JP2022012170A - 組立システム、組立方法およびプログラム - Google Patents

組立システム、組立方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2022012170000001
【課題】作業対象とする開口部に対してロボットの位置や姿勢を適切に制御する。
【解決手段】組立システムは、複数の施工対象物を貫く貫通穴の一方の開口部から、複数の施工対象物を接合させる工作部品を、貫通穴に挿入するとともに、工作部品に対して所定の第1作業を行う第1ロボットと、貫通穴の他方の開口部から突き出した工作部品に対して所定の第2作業を行う第2ロボットとを備え、第2ロボットが、貫通穴の他方の開口部の近傍に第2ロボットの先端ツールを移動させる位置移動部と、他方の開口部から突き出した工作部品の形状を認識する形状認識部と、形状認識部が認識した工作部品の形状に基づき先端ツールの位置と姿勢を制御する位置姿勢制御部とを有する。
【選択図】図1

Description

本開示は、組立システム、組立方法およびプログラムに関する。
特許文献1には、第1のロボットを備える第1の自動化システムと、第2のロボットを備える第2の自動化システムを協調して動作させ、ボルトやリベットの取り付け作業等を行う装置の一例が開示されている。特許文献1に開示されている装置では、第1の自動化システムが明示的な命令に従って動作し、第2の自動化システムが処理要件に基づいて生成された協調的な命令に従って動作する。ここで、明示的な命令は、第1のロボットの動き軌跡、作業に対応する位置、ベクトル等の情報を含む。また、処理要件は、例えば、作業対象や作業環境のソリッドモデル、部品のトルク、開口部の中心座標、開口部の法線ベクトル等の情報を含む。また、協調的な命令は、例えば、締め付け用の部品をエンドエフェクタに配置し、開口部を発見し、エンドエフェクタを移動して締め付け用の部品をボルト等の部品に配置し、指定のトルクで締め付けるための命令等を含む。
特開2017-205862号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、次のような課題が考えられる。すなわち、例えば、作業対象とする開口部が複数あり、開口部の配置が複雑であったり、あるいは、互いに近接していたりするような場合に、第2のロボットが、第1のロボットが作業対象としている開口部と他の開口部とを誤認してしまい、第2のロボットの位置や姿勢を適切に制御することができないことがあるという課題が考えられる。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、作業対象とする開口部に対してロボットの位置や姿勢を適切に制御することができる組立システム、組立方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る組立システムは、複数の施工対象物を貫く貫通穴の一方の開口部から、前記複数の施工対象物を接合させる工作部品を、前記貫通穴に挿入するとともに、前記工作部品に対して所定の第1作業を行う第1ロボットと、前記貫通穴の他方の開口部から突き出した前記工作部品に対して所定の第2作業を行う第2ロボットとを備え、前記第2ロボットが、前記貫通穴の他方の開口部の近傍に前記第2ロボットの先端ツールを移動させる位置移動部と、前記他方の開口部から突き出した前記工作部品の形状を認識する形状認識部と、前記形状認識部が認識した前記工作部品の形状に基づき前記先端ツールの位置と姿勢を制御する位置姿勢制御部とを有する。
本開示に係る組立方法は、複数の施工対象物を貫く貫通穴の一方の開口部から、前記複数の施工対象物を接合させる工作部品を、前記貫通穴に挿入するとともに、前記工作部品に対して所定の第1作業を行う第1ロボットと、前記貫通穴の他方の開口部から突き出した前記工作部品に対して所定の第2作業を行う第2ロボットとを用いて、前記貫通穴の他方の開口部の近傍に前記第2ロボットの先端ツールを移動させるステップと、前記他方の開口部から突き出した前記工作部品の形状を認識するステップと、認識した前記工作部品の形状に基づき前記先端ツールの位置と姿勢を制御するステップとを含む。
本開示に係るプログラムは、複数の施工対象物を貫く貫通穴の一方の開口部から、前記複数の施工対象物を接合させる工作部品を、前記貫通穴に挿入するとともに、前記工作部品に対して所定の第1作業を行う第1ロボットと、前記貫通穴の他方の開口部から突き出した前記工作部品に対して所定の第2作業を行う第2ロボットとを用いて、前記貫通穴の他方の開口部の近傍に前記第2ロボットの先端ツールを移動させるステップと、前記他方の開口部から突き出した前記工作部品の形状を認識するステップと、認識した前記工作部品の形状に基づき前記先端ツールの位置と姿勢を制御するステップとをコンピュータに実行させる。
本開示の組立システム、組立方法およびプログラムによれば、作業対象とする開口部に対してロボットの位置や姿勢を適切に制御することができる。
本開示の各実施形態に係る組立システムの構成例を示すブロック図である。 図1に示す第1ロボット1と第2ロボット2の協調動作の例を説明するための模式図である。 図2に示すエンドエフェクタ111の構成例を模式的に示す斜視図である。 図3に示すグリッパ1113および1114でリベット58を把持した状態を示す斜視図である。 図3に示すグリッパ1113および1114でリベット58を把持した状態を示す斜視図である。 図2に示すエンドエフェクタ211の構成例を模式的に示す斜視図である。 本開示の第1実施形態に係る組立システムの動作例を示すフローチャートである。 本開示の第1実施形態に係る組立システムの動作例を説明するための模式図である。 本開示の第1実施形態に係る組立システムの動作例を説明するための模式図である。 本開示の第2実施形態に係る組立システムの動作例を示すフローチャートである。 本開示の第3実施形態に係る組立システムの動作例を示すフローチャートである。 本開示の第3実施形態に係る組立システムの動作例を示すタイミングチャートである。 本開示の第4実施形態に係る組立システムの動作例を示すフローチャートである。 本開示の第4実施形態に係る組立システムの動作例を示すタイミングチャートである。 本開示の第4実施形態に係る組立システムの動作例を説明するための模式図である。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
<第1実施形態>
(組立システムの構成)
以下、本開示の第1実施形態に係る組立システム、組立方法およびプログラムについて、図1~図9を参照して説明する。図1は、本開示の各実施形態(第1~第4実施形態)に係る組立システムの構成例を示すブロック図である。図2は、図1に示す第1ロボット1と第2ロボット2の協調動作の例を説明するための模式図である。図3は、図2に示すエンドエフェクタ111の構成例を模式的に示す斜視図である。図4および図5は、図3に示すグリッパ1113および1114でリベット58を把持した状態を示す斜視図である。図6は、図2に示すエンドエフェクタ211の構成例を模式的に示す斜視図である。図7は、本開示の第1実施形態に係る組立システムの動作例を示すフローチャートである。図8および図9は、本開示の第1実施形態に係る組立システムの動作例を説明するための模式図である。なお、各図において同一または対応する構成には同一の符号を用いて説明を適宜省略する。
図1に示す組立システム100は、第1ロボット1と、第2ロボット2と、基地局3と、通信線4とを備える。第1ロボット1は、例えば図2に示すように、金属板等の複数の施工対象物51および52を貫く貫通穴53の一方の開口部531から、複数の施工対象物51および52を接合(あるいは締結)させる工作部品を、貫通穴53に挿入するとともに、工作部品に対して所定の第1作業を行う。また、第2ロボット2は、貫通穴53の他方の開口部532から突き出した工作部品に対して所定の第2作業を行う。工作部品は、例えば、リベット、ネジ、ボルト等の締結部品である。また、第1作業は例えばリベットの打撃、ネジ、ボルトのねじ締め等の工作部品の一端側から行う作業であり、第2作業は例えばリベットの加締め、ナット掛け等の工作部品の他端側から行う作業である。なお、以下では、一例として工作部品がリベットである例について説明する。また、図1において、基地局3は、第1ロボット1と第2ロボット2の動作を制御する。そして、通信線4は、第1ロボット1、第2ロボット2および基地局3間を通信接続する。
(第1ロボットの構成)
図1に示すように、第1ロボット1は、可動部11と、コントローラ12とを備える。可動部11は、エンドエフェクタ111と、マニピュレータ112と、レーザ形状センサ113とを備える。コントローラ12は、コンピュータと周辺装置とを有し、コンピュータ、周辺装置等のハードウェアと、コンピュータが実行するプログラム等のソフトウェアとの組み合わせから構成される機能的構成として、制御部121を有する。制御部121は、可動部制御部122と、位置計測部123と、記憶部124と、通信部125とを有する。記憶部124は、教示プログラム1241等を含む。
図2および図3に示すように、エンドエフェクタ111は、マニピュレータ112の先端に取り付けられた機器であり、打撃ツール1111と、グリッパ1113および1114とを備える。また、エンドエフェクタ111には、レーザ形状センサ113が一体的に取り付けられている。打撃ツール1111は、エアハンマ本体1111aと、エアハンマ本体1111aに取り付けられているスナップ1111bとを備える。エアハンマ本体1111aは、内部に圧縮空気を動力として稼働するエアハンマを有し、エアハンマを稼働させ、スナップ1111bを振動させることで、スナップ1111bの先端1112にグリッパ1113および1114によって把持したリベットの打ち込み作業を行う。図3はグリッパ1113および1114が開かれた状態を示し、図4および図5はグリッパ1113および1114が閉じられ、リベット58を把持している状態を示す。グリッパ1113および1114は、閉じられた場合、リベット58の頭部58dを先端1112に接触させた状態で、リベット58の胴部58bを把持する。
マニピュレータ112は、例えば図2に示すように垂直多関節ロボットのアーム部であり、エンドエフェクタ111の位置と姿勢(向き)を制御する。また、マニピュレータ112は、内部に複数のエンコーダ、モータ電流センサ、力覚センサ等を備える。ここで、エンコーダは、関節の角度を検知する。モータ電流センサは、関節を駆動するサーボモータの駆動電流を検知する。力覚センサは、例えば荷重センサであり、外部から加わる力の大きさと方向を検知する。
レーザ形状センサ113は、3次元レーザースキャナ等とも呼ばれ、レーザ光をスキャンして反射光を受信して解析するセンサであり、3次元空間の点群座標を取得するセンサである。
可動部制御部122は、教示プログラム1241に従い、レーザ形状センサ113が取得した点群座標データ、マニピュレータ112が備える各種センサの出力、基地局3や第2ロボット2から受信した制御信号等に応じて、可動部11(エンドエフェクタ111、マニピュレータ112およびレーザ形状センサ113)の動作を制御する。
位置計測部123は、教示プログラム1241に従い、レーザ形状センサ113を用いて、図2にX1-Y1-Z1で示す第1ロボット1を基準とする座標系である第1ロボット座標系(ロボット座標系)において3個の基準穴55の位置を計測する。3個の基準穴55は、施工対象物51および52を設置する治具54に設けられている。ただし、3個の基準穴55は、施工対象物52自体に設けられていてもよい。3個の基準穴55は、図2にXw-Yw-Zwで示す施工対象物51および52の3次元CAD(Computer-Aided Design)データを基準とする座標系であるワーク座標系において位置が定義されている。
組立システム100では、第1ロボット1と第2ロボット2と施工対象物51および52が、所定の位置関係を有して設置されていることを前提として、第1ロボット1と第2ロボット2が制御される。また、第1ロボット1は、ワーク座標系の位置を基準として作成された教示プログラム1241を実行することで動作する。また、第2ロボット1は、同じくワーク座標系の位置を基準として作成された後述する教示プログラム2261を実行することで動作する。組立システム100では、3個の基準穴55の位置を計測することで、3個の基準穴55で決まる面の第1ロボット座標系上での座標情報を得ることができる。また、3個の基準穴55で決まる面の第1ロボット座標系での座標情報と、3個の基準穴55で決まる面のワーク座標系での座標情報とを比較することで、3次元CADデータ上の第1ロボット1と第2ロボット2と施工対象物51および52との位置関係と、実際の位置関係との誤差ベクトルを求めることができる。
記憶部124が記憶する教示プログラム1241は、可動部制御部122と位置計測部123が実行する処理を例えばシーケンシャルに記述したプログラムである。教示プログラム1241では、例えば、エンドエフェクタ111およびマニピュレータ112の位置や姿勢、移動軌跡が、ワーク座標系(Xw-Yw-Zw)の位置を基準として定義される。ただし、教示プログラム1241では、第1ロボット座標系(X1-Y1-Z1)の座標情報等を用いて位置や姿勢が定義されていてもよい。
通信部125は、第2ロボット2および基地局3等と所定の信号を通信する。
(第2ロボットの構成)
図1に示すように、第2ロボット2は、可動部21と、コントローラ22とを備える。可動部21は、エンドエフェクタ211と、マニピュレータ212と、ビジョンセンサ213とを備える。コントローラ22は、コンピュータと周辺装置とを有し、コンピュータ、周辺装置等のハードウェアと、コンピュータが実行するプログラム等のソフトウェアとの組み合わせから構成される機能的構成として、制御部221を有する。制御部221は、可動部制御部222と、位置移動部223と、形状認識部224と、位置姿勢制御部225と、記憶部226と、通信部227とを有する。記憶部226は、教示プログラム2261等を含む。
図2および図6に示すように、エンドエフェクタ211は、マニピュレータ212の先端に取り付けられた機器であり、当て金ツール2111を備える。また、エンドエフェクタ211には、ビジョンセンサ213が一体的に取り付けられている。当て金ツール2111は、第1ロボット1の打撃ツール1111がリベット58を打ち込む際に、反対側で支えとして作用し、図5に示すリベット58のリベット先端58cを潰すために用いられる。
マニピュレータ212は、例えば図2に示すように垂直多関節ロボットのアーム部であり、エンドエフェクタ211の位置と姿勢(向き)を制御する。また、マニピュレータ212は、内部に複数のエンコーダ、モータ電流センサ、力覚センサ等を備える。エンコーダは、関節の角度を検知する。モータ電流センサは、関節を駆動するサーボモータの駆動電流を検知する。力覚センサは、外部から加わる力の大きさと方向を検知する。
ビジョンセンサ213は、例えば図6に示すようにステレオカメラを構成する2個のカメラ213lおよび213rと、画像処理装置213cから構成され、対象物の画像を撮影して画像情報を出力するとともに、対象物までの距離情報を取得して出力する。なお、ビジョンセンサ213は、レーザ形状センサ113のようなセンサであってもよい。
可動部制御部222は、教示プログラム2261に従い、ビジョンセンサ213が取得した画像および距離情報、マニピュレータ212が備える各種センサの出力、基地局3や第1ロボット1から受信した制御信号等に応じて、可動部21(エンドエフェクタ211、マニピュレータ212およびビジョンセンサ213)の動作を制御する。
位置移動部223は、可動部制御部222と協働して、図2に示す貫通穴53の他方の開口部532の近傍に第2ロボット2のエンドエフェクタ211(先端ツール)を移動させる。ここで、位置移動部223と可動部制御部222が協働するとは、例えば、位置移動部223が可動部制御部222に対して可動部222への制御内容を通知し、可動部制御部222がその通知に基づいて可動部222を制御することを意味する(以下、同様)。例えば、位置移動部223は、図8に示すように、作業対象の開口部532bと、その周辺の開口部532c(およびリベット打ち込み済みの開口部532aを塞ぐリベット58)がビジョンセンサ213の撮影範囲R1およびR2に含まれるようにエンドエフェクタ211の位置を移動させる。図8は、ビジョンセンサ213の撮影範囲R1およびR2と開口部532a、532bおよび532cとの位置関係を模式的に示す。撮影範囲R1はカメラ213lの撮影範囲であり、撮影範囲R2がカメラ213rの撮影範囲である。
形状認識部224は、ビジョンセンサ213が出力した各情報に基づき、例えば図8に示すように他方の開口部532bから突き出したリベット58の胴部58bの形状を認識する。形状認識部224は、例えば、パターン認識等の認識処理を行い、他方の開口部532bから突き出したリベット58の胴部58bの形状を表すソリッドモデル、ワイヤーフレームモデル、サーフェスモデル等の3次元モデルを作成して出力する。
位置姿勢制御部225は、形状認識部224が認識したリベット58の胴部58bの形状に基づき、可動部制御部222と協働して、エンドエフェクタ211の位置と姿勢を制御する。
例えば、位置姿勢制御部225は、まず、形状認識部224が認識したリベット58の胴部58bの形状に基づきリベット58の胴部58bの図9に示す円筒中心座標CP1と法線ベクトルV1を、図6および図9等にX2-Y2-Z2で示す第2ロボット2を基準とする座標系である第2ロボット座標系(ロボット座標系)において算出する。円筒中心座標CP1は、リベット58のリベット先端58cの中心座標である。法線ベクトルV1が、リベット58のリベット先端58cが形成する面に垂直なベクトルあるいは胴部58bが形成する円柱の中心軸を表すベクトルである。なお、図9に示す例ではリベット先端58cが平面を形成しているが、それと異なり、例えば端部が中空である場合には端部の縁部が形成する円の中心座標を円筒中心座標CP1とし、その縁部が形成する円に接する平面に垂直なベクトルを法線ベクトルV1とすることができる。
次に、位置姿勢制御部225は、リベット58の円筒中心座標CP1と、図6に示すエンドエフェクタ211の当て金ツール2111の先端2111aの中心座標CP2とが一致し、かつ、リベット58の法線ベクトルV1の方向と図6に示すエンドエフェクタ211の当て金ツール2111の法線ベクトルV2の方向が一致するように、エンドエフェクタ211の位置と姿勢を制御する。
記憶部226が記憶する教示プログラム2261は、可動部制御部222と位置移動部223と形状認識部224と位置姿勢制御部225が実行する処理を例えばシーケンシャルに記述したプログラムである。教示プログラム2261では、例えば、エンドエフェクタ211およびマニピュレータ212の位置や姿勢、移動軌跡が、ワーク座標系(Xw-Yw-Zw)の位置を基準として定義される。ただし、教示プログラム2261では、第2ロボット座標系(X2-Y2-Z2)の座標情報等を用いて位置や姿勢が定義されていてもよい。
通信部227は、第1ロボット1および基地局3等と所定の信号を通信する。
(基地局の構成)
図1に示すように、基地局3は、コンピュータと周辺装置とを有し、コンピュータ、周辺装置等のハードウェアと、コンピュータが実行するプログラム等のソフトウェアとの組み合わせから構成される機能的構成として、制御部31を有する。制御部31は、協調制御部311と、記憶部312と、通信部313とを有する。記憶部312は、教示プログラム3121等を記憶する。協調制御部311は、教示プログラム3121に従い、第1ロボット1および第2ロボット2から受信した制御信号等に応じて、所定の制御信号を生成して送信し、第1ロボット1および第2ロボット2の動作を協調させて制御する。通信部313は、第1ロボット1および第2ロボット2等と所定の信号を通信する。
(組立システムの動作例)
図7に示すフローチャートを参照して、図1に示す組立システム100の動作例について説明する。図7は、図1および図2に示す組立システム100において1個のリベット58を施工対象物51および52に加締める作業の流れの例を示す。
図7に示す処理では、まず、第1ロボット1において可動部制御部122が、図2に示す仮置台57のリベット58をグリッパ1113および1114でピッキングする(ステップS101)。次に、可動部制御部122は、施工対象物51および52のリベット挿入用の貫通穴53(以下、貫通穴53を「穴」ともいう。)をレーザ形状センサ113でスキャンし、穴位置を認識する(ステップS102)。次に、可動部制御部122は、打撃ツール1111の位置および姿勢を穴位置に合わせ、リベット先端58cを挿入する(ステップS103)。次に、可動部制御部122は、グリッパ1113および1114を開き、リベット58を奥まで挿入し、挿入完了信号を発信する(ステップS104)。ここで、可動部制御部122は、当て金セット完了信号を受信するまで待機する(ステップS105)。
一方、第2ロボット2では、まず、可動部制御部222が挿入完了信号を受信するまで待機する(ステップS201)。次に、可動部制御部222と協働して位置移動部223が、挿入完了信号を受信し、穴位置近傍まで当て金ツール2111を近づけ、カメラ213lおよび213rの視野に入れる(ステップS202)。次に、形状認識部224が、第1ロボット1が挿入したリベット58をカメラ213lおよび213rで認識する(ステップS203)。次に、可動部制御部222と協働して位置姿勢制御部225が当て金ツール2111の位置および姿勢をリベット軸線(法線ベクトルV1)に合わせ、当て金ツール2111の先端2111aをリベット先端58cに当て、当て金セット完了信号を発信する(ステップS204)。次に可動部制御部222が打撃開始信号を受信するまで待機する(ステップS205)。
一方、第1ロボット1では、可動部制御部122が、当て金セット完了信号を受信し、エアハンマのバルブを開き、打撃を開始し、打撃開始信号を発信する(ステップS106)。ここで、可動部制御部122は、打鋲完了信号を受信するまで待機する(ステップS107)。
一方、第2ロボット2では、可動部制御部222が、打撃開始信号を受信し、当て金ツール2111を所定の位置まで押し込み、打鋲完了信号を発信する(ステップS206)。ここで、可動部制御部122は、エアハンマ停止信号を受信するまで待機する(ステップS207)。
一方、第1ロボット1では、可動部制御部122が、打鋲完了信号を受信し、エアハンマを停止させ、エアハンマ停止信号を発信する(ステップS108)。次に、可動部制御部122は、第1ロボットを待機姿勢に戻し(ステップS109)。第1ロボット1における図7に示す処理を終了する。
一方、第2ロボット2では、可動部制御部222が、エアハンマ停止信号を受信し、第2ロボットを待機姿勢に戻し(ステップS208)。第2ロボット2における図7に示す処理を終了する。
以上の処理によって、図1および図2に示す組立システム100において1個のリベット58を施工対象物51および52に加締める作業を行うことができる。なお、第1ロボット1と第2ロボット2間の各種信号のやりとりは、基地局3を介して行ってもよいし、基地局3を介さず直接行ってもよい。また、例えば、第1ロボット1と第2ロボット2の動作を同期して行う場合には基地局3から所定の制御信号を第1ロボット1と第2ロボット2に発信することで第1ロボット1と第2ロボット2を同期させるようにしてもよい。
(作用・効果・変形例)
本実施形態では、第2ロボット2が、貫通穴53の他方の開口部532の近傍に第2ロボット2のエンドエフェクタ211を移動させる位置移動部223と、他方の開口部532から突き出したリベット58の形状を認識する形状認識部224と、形状認識部224が認識したリベット58の形状に基づきエンドエフェクタ211の位置と姿勢を制御する位置姿勢制御部225とを有する。よって、作業対象とする開口部53に対して第2ロボット2の位置や姿勢を適切に制御することができる。
本実施形態によれば、第1ロボット1がリベットを挿入することにより施工対象物51および52の裏側にはリベットが突き出すため、未施工の穴には軸の突き出しはなく、また、施工済みの個所は加締めにより軸の形状が変化しており、第2ロボット2は次に施工する箇所を一意に認識することができる。
さらに、第2ロボット2のビジョンセンサ213が検出した円筒軸中心座標、法線ベクトルに従って第2ロボット3の姿勢を補正することにより、リベットに正しい姿勢でツールをセットすることができる。
上記の一連の動作シーケンスにより、第1ロボット1および第2ロボット2を適切なタイミングで同期させることができ、リベット加締めを行う組立システムを実現できる。
さらに、リベットと当て金の傾きを防止して所望の組立品質を得ることができる。
なお、工作部品をボルトとナットにする場合、例えば次のように組立システムを構成することができる。すなわち、組立システムは、ボルトやネジを施工対象物51に挿入する第1ロボットと、ナット掛けを行う第2ロボット、および両者の動作を制御する基地局とから構成することができる。この場合、第1ロボットはネジを把持するグリッパと、ネジ締め行うツールをエンドエフェクタとして有する。また、第2ロボットはセンサと、ナット掛けを行うエンドエフェクタとを有する。センサは例えばビジョンセンサ、レーザースキャナである。このような構成において、組立システムは、まず、第1ロボットが教示プログラムに従って施工対象物にボルトを挿入し、基地局を介して作業完了信号を第2ロボットに送信する。第2ロボットは教示プログラムに従ってボルトの近傍まで移動し、挿入されたボルトをセンサで検出し、円筒中心座標、法線ベクトルを取得する。次に、上記結果を用いて教示プログラムを補正し、ツールをボルトの端部にセットして作業完了信号を基地局に送る。上記作業完了信号を受けて基地局から第1、第2ロボットにボルト締め等の作業指示を送信する。そして、第2ロボットが所定のストローク、ツールを前進させたところで作業完了信号を基地局に発信し、第1ロボットは基地局から作業完了信号を受けてネジ締めを停止させる。
<第2実施形態>
図10を参照して、本開示の第2実施形態に係る組立システム、組立方法およびプログラムについて説明する。図10は、本開示の第2実施形態に係る組立システムの動作例を示すフローチャートである。第2実施形態に係る組立システムの構成は、図1~図9を参照して説明した第1実施形態の構成および動作と基本的に同一である。ただし第2実施形態に係る組立システムでは、第1実施形態において図7を参照して説明した組立システム100の動作例の一部が異なる。すなわち、図10に示す第2実施形態の動作例では、図7に示す第1実施形態の動作例に対して、第1ロボット1の動作では冒頭にステップS11とステップS12の処理が追加され、第2ロボット2の動作は冒頭にステップS21~S24の処理が追加されている。以下、第2実施形態において、第1実施形態と異なる動作について説明する。
(組立システムの動作例)
図10に示す処理では、まず、第1ロボット1において可動部制御部122が、3個の基準穴55をレーザ形状センサ113でスキャンしてロボット座標系データを取得し、発信する(ステップS11)。一方、第2ロボット2では可動部制御部222が、3個の基準穴55のロボット座標系データを受信するまで待機し(ステップS21)、3個の基準穴55のロボット座標系のデータを受信すると、受信したデータを記録し、共有した後(ステップS22)、変換行列を受信するまで待機する(ステップS23)。
次に、第1ロボット1において可動部制御部122が、第1ロボット1のロボット座標系とワーク座標系を比較してロボット座標系とワーク座標系の変換行列を作成し、発信する(ステップS12)。第1ロボット1は、ステップS101以降の処理では、変換行列を用いて、教示プログラム1241に含まれている位置情報を補正した上で、教示プログラム1241を実行する。
一方、第2ロボット2では可動部制御部222が、ロボット座標系とワーク座標系の変換行列を受信し(ステップS24)、挿入完了信号を受信するまで待機する(ステップS201)。第2ロボット1は、ステップS202以降の処理では、変換行列を用いて、教示プログラム2261に含まれている位置情報を補正した上で、教示プログラム2261を実行する。
(作用・効果)
第2実施形態では、第1ロボット1のセンサが基準穴3点を認識し、ロボット座標系を取得する。次に、第2ロボット2は第1ロボット1の座標系を共有する。次に、第1ロボット1(もしくは第2ロボット2)のロボット座標系とワーク座標系を比較し、ロボット座標とワーク座標の変換行列を作成する。
例えば、施工対象物の設置状態が大きくバラツク場合、CADデータに基づいて作成された教示プログラムで施工箇所近傍までロボットを移動させてもセンサ視野に施工対象が入らない可能性がある。これに対し、第2実施形態では、上記動作で施工対象物に対するロボットの相対位置誤差を取得し、教示プログラムを補正することにより、施工箇所がセンサ視野に収まるようになる。なお、施工対象物の変形や穴位置の加工誤差などの微小な誤差は、第1実施形態と同様、位置移動部223と形状認識部224と位置姿勢制御部225とによるロジックで補正することができる。
<第3実施形態>
図11および図12を参照して、本開示の第3実施形態に係る組立システム、組立方法およびプログラムについて説明する。図11は、本開示の第3実施形態に係る組立システムの動作例を示すフローチャートである。図12は、本開示の第3実施形態に係る組立システムの動作例を示すタイミングチャートである。第3実施形態に係る組立システムの構成は、図1~図9を参照して説明した第1実施形態の構成および動作と基本的に同一である。ただし第3実施形態に係る組立システムにおける図11に示す動作例が、第1実施形態において図7を参照して説明した組立システム100の動作例と異なる。
なお、図12は、横軸を時刻とし、第1ロボット1と第2ロボット2の動作タイミングの例を2組(第1実施形態の例と第3実施形態の例)、模式的に示す。第1ロボット1の動作M1-1と第2ロボット2の動作M2-1の組は、第1実施形態のように、第1ロボット1がリベット58を挿入した後(時刻t11~時刻t12)、第1ロボット1が挿入完了信号を発信するのを待って第2ロボット2が動作を開始している(時刻t12)。一方、第1ロボット1の動作M1-2と第2ロボット2の動作M2-2の組は、第3実施形態の動作であり、第1ロボット1がリベット58を挿入するのと並行して、第2ロボット2がツールの姿勢補正を行っている(時刻t11~時刻t12)。
(組立システムの動作例)
まず、図11に示すフローチャートを参照して、図1に示す組立システム100の第3実施形態における動作例について説明する。図11は、第3実施形態において、図1および図2に示す組立システム100で1個のリベット58を施工対象物51および52に加締める作業の流れの例を示す。
図11に示す処理では、まず、第1ロボット1において可動部制御部122が、図2に示す仮置台57のリベット58をグリッパ1113および1114でピッキングする(ステップS301)。次に、可動部制御部122は、施工対象物51および52のリベット挿入用の貫通穴53(以下、貫通穴53を「穴」ともいう。)をレーザ形状センサ113でスキャンし、穴位置を認識し、穴位置認識信号を発信する(ステップS302)。次に、可動部制御部122は、打撃ツール1111の位置および姿勢を穴位置に合わせ、リベット先端58cを挿入する(ステップS303)。次に、可動部制御部122は、グリッパ1113および1114を開き、リベット58を奥まで挿入し(ステップ304)、その後、当て金セット完了信号を受信するまで待機する(ステップS305)。
一方、第2ロボット2では、まず、可動部制御部222が穴位置認識信号を受信するまで待機する(ステップS401)。次に、可動部制御部222と協働して位置移動部223が、穴位置認識信号を受信し、穴位置近傍まで当て金ツール2111を近づけ、カメラ213lおよび213rの視野に入れる(ステップS402)。次に、形状認識部224が、第1ロボット1が挿入したリベット58をカメラ213lおよび213rで認識する(ステップS403)。次に、可動部制御部222と協働して位置姿勢制御部225が、リベット58の突き出し長さが所定長になるまで、リベット58の挿入に追従して、順次、当て金ツール2111の位置および姿勢をリベット軸線(法線ベクトルV1)に合わせて補正する(ステップS404)。次に、可動部制御部222と協働して位置姿勢制御部225が、当て金ツール2111の先端2111aをリベット先端58cに当て、当て金セット完了信号を発信する(ステップS405)。次に可動部制御部222が打撃開始信号を受信するまで待機する(ステップS406)。
一方、第1ロボット1では、可動部制御部122が、当て金セット完了信号を受信し、エアハンマのバルブを開き、打撃を開始し、打撃開始信号を発信する(ステップS306)。ここで、可動部制御部122は、打鋲完了信号を受信するまで待機する(ステップS307)。
一方、第2ロボット2では、可動部制御部222が、打撃開始信号を受信し、当て金ツール2111を所定の位置まで押し込み、打鋲完了信号を発信する(ステップS407)。ここで、可動部制御部122は、エアハンマ停止信号を受信するまで待機する(ステップS408)。
一方、第1ロボット1では、可動部制御部122が、打鋲完了信号を受信し、エアハンマを停止させ、エアハンマ停止信号を発信する(ステップS308)。次に、可動部制御部122は、第1ロボットを待機姿勢に戻し(ステップS309)。第1ロボット1における図11に示す処理を終了する。
一方、第2ロボット2では、可動部制御部222が、エアハンマ停止信号を受信し、第2ロボットを待機姿勢に戻し(ステップS409)。第2ロボット2における図11に示す処理を終了する。
以上の処理によって、図1および図2に示す組立システム100において1個のリベット58を施工対象物51および52に加締める作業を行うことができる。
次に、図12を参照して、第1ロボット1と第2ロボット2の動作タイミングの2組の例(第1実施形態の例と第3実施形態の例)について説明する。上述したように、第1ロボット1の動作M1-1と第2ロボット2の動作M2-1の組が、第1実施形態の例である。また、第1ロボット1の動作M1-2と第2ロボット2の動作M2-2の組が、第3実施形態の例である。
第1ロボット1の動作M1-1と第2ロボット2の動作M2-1の組(第1実施形態)では、まず、第1ロボット1がリベット58を挿入した後(時刻t11~時刻t12)、第1ロボット1が挿入完了信号を発信するのを待って第2ロボット2がリベット近傍への移動と(時刻t12~時刻t14)、リベット認識およびツール姿勢補正(時刻t14~時刻t15)を行う。次に、基地局3による演算処理が行われ(時刻t15~時刻t16)、第1ロボット1によるリベット打撃と第2ロボット2による当て金押し込みが同期して行われる(時刻t16~時刻t18)。
一方、第1ロボット1の動作M1-2と第2ロボット2の動作M2-2の組(第3実施形態)では、第1ロボット1が穴位置認識信号を発信したのに応じて、第2ロボット2がリベット近傍への移動を行う(時刻t10~時刻t11)。次に、第1ロボット1がリベット58を挿入している間(時刻t11~時刻t12)、第2ロボット2がリベット挿入に追従してツール姿勢補正を行う(時刻t11~時刻t12)。次に、基地局3による演算処理が行われ(時刻t12~時刻t13)、第1ロボット1によるリベット打撃と第2ロボット2による当て金押し込みが同期して行われる(時刻t13~時刻t17)。
(作用・効果)
図12に示す例では、第1ロボット1によるリベットの貫通穴53への挿入動作と並行して、形状認識部224が他方の開口部532から突き出したリベット58の形状を認識するとともに、位置姿勢制御部225が認識した形状に基づきエンドエフェクタ211の位置と姿勢を制御するので、サイクルタイムを短縮することができる。
すなわち、第3実施形態において、第2ロボット2は教示プログラム2261に従ってリベットの近傍まで移動し、第1ロボットがリベット挿入を開始するまで施工対象物をセンサでモニタしながら待機する。また、第1ロボット1がリベットの挿入を開始すると同時に、第2ロボット2は施工対象物にリベットが突き出てくる様子をセンサでモニタし、それに追従して円筒中心および法線ベクトルを取得してツール姿勢を補正する。さらに、リベットが所定の突き出し長さになったことをセンサで判定し、ツールをリベットにセットする。また、第1ロボット1は、第2ロボット2のツールセット完了指令を受けて、打鋲を開始する。
第1実施形態では第1ロボット1および第2ロボット2は、例えば基地局3を介してシーケンシャルに動作していたが、第3実施形態によれば、第2ロボット2は第1ロボット1のリベット挿入完了を待たずに位置決め可能となり、サイクルタイムを短縮することができる。
<第4実施形態>
図13、図14および図15を参照して、本開示の第4実施形態に係る組立システム、組立方法およびプログラムについて説明する。図13は、本開示の第4実施形態に係る組立システムの動作例を示すフローチャートである。図14は、本開示の第4実施形態に係る組立システムの動作例を示すタイミングチャートである。第4実施形態に係る組立システムの構成は、図1~図9を参照して説明した第1実施形態の構成および動作と基本的に同一である。ただし第4実施形態に係る組立システムにおける図13に示す動作例が、第1実施形態において図7を参照して説明した組立システム100の動作例と異なる。図15は、本開示の第4実施形態に係る組立システムの動作例を説明するための模式図である。
なお、図14は、横軸を時刻とし、第1ロボット1と第2ロボット2の動作タイミングの例を2組(第1実施形態の例と第4実施形態の例)、模式的に示す。第1ロボット1の動作M1-1と第2ロボット2の動作M2-1の組(第1実施形態の例)は、第1ロボット1によるリベット打撃と第2ロボット2による当て金押し込みの動作(時刻t24~時刻t26)が、基地局3により演算処理(時刻t23~t24)を待って同期して開始される。一方、第1ロボット1の動作M1-3と第2ロボット2の動作M2-3の組は、第4実施形態の動作であり、基地局3による演算処理が省略されている。
(組立システムの動作例)
まず、図13に示すフローチャートを参照して、図1に示す組立システム100の第4実施形態における動作例について説明する。図13は、第4実施形態において、図1および図2に示す組立システム100で1個のリベット58を施工対象物51および52に加締める作業の流れの例を示す。
図13に示す処理では、まず、第1ロボット1において可動部制御部122が、図2に示す仮置台57のリベット58をグリッパ1113および1114でピッキングする(ステップS501)。次に、可動部制御部122は、施工対象物51および52のリベット挿入用の貫通穴53(以下、貫通穴53を「穴」ともいう。)をレーザ形状センサ113でスキャンし、穴位置を認識する(ステップS502)。次に、可動部制御部122は、打撃ツール1111の位置および姿勢を穴位置に合わせ、リベット先端58cを挿入する(ステップS503)。次に、可動部制御部122は、グリッパ1113および1114を開き、リベット58を奥まで挿入し、挿入完了信号を発信する(ステップ504)。次に、可動部制御部122は、第2ロボット2による押し当て荷重を検知するまで待機する(ステップS505)。ここで、第2ロボット2による押し当て荷重について図15を参照して説明する。
図15は、施工対象物51および52に設けられた貫通穴53に挿入されたリベット58と、スナップ1111bと、当て金ツール2111との接触関係の一例を模式的に示す。図15に示す例では、リベット58は貫通穴53に奥まで挿入され、リベット58の頭部58dにスナップ1111bの先端1112が接している。また、リベット先端58cには当て金ツール2111が押し当てられている。この場合、当て金ツール2111がリベット58を押した力(白抜きの矢印で示す)は、スナップ1111bへと伝達するので、エアハンマ側の荷重センサ(あるいはモータ電流センサ)が荷重を検知することができる。
図13において、一方、第2ロボット2では、まず、可動部制御部222が挿入完了信号を受信するまで待機する(ステップS601)。次に、可動部制御部222と協働して位置移動部223が、挿入完了信号を受信し、穴位置近傍まで当て金ツール2111を近づけ、カメラ213lおよび213rの視野に入れる(ステップS602)。次に、形状認識部224が、第1ロボット1が挿入したリベット58をカメラ213lおよび213rで認識する(ステップS603)。次に、可動部制御部222と協働して位置姿勢制御部225が、当て金ツール2111の位置および姿勢をリベット軸線(法線ベクトルV1)に合わせて補正し、当て金ツール2111の先端2111aをリベット先端58cに当てる(ステップS604)。次に、可動部制御部222と協働して位置姿勢制御部225が、当て金ツール2111の先端2111aをリベット先端58cに当て、当て金セット完了信号を発信する(ステップS405)。次に可動部制御部222が、当て金ツール2111を所定の位置まで押し込み、打鋲完了信号を発信する(ステップS605)。ここで、可動部制御部122は、エアハンマ停止信号を受信するまで待機する(ステップS606)。
一方、第1ロボット1では、可動部制御部122が、押し当て荷重を検知した後、エアハンマのバルブを開き、打撃を開始する(ステップS506)。ここで、可動部制御部122は、打鋲完了信号を受信するまで待機する(ステップS507)。その後、可動部制御部122が、打鋲完了信号を受信し、エアハンマを停止させ、エアハンマ停止信号を発信する(ステップS508)。次に、可動部制御部122は、第1ロボットを待機姿勢に戻し(ステップS509)。第1ロボット1における図13に示す処理を終了する。
一方、第2ロボット2では、可動部制御部222が、エアハンマ停止信号を受信し、第2ロボットを待機姿勢に戻し(ステップS607)。第2ロボット2における図13に示す処理を終了する。
以上の処理によって、第4実施形態では、図1および図2に示す組立システム100において1個のリベット58を施工対象物51および52に加締める作業を行うことができる。
次に、図14を参照して、第1ロボット1と第2ロボット2の動作タイミングの2組の例(第1実施形態の例と第3実施形態の例)について説明する。上述したように、第1ロボット1の動作M1-1と第2ロボット2の動作M2-1の組が、第1実施形態の例である。また、第1ロボット1の動作M1-2と第2ロボット2の動作M2-2の組が、第3実施形態の例である。
第1ロボット1の動作M1-1と第2ロボット2の動作M2-1の組(第1実施形態)では、まず、第1ロボット1がリベット58を挿入した後(時刻t20~時刻t21)、第1ロボット1が挿入完了信号を発信するのを待って、第2ロボット2がリベット近傍への移動と(時刻t21~時刻t22)、リベット認識およびツール姿勢補正(時刻t22~時刻t23)を行う。次に、基地局3による演算処理が行われ(時刻t23~時刻t24)、第1ロボット1によるリベット打撃と第2ロボット2による当て金押し込みが同期して行われる(時刻t24~時刻t26)。
一方、第1ロボット1の動作M1-3と第2ロボット2の動作M2-3の組(第4実施形態)では、まず、第1ロボット1がリベット58を挿入した後(時刻t20~時刻t21)、第1ロボット1が挿入完了信号を発信するのを待って、第2ロボット2がリベット近傍への移動と(時刻t21~時刻t22)、リベット認識およびツール姿勢補正(時刻t22~時刻t23)を行う。次に、第2ロボット2は、すぐに当て金の押し込みを開始する(時刻t23~時刻t25)。一方、第1ロボット1は、ツール押し当て力を検知した場合にリベット打撃を開始する(時刻t23~時刻t25)。
(作用・効果)
図14に示す例では、第1ロボット1が、リベット58に対する第2ロボット2の接触を検出した場合に、リベット58に対して打撃動作を開始するので、基地局3による演算処理時間を省略し、サイクルタイムを短縮することができる。なお、第3実施形態によるサイクルタイムを短縮するための構成と、第4実施形態によるサイクルタイムを短縮するための構成を組み合わせてもよい。
第4実施形態によれば、第2ロボット2は、リベットをセンサで検知して姿勢補正後、ツールをリベット先端まで前進させ、リベットに押し当てる。一方、第1ロボット1は、リベットを介して伝達された押し当て荷重を検知し、打鋲を開始する。検知する手段は例えば、ロボット関節のモータ電流値変化、力覚センサ等である。これらにより、第2ロボット2のツールセット完了判定、第1、第2ロボットへの打鋲指令発信を行う基地局3の演算処理時間を省略し、サイクルタイム短縮ができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
〈コンピュータ構成〉
図16は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ90は、プロセッサ91、メインメモリ92、ストレージ93、インタフェース94を備える。
上述の制御部121、221、31等の装置は、コンピュータ90に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ93に記憶されている。プロセッサ91は、プログラムをストレージ93から読み出してメインメモリ92に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ91は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ92に確保する。
プログラムは、コンピュータ90に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、ストレージに既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、コンピュータは、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサによって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。
ストレージ93の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ93は、コンピュータ90のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース94または通信回線を介してコンピュータ90に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ90に配信される場合、配信を受けたコンピュータ90が当該プログラムをメインメモリ92に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ93は、一時的でない有形の記憶媒体である。
<付記>
各実施形態に記載の組立システム100は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る組立システム100は、複数の施工対象物51および52を貫く貫通穴53の一方の開口部531から、前記複数の施工対象物51および52を接合させる工作部品(リベット58、ネジ、ボルト)を、前記貫通穴53に挿入するとともに、前記工作部品に対して所定の第1作業を行う第1ロボット1と、前記貫通穴53の他方の開口部532から突き出した前記工作部品に対して所定の第2作業を行う第2ロボット2とを備え、前記第2ロボット2が、前記貫通穴53の他方の開口部532の近傍に前記第2ロボットの先端ツール(エンドエフェクタ211)を移動させる位置移動部223と、前記他方の開口部532から突き出した前記工作部品の形状を認識する形状認識部224と、前記形状認識部224が認識した前記工作部品の形状に基づき前記先端ツール(エンドエフェクタ211)の位置と姿勢を制御する位置姿勢制御部225とを有する。本態様および以下の各態様の構成によれば、作業対象とする開口部に対してロボットの位置や姿勢を適切に制御することができる。
(2)第2の態様に係る組立システム100は、(1)の組立システム100であって、前記位置姿勢制御部225が、前記形状認識部224が認識した前記工作部品の形状に基づき前記工作部品の円筒中心座標CP1と法線ベクトルV1を算出し、前記円筒中心座標CP1と前記先端ツール(エンドエフェクタ211)の端部(当て金ツール2111の先端2111a)の中心座標CP2とが一致し、かつ、前記法線ベクトルV1の方向と前記先端ツール(エンドエフェクタ211)の法線ベクトルV2の方向が一致するように、前記先端ツール(エンドエフェクタ211)の位置と姿勢を制御する。
(3)第3の態様に係る組立システム100は、(1)または(2)の組立システム100であって、前記第1ロボット1と前記第2ロボット2が、前記施工対象物51および52を基準とする座標系である座標系であるワーク座標系の位置を基準として作成された教示プログラム1241および2261を実行することで動作するものであり、前記第1ロボット1と前記第2ロボット2が、所定の位置関係を有して設置されていて、前記第1ロボット1が、前記施工対象物51および52を設置する治具54または前記施工対象物自体に設けられ、前記ワーク座標系において位置が定義されている、3個の基準穴55の位置を計測する、位置計測部123を有し、前記第1ロボット1が、前記位置計測部123を用いて、前記第1ロボット1を基準とする座標系であるロボット座標系において前記3個の基準穴55の位置を計測し、前記第1ロボット1が、前記ワーク座標系において定義されている前記3個の基準穴55の位置と、計測された前記ロボット座標系における前記3個の基準穴55の位置とを比較することで、前記ワーク座標系から前記ロボット座標系への変換行列を求め、前記第1ロボットと前記第2ロボットが、前記変換行列を用いて、前記教示プログラム1241および2261に含まれている位置情報を補正した上で、前記教示プログラム1241および2261を実行する。
(4)第4の態様に係る組立システム100は、(1)から(3)の組立システム100であって、前記第1ロボット1による前記工作部品の前記貫通穴53への挿入動作と並行して、前記形状認識部224が前記他方の開口部532から突き出した前記工作部品の形状を認識する。
(5)第5の態様に係る組立システム100は、(1)から(4)の組立システム100であって、前記第1ロボット1が、前記工作部品に対する前記第2ロボット2の接触を検出した場合に、前記工作部品に対して前記第1作業を開始する。
100 組立システム
1 第1ロボット
2 第2ロボット
3 基地局
11、21 可動部
111、211 エンドエフェクタ
112、212 マニピュレータ
113 レーザ形状センサ
213 ビジョンセンサ
12、22 コントローラ
121、221 制御部
122、222 可動部制御部
123 位置計測部
223 位置移動部
224 形状認識部
225 位置姿勢制御部
1241、2261 教示プログラム
53 貫通穴
531、532 開口部
58 リベット

Claims (7)

  1. 複数の施工対象物を貫く貫通穴の一方の開口部から、前記複数の施工対象物を接合させる工作部品を、前記貫通穴に挿入するとともに、前記工作部品に対して所定の第1作業を行う第1ロボットと、
    前記貫通穴の他方の開口部から突き出した前記工作部品に対して所定の第2作業を行う第2ロボットと
    を備え、
    前記第2ロボットが、
    前記貫通穴の他方の開口部の近傍に前記第2ロボットの先端ツールを移動させる位置移動部と、
    前記他方の開口部から突き出した前記工作部品の形状を認識する形状認識部と、
    前記形状認識部が認識した前記工作部品の形状に基づき前記先端ツールの位置と姿勢を制御する位置姿勢制御部と
    を有する
    組立システム。
  2. 前記位置姿勢制御部が、前記形状認識部が認識した前記工作部品の形状に基づき前記工作部品の円筒中心座標と法線ベクトルを算出し、前記円筒中心座標と前記先端ツールの端部の中心座標とが一致し、かつ、前記法線ベクトルの方向と前記先端ツールの法線ベクトルの方向が一致するように、前記先端ツールの位置と姿勢を制御する
    請求項1に記載の組立システム。
  3. 前記第1ロボットと前記第2ロボットが、前記施工対象物を基準とする座標系であるワーク座標系の位置を基準として作成された教示プログラムを実行することで動作するものであり、
    前記第1ロボットと前記第2ロボットが、所定の位置関係を有して設置されていて、
    前記第1ロボットが、前記施工対象物を設置する治具または前記施工対象物自体に設けられ、前記ワーク座標系において位置が定義されている、3個の基準穴の位置を計測する、位置計測部を有し、
    前記第1ロボットが、前記位置計測部を用いて、前記第1ロボットを基準とする座標系であるロボット座標系において前記3個の基準穴の位置を計測し、
    前記第1ロボットが、前記ワーク座標系において定義されている前記3個の基準穴の位置と、計測された前記ロボット座標系における前記3個の基準穴の位置とを比較することで、前記ワーク座標系から前記ロボット座標系への変換行列を求め、
    前記第1ロボットと前記第2ロボットが、前記変換行列を用いて、前記教示プログラムに含まれている位置情報を補正した上で、前記教示プログラムを実行する
    請求項1または2に記載の組立システム。
  4. 前記第1ロボットによる前記工作部品の前記貫通穴への挿入動作と並行して、前記形状認識部が前記他方の開口部から突き出した前記工作部品の形状を認識する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の組立システム。
  5. 前記第1ロボットが、前記工作部品に対する前記第2ロボットの接触を検出した場合に、前記工作部品に対して前記第1作業を開始する
    請求項1から4のいずれか1項に記載の組立システム。
  6. 複数の施工対象物を貫く貫通穴の一方の開口部から、前記複数の施工対象物を接合させる工作部品を、前記貫通穴に挿入するとともに、前記工作部品に対して所定の第1作業を行う第1ロボットと、
    前記貫通穴の他方の開口部から突き出した前記工作部品に対して所定の第2作業を行う第2ロボットと
    を用いて、
    前記貫通穴の他方の開口部の近傍に前記第2ロボットの先端ツールを移動させるステップと、
    前記他方の開口部から突き出した前記工作部品の形状を認識するステップと、
    認識した前記工作部品の形状に基づき前記先端ツールの位置と姿勢を制御するステップと
    を含む組立方法。
  7. 複数の施工対象物を貫く貫通穴の一方の開口部から、前記複数の施工対象物を接合させる工作部品を、前記貫通穴に挿入するとともに、前記工作部品に対して所定の第1作業を行う第1ロボットと、
    前記貫通穴の他方の開口部から突き出した前記工作部品に対して所定の第2作業を行う第2ロボットと
    を用いて、
    前記貫通穴の他方の開口部の近傍に前記第2ロボットの先端ツールを移動させるステップと、
    前記他方の開口部から突き出した前記工作部品の形状を認識するステップと、
    認識した前記工作部品の形状に基づき前記先端ツールの位置と姿勢を制御するステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102533058B1 (ko) * 2022-10-20 2023-05-15 고부규 리벳 위치 보정 시스템 및 그 방법

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