JP2022010696A - 基地局装置、無線通信システム、制御方法及び制御プログラム - Google Patents

基地局装置、無線通信システム、制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コアネットワークと接続できない場合に、無線端末の位置を把握することが可能な基地局装置、無線通信システム、制御方法及び制御プログラムを提供すること。【解決手段】本開示にかかる基地局装置101は、第一の無線端末から送信された第一の無線端末の位置情報を取得する取得部102と、取得部102により取得された第一の無線端末の位置情報を記憶する記憶部103と、コアネットワークと接続できない場合、第二の無線端末と仮の通信接続を確立する接続制御部104と、接続制御部104により確立された仮の通信接続を介して、記憶部103により記憶された位置情報を第二の無線端末へ提供する提供部と、を備えるものである。【選択図】図1

Description

本発明は、基地局装置、無線通信システム、制御方法及び制御プログラムに関する。
地震等の災害発生時には、被災者を早期に救助するために、被災者の居場所の特定が急がれる。そのため、被災者が所持する携帯電話やスマートフォンなどの無線端末を利用して、被災者の位置を特定する技術が知られている。
無線端末の位置情報に関連する技術として、例えば、特許文献1~4が知られている。特許文献1には、災害が発生し基地局が利用できない場合に、携帯電話の機能を活用して、被災者の位置情報を収集する技術が記載されている。特許文献2には、災害により基地局の機能が停止した場合に、携帯電話の位置情報を他の携帯電話に通知する技術が記載されている。特許文献3には、端末の移動情報を登録する移動情報登録サーバが記載されている。特許文献4には、防災無線システムと携帯電話システムとを融合させた情報伝達システムが記載されている。その他の関連する技術として、特許文献5や6が知られている。
特開2015-114899号公報 特開2010-135908号公報 国際公開第2009/125812号 特開2006-287771号公報 特開2019-047150号公報 特開2002-158609号公報
特許文献1や2のような関連する技術では、災害発生時に、基地局を利用することなく、被災者が所持する無線端末の位置を把握することが可能である。しかしながら、関連する技術では、災害発生時に基地局を利用して無線端末の位置を特定することができない。すなわち、災害発生時に、基地局は利用できるものの、基地局とコアネットワーク(インターネット網)の通信が切断された状況が考慮されていない。このため、関連する技術では、基地局とコアネットワークが接続できない場合に、基地局を利用して無線端末の位置を把握することができないという問題がある。
本開示はこのような問題点を解決するためになされたものであり、コアネットワークと接続できない場合に、無線端末の位置を把握することが可能な基地局装置、無線通信システム、制御方法及び制御プログラムを提供することを目的とする。
本開示にかかる基地局装置は、第一の無線端末から送信された前記第一の無線端末の位置情報を取得する取得部と、前記取得された前記第一の無線端末の前記位置情報を記憶する記憶部と、コアネットワークと接続できない場合、第二の無線端末と仮の通信接続を確立する接続制御部と、前記確立された仮の通信接続を介して、前記記憶された位置情報を前記第二の無線端末へ提供する提供部とを備えるものである。
本開示にかかる無線通信システムは、第一の無線端末と、第二の無線端末と、基地局装置とを備え、前記基地局装置は、前記第一の無線端末から送信された前記第一の無線端末の位置情報を取得する取得部と、前記取得された前記第一の無線端末の前記位置情報を記憶する記憶部と、コアネットワークと接続できない場合、前記第二の無線端末と仮の通信接続を確立する接続制御部と、前記確立された仮の通信接続を介して、前記記憶された位置情報を前記第二の無線端末へ提供する提供部とを備えるものである。
本開示にかかる基地局装置の制御方法は、第一の無線端末から送信された前記第一の無線端末の位置情報を取得し、前記取得された前記第一の無線端末の前記位置情報を記憶し、コアネットワークと接続できない場合、第二の無線端末と仮の通信接続を確立し、前記確立された仮の通信接続を介して、前記記憶された位置情報を前記第二の無線端末へ提供するものである。
本開示にかかる基地局装置に実行させる制御プログラムは、第一の無線端末から送信された前記第一の無線端末の位置情報を取得し、前記取得された前記第一の無線端末の前記位置情報を記憶し、コアネットワークと接続できない場合、第二の無線端末と仮の通信接続を確立し、前記確立された仮の通信接続を介して、前記記憶された位置情報を前記第二の無線端末へ提供する、処理を基地局装置に実行させる制御プログラムである。
本開示によれば、コアネットワークと接続できない場合に、無線端末の位置を把握することが可能な基地局装置、無線通信システム、制御方法及び制御プログラムを提供することができる。
実施形態1の基地局装置の概略構成図である。 実施形態2の無線通信システムの概略構成図である。 実施形態2にかかる接続シーケンスの図である。 実施形態3に無線通信システムの概略構成図である。 実施形態4における省電力モード移行時の接続シーケンスの図である。
以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として実施の形態の技術的範囲を狭く解釈してはならない。また、同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクション又は実施の形態に分割して説明する。ただし、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部又は全部の変形例、応用例、詳細説明、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む。)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(動作ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似又は類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数等(個数、数値、量、範囲等を含む。)についても同様である。
<関連する技術の検討>
災害発生時、被災者の居場所を特定可能とするため、位置情報を含む情報を、被災者の無線端末から無線基地局を経由して他人の無線端末に発信する方法が考えられる。また、その被災者の無線端末が搭載するGPS(Global Positioning System)機能を利用し、被災者の居場所を特定し得る。
しかしながら、被災等により無線基地局とコアネットワークやインターネット網との通信が切断された場合、被災者はその居場所を電話やメール等で発信することができない。また、無線端末の充電残量が無くなり、電源が切断されている場合も想定される。これらのような場合には、被災者と救助者のそれぞれの無線端末間で位置情報を特定する手法をとっても、被災者の位置を特定できず、救助者に通知されない可能性がある。
上記のように、特許文献1や2には、災害時に基地局を積極的に利用して被災者の位置特定を行う仕組みは開示されていない。一方、特許文献3には、サーバが通信端末の、位置情報及び時間情報からなる移動履歴を保存し、他の通信端末からの要求により移動履歴を参照することができる技術が開示されている。また、被災者が無線基地局の通信エリア内に、所定の時刻に存在するか否かによる特定する方法が特許文献4に記載されている。
しかしながら、特許文献3に開示された技術は、基地局装置とは別のサーバが移動履歴を保存するものである。そのため、被災等によりインターネット網の通信が切断された場合には移動履歴を保存できない。また、特許文献4によれば、基地局の通信エリア内に携帯端末が所在するか否かを把握できるが、具体的な位置は把握できない。
被災者の無線端末の電源が切断されている状態にあっては、被災者の居場所を特定することは困難である。また、被災者が瓦礫の中や地下空間など、GPSにて位置情報を取得することが困難な場合にあっても同様に、被災者の居場所を特定することは困難である。
そこで、以下の実施形態では、災害時に無線基地局が保有する、通信エリア内における無線端末の移動情報を積極的に活用することで、上記の問題点を解決可能とする。
<実施形態1>
図1を用いて実施形態1にかかる基地局装置101の構成例について説明する。図1は、本実施形態の基地局装置101の概略構成図である。図1の基地局装置101は、取得部102、記憶部103、接続制御部104、提供部105を備える。基地局装置101は、通信エリア内の第一及び第二の無線端末と無線通信を行う。例えば、第一の無線端末は、被災者が所持する無線端末であり、第二の無線端末は、救助者が所持する無線端末である。
取得部102は、第一の無線端末から送信された、第一の無線端末の位置情報を取得する。記憶部103は、取得部102により取得された第一の無線端末の位置情報を記憶する。接続制御部104は、コアネットワークと接続できない場合、第二の無線端末と仮の通信接続を確立する。提供部105は、接続制御部104により確立された仮の通信接続を介して、記憶部103に記憶された位置情報を第二の無線端末へ提供する。
また、接続制御部104は、コアネットワークと接続できない場合、第一の無線端末と仮の通信接続を確立し、取得部102は、確立された仮の通信接続を介して、位置情報を取得してもよい。記憶部103は、位置情報とともに、位置情報を取得した取得時間を記憶し、提供部105は、位置情報及び取得時間を第二の無線端末へ提供してもよい。
このように、本実施形態では、基地局装置101は、例えば被災者が所持する第一の無線端末から、第一の無線端末の位置情報を取得して記憶する。さらに、コアネットワークと接続できない場合、第二の無線端末と仮の通信接続を確立し、確立された仮の通信接続を介して、記憶部103に記憶された位置情報を、例えば救助者が所持する第二の無線端末へ提供する。これにより、災害の発生等により基地局装置101とコアネットワーク(インターネット網)の通信が切断された場合に、基地局装置101を利用して第一の無線端末の位置情報を提供することができる。そして、第一の無線端末を所持する被災者の位置を把握することが可能となる。
<実施形態2>
図2を用いて実施形態2にかかる無線通信システム1の構成例について説明する。図2は、本実施形態の無線通信システム1の概略構成図である。図2の無線通信システム1は、無線基地局10、被災者の無線端末21、救助者の無線端末22、コアネットワーク/インターネット網30、GPS衛星40を備える。コアネットワーク/インターネット網30は、無線基地局10とともに無線端末用の移動体通信網を構成するコアネットワークと、移動体通信網に接続されるインターネット網を含む。例えば、無線基地局10は、コアネットワークを介してインターネット網に接続される。GPS衛星40は、位置測定のためのGPS信号を無線端末21へ送信する。
無線基地局10は、基地局装置101を含む。本実施形態において基地局装置101は、局舎内、シェルタ内などの屋内に設置される。また、基地局装置101は、例えば建物の外壁面に取り付けられる等、屋内に準じる場所に設置されてもよい。
基地局装置101は、記憶部103、接続制御部104、電波送受信部106、時計部107、コア通信部108を備える。基地局装置101は被災者の無線端末21及び救助者の無線端末22と通信可能に構成される。基地局装置101は、それぞれ1台又は複数の被災者の無線端末21及び救助者の無線端末22と通信可能に構成される。さらに、基地局装置101はコアネットワーク/インターネット網30とも通信可能に構成される。本実施形態においては、基地局装置101は少なくとも災害時でない時(以下、「平常時」という。)には、コアネットワーク/インターネット網30と通信可能に構成されるものとして説明する。
被災者の無線端末21及び救助者の無線端末22は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、ラップトップ型コンピュータなどの通信機能を有する移動可能な端末装置である。また、通信機能を持つウェアラブルデバイスであってもよい。すなわち被災者の無線端末21及び救助者の無線端末22は、通信機能を有し、ユーザが持ち運び可能な機器であればよい。また、被災者の無線端末21及び救助者の無線端末22はユーザが操作可能なボタン又はタッチパネルなどの操作部を備えることができる。
また、被災者の無線端末21及び救助者の無線端末22は基地局装置101と通信可能に構成される。前記通信の内容には、位置情報が含まれる。被災者の無線端末21及び救助者の無線端末22は、それぞれ1台であってもよいし、複数台あってもよい。
被災者の無線端末21は、GPS衛星40からGPS信号を受信するGPS受信部211、移動情報を基地局装置101に通知(送信)する通知部212を備える。GPS受信部211は、受信したGPS信号および時刻情報に基づいて自装置の位置(緯度、経度)及びその位置に存在していた時間を特定(生成)する。なお、GPS受信部211は、測位機能を実現する構成の一例である。したがって、GPS以外の測位手段を用いて自機の位置情報を取得してもよい。
通知部212は、基地局装置101に対して常時(定期的に)、移動情報を基地局装置101に送信する。例えば、通知部212は、位置情報と時間情報(取得時間)を含む移動情報を送信するが、位置情報のみを送信してもよい。被災者の無線端末21による基地局装置101に対する上記送信手段は、無線通信手段のみならず、無線LAN等を介したインターネット網30を経由した有線通信手段を用いてもよい。
被災者の無線端末21は機器障害、通信障害等の何らかの障害により移動情報を送信できない場合に備えて、被災者の無線端末21の移動情報を自端末の記憶部(不図示)に記憶しておき、前記障害から復旧した後に移動情報をまとめて送信する機能を有してもよい。
救助者の無線端末22は、要求部221、取得部222、表示部223を備える。要求部221は、基地局装置101に対して被災者の無線端末21の移動情報を要求する。取得部222は、要求した基地局装置101から被災者の無線端末21の移動情報を取得する。表示部223は、基地局装置101から取得した移動情報を液晶ディスプレイなどの表示装置に表示する。例えば、表示部223は、取得した移動情報とともに、基地局装置101の周辺地図を表示してもよい。地図情報は、基地局装置101から取得してもよし、無線端末22が予め記憶しておいてもよい。また、表示部223は、提供された位置情報に基づいて、最新の無線端末21の位置情報を抽出し、抽出した位置情報を表示してもよい。表示部223は、提供された位置情報に基づいて、位置情報が集中している場所を抽出し、抽出した場所を含む位置情報を表示してもよい。
被災者の無線端末21は、端末操作を行わなくとも常時GPS衛星40から現在位置の情報を取得し、無線基地局10に通知する。救助者は、救助者の無線端末22を用いて無線基地局10から通信エリア内にいるすべての被災者の無線端末21の移動情報を取得する。これにより、被災者が、いつ、どこに存在したかを特定することができる。
ここで、本開示の特徴部分である基地局装置101について、以下詳述する。基地局装置101は、上述のとおり記憶部103、接続制御部104、電波送受信部106、時計部107、コア通信部108を備える。基地局装置101は、例えば無線通信方式としてLTE(Long Term Evolution)を用いて通信エリア内の無線端末21または22と無線通信を行うがこれに限らない。コア通信部108は、コアネットワーク/インターネット網30と通信を行う通信部である。例えば、LTEの場合、コアネットワークはEPC(Evolved Packet Core)等を含む。平常時、無線端末21または22は、LTEの通信規格にしたがって、基地局装置101(コア通信部108)を介してコアネットワークのサーバとの間で制御信号を送受信する。これにより、相手側の無線端末21または22やインターネット網と通信接続(通信セッション)を確立し、確立した通信接続を介して通信を行うことができる。
しかし、災害の発生等により、コア通信部108がコアネットワーク/インターネット網30と接続できない場合、無線端末21または22は、通信接続を確立し、通信を行うことはできない。このため、接続制御部104は、コア通信部108がコアネットワーク/インターネット網30と接続できない場合(通信障害を検出した場合)、無線端末21または22と基地局装置101との通信を可能とする。例えば、接続制御部104は、仮の接続用情報(通信接続に必要な認証情報等)を無線端末21または22へ送信し、無線端末21または22は、通信を行う際に、仮の接続用情報を送信する。接続制御部104は、受信した仮の接続用情報にしたがい、無線端末21または22との間で仮の通信接続を確立する。無線端末21または22は、確立した仮の通信接続を介して、基地局装置101との間で通信を行うことができる。
電波送受信部106は、通信エリア内の無線端末21および22と電波を送受信する送受信部であり、実施形態1における取得部102及び提供部105を含む。電波送受信部106は、被災者の無線端末21から常時(定期的に)送信された、被災者の無線端末21の移動情報を取得する。例えば、災害発生時、無線端末21と基地局装置101の間で確立された仮の通信接続を介して、無線端末21の通知部212が移動情報を送信し、電波送受信部106が移動情報を受信する。なお、平常時、通常の通信接続を介して、移動情報を送受信してもよい。電波送受信部106は、複数の被災者の無線端末21から前記移動情報を取得できる。取得した前記移動情報は、記憶部103に記憶する。
時計部107は、時間情報(時刻)を生成する時計機能(時間生成部)である。時計部107により前記移動情報を取得した取得時間を生成できる。例えば、被災者の無線端末21から位置情報のみを取得し、基地局装置101内部の時計部107で取得時間を生成することで、当該被災者の無線端末21の移動情報を生成してもよい。
また、電波送受信部106は、救助者の無線端末22から、被災者の無線端末21の移動情報の取得要求を受け付ける。前記取得要求を受けて、記憶部103より被災者の無線端末21の前記移動情報を取得する。そして電波送受信部106は、前記移動情報を救助者の無線端末22に送信する。災害発生時、無線端末22と基地局装置101の間で確立された仮の通信接続を介して、無線端末22の要求部221が取得要求を送信し、さらに、電波送受信部106が無線端末22へ移動情報を提供する。例えば、無線端末22は、基地局装置101の通信エリア内の全ての無線端末21の位置情報を要求し、基地局装置101は記憶部103に記憶された全ての位置情報を無線端末22へ提供する。なお、当該移動情報の取得要求は、「いつからいつまでの移動情報を取得するか」という形で取得期間を限定してもよい。この限定は、救助者の無線端末22が設定してもよいし、電波送受信部106が設定してもよい。
記憶部103は、処理に必要な各種のプログラムや各種のデータが固定的に記憶されている不揮発性のメモリ(例えば、ROM(Read Only Memory))を含むことができる。また、記憶部103は、作業領域として用いられる揮発性のメモリ(例えば、RAM(Random Access Memory))を含むことができる。上記プログラムは、光ディスク、半導体メモリ等の可搬性の記録媒体から読み取られてもよいし、ネットワーク上のサーバ装置からダウンロードされてもよい。
記憶部103は、電波送受信部106が取得した被災者の無線端末21の移動情報(時系列の移動履歴)を記憶する。記憶部103は、被災者の無線端末21と通信ができない状態であっても、既に取得した移動情報を記憶している状態を保持する。また、救助者の無線端末22は、電波送受信部106を介して記憶部103から被災者の無線端末21の移動情報を取得する。なお、記憶部103は複数の被災者の無線端末21の移動情報を記憶することができる。
記憶部103は、少なくとも被災者の無線端末21に関する機器情報と移動情報とを関連付けて記憶する。被災者の無線端末21に関する機器情報は、基地局装置101が形成する通信エリア内に属する無線端末21の情報である。当該機器情報は、当該無線端末21のシリアル番号、MAC(Media Access Control)アドレス、電話番号など、どのような情報であっても機器を特定できるものであればよい。
なお、記憶部103が記憶する被災者の無線端末21に関する機器情報及び移動情報の各情報は、他の通信エリアを構成する無線基地局10の基地局装置101と共有することとしてもよい。前記共有の方法は、光ディスク、半導体メモリ等の可搬性の記録媒体を用いて他の基地局装置10に読み取らせてもよいし、基地局装置101同士の有線又は無線による通信手段によるものでもよい。前記情報の共有により、被災者が基地局装置101の通信エリアを跨ぐ移動を行った場合でも、本開示の適用が可能となる。
また、記憶部103は、基地局装置101の周辺の地図情報を記憶してもよい。例えば、電波送受信部106は、取得した移動情報とともに、基地局装置101の周辺の地図情報を無線端末22へ提供してもよい。
さらに、基地局装置101は、気象警報を受信する機能を設けてもよい。受信するのは気象警報の他、地震、津波、火山、海洋に関する警報も含まれるがこれに限らない。このとき記憶部103は、気象警報を受信してから機器情報及び移動情報を記憶することとしてもよい。
なお、基地局装置101は図示しない構成として、CPU等の制御装置を備えた汎用的なコンピュータに、本実施形態にかかる被災者位置情報通知処理が実装されたプログラムが動作させることにより実現可能である。
<実施形態2における各機器の動作>
ここで、本実施例における各機器の動作について説明する。本説明においては、被災者の無線端末21及び無線基地局10は被災地域にあって、平常時と異なりコアネットワーク/インターネット網30が使用できないものとして説明する。したがって、基地局装置101は、コアネットワーク/インターネット網30を使用して外部と通信を行うことはできない。
上述のとおり、基地局装置101の取得部102は、被災者の無線端末21の通知部212から送信された被災者の無線端末21の位置情報を取得する。基地局装置101の記憶部103は、取得部102により取得された被災者の無線端末21の位置情報を記憶する。接続制御部104は、コアネットワークと接続できないため、救助者の無線端末22と仮の通信接続を確立する。提供部105は、接続制御部104により確立された仮の通信接続を介して、記憶部103に記憶された位置情報を救助者の無線端末22へ提供する。
図3を用いて被災者の無線端末21、救助者の無線端末22及び基地局装置101の情報のフローを説明する。図3は被災者の無線端末21、救助者の無線端末22及び基地局装置101の接続シーケンスの図である。上述のとおり、被災者の無線端末21は常時基地局装置101に対して自装置の移動情報を送信する(501)。送信された前記移動情報は基地局装置101の記憶部103に記憶させる。
救助者の無線端末22は、被災者の無線端末21の電源が断となっても被災者の無線端末21の移動情報を、基地局装置101の記憶部103から電波送受信部106を介して取得できる。救助者の無線端末22の要求部221は、基地局装置101に被災者の無線端末21の前記移動情報の取得を要求する(502)。基地局装置101は、記憶部103に記憶された被災者の無線端末21の前記移動情報を、電波送受信部106を介して救助者の無線端末22に送信する(503)。
救助者は、複数の被災者の無線端末21の移動情報を取得することができる。上述のとおり、基地局装置101の電波送受信部106及び記憶部103は複数の被災者の無線端末21の情報を扱うことができるからである。このとき、被災者の無線端末21の表示部223は、取得した移動情報とともに、基地局装置101の周辺地図を表示してもよい。地図情報は、基地局装置101から取得してもよし、無線端末22が予め記憶しておいてもよい。また、表示部223は、提供された位置情報に基づいて、最新の無線端末21の位置情報を抽出し、抽出した位置情報を表示してもよい。表示部223は、提供された位置情報に基づいて、位置情報が集中している場所を抽出し、抽出した場所を含む位置情報を表示してもよい。
本実施形態により、基地局装置101がコアネットワーク/インターネット網30につながらない状況でも、被災者の無線端末21の移動情報の取得時間の特定が可能となり、被災者の救助に資する。
<実施形態3>
本実施形態について、図4を用いて説明する。図4は、実施形態2に係る無線通信システム1の概略構成図である。本実施形態においては、基地局装置101を自動車等の移動可能な車体に搭載した、移動基地局20を利用するものである。
本実施形態は、実施形態1で示したような局舎内、シェルタ内などの屋内に基地局装置101が設置される環境がない場合を想定する。さらに、実施形態1で示した無線基地局10自体が被災して、受電ができない等により基地局装置101が使用できない場合等を想定も想定する。
図4の無線通信システム1は、移動基地局20、被災者の無線端末21及び救助者の無線端末22を有している。また、被災者の無線端末21は、実施形態2と同じくGPS信号を受信する機能を有する。また、基地局装置101は、構成を図示しないが実施形態2と同じく電波送受信部106、記憶部103を備えるものである。
被災者の無線端末21、救助者の無線端末22及び基地局装置101については、その構成等詳細は実施形態2の場合と同様であるからその説明を省略する。
移動基地局20を使用する場合、固定された無線基地局10がなくとも移動情報を取得することができるため、本開示の適用範囲が広がる。
また、移動基地局20に代わって、単に基地局装置101を可搬型の装置として、任意の場所でその機能を発揮する形態で使用することも可能である。基地局装置101を可搬型の装置として使用する場合、被災状況により自動車等の車体が通行及び侵入できない場所でも基地局装置101を使用することが可能となる。また、設置場所の変更も容易となる。さらに、被災者の無線端末21の移動情報の取得時間の特定がより広範囲で可能となる。
さらに本実施形態に係る基地局装置101は、船舶や飛行体に搭載することも可能である。前記飛行体として、例えばドローンが挙げられるがこれに限られない。飛行体に搭載した基地局装置101は、地上に通信エリアを形成することによって、前記通信エリア内の被災者端末と通信可能となる。また、基地局装置101は前記飛行体に搭載され、空中に存在している状態であっても被災者の無線端末21の移動情報を取得することができる。さらに、救助者の無線端末22からの要求に応答して、被災者の無線端末21の移動情報を、救助者の端末に提供することができる。
基地局装置101をドローン等の飛行体に搭載することによって、被災の状況により車や人が入れない場所でも、上空から被災者の無線端末21の移動情報を取得することができる。
また、本実施形態において示すような移動基地局20の設置にあたっては、基地局装置101の設置のための配線作業等の工事が縮減される。また、上述のとおり被災者の無線端末21の移動情報の取得がより広範囲で可能となる。
<実施形態4>
被災者の無線端末21の電源時間を延ばすための手法として、災害時に基地局装置101から被災者の無線端末21に対して省電力モードへ移行する手法がある。本実施形態においては、実施形態1及び2の手法と併せて前記省電力モードへの移行手法を活用する。
省電力モードとは、基地局装置101及び被災者の無線端末21の間を通信する際のそれぞれの送信信号のレベルを通常の通信時のレベルよりも低減させた状態をいう。また、省電力モードは、例えばスリープモード、低消費電力モード等と称されてもよい。
省電力モード移行方法における基地局装置101及び被災者の無線端末21の動作を、図5を用いて説明する。図5は、本実施形態における省電力モード移行時の接続シーケンスを示す。
ここで、本実施形態においては、基地局装置101の上述した構成に加え、省電力制御部(不図示)をさらに備える。省電力制御部は、基地局装置101及び被災者の無線端末21を省電力モードに移行させる。省電力モードへの移行は、任意のタイミングであっても、あらかじめ省電力制御部に設定されていてもよい。
連続して送受信を行う定常状態にあった基地局装置101の省電力制御部は、被災者の無線端末21に対して省電力モード移行指示を送信する(601)。被災者の無線端末21は、前記省電力モード移行指示を受信すると、直ちに移行指示確認を基地局装置101に送信する(602)。省電力モードに切り換わり、被災者の無線端末21は基地局装置101から間欠送信される報知情報を受信する(603)。
基地局装置101は、省電力モードの状態において、報知情報を間欠送信する。これにより、基地局装置101は連続送信し続ける必要がなくなるため、消費電力を大幅に低減し、緊急時のバッテリー駆動効率を上げることができる。他方、被災者の無線端末21は、基地局装置101の報知情報の間欠送信タイミングに合わせて、間欠受信を行うだけで、その他の時間は受信動作を停止しており、消費電力を節減する。
省電力モードから復帰するためには、基地局装置101の省電力制御部からの指示(604)による場合であってもよく、被災者の無線端末21からの要求による場合であってもよい。
この省電力モードの形成にあっては、基地局装置101の通信エリア内に存在する複数の被災者の無線端末21のうちいずれか1つを対象とするものでもよいし、複数を対象とするものでもよい。
本実施形態によれば、基地局装置101は省電力モード時に報知情報を間欠送信する以外には送信を停止させているので、大電力の連続送信が不要となり消費電力を大幅に低減し、災害時のバッテリー可動時間を延ばすことができる効果が得られる。また、基地局装置101は省電力モード時の受信動作においても、システム再起動要求を受け付けるための間欠受信動作以外には受信動作を停止させているので、省電力化をさらに図れる効果が得られる。一方、被災者の無線端末21においても、報知情報の間欠送信に対してタイミングを合わせた間欠受信動作以外には送受信動作を行わないようにして省電力化を図れるという効果が期待できる。
したがって、本実施形態によれば基地局装置101及び被災者の無線端末21ともに消費電力の削減を図ることができる。そのため、被災者を救助するまでの間におけるバッテリー可動時間を延ばすことが出来る。
<他の実施形態>
さらに、本開示は基地局装置101の制御方法としての形態も採り得る。この方法として、第一の無線端末21から送信された前記第一の無線端末21の位置情報を取得し、前記取得された前記第一の無線端末21の前記位置情報を記憶し、コアネットワーク30と接続できない場合、第二の無線端末22と仮の通信接続を確立し、前記確立された仮の通信接続を介して、前記記憶された位置情報を前記第二の無線端末22へ提供する基地局装置101の制御方法である。
上述の実施の形態では、本開示をハードウェアの構成として説明したが、本開示は、これに限定されるものではない。本開示は、実施形態1において説明した処理を、CPU(Central Processing Unit) にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記プログラムは、第一の無線端末21から送信された前記第一の無線端末21の位置情報を取得し、前記取得された前記第一の無線端末21の前記位置情報を記憶し、コアネットワーク30と接続できない場合、第二の無線端末22と仮の通信接続を確立し、前記確立された仮の通信接続を介して、前記記憶された位置情報を前記第二の無線端末22へ提供する処理を基地局装置101に実行させる制御プログラムである。
以上、図面を参照して、本開示の実施の形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等が可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
第一の無線端末から送信された前記第一の無線端末の位置情報を取得する取得部と、
前記取得された前記第一の無線端末の前記位置情報を記憶する記憶部と、
コアネットワークと接続できない場合、第二の無線端末と仮の通信接続を確立する接続制御部と、
前記確立された仮の通信接続を介して、前記記憶された位置情報を前記第二の無線端末へ提供する提供部と、
を備える、基地局装置。
(付記2)
前記接続制御部は、前記コアネットワークと接続できない場合、前記第一の無線端末と仮の通信接続を確立し、
前記取得部は、前記確立された仮の通信接続を介して、前記位置情報を取得する、
付記1に記載の基地局装置。
(付記3)
前記記憶部は、前記位置情報とともに、前記位置情報を取得した取得時間を記憶し、
前記提供部は、前記位置情報及び前記取得時間を前記第二の無線端末へ提供する、
付記1または2に記載の基地局装置。
(付記4)
前記位置情報を取得した時に、前記取得時間を生成する時間生成部をさらに備え、
前記記憶部は、前記生成された取得時間を記憶する、
付記3に記載の基地局装置。
(付記5)
前記取得部は、前記第一の無線端末から前記取得時間を取得し、
前記記憶部は、前記取得された取得時間を記憶する、
付記3に記載の基地局装置。
(付記6)
前記基地局装置は、
移動可能な車体に搭載され、
移動中であっても前記第一の無線端末の前記位置情報を取得し
前記第二の無線端末に前記第一の無線端末の前記位置情報を提供する、
付記1~5のいずれか1項に記載の基地局装置。
(付記7)
前記基地局装置は、
飛行体に搭載され、
空中に存在している状態であっても前記第一の無線端末の前記位置情報を取得し、
前記第二の無線端末に前記第一の無線端末の前記位置情報を提供する、
付記1~5のいずれか1項に記載の基地局装置。
(付記8)
前記基地局装置は、可搬型である、
付記1~5のいずれか1項に記載の基地局装置。
(付記9)
前記基地局装置及び前記第一の無線端末を省電力モードに移行させる省電力制御部をさらに備える、
付記1~8のいずれか1項に記載の基地局装置。
(付記10)
前記提供部は、前記位置情報とともに、前記基地局装置の周辺の地図情報を提供する、
付記1~9のいずれか1項に記載の基地局装置。
(付記11)
第一の無線端末と、第二の無線端末と、基地局装置とを備え、
前記基地局装置は、
前記第一の無線端末から送信された前記第一の無線端末の位置情報を取得する取得部と、
前記取得された前記第一の無線端末の前記位置情報を記憶する記憶部と、
コアネットワークと接続できない場合、前記第二の無線端末と仮の通信接続を確立する接続制御部と、
前記確立された仮の通信接続を介して、前記記憶された位置情報を前記第二の無線端末へ提供する提供部と、
を備える無線通信システム。
(付記12)
前記第一の無線端末は、GPS(Global Positioning System)信号に基づいて、前記位置情報を生成する、
付記11に記載の無線通信システム。
(付記13)
前記第一の無線端末は、定期的に前記位置情報を送信する、
付記11または12に記載の無線通信システム。
(付記14)
前記第二の無線端末は、前記提供された位置情報とともに、前記基地局装置の周辺地図を表示する、
付記11~13のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記15)
前記第二の無線端末は、前記提供された位置情報に基づいて、最新の前記第一の無線端末の位置情報を抽出する、
付記11~13のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記16)
前記第二の無線端末は、前記提供された位置情報に基づいて、前記位置情報が集中している場所を抽出する、
付記11~13のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記17)
第一の無線端末から送信された前記第一の無線端末の位置情報を取得し、
前記取得された前記第一の無線端末の前記位置情報を記憶し、
コアネットワークと接続できない場合、第二の無線端末と仮の通信接続を確立し、
前記確立された仮の通信接続を介して、前記記憶された位置情報を前記第二の無線端末へ提供する、
基地局装置の制御方法。
(付記18)
第一の無線端末から送信された前記第一の無線端末の位置情報を取得し、
前記取得された前記第一の無線端末の前記位置情報を記憶し、
コアネットワークと接続できない場合、第二の無線端末と仮の通信接続を確立し、
前記確立された仮の通信接続を介して、前記記憶された位置情報を前記第二の無線端末へ提供する、
処理を基地局装置に実行させる制御プログラム。
1 無線通信システム
21、22 無線端末
30 コアネットワーク/インターネット網
40 GPS衛星
101 基地局装置
102 取得部
103 記憶部
104 接続制御部
105 提供部
106 電波送受信部
107 時計部
108 コア通信部
211 GPS受信部
212 通知部
221 要求部
222 取得部
223 表示部

Claims (10)

  1. 第一の無線端末から送信された前記第一の無線端末の位置情報を取得する取得部と、
    前記取得された前記第一の無線端末の前記位置情報を記憶する記憶部と、
    コアネットワークと接続できない場合、第二の無線端末と仮の通信接続を確立する接続制御部と、
    前記確立された仮の通信接続を介して、前記記憶された位置情報を前記第二の無線端末へ提供する提供部と、
    を備える、基地局装置。
  2. 前記接続制御部は、前記コアネットワークと接続できない場合、前記第一の無線端末と仮の通信接続を確立し、
    前記取得部は、前記確立された仮の通信接続を介して、前記位置情報を取得する、
    請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記記憶部は、前記位置情報とともに、前記位置情報を取得した取得時間を記憶し、
    前記提供部は、前記位置情報及び前記取得時間を前記第二の無線端末へ提供する、
    請求項1または2に記載の基地局装置。
  4. 前記位置情報を取得した時に、前記取得時間を生成する時間生成部をさらに備え、
    前記記憶部は、前記生成された取得時間を記憶する、
    請求項3に記載の基地局装置。
  5. 前記取得部は、前記第一の無線端末から前記取得時間を取得し、
    前記記憶部は、前記取得された取得時間を記憶する、
    請求項3に記載の基地局装置。
  6. 第一の無線端末と、第二の無線端末と、基地局装置とを備え、
    前記基地局装置は、
    前記第一の無線端末から送信された前記第一の無線端末の位置情報を取得する取得部と、
    前記取得された前記第一の無線端末の前記位置情報を記憶する記憶部と、
    コアネットワークと接続できない場合、前記第二の無線端末と仮の通信接続を確立する接続制御部と、
    前記確立された仮の通信接続を介して、前記記憶された位置情報を前記第二の無線端末へ提供する提供部と、
    を備える無線通信システム。
  7. 前記第一の無線端末は、GPS(Global Positioning System)信号に基づいて、前記位置情報を生成する、
    請求項6に記載の無線通信システム。
  8. 前記第二の無線端末は、前記提供された位置情報とともに、前記基地局装置の周辺地図を表示する、
    請求項7に記載の無線通信システム。
  9. 第一の無線端末から送信された前記第一の無線端末の位置情報を取得し、
    前記取得された前記第一の無線端末の前記位置情報を記憶し、
    コアネットワークと接続できない場合、第二の無線端末と仮の通信接続を確立し、
    前記確立された仮の通信接続を介して、前記記憶された位置情報を前記第二の無線端末へ提供する、
    基地局装置の制御方法。
  10. 第一の無線端末から送信された前記第一の無線端末の位置情報を取得し、
    前記取得された前記第一の無線端末の前記位置情報を記憶し、
    コアネットワークと接続できない場合、第二の無線端末と仮の通信接続を確立し、
    前記確立された仮の通信接続を介して、前記記憶された位置情報を前記第二の無線端末へ提供する、
    処理を基地局装置に実行させる制御プログラム。
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