の周辺に第三者が存在する場合、計測した体重は、記憶された体重の所定値倍以上となる。この場合(S306にてYES)、規制部45は、プログラムを終了する。一方、対象者が1人で点呼を行っている場合、計測された体重は、記憶された体重の所定値倍より小さくなる。この場合(S306にてNO)、S308にてアルコール濃度の計測が開始される。状態値取得部46は、上述したように、対象者に対して、第1計測部30を操作して第1計測部30に対して息を吹きかけることを促す旨を表示部50に表示する。
続けて、体重取得部147は、S310にて、上述したS304と同様に体重を計測する。さらに、物体検出部44は、S312にて上述した306と同様に計測した体重が記憶された体重に対して所定値倍以上であるか否かを判定する。物体検出部44は、S312にてNOと判定した場合、プログラムをS314に進める。
S314~S320の処理については、上述した第1実施形態のS114~S122の処理と同じである。このように、制御部40は、アルコール濃度の計測中において、S310~S320を繰り返し実行する。すなわち、制御部40は、体重の計測結果、第2認証処理、および、対象者と第1計測部30との距離を用いて、第三者によるなりすまし行為が行われているか否かを判定する。
状態値取得部46は、第1計測部30の計測結果を取得した場合、S320にてYESと判定し、S322にて、第1計測部30の計測結果を表示部50に表示させて、プログラムを終了する。
第2実施形態の計測システム1は、対象者の体重を取得する体重取得部147をさらに備えている。物体検出部44は、体重取得部147によって取得された体重に基づいて、対象者の周辺に存在する物体を検出する。
これによれば、第2計測部160の計測結果に基づいて、対象者の周辺に存在する物体を確実に検出することができる。
物体検出部44が、体重取得部147によって取得された対象者の体重が前回取得された対象者の体重の所定値倍以上であることを検出した場合、規制部45は、第1計測部30による計測を規制する。
これによれば、計測システム1は、第2計測部160の計測結果に基づいて、第三者によるなりすまし行為を抑制することができる。
<第3実施形態>
次に、本開示の第3実施形態に係る計測システム1について、主として上述した第1実施形態と異なる部分について説明する。
第3実施形態の計測システム1は、図6に示すように、鍵センサ270、判定部248および警告部249をさらに備えている。
鍵センサ270は、例えば、対象者がトラックなどの車両を運転する業務を行っている場合において、車両の鍵が、鍵を収納する収納箱(不図示)に収納されているか否かを検出するものである。収納箱には、複数の鍵が予め定められた位置に収納されている。鍵センサ270は、複数の鍵に対応するように、収納箱に複数配置されている。鍵センサ270は、例えばリミットスイッチ、リードスイッチなどのスイッチや、フォトインタラプタなどの光学センサなどを用いて構成されている。鍵が収納されている場合、鍵センサ270は、鍵が収納されている旨の信号を制御部40に出力する。
また、記憶部41は、業務開始前の対象者の点呼において、対象者が使用する鍵の収納位置を、対象者情報に対応させて記憶する。
判定部248は、対象者が業務終了後に使用した鍵を返却したか否かを判定するものである(詳細は後述する)。鍵は、「所定の物」の一例である。
警告部249は、鍵が返却されていないと判定部248が判定した場合に、警告信号を発するものである。警告信号は、鍵が返却されていない旨を示す信号である。
次に、第3実施形態の計測システム1の動作および制御部40が実行するプログラムについて、図7のフローチャートを用いて説明する。制御部40は、対象者の業務終了後の点呼において、図2のフローチャートを実行する前または実行した後に、図7のフローチャートを実行する。制御部40は、点呼の開始時に、上述したように対象者情報を取得する。
判定部248は、S400にて、対象者が使用した鍵を返却したか否かを判定する。対象者が収納箱の予め定められた位置に鍵を返却している場合、その鍵に対応する鍵センサ270は、鍵が収納されている旨を制御部40に出力する。この場合、判定部248は、対象者情報に対応する記憶部41に記憶された鍵の収納位置に対応する鍵センサ270から、鍵が収納されている旨の信号を取得する。よって、判定部248は、S400にてYESと判定し、プログラムを終了する。
一方、対象者が収納箱の予め定められた位置に鍵を返却していない場合、制御部40は、対象者情報に対応する記憶部41に記憶された鍵の収納位置に対応する鍵センサ270から、鍵が収納されている旨の信号を取得しない。この場合(S400にてNO)、警告部249は、S402にて警告信号を表示部50に出力する。これにより、表示部50は鍵が返却されていない旨を表示する。対象者は、表示部50の表示を見て、鍵を収納箱に戻す。なお、警告部249は、ブザー等に警告信号を出力して、音によって警告を行うようにしてもよい。
第3実施形態の計測システム1によれば、対象者が業務終了後に鍵を返却したか否かを判定する判定部248と、鍵が返却されていないと判定部248が判定した場合に、警告信号を発する警告部249をさらに備える。
これによれば、計測システム1は、対象者が鍵を返却し忘れることを抑制できる。
<変形例>
以上、一つまたは複数の態様に係る計測システムについて、実施形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
上述した実施形態において、第1計測部30は、対象者のアルコール濃度を計測しているが、これに代えて、対象者の血圧値を計測してもよい。この場合、第1計測部30は、血圧計である。血圧値は、「状態値」の一例である。血圧値の計測中においては、第1計測部30が対象者の腕の周辺に位置する。また、物体検出部44は、上述したS118において、記憶部41に記憶された第1計測部30の外観画像に基づいて、第2認証処理においてカメラ部20から取得した画像から、第1計測部30を検出する。さらに、物体検出部44は、カメラ部20から取得した画像から検出された対象者の腕を検出し、対象者の腕と第1計測部30との距離を計測する。対象者の腕と第1計測部30との距離が第2所定距離以上である場合、対象者の代わりに第三者が血圧値を計測していることが考えられる。なお、計測システム1は、アルコール濃度を計測する第1の第1計測部30および血圧値を計測する第2の第1計測部30を備え、1度の点呼において対象者のアルコール濃度および血圧値を計測するようにしてもよい。
また、第1計測部30は、対象者の体温を計測してもよい。この場合、第1計測部30は、体温計である。体温は、「状態値」の一例である。
また、上述した第1実施形態において、制御部40は、アルコール濃度を計測中において、対象者確認処理および第2認証処理を繰り返し実行しているが、これに代えて、アルコール濃度の計測開始時および計測終了時の少なくとも一方で対象者確認処理および第2認証処理を実行してもよい。アルコール濃度の計測終了時において、対象者確認処理の結果がNG判定である場合、または、第2認証処理が成功しなかった場合、規制部45は、第1計測部30による計測の結果の利用を規制する。また、第2実施形態においても同様に、制御部40は、アルコール濃度の計測開始時および計測終了時の少なくとも一方で対象者の体重の計測および第2認証処理を実行してもよい。
また、上述した第1実施形態において、制御部40は、アルコール濃度を計測中において、対象者確認処理および第2認証処理を繰り返し実行しているが、対象者確認処理および第2認証処理の一方を繰り返し実行するようにしてもよい。また、第2実施形態においても同様に、制御部40は、アルコール濃度を計測中において、対象者の体重の計測および第2認証処理の一方を実行してもよい。
また、上述した各実施形態において、第2認証処理は、対象者の目元を用いて対象者の認証をしているが、対象者の顔が第1計測部30で隠れていない場合においては、第1認証処理と同様に、対象者の顔全体を用いて対象者を認証してもよい。
また、上述した各実施形態において、第2認証処理は、対象者の目元を用いて対象者を認証しているが、対象者の目元では対象者を認証できない場合や、第1計測部30が対象者の顔の大部分を隠してしまっているために対象者を認証できない場合が考えられる。この場合、認証部42は、対象者の声を用いて対象者の認証を行ってもよい。この場合、記憶部41には、対象者の声が対象者情報と対応付けて記憶される。
また、上述した第1実施形態において、対象者確認処理のS208を実行しなくてもよい。この場合、互いに隣り合う顔の距離に関わらず顔の数が2つ以上ある場合(S204にてNO)、物体検出部44がS206にてNG判定することにより、規制部45は呼気中のアルコール濃度の計測を規制する(S102およびS112にてNO)。すなわち、対象者以外の人の存在の検出のみを条件として、第1計測部30による計測または第1計測部30による計測の結果の利用が規制されてもよい。
また、上述した第1実施形態において、制御部40は、対象者と第1計測部30との距離が第2所定距離以上であるか否かを判定するS118を実行して、第3者のなりすまし行為を抑制している。これに代えて、制御部40は、S118を実行しなくてもよい。また、第2実施形態においても同様に、S318を実行しなくてもよい。
また、物体検出部44は、上述した第1実施形態において画像取得部43によって取得された画像に基づいて、対象者の周辺に存在する物体を検出している。これに代えて、計測システム1がカメラ部20および画像取得部43を備えずに、赤外線センサなどの光学センサを備え、物体検出部44は、光学センサの検出結果に基づいて、対象者の周辺に存在する物体を検出してもよい。この場合、認証部42は、カメラ部20によって撮像された画像中の対象者の顔に代えて、所定のセンサによって得られた対象者の指紋や声を用いて対象者を認証してもよい。
また、物体検出部44は、上述した第2実施形態において体重取得部147によって取得された体重に基づいて、対象者の周辺に存在する物体を検出している。これらに代えて、計測システム1が第2計測部160および体重取得部147を備えずに、赤外線センサなどの光学センサをさらに備え、物体検出部44は、光学センサの検出結果に基づいて、対象者の周辺に存在する物体を検出してもよい。
また、上述した第2実施形態において、計測システム1は、カメラ部20および画像取得部43を備えなくてもよい。この場合、認証部42は、所定のセンサによって得られた対象者の指紋や声を用いて対象者を認証してもよい。
また、上述した第2実施形態において、物体検出部44は、S306およびS312において、計測した体重が記憶された体重に対して所定値倍以上であるか否かを判定している。これに代えて、計測した体重が記憶された体重に対して所定の範囲内であるか否かを判定してもよい。所定の範囲は、計測して得られた体重が、対象者一人の体重であると合理的に推認できる範囲であり、例えば、記憶された体重の80%~120%の範囲である。
また、第3実施形態において、判定部は、鍵を返却したか否かを判定しているが、判定対象となる所定の物は鍵に限られないことは言うまでも無い。例えば、業務等所定の活動を行った後に対象者から返却されることが予定されている物であれば何でもよい。例えば、対象者が使用した車両や業務に関する書類などが例示される。
本発明は、対象者の呼気中のアルコール濃度を計測する機器や対象者の血圧値を計測する機器が用いられるシステムに広く利用可能である。
1 計測システム
10 情報取得部
20 カメラ部
30 第1計測部(計測部)
40 制御部
42 認証部
43 画像取得部
44 物体検出部
45 規制部
147 体重取得部
248 判定部
249 警告部

Claims (11)

  1. 認証部と、
    前記認証部によって認証される対象者の状態を示す状態値を計測する計測部と、
    前記対象者の周辺に存在する物体を検出する物体検出部と、
    前記物体検出部の検出結果に基づいて、前記計測部による計測または前記計測部による計測の結果の利用を規制する規制部と、
    を備える計測システム。
  2. 前記対象者の周辺の画像を取得する画像取得部をさらに備え、
    前記物体検出部は、前記画像取得部によって取得された画像に基づいて、前記対象者の周辺に存在する物体を検出する、
    請求項1に記載の計測システム。
  3. 前記物体検出部が、前記画像取得部によって取得された画像に基づいて、前記対象者の周辺に前記対象者以外の人が存在することを検出した場合、前記規制部は、前記計測部による計測または前記計測部による計測の結果の利用を規制する、
    請求項2に記載の計測システム。
  4. 前記物体検出部が、前記画像取得部によって取得された画像に基づいて、前記対象者の周辺に前記対象者以外の人が存在することを検出し、かつ、前記対象者以外の人と前記対象者との距離が第1所定距離以下であることをさらに検出した場合、前記規制部は、前記計測部による計測または前記計測部による計測の結果の利用を規制する、
    請求項2に記載の計測システム。
  5. 前記物体検出部が、前記画像取得部によって取得された画像に基づいて、前記対象者の周辺に存在する物体として前記計測部を検出し、かつ、前記計測部と前記対象者との距離が第2所定距離以上であることを検出した場合、前記規制部は、前記計測部による計測または前記計測部による計測の結果の利用を規制する、
    請求項2に記載の計測システム。
  6. 前記対象者の体重を取得する体重取得部をさらに備え、
    前記物体検出部は、前記体重取得部によって取得された体重に基づいて、前記対象者の周辺に存在する物体を検出する、
    請求項1に記載の計測システム。
  7. 前記物体検出部が、前記体重取得部によって取得された前記対象者の体重が前回取得された前記対象者の体重の所定値倍以上であることを検出した場合、前記規制部は、前記計測部による計測または前記計測部による計測の結果の利用を規制する、
    請求項6に記載の計測システム。
  8. 前記状態値は、前記対象者の呼気中のアルコール濃度である、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の計測システム。
  9. 前記状態値は、前記対象者の血圧である、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の計測システム。
  10. 前記対象者が業務終了後に所定の物を返却したか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が前記所定の物が返却されていないと判定した場合に、警告信号を発する警告部をさらに備える、
    請求項1から9の何れか1項に記載の計測システム。
  11. 対象者を認証するステップと、
    認証された前記対象者の状態を示す状態値を計測するステップと、
    前記対象者の周辺に存在する物体を検出するステップと、
    検出された前記物体に基づいて、前記状態値の計測または計測の結果の利用を規制するステップと、
    を含む計測方法。
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