JP2022010479A - シート給紙装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート交換時に過剰な温度の温風をシートに吹き付けることのないシート給紙装置を提供する。【解決手段】積載トレイ22上のシートにエアーを吹き付ける送風ファン42と、送風ファン42で吹き付けられるエアーを加熱するヒータ43と、を備えたシート給紙装置であって、給紙ジョブにおける最終シートの給紙が終了したならば、ヒータ43によるエアーの加熱を停止した状態で送風ファンを作動させ、ヒータ43を冷却する。【選択図】図5

Description

本発明は、シートにエアーを送風する送風手段を備えた給紙装置に関する。
従来、プリンタや複写機等の画像形成装置には、収納トレイ上に積載されたシートを一枚毎に分離して画像形成装置に供給する給紙装置が備えられている。
給紙装置は、シートが積載される昇降自在な積載トレイと、シートの上面に接触して繰り出す繰出手段と、繰り出されたシートを1枚に分離して給紙する分離手段と、1枚に分離されたシートを画像形成装置に向けて搬送する搬送手段が設けられている。そして、昇降トレイ上のシートは、繰出手段、分離手段、搬送手段によって、給紙経路に沿って画像形成装置に案内される。
このような給紙装置においては、エアーを温める発熱器と放熱器からなるヒータと、シートにエアーを吹き付ける送風ファンと、を備え、送風ファンによって積載トレイ上のシートの端部に温めたエアーを吹き付けてシートを除湿しつつ捌くものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2010-189181号公報
しかしながら、シートにエアーを吹き付けて捌く給紙装置では、シートの厚さやサイズ、材質等のシートの種類によって、最適な温度のエアーを吹き付ける必要がある。つまり、積載トレイ上のシートの種類を変更することに伴ってシートに吹き付けるエアーの温度も変更される。この場合、最適な温度よりも高い温度で温められたエアーを吹き付けられたシートに印刷を行うと印刷ムラが発生するおそれがある。そのため、エアーの温度を高い温度から低い温度に変更する場合、ヒータを停止させた状態でヒータの温度が低い温度になるまで待つ必要がある。しかし、ヒータを停止してから低い温度となるまでには長い時間がかかり、その間シートの給紙ができず生産性が低下するといった問題があった。
本発明は、シート捌きを行う際に吹き付けられるエアーを短時間で所定の温度に低下させ、給紙動作を行う際の待ち時間を短縮することができる給紙装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明のシート給紙装置は、シートを積載する積載トレイと、積載トレイ上のシートを給紙する給紙手段と、積載トレイ上のシートにエアーを吹き付ける送風手段と、送風手段で吹き付けられるエアーを加熱する加熱手段と、給紙手段の下流に配置され、シートを検出するシート検出手段と、を備え、所定の数枚のシートを連続して給紙する給紙ジョブにおける最終シートがシート検出手段で検出されたことに基づき、加熱手段によるエアーの加熱を停止した状態で送風手段を作動させるものである。
本発明によれば、シート捌きを行う際に吹き付けられるエアーを短時間で所定の温度に低下させることができる。また、給紙動作を行う際の待ち時間を短縮することができる。
本発明に係るシート給紙装置を含む画像形成システムの構成を示す断面図である。 本発明に係るシート給紙装置の構成を示す概念図である。 本発明に係るシート給紙装置における収納庫の引き出し状態を示す状態図である。 本発明に係るシート給紙装置の制御系の構成を示すブロック図を示す。 本発明に係るシート給紙装置の給紙動作を示す動作フローチャート図である。 本発明に係るシート給紙装置の給紙動作における第1のエアー捌き処理を示すフローチャート図である。 本発明に係るシート給紙装置の給紙動作における冷却処理を示すフローチャート図である。 本発明に係るシート給紙装置の収納庫引き出し動作を示す動作フローチャート図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は給紙装置を含む画像形成システムの一例を示す概念図である。画像形成システム1は、原稿読取装置3及び原稿給送装置4が搭載される画像形成装置2と、この画像形成装置2に接続されるとから構成されている。画像形成装置2は、原稿読取装置3によって原稿画像から読み取られた画像データに基づいて、上段カセット10、下段カセット11又は給紙装置5の何れか一つから供給されたシート上に画像形成部7にて画像形成を行い、画像形成されたシートを集積部8に集積する。原稿読取装置3には、原稿給送装置4によって原稿シートを給送することもできる。
画像形成部7は、帯電器7aと、投光器(レーザヘッドなど)7bと、感光ドラム7cと、現像器7dと、転写チャージャ7eと、定着ローラ7fとを備えている。帯電器7aで帯電された感光ドラム7cの表面に投光器7bで静電潜像(静止画像)が形成され、現像器7dによって静電潜像にトナーが付着させられる。そして、感光ドラム7c上に付着されたトナーが上下段のカセット10、11又は給紙装置5のいずれから供給されたシートに転写チャージャ7eによって転写される。トナーが転写されたシートは、下流側に配置される定着ローラ7fに送られて、シート上のトナーを加熱定着させられた後、排紙ローラ対9によって集積部6へ排出される。
上下段のカセット10、11には、各カセット10、11に収納されているシートを給紙する給紙機構がそれぞれ設けられている。給紙機構にはシートの最上位面に接触してシートを送り出す送出ローラと、送り出されたシートを一枚ずつに分離して給送する分離ローラ対とが設けられている。給紙機構にて送り出されたシートは搬送路12を通って搬送される。そして、搬送路13に沿って画像形成部7へと送られる。
なお、画像形成装置2及び給紙装置5において扱われるシートには、普通紙の他、OHPシート、トレーシングペーパ、コート紙などを含み、またシートのサイズについても複数種類のサイズに対応する。
原稿読取装置3は、原稿給送装置4にて所定の読取位置に搬送された原稿に光を転写して、原稿からの反射光を光電変換素子3aで受け取る。そして、光電変換素子3aは、受け付けた光を電気信号に変換することによって、原稿から画像データを生成させる。このようにして生成された画像データは画像形成装置2の投光器7bに画像信号として送信される。
図2は、給紙装置5の構成を示した概念図である。図1に示されるように、収納部としての収納庫20の左右両側にはそれぞれスライドレール21a、21bが設けられている。収納庫20は、スライドレール21a、21bを介して引き出し可能に装置本体5の筐体50に支持されている。給紙手段としての給紙機構30は、給紙モータMT1によって駆動される繰出ローラ31、給紙ローラ32、分離ローラ33を備えている。収納庫20に収納されるシートは、繰出ローラ31によって繰り出され、給紙ローラ32及び分離ローラ33によって1枚ずつ分離されて給紙される。また、給紙機構30のシート給紙方向下流には、搬送ローラ対34a、34bが設けられ、この搬送ローラ対34a、34bによって給紙されたシートを画像形成装置2に供給する。
図3は、収納庫20の引き出し状態を示す図である。図3(a)は収納庫20が給紙装置5に装着された状態を示す側面図であり、図3(b)は収納庫20が給紙装置5から引き出された状態を示す側面図である。また、図3(c)は収納庫20を引き出した状態を示す斜視図である。収納庫20は、図3(a)に示すように装着検出センサS5に検出される装着位置と図3(b)及び図3(c)に示すようにスライドレール21a、21bに沿って引き出された引出位置に移動可能に構成されている。収納庫20は、シートを給紙する際は、装着位置に保持されている。そして、積載トレイ22上のシートを他の種類のシートに入れ換える際、または積載トレイ22上のシートと同一のシートを補充する際に引き出されるようになっている。
給紙装置5の外装の上面部には収納庫20の保持を解除し、引き出し可能にするための引出ボタン5aが設けられている。使用者は、引出ボタン5aを押すことで収納庫20の保持を解除して収納庫20を引き出し、シート入れ換え、またはシート補充を行った後に再度収納庫20を給紙装置5に装着する。なお、図示しないが本実施の形態においては収納庫20を装着位置で保持、及び保持を解除する保持機構を備えており、この保持機構をソレノイド等のアクチュエータによって作動させ、収納庫20の引き出しを可能としている。
収納庫20内には、昇降自在な積載トレイ22が設けられている。この積載トレイ22は、平面状のプレートによって形成され、このプレート上にシートを複数枚のシートが積載できるようになっている。また、収納庫20の上方には、積載トレイ22上に積載されたシートの最上位面の位置を検出する上面検知センサS1が設けられ、収納庫20内の下側には下限検知センサS2が設けられている。積載トレイ22は、上面検知センサS1にて検出された後に所定量上昇した位置から下限検知センサS2にて検出される位置との間を昇降機構28によって昇降するように構成されている。
昇降機構28は、積載トレイ22に取り付けられたワイヤ26及びワイヤ26を巻き取る巻取プーリ27と、巻取プーリ27を一方向に回転させてワイヤ26を巻き取ることで積載トレイ22を上昇させ、巻取プーリ27を他方向に回転させてワイヤ26を弛めることで積載トレイ22を下降させる昇降モータMT2を有する。
収納庫20内にはシートの給紙方向に直交するシート幅方向を整合するための一対のサイド規制板23が設けられている。一対のサイド規制板23、24は、収納庫20内のシートのサイズに合わせてシート幅方向に移動可能な構成になっている。また、シート給紙方向に移動して、シートの給紙方向の後端を整合する後端規制板25が設けられている。なお、図1、図2では、シート幅方向一端側に配置された第1のサイド規制板23のみを図示している。
第1のサイド規制板23のシート規制面の背面側には、シート給紙方向の下流側に配置される第1の送風機構40及びシート搬送方向の上流側に配置される第2の送風機構50が設けられている。第1、第2の送風機構40、50は、それぞれの吹出口41b、51bから積載トレイ22に積載されているシートの側部にエアーを吹き付け、シートを浮上させてシート間にエアーを侵入させることでシートを捌くようになっている。
なお、第1のサイド規制板23、第1の送風機構40、第2の送風機構50は、一体でユニット化され、第1のサイド規制板23の移動に伴って第1の送風機構40、第2の送風機構50も移動するように構成されている。
第1の送風機構40は、吸入口41aと吹出口41bとを有する第1のダクト(送風路)41と、このダクト41内に配置される送風手段としての第1の送風ファン42及び加熱手段としてのヒータ43とを備えている。ダクト41の吹出口41bは、第1のサイド規制板23に設けられた第1の吹出開口23aに連接され、積載トレイ22に積載されているシートの上部にエアーを吹き付ける位置に設けられている。第1のダクト41内に配置される第1の送風ファン42は、作動することで第1のダクト41の吸入口41aから吸引したエアーを吹出口41bから積載トレイ22に積載されているシートの側部に吹き付ける。また、温風を吹き付ける際は、ヒータ43を作動させ、ヒータ43で温めた第1のダクト41内のエアーを送風ファン42にて吹出口41bからシートの側部に吹き付ける。
さらに、第1の送風機構40の第1のダクト41内の吹出口41b側には、吹出口41bから吹き出すエアーの送風範囲とエアーの送風向きを変更する第1のルーバー44が設けられている。第1のルーバー44は、エアーを吹き付けてシートを捌く際に一定周期で上下にスイングするように制御される。これによって、シートの端部に吹き付けられるエアーの風圧に強弱が発生し、またエアーの風向きが変化してシートの捌き精度が向上する。
第2の送風機構50は、第1の送風機構40よりも上流側に配置され、吸入口51aと吹出口51bとを有する第2のダクト51と、この第2のダクト51内に配置される第2の送風ファン52と、を備えている。第2のダクト51の吹出口51bは、第1のサイド規制板23に設けられた第2の吹出開口23bに連接され、積載トレイ22に積載されているシートの上流側の上部にエアーを吹き付ける位置となっている。また、第2の送風ファン52も第1のダクト51の吸入口51aから吸引したエアーを吹出口51bから積載トレイ22に積載されているシートの側部に吹き付ける。
また、第2の送風機構50にも第2のルーバー45が設けられている。この第2のルーバー45は、エアーを吹き付けてシートを捌く際に、第1の送風機構40の第1のルーバー44と同期して一定周期で上下にスイングするように制御される。つまり、第2のルーバー45も第1の送風機構40の第1のルーバー44と同様にシートの端部に吹き付けられるエアーの風圧に強弱を発生させ、エアーの風向きを変化させている。
第1の送風機構40のヒータ43は、ニクロム線等からなる発熱体43aと複数のフィンからなる放熱体43bとで構成されている。放熱体43bには、ヒータ43の温度(ヒータ温度)を検出するサーミスタS3が取り付けられている。発熱体43aは通電すると発熱してヒータ43をオン状態とし、通電を遮断(停止)するとヒータ43をオフ状態とする。放熱体43bは発熱体43aから伝達された熱を放散して周囲の広い範囲のエアーを温める。温められたエアーは、上述したように第1の送風ファン42によって温風となって第1のダクト41内を流れて吹出口41からシートの側部に吹き付けられる。サーミスタS3は、放熱体43bの表面温度を測定する。つまり、本実施の形態では、放熱体43bの表面温度をヒータ(加熱手段)の温度としている。
図4は、図2に示した給紙装置5の制御系ブロック図である。給紙装置5は、CPU、ROM、RAM、及び時間を図るタイマTMを有する制御部100が設けられている。また、給紙装置5は、積載トレイ22の昇降に伴うシートの位置を検出する上面検出センサS1と、積載トレイ22を下限位置で検出する下限検出センサS2と、ヒータ43の温度を計測するサーミスタS3と、収納庫20内の温度を検出する環境温度センサS4と、収納庫20の装着状態を検出する装着検出センサS5と、給紙機構30の下流に配置され、給紙されるシートを検出するシート検出センサS6と、を備えている。さらに、繰出ローラ31、給紙ローラ32、分離ローラ33を駆動する給紙モータMT1と、一方の搬送ローラ34aを駆動する搬送モータMT2と、積載トレイ22を昇降する昇降モータMT3と、送風するエアーを温めるヒータ43の発熱体43aと、シートにエアーを吹き付けるために送風する2つの送風ファン42、52を駆動する第1、第2のファンモータMT4、MT5と、第1、第2のルーバー44、45を回動させる回動モータMT6と、を備えている。
そして、制御部100は、シートのサイズや材質、特殊紙等のシートの種類、両面印刷、片面印刷や縮小印刷、拡大印刷等の印刷モードの情報が入力される操作部101からの各種情報や上面検出センサS1、下限検出センサS2、サーミスタS3、環境温度センサS4、装着検出センサS5、シート検出センサS6の検出、測定の結果に基づき、給紙モータMT1、搬送モータMT2、昇降モータMT3、ヒータ43、第1、第2の送風ファン42、52の駆動を制御する。また、制御部100は、部品の損傷によるエラーや積載トレイ22の昇降不良、給紙不良等の情報を表示部102に送信して、表示部102で報知するようになっている。
また、操作部101は給紙動作の開始を指示するパネル状の給紙ボタンを有しており、この給紙ボタンを押すことによって給紙指示信号を発信し、この信号を受けた制御部100は給紙動作を開始する。なお、本実施の形態では、制御部100を給紙装置5に設けたが、画像形成装置2または画像読取装置3に設けてもよい。さらに、操作部101、表示部102についても、画像形成装置2または画像読取装置3に取り付けてもよい。
ここで、ヒータ43の温度制御について説明すると、制御部100はサーミスタS3で測定されたヒータ温度とシート種類によって設定された設定温度とを比較することによって、ヒータ温度を設定温度近辺に一定に保つように制御している。
具体的には、設定温度に一定値を加算した上限値と一定値を減算した下限値とを設け、ヒータ43を停止(OFF)にした状態でサーミスタS3の温度が下限値に到達すると、ヒータ43を作動(ON)にする。このヒータ43をオンにした状態で上限値に到達すると、ヒータ43をオフにする。例えば、設定温度が60℃とすると、上限値が61℃、下限値が59℃に設定される。これによって、サーミスタS3の温度が59℃になるとヒータ43がオンとなり、ヒータ43がON状態で61℃に達するとヒータ43がOFFとなる。これによって、設定温度60℃とした場合のヒータ43の温度は、59℃から61℃の間に制御される。
エアー捌き動作は、収納庫20が引き出し状態から装置本体に装着されたとき、及び給紙動作が開始されるときに第1、第2の送風ファン42、52を一定時間に作動させ、シートの端部にエアーを吹き付ける。シートの給紙動作中もエアー捌き動作は実行される。なお、ヒータ43を作動させる場合、ヒータ43の温度が設定温度に達したならば、第1、第2の送風ファン42、52を作動し、エアー捌きを開始する。
図5は、給紙動作を示す動作フローチャート図である。また、図6は給紙動作における第1のエアー捌き処理を示すフローチャート図であり、図7は給紙動作におけるヒータ43の冷却処理を示すフローチャート図である。給紙動作では、給紙指示信号を受信すると、第1のエアー捌き処理が実行される(ST01~ST02)。なお、給紙指示信号は使用者が操作部101の給紙ボタンを操作することによって発生する。
第1のエアー捌き処理について、図5に基づき説明すると、先ずシートの紙質、紙厚(坪量)、サイズ等のシート情報を取得する(ST02-1)。なお、シート情報は、使用者が操作部101を操作して入力し、シートの種類が変更された際は使用者がその都度、操作部101を操作して新たな情報を入力する。
入力されたシート情報に基づき、エアー捌きが必要であるか否かが判定される(ST02-2)。エアー捌きが不要と判定されたら、エアー捌き動作を終了する。一方、エアー捌きが必要とした場合、ヒータ43が必要であるか否か、すなわち温風によるエアー捌きを行うか否かが判定される(ST02-3)。
ヒータ43が必要であるとされた場合は、サーミスタS3によってヒータ43の温度が測定され、設定温度調整処理を実行する(ST02-4~ST02-5)。この設定温度調整処理では、ヒータ43を作動させ、サーミスタS3で計測されるヒータ43の温度がシートの種類に応じて設定される設定温度となるように調整する。
ヒータ43の温度が設定温度となり、温度調整が完了すると、第1、第2の送風ファン42、52を作動(ON)させ、エアー捌きを開始する(ST02-6~ST02-7)。そして、第1、第2の送風ファン42、52を所定時間作動させ、第1、第2のダクト41、51を通してエアーをシートの側部に向けて吹き付け、エアー捌きを行う(ST02-8)。一方、ヒータ43が不要であるとされた場合、すなわち常温のエアーをシートに吹き付ける場合は、設定温度調整処理を実行することなく、ヒータ43を停止した状態で第1、第2の送風ファン42、52を所定時間作動(ON)させる(ST02-3、ST02-7、ST02-8)。
第1のエアー捌き処理が終了すると、ステップ03(ST03)からステップ05(ST05)で給紙ジョブが実行される。給紙ジョブでは、最初に給紙処理が実行される(ST03)。給紙処理は、繰出ローラ31、給紙ローラ32、分離ローラ33、搬送ローラ対34を作動させる。これによって、繰出ローラが積載トレイ22上の最上位シートを繰り出し、給紙ローラ32と分離ローラ33にて繰り出されたシートを1枚に分離して給紙する。そして、搬送ローラ対34によって、画像形成装置5にシートが供給される。続いて、搬送ローラ対34にて供給されるシートの後端がシート検出センサS6によって検出されると、検出されたシートが給紙ジョブにおける最終のシートか否か判断される(ST04~ST05)。そして、最終のシートでない場合は、次のシートの給紙処理が実行される。
一方、最終のシートである場合は、その時点のサーミスタS3によるヒータ43の温度と所定の温度とが比較される(ST06)。比較の結果、ヒータ43の温度が所定の温度以上である場合は冷却処理を実行し、ヒータ43の温度が所定の温度よりも低い場合は冷却処理を実行しない(ST06~ST07)。なお、本実施の形態では上述した所定の温度を、環境温度センサS4の計測温度に若干の値を加算した温度としている。これによって、ヒータ43の温度が高いときのみに冷却処理を実行し、ヒータ43を作動させていない場合等の低い温度のときは冷却処理を実行しないようにしている。
冷却処理は、給紙ジョブにおける最終のシートが供給された後、すなわち給紙ジョブが終了した後に実行される。冷却処理では、ヒータ43の温度が所定の温度以下となるまで、ヒータ43を停止させた状態で第1の送風ファン42を作動して第1のダクト41に沿ってエアーを流動させる。これによって、第1のダクト41内の温められたエアーが吹出口41bから吹き出され、第1のダクト41の外側のエアーが吸入口41aから取り込まれる。吸入口41aから取り込まれるエアーは、ヒータ43の放熱体43bに接触しながらダクト41内を吹出口41bに向かって流動し、ヒータ43を冷却する。
具体的な動作を図7に基づき説明すると、先ずヒータ43を停止(OFF)する(ST07-1)し、その後に第1のファンモータMT4の回転数を最大にして第1の送風ファン42による風速を最大する(ST07-2)。これによって、第1のダクト41内の温められたエアーが吹出口41bから吹き出され、第1のダクト41の外側のエアーが吸入口41aから取り込まれる。吸入口41aから取り込まれるエアーは、ヒータ43の放熱体43bに接触しながら第1のダクト41内を吹出口41bに向かって流動し、ヒータ43を冷却する。
そして、サーミスタS3によるヒータ43の温度が所定の温度となったならば、第1の送風ファン42を停止(OFF)して冷却処理を終了する(ST07-3、ST07-5)。また、ヒータ43の温度が所定の温度に到達する前に次の給紙ジョブの給紙指示を取得した場合は、第1の送風ファン42を停止(OFF)して冷却処理を強制終了し、給紙動作を実行する(ST07-4、ST07-5)。このように、給紙ジョブ終了後にヒータ43を冷却することで、積載トレイ22上のシートを異なる種類のシートに入れ換えた場合であっても、直ぐにエアー捌きを行うことができる。
図7は、給紙装置5から収納庫20の引き出し動作を示す動作フローチャート図である。図7に基づき収納庫20の引き出し動作を説明すると、収納庫を引き出し可能とするために図3(c)に示す引出ボタン5aを使用者が押すと引出ボタン5aがONとなる。引出ボタン5aがONとなると、給紙ジョブ中か否かが確認される(ST10~ST11)。
給紙ジョブ中である場合、送風ファン42、52を停止(OFF)する(ST11~ST12)。このとき、ヒータ43が作動中であればその作動は継続されるようになっている。つまり、給紙ジョブ中に収納庫20を引き出す動作は、シートを補充するためであり、シートの種類は交換されていないと判断し、ヒータ43の作動を継続させる。勿論、ヒータ43が作動していなければ、その状態が継続される。これによって、収納庫20が装着された際にヒータ43は設定温度となっているため、直ぐに給紙動作が再開することができる。
第1、第2の送風ファン42、52を停止した後に収納庫20の装着保持状態を解除する(ST13)。これによって、収納庫20は引き出しが可能な状態となる。そして、装着センサS5がOFF状態からON状態となるのを待って、第2のエアー捌き処理が実行される(ST15)。第2のエアー捌き処理では、第1、第2の送風ファン42、52を所定時間作動(ON)する(ST15-1~ST15-2)。これによって、エアーがシートの端部に吹き付けられ、シートが捌かれる。上述の装着センサS5がOFF状態からON状態となるまでの間、収納庫20は図3(b)に示すように使用者によって引き出され、この引き出された状態でシートの交換、またはシートの補充が行われる。その後に図3(a)に示すように収納庫20が装着される。
ステップ11(ST11)で給紙ジョブ中でないことが確認された場合、第1のエアー捌き処理中であるか否かが確認される(ST16)。更に、第1のエアー捌き処理中でないと確認された場合は、冷却処理中か否かが確認される(ST17)。ステップ16(ST16)で第1のエアー捌き処理中であることが確認された場合及びステップ17(ST17)で冷却処理中であることが確認された場合は引き出し動作を終了させ、第1のエアー捌き処理または冷却処理が終了した後に再度引き出し動作が実行される。
ステップ17(ST17)で冷却処理中でないことが確認された場合、つまり給紙ジョブ、第1のエアー捌き処理、冷却処理の全てが実行していない場合、収納庫20の装着保持状態を解除する(ST13)。このとき、ヒータ43は冷却処理(ST07)で冷却されて停止状態にあり、第1の送風ファン42は冷却処理(ST07)が終了して停止状態にあるので、収納庫40を支障なく引き出すことができる。
以降、装着センサS5がON状態となると、送風ファン42、52を所定時間作動(ON)して、積載トレイ22上のシートを捌く第2のエアー捌き処理(ST14)を実行する(ST14-1~ST14-3)。この収納庫20の装着時の捌き動作では、給紙動作が開始される前のエアー捌き動作と異なり、エアーの温度調整を行うことなくエアーを吹き付けている。これによって、エアーの温度調整を行う時間を短縮することができる。このとき、給紙ジョブ中であれば補充のための引き出しであると判断して収納庫の引き出し前の設定温度でエアー捌きが行われる。一方、給紙ジョブ中以外に行われる場合は、冷却処理によってヒータ43が十分冷やされているので、印刷ムラ等がシートに発生することはない。
上記実施の形態では、収納庫20の装着時に第2のエアー捌き処理でエアー捌きを行ったが、収納庫20の装着時も第1の捌き処理でエアー捌きを行うようにしてもよい。
上記の実施の形態によれば、自然にヒータ43が冷めるのを待つのではなく、ヒータ43をOFFした状態で送風ファン42を駆動してヒータ43を冷却するようにしたので、ダクト41内のヒータ43の温度を短時間で下げることができる。
また、ヒータ43の温度が冷えてからエアー捌きを行っていたので、シートの種類によっては収納庫20を装着してからエアー捌きが開始されるまでに時間がかかっていた。しかし、本実施の形態では、給紙ジョブが終了した時点で冷却処理を実行するようにしたので、収納庫20を装着してからエアー捌きが開始されるまでに時間が短縮される。
2 画像形成装置
5 給紙装置
20 収納庫
22 積載トレイ
30 給紙機構
31 繰出ローラ
32 給紙ローラ
33 分離ローラ
34a、34b 搬送ローラ対
23 第1のサイド規制板
40 第1の送風機構
50 第2の送風機構
41 ダクト
41a 吸入口
41b 吹出口
43 ヒータ
43a 発熱体
43b 放熱体
42 第1の送風ファン
100 制御部
101 操作部
S3 サーミスタ
S4 環境温度センサ
S5 装着検出センサ

Claims (5)

  1. シートを積載する積載トレイと、
    前記積載トレイ上のシートを給紙する給紙手段と、
    前記積載トレイ上のシートにエアーを吹き付ける送風手段と、
    前記送風手段で吹き付けられるエアーを加熱する加熱手段と、
    前記給紙手段の下流に配置され、シートを検出するシート検出手段と、
    を備えるシート給紙装置において、
    所定の数枚のシートを連続して給紙する給紙ジョブにおける最終シートが前記シート検出手段で検出されたことに基づき、前記加熱手段によるエアーの加熱を停止した状態で前記送風手段を作動させることを特徴とするシート給紙装置。
  2. 給紙ジョブ中に前記加熱手段が作動する場合で、かつ最終シートが前記シート検出手段で検出されたときに、前記加熱手段によるエアーの加熱を停止し、前記送風手段を作動させることを特徴とする請求項1に記載のシート給紙装置。
  3. 前記加熱手段の温度を検出する温度検出手段を備え、
    前記送風手段は少なくとも前記温度検出手段が所定温度以下となるまで作動することを特徴とする請求項1に記載のシート給紙装置。
  4. 前記積載トレイが設けられ、装置本体に対して引き出し可能に装着された収納部と、
    前記収納部が引き出された状態から前記装置本体に装着されたことを検出する装着検出手段と、を備え、
    前記収納部の装着を前記装着検出手段が検出したことに基づき、前記加熱手段によるエアーの加熱を停止した状態で前記送風手段にて前記積載トレイ上のシートにエアーを吹き付けることを特徴とする請求項1に記載シート給紙装置。
  5. 前記積載トレイが設けられ、装置本体に対して引き出し可能に装着された収納部と、
    前記収納部を引き出し可能とするための操作手段を備え、
    給紙ジョブ中に加熱手段がエアーを加熱している状態で前記操作手段が操作されると前記送風手段を停止し、前記加熱手段の加熱を継続することを特徴とする請求項1に記載のシート給紙装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE2250320A1 (en) * 2022-03-14 2023-09-15 Plockmatic Int Aktiebolag Sheet feeding device comprising a heating unit

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