JP2022023809A - 輸送体の内部キャビンのための消毒ギャレーカート - Google Patents

Abstract

【課題】民間航空機などの輸送体内の構造体及びエリアを消毒するために使用され得る消毒システムを提供する。【解決手段】ギャレーカートは、輸送体の内部キャビン内で使用するためのものである。ギャレーカートは、内部キャビンのギャレー内のカート区画内に格納されるように構成される。ギャレーカートは、内部キャビン内の一以上の構成要素の一以上の表面上にＵＶ光を発して、該一以上の表面を消毒するように構成された一以上の紫外（ＵＶ）光源２６０を含む。【選択図】図１０

Description

本開示の実施例は、広くは、民間航空機などの輸送体内の構造体及びエリアを消毒するために使用され得る消毒システムに関する。

民間航空機などの輸送体は、様々な場所間で乗客を搬送するために使用される。例えば、紫外（ＵＶ）光を使用する、航空機内の表面を殺菌あるいはその他の方法で消毒するためのシステムが現在開発中である。しかし、多くの既知のＵＶ光消毒システムは、通常、大型でかさばり、しばしば定置式固定インフラストラクチャを必要とする。

民間航空機などの、輸送体の内部キャビン内の表面を効率的に殺菌するためのシステム及び方法が必要とされている。

この必要性を念頭に置いて、本開示の特定の実施例が、輸送体の内部キャビン内で使用するためのギャレーカートを提供する。ギャレーカートは、内部キャビンのギャレー内のカート区画内に格納されるように構成される。ギャレーカートは、内部キャビン内の一以上の構成要素の一以上の表面上にＵＶ光を発して、該一以上の表面を消毒するように構成された一以上の紫外（ＵＶ）光源を含む。

少なくとも１つの実施例では、ギャレーカートは、基部、基部から下方に延在する車輪、基部から上方に延在する端壁、基部から上方に延在する側壁、及び端壁と側壁とに接続された、基部に対向する上壁を含む。内部チャンバは、基部、端壁、側壁、及び上壁の間に画定される。

少なくとも１つの実施例では、一以上のＵＶ光源が、内部チャンバ内にある。さらに、基部、端壁、側壁、及び上部パネルのうちの一以上は、一以上のＵＶ光源によって発せられたＵＶ光が通過できるようにする一以上の透明な部分を含み得る。

少なくとも１つの実施例では、ギャレーカートは、一以上のＵＶ光源に連結されたマウント、及びマウントに動作可能に連結されたアクチュエータをさらに含む。アクチュエータは、内部チャンバ内の収納位置と内部チャンバの外側の伸長位置との間で一以上のＵＶ光源を移動させるように構成される。

別の実施例として、一以上のＵＶ光源は、基部、端壁、側壁、又は上壁のうちの一以上の、一以上の外面に固定されている。

少なくとも１つの実施例では、ギャレーカートは消耗品を含むように構成されていない。

ギャレーカートは、一以上のＵＶ光源に、電力を提供するように構成された電源を含み得る。電源は、一以上のバッテリを含み得る。ギャレーカートがカート区画に格納されると、一以上のバッテリは自動的に再充電され得る。

ギャレーカートは、一以上のＵＶ光源の動作を制御するように構成されたコントローラを含み得る。

少なくとも１つの実施例では、ギャレーカートは、一以上のＵＶ光源を含む第１区画と、消耗品を含むように構成された第２区画とを含む。

少なくとも１つの実施例では、ギャレーインサートは、インサート区画内に取り外し可能に含まれる。ギャレーインサートは、少なくとも１つのＵＶ光源を含む。

少なくとも１つの実施例では、一以上のＵＶ光源は、２２２ｎｍの波長で、ＵＶ光を発するように構成される。

本開示の特定の実施例は、輸送体の内部キャビン内の構成要素の表面を消毒するための方法を提供する。本方法は、内部キャビンのギャレー内のカート区画内に格納されるように構成されたギャレーカートに、一以上の紫外（ＵＶ）光源を提供することを含む。少なくとも１つの実施例では、本方法は、構成要素の表面上に、一以上のＵＶ光源からＵＶ光を発することも含む。

本開示の特定の実施例は、内部キャビン、内部キャビン内のギャレー、ギャレー内のカート区画、及びカート区画内に格納され、カート区画から取り外されるように構成されたギャレーカートを含む輸送体を提供する。ギャレーカートは、内部キャビン内の一以上の構成要素の一以上の表面上にＵＶ光を発して、該一以上の表面を消毒するように構成された一以上の紫外（ＵＶ）光源を含む。

本開示の一実施例に係る、航空機の正面斜視図である。 本開示の一実施例に係る、航空機の内部キャビンの上面図である。 本開示の一実施例に係る、航空機の内部キャビンの上面図である。 本開示の一実施例に係る、航空機の内部キャビンの内部斜視図である。 本開示の一実施例に係る、ギャレーカートの側面図である。 図４のギャレーカートの正面図である。 図５の線６－６を通るギャレーカートの内部図である。 本開示の一実施例に係る、内部キャビン内のギャレーの斜視図である。 本開示の一実施例に係る、ギャレーカートの側面図である。 図８のギャレーカートの正面図である。 図９の線１０－１０を通るギャレーカートの内部図である。 本開示の一実施例に係る、ギャレーカートの正面図である。 図１１のギャレーカートの側面図である。 本開示の一実施例に係る、ギャレーカートの正面図である。 本開示の一実施例に係る、ギャレーカートの側面図である。 図１４のギャレーカートの正面図である。 本開示の一実施例に係る、ギャレー内のインサート区画に対するギャレーインサートの斜視図である。 紫外光スペクトルを示す。 本開示の一実施例に係る、ＵＶ光源の端面斜視図である。 本開示の一実施例に係る、ＵＶ光源の端面斜視図である。 本開示の一実施例に係る、ＵＶ光源の端面斜視図である。

上記の概要、並びに特定の実施例の下記の詳細な説明は、添付の図面と共に読むとより深く理解されるであろう。本明細書で使用される場合、単数形で、及び、「１つの（「ａ」又は「ａｎ」）」という語の後に記載される要素又はステップは、複数のかかる要素又はステップを必ずしも除外しないと理解すべきである。なお、「一実施例」に言及する際には、同様に本明細書に記載の特徴が組み込まれている、さらなる実施例の存在が除外されるという解釈は意図していない。さらに、反対に明示的に記述されない限り、特定の条件を有する一又は複数の要素を「備える（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ）」又は「有する（ｈａｖｉｎｇ）」実施例は、かかる条件を有しないさらなる要素を含み得る。

本開示の特定の実施例は、２２２ｎｍの波長などの遠紫外光スペクトルにおいて、ＵＶ光を発する紫外線（ＵＶ）ランプ（例えばエキシマランプ）を含む消毒システム及び方法を提供し、それは病原菌（例えば、ウイルス及び細菌）を無力化（殺すなど）し、一方、人間には何の危険性も与えない。ＵＶランプは、内部キャビン内で使用されて、病原体を浄化し、殺し得る。ＵＶランプは、民間航空機などの輸送体内で使用するように構成されたギャレーカートに連結され得る。

本開示の特定の実施例は、輸送体の内部キャビン内で使用するように構成されたギャレーカートを提供する。ギャレーカートは、内部キャビン内の構成要素の表面上にＵＶ光を発して、表面を消毒するように構成された一以上のＵＶ光源を含む。

既存のギャレーカートのフレームを利用してＵＶ光システムを含めることによって、本開示の実施例は、フライト間、整備中、及び／又は輸送体が保管場所にあるときなどに、輸送体（例えば民間航空機）の機内に格納され、内部キャビンを通じて移動させられ得るポータブル消毒システムを提供する。ギャレーカートは、ハーフカート、フルカート等であり得る。ギャレーカートは、内部キャビン内で使用され、格納されるように、既にサイズ決め及び成形されているので、民間航空機などの既存の輸送体で容易に使用される。すなわち、ギャレーカートのための別個及び／又はカスタマイズされた保管場所を提供する必要性はない可能性がある。

本開示の特定の実施例は、民間航空機などの輸送体の内部キャビン内で使用するためのギャレーカートを提供する。ギャレーカートは、一以上のＵＶ光源、電源（例えば一以上のバッテリ）、コントローラ、及び少なくとも１つの透明な壁を含む。少なくとも１つの実施例では、ＵＶ光源からのＵＶ光は、すべての側面から発せられる。少なくとも１つの実施例では、ギャレーカートはＵＶ光消毒のための第１区画、並びに食糧、軽食、及び／又は飲料の保管のための第２区画を有する。少なくとも１つの実施例では、ギャレーカートは、別個の取り外し可能な内蔵型ＵＶ光源を有する。

ギャレーカートは、航空機の中の基準のギャレーカート積み込み区画に収容されるように構成される。ギャレーカートは収容されると、自動的に充電され得る。

ギャレーカートは、ＵＶ光源が、ギャレーカートの内部を越えて延在することを可能にする伸長アームを含み得る。延伸したアームは、光がすべての方向に発せられるのを可能にするＵＶ発光球を含み得る。

ギャレーカートは、任意の他のギャレーカートと同様に収容され得る。アテンダントは、消毒が必要な場所にカートを移動させ得る。少なくとも１つの実施例では、ＵＶ光源は２２２ｎｍの波長でＵＶ光を発し、それは人間の周りで使用するのに安全であり、したがって、人のいる所で動作することが可能である。

少なくとも１つの実施例では、内蔵型ＵＶ光源は、内部キャビン内のギャレーの特定の場所にロックするコンテナなどの、ギャレーインサートの中に含まれ得る。インサートの側面は、ＵＶ光がコンテナから分光するのを可能にするために、透明であり得る。インサートがカート区画に位置している間、バッテリは充電され得る。かかる充電は、ギャレーインサートが押し込まれると取り付けられ、インサートが取り外されると切断される、ブラインドメイトパワーコネクトを介して遂行され得る。ギャレーインサートはカート区画から取り外され、ＵＶ光消毒が必要なところに配置され得る。

本明細書に記載のように、本開示の特定の実施例は、輸送体の内部キャビン内の構成要素の表面を消毒するための方法を提供する。本方法は、内部キャビンのギャレー内のカート区画内に格納されるように構成されたギャレーカートに、一以上の紫外（ＵＶ）光源を提供することを含む。本方法は、表面上に、ＵＶ光源からＵＶ光を発することをさらに含む。

図１は、本開示の一実施例に係る、航空機１０の正面斜視図である。航空機１０は、例えば、エンジン１４を含む推進システム１２を含む。オプションで、推進システム１２は、図示したものよりも多くのエンジン１４を含んでもよい。エンジン１４は、航空機１０の翼１６によって坦持される。他の実施例では、エンジン１４は、胴体１８及び／又は尾翼２０によって担持され得る。尾翼２０は、水平安定板２２及び垂直安定板２４も支持し得る。

航空機１０の胴体１８は内部キャビン３０を画定し、該キャビンは、フライトデッキ、又はコックピット、一以上の作業区域（例えば、ギャレー、乗務員の手荷物エリアなど）、一以上の乗客区域（例えば、ファーストクラス、ビジネスクラス、及びコーチ区域）、一以上のトイレなどを含む。内部キャビン３０は、本明細書に記載のように、一以上のトイレシステム、トイレユニット、又はトイレを含む。

代替的に、本開示の実施例が、航空機に代わり、自動車、バス、機関車及び列車、船舶、宇宙船などの様々な他の輸送体で使用されてもよい。さらに、本開示の実施例は、商業用及び住居用の建物などの固定構造体に対して使用され得る。

図２Ａは、本開示の一実施例に係る、航空機の内部キャビン３０の上面図である。内部キャビン３０は、図１の胴体１８などの、航空機の胴体３２内にあり得る。例えば、一以上の胴体壁は、内部キャビン３０は画定し得る。内部キャビン３０には、前方区域３３、ファーストクラス区域３４、ビジネスクラス区域３６、前方ギャレー３８、拡張されたエコノミー又はコーチ区域４０、基準コーチのエコノミー区域４２、及び複数のトイレとギャレーとを含み得る後方区域４４を含む、複数の区域が含まれる。内部キャビン３０は、図示したものよりも多数又は少数の区域を含み得ると理解すべきである。例えば、内部キャビン３０には、ファーストクラス区域が含まれなくてもよく、図示したものよりも多数又は少数のギャレーが含まれてもよい。それぞれの区域は、通路４８間にクラス仕切アセンブリを含み得る、キャビン移行エリア４６によって分離され得る。

図２Ａに示すように、内部キャビン３０は、後方区域４４につながる２つの通路５０及び５２を含む。オプションで、内部キャビン３０は、図示したものよりも少数又は多数の通路を有してもよい。例えば、内部キャビン３０には、後方区域４４につながる内部キャビン３０の中央を通って延伸する単一の通路が含まれてもよい。

通路４８、５０及び５２は出口経路又はドア通路６０へと延伸する。出口ドア６２は出口経路６０の端部に位置する。出口経路６０は、通路４８、５０及び５２に対して垂直であってよい。内部キャビン３０は、様々な場所において図示したものよりも多数の出口経路６０を含み得る。本明細書に記載のように、トイレシステムは、通路４８、５０、５２と出口経路６０の交差点に又は交差点に近接して位置し得る。

図２Ｂは、本開示の一実施例に係る、航空機の内部キャビン８０の上面図である。内部キャビン８０は、図２Ａに示す内部キャビン３０の一例である。内部キャビン８０は、航空機の胴体８１内にあり得る。例えば、一以上の胴体壁は内部キャビン８０を画定し得る。内部キャビン８０は、乗客席８３を有するメインキャビン８２と、メインキャビン８２の後ろの後方区域８５を含む、複数の区域を含む。内部キャビン８０には、図示したものよりも多数又は少数の区域が含まれ得ることを理解すべきである。

内部キャビン８０には、後方区域８５につながる単一の通路８４が含まれ得る。単一の通路８４は、後方区域８５につながる内部キャビン８０の中央を通って延伸し得る。例えば、単一の通路８４は、内部キャビン８０の中央縦断面の同軸になるように位置合わせされ得る。

通路８４は、出口経路又はドア通路９０へと延伸する。出口ドア９２は、出口経路９０の端部に位置する。出口経路９０は、通路８４に対して垂直であってよい。内部キャビン８０は、図示したものよりも多数の出口経路を含み得る。本明細書に記載のように、トイレシステムは、通路８４と一以上の出口経路９０の交差点に又は交差点に近接して位置し得る。

図３は、本開示の一実施例に係る、航空機の内部キャビン１００の内部斜視図である。内部キャビン１００は、図２Ａに示す内部キャビン３０の一例である。内部キャビン１００は、天井１０４に接続されたアウトボード壁１０２を含む。アウトボード壁１０２内に、窓１０６が形成され得る。フロア１０８が、座席１１０の列を支持する。図３に示すように、列１１２は、通路１１３のどちら側にも２つの座席１１０を含み得る。しかし、列１１２は、図示したものよりも多数又は少数の座席１１０を含み得る。さらに、内部キャビン１００は、図示したものよりも多数の通路を含み得る。

通路１１３のどちら側にも、アウトボード壁１０２と天井１０４との間に乗客サービスユニット（ＰＳＵ）１１４が固定されている。ＰＳＵ１１４は、内部キャビン１００の前端と後端との間に延在する。例えば、ＰＳＵ１１４は、列１１２内で各座席１１０の上方に位置付けられてよい。各ＰＳＵ１１４は、概して、通気孔、読書灯、酸素バッグ降下パネル、乗務員呼出ボタン、及び他のかかる制御装置を含むハウジング１１６を、列１１２内の各座席１１０（又は座席の群）の上方に含み得る。

頭上収納棚アセンブリ１１８は、天井１０４及び／又はアウトボード壁１０２に、通路１１３の両側のＰＳＵ１１４から上方かつインボード側に、固定されている。頭上収納棚アセンブリ１１８は、座席１１０の上方で固定されている。頭上収納棚アセンブリ１１８は、内部キャビン１００の前端と後端との間に延在する。各収納棚アセンブリ１１８は、ストロングバック（図３では隠れていて見えない）に枢動可能に固定された、ピボットビン又はピボットバケット１２０を含み得る。頭上収納棚アセンブリ１１８は、ＰＳＵ１１４の下面の上方かつインボード側に位置付けられ得る。頭上収納棚アセンブリ１１８は、例えば乗客の機内持込手荷物や携行品を受け入れるために、枢動して開くように構成される。

本明細書で使用される場合、「アウトボード」という用語は、別の構成要素と比較して、内部キャビン１００の中央縦断面１２２からさらに離れた位置を意味する。用語「インボード」は、別の構成要素と比較して、内部キャビン１００の中央縦断面１２２により近い位置を意味する。例えば、ＰＳＵ１１４の下面は、収納棚アセンブリ１１８に対してアウトボードにあってよい。

図１～図３を参照すると、ギャレーカートはギャレー３８などの、ギャレー内のカート区画に格納される。ギャレーカートは、カート区画内に格納されるようにサイズ決め及び成形され、そこから取り外され、通路１１３などの内部キャビンの通路内に移動させられる。本明細書に記載のように、ギャレーカートのうち少なくとも１つは、内部キャビン内の構成要素（例えば、座席、モニュメント、収納棚、ＰＳＵ、床、天井など）の表面を消毒するＵＶ光を発するように構成された一以上のＵＶ光源を含む。

図４は、本開示の一実施例に係る、ギャレーカート２００の側面図である。ギャレーカート２００は、基部２０２、基部２０２から上方に延在する端壁２０４、基部２０２から上方に延在する側壁２０６、端壁２０４と側壁２０６とに接続された、基部２０２に対向するカウンタ又は上壁２０８を含む。内部チャンバ２１０は、基部２０２、端壁２０４、側壁２０６、及び上壁２０８の間に画定される。車輪２１２は、基部２０２から下方に延在する。例えば、ギャレーカート２００は、基部２０２の４つの角に近接して４つの車輪２１２を含む。車輪２１２は、内部キャビンの床に支持されるように構成され、ギャレーカート２００が内部キャビン内の様々な場所に転がされることを可能にする。

図５は、図４のギャレーカート２００の正面図である。ギャレーカート２００の前の端壁２０４は、選択的に開閉されるように構成されたメインドア２１４を含む。メインドア２１４は、第１の側壁２０４に近接したラッチハンドル２１６を含み、第１の側壁２０４と対向する第２の側壁２０４に近接したヒンジ２１８に枢動可能に連結される。メインドア２１４は、ヒンジ２１８の周りを枢動可能に開閉するように構成される。ギャレーカート２００は、また、片方の端部又は両端などの上部から延伸するハンドル２２０も含み得る。

図６は、図５の線６－６を通るギャレーカート２００の内部図である。ギャレーカート２００の内部チャンバ２１０は、通常、飲料２２２（例えば、ソフトドリンク、缶ビール、酒のボトルなど）、水のボトル２２４、氷２２６、コーヒー素材２２８、調理済みの食事２３０、軽食２３２などの消耗品を含むように構成される。さらに、カウンタ又は棚などの作業表面２３４は、上壁２０８に近接した内部チャンバ２１０内に及び／又は内部チャンバ２１０から延在し得る。

図４～図６を参照すると、ギャレーカート２００は、輸送体の内部キャビン内のカート区画内に含まれるあるいはその他の方法で格納されるようにサイズ決め及び成形されている。ギャレーカート２００は、座席の列の間にある、図３に示される通路１１３などの、内部キャビンの通路の中へ及び通路を通じて移動するように、さらにサイズ決め及び成形されている。ギャレーカート２００は、フルサイズカート、ハーフサイズカートなどであり得る。本明細書に記載のように、ギャレーカート２００は、ＵＶ光を発して内部キャビン内の構成要素を消毒するように構成された、一以上のＵＶ光源を含む。

図７は、本開示の一実施例に係る、内部キャビン２４２内のギャレー２４０の斜視図である。ギャレー２４０は、一以上のカート区画２４４を含む。カート区画２４４は、ギャレーカート２００を受け入れ、保持するように構成される。例えば、ギャレーカート２００は、矢印Ａの方向に、カート区画２４４の内外へ移動させられるように構成される。

図８は、本開示の一実施例に係る、ギャレーカート２００の側面図である。側壁２０６の片方又は両方は、パネル、壁全体又はその区域などの透明な部分２５０を含む。例えば、透明な部分２５０は、側壁２０６又はその部分を形成するガラスパネル又はプレキシガラスパネルであり得る又はそれらを含み得る。透明な部分２５０は、ギャレーカート２００の内側のＵＶ光源から発せられたＵＶ光がそこを通過できるようにする。オプションで、透明な部分２５０の代わりに、側壁２０６は、間に開いた空間をもつ外側のフレームを含んでもよい。

図９は、図８のギャレーカート２００の正面図である。端壁２０４の片方又は両方は、パネル、壁全体又はその区域などの透明な部分２５２を含む。例えば、透明な部分２５２は、端壁２０４又はその部分を形成するガラスパネル又はプレキシガラスパネルであり得る又はそれらを含み得る。透明な部分２５０は、ギャレーカート２００の内側のＵＶ光源によって発せられたＵＶ光がそこを通過できるようにする。オプションで、透明な部分２５０の代わりに、端壁２０４は、間に開いた空間をもつ外側のフレームを含んでもよい。

図１０は、図５の線１０－１０を通るギャレーカート２００の内部図である。図示するように、一以上のＵＶ光源２６０は、内部チャンバ２１０内に固定されている。少なくとも１つの実施例では、ギャレーカート２００は消耗品を含まない。代わりに、ギャレーカート２００は、ＵＶ光源２６０、及びＵＶ光源２６０に連結された電源２６２などの関連した構成要素、ＵＶ光源２６０に連結されたコントローラ２６４（例えば、ＵＶ光源２６０の動作を制御するように構成された一以上のプロセッサ）を含む。ＵＶ光源２６０は内部チャンバ２１０内に含まれるため、ＵＶ光源２６０は、ギャレーカート２００の外側から触れられ、衝突され、不注意に塞がれ、損傷されることなどから保護される。

図８～図１０を参照すると、ＵＶ光源２６０は、透明な部分２５０及び２５２を通じてＵＶ光を発して、内部キャビン内の構成要素の表面を消毒するように構成される。内部チャンバ２１０はＵＶ光源２６０を含み、前方向２６６へ、後方向２６８へ、第１の横方向２７０へ、及び第１の横方向と反対側の第２の横方向２７２へとＵＶ光を発する。すなわち、ＵＶ光源２６０は、内部チャンバ２１０の内側からＵＶ光をギャレーカート２００の周りに発するように構成される。オプションで、ギャレーカート２００は、前方向２６６、後方向２６８、第１の横方向２７０、及び第２の横方向２７２のすべてよりも少ない方向へＵＶ光を発するＵＶ光源２６０を含んでもよい。

少なくとも１つの実施例では、ギャレーカート２００は、上壁２０８に近接して（例えば５インチ未満以内に）一以上のＵＶ光源２６０を含み、端壁２０４の片方又は両方と、側壁２０６の片方又は両方との接合点に近接して（例えば５インチ未満以内に）一以上のＵＶ光源２６０を含み、基部２０２に近接してなど、一以上のＵＶ光源２６０を含む。一以上の光源２６０は、ギャレーカート２００の中央に、又は中央に近接してあり得る。ギャレーカート２００は、図示したものよりも多数又は少数のＵＶ光源２６０を含み得る。

図示するように、ＵＶ光源２６０は、線状のＵＶライトアレイであり得る。別のオプションとして、ＵＶ光源２６０のうちの一以上は、すべての方向へＵＶ光を発する球形のＵＶ光源であってもよい。例えば、少なくとも１つの実施例では、ギャレーカート２００は内部チャンバ２１０内に単一の球形のＵＶ光源２６０を含む。ＵＶ光源２６０は、すべての方向へＵＶ光を発し得る。

少なくとも１つの実施例では、上壁２０８及び基部２０２も透明な部分を含み得る。一以上のＵＶ光源２６０は、上壁２０８及び基部２０２を通じてＵＶ光を発して、ギャレーカート２００の上方及び下方の表面を消毒するように構成され得る。

図７～図１０を参照すると、コントローラ２６４及びＵＶ光源２６０は、内部キャビン２４２内のメイン電力システムを通じて電力を供給され得る。例えば、ギャレーカート２００は、カート区画２４４内に格納されると、カート区画２４４内の相互レセプタクル２８２と（あるいはその逆に）ドッキングするように構成されたプラグ２８０を含み得る。プラグ２８０が（電源に接続されている）レセプタクル２８２に接続されると、電力エネルギーが、一以上のバッテリなどの電源２６２へ移送され、それにより、バッテリを自動的に充電又は再充電する。少なくとも１つの他の実施例では、電源２６２は、内部キャビン内の相互レセプタクルに取り外し可能に連結されるように構成されたプラグを含む電気コードに電気接続され得る。

図１１は、本開示の一実施例に係る、ギャレーカート２００の正面図である。図１２は、図１１のギャレーカートの側面図である。図１１及び図１２を参照すると、この実施例では、ＵＶ光源２６０は球形のＵＶランプ２６１であり得るか、あるいはその他の方法で球形のＵＶランプ２６１を含み得る。球形のＵＶランプ２６１は、内部チャンバ２１０内の適所に固定され、すべての径方向にＵＶ光を発するように構成され得る。

少なくとも１つの他の実施例では、ＵＶ光源２６０（球形のＵＶランプ２６１であれ、線状のＵＶアレイであれ、又は同様のものであれ）は、モータなどのアクチュエータ２９２に接続された、テレスコープ、アーティキュレータ、ピボット、又は同様のアーム及び／若しくはビームなどのマウント２９０に連結される。アクチュエータ２９２は、上壁２０８内の開口部２９７を通って延在するＵＶランプ２６０などのＵＶ光源２６０を、内部チャンバ２１０内の収納位置２９４と内部チャンバの外側の伸長位置２９６との間で移動させるように構成される。例えば、ドア２９８は開いて、開口部２９７を露出し得る。少なくとも１つの他の実施例では、伸長位置は、上壁２０８以外の、及び／又は上壁２０８に加えて一以上の壁を通る。

図１３は、本開示の一実施例に係る、ギャレーカート２００の正面図である。この実施例では、内部チャンバ２１０は、内部チャンバ２１０を第１区画３０２と第２区画３０４とに分離する分割壁３００を含み得る。第１区画３０２は、図８～図１３に関して示され、説明されるように、一以上のＵＶ光源２６０を含む。第２区画３０４は、図６に関して示され、説明されるように、分割壁３００によってＵＶ光から遮断され、消耗品を含むように構成される。

図１４は、本開示の一実施例に係る、ギャレーカート２００の側面図である。図１５は、図１４のギャレーカート２００の正面図である。図１４及び図１５を参照すると、この実施例では、一以上のＵＶ光源２６０が、基部２０２、端壁２０４、側壁２０６、及び／又は上壁２０８のうちの一以上の外面に固定されている。ギャレーカート２００は、透明な部分を含んでもよいし、含まなくてもよい。図示したものよりも多数又は少数のＵＶ光源２６０が使用され得る。さらに、基部２０２、端壁２０４、側壁２０６、及び上壁２０８のすべてよりも少数が、それらの外面にＵＶ光源２６０を含み得る。

図１６は、本開示の一実施例に係る、ギャレー３２４内のインサート区画３２２に対するギャレーインサート３２０の斜視図である。ギャレーインサート３２０は、内部チャンバ３２８を画定するコンテナ３２６を含む。コンテナ３２６は、インサート区画３２２内に格納されるように構成される。少なくとも１つの実施例では、ギャレーインサート３２０は一以上のＵＶ光源２６０を含む。例えば、球形のＵＶランプ２６０は内部チャンバ３２８内にあり、コンテナ３２６の壁は透明であり、それにより、ＵＶランプ２６０によって発せられるＵＶ光がそこを通過できるようにする。オプションで、一以上のＵＶ光源２６０は線状のアレイであり、及び／又はコンテナ３２６の外面に固定され得、透明な壁を含んでもよいし、含まなくてもよい。

ギャレーインサート３２０がインサート区画３２２内の格納位置にあるとき、ラッチ３３０がインサート区画３２２内のギャレーインサート３２０を固定するように係合され得る。さらに、ギャレーインサート３２０の電源（例えば一以上のバッテリ）を充電及び再充電できるように、ギャレーインサート３２０は、インサート区画３２２内の相互レセプタクル３３４と接続するプラグ３３２を含み得る。

ギャレーインサート３２０は、インサート区画３２２から取り外され、内部キャビン内の位置に配置されて、構成要素の表面を消毒し得る。例えば、ギャレーインサート３２０は、内部キャビン内のフライトデッキ、座席エリア、トイレなどに位置付けられ得、ＵＶ光源２６０は光を発するように作動して、様々な表面を消毒し得る。さらに、ギャレーインサート３２０はギャレーカート２００に位置付けられ得る（例えば図４～図１５に示す）。

図１７は、紫外光スペクトルを示す。図４～図１７を参照すると、少なくとも１つの実施例では、ＵＶ光源２６０は、２００ｎｍから２３０ｎｍなどの遠紫外スペクトル内に、消毒ＵＶ光を発するように構成される。少なくとも１つの実施例では、ＵＶ光源２６０は、２２２ｎｍの波長を有する消毒ＵＶ光を発する。

２２２ｎｍの波長を有する消毒ＵＶ光は、病原体（例えば、ウイルス及び細菌）を不活性にする代わりに、病原体を殺すことが判明した。これに対して、２５４ｎｍの波長のＵＶＣ光は、病原体のＤＮＡを妨げることによって病原体を不活性にし、一時的な不活性状態をもたらすが、病原体を殺すことはできない。代わりに、病原体は、通常の白色光に露出することにより、１時間当たり約１０％の再活性化率で再活性化され得る。したがって、２５４ｎｍの波長のＵＶＣ光は、輸送体の内部キャビン内などの照明を当てられたエリアでは効果的でない可能性がある。さらに、２５４ｎｍのＵＶＣ光は、人間の細胞を貫ける可能性があるので、人間への露出には勧められない。

これに対して、２２２ｎｍの波長を有する消毒ＵＶ光は、人間への露出については安全であり、病原体を殺す。さらに、２２２ｎｍの波長を有する消毒ＵＶ光は、ＵＶ光源２６０が作動してから１ミリ秒以内で全出力で発せられ得る（これに対して２５４ｎｍの波長を有するＵＶＣ光は、全出力に達するのに数秒さらには数分かかり得る）。

代替的に、ＵＶ光源２６０は、２２０ｎｍから２３０ｎｍ以外の波長で消毒ＵＶ光を発し得る。例えば、ＵＶ光源２６０は、ＵＶＣスペクトル内の２３０ｎｍから２８０ｎｍの消毒ＵＶ光を発し得る。

図１８は、本開示の一実施例に係る、ＵＶ光源２６０の端面斜視図である。図１８に示されるＵＶ光源２６０は、単に例示的である。ＵＶ光源２６０は、図示され、説明される以外に構成され得る。

少なくとも１つの実施例では、ＵＶ光源２６０は、ＵＶランプ４４０及びリフレクタ４４２を含む。例えば、ＵＶランプ４４０及びリフレクタ４４２は、シュラウド内に固定され得る。少なくとも１つの実施例では、リフレクタ４４２は、一以上の接着剤を介してなど、シュラウドの下側に固定されている。別の実施例として、リフレクタ４４２はシュラウドの不可欠な部分である。例えば、リフレクタ４４２は、シュラウドの下側であるか、あるいはその他の方法でシュラウドの下側を提供し得る。リフレクタ４４２は、ＵＶランプ４４０によって発せられたＵＶ光を外側に反射するように構成された（テフロンから形成され、鏡面などの）反射面４４３を提供する。少なくとも１つの実施例では、シュラウドは繊維ガラスから形成された外郭であるか、あるいは外郭を含み得、リフレクタ４４２は、９８％の反射率を提供するテフロンから形成され得る。

リフレクタ４４２は、シュラウドの下側の全長に沿って延在し得る。オプションで、リフレクタ４４２は、シュラウドの下側の全長未満に沿って延在してもよい。

ＵＶランプ４４０は、全長に沿って（又はほぼ全長に沿って）延在し得る。例えば、ＵＶランプ４４０は、リフレクタ４４２に、及び／又はシュラウドに、一以上のブラケットを介して固定されている。ＵＶランプ４４０は、一以上のバルブ、発光要素（例えば発光ダイオード）などの一以上のＵＶ光エミッタを含む。少なくとも１つの実施例では、ＵＶランプ４４０は、２００ｎｍから２３０ｎｍの波長などの遠紫外スペクトル内に、ＵＶ光を発するように構成される。少なくとも１つの実施例では、ＵＶランプ４４０は、２２２ｎｍの波長を有するＵＶ光を発するように構成される。例えば、ＵＶランプ４４０は、２２２ｎｍの波長を有するＵＶ光を発するように構成された３００Ｗバルブであるか、あるいは３００Ｗバルブを含み得る。

図示するように、リフレクタ４４２は、上部の湾曲した壁４４６を介して共に接続される、平らでまっすぐな側壁４４４を含む。上部の湾曲した壁４４６は、ＵＶランプ４４０から離れるように外側にたわみ得る。例えば、上部の湾曲した壁４４６は放物線状の横断面及び／又は側面を有し得る。

まっすぐな線状の側壁４４４は、ＵＶランプ４４０から発せられるＵＶ光の、所望の場所の方へ又は所望の場所上への、所望の反射及び／又は集束を提供することが判明した。代替的に、側壁４４４は線状及び平らでなくてもよい。

図１９は、本開示の一実施例に係る、ＵＶ光源２６０の端面斜視図である。図１９に示されるＵＶ光源２６０は、単に例示的である。ＵＶ光源２６０は、図示され、説明される以外に構成され得る。図１９に示されるリフレクタ４４２は、側壁４４４が、上部の湾曲した壁４４６から外側に傾き得るという点以外は、図１８に示されたリフレクタ４４２と類似している。

図２０は、本開示の一実施例に係る、ＵＶ光源２６０の端面斜視図である。図２０に示されるＵＶ光源２６０は、単に例示的である。ＵＶ光源２６０は、図示され、説明される以外に構成され得る。この実施例では、側壁４４４は、上部の湾曲した壁４４６の湾曲にしたがって、カーブし得る。

本明細書に記載のように、本開示の実施例は、輸送体の内部キャビン内の表面、構成要素、構造体を効率的に消毒するためのシステム及び方法を提供する。さらに、本開示の実施例は、内部キャビン内の表面を消毒するＵＶ光を使用するための、コンパクトで、使いやすく、安全なシステム及び方法を提供する。

本開示の実施例の説明のために、上部、底部、下方、中央、横方向、水平、垂直、前方向などの空間及び方向に関する様々な用語が使用される場合があるが、かかる用語は図面中で示す向きに関するものとして使用されているにすぎないことを理解されたい。これらの向きは、上部が下部になる、その逆、水平が垂直になるなどのように、反転、回転、あるいはその他の方法で変更され得る。

本明細書で使用される場合、タスク又は動作を実施する「よう構成／設定され（ｃｏｎｆｉｇｕｒｅｄ ｔｏ）」ている構造体、制約、又は要素は、タスク又は動作に対応する様態で、特に構造的に、形成され、構成／設定され、又は適合している。明確にするため、かつ誤解を避けるために、タスク又は動作を実施するために改変されることが可能であるだけの対象物は、本明細書における、タスク又は動作を実施する「よう構成／設定」されているものではない。

上記の説明は、限定ではなく例示を意図するものであると理解すべきである。例えば、上記の実施例（及び／又はそれらの態様）は、互いに組み合わせて使用され得る。加えて、様々な実施例の教示には、それらの範囲から逸脱することなく、特定の状況又は材料に適合させるために多数の改変が行われ得る。本明細書に記載の材料の形状寸法及び種類は、本開示の様々な実施例のパラメータを規定することを意図しているが、これらの実施例は決して限定するためのものではなく、例示的な実施例である。上記の説明を精査することによって、当業者には他の多くの実施例が明らかになるであろう。したがって、本開示の様々な実施例の範囲は、添付の特許請求の範囲、並びに、かかる特許請求の範囲が認められる均等物の全範囲に関連して決定されるべきである。添付の特許請求の範囲及び本明細書における発明を実施するための形態において、「含む（ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ）」及び「これにおいて（ｉｎ ｗｈｉｃｈ）」という用語はそれぞれ、「備える（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ）」及び「ここで（ｗｈｅｒｅｉｎ）」という用語の明白な同義語として使用される。さらに、「第１の」、「第２の」及び「第３の」等の用語は、単にラベルとして使用されており、それらの対象物に数的要件を課すことを意図するものではない。さらに、以下の特許請求の範囲の限定は、ミーンズ・プラス・ファンクション形式で記述されておらず、かかる特許請求の範囲の限定が、さらなる構造を欠く機能の記述が後続する、「～のための手段（ｍｅａｎｓ ｆｏｒ）」という言い回しを明示的に使用しない限り、米国特許法第１１２条（ｆ）に基づいて解釈されることを意図するものではない。

条項１． 輸送体の内部キャビン内で使用するためのギャレーカートであって、
前記ギャレーカートは、前記内部キャビンのギャレー内のカート区画内に格納されるように構成されていて、
前記内部キャビン内の一以上の構成要素の一以上の表面上にＵＶ光を発して、前記一以上の表面を消毒するように構成された一以上の紫外（ＵＶ）光源を含む、ギャレーカート。

条項２． 前記ギャレーカートが、
基部と、
前記基部から下方に延在する車輪と、
前記基部から上方に延在する端壁と、
前記基部から上方に延在する側壁と、
前記端壁と前記側壁とに接続された、前記基部に対向する上壁と
を備え、
前記基部、前記端壁、前記側壁、及び前記上壁の間に内部チャンバが画定される、条項１に記載のギャレーカート。

条項３． 前記一以上のＵＶ光源が、前記内部チャンバ内にある、条項２に記載のギャレーカート。

条項４． 前記基部、前記端壁、前記側壁、及び前記上壁のうちの一以上が、前記一以上のＵＶ光源によって発せられた前記ＵＶ光が通過できるようにする一以上の透明な部分を含む、条項３に記載のギャレーカート。

条項５． 前記一以上のＵＶ光源に連結されたマウントと、
前記マウントに動作可能に連結されたアクチュエータであって、前記アクチュエータは、前記内部チャンバ内の収納位置と前記内部チャンバの外側の伸長位置との間で前記一以上のＵＶ光源を移動させるように構成されている、アクチュエータと
をさらに備える、条項２から４のいずれか一項に記載のギャレーカート。

条項６． 前記一以上のＵＶ光源が、前記基部、前記端壁、前記側壁、又は前記上壁のうちの一以上の、一以上の外面に固定されている、条項２から５のいずれか一項に記載のギャレーカート。

条項７． 前記ギャレーカートが、消耗品を含むように構成されていない、条項１から６のいずれか一項に記載のギャレーカート。

条項８． 前記一以上のＵＶ光源に、電力を提供するように構成された電源をさらに含む、条項１から７のいずれか一項に記載のギャレーカート。

条項９． 前記電源が、一以上のバッテリを含む、条項８に記載のギャレーカート。

条項１０． 前記ギャレーカートが前記カート区画に格納されると、前記一以上のバッテリが自動的に再充電される、条項９に記載のギャレーカート。

条項１１． 前記一以上のＵＶ光源の動作を制御するように構成されたコントローラをさらに備える、条項１から１０のいずれか一項に記載のギャレーカート。

条項１２． 前記一以上のＵＶ光源を含む第１区画と、
消耗品を含むように構成された第２区画と
をさらに備える、条項１から１１のいずれか一項に記載のギャレーカート。

条項１３． インサート区画内に取り外し可能に含まれたギャレーインサートであって、前記一以上のＵＶ光源を含む、ギャレーインサートをさらに備える、条項１から１２のいずれか一項に記載のギャレーカート。

条項１４． 前記一以上のＵＶ光源が、２２２ｎｍの波長で、前記ＵＶ光を発するように構成されている、条項１から１３のいずれか一項に記載のギャレーカート。

条項１５． 輸送体の内部キャビン内の構成要素の表面を消毒するための方法であって、
前記内部キャビンのギャレー内のカート区画内に格納されるように構成されたギャレーカートに、一以上の紫外（ＵＶ）光源を提供すること
を含む、方法。

条項１６． 前記構成要素の前記表面上に、前記一以上のＵＶ光源からＵＶ光を発することをさらに含む、条項１５に記載の方法。

条項１７． 輸送体であって、
内部キャビンと、
前記内部キャビン内のギャレーと、
前記ギャレー内のカート区画と、
前記カート区画内に格納され、前記カート区画から取り外されるように構成されたギャレーカートであって、
前記内部キャビン内の一以上の構成要素の一以上の表面上にＵＶ光を発して、前記一以上の表面を消毒するように構成された一以上の紫外（ＵＶ）光源を含む、ギャレーカートと
を備える、輸送体。

条項１８． 前記ギャレーカートが、
基部と、
前記基部から下方に延在する車輪と、
前記基部から上方に延在する端壁と、
前記基部から上方に延在する側壁と、
前記端壁と前記側壁とに接続された、前記基部に対向する上壁と
を備え、
前記基部、前記端壁、前記側壁、及び前記上壁の間に内部チャンバが画定される、条項１７に記載の輸送体。

条項１９． 前記一以上のＵＶ光源が、前記内部チャンバ内にある、条項１８に記載の輸送体。

条項２０． 前記基部、前記端壁、前記側壁、及び前記上壁のうちの一以上が、前記一以上のＵＶ光源によって発せられた前記ＵＶ光が通過できるようにする一以上の透明な部分を含む、条項１９に記載の輸送体。

ここに記述した説明で実施例を使用しているのは、ベストモードを含む本開示の様々な実施例を開示するためと、当業者が任意のデバイス又はシステムを作製及び使用すること、並びに組み込まれた任意の方法の実施することを含めて本開示の様々な実施例を実施することを可能にするためである。本開示の様々な実施例の特許性の範囲は、特許請求の範囲によって規定されるものであり、当業者が想起する他の実施例を含み得る。かかる他の実施例は、それらが特許請求の範囲の文言と相違しない構造要素を有する場合、又はそれらが特許請求の範囲の文言とのごくわずかな相違しか有しない同等の構造要素を含む場合には、特許請求の範囲に含まれることが意図されている。

Claims (20)

1. 輸送体の内部キャビン内で使用するためのギャレーカートであって、
   前記ギャレーカートは、前記内部キャビンのギャレー内のカート区画内に格納されるように構成されていて、
   前記内部キャビン内の一以上の構成要素の一以上の表面上にＵＶ光を発して、前記一以上の表面を消毒するように構成された一以上の紫外（ＵＶ）光源を含む、ギャレーカート。
2. 前記ギャレーカートが、
   基部と、
   前記基部から下方に延在する車輪と、
   前記基部から上方に延在する端壁と、
   前記基部から上方に延在する側壁と、
   前記端壁と前記側壁とに接続された、前記基部に対向する上壁と
   を備え、
   前記基部、前記端壁、前記側壁、及び前記上壁の間に内部チャンバが画定される、請求項１に記載のギャレーカート。
3. 前記一以上のＵＶ光源が、前記内部チャンバ内にある、請求項２に記載のギャレーカート。
4. 前記基部、前記端壁、前記側壁、及び前記上壁のうちの一以上が、前記一以上のＵＶ光源によって発せられた前記ＵＶ光が通過できるようにする一以上の透明な部分を含む、請求項３に記載のギャレーカート。
5. 前記一以上のＵＶ光源に連結されたマウントと、
   前記マウントに動作可能に連結されたアクチュエータであって、前記アクチュエータは、前記内部チャンバ内の収納位置と前記内部チャンバの外側の伸長位置との間で前記一以上のＵＶ光源を移動させるように構成されている、アクチュエータと
   をさらに備える、請求項２から４のいずれか一項に記載のギャレーカート。
6. 前記一以上のＵＶ光源が、前記基部、前記端壁、前記側壁、又は前記上壁のうちの一以上の、一以上の外面に固定されている、請求項２から５のいずれか一項に記載のギャレーカート。
7. 前記ギャレーカートが、消耗品を含むように構成されていない、請求項１から６のいずれか一項に記載のギャレーカート。
8. 前記一以上のＵＶ光源に、電力を提供するように構成された電源をさらに含む、請求項１から７のいずれか一項に記載のギャレーカート。
9. 前記電源が、一以上のバッテリを含む、請求項８に記載のギャレーカート。
10. 前記ギャレーカートが前記カート区画に格納されると、前記一以上のバッテリが自動的に再充電される、請求項９に記載のギャレーカート。
11. 前記一以上のＵＶ光源の動作を制御するように構成されたコントローラをさらに備える、請求項１から１０のいずれか一項に記載のギャレーカート。
12. 前記一以上のＵＶ光源を含む第１区画と、
    消耗品を含むように構成された第２区画と
    をさらに備える、請求項１から１１のいずれか一項に記載のギャレーカート。
13. インサート区画内に取り外し可能に含まれたギャレーインサートであって、前記一以上のＵＶ光源を含む、ギャレーインサートをさらに備える、請求項１から１２のいずれか一項に記載のギャレーカート。
14. 前記一以上のＵＶ光源が、２２２ｎｍの波長で、前記ＵＶ光を発するように構成されている、請求項１から１３のいずれか一項に記載のギャレーカート。
15. 輸送体の内部キャビン内の構成要素の表面を消毒するための方法であって、
    前記内部キャビンのギャレー内のカート区画内に格納されるように構成されたギャレーカートに、一以上の紫外（ＵＶ）光源を提供すること
    を含む、方法。
16. 前記構成要素の前記表面上に、前記一以上のＵＶ光源からＵＶ光を発することをさらに含む、請求項１５に記載の方法。
17. 輸送体であって、
    内部キャビンと、
    前記内部キャビン内のギャレーと、
    前記ギャレー内のカート区画と、
    前記カート区画内に格納され、前記カート区画から取り外されるように構成されたギャレーカートであって、
    前記内部キャビン内の一以上の構成要素の一以上の表面上にＵＶ光を発して、前記一以上の表面を消毒するように構成された一以上の紫外（ＵＶ）光源を含む、ギャレーカートと
    を備える、輸送体。
18. 前記ギャレーカートが、
    基部と、
    前記基部から下方に延在する車輪と、
    前記基部から上方に延在する端壁と、
    前記基部から上方に延在する側壁と、
    前記端壁と前記側壁とに接続された、前記基部に対向する上壁と
    を備え、
    前記基部、前記端壁、前記側壁、及び前記上壁の間に内部チャンバが画定される、請求項１７に記載の輸送体。
19. 前記一以上のＵＶ光源が、前記内部チャンバ内にある、請求項１８に記載の輸送体。
20. 前記基部、前記端壁、前記側壁、及び前記上壁のうちの一以上が、前記一以上のＵＶ光源によって発せられた前記ＵＶ光が通過できるようにする一以上の透明な部分を含む、請求項１９に記載の輸送体。
    

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