JP2022018181A - 配電盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】遮断器側と母線断路器側とを電気的に接続する接続導体を内部に含む区画部材によって遮断器と母線断路器とを区画する場合に、耐電圧性能を向上することが可能な配電盤を提供する。【解決手段】この配電盤100は、複数相の交流電圧の受電および配電を行う配電盤100であって、各相毎の電路を遮断するように設けられる遮断器1と、各相毎に設けられた複数の母線101に接続され、電流が流れていない場合に各相毎の電路の開閉を行う断路器2と、遮断器1と断路器2とを区画するように設けられる区画部材3と、を備え、区画部材3は、遮断器1側と断路器2側とを電気的に接続するとともに、電界集中を緩和するように丸みを有するように角部が面取りされた接続導体31および32と、接続導体31および32を内部に埋め込むように形成された絶縁部材33とを含む。【選択図】図1

Description

この発明は、配電盤に関し、特に、遮断器と母線断路器とが区画されている配電盤に関する。
従来、遮断器と母線側断路器(母線断路器)とが区画されている配電盤が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載の配電盤は、遮断器と、母線側断路器とを備える。また、母線側断路器と遮断器とがそれぞれ気密された状態で区画されるように、母線側断路器は密閉された母線室用容器内に収容されている。この母線室用容器は、底面部分が、エポキシ樹脂によって形成されている。そして、エポキシ樹脂に埋め込まれるように設けられている接続導体によって、母線側断路器と遮断器とを電気的に接続している。
特開2019-165534号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されている配電盤のように、エポキシ樹脂などのような絶縁部材を含む部材(区画部材)によって、遮断器と母線側断路器(母線断路器)とを区画しながら、区画部材の内部に埋め込まれた接続導体によって遮断器側と母線断路器側とを電気的に接続する場合には、絶縁部材の周囲の筐体などの金属部材と、絶縁部材の内部の接続導体との間において絶縁破壊を起こさないように耐電圧性能を考慮する必要がある。そのため、遮断器側と母線断路器側とを電気的に接続する接続導体を内部に含む区画部材によって、遮断器と母線断路器とを区画する場合に、耐電圧性能を向上することが望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、遮断器側と母線断路器側とを電気的に接続する接続導体を内部に含む区画部材によって遮断器と母線断路器とを区画する場合に、耐電圧性能を向上することが可能な配電盤を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による配電盤は、複数相の交流電圧の受電および配電を行う配電盤であって、各相毎の電路を遮断するように設けられる遮断器と、各相毎に設けられた複数の母線に接続され、電流が流れていない場合に各相毎の電路の開閉を行う母線断路器と、遮断器と母線断路器とを区画するように設けられる区画部材と、を備え、区画部材は、遮断器側と母線断路器側とを電気的に接続するとともに、電界集中を緩和するように丸みを有するように角部が面取りされた接続導体と、接続導体を内部に埋め込むように形成された絶縁部材とを含む。
この発明の一の局面による配電盤では、上記のように、区画部材は、遮断器側と母線断路器側とを電気的に接続するとともに、電界集中を緩和するように丸みを有するように角部が面取りされた接続導体と、接続導体を内部に埋め込むように形成された絶縁部材とを含む。これにより、区画部材の絶縁部材の内部に埋め込まれている接続導体が、電界集中を緩和するように丸みを有するように角部が面取りされているため、接続導体における電界の集中を緩和することができる。そのため、接続導体が埋め込まれている絶縁部材の周りの部材が、金属などの電気を流しやすい物質である場合にも、接続導体の電界集中が緩和されるため、絶縁部材の周りの部材と接続導体との間で絶縁破壊が起こることを抑制することができる。その結果、遮断器側と母線断路器側とを電気的に接続する接続導体を内部に含む区画部材によって遮断器と母線断路器とを区画する場合に、耐電圧性能を向上することができる。
上記一の局面による配電盤において、好ましくは、絶縁部材は、遮断器と母線断路器とを区画するように板状に形成されているとともに、遮断器側の表面である遮断器側表面と、母線断路器側の表面である断路器側表面とを有し、接続導体は、絶縁部材の遮断器側表面と断路器側表面とに沿うように、長手方向と短手方向とを有する扁平な板状であり、長手方向の両端部分に丸みを有するように角部が面取りされている。ここで、扁平な板状の部材である接続導体に電流が流れる場合には、長手方向の両端部分の角部に電界が集中しやすく、角部において絶縁破壊が起こりやすくなることが考えられる。この点を考慮して、本発明では、扁平な板状の部材である接続導体を、長手方向の両端部分に丸みを有するように角部を面取りする。このように構成すれば、長手方向の両端部分に設けられた丸みによって、角部に電界が集中することを抑制することができる。その結果、接続導体が扁平な板状の部材である場合にも、耐電圧性能を向上することができる。
この場合、好ましくは、区画部材は、遮断器側に接続される遮断器側接続端子と、母線断路器側に接続される断路器側接続端子と、を含み、遮断器側接続端子は、円柱状に形成されるとともに、遮断器側表面から突出するように接続導体の長手方向の一端に接続され、断路器側接続端子は、円柱状に形成されるとともに、断路器側表面から突出するように接続導体の長手方向の他端に接続され、接続導体は、円柱状に形成された遮断器側接続端子および断路器側接続端子の接続導体との接続面に沿うように長手方向の両端部分に略円弧状の丸みが設けられるように角部が面取りされている。このように構成すれば、接続導体の長手方向の両端部分が、遮断器側接続端子および断路器側接続端子の接続面に沿うように略円弧状の丸みが設けられるように角部が面取りされているため、接続導体が遮断器側接続端子および断路器側接続端子の接続される位置より外側に延びている場合に比べて、接続導体の両端部分に電界が集中することをより抑制することができる。そのため、接続導体の長手方向の両端部分が、遮断器側接続端子および断路器側接続端子の接続面に沿うように略円弧状の丸みが設けられるように角部が面取りされていることによって、耐電圧性能をより向上することができる。
この場合、好ましくは、接続導体は、短手方向における幅が、円柱状に形成された遮断器側接続端子および断路器側接続端子の接続面の直径と略同一となるように構成されている。ここで、扁平な板状の接続導体の短手方向における幅が、接続面の直径よりも大きい場合には、遮断器側接続端子および断路器側接続端子から接続導体が短手方向に突出しながら接続されることとなる。そのため、接続導体の突出した部分に電界が集中することとなるため耐電圧性能(絶縁性能)が低下する。これに対して、本発明では、接続導体を、短手方向における幅が、円柱状に形成された遮断器側接続端子および断路器側接続端子の接続面の直径と略同一となるように構成する。このように構成すれば、接続導体が短手方向において遮断器側接続端子および断路器側接続端子から突出することによる耐電圧性能の低下を抑制することができる。そのため、短手方向において、接続導体の幅と接続面の直径とを略同一とすることによって、耐電圧性能をより一層向上することができる。
上記絶縁部材が、遮断器と母線断路器とを区画するように板状に形成されている配電盤において、好ましくは、区画部材は、母線断路器を収容する母線室用容器の底面を構成し、絶縁部材は、母線室用容器の金属により構成された側面との接合部分の厚みが接合部分以外の厚みより大きくなるように、断路器側表面に段差が設けられるように形成されている。ここで、母線室用容器の側面が加工性を向上させるために金属で構成されている場合には、母線室用容器全体が絶縁部材により構成されている場合に比べて、母線室用容器の底面の絶縁部材に埋め込まれている接続導体と金属部分との距離が近くなる。そのため、接続導体と金属部分との間の絶縁性能が低下することが考えられる。この点を考慮して、本発明では、絶縁部材を、母線室用容器の金属により構成された側面との接合部分の厚みが接合部分以外の厚みより大きくなるように、断路器側表面に段差が設けられるように形成する。このように構成すれば、絶縁部材の接合部分の厚みが接合部分以外の厚みより大きくなるように、断路器側表面に段差が設けられているため、母線室用容器の側面の金属部分と、絶縁部材に埋め込まれている接続導体との絶縁距離を大きくすることができる。そのため、母線室用容器の側面が金属により構成されていることにより母線室用容器を容易に加工しながら、耐電圧性能を効果的に向上することができる。
上記絶縁部材が、遮断器と母線断路器とを区画するように板状に形成されている配電盤において、好ましくは、絶縁部材は、厚み方向において、内部に埋め込まれた接続導体から断路器側表面までの厚みが、接続導体から遮断器側表面までの厚みよりも大きくなるように形成されている。このように構成すれば、区画部材に含まれる接続導体から筐体などの金属部分までの距離が、遮断器側に比べて母線断路器側のほうが小さい場合に、接続導体から断路器側表面までの厚みを、接続導体から遮断器側表面までの厚みよりも大きくすることによって、接続導体から金属部分に近い側の絶縁部材の厚みを大きくすることができる。そのため、接続導体から金属部分までの距離を十分に大きく設けることができるので、耐電圧性能をより効果的に向上することができる。
この場合、好ましくは、絶縁部材は、厚み方向において、内部に埋め込まれた接続導体から断路器側表面までの厚みが、接続導体の厚みよりも大きくなるように形成されている。このように構成すれば、接続導体から断路器側表面までの厚みを接続導体の厚みよりも大きくすることによって、十分に大きな厚みの絶縁部材を形成することができる。そのため、接続導体から、母線断路器側の筐体などの金属部分までの距離を十分に大きくすることができる。その結果、接続導体から断路器側表面までの厚みが、接続導体の厚みよりも大きくなるように絶縁部材を形成することによって、十分に耐電圧性能を向上させることができる。
本発明によれば、上記のように、遮断器側と母線断路器側とを電気的に接続する接続導体を内部に含む区画部材によって遮断器と母線断路器とを区画する場合に、耐電圧性能を向上することができる。
一実施形態による配電盤の側方側の断面図である。 一実施形態による配電盤の前面側の断面図である。 一実施形態による区画部材の接続導体および接続端子の斜視図である。 一実施形態による区画部材の前面図である。 一実施形態による区画部材の側面図である。 一実施形態による区画部材を上面側から見た平面図である。 一実施形態による絶縁部材の構成について説明するための図である。 一実施形態の変形例による区画部材について説明するための図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1~図7を参照して、本実施形態による配電盤100の構成について説明する。
図1および図2に示すように、配電盤100は、たとえば、複数相の交流電圧(R相、S相、および、T相)の受電および配電を行うように構成されている。配電盤100として、たとえば、ガス絶縁配電盤(ガス絶縁開閉装置)などが考えられる。ガス絶縁配電盤とは、内部の機器(後述する遮断器1など)を高絶縁性能のガスにより密閉(収納)する装置である。高絶縁性能のガスとして、たとえば、SF6(六フッ化硫黄)が用いられる。配電盤100は、内部の機器(およびガス)を密閉(収納)するための箱状の筐体100aを含む。なお、本明細書においては、配電盤100の前面側をX1方向側、配電盤100の背面側をX2方向側とする。また、配電盤100をX1方向側から見て左側をY1方向側、配電盤100をX1方向側から見て右側をY2方向側とする。また、配電盤100の上方側をZ1方向側、配電盤100の下方側をZ2方向側とする。
図1に示すように、配電盤100は、遮断器1、断路器2、および、区画部材3を備える。配電盤100は、母線101を介して電力を受電するように構成されている。また、配電盤100は、たとえば、隣接する配電盤(図示せず)に対して、外部ケーブル102を介して電力を供給するように構成されている。
遮断器1は、電流が流れている場合に各相(R相、S相、および、T相)毎の電路を遮断するように設けられる。また、遮断器1は、過電流が発生した場合に各相毎の電路を遮断するように設けられている。また、遮断器1は、R相用の端子と、S相用の端子と、T相用の端子との3つの端子を含む。遮断器1の3つの端子は、Y方向(配電盤100の左右方向)に沿って一列に配置(配列)(図2参照)されている。遮断器1は、たとえば、真空の容器に電極を収めた構造の真空遮断器である。
断路器2は、各相(R相、S相、および、T相)毎に設けられた複数(3つ)の母線101に接続され、電流が流れていない場合に各相毎の電路の開閉を行う。具体的には、断路器2は、操作部21を回転させることによって、D1方向(図2参照)に回動可能に構成されている。断路器2がD1方向に回動することにより、断路器2と母線101との接続および非接続(オンオフ)、および、接地が制御される。また、断路器2は、R相用の端子と、S相用の端子と、T相用の端子との3つの端子を含む。断路器2の3つの端子は、Y方向と直交するX方向(配電盤100の前後方向)に沿って一列に配置(配列)されている。また、母線101の3つの端子も、X方向に沿って一列に配置(配列)されている。断路器2は、3つの端子の各々を介して、3つの母線101にそれぞれ接続されている。なお、断路器2は、特許請求の範囲における「母線断路器」の一例である。
区画部材3は、遮断器1と断路器2とを区画するように設けられる。すなわち、区画部材3は、遮断器1側と断路器2側とを気密された状態で互いに空間的に分離(分割)する。また、区画部材3は、遮断器1と断路器2とを区画することによって、遮断器1または断路器2に故障が発生した場合に、故障が他の区画に波及するのを抑制することが可能に構成されている。また、区画部材3は、たとえば、遮断器1の点検作業または交換作業などを行う場合に、断路器2側の気密性を保った状態で遮断器1側の空間を開放して作業を行うことが可能なように遮断器1と断路器2とを区画する。したがって、作業者は、断路器2によって母線101からの電路を開いた状態(導通を遮断させた状態)で遮断器1側の空間を開放させることができるので、外部の母線101を停電させることなく(外部の他の装置の動作を停止させることなく)遮断器1側を開放させて作業を行うことができる。
本実施形態では、区画部材3は、断路器2を収容する母線室用容器30の底面を構成する。母線室用容器30は、筐体100aの天井面に取り付けるカバー(図示せず)の内側に上端部がねじなどにより締結されることによって固定されている。すなわち、区画部材3(母線室用容器30の底面)、母線室用容器30の側面30a、および、母線室用容器30の上端部が取り付けられるカバー(図示せず)により、断路器2は、母線室用容器30内に密閉されている。また、母線室用容器30の側面30aは、金属により構成されている。母線室用容器30の側面30aは、たとえば、鉄製である。
(区画部材の構造の詳細について)
本実施形態では、区画部材3は、接続導体31および接続導体32と、絶縁部材33とを含む。接続導体31および接続導体32は、遮断器1側と、断路器2側とを電気的に接続する。絶縁部材33は、遮断器1と断路器2とを区画するように板状に形成されいてる。また、絶縁部材33は、接続導体31および接続導体32を内部に埋め込むように形成されている。すなわち、区画部材3は、遮断器1と断路器2とを区画しながら、電気的に接続するように構成されている。
〈接続端子と接続導体について〉
図3に示すように、本実施形態では、区画部材3は、遮断器1側(Z2方向側)に接続される3つの接続端子34a、接続端子34b、および、接続端子34cを含む。また、区画部材3は、断路器2側(Z1方向側)に接続される3つの接続端子35a、接続端子35b、および、接続端子35cを含む。なお、接続端子34a~34cは、特許請求の範囲における「遮断器側接続端子」の一例である。また、接続端子35a~35cは、特許請求の範囲における「断路器側接続端子」の一例である。
具体的には、図4に示すように、遮断器1側(Z2方向側)の3つの接続端子34a~34cの各々は、遮断器1の3つの端子の各々と接続されるようにY方向(左右方向)に沿って配置(配列)されている。また、図5に示すように、断路器2側(Z1方向側)の3つの接続端子35a~35cの各々は、断路器2の3つの端子の各々と接続されるようにX方向(前後方向)に沿って配置(配列)されている。そして、接続端子34a~34cおよび接続端子35a~35cは、Z方向に延びる円柱状に形成されている。
本実施形態では、接続端子34aおよび34cの各々は、絶縁部材33の遮断器側表面33a(Z2方向側の表面)から、Z2方向側に突出するように接続導体31および接続導体32にそれぞれ接続されている。また、接続端子35aおよび35cの各々は、絶縁部材33の断路器側表面33b(Z1方向側の表面)から、Z1方向側に突出するように接続導体31および接続導体32にそれぞれ接続されている。また、接続端子34bおよび接続端子35bは、一体的に形成されており、絶縁部材33をZ方向に貫通して延びるように設けられている。
すなわち、接続導体31および接続導体32は、接続端子34aおよび34cを介して遮断器1と電気的に接続され、接続端子35aおよび接続端子35cを介して断路器2と接続される。具体的には、接続導体31は、遮断器1側の接続端子34aと断路器2側の接続端子35aとに接続される。そして、接続導体32は、遮断器1側の接続端子34cと断路器2側の接続端子35cとに接続される。また、接続端子34aおよび34cは、たとえば、溶接によって接続導体31および接続導体32に接続(接合)されている。そして、接続端子35aおよび接続端子35cは、たとえば、ねじなどの締結部材によって接続導体31および接続導体32に接続(締結)されている。なお、接続端子34aおよび34cをねじなどの締結部材によって接続してもよい。また、接続端子35aおよび35cを、溶接によって接続してもよい。
このように、区画部材3は、接続導体31および接続導体32が、接続端子34aおよび34cと接続端子35aおよび35cと接続することによって、Y方向(左右方向)に沿って配置(配列)されている遮断器1の3つの端子と、X方向(前後方向)に沿って配置(配列)されている断路器2の3つの端子との配置方向を接続導体31および接続導体32を介して変換する。すなわち、区画部材3は、遮断器1と断路器2とを区画しながら、互いに異なる方向に配置(配列)されている端子同士を接続(同相の端子同士を電気的に接続)させるための機構を有している。具体的には、区画部材3は、配置方向を90度変換(図6参照)することによって、遮断器1の3つの端子の配置方向(Y方向)を、断路器2の3つの端子の配置方向(X方向)に変換している。
また、本実施形態では、接続導体31および接続導体32は、絶縁部材33の遮断器側表面33a(図4および図5参照)と断路器側表面33b(図4および図5参照)とに沿うように、長手方向(図3のα方向)と短手方向(図3のβ方向)とを有する扁平な板状である。そして、接続導体31および接続導体32は、電界集中を緩和するように、長手方向の両端部分E(図3参照)に丸みを有するように角部が面取りされている。接続導体31および接続導体32は、たとえば、銅製である。
そして、本実施形態では、接続導体31および接続導体32は、長手方向の一端に、遮断器1側の接続端子34aおよび34cが接続される。そして、接続導体31および接続導体32は、長手方向の他端に断路器2側の接続端子35aおよび35cが接続される。また、接続導体31および接続導体32は、円柱状に形成された接続端子34aおよび34cと、接続端子35aおよび35cとの接続面に沿うように、長手方向の両端部分Eに略円弧状の丸みが設けられるように角部が面取りされている。そして、接続導体31および32は、短手方向における幅が、円柱状に形成された接続端子34aおよび34cと、接続端子35aおよび35cとの接続面の直径と略同一となるように構成されている。
すなわち、図6に示すように、Z方向から接続導体31および32を見た場合には、接続導体31および32は、長手方向の両端が半円形状に丸みを帯びるように形成されている。そして、長手方向の両端の半円形は、円柱状に形成された接続端子34aおよび34cと、接続端子35aおよび35cの接続面(断面)の円形と略同一の半径を有する。言い換えると、接続導体31および32の短手方向の幅は、接続端子34aおよび34cと接続端子35aおよび接続端子35aおよび35cの断面の直径と略等しい大きさとなるように構成されている。すなわち、接続導体31および32の長手方向の両端部分Eは、接続面と略同一の形状を有している。
〈絶縁部材の構成について〉
絶縁部材33は、Z方向から見て、略矩形形状(図6参照)を有している。絶縁部材33は、たとえば、エポキシ樹脂により形成されている。なお、絶縁部材33は、成形用の型に、接続導体31および32と、接続端子34a~34cと、接続端子35a~35cとを配置した状態で、樹脂の注入を行うインサート成形によって成形される。
本実施形態では、絶縁部材33は、図7に示すように、遮断器1側の表面(Z2方向側の表面)である遮断器側表面33aと、断路器2側の表面(Z1方向側の表面)である断路器側表面33bとを有する。そして、絶縁部材33は、断路器側表面33bの外周部分(図6参照)に、母線室用容器30の側面30aとの接合部分33cを有する。そして、絶縁部材33は、接合部分33cのZ方向の厚みが、接合部分33c以外のZ方向の厚みより大きくなるように段差d1が設けられている。
母線室用容器30の側面30aは、Z2方向側の端部30bがZ方向から見て環状(フランジ状)に形成されている。すなわち、側面30aの端部30bは、区画部材3の断路器側表面33bに沿うように、外側に折り曲げられたような平坦面として形成されている。ここで、側面30aは金属の鉄で構成されているため、領域Pに電界が集中する。そこで、本実施形態による配電盤100では、絶縁部材33の断路器側表面33bに段差d1を設けることによって、側面30aの領域Pの部分と接続導体31および接続導体32との間の絶縁破壊が起こらないように構成されている。
すなわち、断路器側表面33bの接合部分33cは、絶縁部材33の断路器側表面33bの外周部分に沿って段差d1分、Z1方向にせり出すように形成されている。そして、接合部分33cは、段差d1分せり出した状態で、環状(フランジ状)に形成された母線室用容器30の端部30bの全体に亘って端部30bと当接するように形成されている。
また、図6および図7に示すように、絶縁部材33の接合部分33cには、環状の溝が設けられている。そして、接合部分33cの溝には、Oリング36が配置される。そして、母線室用容器30の側面30aの端部30bと、接合部分33cとが、ねじなどの締結部材によって締結されることによって、端部30bと接合部分33cとが、当接して接続されている。これにより、区画部材3は、母線室用容器30に断路器2を密閉しながら固定される。
また、図7に示すように、本実施形態では、絶縁部材33は、厚み方向(Z方向)において、内部に埋め込まれた接続導体31および接続導体32から断路器側表面33bまでの厚みd2が、接続導体31および接続導体32から遮断器側表面33aまでの厚みd3よりも大きくなるように形成されている。また、本実施形態では、絶縁部材33は、厚み方向(Z方向)において、内部に埋め込まれた接続導体31および接続導体32から断路器側表面33bまでの厚みd2が、接続導体31および接続導体32のZ方向の厚みd4よりも大きくなるように形成されている。なお、接続導体31および接続導体32の厚みd4は、略等しい大きさを有する。また、図7では、接続導体32の図示を省略している。
また、本実施形態では、絶縁部材33は、接続導体31および接続導体32を内部に埋め込むように形成されているとともに、接続端子34a~34cおよび接続端子35a~35cを一体的に覆うように設けられている。また、絶縁部材33は、遮断器側表面33aおよび断路器側表面33bの各々において、接続端子34a~34cおよび接続端子35a~35cの突出している位置の周囲が盛り上がるように凹凸形状を有するように形成されている。これにより、接続端子34a~34c同士および接続端子35a~35c同士の間の沿面距離を大きくすることが可能である。
厚みd2および厚みd3は、接続端子34a~34cおよび接続端子35a~35cの周囲の凹凸形状を含まない表面までの厚みである。すなわち、絶縁部材33は、断路器側表面33bの全体に亘って、厚みd2が厚みd3よりも大きくなるように形成されている。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、区画部材3は、遮断器1側と断路器2(母線断路器)側とを電気的に接続するとともに、電界集中を緩和するように丸みを有するように角部が面取りされた接続導体31および32と、接続導体31および32を内部に埋め込むように形成された絶縁部材33とを含む。これにより、区画部材3の絶縁部材33の内部に埋め込まれている接続導体31および32が、電界集中を緩和するように丸みを有するように角部が面取りされているため、接続導体31および32における電界の集中を緩和することができる。そのため、接続導体31および32が埋め込まれている絶縁部材33の周りの部材が、金属などの電気を流しやすい物質である場合にも、接続導体31および32の電界集中が緩和されるため、絶縁部材33の周りの部材と接続導体31および32との間で絶縁破壊が起こることを抑制することができる。その結果、遮断器1側と断路器2側とを電気的に接続する接続導体31および32を内部に含む区画部材3によって遮断器1と断路器2とを区画する場合に、耐電圧性能を向上することができる。
また、本実施形態では、絶縁部材33は、遮断器1と断路器2(母線断路器)とを区画するように板状に形成されているとともに、遮断器1側の表面である遮断器側表面33aと、断路器2側の表面である断路器側表面33bとを有し、接続導体31および32は、絶縁部材33の遮断器側表面33aと断路器側表面33bとに沿うように、長手方向と短手方向とを有する扁平な板状であり、長手方向の両端部分Eに丸みを有するように角部が面取りされている。ここで、扁平な板状の部材である接続導体31および32に電流が流れる場合には、長手方向の両端部分Eの角部に電界が集中しやすく、角部において絶縁破壊が起こりやすくなることが考えられる。この点を考慮して、本実施形態では、扁平な板状の部材である接続導体31および32を、長手方向の両端部分Eに丸みを有するように角部を面取りする。このように構成すれば、長手方向の両端部分Eに設けられた丸みによって、角部に電界が集中することを抑制することができる。その結果、接続導体31および32が扁平な板状の部材である場合にも、耐電圧性能を向上することができる。
また、本実施形態では、区画部材3は、遮断器1側に接続される接続端子34a~34c(遮断器側接続端子)と、断路器2(母線断路器)側に接続される接続端子35a~35c(断路器側接続端子)と、を含み、接続端子34a~34cは、円柱状に形成されるとともに、遮断器側表面33aから突出するように接続導体31および32の長手方向の一端に接続され、接続端子35a~35cは、円柱状に形成されるとともに、断路器側表面33bから突出するように接続導体31および32の長手方向の他端に接続され、接続導体31および32は、円柱状に形成された接続端子34a~34cおよび接続端子35a~35cの接続導体31および32との接続面に沿うように長手方向の両端部分Eに略円弧状の丸みが設けられるように角部が面取りされている。このように構成すれば、接続導体31および32の長手方向の両端部分Eが、接続端子34a~34cおよび接続端子35a~35cの接続面に沿うように略円弧状の丸みが設けられるように角部が面取りされているため、接続導体31および32が接続端子34a~34cおよび接続端子35a~35cの接続される位置より外側に延びている場合に比べて、接続導体31および32の両端部分Eに電界が集中することをより抑制することができる。そのため、接続導体31および32の長手方向の両端部分Eが、接続端子34a~34cおよび接続端子35a~35cの接続面に沿うように略円弧状の丸みが設けられるように角部が面取りされていることによって、耐電圧性能をより向上することができる。
また、本実施形態では、接続導体31および32は、短手方向における幅が、円柱状に形成された接続端子34a~34c(遮断器側接続端子)および接続端子35a~35c(断路器側接続端子)の接続面の直径と略同一となるように構成されている。ここで、扁平な板状の接続導体31および32の短手方向における幅が、接続面の直径よりも大きい場合には、接続端子34a~34cおよび接続端子35a~35cから接続導体31および32が短手方向に突出しながら接続されることとなる。そのため、接続導体31および32の突出した部分に電界が集中することとなるため耐電圧性能(絶縁性能)が低下する。これに対して、本実施形態では、接続導体31および32を、短手方向における幅が、円柱状に形成された接続端子34a~34cおよび接続端子35a~35cの接続面の直径と略同一となるように構成する。このように構成すれば、接続導体31および32が短手方向において接続端子34a~34cおよび接続端子35a~35cから突出することによる耐電圧性能の低下を抑制することができる。そのため、短手方向において、接続導体31および32の幅と接続面の直径とを略同一とすることによって、耐電圧性能をより一層向上することができる。
また、本実施形態では、区画部材3は、断路器2を収容する母線室用容器30の底面を構成し、絶縁部材33は、母線室用容器30の金属により構成された側面30aとの接合部分33cの厚みが接合部分33c以外の厚みより大きくなるように、断路器側表面33bに段差d1が設けられるように形成されている。ここで、母線室用容器30の側面30aが加工性を向上させるために金属で構成されている場合には、母線室用容器30全体が絶縁部材33により構成されている場合に比べて、母線室用容器30の底面の絶縁部材33に埋め込まれている接続導体31および32と金属部分との距離が近くなる。そのため、接続導体31および32と金属部分との間の絶縁性能が低下することが考えられる。この点を考慮して、本実施形態では、絶縁部材33を、母線室用容器30の金属により構成された側面30aとの接合部分33cの厚みが接合部分33c以外の厚みより大きくなるように、断路器側表面33bに段差d1が設けられるように形成する。このように構成すれば、絶縁部材33の接合部分33cの厚みが接合部分33c以外の厚みより大きくなるように、断路器側表面33bに段差d1が設けられているため、母線室用容器30の側面30aの金属部分と、絶縁部材33に埋め込まれている接続導体31および32との絶縁距離を大きくすることができる。そのため、母線室用容器30の側面30aが金属により構成されていることにより母線室用容器30を容易に加工しながら、耐電圧性能を効果的に向上することができる。
また、本実施形態では、絶縁部材33は、厚み方向において、内部に埋め込まれた接続導体31および32から断路器側表面33bまでの厚みd2が、接続導体31および32から遮断器側表面33aまでの厚みd3よりも大きくなるように形成されている。このように構成すれば、区画部材3に含まれる接続導体31および32から筐体100aなどの金属部分までの距離が、遮断器1側に比べて断路器2(母線断路器)側のほうが小さい場合に、接続導体31および32から断路器側表面33bまでの厚みd2を、接続導体31および32から遮断器側表面33aまでの厚みd3よりも大きくすることによって、接続導体31および32から金属部分に近い側の絶縁部材33の厚みを大きくすることができる。そのため、接続導体31および32から金属部分までの距離を十分に大きく設けることができるので、耐電圧性能をより効果的に向上することができる。
また、本実施形態では、絶縁部材33は、厚み方向において、内部に埋め込まれた接続導体31および32から断路器側表面33bまでの厚みd2が、接続導体31および32の厚みd4よりも大きくなるように形成されている。このように構成すれば、接続導体31および32から断路器側表面33bまでの厚みd2を接続導体31および32の厚みよりも大きくすることによって、十分に大きな厚みの絶縁部材33を形成することができる。そのため、接続導体31および32から、断路器2(母線断路器)側の筐体100aなどの金属部分までの距離を十分に大きくすることができる。その結果、接続導体31および32から断路器側表面33bまでの厚みd2が、接続導体31および32の厚みd4よりも大きくなるように絶縁部材33を形成することによって、十分に耐電圧性能を向上させることができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、区画部材3は、互いに異なる方向に沿って配置(配列)された断路器2(母線断路器)の3つの端子と遮断器1の3つの端子との配置方向を変換するように、遮断器側と断路器側とを電気的に接続する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図8に示す変形例による区画部材103のように、同一の方向に沿って配置された遮断器の3つの端子と、母線断路器の3つの端子とを接続するように構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、接続導体31および32は、絶縁部材33の遮断器側表面33aと断路器側表面33bとに沿うように長手方向と短手方向とを有する扁平な板状である例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、接続導体の扁平な面が、絶縁部材の遮断器側表面と断路器側表面との対向する方向に沿うように配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、接続端子34a~34c(遮断器側接続端子)および接続端子35a~35c(断路器側接続端子)は、円柱状に形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、遮断器側接続端子および断路器側接続端子を、角柱状に形成してもよい。
また、上記実施形態では、接続導体31および32は、円柱状に形成された接続端子34a~34c(遮断器側接続端子)および接続端子35a~35c(断路器側接続端子)の接続導体31および32との接続面に沿うように長手方向の両端部分Eに略円弧状の丸みが設けられるように角部が面取りされている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、接続導体は長手方向が接続面より外側に突出するように形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、接続導体31および32の長手方向の両端部分Eは、接続端子34a~34c(遮断器側接続端子)および接続端子35a~35c(断路器側接続端子)との接続面と略同一の形状を有するように半円形状に丸みが設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、接続導体の長手方向の両端部分が、接続面とは異なる形状を有していてもよい。
また、上記実施形態では、接続導体31および32は、短手方向における幅が、円柱状に形成された接続端子34a~34c(遮断器側接続端子)および接続端子35a~35c(断路器側接続端子)の接続面の直径と略同一となるように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、接続導体の短手方向における幅を円柱状に形成された遮断器側接続端子および断路器側接続端子の接続面よりも大きくなるように構成してもよい。また、接続導体の短手方向における幅を、長手方向の両端では接続面の幅と略同一の大きさとなるようにしながら、長手方向の中央部分では接続面の幅よりも大きくなるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、区画部材3は、断路器2(母線断路器)を収容する母線室用容器30の底面を構成し、絶縁部材33は、母線室用容器30の金属により構成された側面30aとの接合部分33cの厚みが接合部分33c以外の厚みより大きくなるように、断路器側表面33bに段差が設けられるように形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、絶縁部材の断路器側表面に段差が設けられていなくてもよい。すなわち、段差を設けずに、耐電圧性能が低下しないように絶縁部材の母線断路器側を全体的に十分に厚くするようにしてもよい。
また、上記実施形態では、絶縁部材33は、厚み方向において、内部に埋め込まれた接続導体31および32から断路器側表面33bまでの厚みが、接続導体31および32から遮断器側表面33aまでの厚みよりも大きくなるように形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、母線断路器側に比べて遮断器側のほうが筐体などの金属部材に近い場合には、内部に埋め込まれた接続導体から断路器側表面までの厚みが、接続導体から遮断器側表面までの厚みよりも小さくなるように形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、絶縁部材33は、厚み方向において、内部に埋め込まれた接続導体31および32から断路器側表面33bまでの厚みが、接続導体31および32の厚みよりも大きくなるように形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、接続導体から遮断器側表面までの厚みが、接続導体の厚みよりも大きくなるように形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、区画部材3は、母線室用容器30の底面を構成している例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、母線室用容器を備えず、筐体の内部空間を区画部材によって区画するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、母線室用容器30の側面30aが鉄製である例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、母線室用容器の側面は、底面と同様に樹脂製であってもよい。また、母線室用容器の側面は、鉄以外の銅などの金属によって構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、配電盤100は、隣接する配電盤から母線101を介して電力を受電し、外部ケーブル102から外部機器に電力を供給するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、配電盤は、外部ケーブルを介して電力を受電し、隣接する配電盤に対して、母線を介して電力を供給するように構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、接続端子34a~34c(遮断器側接続端子)の配列と、接続端子35a~35c(断路器側接続端子)の配列とが、平面視において(Z方向から見て)直交する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、上記2つの列のなす角が、90度以外(たとえば60度)であってもよい。
1 遮断器
2 断路器(母線断路器)
3、103 区画部材
30 母線室用容器
30a 側面
31、32 接続導体
33 絶縁部材
33a 遮断器側表面
33b 断路器側表面
33c 接合部分
34a、34b、34c 接続端子(遮断器側接続端子)
35a、35b、35c 接続端子(断路器側接続端子)
100 配電盤
101 母線

Claims (7)

  1. 複数相の交流電圧の受電および配電を行う配電盤であって、
    各相毎の電路を遮断するように設けられる遮断器と、
    各相毎に設けられた複数の母線に接続され、電流が流れていない場合に各相毎の電路の開閉を行う母線断路器と、
    前記遮断器と前記母線断路器とを区画するように設けられる区画部材と、を備え、
    前記区画部材は、前記遮断器側と前記母線断路器側とを電気的に接続するとともに、電界集中を緩和するように丸みを有するように角部が面取りされた接続導体と、前記接続導体を内部に埋め込むように形成された絶縁部材とを含む、配電盤。
  2. 前記絶縁部材は、前記遮断器と前記母線断路器とを区画するように板状に形成されているとともに、前記遮断器側の表面である遮断器側表面と、前記母線断路器側の表面である断路器側表面とを有し、
    前記接続導体は、前記絶縁部材の前記遮断器側表面と前記断路器側表面とに沿うように、長手方向と短手方向とを有する扁平な板状であり、前記長手方向の両端部分に丸みを有するように角部が面取りされている、請求項1に記載の配電盤。
  3. 前記区画部材は、前記遮断器側に接続される遮断器側接続端子と、前記母線断路器側に接続される断路器側接続端子と、を含み、
    前記遮断器側接続端子は、円柱状に形成されるとともに、前記遮断器側表面から突出するように前記接続導体の前記長手方向の一端に接続され、
    前記断路器側接続端子は、円柱状に形成されるとともに、前記断路器側表面から突出するように前記接続導体の前記長手方向の他端に接続され、
    前記接続導体は、円柱状に形成された前記遮断器側接続端子および前記断路器側接続端子の前記接続導体との接続面に沿うように前記長手方向の前記両端部分に略円弧状の丸みが設けられるように角部が面取りされている、請求項2に記載の配電盤。
  4. 前記接続導体は、前記短手方向における幅が、円柱状に形成された前記遮断器側接続端子および前記断路器側接続端子の前記接続面の直径と略同一となるように構成されている、請求項3に記載の配電盤。
  5. 前記区画部材は、前記母線断路器を収容する母線室用容器の底面を構成し、
    前記絶縁部材は、前記母線室用容器の金属により構成された側面との接合部分の厚みが前記接合部分以外の厚みより大きくなるように、前記断路器側表面に段差が設けられるように形成されている、請求項2~4のいずれか1項に記載の配電盤。
  6. 前記絶縁部材は、厚み方向において、内部に埋め込まれた前記接続導体から前記断路器側表面までの厚みが、前記接続導体から前記遮断器側表面までの厚みよりも大きくなるように形成されている、請求項2~5のいずれか1項に記載の配電盤。
  7. 前記絶縁部材は、前記厚み方向において、内部に埋め込まれた前記接続導体から前記断路器側表面までの厚みが、前記接続導体の厚みよりも大きくなるように形成されている、請求項6に記載の配電盤。
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