JP2022018180A - 作業認識装置および作業認識方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022018180000001
【課題】作業認識の効率化を図ること。
【解決手段】作業認識装置は、第1作業環境ごとに、前記第1作業環境における作業者の第1行動を示す第1行動データに対する類似度を算出するように学習された類似度算出モデルを記憶するデータベースにアクセス可能であり、第2作業環境における作業者の第2行動を示す第2行動データを取得する取得処理と、前記取得処理によって取得された第2行動データを前記類似度算出モデルの各々に入力することにより、前記第1行動データと前記第2行動データとの類似度を前記類似度算出モデルごとに算出する算出処理と、前記算出処理によって算出された複数の類似度に基づいて、前記第2作業環境に類似する特定の第1作業環境を選定する選定処理と、を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、作業を認識する作業認識装置および作業認識方法に関する。
製造現場においては、品質管理や作業者の安全確保、生産性向上等を目的として、作業者の作業状況を把握しようとする仕組みの導入が進められている。作業者の作業状況を把握する手法として、センサなどにより得られた作業者の作業に関するデータを用いて、作業者の作業を認識する手法が知られている。
作業工程は、工場やライン、扱う品種など、現場によって異なる。そのため、ある現場の作業者の作業に関するデータを用いて構築した作業認識の仕組みを、別の現場の作業者に導入し、精度よく作業を認識することは困難である。また新たな現場毎に作業者の作業に関するデータを用いて作業認識の仕組みを構築する必要がある。例えば、作業者の作業を撮影した作業映像を作業工程毎に解析する場合、作業工程の異なる新たな現場毎に、作業者の作業を撮影した映像を収集する必要がある。
これに対し、特許文献1は、目標ユーザのセンサデータを必要とすることなく、精度の高い行動モデルを学習するユーザ類似モデル学習装置を開示する。このユーザ類似モデル学習装置は、学習データを用いて、元ユーザのペア毎に各々の身体特徴情報から属性情報を計算し、ラベルありセンサデータから特徴ベクトルを抽出して類似度を計算し、属性情報の入力に対して類似度を出力するように、行動の種類毎にユーザ類似モデルのパラメータを学習する。行動モデル学習装置は、身体特徴情報取得部で、目標ユーザの身体特徴情報を取得し、類似ユーザ推定部で、行動の種類毎に、ユーザ類似モデルに目標ユーザと元ユーザとのペアの身体特徴情報から計算された属性情報を入力し、取得された類似度に基づいて、目標ユーザとセンサデータが類似する類似元ユーザを推定し、行動モデル学習部で、行動の種類毎に推定された類似元ユーザのセンサデータを用いて行動モデルを学習する。
特開2012-248017号公報
しかしながら、上述した特許文献1のユーザ類似モデル学習装置では、行動モデルを学習するために、身長や体重、性別、利き手などの認識対象の作業者の身体特徴情報を事前取得したり、取得した身体特徴情報のユーザ類似モデル学習装置に設定したりする必要がある。
本発明は、作業認識の効率化を図ることを目的とする。
本願において開示される発明の一側面となる作業認識装置は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有する作業認識装置であって、第1作業環境ごとに、前記第1作業環境における作業者の第1行動を示す第1行動データに対する類似度を算出するように学習された類似度算出モデルを記憶するデータベースにアクセス可能であり、前記プロセッサは、第2作業環境における作業者の第2行動を示す第2行動データを取得する取得処理と、前記取得処理によって取得された第2行動データを前記類似度算出モデルの各々に入力することにより、前記第1行動データと前記第2行動データとの類似度を前記類似度算出モデルごとに算出する算出処理と、前記算出処理によって算出された複数の類似度に基づいて、前記第2作業環境に類似する特定の第1作業環境を選定する選定処理と、を実行することを特徴とする。
本願において開示される発明の他の側面となる作業認識装置は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有する作業認識装置であって、第1作業環境ごとに、前記第1作業環境における作業者の第1行動を示す第1行動データに対する類似度を算出するように、かつ、前記第1行動データに対する第1作業認識結果を出力するように学習された統合モデルを記憶するモデルデータベースにアクセス可能であり、前記プロセッサは、第2作業環境における作業者の第2行動を示す第2行動データを取得する取得処理と、前記取得処理によって取得された第2行動データを前記統合モデルの各々に入力することにより、前記第1行動データと前記第2行動データとの類似度を前記統合モデルごとに算出するとともに、前記第2行動データを前記統合モデルに入力することにより、前記第2行動データに対する第2作業認識結果を出力する算出処理と、前記算出処理によって算出された複数の類似度に基づいて、前記第2作業環境に類似する特定の第1作業環境の作業認識モデルを選定する選定処理と、前記選定処理によって選定された前記作業認識モデルからの第2作業認識結果を出力する作業認識処理と、を実行することを特徴とする。
本発明の代表的な実施の形態によれば、作業認識の効率化を図ることができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
図1は、作業認識装置における作業認識例を示す説明図である。 図2は、実施例1にかかる作業認識システムのシステム構成例を示す説明図である。 図3は、実施例1にかかる作業認識装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、実施例1にかかるモデル対応テーブルの一例を示す説明図である。 図5は、実施例1にかかる現場対応モデルの使用例を示す説明図である。 図6は、実施例1にかかるモデル選定テーブルの一例を示す説明図である。 図7は、実施例1にかかる作業認識装置による現場対応モデルの学習処理手順例を示すフローチャートである。 図8は、実施例1にかかる作業認識装置による未構築現場における作業者の作業認識処理手順例を示すフローチャートである。 図9は、作業認識結果の出力(ステップS807)および統合(ステップS808)の一例を示す説明図である。 図10は、実施例1にかかる作業認識装置による結果表示画面の一例を示す説明図である。 図11は、行動データを示すグラフである。 図12は、実施例2にかかるモデル対応テーブルの一例を示す説明図である。 図13は、実施例2にかかる現場対応モデルの使用例を示す説明図である。 図14は、実施例2にかかる作業認識装置による現場対応モデルの学習処理手順例を示すフローチャートである。 図15は、実施例2にかかる作業認識装置による未構築現場における作業者の作業認識処理手順例を示すフローチャートである。 図16は、実施例3にかかる作業認識装置による現場対応モデル構築処理手順例を示すフローチャートである。
<作業認識例>
図1は、作業認識装置における作業認識例を示す説明図である。(1)現場S1~Snでは、作業者W1~Wnが現場S1~Snに応じた作業を行っている。作業認識装置100は、現場S1~Snに設置されているセンサからのセンサデータにより、現場S1~Sn(nは1以上の整数)における作業者W1~Wnの動作(たとえば、腕の加速度)や作業者W1~Wnおよびその周辺の環境(たとえば、温度)を示す行動データを生成し、現場S1~Snごとに、たとえば、機械学習によって、現場Si(iは、1≦i≦nを満たす整数)に対応するモデル(以下、現場対応モデル)M1~Mnを構築する。
具体的には、たとえば、現場対応モデルM1~Mnはそれぞれ、入力される行動データと出力される行動データとが一致するようなオートエンコーダを有し入出力間の類似度を算出する類似度算出モデルCM1~CMnと、行動データが入力されると作業認識結果を出力する作業認識モデルRM1~RMnと、を含む。
(2)現場対応モデルMiが未構築の現場(以下、未構築現場)Snewでは、その作業者Wnewが未構築現場Snewに応じた作業を行っている。作業認識装置100は、未構築現場Snewに設置されているセンサからのセンサデータにより、未構築現場Snewにおける作業者Wnewの行動データを生成し、現場対応モデルM1~Mnに入力する。現場対応モデルM1~Mnはそれぞれ、類似度算出モデルCM1~CMnにより、入力された行動データと出力された行動データとのずれを類似度として算出する。これにより、作業認識装置100は、現場Snewの作業者Wnewの作業がどの現場Siのどの作業者Wiに類似するかを特定する。
(3)作業認識装置100は、特定した現場対応モデルMi内の作業認識モデルRMiに、作業者Wnewの行動データを入力することにより、作業認識結果Riを出力する。これにより、未知の作業工程が含まれる未構築現場Snewの作業者Wnewの作業を精度よく認識することができる。したがって、あらたな未構築現場Snewごとに作業認識に関するモデルを構築しなくても、未構築現場Snewの作業者Wnewの作業が認識可能になる。また、事前に未構築現場Snewの作業者Wnewの身体特徴情報も不要であるため、作業認識の効率化を図ることができる。
<作業認識システムのシステム構成例>
図2は、実施例1にかかる作業認識システムのシステム構成例を示す説明図である。作業認識システム200は、作業認識装置100と、現場S1~Sn,未構築現場Snewの各ゲートウェイ(GW)202と、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワーク204と、通信可能に接続されている。
作業認識装置100は、作業認識装置100内または作業認識装置100と通信可能なコンピュータ(不図示)内のモデルDB(データベース)201にアクセス可能である。モデルDB201は、現場対応モデルM1~Mnと、モデル対応テーブル211と、モデル選定テーブル212と、を記憶する。モデル対応テーブル211は、どの現場対応モデルMiがどの類似度算出モデルおよび作業認識モデルを含むかを規定したテーブルである(図4で後述)。モデル選定テーブル212は、時刻ごとの現場対応モデルMiの選定条件を示すテーブルである(図6で後述)。
現場S1~Sn,未構築現場Snewはそれぞれ、作業認識装置100と通信可能なゲートウェイ202と、1以上のセンサ203と、を有する。現場S1~Snは、現場対応モデルM1~Mnが構築済みの作業環境であり、未構築現場Snewは、作業者Wnewが作業し、かつ、現場対応モデルMiが未構築の作業環境である。
センサ203は、作業者Wiや現場Siについての物理的なデータを出力する。センサ203は、具体的には、たとえば、動画や静止画の画像データを取得(撮影)するカメラ(デジタルカメラ(RGBカメラ)、赤外線カメラ、サーモグラフィカメラ、タイムオブフライト(TOF:Time Of Flight)カメラ、ステレオカメラ等)、動体検知センサ、人感センサ、温度センサ、湿度センサ、加速度センサ、速度センサ、音響センサ(マイクロホン)、振動センサ、赤外線深度センサである。センサ203によって検出されたセンサデータは、ゲートウェイ202を介して作業認識装置100に送信される。
<作業認識装置100のハードウェア構成例>
図3は、実施例1にかかる作業認識装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。作業認識装置100は、プロセッサ301と、記憶デバイス302と、入力デバイス303と、出力デバイス304と、通信インターフェース(通信IF)305と、を有する。プロセッサ301、記憶デバイス302、入力デバイス303、出力デバイス304、および通信IF305は、バス306により接続される。プロセッサ301は、作業認識装置100を制御する。記憶デバイス302は、プロセッサ301の作業エリアとなる。また、記憶デバイス302は、各種プログラムやデータを記憶する非一時的なまたは一時的な記録媒体である。記憶デバイス302としては、たとえば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリがある。入力デバイス303は、データを入力する。入力デバイス303としては、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネル、テンキー、スキャナがある。出力デバイス304は、データを出力する。出力デバイス304としては、たとえば、ディスプレイ、プリンタ、スピーカがある。通信IF305は、ネットワーク204と接続し、データを送受信する。
<モデル対応テーブル211>
図4は、実施例1にかかるモデル対応テーブル211の一例を示す説明図である。モデル対応テーブル211は、現場対応モデルMiの列に「1」が設定されているモデルが、その現場対応モデルMiに含まれていることを示す。たとえば、類似度算出モデルCM1_1、CM1_2および作業認識モデルRM1は、現場対応モデルM1の列で「1」に設定されているため、類似度算出モデルCM1_1、CM1_2および作業認識モデルRM1は、現場対応モデルM1に含まれる。モデル対応テーブル211は、現場対応モデルMiが構築される都度、作業認識装置100によって更新される。
<現場対応モデル>
図5は、実施例1にかかる現場対応モデルMiの使用例を示す説明図である。作業者Wnewの時刻tj(jは1≦j≦mを満たす整数)の行動データAが類似度算出モデルCMiに入力されると、オートエンコーダとして機能する類似度算出モデルCMiは、その作業者Wnewの時刻tjの行動データBを出力する。作業認識装置100は、類似度算出モデルCMiの類似度算出処理500において、行動データA,Bの類似度Ci(tj)を算出する。
具体的には、たとえば、作業認識装置100は、行動データA,B間のユークリッド距離を算出し、算出距離の逆数を類似度とする。したがって、類似度が大きいほど、行動データA,Bは類似する。行動データA,Bが類似するということは、すなわち、類似度算出モデルCMiを含む現場対応モデルMiに対応する現場Siでの作業者Wiの行動と、未構築現場Snewの作業者Wnewの行動と、が類似することを示す。
また、作業者Wnewの時刻tjの行動データAが作業認識モデルRMiに入力されると、作業認識モデルRMiは、「つかむ」、「引っ張る」のような、その作業者Wnewの時刻tjの作業認識結果Ri(tj)を出力する。
なお、類似度算出モデルCMiは、オートエンコーダのほか、時刻tごとの行動データを用いて構築された統計モデルや、ニューラルネットワークに基づく分類モデル、回帰モデル、生成モデルでもよい。同様に、作業認識モデルRMiも、時刻tごとの行動データを用いて構築された統計モデルや、ニューラルネットワークに基づく分類モデル、回帰モデル、生成モデルでもよい。
<モデル選定テーブル212>
図6は、実施例1にかかるモデル選定テーブル212の一例を示す説明図である。モデル選定テーブル212は、現場対応モデルMiごとに、時刻tj別の選定条件に関する値が設定されたテーブルである。選定条件とは、時刻tjにおいて現場対応モデルMiを選定するための条件である。選定条件としては、ここでは、類似度算出モデルCMiで算出された類似度と選定数k(kは1≦k≦nを満たす整数)とを用いる。選定数kとは、類似度の大きい順で選定される現場対応モデルMiの数であり、あらかじめ設定される。
選定数kの値は、選定の有無を示す。具体的には、たとえば、「1」は選定されたことを意味し、「0」は選定されなかったことを意味する。すなわち、選定数kの値が「1」である現場対応モデルMiの現場対応モデルMiが選定され、「1」の個数の総和がkになる。なお、類似度の値は、図5に示した類似度算出処理500により、作業認識装置100によって書き込まれ、選定数kの値は、後述する現場対応モデルMiの選定処理(ステップS806)により、作業認識装置100によって書き込まれる。
なお、図6では、選定数kを選定条件としたが、選定数kに替えて類似度のしきい値としてもよい。これにより、しきい値以上の類似度の現場対応モデルMiについて「1」が設定されることになる。
<現場対応モデルの学習>
図7は、実施例1にかかる作業認識装置100による現場対応モデルMiの学習処理手順例を示すフローチャートである。作業認識装置100は、現場Siごとに、ゲートウェイ202を介してセンサ203からセンサデータを取得する(ステップS701)。つぎに、作業認識装置100は、現場Siごとに、センサデータから行動データを生成する(ステップS702)。
具体的には、たとえば、作業認識装置100は、センサデータが画像データである場合、画像データから作業者Wiを認識して、作業者Wiの骨格データを行動データとして生成する。骨格データとは、たとえば、肘や膝、肩などの関節や頭部をノード、上腕や前腕、大腿、下腿、胴体をリンクとする構造データである。また、作業認識装置100は、現場Siの作業者Wiに関する温度や音声、加速度、速度、振動などのセンサデータをそのまま行動データに含めてもよい。
つぎに、作業認識装置100は、現場Siごとに、類似度算出モデルCMiを構築する(ステップS703)。具体的には、たとえば、作業認識装置100は、類似度算出モデルCMiに行動データを入力する都度、類似度算出モデルCMiからの出力が同じ行動データとなるように、類似度算出モデルCMiの学習パラメータを更新する。そして、作業認識装置100は、現場Siごとの更新後の類似度算出モデルCMiをモデルDB201に格納する(ステップS704)。なお、1つの現場Siでも、複数の異なる作業が存在するため、作業認識装置100は、1つの現場Siの作業ごとに、類似度算出モデルCMiを構築してもよい。
また、作業認識装置100は、現場Siごとに、作業認識モデルRMiを構築する(ステップS705)。具体的には、たとえば、作業認識装置100は、行動データと作業者Wiの行動の正解データとの組み合わせを作業認識モデルRMiに設定する都度、出力される作業認識結果Riが正解データと一致するように、作業認識モデルRMiの学習パラメータを更新する。そして、作業認識装置100は、現場Siごとの更新後の作業認識モデルRMiをモデルDB201に格納する(ステップS706)。このようにして、現場Siごとの類似度算出モデルCMiおよび作業認識モデルRMiを含む現場対応モデルMiが構築される。
<未構築現場Snewにおける作業者Wnewの作業認識>
図8は、実施例1にかかる作業認識装置100による未構築現場Snewにおける作業者Wnewの作業認識処理手順例を示すフローチャートである。作業認識装置100は、ステップS701のように、未構築の現場Snewのセンサ203から、ゲートウェイ202を介して時刻tjのセンサデータを取得する(ステップS801)。つぎに、作業認識装置100は、ステップS702のように、未構築の現場Snewのセンサデータから時刻tjの行動データを生成する(ステップS802)。このようにして、作業認識装置100は、時刻tjごとに行動データを取得することができる。
つぎに、作業認識装置100は、未選択の現場対応モデルMiがあるか否かを判断する(ステップS803)。未選択の現場対応モデルMiがある場合(ステップS803:Yes)、作業認識装置100は、現場対応モデルMiの類似度算出モデルCMiに時刻tjごとの行動データを入力して、時刻tjごとの類似度を算出する(ステップS804)。そして、作業認識装置100は、算出した類似度を、モデル選定テーブル212の時刻tjにおける現場対応モデルMiの値として格納して、モデル選定テーブル212を更新し(ステップS805)、ステップS803に戻る。
未選択の現場対応モデルMiがない場合(ステップS803:No)、作業認識装置100は、時刻tjごとに、類似度に基づいて、現場Si、具体的には、現場Siの現場対応モデルMiを選定する(ステップS806)。具体的には、たとえば、作業認識装置100は、モデル選定テーブル212の類似度を参照して、時刻tjの列ごとに、選定数kに適合する現場対応モデルMi、すなわち、上位k番目までの類似度を有するk個の現場対応モデルMiを選定する。以降、k個の現場対応モデルMiを、便宜的に、選定現場対応モデルM1~Mkとする。
つぎに、作業認識装置100は、ステップS806で選定された選定現場対応モデルM1~Mkの作業認識モデルRM1~RMkの各々に時刻tjごとの行動データを入力して、作業認識モデルRM1~RMkの各々により時刻tjごとの作業認識結果R1(tj)~Rk(tj)を出力する(ステップS807)。そして、作業認識装置100は、時刻tjごとの作業認識結果R1(tj)~Rk(tj)を統合して(ステップS808)、時刻tjごとの統合作業認識結果R(tj)を出力し(ステップS809)、作業認識処理を終了する。
図9は、作業認識結果の出力(ステップS807)および統合(ステップS808)の一例を示す説明図である。凡例で示したラベル1およびラベル2は作業認識結果R1~Rkである。ステップS807では、作業認識結果R1(t1)~R1(tm)、R2(t1)~R2(tm)、…、Rk(t1)~Rk(tm)が出力される。作業認識結果R1~Rkは、ラベル1およびラベル2の2種類としたが、3種類以上でもよい。
また、作業認識装置100は、時刻tjごとに、作業認識結果R1(tj)~Rk(tj)の多数決を取ることにより、作業認識結果R1(tj)~Rk(tj)を統合する(ステップS808)。多数決により、時刻t1の統合作業認識結果R(t1)はラベル1、時刻t8の統合作業認識結果R(t8)はラベル2、時刻tmの統合作業認識結果R(tm)はラベル1となる。
図10は、実施例1にかかる作業認識装置100による結果表示画面の一例を示す説明図である。結果表示画面1000は、ステップS809により、作業認識装置100の出力デバイス304の一例であるディスプレイ、または、作業認識装置100と通信IF305を介して通信可能な不図示の端末のディスプレイに表示される。結果表示画面1000には、作業認識結果表1001が表示される。作業認識結果表1001は、図9の内容を表にしたデータであり、時刻tと、統合作業認識結果R(t)と、作業認識結果Ri(t)と、が関連付けられている。
このように、実施例1によれば、未知の作業工程が含まれる未構築現場Snewの作業者Wnewの作業を統合作業認識結果R(t)として精度よく認識することができる。したがって、あらたな未構築現場Snewごとに作業認識に関するモデルを構築しなくても、未構築現場Snewの作業者Wnewの作業が認識可能になる。また、事前に未構築現場Snewの作業者Wnewの身体特徴情報も不要であるため、作業認識の効率化を図ることができる。
また、上述した例では、時刻tごとの行動データを用いて類似度算出モデルCMiに入力して類似度を算出したが、時刻tを中心とした所定の時間幅(1秒、3秒、5秒など)のスライディング窓に含まれる行動データを用いて類似度算出モデルCMiに入力して類似度を算出してもよい。
図11は、行動データA1、A2を示すグラフである。図11のグラフの横軸は時間軸であり、縦軸は類似度を示す。たとえば、1秒ごとに現場Si内の各センサ203からセンサデータが得られるとする。所定時間幅が3秒の場合、センサデータが3回得られるため、類似度も3個算出される。この場合、作業認識装置100は、3個の類似度を線形結合して、所定時間幅(3秒)の類似度として、モデル選定テーブル212に格納する。
また、時刻tjにおける、ある現場対応モデルMiの類似度は、過去から未来の時刻において、時間幅毎に算出されたある現場対応モデルMiの複数の類似度の線型結合として表すこともできる。なお、作業認識装置100は、行動データの開始時刻や終了時刻などにおける、所定の時間幅の行動データの欠損に対し、予め設定した設定値を与えてもよい。設定値としては、たとえば、欠損がある時刻を中心とした過去の時刻の行動データと未来の時刻における行動データのと平均値を用いることができる。
時間幅が短いほど、類似度の算出対象となる作業者Wnewの動作は、掴む、持ち上げるなどの個々の動作要素に近づき、時間幅が長いほど、荷物を掴んで持ち上げるなど、複数の連続する動作要素により構成される作業に近づく。このように、時間幅を伸縮可能とすることにより、現場Siに応じた類似度、ひいては、作業認識結果Ri(t)を得ることができる。
また、作業認識装置100は、既存の現場Siについて、現場Snewのセンサ203からのセンサデータが新たに入力された場合、類似度算出モデルCMiの学習パラメータを更新してもよく、現場Snewのセンサ203からのセンサデータおよび正解データの組み合わせが新たに入力された場合、作業認識モデルRMiを更新してもよい。
これにより、作業認識装置100は、現場Snewの作業者Wnewの行動について、最新の類似度算出モデルCMiおよび作業認識モデルRMiにより、図8に示した作業認識処理を実行することができる。
また、作業認識装置100は、現場Snewについても、現場Snewのセンサ203からのセンサデータを用いて、図7に示したように、類似度算出モデルCMiを生成してもよい。また、作業認識装置100は、現場Snewについても、現場Snewのセンサ203からのセンサデータおよび正解データの組み合わせを用いて、図7に示したように、作業認識モデルRMiを含む現場対応モデルMiを生成してもよい。
また、この場合、作業認識装置100は、現場Snewのセンサ203からのセンサデータから生成された行動データを、既存の現場Siの現場対応モデルMiの類似度算出モデルCMiに入力して、現場Snewの類似度算出モデルを構築してもよい。同様に、作業認識装置100は、現場Snewのセンサ203からのセンサデータおよび正解データの組み合わせを用いて、現場Snewのセンサ203からのセンサデータから生成された行動データおよび正解データを、既存の現場Siの現場対応モデルMiの作業認識モデルRMiに入力して、現場Snewの作業認識モデルを構築してもよい。このようにして、未構築の現場Snewについても現場対応モデルを構築することができる。
実施例2は、実施例1における各現場Siにおいて、作業認識モデルRMiを類似度算出モデルCMiに統合して、統合モデルPMiとする例である。統合モデルPMiは、類似度算出モデルCMiと作業認識モデルRMiとの機能を併せ持つモデルであり、たとえば、作業者Wnewの行動データAが統合モデルPMiに入力されると、行動データBを出力するとともに、作業認識結果Riを出力する。なお、実施例2では、実施例1との相違点を中心に説明するため、実施例1との共通部分については説明を省略する。
図12は、実施例2にかかるモデル対応テーブルの一例を示す説明図である。実施例1のモデル対応テーブル211との相違点は、実施例2のモデル対応テーブル1211のモデル名が統合モデルPMiになっている点である。なお、統合モデルPM1_1は、類似度算出モデルCM1_1と作業認識モデルRM1とを統合したモデルであり、統合モデルPM1_2は、類似度算出モデルCM1_2と作業認識モデルRM1とを統合したモデルである。
<現場対応モデル>
図13は、実施例2にかかる現場対応モデルMiの使用例を示す説明図である。作業者Wnewの時刻tjの行動データAが統合モデルPMiに入力されると、オートエンコーダとしても機能する統合モデルPMiは、その作業者Wnewの時刻tjの行動データBを出力する。作業認識装置100は、統合モデルPMiの類似度算出処理500において、行動データA,Bの類似度Ci(tj)を算出する。
具体的には、たとえば、作業認識装置100は、行動データA,B間のユークリッド距離を算出し、算出距離の逆数を類似度とする。したがって、類似度が大きいほど、行動データA,Bは類似する。行動データA,Bが類似するということは、すなわち、類似度算出モデルCMiを含む現場対応モデルMiに対応する現場Siでの作業者Wiの行動と、作業者Wnewの行動と、が類似することを示す。
また、作業者の時刻tjの行動データAが統合モデルPMiに入力されたことにより、統合モデルPMiは、「つかむ」、「引っ張る」のような、その作業者の時刻tjの作業認識結果Ri(tj)も出力する。
なお、統合モデルPMiは、オートエンコーダのほか、時刻tごとの行動データを用いて構築された統計モデルや、ニューラルネットワークに基づく分類モデル、回帰モデル、生成モデルでもよい。
<現場対応モデルの学習>
図14は、実施例2にかかる作業認識装置100による現場対応モデルの学習処理手順例を示すフローチャートである。センサデータ取得(ステップS701)および行動データ生成(ステップS702)のあと、作業認識装置100は、現場Siごとに(現場Siに複数の作業環境があれば、作業環境ごとに)、統合モデルPMiを構築する(ステップS1403)。
具体的には、たとえば、作業認識装置100は、行動データと作業者Wiの行動の正解データとの組み合わせを統合モデルPMiに入力する都度、統合モデルPMiから出力される行動データAが入力された行動データBと一致するように、かつ、統合モデルPMiから出力される作業認識結果Riが正解データと一致するように、統合モデルPMiの学習パラメータを更新する。
そして、作業認識装置100は、現場Siごと(現場Siに複数の作業環境があれば、作業環境ごと)の更新後の統合モデルPMiをモデルDB201に格納する(ステップS1404)。このようにして、現場Siごとの統合モデルPMiを含む現場対応モデルMiが構築される。
<現場Snewにおける作業者Wnewの作業認識>
図15は、実施例2にかかる作業認識装置100による未構築現場Snewにおける作業者Wnewの作業認識処理手順例を示すフローチャートである。未構築現場Snewのセンサデータ取得(ステップS801)および未構築現場Snewの行動データ生成(ステップS802)のあと、作業認識装置100は、未選択の現場対応モデルMiがあるか否かを判断する(ステップS803)。
未選択の現場対応モデルMiがある場合(ステップS803:Yes)、作業認識装置100は、現場対応モデルMiの統合モデルPMiに時刻tjごとの行動データを入力して、時刻tjごとの類似度および作業認識結果Riを出力する(ステップS1504)。そして、作業認識装置100は、算出した類似度を、モデル選定テーブル212の時刻tjにおける現場対応モデルMiの値として格納して、モデル選定テーブル212を更新し(ステップS1505)、ステップS803に戻る。
未選択の現場対応モデルMiがない場合(ステップS803:No)、作業認識装置100は、時刻tjごとに、類似度に基づいて現場対応モデルMiを選定する(ステップS1506)。具体的には、たとえば、作業認識装置100は、モデル選定テーブル212を参照して、時刻tjの列ごとに、選定数kに適合する現場対応モデルMi、すなわち、上位k番目までの類似度を有するk個の現場対応モデルMiを選定する。以降、k個の現場対応モデルMiを、便宜的に、選定現場対応モデルM1~Mkとする。
そして、作業認識装置100は、図8に示したように、時刻tjごとの作業認識結果R1(tj)~Rk(tj)を統合して(ステップS808)、時刻tjごとの統合作業認識結果R(tj)を出力し(ステップS809)、作業認識処理を終了する。
このように、実施例2によれば、未知の作業工程が含まれる未構築現場Snewの作業者Wnewの作業を統合作業認識結果R(t)として精度よく認識することができる。したがって、あらたな未構築現場Snewごとに作業認識に関するモデルを構築しなくても、未構築現場Snewの作業者Wnewの作業が認識可能になる。また、事前に未構築現場Snewの作業者Wnewの身体特徴情報も不要であるため、作業認識の効率化を図ることができる。
また、類似度算出モデルCMiと作業認識モデルRMiという2種類のモデルが単一の統合モデルPMiに集約されたため、モデルDB201の省メモリ化を図ることができる。また、ステップS1504において類似度とともに作業認識結果Riも出力されるため、ステップS807を実行する必要がなくなり、作業認識処理の高速化を図ることができる。
実施例3は、実施例1または実施例2において、未構築現場Snewについて、現場対応モデルを構築する例である。なお、実施例3では、実施例1および実施例2との相違点を中心に説明するため、実施例1および実施例2との共通部分については説明を省略する。
図16は、実施例3にかかる作業認識装置100による現場対応モデル構築処理手順例を示すフローチャートである。まず、作業認識装置100は、作業認識処理を実行する(ステップS1601)。作業認識処理(ステップS1601)は、図8または図15に示した作業認識処理である。これにより、時刻t1~tmの統合作業認識結果R(t)と、選定数kの作業認識結果Ri(t)を出力結果として得ることができる。
つぎに、作業認識装置100は、作業認識処理(ステップS1601)の出力結果に基づいて、現場Snewに類似する現場Siの現場対応モデルMiを決定する(ステップS1602)。具体的には、たとえば、作業認識装置100は、統合作業認識結果R(t1)~R(tm)からなるベクトルと現場対応モデルMkの作業認識結果Rk(t1)~Rk(tm)からなるベクトルとのユークリッド距離の逆数を類似度として算出し、最も類似度が高い現場対応モデルMkを類似現場対応モデルMkに決定する。
つぎに、作業認識装置100は、類似現場対応モデルMkを用いて、現場Snewの現場対応モデルを構築する(ステップS1603)。具体的には、作業認識装置100は、実施例1を適用する場合、現場Snewのセンサデータについて図7の学習処理を実行する。たとえば、作業認識装置100は、ステップS703において類似現場対応モデルMkの類似度算出モデルCMkに、現場Snewの行動データを入力し、出力が当該行動データと一致するように、類似度算出モデルCMkの学習パラメータを更新する。
また、作業認識装置100は、ステップS705において類似現場対応モデルMkの作業認識モデルRMkに、現場Snewの行動データと作業認識処理(ステップS1601)から得られる作業認識結果との組み合わせを入力することにより、作業認識モデルRMkの学習パラメータを更新する。これにより、現場Snewの現場対応モデルM(類似度算出モデルおよび作業認識モデル)が構築される。
また、実施例2を適用する場合、作業認識装置100は、現場Snewのセンサデータについて図14の学習処理を実行する。たとえば、作業認識装置100は、ステップS1403において、現場Snewの作業者Wnewの行動データと作業認識処理(ステップS1601)から得られる作業認識結果Rnewとの組み合わせを統合モデルPMkに入力し、統合モデルPMkから出力される行動データが入力された行動データと一致するように、かつ、統合モデルPMkから出力される作業認識結果Rkが正解データと一致するように、統合モデルPMkの学習パラメータを更新する。これにより、現場Snewの現場対応モデル(統合モデル)が構築される。
このあと、作業認識装置100は、現場Snewの現場対応モデルMnewをモデルDB201に格納する(ステップS1604)。これにより、作業認識装置100による現場対応モデル構築処理が終了する。このように、未構築現場Snewの現場対応モデルが生成されたため、構築済みの現場数nは1加算され、現場Snewが現場Snになり、未構築現場Snewの現場対応モデルは現場対応モデルMnになる。
その後、新たに未構築現場Snewの作業者Wnewの行動を認識する場合、作業認識装置100は、図8または図15の作業認識処理により、作業者Wnewについて作業認識を実行することになる。
このように、実施例3によれば、未構築現場Snewに類似する現場Skの類似現場対応モデルMkを用いて、未構築現場Snewの現場対応モデルを構築するため、学習パラメータの更新の効率化を図ることができる。また、作業認識装置100は、ユーザの経験や勘に頼らず、未構築現場Snewに類似する現場Skの類似現場対応モデルMkを高精度に特定することができる。
また、上述した実施例1~実施例3にかかる作業認識装置は、下記(1)~(13)のように構成することもできる。
(1)プログラムを実行するプロセッサ301と、プログラムを記憶する記憶デバイス302と、を有する作業認識装置100は、第1作業環境(現場Si)ごとに、第1作業環境における作業者Wiの第1行動を示す第1行動データに対する類似度を算出するように学習された類似度算出モデルCMiを記憶するモデルDB201にアクセス可能であり、プロセッサ301は、第2作業環境(未構築現場Snew)における作業者Wnewの第2行動を示す第2行動データを取得する取得処理(ステップS801、S802)と、取得処理によって取得された第2行動データを類似度算出モデルCMiの各々に入力することにより、第1行動データと第2行動データとの類似度を類似度算出モデルCMiごとに算出する算出処理(ステップS804)と、算出処理によって算出された複数の類似度に基づいて、第2作業環境に類似する特定の第1作業環境を選定する選定処理(ステップS806)と、を実行する。
これにより、未知の作業工程が含まれる未構築現場Snewに類似する現場Siを高精度に選定することができる。したがって、未構築現場Snewに対し、選定された現場Siの作業認識モデルRMiを適用して、作業者Wnewの作業を認識することが可能になる。これにより、あらたな未構築現場Snewごとに作業認識に関するモデルを構築する必要がなく、また、事前に未構築現場Snewの作業者Wnewの身体特徴情報も不要であり、作業認識の効率化を図ることができる。
(2)上記(1)の作業認識装置100において、モデルDB201は、第1作業環境(現場Si)ごとに、第1行動データに対する第1作業認識結果を出力するように学習された作業認識モデルRMiを記憶し、選定処理(ステップS806)では、プロセッサ301は、特定の第1作業環境の作業認識モデルRMiを選定し、プロセッサ301は、第2行動データを特定の第1作業環境の作業認識モデルRMiに入力することにより、第2行動データに対する第2作業認識結果Riを出力する作業認識処理(ステップS807)と、を実行する。
これにより、未知の作業工程が含まれる未構築現場Snewの作業者Wnewの作業を精度よく認識することができる。したがって、あらたな未構築現場Snewごとに作業認識に関するモデルを構築しなくても、未構築現場Snewの作業者Wnewの作業が認識可能になる。また、事前に未構築現場Snewの作業者Wnewの身体特徴情報も不要であるため、作業認識の効率化を図ることができる。
(3)上記(2)の作業認識装置100において、選定処理(ステップS806)では、プロセッサ301は、複数の類似度のうち、しきい値以上の類似度、または、最大類似度から所定数(選定数k)までの類似度の第1作業環境の作業認識モデルを、特定の第1作業環境の作業認識モデルとして選定する。
これにより、第2作業環境に類似する第1作業環境の作業認識モデルに絞り込むことができ、作業認識の効率化を図ることができる。
(4)上記(2)の作業認識装置100において、作業認識処理(ステップS808)では、プロセッサ301は、第2作業認識結果Riが複数存在する場合、複数の第2作業認識結果Riの中から特定の第2作業認識結果Riを出力する。
これにより、複数の第2作業認識結果Riが異なる結果であっても統一した作業認識結果を出力することができる。
(5)上記(4)の作業認識装置100において、作業認識処理(ステップS808)では、プロセッサ301は、多数決により、複数の第2作業認識結果の中から特定の第2作業認識結果を出力する。
これにより、複数の第2作業認識結果が異なる結果であっても、相対的に数が最大の第2作業認識結果を、統一した作業認識結果として出力することができる。
(6)上記(1)の作業認識装置100において、取得処理(ステップS801、S802)では、プロセッサ301は、異なる時刻tjの第2行動データを繰り返し取得し、算出処理(ステップS804)では、プロセッサ301は、繰り返し取得された第2行動データの各々を、類似度算出モデルCMiの各々に入力することにより、第1行動データと第2行動データの各々との異なる時刻tjごとの類似度を、類似度算出モデルCMiごとに算出し、選定処理(ステップS806)では、プロセッサ301は、算出処理によって類似度算出モデルCMiごとに算出された異なる時刻tjごとの複数の類似度に基づいて、特定の第1作業環境を異なる時刻tjごとに選定する。
これにより、経時的な第2行動データについて、経時的に未構築現場Snewに類似する現場Si、ひいては、その現場対応モデルMiを特定することができる。
(7)上記(6)の作業認識装置100において、取得処理(ステップS801、S802)では、プロセッサ301は、所定の時間幅内の異なる時刻tjを含む第2行動データを繰り返し取得し、算出処理(ステップS804)では、プロセッサ301は、繰り返し取得された所定の時間幅内の第2行動データの集約結果(たとえば、重み付き線形和)の各々を、類似度算出モデルCMiの各々に入力することにより、第1行動データと集約結果の各々との異なる時刻tjごとの類似度を、類似度算出モデルCMiごとに算出し、選定処理(ステップS806)では、プロセッサ301は、算出処理によって類似度算出モデルCMiごとに算出された異なる時刻tjごとの複数の類似度に基づいて、特定の第1作業環境を異なる時刻tjごとに選定する。
これにより、時間幅に応じた経時的な第2行動データについて、経時的に未構築現場Snewに類似する現場Si、ひいては、その現場対応モデルMiを特定することができる。
(8)上記(7)に記載の作業認識装置100において、モデルDB201は、第1作業環境(現場Si)ごとに、第1行動データに対する第1作業認識結果を出力するように学習された作業認識モデルRMiを記憶し、選定処理(ステップS806)では、プロセッサ301は、特定の第1作業環境の作業認識モデルRMiを異なる時刻tjごとに選定し、プロセッサ301は、異なる時刻tjごとに、第2行動データを特定の第1作業環境の作業認識モデルRMiに入力することにより、第2行動データに対する第2作業認識結果Riを異なる時刻tjごとに出力する作業認識処理(ステップS807)と、を実行する。
これにより、時間幅に応じた経時的な第2行動データについて、経時的に未構築現場Snewに類似する現場Siの作業認識モデルRMiで、未構築現場Snewの作業者Wnewの作業を認識することができる。
(9)上記(8)の作業認識装置100において、作業認識処理(ステップS807)では、プロセッサ301は、異なる時刻tjの各々において第2作業認識結果Riが複数存在する場合、複数の第2作業認識結果Riの中から特定の第2作業認識結果Riを異なる時刻tjごとに出力する。
これにより、複数の第2作業認識結果Riが異なる結果であっても統一した作業認識結果Rを異なる時刻tjごとに出力することができる。
(10)上記(9)の作業認識装置100において、プロセッサ301は、異なる時刻tjごとの特定の作業認識結果Rと、異なる時刻tjごとの第2作業認識結果と、の類似度に基づいて、第2作業環境に類似する第1作業環境の類似度算出モデルCMiおよび作業認識モデルRMiを決定する決定処理(ステップS1602)と、第2行動データを用いて決定処理によって決定された類似度算出モデルCMiを更新することにより、第2作業環境の類似度算出モデルを構築し、第2行動データおよび特定の作業認識結果Rを用いて特定処理によって特定された作業認識モデルRMiを更新することにより、第2作業環境の作業認識モデルを構築する構築処理(ステップS1603)と、を実行する。
未構築現場Snewに類似する現場Skの類似現場対応モデルMkを用いて、未構築現場Snewの現場対応モデルを構築するため、学習パラメータの更新の効率化を図ることができる。また、作業認識装置100は、ユーザの経験や勘に頼らず、未構築現場Snewに類似する現場Skの類似現場対応モデルMkを高精度に特定することができる。
(11)プログラムを実行するプロセッサ301と、プログラムを記憶する記憶デバイス302と、を有する作業認識装置100は、第1作業環境(現場Si)ごとに、第1作業環境における作業者Wiの第1行動を示す第1行動データに対する類似度を算出するように、かつ、第1行動データに対する第1作業認識結果を出力するように学習された統合モデルPMiを記憶するモデルDB201にアクセス可能であり、プロセッサ301は、第2作業環境における作業者Wnewの第2行動を示す第2行動データを取得する取得処理(ステップS801、S802)と、取得処理によって取得された第2行動データを統合モデルPMiの各々に入力することにより、第1行動データと第2行動データとの類似度を統合モデルPMiごとに算出するとともに、第2行動データを統合モデルPMiに入力することにより、第2行動データに対する第2作業認識結果Riを出力する算出処理(ステップS1504)と、算出処理によって算出された複数の類似度に基づいて、第2作業環境に類似する特定の第1作業環境の作業認識モデルRMiを選定する選定処理(ステップS1506)と、選定処理によって選定された作業認識モデルRMiからの第2作業認識結果を出力する作業認識処理(ステップS808)と、を実行する。
これにより、類似度算出モデルCMiと作業認識モデルRMiという2種類のモデルが単一の統合モデルPMiに集約されたため、モデルDB201の省メモリ化を図ることができる。また、算出処理(ステップS1504)において類似度とともに作業認識結果Riも出力されるため、ステップS807を実行する必要がなくなり、作業認識処理(ステップS808)の高速化を図ることができる。
(12)上記(11)の作業認識装置100において、作業認識処理(ステップS808)では、プロセッサ301は、第2作業認識結果Riが複数存在する場合、複数の第2作業認識結果Riの中から特定の第2作業認識結果Riを出力する。
これにより、複数の第2作業認識結果Riが異なる結果であっても統一した作業認識結果Rを出力することができる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。たとえば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、または置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、たとえば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、IC(Integrated Circuit)カード、SDカード、DVD(Digital Versatile Disc)の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
CMi 類似度算出モデル
Mi 現場対応モデル
PMi 統合モデル
RMi 作業認識モデル
Si 現場
Snew 未構築現場
Wi 作業者
Wnew 作業者
100 作業認識装置
200 作業認識システム
201 モデルDB
202 ゲートウェイ
203 センサ
211 モデル対応テーブル
212 モデル選定テーブル
301 プロセッサ
302 記憶デバイス
500 類似度算出処理
1000 結果表示画面
1001 作業認識結果表
1211 モデル対応テーブル

Claims (13)

  1. プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有する作業認識装置であって、
    第1作業環境ごとに、前記第1作業環境における作業者の第1行動を示す第1行動データに対する類似度を算出するように学習された類似度算出モデルを記憶するデータベースにアクセス可能であり、
    前記プロセッサは、
    第2作業環境における作業者の第2行動を示す第2行動データを取得する取得処理と、
    前記取得処理によって取得された第2行動データを前記類似度算出モデルの各々に入力することにより、前記第1行動データと前記第2行動データとの類似度を前記類似度算出モデルごとに算出する算出処理と、
    前記算出処理によって算出された複数の類似度に基づいて、前記第2作業環境に類似する特定の第1作業環境を選定する選定処理と、
    を実行することを特徴とする作業認識装置。
  2. 請求項1に記載の作業認識装置であって、
    前記データベースは、前記第1作業環境ごとに、前記第1行動データに対する第1作業認識結果を出力するように学習された作業認識モデルを記憶し、
    前記選定処理では、前記プロセッサは、特定の第1作業環境の作業認識モデルを選定し、
    前記プロセッサは、
    前記第2行動データを前記特定の第1作業環境の作業認識モデルに入力することにより、前記第2行動データに対する第2作業認識結果を出力する作業認識処理と、
    を実行する作業認識装置。
  3. 請求項2に記載の作業認識装置であって、
    前記選定処理では、前記プロセッサは、前記複数の類似度のうち、しきい値以上の類似度、または、最大類似度から所定数までの類似度の第1作業環境の作業認識モデルを、前記特定の第1作業環境の作業認識モデルとして選定する、
    ことを特徴とする作業認識装置。
  4. 請求項2に記載の作業認識装置であって、
    前記作業認識処理では、前記プロセッサは、前記第2作業認識結果が複数存在する場合、複数の第2作業認識結果の中から特定の第2作業認識結果を出力する、
    ことを特徴とする作業認識装置。
  5. 請求項4に記載の作業認識装置であって、
    前記作業認識処理では、前記プロセッサは、多数決により、前記複数の第2作業認識結果の中から前記特定の第2作業認識結果を出力する、
    ことを特徴とする作業認識装置。
  6. 請求項1に記載の作業認識装置であって、
    前記取得処理では、前記プロセッサは、異なる時刻の前記第2行動データを繰り返し取得し、
    前記算出処理では、前記プロセッサは、繰り返し取得された前記第2行動データの各々を、前記類似度算出モデルの各々に入力することにより、前記第1行動データと前記第2行動データの各々との前記異なる時刻ごとの類似度を、前記類似度算出モデルごとに算出し、
    前記選定処理では、前記プロセッサは、前記算出処理によって前記類似度算出モデルごとに算出された前記異なる時刻ごとの複数の類似度に基づいて、前記特定の第1作業環境を前記異なる時刻ごとに選定する、
    ことを特徴とする作業認識装置。
  7. 請求項6に記載の作業認識装置であって、
    前記取得処理では、前記プロセッサは、所定の時間幅内の前記異なる時刻を含む前記第2行動データを繰り返し取得し、
    前記算出処理では、前記プロセッサは、繰り返し取得された前記所定の時間幅内の前記第2行動データの集約結果の各々を、前記類似度算出モデルの各々に入力することにより、前記第1行動データと前記集約結果の各々との前記異なる時刻ごとの類似度を、前記類似度算出モデルごとに算出し、
    前記選定処理では、前記プロセッサは、前記算出処理によって前記類似度算出モデルごとに算出された前記異なる時刻ごとの複数の類似度に基づいて、前記特定の第1作業環境を前記異なる時刻ごとに選定する、
    ことを特徴とする作業認識装置。
  8. 請求項7に記載の作業認識装置であって、
    前記データべースは、前記第1作業環境ごとに、前記第1行動データに対する第1作業認識結果を出力するように学習された作業認識モデルを記憶し、
    前記選定処理では、前記プロセッサは、前記特定の第1作業環境の作業認識モデルを前記異なる時刻ごとに選定し、
    前記プロセッサは、
    前記異なる時刻ごとに、前記第2行動データを前記特定の第1作業環境の作業認識モデルに入力することにより、前記第2行動データに対する第2作業認識結果を前記異なる時刻ごとに出力する作業認識処理と、
    を実行する作業認識装置。
  9. 請求項8に記載の作業認識装置であって、
    前記作業認識処理では、前記プロセッサは、前記異なる時刻の各々において前記第2作業認識結果が複数存在する場合、複数の第2作業認識結果の中から特定の第2作業認識結果を前記異なる時刻ごとに出力する、
    ことを特徴とする作業認識装置。
  10. 請求項9に記載の作業認識装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記異なる時刻ごとの前記特定の作業認識結果と、前記異なる時刻ごとの第2作業認識結果と、の類似度に基づいて、前記第2作業環境に類似する第1作業環境の前記類似度算出モデルおよび前記作業認識モデルを決定する決定処理と、
    前記第2行動データを用いて前記決定処理によって決定された類似度算出モデルを更新することにより、前記第2作業環境の類似度算出モデルを構築し、前記第2行動データおよび前記特定の作業認識結果を用いて前記決定処理によって特定された作業認識モデルを更新することにより、前記第2作業環境の作業認識モデルを構築する構築処理と、
    を実行する作業認識装置。
  11. プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有する作業認識装置であって、
    第1作業環境ごとに、前記第1作業環境における作業者の第1行動を示す第1行動データに対する類似度を算出するように、かつ、前記第1行動データに対する第1作業認識結果を出力するように学習された統合モデルを記憶するモデルデータベースにアクセス可能であり、
    前記プロセッサは、
    第2作業環境における作業者の第2行動を示す第2行動データを取得する取得処理と、
    前記取得処理によって取得された第2行動データを前記統合モデルの各々に入力することにより、前記第1行動データと前記第2行動データとの類似度を前記統合モデルごとに算出するとともに、前記第2行動データを前記統合モデルに入力することにより、前記第2行動データに対する第2作業認識結果を出力する算出処理と、
    前記算出処理によって算出された複数の類似度に基づいて、前記第2作業環境に類似する特定の第1作業環境の作業認識モデルを選定する選定処理と、
    前記選定処理によって選定された前記作業認識モデルからの第2作業認識結果を出力する作業認識処理と、
    を実行することを特徴とする作業認識装置。
  12. 請求項11に記載の作業認識装置であって、
    前記作業認識処理では、前記プロセッサは、前記第2作業認識結果が複数存在する場合、複数の第2作業認識結果の中から特定の第2作業認識結果を出力する、
    ことを特徴とする作業認識装置。
  13. プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有する作業認識装置が実行する作業認識方法であって、
    第1作業環境ごとに、前記第1作業環境における作業者の第1行動を示す第1行動データに対する類似度を算出するように学習された類似度算出モデルを記憶するデータベースにアクセス可能であり、
    前記作業認識方法は、
    前記プロセッサが、
    第2作業環境における作業者の第2行動を示す第2行動データを取得する取得処理と、
    前記取得処理によって取得された第2行動データを前記類似度算出モデルの各々に入力することにより、前記第1行動データと前記第2行動データとの類似度を前記類似度算出モデルごとに算出する算出処理と、
    前記算出処理によって算出された複数の類似度に基づいて、前記第2作業環境に類似する特定の第1作業環境を選定する選定処理と、
    を実行することを特徴とする作業認識方法。
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